(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024066445
(43)【公開日】2024-05-15
(54)【発明の名称】単一のモータで作動される秤量機構およびディスペンシング機構を有する計量式フードディスペンサ
(51)【国際特許分類】
G01G 13/18 20060101AFI20240508BHJP
G01G 13/08 20060101ALI20240508BHJP
【FI】
G01G13/18
G01G13/08 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023143345
(22)【出願日】2023-09-05
(31)【優先権主張番号】63/420,781
(32)【優先日】2022-10-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】505047267
【氏名又は名称】フランケ・テクノロジー・アンド・トレードマーク・リミテッド
【氏名又は名称原語表記】FRANKE TECHNOLOGY AND TRADEMARK LTD.
【住所又は居所原語表記】SONNENBERGSTRASSE 9, 6052 HERGISWIL, SWITZERLAND
(74)【代理人】
【識別番号】110001818
【氏名又は名称】弁理士法人R&C
(72)【発明者】
【氏名】マテウシュ・プルシノフスキ
(72)【発明者】
【氏名】イレネウシュ・ツァップ
(72)【発明者】
【氏名】カリル・シュメイサニ
(72)【発明者】
【氏名】マレク・オルマニン
【テーマコード(参考)】
2F046
【Fターム(参考)】
2F046BA10
2F046BB01
2F046CA01
(57)【要約】 (修正有)
【課題】コストを低減しながら、機能および信頼性に優れた計量式フードディスペンサを提供すること。
【解決手段】収容ホッパーと、収容ホッパーの底部に配設され、その周囲にパドルを備えた回転可能なドラムと、回転可能なドラムに接続された駆動モータとを有する製品ディスペンサ。ドラムの回転は、冷凍食品を、ホッパーの開いた底部から、定量供給される製品が蓄積する煽り戸を含む秤量/ディスペンシングアセンブリに定量供給させる。煽り戸は、ロードセルに接触しておよびロードセルとの接触を外して移動可能である支持アセンブリに接続されている。単一の秤量/ディスペンシングモータは、アクチュエータシャフトを含むギアボックスを駆動し、アクチュエータは、支持アセンブリを、前記ロードセルと接触させておよびロードセルとの接触を外して移動させ、および所望量が蓄積したときに、蓄積された製品を定量供給するように煽り戸を作動させる。
【選択図】
図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
収容ホッパーと、
前記収容ホッパーの底部に配設され、その周囲にパドルを有する回転可能なドラム、および前記回転可能なドラムに接続された駆動モータと、
前記回転可能なドラムの下に配設された秤量/ディスペンシングアセンブリであって、前記秤量/ディスペンシングアセンブリは、ロードセルを含み、かつ一つ以上の煽り戸をさらに含み、または前記一つ以上の煽り戸に接続され、定量供給される製品が前記一つ以上の煽り戸の上に蓄積するように適合されており、前記一つ以上の煽り戸が、前記ロードセルに接触しておよび接触を外して移動可能である支持アセンブリに接続されている前記秤量/ディスペンシングアセンブリ、および第一の方向での回転時に、前記ロードセルとの接触を外して前記支持アセンブリを上昇させ、および蓄積された製品が定量供給されるように、前記一つ以上の煽り戸を開き、および第二の方向での回転時に、前記一つ以上の煽り戸を閉じて、さらなる回転時に、前記支持アセンブリを前記ロードセルに接触させるように移動させるアクチュエータシャフトを含むギアボックスを駆動する単一の秤量/ディスペンシングモータと、
前記駆動モータを作動させて、ディスペンシングサイクルの開始時に、前記回転可能なドラムを回転させるように、前記ロードセルから信号を受取って、前記煽り戸の上に蓄積している製品の重量を判断し、目的の重量が検知されたときに、前記駆動モータの動作を停止させるように、および前記単一の秤量/ディスペンシングモータを作動させて、前記アクチュエータシャフトを前記第一の方向に駆動して、前記支持アセンブリを前記ロードセルとの接触を外して上昇させ、および蓄積された製品が定量供給されるように、前記一つ以上の煽り戸を開くように、およびその後、前記アクチュエータシャフトを前記第二の方向に回転させて前記一つ以上の煽り戸を閉じるように構成された制御部であって、前記制御部はさらに、次のディスペンシングサイクルの開始時に、前記アクチュエータシャフトを前記第二の方向に回転させて、前記支持アセンブリを前記ロードセルに接触させるように戻すように構成されている前記制御部と、
