(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024066242
(43)【公開日】2024-05-15
(54)【発明の名称】積み付け作業支援装置
(51)【国際特許分類】
B65G 1/137 20060101AFI20240508BHJP
【FI】
B65G1/137 F
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022175700
(22)【出願日】2022-11-01
(71)【出願人】
【識別番号】000003643
【氏名又は名称】株式会社ダイフク
(74)【代理人】
【識別番号】110001818
【氏名又は名称】弁理士法人R&C
(72)【発明者】
【氏名】田中 智仁
(72)【発明者】
【氏名】阪下 誠
(72)【発明者】
【氏名】中西 剛史
【テーマコード(参考)】
3F522
【Fターム(参考)】
3F522AA01
3F522BB01
3F522CC02
3F522DD04
3F522DD05
3F522DD22
3F522DD32
3F522FF02
3F522FF27
3F522GG42
3F522GG49
3F522HH18
3F522JJ01
3F522LL12
3F522LL58
(57)【要約】
【課題】物品種別に応じた物品の積み付け作業の容易化を図ると共に積み付け作業の精度の向上を図ることができる積み付け作業支援装置の実現が望まれる。
【解決手段】積み付け作業支援装置は、物品が搬入される搬入部と、作業エリアと、搬入部から作業エリアまで物品を搬送する搬送装置と、物品の識別情報91を読み取る読取装置と、物品の表面に作業支援情報92を表記する表記装置と、制御システムと、を備え、作業エリアには、それぞれに支持体が配置される作業区画が複数配置され、作業支援情報92には、それぞれの物品の積み付け作業を行う作業区画を指定する区画指定情報93が含まれ、制御システムは、識別情報91に基づいて、物品種別が同じである物品が、同じ支持体に優先的に積み付けられるように、それぞれの物品に表記される区画指定情報93を生成する。
【選択図】
図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
物品種別を特定可能な識別情報を読み取り可能に備えた物品を、前記物品種別に応じて支持体に複数積み付ける積み付け作業の支援を行う積み付け作業支援装置であって、
前記物品が搬入される搬入部と、作業者による前記積み付け作業が行われる作業エリアと、予め定められた搬送経路に沿って前記搬入部から前記作業エリアまで前記物品を搬送する搬送装置と、前記搬送経路に沿って設けられ、前記物品の前記識別情報を読み取る読取装置と、前記搬送経路における前記読取装置と前記作業エリアとの間に設けられ、前記物品の表面に作業支援情報を表記する表記装置と、前記読取装置及び前記表記装置を制御する制御システムと、を備え、
前記作業エリアには、それぞれに前記支持体が配置される作業区画が前記搬送経路に沿って複数配置され、
前記作業支援情報には、それぞれの前記物品の前記積み付け作業を行う前記作業区画を指定する区画指定情報が含まれ、
前記制御システムは、前記読取装置により読み取られた前記識別情報に基づいて、前記物品種別が同じである前記物品が、同じ前記支持体に優先的に積み付けられるように、それぞれの前記物品に表記される前記区画指定情報を生成する、積み付け作業支援装置。
【請求項2】
前記搬入部には、複数の前記物品の集合である物品群毎に、当該物品群を構成する複数の前記物品がまとまって搬入され、
前記制御システムは、前記物品群が前記搬入部に搬入される毎に、搬入された前記物品群に含まれる前記物品種別毎の前記物品の個数である種別毎総数を示す種別毎総数情報を取得するように構成され、
前記搬送装置によって搬送される前記物品のそれぞれを対象物品として、前記作業支援情報には、前記物品種別が同じである前記物品の中での前記対象物品の搬送順番と前記種別毎総数との関係を示す通過順情報が含まれ、
前記制御システムは、前記読取装置により読み取られた前記対象物品の前記識別情報と、前記対象物品よりも前に前記読取装置により読み取られた前記物品の前記識別情報と、に基づいて前記対象物品の前記搬送順番を求め、当該搬送順番と前記種別毎総数情報に基づく前記種別毎総数と、に基づいて前記通過順情報を生成する、請求項1に記載の積み付け作業支援装置。
【請求項3】
前記物品の外形寸法を示す情報を寸法情報として、予め登録された前記物品種別毎の前記寸法情報を取得する登録寸法情報取得部、及び、前記搬送経路における前記表記装置よりも上流側において前記搬送装置により搬送される前記物品のそれぞれの外形寸法を計測することで前記寸法情報を取得する計測装置の少なくとも一方を備え、
前記作業支援情報には、前記作業エリアにおいて前記支持体に支持された前記物品が出荷作業のために前記支持体から取り出された後、前記出荷作業が行われる出荷作業エリアに前記物品を搬送するための出荷コンベヤで搬送することが許可されるか否かを示すコンベヤ搬送可否情報が含まれ、
前記制御システムは、前記搬送装置によって搬送される前記物品のそれぞれを対象物品として、前記登録寸法情報取得部及び前記計測装置の少なくとも一方から取得した前記寸法情報に示された前記物品の外形寸法が、予め定められた許可範囲内である場合には、前記対象物品を前記出荷コンベヤで搬送することが許可されることを示す前記コンベヤ搬送可否情報を生成し、前記寸法情報に示された前記物品の外形寸法が前記許可範囲外である場合には、前記対象物品を前記出荷コンベヤで搬送することが禁止されることを示す前記コンベヤ搬送可否情報を生成する、請求項1又は2に記載の積み付け作業支援装置。
【請求項4】
前記物品の外形寸法を示す情報を寸法情報として、予め登録された前記物品種別毎の前記寸法情報を取得する登録寸法情報取得部、及び、前記搬送経路における前記表記装置よりも上流側において前記搬送装置により搬送される前記物品のそれぞれの外形寸法を計測することで前記寸法情報を取得する計測装置の少なくとも一方を備え、
前記物品は、物が収容されたカートン容器であり、
前記作業支援情報には、前記物品を構成する前記カートン容器が再利用可能であるか否かを示す再利用可否情報が含まれ、
前記制御システムは、前記搬送装置によって搬送される前記物品のそれぞれを対象物品として、前記登録寸法情報取得部及び前記計測装置の少なくとも一方から取得した前記寸法情報に示された前記物品の外形寸法が、予め定められた再利用可能範囲内である場合には、前記対象物品を構成する前記カートン容器が再利用可能であることを示す前記再利用可否情報を生成し、前記寸法情報に示された前記物品の外形寸法が前記再利用可能範囲外である場合には、前記対象物品を構成する前記カートン容器が再利用不能であることを示す前記再利用可否情報を生成する、請求項1又は2に記載の積み付け作業支援装置。
【請求項5】
前記物品は、物が収容されたカートン容器であり、
