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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024064933
(43)【公開日】2024-05-14
(54)【発明の名称】クラウド型情報システム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20240507BHJP
   G06Q 30/06 20230101ALI20240507BHJP
   G06Q 20/02 20120101ALI20240507BHJP
【FI】
G06Q50/10
G06Q30/06
G06Q20/02
【審査請求】有
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023005745
(22)【出願日】2023-01-18
(31)【優先権主張番号】111140877
(32)【優先日】2022-10-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】TW
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.JAVASCRIPT
(71)【出願人】
【識別番号】501296612
【氏名又は名称】南亞塑膠工業股▲分▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】NAN YA PLASTICS CORPORATION
(74)【代理人】
【識別番号】100103894
【弁理士】
【氏名又は名称】家入 健
(72)【発明者】
【氏名】林 豊欽
【テーマコード(参考)】
5L020
5L030
5L049
5L050
5L055
【Fターム(参考)】
5L020AA22
5L030BB26
5L049BB26
5L049CC12
5L050CC12
5L055AA22
(57)【要約】
【課題】ユーザー体験の低下をもたらす可能性のある既存のバーチャルツアーの問題を改善するために使用される、クラウドベースの情報システムを提供する。
【解決手段】
本発明のクラウド型情報システムには、複数の情報ページがあり、それぞれの情報ページには仮想現実画面が表示される。情報ページの移動オプションのいずれかが選択されると、情報ページのプログラムは移動履歴記録データをブラウザに格納する。各情報ページが実行されると、情報ページプログラムはブラウザから移動履歴記録データを読み出し、それに応じて前ページに戻しオプションを表示する。前ページに戻しオプションを選択すると、ブラウザは前ページに戻しオプションのURLを表示し、情報ページプログラムはブラウザに保存されている移動履歴記録データを使用して、ユーザーが移動オプションをクリックして仮想現実画面を変更することをエミュレートする。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1つのコンピュータ装置上で実行可能であり、複数のテーマ別情報ウェブサイトを含む、クラウド型情報システムであって、
各前記テーマ別情報ウェブサイトは、複数の情報ページを含み、各前記情報ページは、情報ページプログラムを含み、各前記情報ページは、ユーザーのブラウジングを提供するように用いられ、各前記情報ページは、少なくとも1つのコンテンツ情報を提示し、かつ、少なくとも1つの前記情報ページは、仮想現実画面に含まれる少なくとも1つの画像を提示し、前記仮想現実画面は、複数の画像から構成されたものであり、
各前記情報ページには、さらに複数の移動オプションが表示され、前記情報ページプログラムは、前記移動オプションに対するユーザーの操作に応じて、前記仮想現実画面に含まれる別の前記画像を前記情報ページに表示させることができ、前記移動オプションを選択する度に、前記情報ページを実行するブラウザのメモリに移動履歴記録データを記憶させ、前記情報ページプログラムは、まず、前記メモリから古い前記移動履歴記録データを読み出し、古い前記移動履歴記録データの後に第1のデフォルト文字列を連結し、次に前記第1のデフォルト文字列の後に新しい前記移動履歴記録データをさらに連結し、最後に前記メモリに元々格納されている前記移動履歴記録データを、2つの前記移動履歴記録データおよび前記第1のデフォルト文字列が連結したもので置き換え、
各前記情報ページが少なくとも1つのリンクオプションを提示し、各前記リンクオプションが他の前記情報ページへのリンクウェブアドレスを格納し、いずれかの前記リンクオプションが選択されると、前記情報ページプログラムは、前記情報ページの現在のウェブアドレスの後に第2のデフォルト文字列を連結し、前記第2のデフォルト文字列の後に、相互連結したすべての前記移動履歴記録データを連結して前ページ戻しウェブアドレスを形成し、前記前ページ戻しウェブアドレスを前記メモリに格納し、前記ブラウザに前記前ページ戻しウェブアドレスに対応する前記情報ページを表示させ、
前記情報ページのいずれかが実行されると、前記情報ページプログラムは、前記ブラウザの前記メモリを読み出して、前記前ページ戻しウェブアドレスが前記メモリに格納されているかどうかを判断し、前記前ページ戻しウェブアドレスが前記メモリに格納されていると判断すると、前記情報ページプログラムは、前記情報ページに前ページに戻しオプションを表示し、前記前ページに戻しオプションが選択されたとき、前記情報ページプログラムは、前記前ページ戻しウェブアドレスに対応する情報ページを前記ブラウザに表示させ、
前記情報ページのいずれかが実行されたとき、前記情報ページプログラムは、前記情報ページのウェブアドレスが前記第2のデフォルト文字列を含むか否かを判断し、前記情報ページのウェブアドレスが前記第2のデフォルト文字列を含むと判断した場合、前記情報ページプログラムは、前記第2のデフォルト文字列と前記第1のデフォルト文字列とを用いて、前記情報ページのウェブアドレスからの移動履歴記録データの全てを抜粋し、前記情報ページプログラムは、前記移動履歴記録データの全てに従って、前記情報ページにおける移動オプションの少なくとも1つを選択し、前記仮想現実画面に、対応する画像を表示させる、
ことを特徴とする、クラウド型情報システム。
【請求項2】
前記クラウド型情報システムは、複数の前記コンピュータ装置で実行され、前記クラウド型情報システムにおいてブロックチェーンが運用され、前記テーマ別情報ウェブサイトの各々は、分散型アプリケーションである、
請求項1に記載のクラウド型情報システム。
【請求項3】
前記少なくとも1つのテーマ別情報ウェブサイトは、クラウド型ウェブモールであり、前記クラウド型ウェブモールの各情報ページが実行されると、前記情報ページプログラムは、前記情報ページの識別データを用いてサーバのデータベースから要求数合計を調べ、前記情報ページに要求数合計、検証依頼オプション、注文オプションを表示し、
前記検証依頼オプションが選択されると、前記情報ページプログラムは、前記情報ページに、支払データを入力するための支払ウィンドウと、支払確認オプションとを表示させ、前記支払確認オプションが選択された後、前記情報ページプログラムは、前記支払データをキャッシュフロー支払システムに送信して、前記キャッシュフロー支払システムを使用して、前記支払データに対応するアカウントから中間アカウントにプリセット金額で送金し、前記キャッシュフロー支払システムから返送された決済成功情報を取得すると、前記情報ページプログラムは、前記情報ページと前記データベース内の前記要求数合計に1を足すように前記要求数合計を更新して、
前記情報ページプログラムは、前記要求数合計がプリセット要求数合計に等しい場合、前記識別データに対応した商品販売禁止データをデータベースに格納し、前記情報ページプログラムは、前記中間アカウント、検証機関住所及びキャッシュフロー決済システムを利用して、前記中間アカウントから前記情報ページに対応する業者アカウントに商品による金額を送金し、前記業者が前記検証機関住所に前記商品を送付するために検証依頼を立て、
前記情報ページが実行されたとき、前記情報ページプログラムは、前記識別データを用いて前記データベースから該当する商品販売禁止データを見つけた場合、前記情報ページに、前記注文オプションが選択禁止である旨の表示をする、
請求項1に記載のクラウド型情報システム。
【請求項4】
前記プリセット金額に前記プリセット要求数合計を乗じた値は、前記情報ページで販売される当商品の商品価格とプリセット検証手数料の合計値以上である、
請求項3に記載のクラウド型情報システム。