を備える製品ディスペンサ。
【請求項2】
前記アクチュエータシャフトに接続された作動アームをさらに備え、前記一つ以上の煽り戸が、前記支持アセンブリによって支持されている一つ以上の前記回転可能な支持シャフトに接続され、および前記作動アームは、前記単一の秤量/ディスペンシングモータが前記アクチュエータシャフトを前記第一の方向に駆動する際に、前記一つ以上の煽り戸を開くために、前記一つ以上の前記回転可能な支持シャフトのうちの少なくとも一つに接続されたレバーに接触する、請求項1に記載の製品ディスペンサ。
【請求項3】
前記一つ以上の煽り戸は、前記回転可能な支持シャフトのそれぞれ第一および第二の回転可能な支持シャフトに接続されている前記煽り戸の第一および第二の煽り戸を含み、前記作動アームが、前記第一の回転可能な支持シャフトに接続された前記レバーに接触して前記第一の煽り戸を開く際に、連結アームが前記第二のレバーに作用して前記第二の煽り戸を開くように、前記連結アームが、前記第一の回転可能なシャフトに接続された前記レバーと、前記第二の回転可能なシャフトに接続された第二のレバーとの間に延在する、請求項2に記載の製品ディスペンサ。
【請求項4】
前記支持アセンブリは、取付けプレートに取付けられたガイド上に滑動可能に取付けられ、前記取付けプレートは、細長い開口を含み、前記一つ以上の回転可能な支持シャフトは、前記細長い開口を通って延びている、請求項2に記載の製品ディスペンサ。
【請求項5】
前記アクチュエータシャフトに接続されたリフティングカムをさらに備え、前記リフティングカムは、前記単一の秤量/ディスペンシングモータが前記アクチュエータシャフトを前記第一の方向に駆動する際に、前記支持アセンブリを上昇させるように構成される、請求項1に記載の製品ディスペンサ。
【請求項6】
前記リフティングカムは、前記単一の秤量/ディスペンシングモータが前記アクチュエータシャフトを前記第一の方向に駆動する際に、前記支持アセンブリを下げるように構成される、請求項5に記載の製品ディスペンサ。
【請求項7】
前記リフティングカムは、前記支持アセンブリが、前記ロードセルに接触している秤量位置に到達した際に、前記支持アセンブリとの接触を外すように構成される、請求項6に記載の製品ディスペンサ。
【請求項8】
前記アクチュエータシャフトに接続されたポジションインジケータと、前記ポジションインジケータの位置を検出して、前記制御部に信号を送るセンサとをさらに備える、請求項1に記載の製品ディスペンサ。
【請求項9】
ポジションセンサはブレークビームセンサである、請求項8に記載の製品ディスペンサ。
【請求項10】
前記収容ホッパーおよび前記回転可能なドラムを取り囲む冷蔵ハウジングをさらに備える、請求項1に記載の製品ディスペンサ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2022年10月31日に出願された米国仮特許出願第63/420,781号に対する優先権の利益を主張するものであり、上記仮特許出願は参照により完全に記載されているかのように本願明細書に組み込まれる。
【0002】
本発明は、計量された量の食品をホッパーから定量供給する計量式フードディスペンサの分野に関する。より具体的には、本発明は、計量されたバッチサイズで大量収容ホッパーからフライバスケットに定量供給される、例えば、フライドポテトとすることができる冷凍食品用のディスペンサに関する。
【背景技術】
【0003】
本出願人は、大量の食品を収容ホッパーから、フライバスケット等の容器に定量供給する、特にフライドポテトまたはチキンナゲット等の冷凍食品用の計量式フードディスペンサを開発して市場に出している。冷凍食品は、一度に定量供給される冷凍食品の量が、例えば、食品によって調理油に伝わる温度変化ならびに調理油中での必要な油揚げ時間に基づいて、出来上がった(調理済みの)食品の品質に影響を及ぼすため、計量された特定量で定量供給される。現在、冷凍食品は、ドラムを回転させることによって、収容ホッパーの底部から、パドルまたはフィンをその周囲に有する回転ドラムを介して移動され、その結果、パドルによって移され/放出される食品が、秤量/ディスペンシングアセンブリ上に落下し、そして、秤量/ディスペンシングアセンブリによって、適切な重量の食品が検知されると、ドラムの回転が停止し、および定量供給され蓄積された食品は、容器、例えばフライバスケットに送られる。
