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  • 特開-粒子線治療装置及びその運転方法 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024063609
(43)【公開日】2024-05-13
(54)【発明の名称】粒子線治療装置及びその運転方法
(51)【国際特許分類】
   H05H 13/04 20060101AFI20240502BHJP
   A61N 5/10 20060101ALI20240502BHJP
【FI】
H05H13/04 Q
H05H13/04 D
H05H13/04 E
A61N5/10 H
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022171696
(22)【出願日】2022-10-26
(71)【出願人】
【識別番号】000003078
【氏名又は名称】株式会社東芝
(71)【出願人】
【識別番号】317015294
【氏名又は名称】東芝エネルギーシステムズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001380
【氏名又は名称】弁理士法人東京国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】大崎 一哉
(72)【発明者】
【氏名】川崎 泰介
(72)【発明者】
【氏名】高山 茂貴
(72)【発明者】
【氏名】安田 浩昌
(72)【発明者】
【氏名】佐古 貴行
【テーマコード(参考)】
2G085
4C082
【Fターム(参考)】
2G085AA13
2G085BA01
2G085BA08
2G085BA13
2G085BA14
2G085BA15
2G085CA22
2G085EA07
4C082AA01
4C082AC05
4C082AE01
(57)【要約】
【課題】ダクトとの衝突によるビームの損失を抑制して、リング型加速装置の蓄積粒子数を増加できること。
【解決手段】ビーム1の周回軌道に設置されてビーム1の加速と減速を行なう高周波空洞18と、前記周回軌道に設置されてビームのチューンを調整するチューン調整装置16と、前記周回軌道に設置されてビームの進行方向を変えるビーム偏向装置17と、を備えたリング型加速装置12を有する粒子線治療装置10において、リング型加速装置が、ビーム1の水平方向と垂直方向の運動に相関を付与する電磁場を生成する結合ポテンシャル生成装置21を、前記周回軌道に更に備えて構成されたものである。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ビームの周回軌道に設置されてビームの加速と減速を行う高周波空洞と、
前記周回軌道に設置されてビームのチューンを調整するチューン調整装置と、
前記周回軌道に設置されてビームの進行方向を変えるビーム偏向装置と、を備えたリング型加速装置を有する粒子線治療装置において、
前記リング型加速装置が、ビームの水平方向と垂直方向の運動に相関を付与する電磁場を生成する結合ポテンシャル生成装置を、前記周回軌道に更に備えて構成されたことを特徴とする粒子線治療装置。
【請求項2】
前記結合ポテンシャル生成装置は、ビームの水平方向と垂直方向のエミッタンスが同程度になったタイミングで、磁場強度を0Tにするよう構成されたことを特徴とする請求項1に記載の粒子線治療装置。
【請求項3】
前記チューン調整装置は、ビームの水平方向のチューンνxと垂直方向のチューンνyが、n×νx-m×νy=k(n、m、kは整数)を満たすように、ビームのチューンを調整するよう構成されたことを特徴とする請求項1または2に記載の粒子線治療装置。
【請求項4】
請求項1に記載の粒子線治療装置において、前記結合ポテンシャル生成装置は、ビームの水平方向と垂直方向のエミッタンスが同程度になったタイミングで、磁場強度を0Tにして停止することを特徴とする粒子線治療装置の運転方法。
【請求項5】
前記チューン調整装置は、ビームの水平方向のチューンνxと垂直方向のチューンνyが、n×νx-m×νy=k(n、m、kは整数)を満たすように、ビームのチューンを調整することを特徴とする請求項4に記載の粒子線治療装置の運転方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、リング型加速装置を有する粒子線治療装置及びその運転方法に関する。
【背景技術】
【0002】
図3に示すように、粒子線治療装置100はビーム101の生成と初期のビーム101の加速を実施する入射器111と、この入射器111からビーム101を入射してビーム101の加減速を実施するリング型加速装置112と、このリング型加速装置112から出射したビーム101を輸送するビーム輸送系113と、ビーム輸送系113からのビーム101を患者に照射する治療室114と、を有して構成される。
