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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024064854
(43)【公開日】2024-05-14
(54)【発明の名称】フォーム状皮膚洗浄料
(51)【国際特許分類】
A61K 8/86 20060101AFI20240507BHJP
A61Q 19/10 20060101ALI20240507BHJP
A61K 8/25 20060101ALI20240507BHJP
A61K 8/44 20060101ALI20240507BHJP
A61K 8/34 20060101ALI20240507BHJP
【ＦＩ】
A61K8/86
A61Q19/10
A61K8/25
A61K8/44
A61K8/34
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】ＯＬ
(21)【出願番号】P 2022173773
(22)【出願日】2022-10-28
(71)【出願人】
【識別番号】390011442
【氏名又は名称】株式会社マンダム
(74)【代理人】
【識別番号】110000338
【氏名又は名称】弁理士法人 ＨＡＲＡＫＥＮＺＯ ＷＯＲＬＤ ＰＡＴＥＮＴ ＆ ＴＲＡＤＥＭＡＲＫ
(72)【発明者】
【氏名】高見 昇平
(72)【発明者】
【氏名】守屋 友希
(72)【発明者】
【氏名】稲田 康輝
【テーマコード（参考）】
4C083
【Ｆターム（参考）】
4C083AB132
4C083AB282
4C083AB441
4C083AB442
4C083AB501
4C083AB502
4C083AC072
4C083AC121
4C083AC122
4C083AC172
4C083AC441
4C083AC442
4C083AC661
4C083AC662
4C083AD041
4C083AD042
4C083AD092
4C083AD332
4C083BB04
4C083BB05
4C083BB49
4C083CC23
4C083DD08
4C083EE01
4C083EE03
4C083EE05
(57)【要約】
【課題】泡の弾力性、洗浄力、製剤安定性および吐出安定性に優れるフォーム状皮膚洗浄料を提供する。
【解決手段】原液と噴射剤とがエアゾール容器に充填されたフォーム状皮膚洗浄料であって、前記原液が、所定量の、ベントナイト、アニオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤、多価アルコールおよび水を含有し、前記噴射剤が液化ガスを含有する、フォーム状皮膚洗浄料。
【選択図】なし
【解決手段】原液と噴射剤とがエアゾール容器に充填されたフォーム状皮膚洗浄料であって、前記原液が、所定量の、ベントナイト、アニオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤、多価アルコールおよび水を含有し、前記噴射剤が液化ガスを含有する、フォーム状皮膚洗浄料。
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
原液と噴射剤とがエアゾール容器に充填されたフォーム状皮膚洗浄料であって、
前記原液が、下記成分Ａ、下記成分Ｂ、下記成分Ｃ、下記成分Ｄ、および下記成分Ｅを含有し、
前記原液中の、
下記成分Ａの含有量が０．５質量％以上、
下記成分Ｂの含有量が０．１０～１３．０質量％、
下記成分Ｃの含有量が０．０５～１１．０質量％、
下記成分Ｄの含有量が３．０～３３．０質量％であり、
前記噴射剤が液化ガスを含有する、フォーム状皮膚洗浄料。
成分Ａ：ベントナイト
成分Ｂ：アニオン性界面活性剤
成分Ｃ：ノニオン性界面活性剤
成分Ｄ：多価アルコール
成分Ｅ：水
前記原液が、下記成分Ａ、下記成分Ｂ、下記成分Ｃ、下記成分Ｄ、および下記成分Ｅを含有し、
前記原液中の、
下記成分Ａの含有量が０．５質量％以上、
下記成分Ｂの含有量が０．１０～１３．０質量％、
下記成分Ｃの含有量が０．０５～１１．０質量％、
下記成分Ｄの含有量が３．０～３３．０質量％であり、
前記噴射剤が液化ガスを含有する、フォーム状皮膚洗浄料。
成分Ａ：ベントナイト
成分Ｂ：アニオン性界面活性剤
成分Ｃ：ノニオン性界面活性剤
成分Ｄ：多価アルコール
成分Ｅ：水
【請求項2】
前記成分Ｃが、脂肪酸エステル型ノニオン性界面活性剤である、請求項１に記載のフォーム状皮膚洗浄料。
【請求項3】
前記噴射剤が、さらに炭酸ガスを含有する、請求項１または２に記載のフォーム状皮膚洗浄料。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はフォーム状皮膚洗浄料に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、洗顔料およびハンドソープ等の皮膚洗浄料の中でも、使用時に簡便に泡立てることができるものとして、ポンプタイプまたはエアゾールタイプのフォーマー容器より吐出して泡を形成するフォーム状皮膚洗浄料が知られている（例えば、特許文献１）。
【0003】
一方、特許文献２には、紫外線吸収剤を高配合する泡状エアゾール化粧料にベントナイトを配合することで、ケーキングを効果的に抑制することができ、泡状エアゾール化粧料の安定性が高まることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開２０１２－１０２１９４号公報
【特許文献2】特開２０１９－１２７４３８号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述のような従来技術は、泡質（泡の弾力性）、洗浄力、製剤安定性および吐出安定性の全てにおいて、バランスよく優れたフォーム状皮膚洗浄料を提供する観点において、改善の余地があった。
【0006】
本発明の一態様は、泡の弾力性、洗浄力、製剤安定性および吐出安定性に優れるフォーム状皮膚洗浄料を実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、界面活性剤および多価アルコールとともに特定の粘土鉱物を所定量用いることにより、泡の弾力性、洗浄力、製剤安定性および吐出安定性に優れるフォーム状皮膚洗浄料を提供できることを初めて見出し、本発明を完成するに至った。すなわち、本発明の一実施形態は、以下の構成を包含する。
〔１〕原液と噴射剤とがエアゾール容器に充填されたフォーム状皮膚洗浄料であって、前記原液が、下記成分Ａ、下記成分Ｂ、下記成分Ｃ、下記成分Ｄ、および下記成分Ｅを含有し、前記原液中の、下記成分Ａの含有量が０．５質量％以上、下記成分Ｂの含有量が０．１０～１３．０質量％、下記成分Ｃの含有量が０．０５～１１．０質量％、下記成分Ｄの含有量が３．０～３３．０質量％であり、前記噴射剤が液化ガスを含有する、フォーム状皮膚洗浄料。
成分Ａ：ベントナイト
成分Ｂ：アニオン性界面活性剤
成分Ｃ：ノニオン性界面活性剤
成分Ｄ：多価アルコール
成分Ｅ：水
〔２〕前記成分Ｃが、脂肪酸エステル型ノニオン性界面活性剤である、〔１〕に記載のフォーム状皮膚洗浄料。
〔３〕前記噴射剤が、さらに炭酸ガスを含有する、〔１〕または〔２〕に記載のフォーム状皮膚洗浄料。