【0004】
公知の装置において、秤量/ディスペンシングアセンブリは、一つ以上の煽り戸(dump door)を含み、または、煽戸に接続され、定量供給された食品が一つ以上の煽り戸の上に蓄積する。第一のモータは、計量された量のまたは所定量の食品を定量供給するために、適切な量の食品が蓄積されたときに開くように、それらの煽り戸を操作する。さらに、煽り戸は、煽り戸に定量供給されている食品の重量を判断するために、秤量/ディスペンシングアセンブリの一部を構成するロードセルと接触して、およびロードセルに接触を外して移動可能である支持アセンブリを介して支持されている。ここで、ディスペンサが能動的に使用されていないときに、支持アセンブリおよび煽り戸の重量がロードセルに常にかからないように、第二のモータが、ロードセルに対して支持アセンブリを動かすのに用いられている。
【0005】
公知の構成は、動作が成功しているが、コストを低減しながら、システムの機能および信頼性を維持することまたは向上させることが望ましいであろう。
【発明の概要】
【0006】
本開示は、収容ホッパーと、収容ホッパーの底部に配設された、パドルをその周囲に有する回転可能なドラムと、回転可能なドラムに接続された駆動モータとを有する、好ましくは、冷凍食品用の製品ディスペンサに注力する。ドラムの回転は、パドルを製品に係合させて、ホッパーの開いた底部から、その後、製品をドラムハウジングの開いた底部を通して落下させることができるドラムハウジング内の位置に製品を移動させる。秤量/ディスペンシングアセンブリは、回転可能なドラムの下に配設され、ロードセルを含み、および定量供給される製品がその上に蓄積するように適合されている一つ以上の煽り戸をさらに含み、または、煽り戸に接続されている。一つ以上の煽り戸は、ロードセルに接触しておよびロードセルとの接触を外して移動可能である支持アセンブリに接続されている。単一の秤量/ディスペンシングモータは、第一の方向におけるアクチュエータシャフトの回転時に、支持アセンブリが、ロードセルとの接触から外れて上昇され、および一つ以上の煽り戸が、蓄積された製品が定量供給されるように開口されるようなアクチュエータシャフトを含むギアボックスを駆動する。第二の反対方向におけるアクチュエータシャフトの回転時に、一つ以上の煽り戸は閉じられ、そして、さらなる回転時に、支持アセンブリは、ロードセルに接触して移動する。その後、ディスペンサは、食品の次のバッチをホッパーから受取るための位置になっている。
【0007】
制御部が設けられ、および制御部は、駆動モータを作動させて、ディスペンシングサイクルの開始時に回転可能なドラムを回転させるように、およびロードセルから信号を受取って、煽り戸上に蓄積している製品の重量を判断するように構成されている。制御部はさらに、目的の重量が検知されたときに、駆動モータの動作を停止させるように構成され、および蓄積された製品が定量供給されるように、単一の秤量/ディスペンシングモータを作動させて、アクチュエータシャフトを第一の方向に駆動して、支持アセンブリを、ロードセルとの接触を外して上昇させ、一つ以上の煽り戸を開くように構成されている。そして、制御部は、単一の秤量/ディスペンシングモータを作動させて、アクチュエータシャフトを第二の方向に回転させて、一つ以上の煽り戸を閉じるように構成されている。制御部はさらに、単一の秤量/ディスペンシングモータを作動させて、アクチュエータシャフトを第二の方向にさらに回転させて、新たなディスペンシングサイクルが開始されたときに、ロードセルとの接触に戻すように支持アセンブリを動かすように構成されている。
【0008】
別の態様において、製品ディスペンサは、アクチュエータシャフトに接続された作動アームを含み、一つ以上の煽り戸は、支持アセンブリによって支持される一つ以上の回転可能な支持シャフトに接続され、作動アームは、単一の秤量/ディスペンシングモータがアクチュエータシャフトを第一の方向に駆動する際に、一つ以上の煽り戸を開くように、一つ以上の回転可能な支持シャフトのうちの少なくとも一つに接続されたレバーに接触する。
【0009】
好適な構成において、一つ以上の煽り戸は、回転可能な支持シャフトのそれぞれ第一および第二の物に接続されている煽り戸の第一および第二の物を含み、および連結アームは、作動アームが、第一の煽り戸を開くように第一の回転可能な支持シャフトに接続されたレバーに接触する際に、連結アームが、第二の煽り戸を開くように第二のレバーに作用するように、第一の回転可能なシャフトに接続されたレバーと、第二の回転可能なシャフトに接続された第二のレバーとの間に延在している。
