(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024064261
(43)【公開日】2024-05-14
(54)【発明の名称】青果物計測システム
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/10 20120101AFI20240507BHJP
G06Q 50/02 20240101ALI20240507BHJP
【FI】
G06Q50/10
G06Q50/02
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022172715
(22)【出願日】2022-10-27
(71)【出願人】
【識別番号】720001060
【氏名又は名称】ヤンマーホールディングス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000947
【氏名又は名称】弁理士法人あーく事務所
(72)【発明者】
【氏名】中迫 文彦
【テーマコード(参考)】
5L049
5L050
【Fターム(参考)】
5L049CC01
5L049CC11
5L050CC01
5L050CC11
(57)【要約】
【課題】青果物を出荷するまでに掛かるコストを低減しながらも、計測を受けた青果物の内容情報を購入者に対して容易に提示することのできる青果物計測システムを提供する。
【解決手段】青果物計測システムは、搬送装置11、計測装置12および印字装置13を備える。搬送装置11は、複数の青果物が所定の配置関係を有するように並べられて収容された集荷トレイTを搬送する。計測装置12は、搬送装置11にて搬送される集荷トレイT内の青果物に対して計測を行い、集荷トレイT内における各青果物の個別情報を得る。印字装置13は、個別情報を含む内容情報を、集荷トレイTに対して関連付けた形態(例えば、内容情報が印字された情報シートSを集荷トレイTに添付する形態)にて出力する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の青果物が所定の配置関係を有するように並べられて収容された集荷トレイを搬送する搬送装置と、
前記搬送装置にて搬送される前記集荷トレイ内の青果物に対して計測を行い、前記集荷トレイ内における各青果物の個別情報を得る計測装置と、
前記個別情報を含む内容情報を、前記集荷トレイに対して関連付けた形態にて出力する情報出力装置とを備えることを特徴とする青果物計測システム。
【請求項2】
請求項1に記載の青果物計測システムであって、
前記計測装置は、前記個別情報を、前記集荷トレイ内における各青果物の位置情報と対応付けて得るものであり、
前記情報出力装置は、前記位置情報に基づき、前記個別情報を前記集荷トレイ内の対応する青果物の配置に合わせて出力することを特徴とする青果物計測システム。
【請求項3】
請求項1に記載の青果物計測システムであって、
前記情報出力装置は、前記内容情報を印字した情報シートを印刷物として出力し、前記情報シートを対応する前記集荷トレイに添付することを特徴とする青果物計測システム。
【請求項4】
請求項1に記載の青果物計測システムであって、
前記情報出力装置は、前記内容情報を前記集荷トレイの上面を覆う包装資材に印字することを特徴とする青果物計測システム。
【請求項5】
請求項4に記載の青果物計測システムであって、
前記情報出力装置は、各青果物に対する前記個別情報を、個々の青果物の上部の位置にて前記包装資材に印字することを特徴とする青果物計測システム。
【請求項6】
請求項1に記載の青果物計測システムであって、
前記内容情報を記憶するインターネット接続可能なデータベースを備え、
前記情報出力装置は、前記データベースにアクセスして前記内容情報を取得するためのコード情報を前記集荷トレイに対して添付することを特徴とする青果物計測システム。
【請求項7】
請求項1に記載の青果物計測システムであって、
前記各集荷トレイ内の青果物の前記内容情報に基づいて、前記集荷トレイごとに価格情報を演算する価格演算部を有し、
前記内容情報には、前記価格情報が含まれることを特徴とする青果物計測システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、青果物における内容情報を計測および提示することのできる青果物計測システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ある種の青果物(例えばイチゴなどの果実)はサイズ分類と併せ、指定個数で規定重量になるよう詰め合わせを行い、パック詰め(箱詰)して出荷されている。
【0003】
このような出荷形態に合わせたシステムとして、特許文献1には、集荷トレイ上に載置された個々の青果物に対して計測を行い、この計測結果に基づいて所定条件の青果物を作業員に対して提示することのできる選果システムが開示されている。この選果システムでは、パック詰めを行う作業員は、システムから提示された青果物をパック詰めすることで作業効率を上げることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の選果システムは、作業員によるパック詰め作業(すなわち、選別作業)が必要であるため、青果物を出荷するまでに掛かるコストが大きくなるといった問題がある。例えば、パック詰めの作業スペースを確保するための設備コストや、パック詰めを行う作業者の人件費コストが大きくなる。