前記表記装置は、前記カートン容器の表面に前記作業支援情報を印刷するプリンタである、請求項1又は2に記載の積み付け作業支援装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、物品種別を特定可能な識別情報を読み取り可能に備えた物品を、前記物品種別に応じて支持体に複数積み付ける積み付け作業の支援を行う積み付け作業支援装置に関する。
【背景技術】
【0002】
このような積み付け作業支援装置の一例が、特開平10-025022号公報(特許文献1)に開示されている。以下、この背景技術の説明では、特許文献1における符号を括弧内に引用する。特許文献1の積み付け作業支援装置(仕分け装置40)は、保管棚(15)から出庫される同一種類の物品(10)を連続して搬送する搬送コンベヤ(14)と、搬送コンベヤ(14)に隣接する表記装置(印字装置20)と、表記装置よりも下流側で搬送コンベヤ(14)に隣接する読取装置(読み取り装置30)と、を備えている。また、読取装置よりも更に下流側には、搬送コンベヤ(14)に接続されたシュート(13)が複数配置されている。搬送コンベヤ(14)で搬送される同一種類の物品(10)のそれぞれには、表記装置によって、自動読取用仕分情報(11)及び目視認識用仕分情報(12)が印字される。その後、自動読取用仕分情報(11)が読取装置に読み取られ、これにより、各物品(10)は、自動的に所定のシュート(13)に仕分けられる。その後、作業者は、目視認識用仕分情報(12)を確認しながら、シュート(13)に仕分けられた各物品(10)を、所定のカゴ車等に仕分ける作業を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1に開示されたような自動倉庫等では、複数の種別の物品が同じ時期に入庫又は出庫されることがあり、例えば、搬送装置等で搬送されてきた複数種別の物品を同時期に仕分けて、物品種別毎に支持体(例えば、かご車やパレット等)に積み付ける場合もある。また、物品種別が同じ物品の数が少ない場合には、1つの支持体に多くの物品を積み付けることができるように、異なる物品種別の物品を1つの支持体に混載することが望ましい場合もある。これらの場合においても、作業者が積み付け先の支持体を間違えるといった積み付け作業のミスをできるだけ回避し、積み付け作業の精度の向上を図ることが求められる。
【0005】
そこで、物品種別に応じた物品の積み付け作業の容易化を図ると共に積み付け作業の精度の向上を図ることができる積み付け作業支援装置の実現が望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る積み付け作業支援装置は、物品種別を特定可能な識別情報を読み取り可能に備えた物品を、前記物品種別に応じて支持体に複数積み付ける積み付け作業の支援を行う積み付け作業支援装置であって、
前記物品が搬入される搬入部と、作業者による前記積み付け作業が行われる作業エリアと、予め定められた搬送経路に沿って前記搬入部から前記作業エリアまで前記物品を搬送する搬送装置と、前記搬送経路に沿って設けられ、前記物品の前記識別情報を読み取る読取装置と、前記搬送経路における前記読取装置と前記作業エリアとの間に設けられ、前記物品の表面に作業支援情報を表記する表記装置と、前記読取装置及び前記表記装置を制御する制御システムと、を備え、
前記作業エリアには、それぞれに前記支持体が配置される作業区画が前記搬送経路に沿って複数配置され、
前記作業支援情報には、それぞれの前記物品の前記積み付け作業を行う前記作業区画を指定する区画指定情報が含まれ、
前記制御システムは、前記読取装置により読み取られた前記識別情報に基づいて、前記物品種別が同じである前記物品が、同じ前記支持体に優先的に積み付けられるように、それぞれの前記物品に表記される前記区画指定情報を生成する。
【0007】
本構成によれば、物品の積み付け作業を行う作業区画を指定する区画指定情報を含む作業支援情報が、それぞれの物品の表面に表記される。そして、当該作業支援情報が表記された物品が搬送装置によって作業エリアに搬送される。従って、作業エリアにおいて、作業者等は、それぞれの物品に表記された作業支援情報に基づいて作業を行うだけで、物品種別が同じ物品が同じ支持体に優先的に積み付けられるように積み付け作業を行うことができる。よって、作業者等による積み付け作業の容易化を図ることができると共に、作業者等による積み付けのミスの発生を低減することができる。
このように、本構成によれば、物品種別に応じた物品の積み付け作業の容易化を図ると共に積み付け作業の精度の向上を図ることができる積み付け作業支援装置の実現が望まれる。
【0008】
積み付け作業支援装置のさらなる特徴と利点は、図面を参照して説明する例示的且つ非限定的な実施形態についての以下の記載から明確となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、積み付け作業支援装置1を物品搬送設備11に適用した例について図面に基づいて説明する。本実施形態では、
図1に示すように、物品搬送設備11は、積み付け作業支援装置1と、物品Wを保管する保管部16と、出荷コンベヤ15と、出荷コンベヤ15に隣接して設けられた貼付装置13と、出荷作業エリア12と、を備えている。物品搬送設備11の内部に入荷される物品Wは、積み付け作業支援装置1を介して支持体2(ここでは、パレット)に積み付けられる。そして、支持体2に積み付けられた物品Wは、保管部16で保管される。また、物品搬送設備11の内部から出荷される物品Wは、保管部16から出荷コンベヤ15に載せられる。そして、物品Wは、出荷コンベヤ15により出荷作業エリア12に搬送され、出荷作業エリア12から物品搬送設備11の外部に出荷される。出荷される物品Wは、出荷コンベヤ15による搬送途中で、貼付装置13によりラベルが貼り付けられる。出荷作業エリア12に到達した物品Wは、例えば、トラック等に積み込まれて出荷先へ運搬される。
【0011】
また、積み付け作業支援装置1を介して支持体2に積み付けられた物品Wは、保管部16で保管されずに、そのまま出荷コンベヤ15により出荷作業エリア12に搬送される場合がある。また、物品Wを出荷する場合において、物品Wが、出荷コンベヤ15に載せられずに、直接出荷作業エリア12に搬送される場合がある。この場合、当該物品Wに対しては、貼付装置13によるラベルの貼り付けは行われない。
【0012】
図1の例では、出荷コンベヤ15は、第1搬出コンベヤ17と第2搬出コンベヤ18と第3搬出コンベヤ19と、を備えている。第1搬出コンベヤ17は、保管部16に複数、隣接配置されている。複数の第1搬出コンベヤ17のそれぞれは、下流側で第2搬出コンベヤ18に接続されている。第2搬出コンベヤ18には、貼付装置13が隣接配置されている。第2搬出コンベヤ18は、貼付装置13よりも下流側において、複数の第3搬出コンベヤ19に接続されている。複数の第3搬出コンベヤ19のそれぞれは、上下方向視で出荷作業エリア12と重複するように配置されている。すなわち、第1搬出コンベヤ17に載せられた物品Wは、第2搬出コンベヤ18を通過して、複数の第3搬出コンベヤ19のいずれかに搬送される。出荷作業エリア12では、作業者により、物品Wが第3搬出コンベヤ19から取り出され、例えば、パレットやかご車等に積み付けられる。出荷作業エリア12には、トラック等の車両が停車できるようになっており、積み付けられた複数の物品Wが、車両に載せられて出荷される。なお、
