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▶ 加賀屋 誠の特許一覧

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  • 特開-室外機内蔵エアコン 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024066224
(43)【公開日】2024-05-15
(54)【発明の名称】室外機内蔵エアコン
(51)【国際特許分類】
   F24F 5/00 20060101AFI20240508BHJP
   F24F 1/0378 20190101ALI20240508BHJP
【FI】
F24F5/00 Z
F24F1/0378
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022175660
(22)【出願日】2022-11-01
(71)【出願人】
【識別番号】719003640
【氏名又は名称】加賀屋 誠
(72)【発明者】
【氏名】加賀屋誠
【テーマコード(参考)】
3L050
3L054
【Fターム(参考)】
3L050BC05
3L054BF20
(57)【要約】
【課題】
エアコンの室外機を室内に入れて室外機内蔵エアコンとする事。
【解決手段】
室外機の冷媒流路に取り付けられている熱交換器部分をそのままか熱交換器形状では無い単なるパイプ形状として直接、若しくは熱伝導率の良い例えばアルミ等で覆って、ベルチェ素子による冷暖をするが、ベルチェ素子の性質で反対面は逆冷暖となるのでこれらを断熱構造として、ドレーン水は受け皿をベルチェ素子の反対面に設置して蒸発させるが、予防措置として取り出し口を設けて給排水が出来るようにする。蒸気は小口径の通気口を設けて本体上部に排気して、モータは水冷断熱とする事で室外機内蔵エアコンが実現できた。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
室外機の熱交換機形状をそのままか、パイプだけの構造として、直接ベルチェ素子による冷媒の冷暖をして運転させる室外機内蔵エアコン。
【請求項2】
室外機の熱交換機形状をそのままか、パイプだけの構造として、これらを直接ではなく熱伝導率の良いアルミ等で覆いベルチェ素子による冷媒の冷暖をして運転させる室外機内蔵エアコン。
【請求項3】
熱交換機を冷暖するベルチェ素子の反対面をも断熱構造とした室外機内蔵エアコン。
【請求項4】
熱交換機を冷暖するベルチェ素子の反対面をも断熱構造として、この空間に出し入れが出来るドレーン水受け皿を設置した室外機内蔵エアコン。
【請求項5】
熱交換機を冷暖するベルチェ素子の反対面をも断熱構造としてこの空間に小口径の通気口を設置した室外機内蔵エアコン。
【請求項6】
熱交換機を冷暖するベルチェ素子とドレーン水受け皿と通気口を有し、モータを水冷断熱とした室外機内蔵エアコン。
【請求項7】
熱交換器を冷暖するベルチェ素子等を有した上記エアコンにキャスターとストッパーを取り付けて移動と設置が自由な室外機内蔵エアコン。
【請求項8】
熱交換器を冷暖するベルチェ素子等を有した上記エアコンの熱交換器を縦長にして裏表に配して、さらに回転が出来るようにして、キャスターとストッパーを取り付けて、移動と設置が自由な室外機内蔵エアコン。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はエアコンの室外機と室内機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
エアコンは室外機と室内機の両方で熱交換をして冷暖房を可能にしている為、それぞれ室外と室内に設置している。
【0003】
しかし室外機は夏に室外を暖房しているのと同じため、人口が密集している都市部では外気温が下がらず、暑さに拍車がかかることになる。
【0004】
さらに室外機は室内機との間で冷媒を共有する必要があり、設置するときに建物の外壁に穴を開ける必要があるので建物の構造上、設置場所が制限されるなどの問題がある。
【0005】
