(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024064847
(43)【公開日】2024-05-14
(54)【発明の名称】ネックキーパー
(51)【国際特許分類】
A45D 44/08 20060101AFI20240507BHJP
【FI】
A45D44/08 D
【審査請求】未請求
【請求項の数】13
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022173765
(22)【出願日】2022-10-28
(71)【出願人】
【識別番号】518204682
【氏名又は名称】有限会社ビッグファーム
(74)【代理人】
【識別番号】100134072
【弁理士】
【氏名又は名称】白浜 秀二
(72)【発明者】
【氏名】大畑 敦
(57)【要約】
【課題】安価なコストで作成でき、被施術者に対して常に衛生的な環境で使い回しながら、所定の使用回数に応じて、ネックキーパーを構成するシート本体を廃棄しながら、磁石部材をあらたなシートに繰り返し利用することで本体の価格を格段に節減すること。
【解決手段】所定のフィルム材から切り出したネックキーパー1であって、被施術者の首元に這わしたクロスが被施術者の背中側で結束した状態で、背中側から首元に這い胸前に垂れ下がる両側の内周端が交差する位置に、所定のフィルム材の表面と裏面とを挟み込む板状磁石3、5を非対象となる形状パターンで張り合うように重なり合って係止する構成を特徴とする。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定のフィルム材から切り出したネックキーパーであって、
被施術者の首元に這わしたクロスが前記被施術者の背中側で結束した状態で、前記背中側から前記首元に這い胸前に垂れ下がる両側の内周端が交差する位置に、前記所定のフィルム材の表面と裏面とを挟み込む板状磁石を非対象となる形状パターンで張り合うように重なり合って係止する構成を特徴とするネックキーパー。
【請求項2】
前記非対象となる形状パターンは、前記所定のフィルム材を貫通する所定サイズの孔を備えることを特徴とする請求項1に記載のネックキーパー。
【請求項3】
重なり合う所定サイズの2つの孔は、それぞれ異なる形状であることを特徴とする請求項1に記載のネックキーパー。
【請求項4】
前記板状磁石は、前記ネックキーパーの表裏を識別するための切り欠きを備えることを特徴とする請求項1に記載のネックキーパー。
【請求項5】
前記切り欠きは、上限方向が反転するパターン形状となることを特徴とする請求項1に記載のネックキーパー。
【請求項6】
前記挟み込む板状磁石の短手方向を基準として、長手方向が1.6~1.7倍内であることを特徴とする請求項1に記載のネックキーパー。
【請求項7】
前記背中側から前記首元に這い胸前に垂れ下がる両側の内周端近傍に特定の部材を収容するポケット部を備えることを特徴とする請求項1に記載のネックキーパー。
【請求項8】
前記特定の部材は、磁気パッドであることを特徴とする請求項1に記載のネックキーパー。
【請求項9】
前記特定の部材は、温熱パッドであることを特徴とする請求項1に記載のネックキーパー。
【請求項10】
前記特定の部材は、特定のURL情報が記憶されたチップ部材であることを特徴とする請求項1に記載のネックキーパー。
【請求項11】
チップ部材は、ワッペン型であることを特徴とする請求項1に記載のネックキーパー。
【請求項12】
所定のフィルム材は、ポリエチレンフィルムであって、0.10~0.15の厚みを備えることを特徴とする請求項1に記載のネックキーパー。
【請求項13】
所定の形状に成型されたシリコンゴム製のネックキーパーであって、
被施術者の首元に這わしたクロスが前記被施術者の背中側で結束した状態で、前記背中側から前記首元に這い胸前に垂れ下がる両側の内周端が交差する位置に、前記所定のフィルム材の表面と裏面とを挟み込む板状磁石を非対象となる形状パターンで張り合うように重なり合って係止する構成を特徴とするネックキーパー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、被施術者の首元に羽織るクロスの合わせ目が背中側で結束した状態で、切り髪が首周りの隙間から入り込まないように巻き付けるネックキーパーに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、美容室、理容室の店舗内で使用されるネックキーパーは、布製や革であって、首周りに沿うような形状を備え、首を軸として両側から胸元に流れるようネックキーパー片をクロスするように接して閉じる構造体が主流である。
【0003】
