(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024064309
(43)【公開日】2024-05-14
(54)【発明の名称】遠隔医療システム
(51)【国際特許分類】
G16H 40/00 20180101AFI20240507BHJP
G06Q 40/00 20230101ALI20240507BHJP
【FI】
G16H40/00
G06Q40/00
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022172805
(22)【出願日】2022-10-27
(71)【出願人】
【識別番号】000222624
【氏名又は名称】株式会社アルメックス
(74)【代理人】
【識別番号】100157118
【弁理士】
【氏名又は名称】南 義明
(72)【発明者】
【氏名】井上 晋
【テーマコード(参考)】
5L040
5L055
5L099
【Fターム(参考)】
5L040BB61
5L055BB61
5L099AA01
(57)【要約】
【課題】遠隔医療ボックスにおいて、診療・診察を行う医療施設について、保険情報の確認作業を可能とする。
【解決手段】本発明に係る遠隔医療システムは、診療施設に設置された受付PCと、遠隔医療ボックスに設置され、受付PCと通信接続されたボックス側受付PCとを備え、受付PCは、認証サーバで実行される資格確認処理の登録が完了しており、ボックス側受付PCは、指定された医療施設の受付PCを仮想化することで、認証サーバに対して資格確認処理を行い、ユーザから提示された保険情報の有効性を確認する受付処理を実行する。
【選択図】
図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
診療施設に設置された受付PCと、遠隔医療ボックスに設置され、受付PCと通信接続されたボックス側受付PCとを備え、
受付PCは、認証サーバで実行される資格確認処理の登録が完了しており、
ボックス側受付PCは、
指定された医療施設の受付PCを仮想化することで、認証サーバに対して資格確認処理を行い、ユーザから提示された保険情報の有効性を確認する受付処理を実行する
遠隔医療システム。
【請求項2】
受付処理は、予めユーザに発行された予約情報に基づき、遠隔医療の対象となる医療施設を指定する
請求項1に記載の遠隔医療システム。
【請求項3】
受付PCは、診療後、確認された保険情報の有効性に基づき算出された請求金額をユーザに支払わせる支払処理を実行する
請求項1に記載の遠隔医療システム。
【請求項4】
支払処理は、医療施設に設定された設定情報に基づいて実行される
請求項3に記載の遠隔医療システム。
【請求項5】
支払処理は、請求金額の支払い完了後、遠隔医療を行った医療施設から受信したイメージデータで形成された領収書を発行する
請求項3に記載の遠隔医療システム。
【請求項6】
遠隔医療ボックスに設置され、医療施設に設置された受付PCと通信接続されたボックス側受付PCであって、
受付PCは、認証サーバで実行される資格確認処理の登録が完了しており、
ボックス側受付PCは、
指定された医療施設の受付PCを仮想化することで、認証サーバに対して資格確認処理を行い、ユーザから提示された保険情報の有効性を確認する受付処理を実行する
ボックス側受付PC。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、各種場所に設置される遠隔医療ボックス等で使用される遠隔医療システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、病院、クリニック等の各種医療施設では、患者が医療施設を訪れることで診察、診療が行われている。現在、インターネットを利用し、患者と医者との間で映像、音声を共有する遠隔医療が開始されている。
【0003】
特許文献1には、ボックス型の筐体を備えた医療ブースにおいて、入室前にユーザに対し第1本人認証を行うことで、医療ブースへの入室を許可するか否かを決定し、ブースに入室後、医療サービスの提供中に医療ブース内でユーザの第2本人認証を行う情報処理システムが開示されている。
【0004】
特許文献2には、医療専門家とのリアルタイムの遠隔対話を通して遠隔医療診断および病気治療システムを提供する医療補助システムが開示されている。この医療補助システムは、病気の患者にサービスを提供する有人または無人の医療キオスクを含んで構成されている。患者は、医療キオスク内で、デジタル表示装置とカメラを介して、個人情報を入力し、自分で生体評価を行い、医療専門家に患部を見せ、医療専門家からリアルタイムで医療アドバイスを受けることが可能である。
【0005】
特許文献3には、希少性のある専門分野の医療を提供する医師による患者の診療を第三者に対して秘匿性を保持した形態で行うことができる遠隔医療サービスを提供するコンピュータシステムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特許第7030295号公報