【請求項5】
前記プリセット金額は、前記情報ページで販売される当商品の商品価格の10%以下である、
請求項4に記載のクラウド型情報システム。
【請求項6】
前記支払確認オプションが選択され、前記キャッシュフロー決済システムから返信される決済成功情報を前記情報ページプログラムが受信すると、前記情報ページプログラムは、前記サーバのデータベースに前記ユーザーのユーザー決済記録を保存し、
前記情報ページが実行されたとき、前記情報ページプログラムは、前記識別データを用いて、対応する開始日が前記データベースに存在するか否かを検索し、前記開始日が見つかった場合、前記情報ページプログラムは、前記情報ページに前記開始日を表示し、
前記検証依頼オプションが選択され、前記情報ページプログラムが前記キャッシュフロー決済システムから返送される前記決済成功情報を受信すると、前記情報ページプログラムは、前記識別データを用いて、対応する前記開始日がデータベース内に存在するかどうかを調べ、前記開始日が見つからない場合、前記情報ページプログラムは前記データベースに現在日を前記開始日として記憶し、前記開始日が見つかった場合、前記情報ページプログラムは前記情報ページに開始日を表示し、
前記情報ページプログラムは、前記現在日と前記開始日との差を算出し、前記差がプリセット日数より大きく、かつ前記要求数合計がプリセット要求数合計より少ないと前記情報ページプログラムが判断した場合、前記データベースに格納された前記ユーザー決済記録に従って、前記中間アカウントから複数の前記ユーザーの複数のユーザーアカウントに、複数の前記ユーザーが予め支払った金額をキャッシュフロー決済システムにより還付する、
請求項3に記載のクラウド型情報システム。
【請求項7】
前記情報ページプログラムは、前記検証依頼を立てた後、前記識別データに対応する検証対象受注案件情報と前記コンテンツ情報とを前記データベースに格納し、
前記クラウド型情報システムの検証機関インターフェースが実行されると、前記検証機関インターフェースの検証機関インターフェースプログラムが前記データベースを読み出し、前記検証機関インターフェースに前記検証対象受注案件情報、前記コンテンツ情報、検証報告書アップロードオプション、検証成功オプション、及び検証失敗オプションが表示され、
前記検証報告書アップロードオプションが選択されると、前記検証機関インターフェースにデータアップロードウィンドウを表示し、ユーザーに検証報告書のアップロードを要求し、ユーザーがデータアップロードウィンドウを介して検証報告書をアップロードした後、前記検証機関インターフェースプログラムは、前記識別データに対応する前記検証報告書を前記データベースに格納し、
前記検証成功オプションが選択された場合、前記検証機関インターフェースプログラムは、検証成功情報を生成し、前記検証失敗オプションが選択された場合、前記検証機関インターフェースプログラムは、検証失敗情報を生成し、
前記情報ページが実行されたとき、前記情報ページプログラムが、前記識別データを用いて前記データベースに前記検証報告書を見つけた場合、前記情報ページに検証報告書オプションを表示させ、前記情報ページプログラムが、前記識別データを用いて前記データベース内の検証失敗情報を見つけた場合、前記情報ページプログラムは、前記情報ページに表示される注文オプションを選択禁止に設定し、前記情報ページプログラムが、前記識別データを用いて前記データベース内の検証成功情報を見つけた場合、前記情報ページに表示される注文オプションを選択可能に設定し、
前記検証報告書オプションが選択された場合、前記情報ページプログラムは、対応する検証報告書を前記情報ページに表示し、または前記情報ページプログラムは、前記検証報告書のダウンロードを前記ブラウザに促す、
請求項3に記載のクラウド型情報システム。
【請求項8】
前記支払確認オプションが選択され、前記情報ページプログラムが前記キャッシュフロー決済システムから返送された決済成功情報を取得すると、前記情報ページプログラムは、前記ユーザー決済記録を前記サーバの前記データベースに格納し、
前記情報ページプログラムは、前記識別データを用いて前記データベース内に検証失敗情報を発見した場合、前記情報ページプログラムは、前記キャッシュフロー決済システムを介して前記業者アカウントから前記プリセット金額が前記プリセット要求数合計をかけた金額を前記中間アカウントに振り替え、前記情報ページプログラムは、前記データベースに格納された前記ユーザー決済記録に従って、前記ユーザーが前記キャッシュフロー支払システムを用いて前記ユーザーアカウントに前記ユーザーが前払った前記プリセット金額を返還する、
請求項6に記載のクラウド型情報システム。
【請求項9】
前記クラウド型ウェブモールの各情報ページが実行されると、前記情報ページプログラムは、さらに、前記情報ページの識別データを用いて前記データベース内の決済済み総額を求め、前記情報ページに前記要求数合計、前記検証依頼オプション、前記注文オプション、および前記決済済み総額を表示し、
前記検証依頼オプションが選択されると、前記情報ページプログラムは、前記情報ページに前記支払ウィンドウと、前記支払確認オプションと、前記ユーザーが支払金額を入力できる支払額入力ボックスとを表示させ、
前記支払確認オプションが選択され、前記支払額入力ボックスに前記支払金額が入力された場合、前記情報ページプログラムは、前記キャッシュフロー決済システムを用いて前記支払データに対応するアカウントから前記中間アカウントに前記支払金額を振り替え、前記キャッシュフロー決済システムから返された前記決済成功情報を取得し、前記情報ページプログラムは前記情報ページ、及びデータベースにおける要求数合計及び決済済み総額を更新し、
前記決済済み総額が所定の決済済み総額を超える場合、前記情報ページプログラムは、前記識別データに対応する物品販売禁止データをデータベースに格納し、前記情報ページプログラムは、前記中間アカウント、前記検証機関住所及び前記キャッシュフロー決済システムを用いて、前記中間アカウントから前記情報ページに対応する業者の業者アカウントに商品金額を振り替え、前記業者が前記検証機関住所に商品を発送するための検証依頼を立てる、
請求項3に記載のクラウド型情報システム。
【請求項10】
前記プリセット金額は、前記情報ページで販売される前記商品の商品価格とプリセット検証料との合計額以上である、
請求項3に記載のクラウド型情報システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報システム、特にクラウド上に構築されたクラウド型情報システムに関する。
【背景技術】
【0002】
既存のバーチャルツアーや拡張現実ウェブサイトでは、ユーザーは仮想現実画面上の関連するオプションをクリックすることで、仮想現実画面を変更し、実体験をすることができる。
【0003】
バーチャルツアーサイトでは、仮想現実画面上に導入オプションが表示され、ユーザーが導入オプションをクリックすると、別のページや別の仮想現実画面に切り替わるようになっている。このようなサイトでは、ユーザーは仮想現実の中でしばらく動き回った後に、画面上の紹介オプションをクリックして、別のウェブページに移動することもある。ユーザーが他のページを見た後、前の拡張現実のページに戻りたい場合、通常はブラウザ自体の前ページボタンを使ってしか戻れないが、ブラウザの前ページボタンで前の拡張現実のページに切り替えると、ユーザーはその拡張現実の最初の画像を見てしまい、一定距離移動した後の画像は見られないため、ユーザーエクスペリエンスが悪くなっている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、主にユーザー体験の低下をもたらす可能性のある既存のバーチャルツアーの問題を改善するために使用される、クラウドベースの情報システムを開示するものである。
【0005】
本発明のクラウド型情報システムは、主にクラウドネットワーク上に構築され、クラウド型情報システムは、主に複数のクラウドフライングソーサーが、ニューラルネットワークシステムのように接続されて構成されている。体系的に完成されたプレゼンテーションと没入感のある体験と知覚が、現実と想像のコンテクストを作り出する。上記の1枚のクラウドディスクを無限に拡張することで、神経ネットワークシステムのように相互に接続した壮大なディスクリンクを形成し、商工業、展示会、政治、芸術、音楽、医療、教育、軍事活動など幅広い分野に応用することができるのである。
【0006】