図1の例では、貼付装置13は、出荷先が記載されたラベルを自動で張り付けるラベラーである。また、出荷コンベヤ15の構成については、適宜変更可能である。
【0013】
保管部16では、積み付け作業支援装置1により支持体2に積み付けられた複数の物品Wが保管される。
図1の例では、保管部16には、複数の支持体2が並べて配置されており、それぞれの支持体2には、複数の物品Wが積み付けられている。保管部16は、積み付け作業支援装置1と出荷コンベヤ15(ここでは、第1搬出コンベヤ17)との間に配置されている。すなわち、保管部16は、積み付け作業支援装置1と出荷コンベヤ15とのそれぞれに隣接している。なお、物品搬送設備11の内部において、コンベヤを使用せずに、支持体2に載せられた複数の物品Wや、支持体2に載せられていない物品Wを搬送する場合には、人手による搬送だけでなく、フォークリフトや無人搬送車(AGV)等が使用されると好適である。
【0014】
本実施形態では、物品Wは、支持体2に段積み可能な容器である。具体的には、物品Wは、物が収容されたカートン容器Cである。
図3の例では、物品Wは、カートン容器Cとしての段ボール箱である。カートン容器Cに収容される物としては、衣服や書籍、飲料水、食料品のほか、機械部品等が挙げられる。
【0015】
積み付け作業支援装置1は、物品種別を特定可能な識別情報91を読み取り可能に備えた物品Wを、物品種別に応じて支持体2に複数積み付ける積み付け作業の支援を行う装置である。本実施形態では、積み付け作業支援装置1は、物品W(カートン容器C)を、物品種別に応じて支持体2(ここではパレット)に複数積み付ける積み付け作業の支援を行う。本例では、
図3に示すように、1次元コードがカートン容器Cの側面に予め印字されており、後述する読取装置6が当該1次元コードを検出することで、識別情報91を取得できる。なお、カートン容器Cには、1次元コードのほか、2次元コード等が印字されていてもよい。また、このような1次元コードや2次元コード等が印字されたラベルが、カートン容器Cに予め貼り付けられていてもよい。ここで、積み付け作業支援装置1は、支持体2に物品種別が同じ物品W同士を積み付けるための支援や、支持体2に物品種別が異なる物品W同士を積み付けるための支援を行うことが可能である。このような積み付け作業支援装置1の具体的な構成や特徴は、以下で説明する。なお、物品Wの物品種別は、積み付け作業支援装置1で取り扱う対象となる物品Wを、予め定めた基準に従って分けた分類のことである。例えば、物品種別を、物品Wに収容される物(商品等)の最小管理単位(SKU)に基づく分類、すなわち、在庫管理を行う際の最小の管理単位に基づく分類とすることができる。また、物品種別を、物品Wに収容される物の識別コード(例えば、JANコードやEANコード等の商品識別コード)に基づく分類とすることもできる。本実施形態では、支持体2をパレットとしているが、支持体2をかご車や収容棚等としてもよい。
【0016】
本実施形態では、
図1及び
図2に示すように、積み付け作業支援装置1は、物品Wが搬入される搬入部3と、搬送装置5と、作業エリア4と、読取装置6と、表記装置7と、計測装置10と、制御システム8と、を備えている。
【0017】
図1に示すように、本実施形態では、搬入部3には、複数の物品Wの集合である物品群Wg毎に、当該物品群Wgを構成する複数の物品Wがまとまって搬入される。物品群Wgを構成するそれぞれの物品Wは、搬入部3から搬送装置5に搬送される。本例では、搬入部3は、搬入コンベヤ31を備えている。そして、複数の搬入コンベヤ31のそれぞれが、搬送装置5に接続されている。搬入部3に搬入された物品群Wgに係る各物品Wは、搬入コンベヤ31により搬送装置5へ搬送される。
図1の例では、搬入部3には、複数の車両(例えば、トラック等)が停車できるようになっており、例えば、1台のトラックのコンテナから、1つ又は複数の物品群Wgが各搬入コンベヤ31の間に降ろされる。そして、作業者等により、物品群Wgから物品Wが取り出され、搬入コンベヤ31に移載される。このように、1台のトラックに積載され、搬入部3に搬入される1つ又は複数の物品群Wgを1ユニットとして、積み付け作業支援装置1は、1ユニットごとに積み付け作業の支援を行うように設定することができる。なお、搬入部3に、鉄道車両が停車し、当該鉄道車両に積載されたコンテナから物品群Wgを搬入する構成としてもよい。
【0018】
図1に示すように、搬送装置5は、予め定められた搬送経路Rに沿って搬入部3から作業エリア4まで物品Wを搬送する。本実施形態では、搬送装置5は、第1搬送コンベヤ51と、複数の第2搬送コンベヤ52とを備えている。第1搬送コンベヤ51は、搬入部3(具体的には、複数の搬入コンベヤ31)と、第2搬送コンベヤ52とを接続するコンベヤである。複数の第2搬送コンベヤ52のそれぞれは、第1搬送コンベヤ51の下流の領域から枝分かれ(分岐)するように、第1搬送コンベヤ51に接続されている。また、各第2搬送コンベヤ52は、上下方向視で作業エリア4と重複するように配置されている。すなわち、物品Wは、搬入部3の搬入コンベヤ31から第1搬送コンベヤ51を通り、複数の第2搬送コンベヤ52のいずれかを通って作業エリア4に到達する。
図1の例では、各第2搬送コンベヤ52には、搬入部3に近い側から、「A、B、C、・・・」とアルファベットが順に振られている。以下では、第2搬送コンベヤ52を、搬入部3に近い側から、「A」の第2搬送コンベヤ52と称したり、「B」の第2搬送コンベヤ52と称したりすることがある。なお、第1搬送コンベヤ51及び第2搬送コンベヤ52の数は、適宜変更可能であり、それぞれを1つ又は複数設置することができる。また、搬送装置5は、搬入部3と作業エリア4との間で物品Wを搬送する無人搬送車(AGV)等とすることもできる。
【0019】
図1に示すように、作業エリア4では、作業者による積み付け作業が行われる。具体的には、作業者により、作業エリア4に搬送されてきた物品Wを、支持体2に積み付けるための作業が行われる。作業エリア4には、それぞれに支持体2が配置される作業区画9が搬送経路Rに沿って複数配置されている。本実施形態では、作業区画9は、第2搬送コンベヤ52に沿って複数配置されている。各作業区画9には支持体2が配置されており、作業者は、第2搬送コンベヤ52上の物品Wを、作業区画9に配置された支持体2に積み付ける。各作業区画9に支持体2が配置されることで、複数の支持体2が、第2搬送コンベヤ52の搬送経路Rに沿って並べて配置されている。
【0020】
本例では、作業区画9は、搬送経路Rの両外側に配置されている。
図1の例では、作業区画9は、搬送経路R(ここでは、第2搬送コンベヤ52の搬送方向)に沿うと共に、第2搬送コンベヤ52の両外側に配置されている。
図1の例では、「A」~「C」の第2搬送コンベヤ52のそれぞれに対して、10個の作業区画9が5個ずつ両側に分かれて配置されている。なお、上記したように、
図1に示されている支持体2は、パレットである。