【特許文献2】特開2015-215769号公報
【特許文献3】特開2005-326984号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
従来の医療施設では、医療施設を訪れた患者は、初診、あるいは、定期的に健康保険証を提示することが必要とされる。遠隔医療を利用する患者についても同様に健康保険証等を使用した確認が必要となることが予想される。
【0008】
特許文献1では、医療ブースを利用する場合、患者は自己の患者端末を利用して、ヘルスケアアプリをインストールし、自己のユーザ情報をサーバに登録する。ユーザ情報には、健康保険証に関する情報も含むことが記載されている。しかしながら、この健康保険証に関する情報の利用については述べられていない。また、登録した健康保険証に関する情報を使用したとしても、従前に登録された情報であるため、医療ブースの利用時において、それが有効であるか否かを確認することは困難である。
【0009】
本発明は、このような遠隔医療において、利用する患者の保険情報を適切に管理することを1つの目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
第1-1の構成に係る遠隔医療システムは、
診療施設に設置された受付PCと、遠隔医療ボックスに設置され、受付PCと通信接続されたボックス側受付PCとを備え、
受付PCは、認証サーバで実行される資格確認処理の登録が完了しており、
ボックス側受付PCは、
指定された医療施設の受付PCを仮想化することで、認証サーバに対して資格確認処理を行い、ユーザから提示された保険情報の有効性を確認する受付処理を実行する。
【0011】
さらに、第1-2の構成に係る遠隔医療システムは、第1-1の構成に係る遠隔医療システムにおいて、
受付処理は、予めユーザに発行された予約情報に基づき、遠隔医療の対象となる医療施設を指定する。
【0012】
さらに、第1-3の構成に係る遠隔医療システムは、第1-1の構成に係る遠隔医療システムにおいて、
受付PCは、診療後、確認された保険情報の有効性に基づき算出された請求金額をユーザに支払わせる支払処理を実行する。
【0013】
さらに、第1-4の構成に係る遠隔医療システムは、第1-3の構成に係る遠隔医療システムにおいて、
支払処理は、医療施設に設定された設定情報に基づいて実行される。
【0014】
さらに、第1-5の構成に係る遠隔医療システムは、第1-3の構成に係る遠隔医療システムにおいて、
支払処理は、請求金額の支払い完了後、遠隔医療を行った医療施設の名称を含む領収書を発行する。
【0015】
また、第1-6の構成に係るボックス側受付PCは、
遠隔医療ボックスに設置され、医療施設に設置された受付PCと通信接続されたボックス側受付PCであって、
受付PCは、認証サーバで実行される資格確認処理の登録が完了しており、
ボックス側受付PCは、
指定された医療施設の受付PCを仮想化することで、仮想化された受付PCと認証サーバの間で資格確認処理を行い、ユーザから提示された保険情報の有効性を確認する受付処理を実行する。
【0016】
また、本明細書で開示する遠隔医療システムは、以下に示す第2―1から第2-3の構成を備えるものである。
第2-1の構成に係る遠隔医療システムは、
遠隔医療を行うための遠隔医療ボックスに設置された精算機を備え、
精算機は、遠隔医療の終了後、遠隔医療の対象となった医療施設に対する請求金額の支払処理をユーザに行わせ、
遠隔医療システムは、支払処理で支払われた請求金額を、医療施設毎に集計する集計処理を実行可能とする。
【0017】
さらに、第2-2の構成に係る遠隔医療システムは、第2-1の構成に係る遠隔医療システムにおいて、
集計処理は、医療施設毎に設定された預かり金となる支払方法の請求金額について、医療施設毎に集計を実行可能とする。
【0018】
さらに、第2-3の構成に係る遠隔医療システムは、第2-1または第2-2の構成に係る遠隔医療システムにおいて、
集計処理は、精算機、もしくは、精算機と通信可能な管理サーバにおいて実行可能とする。
【発明の効果】
【0019】
第1の構成(第1-1から第1-5の構成)に係る遠隔医療システム、ボックス側受付PCによれば、遠隔医療ボックスで資格確認のために使用されるボックス側受付PCにおいて、遠隔医療の対象となる医療施設の受付PCを仮想化することで、遠隔医療ボックスに設置された確認装置を使用した保険情報の有効性を確認することが可能となる。
【0020】
第2の構成(第2-1から第2-3の構成)に係る遠隔医療システムによれば、複数の医療施設が使用する遠隔医療ボックスにおける請求金額を医療施設毎に集計することで、管理会社が預かった請求金額(預かり金)を医療施設に適切に分配することが可能となる。また、一部の支払方法のみが預かり金となる場合についても、請求金額を医療施設に適切に分配することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【
