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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024064322
(43)【公開日】2024-05-14
(54)【発明の名称】マルチディスプレイの連結装置
(51)【国際特許分類】
   G09F 9/00 20060101AFI20240507BHJP
【FI】
G09F9/00 351
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022172825
(22)【出願日】2022-10-28
(71)【出願人】
【識別番号】594080286
【氏名又は名称】日本フォームサービス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100074251
【弁理士】
【氏名又は名称】原田 寛
(74)【代理人】
【識別番号】100066223
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 政美
(72)【発明者】
【氏名】齋藤 太誉
【テーマコード(参考)】
5G435
【Fターム(参考)】
5G435BB12
5G435EE13
5G435EE14
(57)【要約】
【課題】複数のディスプレイを横並びにして連結すると共に、各ディスプレイの表示面を簡単且つ正確に揃えることができるマルチディスプレイの連結装置を提供する。
【解決手段】ディスプレイPを支持する支持体10を設ける。各支持体10に水平に架設されるモニターフレーム20を設ける。モニターフレーム20に連結するモニター取付金具30を設ける。モニター取付金具30に、固定体31と係合体32とを設ける。固定体31にモニターフレーム20の上面方向に突出するスライド部31Aを設ける。係合体32に、スライド部31Aに重なる調整突起32Aを設ける。スライド部31Aと調整突起32AとでディスプレイPの角度を調整する。
【選択図】 図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
垂直向きに設置される複数本の支持体と、各支持体に水平に架設され各ディスプレイを固定するモニターフレームと、各ディスプレイの裏面に固定されモニターフレームに連結するモニター取付金具とを備えたマルチディスプレイの連結装置において、
前記モニター取付金具は、
前記ディスプレイの裏面に固定されこの裏側から前記モニターフレームの上部方向に突出するスライド部を有する固定体と、
固定体に揺動自在に連結され、スライド部と重合してスライド部のスライド位置を固定する調整突起を有し前記モニターフレームの上面に固定する係合体とを備え、
調整突起に対するスライド部のスライド位置の調整で前記モニターフレームに固定した前記ディスプレイの角度を調整することを特徴とするマルチディスプレイの連結装置。
【請求項2】
前記係合体に、前記モニターフレームの前記上部溝内に挿入して固定するはずれ止めネジと、前記モニターフレームの下面部に沿って形成された下部溝内に挿入して固定するはずれ止めネジとを備えた請求項1記載のマルチディスプレイの連結装置。
【請求項3】
前記係合体は、前記固定体に重なるように設けられ、前記係合体から前記モニターフレームの上部方向に突出して前記スライド部の内側に重合する前記調整突起と、
前記調整突起の側面にネジ止めされ前記スライド部に形成された長孔から突出し、前記調整突起のスライド位置を前記調整体に固定する固定ネジと、
前記調整突起の先端側から下方に突出し前記モニターフレームの上部溝内に係止する係止突起部と、
前記固定体に揺動自在に軸支され前記モニターフレームの下部方向に突出する揺動部と、を有する請求項1又は2記載のマルチディスプレイの連結装置。
【請求項4】
前記支持体は、垂直向きに配置されるポールと、該ポールの上端部又は下端部にネジ止めされるレール固定金具とを備え、レール固定金具は、前記モニターフレームの側面長手方向に沿って形成された側部溝に固定される請求項1記載のマルチディスプレイの連結装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数のディスプレイを横並びに連結すると共に、各ディスプレイの表示面の角度を正確に揃えることができるマルチディスプレイの連結装置に関する。
【背景技術】
【0002】
液晶パネル等のディスプレイを複数台連結する装置として特許文献1に記載の平面ディスプレイ用マルチスタンドがある。
【0003】
このマルチスタンドは、複数のディスプレイを上下に連結して使用するもので、1本の本体支柱2に上下一対の本体取付金具3を固定すると共に、各本体取付金具3にモニターフレーム4を夫々固定し、このモニターフレーム4に、平面ディスプレイAの背面に取付けたモニター取付金具5を連結し、平面ディスプレイAを上下に組合せて一つの大画面として使用する。
【0004】