【0003】
リング型加速装置112は、その蓄積粒子数ががん治療患者のスループットに比例するため、蓄積粒子数が多いほどよい。従って、リング型加速装置112の蓄積粒子数を増やすため、ビーム101は入射器111からリング型加速装置112へ複数回入射される。この入射方法は多重入射(多重周回入射)と呼ばれる。この多重周回入射は、水平方向にビーム軌道を膨らませながらビーム101を入射するため、リング型加速装置112では、ビーム101の水平方向のエミッタンスが垂直方向に比べて非常に大きくなることが知られている。
【0004】
上述のリング型加速装置112は、ビーム101の周回軌道にビーム入射調整装置115、複数のチューン調整装置116、複数のビーム偏向装置117、高周波空洞118、ビーム出射調整装置119及び色収差調整装置120が設置されて構成される。ビーム入射調整装置115に入射器111が接続され、ビーム出射調整装置119にビーム輸送系113が接続される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2008-112693号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
粒子線治療装置100におけるリング型加速装置112の蓄積粒子数は、がん治療患者のスループットに比例するため、蓄積粒子数が多いことが重要である。リング型加速装置112では、水平方向に膨らむバンプ軌道を生成してビーム101を多重周回入射するため、ビーム101の垂直方向に比べてビーム101の水平方向のビームサイズが大きくなり、ビーム101のエミッタンスも垂直方向に比べて水平方向が大きくなる。従って、ビーム101の実空間密度は垂直方向が高くなり、その結果、空間電荷効果の影響は垂直方向のビーム101に顕著に表れる。
【0007】
特に、リング型加速装置112への入射直後における低エネルギのビーム101では空間電荷効果の影響が大きいため、垂直方向のビーム101のチューンの広がり(チューンスプレッド)が大きくなり、垂直方向のビーム101がチューンダイアグラムの共鳴線に接触してしまう。すると、垂直方向のビーム101の振幅が増大してこのビーム101がダクトと衝突することで、リング型加速装置112の蓄積粒子数が減少する課題があった。
【0008】
本発明の実施形態は、上述の事情を考慮してなされたものであり、ダクトとの衝突によるビームの損失を抑制して、リング型加速装置の蓄積粒子数を増加させることができる粒子線治療装置及びその運転方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の実施形態における粒子線治療装置は、ビームの周回軌道に設置されてビームの加速と減速を行う高周波空洞と、前記周回軌道に設置されてビームのチューンを調整するチューン調整装置と、前記周回軌道に設置されてビームの進行方向を変えるビーム偏向装置と、を備えたリング型加速装置を有する粒子線治療装置において、前記リング型加速装置が、ビームの水平方向と垂直方向の運動に相関を付与する電磁場を生成する結合ポテンシャル生成装置を、前記周回軌道に更に備えて構成されたことを特徴とするものである。
また、本発明の実施形態における粒子線治療装置の運転方法は、上記粒子線治療装置において、前記結合ポテンシャル生成装置は、ビームの水平方向と垂直方向のエミッタンスが同程度になったタイミングで、磁場強度を0Tにして停止することを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0010】
本発明の実施形態によれば、ダクトとの衝突によるビームの損失を抑制して、リング型加速装置の蓄積粒子数を増加させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】第1実施形態に係る粒子線治療装置及びその運転方法を概略的に示す構成図。
図2】第2実施形態に係る粒子線治療装置及びその運転方法を概略的に示す構成図。
図3】従来の粒子線治療装置を概略的に示す構成図。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明を実施するための形態を、図面に基づき説明する。
[A]第1実施形態(図1
図1は、第1実施形態に係る粒子線治療装置及びその運転方法を概略的に示す構成図である。この図1に示す粒子線治療装置10は、陽子等の荷電粒子のビーム1を患者の患部に照射して治療を施すものであり、入射器11、リング型加速装置12、ビーム輸送系13及び治療室14を有して構成される。
【0013】