図1】本実施形態に係る受付遠隔医療ボックスの設置状況を示す図
【
図2】本実施形態に係る遠隔医療ボックスの外観を示す斜視図
【
図3】本実施形態に係る遠隔医療ボックスの内部を示す斜視図
【
図4】本実施形態に係る遠隔医療システムの構成を示すブロック図
【
図5】本実施形態に係る確認装置の外観を示す斜視図
【
図9】本実施形態に係る支払処理で使用される各種情報のデータ構成を示す図
【
図10】他の実施形態に係る遠隔医療システムの構成を示すブロック図
【発明を実施するための形態】
【0022】
図1は、本実施形態に係る遠隔医療ボックス1の設置状況を示す図である。本実施形態の遠隔医療ボックス1は、ドラッグストア店舗2内に設置されている。ドラッグストア店舗2には、物販エリア2a、調剤薬局エリア2b、待合エリア2cが設けられている。従来、病院やクリニック等の医療施設で処方箋の発行を受けた患者、あるいは、患者の関係者は、ドラッグストア店舗2の調剤薬局エリア2bを訪れ、処方箋を提出し、薬の調剤を受ける。待合エリア2cは、調剤薬局エリア2bに隣接して設けられており、患者、あるいは、患者の関係者は待合エリアにて調剤を待つことになる。
【0023】
本実施形態の遠隔医療ボックス1は、待合エリア2cに隣接して設けられており、患者、あるいは、患者の関係者は、待合エリア2cで遠隔医療ボックス1の利用を待つことが可能となっている。
【0024】
なお、本実施形態の遠隔医療ボックス1は、ドラッグストア店舗2内に設置された形態を採用しているが、このような設置形態のみならず、遠隔医療ボックス1の専用の施設、あるいは、郵便局、駅構内、ショッピングモール内等の各種施設内に設置することとしてもよい。あるいは、病院、クリニック等の医療施設に設けることとしてもよい。その場合、他の病院、クリニック等の医療施設との間で遠隔医療が行われることが考えられる。
【0025】
図2は、本実施形態に係る遠隔医療ボックス1の外観を示す斜視図である。本実施形態の遠隔医療ボックス1は、離れた場所にある医療施設との間で通信を行い、遠隔医療ボックス1を利用する患者に対して、医師による診断、診療を行うことが可能である。
【0026】
遠隔医療ボックス1の外部側面には、患者の受付を行う外部端末10が設けられている。本実施形態の外部端末10は、タッチパネルモニタ11、確認装置12、精算機13を有して構成されている。本実施形態では、患者は自宅のパソコン、あるいは、携帯端末等を利用して予約システムにアクセスする、あるいはコールセンター等への電話により、遠隔医療ボックス1の予約を行うことが前提となっている。患者は、予約時に、遠隔医療ボックス1の指定、日時の指定、診断、診療を行う医療施設の指定等を行い、予約システム等から予約番号を発行して貰う。患者は、指定した日時に、指定した遠隔医療ボックス1を訪れ、外部端末10を操作することで、受付処理を実行する。
【0027】
遠隔医療ボックス1には、中に入室するための扉16、遠隔医療ボックス1の利用状況等を表示する表示装置14、通信するための無線通信アンテナ15が設けられている。患者が入室している際には、表示装置14には、「診察中」等の利用状況の表示が行われ、他者が間違って入室することを防止される。
【0028】
図3は、本実施形態に係る遠隔医療ボックス1の内部を示す斜視図である。遠隔医療ボックス1に入室した患者は、その内部に設置された各種機器を利用して、医療施設側の医師と対話することが可能である。そのため、遠隔医療ボックス1内には、モニタ17、カメラ18a、ズームカメラ18bが設けられている。なお、カメラ18aには、マイクロホンが設けられており、患者側の音声を集音可能である。モニタ17には、診断、診療を行う医師の映像等が表示される。一方、医療施設側の医師は、カメラ18a、ズームカメラ18bで撮影された映像、集音された音声を、医師側PC44を使用して確認することが可能となっている。
【0029】
また、本実施形態の遠隔医療ボックス1内には、患者の状態を測定するための各種測定装置が設けられている。本実施形態の測定装置としては、検体検査入れ19a、バイタルセンサ19b、血圧計19dが設けられている。検体検査入れ19aは、患者が持参した尿、便、唾液等の各種検体を収容し、その分析を行うことが可能である。分析結果は、医師側PC44へと送信される。なお、検体検査入れ19aは、検体を収容するのみであってもよい。その場合、収容された検体は、遠隔医療ボックス1の利用終了後に、ドラッグストアあるいは調剤薬局の管理者等により回収され、医療施設あるいは検査施設に搬送される。
【0030】
バイタルセンサ19bは、患者の各種生体情報を計測可能なセンサであって、例えば、心電図、血糖値、血中酸素濃度等、各種生体情報の少なくとも何れか1つを計測することが可能である。患者は、医師の指示に従い、バイタルセンサ19bを使用する。バイタルセンサ19bによって計測された生体情報は、医師が使用する医師側PC44に送信される。
【0031】
