(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024006365
(43)【公開日】2024-01-17
(54)【発明の名称】サイトコンテンツ表示装置、その表示プログラム、および、その表示方法
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/0242 20230101AFI20240110BHJP
【FI】
G06Q30/02 382
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022107176
(22)【出願日】2022-07-01
(71)【出願人】
【識別番号】504307744
【氏名又は名称】株式会社イルグルム
(74)【代理人】
【識別番号】100101982
【弁理士】
【氏名又は名称】久米川 正光
(72)【発明者】
【氏名】中山 みなみ
(72)【発明者】
【氏名】加藤 千佳
(72)【発明者】
【氏名】加藤 愛沙
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049BB08
(57)【要約】
【課題】コンバージョンとは関係のない非本質的なページを除外したサイトコンテンツ計測を可能にする。
【解決手段】サイトコンテンツ表示装置3は、第1の表示処理部3aと、第2の表示処理部3bと、第3の表示処理部3cとを有する。第1の表示処理部3aは、コンバージョンの貢献度の計測対象となるサイトコンテンツに設定するか否かをページ毎にユーザが設定可能なサイトコンテンツ対象画面を表示させる。第2の表示処理部3bは、サイトコンテンツ対象画面上においてユーザがサイトコンテンツの対象外としたページについては貢献度を集計することなく、コンバージョンに至るまでのアクセス経路における各チャネルの貢献度を集計したチャネル別集計画面を表示させる。第3の表示処理部3cは、コンバージョンに対する貢献度の重み付けの分配規則に関する複数の選択肢を含み、いずれかの選択肢をユーザが選択可能な分配規則選択画面を表示させる。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
サイトコンテンツ表示装置において、
コンバージョンの貢献度の計測対象となるサイトコンテンツに設定するか否かをページ毎にユーザが設定可能なサイトコンテンツ対象画面を表示させる第1の表示処理部と、
前記サイトコンテンツ対象画面上においてユーザがサイトコンテンツの対象外としたページについては貢献度を集計することなく、コンバージョンに至るまでのアクセス経路における各チャネルの貢献度を集計したチャネル別集計画面を表示させる第2の表示処理部と
を有することを特徴とするサイトコンテンツ表示装置。
【請求項2】
前記サイトコンテンツ対象画面は、ユーザによって計測対象用タグが設置され、かつ、1回以上のアクセスがあった複数のページのリストを有することを特徴とする請求項1に記載されたサイトコンテンツ表示装置。
【請求項3】
コンバージョンに対する貢献度の重み付けの分配規則に関する複数の選択肢を含み、いずれかの選択肢をユーザが選択可能な分配規則選択画面を表示させる第3の表示処理部をさらに有し、
前記第2の表示処理部は、前記分配規則選択画面上においてユーザが選択した前記分配規則に応じて、前記貢献度の重み付けがされた前記チャネル別集計画面を表示させることを特徴とする請求項1または2に記載されたサイトコンテンツ表示装置。
【請求項4】
サイトコンテンツ表示プログラムにおいて、
コンバージョンの貢献度の計測対象となるサイトコンテンツに設定するか否かをページ毎にユーザが設定可能なサイトコンテンツ対象画面を表示する第1のステップと、
前記サイトコンテンツ対象画面上においてユーザによって入力された設定状態を受け付ける第2のステップと、
前記サイトコンテンツ対象画面上においてユーザがサイトコンテンツの対象外としたページについては貢献度を集計することなく、コンバージョンに至るまでのアクセス経路における各チャネルの貢献度を集計したチャネル別集計画面を表示する第3のステップと
を有する処理をコンピュータに実行させることを特徴とするサイトコンテンツ表示プログラム。
【請求項5】
サイトコンテンツ表示方法において、
