(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024064459
(43)【公開日】2024-05-14
(54)【発明の名称】プログラム、方法、情報処理装置、システム
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/10 20120101AFI20240507BHJP
G06F 16/583 20190101ALI20240507BHJP
【FI】
G06Q50/10
G06F16/583
【審査請求】有
【請求項の数】19
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022173068
(22)【出願日】2022-10-28
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2023-09-01
(71)【出願人】
【識別番号】518204420
【氏名又は名称】パークス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002815
【氏名又は名称】IPTech弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】大國谷 文秀
【テーマコード(参考)】
5B175
5L049
5L050
【Fターム(参考)】
5B175DA02
5B175HA01
5L049CC11
5L050CC11
(57)【要約】
【課題】目的に合わせて適切に画像表示を行う技術を提供する
【解決手段】プロセッサを備えるコンピュータに、ユーザからの画像の選択を受け付けるステップと、受け付けた画像に対して、所定の条件に基づいて、優先画像とするか否かを判定するステップと、優先画像と判定した画像を優先的に出力するステップと、を実行させるプログラムが提供される。
【選択図】
図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
プロセッサを備えるコンピュータに、
ユーザからの画像の選択を受け付けるステップと、
受け付けた画像に対して、所定の条件に基づいて、優先画像であるか否かを判定するステップと、
優先画像と判定した画像を優先的に出力するステップと、を実行させるプログラム。
【請求項2】
前記判定するステップにおいて、
前記受け付けた画像内に所定の団体およびブランドの名称またはロゴマークが含まれる場合に、当該画像を優先画像であると判定する、請求項1に記載のプログラム。
【請求項3】
前記受け付けた画像内に前記名称またはロゴマークが含まれる場合であって、さらに、当該名称またはロゴマークの大きさが所定の条件を満たす場合に、当該画像を優先画像であると判定する、請求項2に記載のプログラム。
【請求項4】
前記判定するステップにおいて、
前記受け付けた画像内に所定の物品が含まれる場合に、当該画像を優先画像であると判定する、請求項1に記載のプログラム。
【請求項5】
前記判定するステップにおいて、
前記受け付けた画像内に所定の人物が含まれる場合に、当該画像を優先画像であると判定する、請求項1に記載のプログラム。
【請求項6】
前記判定するステップにおいて、
前記受け付けた画像内に所定の人数以上の人物が含まれる場合に、当該画像を優先画像であると判定する、請求項1に記載のプログラム。
【請求項7】
前記判定するステップにおいて、
前記受け付けた画像内で使用されている色が所定の条件を満たす場合に、当該画像を優先画像であると判定する、請求項1に記載のプログラム。
【請求項8】
前記判定するステップにおいて、
前記受け付けた画像内に所定のキーワードが含まれる場合に、当該画像を優先画像であると判定する、請求項1に記載のプログラム。
【請求項9】
前記判定するステップにおいて、
前記受け付けた画像が所定の画像に類似する場合に、当該画像を優先画像であると判定する、請求項1に記載のプログラム。
【請求項10】
前記判定するステップにおいて、
前記受け付けた画像が撮影された位置に関する情報が所定の条件を満たす場合に、当該画像を優先画像であると判定する、請求項1に記載のプログラム。
【請求項11】
前記判定するステップにおいて、
前記受け付けた画像内が生成された時刻についての情報が所定の条件を満たす場合に、当該画像を優先画像であると判定する、請求項1に記載のプログラム。
【請求項12】
前記判定するステップにおいて、
前記受け付けた画像のファイル形式が所定の条件を満たす場合に、当該画像を優先画像であると判定する、請求項1に記載のプログラム。
【請求項13】
前記コンピュータに、さらに、
前記判定するステップで優先画像でないと判定された画像に対して、出力対象画像とするか否かの選択をユーザから受け付けるステップを実行させる、請求項1に記載のプログラム。
【請求項14】
前記受け付けるステップでは、所定のイベントに参加しているユーザからの画像の選択を受け付け、
前記イベントの途中において、前記所定の条件を変更するステップを実行させる、請求項1に記載のプログラム。
【請求項15】
前記受け付けるステップでは、所定のイベントに参加しているユーザからの画像の選択を受け付け、
前記イベントでは、前記画像を表示するための主要画面と補助画面とが設けられており、
前記コンピュータに、
前記優先画像であると判定された画像を前記主要画面に表示させるステップと、
前記優先画像ではないと判定された画像を前記補助画面に表示させるステップとを実行させる、請求項1~請求項14のいずれか1項に記載のプログラム。
【請求項16】
前記コンピュータに、さらに、前記判定するステップにおいて、前記優先画像であると判定された画像の数量を算出するステップを実行させる、請求項1~請求項14のいずれか1項に記載のプログラム。
【請求項17】
前記判定するステップでは、前記画像が静止画像か動画像かに応じて、異なる条件に基づいて、優先画像であるか否かを判定する、請求項1~請求項14のいずれか1項に記載のプログラム。
【請求項18】
プロセッサを備えるコンピュータに、
ユーザからの画像の選択を受け付けるステップと、
受け付けた画像に対して、所定の条件に基づいて、優先画像であるか否かを判定するステップと、
優先画像と判定した画像を優先的に出力するステップと、を実行させる方法。
【請求項19】
プロセッサを備える情報処理装置であって、
前記プロセッサは、
ユーザからの画像の選択を受け付けるステップと、
受け付けた画像に対して、所定の条件に基づいて、優先画像であるか否かを判定するステップと、
優先画像と判定した画像を優先的に出力するステップと、を実行する情報処理装置。
【請求項20】
プロセッサを含むコンピュータを備えるシステムであって、
前記コンピュータのプロセッサは、
ユーザからの画像の選択を受け付けるステップと、
受け付けた画像に対して、所定の条件に基づいて、優先画像であるか否かを判定するステップと、
優先画像と判定した画像を優先的に出力するステップと、を実行するシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、プログラム、方法、情報処理装置、システムに関する。
【背景技術】
【0002】
昨今、公共の場所で一般のユーザが撮影した画像を手軽に表示させることを可能とする技術が開発されている。例えば、特許文献1には、ユーザが送信した画像に対して表示可否を判断し、表示可能とした画像を公共の場に設置した表示装置に表示するシステムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一方、上記技術では、イベントを盛り上げたい、製品の認知度を高めたい等といった画像を表示させることのさまざまな目的を十分に満たす点で改善の余地があった。