入射器11は、ビーム1の生成と初期のビーム1の加速を実施するものであり、リング型加速装置12のビーム入射調整装置15(後述)に接続される。リング型加速装置12は、入射器11からのビーム1をビーム入射調整装置15により入射してビーム1の加速と減速を実施する。ビーム輸送系13は、リング型加速装置12のビーム出射調整装置19(後述)に接続され、このビーム出射調整装置19から出射されたビーム1を輸送する。治療室14は、ビーム輸送系13に接続されて、このビーム輸送系13からのビーム1を患者の患部に照射する。
【0014】
上述のようにビーム1の加速と減速を行なうリング型加速装置12は、ビーム1が周回する周回軌道にビーム入射調整装置15、複数のチューン調整装置16、複数のビーム偏向装置17、高周波空洞18、ビーム出射調整装置19、色収差調整装置20、及び結合ポテンシャル生成装置21が設置されて構成される。
【0015】
ビーム入射調整装置15は、ビーム1を偏向して入射するための電磁場生成装置(不図示)と、入射したビーム1と周回軌道を既に周回しているビーム1とを合流させるためのバンプ軌道を生成する電磁場生成装置(不図示)とを有する。このビーム入射調整装置15は、水平方向に膨らむバンプ軌道を生成して、このバンプ軌道に入射器11からのビーム1を多重入射(多重周回入射)させる。このため、結合ポテンシャル生成装置21が存在しない場合、リング型加速装置12の周回軌道を周回するビーム1は、垂直方向に比べて水平方向のビームサイズが大きくなり、従って、ビーム1のエミッタンスも垂直方向に比べて水平方向が大きくなる。
【0016】
チューン調整装置16は、リング型加速装置12の周回軌道における1周当たりの粒子(ビーム1)の振動数であるチューンを調整する。チューン調整装置16では、電磁場により生成される線形力でビーム1の収束発散が実施される。例えば、チューン調整装置16は4重極電磁石等が用いられる。この4重極電磁石の磁場強度は、ビーム1のエネルギが増加すると強まり、ビーム1のエネルギが減少すると弱まる。
【0017】
ビーム偏向装置17は、ビーム1の進行方向を変更するものであり、一様磁場を生成する電磁石等が用いられる。この一様磁場の磁場強度は、ビーム1のエネルギが増加すると強まり、ビーム1のエネルギが減少すると弱まる。
【0018】
高周波空洞18は、RF(高周波)磁場や静磁場を用いて、ビーム1を治療に必要なエネルギになるまで加速し、または減速する。RF電場を用いる場合、高周波空洞18に印加されるRF周波数は、ビーム1のエネルギが増加すると高くなり、ビーム1のエネルギが減少すると低くなる。
【0019】
色収差調整装置20は、ビーム1のエネルギの広がりによるチューンの広がりを抑えるための磁場を生成する。この色収差調整装置20は6重極電磁石等が用いられる。6重極電磁石の磁場強度はビーム1のエネルギが増加すると強まり、ビーム1のエネルギが減少すると弱まる。
【0020】
ビーム出射調整装置19は、共鳴によりビーム1の振幅を増大させるための4重極電磁石または6重極電磁石等の多重極電磁石と、出射させるビーム1のバンプ軌道を生成するための電磁場生成装置と、を有して構成される。
【0021】
結合ポテンシャル生成装置21は、ビーム1の水平方向と垂直方向のそれぞれの運動を独立させないで、これらの両方向(水平方向、垂直方向)の運動に相関を付与する電磁場を生成する。このように、結合ポテンシャル生成装置21によりビーム1の水平方向と垂直方向の運動に相関が付与されることで、ビーム1の水平方向と垂直方向のそれぞれのエミッタンスの比率は、これらのエミッタンスが同程度になるように調整される。
【0022】
なお、結合ポテンシャル生成装置21は、空間電荷効果が顕著に表れるビームエネルギの低い領域(例えばビーム1のリング型加速装置12への入射直後)に運用されることが特に有効である。
【0023】
また、結合ポテンシャル生成装置21は、ビーム1の水平方向と垂直方向のそれぞれのエミッタンスが同程度になったタイミングで磁場強度を0Tとして、停止するよう構成されるものが有効である。これにより、ビーム1の水平方向と垂直方向のそれぞれのエミッタンスの比率は、結合ポテンシャル生成装置21が停止(磁場強度0T)したときの一定の値に保持される。
【0024】
上述の結合ポテンシャル生成装置21は、具体的には、ソレノイド電磁石、4重極電磁石、6重極電磁石等の多重極電磁石が用いられる。この多重極電磁石は、ビーム1の水平方向と垂直方向の運動に相関を付与するために、必要に応じて回転位相が調整される。また、図1では、結合ポテンシャル生成装置21がチューン調整装置16の間に設置されているが、この結合ポテンシャル生成装置21の設置箇所は、リング型加速装置12において他の機器と干渉しない位置であれば限定されるものではない。
【0025】
以上のように構成されたことから、本第1実施形態によれば、次の効果(1)~(3)を奏する。