聴診器19cは、患者の心音を計測するために設けられている。患者は、医師の指示に従い、聴診器19cを胸部等に当て、自己の心音を集音する。集音された心音は、医師側PC44に送信、再生され、医師による心音の確認が可能となる。血圧計19dは、患者の血圧、心拍数の計測を行う。バイタルセンサ19bと同様、計測結果は、医師側PC44に送信される。また、遠隔医療ボックス1内には、患者が座るための患者用椅子20、付添人が座るための付添人用椅子21が設けられている。
【0032】
図4は、本実施形態に係る遠隔医療システムの構成を示すブロック図である。遠隔医療システムは、前述した遠隔医療ボックス1内に設置された各種装置、離れた場所に位置するクリニック、病院等の医療施設(本実施形態では、医療施設A、B、C…)に設置された各種装置等を有して構成されている。
【0033】
遠隔医療ボックス1に設けられた外部端末10は、
図2で説明したように、タッチパネルモニタ11、確認装置12、精算機13が設けられている。タッチパネルモニタ11は、各種表示を行うとともに、患者あるいは患者の付添人によるタッチ操作が可能なインターフェイスとして機能する。
【0034】
確認装置12は、保険証、あるいは、保険証機能が付帯されたマイナンバーカードを使用した保険情報を確認するための装置である。ユーザは、この確認装置12を使用して、保険証、あるいは、マイナンバーカードを読み取らせることで、診察、診療を行う医療施設に対して、対象となる患者の保険情報を確認させることが可能である。
【0035】
図5は、本実施形態に係る確認装置12の外観を示す斜視図である。確認装置12は、各種情報を表示するとともに、ユーザによるタッチ操作を受け付けるタッチパネルモニタ141を備えて構成される。また、タッチパネルモニタ141の上方には、カメラ143、2個のLEDライト142が設けられている。
【0036】
本実施形態の確認装置12は、本人確認のため、メラ143を使用してユーザを撮影し、マイナンバーカードに記憶された顔認証情報と比較することで、ユーザ認証を行うことが可能となっている。なお、マイナンバーカードを使用したユーザ認証には、暗証番号を入力する認証方法も使用可能であって、ユーザは、顔認証による認証方法、暗証番号による認証方法を選択してユーザ認証を行うことが可能である。
【0037】
確認装置12の右側には、凹部からなる載置空間144が設けられている。載置空間144の底面には、ICカードリーダ146が埋設されており、載置空間144の底面に載置したマイナンバーカードMからマイナンバー等の各種情報を読み取ることが可能となっている。
【0038】
また、載置空間144の上面には、OCRカメラ145が設けられている。マイナンバーカードではなく、ユーザが保険証を使用する場合、OCRカメラ145は、載置空間144の底面に載置された保険証を撮影し、OCR機能を使用して保険証情報を検出することが可能である。
【0039】
精算機13は、診療、診察が終了したユーザに対して費用を支払うための装置である。本実施形態では、現金、各種クレジットカード、各種電子マネーによる支払が可能となっている。診察、診療が終了後、費用の計算が終了すると、タッチパネルモニタ11に呼び出し表示が行われ、ユーザは外部端末10を使用して、費用の支払いを行う。また、精算機13には、プリンタが設けられており、支払が終了したユーザに対して、領収書、診療明細、処方箋等の印刷を行うことが可能となっている。
【0040】
外部端末10のタッチパネルモニタ11、確認装置12、精算機13は、それらを統括制御するためのボックス側受付PC23に接続されている。また、遠隔医療ボックス1内には、診察・診療用の患者側PC22が設けられている。この患者側PC22は、モニタ17、カメラ18a、ズームカメラ18b、バイタルセンサ19等の測定装置と接続されている。
【0041】
ボックス側受付PC23、患者側PC22は、ハブ24を介して通信接続され、互いに連携して各種処理を実行する。また、ハブ24は、通信部25に通信接続されており、無線通信アンテナ15を介してインターネットとの無線通信を行うことが可能となっている。
【0042】
次に、遠隔医療ボックス1と通信を行う医療施設側の構成について説明する。例えば、医療施設としての医療施設Aには、受付PC42、レセプトPC43、医師側PC44が設けられている。受付PC42、レセプトPC43、医師側PC44は、ルータ41を介してインターネットと通信接続されている。
【0043】
受付PC42は、医療施設Aを訪れた患者の受付を行う装置であって、確認装置12が接続されている。確認装置12は、遠隔医療ボックス1側に設置されたものと同じものであって、医療施設Aを訪れた患者の受付、そして、保険証、あるいは、マイナンバーカードによる保険情報の確認を行うことが可能である。
【0044】
また、本実施形態では、確認装置12でマイナンバーカードから読み取ったマイナンバーを認証サーバ32に問い合わせ、その有効性を確認する資格確認機能を備えている。なお、認証サーバ32は、予め登録されている受付PC42との間でのみ資格確認機能を動作させることが可能である。
【0045】