コンバージョンの貢献度の計測対象となるサイトコンテンツに設定するか否かをページ毎にユーザが設定可能なサイトコンテンツ対象画面を表示する第1のステップと、
前記サイトコンテンツ対象画面上においてユーザによって入力された設定状態を受け付ける第2のステップと、
前記サイトコンテンツ対象画面上においてユーザがサイトコンテンツの対象外としたページについては貢献度を集計することなく、コンバージョンに至るまでのアクセス経路における各チャネルの貢献度を集計したチャネル別集計画面を表示する第3のステップと
を有することを特徴とするサイトコンテンツ表示方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、サイトコンテンツ表示装置、その表示プログラム、および、その表示方法に係り、特に、コンバージョンに至るまでのアクセス経路における各チャネルの貢献度の集計に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ユーザが行った複数回の訪問のチャネルについて、どのチャネルがどの程度コンバージョンに貢献したのかを集計するコンテンツアトリビューションと呼ばれる技術が知られている。例えば、特許文献1には、アトリビューション功績を複数のイベントに割り当てるデータ駆動型アトリビューションモデルを作成する方法が開示されている。具体的には、まず、イベントが行われた経路に沿った位置を識別する位置データに対応するイベントを含む経路からチャンネルが識別される。つぎに、チャンネルに対応する経路に含まれる各イベントに割り当てられたアトリビューション功績と、チャンネルに割り当てられたアトリビューション功績の数とが決定される。つぎに、上記経路から、複数のイベント-位置の対が識別される。イベント-位置の対は、各チャンネルに対応しており、対応する複数の経路の各位置で行われたイベントに対応する。そして、それぞれの識別イベント-位置の対について、これが対応するイベントに割り当てられたアトリビューション功績の集合体に基づいて、重み付けが決定される。最後に、決定された重み付けを表示する指標を含む視覚オブジェクトが提供・表示される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来のコンテンツアトリビューション(サイトコンテンツ計測)では、異なるデバイスでの動作を時系列的に並べたアクセス経路を考えるため、例えば、「ページが見つかりません」などのエラー画面のように、コンバージョンとは関係のない非本質的なコンテンツ(ページ)がノイズとして含まれてしまう可能性がある。
【0005】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、コンバージョンとは関係のない非本質的なページを除外したサイトコンテンツ計測を可能にすることである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
かかる課題を解決すべく、第1の発明は、第1の表示処理部と、第2の表示処理部とを有するサイトコンテンツ表示装置を提供する。第1の表示処理部は、コンバージョンの貢献度の計測対象となるサイトコンテンツに設定するか否かをページ毎にユーザが設定可能なサイトコンテンツ対象画面を表示させる。第2の表示処理部は、サイトコンテンツ対象画面上においてユーザがサイトコンテンツの対象外としたページについては貢献度を集計することなく、コンバージョンに至るまでのアクセス経路における各チャネルの貢献度を集計したチャネル別集計画面や各ランディングページのコンテンツの貢献度を集計したランディング別集計画面等を表示させる。
【0007】
ここで、第1の発明において、上記サイトコンテンツ対象画面は、ユーザによって計測対象用タグが設置され、かつ、1回以上のアクセスがあった複数のページのリストを有することが好ましい。また、コンバージョンに対する貢献度の重み付けの分配規則に関する複数の選択肢を含む分配規則選択画面を表示させる第3の表示処理部を設けてもよい。この場合、上記第2の表示処理部は、分配規則選択画面上においてユーザが選択した分配規則に応じて、貢献度の重み付けがされたチャネル別集計画面を表示させることが好ましい。
【0008】
