(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024064918
(43)【公開日】2024-05-14
(54)【発明の名称】人工花弁による植物の花軸・木の軸に取り付ける方法
(51)【国際特許分類】
A01G 9/02 20180101AFI20240507BHJP
A41G 1/00 20060101ALI20240507BHJP
【FI】
A01G9/02 101W
A41G1/00 C
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2022183731
(22)【出願日】2022-10-28
(71)【出願人】
【識別番号】505332462
【氏名又は名称】岩井 芳夫
(72)【発明者】
【氏名】岩井 芳夫
【テーマコード(参考)】
2B327
【Fターム(参考)】
2B327ND01
2B327VA01
2B327VA20
(57)【要約】
【課題】 植物の花軸や花木の小枝軸に人工花弁を施して、植物や花が先に落花した緑葉などの残った植物または、花の咲かない常緑樹の軸先端に人工花弁を花弁に沿って嵌挿した人工花弁による植物の花軸・木の軸に取り付ける方法を提供する。
【解決手段】 植物の花軸や花木の小枝軸に人工花弁を施して、葉っぱはあるが、花の咲かない植物などや花が先に落花した葉の残った植物の軸先端に人工花弁を花弁に沿って嵌挿もしくは、嵌入することを特徴とする人工花弁による植物の花軸・木の軸に取り付ける方法である。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
植物の花軸や花木の小枝軸に人工花弁を施して、葉っぱはあるが、花の咲かない植物(常緑樹含む)や花が先に落花した葉の残った植物の軸先端に人工花弁を花軸・木の軸に介装させ、嵌挿もしくは嵌入することを特徴とする人工花弁による植物の花軸・木の軸に取り付ける方法。
【請求項2】
前記人工花弁、花本体に設けられた、花弁、がく片、花托、花柄からなる花本体に設けられた花柄に茎ソケットを備え、植物の花軸や花木の小枝軸に結合するための花本体と、を含むことを特徴とする請求項1記載の人工花弁による植物の花軸・木の軸に取り付ける方法。
【請求項3】
前記人工花弁、花本体に設けられた、花弁、花托、花柄からなる花本体の花柄に花軸・小枝ソケットを備え、植物の花軸や花木の小枝軸に結合するための花本体と、を含むことを特徴とする請求項1又は2記載の人工花弁による植物の花軸・木の軸に取り付ける方法。
【請求項4】
前記人工花弁、花本体に設けられた、花弁、花托からなる花本体の花托に花軸・小枝ソケットを備え、植物の花軸や花木の小枝軸に結合するための花本体と、を含む、ことを特徴とする請求項1~3のいずれか一項記載の人工花弁による植物の花軸・木の軸に取り付ける方法。
【請求項5】
人工花弁、花本体に設けられた、花弁、からなる花本体の植物の花弁のやく部の位置から針止め部を備えた針止め金具本体を嵌挿するように設け針止め部を植物の花弁の花底、外側まで嵌挿し、植物の花軸や花木の小枝軸に結合するための花本体と、を含むことを特徴とする請求項1記載の人工花弁による植物の花軸・木の軸に取り付ける方法。
【請求項6】
人工花弁、花本体に設けられた、花弁、花柄からなる花本体の植物の花弁のやく部の位置から花軸・小枝軸嵌入軸部を備えた軸嵌入金具本体を嵌入するように設け花軸・小枝軸嵌入軸部を花弁の花柄を突き出すように嵌挿し、植物の花軸や花木の小枝軸に結合するための花本体と、を含むことを特徴とする請求項1又は4記載の人工花弁による植物の花軸・木の軸に取り付ける方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、植物の花軸や花木の小枝軸に人工花弁を施して、葉っぱは楽しめるが、花の咲かない植物や花が先に落花した葉の残った植物の軸先端に人口花弁を花弁に介装し嵌挿することを特徴とする人工花弁による植物の花軸・木の軸に取り付ける方法。
