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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024064645
(43)【公開日】2024-05-14
(54)【発明の名称】受粉用の蜂の巣箱
(51)【国際特許分類】
   A01K 49/00 20060101AFI20240507BHJP
【FI】
A01K49/00
【審査請求】有
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022173399
(22)【出願日】2022-10-28
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2023-10-04
(71)【出願人】
【識別番号】594137557
【氏名又は名称】丸東東海商事株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100104514
【弁理士】
【氏名又は名称】森 泰比古
(72)【発明者】
【氏名】金子 幸義
(57)【要約】
【課題】通気性能に加えて巣枠の支持強度も十分な巣箱を提供する。
【解決手段】裏板、中板、及びスライド板を備える表板を、各14個の通気用開口、網付き開口、及び通気用開と通気窓11とが重なり合い、ツマミ53がガイド溝13から飛び出す様に巣箱本体10の前壁の内側に組み付ける。このとき、それぞれの上部に形成された各3個の巣枠受け溝も重なって3個の巣枠受けを形成する。第1後板及び第2後板も、それぞれの上部に形成された各3個の巣枠受け溝が重なって3個の巣枠受けを形成する様に巣箱本体10の後壁の内側に組み付ける。3枚の巣枠2A~2Cを前後の巣枠受けで支持し、4列の通気窓列WG1~WG4の間の位置で支持させる。
【選択図】 図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも前壁に巣門と複数個の通気窓とを備える巣箱本体に、前記前壁及び後壁の内側で上端部を支持する様に複数枚の巣枠を収納した巣箱であって、さらに、以下の構成を備えていることを特徴とする受粉用の蜂の巣箱。
(1A)前記複数個の通気窓の1個又は複数個が、互いに左右方向に間隔をあけた複数列の通気窓列となる様に備えられていること。
(1B)前記複数枚の巣枠は、前記複数列の通気窓列の左右若しくは間に位置する様に支持されていること。
【請求項2】
さらに、以下の構成を備えていることを特徴とする請求項1に記載の受粉用の蜂の巣箱。
(2)前記複数枚の巣枠を、前記複数列の通気窓列の左右若しくは間の位置に保持する巣枠保持機構を備えていること。
【請求項3】
さらに、以下の構成を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の受粉用の蜂の巣箱。
(3)前記通気窓列の各列が、上下方向に列をなす様に配置された各列複数個の通気窓によって構成されていること。
【請求項4】
さらに、以下の構成を備えていることを特徴とする請求項3に記載の受粉用の蜂の巣箱。
(4A)前記巣箱本体の前壁には、前記収納した複数枚の巣枠の左右に位置する様に前記複数列の通気窓列を構成する様に前記複数個の通気窓が開口されると共に、下部中央に巣門が開口されていること。
(4B)前記前壁の内側には、通気用開口及び巣門用開口を備えた裏板と、網付き開口及び巣門用開口を備えた中板と、通気用開口及び閉鎖用凸部を備えたスライド板を移動可能に組み付けた表板とを、前記スライド板の移動によって前記通気窓を開くと共に前記巣門を閉じた状態と、前記通気窓を閉じると共に前記巣門を開いた状態に切り換え可能となる用に組み付けられていること。
(4C)前記裏板、中板、及び前板の上部には前記通気窓列の間に位置する様に複数個の前側巣枠受け溝が切り欠かれ、前記後壁の内側には、前記前側巣枠受け溝と対応する様に後側巣枠受け溝が切り欠かれた後板が組み付けられていること。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、受粉用の蜂の巣箱に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、蜜蜂巣箱の換気性能を向上させた蜜蜂巣箱の提案がなされている(例えば、特許文献1,2)。
【0003】
特許文献1の蜜蜂巣箱は、図7(A)に示す様に、複数の通気窓と1つの巣門をそれぞれ同じ位置に設けた表板および裏板と、これらの間に挟まれて一定方向に往復移動可能に設けられたスライド部材と、通気窓の開口を通気可能に封止する網窓板とを備え、スライダ開口から飛び出させたツマミを操作してスライド部材を移動させ、通気窓を開くと同時に巣門を塞ぎ、通気窓を閉じると同時に巣門が開く様に構成されている。
【0004】
特許文献2は、図7(B)に示す様に、前後の壁の中央に扉開閉式の大きな通気窓を備え、その下方に巣門を備えている。内部には、3枚の巣枠の係合凸部を受ける切り欠きが形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2017-143743号公報(要約、図1