【0006】
このようなパック詰め作業を行わずに出荷を行えば、出荷に掛かるコストを削減できるものの、その場合は、計測を受けた青果物の内容情報を購入者に対して提示することが困難となる。
【0007】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、青果物を出荷するまでに掛かるコストを低減しながらも、計測を受けた青果物の内容情報を購入者に対して容易に提示することのできる青果物計測システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するために、本発明の青果物計測システムは、複数の青果物が所定の配置関係を有するように並べられて収容された集荷トレイを搬送する搬送装置と、前記搬送装置にて搬送される前記集荷トレイ内の青果物に対して計測を行い、前記集荷トレイ内における各青果物の個別情報を得る計測装置と、前記個別情報を含む内容情報を、前記集荷トレイに対して関連付けた形態にて出力する情報出力装置とを備えることを特徴としている。
【0009】
上記の構成によれば、出荷する青果物に対して選別作業を行わずに集荷トレイの状態で出荷しても、購入者は、集荷トレイに対して関連付けた内容情報により、集荷トレイ内の青果物の個別情報を容易に把握することが可能となる。このとき、出荷する青果物に対する選別作業の削減により、青果物を出荷するまでに掛かるコストを大幅に低減することも可能となる。
【0010】
また、上記青果物計測システムでは、前記計測装置は、前記個別情報を、前記集荷トレイ内における各青果物の位置情報と対応付けて得るものであり、前記情報出力装置は、前記位置情報に基づき、前記個別情報を前記集荷トレイ内の対応する青果物の配置に合わせて出力する構成とすることができる。
【0011】
上記の構成によれば、情報出力装置によって出力される個別情報が、集荷トレイ内の青果物に対してどのように対応するのかが容易に認識できる。
【0012】
また、上記青果物計測システムでは、前記情報出力装置は、前記内容情報を印字した情報シートを印刷物として出力し、前記情報シートを対応する前記集荷トレイに添付する構成とすることができる。
【0013】
上記の構成によれば、情報出力装置を印字装置として備えることができる。
【0014】
また、上記青果物計測システムでは、前記情報出力装置は、前記内容情報を前記集荷トレイの上面を覆う包装資材に印字する構成とすることができる。
【0015】
上記の構成によれば、情報出力装置をインクジェットなどの印字装置として備えることができる。
【0016】
また、上記青果物計測システムでは、前記情報出力装置は、各青果物に対する前記個別情報を、個々の青果物の上部の位置にて前記包装資材に印字する構成とすることができる。
【0017】
上記の構成によれば、集荷トレイ内に収容された青果物と、包装資材に印字された個別情報との対応関係が容易に認識できるようになる。
【0018】
また、上記青果物計測システムでは、前記内容情報を記憶するインターネット接続可能なデータベースを備え、前記情報出力装置は、前記データベースにアクセスして前記内容情報を取得するためのコード情報を前記集荷トレイに対して添付する構成とすることができる。
【0019】
上記の構成によれば、集荷トレイの購入者は、集荷トレイに添付されたコード情報を用いてデータベースにアクセスすることで、購入した集荷トレイに対応する青果物の内容情報を、インターネットを介して取得することができる。
【0020】
また、上記青果物計測システムは、前記各集荷トレイ内の青果物の前記内容情報に基づいて、前記集荷トレイごとに価格情報を演算する価格演算部を有し、前記内容情報には、前記価格情報が含まれる構成とすることができる。
【0021】
上記の構成によれば、選別作業が行われないことで、青果物の合計重量や品質にばらつきが生じている集荷トレイに対し、集荷トレイごとに適切な価格設定を行うことが容易となる。
【発明の効果】
【0022】
本発明の青果物計測システムは、出荷する青果物に対する選別作業を不要とすることで出荷に掛かるコストを低減しながらも、購入者に対して集荷トレイ内の青果物の個別情報を提示することができるといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【
図1】本発明の一実施形態を示すものであり、青果物計測システムの概略構成を示す模式図である。
【
図2】青果物の収容された集荷トレイと、これに添付される情報シートとの一例を示す模式図である。
【
図5】実施の形態4に係る青果物計測システムの概略構成を示す模式図である。
【
図6】コード情報と簡易情報とが印字された情報シートの一例を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
〔実施の形態1〕
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係る青果物計測システム(以下、本システム)の概略構成を示す模式図である。
図1に示すように、本システムは、搬送装置11、計測装置12および印字装置(情報出力装置)13を具備して構成されている。