【背景技術】
【0002】
従来、プリザード処理されたプリザードフラワーを、全体の花形状を維持した状態で、一部の花弁を取り外し、その取り外した花弁の代わりに人工花弁および/または異種花弁を取り付けたプリザードフラワー装飾体はあった。
【0003】
生花は、絶えず水を与え、傷みが出たら、除去し、生花は生物なのでその寿命は10日間から20日前後が限度である
【0004】
プリザードフラワーは生花を脱水し、薬液を含浸させ防腐処理を行い、染色を施したりして、生花と同様の外観で極めて長持ちさせることが出来るフラワーである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2011-102441
【特許文献2】実用新案登録第3129427号
【特許文献3】実用新案登録第3205296号
【特許文献4】実用新案登録第3206374号
【特許文献5】実用新案登録第3209867号
【特許文献6】実用新案登録第3178487号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
そのために、次のような問題点があった。
しかしながら上記の[特許文献1]においては、高度な技術工程によりプリザードフラワーによる花の一部の花弁を取り外し、その取り外した箇所に、取り外した花弁の代わりに人工花弁および/または異種花弁を取り付ける花冠の製造法であり、本願の課題とする人工花弁による植物の花軸・木の軸に取り付ける方法ではない、プリザードフラワーの技術の高い花弁を使用したのでは、製造コストが高くなってしまうとともに、自然雑草および草木には不向きになってしまうという問題点があった。
【0007】
上記の[特許文献2]においては、本物の花から切り取った花冠に防腐処理を施して、プリザードフラワーと下処理済み花冠と、生花の花柄に三角錐の形状の結合部材を係止する結合部材を固定し、人工花柄部三角錐の開口を有する部に防腐処理を施して、プリザードフラワー花冠を接合した生花などのフラワーアレンジメントにおいて用いられる人工部材付きプリザードフラワーでありプリザードフラワーの技術の高い花弁を使用したのでは、製造コストが高くなってしまうとともに、自然雑草および草木には不向きになってしまうという問題点があった。
【0008】
上記の[特許文献3]においては、茎部の下端に取付用の細い針金を有し、綺麗な造花フラワーを細い針金の結束具で取り付けた造花フラワーで観葉植物または常緑植物において葉だけが居残った鑑賞植物の一品物などの少ない花鉢に、綺麗な造花フラワーを針金の結束具で取り付ける造花フラワーには向く方法であり、本願の課題とする人工花弁による植物の花軸・木の軸に一体化に取り付ける方法ではない、また自然雑草の多く茂った草木には不向きになってしまうという問題点があった。
【0009】
上記の[特許文献4]においては、常緑樹植物や落葉植物の植木などの主枝から分かれた細い即枝の先端部に、取り付け用の細い針金を有する造花フラワーを結束具で取り付けた造花フラワー付き植木用の造花フラワーであり、本願の課題とする人工花弁による植物の花軸・木の軸に一体化に取り付ける方法ではない問題点があった。
【00010】
上記の[特許文献5]においては、造花の花冠の萼に一体形成されている軸に、先端部の尖った串状の軸を、十分に成長していない生花(例えば菊を対象)の茎先端にある小さな蕾を切除した茎の先端部の髄内に串状の軸を挿着固定して一本の生花一体造花を構成してからなる生花一体造花であり、強制的に生花の蕾を切除して部位に装着して構成することを特徴としており、本願の課題とする人工花弁による植物の花軸・木の軸に一体化に取り付ける方法は、強制的切除を除き自然に生花の落下後の生花等に緑の葉が鮮やかな青緑を残している生花の枯れ落ちたりなどの後の生花の花軸(または茎)に、並びに花の咲かない品種の常緑樹含む生花(例えば、トクサ等)の軸(または茎)を活かして、造花の花柄に茎ソケット並びに花軸・小枝軸嵌入軸部を両方備えた軸嵌入金具本体を備え、花軸には嵌入もしくは嵌挿出来る様に嵌着を設けていて、容易に多様な草花並びに花木など幅広い用途に綺麗な造花を複数に嵌着出来る造花を提供する方法ではない問題点があった。
