(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024064088
(43)【公開日】2024-05-14
(54)【発明の名称】トレー
(51)【国際特許分類】
A01G 9/00 20180101AFI20240507BHJP
A01G 9/02 20180101ALI20240507BHJP
【FI】
A01G9/00 C
A01G9/02 B
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022172427
(22)【出願日】2022-10-27
(71)【出願人】
【識別番号】000104674
【氏名又は名称】キョーラク株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001139
【氏名又は名称】SK弁理士法人
(74)【代理人】
【識別番号】100130328
【弁理士】
【氏名又は名称】奥野 彰彦
(74)【代理人】
【識別番号】100130672
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 寛之
(72)【発明者】
【氏名】鳥井 秀治
(72)【発明者】
【氏名】新實 誉也
(72)【発明者】
【氏名】本橋 義典
【テーマコード(参考)】
2B327
【Fターム(参考)】
2B327ND03
2B327NE01
2B327QA05
2B327TA04
2B327TA09
2B327TC09
2B327TC13
2B327TC17
(57)【要約】
【課題】栽培棚の大型化を抑制すること及び栽培棚の初期費用の抑制することができる、水耕栽培用のトレーを提供することを目的としている。
【解決手段】水耕栽培用のトレーであって、トレー本体と、キャスターとを備え、前記キャスターは、前記トレー本体に設けられ、且つ、車輪部と、軸部とを有し、前記車輪部は、前記軸部に連結され、前記軸部は、前記トレー本体の厚み方向において前記トレー本体が設けられる範囲内に位置している、トレーが提供される。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
水耕栽培用のトレーであって、
トレー本体と、キャスターとを備え、
前記キャスターは、前記トレー本体に設けられ、且つ、車輪部と、軸部とを有し、
前記車輪部は、前記軸部に連結され、
前記軸部は、前記トレー本体の厚み方向において前記トレー本体が設けられる範囲内に位置している、トレー。
【請求項2】
請求項1に記載のトレーであって、
前記トレー本体には、第1リブが形成され、
第1リブは、前記軸部の軸方向において、前記キャスターと並ぶように設けられている、トレー。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載のトレーであって、
前記キャスターは、第1及び第2キャスターを備え、
第1及び第2キャスターのそれぞれは、前記車輪部及び前記軸部を有し、且つ、第1及び第2キャスターは、直交方向において並ぶように設けられ、
前記直交方向は、前記軸部の軸方向及び前記トレー本体の厚み方向に直交し、
前記トレー本体には、第2リブが形成され、
第2リブは、前記直交方向において、第1キャスターと第2キャスターとの間に設けられている、トレー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、水耕栽培用のトレーに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、水耕栽培用のトレーを搬送可能なローラーコンベアを備えた栽培棚が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示される栽培棚は、トレーを搬送するにあたってローラーコンベアを搭載しており、その分、栽培棚が大型化するとともに、初期費用がかかってしまう、という課題がある。
【0005】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、栽培棚の大型化を抑制すること及び栽培棚の初期費用の抑制することができる、水耕栽培用のトレーを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明によれば、以下の構成を備えるトレーが提供される。
[1]水耕栽培用のトレーであって、トレー本体と、キャスターとを備え、前記キャスターは、前記トレー本体に設けられ、且つ、車輪部と、軸部とを有し、前記車輪部は、前記軸部に連結され、前記軸部は、前記トレー本体の厚み方向において前記トレー本体が設けられる範囲内に位置している、トレー。
【0007】
本発明では、車輪部及び軸部を有するキャスターがトレー本体に設けられているので、ローラーコンベアといった大掛かりな機構がなくても、栽培棚に載置されたトレー本体を移動させることが可能であり、栽培棚の大型化を抑制すること及び栽培棚の初期費用の抑制することができる。
【0008】