レセプトPC43は、主としてスタッフによる操作が行われる装置であって、モニタ431、キーボード432等の各種ユーザインターフェイスが接続されている。
【0046】
医師側PC44は、医師により操作が行われる装置であって、遠隔医療ボックス1との間で遠隔医療を行う際、映像、音声、各種情報を通信することが可能である。そのため、医師側PC44には、撮影用のカメラ441、モニタ442、キーボード443等の各種ユーザインターフェイスが接続されている。
【0047】
これら医療施設に設置された受付PC42、レセプトPC43、医師側PC44は、通信を行うことで互いに連携して業務を遂行することが可能である。
【0048】
インターネットには、管理サーバ31、認証サーバ32が通信接続されている。管理サーバ31は、遠隔医療ボックス1の予約管理、遠隔医療ボックス1と医療施設との通信接続等を管理するサーバである。認証サーバ32は、各種保険情報、並びに、その有効性等を管理するサーバであって、保険証、あるいは、マイナンバーカードから取得した保険情報を確認することが可能である。
【0049】
以上説明したように、本実施形態の遠隔医療システムは、遠隔医療ボックス1と医療施設側に設けられた各種装置で構成されており、遠隔医療ボックス1と医療施設との間でオンラインによる診察・診療を行うことが可能となっている。では、次に、このような遠隔医療システムの各種処理(受付処理、診察処理、支払処理)について説明する。
【0050】
図6は、本実施形態に係る受付処理を示すフロー図である。遠隔医療ボックス1を訪れたユーザは、まず、外部端末10を使用して受付を行う。ボックス側受付PC23は、タッチパネルモニタ11からの受付開始入力を検知(S101:Yes)、ユーザに対して予約番号の入力画面を表示(S102)、予約番号の入力を求める。予約番号が入力された場合(S103:Yes)、ボックス側受付PC23は、管理サーバ31に対して入力された予約番号の有効性を確認する。
【0051】
管理サーバ31から応答が有効である場合(S104:Yes)、ボックス側受付PC23は、管理サーバ31と通信を行い、予約番号に対応する接続先医療施設を特定する(S106)。一方、予約番号が有効でない場合(S104:No)、ボックス側受付PC23は、タッチパネルモニタ11にエラー表示を行う(S105)。
【0052】
接続先医療施設(この例では、医療施設Aとする)が特定されると、ボックス側受付PC23は、接続先医療施設の受付PC42の仮想化を実行する(S107)。ここで、受付PC42の仮想化とは、例えば、Windows(登録商標)等のオペレーティングシステムで知られた技術であって、遠隔地にあるPCを使用可能とする技術である。ボックス側受付PC23には、医療施設Aに設置されている受付PC42が登録されており、その仮想化を行うことが可能となっている。
【0053】
ここで、受付PC42の仮想化の必要性について説明する。前述したように医療施設A等に設置される受付PC42は、認証サーバ32による資格確認機能のために予め認証サーバ32に登録されている。一方、遠隔医療ボックス1では、複数の医療施設と通信接続する必要が生じるため、資格確認機能を利用することは困難な状況にある。例えば、ボックス側受付PC23に、遠隔医療ボックス1で遠隔医療を行う全ての医療施設を登録することで、資格確認機能を使用することも可能ではあるが、セキュリティ、並びに、認証サーバ32等での管理等を考慮すると現実的でない。
【0054】
本実施形態の遠隔医療システムでは、保険情報を確認する際、ボックス側受付PC23に、遠隔医療の対象となる医療施設の受付PC42を仮想化することで、遠隔医療ボックス1の確認装置12で読み取った保険情報を、仮想的に医療施設(この例では、医療施設A)の受付PC42から、認証サーバ32に対して資格確認させることとしている。
【0055】
このような構成により、遠隔医療ボックス1では、予め認証サーバ32の登録を必要とせず、認証サーバ32の資格確認機能を使用して、遠隔医療ボックス1を訪れたユーザの保険情報を確認することが可能となる。
【0056】
図6の受付処理のフロー図において、接続先医療施設が特定される(S106)と、ボックス側受付PC23は、接続先である医療施設Aの受付PC42の仮想化を実行する(S107)。ボックス側受付PC23には、遠隔医療の対象となる医療施設を仮想化するための各種情報(ID、パスワード等)が登録されている。これら各種情報は、ボックス側受付PC23に登録しておいてもよいが、管理サーバ31で管理することとしてもよい。例えば、ボックス側受付PC23は、仮想化を行う毎に仮想化に必要な各種情報を管理サーバ31から取得し、受付PC42の仮想化を行うことが考えられる。
【0057】
受付PC42の仮想化(S107)が完了すると、遠隔医療ボックス1に設置される確認装置12は、載置空間144にマイナンバーカードの載置要求をタッチパネルモニタ141に表示する。ICカードリーダ146によりマイナンバーカードの載置が確認される(S109:Yes)と、確認装置12は認証処理(S110)を実行する。