【0005】
本開示の目的は、目的に合わせて適切に画像表示を行う技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示では、プロセッサを備えるコンピュータに、ユーザからの画像の選択を受け付けるステップと、受け付けた画像に対して、所定の条件に基づいて、優先画像とするか否かを判定するステップと、優先画像と判定した画像を優先的に出力するステップと、を実行させるプログラムが提供される。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、目的に合わせて適切に画像表示を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図2】システム1のハードウェア構成を示すブロック図である。
【
図3】端末装置10の機能構成を示すブロック図である。
【
図4】サーバ20の機能構成を示すブロック図である。
【
図5】サーバ20の記憶部220に記憶されるデータベースの構造を示す図である。
【
図6】システム1の処理の流れを説明するフロー図である。
【
図7】画像判定処理(S250)の流れを説明するフロー図である。
【
図8】第2実施形態におけるシステム1の概要を説明する図である。
【
図9】第2実施形態における画像判定処理(S250)の流れを説明するフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しつつ、本開示の実施形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称及び機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
【0010】
<1.第1実施形態>
(1-1.システム1の概要)
図1を参照して、システム1が提供する機能(以下、本機能ともいう)の概要を説明する。
図1に示すように、システム1は、ユーザが使用する端末装置10と、サーバ20と、表示装置30を備える。ユーザUは、端末装置10を用いて画像(静止画および動画を含む)を撮影する。端末装置10は、撮影した画像をサーバ20へ送信する。
【0011】
サーバ20は、受信した画像に対して、表示装置30に優先的に表示させる画像(以下、優先画像ともいう)であるか否かの判定を行う。サーバ20は、優先画像であると判定した画像を表示装置30へ送信する。表示装置30は、サーバ20から受信した優先画像を優先的に表示する。
【0012】
このように、システム1では、ユーザが撮影した画像を受信したサーバ20によって、当該画像が優先画像であるか否かが判定される。優先画像であると判定された画像は、サーバ20から表示装置30へ送信され、表示装置30によって優先的に表示される。以下、詳細を説明する。
【0013】
(1-2.システム1のハードウェア構成)
図2は、システム1のハードウェア構成の例を示すブロック図である。システム1は、複数の端末装置10と、サーバ20と、表示装置30を備える。端末装置10、サーバ20および表示装置30は、ネットワーク40を介して通信可能に接続されている。なお、
図2では、視認性の観点からシステム1は1つの端末装置10を備えるように図示されているが、端末装置10の数はこの例に限定されることはなく、2つ以上でもよい。
【0014】
本実施形態において、複数の装置の集合体を1つのサーバ20としてもよい。1つ又は複数のハードウェアに対して本実施形態に係るサーバ20を実現することに要する複数の機能の配分の仕方は、各ハードウェアの処理能力及び/又はサーバ20に求められる仕様等に鑑みて適宜決定することができる。
【0015】
端末装置10は、スマートフォン等の携帯端末、またはタブレット端末として実現される。端末装置10は、通信IF(Interface)12と、入力装置13と、出力装置14と、メモリ15と、ストレージ16と、プロセッサ19とを備える。
【0016】
通信IF12は、端末装置10が外部の装置と通信するため、信号を入出力するためのインタフェースである。
【0017】
入力装置13は、ユーザからの入力操作を受け付けるための装置(例えば、タッチパネル、マイク等)である。
【0018】
出力装置14は、ユーザに対して情報を提示するための装置(ディスプレイ、スピーカ等)である。
【0019】
メモリ15は、プログラム、及び、プログラム等で処理されるデータ等を一時的に記憶するためのものであり、例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性のメモリである。
【0020】
ストレージ16は、データを保存するためのものであり、例えばフラッシュメモリ、HDD(Hard Disc Drive)である。
【0021】
プロセッサ19は、プログラムに記述された命令セットを実行するためのハードウェアであり、演算装置、レジスタ、周辺回路等により構成される。
【0022】
サーバ20は、インターネットなどのネットワーク40を介して端末装置10および表示装置30と通信可能なコンピュータであり、いわゆるクラウドサーバとして実現されてもよく、特定の会場に設置されたオンプレミスサーバとして実現されてもよい。サーバ20は、通信IF22と、入出力IF24と、メモリ25と、ストレージ26と、プロセッサ29とを備える。
【0023】
入出力IF24は、サーバ20に対して何らかの入力操作を行う場合、または、サーバ20から情報を出力する場合に、入出力装置を接続するためのインタフェースである。
【0024】
通信IF22、メモリ25、ストレージ26およびプロセッサ29は、端末装置10の通信IF12、メモリ15、ストレージ16およびプロセッサ19と同様に構成されるため、説明は繰り返さない。
【0025】
表示装置30は、ディスプレイなどの表示部を備える画像表示機器で構成してもよく、スクリーンなどの表示部に映像を投影するプロジェクター等の映像投影機器で構成してもよい。いずれの場合においても、表示装置30は、サーバ20から画像を受信して、表示部に表示させるための通信IF、プロセッサ、メモリ等を備える構成であればよく、周知の画像表示機器または映像投影機器を用いればよい。
【0026】
(1-3.端末装置10の機能構成)
図3は、端末装置10の機能構成の例を示すブロック図である。
図3に示すように、端末装置10は、入力装置13と、出力装置14と、通信部150と、撮像部160と、音声処理部170と、記憶部180と、位置情報センサ190と、制御部200を備える。
図3において端末装置10に含まれる各ブロックは、例えば、バス等により電気的に接続される。
【0027】
通信部150は、端末装置10が他の装置と通信するための変復調処理等の処理を行う。通信部150は、制御部200で生成された信号に送信処理を施し、外部(例えば、他の端末装置10)へ送信する。通信部150は、外部から受信した信号に受信処理を施し、制御部200へ出力する。
【0028】
入力装置13は、端末装置10を操作するユーザが指示、又は情報を入力するための装置である。入力装置13は、例えば、操作面へ触れることで指示が入力されるタッチセンシティブデバイス131等により実現される。入力装置13は、キーボードまたはマウスを含んでいてもよい。入力装置13は、ユーザから入力される指示、又は情報を電気信号へ変換し、電気信号を制御部200へ出力する。なお、入力装置13には、例えば、外部の入力機器から入力される電気信号を受け付ける受信ポートが含まれてもよい。
【0029】