図1では、後述する区画指定情報93の説明のために、「A」の第2搬送コンベヤ52に沿って配置された10個の作業区画9に「1」から「10」の番号を付している。同様に、「B」の第2搬送コンベヤ52に沿って配置された10個の作業区画9のうちの5個に「1」から「5」の番号を付している。
【0021】
読取装置6は、搬送経路Rに沿って設けられ、物品Wの識別情報91を読み取る装置である。本実施形態では、読取装置6は、搬送装置5(ここでは、第1搬送コンベヤ51)に隣接するように配置されている。また、読取装置6は、計測装置10及び表記装置7よりも搬送経路Rの上流側に設けられている。本例では、上記したように、読取装置6は、物品Wに印字された1次元コードを読み取るように構成されている。読取装置6は、物品Wに2次元コードが印字されている場合には、2次元コードを読み取り可能にすることもできる。また、読取装置6は、RFID等のICタグのスキャナーとされていてもよい。この場合、物品群Wgを構成する各物品Wには、ICタグが装着される。また、読取装置6は、物品Wの表面の文字や模様を認識する画像認識装置であってもよい。本実施形態では、読取装置6は、第1搬送コンベヤ51により搬送されて来るそれぞれの物品Wの識別情報91を読み取って、後述する制御装置80に送信する。識別情報91には、物品Wの物品種別(商品名、品名コード等)等を含めることができる。これにより、制御装置80は、読取装置6を通過した物品Wの物品種別を特定することができる。本例では、識別情報91には、読取装置6で読み取られた物品Wの物品種別、及び同じ物品種別の物品Wとして何番目に読取装置6を通過したかを示す情報を含めることができる。
【0022】
表記装置7は、搬送経路Rにおける読取装置6と作業エリア4との間に設けられ、物品Wの表面に作業支援情報92を表記する装置である。本実施形態では、表記装置7は、搬送経路Rにおける計測装置10と作業エリア4との間に設けられている。また、表記装置7は、搬送装置5(ここでは、第1搬送コンベヤ51)に隣接するように配置されている。本例では、表記装置7は、搬送経路Rにおける、計測装置10及び読取装置6よりも下流側に設けられている。本実施形態では、表記装置7は、カートン容器Cの表面に作業支援情報92を印刷するプリンタ71である。
図3に示すように、表記装置7(プリンタ71)は、第1搬送コンベヤ51により搬送されて来るそれぞれの物品W(カートン容器C)の側面に、作業支援情報92を印字する。なお、本例では、表記装置7(プリンタ71)はインクジェットプリンタであるが、これには限定されず、例えば、表記装置7は、作業支援情報92を印刷したラベルをカートン容器Cの表面に貼り付ける装置(例えば、オートラベラー)等であってもよい。なお、作業支援情報92の詳細については、後述する。
【0023】
本実施形態では、
図1及び
図2に示すように、積み付け作業支援装置1は、物品Wの外形寸法を示す情報を寸法情報96として、予め登録された物品種別毎の寸法情報96を取得する登録寸法情報取得部D4、及び、搬送経路Rにおける表記装置7よりも上流側において搬送装置5により搬送される物品Wのそれぞれの外形寸法を計測することで寸法情報96を取得する計測装置10の少なくとも一方を備えている。本例では、上記のように、積み付け作業支援装置1は、計測装置10を備えている。計測装置10は、搬送経路Rにおける読取装置6と表記装置7との間に設けられている。また、計測装置10は、搬送装置5(ここでは、第1搬送コンベヤ51)に沿って配置されている。ここでは、計測装置10は、投光部及び受光部を備えたレーザー測定器であり、第1搬送コンベヤ51を挟むように投光部及び受光部が配置されている。計測装置10は、第1搬送コンベヤ51により搬送されて来るそれぞれの物品W(カートン容器C)の寸法(高さ、幅、奥行き)を測定し、寸法情報96を制御装置80に送信する。
【0024】
次に、上記した作業支援情報92について説明する。作業支援情報92には、それぞれの物品Wの積み付け作業を行う作業区画9を指定する区画指定情報93が含まれる。
図3の例では、物品W(カートン容器C)の側面に、区画指定情報93として「A001」と印字されている。「A001」によって指定される作業区画9は、「A」の第2搬送コンベヤ52に沿って配置された複数の作業区画9のうちの、「1」の作業区画9である。この場合、当該物品Wは、第1搬送コンベヤ51から「A」の第2搬送コンベヤ52に自動搬送される。そして、作業者は、「A」の第2搬送コンベヤ52から当該物品を受け取って、印字された「001」を視認し、「1」の作業区画9に配置されている支持体2に、受け取った物品Wを積み付ける(
図1参照)。また、例えば、物品Wの側面に、「B003」と印字されている場合、当該物品Wは、第1搬送コンベヤ51から「B」の第2搬送コンベヤ52に自動搬送される。そして、作業者は、「B」の第2搬送コンベヤ52から当該物品Wを受け取って、印字された「003」を視認し、「3」の作業区画9に配置されている支持体2に、受け取った物品Wを積み付ける。このように、作業者は、区画指定情報93を確認することで、複数の作業区画9のうちのいずれの作業区画9で積み付け作業を行うかを知ることができ、その結果、いずれの支持体2に物品Wを積み付けるかを知ることができる。なお、以下では、搬送装置5によって搬送される物品Wのそれぞれを対象物品Wtとして説明することがある。
【0025】
また、本実施形態では、
図3及び
図5に示すように、作業支援情報92には、物品種別が同じである物品Wの中での対象物品Wtの搬送順番と種別毎総数との関係を示す通過順情報95が含まれる。後述するように、種別毎総数は、搬入部3に搬入された物品群Wgに含まれる物品種別毎の物品Wの個数である。本例では、物品Wの側面に、通過順情報95として、対象物品Wtの搬送順番と種別毎総数と(
図3では、搬送順番/種別毎総数)が印字される。
図3の例では、物品Wの側面に、「10/30」と印字されている。これは、物品種別が同じ対象物品Wtの総数が30個であり、表記装置7を通過する対象物品Wtの順として、前から10番目であることを示している。すなわち、作業エリア4で積み付け作業を行う作業者は、通過順情報95を視認することで、当該物品Wを支持体2に積み付ける際に、物品種別が同じ対象物品Wtのうち既に9個の物品Wが支持体2に積み付けられていることを推測できる。また、作業者は、残り20個の対象物品Wtが、これから支持体2に積み付けられることを推測できる。また、例えば、「30/30」と印字された対象物品Wtを積み付ける場合には、作業者は、当該対象物品Wtと物品種別が同じ物品Wが、新たに作業エリア4に搬送されてこないことを認識できる。
【0026】
また、作業支援情報92には、作業エリア4において支持体2に支持された物品Wが出荷作業のために支持体2から取り出された後、出荷作業が行われる出荷作業エリア12に物品Wを搬送するための出荷コンベヤ15で搬送することが許可されるか否かを示すコンベヤ搬送可否情報97が含まれる。本例では、出荷コンベヤ15で搬送することが許可されている物品Wは、出荷コンベヤ15に載せられるが、出荷コンベヤ15で搬送することが許可されていない物品Wは、出荷コンベヤ15に載せられることが禁止される。
