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  • 特開-予混合燃焼装置 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024063702
(43)【公開日】2024-05-13
(54)【発明の名称】予混合燃焼装置
(51)【国際特許分類】
   F23C 1/08 20060101AFI20240502BHJP
   F23D 17/00 20060101ALI20240502BHJP
   F23K 5/00 20060101ALI20240502BHJP
【FI】
F23C1/08
F23D17/00 A
F23K5/00 303
F23K5/00 304
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2022182927
(22)【出願日】2022-10-26
(71)【出願人】
【識別番号】317016453
【氏名又は名称】SIMA E&W株式会社
(72)【発明者】
【氏名】小池 正志
【テーマコード(参考)】
3K065
3K068
3K091
【Fターム(参考)】
3K065QB12
3K065RA01
3K068AA01
3K068AA05
3K068AB04
3K068CA01
3K068CA24
3K091BB02
3K091BB12
3K091BB13
3K091BB26
3K091CC06
3K091CC23
(57)【要約】
【課題】本発明は、炭化水素ガス混合物に酸水素ガスの混合比率を自由に調整して、燃焼出来るようにし、酸水素ガスの混合比率を高め、炭化水素ガス混合物の燃焼効率を100%に近付けクリーンな燃焼をすることが課題である。
【解決手段】本発明は、請求項1に記載のとおり、酸水素ガス発生装置で発生した酸水素ガスを混合して燃焼する予混合バーナーにあって、前記予混合燃料を燃焼する炭化水素ガス混合物ガスバーナーと炭化水素ガス混合物供給ラインの間に連接した接続口が有り、接続口には酸水素ガス発生装置より供給された酸水素ガスの供給圧力を調整する圧力調整弁に連接している。酸水素ガスの供給圧力を調整して、燃焼出来るようにしたことを特徴とする予混合燃焼装置。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
炭化水素ガス混合物と酸水素ガス発生装置で発生した酸水素ガスを混合して燃焼する予混合燃焼バーナーにあって、前記予混合燃料を燃焼する炭化水素ガス混合物ガスバーナーと炭化水素ガス混合物供給ラインの間に連接した接続口が有り、接続口は酸水素ガス発生装置より供給された酸水素ガスの供給圧力を調整する圧力調整弁に連接している。酸水素ガスの供給圧力を調整して、燃焼出来るようにしたことを特徴とする予混合燃焼装置。
【請求項2】
炭化水素ガス混合物と酸水素ガス発生装置で発生した酸水素ガスを混合して燃焼する予混合燃焼バーナーにあって、前記予混合燃料を燃焼する炭化水素ガス混合物ガスバーナーと炭化水素ガス混合物供給ラインの間に連接した接続口と酸水素ガス発生装置の間に逆火防止装置を設けることを特徴とする請求項1に記載の予混合燃焼装置。
【請求項3】
炭化水素ガス混合物と酸水素ガス発生装置で発生した酸水素ガスを混合して燃焼する予混合燃焼バーナーにあって、前記予混合燃料を燃焼する炭化水素ガス混合物ガスバーナーと炭化水素ガス混合物供給ラインの間に連接した接続口と酸水素ガス発生装置の間に逆止弁を設けることを特徴とする請求項1に記載の予混合燃焼装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、炭化水素ガス混合物と酸水素ガスの混合燃焼方法における、予混合燃焼装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、石油資源の枯渇化から、水素ガスを利用したクリーンエネルギー利用の研究開発が行われている。しかし、炭化水素ガス混合物に酸水素ガスを添加して燃焼装置で燃焼する事例は少ない。
【0003】
予混合燃焼装置について、特開2009-019812号公報や特開2012-237541号公報のように水素混合燃焼装置が提案されている。
【0004】
しかし、炭化水素ガス混合物に酸水素ガスを添加して混合燃焼した場合、炭化水素ガス混合物に占める酸水素ガスの混合割合が安定せず、混合燃焼装置としては未解決な部分があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、炭化水素ガス混合物に酸水素ガスの混合比率を自由に調整して、燃焼出来るようにし、酸水素ガスの混合比率を安定し、炭化水素ガス混合物の燃焼効率を100%に近いクリーンな燃焼をすることが課題である。
【0006】
本発明は上記のような点に鑑みたもので、上記の課題を解決するために、請求項1のように、酸水素ガス発生装置で発生した酸水素ガスを混合して燃焼する予混合バーナーにあって、前記予混合燃料を燃焼する炭化水素ガス混合物ガスバーナーと炭化水素ガス混合物供給ラインの間に連接した接続口が有り、接続口は酸水素ガス発生装置より供給された酸水素ガスの供給圧力を調整する圧力調整弁に連接している。酸水素ガスの供給圧力を調整して、安定した燃焼が出来るようにしたことを特徴とする予混合燃焼装置。
【発明の効果】
【0007】
本発明は酸水素ガスを炭化水素ガス混合物に混合し、燃焼装置で燃焼する場合、混合するにあたり、回転式ポンプ例えば過流ポンプ、ギヤーポンプ等を使用しない為にキャビテーションを起こさず酸水素ガスの必要量を予混合燃焼装置に安定して供給することができ、炭化水素ガス混合物のクリーンな燃焼ができる。
【発明を実施するための形態】
【0008】
予混合燃料を燃焼する炭化水素ガス混合物ガスバーナーと炭化水素ガス混合物供給ラインの間に連接した酸水素ガス発生装置より供給された酸水素ガスを供給する接続口が有り、炭化水素ガス混合物供給ラインに連接している。キャビテーションを発生することなく供給圧力を調整して、燃焼出来るようにしたことを特徴としている。
【実施例0009】
図1は、本発明の実施例を示すもので、炭化水素ガス混合物は炭化水素ガス混合物供給ライン(7)より流量計(6)電磁バルブ(5)逆止弁(4)逆火防止器(10)を通り混合器(2)に連接している。
【0010】
又、酸水素ガスは酸水素ガス発生装置(8)より流量計(6)電磁バルブ(5)逆止弁(4)逆火防止器(10)圧力調整弁(9)を通り、接続口(3)を経由して,混合器(2)で混合し炭化水素ガス混合物と酸水素ガスを予混合し、炭化水素ガス混合物ガスバーナー(1)より噴霧し内蔵の点火プラグにより点火する。
【産業上の利用可能性】
【0011】
本発明は、炭化水素ガス混合物利用分野における、乾燥設備、農業用温室の加温、温水ボイラー、蒸気ボイラー等の燃焼用に広く利用できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0012】
【特許文献1】特開2009-019812号公報
【特許文献2】特開2012-237541号公報
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本発明のフローシート図
【符号の説明】
【0014】
1.炭化水素ガス混合物ガスバーナー
2.混合器
3.接続口
4.逆止弁
5.電磁バルブ
6.流量計
7.炭化水素ガス混合物供給ライン
8.酸水素ガス発生装置
9.圧力調整弁
10.逆火防止器
図1