【00011】
上記の[特許文献6]においては、造花の花冠の軸を保持するための軸保持部と生花の茎の線にある蕾を切除した部位を保持する為の茎保持部を一連に有した接続具を備え、一本の生花一体造花を構成しており接続具に備えた茎保持部は生花の茎先端部に嵌入して生花と一体化されるこの使用目的は、十分に成長していない生花(例えば菊を対象)の茎の先端にある蕾を切除した部位、即ち蕾を切断した生花の茎の先端部に装着して構成するとなっており、花冠の軸と生花の茎の蕾を切断した先端部を装着するための接続具は軸保持部としての貫通孔を有したアルミなどの軟質金属でできた嵌着部材を造花の花冠の軸に装着し、嵌着部材の上部を工具にてカシメ冠の軸と嵌着部材をカシメ固着する、また接着剤により嵌着部材を軸に装着しても構わない生花の茎の、先端部に装着方法から構成さている生花一体造花であり、強制的に生花の蕾を切除して部位に装着して構成することを特徴としており、本願の課題とする人工花弁による植物の花軸・木の軸に一体化に取り付ける方法は、強制的切除を除き自然に生花の落下後の生花等に緑の葉が鮮やかな青緑を残している生花の枯れ落ちたりなどの後の生花の花軸(または茎)に、並びに花の咲かない品種の常緑樹含む生花(例えば、トクサ等)の軸(または茎)を活かして、花軸には嵌入もしくは嵌挿出来る様に嵌着を設けていて、生花に上記の接続具などを用いないで容易に生花の軸および/異種の茎にまた/小枝等の多様な草花並びに花木など幅広い用途に綺麗な造花を複数に嵌着出来る造花を提供する方法ではない問題点があった。
【課題を解決するための手段】
【00012】
植物の花軸や花木の小枝軸に人工花弁を施して、葉っぱはあるが、花の咲かない植物や花が先に落花した葉の残った植物の軸先端に人工花弁を花弁に介装し嵌挿もしくは、嵌入することを特徴とする人工花弁による植物の花軸・木の軸に取り付ける方法である。
【発明の効果】
【00013】
本発明の造花と生花との合体は、花本体の花冠部に備えられている花柄や花托に茎ソケット並びに花軸・小枝ソケットを設け、花軸先端に容易に嵌入または嵌挿等して綺麗な造花を容易に嵌装することが出来る状態にしています。また花軸の先端部以外の花軸においては止め針部のついた針止め金具本体を用いて、花軸の丈の表面に止め針部の先端を軸に嵌挿することにより連続した花を連ねる様に表現でき、固い小枝などの、枝に造花を設ける時は、小枝の増加を挿す位置の一部を些少斜めカットに針止め切り部を設けてから、針止め金具本体に備えた止め針部の針先端を嵌装させることにより綺麗な造花を生木に花を咲かせることができ、生花並びに花木などにも容易に綺麗な造花で花が提供できる。
【産業上の利用可能性】
【00014】
上記の説明から推察できます様に、生花の花軸と、を生かして花の咲かない例えば、トクサは青々として節があり、小さな竹が多数生えて鑑賞用にも坪庭にもよく植えられています、長期間鬱蒼と繁殖していますがその先端は茎がカットされた状態で鮮やかな花は咲き誇りませんが、そんな鬱蒼と繁殖していますトクサの先端に色鮮やかな造花の花が付いていますと、トクサを知っている人も知らない人も、その鬱蒼と繁殖しているトクサを見て驚きと、笑いの鑑賞評価が得られます。
【00015】
上記同様に、花が落下したが花軸や葉がまだしっかりしている花にも、落下した花軸(茎)の先端に、色鮮やかな造花の花が付いていますと、一瞬鮮やかに開花している花に、目を奪われますまた、関心の鑑賞評価が得られます。
【00016】
上記同様に、花木と言われる例えば、ツツジやその系統のクルメツツジ、赤葉ツツジなどの様に、花がなくなり色鮮やかな葉が長く繁殖している花木の小枝に色鮮やかな花を咲かせたらまた嬉しい、感動をもたらすものに変身します。