出力装置14は、端末装置10を操作するユーザへ情報を提示するための装置である。出力装置14は、例えば、ディスプレイ141等により実現される。ディスプレイ141は、制御部200の制御に応じたデータを表示する。ディスプレイ141は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、又は有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等によって実現される。
【0030】
撮像部160はカメラを備え、受光素子により光を受光し、撮影信号として入力することで、端末装置10の周囲の撮像を行う。
【0031】
音声処理部170は、例えば、音声信号のデジタル-アナログ変換処理を行う。音声処理部170は、マイク171から与えられる信号をデジタル信号に変換して、変換後の信号を制御部200へ与える。また、音声処理部170は、音声信号をスピーカ172へ与える。音声処理部170は、例えば音声処理用のプロセッサによって実現される。マイク171は、音声入力を受け付けて、当該音声入力に対応する音声信号を音声処理部170へ与える。スピーカ172は、音声処理部170から与えられる音声信号を音声に変換して当該音声を端末装置10の外部へ出力する。
【0032】
記憶部180は、例えば、メモリ15、及びストレージ16等により実現され、端末装置10が使用するデータ、及びプログラムを記憶する。
【0033】
位置情報センサ190は、端末装置10の位置を検出するセンサであり、例えばGPS(Global Positioning System)モジュールである。GPSモジュールは、衛星測位システムで用いられる受信装置である。衛星測位システムでは、少なくとも3個または4個の衛星からの信号を受信し、受信した信号に基づいて、GPSモジュールが搭載される端末装置10の現在位置を検出する。なお、GPS以外の衛星測位システム、例えばGNSS(Global Navigation Satellite System:全地球航法衛星システム)と呼ばれるシステムを用いた位置情報センサ190であってもよい。
【0034】
制御部200は、プロセッサ19が記憶部180に記憶されるプログラムを読み込み、プログラムに含まれる命令を実行することにより実現される。制御部200は、端末装置10の動作を制御する。制御部200は、プログラムに従って動作することにより、操作受付部201と、送受信部202と、表示制御部203と、位置情報取得部204としての機能を発揮する。
【0035】
操作受付部201は、入力装置13から入力される指示、又は情報を受け付けるための処理を行う。具体的には、例えば、操作受付部201は、タッチセンシティブデバイス131等から入力される指示に基づく情報を受け付ける。
【0036】
送受信部202は、端末装置10が、外部の装置と通信プロトコルに従ってデータを送受信するための処理を行う。
【0037】
表示制御部203は、ユーザに通知する情報のディスプレイ141への表示を制御する。
【0038】
位置情報取得部204は、端末装置10の位置情報を取得する。具体的には、例えば、位置情報取得部204は、位置情報センサ190が取得した端末装置10の位置情報を取得する。制御部200の各機能における処理の詳細は後述する。
【0039】
(1-4.サーバ20の機能構成)
図4は、サーバ20は、通信部210と、記憶部220と、制御部230を備える。
図4においてサーバ20に含まれる各ブロックは、例えば、バス等により電気的に接続される。また、サーバ20は、入出力IF24を介して、キーボード241およびディスプレイ242等の入出力装置を適宜接続してもよい。
【0040】
通信部210は、サーバ20が外部の装置と通信するための処理を行う。
【0041】
記憶部220は、例えば、メモリ25、及びストレージ26等により実現され、サーバ20が使用するデータ、及びプログラムを記憶する。記憶部220は、画像データベース221と、優先条件データベース222を記憶する。
【0042】
画像データベース221は、端末装置10から受信した画像に関する情報を記憶するためのデータベースである。一例として、画像データベース221は、端末装置10から画像を受信したタイミングで、当該画像に対応した新たなレコードが追加される仕様としてもよい。画像データベース221のデータ構造の詳細は後述する。
【0043】
優先条件データベース222は、端末装置10から受信した画像を優先画像とするか否かを判定するための優先条件についての情報を記憶するためのデータベースである。一例として、優先条件データベース222は、サーバ20にインストールされた本機能を提供するソフトウェアを利用して、ユーザが優先条件を登録する作業を行ったタイミングでレコードが生成される仕様としてもよい。優先条件データベース222のデータ構造の詳細は後述する。
【0044】
制御部230は、プロセッサ29が記憶部220に記憶されるプログラムを読み込み、プログラムに含まれる命令を実行することにより実現される。制御部230は、プログラムに従って動作することにより、送受信モジュール231、画像登録モジュール232、画像判定モジュール233を備える。
【0045】
送受信モジュール231は、サーバ20が、外部の装置と通信プロトコルに従ってデータを送受信するための処理を行う。
【0046】
画像登録モジュール232は、送受信モジュール231が端末装置10から受信した画像を、記憶部220の画像データベース221に記憶する。
【0047】
画像判定モジュール233は、画像データベース221に記憶された画像が、優先画像であるか否かを判定する。具体的には、例えば、画像判定モジュール233は、画像データベース221に記憶された画像に対して画像認識処理を行う。画像認識処理としては、パターン認識、差分画像演算、テンプレートマッチングなどの周知技術を利用してもよい。また、画像判定モジュール233は、これらの画像認識処理を実行するにあたり、機械学習やディープラーニングといったAI(artificial intelligence)技術を適宜活用し、学習モデルを構築することにより画像認識の精度を向上させる仕様としてもよい。画像判定モジュール233は、画像データベース221に記憶された画像に対してこれらの画像認識処理を行うことにより、当該画像が優先画像に該当するか否かの判定を行う。
【0048】
(1-5.データ構造)
図5を参照し、システム1で使用するデータベースのデータ構造を説明する。なお、以下に説明するデータ構造はあくまでも一例であり、他のデータベースおよびデータ項目の保有を除外するものではない。
【0049】
図5は、サーバ20の記憶部220が記憶する画像データベース221、優先条件データベース222のデータ構造の一例を示す図である。
【0050】
図5に示すように、画像データベース181のレコードは、項目「画像ID」と、項目「コンテンツ」と、項目「ファイル形式」と、項目「発信場所」と、項目「発信日時」等を含む。
【0051】
項目「画像ID」は、画像を識別するための識別情報であり、画像データベース221におけるレコードを一意に特定するための主キーである
【0052】
項目「コンテンツ」は、当該画像の内容についての情報である。なお、本実施形態では、画像には静止画および動画が含まれる。
【0053】
項目「ファイル形式」は、当該画像のファイル形式についての情報である。具体的には、当該画像が静止画の場合は、ファイル形式としてJPG形式、GIF形式、PNG形式などを指定する情報が保持され得る。また、当該画像が動画の場合は、ファイル形式としてMOV形式、MP4形式、WEVM形式等を指定する情報が保持され得る。
【0054】
項目「発信場所」は、端末装置10が画像を送信した場所についての情報である。端末装置10の送受信部202は、端末装置10の位置情報取得部204が取得した位置情報を画像とともにサーバ20に送信し、サーバ20の画像登録モジュール232によって、当該位置情報が画像データベース221の項目「発信場所」に保持される仕様としてもよい。