【0010】
製品ディスペンサの一つの好適な態様において、支持アセンブリは、取付けプレートに固定されたガイドに滑動可能に取付けられ、取付けプレートは、細長い開口を含み、一つ以上の回転可能な支持シャフトが、細長い開口を通って延在する。細長い開口は、特定量の食品を定量供給するために、ディスペンシングおよび秤量サイクルの一部として、支持アセンブリが上下に動かされる際の、回転可能な支持シャフトの上下の移動のための十分なスペースを可能にする。
【0011】
好適な実施形態においては、リフティングカムがアクチュエータシャフトに接続され、およびリフティングカムは、単一の秤量/ディスペンシングモータがアクチュエータシャフトを第一の方向に駆動する際に、支持アセンブリを上昇させるように構成されている。このことは、煽り戸を開いて、煽り戸に蓄積されている製品を放出する前に、支持アセンブリと、回転可能な支持シャフトと、煽り戸と、煽り戸に蓄積されている製品の総重量をロードセルから排出する。
【0012】
さらに、リフティングカムは、単一の秤量/ディスペンシングモータがアクチュエータシャフトを第二の方向に駆動する際に、支持アセンブリを降下させるように構成されている。このことは、製品ディスペンサが使用されていないときに、ロードセルに負荷がかからないように、次のディスペンシングサイクルの開始時に行われる。
【0013】
好ましくは、リフティングカムは、支持アセンブリが、ロードセルに接触している秤量位置に到達した際に、支持アセンブリとの接触を外すように構成されている。
【0014】
別の態様においては、製品ディスペンサは、アクチュエータシャフトに接続されたポジションインジケータと、ポジションインジケータの位置を検出して、制御部に信号を送るセンサとを含む。これは、各ディスペンシングサイクルの前または各ディスペンシングサイクルの最中に、制御部がアクチュエータシャフトの位置を検出できるように用いられる。ポジションセンサはブレークビームセンサであり、また、ポジションインジケータは、アクチュエータシャフトに接続された「フラグ」である。
【0015】
好適な適用において、製品ディスペンサは、チキンナゲット、またはフライドポテト等の冷凍食品を、煽り戸の下に配置されているフライバスケットに定量供給するためのものである。冷蔵ハウジングが、ホッパーおよび回転可能なドラムを取り囲んでいる。ディスペンサの下へのフライバスケットの配置は、フライバスケットが、ディスペンシングサイクルを始めるように制御部に信号を送るスイッチを押すことにより、または、他の方法で検出されることによって、ディスペンシングサイクルを作動させる。ディスペンシングサイクルは、以下のことを含むことができる。
【0016】
アクチュエータシャフトを第二の方向に回転させることによって、支持アセンブリをロードセルに接触させるように移動させるように、制御部によって単一の秤量/ディスペンシングモータを作動させること。
【0017】
食品を、ホッパーから、秤量/ディスペンシングアセンブリの上の一つ以上の煽り戸に送るために、駆動モータを作動させて回転可能なドラムを回転させること。
【0018】
制御部によって、ロードセルから信号を受取り、制御部が、一つ以上の煽り戸上に蓄積する食品の重量を判断すること。
【0019】
目的の重量が検出されたときに、制御部によって駆動モータの動作を停止させること。
【0020】
制御部によって、アクチュエータシャフトを第一の方向に駆動するように、単一の秤量/ディスペンシングモータを作動させ、支持アセンブリを、ロードセルとの接触を外すように上昇させ、蓄積された食品が定量供給されるように、一つ以上の煽り戸を開くこと。
【0021】
および、制御部によって、アクチュエータシャフトを第二の方向に回転させるように、単一の秤量/ディスペンシングモータを作動させて、一つ以上の煽り戸を閉じること。
【0022】
上述した様々な特徴は、単純化した秤量およびディスペンシング構成を用いて、食品の正確な計量ディスペンシングを実現するために、単独で、および様々な組合せで用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
本発明のさらなる利点および特徴は、添付図面を参照する実施形態に関する以下の説明によって明らかになるであろう。
【
図1】本願出願人の、本願明細書において言及されている一般型の従来技術の製品ディスペンサの斜視図である。
【
図2】
図1に示す従来技術の製品ディスペンサの部分斜視図である。食物が第一のホッパーに充填される所を矢印で示して、二つの食品貯蔵ホッパーを示している。