【0025】
搬送装置11は、集荷トレイTを搬送するコンベア装置である。集荷トレイTは、本システムを介して出荷される青果物を平面的に(上から見て重なりが無いように)収容する。本システムにおける青果物は、集荷トレイT内で所定の位置関係を有するように並べられて収容されるものであり、例えば、イチゴなどの果実類やトマトなどの果菜類が挙げられる。このとき、使用される集荷トレイTは、底面に凹凸などを有し、その凹部に青果物を載置することで青果物を所定配置に保持できるようなものが好適である。
【0026】
計測装置12は、搬送装置11にて搬送される集荷トレイT内の青果物に対して計測を行う面計測装置である。計測装置12では、青果物に対してカメラ撮影やX線照射による計測データが得られ、この計測データに対して制御部121が所定の演算処理を行うことで、集荷トレイT内における各青果物の個別情報と集荷トレイT内における各青果物の位置情報とが得られる。各青果物における個別情報および位置情報は、制御部121が有するメモリなどに互いに対応付けられて記憶される。ここで、各青果物の個別情報としては、例えば、各青果物の重量情報や品質情報(等級または階級など)が挙げられる。計測装置12で得られる個別情報は、少なくとも1種類の情報が含まれていればよいが、複数種類の情報が含まれてもよい。
【0027】
計測装置12で得られた個別情報および位置情報は、印字装置13へ送信される。印字装置13は、計測装置12から送信された個別情報および位置情報に基づいて、集荷トレイT内の青果物に関する内容情報を印字した情報シートSを印刷物として出力し、この情報シートSを対応する集荷トレイTに添付する。情報シートSの添付形態としては、情報シートSを集荷トレイT内の青果物上に載置する(最終的に情報シートSが青果物と共に集荷トレイ内に同梱される)形態や、情報シートSをラベルにして集荷トレイTの所定箇所に貼付する形態などが考えられる。
【0028】
すなわち、本システムでは、搬送装置11にて搬送される集荷トレイTは、計測装置12を通過する過程で内容情報を得るための計測を受け、印字装置13を通過する過程でその内容情報が印字された情報シートSが添付される。尚、情報シートSに印字される内容情報には、少なくとも各青果物の個別情報が含まれる。
【0029】
図2は、青果物の収容された集荷トレイTと、これに添付される情報シートSとの一例を示す模式図である。
図2に示すように、集荷トレイT内では、青果物が所定の位置関係を有するように並べられている。これに対し、情報シートSでは、並べられた各青果物の位置(配置箇所)に合わせて個別情報(
図2の例では、各青果物の重量情報)が印字されている。このとき、情報シートSにおける各個別情報の印字位置は、計測装置12から送信される個別情報および位置情報の対応関係に応じて決定される。
【0030】
このように、情報シートSでは、集荷トレイT内の青果物の配置箇所に応じて各青果物の個別情報が提示されるため、それぞれの青果物における個別情報を容易に認識できるようになる。尚、
図2の例では、情報シートSに印字される個別情報が、重量情報の1種類のみとされているが、品質情報などの他の個別情報が印字されていてもよい。無論、情報シートSには、各青果物に対して複数の個別情報(例えば、重量情報および品質情報)が印字されていてもよい(
図3参照)。
【0031】
また、情報シートSに印字する内容情報は、各青果物の個別情報のみに限定されるものではなく、それ以外の情報を含むものであってもよい。例えば、内容情報には、集荷トレイT内の全ての青果物に関する全体情報を含めることが考えられる。この場合の全体情報としては、例えば、以下の情報が挙げられる(
図2,3参照)。
・集荷トレイT内の全ての青果物の合計重量(
図2の例では、合計重量:296g)。
・集荷トレイT内の青果物のサイズ内訳(
図2の例では、3Lサイズ:3個(小計63g)、2Lサイズ:7個(小計198g)、Lサイズ2個(小計35g))。
【0032】
本システムにより情報シートSが添付された集荷トレイTは、その形態での製品出荷が可能である。すなわち、本システムでは、出荷する青果物に対して選別作業を伴うパック詰めを行わなくとも、添付された情報シートSにより、集荷トレイT内の青果物に関する内容情報を購入者などに対して提示することができる。その結果、パック詰めの作業スペースを確保するための設備コストや、パック詰めを行う作業者の人件費コストを削減でき、青果物を出荷するまでに掛かるコストを低減することができる。
【0033】
〔実施の形態2〕
図4は、集荷トレイTの変形例を示す模式図である。
図4に示すように、集荷トレイTは、1つのアウタートレイToの中に複数(
図4の例では4個)のインナートレイTiがセットされるものであってもよい。この場合、青果物はインナートレイTiのそれぞれに収容され、情報シートSもインナートレイTiのそれぞれに対応するように分割された状態で添付される。
【0034】
実施の形態2に係る本システムでは、インナートレイTiごとに小分けされた状態で販売することが可能となる。また、本システムにおける製品出荷は、集荷トレイT(インナートレイTiがセットされたアウタートレイTo)のままで行ってもよく、あるいは、アウタートレイToを取り外してインナートレイTiのみで出荷を行ってもよい。