〔１〕原液と噴射剤とがエアゾール容器に充填されたフォーム状皮膚洗浄料であって、前記原液が、下記成分Ａ、下記成分Ｂ、下記成分Ｃ、下記成分Ｄ、および下記成分Ｅを含有し、前記原液中の、下記成分Ａの含有量が０．５質量％以上、下記成分Ｂの含有量が０．１０～１３．０質量％、下記成分Ｃの含有量が０．０５～１１．０質量％、下記成分Ｄの含有量が３．０～３３．０質量％であり、前記噴射剤が液化ガスを含有する、フォーム状皮膚洗浄料。
成分Ａ：ベントナイト
成分Ｂ：アニオン性界面活性剤
成分Ｃ：ノニオン性界面活性剤
成分Ｄ：多価アルコール
成分Ｅ：水
〔２〕前記成分Ｃが、脂肪酸エステル型ノニオン性界面活性剤である、〔１〕に記載のフォーム状皮膚洗浄料。
〔３〕前記噴射剤が、さらに炭酸ガスを含有する、〔１〕または〔２〕に記載のフォーム状皮膚洗浄料。
【発明の効果】
【0008】
本発明の一態様によれば、泡の弾力性、洗浄力、製剤安定性および吐出安定性に優れるフォーム状皮膚洗浄料を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の一実施形態に関して以下に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明は、以下に説明する各構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態に関しても本発明の技術的範囲に含まれる。なお、本明細書において特記しない限り、数値範囲を表す「Ａ～Ｂ」は、「Ａ以上、Ｂ以下」を意味する。
【0010】
〔１．フォーム状皮膚洗浄料〕
本発明の一実施形態に係るフォーム状皮膚洗浄料は、原液と噴射剤とがエアゾール容器に充填されたフォーム状皮膚洗浄料である。前記原液は、下記成分Ａ、下記成分Ｂ、下記成分Ｃ、下記成分Ｄ、および下記成分Ｅを含有する。前記原液中の、下記成分Ａの含有量は０．５質量％以上、下記成分Ｂの含有量は０．１０～１３．０質量％、下記成分Ｃの含有量は０．０５～１１．０質量％、下記成分Ｄの含有量は３．０～３３．０質量％である。前記噴射剤は液化ガスを含有する。
成分Ａ：ベントナイト
成分Ｂ：アニオン性界面活性剤
成分Ｃ：ノニオン性界面活性剤
成分Ｄ：多価アルコール
成分Ｅ：水
以下の説明において、「本発明の一実施形態に係るフォーム状皮膚洗浄料」を、「本フォーム状皮膚洗浄料」と称する場合がある。本フォーム状皮膚洗浄料は、原液と噴射剤とを含有するフォーム状皮膚洗浄料であるとも言える。
本発明の一実施形態に係るフォーム状皮膚洗浄料は、原液と噴射剤とがエアゾール容器に充填されたフォーム状皮膚洗浄料である。前記原液は、下記成分Ａ、下記成分Ｂ、下記成分Ｃ、下記成分Ｄ、および下記成分Ｅを含有する。前記原液中の、下記成分Ａの含有量は０．５質量％以上、下記成分Ｂの含有量は０．１０～１３．０質量％、下記成分Ｃの含有量は０．０５～１１．０質量％、下記成分Ｄの含有量は３．０～３３．０質量％である。前記噴射剤は液化ガスを含有する。
成分Ａ：ベントナイト
成分Ｂ：アニオン性界面活性剤
成分Ｃ：ノニオン性界面活性剤
成分Ｄ：多価アルコール
成分Ｅ：水
以下の説明において、「本発明の一実施形態に係るフォーム状皮膚洗浄料」を、「本フォーム状皮膚洗浄料」と称する場合がある。本フォーム状皮膚洗浄料は、原液と噴射剤とを含有するフォーム状皮膚洗浄料であるとも言える。
【0011】
フォーム状皮膚洗浄料では、泡立ち易さ（起泡力）、泡質（泡の細かさ等）および泡の持続性（泡持ち）などの特性が重視されている。また、フォーム状皮膚洗浄料においては、例えば、細かな泡が高密度に形成された、濃密でクリーミーな泡質が求められている。フォーム状皮膚洗浄料の泡質は、配合する界面活性剤および増粘剤に依存することから、これらの種類および配合量を変更することで泡質を調整できることが知られている。これに対し、本フォーム状皮膚洗浄料は、ベントナイトを含む上記構成を有するために、特徴的な泡質（優れた弾力性）を有し、かつ洗浄力、並びに製剤安定性および吐出安定性に優れる。このようにベントナイトにより泡質を調整できることは従来知られていなかった。例えば特許文献２に記載の技術では、ベントナイトを配合することでケーキングを抑制できるとされているにすぎない。以下、本フォーム状皮膚洗浄料が含み得る各成分の詳細を説明する。
【0012】
＜１－１．原液＞
（成分Ａ）
前記原液は、成分Ａとしてベントナイトを含有する。ベントナイトは、モンモリロナイトを主成分とする水膨潤性粘土鉱物である。
（成分Ａ）
前記原液は、成分Ａとしてベントナイトを含有する。ベントナイトは、モンモリロナイトを主成分とする水膨潤性粘土鉱物である。
【0013】
原液中の成分Ａの含有量は、０．５質量％以上であり、１．０～１５．０質量％であることが好ましく、１．５～８．０質量％であることがより好ましく、２．０～４．０質量％であることがさらに好ましい。原液中の成分Ａの含有量を０．５質量％以上とすることにより、優れた弾力性を有する泡が得られる。成分Ａの含有量を１５．０質量％以下とすることにより、フォーム状皮膚洗浄料の吐出安定性を向上させることができる。
【0014】
（成分Ｂ）
前記原液は、成分Ｂとしてアニオン性界面活性剤を含有する。アニオン性界面活性剤としては、アミノ酸型アニオン性界面活性剤、硫酸エステル型アニオン性界面活性剤、リン酸エステル型アニオン性界面活性剤、スルホン酸型アニオン性界面活性剤およびカルボン酸型アニオン性界面活性剤等が挙げられる。アニオン性界面活性剤の中でも、成分Ｂとしては、使用後の肌がつっぱらない、優れた使用感を付与できるという利点があることから、アミノ酸型アニオン性界面活性剤が好ましい。
前記原液は、成分Ｂとしてアニオン性界面活性剤を含有する。アニオン性界面活性剤としては、アミノ酸型アニオン性界面活性剤、硫酸エステル型アニオン性界面活性剤、リン酸エステル型アニオン性界面活性剤、スルホン酸型アニオン性界面活性剤およびカルボン酸型アニオン性界面活性剤等が挙げられる。アニオン性界面活性剤の中でも、成分Ｂとしては、使用後の肌がつっぱらない、優れた使用感を付与できるという利点があることから、アミノ酸型アニオン性界面活性剤が好ましい。
【0015】
アミノ酸型アニオン性界面活性剤としては、Ｎ－アシルアミノ酸塩が好ましく、Ｎ－アシルアスパラギン酸塩およびＮ－アシルグルタミン酸塩からなる群より選択される１以上がより好ましい。Ｎ－アシルアスパラギン酸塩としては、ラウロイルアスパラギン酸ナトリウム（Ｎａ）等が挙げられる。Ｎ－アシルグルタミン酸塩としては、ココイルグルタミン酸ナトリウム等が挙げられる。硫酸エステル型アニオン性界面活性剤としては、アルキル硫酸エステル塩等が挙げられる。リン酸エステル型アニオン性界面活性剤としては、アルキルエーテルリン酸エステル塩等が挙げられる。スルホン酸型アニオン性界面活性剤としては、アルキルフェニルエーテルスルホン酸塩等が挙げられる。カルボン酸型アニオン性界面活性剤としては、アルキルエーテルカルボン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルカルボン酸塩等が挙げられる。その他に使用可能なアニオン性界面活性剤としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、Ｎ－アシル－Ｎ－メチルタウリン塩等が挙げられる。成分Ｂとしては、例示した化合物のうち、１種を単独で用いても良く、２種以上を適宜組み合わせて用いても良い。