以下、本発明の種々の実施形態を例示する。以下に示す実施形態は互いに組み合わせ可能である。
[2][1]に記載のトレーであって、前記トレー本体には、第1リブが形成され、第1リブは、前記軸部の軸方向において、前記キャスターと並ぶように設けられている、トレー。
[3][1]又は[2]に記載のトレーであって、前記キャスターは、第1及び第2キャスターを備え、第1及び第2キャスターのそれぞれは、前記車輪部及び前記軸部を有し、且つ、第1及び第2キャスターは、直交方向において並ぶように設けられ、前記直交方向は、前記軸部の軸方向及び前記トレー本体の厚み方向に直交し、前記トレー本体には、第2リブが形成され、第2リブは、前記直交方向において、第1キャスターと第2キャスターとの間に設けられている、トレー。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】
図1は、実施形態に係るトレー100が配置可能な栽培棚を示す模式図である。
【
図2】
図2Aは、
図1に示すトレー100を上面側から見た斜視図であって、水耕栽培用パネル101を載置した状態を示している。
図2Bは、
図2Aに示すトレー100の底面図である。
【
図3】
図3は、実施形態に係るトレー100を下面側から見た断面斜視図である。
【
図9】
図9Aは、
図8に示すキャスター2の車輪部2Aの断面斜視図である。
図9Bは、
図8に示すキャスター2の軸受け部材2Cの断面斜視図である。
【
図10】
図10Aは、パリソンPを分割金型10,11間に垂下し、分割金型10,11を型閉じた状態を模式的に示している。
図10Bは、分割金型10に設けられたスライド部12(スライド駒)を突き出してパリソンの一部P2をパリソンの他部P1に溶着させた状態を模式的に示している。
図10Cは、スライド部12を後退させながら、分割金型10,11内の閉空間にエアーを供給して加圧し、第1リブRb1を形成する様子を模式的に示している。
図10Dは、スライド部12が完全に後退して第1リブRb1を形成し終えた状態を模式的に示している。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。なお、図面中のx方向、y方向、z方向は互いに直交している。また、図面中において、一点破線は、図面中に示される構成の曲率半径が変化する部分に対応している。
【0011】
1 構成説明
図2Aに示すように、実施形態に係るトレー100は、水耕栽培用パネル101を載置可能に構成されており、トレー100は、
図1に示すような多段式の栽培棚102に設けることに好適である。なお、水耕栽培用パネル101(
図2A参照)には、栽培物を配置・挿入するための孔が設けられている。また、栽培棚102には、例えば図示省略の人工光等の設備が搭載される。
栽培棚102上のトレー100は、後述するキャスター2を備えているため、栽培棚102の一方側から他方側(例えば
図1に示す矢印Ar方向参照)へ移動させることが可能である。そして、水耕栽培用パネル101の植物の成長に合わせてトレー100を移動させていき、トレー100が栽培棚102の他方側に配置されて栽培棚102から搬出される状況では、植物が収穫できるところまで成長している、といった要領で栽培棚102やトレー100を活用することが可能である。
なお、実施形態では、トレー100には、水耕栽培用パネル101を載置可能な形態を一例として説明しているが、これに限定されるものではなく、例えば、植物を栽培するための容器状部材(鉢等)を載置するものであってもよい。
【0012】
図2B及び
図3に示すように、トレー100は、トレー本体1と、複数(実施形態では9個)のキャスター2とを備えている。
【0013】
1-1 トレー本体1
トレー本体1は、中空に形成された樹脂成形体であり、例えばブロー成形で製造することができる。
図2A~
図4Bに示すように、トレー本体1は、底面部1Aと、縁部1Bと、開口部1Cと、凹部1D,1Eと、取付凹部1Fとを備えている。
【0014】
1-1-1 底面部1A
底面部1Aは、下端面1A1と上端面1A2とを有する。そして、下端面1A1と上端面1A2との間には、予め定められた間隔が空けられている。
図4Aに示すように、下端面1A1には、凹部1D,1Eや取付凹部1Fが形成されており、また、
図4Bに示すように、下端面1A1には、キャスター2が設けられている。下端面1A1は、例えば、平坦面で構成することができる。また、上端面1A2も、例えば平坦面で構成することができる。なお、下端面1A1及び上端面1A2の平坦面は、完全に平坦であることに限定されるものではなく、例えば、凹凸、段差又は傾斜面等が形成された略平坦面であってもよい。下端面1A1及び上端面1A2において、最も高い位置と最も低い位置との間の高さ幅(mm)は、具体的には例えば、0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,10であり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。このように、下端面1A1及び上端面1A2が平坦面又は略平坦面であることで、トレー100の清掃性を向上させることが可能である。