図3の例では、物品W(カートン容器C)の側面に「C○」と印字されている。この場合、当該物品Wは、出荷コンベヤ15により搬送されることが許可されている。作業者は、出荷の際に、印字された「C○」を視認して、支持体2に積み付けられている物品Wを、例えば保管部16から、出荷コンベヤ15(ここでは、第1搬出コンベヤ17)に移載する。また、物品Wの側面に「C×」と印字されている場合には、当該物品Wは、出荷コンベヤ15により搬送されることが禁止されている。そのため作業者は、当該物品Wを出荷コンベヤ15(ここでは、第1搬出コンベヤ17)に載せることなく、直接出荷作業エリア12に搬送する。
【0027】
また、作業支援情報92には、物品Wを構成するカートン容器Cが再利用可能であるか否かを示す再利用可否情報98が含まれる。
図3の例では、物品Wの側面に「R×」と印字されている。この場合、当該物品Wは、再利用不能と認識される。また、物品Wの側面に「R○」と印字されている場合には、当該物品Wは、再利用可能と認識される。なお、本実施形態では、再利用とは、収容されていた物を全て取り出した空のカートン容器Cに、新たな物を収容して再び利用することを含んでいる。また、再利用として、例えば、空のカートン容器Cをリサイクルすることを含むこともできる。
【0028】
本例では、作業支援情報92として、上記のような区画指定情報93、通過順情報95、コンベヤ搬送可否情報97、及び再利用可否情報98が、1ユニット(例えば、トラック1台に積載された全ての物品群Wg)に含まれる全ての物品Wに印字される。
【0029】
図2に示すように、制御システム8は、読取装置6及び表記装置7を制御する。本実施形態では、制御システム8は、制御装置80を備えており、制御装置80が、読取装置6及び表記装置7を制御する。更に、制御装置80は、計測装置10、搬入コンベヤ31、第1搬送コンベヤ51、第2搬送コンベヤ52、出荷コンベヤ15、搬出コンベヤ14、及び貼付装置13を制御する。また、制御システム8は、制御装置80と通信可能に構成される上位の制御装置(以下、上位コントローラ82と称する。)を備えている。制御装置80は、後述する入荷物品情報89を上位コントローラ82から取得する。制御装置80は、CPU等の演算処理装置を備えると共にメモリ等の周辺回路を備え、これらのハードウェアと、演算処理装置等のハードウェア上で実行されるプログラムとの協働により、制御装置80の各機能が実現される。制御装置80は、1つのハードウェアではなく、互いに通信可能な複数のハードウェア(複数の分離したハードウェア)の集合によって構成されてもよい。
【0030】
また、本実施形態では、
図2に示すように、制御装置80は、入荷物品情報取得部D1と識別情報取得部D2と種別毎総数情報取得部D3とコンベヤ搬送可否情報取得部D5と再利用可否情報取得部D6と区画指定情報取得部D7と通過順情報取得部D8と、を備えている。なお、制御装置80は、登録寸法情報取得部D4を備えることもできる(
図2の破線部分)。
【0031】
制御システム8は、読取装置6により読み取られた識別情報91に基づいて、物品種別が同じである物品Wが、同じ支持体2に優先的に積み付けられるように、それぞれの物品Wに表記される区画指定情報93を生成する。本実施形態では、制御装置80は、後述する種別毎総数情報94と上記の識別情報91とに基づいて、それぞれの対象物品Wtの区画指定情報93を生成する。制御装置80は、物品種別が同一の対象物品Wtについては、同じ作業区画9の支持体2(ここではパレット)に優先的に積み付けられるように区画指定情報93を生成する。例えば、制御装置80は、1つの支持体2に積み付け可能な上限個数まで物品種別が同じ物品Wが当該支持体2に積み付けられるように、区画指定情報93を生成する。この際、物品種別が同じ物品Wの個数が上記の上限個数を超える場合には、制御装置80は、上限個数を超えた分の物品Wが別の支持体2に積み付けられるように、区画指定情報93を生成する。また、物品種別が同じ物品Wを全て1つの支持体2に積み付けても当該支持体2上の物品Wの総数が上記の上限個数より少ない場合には、制御装置80は、例えば、別の物品種別の物品Wが当該支持体2に積み付けられるように(すなわち、物品種別の互いに異なる物品Wが1つの支持体2に混載されるように)、区画指定情報93を生成する。
【0032】
例えば、各支持体2に載せられる物品Wの個数の上限を10個とし、種別毎総数情報94に基づく所定の物品種別の物品Wの総数を12個とした場合、制御装置80は、12個の物品Wのうちの10個を「A001」の支持体2に積み付けるように割り振り、残り2個の物品Wを、「A002」の支持体2に積み付けるように割り振ることができる。そして、制御装置80は、搬送装置5により搬送されて来る対象物品Wtの識別情報91に基づき、当該対象物品Wtが所定の物品種別に該当すること、及び所定の物品種別の物品Wとして何番目に読取装置6を通過したかを判別すると、当該物品Wに印字すべき区画指定情報93を生成する。上記の例では、表記装置7により、10番目までの対象物品Wtに「A001」が印字され、11番目以降の対象物品Wtに「A002」が印字される。このように、制御装置80は、読取装置6を通過する対象物品Wtについて、順次印字すべき区画指定情報93を生成する。このような区画指定情報93は、区画指定情報取得部D7で生成及び取得される。
【0033】
本実施形態では、制御システム8は、物品群Wgが搬入部3に搬入される毎に、搬入された物品群Wgに含まれる物品種別毎の物品Wの個数である種別毎総数を示す種別毎総数情報94を取得するように構成されている。本例では、制御装置80は、種別毎総数情報取得部D3において、種別毎総数情報94を生成及び取得する。より具体的に説明すると、制御装置80は、搬入部3に1つ又は複数の物品群Wg(ここでは、1ユニットの物品群Wg)が搬入されると、上位コントローラ82から入荷物品情報89(ここでは、1ユニットの物品群Wgに係る入荷物品情報89)を取得する。入荷物品情報89は、物品群Wgに含まれる物品種別(商品名や商品コード等)、物品種別毎の物品Wの個数(種別毎総数)、物品Wに収容されている物の消費期限等を含むことができる。このような入荷物品情報89は、入荷物品情報取得部D1で生成及び取得される。例えば、搬入部3に横付けされるトラックに積載されている複数の物品群Wgの全て(すなわち、1ユニット分の物品群Wg)について、物品種別や物品種別毎の物品数が把握されている場合は、そのような情報を予め制御装置80に送信又は入力することで、入荷物品情報89を生成する。本例では、種別毎総数情報94は、入荷物品情報89に基づき生成される。すなわち、種別毎総数情報94は、上位コントローラ82から取得した入荷物品情報89から、物品種別毎の物品Wの個数(種別毎総数)を抽出して生成及び取得される。
【0034】