第2の発明は、以下のステップを有する処理をコンピュータに実行させるサイトコンテンツ表示プログラムを提供する。第1のステップでは、コンバージョンの貢献度の計測対象となるサイトコンテンツに設定するか否かをページ毎にユーザが設定可能なサイトコンテンツ対象画面を表示する。第2のステップでは、サイトコンテンツ対象画面上においてユーザによって入力された設定状態を受け付ける。第3のステップでは、サイトコンテンツ対象画面上においてユーザがサイトコンテンツの対象外としたページについては貢献度を集計することなく、コンバージョンに至るまでのアクセス経路における各チャネルの貢献度を集計したチャネル別集計画面を表示する。
【0009】
第3の発明は、以下のステップを有するサイトコンテンツ表示方法を提供する。第1のステップでは、コンバージョンの貢献度の計測対象となるサイトコンテンツに設定するか否かをページ毎にユーザが設定可能なサイトコンテンツ対象画面を表示する。第2のステップでは、サイトコンテンツ対象画面上においてユーザによって入力された設定状態を受け付ける。第3のステップでは、サイトコンテンツ対象画面上においてユーザがサイトコンテンツの対象外としたページについては貢献度を集計することなく、コンバージョンに至るまでのアクセス経路における各チャネルの貢献度を集計したチャネル別集計画面を表示する。
【0010】
ここで、第2および第3の発明において、上記サイトコンテンツ対象画面は、ユーザによって計測対象用タグが設置され、かつ、1回以上のアクセスがあった複数のページのリストを有することが好ましい。また、コンバージョンに対する貢献度の重み付けの分配規則に関する複数の選択肢を含む分配規則選択画面を表示する第4のステップを設けてもよい。この場合、上記第3のステップは、分配規則選択画面上においてユーザが選択した分配規則に応じて、貢献度の重み付けがされたチャネル別集計画面を表示することが好ましい。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、ユーザによって設定されたサイトコンテンツの対象外としたページについては貢献度を集計することなく、コンバージョンに至るまでのアクセス経路における各チャネルの貢献度を集計する。サイトコンテンツの対象外とされたページを除外することで、サイトコンテンツの集計結果の有用性を高めることができる。また、ユーザに対してコンテンツ対象画面を提示することで、ユーザは、サイトコンテンツの設定を簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図6】コンバージョンに至るまでのアクセス経路の一例を示す図
【
図7】均等配分の選択時におけるサイトコンテンツの集計イメージ図
【
図8】初回接触重視の選択時におけるサイトコンテンツの集計イメージ図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
図1は、本実施形態に係るサイトコンテンツ計測システムのブロック図である。このサイトコンテンツ計測システム1は、解析サーバ2と、クライアントに相当するサイトコンテンツ表示装置3とを有し、これらはインターネットなどのネットワークを介して接続されている。解析サーバ2は、後述するサイトコンテンツ計測を含めて、広告効果の計測や解析などに関する各種サービスをユーザに提供する。
【0014】
サイトコンテンツ表示装置3は、第1の表示処理部3aと、第2の表示処理部3bと、第3の表示処理部3cと、ディスプレイ3dとを有し、ユーザの要求に応じて解析サーバ2から受信した広告効果の計測結果や解析結果などをディスプレイ3d上に表示する。本実施形態の特徴であるサイトコンテンツ計測(コンテンツアトリビューション分析)に着目すると、第1の表示処理部3aは、サイトコンテンツ対象画面をディスプレイ3dに表示させる。第2の表示処理部3bは、チャネル別集計画面をディスプレイ3dに表示させる。また、第3の表示制御部3cは、分配規則選択画面をディスプレイ3dに表示させる。
【0015】