また、上端面1A2や縁部1Bは、水や溶液(例えば液体肥料等)を貯留可能になっている。
【0015】
1-1-2 縁部1B及び開口部1C
図2Aに示すように、縁部1Bは、底面部1Aの周縁に接続されており、底面部1Aの周縁から上方(z方向)に突出するように形成されている。縁部1Bには、一対の載置部1Gが形成されている。載置部1Gは、x方向に延びるように形成された平坦面であり、
図2Aに示すように、水耕栽培用パネル101の端部を支持可能に構成されている。なお、実施形態では、トレー100が水耕栽培用パネル101の端部を支持するものとして説明しているが、これに限定されるものではなく、水耕栽培用パネル101は、トレー100に貯留される水(溶液)上に浮いていてもよい。
図3に示す開口部1Cは、下端面1A1及び上端面1A2を貫通するように形成されており、底面部1Aに貯留されている水等を排出することが可能となっている。
【0016】
1-1-3 凹部1D
図2Bに示すように、凹部1Dは、凹部1Dの長手方向であるx方向において、長尺状に延びるように形成されている。換言すると、凹部1Dは、キャスター2の軸(軸部2B)に対して平行に延びている。凹部1Dには、長手方向に沿って複数(実施形態では3個)のキャスター2が配置されている。凹部1Dは、下端面1A1側から上端面1A2側へ凹むように形成されている。
図4Bに示すように、凹部1Dは、複数の第1凹部1D1と、複数の第2凹部1D2とを有する。第2凹部1D2の両隣には第1凹部1D1が配置されている。
第1凹部1D1は、x方向に長尺状に延びるように形成されており、第2凹部1D2に接続されている。第2凹部1D2は、第1凹部1D1よりも深さ(凹み量)が大きくなっており、第2凹部1D2には、後述するキャスター2の車輪部2Aや立設部2C6が配置可能となっている。第2凹部1D2に形成位置には、取付凹部1Fが付設されている。なお、
図2Bに示すように、凹部1Dは、y方向に3列並ぶように形成されている。
図5Bに示すように、各列の第2凹部1D2は、下端面1A1(下端面1A1を構成する樹脂)と上端面1A2(上端面1A2を構成する樹脂)とが溶着している。なお、
図5Bに示す形態に限定されるものではなく、第2凹部1D2は、下端面1A1(下端面1A1を構成する樹脂)と上端面1A2(上端面1A2を構成する樹脂)とが溶着しておらず、離れていてもよい。
図6Bに示すように、第1凹部1D1には、第1リブRb1が設けられているが、
図5Bに示すように、第2凹部1D2には、第1リブRb1が設けられていない。
【0017】
なお、凹部1Dは、x方向において、複数に分割された構成であってもよい。つまり、x方向において、凹部1Dと、底面部1Aの下端面1A1と、凹部1Dとが並ぶように配置されていてもよい。
【0018】
図6Bに示す第1リブRb1は、z方向において、凹部1D(第1凹部1D1)の底面と上端面1A2とを接続するように形成されている。第1リブRb1は、中実の板状部分である。
第1リブRb1は、x方向に延びるように形成されている。第1リブRb1は、後述するキャスター2の軸部2Bの軸方向(回転軸に平行な方向)において、キャスター2と並ぶように配置されている。そして、第1リブRb1は、x方向において、第1凹部1D1のx方向における一方の端部側から他方の端部側にかけて形成されている。
なお、1つの第1凹部1D1に形成される第1リブRb1は、x方向において複数に分割された構成であってもよい。トレー本体1は、凹部1Dを備えることで剛性が向上しているが、第1リブRb1を備えることで更に剛性が向上している。
【0019】
ここで、ブロー成形による第1リブRb1の形成方法の一例について
図10A~
図10Dを参照して簡潔に説明する。
図10Aは、溶融樹脂である筒状のパリソンPを分割金型10,11間に垂下した後に、分割金型10,11を型閉じた状態である。この状態から、
図10Bに示すように、分割金型10内に設けられたスライド部12(スライド駒)を前進させてパリソンPの一部P2を、一部P2に対向するパリソンの他部P1に溶着させて溶着部P3を形成する。なお、
図10Bに示すように、パリソンPを分割金型10,11に賦形する前にスライド部12が前進させることで、パリソンPが冷えることを抑制している。次に、
図10Cに示すように、スライド部12を後退させながら分割金型10,11内の閉空間にエアーを供給して加圧する。これにより、パリソンPが分割金型10,11に賦形されるとともに、パリソンPの一部P2の裏面Bf1,Bf2(
図10B参照)が互いに溶着し、
図10Dに示すように、中実の板状の第1リブRb1が形成される。
【0020】
なお、
図7B及び
図7Cに示すように、第1リブRb1と第2凹部1D2を形成する立壁Swについても溶着して一体となっている。換言すると、第1リブRb1と第2凹部1D2を形成する立壁Swとは互いに連結している。これにより、第2凹部1D2が第1リブRb1により補強され、第2凹部1D2が変形することが抑制される。
【0021】