クラウド上の各情報皿は、従来の2Dモードから拡張現実(AR)、仮想現実(VR)、複合現実(MR)、X-Reality(XR)などの3D没入体験にクロスオーバーするように最適化し、テキスト、画像、音声、動画を実環境や仮想環境に統合することが可能である。その結果、没入感のある、見分けがつかないような体験ができ、より高い価値を生み出すことができるのである。
【0007】
本発明のクラウド型情報システムは、ブロックチェーン上に構築することができ、ブロックチェーンの暗号化技術により、巨大なデータデータをロックすることができ、データの改ざんを困難にし、データを解読しにくく、変更しにくくし、クラウド情報におけるそれぞれのプラットフォームのセキュリティを実現し、企業が品質履歴、製品これにより、企業は品質履歴や製品偽造防止などのアプリケーションを実現し、偽造による損失を削減することができる。また、ブロックチェーンの認証メカニズムを利用して、適格な第三者を規制することで、適格な第三者が短期的に企業のサプライチェーンの一部となることができ、企業の事業利益の拡大や投資リスクの低減に寄与することができる。
【0008】
ここ1、2年、中国や米国で県知事という民衆代表から大統領に至るまで重要な民主選挙が行われていることに鑑みれば、有権者の賛同と支持を得るために従来の選挙運動が行われ、その間に費やされた経済資源は膨大であり、多大な労力と費用がかかっているといえる。特に、選挙期間中に候補者が打ち出した政治理念と当選後の政権運営の結果が大きく異なり、有権者との約束を破ることさえある。ブロックチェーン上で動作する本発明のクラウド型情報システムの一実施形態では、各情報ページを候補者宣伝ページとすることができ、候補者は候補者宣伝ページで宣伝すべき政治思想、政見、学歴、職歴などをテキストまたは画像で示すことができ、有権者は候補者宣伝ページで候補者に関する必要情報を一度に確認することができる。また、候補者に関する必要な情報をキャンペーンページで一括して閲覧したり、キャンペーンページで候補者や選挙会場を拡張現実映像で提示することで、有権者が選挙会場にいるような没入感を体験することも可能である。情報ページは、候補者が選挙中の公約を果たしているかどうかをチェックする手段としても活用できる。以上のように、例えば候補者の選挙ページとして情報ページを利用することで、候補者はより丁寧に選挙メッセージを伝えることができるため、優秀な人材を選出するという目的に向かって選挙を進めることができる。
【0009】
ブロックチェーン上で動作する本発明のクラウド型情報システムの一実施形態では、各情報ページは、ユーザーがそれを通じて商品の購入を行うことができる商品購入ページとしても利用することができる。情報ページはブロックチェーン上に構築された分散型アプリケーションであるため、ユーザーが情報ページで行った取引の履歴はブロックチェーンに記録され、ユーザーはブロックチェーンのデータが改ざん不可能であることから、比較的安心して情報ページで取引を行うことができるようになります。好ましい実施形態では、情報ページにスマートコントラクト(Smart Contracts)の技術を搭載することもでき、ユーザーが情報ページで注文した後、スマートコントラクトを通じて決済と返金が自動的に行われるため、ユーザーの取引の安全性を確保することができる。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の一実施形態は、少なくとも1つのコンピュータ装置上で実行可能であり、複数のテーマ別情報ウェブサイトを含む、クラウド型情報システムを提供する。各前記テーマ別情報ウェブサイトは、複数の情報ページを含み、各前記情報ページは、情報ページプログラムを含み、各前記情報ページは、ユーザーのブラウジングを提供するように用いられ、各前記情報ページは、少なくとも1つのコンテンツ情報を提示し、かつ、少なくとも1つの前記情報ページは、仮想現実画面に含まれる少なくとも1つの画像を提示し、前記仮想現実画面は、複数の画像から構成されたものであり、各前記情報ページには、さらに複数の移動オプションが表示され、前記情報ページプログラムは、前記移動オプションに対するユーザーの操作に応じて、前記仮想現実画面に含まれる別の前記画像を前記情報ページに表示させることができ、前記移動オプションを選択する度に、前記情報ページを実行するブラウザのメモリに移動履歴記録データを記憶させ、前記情報ページプログラムは、まず、前記メモリから古い前記移動履歴記録データを読み出し、古い前記移動履歴記録データの後に第1のデフォルト文字列を連結し、次に前記第1のデフォルト文字列の後に新しい前記移動履歴記録データをさらに連結し、最後に前記メモリに元々格納されている前記移動体記録データを、2つの前記移動体記録データおよび前記第1のデフォルト文字列が連結したもので置き換え、各前記情報ページが少なくとも1つのリンクオプションを提示し、各前記リンクオプションが他の前記情報ページへのリンクウェブアドレスを格納し、いずれかの前記リンクオプションが選択されると、前記情報ページプログラムは、前記情報ページの現在のウェブアドレスの後に第2のデフォルト文字列を連結し、前記第2のデフォルト文字列の後に、相互連結したすべての前記移動履歴記録データを連結して前ページ戻しウェブアドレスを形成し、前記前ページ戻しウェブアドレスを前記メモリに格納し、前記ブラウザに前記前ページ戻しウェブアドレスに対応する前記情報ページを表示させ、前記情報ページのいずれかが実行されると、前記情報ページプログラムは、前記ブラウザの前記メモリを読み出して、前記前ページ戻しウェブアドレスが前記メモリに格納されているかどうかを判断し、前記前ページ戻しウェブアドレスが前記メモリに格納されていると判断すると、前記情報ページプログラムは、前記情報ページに前ページに戻しオプションを表示し、前記前ページに戻しオプションが選択されたとき、前記情報ページプログラムは、前記前ページ戻しウェブアドレスに対応する情報ページを前記ブラウザに表示させ、前記情報ページのいずれかが実行されたとき、前記情報ページプログラムは、前記情報ページのウェブアドレスが前記第2のデフォルト文字列を含むか否かを判断し、前記情報ページのウェブアドレスが前記第2のデフォルト文字列を含むと判断した場合、前記情報ページプログラムは、前記第2のデフォルト文字列と前記第1のデフォルト文字列とを用いて、前記情報ページのウェブアドレスからの移動履歴記録データの全てを抜粋し、前記情報ページプログラムは、前記移動履歴記録データの全てに従って、前記情報ページにおける移動オプションの少なくとも1つを選択し、前記仮想現実画面に、対応する画像を表示させる。
【0011】
好ましくは、前記クラウド型情報システムは、複数の前記コンピュータ装置で実行され、前記クラウド型情報システムにおいてブロックチェーンが運用され、前記テーマ別情報ウェブサイトの各々は、分散型アプリケーションである。
【0012】
好ましくは、前記テーマ別情報ウェブサイトの少なくとも1つは、クラウド型ウェブショッ前記少なくとも1つのテーマ別ウェブページはクラウド型ウェブモールであり、前記クラウド型ウェブモールの各情報ページが実行されると、前記情報ページプログラムは、前記情報ページの識別データを用いてサーバのデータベースから要求数合計を調べ、前記情報ページに要求数合計、検証依頼オプション、注文オプションを表示し、前記検証依頼オプションが選択されると、前記情報ページプログラムは、前記情報ページに、支払データを入力するための支払ウィンドウと、支払確認オプションとを表示させ、前記支払確認オプションが選択された後、前記情報ページプログラムは、前記支払データをキャッシュフロー支払システムに送信して、前記キャッシュフロー支払システムを使用して、前記支払データに対応するアカウントから中間アカウントにプリセット金額で送金し、前記キャッシュフロー支払システムから返送された決済成功情報を取得すると、前記情報ページプログラムは、前記情報ページと前記データベース内の前記要求数合計に1を足すように前記要求数合計を更新して、前記情報ページプログラムは、前記要求数合計がプリセット要求数合計に等しい場合、前記識別データに対応した商品販売禁止データをデータベースに格納し、前記情報ページプログラムは、前記中間アカウント、検証機関住所及びキャッシュフロー決済システムを利用して、前記中間アカウントから前記情報ページに対応する業者のアカウントに商品による金額を送金し、前記業者が前記検査機関の前記住所に前記商品を送付するために検証依頼を立て、前記情報ページが実行されたとき、前記情報ページプログラムは、前記識別データを用いて前記データベースから該当する商品販売禁止データを見つけた場合、前記情報ページに、前記注文オプションが選択禁止である旨の表示をする。
【0013】