【0055】
項目「発信日時」は、端末装置10が画像を送信した日時についての情報である。端末装置10の送受信部202は、端末装置10に内蔵される時計から取得した時刻情報を画像とともにサーバ20に送信し、サーバ20の画像登録モジュール232によって、当該時刻情報が画像データベース221の項目「発信日時」に保持される仕様としてもよい。
【0056】
画像データベース221は、端末装置10から画像を受信したタイミングで、画像登録モジュール232が当該受信した画像に対応する新たなレコードを追加する仕様としてもよい。
【0057】
優先条件データベース222のレコードは、項目「条件ID」と、項目「条件内容」と、項目「対象データ」と、項目「適用要否」と、項目「登録日時」等を含む。
【0058】
項目「条件ID」は、優先条件を識別するための識別情報であり、優先条件データベース222におけるレコードを一意に特定するための主キーである。
【0059】
項目「条件内容」は、優先条件の内容についての情報である。優先条件の内容としては、例えば以下を挙げることができる。
・端末装置10から受信した画像に、所定の企業、自治体等の団体、または商品等のブランド(銘柄)の名称もしくはロゴマークが含まれる(以下、条件Aという)。
・端末装置10から受信した画像に、所定の物品が映っている(以下、条件Bという)。
・端末装置10から受信した画像に、所定の人物が映っている(以下、条件Cという)。
・端末装置10から受信した画像で使用されている色が所定の条件を満たしている(以下、条件Dという)。
【0060】
なお、条件Aでは、画像内の名称またはロゴマークの大きさが所定の条件を満たした場合に、当該画像を優先画像と判定する仕様としてもよい。ここで、名称またはロゴマークの大きさとしては、画像の中に占める割合(すなわち、相対的な大きさ)で判定してもよいし、画像のサイズを所定の値に定めた場合における名称またはロゴマークの絶対的な大きさで判定してもよい。
【0061】
また、条件Bでは、所定の物品は所定の企業などが製造した製品(例えば特定の企業が製造したビール)であってもよいし、製造元を限定せずに特定の物品(例えばビール)を含む場合に優先画像と判定する仕様であってもよい。
【0062】
また、条件Cでは、所定の人物は画像に対して顔認識を行って判定してもよい。また、所定の人物の名前を含む画像(例えば、画像中の人物に対する名前付け(タグ付け)などで名前が表示された画像)を優先画像とする仕様であってもよい。
【0063】
また、条件Dでは、所定の色が所定の条件を満たすか否かの判定にあたり、所定の色空間(表色系)または色温度における色値に基づいて、優先画像であるか否かを判定する仕様としてもよい。所定の条件としては、所定の色が所定の割合以上使われていることを条件としてもよいし、所定の複数の色の組み合わせが使われている(例えば、特定の国旗に使用される色の組み合わせが使われている)ことを条件としてもよい。
【0064】
項目「対象データ」は、当該優先条件を適用するデータを指定するための情報であり、一例として、静止画または動画を指定する情報(例えばファイル形式)が保持される。このように、本実施形態では、ファイル形式を指定して適用する条件を選択可能に構成されている。
【0065】
項目「適用要否」は、画像判定モジュールが優先画像の判定を行うにあたり、当該条件を適用するか否かのフラグとしての情報である。具体的には、適用要否には、「適用する」または「適用しない」を指定する情報が保持される。このように、優先条件データベース222に記憶されている条件ごとに適用要否を適宜設定可能な仕様とすることにより、ユーザは開催されるイベントに応じた条件を選択することができ、イベントの目的に合わせた画像表示を実現することができる。
【0066】
項目「登録日時」は、当該レコードが生成された日時についての情報である。
【0067】
一例として、サーバ20に本機能を提供するソフトウェアをインストールするタイミングで、初期設定として用意されているレコードを備える優先条件データベース222が生成される仕様としてもよい。また、ユーザは、当該ソフトウェアを利用して、優先条件データベース222のレコードにおける各項目の内容を更新できる仕様としてもよい。具体的には、項目「適用要否」を更新することにより、特定のイベントにおいて適用される優先条件を選択可能な仕様としてもよい。また、ユーザは、当該ソフトウェアを利用して、優先条件に関する情報を新たに登録して優先条件データベース222にレコードを追加できる仕様としてもよい。
【0068】
(1-6.処理の流れ)
以下、
図6および
図7を参照して、システム1の処理の一例を説明する。なお、本実施形態では、ユーザがサーバ20によって提供されるウェブサイトにアクセスすることにより、システム1の機能を利用することが可能な仕様としている。
【0069】
ステップS110において、端末装置10の送受信部202は、ユーザの操作に基づいて、ウェブサイトへアクセスするためのリクエストをサーバ20へ送信する。ステップS210において、サーバ20の送受信モジュール231は、端末装置10からのリクエストを受信する。
【0070】
ステップS220において、サーバ20の送受信モジュール231は、ウェブサイトの情報を端末装置10へ送信する。ステップS120において、端末装置10の送受信部202は、ウェブサイトの情報をサーバ20から受信する。
【0071】
ステップS130において、端末装置10の操作受付部201は、ユーザから画像を選択する操作を受け付ける。当該画像を選択する操作では、端末装置10の撮像部160によってユーザが撮影した画像が選択される仕様としてもよい。または、記憶部180に記憶されている画像が、ユーザの操作によって選択される仕様としてもよい。
【0072】
ステップS140において、端末装置10の送受信部202は、選択された画像をサーバ20へ送信する。ステップS230において、サーバ20の送受信モジュール231は、選択された画像を受信する。
【0073】
ステップS240において、サーバ20の画像登録モジュール232は、送受信モジュール231が受信した画像を、画像データベース221に記憶する。ステップS250において、画像判定モジュール233は、画像データベース221に記憶された画像に対して、優先条件データベース222を参照して、優先画像であるか否かを判定する画像判定処理を行う。
【0074】
図7を参照して、画像判定処理(S250)の処理の流れを説明する。
図7に示す画像判定処理の一例では、ステップS251~ステップS256が実行される。なお、この例では条件A~条件Dの4つの条件が適用される例を示すが、この態様に限定されることはない。すなわち、画像判定処理(S250)において適用される条件の数および内容は、優先条件データベース222に記憶されたレコード(具体的には項目「条件内容」および項目「適用要否」)により適宜変更される。
【0075】
ステップS251において、サーバ20の画像判定モジュール233は、画像データベース221に記憶されている画像が条件Aを満たしているか否か、すなわち、当該画像に所定の企業、自治体等の団体、または商品等のブランドの名称もしくはロゴマークが含まれるか否かを判定する。
【0076】
具体的には、画像判定モジュール233は、判定対象の画像に対して所定の画像認識処理を行い、当該画像が条件Aを満たすか否かを判定する。判定対象の画像が条件Aを満たすと判定した場合、(S251においてYES)、ステップS256が行われる。一方、判定対象の画像が条件Aを満たさないと判定した場合(S251においてNO)、ステップS252が行われる。
【0077】