底面部1Aの長手方向(x方向)の幅(mm)は、具体的には例えば、200,300,400,500,600,700,800,900,1000,1100,1200,1300,1400,1500,1600,1700,1800,1900,2000,2100,2200,2300,2400,2500であり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。
底面部1Aの短手方向(y方向)の幅(mm)は、具体的には例えば、150,250,350,450,550,650,750,850,950,1050,1150,1250,1350,1450であり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。
底面部1Aの厚み(mm)は、具体的には例えば、30,35,40,45,50,55,60,65,70,75,80,85,90,95,100,105,110,115,120,125,130,135,140,145,150であり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。
【0022】
凹部1Dの長手方向(x方向)の幅(mm)は、具体的には例えば、100,200,300,400,500,600,700,800,900,1000,1100,1200,1300,1400,1500,1600,1700,1800,1900,2000であり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。
また、凹部1Dの長手方向(x方向)の幅は、底面部1Aの長手方向(x方向)の幅に対して、ta(%)であることが好ましい。ここで、taの値は、具体的には例えば、30,35,40,45,50,55,60,65,70,75,80,85,90,95であり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。
【0023】
第1凹部1D1の長手方向(x方向)の幅(mm)は、具体的には例えば、50,100,150,200,250,300,350,400,450,500,550,600,650,700,750,800,850,900であり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。
第1凹部1D1の短手方向(y方向)の幅(mm)は、具体的には例えば、10,15,20,25,30,35,40であり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。
第1凹部1D1の深さ方向(z方向)の幅(mm)は、具体的には例えば、10,12,14,16,18,20,22,24,26,28,30,32,34,36,38,40であり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。なお、実施形態において、凹部の深さとは、下端面1A1の高さ位置から、凹部の底部の位置(最も凹んだ位置)までの高さ幅を指す。
実施形態において、第1凹部1D1の深さ方向(z方向)の幅は、底面部1Aの厚みの半分となっている。なお、底面部1Aの厚みをtとしたとき、第1凹部1D1の深さ方向(z方向)の幅は、具体的には例えば、0.35×t,0.40×t,0.45×t,0.50×t,0.55×t,0.60×t,0.65×tであり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。
【0024】
第2凹部1D2の長手方向(x方向)の幅は、後述するキャスター2の車輪部2Aの軸方向の幅よりも大きい。第2凹部1D2の長手方向の幅(mm)は、具体的には例えば、20,25,30,35,40,45,50,55,60,65であり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。
第2凹部1D2の短手方向(y方向)の幅は、後述するキャスター2の車輪部2Aの直径よりも大きい。また、第2凹部1D2の短手方向(y方向)の幅は、第1凹部1D1の短手方向(y方向)の幅よりも大きい。第2凹部1D2の短手方向の幅(mm)は、具体的には例えば、15,20,25,30,35,40,45,50,55,60であり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。
第2凹部1D2の深さ方向(z方向)の幅(mm)は、具体的には例えば、20,22,24,26,28,30,32,34,36,38,40,42,44,46,48,50,52,54,56,58,60,62,64,66,68,70,72,74,76,78,80であり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。
【0025】