好ましくは、前記プリセット金額に前記プリセット要求数合計を乗じた値は、前記情報ページで販売される当商品の商品価格とプリセット検証手数料の合計値以上である。
【0014】
好ましくは、前記プリセット金額は、前記情報ページで販売される当商品の商品価格の10%以下である。
【0015】
好ましくは、前記支払確認オプションが選択され、前記キャッシュフロー決済システムから返信される決済成功情報を前記情報ページプログラムが受信すると、前記情報ページプログラムは、前記サーバのデータベースに前記ユーザーのユーザー決済記録を保存し、前記情報ページが実行されたとき、前記情報ページプログラムは、前記識別データを用いて、対応する開始日が前記データベースに存在するか否かを検索し、前記開始日が見つかった場合、前記情報ページプログラムは、前記情報ページに前記開始日を表示し、前記検証依頼オプションが選択され、前記情報ページプログラムが前記キャッシュフロー決済システムから返送される前記決済成功情報を受信すると、前記情報ページプログラムは、前記識別データを用いて、対応する前記開始日がデータベース内に存在するかどうかを調べ、前記開始日が見つからない場合、前記情報ページプログラムは前記データベースに現在日を前記開始日として記憶し、前記開始日が見つかった場合、前記情報ページプログラムは前記情報ページに開始日を表示し、前記情報ページプログラムは、前記現在日と前記開始日との差を算出し、前記差がプリセット日数より大きく、かつ前記要求数合計がプリセット要求数合計より少ないと前記情報ページプログラムが判断した場合、前記データベースに格納された前記ユーザー決済記録に従って、前記中間アカウントから複数の前記ユーザーの複数のユーザーアカウントに、複数の前記ユーザーが予め支払った金額をキャッシュフロー決済システムにより還付する。
【0016】
好ましくは、前記情報ページプログラムは、前記検証依頼を立てた後、前記識別データに対応する検証対象受注案件情報と前記コンテンツ情報とを前記データベースに格納し、前記クラウド型情報システムの検証機関インターフェースが実行されると、前記検証機関インターフェースの検証機関インターフェースプログラムが前記データベースを読み出し、前記検証機関インターフェースに前記検証対象受注案件情報、前記コンテンツ情報、検証報告書アップロードオプション、検証成功オプション、及び検証失敗オプションが表示され、前記検証報告書アップロードオプションが選択されると、前記検証機関インターフェースにデータアップロードウィンドウを表示し、ユーザーに検証報告書のアップロードを要求し、ユーザーがデータアップロードウィンドウを介して検証報告書をアップロードした後、前記検証機関インターフェースプログラムは、前記識別データに対応する前記検証報告書を前記データベースに格納し、前記検証成功オプションが選択された場合、前記検証機関インターフェースプログラムは、検証成功情報を生成し、前記検証失敗オプションが選択された場合、前記検証機関インターフェースプログラムは、検証失敗情報を生成し、前記情報ページが実行されたとき、前記情報ページプログラムが、前記識別データを用いて前記データベースに前記検証報告書を見つけた場合、前記情報ページに前記検証報告書オプションを表示させ、前記情報ページプログラムが、前記識別データを用いて前記データベース内の検証失敗情報を見つけた場合、前記情報ページプログラムは、前記情報ページに表示される注文オプションを選択禁止に設定し、前記情報ページプログラムが、前記識別データを用いて前記データベース内の検証成功情報を見つけた場合、前記情報ページに表示される注文オプションを選択可能に設定し、前記検証報告書オプションが選択された場合、前記情報ページプログラムは、対応する検証報告書を前記情報ページに表示し、または前記情報ページプログラムは、前記検証報告書のダウンロードを前記ブラウザに促す。
【0017】
好ましくは、前記支払確認オプションが選択され、前記情報ページプログラムが前記キャッシュフロー決済システムから返送された決済成功情報を取得すると、前記情報ページプログラムは、前記ユーザー決済記録を前記サーバの前記データベースに格納し、前記情報ページプログラムは、前記識別データを用いて前記データベース内に検証失敗情報を発見した場合、前記情報ページプログラムは、前記キャッシュフロー決済システムを介して前記業者アカウントから前記プリセット金額が前記プリセット要求数合計をかけた金額を前記中間アカウントに振り替え、前記情報ページプログラムは、前記データベースに格納された前記ユーザー決済記録に従って、前記ユーザーが前記キャッシュフロー支払システムを用いて前記ユーザーアカウントに前記ユーザーが前払った前記プリセット金額を返還する。
【0018】
好ましくは、前記クラウド型ウェブモールの各情報ページが実行されると、前記情報ページプログラムは、さらに、前記情報ページの識別データを用いて前記データベース内の決済済み総額を求め、前記情報ページに前記要求数合計、前記検証依頼オプション、前記注文オプション、および前記決済済み総額を表示し、前記検証依頼オプションが選択されると、前記情報ページプログラムは、前記情報ページに前記支払ウィンドウと、前記支払確認オプションと、前記ユーザーが支払金額を入力できる前記支払額入力ボックスとを表示させ、前記支払確認オプションが選択され、前記支払金額入力ボックスに前記支払金額が入力された場合、前記情報ページプログラムは、前記キャッシュフロー決済システムを用いて前記支払データに対応するアカウントから前記中間アカウントに前記支払金額を振り替え、前記キャッシュフロー決済システムから返された前記決済成功情報を取得し、前記情報ページプログラムは前記情報ページ、及びデータベースにおける要求数合計及び決済済み総額を更新し、前記決済済み総額が所定の決済済み総額を超える場合、前記情報ページプログラムは、前記識別データに対応する物品販売禁止データをデータベースに格納し、前記情報ページプログラムは、前記中間アカウント、前記検証機関住所及び前記キャッシュフロー決済システムを用いて、前記中間アカウントから前記情報ページに対応する業者の業者アカウントに商品金額を振り替え、前記業者が前記検証機関住所に商品を発送するための検証依頼を立てる。
【0019】
好ましくは、前記プリセット金額は、前記情報ページで販売される前記商品の商品価格とプリセット検証料との合計額以上である。
【発明の効果】
【0020】
以上のように、本発明のクラウド型情報システムでは、一般的な既存のバーチャルツアー付きWebサイトと比較して、ユーザーがより良いブラウジング体験をすることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1】本発明のクラウド型情報システムの第1の実施形態の正方形を示す模式図である。
図2】本発明のクラウド型情報システムの各情報ページの模式図である。
図3】本発明のクラウド型情報システムの各情報ページの模式図である。
図4】本発明のクラウド型情報システムの各情報ページの模式図である。
図5】本発明のクラウド型情報システムの各情報ページの模式図である。
図6】本発明のクラウド型情報システムの各情報ページの模式図である。
図7】本発明のクラウド型情報システムの第2の実施形態を示す方形模式図である。
図8】本発明のクラウド型情報システムの第2の実施形態の異なる情報ページの模式図である。
図9】本発明のクラウド型情報システムの第2の実施形態の異なる情報ページの模式図である。
図10】本発明のクラウド型情報システムの第2の実施形態の検証機関インターフェースの概略を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
本発明の特徴及び技術内容がより一層分かるように、以下本発明に関する詳細な説明と添付図面を参照する。しかし、提供される添付図面は参考と説明のために提供するものに過ぎず、本発明の特許請求の範囲を制限するためのものではない。
【0023】
以下の説明において、特定の図面または特定の図面に示されるように参照される場合、それは、以降の説明において説明される関連内容の大部分がその特定の図面に現れることを強調するためだけであり、以降の説明における参照をその特定の図面にのみ制限するものではない。
【0024】