【0016】
原液中の成分Ｂの含有量は、０．１０～１３．０質量％であり、０．１０～１０．０質量％であることが好ましい。原液中の成分Ｂの含有量を０．１０質量％以上とすることにより、優れた洗浄力を有するフォーム状皮膚洗浄料を提供することができる。成分Ｂの含有量を１３．０質量％以下とすることにより、使用者の肌に対して過剰な刺激を生じる虞の無い、安全性に優れたフォーム状皮膚洗浄料を提供することができる。
【0017】
（成分Ｃ）
前記原液は、成分Ｃとしてノニオン性界面活性剤を含有する。ノニオン性界面活性剤としては、脂肪酸エステル型ノニオン性界面活性剤、アルキルグリセリルエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、シリコーン界面活性剤、アルキルグルコシド等が挙げられる。ノニオン性界面活性剤の中でも、成分Ｃとしては、洗浄力の観点から、脂肪酸エステル型ノニオン性界面活性剤が好ましい。
前記原液は、成分Ｃとしてノニオン性界面活性剤を含有する。ノニオン性界面活性剤としては、脂肪酸エステル型ノニオン性界面活性剤、アルキルグリセリルエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、シリコーン界面活性剤、アルキルグルコシド等が挙げられる。ノニオン性界面活性剤の中でも、成分Ｃとしては、洗浄力の観点から、脂肪酸エステル型ノニオン性界面活性剤が好ましい。
【0018】
脂肪酸エステル型ノニオン性界面活性剤としては、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル型ノニオン性界面活性剤、ポリグリセリン脂肪酸エステル型ノニオン性界面活性剤、多価アルコール脂肪酸エステル型ノニオン性界面活性剤、ソルビタン脂肪酸エステル型ノニオン性界面活性剤等が挙げられる。脂肪酸エステル型ノニオン性界面活性剤の中でも、成分Ｃとしては、洗浄力および起泡性を向上できるという利点があることから、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル型ノニオン性界面活性剤が好ましい。ポリオキシエチレン脂肪酸エステル型ノニオン性界面活性剤としては、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル等が挙げられ、例えばラウリン酸ＰＥＧ－８０ソルビタン、ＰＥＧ－５０水添ヒマシ油、ステアリン酸ＰＥＧ－１５０等が挙げられる。ポリエチレングリコール脂肪酸エステルは多価アルコール脂肪酸エステル型ノニオン性界面活性剤でもあると言える。その他に使用可能なノニオン性界面活性剤としては、ポリオキシアルキレン硬化ヒマシ油、グリコール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレングリセリルエーテル脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンソルビタン脂肪酸エステル等が挙げられる。ポリエチレングリコール脂肪酸エステルはグリコール脂肪酸エステルでもあると言える。成分Ｃとしては、例示した化合物のうち、１種を単独で用いても良く、２種以上を適宜組み合わせて用いても良い。
【0019】
原液中の成分Ｃの含有量は、０．０５～１１．０質量％であり、１．５～１０．５質量％であることが好ましい。原液中の成分Ｃの含有量を０．０５質量％以上とすることにより、優れた洗浄力を有するフォーム状皮膚洗浄料を提供することができる。成分Ｃの含有量を１１．０質量％以下とすることにより、使用者の肌に対して過剰な刺激を生じる虞の無い、安全性に優れたフォーム状皮膚洗浄料を提供することができる。
【0020】
（成分Ｄ）
前記原液は、成分Ｄとして多価アルコールを含有する。多価アルコールとしては、特に限定されず、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、イソプレングリコール、ジプロピレングリコール（ＤＰＧ）、ポリエチレングリコール（ＰＥＧ）、１，３－ブチレングリコール（１，３－ブタンジオール）、１，２－ブタンジオール、１，２－ペンタンジオール、１，２－ヘキサンジオール、１，２－オクタンジオール、１，２－デカンジオール、グリセリン（１，２，３－プロパントリオール）、ジグリセリン、ポリグリセリン、ソルビトール、マルチトール、ポリオキシエチレンメチルグルコシド、ポリオキシプロピレンメチルグルコシド等が挙げられる。成分Ｄとしては、例示した化合物のうち、１種を単独で用いても良く、２種以上を適宜組み合わせて用いても良い。
前記原液は、成分Ｄとして多価アルコールを含有する。多価アルコールとしては、特に限定されず、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、イソプレングリコール、ジプロピレングリコール（ＤＰＧ）、ポリエチレングリコール（ＰＥＧ）、１，３－ブチレングリコール（１，３－ブタンジオール）、１，２－ブタンジオール、１，２－ペンタンジオール、１，２－ヘキサンジオール、１，２－オクタンジオール、１，２－デカンジオール、グリセリン（１，２，３－プロパントリオール）、ジグリセリン、ポリグリセリン、ソルビトール、マルチトール、ポリオキシエチレンメチルグルコシド、ポリオキシプロピレンメチルグルコシド等が挙げられる。成分Ｄとしては、例示した化合物のうち、１種を単独で用いても良く、２種以上を適宜組み合わせて用いても良い。
【0021】
これらの多価アルコール中でも、使用後の皮膚の保湿感に優れるフォーム状皮膚洗浄料を提供する観点から、原液は、成分Ｄとしてポリエチレングリコールを含有していることが好ましい。ポリエチレングリコールの数平均分子量は、特に限定されないが、製剤安定性を向上させる観点から、５０～１００００であることが好ましく、１００～５０００であることがより好ましい。
【0022】
原液中の成分Ｄの含有量は、３．０～３３．０質量％であり、５．０～２５．０質量％であることが好ましい。原液中の成分Ｄの含有量を３．０質量％以上とすることにより、使用後の皮膚の保湿感および泡の弾力性に優れるフォーム状皮膚洗浄料を提供することができる。成分Ｄの含有量を３３．０質量％以下とすることにより、フォーム状皮膚洗浄料の製剤安定性に優れる。
【0023】
（成分Ｅ）
前記原液は、成分Ｅとして水を含有する。本フォーム状皮膚洗浄料が成分Ｅとして含有する水としては、特に限定されず、例えば、精製水、イオン交換水、限外濾過水、逆浸透水、蒸留水等の純水、超純水等が挙げられる。
前記原液は、成分Ｅとして水を含有する。本フォーム状皮膚洗浄料が成分Ｅとして含有する水としては、特に限定されず、例えば、精製水、イオン交換水、限外濾過水、逆浸透水、蒸留水等の純水、超純水等が挙げられる。
【0024】
原液中の成分Ｅの含有量は、５０～９８質量％であることが好ましく、５５～９５質量％であることがより好ましく、６０～９０質量％であることがさらに好ましい。原液中の成分Ｅの含有量を５０～９８質量％とすることにより、製剤安定性を向上することができる。