第1リブRb1の厚み(y方向の幅)の大きさ(mm)は、具体的には例えば、1,2,3,4,5,6,7,8,9,10であり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。また、第1リブRb1の厚み(y方向の幅)の大きさは、第1凹部1D1の短手方向(y方向)の幅に対してTa(%)であることが好ましい。ここで、Taの値は、具体的には例えば、5,10,15,20,25,30,35,40であり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。
【0026】
1-1-4 凹部1E
図2Bに示すように、凹部1Eは、凹部1Dと同様に、凹部1Eの長手方向であるx方向において、長尺状に延びるように形成されている。なお、凹部1Eには、キャスター2は設けられておらず、トレー本体1の剛性向上の役割を果たしている。
図2Bに示すように、凹部1Eは、y方向において、一対の凹部1Dに挟み込まれるように配置されており、実施形態では、3つの凹部1Eが、一対の凹部1Dの間に配置されている。凹部1Eは、下端面1A1側から上端面1A2側へ凹むように形成されている。また、
図5C及び
図6Cに示すように、凹部1Eには、第2リブRb2が形成されている。なお、実施形態では、凹部1Eは、x方向において長尺状に延びるように形成されているものとして説明しているが、これに限定されるものではなく、x方向以外の方向に長尺状に延びるように形成されていてもよい。
【0027】
図5C及び
図6Cに示す第2リブRb2は、z方向において、凹部1Eの底面と上端面1A2とを接続するように形成されている。第2リブRb2は、中実の板状部分であり、第1リブRb1と同様の方法で形成することができる。
第2リブRb2は、x方向に延びるように形成されている。そして、第2リブRb2は、x方向において、凹部1Eのx方向の形成範囲と同様の範囲にかけて(凹部1Eのx方向における一方の端部から他方の端部にかけて)形成されている。第2リブRb2は、y方向に並ぶ一対のキャスター2の間に配置されている。
なお、1つの凹部1Eに形成される第2リブRb2は、x方向において複数に分割された構成であってもよい。トレー本体1は、上述した凹部1D及び第1リブRb1に加えて、凹部1Eや第2リブRb2を備えることで剛性が更に効果的に向上している。
【0028】
凹部1Eの長手方向(x方向)の幅(mm)は、具体的には例えば、100,200,300,400,500,600,700,800,900,1000,1100,1200,1300,1400,1500,1600,1700,1800,1900,2000であり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。
また、凹部1Eの長手方向(x方向)の幅は、底面部1Aの長手方向(x方向)の幅に対して、tb(%)であることが好ましい。ここで、tbの値は、具体的には例えば、30,35,40,45,50,55,60,65,70,75,80,85,90,95であり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。
凹部1Eの短手方向(y方向)の幅(mm)は、具体的には例えば、10,15,20,25,30,35,40であり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。
凹部1Eの深さ方向(z方向)の幅(mm)は、具体的には例えば、10,12,14,16,18,20,22,24,26,28,30,32,34,36,38,40であり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。
【0029】
第2リブRb2の厚み(y方向の幅)の大きさ(mm)は、具体的には例えば、1,2,3,4,5,6,7,8,9,10であり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。また、第2リブRb2の厚み(y方向の幅)の大きさは、凹部1Eの短手方向(y方向)の幅に対してTb(%)であることが好ましい。ここで、Tbの値は、具体的には例えば、5,10,15,20,25,30,35,40であり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。
【0030】
1-1-5 取付凹部1F
図4Aに示す取付凹部1Fは、凹部1Dの第2凹部1D2の形成位置に付設されている。また、取付凹部1Fは、後述するキャスター2の軸受け部材2Cを配置可能に構成されている。トレー本体1には取付凹部1Fが形成されていることで軸受け部材2Cを底面部1Aの下端面1A1よりも上方に位置させることができ、例えば、トレー本体1が水耕栽培用パネル101の重量で撓んで変形したとしても、軸受け部材2Cが栽培棚102と擦ってしまう(干渉してしまう)ことを回避しやすい。
【0031】
1-2 キャスター2
図4A及び
図4Bに示すキャスター2は、トレー本体1が栽培棚上でスライド移動可能となるように構成されている。実施形態において、トレー100には、複数のキャスター2が設けられている。具体的には、キャスター2は、トレー100の長手方向(x方向)において、複数(実施形態では3個)並ぶように配置され、且つ、キャスター2は、トレー100の短手方向(y方向)において、複数(実施形態では3個)並ぶように設けられている。なお、上述した短手方向は、長手方向に直交する方向であり、換言すると、軸部2Bの軸方向(x方向)及びトレー本体1の厚み方向(z方向)に直交する方向である。トレー100の短手方向(y方向)において並ぶ複数のキャスター2が、第1及び第2キャスターの一例である。