図1図6を併せて参照すると、図1は、本発明のクラウド型情報システムの第1の実施形態を示す正方形の模式図、図2図6は、それぞれ本発明のクラウド型情報システムの異なる情報ページの模式図である。本発明のクラウド型情報システム100は、少なくとも1つのコンピュータ装置(例えば、サーバ300)上で動作する。クラウド型情報システム100は、複数のテーマ別情報ウェブサイト1を含み、各テーマ別情報ウェブサイト1は、複数の情報ページ11を含み、各情報ページ11は、ユーザーにブラウジングを提供するために用いられ、各情報ページ11は、少なくとも1つのコンテンツ情報を提示し、例えば、テキスト、写真、画像などを含み、ここに限定されることはない。すなわち、本発明のクラウド型情報システム100は、少なくとも1つのコンピュータ装置(例えば、サーバ)上で動作可能な複数のテーマ別情報ウェブサイト1から構成されるクラウド型情報システムである。
【0025】
各テーマ別情報ウェブサイト1を閲覧する際に良好なユーザー体験を提供するために、各情報ページ11には、仮想現実画面112と複数の移動オプション113が表示され、各情報ページ11には、情報ページプログラム111が含まれていてもよい。仮想現実画面112は、複数の画像からなり、仮想現実画面112は、以下のものを提示してもよい。仮想現実画面112は、複数の画像から構成されてもよく、仮想現実画面112は、360度の拡張現実画像を提示してもよい。仮想現実画面112は、例えば、複数の実画像から構成されてもよいし、あるいは、仮想現実画面112は、複数の仮想画像から構成されてもよい。
【0026】
情報ページプログラム111は、例えば、JavascriptなどのWebプログラミング言語で記述することができ、情報ページプログラム111は、情報ページ11に格納される。情報ページプログラム111は、ユーザーによって情報ページ11のどの移動オプション113が選択されたかを検出し、それに応じて、情報ページプログラム111が仮想現実画面112に提示する画像を変化させることが可能である。各情報ページ11の仮想現実画面112、情報ページプログラム111、移動オプション113は、既存の各種バーチャルツアーソフト(GoThru(登録商標)、Panoskin(登録商標)など)を用いて構築可能であり、ここでは説明を省略する。
【0027】
本発明のクラウド型情報システム100の情報ページ11は、移動オプション113が選択される度に、情報ページプログラム111が移動履歴記録データ1111を、情報ページ11を実行するブラウザ200のメモリ201(例えばクッキー、ローカルメモリ、セッションメモリ)に格納し、情報ページプログラム111が新しい移動履歴記録データ1111をメモリにより最初にブラウザ200のメモリ201に格納する点が、仮想ツアーソフトウェアの構造を用いて構築された既存のウェブサイトと異なっている。情報ページプログラム111は、新しい移動履歴記録データ1111をブラウザ200のメモリ201に格納すると、まず、メモリ201から古い移動履歴記録データ1111を読み出し、古い移動履歴記録データ1111と第1の移動履歴記録データ1111を連結する。そして、第1のデフォルト文字列の後に新たな移動履歴記録データ1111を連結し、最後に2つの移動履歴記録データと第1のデフォルト文字列を連結した移動履歴記録データ1111を、メモリ201に元々格納されている移動履歴記録データ1111と置き換える。
【0028】
例えば、図2に示すように、ユーザーが情報ページ11の移動オプション113Aを選択すると、仮想現実画面112の中央の画像が画像Bから画像Cに切り替わり、ユーザーは図3に示すように情報ページ11を見ることになるが、同時に、情報ページプログラム111がブラウザ200のメモリ201に格納する同時に、情報ページプログラム111は、ブラウザ200のメモリ201に、選択された移動オプション113に対応する移動履歴記録データ1111、例えば一意の名前(例えばbuttonright_1)を格納することになる。
【0029】
図3及び図4に示すように、図3に示す情報ページ11において、ユーザーが右への移動オプション113Aを再度選択したとすると、ユーザーは、情報ページ11が図3に示す仮想現実画面112から図4に示す仮想現実画面112に変わり、すなわち図3に示す仮想現実画面112の中央にあるC画像はD画像に変わることが分かり、D画像の左右にC画像とE画像がある。同時に、情報ページプログラム111は、まず、ブラウザ200のメモリ201に格納されている古い移動履歴記録データ1111(例えばbuttonright_1)を読み出し、第1のデフォルト文字列(例えば「&」)を連結した後、新しい移動履歴記録データ1111(例えばbuttonright_1)を連結し、最後に、2つの移動記録と第1のデフォルト文字列を持つ移動履歴記録データ(例えばbuttonright_1&buttonright_1)をメモリ201に戻して、古い移動履歴記録データ(例えばbuttonright_1)と置き換える。実際には、各移動履歴記録データ1111に格納される文字列の具体的な内容は、上記の説明によって限定されるものではなく、情報ページプログラム111が、情報ページ11において現在どの移動オプション113が選択されているかを特定できるものであれば、いかなる文字列を用いてもよい。
【0030】
各情報ページ11には、少なくとも1つのリンクオプション114が表示され、各リンクオプション114には、他の情報ページ11へのリンクウェブアドレスが格納される。情報ページプログラム111は、いずれかのリンクオプション114が選択されると、情報ページ11の現在のウェブアドレスの後に第2のデフォルト文字列を連結し、第2のデフォルト文字列の後にメモリ201に格納された移動履歴記録データ1111を連結して前ページウェブアドレスを形成し、前ページウェブアドレスをメモリ201に格納し、ブラウザ200にリンク先のウェブアドレスに対応する情報ページ11を表示する。
【0031】
いずれかの情報ページ11が実行されると、情報ページプログラム111は、ブラウザ200のメモリ201を読み出し、メモリ201に前ページウェブアドレスが格納されているか否かを判断することになる。情報ページプログラム111は、メモリ201に前ページウェブアドレスが格納されていると判断した場合、情報ページ11に前ページに戻しオプション115を表示し、前ページに戻しオプション115が選択されると、情報ページプログラム111は、ブラウザ200に、前ページウェブアドレスに対応する情報ページ11を表示させる。
【0032】
また、情報ページプログラム111は、いずれかの情報ページ11が実行されると、その情報ページ11のウェブアドレスが第2のデフォルト文字列を含むか否かを判断し、情報ページプログラム111が情報ページ11のウェブアドレスが第2のデフォルト文字列を含むと判断すると、情報ページプログラム111は第2のデフォルト文字列(および第1のデフォルト文字列)を用いて情報ページ11のウェブアドレスから移動履歴記録データ1111の全てを解析し、情報ページプログラム111は解析した全ての移動履歴記録データ1111に基づいて情報ページ11上の対応する移動オプション113Aを選択させ、仮想現実画面112に対応する画像を表示させることとする。
【0033】
先の例では、図2に示す情報ページ11のウェブアドレスがhttp://www.nanya1.com、ユーザーが図2において右方向の移動を表す移動オプション113Aをクリックし、情報ページ11内の仮想現実画面112が図2から図3に変換され、ユーザーが図3に示す情報ページ11において右方向の移動を表す移動オプション113Aをクリックし、仮想現実画面112が図3から図4に変換されると、情報ページプログラム111が移動履歴記録データ1111をブラウザ200のメモリ201に格納することになる。113Aであり、仮想現実画面112は、図3から図4に変換され、情報ページプログラム111は、ブラウザ200のメモリ201に、例えば、buttonright_1&buttonright_1である移動履歴記録データ1111を格納し、情報ページ11の仮想現実画面112は、図2から図4に変換されることになる。図2から図4への仮想現実画面112の変換中、情報ページ11のウェブアドレスは、http://www.nanya1.comのままである。
【0034】
図4に示す情報ページ11のD画像におけるリンクオプション114が選択されると、情報ページプログラム111は、ブラウザ200のメモリ201に戻りページウェブアドレスを格納し、当該戻りページウェブアドレスは、例えば、http://www.nanya1.com?clickhistory=buttonright_1&である。ここで「?clickhistory=」は第2のデフォルト文字列、「&」は第1のデフォルト文字列、「buttonright_1&buttonright_1」は移動履歴記録データ1111である。
【0035】