【
図3】
図1による従来技術の製品ディスペンサの部分斜視図である。パドルまたはフィンを備えた回転可能なドラム、および食品をホッパーの開いた底端部から取り除いて、食品をドラムハウジングの底部の開口を介して、それぞれの秤量/ディスペンシングアセンブリへ送るために、特定のホッパーに関連するドラムを回転させるように個別に作動可能である、関連する駆動モータの図を説明するために、
図1および
図2に示す二つの食物ホッパーが取り外されている。
【
図4】
図1乃至
図3に示す従来技術の製品ディスペンサによる一つの秤量/ディスペンシングアセンブリの部分を斜視図で示す分解組立図である。煽り戸を作動させるのに用いられる煽り戸モータアセンブリおよびギアボックスアセンブリ、ならびにモータアセンブリおよびギアボックスアセンブリが、取付けプレートおよび/またはその上に配設されている移動可能な支持アセンブリに組み付けられている状態で、ロードセルに接触しておよびロードセルとの接触を外して支持アセンブリを上昇させるのに用いられる支持アセンブリリフトモータおよびギアボックスアセンブリを示す。
【
図5】
図4と同様の分解組立図である。関連する煽り戸ならびに煽り戸から製品を排出するように、煽り戸モータおよびギアボックスによって作動されるレバーおよびリンク機構とともに回転可能なシャフトを含む追加的なコンポーネントが図示されている。
【
図6】本開示による製品ディスペンサに用いられる秤量/ディスペンシングアセンブリを示す斜視図である。
【
図7】
図6に示すような本開示による秤量/ディスペンシングアセンブリの斜視図である。煽り戸を作動させるレバーとともに、単一の秤量/ディスペンシングモータおよび関連するギアボックスが詳細に図示されている、反対側から示す。
【
図8】
図7に示す秤量/ディスペンシングアセンブリの背面図である。ここで、作動アームは中立位置で図示されている。
【
図9】秤量/ディスペンシングモータが、リフティングカムを第一の方向に回転させて、ロードセルとの接触を外して支持アセンブリを上昇させた、
図6乃至
図8に示す秤量/ディスペンシングアセンブリの正面図である。
【
図10】支持アセンブリの重量がロードセルに伝わるように、リフティングカムが第二の方向に回転されて、支持アセンブリとの接触が外れた位置になっている、
図9と同様の図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下の説明では、単に便宜上、特定の用語が使われており、用語は非限定的である。「右」、「左」、「上部」および「底部」という言葉は、参照される図面における方向を表している。「一つの(a)」および「一つの(one)」という言葉は、本願特許請求の範囲および本明細書の対応する部分で用いられている場合、特に断りのない限り、参照される物品のうちの一つ以上を含むものと定義される。この用語は、具体的に上述の言葉、それらの派生語および同様の意味の言葉を含む。「A、BまたはC」等の二つ以上の物品のリストに先行する「少なくとも一つの」という表現は、A、BまたはCのうちの任意の個別の一つ、およびそれらの任意の組合せを意味する。「約」または「概して」という用語は、特に断りのない限り、指定された値の±10%以内を、および指定された角度または方向の±25°以内を意味する。
【0025】
図1乃至
図5を参照すると、従来技術の製品ディスペンサ10、具体的には、フライドポテトまたはチキンナゲット等の冷凍食品用のディスペンサが図示されている。製品ディスペンサ10は、冷蔵ユニット14が、ハウジング12の上部に配設されているハウジング12と、製品ディスペンサ10の冷蔵部へのアクセスドア16とを含む。製品の収容スペース18が、密閉された領域の下に配設され、および計量された量の製品がその中に定量供給される、フライバスケット19等の容器を収容するように構成されている。
【0026】
図1乃至
図3をさらに参照すると、ホッパー20a、20bが冷蔵領域内に配設され、およびドラムハウジング22a、22bの上部に組み付けられている。(
図2に矢印11で示す)冷凍食品は、計量された定量供給のためにホッパー20a、20bに装填することができる。
図3に詳細に図示されているように、回転可能なドラム24a、24bが、それぞれのドラムハウジング22a、22b内に配設されている。フレキシブルなパドルまたはフィン(これらの用語は、本願明細書においては、置換可能に用いられている)26a、26bが、回転可能なドラム24a、24b上に配設されている。概略的に図示されている駆動モータ28a、28bは、製品を、それぞれの秤量/ディスペンシングアセンブリ30a、30b上に落下させることができるように、所望の関連するホッパー20a、20bの開いた底端部から、それぞれのドラムハウジング22a、22b内へ製品を移動させるために、それぞれの関連する回転可能なドラム24a、24bを回転させるように個別に作動可能である。これらは、