【0032】
図8~
図9Bに示すように、キャスター2は、車輪部2Aと、軸部2Bと、軸受け部材2Cとを備えている。
【0033】
1-2-1 車輪部2A
図8及び
図9Aに示すように、車輪部2Aは、軸部2Bに連結されており、軸部2Bの回転に伴って回転可能に構成されている。車輪部2Aは、樹脂製であり、また、車輪部2Aは、設置部2A1と、接続部2A2とを有する。
設置部2A1は、円筒状に形成されている。設置部2A1は、栽培棚102の載置面に設置されて接触する部分である。設置部2A1の内周面には、複数の接続部2A2が接続されている。
接続部2A2は、軸部2Bを中心として放射状に設けられている。具体的には、接続部2A2は、一方側が軸部2Bに接続されており、他方側が設置部2A1に接続されている。互いに隣接する一対の接続部2A2の間には、隙間2A3が形成されている。車輪部2Aに隙間2A3が形成されていることで、車輪部2Aの軽量化や材料コスト抑制が可能となっている。
【0034】
キャスター2が底面部1Aに取り付けられている状態において、車輪部2Aの一部は、底面部1Aの下端面1A1から突き出すように設けられ、車輪部2Aの他部は、凹部1D内に収容されている。
ここで、底面部1Aの下端面1A1の高さ位置hは、
図7Bの通り示されている。
図5B及び
図7Bに示すように、車輪部2Aの一部の、下端面1A1に対する突き出し量D(高さ位置hと車輪部2Aの最下部との間の距離)は、車輪部2Aの直径のt(%)であることが好ましい。ここで、tの値は、具体的には例えば、10,15,20,25,30,35,40,45,50であり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。また、突き出し量Dは、例えば、0mmより大きく、25mm以下である。突き出し量Dは、好ましくは、0mmより大きく且つ25mm以下であり、更に好ましくは、0mmより大きく且つ15mm以下である。また、車輪部2Aの他部は、第1凹部1D1及び第2凹部1D2の両方に跨るように配置されている。
【0035】
車輪部2A(設置部2A1)の直径(mm)は、具体的には例えば、10,11,12,13,14,15,16,17,18,19,20,21,22,23,24,25,26,27,28,29,30,31,32,33,34,35,36,37,38,39,40,41,42,43,44,45,46,47,48,49,50であり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。
車輪部2A(設置部2A1)の軸方向(x方向)の幅(mm)は、具体的には例えば、15,20,25,30,35,40,45,50,55,60,65,70,75,80,85,90,95,100であり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。
また、x方向に並ぶ車輪部2Aの軸方向(x方向)の幅は、底面部1Aのx方向の幅の5(%)以上であって、30(%)以下であることが好ましい。なお、実施形態では、x方向においてキャスター2が3つ並んでいるが、上述した、x方向に並ぶ車輪部2Aの幅とは、この3つのキャスター2の車輪部2Aの軸方向の幅の合計を指している。
また、車輪部2Aの軸方向の幅は、車輪部の直径より大きいことが好ましく、このようにすることで、車輪部2Aが樹脂製であっても耐荷重性を確保しやすくなる。
【0036】
1-2-2 軸部2B
図9Aに示す軸部2Bは、
図9Bに示す軸受け部材2Cに係合し、軸受け部材2Cに対して回転可能に設けられている。実施形態において、軸部2Bは、凹部1Dの長手方向(x方向)に平行に設けられている。軸部2Bは、車輪部2Aと同様、樹脂製である。軸部2Bは、車輪部2Aと共に一体的に回転するように車輪部2Aに連結している。実施形態において、軸部2Bは、車輪部2Aと共に一体的に成形されているものとして説明するが、これに限定されるものではなく、軸部2B及び車輪部2Aが別体であり、軸部2B及び車輪部2Aが一体的に回転するように連結されていてもよい。
【0037】
軸部2Bは、トレー本体1の厚み方向(z方向)においてトレー本体1が設けられる範囲内に位置している。なお、トレー本体1が設けられる範囲内とは、縁部1Bの上端部分と底面部1Aの下端部分との間である。実施形態では、軸部2Bは、底面部1Aの凹部1Dに設けられており、また、軸部2Bは、底面部1Aの厚み方向において、底面部1Aが設けられる範囲内に位置している。具体的には、軸部2Bは、底面部1Aの下端面1A1よりも上側であって底面部1Aの上端面1A2の下側の高さ範囲Ar(
図7B参照)内に配置されている。なお、高さ範囲Arは、