図4の情報ページ11のリンクオプション114をユーザーがクリックし、ブラウザ200がリンクオプション114に対応するリンクウェブアドレスに対応する情報ページ11を表示すると(図5に示すように)、ブラウザ200はリンクウェブアドレス:http://www.nanya1.com/j2d2の情報ページ11を表示する。情報ページ11が実行されると、情報ページプログラム111は、ブラウザ200のメモリ201に格納されている前ページウェブアドレスのため、図5に示す情報ページ11に前ページに戻しオプション115を表示し、前ページに戻しオプション115に含まれるウェブアドレスは、http://www.nanya1.com?clickhistory=buttonright_1&buttonright_1である。
【0036】
図5に示す情報ページ11の前ページに戻しオプション115が選択されると、ブラウザ200は、前ページウェブアドレスに対応する情報ページ11を表示し、ユーザーは図6に示す情報ページ11を閲覧することになる。特に、図6に示す情報ページ11は、図4に示す情報ページ11とWebアドレスを除いて同一であり、特に、仮想現実画面112に表示される画像は同一である。
【0037】
図6に示す情報ページ11が実行される場合、対応する情報ページプログラム111は、例えば、プログラミング言語Javascriptのlocation.href指令を利用して、図6に示す情報ページ11の現在のウェブアドレス(すなわち、http://www.nanya1.com?clickhistory=buttonright_1&buttonright_1)とし、情報ページプログラム111は、プログラミング言語Javascriptのsplit()メソッドを、第2のデフォルト文字列(つまり、「?clickhistory=」)を用いて、図6に示す情報ページ11のウェブアドレスをhttp://www.nanya1.com及buttonright_1&buttonright_1に分割する。そして、情報ページプログラム111は、プログラミング言語Javascriptのsplit()メソッドとともに、第1の文字列(すなわち「&」)で、buttonright_1&buttonright_1をbuttonright_1とbuttonright_1に分割し、最後に、情報ページプログラム111はプログラミング言語javascriptのclick()メソッドを用いて、図6に示す情報ページ11のbuttonright_1というオプションオブジェクト(すなわち、移動オプション113A)にclick()メソッドを2回実行させて、図6に示す情報ページ11の移動オプション113Aがユーザーにより2回クリックされる状況を模擬し、図6に示す情報ページ11におけるユーザーの仮想現実画面112が図4に示す情報ページ11における仮想現実画面112と同じとなるようにすることが可能である。
【0038】
バーチャルツアーに関連する既存の一般的なウェブサイトでは、図5に示す情報ページ11において、ユーザーは前ページに戻しオプション115を見ることができず、ユーザーは図5に示す情報ページ11においてブラウザ200上で前ページオプション202を選択することによってのみ図4に示す情報ページ11に戻ることができ、ユーザーが図4に示す情報ページ11においてブラウザ200上で前ページオプション202を選択すると、ブラウザ200上で図2に示す情報ページ11を見ることになり、ユーザーは図4に示す情報ページ11を見ることはない。図4に示す情報ページ11において、ユーザーがブラウザ200上で前ページオプション202を選択すると、ユーザーは図2に示す情報ページ11を表示しているブラウザ200を見ることになり、図4に示す情報ページ11は見ない、すなわち情報ページ11の仮想現実画面112は図2に示す初期画面に戻るが、図4に示す画面には戻らないことになる。
【0039】
相対的に、本発明のクラウド型情報システム100は、上記の設計により、ユーザーは、図5に示す情報ページ11において前ページに戻しオプション115を表示することができ、前ページに戻しオプション115をクリックした後、図6に示す情報ページ11を表示し、図6に示す情報ページ11における仮想現実画面112は、図4に示す情報ページ11と同じものとなる。
【0040】
要約すると、本発明のクラウド型情報システム100は、各テーマ別情報ウェブサイト1における様々な仮想現実画面112をナビゲートする際に、ユーザーがより良いブラウジング体験をすることができ、ユーザーは前ページに戻しオプション115をタップするだけで、前に表示した仮想現実画面112に戻ることが可能である。
【0041】
図7図10を併せて参照すると、図7は本発明のクラウド型情報システムの第2の実施形態ブロック図、図8及び図9はそれぞれ本発明のクラウド型情報システムの第2の実施形態の異なる情報ページの図、図10は本発明のクラウド型情報システムの第2の実施形態の検証機関インターフェースの図が示されている。本実施形態が第1の実施形態と異なる点は、少なくとも1つのテーマ別情報ウェブサイト1がクラウド型ウェブショップであってもよく、クラウド型ウェブショップに含まれる各情報ページ11を実行すると、情報ページプログラム111が、情報ページ11の識別データ1112(例えば、固有の商品番号、ただしこれに限らない)を用いて、サーバ300のデータベース301にある実際には、データベース301は、アイテム番号ごとの要求数合計3011を格納する少なくとも1つのテーブルを含んでいてもよい。
【0042】
図8に示すように、検証依頼オプション116が選択されると、情報ページプログラム111は、情報ページ11に支払ウィンドウ118と支払確認オプション1181を表示させ、支払ウィンドウ118に決済データ(例えば、クレジットカード関連データ)を入力させるようにする。支払確認オプション1181が選択され、情報ページプログラム111が決済データをキャッシュフロー決済システム400(例えばPaypal)に渡し、決済データに対応する口座からキャッシュフロー決済システム400を利用して中間アカウントに所定の金額を振り込み、キャッシュフロー決済システム400から決済成功情報401を取得すると、情報ページプログラム111は情報ページ11を以下の情報で更新する。111は、情報ページ11の要求数合計を更新し、データベース301の要求数合計3011を更新して、古い要求数合計3011を新しい要求数合計3011に1加算して更新する。
【0043】
例えば、情報ページ11でユーザーが閲覧した製品がノンスティックフライパンであり、情報ページ11ではテフロン(登録商標)フリーであることが宣伝されているとする。ノンスティック加工のフライパンが本当にテフロン(登録商標)フリーかどうか疑わしい場合、ユーザーは情報ページ11の検証依頼オプション116をクリックすることができる。ユーザーが情報ページ11上の検証依頼オプション116をクリックすると、ユーザーは情報ページ11上の支払ウィンドウ118を見ることができるようになり、ユーザーは、例えば、支払ウィンドウ118に「検査のために商品を届ける費用の一部を支払うことを希望する場合、以下の支払いデータを記入してください」のような提示を見ることができ、支払ウィンドウ118は、例えば、クレジットカード番号を入力してくださいといった提示を表示して、ユーザーに支払いデータの入力を要求してもよく、支払ウィンドウ118には例えばデフォルト額(すなわち図示のように100ドル)を表示しておくことも可能である。
【0044】
ユーザーが支払ウィンドウ118にクレジットカードデータを入力し、支払確認オプション1181を選択すると、情報ページプログラム111は、支払ウィンドウ118に記入された支払データをキャッシュフロー決済システム400に渡し、ユーザーの支払を完了させることになる。ユーザーが支払ウィンドウ118を介して決済を完了すると、図8に示す情報ページ11の支払ウィンドウ118が閉じられ、情報ページ11に元々表示されていた「検証を依頼した人数」及び「検証依頼金額合計」が、それぞれ「99人」及び「9,900台湾ドル」から「100人」及び「10,000台湾ドル」へと更新される。
【0045】