この様に、高価な造花を用いなくても、雑花木でも、遠目、近目の目の保養には十分な演出を得られ、葉丈の花や花木等に嵌挿することで、造花でも人を喜ばせ、たり感動させることが出来る生花と造花の新しい人との、造形を提供することもできる
【発明を実施するための最良の形態】
【00017】
以下、本は爪の形態について説明する。
(イ)以下、本実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本実施の形態の造花の花本体(6)を側面からの斜視図である。図示のように、造花の花本体(6)の花柄(4)の底面に茎ソケット(5)固着し、使用においては、図に2の花軸(7)の花軸先(8)に茎ソケット(5)を嵌入して、生花の花軸(7)を形成して花本体(6)を有する。
(ロ)
図3は、本実施の形態の造花の花本体(6)を側面からの斜視図である。図示のように、造花の花本体(6)の花柄(4)の底面に花軸・小枝ソケット(9)を嵌着し、使用においては、
図4の花木小枝(10)の先端に、花軸・小枝ソケット(9)底部から嵌入して花木小枝(10)の先端に造花の花本体(6)を形成して花本体(6)を有する。
(ハ)
図5は、本実施の形態の造花の花本体(6)を底面からの斜視図である。図示のように、造花の花本体(6)の花托と一対した花軸・小枝ソケット(9)を固着し、使用においては、
図6の花枝小枝(10)の先端に花軸・小枝ソケット(9)の底部から嵌入して花木小枝(10)の先端に造花の花本体(6)を形成して花本体(6)を有する。
(ニ)
図7は、花本体(6)に、花弁(1)からなる花の造花の側面からの斜視図と止め針部のついた針止め金具本体(11)(12)の側面からの斜視図である。図示のように、花本体(6)の内面部の奥面の先端部に沿って、止め針部のついた針止め金具本体(11)(12)を嵌挿して止め針部(12)を貫通させて止め、使用においては、
図8の花木小枝(10)の一部側面に、針止め切り部(13)を設け、花本体(6)の備えた止め針部(12)を針止め切り部(13)に沿って嵌挿し、花木小枝(10)の先端に造花の花本体(6)を形成して花本体(6)を有する。
(ホ)
図9は、花本体(6)に、やく(14)からなる花の造花の正面からの斜視図と花軸・小枝軸嵌入軸部の備えた軸嵌入金具本体(15)(16)の側面からの斜視図である。図示の
図10のように、花本体(6)のやく面上部に沿って花軸・小枝軸嵌入軸部の備えた軸嵌入金具本体(15)(16)嵌挿して、花柄(4)先端部に花軸・小枝軸嵌入軸部(16)を貫通させて止め、使用においては、
図4の花木小枝(10)の先端に、花軸・小枝軸嵌入軸部(16)先端から嵌入して花木小枝(10)の先端に造花の花本体(6)を形成して花本体(6)を有する。
(ヘ)使用実施体は、写真図(11)(12)(13)(14)(15)を参照。
【図面の簡単な説明】
【00018】
【
図3】本発明の花軸・小枝ソケットを備えた実施例を示す斜視図
【
図4】本発明の花軸・小枝ソケット使用実施例を示す側面図
【
図5】本発明の他の花軸・小枝ソケットを備えた実施例を示す斜視図
【
図6】本発明の他の花軸・小枝ソケットを備えた使用実施例を示す側面図
【
図7】本発明の針止め金具本体の実施例を示す斜視図
【
図8】本発明の針止め金具本体の使用実施例を示す側面図
【
図9】本発明の軸嵌入金具本体の実施例を示す斜視図
【
図10】本発明の軸嵌入金具本体の使用実施例を示す側面図
【
図12】本発明の使用実施を示すトクサの写真での実施例
【
図14】本発明の使用写真示すヤマツツジの写真での実施例
【
図15】本発明の使用写真示すトクサの盆栽写真での実施例
【符号の説明】
【00019】
1 花弁
2 がく片
3 花托
4 花柄
5 茎ソケット
6 花本体
7 花軸
8 花軸先
9 花軸・小枝ソケット
10 花木小枝
11 針止め金具本体
12 止め針部
13 針止め切り部
14 やく
15 軸嵌入金具本体
16 花軸・小枝嵌入軸部