図7Bに示すように、底面部1Aの下端面1A1の位置に対応する高さ位置hから、底面部1Aの上端面1A2まの位置までにおける、z方向の範囲に対応している。換言すると、軸部2Bは、凹部1Dの第1凹部1D1内に設けられている。これにより、軸部2Bの位置が上方になり、トレー100全体として低背化が可能となっている。
【0038】
1-2-3 軸受け部材2C
図8及び
図9Bに示す軸受け部材2Cは、軸部2Bを回転可能に支持する樹脂製部材であり、また、軸受け部材2Cは、トレー本体1の底面部1Aに取り付けられる。取付部2C1と、周縁肉厚部2C2と、軸受け部2C4と、立設部2C6とを有する。
【0039】
取付部2C1は、板状に構成されており、取付凹部1F(
図4A参照)に着脱可能に設けられている。取付部2C1が取付凹部1Fに取り付けられている状態において、取付部2C1は、底面部1Aの下端面1A1の位置(高さ位置hに対応)よりも、上方に位置している。また、取付部2C1には、軸受け部材2Cを底面部1Aに固定するための不図示の固定部材(例えば、ボルト)を挿入可能な開口2C3が形成されている。なお、実施形態では、固定部材(例えば、ボルト)を用いて軸受け部材2Cをトレー本体1に固定するものとして説明しているが、これに限定されるものではなく、例えば、取付部2C1が取付凹部1Fに圧入されて固定されてもよいし、取付部2C1と底面部1Aとが例えば爪部材によって連結して固定されていてもよい。
【0040】
図8及び
図9Bに示す周縁肉厚部2C2は、取付部2C1の周縁に形成されている。実施形態では、周縁肉厚部2C2は、取付部2C1の全周縁にかけて形成されている。周縁肉厚部2C2における厚みは、取付部2C1における厚みより大きくなっており、軸受け部材2Cの剛性を向上させている。周縁肉厚部2C2における厚みは、取付部2C1における厚みに対して、具体的には例えば、1.2,1.4,1.6,1.8,2.0,2.2,2.4倍であり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。
【0041】
図9Bに示す軸受け部2C4は、軸部2Bを回転可能に支持するように、軸部2Bと係合している。軸受け部2C4には、軸部2Bを挿入するための空間が形成された挿入部2C5が形成されている。軸受け部2C4に軸部2Bが挿入された状態において、軸部2Bは、軸受け部2C4に収容され、覆われている。これにより、軸部2Bと軸受け部2C4との間に異物(ゴミ等)が侵入することを抑制することができる。
軸受け部2C4は、底面部1Aの下端面1A1と底面部1Aの上端面1A2との間に配置されている。換言すると、
図7Bに示すように、取付部2C1が取付凹部1Fに取り付けられている状態において、軸受け部2C4は、凹部1D内(第1凹部1D1内)に収容されるように配置されている。
【0042】
図9Bに示す立設部2C6は、取付部2C1に対して上方に突出するように形成された壁部である。実施形態において、立設部2C6は、周縁肉厚部2C2に接続されて周縁肉厚部2C2から上方に突出しているが、これに限定されるものではなく、取付部2C1に接続されて取付部2C1から上方に突出していてもよい。一対の立設部2C6の間には、車輪部2Aが配置されている。立設部2C6が形成されていることで、軸受け部2C4やその近傍の剛性を向上させることができる。また、立設部2C6が形成されていることで、軸部2Bが露出しにくくなり、軸部2Bと軸受け部2C4との間に異物(ゴミ等)が侵入することを抑制しやすくなっている。
図7Bに示すように、取付部2C1が取付凹部1Fに取り付けられている状態において、立設部2C6は、凹部1D内(第2凹部1D2内)に収容されるように配置されている。
【0043】
図7Bに示すように、軸受け部2C4が設けられる位置には、第1リブRb1が配置されている。換言すると、第1リブRb1は、z方向において、下端面1A1を介して、軸受け部2C4に対向するように配置(重なるように配置)されている。ここで、
図7B及び
図7Cにおいて線L1は、x方向において軸受け部2C4の最も外側の位置(軸受け部2C4のうち第2凹部1D2から最も離れる位置)に対応しており、線L2は、x方向において軸部2Bの最も外側の位置(軸部2Bのうち第2凹部1D2から最も離れる位置)に対応している。また、
図7Cにおいて、線L3は、第2凹部1D2を形成する板状の立壁Swの外面の位置に対応しており、換言すると、第1リブRb1と立壁Swとの連結部分(溶着部分)の位置に対応している。
図7Cに示す領域Rg1は、線L1と線L3との間の部分に対応しており、軸受け部2C4は領域Rg1において第1リブRb1に対して対向するように配置(重なるように配置)されている。
同様に、軸部2Bが設けられる位置には、第1リブRb1が配置されている。換言すると、第1リブRb1は、z方向において、下端面1A1及び軸受け部2C4を介して、軸部2Bに対向するように配置(重なるように配置)されている。
図7Cに示す領域Rg2は、線L2と線L3との間の部分に対応しており、軸部2Bは領域Rg2において第1リブRb1に対して対向するように配置(重なるように配置)されている。