【特許文献2】特開2018-27067号公報(要約、図1
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
これら巣箱には、特許文献2に示される様に3枚程度の巣枠を収納することが多い。巣枠はかなりな重量を有し、これを受ける前後の内壁にはそれなりの強度が必要になる。これに対し、特許文献1では左右に配置される巣枠の荷重を受ける位置において、特許文献2では中央の巣枠を受ける位置において、それぞれ巣枠と通気窓とが重なる結果、通気性を阻害したり、巣枠の支持強度に不足を生じさせたりする可能性がある。
【0007】
そこで、本発明は、通気性能に加えて巣枠の支持強度も十分な巣箱を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するためになされた本発明の受粉用の蜂の巣箱は、少なくとも前壁に巣門と複数個の通気窓とを備える巣箱本体に、前記前壁及び後壁の内側で上端部を支持する様に複数枚の巣枠を収納した巣箱であって、さらに、以下の構成を備えていることを特徴とする。
(1A)前記複数個の通気窓の1個又は複数個が、互いに左右方向に間隔をあけた複数列の通気窓列となる様に備えられていること。
(1B)前記複数枚の巣枠は、前記複数列の通気窓列の左右若しくは間に位置する様に支持されていること。
【0009】
本発明の受粉用の蜂の巣箱によれば、巣枠によって通気窓による換気が邪魔されることがないと共に、巣枠は上下方向に連続する部分で強固に支持される。
【0010】
ここで、本発明の受粉用の蜂の巣箱は、さらに、以下の構成を備えたものとすることができる。
(2)前記複数枚の巣枠を、前記複数列の通気窓列の左右若しくは間の位置に保持する巣枠保持機構を備えていること。
【0011】
かかる構成をも備えることにより、輸送中に巣箱が転倒するなどしても巣枠と通気窓列の位置関係がずれてしまうといったことがない。
【0012】
これら本発明の受粉用の蜂の巣箱は、さらに、以下の構成を備えたものとすることができる。
(3)前記通気窓列の各列が、上下方向に列をなす様に配置された各列複数個の通気窓によって構成されていること。
【0013】
かかる構成をも備えることにより、各列において通気窓の上下方向位置を離すことができ、巣箱の下部、中間部、上部のいずれにおいても通気性能を向上させることができる。
【0014】
この受粉用の蜂の巣箱は、さらに、以下の構成を備えたものとすることができる。
(4A)前記巣箱本体の前壁には、前記収納した複数枚の巣枠の左右に位置する様に前記複数列の通気窓列を構成する様に前記複数個の通気窓が開口されると共に、下部中央に巣門が開口されていること。
(4B)前記前壁の内側には、通気用開口及び巣門用開口を備えた裏板と、網付き開口及び巣門用開口を備えた中板と、通気用開口及び閉鎖用凸部を備えたスライド板を移動可能に組み付けた表板とを、前記スライド板の移動によって前記通気窓を開くと共に前記巣門を閉じた状態と、前記通気窓を閉じると共に前記巣門を開いた状態に切り換え可能となる用に組み付けられていること。
(4C)前記裏板、中板、及び前板の上部には前記通気窓列の間に位置する様に複数個の前側巣枠受け溝が切り欠かれ、前記後壁の内側には、前記前側巣枠受け溝と対応する様に後側巣枠受け溝が切り欠かれた後板が組み付けられていること。
【0015】
かかる構成を備えることにより、複数枚の巣枠を通気窓の通気を邪魔することなく、通気に対して確実にずらした位置で支持することができる。特に、全体を段ボールで構成しても十分な強度を確保することができる。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、通気性能に加えて巣枠の支持強度も十分な巣箱を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】実施例1のミツバチ用巣箱を示し、(A)は上蓋を開いた状態で前壁を一部切り欠いて示した斜視図、(B)は正面図である。
図2】実施例1のミツバチ用巣箱を示し、本体の一部を切り欠いた状態で示した分解斜視図である。
図3】実施例1のミツバチ用巣箱を示し、本体の一部を切り欠いた状態で示した斜視図である。
図4】実施例1のミツバチ用巣箱を示し、(A)は通気窓を開いて巣門を閉じた状態の部分斜視図、(B)は通気窓を閉じて巣門を開いた状態の部分斜視図である。
図5】他の実施例を示し、(A)は実施例2のミツバチ用巣箱の正面図、(B)は実施例3のミツバチ用巣箱の正面図、(C)は実施例4のミツバチ用巣箱の正面図である。
図6】実施例5のミツバチ用巣箱の上蓋を開いた状態で一部切り欠いて示した斜視図である。
図7】従来技術の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下に、本発明を実施するための形態を実施例に基づいて説明する。
【実施例0019】