ここで、構造体には、ネックキーパーの下端側の先端で、首を中心軸として左右方向から一部がオーバーラップするように布合わせ部を形成し、該布合わせ部に設けるマジックテープ(登録商標)(下記非特許文献1参照)や、ボタン型の板状磁石により両布が着脱する機構を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【非特許文献1】https://item.rakuten.co.jp/togishokunin/10000685/(マジックテープ(登録商標)部を両手で持ち、カットクロスの上から襟首に直接当てながら首の前で装着する構成を開示する)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、ネックキーパーは、店舗に来店した被施術者の肌に接触する部分と、接触しない部分とがあり、使用頻度に応じて被施術者の肌に接触する部分に皮脂が付着して衛生的でないとの指摘がなされていた。
【0006】
また、ネックキーパーは、重ね合わせた状態で棚等に載置、特に複数枚のネットガードが積載されている場合が多く、複数枚のネックキーパーから1枚のネックキーパーを取り出す際に、上述した接触部の構造を備えるため、容易に分離して取り扱うことが困難となる場合があった。
また、構造がシンプルな割に、市販されるネックキーパーは、1単位あたり、2000円を超える高価なものが通販されている。
【0007】
さらに、ネックキーパーの使用頻度が高くなると、品質が劣化するとともに、首回りの先端側にキズが生じて、本来首周りの隙間を埋める機能が担保されているにも関わらず、そのキズから切髪が入り込んで機能を十分発揮できない等の課題が指摘されていた。
【0008】
さらに、従来のネックキーパーは、マジックテープ(登録商標)や磁石の位置が固定されているため、表裏を反転して使用することができず、ネックキーパーを構成する左右のシート材の劣化が進行し易いという課題も指摘されていた。
【0009】
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、本発明は、安価な素材から切り出したシート材を利用し、かつ、そのシート材の表裏状態を識別できるシート合わせ留め具を備える衛生的なネックキーパーを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に係るネットガードは、所定のフィルム材から切り出したネックキーパーであって、被施術者の首元に這わしたクロスが前記被施術者の背中側で結束した状態で、前記背中側から前記首元に這い胸前に垂れ下がる両側の内周端が交差する位置に、前記所定のフィルム材の表面と裏面とを挟み込む板状磁石を非対象となる形状パターンで張り合うように重なり合って係止する構成を特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、安価なコストで作成でき、被施術者に対して常に衛生的な環境で使い回しながら、所定の使用回数に応じて、ネックキーパーを構成するシート本体を廃棄しながら、磁石部材をあらたなシートに繰り返し利用することで本体の価格を格段に節減することができる。
また、シートに穿孔された孔を介して壁側に取り付けられたフックにかけることで、常に風通しのよい環境でネックキーパーを保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図面は、本発明の特定の実施の形態を示し、発明の不可欠な構成ばかりでなく、選択的及び好ましい実施の形態を含む。
【
図1】本実施形態を示すネックキーパーの切り出し状態を説明する平面図。
【
図2】本実施形態を示す第1のネックキーパーの構成を説明する平面図。
【
図3】本実施形態を示す第1のネックキーパーの構成を説明する平面図。
【
図4】
図2、
図3に示したネックキーパーを店内の壁材に設けるフックとの関係を説明する斜視図。
【
図5】(a)~(c)は
図2、
図3に示したネックキーパーの合わせパターンを示す平面図。
【
図6】本実施形態を示す第2のネックキーパーの構成を説明する平面図。
【
図7】本実施形態を示す第2のネックキーパーの構成を説明する平面図。
【
図8】
図6、
図7に示したポケット部に収容する特定の部材の一例を示す図。
【
図9】
図6、
図7に示したポケット部に収容する特定の部材の一例を示す図。
【
図10】
図2に示した垂れ下がる部分に設ける板状磁石の張り合わせ状態を示す図。
【
図11】
図2に示した垂れ下がる部分に設ける板状磁石の張り合わせ状態を示す図。
【
図12】
図6、
図7に示したポケット部に収容する電子タグの一例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0013】
次に本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
<システム構成の説明>
〔第1実施形態〕
【0014】
図1は、本実施形態を示すネックキーパーの切り出し状態を説明する平面図である。なお、本実施形態において、所定のフィルム材は、ポリエチレンフィルムであって、0.10~0.15の厚みを採用する構成としているが、厚みに関しては、施術者の好みで決定すればよい。なお、ネックキーパーは、所定の形状に成型されたシリコンゴム製で構成されていてもよい。
【0015】