ステップS252において、画像判定モジュール233は、判定対象の画像が条件Bを満たしているか否か、すなわち、当該画像に所定の物品が映っているか否かを判定する
【0078】
具体的な処理としては、判定対象の画像に対して所定の画像認識処理を行い、当該画像が条件Bを満たすか否かを判定する。判定対象の画像が条件Bを満たすと判定した場合、(S252においてYES)、ステップS256が行われる。一方、判定対象の画像が条件Aを満たさないと判定した場合(S252においてNO)、ステップS253が行われる。
【0079】
ステップS253において、画像判定モジュール233は、判定対象の画像が条件Cを満たしているか否か、すなわち、当該画像に、所定の人物が映っているか否かを判定する。
【0080】
具体的な処理としては、判定対象の画像に対して所定の画像認識処理を行い、当該画像が条件Cを満たすか否かを判定する。判定対象の画像が条件Cを満たすと判定した場合、(S253においてYES)、ステップS256が行われる。一方、判定対象の画像が条件Cを満たさないと判定した場合(S253においてNO)、ステップS254が行われる。
【0081】
ステップS254において、画像判定モジュール233は、判定対象の画像が条件Dを満たしているか否か、すなわち、当該画像で使用されている色が所定の条件を満たしているか否かを
【0082】
具体的な処理としては、判定対象の画像に対して所定の画像解析処理を行い、当該画像が条件Dを満たすか否かを判定する。判定対象の画像が条件Dを満たすと判定した場合、(S254においてYES)、ステップS256が行われる。一方、判定対象の画像が条件Aを満たさないと判定した場合(S254においてNO)、ステップS255が行われる。
【0083】
ステップS255において、画像判定モジュール233は、判定対象の画像が条件A~Dをいずれも満たさないため、優先画像ではないと判定したうえで、管理者によるチェックを受け付ける。管理者によるチェックでは、例えばイベントを主催するユーザが、判定対象の画像に対して、表示装置30に出力するか否かをチェックする。当該チェックは、例えば、サーバ20に取り付けられたキーボード241およびディスプレイ242を用いて実行されてもよい。このように、ステップS255では、優先画像でないと判定された画像を、さらに出力対象と出力対象外とに選別する。
【0084】
ステップS256において、画像判定モジュール233は、判定対象の画像が条件A~条件Dの少なくとも1つを満たすため、優先画像であると判定する。優先画像は表示装置30に優先的に表示される画像である。このように、画像判定処理(S250)では、画像データベース221に記憶された画像に対して、優先的に表示装置30に表示させる画像か否かを判定し、さらに優先画像ではない画像に対して、出力対象か否かの管理者によるチェックを受け付ける。画像判定処理を行うことにより、ユーザの端末装置10から受信した画像は、表示装置30に表示される出力画像(優先画像と、優先画像ではないが管理者によるチェックで出力対象となった画像とを含む)と、出力対象外となった画像に選別される。
【0085】
画像判定処理(S250)が終了すると、
図6のステップS260において、端末装置10の送受信部202は、画像判定処理(S250)で出力対象と判定された画像(出力画像)を、表示装置30へ送信する。ステップS310において、表示装置30は、端末装置10から出力画像を受信する。ステップS320において、表示装置30は、出力画像を表示する。
【0086】
なお、画像判定処理(S250)におけるステップS255では、管理者によるチェックを行うため、処理に時間がかかることが想定される。そのため、優先画像と判定された画像は、優先的に画像判定処理(S250)を終了して後続の処理(S260~S320)を行うことが好ましい。このような構成とすることにより、優先画像と判定された画像を優先的に表示装置30に表示させることが促進される。
【0087】
(1-7.小括)
以上のようにして、本実施形態では、コンピュータがユーザからの画像の選択を受け付けるステップ(S130、S230)と、受け付けた画像に対して、所定の条件に基づいて、優先画像であるか否かを判定するステップ(S250)と、優先画像と判定した画像を優先的に出力する(S320)ステップと、を実行させる。このような構成とすることにより、イベントの目的に合わせて適切に画像表示を行うことができる。
【0088】
また、上記実施形態では、優先画像ではないと判定された画像に対して、さらに管理者によるチェック(S255)を行うことにより、イベントの目的や雰囲気、盛り上がり度合いなどに応じて、表示装置30に表示させる画像を臨機応変に判断することが可能となってる。ただし、この例に限定されることはなく、管理者によるチェック(S255)は行わず、優先画像以外の画像は表示装置30に表示させない仕様としてもよい。また、制御部230が所定の条件に基づいてチェックを行う仕様としてもよい。
【0089】
(1-8.変形例)
以下、第1実施形態の変形例について説明する。例えば、画像判定モジュール233は、優先画像であると判定するための優先条件として、所定の性別の人物が画像内に含まれるか否かを判定する仕様としてもよい。この場合、画像内における性別の比率に基づく条件を設定してもよい。また、画像判定モジュール233は、画像内の人物の人数に基づいて、優先画像か否かを判定してもよい。
【0090】
また、画像判定モジュール233は、画像内に含まれる人物の笑顔度に基づく判定を行ってもよい。笑顔度とは、人物の表情における笑顔の度合い(言い換えると、笑顔であると認定され得る可能性)を定量的に示すパラメータであり、公知の画像認識技術によって算出することができる。画像内の人の笑顔の度合いが大きいほど、笑顔度は高くなる。この場合、画像内の特定の人物の笑顔値が所定の閾値以上の場合に、優先画像と判定してもよい。また、画像内に映る複数の人物の笑顔度の平均値が所定の閾値より高い場合に、優先画像と判定してもよい。
【0091】
また、画像判定モジュール233は、画像内に所定のキーワードを含む場合に、優先画像と判定する仕様としてもよい。所定のキーワードとは、例えば、所定のSNSにおけるグルーピングのためのキーワード(ハッシュタグ)であってもよく、所定のメッセージ(例えば感謝を表すメッセージ)であってもよい。また、特定のイベントの名称等をキーワードとして選定してもよい。
【0092】
また、画像判定モジュール233は、所定の画像に類似する画像を、優先画像として判定する仕様としてもよい。この場合、判定条件としての画像を記憶部220に記憶させておき、当該判定条件としての画像と判定対象の画像とを比較することにより、優先画像か否かを判定する仕様としてもよい。
【0093】
また、画像判定モジュール233は、判定対象画像が撮影された位置の情報に基づいて、優先画像か否かを判定する仕様としてもよい。この場合、例えば、特定のイベントに実際に現地で参加していた際に撮影された画像のみを優先画像とする仕様が想定される。このような仕様とすることにより、イベントに実際に参加しているユーザから受け付けた画像のみを優先的に表示させることができ、イベントにおける臨場感を向上することができる。
【0094】
また、画像判定モジュール233は、判定対象画像が撮影された時刻の情報に基づいて、優先画像か否かを判定する仕様としてもよい。この場合、例えば、特定のイベントの進行に合ったタイミングで、表示装置30に優先画像を表示させる仕様が想定される。このような仕様とすることにより、イベント参加者からの画像をリアルタイムで受け付けて、参加者間で共有させることができ、ユーザ体験を向上することができる。
【0095】