一方、ディスプレイの表示面を角度調整する吊設装置が特許文献2に記載されている。この吊設装置は、吊設部材2で吊設された本体部3A,3Bと、この本体部3A,3Bを左右に貫通する棒状部材6と、映像表示装置4(ディスプレイ)の背面に取付けた一対の取付部材7とを備え、取付部材7に固定した棒状部材6は、本体部3A,3B内の角度調整手段5A,5Bによって映像表示装置4と共に一体に変位するように構成したものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】実用新案登録第3182916号公報
【特許文献2】特許第5160853号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来の平面ディスプレイ用マルチスタンドは、上下に連結して一つの大画面とする構造であるから各ディスプレイの角度調整をするものではない。しかも、複数のディスプレイを横並びにして連結することもできない構成である。
【0007】
一方、特許文献2に記載の装置は、角度調整手段5A,5Bにより棒状部材6と共に映像表示装置4の角度(俯角)を調整する構成である。ところが、この角度調整手段5A,5Bは、吊設部材2に固定した本体部3A,3B内に設置されており、この本体部3A,3Bを貫通する棒状部材6の角度を調整することで映像表示装置4の角度を調整する構成である。
【0008】
そのため、この角度調整手段5A,5Bで複数の映像表示装置4の角度調整をする場合、各映像表示装置4を懸吊した吊設部材2ごとの調整が必要になる。すなわち、各映像表示装置4に固定した各棒状部材6の角度は、夫々吊設部材2に固定した本体部3A,3B内の角度調整手段5A,5Bにより調整する。
【0009】
したがって、複数の映像表示装置4を横並びにした場合、映像表示装置4ごとに吊設部材2が必要になるので、横並びの映像表示装置4の角度を調整するには、各吊設部材2の高さまで調整する必要がある。すなわち、各吊設部材2に吊設した各映像表示装置4の高さ調整や、各映像表示装置4に固定した各棒状部材6の角度調整が必要になる。そのため、映像表示装置4の数が増えるほど各調整が煩雑になる。
【0010】
しかも、複数の映像表示装置4を横並びにした場合、各映像表示装置4の高さや角度(俯角)が一致していないと画面の表示が見難くなる不都合が生じるので、これらの調整は極めて正確に行う必要がある。
【0011】
そこで、本発明は上述の課題を解消すべく創出されたもので、複数のディスプレイを横並びにして連結すると共に、各ディスプレイの表示面の角度を簡単且つ正確に揃えることができるマルチディスプレイの連結装置の提供を目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明の第1の手段は、垂直向きに設置される複数本の支持体10と、各支持体10に水平に架設され各ディスプレイPを固定するモニターフレーム20と、各ディスプレイPの裏面に固定されモニターフレーム20に連結するモニター取付金具30とを備えたマルチディスプレイの連結装置において、前記モニター取付金具30は、前記ディスプレイPの裏面に固定されこの裏側から前記モニターフレーム20の上部方向に突出するスライド部31Aを有する固定体31と、固定体31に揺動自在に連結され、スライド部31Aと重合してスライド部31Aのスライド位置を固定する調整突起32Aを有し前記モニターフレーム20の上面に固定する係合体32とを備え、調整突起32Aに対するスライド部31Aのスライド位置の調整で前記モニターフレーム20に固定した前記ディスプレイPの角度を調整することとにある。
【0013】
第2の手段は、前記係合体32に、前記モニターフレーム20の前記上部溝21内に挿入して固定するはずれ止めネジ33と、前記モニターフレーム20の下面部に沿って形成された下部溝23内に挿入して固定するはずれ止めネジ34とを備えたものである。
【0014】
第3の手段の前記係合体32は、前記固定体31に重なるように設けられ、前記係合体32から前記モニターフレーム20の上部方向に突出して前記スライド部31Aの内側に重合する前記調整突起32Aと、前記調整突起32Aの側面にネジ止めされ前記スライド部31Aに形成された長孔31Aaから突出し、前記調整突起32Aのスライド位置を前記調整体32に固定する固定ネジ32Bと、前記調整突起32Aの先端側から下方に突出し前記モニターフレーム20の上部溝21内に係止する係止突起部32Cと、前記固定体31に揺動自在に軸支され前記モニターフレーム20の下部方向に突出する揺動部32Dと、を有する。
【0015】
第4の手段の前記支持体10は、垂直向きに配置されるポール11と、該ポール11の上端部又は下端部にネジ止めされるレール固定金具12とを備え、レール固定金具12は、前記モニターフレーム20の側面長手方向に沿って形成された側部溝22に固定される請求項1記載のマルチディスプレイの連結装置。
【発明の効果】
【0016】
本発明のごとく、モニターフレーム20に固定した調整突起32Aに対するスライド部31Aのスライド位置の調整で、モニターフレーム20に連結するディスプレイPの角度を調整することにより、複数のディスプレイを横並びにして連結すると共に各ディスプレイの表示面の角度を簡単且つ正確に揃えることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本発明の使用状態を示す斜視図である。