図2は、サイトコンテンツ対象画面の表示例を示す図である。サイトコンテンツ対象画面は、コンバージョンの貢献度の計測対象となるサイトコンテンツに設定するか否かをページ毎にユーザが設定するための画面である。具体的には、サイトコンテンツ対象画面には、複数のページがリスト表示されている。リスト表示されるページは、ユーザが運営管理する自社ブログやオフィシャルサイト(以下、「本サイト」という。)などのページであって、ユーザによって計測対象用タグが設置され、かつ、1回以上のアクセスがあったものである。また、それぞれのページについて、「ページID」、「ページタイトル」、「URL」、「サイトコンテンツ」、「コンテンツカテゴリ」、「最終更新日」といった各種情報が表示されている。ユーザは、ページの編集を行う場合には、「編集」をクリックして編集画面に移行した上で行う。
【0016】
ここで、「サイトコンテンツ」は、コンバージョンの貢献度の計測対象となるサイトコンテンツに設定するか否かを示しており、サイトコンテンツに設定するページについては「対象」、サイトコンテンツに設定しないページについては「対象外」とされる。ユーザは、「対象」/「対象外」の別をページ単位で任意に設定することができる。これにより、例えば「ページが見つかりません」などのエラー画面のように、コンバージョンとは関係のない非本質的なコンテンツ(いわゆるノイズ)については、「対象外」とすることで、コンバージョンの貢献度の計測対象から外すことができる(フィルタリング)。サイトコンテンツ対象画面上においてユーザによって入力された設定状態は、解析サーバ2にて受け付けられて保持される。
【0017】
図3は、チャネル別集計画面の表示例を示す図である。チャネル別集計画面は、ユーザの要求に応じて管理サーバ2がサイトコンテンツ計測を行い、その計測結果に基づいて生成される。チャネル別集計画面は、コンバージョンに至るまでのアクセス経路における各チャネルの貢献度を集計した画面である。具体的には、個々のチャネルに関する情報として、「チャネル種別」、「コンテンツカテゴリ」、「名称」、「流入回数」、「UU(ユニークユーザ)」、「総PV(総ページビュー)」、「直帰数」、「CV(コンバージョン)」、「CVUU(コンバージョン・ユニークユーザ)」、「間接」、「初回」、「再配分」が存在する。なお、サイトコンテンツについては、「流入回数」、「総PV」および「直帰数」は算出されない。
【0018】
ここで、「再配分」は、コンバージョンに至るまでのアクセス経路における各チャネルの貢献度を示し、本実施形態では、コンバージョンのポイントである1を以下で説明するような所定の比率で按分した数値が記入される。同図の例では、あるコンバージョンについて、広告(Google Ads)と、自然検索(Google)、サイトコンテンツ(自社ブログ)、サイトコンテンツ(自社ブログ)、およびサイトコンテンツ(本サイト)の5つが関与しており、それぞれの貢献度が0.2ずつ均等に分配されているケースを示している。また、サイトコンテンツ対象画面上においてユーザがサイトコンテンツの「対象外」としたページについては、たとえアクセス経路上に存在していたとしても、貢献度の集計対象から除外される。
【0019】
図4は、分配規則選択画面の表示例を示す図である。分配規則選択画面では、コンバージョンに対する貢献度の重み付けの分配規則の選択をユーザが行うための画面である。分配規則選択画面は、コンバージョンに対する貢献度の重み付けの分配規則に関する複数の選択肢を含み、いずれかの選択肢をユーザが選択する。選択肢としては、パフォーマンス型である「均等配分」、認知拡大型である「初回接触重視」、短期決戦型である「ラスト接触重視」、長期戦型である「初回/ラスト重視」、および、自由型である「カスタム」が存在する。「均等配分」では、全接触に対して成果が分配される。「初回接触重視」では、初回接触に対して最大の貢献度(例えば80%)を付与して、残りの貢献度(例えば20%)が他接触に均等に分配される。「ラスト接触重視」では、直接効果に対して最大の貢献度(例えば80%)を付与し、残りの貢献度(例えば20%)が他接触に均等に分配される。「初回/ラスト重視」では、初回接触および直接効果に最大の貢献度(例えば40%ずつ)を付与し、残りの貢献度(例えば20%)が他接触に均等に分配される。「カスタム」では、貢献度の重み付けを自由にカスタマイズでき、自由な数値分配が可能である。上述したチャネル別集計画面における「再分配」の数値、すなわち、コンバージョンに対する各チャネルの貢献度は、事前に設定・選択された分配規則に基づいて算出される。
【0020】
以下、サイトコンテンツ計測の具体的な流れについて詳述する。