【0025】
（成分Ｆ）
前記原液は、成分Ｆとして高級アルコールを含有していてもよい。高級アルコールとしては、特に限定されず、例えば、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール（セタノール）、ステアリルアルコール、セテアリルアルコール、イソステアリルアルコール、ヘキシルデカノール、２－オクチルドデカノール、オレイルアルコール、デシルテトラデカノール、ベヘニルアルコール等が挙げられる。成分Ｆとしては、例示した化合物のうち、１種を単独で用いても良く、２種以上を適宜組み合わせて用いても良い。
前記原液は、成分Ｆとして高級アルコールを含有していてもよい。高級アルコールとしては、特に限定されず、例えば、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール（セタノール）、ステアリルアルコール、セテアリルアルコール、イソステアリルアルコール、ヘキシルデカノール、２－オクチルドデカノール、オレイルアルコール、デシルテトラデカノール、ベヘニルアルコール等が挙げられる。成分Ｆとしては、例示した化合物のうち、１種を単独で用いても良く、２種以上を適宜組み合わせて用いても良い。
【0026】
前記原液が成分Ｆを含有する場合、原液中の成分Ｆの含有量は、０．１～３．０質量％であることが好ましく、０．２～１．５質量％であることがより好ましい。前記原液が成分Ｆを０．１質量％以上含有する場合、泡持ちに優れる（泡が長時間持続する）フォーム状皮膚洗浄料を提供することができる。また、成分Ｆの含有量を３．０質量％以下とすることにより、泡質に優れる（きめの細かい均質な泡を形成できる）フォーム状皮膚洗浄料を提供することができる。
【0027】
（成分Ｇ）
前記原液は、成分Ｇとして粉体を含有していてもよい。本明細書において、「粉体」とは、体積基準のメジアン径(以下、単にメジアン径とも記載する)が４０μｍ以下の粒子の集合体を意図する。粒子のメジアン径は、レーザー解析／散乱式粒子径分布測定法により測定することができ、例えば、「粒度分布計ＬＡ－９５０Ｖ２」（堀場製作所社製）により測定した値を、粒子のメジアン径とすることができる。
前記原液は、成分Ｇとして粉体を含有していてもよい。本明細書において、「粉体」とは、体積基準のメジアン径(以下、単にメジアン径とも記載する)が４０μｍ以下の粒子の集合体を意図する。粒子のメジアン径は、レーザー解析／散乱式粒子径分布測定法により測定することができ、例えば、「粒度分布計ＬＡ－９５０Ｖ２」（堀場製作所社製）により測定した値を、粒子のメジアン径とすることができる。
【0028】
粉体としては、平均粒子径以外は特に限定されず、有機粉体であってもよく、無機粉体であってもよい。また、粉体を構成する粒子は、天然物、造粒物、複合粉体等いずれの由来であってもよい。粉体を構成する粒子の形状もまた、特に限定されず、例えば、球状、燐片状、板状、粉末状等が挙げられる。
【0029】
粉体の具体例としては、例えば、ナイロン、ポリスチレン、ポリウレタン、シリコーン、セルロース、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、シルセスキオキサン等の有機粉体；炭素末（炭）、シリカ、タルク、ヒドロキシアパタイト、酸化亜鉛、酸化チタン等の無機粉体が挙げられ、無機粉体が好ましい。これらの無機粉体の中でも、成分Ｇとしては、炭素末およびタルクから選択される１種以上がより好ましい。炭素末およびタルクは低コストの観点から好ましく、さらに、炭素末は、皮脂および油汚れの吸着能を有するため、フォーム状皮膚洗浄料の洗浄力をより向上できるという利点があり、タルクについても、フォーム状皮膚洗浄料の洗浄力をより向上できるという利点がある。成分Ｇとしては、例示した粉体のうち、１種を単独で用いても良く、２種以上を適宜組み合わせて用いても良い。
【0030】
成分Ｇのメジアン径（成分Ｇ（粉体）を構成する粒子のメジアン径）は４０μｍ以下である限り特に限定されないが、衣類等への着色リスクおよび使用感の観点から１．０μｍ～３８．０μｍが好ましく、５．０～３５．０μｍがより好ましく、１０．０～３３．０μｍが特に好ましい。
【0031】
前記原液が成分Ｇを含有する場合、原液中の成分Ｇの含有量は、０．０１～６．０質量％であることが好ましく、０．０５～４．０質量％であることがより好ましく、０．５～３．０質量％であることがさらに好ましい。原液中の成分Ｇの含有量を０．０１質量％以上とすることで、成分Ｇに由来する優れた洗浄力を発揮することができる。また、成分Ｇの含有量が６．０質量％以下とすることにより、原液中の粉体の再分散性が良好となり、フォーム状皮膚洗浄料の吐出安定性を向上させることができる。
【0032】
（成分Ｈ）
前記原液は、成分Ｈとして（メタ）アクリル酸および／又は（メタ）アクリル酸アルキルエステルと、（メタ）アクリル酸ポリオキシエチレンアルキルエーテルとを用いて得られるポリマーを含有していてもよい。なお、本明細書において、「（メタ）アクリル酸」とは、「アクリル酸」および「メタクリル酸」の両方を意味する。
前記原液は、成分Ｈとして（メタ）アクリル酸および／又は（メタ）アクリル酸アルキルエステルと、（メタ）アクリル酸ポリオキシエチレンアルキルエーテルとを用いて得られるポリマーを含有していてもよい。なお、本明細書において、「（メタ）アクリル酸」とは、「アクリル酸」および「メタクリル酸」の両方を意味する。
【0033】
成分Ｈは、必須のモノマー成分として、（メタ）アクリル酸および／又は（メタ）アクリル酸アルキルエステルから選択される１種以上であるモノマーＨ１と、（メタ）アクリル酸ポリオキシエチレンアルキルエーテルであるモノマーＨ２とを、重合してなるポリマー（重合体）である。成分Ｈは、モノマーＨ１に由来する構成単位と、モノマーＨ２に由来する構成単位とを含有するポリマーであるとも言える。
【0034】
具体的な（メタ）アクリル酸および／又は（メタ）アクリル酸アルキルエステルと、（メタ）アクリル酸ポリオキシエチレンアルキルエーテルとを用いて得られるポリマーとしては、例えば、カルボキシビニルポリマー、ＩＮＣＩ名（ＩｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌＣｏｓｍｅｔｉｃＩｎｇｒｅｄｉｅｎｔＤｉｃｔｉｏｎａｒｙａｎｄＨａｎｄｂｏｏｋ，第１４版，第１巻，ＣＴＦＡ，２０１２年，ｐ．６６～６７）で「ＡＣＲＹＬＡＴＥＳ／ＳＴＥＡＲＥＴＨ－２０ＭＥＴＨＡＣＲＹＬＡＴＥＣＯＰＯＬＹＭＥＲ（（アクリレーツ／メタクリル酸ステアレス－２０）コポリマー）」と表記される化合物；ＩＮＣＩ名（ＩｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌＣｏｓｍｅｔｉｃＩｎｇｒｅｄｉｅｎｔＤｉｃｔｉｏｎａｒｙａｎｄＨａｎｄｂｏｏｋ，第１４版，第１巻，ＣＴＦＡ，２０１２年，ｐ．６７）で「ＡＣＲＹＬＡＴＥＳ／ＳＴＥＡＲＥＴＨ－２０ＭＥＴＨＡＣＲＹＬＡＴＥＣＲＯＳＳＰＯＬＹＭＥＲ（（アクリレーツ／メタクリル酸ステアレス－２０）クロスポリマー）」と表記される化合物；ＩＮＣＩ名（ＩｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌＣｏｓｍｅｔｉｃＩｎｇｒｅｄｉｅｎｔＤｉｃｔｉｏｎａｒｙａｎｄＨａｎｄｂｏｏｋ，第１４版，第１巻，ＣＴＦＡ，２０１２年，ｐ．