また、画像判定モジュール233は、判定対象画像のファイル形式に基づいて、優先画像か否かを判定する仕様としてもよい。例えば、動画ファイルだけを優先ファイルとしてもよく、静止画ファイルだけを優先ファイルとしてもよい。このような仕様とすることで、表示装置30に表示させる画像の種類を統一することで、イベントにおける統一感を演出することができる。
【0096】
<2.第2実施形態>
以下、
図8および
図9を参照し、本開示の第2実施形態におけるシステム1を説明する。以下、上記実施形態との相違点を中心に説明し、同様の構成については説明を繰り返さない。
【0097】
(2-1.第2実施形態の概要)
図9は、第2実施形態におけるシステム1の概要を示す図である。第2実施形態では、システム1は、表示装置30は、主要画面30aと補助画面30bとを備える。主要画面30aは、補助画面30bと比べてサイズが大きく、イベントの中心となる場所に配置される。サーバ20は、優先画像である判定した画像を主要画面30aに表示させ、優先画像ではないと判定した画像を補助画面30bに表示させる。
【0098】
(2-2.処理の流れ)
図9を参照し、第2実施形態における画像判定処理(S250)を説明する。なお、第1実施形態と同様の処理については説明を繰り返さない。
【0099】
第2実施形態では、ステップS251~ステップS254において優先画像と判定されなかった画像は、ステップS255においてサブ画像とされる。サブ画像は、補助画面30bに表示される画像である。また、ステップS251~ステップS254において優先画像と判定された画像は、ステップS256においてメイン画像とされる。メイン画像は、主要画面30aに表示される画像である。
【0100】
画像判定処理(S250)が終了すると、ステップS320において、メイン画像は主要画面30aに表示され、サブ画像は補助画面30bに表示される。
【0101】
このような仕様とすることにより、ユーザから受け付けた画像に優先度を付与しつつ、すべての画像を表示させることが可能となるため、イベントに参加したユーザの一体感を向上することが可能となる。
【0102】
<3 他の実施形態>
以上、本発明における実施形態およびその変形例について説明したが、本開示の適用は上述の内容に限定されるものではない。
【0103】
例えば、上記実施形態では、ユーザがウェブサイトにアクセスすることにより、本機能の提供を受ける仕様となっているが、この態様に限定されることはない。例えば、端末装置10にソフトウェア(いわゆるアプリ)をインストールする仕様としてもよいし、他の仕様で本機能を提供してもよい。
【0104】
また、上記実施形態では、優先条件A~Dのいずれか一つを満たした場合に優先画像であると判定しているが、この例に限定されることはなく、複数の優先画像を満たした場合に優先画像であると判定される仕様としてもよい。
【0105】
また、例えば、サーバ20の制御部230は、所定の期間内(例えば、特定のイベントの期間内)に優先画像と判定された画像の数量(優先度)を算出するための優先度算出モジュールを備えていてもよい。ここで、数量としては、画像数であってもよいし、判定対象画像に対する優先画像の比率であってもよい。また、画像判定モジュール233は、判定対象の画像に対して笑顔度を算出し、画像全体における笑顔度の比率をさらに算出する仕様としてもよい。このようにすることで、当該イベントにおける盛り上がり状況などを測定することが可能となる。
【0106】
また、例えば、特定のイベントの開催中において、優先条件を変更可能な仕様としてもよい。一例として、イベントの管理者がサーバ20に取り付けられたキーボード241およびディスプレイ242を使用して、優先条件データベース222の項目「適用要否」を更新してもよい。また、上述した優先度、および/または笑顔度の比率に基づいて、画像判定モジュール233が優先条件を変更可能な仕様としてもよい。このような仕様とすることで、イベントの盛り上がり状況などを考慮して、より適切な条件を適用して画像を優先的に表示させることが可能となる。
【0107】
また、例えば、判定対象の画像が静止画か動画かに応じて、適用する優先条件を変更する仕様としてもよい。より具体的には、画像のファイル形式に応じて、適用する優先条件を変更する仕様としてもよい。
【0108】
また、上記実施形態では、ユーザが端末装置10で撮影した画像、および端末装置10に記憶されている画像をサーバ20へ送信しているが、この仕様に限定されることはない。例えば、イベントに参加しているユーザが所定の期間(例えばイベント期間)にSNS等の外部サイトにアップロードした画像を、サーバ20がクローリングにより取得して、画像データベース221に記憶させる仕様としてもよい。クローリングはOctoparseやWeb Scraperといった既存のクローリングツールを利用してもよい。
【0109】
また、上記実施形態では、イベントなどに設置された表示装置30を想定しているが、この態様に限定されることはない。例えば、所定のプリケーションにウェブサイトを埋め込む形で優先画像を出力してもよいし、APIとしての機能を提供する形で優先画像を出力してもよい。また、ウェブサイト上のマップの所定の位置(例えば、撮影された場所に対応する位置)に優先画像を埋め込んで表示させる仕様としてもよい。
【0110】
また、端末装置10は、タブレット端末、又はスマートフォン等の携帯端末に限定されず、据え置き型のPC(Personal Computer)、又はラップトップPC等により実現されてもよい。この場合、家庭用のPCなどにソフトウェアをインストールすることにより、端末装置10を実現し、マウスなどの操作を受け付けるようにしてもよい。
【0111】
また、通信回線を介した所定情報の共有は、主にインターネットなどのWANを介して行われるが、情報処理装置間では、WANを介さずにBluetooth(登録商標)等の近距離の無線通信、及び赤外線通信等のみを介して行われてもよい。
【0112】
また、上記実施形態では、各機能を端末装置10またはサーバ20が備える態様の一例について説明したが、この形態に限定されることはなく、一部または全部の機能について上記実施形態と異なる態様で端末装置10、サーバ20、又は端末装置10とサーバ20の両方が備える構成としてもよい。
【0113】
また、上記実施形態において端末装置10に実行させるものとして記載されていた各ステップをサーバ20に実行させてもよく、サーバ20に実行させるものとして記載されていた各ステップをサーバ20に実行させてもよい。
【0114】
さらに、本発明は、上述した端末装置10またはサーバ20が備える機能を情報処理装置に実行させるプログラムとして実現してもよいし、当該プログラムを格納する、コンピュータ読み取り可能な非一時的な記録媒体として実現してもよい。
【0115】
<付記>
以上の各実施形態で説明した事項を以下に付記する。
(付記1)
プロセッサを備えるコンピュータに、ユーザからの画像の選択を受け付けるステップ(S130、S230)と、受け付けた画像に対して、所定の条件に基づいて、優先画像であるか否かを判定するステップ(S250)と、優先画像と判定した画像を優先的に出力するステップ(S260、S320)と、を実行させるプログラム。
(付記2)
前記判定するステップにおいて、前記受け付けた画像内に所定の団体およびブランドの名称またはロゴマークが含まれる場合に、当該画像を優先画像であると判定する、付記1に記載のプログラム。
(付記3)
前記受け付けた画像内に前記名称またはロゴマークが含まれる場合であって、さらに、当該名称またはロゴマークの大きさが所定の条件を満たす場合に、当該画像を優先画像であると判定する、付記2に記載のプログラム。
(付記4)
前記判定するステップにおいて、前記受け付けた画像内に所定の物品が含まれる場合に、当該画像を優先画像であると判定する、付記1に記載のプログラム。
(付記5)