情報ページプログラム111は、要求数合計3011が所定の要求総数(例えば、情報ページ11またはデータベース301に格納することができる)と等しいかまたはそれを超える場合、データベース301に識別データ1112に対応する商品販売禁止データ3012を格納し、情報ページプログラム111は、中間アカウント、検証単位アドレスおよびキャッシュフロー決済システム400を用いて、中間アカウントから情報ページ11に対応する業者のアカウントに商品金額(すなわち、情報ページ11が販売する商品単価)を振り込んで業者から商品を購入する配送注文書を作成して決済を行うようにすることができるだろう。中間アカウントは、情報ページ11に対応するベンダーのアカウントに商品の金額(情報ページ11で販売された商品の単価)を振り込み、ベンダーから商品を購入し、ベンダーに検証ユニットの検証ユニットアドレスに商品を送付させるための配送オーダーを作成する。情報ページプログラム111は、識別データ1112に対応する商品販売禁止データ3012をデータベース301に格納した後、識別データ1112を利用して、対応する商品販売禁止データ3012をデータベース301から探し出すことができるようになる。
【0046】
実際には、予め定められた総リクエスト数に予め定められた金額を乗じた値は、情報ページ11で販売される商品の単価と予め定められた検証料の合計を下回ることはない。情報ページ11の実行時に、情報ページプログラム111が識別データ1112を用いてデータベース301内の対応する商品販売禁止データ3012を検索すると、情報ページプログラム111は、情報ページ11に購入確認オプション117を禁則状態で表示させる。
【0047】
好ましい一実施形態では、既定の金額は、情報ページ11で販売される商品の単価の10%以下であるので、ユーザーは、情報ページ11上の製造者の宣伝内容に疑問を持っている場合、予め設定された金額を支払うことを比較的厭わないであろう。実際には、予め決められた検証料、中間アカウント、検証単位の住所、製品金額、業者アカウントなどの情報がデータベース301に格納されていてもよく、情報ページプログラム111は、例えば、識別データ1112を用いてデータベース301内の当該データを探し出すことができる。
【0048】
先の例では、ユーザーが決済を完了した後、情報ページ11に表示される検証依頼人数が100、検証依頼総量が10000にそれぞれ更新され、同時に、検証依頼数が100(すなわち、予め設定された検証依頼総量)に達し、検証依頼総量(1万円)が商品の単価と等しいので、情報ページプログラム111が業者にノンスティックパンを購入する発注(以下、「注文」という)を行うことになる。情報ページプログラム111は、検証依頼者が100人に達し(すなわち、総依頼数)、検証依頼総額(1万円)が、製品単価(5000円)に製品検証費用(5000円)を加えた金額であるので、業者にノンスティックパンの購入を発注し、業者にノンスティックパンを検証機関に送付してもらうことになる。
【0049】
図9に示すように、情報ページプログラム111は、業者にノンスティックパンを購入する注文処理を完了し、業者にノンスティックパンの検証機関への送付を依頼すると、情報ページ11の購入確認オプション117および検証依頼オプション116を非選択状態にする。また、情報ページプログラム111は、情報ページ11に、、情報ページプログラム111は、情報ページ11に、「この商品は検証のために検証機関に送られています」といったメッセージを表示させてもよい。
【0050】
図7および図9に示すように、情報ページプログラム111が配信注文を作成した後、識別データ1112に対応する検証する受注案件情報3013と、当該識別データに対応するコンテンツ情報3014がデータベース301に格納されることになる。コンテンツ情報3014は、図8に示すように、商品名や商品の特徴など、情報ページ11に表示される販促内容である。情報ページプログラム111は、識別データ1112に対応する検証する受注案件情報3013およびコンテンツ情報3014をデータベース301に格納しているので、情報ページプログラム111は、識別データ1112を利用して、データベース301から対応する検証する受注案件情報3013およびコンテンツ情報3014を探し出すことができる。
【0051】
また、図7乃至図10に示すように、本発明のクラウド型情報システム100は、検証機関インターフェース2を含んでいてもよく、検証機関インターフェース2が実行されると、検証機関インターフェース2に含まれる検証機関インターフェースプログラム21がデータベース301を読み込んで、検証機関インターフェース2に検証する受注案件情報3013、コンテンツ情報3014、検証報告書アップロードオプション22、検証合格オプション23、検証不合格オプション24を表示させる。検証報告書アップロードオプション22が選択されると、検証機関インターフェースプログラム21は、検証機関インターフェース2がデータアップロードウィンドウ25を表示して、ユーザーに検証報告書のアップロードを要求することを可能にする。ユーザーがデータアップロードウィンドウ25を介して検証報告書をアップロードすると、検証機関インターフェースプログラム21は、識別データ1112に対応する検証報告書3015をデータベース301に格納する。
【0052】
検証合格オプション23が選択された場合、検証機関インターフェースプログラム21は検証合格情報3016を生成し、検証不合格オプション24が選択された場合、検証機関インターフェースプログラム21は検証不合格情報3017を生成し、検証機関インターフェースプログラム21は識別データ1112に対応する検証報告書3015及び検証不合格情報3017をデータベース301に格納することになる。検証機関インターフェースプログラム21と情報ページプログラム111は、識別データ1112を利用して、データベース301から対応する検証報告書3015と検証合格情報3016(または検証不合格情報3017)を探し出すことができるようになる。
【0053】
図7および図9に示すように、情報ページ11が実行されると、情報ページプログラム111が識別データ1112でデータベース301の検証報告書3015を検索すれば、情報ページ11に検証報告書オプション120が表示され、情報ページプログラム111は、識別データ1112を用いてデータベース301に検証不合格情報3017を発見した場合、情報ページ11に表示されている購入確認オプション117を非選択状態にする。一方、情報ページプログラム111は、識別データ1112を識別して、データベース301に検証合格情報3016を発見した場合、情報ページ11に表示されている購入確認オプション117を選択可能にする。検証報告書オプション120が選択された場合、情報ページプログラム111は、例えば、情報ページ11に対応する検証報告書を表示させてもよいし、あるいは、情報ページプログラム111は、ブラウザ200に検証報告書をダウンロードさせてもよい。
【0054】
図7及び図8に戻り、本実施形態の一変形例では、クラウド型Webモールに含まれる各情報ページ11が実行されると、情報ページプログラム111は、情報ページ11の識別データ1112を用いてデータベース301の決済済み総額3018を調べ、情報ページ11上に要求数合計3011(すなわち図8に示すように99)の合計数、検証依頼オプション116,購入確認オプション117,決済済み総額3018(即ち、図8に示した9900台湾ドル)を表示する。検証依頼オプション116が選択された場合、情報ページプログラム111は、情報ページ11に、支払ウィンドウ118と、支払確認オプション1181と、及び入力すべき支払額をユーザーに提供するために用いられる支払額入力ボックス1182とを表示するようにしてもよい。
【0055】
情報ページプログラム111は、支払確認オプション1181が選択され、支払額入力ボックス1182が入力されると、キャッシュフロー決済システム400を用いて支払データに対応する口座から中間アカウントに支払金額を振り込み、キャッシュフロー決済システム400から返される決済成功情報401を取得すると、情報ページ11を更新しデータベース301には、要求数合計3011と決済済み総額3018が更新される。
【0056】
また、情報ページプログラム111は、決済済み総額3018が予め設定された決済済み総額(例えば、データベース301に格納されている)を超えた場合に、識別データ1112に対応する商品販売禁止データ3012をデータベース301に格納し、情報ページプログラム111は、中間アカウント、検証機関の住所およびキャッシュフロー決済システム400を用いて情報ページ11に対応する業者の口座に物品量を振り込んで配送順を作成することが可能である。情報ページプログラム111は、商品の金額を中間アカウントから情報ページ11に対応する業者の口座に振り込み、業者が検証機関の住所に商品を送付するための配送注文書を作成することになる。予め定められた支払額の合計が、情報ページ11で販売される商品の単価と予め定められた検証料との合計を下回らない。ここで、情報ページプログラム111が、識別データ1112に対応する商品販売禁止データ3012をデータベース301に格納した後、情報ページプログラム111は、識別データ1112を利用して、データベース301の中から対応する識別データ1112を探し出すことが可能である。