図1に示すように、本実施形態に示すネックキーパー1は、ポリエチレンフィルムを片紙に合わせて切り出すことで、様々なサイズのネックバードフィルム体を作成することができる。
【0016】
なお、切り出しは、ハサミやカッターナイフで切り出す場合と、型抜き枠で切り抜く場合が含まれる。
【0017】
また、サイズのネックキーパーフィルムを複数枚重ね合わせて、輪郭を細い釣り糸で縫い合わせることで厚みを持たせる構造としてもよい。
【0018】
さらに、重ね合わせるネックキーパーフィルムの中央部にクッションを挿入する構成としてもよい。
【0019】
図2、
図3は、本実施形態を示す第1のネックキーパーの構成を説明する平面図である。
【0020】
図2に示すように、被施術者の首元に這わしたクロスが前記被施術者の背中側で結束した状態で、前記背中側から首元に這い胸前に垂れ下がる部分2の端側であって、内周端が交差する左側の位置に特定形状の板状磁石3が設けられている。
また、
図3に示すように、被施術者の首元に這わしたクロスが前記被施術者の背中側で結束した状態で、背中側から首元に這い胸前に垂れ下がる部分4の端側であって、内周端が交差する右側の位置に特定形状の板状磁石5が設けられている。
なお、ネックキーパー1は、図示されるように、背中側から前記首元に這い胸前に垂れ下がる両側の内周端が交差する位置に、所定のフィルム材の表面と裏面とを挟み込む板状磁石3,5を非対象となる特定の形状パターンで張り合うように重なり合って係止する構成を採用している。
【0021】
なお、非対象となる形状パターン(MG型パターン)は、所定のフィルム材を貫通する所定サイズの孔を備える構成を採用している。
【0022】
また、重なり合う所定サイズの2つの孔は、それぞれ異なる形状となる構成を採用している。
【0023】
さらに、板状磁石3、5は、ネックキーパー1の表裏を識別するための切り欠きを備える構成を採用している。
【0024】
また、切り欠きは、上限方向が反転するパターン形状を備える構成を採用している。
【0025】
さらに、挟み込む板状磁石3、5の短手方向を基準として、長手方向が1.6~1.7倍内である構成を採用している。
【0026】
図4は、
図2、
図3に示したネックキーパー1を店内の壁材に設けるフックとの関係を説明する斜視図である。
【0027】
図4に示すように、複数枚のネックキーパー1は、店内の壁材に設けるフックの先端が板状磁石3、5に設ける孔を通り抜けて垂れ下がるように保持されることで、常に店内のエアコンによる風の通り道で揺れながら乾燥される。
【0028】
図5は、
図2、
図3に示したネックキーパーの合わせパターンを示す平面図である。
【0029】
(a)は板状磁石3,5が重なり合う前の状態を示す図であり、(b)は垂れ下がる部分2が垂れ下がる部分4の上側で重なり合う状態を示す図であり、(c)は垂れ下がる部分4が垂れ下がる部分2の上側で重なり合う状態を示す図である。なお、図中で破線部は、下側を示す。また、板状磁石3,5は、非対象位置に切り欠きが設けられ、板状磁石3,5の重なり状態を確認することができる。
【0030】
図5に示すように、板状磁石3,5が非対象な部材であるため、重なり合う位置を外側から視た場合、垂れ下がる部分2と垂れ下がる部分4との上下関係を判別することができる。
【0031】
〔第1実施形態の効果〕
本実施形態によれば、安価なコストで作成でき、被施術者に対して常に衛生的な環境で使い回しながら、所定の使用回数に応じて、ネックキーパーを構成するシート本体を廃棄しながら、磁石部材をあらたなシートに繰り返し利用することで本体の価格を格段に節減することができる。
【0032】
また、シートに穿孔された孔を介して壁側に取り付けられたフックにかけることで、常に風通しのよい環境でネックキーパーを保持することができる。
【0033】
〔第2実施形態〕
上記実施形態では、ネックキーパーには、何ら際立った加工処理を施さない例について説明したが、ネックキーパーの内、被施術者の首回りに近い部分にポケット部を形成するように加工してもよい。
【0034】
図6、
図7は、本実施形態を示す第2のネックキーパーの構成を説明する平面図である。
図6、
図7に示すように、被施術者の背中側から前記首元に這い胸前に垂れ下がる両側の内周端近傍に特定の部材を収容するポケット部51、52を備える構成を採用している。本実施形態では、特に、
図6に示すように、片側のみポケット部51を設けたり、
図7に示すように、両側にポケット部51、52を設ける構成としてもよい。
【0035】
図8、
図9は、
図6、
図7に示したポケット部51、52に収容する特定の部材の一例を示す図である。
図8は、ポケット部51、52に磁気パッド71~73を収容した例を示し、
図9は、ポケット部51、52に温熱パッド81~83を収容した例を示す。なお、温熱パッドの温度は、42℃~45℃とするが、適宜調整できるものとする。
【0036】