【0058】
本実施形態の認証処理(S110)は、顔認証、暗証番号による認証を選択することが可能である。ユーザは、タッチパネルモニタ141に表示される認証方法を選択し、顔認証、暗証番号による認証の何れかを選択する。顔認証が選択された場合、カメラ143を使用してユーザの撮影が行われ、マイナンバーカードに記憶されている認証情報と照合される。一方、暗証番号による認証が選択された場合、ユーザはタッチパネルを使用して暗証番号の入力を行う。入力された暗証番号は、マイナンバーカードに記憶されている認証情報と照合される。
【0059】
認証処理(S110)の結果、認証ができた場合(S111:Yes)、ICカードリーダ146は、マイナンバーカードからマイナンバーを読み取る(S112)。ボックス側受付PC23は、読み取ったマイナンバーを仮想化された受付PC42に送信する(S112)。読み取られたマイナンバーは、仮想化された受付PC42で受信(S131)され、仮想化された受付PC42は、認証サーバ32と通信接続を開始する(S132)。
【0060】
通信接続が完了した場合(S133:Yes)、仮想化された受付PC42は、認証サーバ32に対してマイナンバーを送信する(S134)。認証サーバ32では、マイナンバーを受信(S142)し、その有効性等を確認する資格確認処理(S143)を実行し、確認結果を送信する(S144)。送信された確認結果は、仮想化された受付PC42で受信され(S135)、ボックス側受付PC23において確認結果に基づく表示が行われる(S113)。
【0061】
確認結果に基づく表示は、確認装置12のタッチパネルモニタ141、あるいは、タッチパネルモニタ11で行われることになり、例えば、保険情報の有効性、費用の負担率等が表示される。その後、ボックス側受付PC23は、受付PC42の仮想化を終了(S114)し、タッチパネルモニタ11には、受付画面が表示(S115)され、ボックス側受付PC23における受付処理が完了する。
【0062】
以上、ボックス側受付PC23で実行される受付処理について説明したが、本実施形態の受付処理では、遠隔医療を行う複数の医療施設について、遠隔医療ボックス1を訪れる患者の保険情報を適切に確認することが可能である。
【0063】
図7は、本実施形態に係る診察処理を示すフロー図である。患者側PC22では、受付処理が完了した患者について、診療順を管理し、表示装置14に予約番号、氏名等を表示することで患者の呼び出しを行う(S201)。その後、患者側PC22は、遠隔医療の対象となる医療施設に設置された医師側PC44と通信接続(S202)し、診察処理(S203)を開始する。
【0064】
診察処理(S203)では、遠隔医療ボックス1側の患者側PC22と、接続先医療施設(この例では、医療施設A)側の医師側PC44が通信接続され、互いに映像、音声を使用したコミュニケーションを行うことが可能となる。また、医師側PC44では、患者側PC22に接続された各種外部装置(バイタルセンサ19b、聴診器19c、血圧計19d等)で計測された各種情報をモニタ442で確認することが可能である。
【0065】
医師側PC44では、診察処理が完了した場合(S222:Yes),終了指示を患者側PC22に送信する(S223)。終了指示を受信した(S204:Yes)患者側PC22では、診察が終了した旨、及び、待合エリア2cでの待機の指示等の指示表示(S205)が行われ、医師側PC44との通信接続が解除される(S206)。診察が終了した患者は、指示に従い、待合エリア2cで待機することになる。
【0066】
終了指示の送信後、医師側PC44では、医師による操作に基づき医療明細が作成される(S224)。作成された医療明細はレセプトPC43に送信される(S225)。レセプトPC43において、スタッフは、受信(S226)した医療明細に基づき請求情報を作成する(S228)。
図9(A)は、請求情報のデータ構成を示した図である。請求情報には、シリアル番号等、請求情報を識別するための請求識別情報、患者を識別するための患者識別情報、請求金額、請求明細等が含まれている。本実施形態では、請求情報の作成が完了すると(S229:Yes)、請求情報を管理サーバ31に送信する(S230)。
【0067】
請求情報を受信した管理サーバ31は、遠隔医療の対象となった患者と医療施設に基づき、請求管理情報を作成し、ボックス側受付PC23に送信する。
図9(B)は、請求情報に基づいて作成される請求管理情報のデータ構成を示した図である。請求管理情報には、請求情報に含まれる請求識別情報、患者識別情報、請求金額の他、遠隔医療の対象となった遠隔医療ボックス、医療施設を識別するボックス識別情報、医療施設識別情報が含まれている。
【0068】
図8は、本実施形態に係る支払処理を示すフロー図である。支払処理は、遠隔医療ボックスを利用した患者に対する費用の支払いが行われる処理であり、受診した請求管理情報を使用して行われる。ボックス側受付PC23は、請求管理情報を受信(S301:Yes)すると、受信した請求管理情報を請求リストに追加する。請求リストは、まだ支払われていない未処理の請求管理情報が蓄積されたリストである。