図5は、サイトコンテンツの設定イメージ図である。同図に例示するように、自社ブログには、ページA~Cが存在し、オフィシャルサイトなどの本サイトには、ページD~Fと、ターゲットとなるコンバージョン(CV)とが存在する。ユーザは、自社ブログについてはページA~Cをすべてサイトコンテンツとし、本サイトについてはページDのみをサイトコンテンツとし、ページE,Fをサイトコンテンツから除外したい場合について考える。この場合の作業として、ユーザは、まず、自社ブログおよび本サイトに、計測対象用タグとして発行された固有の「共通タグ」を設置する。設置箇所は、例えば、<head>~</head>内や、<body>~</body>内である。つぎに、ユーザは、各ページに1回以上のアクセスがあった後、上述したサイトコンテンツ対象画面上において、サイトコンテンツの設定を行う。具体的には、貢献度の計測対象としたいページA~Dについては、「サイトコンテンツ」=「対象」に設定され、計測対象から外したページE,Fについては、「サイトコンテンツ」=「対象外」に設定される。そして、ユーザは、すべてのチャネルから「サイトコンテンツ」経由のコンバージョン数(CV数)などを確認する。
【0021】
図6は、コンバージョンに至るまでのアクセス経路の一例を示す図である。自然検索を初回接触とし、自社ブログのページA、自社ブログのページB、広告、本サイトのページD、および、本サイトのページFという時系列的な流れを経て、コンバージョンCVに至った場合、ページFは「サイトコンテンツ」=「対象外」に設定されているため、ページFについては貢献度の集計対象から除外される。その結果、貢献度は、アクセス経路上におけるページFを除いたものを対象に集計されることになる。
【0022】
図7は、均等配分の選択時におけるサイトコンテンツの集計イメージ図である。均等配分の選択時には、貢献度の集計対象となる自然検索、ページA、ページB、広告およびページDの5つのチャネルに対して、貢献度が0.2ずつ均等に分配される。
【0023】
図8は、初回接触重視の選択時におけるサイトコンテンツの集計イメージ図である。初回接触重視の選択時には、ページAの貢献度として0.8、ページBの貢献度として0.1、ページDの貢献度として0.1がそれぞれ分配される。
【0024】
このように、本実施形態によれば、ユーザによって設定されたサイトコンテンツの対象外としたページについては貢献度を集計することなく、コンバージョンに至るまでのアクセス経路における各チャネルの貢献度を集計する。例えば、「ページが見つかりません」などのページのように、コンバージョンとは関係のない非本質的なページについては、サイトコンテンツの対象外とし、コンバージョンと関係のある本質的なページのみをサイトコンテンツの対象とする。このように、非本質的なページを除外することで、サイトコンテンツの集計結果の有用性を高めることができる。
【0025】
また、本実施形態によれば、ユーザに対して、コンバージョンの貢献度の計測対象となるサイトコンテンツに設定するか否かをページ毎にユーザが設定可能なコンテンツ対象画面を提示することで、サイトコンテンツの設定をページ単位で簡単に行うことができるので、ユーザの利便性を高めることができる。
【0026】
さらに、本実施形態によれば、ユーザに対して、コンバージョンに対する貢献度の重み付けに関する分配規則を選択可能な分配規則選択画面を提示することで、分配規則の選択を簡単に行うことができるので、ユーザの利便性を高めることができる。
【0027】
なお、上述した実施形態では、第2の表示処理部3bがチャネル別集計画面を表示する例について説明したが、ランディングページのコンテンツの貢献度を集計したランディング別集計画面等を表示してもよい。ランディングページとは、検索結果や広告などを経由して訪問者が最初にアクセスするページのことである。
【0028】
さらに、本発明は、上述したサイトコンテンツ表示装置3を構成する機能的なブロック、具体的には、表示処理部3a~3cをコンピュータで等価的に実現するコンピュータ・プログラム(サイトコンテンツ表示プログラム)として捉えることもできる。
【符号の説明】
【0029】
1 サイトコンテンツ分析システム
2 サイトコンテンツ計測サーバ
3 サイトコンテンツ表示装置
3a 第1の表示処理部
3b 第2の表示処理部
3c 第3の表示処理部
3d ディスプレイ