また、制御システム8は、読取装置6により読み取られた対象物品Wtの識別情報91と、対象物品Wtよりも前に読取装置6により読み取られた物品Wの識別情報91と、に基づいて対象物品Wtの搬送順番を求め、当該搬送順番と種別毎総数情報94に基づく種別毎総数と、に基づいて通過順情報95を生成する。具体的には、制御装置80は、既に読取装置6に読み取られた物品種別が同じである1又は複数の対象物品Wtの各識別情報91を利用して、今回読取装置6により読み取られた対象物品Wtが読取装置6を通過した順番(搬送順番)を求める。そして、制御装置80は、求めた搬送順番と種別毎総数とに基づいて、読取装置6を通過する対象物品Wtが、同一の物品種別に属する全ての対象物品Wtのうちの何番目に通過したかを示す情報(搬送順番情報)を含む通過順情報95を生成する。このような通過順情報95は、通過順情報取得部D8において生成及び取得される。なお、通過順情報95には、同一の物品種別に属する対象物品Wtがあと何個、読取装置6を通過する予定かを示す情報(通過予定情報)を更に含めることもできる。
【0035】
制御システム8は、登録寸法情報取得部D4及び計測装置10の少なくとも一方から取得した寸法情報96に示された物品Wの外形寸法が、予め定められた許可範囲内である場合には、対象物品Wtを出荷コンベヤ15で搬送することが許可されることを示すコンベヤ搬送可否情報97を生成し、寸法情報96に示された物品Wの外形寸法が許可範囲外である場合には、対象物品Wtを出荷コンベヤ15で搬送することが禁止されることを示すコンベヤ搬送可否情報97を生成する。本例では、制御装置80は、計測装置10から取得した寸法情報96に基づいて、コンベヤ搬送可否情報97を生成する。上記のとおり、寸法情報96は、計測装置10で計測された対象物品Wt(カートン容器C)の外形寸法(高さ、幅、奥行き)を含んでいる。そして、制御装置80は、対象物品Wtの外形寸法が、制御装置80に予め記憶されている規定の寸法の範囲内であれば、当該対象物品Wtを出荷コンベヤ15(ここでは、第1搬出コンベヤ17)で搬送することが許可されることを示すコンベヤ搬送可否情報97を生成する。
図3の例では、コンベヤ搬送可否情報97の一例として物品Wに「C○」が印字されている。また、制御装置80は、対象物品Wtの外形寸法が、規定の寸法の範囲外であれば、当該対象物品Wtを出荷コンベヤ15(第1搬出コンベヤ17)で搬送することを禁止するコンベヤ搬送可否情報97を生成する。このようなコンベヤ搬送可否情報97は、コンベヤ搬送可否情報取得部D5において生成及び取得される。なお、
図1の例では、出荷コンベヤ15に搬送された対象物品Wtには、貼付装置13により、出荷先が記載されたラベルが貼り付けられる。すなわち、制御装置80に予め記憶されている規定の寸法は、カートン容器Cの表面に、貼付装置13を用いて規定の大きさのラベルを貼り付け可能か否かに基づき設定されている。なお、
図2に示すように、制御装置80は、各対象物品Wtの出荷情報88を取得して、貼付装置13に送信することができる。貼付装置13は、制御装置80から受信した出荷情報88に基づいて、出荷先が記載されたラベルを作成し、貼付装置13を通過する物品Wに張り付ける。
【0036】
制御システム8は、登録寸法情報取得部D4及び計測装置10の少なくとも一方から取得した寸法情報96に示された物品Wの外形寸法が、予め定められた再利用可能範囲内である場合には、対象物品Wtを構成するカートン容器Cが再利用可能であることを示す再利用可否情報98を生成し、寸法情報96に示された物品Wの外形寸法が再利用可能範囲外である場合には、対象物品Wtを構成するカートン容器Cが再利用不能であることを示す再利用可否情報98を生成する。本例では、制御装置80は、計測装置10から取得した寸法情報96に基づいて、再利用可否情報98を生成する。上記のとおり、寸法情報96は、計測装置10で計測された対象物品Wt(カートン容器C)の外形寸法(高さ、幅、奥行き)を含んでいる。そして、制御装置80は、対象物品Wtの外形寸法が、制御装置80に予め記憶されている再利用可能とされる規定の寸法の範囲内であれば、収容された物がない状態で当該対象物品Wtを再利用可能(すなわち、再度物を収容することが可能)とする再利用可否情報98を生成する。また、制御装置80は、対象物品Wtの外形寸法が、再利用可能とされる規定の寸法の範囲外であれば、当該対象物品Wtを再利用不能とする再利用可否情報98を生成する。
図3の例では、再利用可否情報98の一例として物品Wに「R×」が印字されている。
【0037】
なお、上記のようなコンベヤ搬送可否情報97及び再利用可否情報98は、計測装置10のほかに、撮像装置等により撮像された物品Wの外形と、制御装置80に予め記憶されている規定の寸法とを比較した結果に基づいて生成されてもよい。
【0038】
以上のように、区画指定情報93、通過順情報95、コンベヤ搬送可否情報97及び再利用可否情報98が生成されると、制御装置80は、これら全ての情報を作業支援情報92として表記装置7に送信して、表記装置7を通過する対象物品Wtに作業支援情報92を印字するように表記装置7を制御する。
【0039】
本実施形態では、
図4に示すように、制御装置80は、搬入部3に1ユニット分の物品群Wgが搬入されると、上位コントローラ82から入荷物品情報89を取得する(S01)。その後、搬入部3では、作業者によって、1又は複数の物品群Wgを構成する物品Wが、搬入コンベヤ31に順次載せられる。その後、物品Wは、搬入コンベヤ31から第1搬送コンベヤ51に搬送される。制御装置80は、物品W(ここでは対象物品Wt)が第1搬送コンベヤ51における読取装置6に到達したと判定した場合(S02:Yes)、読取装置6から識別情報91を取得する(S03)。その後、制御装置80は、生成した種別毎総数情報94を取得し(S04)、その後、通過順情報95及び区画指定情報93を生成する(S05)。次に、制御装置80は、対象物品Wtが計測装置10に到達したと判定した場合(S06:Yes)、コンベヤ搬送可否情報97の生成処理を実行する(S07)と共に、再利用可否情報98の生成処理を実行する(S08)。その後、制御装置80は、対象物品Wtが表記装置7に到達したと判定した場合(S09:Yes)、対象物品Wtに作業支援情報92を表記するように表記装置7を制御する(S10)。そして、制御装置80は、1ユニット全体の搬送を完了したか否かを判定する(S11)。具体的には、搬入部3に停車した1台のトラックに積載された1又は複数の物品群Wgの全てを1ユニットとして、制御装置80は、1ユニットを構成する全ての物品Wを搬入部3から作業エリア4に搬送したか否かを判定する。制御装置80は、対象物品Wtについて1ユニット全体の搬送を完了していないと判定した場合(S11:Nо)、次に読取装置6に搬送されてくる対象物品Wtが、読取装置6に到達したかを判定する(S02)。制御装置80は、対象物品Wtについて1ユニット全体の搬送を完了したと判定した場合(S11:Yes)、制御装置80は、上記の制御フローを終了する。なお、
図4の例では、1ユニットに対する制御装置80による制御フローを示しているが、例えば、搬入部3に複数台のトラックが停車することも考えられる。そのような場合は、複数のユニットのそれぞれについて、
図4に示すような制御装置80による制御を並行して行うことも可能である。
【0040】