ここで、特定の部材は、磁気パッド71~73であったり、温熱パッド81~83であったりする構成を採用することで、被施術者は、シャンプー後、施術者(スタイリスト)が濡れた髪にハサミを入れて整髪する時間(例えば10分から25分)の間、温灸効果が期待できる磁気パッドまたは温熱パッドを肩部分に当接する。なお、ポケット部は、片側一方に設ける構成としてもよい。
【0037】
図10、
図11は、
図2、
図3に示した垂れ下がる部分2、4に設ける板状磁石3、5の張り合わせ状態を示す図である。
【0038】
図10に示すように、垂れ下がる部分2に対して、両側から板状磁石3を構成する板状磁石片91、92を挟み込むように接着されている。
同様に、
図11に示すように、垂れ下がる部分4に対して、両側から板状磁石5を構成する板状磁石片100、101を挟み込むように接着されている。
【0039】
〔第2実施形態の効果〕
本実施形態によれば、磁気パッドや温熱パッドで肩部分に接触させることで、被施術者が散髪する貴重な時間を利用して、血行促進を図り、コリをほぐすことが期待できる。
【0040】
〔第3実施形態〕
上記実施形態では、ネックキーパー1には、何ら際立った加工処理を施さない例について説明したが、ネックキーパー1の内、被施術者の首回りに近い部分にポケット部51、52を形成するように加工する場合について説明した。
【0041】
図12は、
図6、
図7に示したポケット部51、52に収容する電子タグの一例を示す図である。
図12に示す電子タグ102には、被施術者が操作するスマートフォンを近接すると、記憶されたURLに接続することができるように構成されている。
【0042】
これにより、被施術者が散髪している間、自ら操作するスマートフォンと、特定のURLに接続する二次元コードが記憶されたチップ部材とが非接触無線通信することで、ヘアメイクの最新情報や、お買い得なトリートメント材のサイトを紹介し、ネット決済できるように構成してもよい。
【0043】
特に、チップ部材は、ワッペン型を採用して、ネックキーパー1にできるだけ損傷を与えないように構成している。
【0044】
〔第3実施形態の効果〕
本実施形態によれば、被施術者が施術を受ける僅かな時間を有効に活用していただき、スマートフォンを操作して、店舗が推奨するリンス、トリートメント材、シャンプー剤を購入していただき、販売元から広告収入を得ることも可能となる。
【0045】
図13は、
図2、
図3に示したネックキーパー1の使用例を示す図である。
店舗において、椅子に座る非施術者にクロスを羽織った状態から、ネックキーパー1を首回りに沿って、胸前で閉じるようにセッティングすることで、スタイリストが使用するハサミで髪を切り落とす際に、首周りの隙間から切髪が浸入することを確実に防止することができる。
【0046】
下記の実施の形態は、
図1~
図13に示すネックキーパー1に関し、発明の不可欠な構成ばかりでなく、選択的及び好ましい実施の形態を含む。
以上の記載した本発明に関する開示は、少なくとも下記事項に要約することができる。
【0047】
(1)所定のフィルム材から切り出したネックキーパーであって、被施術者の首元に這わしたクロスが前記被施術者の背中側で結束した状態で、前記背中側から前記首元に這い胸前に垂れ下がる両側の内周端が交差する位置に、前記所定のフィルム材の表面と裏面とを挟み込む板状磁石を非対象となる形状パターンで張り合うように重なり合って係止する構成を特徴とする。
【0048】
(2)前記非対象となる形状パターンは、前記所定のフィルム材を貫通する所定サイズの孔を備えることを特徴とする。
【0049】
(3)重なり合う所定サイズの2つの孔は、それぞれ異なる形状であることを特徴とする。
【0050】
(4)前記板状磁石は、前記ネックキーパーの表裏を識別するための切り欠きを備えることを特徴とする。
【0051】
(5)前記切り欠きは、上限方向が反転するパターン形状となることを特徴とする。
【0052】
(6)前記挟み込む板状磁石の短手方向を基準として、長手方向が1.6~1.7倍内であることを特徴とする。
【0053】
(7)前記背中側から前記首元に這い胸前に垂れ下がる両側の内周端近傍に特定の部材を収容するポケット部を備えることを特徴とする。
【0054】
(8)前記特定の部材は、磁気パッドであることを特徴とする。
【0055】
(9)前記特定の部材は、温熱パッドであることを特徴とする。
【0056】
(10)前記特定の部材は、特定のURL情報が記憶されたチップ部材であることを特徴とする。
(11)チップ部材は、ワッペン型であることを特徴とする。
【0057】
(12)所定のフィルム材は、ポリエチレンフィルムであって、0.10~0.15の厚みを備えることを特徴とする。
(13)所定の形状に成型されたシリコンゴム製のネックキーパーであって、被施術者の首元に這わしたクロスが前記被施術者の背中側で結束した状態で、前記背中側から前記首元に這い胸前に垂れ下がる両側の内周端が交差する位置に、前記所定のフィルム材の表面と裏面とを挟み込む板状磁石を非対象となる形状パターンで張り合うように重なり合って係止する構成を特徴とする。
【符号の説明】
【0058】
1 ネックキーパー
2、4 部分
3、5 板状磁石