【0069】
請求リストに未処理の請求管理情報がある場合(S303:Yes)、ボックス側受付PC23は、外部端末10は使用中であるか否かを確認する(S304)。本実施形態の外部端末10は、受付処理、支払処理の両方を実行するため、空いている期間を使用して費用支払いを行うこととしている。
【0070】
外部端末が使用中で無い場合(S304:No)、未処理の請求リスト中、タッチパネルモニタ11には、請求管理情報に対応する患者の呼び出し表示が行われる(S305)。外部端末10の操作により、支払い対象となる患者の指定が行われた場合(S306:Yes)、当該患者に対して診察を行った医療施設毎の設定情報が読み出される(S307)。設定情報は、ボックス側受付PC23に予め記憶しておいてもよいし、管理サーバ31あるいは医療施設に設置されるレセプトPC43等に予め記憶しておいたものを受信することとしてもよい。
【0071】
設定情報は、医療施設名、背景画像、各種情報のレイアウト、可能な支払方法(現金、クレジットカード、電子マネー等)等、医療施設側で予め設定した情報である。支払処理では、このように医療施設毎の設定情報が読み出されることで、医療施設に応じた表示が行われる。また、現金、クレジットカード、電子マネー等中、医療施設で可能な支払方法が選択可能となる。このように本実施形態の支払処理は、複数の医療施設が共用する遠隔医療ボックス1において、使用した医療施設毎の設定を使用することが可能となっている。
【0072】
設定情報の読み出し後、読み出した設定情報と、支払対処となる患者に対する請求管理情報に基づき、支払に関する情報がタッチパネルモニタ11に表示される(S308)。ユーザは表示に従い、請求情報に含まれる請求金額の支払いを行う(S309)。その際、ユーザは設定情報に含まれている可能な支払方法から、選択することが可能である。なお、支払方法が例えば現金の1方法に限られる場合、ユーザは選択する必要は無い。
【0073】
支払が完了すると、請求情報に対応する支払い完了情報が形成される(S310)。
図9(C)は、支払い完了情報のデータ構成を示す図である。支払完了情報には、請求識別情報、支払方法が含まれている。形成された支払完了情報は、請求情報を作成した医療施設のレセプトPC34、及び、管理サーバ31に送信される。
【0074】
管理サーバ31は、受信した支払い完了情報、及び、先に記憶した請求管理情報に基づき、預かり金情報を作成する。
図9(D)は、預かり金情報のデータ構成を示す図である。預かり金情報は、請求識別情報、医療施設識別情報、支払方法、請求金額を含んで構成される。例えば、支払方法が現金の場合、支払われた現金は精算機13に蓄積されることになる。
【0075】
その際、精算機13では複数の医療施設に対して支払われた現金を蓄積することになる。そのため、支払われた現金は、遠隔医療ボックス1を管理する会社(管理会社)側での預かり金とされ、管理サーバ31に蓄積された預かり金情報に基づき、対応する医療施設に分配される。管理会社は、医療施設毎に預かり金情報の請求金額を集計し、例えば、月に1回等、定期的に対応する医療施設の銀行口座に振り込むことで、預かり金の分配を行う。
【0076】
なお、管理会社が扱う預かり金としては、現金のみに限られるものではない。例えば、クレジットカード、電子マネーについては、支払われた請求金額が直接、医療施設に納付される形態、あるいは、管理会社が代行して徴収する形態が考えられる。このような管理は、医療施設毎に異なることが予想されるため、管理サーバ31では、医療施設の各支払方法について、預かり金であるか、預かり金ではないかを、医療施設の運用に基づいて記憶管理し、預かり金となる場合、預かり金情報の作成を行う。
【0077】
支払が完了すると、精算機13は領収書、医療明細等を印刷する(S311)。ここで、医療施設において扱われる領収書、医療明細のフォーマットは、医療施設毎に異なることが予想される。遠隔医療ボックス1に設置された精算機13で印刷する領収書、医療明細を統一することも考えられるが、その場合、領収書、医療明細のデータ構成を対象となる全ての医療施設で統一する必要が生じる。
【0078】
そのため、本実施形態では、医療施設側のレセプトPCで作成された領収書、利用明細をイメージデータ(JPG形式、PDF形式等)として精算機13に送信し、精算機13に設けられたプリンタで印刷することとしている。レセプトPC43では、一旦、印刷した領収書、利用明細を、スキャナを使用してイメージデータとして取り込む、あるいは、レセプトPC43で動作するソフトウェア上から直接、イメージデータとしての領収書、利用明細を作成すること等が行われる。
【0079】
このような形態を採用することで、遠隔医療ボックス1用の領収書、医療明細のためのデータフォーマット等を設ける必要が無く、システムの構築が容易となる。また、医療施設では、データフォーマットにとらわれることなく、従来から使用する領収書、医療明細をそのままイメージデータとして、遠隔医療ボックス1用に使用することが可能となっている。