実施例1の受粉用のミツバチ用巣箱1は、図1に示す様に、内部に3枚の巣枠2A~2Cを収納可能とした段ボール製の巣箱本体10を備える。巣箱本体10の前壁には、収納した3枚の巣枠2A~2Cの左右に位置する様に上下方向所定間隔をあけて3個~4個の通気窓11,11,…が4列の通気窓列WG1~WG4となる様に開口されている。また、下部中央には巣門12が開口されている。右から2列目の通気窓列WG2の上部には「通気窓を開いて巣門を閉じた状態」と「通気窓を閉じて巣門を開いた状態」とを切り換えるためのツマミ53の移動をガイドするガイド溝13も開口されている。
【0020】
図2に示す様に、巣箱本体10の前壁の内側に、裏板20、中板30、及び表板40を収納すると共に、後壁の内側に、第1後板60及び第2後板70を収納する。これら裏板20、中板30、表板40、第1後板60及び第2後板70も段ボール製である。
【0021】
裏板20には、通気窓列WG1~WG4に対応する4列14個の通気用開口21と、巣門12に対応する巣門用開口22とが貫通されると共に、上部3箇所に巣枠受け溝25が切り欠かれている。
【0022】
中板30には、通気窓列WG1~WG4に対応する4列14個の網付き開口31と、巣門12に対応する巣門用開口32とが貫通されると共に、上部3箇所に巣枠受け溝35が切り欠かれている。
【0023】
表板40は、スライド板組み付け開口44が貫通されると共に、上部3箇所に巣枠受け溝45が切り欠かれている。表板40に組み付けられるスライド板50には、通気窓列WG1~WG4に対応する4列14個の通気用開口51,51,…が貫通されると共に、巣門12に対応する閉鎖用凸部52が形成されている。スライド板組み付け開口44は、スライド板50の閉鎖用凸部52を収容可能な凹部42を下部に備えると共に、スライド板50をガイド溝13に沿って上昇させ得る高さを備えている。
【0024】
第1後板60及び第2後板70は、それぞれ、上部3箇所に巣枠受け溝65,75が切り欠かれている。
【0025】
裏板20、中板30、表板40、第1後板60及び第2後板70の各3個の巣枠受け溝25,35,45,65,75は、それぞれ通気窓列WG1~WG4の間に位置する様に形成されている。
【0026】
裏板20、中板30及び表板40は、図3に示す様に、各14個の通気用開口21、網付き開口31、通気用開口51と、通気窓11とが重なり合い、ツマミ53がガイド溝13から飛び出す様に巣箱本体10の前壁の内側に組み付けられる。このとき、それぞれの上部に形成された各3個の巣枠受け溝25,35,45も重なって3個の巣枠受け85A,85B,85Cを形成する。なお、図示の状態においては、通気窓11は開口し、巣門12は閉じられている。
【0027】
第1後板60及び第2後板70は、図3に示す様に、それぞれの上部に形成された各3個の巣枠受け溝65,75が重なって3個の巣枠受け95A,95B,95Cを形成する様に巣箱本体10の後壁の内側に組み付けられる。
【0028】
その後、巣枠受け85A,95Aに係合突起2Aa,2Aaを支持させる様に巣枠2Aを組み付け、以下、巣枠受け85B,95Bに係合突起2Ba,2Baを支持させる様に巣枠2Bを組み付け、巣枠受け85C,95Cのそれぞれに係合突起2Ca,2Caを支持させる様に巣枠2Cを組み付ける。
【0029】
こうして巣枠2A~2Cを収納したミツバチ用巣箱1は、ガイド溝13から飛び出しているツマミ53を操作することにより、運搬や保管の際には、通気窓を開いて巣門を閉じた状態(図4(A))とし、圃場において受粉活動をさせる際には、通気窓を閉じて巣門を開いた状態(図4(B))として使用する。
【0030】
以上の構成を採用したことにより、本実施例のミツバチ用巣箱1によれば、14個の通気窓11が、各列複数個となる様に、互いに左右方向に間隔をあけて設けられ、4列の通気窓列WG1~WG4を備えさせたものとなっている。そして、これら4列の通気窓列WG1~WG4の間の位置で3枚の巣枠2A~2Cを支持したものとなるから、巣枠2A~2Cによって通気窓11による換気が邪魔されることがないと共に、巣枠2A~2Cは裏板20、中板30、第1後板60、及び第2後板70において上下方向に連続する部分で強固に支持される。特に、裏板20、中板30は段ボール製であるが、通気用開口21、網付き開口31と巣枠受け溝25,35が上下方向に重ならないから、各列における通気用開口21、網付き開口31の個数が増加しても、巣枠2A等を支持するための強度を損なうことがない。また、各列において通気窓11の上下方向位置を離すことができ、巣箱1の下部、中間部、上部のいずれにおいても通気性能を向上させることができる。
【実施例0031】
実施例2の受粉用のミツバチ用巣箱201は、図5(A)に示す様に、巣箱本体210の前面に、上下方向に列をなす複数個の通気窓211による4列の通気窓列WG201~WG204を備えさせ、巣門212に寄せた位置でツマミ253を操作する様にガイド溝213を配置したものとなっている。内部構造は実施例1と同様であって、巣枠202A,202B,202Cは、通気窓列WG201~WG204の左右若しくは間の位置で支持されている。実施例2も、保管や運搬に際しての通気性能を高めつつも巣枠202A等を支持するための強度を損なうことがなく、巣箱201の下部、中間部、上部のいずれにおいても通気性能を向上させることができる。