この改善策として、下記先行技術文献に記してある、名称が水冷式エアコンでは室外機に水槽を取り付けて、空冷ではなく水冷にして、設置場所を室外に限定しないで、冷暖房時の水槽温度調節に冷媒流路を使用するという特許申請が成されたが残念な事に潜熱が大気の5倍にもなる水の温度制御は多大なエネルギーを要する事や、ドレーン水を水槽に取り込むとすると水量が増え続けるという問題が発生する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特願2002-168073
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
解決しようとする問題点は、エアコンの室外機を室内に持ち持ち込み、室外機内蔵エアコンとすることである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、エアコン運転において従来の室外機を室内に入れる為に、室外機の冷媒流路に取り付けられている熱交換器部分をそのままか熱交換器形状では無い単なるパイプ形状として直接、若しくは熱伝導率の良い例えばアルミ等で覆ってベルチェ素子による冷暖をするが、ベルチェ素子の性質で反対面は逆冷暖となるのでこれらを別々に断熱構造として室内温度に影響を及ぼさないようにする。ここで注目すべきは空冷と違って、流路パイプとこれを覆うアルミ等を断熱構造とする事で周りの温度が高温冷媒温度約70℃より高くともベルチェ素子により高温冷媒の温度を少ないエネルギーで下げることが出来る事である。次にドレーン水に関しては蒸発しやすいように、出来れば金属製か陶器のドレーン受け皿をベルチェ素子の反対面に設置してベルチェ素子反対面の発熱を利用して蒸発させるが、予防措置として取り出し口を設けて給排水が出来るようにする。蒸気は室内温度に大きな影響を与えないような小口径の通気口を設けて本体上部に排気して、モータは水冷とする事で室外機内蔵エアコンが実現できた。
【発明の効果】
【0009】
本発明の室外機内蔵エアコンは設置場所を屋内にしたので外気温度を上げない利点と、ドレーン水を取り込む構造としたので壁に穴を開ける必要がなく、自由に設置場所を選べる事と、外気温度下ではなく室内でベルチェ素子による直接冷暖のため、今までよりも効率の良い冷暖房が出来るようになった。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1図1は、本発明品の、冷媒流路パイプを通すようにしたアルミ固体をベルチェ素子で冷暖するようにした断面概略図である。
【0011】
図2図2は、ベルチェ素子の反対面の熱を利用できるようにして取り付けた一例として金属製ドレーン水受け皿で、予防措置として取り出し口を設置して、発生した蒸気は小口径の通気口を通して上部に排気する断面概略図である。
【0012】
図3図3は、熱交換器や機械室の配置が自由になったので、一例としての配置図と、設置場所も自由になったので移動が便利なようにキャスターとストッパーを付けた概略正面図である。
【0013】
図4図4は、熱交換器や機械室の配置が自由になったので、一例としての配置図と、設置場所も自由になったので移動が便利なようにキャスターとストッパーを付けた概略側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本発明は、エアコン運転において従来の室外機を室内に入れる為に、一例としてアルミ個体の中を冷媒流路パイプが通る構造として、アルミ個体をベルチェ素子による冷暖をして冷媒の温度調節をして、ドレーン水は金属製のドレーン受け皿をベルチェ素子の反対面の熱を利用できるように設置して発熱で蒸発させるが、予防措置として取り出し口を設けて給排水が出来るようにして、蒸気は小口径の通気口を設けて本体上部に排気して、モータは水冷とする。
【実施例0015】
図1は室外機内蔵エアコンのベルチェ素子使用部分の断面概略図である。
【0016】
図2はベルチェ素子反対面を利用したドレーン水受け皿と周辺の断面概略図である。
【実施例0017】
図3は室外機内蔵エアコンの正面概略図である。
【0018】
図4は室外機内蔵エアコンの側面概略図である。
【産業上の利用可能性】
【0019】
工場や商業ビルなどで使用されているスポットクーラの代替品。
【符号の説明】
【0020】
1 ベルチェ素子
2 冷媒流路パイプ
3 パイプが通れるようにしたアルミ固体
4 断熱材
5 ドレーン水パイプ
6 ドレーン水受け皿
7 取り出し口
8 通気口
9 回転盤
10 モータ等機械室
11 室内冷暖機等収納室
12 コントロールパネル
13 送風口
14 冷媒温冷却機等収納室
図1
図2
図3
図4