５７）で「ＡＣＲＹＬＡＴＥＳ／ＢＥＨＥＮＥＴＨ－２５ＭＥＴＨＡＣＲＹＬＡＴＥＣＯＰＯＬＹＭＥＲ（（アクリレーツ／メタクリル酸ベヘネス－２５）コポリマー）」と表記される化合物；ＩＮＣＩ名（ＩｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌＣｏｓｍｅｔｉｃＩｎｇｒｅｄｉｅｎｔＤｉｃｔｉｏｎａｒｙａｎｄＨａｎｄｂｏｏｋ，第１４版，第１巻，ＣＴＦＡ，２０１２年，ｐ．６８～６９）で「ＡＣＲＹＬＡＴＥＳ／ＶＩＮＹＬＮＥＯＤＥＣＡＮＯＡＴＥＣＲＯＳＳＰＯＬＹＭＥＲ（（アクリレーツ／ネオデカン酸ビニル）クロスポリマー）」と表記される化合物；ＩＮＣＩ名（ＩｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌＣｏｓｍｅｔｉｃＩｎｇｒｅｄｉｅｎｔＤｉｃｔｉｏｎａｒｙａｎｄＨａｎｄｂｏｏｋ，第１４版，第１巻，ＣＴＦＡ，２０１２年，ｐ．６６）で「ＡＣＲＹＬＡＴＥＳ／ＳＴＥＡＲＥＴＨ－２０ＩＴＡＣＯＮＡＴＥＣＯＰＯＬＹＭＥＲ（（アクリレーツ／イタコン酸ステアレス－２０）コポリマー）」と表記される化合物；ＩＮＣＩ名（ＩｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌＣｏｓｍｅｔｉｃＩｎｇｒｅｄｉｅｎｔＤｉｃｔｉｏｎａｒｙａｎｄＨａｎｄｂｏｏｋ，第１４版，第１巻，ＣＴＦＡ，２０１２年，ｐ．６０）で「ＡＣＲＹＬＡＴＥＳ／ＣＥＴＥＴＨ－２０ＩＴＡＣＯＮＡＴＥＣＯＰＯＬＹＭＥＲ（（アクリレーツ／イタコン酸セテス－２０）コポリマー）」と表記される化合物が挙げられる。これらの中でも、製剤安定性に優れるという利点があることから、カルボキシビニルポリマーが好ましい。成分Ｈとしては、例示した化合物のうち、１種を単独で用いても良く、２種以上を適宜組み合わせて用いても良い。
【0035】
（メタ）アクリル酸および／又は（メタ）アクリル酸アルキルエステルと、（メタ）アクリル酸ポリオキシエチレンアルキルエーテルとを用いて得られるポリマーの市販品としては、例えば、ＬＵＢＲＩＺＯＬ社製、製品名「ＣＡＲＢＯＰＯＬ ９８０ ＰＯＬＹＭＥＲ」；ダウケミカル社製、製品名「アキュリン２２」、製品名「アキュリン８８」、製品名「アキュリン２８」および製品名「アキュリン３８」；アクゾノーベル社製、製品名「ＳＴＲＵＣＴＵＲＥ２００１」および商品名「ＳＴＲＵＣＴＵＲＥ３００１」などが挙げられる。
【0036】
（メタ）アクリル酸および／又は（メタ）アクリル酸アルキルエステルと、（メタ）アクリル酸ポリオキシエチレンアルキルエーテルとを用いて得られるポリマーは、塩基性物質で中和した状態で用いられてもよい。すなわち、成分Ｈとしては、（メタ）アクリル酸および／又は（メタ）アクリル酸アルキルエステルと、（メタ）アクリル酸ポリオキシエチレンアルキルエーテルとを用いて得られるポリマーに加え、その塩を使用することもできる。塩基性物質としては、例えば、トリエタノールアミン、モノエタノールアミンなどのアルカノールアミン類、アンモニア、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどの無機塩基、アルギニンなどの塩基性アミノ酸などが挙げられる。
【0037】
前記原液が成分Ｈを含有する場合、原液中の成分Ｈの含有量は、成分Ｈの含有量は、０．００３～０．３質量％であることが好ましく、０．００５～０．２質量％であることがより好ましく、０．０１～０．２質量％であることがさらに好ましい。特に成分Ｇと併用する場合に原液中の成分Ｈの含有量を０．００３～０．３質量％とすることにより、原液中での粉体（成分Ｇ）の再分散性を向上させることができる。換言すると、粉体の再分散性に優れる原液を提供することができる。
【0038】
原液中の成分Ｇと、成分Ｈとの含有量の比率（質量比、成分Ｇ／成分Ｈ）は、特に限定されないが、１０～４０であることが好ましく、１５～２５であることがより好ましい。原液中の成分Ｇと、成分Ｈとの含有量の比率を上記の範囲に調整することにより、より粉体の再分散性に優れる原液を提供することができる。
【0039】
（その他の成分）
前記原液は、前記成分Ａ～Ｈ以外の成分（その他の成分）を含有してもよい。その他の成分としては、例えば、香料；シクロペンタシロキサン、ハイドロゲンジメチコン、カプリリルメチコン、メチルフェニルポリシロキサン、ジメチコン等のシリコーン油；フェノキシエタノール、オクトキシグリセリン、メチルパラベン等の防腐剤；メントール、メンチルグリセリルエーテル、カンファー、ペパーミント油等の冷感剤；グリチルリチン酸ジカリウム、グリチルリチン酸ステアリル等の抗炎症剤；シャクヤク、ボタンピ、ビワ、アロエ等の植物抽出エキス；イソプロピルメチルフェノール、塩化ベンザルコニウム、ヒノキチオール、トリクロサン、グリチルリチン酸ジカリウム、サリチル酸等の殺菌剤；トコフェロール、ジブチルヒドロキシトルエン等の酸化防止剤；メトキシケイヒ酸オクチル、ジメトキシベンジリデンジオキソイミダゾリジンプロピオン酸オクチル、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル、ｔ－ブチルメトキシジベンゾイルメタン、オクチルトリアゾン、パラメトキシケイ皮酸２－エチルヘキシルなどの紫外線吸収剤；エデト酸塩等のキレート剤；アルブチン、アスコルビン酸等の美白剤；ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、ベヘニン酸等の炭素数１２～２２の高級脂肪酸；オリーブ油、ヤシ油、パーム油、綿実油等の植物性油脂；魚油、牛脂等の動物性油脂；トリポリリン酸ナトリウム等の金属封鎖剤等が挙げられる。その他の成分としては、例示した各成分のうち、１種を単独で用いても良く、２種以上を適宜組み合わせて用いても良い。
前記原液は、前記成分Ａ～Ｈ以外の成分（その他の成分）を含有してもよい。その他の成分としては、例えば、香料；シクロペンタシロキサン、ハイドロゲンジメチコン、カプリリルメチコン、メチルフェニルポリシロキサン、ジメチコン等のシリコーン油；フェノキシエタノール、オクトキシグリセリン、メチルパラベン等の防腐剤；メントール、メンチルグリセリルエーテル、カンファー、ペパーミント油等の冷感剤；グリチルリチン酸ジカリウム、グリチルリチン酸ステアリル等の抗炎症剤；シャクヤク、ボタンピ、ビワ、アロエ等の植物抽出エキス；イソプロピルメチルフェノール、塩化ベンザルコニウム、ヒノキチオール、トリクロサン、グリチルリチン酸ジカリウム、サリチル酸等の殺菌剤；トコフェロール、ジブチルヒドロキシトルエン等の酸化防止剤；メトキシケイヒ酸オクチル、ジメトキシベンジリデンジオキソイミダゾリジンプロピオン酸オクチル、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル、ｔ－ブチルメトキシジベンゾイルメタン、オクチルトリアゾン、パラメトキシケイ皮酸２－エチルヘキシルなどの紫外線吸収剤；エデト酸塩等のキレート剤；アルブチン、アスコルビン酸等の美白剤；ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、ベヘニン酸等の炭素数１２～２２の高級脂肪酸；オリーブ油、ヤシ油、パーム油、綿実油等の植物性油脂；魚油、牛脂等の動物性油脂；トリポリリン酸ナトリウム等の金属封鎖剤等が挙げられる。その他の成分としては、例示した各成分のうち、１種を単独で用いても良く、２種以上を適宜組み合わせて用いても良い。