次に、コンベヤ搬送可否情報97の生成処理(S07)の制御フローについて説明する。制御装置80は、対象物品Wtについて計測装置10から寸法情報96を取得すると(S71)、当該対象物品Wtの外形寸法が予め定められた許可範囲内であるか否かを判定する(S72)。制御装置80は、対象物品Wtの外形寸法が予め定められた許可範囲内であると判定した場合(S72:Yes)、当該対象物品Wtを出荷コンベヤ15で搬送することが許可されることを示すコンベヤ搬送可否情報97を生成する(S73)。また、制御装置80は、対象物品Wtの外形寸法が予め定められた許可範囲内ではないと判定した場合(S72:Nо)、出荷コンベヤ15で搬送することが禁止されることを示すコンベヤ搬送可否情報97を生成する(S74)。
【0041】
次に、再利用可否情報98の生成処理(S08)の制御フローについて説明する。制御装置80は、対象物品Wtについて計測装置10から寸法情報96を取得すると(S81)、当該対象物品Wtの外形寸法が予め定められた再利用可能範囲内であるか否かを判定する(S82)。制御装置80は、対象物品Wtの外形寸法が予め定められた再利用可能範囲内であると判定した場合(S82:Yes)、当該対象物品Wtが再利用可能であることを示す再利用可否情報98を生成する(S83)。また、制御装置80は、対象物品Wtの外形寸法が予め定められた再利用可能範囲内ではないと判定した場合(S82:Nо)、当該対象物品Wtが再利用不能であることを示す再利用可否情報98を生成する(S84)。
【0042】
〔その他の実施形態〕
(1)上記の実施形態では、作業区画9が、搬送経路Rの両外側に配置されている構成を例として説明したが、これには限定されない。例えば、作業区画9は、搬送経路Rの片側の側方のみに配置されていてもよい。また、作業区画9は、複数の第2搬送コンベヤ52に沿って複数配置されていなくてもよく、例えば、単一の第2搬送コンベヤ52に沿って配置されていてもよい。
【0043】
(2)上記の実施形態では、制御システム8は、物品群Wgが搬入部3に搬入される毎に、搬入された物品群Wgに含まれる物品種別毎の物品Wの個数である種別毎総数を示す種別毎総数情報94を取得する構成を例として説明したが、これには限定されない。例えば、制御システム8は、一定期間内に搬入される予定の物品Wの種別毎総数情報94を、予め取得してもよい。その場合、一定期間を1日とした場合に、制御システム8は、1日に搬入予定の物品Wの種別毎総数情報94を、搬入前日や搬入当日の朝等に予め取得することもできる。このような一定期間は、日単位のほか、週単位、時間単位等、適宜設定変更できると好適である。
【0044】
(3)上記の実施形態では、制御システム8は、計測装置10から取得した寸法情報96に基づいて、コンベヤ搬送可否情報97を生成する構成を例として説明したが、これには限定されない。制御システム8は、登録寸法情報取得部D4を備えており(
図2の破線箇所)、登録寸法情報取得部D4から取得した寸法情報96に基づいて、コンベヤ搬送可否情報97を生成してもよい。例えば、制御装置80が上位コントローラ82から取得する入荷物品情報89に、各対象物品Wtの外形寸法が含まれており、登録寸法情報取得部D4において、入荷物品情報89から抽出した対象物品Wtの外形寸法から、寸法情報96を生成及び取得してもよい。また、制御システム8は、登録寸法情報取得部D4で生成及び取得した寸法情報96と、計測装置10から取得した寸法情報96との双方に基づいて、コンベヤ搬送可否情報97を生成することもできる。また、制御システム8は、例えば、寸法情報96に加えて、重量情報に基づいて、コンベヤ搬送可否情報97を生成してもよい。その場合、入荷物品情報89に、各対象物品Wtの重量が含まれていたり、計測装置10に対象物品Wtの重量を測定する機能が含まれていたりすると好適である。
【0045】
(4)上記の実施形態では、制御システム8は、計測装置10から取得した寸法情報96に基づいて、再利用可否情報98を生成する構成を例として説明したが、これには限定されない。制御システム8は、登録寸法情報取得部D4を備えており(
図2の破線箇所)、登録寸法情報取得部D4から取得した寸法情報96に基づいて、再利用可否情報98を生成してもよい。例えば、制御装置80が上位コントローラ82から取得する入荷物品情報89に、各対象物品Wtの外形寸法が含まれており、登録寸法情報取得部D4において、入荷物品情報89から抽出した対象物品Wtの外形寸法から、寸法情報96を生成及び取得してもよい。また、制御システム8は、登録寸法情報取得部D4で生成及び取得した寸法情報96と、計測装置10から取得した寸法情報96との双方に基づいて、再利用可否情報98を生成することもできる。また、制御システム8は、例えば、寸法情報96に加えて、重量情報に基づいて、再利用可否情報98を生成してもよい。その場合、入荷物品情報89に、各対象物品Wtの重量が含まれていたり、計測装置10に対象物品Wtの重量を測定する機能が含まれていたりすると好適である。
【0046】
(5)上記の実施形態では、物品Wは、物が収容されたカートン容器Cである構成を例として説明したが、これには限定されない。物品Wは、例えば、物が収容された樹脂製の容器等とすることもできる。また、物品Wが容器ではなく、支持体2に積み付け可能な製品等であってもよい。
【0047】
(6)なお、上述した各実施形態で開示された構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示された構成と組み合わせて適用すること(その他の実施形態として説明した実施形態同士の組み合わせを含む)も可能である。その他の構成に関しても、本明細書において開示された実施形態は全ての点で単なる例示に過ぎない。従って、本開示の趣旨を逸脱しない範囲内で、適宜、種々の改変を行うことが可能である。
【0048】
〔上記実施形態の概要〕
以下、上記において説明した積み付け作業支援装置の概要について説明する。
【0049】
本開示に係る積み付け作業支援装置は、物品種別を特定可能な識別情報を読み取り可能に備えた物品を、前記物品種別に応じて支持体に複数積み付ける積み付け作業の支援を行う積み付け作業支援装置であって、
前記物品が搬入される搬入部と、作業者による前記積み付け作業が行われる作業エリアと、予め定められた搬送経路に沿って前記搬入部から前記作業エリアまで前記物品を搬送する搬送装置と、前記搬送経路に沿って設けられ、前記物品の前記識別情報を読み取る読取装置と、前記搬送経路における前記読取装置と前記作業エリアとの間に設けられ、前記物品の表面に作業支援情報を表記する表記装置と、前記読取装置及び前記表記装置を制御する制御システムと、を備え、
前記作業エリアには、それぞれに前記支持体が配置される作業区画が前記搬送経路に沿って複数配置され、
前記作業支援情報には、それぞれの前記物品の前記積み付け作業を行う前記作業区画を指定する区画指定情報が含まれ、
前記制御システムは、前記読取装置により読み取られた前記識別情報に基づいて、前記物品種別が同じである前記物品が、同じ前記支持体に優先的に積み付けられるように、それぞれの前記物品に表記される前記区画指定情報を生成する。
【0050】