図2】(イ)、(ロ)は本発明のモニター取付金具の装着状態を示す斜視図である。
図3】本発明のモニター取付金具を示す斜視図である。
図4】本発明の調整突起とスライド部を示す要部拡大斜視図である。
図5】本発明のスライド部を上部溝に係合する状態を示す側面図である。
図6】本発明のスライド部を上部溝に係合した状態を示す側面図である。
図7】本発明で角度を調整する前の要部側面図である。
図8】本発明で角度を調整した後の要部側面図である。
図9】本発明の支持体とモニターフレームを示す分解斜視図である。
図10】本発明のレール固定金具の装着状態を示す要部斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
本発明は、例えば液晶パネル等のディスプレイPを複数台横並びに連結する(図1参照)。図示例では3台のディスプレイPを連結しているが、ディスプレイPの数は任意に変更することが可能である。
【0019】
本発明装置は、支持体10、モニターフレーム20、モニター取付金具30にて構成される(図2参照)。
【0020】
支持体10は、複数台のディスプレイPを天井や床面等に支持する部材である(図1参照)。この支持体10は、ポール11とレール固定金具12とを備えている(図2参照)。ポール11は、天井から懸吊され又は床面等に立設される支持部材である。このポール11は、壁面等に設置することも可能である(図示せず)。
【0021】
レール固定金具12は、予めモニターフレーム20に固定しておく部材である(図9参照)。このレール固定金具12は、モニターフレーム20の側面長手方向に沿って形成された側部溝22内にネジ止めした固定ネジ13でモニターフレーム20に固定される。レール固定金具12には固定ネジ13を挿通する長孔状のネジ孔12aを上下に向けて開穿してあり、レール固定金具12に固定するモニターフレーム20の高さを調整できるようにしている。
【0022】
そして、天井等に懸吊した支持体10のポール11下端部にこのレール固定金具12を連結することで、モニターフレーム20が支持体10に懸吊される(図10参照)。図示例のレール固定金具12は、レール固定金具12とポール11とを貫通する連結ボルト14で連結している。
【0023】
支持体10のポール11は、上下一対のポール11を固定ボルト15で連結する(図9参照)。図示のポール11は、各ポール11の側面長手方向に沿って連設された調整孔11aを選択して固定ボルト15を挿通することで、支持体10の高さを調整する。また、各ポール11には、圧着ネジ16を設けている。この圧着ネジ16は、各ポール11の重なった部位を外側から押圧することで各ポール11を一体化し、ポール11のブレを解消する。尚、この圧着ネジ16は対向する側面に対を成すように設けることで強力な押圧固定力が得られる。
【0024】
モニターフレーム20は、各支持体10に水平に架設される長尺な角材である(図2参照)。図示例では、角材の各側面に上部溝21と側部溝22と下部溝23とを形成したアルミフレームが使用されている(図5参照)。このモニターフレーム20は、上下面の上部溝21と下部溝23は夫々一条の溝が形成され、両側面の側部溝22は三条の溝が形成されたものである。また、モニターフレーム20は任意の長さに連結することが可能であり、各溝の数も任意に設定できる。
【0025】
モニター取付金具30は、各ディスプレイPの裏面に固定される部材であり、このモニター取付金具30をモニターフレーム20に固定することで、モニターフレーム20を介してディスプレイPと支持体10とを連結する(図2参照)。
【0026】
このモニター取付金具30は、ディスプレイPの裏面にネジ止めされる固定体31と、この固定体31に揺動自在に連結されモニターフレーム20に固定する係合体32とを備えている(図3図6参照)。
【0027】
固定体31は、上部側にスライド部31Aを有し、下部に支持突起31Bを有する(図3参照)。スライド部31Aは固定体31からモニターフレーム20の上面方向に突出する部位である(図6参照)。図示のスライド部31Aは、帯板状の固定体31を断面コ字状に屈曲して対向するスライド部31Aを形成している(図4参照)。そして、一方のスライド部31Aに長孔31Aaを開穿している。また、支持突起31Bは固定体31からモニターフレーム20の下面側に突出する部位である(図6参照)。この支持突起31Bもスライド部31Aと同様に対向するように形成されている(図3参照)。
【0028】
係合体32は、固定体31の内側に重なる杆体状の部材で、上部に調整突起32Aを有し、下部に揺動部32Dを有する(図3参照)。
【0029】
図示の調整突起32Aは、係合体32の上端側から突出形成され、固定体31のスライド部31Aの内側に重合する部位で、スライド部31Aのスライド位置を固定する(図4参照)。図示例では、帯板状の係合体32を断面コ字状に屈曲した形状で対向する調整突起32Aを設け、調整突起32A相互に補強片32Aaを設けている。更に、調整突起32Aの一方の側面に固定ネジ32Bを設け、スライド部31Aの長孔31Aaから固定ネジ32Bの操作頭部が突出している。スライド部31Aは、この長孔31Aaに沿ってスライドすると共に、スライド位置は固定ネジ32Bにより調整突起32Aに固定される。