図1乃至
図3に示され、および
図4および
図5に詳細に図示されている。
図3に示すブーツ27は、食品11をドラムハウジング22a、22bの開いた底部から、秤量/ディスペンシングアセンブリ30a、30bに送る。
【0027】
秤量/ディスペンシングアセンブリ30a、30bは、それぞれ、ハウジング12に接続されている取付けプレート31を含む。支持アセンブリ44は、上下動のために取付けプレート31に滑動可能に接続されている。回転可能なシャフト34a、34bが支持アセンブリ44に回転可能に支持され、およびそれぞれの煽り戸32a、32bが、それぞれの回転可能なシャフト34a、34bに接続されている。煽り戸モータ36は、支持アセンブリ44上に取付けられ、煽り戸モータ36の作動時に、第一の煽り戸駆動レバー40aに接触するように回転されるアクチュエータアーム39に接続されている煽り戸ギアボックス38を含み、第一の煽り戸駆動レバー40aは、煽り戸32a、32bを作動させて開くために、連結アーム42を介して第二の煽り戸駆動レバー40bに接続することができる。このことは、関連する回転可能なドラム24a、24bの一方の回転に基づいて、特定の製品重量が煽り戸32a、32b上に蓄積されて、製品が、ホッパー20a、20bのそれぞれ一方の底部から移動され、従って製品が、それぞれのドラムハウジング22a、22bを通って、それぞれの閉じた煽り戸32a、32b上に落下した場合に行われる。
【0028】
煽り戸32a、32b上に蓄積された製品の重量を検出するために、ロードセル46が設けられ、回転可能なドラム24aまたは24bがそれぞれの駆動モータ28a、28bによって回転されている間に、食品が煽り戸32a、32b上に蓄積される際に、支持アセンブリ44に接触する。ロードセル46が、所望量の食品が煽り戸32a、32b上にあることを検出すると、回転可能なドラム24aまたは24bの回転が停止され、煽り戸32a、32bを開くために、煽り戸モータ36が作動される。ロードセル46との接触を外すように支持アセンブリ44を動かすために、支持アセンブリリフトモータ48が設けられ、支持アセンブリリフトギアボックス50に接続されている。支持アセンブリリフトモータ48は、ディスペンシングサイクルが完了したときに、支持アセンブリ44を、ロードセル46との接触を外すように上昇させるために作動され、その結果、ロードセル46は、次のディスペンシングサイクルが始まるまで負荷がかからず、支持アセンブリリフトモータ48は、支持アセンブリ44をロードセル46に接触するように動かすために作動される。
【0029】
この秤量/ディスペンシングアセンブリ30a、30bは複雑であり、煽り戸モータ36および煽り戸ギアボックス38、ならびに支持アセンブリリフトモータ48および支持アセンブリリフトギアボックス50を含み、これらすべてがコストおよび複雑性を増加させ、追加的なメンテナンスを要する。
【0030】
図6乃至
図10を参照すると、本願明細書で説明されている改良された形状構成を有する本開示による製品ディスペンサ110が詳細に記載されている。製品ディスペンサ110は、製品ディスペンサ10と同様であり、ハウジング12、冷蔵ユニット14およびアクセスドア16およびフライバスケットの収容スペース18は上述されている通りである。さらに、ホッパー20a、20bならびにドラムハウジング22a、22bおよび回転可能なドラム24a、24bが、製品ディスペンサ10に関連して上述されているように設けられている。また、上述されているように、回転可能なドラム24a、24bを駆動するための駆動モータ28a、28bも設けられ、食品に係合して、食品を、それぞれのホッパー20a、20bの開いた底部から、食品が、ドラムハウジング22a、22bの開いた底部を通って落下することができる、ドラムハウジング22a、22b内の位置まで移動させるように、それぞれの回転可能なドラム24a、24bを駆動するのに用いられる。製品ディスペンサは、
図1に示すように二つのホッパー構成を備えて記載されているが、製品ディスペンサは、単一のホッパー構成とすることもでき、または、二つ以上のホッパーを含むこともできる。
【0031】