【0040】
前記原液がその他の成分を含有する場合、原液中のその他の成分の含有量は、０．５～３．０質量％であることが好ましく、１．０～２．０質量％であることがより好ましい。なお、前記原液がその他の成分として２種類以上の成分を含有する場合、原液中のその他の成分の含有量とは、当該２種類以上の成分の合計の含有量を意図する。
【0041】
（原液の製造方法）
前記原液は、常法により製造することができる。例えば、上記した成分Ａ～Ｅ、ならびに、任意で成分Ｆ、成分Ｇ、成分Ｈおよびその他の成分を混合し、公知の方法、具体的には、ホモミキサー等で撹拌する方法等により、原液を製造することができる。
前記原液は、常法により製造することができる。例えば、上記した成分Ａ～Ｅ、ならびに、任意で成分Ｆ、成分Ｇ、成分Ｈおよびその他の成分を混合し、公知の方法、具体的には、ホモミキサー等で撹拌する方法等により、原液を製造することができる。
【0042】
＜１－２．噴射剤＞
前記噴射剤は液化ガスを含有する。液化ガスとしては、特に限定されず、例えば、プロパン、ブタン、イソブタン、イソペンタン等の液化石油ガス（ＬＰＧ：Ｌｉｑｕｅｆｉｅｄ Ｐｅｔｒｏｌｅｕｍ Ｇａｓ）；ジメチルエーテル（ＤＭＥ：Ｄｉｍｅｔｈｙｌｅｔｈｅｒ）；フルオロカーボン等が挙げられる。液化ガスとしては、上記の液化ガスのうち１種のみを用いてもよいし、２種以上を用いてもよい。上記の液化ガスの中でも、起泡性および原液と噴射剤との相溶性の観点から、液化ガスとしては、液化石油ガスが好ましい。
前記噴射剤は液化ガスを含有する。液化ガスとしては、特に限定されず、例えば、プロパン、ブタン、イソブタン、イソペンタン等の液化石油ガス（ＬＰＧ：Ｌｉｑｕｅｆｉｅｄ Ｐｅｔｒｏｌｅｕｍ Ｇａｓ）；ジメチルエーテル（ＤＭＥ：Ｄｉｍｅｔｈｙｌｅｔｈｅｒ）；フルオロカーボン等が挙げられる。液化ガスとしては、上記の液化ガスのうち１種のみを用いてもよいし、２種以上を用いてもよい。上記の液化ガスの中でも、起泡性および原液と噴射剤との相溶性の観点から、液化ガスとしては、液化石油ガスが好ましい。
【0043】
噴射剤１００質量％中の、液化ガスの含有量は、１００質量％であってもよいが、８５～９７質量％であることが好ましく、８８～９８質量％であることがより好ましい。液化ガスの含有量が８５質量％以上であることにより、泡持ちに優れる（泡が長時間持続する）フォーム状皮膚洗浄料を提供することができる。液化ガスの含有量が９７質量％以下であることにより、泡質に優れる（きめの細かい均質な泡を形成できる）フォーム状皮膚洗浄料を提供することができる。
【0044】
噴射剤は、液化ガスに加え、空気、窒素、炭酸ガス、亜酸化窒素等の圧縮ガスを含有してもよい。中でも、泡持ちおよび吐出性の観点から炭酸ガスが好ましい。
【0045】
噴射剤１００質量％中の圧縮ガスの含有量は特に限定されないが、２～１５質量％であることが好ましく、３～１２質量％であることがより好ましい。圧縮ガスの含有量が２質量％以上であることにより、泡持ちに優れる（泡が長時間持続する）フォーム状皮膚洗浄料を提供することができる。圧縮ガスの含有量が１５質量％以下であることにより、吐出性に優れるフォーム状皮膚洗浄料を提供することができる。
【0046】
本フォーム状皮膚洗浄料における原液と噴射剤との含有量の比率（質量比、原液／噴射剤）は、適宜設定可能であるが、８５／１５～９８／２であることが好ましく、９２／８～９７／３であることがより好ましい。本フォーム状皮膚洗浄料における原液と噴射剤との含有量の比率が８５／１５以上であれば、豊富な嵩の泡沫を形成できるという利点があり、９８／２以下であれば、密度の高い泡沫を形成できるという利点がある。
【0047】
〔２．フォーム状皮膚洗浄料の製造方法および用途〕
本フォーム状皮膚洗浄料は、既知の方法により製造することができる。例えば、原液をエアゾール容器に充填し、エアゾール用バルブにより容器をクリンチした後、規定量の噴射剤をステムから容器内へ充填し、噴射ボタンを装着する、方法により、本フォーム状皮膚洗浄料を製造することができる。なお、原液および噴射剤を充填するエアゾール容器としては、公知慣用の容器が挙げられ、特に限定されない。
本フォーム状皮膚洗浄料は、既知の方法により製造することができる。例えば、原液をエアゾール容器に充填し、エアゾール用バルブにより容器をクリンチした後、規定量の噴射剤をステムから容器内へ充填し、噴射ボタンを装着する、方法により、本フォーム状皮膚洗浄料を製造することができる。なお、原液および噴射剤を充填するエアゾール容器としては、公知慣用の容器が挙げられ、特に限定されない。
【0048】
本フォーム状皮膚洗浄料は、顔等の皮膚を洗浄するために用いられる皮膚洗浄料である。本フォーム状皮膚洗浄料は、より具体的には、洗顔料、ハンドソープ、ボディソープおよび頭皮の洗浄料として好適に使用することができる。
【実施例0049】
以下に、本発明を実施例等に基づいてさらに詳細に説明するが、本発明はかかる実施例のみに限定されるものではない。
【0050】
〔成分〕
実施例および比較例における各成分の詳細は次の通りである。なお、表に記載の量は製品の量ではなく、各成分の量である。
実施例および比較例における各成分の詳細は次の通りである。なお、表に記載の量は製品の量ではなく、各成分の量である。
【0051】
＜成分Ａ＞
ベントナイト（日本有機粘土社製、製品名「ベンゲル」）
＜成分Ａ’＞
含硫ケイ酸アルミニウム（大日本化成社製、製品名「ミロネクトン」）
なお、比較例において成分Ａ’として使用した含硫ケイ酸アルミニウムは、ベントナイトと対比するために用いられた粘土鉱物にすぎず、本発明の一実施形態に係る成分Ａではない。
ベントナイト（日本有機粘土社製、製品名「ベンゲル」）
＜成分Ａ’＞
含硫ケイ酸アルミニウム（大日本化成社製、製品名「ミロネクトン」）
なお、比較例において成分Ａ’として使用した含硫ケイ酸アルミニウムは、ベントナイトと対比するために用いられた粘土鉱物にすぎず、本発明の一実施形態に係る成分Ａではない。
【0052】
＜成分Ｂ＞
ラウロイルアスパラギン酸ナトリウム（旭化成ファインケム社製、製品名「アミノフォーマーＦＬＤＳ－Ｌ」）
ココイルグルタミン酸ナトリウム（旭化成ファインケム社製、製品名「アミノサーファクトＡＣＤＳ－Ｌ」）
＜成分Ｃ＞
ラウリン酸ＰＥＧ－８０ソルビタン（日油社製、製品名「ノニオン ＬＴ－２８０」）
ステアリン酸ＰＥＧ－１５０（花王社製、製品名「エマノーン３１９９ＶＢ」）
＜成分Ｄ＞
濃グリセリン（阪本薬品工業社製、製品名「化粧用濃グリセリン」）
ＰＥＧ－３２、ＰＥＧ－６（ＰＥＧ－３２とＰＥＧ－６との混合物、青木油脂工業社製、製品名「ブラウノンＰＥＧ－１５００」）
＜成分Ｅ＞
精製水
＜成分Ｆ＞
ミリスチルアルコール（花王社製、製品名「カルコール４０９８」）
＜成分Ｇ＞
炭（炭素末）（堀江生薬社製、製品名「薬用炭」、メジアン径３１．１μｍ）
＜成分Ｈ＞