【0035】
〔実施の形態3〕
情報シートSは、印字装置13によって出力され、集荷トレイTに添付される形態には限定されない。例えば、情報シートSは、青果物の包装資材に対して直接印字を行うことで形成されるものであってもよい。
【0036】
青果物としてイチゴを例に挙げると、通常、イチゴは透明パック(集荷トレイTあるいはインナートレイTiに相当)に詰められ、その上から透明フィルム(包装資材)を被せて包装されることが一般的である。
【0037】
このような場合、実施の形態3に係る本システムでは、印字装置13の到達前に透明フィルムを被せる包装工程を設け、印字装置13はこの透明フィルムに対してインクジェットなどで印字を行うものであってもよい。包装資材である透明フィルムを情報シートSとして利用する場合、各青果物に対する個別情報は、個々の青果物の上部の位置にて透明フィルムに印字されることが好ましい。これにより、集荷トレイT内に収容された青果物と、透明フィルムに印字された個別情報との対応関係が容易に認識できるようになる。
【0038】
〔実施の形態4〕
情報シートSの印字情報は、青果物に関する内容情報そのものには限定されず、例えば、内容情報にアクセスするためのコード情報(QRコード(登録商標)など)であってもよい。
【0039】
図5は、実施の形態4に係る本システムの概略構成を示す模式図である。本システムでは、計測装置12の計測によって得られた内容情報は、インターネット接続可能なデータベース20に記憶される。このとき、データベース20に記憶される内容情報には、この内容情報にアクセスするためのコード情報が対応付けられる。このコード情報は、計測装置12の制御部121から印字装置13へ送信される。これにより、情報シートSには、データベースに記憶された内容情報にアクセスするためのコード情報が印字される。購入者は、情報シートSに印字されたコード情報を用いてデータベースにアクセスすることで、購入した集荷トレイTに対応する青果物の内容情報を、インターネットを介して取得することができる。
【0040】
また、本システムの変形例として、情報シートSには、データベースにアクセスするためのコード情報以外に、内容情報の一部(簡易情報)が印字されていてもよい。この場合、購入者は、簡易情報についてはデータベースにアクセスすることなく情報シートSから取得することができ、内容情報の全て(詳細情報)についてはデータベースにアクセスすることで取得することができる。
図6は、コード情報と簡易情報(この例では、内訳および合計重量)とが印字された情報シートSの一例を示すものである。
【0041】
尚、この場合のコード情報は、情報シートSに印字される形態に限定されるものではなく、集荷トレイTや青果物の包装資材に印字されることによって集荷トレイTに対して添付されるものであってもよい。
【0042】
〔実施の形態5〕
上記説明における本システムでは、収穫した青果物を選別することなく集荷トレイTに収納して出荷するものであるため、集荷トレイTごとに青果物の合計重量や品質にばらつきが生じることとなる。そのため、全ての集荷トレイTに対して同一の価格を設定するのではなく、集荷トレイTごとに個別に価格設定が行われることも考えられる。
【0043】
実施の形態5に係る本システムは、計測装置12の計測によって得られる内容情報に基づいて、集荷トレイTごとに価格情報を算出し、これを情報シートSにて(あるいは実施の形態4のデータベース20にて)提示可能とする。
【0044】
具体例として、本システムは、計測装置12の制御部(価格演算部)121において価格演算機能を備えるものとする。価格演算機能は、各集荷トレイT内の青果物の内容情報を所定の演算式に入力することで集荷トレイTごとに価格情報を演算する。演算式の内容は特に限定されるものではなく、プログラムの書き換えなどによって演算式は任意に変更可能であることが好ましい。本システムで演算された価格情報は、内容情報の一部として情報シートS(あるいはデータベース20)にて提示することができる。
【0045】
情報シートS(あるいはデータベース20)で提示される価格情報は、価格そのものではなく、符号化された情報であってもよい。すなわち、出荷された集荷トレイTを販売者が購入し、これを消費者に小売り販売する場合、小売り価格は販売者が自由に設定できるものである。この場合、販売者は、符号化された価格情報を解読し、その価格情報を参考にしたうえで、小売り価格を自由に設定することができる。このとき、情報シートSなどで提示される(すなわち、消費者が認識することのできる)価格情報を符号化することにより、本システムで示された価格情報を消費者に直接知られないようにすることができる。
【0046】
今回開示した実施形態は全ての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。したがって、本発明の技術的範囲は、上記した実施形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれる。
【符号の説明】
【0047】
11 搬送装置
12 計測装置
121 制御部(価格演算部)
13 印字装置(情報出力装置)
20 データベース
T 集荷トレイ
To アウタートレイ
Ti インナートレイ
S 情報シート