【0080】
その後、支払処理では、請求管理情報を処理済みに変更(S312)した後、請求管理情報の受信監視(S301)、請求リストの未処理である請求管理情報の監視(S303)を継続して行う。
【0081】
以上、本実施形態の遠隔医療システムについて説明したが、本実施形態によれば、遠隔医療ボックス1で資格確認のために使用されるボックス側受付PC23において、遠隔医療の対象となる医療施設の受付PC42を仮想化することで、遠隔医療ボックス1の確認装置12を使用した保険情報の有効性を確認することが可能となる。そのため、複数の医療施設が共用することになる遠隔医療ボックス1において、保険情報の確認を容易に行うことが可能となる。
【0082】
[第1変形例]
図10は、他の実施形態(第1変形例)に係る遠隔医療システムの構成を示すブロック図である。
図4で説明した遠隔医療システムの構成を示すブロック図とは、受付PC452a-42cの使用台数において異なっている。
図10は、総合病院等規模の大きい医療施設を想定したものであって、複数台の受付PC42aー42cが設けられている。受付PC42a、42bには、確認装置12a、12bが接続されている。一方、受付PC42cには確認装置は接続されていない。
【0083】
受付PC42cは、遠隔医療システムのために設けられたものである。
図4の遠隔医療システムにおいて、ボックス側受付PC23で受付PC42の仮想化を行った場合、医療施設A側の確認装置12が使用できないことが考えられる。遠隔医療ボックス1での保険情報の確認中、医療施設A側での確認を一時中断することも考えられるが、顧客サービス上、好ましくはない。
【0084】
第1変形例では、このような事情を考慮し、遠隔医療ボックス1のために受付PC42cを設けている。受付PC42a-42cは、認証サーバ32において資格確認処理の登録が完了している。ボックス側受付PC23において保険情報の資格確認を行う場合、ボックス側受付PC23は、遠隔医療の対象となる医療施設Aに設けられた受付PC42cの仮想化を行い、資格確認処理を実行する。
【0085】
このように、遠隔医療ボックス1用の確認装置12を設けておくことで、他の確認装置12a、12bは、遠隔医療ボックス1用に使用されることがなく、円滑に資格確認を行い、顧客サービスの向上を図ることが可能となる。
【0086】
[第2変形例]
前述の実施形態では、保険情報としてマイナンバーを使用する形態について説明した。一方、マイナンバー以外に従来から使用される紙の保険証を使用することが考えられる。本発明は、紙の保険証を使用する場合においても適用することが可能である。
図5で説明したように、確認装置12の載置空間144の上方には、OCRカメラ145が備えられ、紙の保険証を撮影することが可能である。
【0087】
受付処理では、マイナンバーカードに代え、紙の保険証を使用することも可能である。紙の保険証を使用する場合、載置空間144に設置された紙の保険証を、OCRカメラ145で撮影する。確認装置12は、撮影された紙の保険証のイメージから各種保険情報(保険証番号、氏名等)を読取り、認証サーバ32に対して保険情報の有効性等を確認する。
【0088】
上述する処理は、医療施設に設置された確認装置12で行う場合、遠隔医療ボックス1に設置された確認装置12で行う場合も同様であって、遠隔医療ボックス1に設置された確認装置12で行われる場合、仮想化された受付PC42を使用して認証サーバ32に対する資格確認処理が行われる。受付PC42は、マイナンバーの場合と同様、資格確認機能についての登録がされており、紙の保険証についても保険情報についての資格確認処理を行うことが可能である。
【0089】
以上、本発明に係る発明に係る遠隔医療システムについて、各種実施形態を説明した行ったが、本発明はこれら各種実施形態のみに限られるものではなく、遠隔医療施システムを構成する一部の装置、あるいは、遠隔医療システムを構成する装置で実行されるプログラムについても本発明の範疇に属する。
【符号の説明】
【0090】
1:遠隔医療ボックス 20:患者用椅子
2:ドラッグストア店舗 21:付添人用椅子
2a:物販エリア 24:ハブ
2b:調剤薬局エリア 25:通信部
2c:待合エリア 31:管理サーバ
10:外部端末 32:認証サーバ
11:タッチパネルモニタ 34:レセプトPC
12:確認装置 41:ルータ
12a:確認装置 42b:受付
12b:確認装置 43:レセプトPC
13:精算機 141:タッチパネルモニタ
14:表示装置 142:LEDライト
15:無線通信アンテナ 143:カメラ
16:扉 144:載置空間
17:モニタ 145:OCRカメラ
18a:カメラ 146:ICカードリーダ
18b:ズームカメラ 431:モニタ
19:バイタルセンサ 432:キーボード
19a:検体検査入れ 441:カメラ
19b:バイタルセンサ 442:モニタ
19c:聴診器 443:キーボード
19d:血圧計