前記判定するステップにおいて、前記受け付けた画像内に所定の人物が含まれる場合に、当該画像を優先画像であると判定する、付記1に記載のプログラム。
(付記6)
前記判定するステップにおいて、前記受け付けた画像内に所定の人数以上の人物が含まれる場合に、当該画像を優先画像であると判定する、付記1に記載のプログラム。
(付記7)
前記判定するステップにおいて、前記受け付けた画像内で使用されている色が所定の条件を満たす場合に、当該画像を優先画像であると判定する、付記1に記載のプログラム。
(付記8)
前記判定するステップにおいて、前記受け付けた画像内に所定のキーワードが含まれる場合に、当該画像を優先画像であると判定する、付記1に記載のプログラム。
(付記9)
前記判定するステップにおいて、前記受け付けた画像が所定の画像に類似する場合に、当該画像を優先画像であると判定する、付記1に記載のプログラム。
(付記10)
前記判定するステップにおいて、前記受け付けた画像が撮影された位置に関する情報が所定の条件を満たす場合に、当該画像を優先画像であると判定する、付記1に記載のプログラム。
(付記11)
前記判定するステップにおいて、前記受け付けた画像内が生成された時刻についての情報が所定の条件を満たす場合に、当該画像を優先画像であると判定する、付記1に記載のプログラム。
(付記12)
前記判定するステップにおいて、前記受け付けた画像のファイル形式が所定の条件を満たす場合に、当該画像を優先画像であると判定する、付記1に記載のプログラム。
(付記13)
前記コンピュータに、さらに、前記判定するステップで優先画像でないと判定された画像に対して、出力対象画像とするか否かの選択をユーザから受け付けるステップを実行させる、付記1に記載のプログラム。
(付記14)
前記受け付けるステップでは、所定のイベントに参加しているユーザからの画像の選択を受け付け、前記イベントの途中において、前記所定の条件を変更するステップを実行させる、付記1に記載のプログラム。
(付記15)
前記受け付けるステップでは、所定のイベントに参加しているユーザからの画像の選択を受け付け、前記イベントでは、前記画像を表示するための主要画面と補助画面とが設けられており、前記コンピュータに、前記優先画像であると判定された画像を前記主要画面に表示させるステップと、前記優先画像ではないと判定された画像を前記補助画面に表示させるステップとを実行させる、付記1~付記14のいずれか1項に記載のプログラム。
(付記16)
前記コンピュータに、さらに、前記判定するステップにおいて、前記優先画像であると判定された画像の数量を算出するステップを実行させる、付記1~付記14のいずれか1項に記載のプログラム。
(付記17)
前記判定するステップでは、前記画像が静止画像か動画像かに応じて、異なる条件に基づいて、優先画像であるか否かを判定する、付記1~付記14のいずれか1項に記載のプログラム。
【0116】
以上、本開示のいくつかの実施形態を説明したが、これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものとする。
【符号の説明】
【0117】
1:システム、10:端末装置、13:入力装置、14:出力装置、15:メモリ、16:ストレージ、19:プロセッサ、20:サーバ、25:メモリ、26:ストレージ、29:プロセッサ、30:表示装置、30a:主要画面、30b:補助画面、40:ネットワーク、131:タッチセンシティブデバイス、141:ディスプレイ、150:通信部、160:撮像部、170:音声処理部、171:マイク、172:スピーカ、180:記憶部、181:画像データベース、190:位置情報センサ、200:制御部、201:操作受付部、202:送受信部、203:表示制御部、204:位置情報取得部、210:通信部、220:記憶部、221:画像データベース、222:優先条件データベース、230:制御部、231:送受信モジュール、232:画像登録モジュール、233:画像判定モジュール、241:キーボード、242:ディスプレイ。
【手続補正書】
【提出日】2023-04-10
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
プロセッサを備えるコンピュータに、
ユーザからの画像の選択を受け付けるステップと、
受け付けた画像に対して、前記ユーザによる端末装置の操作と関連しない所定の条件に基づいて、優先画像であるか否かを判定するステップと、
優先画像と判定した画像を優先的に出力するステップと、を実行させるプログラム。
【請求項2】
前記判定するステップにおいて、
前記受け付けた画像内に所定の団体およびブランドの名称またはロゴマークが含まれる場合に、当該画像を優先画像であると判定する、請求項1に記載のプログラム。
【請求項3】
前記受け付けた画像内に前記名称またはロゴマークが含まれる場合であって、さらに、当該名称またはロゴマークの大きさが所定の条件を満たす場合に、当該画像を優先画像であると判定する、請求項2に記載のプログラム。
【請求項4】
前記判定するステップにおいて、
前記受け付けた画像内に所定の物品が含まれる場合に、当該画像を優先画像であると判定する、請求項1~請求項3のいずれか1項に記載のプログラム。
【請求項5】
前記判定するステップにおいて、
前記受け付けた画像内に所定の人物が含まれる場合に、当該画像を優先画像であると判定する、請求項1~請求項3のいずれか1項に記載のプログラム。
【請求項6】
前記判定するステップにおいて、
前記受け付けた画像内に所定の人数以上の人物が含まれる場合に、当該画像を優先画像であると判定する、請求項5に記載のプログラム。
【請求項7】
前記判定するステップにおいて、
前記受け付けた画像内で使用されている色が所定の条件を満たす場合に、当該画像を優先画像であると判定する、請求項1~請求項3のいずれか1項に記載のプログラム。
【請求項8】
前記判定するステップにおいて、
前記受け付けた画像内に所定のキーワードが含まれる場合に、当該画像を優先画像であると判定する、請求項1~請求項3のいずれか1項に記載のプログラム。
【請求項9】
前記判定するステップにおいて、
前記受け付けた画像が所定の画像に類似する場合に、当該画像を優先画像であると判定する、請求項1~請求項3のいずれか1項に記載のプログラム。
【請求項10】
前記判定するステップにおいて、
前記受け付けた画像が撮影された位置に関する情報が所定の条件を満たす場合に、当該画像を優先画像であると判定する、請求項1~請求項3のいずれか1項に記載のプログラム。
【請求項11】
前記判定するステップにおいて、
前記受け付けた画像内が生成された時刻についての情報が所定の条件を満たす場合に、当該画像を優先画像であると判定する、請求項1~請求項3のいずれか1項に記載のプログラム。
【請求項12】
前記判定するステップにおいて、
前記受け付けた画像のファイル形式が所定の条件を満たす場合に、当該画像を優先画像であると判定する、請求項1~請求項3のいずれか1項に記載のプログラム。
【請求項13】
前記コンピュータに、さらに、
前記判定するステップで優先画像でないと判定された画像に対して、出力対象画像とするか否かの選択をユーザから受け付けるステップを実行させる、請求項1~請求項3のいずれか1項に記載のプログラム。
【請求項14】
前記受け付けるステップでは、所定のイベントに参加しているユーザからの画像の選択を受け付け、
前記イベントの途中において、前記所定の条件を変更するステップを実行させる、請求項1~請求項3のいずれか1項に記載のプログラム。
【請求項15】
前記受け付けるステップでは、所定のイベントに参加しているユーザからの画像の選択を受け付け、
前記イベントでは、前記画像を表示するための主要画面と補助画面とが設けられており、