【0030】
図7は、モニター取付金具30の係合体32をモニターフレーム20に固定した初期状態を示している。初期状態は、ディスプレイPが支持体10に対して平行、すなわち垂直に支持されている。この状態からディスプレイPの表示面の角度を調整するには、調整突起32Aに固定するスライド部31Aのスライド位置を調整する(図4参照)。すなわち、調整突起32Aに沿ってスライド部31Aをスライド移動し、任意の位置で固定ネジ32Bをスライド部31Aに締め付けることでディスプレイPの表示面の角度が固定される(図8参照)。図示例のモニター取付金具30は、最大10°の角度を調整するものであるが、この角度は任意に変更することができる。
【0031】
この調整突起32Aの先端側に下方に突出する係止突起部32Cを形成している(図5参照)。この係止突起部32Cは、モニターフレーム20の上部溝21に係合するもので、図示の係止突起部32Cは、更に先端部に略L字形状に屈曲した係止片32Caを形成して上部溝21からの抜け止めを図っている(図6参照)。
【0032】
係合体32の上下には、はずれ止めネジ33、34を設けている(図6参照)。上部のはずれ止めネジ33は、モニターフレーム20の上部溝21内に挿入してモニターフレーム20を押圧固定する。このはずれ止めネジ33は、調整突起32Aの補強片32Aaからモニターフレーム20に向けて突設している(図4参照)。
【0033】
一方、下部のはずれ止めネジ34は、モニターフレーム20の下部溝23内に挿入してモニターフレーム20を押圧固定するものである(図6参照)。このはずれ止めネジ34は、揺動部32D相互に設けた補強片32Daからモニターフレーム20に向けて突設したものである(図3参照)。このように上下のはずれ止めネジ34がモニターフレーム20を上下で圧着固定することで、係合体32は、モニターフレーム20に強力に固定される(図6参照)。
【0034】
この揺動部32Dは、固定体31の下部に揺動自在に軸支されモニターフレーム20の下部方向に突出する部位である(図6参照)。この揺動部32Dも固定体31の支持突起31Bと同様に、帯板状の係合体32を断面コ字状に屈曲した形状で対向する揺動部32Dを形成したものである(図3参照)。そして、支持突起31Bの内側に揺動部32Dを重合し、揺動ネジ35で揺動自在に連結している。
【0035】
本発明装置の連結手順は、まず、ディスプレイPの裏面に左右一対のモニター取付金具30を予め固定しておく(図2(イ)参照)。次に、モニター取付金具30をモニターフレーム20に連結してモニターフレーム20にディスプレイPを固定する(図2(ロ)参照)。このとき、モニター取付金具30の係止突起部32Cをモニターフレーム20の上部溝21に係止する(図5参照)。更に、上下のはずれ止めネジ33、34を、モニターフレーム20の上部溝21と下部溝23とに挿入し、係合体32をモニターフレーム20に圧着固定する(図6参照)。固定した係合体32に予め固定されているディスプレイPは、支持体10と平行、すなわち垂直状態で支持される(図7参照)。
【0036】
複数のディスプレイPの各モニター取付金具30をモニターフレーム20に連結すると、複数のディスプレイPは、モニターフレーム20に横並びに設置される。このとき、モニター取付金具30の取付け位置は、ディスプレイPの裏側に予め形成されている連結孔を使用するので、隣接するディスプレイP相互の高さは同一の高さに揃うことになる。
【0037】
ディスプレイPの表示面の角度を調整するには、調整突起32Aに沿って、スライド部31Aをスライド移動して調整する(図8参照)。すなわち、ディスプレイP30が所定の角度になった状態で固定ネジ32Bをスライド部31Aの側面に締め付けることで、ディスプレイPの角度が固定される。1台のディスプレイPの角度調整が済んだ後は、隣接するディスプレイPの角度も合わせて調整して行くことで、最終的に横並びにした複数のディスプレイPの全ての角度が一致する(図1参照)。
【0038】
尚、図示例の各構成は、本発明の一実施例に過ぎず、支持体10やモニターフレーム20、モニター取付金具30の構成は、本発明の要旨を変更しない範囲で任意に変更することができる。
【符号の説明】
【0039】
P ディスプレイ
10 支持体
11 ポール
11a 調整孔
12 レール固定金具
12a ネジ孔
13 固定ネジ
14 連結ボルト
15 固定ボルト
16 圧着ネジ
20 モニターフレーム
21 上部溝
22 側部溝
23 下部溝
30 モニター取付金具
31 固定体
31A スライド部
31Aa 長孔
31B 支持突起
32 係合体
32A 調整突起
32Aa 補強片
32B 固定ネジ
32C 係止突起部
32Ca 係止片
32D 揺動部
33 はずれ止めネジ
34 はずれ止めネジ
35 揺動ネジ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10