(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024066030
(43)【公開日】2024-05-15
(54)【発明の名称】釣具店システム
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/06 20230101AFI20240508BHJP
【FI】
G06Q30/06
【審査請求】有
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022175228
(22)【出願日】2022-11-01
(71)【出願人】
【識別番号】503232753
【氏名又は名称】株式会社タカミヤ
(74)【代理人】
【識別番号】110002549
【氏名又は名称】弁理士法人綾田事務所
(72)【発明者】
【氏名】上田 桂嗣
【テーマコード(参考)】
5L030
5L049
【Fターム(参考)】
5L030BB21
5L049BB21
(57)【要約】
【課題】 有人の通常全体販売店舗エリア内の一部だけが夜間無人販売店舗となるエリアを備え、無人店舗エリアを通常の有人販売店舗エリアの一部として有効活用することができる釣具店システムの提供。
【解決手段】 有人の通常全体販売店舗エリアA内の一部だけが夜間無人販売店舗となるエリアBを備え、有人の通常全体販売店舗エリアAの出入り口1の他に夜間無人販売店舗エリアB専用の夜間出入り口2を備え、該夜間出入り口2には入店時にのみ必要な顔認証機3備え、夜間無人販売店舗エリアBと有人の通常全体販売店舗エリアAとの間には有人の通常全体販売店舗エリアAの営業中は開いて営業終了時には閉じる開閉仕切り4を備え、夜間無人販売店舗エリアB内にはセルフレジ6を備える。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
有人の通常全体販売店舗エリア内の一部だけが夜間無人販売店舗となるエリアを備えることを特徴とする釣具店システム。
【請求項2】
請求項1記載の釣具店システムにおいて、
前記有人の通常全体販売店舗エリアの出入り口の他に夜間無人販売店舗エリア専用の夜間出入り口を備え、該夜間出入り口には入店時にのみ必要な顔認証機を備え、
前記夜間無人販売店舗エリアと有人の通常全体販売店舗エリアとの間には有人の通常全体販売店舗エリアの営業中は開いて営業終了時には閉じる開閉仕切りを備え、
前記夜間無人販売店舗エリア内にはセルフレジを備えることを特徴とする釣具店システム。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の釣具店システムにおいて、
前記夜間無人販売店舗エリア内には、夜間商品受け渡し用ダイヤル錠式ロッカーを備えていることを特徴とする釣具店システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、釣具販売店舗エリア内に夜間無人販売店舗エリアを備えた釣具店システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、無人店舗システムとしては、無人店舗のレイアウトにおいて、利用者の入店時の顔画像を第1のカメラにより取得して、入店時の顔画像に基づいて、利用者の入店を許可するための顔認証に関する処理を行う入店チェッカー1(第1の顔認証機)と、利用者の決済時の顔画像を第2のカメラにより取得して、決済時の顔画像に基づいて、利用者の決済を許可するための顔認証に関する処理を行う精算台2(第2の顔認証機)と、利用者の退店時の顔画像を第3のカメラにより取得して、退店時の顔画像に基づいて、利用者の退店を確認するための顔認証に関する処理を行う退店チェッカー3(第3の顔認証機)と、を備える無人店舗システムの出願が存在する(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の無人店舗システムでは、無人店舗から出る時に顔認証(第3の顔認証機)を必要とするため、消防法違反になるという問題がある。
また、従来、無人店舗エリアを通常有人販売エリアとして利用可能な店舗システムは存在しない。
【0005】
本発明の解決しようとする課題は、有人の通常全体販売店舗エリア内の一部だけが夜間無人販売店舗となるエリアを備え、無人店舗エリアを通常の有人販売店舗エリアの一部として有効活用することができる釣具店システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため請求項1記載の釣具店システムは、有人の通常全体販売店舗エリア内の一部だけが夜間無人販売店舗となるエリアを備えることを特徴とする手段とした。
【0007】
また、請求項2記載の釣具店システムは、請求項1記載の釣具店システムにおいて、
前記有人の通常全体販売店舗エリアの出入り口の他に夜間無人販売店舗エリア専用の夜間出入り口を備え、該夜間出入り口には入店時にのみ必要な顔認証機を備え、
前記夜間無人販売店舗エリアと有人の通常全体販売店舗エリアとの間には有人の通常全体販売店舗エリアの営業中は開いて営業終了時には閉じる開閉仕切りを備え、