前記コンピュータに、
前記優先画像であると判定された画像を前記主要画面に表示させるステップと、
前記優先画像ではないと判定された画像を前記補助画面に表示させるステップとを実行させる、請求項1~請求項3のいずれか1項に記載のプログラム。
【請求項16】
前記コンピュータに、さらに、前記判定するステップにおいて、前記優先画像であると判定された画像の数量を算出するステップを実行させる、請求項1~請求項3のいずれか1項に記載のプログラム。
【請求項17】
前記判定するステップでは、前記画像が静止画像か動画像かに応じて、異なる条件に基づいて、優先画像であるか否かを判定する、請求項1~請求項3のいずれか1項に記載のプログラム。
【請求項18】
プロセッサを備えるコンピュータに、
ユーザからの画像の選択を受け付けるステップと、
受け付けた画像に対して、前記ユーザによる端末装置の操作と関連しない所定の条件に基づいて、優先画像であるか否かを判定するステップと、
優先画像と判定した画像を優先的に出力するステップと、を実行させる方法。
【請求項19】
プロセッサを備える情報処理装置であって、
前記プロセッサは、
ユーザからの画像の選択を受け付けるステップと、
受け付けた画像に対して、前記ユーザによる端末装置の操作と関連しない所定の条件に基づいて、優先画像であるか否かを判定するステップと、
優先画像と判定した画像を優先的に出力するステップと、を実行する情報処理装置。
【請求項20】
プロセッサを含むコンピュータを備えるシステムであって、
前記コンピュータのプロセッサは、
ユーザからの画像の選択を受け付けるステップと、
受け付けた画像に対して、前記ユーザによる端末装置の操作と関連しない所定の条件に基づいて、優先画像であるか否かを判定するステップと、
優先画像と判定した画像を優先的に出力するステップと、を実行するシステム。
【手続補正書】
【提出日】2023-07-12
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
プロセッサを備えるコンピュータに、
ユーザによって選択された画像を受け付けるステップと、
受け付けた画像に対して、前記ユーザによる端末装置の操作と関連しない所定の条件に基づいて、優先画像であるか否かを判定するステップと、
優先画像と判定した画像を優先的に出力するステップと、を実行させ、
前記判定するステップにおいて、前記受け付けた画像内に所定の団体およびブランドの名称またはロゴマークが含まれる場合に、当該画像を優先画像であると判定する、プログラム。
【請求項2】
前記受け付けた画像内に前記名称またはロゴマークが含まれる場合であって、さらに、当該名称またはロゴマークの大きさが所定の条件を満たす場合に、当該画像を優先画像であると判定する、請求項1に記載のプログラム。
【請求項3】
前記判定するステップにおいて、
前記受け付けた画像内に所定の物品が含まれる場合に、当該画像を優先画像であると判定する、請求項1または請求項2に記載のプログラム。
【請求項4】
前記判定するステップにおいて、
前記受け付けた画像内に所定の人物が含まれる場合に、当該画像を優先画像であると判定する、請求項1または請求項2に記載のプログラム。
【請求項5】
前記判定するステップにおいて、
前記受け付けた画像内に所定の人数以上の人物が含まれる場合に、当該画像を優先画像であると判定する、請求項4に記載のプログラム。
【請求項6】
前記判定するステップにおいて、
前記受け付けた画像内で使用されている色が所定の条件を満たす場合に、当該画像を優先画像であると判定する、請求項1または請求項2に記載のプログラム。
【請求項7】
前記判定するステップにおいて、
前記受け付けた画像内に所定のキーワードが含まれる場合に、当該画像を優先画像であると判定する、請求項1または請求項2に記載のプログラム。
【請求項8】
前記判定するステップにおいて、
前記受け付けた画像が所定の画像に類似する場合に、当該画像を優先画像であると判定する、請求項1または請求項2に記載のプログラム。
【請求項9】
前記判定するステップにおいて、
前記受け付けた画像が撮影された位置に関する情報が所定の条件を満たす場合に、当該画像を優先画像であると判定する、請求項1または請求項2に記載のプログラム。
【請求項10】
前記判定するステップにおいて、
前記受け付けた画像内が生成された時刻についての情報が所定の条件を満たす場合に、当該画像を優先画像であると判定する、請求項1または請求項2に記載のプログラム。
【請求項11】
前記判定するステップにおいて、
前記受け付けた画像のファイル形式が所定の条件を満たす場合に、当該画像を優先画像であると判定する、請求項1または請求項2に記載のプログラム。
【請求項12】
前記コンピュータに、さらに、
前記判定するステップで優先画像でないと判定された画像に対して、出力対象画像とするか否かの選択をユーザから受け付けるステップを実行させる、請求項1または請求項2に記載のプログラム。
【請求項13】
前記受け付けるステップでは、所定のイベントに参加しているユーザからの画像の選択を受け付け、
前記イベントの途中において、前記所定の条件を変更するステップを実行させる、請求項1または請求項2に記載のプログラム。
【請求項14】
前記受け付けるステップでは、所定のイベントに参加しているユーザからの画像の選択を受け付け、
前記イベントでは、前記画像を表示するための主要画面と補助画面とが設けられており、
前記コンピュータに、
前記優先画像であると判定された画像を前記主要画面に表示させるステップと、
前記優先画像ではないと判定された画像を前記補助画面に表示させるステップとを実行させる、請求項1または請求項2に記載のプログラム。
【請求項15】
前記コンピュータに、さらに、前記判定するステップにおいて、前記優先画像であると判定された画像の数量を算出するステップを実行させる、請求項1または請求項2に記載のプログラム。
【請求項16】
前記判定するステップでは、前記画像が静止画像か動画像かに応じて、異なる条件に基づいて、優先画像であるか否かを判定する、請求項1または請求項2に記載のプログラム。
【請求項17】
プロセッサを備えるコンピュータに、
ユーザによって選択された画像を受け付けるステップと、
受け付けた画像に対して、前記ユーザによる端末装置の操作と関連しない所定の条件に基づいて、優先画像であるか否かを判定するステップと、
優先画像と判定した画像を優先的に出力するステップと、を実行させ、
前記判定するステップにおいて、前記受け付けた画像内に所定の団体およびブランドの名称またはロゴマークが含まれる場合に、当該画像を優先画像であると判定する、方法。
【請求項18】
プロセッサを備える情報処理装置であって、
前記プロセッサは、
ユーザによって選択された画像を受け付けるステップと、
受け付けた画像に対して、前記ユーザによる端末装置の操作と関連しない所定の条件に基づいて、優先画像であるか否かを判定するステップと、
優先画像と判定した画像を優先的に出力するステップと、を実行し、
前記判定するステップにおいて、前記受け付けた画像内に所定の団体およびブランドの名称またはロゴマークが含まれる場合に、当該画像を優先画像であると判定する、情報処理装置。
【請求項19】
プロセッサを含むコンピュータを備えるシステムであって、
前記コンピュータのプロセッサは、
ユーザによって選択された画像を受け付けるステップと、
受け付けた画像に対して、前記ユーザによる端末装置の操作と関連しない所定の条件に基づいて、優先画像であるか否かを判定するステップと、
優先画像と判定した画像を優先的に出力するステップと、を実行し、
前記判定するステップにおいて、前記受け付けた画像内に所定の団体およびブランドの名称またはロゴマークが含まれる場合に、当該画像を優先画像であると判定する、システム。