カルボキシビニルポリマー（ＬＵＢＲＩＺＯＬ社製、製品名「ＣＡＲＢＯＰＯＬ ９８０ ＰＯＬＹＭＥＲ」）
＜その他の成分＞
（防腐剤）
フェノキシエタノール（四日市合成社製、製品名「フェノキシエタノール－Ｓ」）
（金属封鎖剤）
トリポリリン酸ナトリウム（米山化学工業社製、製品名「トリポリリン酸ナトリウム」）
＜噴射剤＞
噴射剤Ａ：液化石油ガス（イソブタン、ブタンおよびプロパンの混合物、小池化学社製、製品名「ＬＰＧ２０℃ ０．３９ＭＰａ」）
噴射剤Ｂ：８５質量％のイソブタン（小池化学社製、製品名「イソブタン」）と１５質量％の炭酸ガス（日本液炭社製、製品名「液化炭酸ガス」）との混合物。
ラウロイルアスパラギン酸ナトリウム（旭化成ファインケム社製、製品名「アミノフォーマーＦＬＤＳ－Ｌ」）
ココイルグルタミン酸ナトリウム（旭化成ファインケム社製、製品名「アミノサーファクトＡＣＤＳ－Ｌ」）
＜成分Ｃ＞
ラウリン酸ＰＥＧ－８０ソルビタン（日油社製、製品名「ノニオン ＬＴ－２８０」）
ステアリン酸ＰＥＧ－１５０（花王社製、製品名「エマノーン３１９９ＶＢ」）
＜成分Ｄ＞
濃グリセリン（阪本薬品工業社製、製品名「化粧用濃グリセリン」）
ＰＥＧ－３２、ＰＥＧ－６（ＰＥＧ－３２とＰＥＧ－６との混合物、青木油脂工業社製、製品名「ブラウノンＰＥＧ－１５００」）
＜成分Ｅ＞
精製水
＜成分Ｆ＞
ミリスチルアルコール（花王社製、製品名「カルコール４０９８」）
＜成分Ｇ＞
炭（炭素末）（堀江生薬社製、製品名「薬用炭」、メジアン径３１．１μｍ）
＜成分Ｈ＞
カルボキシビニルポリマー（ＬＵＢＲＩＺＯＬ社製、製品名「ＣＡＲＢＯＰＯＬ ９８０ ＰＯＬＹＭＥＲ」）
＜その他の成分＞
（防腐剤）
フェノキシエタノール（四日市合成社製、製品名「フェノキシエタノール－Ｓ」）
（金属封鎖剤）
トリポリリン酸ナトリウム（米山化学工業社製、製品名「トリポリリン酸ナトリウム」）
＜噴射剤＞
噴射剤Ａ：液化石油ガス（イソブタン、ブタンおよびプロパンの混合物、小池化学社製、製品名「ＬＰＧ２０℃ ０．３９ＭＰａ」）
噴射剤Ｂ：８５質量％のイソブタン（小池化学社製、製品名「イソブタン」）と１５質量％の炭酸ガス（日本液炭社製、製品名「液化炭酸ガス」）との混合物。
【0053】
〔評価方法〕
＜泡の弾力性の評価＞
キムタオル（４つ折りタイプ：日本製紙クレシア社製）の上に、各実施例および各比較例エアゾール容器からフォーム状皮膚洗浄料の泡を１秒間、ドーム状になるように吐出した。次いで、該ドーム状に吐出した泡の上端の泡表面を指先で軽く押し、泡の弾力性を評価した。結果に基づき、下記の基準に従いフォーム状皮膚洗浄料の泡の弾力性を評価した。
＜泡の弾力性の評価＞
キムタオル（４つ折りタイプ：日本製紙クレシア社製）の上に、各実施例および各比較例エアゾール容器からフォーム状皮膚洗浄料の泡を１秒間、ドーム状になるように吐出した。次いで、該ドーム状に吐出した泡の上端の泡表面を指先で軽く押し、泡の弾力性を評価した。結果に基づき、下記の基準に従いフォーム状皮膚洗浄料の泡の弾力性を評価した。
【0054】
（評価基準）
Ａ（良好）：指先で容易に泡が崩壊せず、指先を押し返すような強い弾力性を感じる。
Ｂ（合格）：指先で容易に泡が崩壊せず、Ａには劣るが指先を押し返すような弾力性を十分に感じる。
Ｃ（不良）：指先で容易に泡が崩壊し、指先を押し返すような弾力性を全く感じない。
Ａ（良好）：指先で容易に泡が崩壊せず、指先を押し返すような強い弾力性を感じる。
Ｂ（合格）：指先で容易に泡が崩壊せず、Ａには劣るが指先を押し返すような弾力性を十分に感じる。
Ｃ（不良）：指先で容易に泡が崩壊し、指先を押し返すような弾力性を全く感じない。
【0055】
フォーム状皮膚洗浄料が、上記の評価基準において、（１）Ａ評価となることは、当該フォーム状皮膚洗浄料が特に優れた泡の弾力性を有することを意味し、（２）Ｂ評価となることは、当該フォーム状皮膚洗浄料が、Ａ評価には至らないものの、十分に優れた泡の弾力性を有することを意味する。一方で、（３）Ｃ評価となることは、当該フォーム状皮膚洗浄料の泡の弾力性が不良であることを意味する。
【0056】
＜洗浄力の評価＞
各実施例および各比較例のフォーム状皮膚洗浄料について、モデル皮脂（下記参照）を使用した洗浄力評価を行った。具体的には、１．５ｃｍ×１．５ｃｍに切ったケラチン布にモデル皮脂（モデル皮脂１００質量％に対して３０質量％の脂肪酸、脂質およびスクワレンなどを含有する組成物、さらに、０．０１質量％の赤色染色液（Ｏｉｌ Ｒｅｄ Ｏ Ｓｏｌｕｔｉｏｎ、コスモ・バイオ社製）を含有させ、モデル皮脂を赤色に染色）を含浸させ、３０分室温で固化させた後、これをフォーム状皮膚洗浄料の泡中に浸け置いた。浸け置いて６０分後、ケラチン布を水洗してモデル皮脂の落ちを目視で評価した。結果に基づき、下記の基準に従いフォーム状皮膚洗浄料の洗浄力を評価した。
各実施例および各比較例のフォーム状皮膚洗浄料について、モデル皮脂（下記参照）を使用した洗浄力評価を行った。具体的には、１．５ｃｍ×１．５ｃｍに切ったケラチン布にモデル皮脂（モデル皮脂１００質量％に対して３０質量％の脂肪酸、脂質およびスクワレンなどを含有する組成物、さらに、０．０１質量％の赤色染色液（Ｏｉｌ Ｒｅｄ Ｏ Ｓｏｌｕｔｉｏｎ、コスモ・バイオ社製）を含有させ、モデル皮脂を赤色に染色）を含浸させ、３０分室温で固化させた後、これをフォーム状皮膚洗浄料の泡中に浸け置いた。浸け置いて６０分後、ケラチン布を水洗してモデル皮脂の落ちを目視で評価した。結果に基づき、下記の基準に従いフォーム状皮膚洗浄料の洗浄力を評価した。
【0057】
（評価基準）
Ａ（良好）：モデル皮脂が約３０％以上落ちた。
Ｂ（合格）：モデル皮脂が約１５％以上、約３０％未満落ちた。
Ｃ（不良）：モデル皮脂が約８５％超残った。
Ａ（良好）：モデル皮脂が約３０％以上落ちた。
Ｂ（合格）：モデル皮脂が約１５％以上、約３０％未満落ちた。
Ｃ（不良）：モデル皮脂が約８５％超残った。
【0058】
フォーム状皮膚洗浄料が、上記の評価基準において、（１）Ａ評価となることは、当該フォーム状皮膚洗浄料が特に優れた洗浄力を有することを意味し、（２）Ｂ評価となることは、当該フォーム状皮膚洗浄料が、Ａ評価には至らないものの、十分に優れた洗浄力を有することを意味する。一方で、（３）Ｃ評価となることは、例えば、吐出されたフォーム状皮膚洗浄料中に成分Ａがほとんど含まれていない、といった理由から、当該フォーム状皮膚洗浄料が十分な洗浄力を有していないことを意味する。
【0059】
＜製剤安定性および吐出安定性＞
製剤安定性については、各実施例および各比較例の原液および噴射剤をガラス製の耐圧容器に充填し、当該耐圧容器を、５℃、２５℃、４０℃の恒温槽に直立の状態で１週間保管した後、外観を目視で観察した。
製剤安定性については、各実施例および各比較例の原液および噴射剤をガラス製の耐圧容器に充填し、当該耐圧容器を、５℃、２５℃、４０℃の恒温槽に直立の状態で１週間保管した後、外観を目視で観察した。
【0060】
吐出安定性については、各実施例および各比較例のフォーム状皮膚洗浄料を、５℃の恒温槽に直立の状態で１週間保管した後、手の平に２秒間吐出させた際の吐出状態を目視で観察した。
【0061】
これらの結果に基づき、下記の基準に従いフォーム状皮膚洗浄料の製剤安定性および吐出安定性を評価した。
【0062】
（評価基準）