(1)リング型加速装置12が備えた結合ポテンシャル生成装置21により、周回軌道を周回するビーム1には、水平方向と垂直方向のビーム1の運動に相関が付与されて、ビーム1の水平方向と垂直方向のそれぞれのエミッタンスの比率が、これらの両エミッタンスが同程度になるように調整される。このため、ビーム1の垂直方向の実空間密度が水平方向の実空間密度と同程度になるまで低下して、空間電荷効果の影響がビーム1の垂直方向に表れることを抑制でき、従って、ビーム1の垂直方向のチューンスプレッドを狭めることができる。この結果、垂直方向のビーム1とチューンダイアグラムの共鳴線との接触を回避できるので、垂直方向のビーム1の振幅が増大してこのビーム1がダクトに衝突することによるビーム1の損失を抑制でき、リング型加速装置12の蓄積粒子数を増加させることができる。
【0026】
(2)結合ポテンシャル生成装置21が、空間電荷効果が顕著に表れるビームエネルギの低い領域、例えばビーム1のリング型加速装置12への入射直後に運用されることで、ビームエネルギが低い領域においても、ビーム1の垂直方向のチューンスプレッドを大幅に縮小することができる。この結果、垂直方向のビーム1をチューンダイアグラムの共鳴線から大きく離すことができるので、垂直方向のビーム1がダクトに衝突することによるビーム1の損失を効率的に抑制でき、リング型加速装置12の蓄積粒子数を増加させることができる。
【0027】
(3)結合ポテンシャル生成装置21は、ビーム1の水平方向と垂直方向のそれぞれのエミッタンスが同程度になったタイミングで磁場強度を0Tとして停止するよう構成されてもよい。この場合には、ビーム1の水平方向と垂直方向のそれぞれのエミッタンスの比率が、結合ポテンシャル生成装置21を停止したときの一定の値に保持される。これにより、垂直方向または水平方向のビーム1とチューンダイアグラムの共鳴線との距離は最大になる条件に保持される。この結果、ビーム1がダクトに衝突することによるビーム1の損失を最小に抑制できるので、リング型加速装置12の蓄積粒子数を増加させることができる。
【0028】
[B]第2実施形態(図2
図2は、第2実施形態に係る粒子線治療装置及びその運転方法を概略的に示す構成図である。この第2実施形態において第1実施形態と同様な部分については、第1実施形態と同一の符号を付すことにより説明を簡略化し、または省略する。
【0029】
本第2実施形態の粒子線治療装置25が第1実施形態と異なる点は、リング型加速装置26を構成するチューン調整装置27の構成にある。つまり、チューン調整装置27は、ビーム1の水平方向のチューンνxと垂直方向のチューンνyとが、水平方向のビーム1と垂直方向のビーム1のそれぞれの運動に相関をより強く付与するための下記式(1)、即ち
n×ν-m×ν=k(n、m、kは整数)…………(1)
を満たすように、ビーム1のチューンを調整するよう構成された点である。
【0030】
(n、m)の組み合せは、一例として、結合ポテンシャル生成装置21にソレノイド電磁石または4重極電磁石が用いられる場合には(1、1)となり、結合ポテンシャル生成装置21に6重極電磁石が用いられる場合には(2、1)または(1、2)となり、結合ポテンシャル生成装置21に8重極電磁石が用いられる場合には(1、3)、(2、2)または(3、1)となる。また、kは、整数から±0.02程度ずれていてもよい。
【0031】
以上のように構成されことから、本第2実施形態によれば、第1実施形態の効果(1)~(3)と同様な効果を奏するほか、次の効果(4)を奏する。
【0032】
(4)チューン調整装置27は、ビーム1の水平方向と垂直方向のそれぞれの運動に相関を強く付与するための式(1)を満たすように、ビーム1の水平方向のチューンνと垂直方向のチューンνを調整するよう構成されている。このため、結合ポテンシャル生成装置21は、ビーム1の水平方向と垂直方向のそれぞれのエミッタンスの比率を、これらの両エミッタンスが同程度になるように調整する際に、その調整を短時間に実施することができる。この結果、垂直方向のビーム1とチューンダイアグラムの共鳴線との接触を短時間に回避できるので、垂直方向のビーム1がダクトに衝突することによるビーム1の損失を短時間に抑制でき、従って、リング型加速装置26の蓄積粒子数をより一層増加させることができる。
【0033】
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、組み合わせを行うことができ、また、それらの置き換えや変更、組み合わせは、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0034】
1…ビーム、10…粒子線治療装置、12…リング型加速装置、16…チューン調整装置、17…ビーム偏向装置、18…高周波空洞、21…結合ポテンシャル生成装置、25…粒子線治療装置、26…リング型加速装置、27…チューン調整装置、ν、ν…チューン
図1
図2
図3