【実施例0032】
実施例3の受粉用のミツバチ用巣箱301は、図5(B)に示す様に、巣箱本体310の前面に、上下方向に長い4個の通気窓311が互いに左右方向に間隔をあけた4列の通気窓列となWG301~WG304となる様に備えられている。この実施例では、ツマミ353を操作するガイド溝313は巣門312から離れた上部に配置され、上下方向にスライド板を移動させることで通気窓を閉じて巣門を開いた状態と通気窓を開いて巣門を閉じた状態とを切り換えることができる様に構成している。内部構造は実施例1と同様であって、巣枠302A,302B,302Cは、通気窓列WG301~WG304の左右若しくは間の位置で支持されている。実施例3も、保管や運搬に際しての通気性能を高めつつも巣枠302A等を支持するための強度を損なうことがない。
【実施例0033】
実施例4の受粉用のミツバチ用巣箱401は、図5(C)に示す様に、巣箱本体410の前面に、上下方向に長い4個の通気窓411が互いに左右方向に間隔をあけた4列の通気窓列となWG401~WG404となる様に備えられている。この実施例では、ツマミ353によりスライド板を左右方向に移動させることで通気窓を閉じて巣門を開いた状態と通気窓を開いて巣門を閉じた状態とを切り換えることができる様にガイド溝413を配置している。内部構造は実施例1と同様であって、巣枠402A,402B,402Cは、通気窓列WG401~WG404の左右若しくは間の位置で支持されている。実施例4も、保管や運搬に際しての通気性能を高めつつも巣枠402A等を支持するための強度を損なうことがない。
【実施例0034】
実施例5の受粉用のミツバチ用巣箱501は、図6に示す様に、実施例1とほぼ同様の通気窓列を備えたものである。一つの相違点として、巣枠502A,502B,502Cとして、それぞれが一方の面に隣の巣枠との間隔を保持するコマ503A,503B,503Cを2個ずつ備えたものを用いている。もう一つの相違点として、巣箱内で巣枠を受ける部分は3枚の巣枠502A~502Cの設置範囲に渡る幅広の受け溝545,565を備えたものとなっている。さらにもう一つの相違点として、巣箱の前後の上フラップの先端に3個の押さえ溝515を備えている。
【0035】
実施例5では、3枚の巣枠502A~502Cを4列の通気窓列WG501~WG504の間に位置させた状態を保持する機構として、各巣枠502A~502Cのコマ503A~503Cと上フラップの上押さえ溝515が機能することとなる。
【0036】
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明はこれら実施例に限らず、その要旨を逸脱しない範囲内での種々なる変形実施が可能であることはいうまでもない。
【0037】
実施例は段ボール製としたが、プラ段やベニヤで構成した巣箱に適用してもよく、また、巣枠は溝で受けるのではなく桟に載せる様に設置してもよい。
【0038】
また、実施例1では巣枠受け溝25等が、実施例5では巣枠のコマ503A等及び上フラップの上押さえ溝515が、「3枚の巣枠を、4列の通気窓列の間の位置に保持する巣枠保持機構」として機能しているが、例えば、実施例1においてコマ付きの巣枠502A~502Cを用いてもよいし、実施例5においてコマなしの巣枠2A~2Cを用いてもよい。加えて、実施例5において上押さえ溝515を備えなくてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0039】
蜂による農作物の受粉に利用することができる。
【符号の説明】
【0040】
1,201,301,401,501・・・ミツバチ用巣箱、2A~2C,202A~202C,302A~302C,42A~402C,502A~502C・・・巣枠、10,210,310,410・・・巣箱本体、11,211,311,411・・・通気窓、12,212,312,412・・・巣門、20・・・裏板、21・・・通気用開口、22・・・巣門用開口、25・・・巣枠受け溝、30・・・中板、31・・・網付き開口、32・・・巣門用開口、35・・・巣枠受け溝、40・・・表板、42・・・凹部、44・・・スライド板組み付け開口、45・・・巣枠受け溝、50・・・スライド板、51・・・通気用開口、52・・・閉鎖用凸部、53・・・ツマミ、60・・・第1後板、65・・・巣枠受け溝、70・・・第2後板、75・・・巣枠受け溝、85A,85B,85C,95A,95B,95C・・・巣枠受け、WG1~WG4,WG201~WG204,WG301~WG304,WG401~WG404,WG501~WG504・・・通気窓列、503A~503C・・・コマ、515・・・上押さえ溝、545,565・・・幅広の受け溝。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7