前記夜間無人販売店舗エリア内にはセルフレジを備えることを特徴とする手段とした。
【0008】
また、請求項3記載の釣具店システムは、請求項1又は2に記載の釣具店システムにおいて、
前記夜間無人販売店舗エリア内には、夜間商品受け渡し用ダイヤル錠式ロッカーを備えていることを特徴とする手段とした。
【発明の効果】
【0009】
請求項1記載の釣具店システムでは、上述のように、有人の通常全体販売店舗エリア内の一部だけが夜間無人販売店舗となるエリアを備えることで、無人店舗エリアを通常の有人販売店舗エリアの一部として有効活用することができるようになるという効果が得られる。
【0010】
請求項2記載の釣具店システムでは、上述のように、前記有人の通常全体販売店舗エリアの出入り口の他に夜間無人販売店舗エリア専用の夜間出入り口を備え、該夜間出入り口には入力時にのみ必要な顔認証機を備え、退出するときは顔認証の必要がないので、火事等の緊急時にも迅速に無人店舗内から外に出ることができる。
また、前記夜間無人販売店舗エリアと有人の通常全体販売店舗エリアとの間には有人の通常全体販売店舗エリアの営業中は開いて営業終了時には閉じる開閉仕切りを備えることで、有人の通常全体販売店舗エリアの営業中でも夜間無人販売店舗エリア内の商品を販売することができる。
また、前記夜間無人販売店舗エリア内にはセルフレジを備えることで夜間はセルフレジで支払いをすることができる。
【0011】
請求項3記載の釣具店システムでは、上述のように、前記夜間無人販売店舗エリア内には、夜間商品受け渡し用ダイヤル錠式ロッカーを備えることで、ダイヤル錠式ロッカーのロッカー番号とダイヤルナンバーを通知することで夜間でも商品の受け渡しができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】実施例1の釣具店システムを示す全体平面図である。
【
図2】実施例1の夜間無人販売店舗エリアを示す拡大平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下にこの発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【実施例0014】
まず、この実施例1の釣具店システムを図に基づいて説明する。
この実施例1の釣具店システムは、
図1,2に示すように、前記有人の通常全体販売店舗エリアAの出入り口1の他に夜間無人販売店舗エリアB専用の夜間出入り口2を備え、該夜間出入り口2には入店時にのみ必要な顔認証機3を備えこの顔認証機により入店することができる。なお、退出時には顔認証機が存在しないので夜間出入り口2から自由に外に出ることができる。
また、前記夜間無人販売店舗エリアBと有人の通常全体販売店舗エリアAとの間には有人の通常全体販売店舗エリアAの営業中は開いて営業終了時には閉じる開閉仕切り4を備えているので、有人の通常全体販売店舗エリアAの営業中は夜間無人販売店舗エリアB内の商品を通常全体販売店舗エリアA内の通常レジ5で購入することができ、夜間は無人販売店舗エリアB内のセルフレジ6で商品を購入することができる。
また、前記夜間無人販売店舗エリアB内には、夜間商品受け渡し用ダイヤル錠式ロッカー7を備えている。
なお、
図2において8は、有人の通常全体販売店舗エリアA内への出入り口であり、有人の通常全体販売店舗エリアA営業時のみ開閉可能である。
有人の通常全体販売店舗エリアAと夜間無人販売店舗エリアBとの
【0015】
次に、この実施例1の作用・効果を説明する。
この実施例1の釣具店システムでは、上述のように、有人の通常全体販売店舗エリアA内の一部だけが夜間無人販売店舗となるエリアBを備えることで、無人店舗エリアBを通常の有人販売店舗エリアAの一部として有効活用することができるようになるという効果が得られる。
【0016】
また、前記有人の通常全体販売店舗エリアAの出入り口1の他に夜間無人販売店舗エリアB専用の夜間出入り口2を備え、該夜間出入り口2には入力時にのみ必要な顔認証機3を備え、退出するときは顔認証の必要がないので、火事等の緊急時にも迅速に無人店舗内から外に出ることができる。
また、前記夜間無人販売店舗エリアBと有人の通常全体販売店舗エリアAとの間には有人の通常全体販売店舗エリアAの営業中は開いて営業終了時には閉じる開閉仕切り4を備えることで、有人の通常全体販売店舗エリアAの営業中でも夜間無人販売店舗エリアB内の商品を販売し、購入者は通常レジ5で支払いをすることができる。
また、前記夜間無人販売店舗エリアB内にはセルフレジ6を備えることで夜間はセルフレジ6で支払いをすることができる。
【0017】
また、前記夜間無人販売店舗エリアB内には、夜間商品受け渡し用ダイヤル錠式ロッカー7を備えることで、ダイヤル錠式ロッカーのロッカー番号とダイヤルナンバーを通知することで夜間でも商品の受け渡しができるようになる。
【0018】
以上本実施例を説明してきたが、本発明は上述の実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。