本開示において、秤量/ディスペンシングアセンブリ130は、前の秤量/ディスペンシングアセンブリ30a、30bの各々の代わりに設けられている。ディスペンサ10におけるそれぞれのホッパー/回転ドラムに対して使用される秤量/ディスペンシングアセンブリ130が、
図6乃至
図10に詳細に図示されており、アセンブリは、単一の秤量/ディスペンシングモータ136のみを含む。ここで、秤量/ディスペンシングアセンブリ130は、好ましくは、以下でさらに説明するような滑動可能な上下動のために、支持アセンブリ144がその上に取付けられる取付けプレート131を含む。取付けプレート131は、ハウジング12に接続することができ、または、ハウジング上に支持することができる。秤量/ディスペンシングアセンブリ130は、ロードセル146をさらに含み、および一つ以上の煽り戸、この場合は二つの煽り戸132a、132bを含み、または、二つの煽り戸に接続されている。ここで、回転可能なドラムを介してホッパーから定量供給される食品が蓄積されて、ロードセル146によって秤量される。煽り戸132a、132bは、好ましくは、支持アセンブリ144に配設されたベアリング135に回転可能に支持されている各回転可能なシャフト134a、134bに取付けられることによって支持アセンブリ144に接続されている。
図8乃至
図10は、ドラムハウジング22a、22bの開いた底部から、定量供給される食品11を煽り戸に送るブーツ127を示す。
【0032】
図7および
図8に詳細に図示されているように、単一の秤量/ディスペンシングモータ136は、アクチュエータシャフト139が延びる秤量/ディスペンシングギアボックス138に接続されている。アクチュエータシャフト139が(
図8に示す)第一の方向Aに駆動されると、支持装置144は、ロードセル146との接触から外れて上昇され、一つ以上の煽り戸132a、132bは、蓄積された食品が定量供給されるように開かれる。アクチュエータシャフト139の(
図8に示す)第二の反対方向Bにおける回転時に、一つ以上の煽り戸132a、132bは閉じられる。さらなる回転時に、支持アセンブリ144は、ロードセル146と接触するように動かされるため、食品の次のバッチが、ホッパー20a、20bのそれぞれ一つから定量供給されるときに、次のディスペンシング/秤量サイクルを実行することができる。
【0033】
図6乃至
図8に概略的に示すように、制御部170が設けられ、および制御部は、ディスペンシングサイクルの開始時に、駆動モータ28aまたは28bを作動させるように構成され、さらに、煽り戸132a、132b上に蓄積している食品の重量を判断するために、ロードセル146から信号を受取るように構成されている。制御部170はさらに、目的の重量が検出されたときに、駆動モータ28aまたは28bを停止させ、および単一の秤量/ディスペンシングモータ136を作動させてアクチュエータシャフト139を、ギアボックス138を介して第一の方向に駆動し、ロードセル146との接触を外して支持装置144を上昇させるように構成されている。好ましくは、
図9および
図10に詳細に示すリフティングカム158がアクチュエータシャフト139に接続されており、およびリフティングカム158は、単一の秤量/ディスペンシングモータ136がアクチュエータシャフト139を第一の方向に駆動したときに、支持アセンブリ144を上昇させるように構成されている。このことは、煽り戸132a、132bが開いて、その上に蓄積されている製品を排出する前に、該支持アセンブリ144、回転可能な支持シャフト134a、134b、煽り戸132a、132b、および煽り戸132a、132b上に蓄積される食品11の総重量をロードセル146から取り除く。
図9において、リフティングカム158は、ロードセル146との接触を外して支持アセンブリ144を持ち上げる位置で図示されている。
図10においては、リフティングカム158は、定量供給される製品の重量を判断できるように、支持アセンブリ144がロードセル146に接触しているような非係合位置で図示されている。
【0034】
制御部170はさらに、製品が、例えば、
図1に示すような、例えばフライバスケット19または他の容器内に定量供給されると、単一の秤量/ディスペンシングモータ136を作動させてアクチュエータシャフト139を第二の方向に回転させて、一つ以上の煽り戸132a、132bを閉じるように構成されている。制御部170はさらに、新たなディスペンシングサイクルの開始時に、単一の秤量/ディスペンシングモータ136を作動させて、アクチュエータシャフト139を第二の方向に回転させて、支持アセンブリ144を動かして再びロードセル146に接触させるように構成されている。