実施形態は、このような構成を採用することで、底面部1Aのうち軸部2Bや軸受け部2C4といった荷重のかかる部分が第1リブRb1によって補強され、底面部1Aが座屈する等の変形をしにくくなり、耐荷重性が向上する。
【0044】
2 実施形態の作用効果
従来の栽培棚には、ローラーコンベアを備えさせてトレーをスライド移動させたり(特許文献1参照)、クレーンでトレーを搬送したりするような、大掛かりな設備を備えたものがあった。これらの栽培棚は、大型であり、初期費用が高くなってしまう。それに対し、実施形態に係るトレー100は、車輪部2A及び軸部2Bを有するキャスター2を備えることで、スライド移動が可能となっている。つまり、実施形態に係るトレー100は、栽培棚に大掛かりな機構を搭載せずとも、トレー100が搬送可能となっており、栽培棚の大型化が抑制されると共に初期費用が抑制されている。
また、実施形態に係るトレー100は、キャスター2が破損した場合には、キャスター2を部品交換する簡易な作業で、再度、トレー100を使用することができ、メンテナンス性に優れると共に、修理費用が安価である。
【0045】
実施形態に係るトレー100では、車輪部2Aに連結される軸部2Bが、トレー本体1の厚み方向(z方向)において、トレー100のトレー本体1が設けられる範囲内に位置しており、トレー100の低背化が可能となっている。これにより、栽培棚102の段数を増加させやすくなり、1つの栽培棚で多くのトレー100(水耕栽培用パネル101)を配置することができる。
【0046】
実施形態に係るトレー100は、トレー本体1には、第1リブRb1が形成され、第1リブRb1は、軸部2Bの軸方向において、キャスター2と並ぶように設けられており、底面部1Aが座屈する等の変形をしにくくなり、耐荷重性が向上している。また、実施形態に係るトレー100は、第2リブRb2が、y方向において並ぶように配置される対をなすキャスター2の間に設けられており、底面部1Aが座屈する等の変形をしにくくなり、耐荷重性が向上している。
【0047】
実施形態において、底面部1Aには、凹部1Dが形成され、軸部2Bは、凹部1D内に設けられ、車輪部2Aの一部は、凹部1D内に設けられ、車輪部2Aの他部は、凹部1Dから突き出すように設けられている。これにより、底面部1Aにかかる荷重を底面部1Aの直下にあるキャスター(車輪部2A)で直接的に受けることができ、底面部1Aが変形することを抑制しながら、トレー100の低背化を実現することが可能である。
【0048】
キャスター2の軸部2Bは、底面部1Aに対して回転可能に係合していてもよいが、実施形態では、軸部2Bは、軸受け部材2Cに係合している。つまり、実施形態では、キャスター2は、軸受け部材2Cを備えており、軸受け部材2Cは、底面部1Aの下端面1A1に取り付けられ、且つ、軸受け部材2Cは、軸受け部2C4を有する。そして、軸受け部2C4は、底面部1Aの下端面1A1と底面部1Aの上端面1A2との間に配置され、軸部2Bは、軸受け部2C4に対して回転可能に係合している。
キャスター2の軸部2Bが、底面部1Aに対して回転可能に係合している場合、底面部1Aのうち軸部2Bと接触する箇所が、摩耗や破損等してしまい、トレー本体1の交換が必要になる可能性がある。それに対し、実施形態では、軸部2Bが軸受け部材2Cに対して回転可能に係合しており、軸部2Bと接触する対象が交換容易な軸受け部材2Cとなっている。これにより、トレー本体1が摩耗や破損等することを抑制しやすく、メンテナンス性に優れると共に、修理費用が安価である。
【0049】
3 変形例
実施形態では、底面部1Aに凹部1Dが形成されており、凹部1Dに車輪部2Aや軸部2Bが位置しているものとして説明した。換言すると、トレー100を上面から見たときにおいて、車輪部2Aが、底面部1Aに重なる位置に配置されてるものとして説明した。しかし、この構成に限定されるものではない。
例えば、軸部2Bがトレー本体1の外壁面1H(
図2A参照)に回転自在に設けられており、車輪部2Aが外壁面1Hに対向するように配置されていてもよい。この場合、トレー100を上面から見たときにおいて、車輪部2Aは、底面部1Aに重ならない位置(底面部1Aよりも外側の位置)に配置される。このような形態であっても、軸部2Bが、トレー本体1の厚み方向(z方向)においてトレー本体1が設けられる範囲内に位置していれば、実施形態と同様に、低背化の効果を得ることが可能である。
【符号の説明】
【0050】
1 :トレー本体
1A :底面部
1A1 :下端面
1A2 :上端面
1B :縁部
1C :開口部
1D :凹部
1D1 :第1凹部
1D2 :第2凹部
1E :凹部
1F :取付凹部
1G :載置部
1H :外壁面
2 :キャスター
2A :車輪部
2A1 :設置部
2A2 :接続部
2A3 :隙間
2B :軸部
2C :軸受け部材
2C1 :取付部
2C2 :周縁肉厚部
2C3 :開口
2C4 :軸受け部
2C5 :挿入部
2C6 :立設部
100 :トレー
101 :水耕栽培用パネル
102 :栽培棚
Sw :立壁
Rb1 :第1リブ
Rb2 :第2リブ
Ar :高さ範囲
h :高さ位置