本構成によれば、物品の積み付け作業を行う作業区画を指定する区画指定情報を含む作業支援情報が、それぞれの物品の表面に表記される。そして、当該作業支援情報が表記された物品が搬送装置によって作業エリアに搬送される。従って、作業エリアにおいて、作業者等は、それぞれの物品に表記された作業支援情報に基づいて作業を行うだけで、物品種別が同じ物品が同じ支持体に優先的に積み付けられるように積み付け作業を行うことができる。よって、作業者等による積み付け作業の容易化を図ることができると共に、作業者等による積み付けのミスの発生を低減することができる。
このように、本構成によれば、物品種別に応じた物品の積み付け作業の容易化を図ると共に積み付け作業の精度の向上を図ることができる積み付け作業支援装置の実現が望まれる。
【0051】
ここで、前記搬入部には、複数の前記物品の集合である物品群毎に、当該物品群を構成する複数の前記物品がまとまって搬入され、
前記制御システムは、前記物品群が前記搬入部に搬入される毎に、搬入された前記物品群に含まれる前記物品種別毎の前記物品の個数である種別毎総数を示す種別毎総数情報を取得するように構成され、
前記搬送装置によって搬送される前記物品のそれぞれを対象物品として、前記作業支援情報には、前記物品種別が同じである前記物品の中での前記対象物品の搬送順番と前記種別毎総数との関係を示す通過順情報が含まれ、
前記制御システムは、前記読取装置により読み取られた前記対象物品の前記識別情報と、前記対象物品よりも前に前記読取装置により読み取られた前記物品の前記識別情報と、に基づいて前記対象物品の前記搬送順番を求め、当該搬送順番と前記種別毎総数情報に基づく前記種別毎総数と、に基づいて前記通過順情報を生成すると好適である。
【0052】
本構成によれば、同じ物品種別の物品の中での対象物品の搬送順番と種別毎総数との関係を示す通過順情報が、それぞれの物品の表面に表記された状態で、当該物品が搬送装置によって作業エリアに搬送される。従って、作業エリアの作業者は、それぞれの物品に表記された作業支援情報に基づいて、搬送されてきた物品のそれぞれが、同じ物品種別の物品の中で何番目に搬送されてきた物品であるかを容易に確認することができる。また、同じ物品種別の全ての物品について、積み付け作業が完了したか否かも確認し易い。従って、作業者による積み付け作業の容易化をより効果的に図ることができると共に、作業者によるミスの発生を低減することができる。
【0053】
また、前記物品の外形寸法を示す情報を寸法情報として、予め登録された前記物品種別毎の前記寸法情報を取得する登録寸法情報取得部、及び、前記搬送経路における前記表記装置よりも上流側において前記搬送装置により搬送される前記物品のそれぞれの外形寸法を計測することで前記寸法情報を取得する計測装置の少なくとも一方を備え、
前記作業支援情報には、前記作業エリアにおいて前記支持体に支持された前記物品が出荷作業のために前記支持体から取り出された後、前記出荷作業が行われる出荷作業エリアに前記物品を搬送するための出荷コンベヤで搬送することが許可されるか否かを示すコンベヤ搬送可否情報が含まれ、
前記制御システムは、前記搬送装置によって搬送される前記物品のそれぞれを対象物品として、前記登録寸法情報取得部及び前記計測装置の少なくとも一方から取得した前記寸法情報に示された前記物品の外形寸法が、予め定められた許可範囲内である場合には、前記対象物品を前記出荷コンベヤで搬送することが許可されることを示す前記コンベヤ搬送可否情報を生成し、前記寸法情報に示された前記物品の外形寸法が前記許可範囲外である場合には、前記対象物品を前記出荷コンベヤで搬送することが禁止されることを示す前記コンベヤ搬送可否情報を生成すると好適である。
【0054】
本構成によれば、出荷コンベヤで搬送することが許可されるのか禁止されるのかを示すコンベヤ搬送可否情報が、それぞれの物品の表面に表記された状態で、当該物品が搬送装置によって作業エリアに搬送され、支持体に積み付けられる。従って、物品の出荷作業のために支持体から物品を取り出した作業者は、それぞれの物品に表記された作業支援情報に基づいて、当該物品を出荷コンベヤで搬送しても良いか否かを容易に判断することができる。従って、作業者による物品の出荷のための作業の容易化を図ることができると共に、作業者が出荷コンベヤで搬送することが禁止されている物品を出荷コンベヤに載せるというミスの発生を低減することができる。
【0055】
また、前記物品の外形寸法を示す情報を寸法情報として、予め登録された前記物品種別毎の前記寸法情報を取得する登録寸法情報取得部、及び、前記搬送経路における前記表記装置よりも上流側において前記搬送装置により搬送される前記物品のそれぞれの外形寸法を計測することで前記寸法情報を取得する計測装置の少なくとも一方を備え、
前記物品は、物が収容されたカートン容器であり、
前記作業支援情報には、前記物品を構成する前記カートン容器が再利用可能であるか否かを示す再利用可否情報が含まれ、
前記制御システムは、前記搬送装置によって搬送される前記物品のそれぞれを対象物品として、前記登録寸法情報取得部及び前記計測装置の少なくとも一方から取得した前記寸法情報に示された前記物品の外形寸法が、予め定められた再利用可能範囲内である場合には、前記対象物品を構成する前記カートン容器が再利用可能であることを示す前記再利用可否情報を生成し、前記寸法情報に示された前記物品の外形寸法が前記再利用可能範囲外である場合には、前記対象物品を構成する前記カートン容器が再利用不能であることを示す前記再利用可否情報を生成すると好適である。
【0056】
本構成によれば、物品を構成するカートン容器が再利用可能であるか否かを示す再利用可否情報が、それぞれの物品の表面に表記された状態で、当該物品が搬送装置によって作業エリアに搬送され、支持体に積み付けられる。従って、物品を構成するカートン容器から中の物を全て取り出した作業者は、それぞれのカートン容器に表記された作業支援情報に基づいて、当該カートン容器を再利用するか否かを容易に判断することができる。従って、作業者によるカートン容器の処理作業の容易化を図ることができると共に、作業者が再利用不能なカートン容器を再利用してしまうというミスの発生を低減することができる。
【0057】
また、前記物品は、物が収容されたカートン容器であり、
前記表記装置は、前記カートン容器の表面に前記作業支援情報を印刷するプリンタであると好適である。
【0058】
本構成によれば、物品の表面に作業支援情報を適切に表記することができる。
【0059】
本開示に係る積み付け作業支援装置は、上述した各効果のうち、少なくとも1つを奏することができればよい。
【符号の説明】
【0060】
1 :積み付け作業支援装置
2 :支持体
3 :搬入部
4 :作業エリア
5 :搬送装置
6 :読取装置
7 :表記装置
8 :制御システム
9 :作業区画
10 :計測装置
12 :出荷作業エリア
15 :出荷コンベヤ
71 :プリンタ
91 :識別情報
92 :作業支援情報
93 :区画指定情報
95 :通過順情報
96 :寸法情報
97 :コンベヤ搬送可否情報
98 :再利用可否情報
C :カートン容器
D4 :登録寸法情報取得部
R :搬送経路
W :物品
Wg :物品群
Wt :対象物品