Ａ（良好）：製剤安定性について、全ての温度条件において分離がなく、均一な外観である。吐出安定性について、フォーム状皮膚洗浄料がスムーズに泡状で吐出される。
Ｂ（合格）：製剤安定性について、少なくとも１つの温度条件において分離が見られるが、３０ｃｍの振り幅で、１秒に１回の速さで上下に３回振とうすることで均一な外観となる。吐出安定性について、フォーム状皮膚洗浄料がスムーズに泡状で吐出される。
Ｃ（不良）：製剤安定性について、少なくとも１つの温度条件において３０ｃｍの振り幅で、１秒に１回の速さで上下に３回振とうしても均一な外観とならない分離が見られる。および／または、吐出安定性について、詰りが発生し、フォーム状皮膚洗浄料を安定的に吐出することができない。
Ａ（良好）：製剤安定性について、全ての温度条件において分離がなく、均一な外観である。吐出安定性について、フォーム状皮膚洗浄料がスムーズに泡状で吐出される。
Ｂ（合格）：製剤安定性について、少なくとも１つの温度条件において分離が見られるが、３０ｃｍの振り幅で、１秒に１回の速さで上下に３回振とうすることで均一な外観となる。吐出安定性について、フォーム状皮膚洗浄料がスムーズに泡状で吐出される。
Ｃ（不良）：製剤安定性について、少なくとも１つの温度条件において３０ｃｍの振り幅で、１秒に１回の速さで上下に３回振とうしても均一な外観とならない分離が見られる。および／または、吐出安定性について、詰りが発生し、フォーム状皮膚洗浄料を安定的に吐出することができない。
【0063】
フォーム状皮膚洗浄料が、上記の評価基準において、（１）Ａ評価となることは、当該フォーム状皮膚洗浄料が特に優れた製剤安定性および吐出安定性を有することを意味し、（２）Ｂ評価となることは、当該フォーム状皮膚洗浄料が、Ａ評価には至らないものの、十分に優れた製剤安定性および吐出安定性を有することを意味する。一方で、（３）Ｃ評価となることは、当該フォーム状皮膚洗浄料の製剤安定性および／または吐出安定性が不良であることを意味する。
【0064】
〔実施例１～１５および比較例１～９〕
表１～３に示す処方で各成分を配合することにより、実施例１～１５および比較例１～９の原液を調製した。そして、表１～３に示した原液比率および噴射剤比率にて、原液と噴射剤とをエアゾール容器内のガス圧が０．５ＭＰａとなるように充填することにより、フォーム状皮膚洗浄料を得た。得られたフォーム状皮膚洗浄料について、泡の弾力、洗浄力、並びに製剤安定性および吐出安定性を評価した。なお、エアゾール容器本体の材質としては、泡の弾力、洗浄力および吐出安定性の評価においてはアルミ製の容器を用い、製剤安定性の評価においてはガラス製の容器を用いた。また、ボタン孔は６．４ｍｍ×３．０ｍｍの角丸四角形、ステム孔径は０．６ｍｍ（ステム孔数：１個）、ハウジング孔径は下孔径１．３ｍｍのエアゾール容器を用いた。
表１～３に示す処方で各成分を配合することにより、実施例１～１５および比較例１～９の原液を調製した。そして、表１～３に示した原液比率および噴射剤比率にて、原液と噴射剤とをエアゾール容器内のガス圧が０．５ＭＰａとなるように充填することにより、フォーム状皮膚洗浄料を得た。得られたフォーム状皮膚洗浄料について、泡の弾力、洗浄力、並びに製剤安定性および吐出安定性を評価した。なお、エアゾール容器本体の材質としては、泡の弾力、洗浄力および吐出安定性の評価においてはアルミ製の容器を用い、製剤安定性の評価においてはガラス製の容器を用いた。また、ボタン孔は６．４ｍｍ×３．０ｍｍの角丸四角形、ステム孔径は０．６ｍｍ（ステム孔数：１個）、ハウジング孔径は下孔径１．３ｍｍのエアゾール容器を用いた。
【0065】
【表1】
【0066】
【表2】
【0067】
【表3】
【0068】
なお、表１～３において「ｗｔ％」は「質量％」を意味する。
【0069】
〔結果〕
表１～３から、実施例１～１５のフォーム状皮膚洗浄料は、泡の弾力、洗浄力、並びに製剤安定性および吐出安定性の評価が何れも良好である。すなわち、本発明の一実施形態によれば、泡の弾力、洗浄力、並びに製剤安定性および吐出安定性に優れるフォーム状皮膚洗浄料が提供できることが示された。
表１～３から、実施例１～１５のフォーム状皮膚洗浄料は、泡の弾力、洗浄力、並びに製剤安定性および吐出安定性の評価が何れも良好である。すなわち、本発明の一実施形態によれば、泡の弾力、洗浄力、並びに製剤安定性および吐出安定性に優れるフォーム状皮膚洗浄料が提供できることが示された。
【0070】
〔処方例１〕
（原液）
ベントナイト ３．０質量％
ラウロイルアスパラギン酸Ｎａ ２．０質量％
ラウリン酸ＰＥＧ－８０ソルビタン １．５質量％
ＰＥＧ－５０水添ヒマシ油 ０．２質量％
ステアリン酸ＰＥＧ－１５０ １．５質量％
ミリスチルアルコール ０．２質量％
濃グリセリン １０質量％
ＰＥＧ－３２、ＰＥＧ－６ ５．０質量％
ヒアルロン酸 ０．００１質量％
フェノキシエタノール ０．５質量％
トリポリリン酸Ｎa ０．１質量％
香料 ０．１質量％
精製水 残分
合計 １００．０質量％
（噴射剤）
ＬＰＧ ９０．０質量％
炭酸ガス １０．０質量％
原液：噴射剤＝９６：4（質量比）。
（原液）
ベントナイト ３．０質量％
ラウロイルアスパラギン酸Ｎａ ２．０質量％
ラウリン酸ＰＥＧ－８０ソルビタン １．５質量％
ＰＥＧ－５０水添ヒマシ油 ０．２質量％
ステアリン酸ＰＥＧ－１５０ １．５質量％
ミリスチルアルコール ０．２質量％
濃グリセリン １０質量％
ＰＥＧ－３２、ＰＥＧ－６ ５．０質量％
ヒアルロン酸 ０．００１質量％
フェノキシエタノール ０．５質量％
トリポリリン酸Ｎa ０．１質量％
香料 ０．１質量％
精製水 残分
合計 １００．０質量％
（噴射剤）
ＬＰＧ ９０．０質量％
炭酸ガス １０．０質量％
原液：噴射剤＝９６：4（質量比）。
【0071】
〔処方例２〕
（原液）
ベントナイト ３．０質量％
炭 １．０質量％
カルボキシビニルポリマー ０．１質量％
ラウロイルアスパラギン酸Ｎａ ２．０質量％
ラウリン酸ＰＥＧ－８０ソルビタン １．５質量％
ＰＥＧ－５０水添ヒマシ油 ０．２質量％
ステアリン酸ＰＥＧ－１５０ １．５質量％
ミリスチルアルコール ０．２質量％
濃グリセリン ５．０質量％
ＰＥＧ－３２、ＰＥＧ－６ ５．０質量％
フェノキシエタノール ０．５質量％
トリポリリン酸Ｎa ０．１質量％
香料 ０．１質量％
精製水 残分
合計 １００．０質量％
（噴射剤）
ＬＰＧ ９０．０質量％
ＤＭＥ １０．０質量％
原液：噴射剤＝９６：4（質量比）。
（原液）
ベントナイト ３．０質量％
炭 １．０質量％
カルボキシビニルポリマー ０．１質量％
ラウロイルアスパラギン酸Ｎａ ２．０質量％
ラウリン酸ＰＥＧ－８０ソルビタン １．５質量％
ＰＥＧ－５０水添ヒマシ油 ０．２質量％
ステアリン酸ＰＥＧ－１５０ １．５質量％
ミリスチルアルコール ０．２質量％
濃グリセリン ５．０質量％
ＰＥＧ－３２、ＰＥＧ－６ ５．０質量％
フェノキシエタノール ０．５質量％
トリポリリン酸Ｎa ０．１質量％
香料 ０．１質量％
精製水 残分
合計 １００．０質量％
（噴射剤）
ＬＰＧ ９０．０質量％
ＤＭＥ １０．０質量％
原液：噴射剤＝９６：4（質量比）。
【産業上の利用可能性】
【0072】
本発明は、フォーム状皮膚洗浄料として好適に利用することができる。