【0057】
一例として、ユーザーが検証依頼オプション116をクリックすると、情報ページ11に支払ウィンドウ118が表示され、支払額入力ボックス1182にデフォルトの額(100台湾ドル)が表示される。このとき、ユーザーがより大きな金額を支払いたい場合は、支払額入力ボックス1182に表示されている数字を修正することで行うことができる。この設計により、ユーザーがより多く支払うことで、検証を依頼する合計金額をより早く設定した支払総額にすることができ、より早く商品を検品に送ることができるようになった。
【0058】
好ましい実施形態の1つでは、支払確認オプション1181が選択され、情報ページプログラム111がキャッシュフロー決済システム400から決済成功情報401を取得すると、情報ページプログラム111は、サーバ300のデータベース301にユーザー決済記録3019を格納することになる。決済記録は、例えば、ユーザーのID、口座、決済額、決済日、商品の識別データなどの記録である。情報ページプログラム111は、識別データ1112を用いてデータベース301に検証不合格情報3017を発見した場合、要求された所定の総額を乗じた金額を業者の口座からキャッシュフロー決済システム400を介して一般口座に振り込み、情報ページプログラム111は、データベース301に格納されたユーザー決済記録3019を用い、次のようにする。ユーザー決済記録3019、キャッシュフロー決済システム400を用いて、ユーザーが以前に支払った金額を、中間アカウントからユーザーのアカウントに返却する。すなわち、複数のユーザーが情報ページ11の検証依頼オプション116をクリックし、関連する検証部が情報ページ11のベンダーの宣伝内容に誤りがあると判断した場合、情報ページプログラム111は、ユーザーの以前に支払った予め定められた金額を、キャッシュフロー決済システム400を介して返却する。
【0059】
以上のように、様々な実施形態において、情報ページプログラム111は、情報ページ11を実行する際に、識別データ1112を用いて、データベース301に対応する開始日3020が存在するかどうかを調べ、開始日3020が見つかった場合、情報ページ11に開始日3020を表示することもできる。その際、情報ページプログラム111は、その差が所定の日数(例えば、情報ページ11またはデータベース301に格納されている)より大きく、要求数合計3011が所定の要求総数より少ないと判断した場合、データベース301に格納されているユーザー決済記録3019に基づいて、金の流れを用いた決済を行うことになる。キャッシュフロー決済システム400は、各ユーザーが事前に支払った金額を、中間アカウントからユーザーのアカウントに返却する。
【0060】
検証依頼オプション116が選択され、情報ページプログラム111がキャッシュフロー決済システム400から決済成功情報401を受信すると、情報ページプログラム111は、識別データ1112を用いてデータベース301に対応する開始日3020があるかどうかを調べ、開始日3020が見つからなかった場合、すなわち、現在の日付開始日3020が見つからない場合、情報ページプログラム111は、データベース301の現在の日付を開始日3020として格納する。
【0061】
例えば、図8に示す情報ページ11を実行すると、情報ページプログラム111は、情報ページ11の識別データ1112を用いて、データベース301から開始日3020を検索し、情報ページ11に表示することができ、図8に示す情報ページ11を閲覧したユーザーは、2022年10月1日の項目が、本情報ページ11の検証依頼オプション116は、2022年10月1日に初めてクリックされたものである、と知ることができる。また、情報ページ11には、開始日3020に所定日数(例えば30日)を加えた終了日を表示してもよく、ユーザーは、図8に示す情報ページ11を見ることにより、2022年10月1日から2022年10月25日まで(すなわち、現在の日付)に99人がこの情報ページ11の検証依頼オプション116をクリックし、リクエストした金額の総額が検証され、かつ、検証依頼額が累計で9,900台湾ドルになったことを知ることができる。
【0062】
図8に示す例では、情報ページプログラム111は、2022年11月1日00:00に、要求数合計3011が予め決められた要求数合計より小さいかどうかを判定し、要求数合計3011が予め決められた要求数合計より小さいと判定した場合、情報ページプログラム111は、情報ページ11の識別データ1112に基づいてデータベース301の該当するユーザー決済記録3019を検索し、キャッシュフロー決済システム400を介してユーザー毎に予め定められた金額を一般口座から当該ユーザーの口座へ返却することになる。対応するユーザー決済記録3019は、各ユーザーが以前に支払ったプリセット金額について、キャッシュフロー決済システム400を介して中間アカウントからユーザーの口座に返される。すなわち、情報ページ11の検証依頼オプション116をクリックして決済を完了する人が少なく、情報ページ11の商品の購入代金と商品を検証に出すための予め定められた検証料を支払うだけの資金が公的口座にない場合、情報ページプログラム111は、それまでに決済を完了した利用者に返金を行う。
【0063】
以上のように、本実施例のクラウド型情報システム100では、消費者が価格の一部を支払って商品を当該検証部門に送り、検証を受けることにより、商品の品質が情報ページ11に広告されている内容と一致することを確認することができる。既存のWebサイトでは、Webサイト運営者は商品販売のためのプラットフォームを提供するだけであり、Webサイト運営者はページ上で業者が宣伝する内容については何ら保証せず、消費者はページ上で業者が宣伝する内容を信用するしかない。消費者は、購入後に製品を関連する検証機関に送って検証を受けない限り、製品ページの広告内容の正確性を確認する方法がない。
【0064】
以上、本実施例で例示したクラウド型情報システムは、情報ページに検証依頼オプションを表示することで、情報ページに含まれる宣伝文句に疑問を持った複数のユーザーが、商品の単価よりも低い料金を支払って商品を検証機関に送付して検証してもらうことができるようにするものであった。
【0065】
なお、本発明の一変形実施形態において、クラウド型情報システムは複数のコンピュータ装置で動作していてもよく、クラウド型情報システムはブロックチェーンを動作させ、個々のテーマ別情報ウェブサイトは分散型アプリケーションであってもよい。
【0066】
以上に開示される内容は本発明の好ましい実施可能な実施例に過ぎず、これにより本発明の特許請求の範囲を制限するものではないので、本発明の明細書及び添付図面の内容に基づき為された等価の技術変形は、全て本発明の特許請求の範囲に含まれるものとする。
【符号の説明】
【0067】
100 クラウド型情報システム
1 テーマ別情報ウェブサイト
11 情報ページ
111 情報ページプログラム
1111 移動履歴記録データ
1112 識別データ
112 仮想現実画面
113、113A 移動オプション
114 リンクオプション
115 前ページに戻しオプション
116 検証依頼オプション
117 購入確認オプション
118 支払ウィンドウ
120 検証報告書オプション
1181 支払確認オプション
1182 支払額入力ボックス
2 検証機関インターフェース
21 検証機関インターフェースプログラム
22 検証報告書アップロードオプション
23 検証合格オプション
24 検証不合格オプション
25 データアップロードウィンドウ
200 ブラウザ
201 メモリ
300 サーバ
301 データベース
3011 要求数合計
3012 商品販売禁止データ
3013 検証する受注案件情報
3014 コンテンツ情報
3015 検証報告書
3016 検証合格情報
3017 検証不合格情報
3018 決済済み総額
3019 ユーザー決済記録
3020 開始日
400 キャッシュフロー決済システム
401 決済成功情報
図1
図2
図3
図4
図5
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図8
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図10