【0035】
図7および
図8に詳細に図示されているように、秤量/ディスペンシングアセンブリ130は、アクチュエータシャフト139に接続された作動アーム152をさらに含み、および一つ以上の煽り戸132a、132bは、支持アセンブリ144によって支持されているそれぞれの回転可能なシャフト134a、134bに接続されている。作動アーム152は、単一の秤量/ディスペンシングモータ136がアクチュエータシャフト139を第一の方向に駆動する際に、煽り戸132a、132bを開くために、回転可能なシャフト134a、134bのうちの一方に接続された煽り戸駆動レバー140aに接触する。好適な実施形態においては、ローラ153が、作動アーム152の端部に設けられて、煽り戸駆動レバー140aの表面に接触している。
【0036】
二つの煽り戸132a、132bの場合、第二の煽り戸駆動レバー140bが、第二の煽り戸132b用の第二の回転可能なシャフト134bに接続されている。連結アーム142は、第一の煽り戸駆動レバー140aが作動アーム152によって作動されるときに、連結アーム142もその動きを第二の煽り戸駆動レバー140bに伝え、その結果、第一および第二の煽り戸132a、132bが同時に開かれるように、煽り戸駆動レバー140a、140b間に延在している。伸縮ばね143は、煽り戸132a、132bを閉じるのを補助する。
【0037】
秤量/ディスペンシングアセンブリ130の好適な実施形態は、二つの煽り戸132a、132bを含んでいるが、単一の煽り戸132aのみを用いることが可能であり、このことは、第二の煽り戸駆動レバー140bまで延在している連結アーム142の必要性をなくすであろう。
【0038】
さらに
図7および
図8を参照すると、好ましくは、支持アセンブリ144は、上下動のみに制限されるように、ガイド154上に滑動可能に取付けられている。支持アセンブリ144は、ロードセル146との接触から外されるように、リフティングカム158によって持ち上げることができ、または、リフティングカム158が支持アセンブリ144から非係合された場合、煽り戸132a、132b上に定量供給される製品の重量が(支持アセンブリ144および接続されているコンポーネントの重量とともに)支持アセンブリ144を下方に動かしてロードセル146に接触させる。好適な実施形態においては、重量伝達ピン147が、ロードセル146と支持アセンブリ144との間に配設されている。
【0039】
図6に示すように、細長い開口156が取付けプレート131に設けられ、一つ以上の回転可能な支持シャフト134a、134bが細長い開口156を通って延びている。それらの細長い開口156は、支持アセンブリ144が、ディスペンシングおよび秤量のサイクルの一部として上下に動かされる際に、回転可能な支持シャフト134a、134bの上下の移動のための十分なスペースを確保する。
【0040】
リフティングカム158は、
図9の支持アセンブリ144の上方に上昇した位置で図示されており、単一の秤量/ディスペンシングモータ136がアクチュエータシャフト139を第二の方向に駆動する際、リフティングカム158は、支持アセンブリ144がロードセル146に接触するように、
図10に示す位置まで回転する。このことは、製品ディスペンサ110が使用されていないときに、ロードセル146に負荷がかからないように、ディスペンシングサイクルの開始時のみに行われる。
図10に示すように、リフティングカム158は、重量伝達ピン147を介して、ロードセル146と接触する秤量位置に到達した際に、支持アセンブリ144との接触を外されることとなる。
【0041】
図7および
図8を再び参照すると、ポジションインジケータ160は、好ましくは、アクチュエータシャフト139に接続され、およびブレークビームセンサ164等のセンサは、ポジションインジケータ160の位置を検出して信号を制御部170に送る。好適な実施形態において、ポジションインジケータ160は、アクチュエータシャフト139の位置により、ブレークビームセンサを遮る二つのセクションを含むフラグ162である。
図8において、ポジションインジケータは、準備位置で図示されている。ここで、支持アセンブリ144は、定量供給動作が開始される前に、ロードセル146との接触を外されている。定量供給動作が開始されると、アクチュエータシャフト139は、リフティングカム158が、
図10に示す位置へ動き、および支持アセンブリ144が、例えば、重量伝達ピン147を介してロードセル146に接触するように第二の方向に回転し、その結果、定量供給される食品を秤量することができる。フラグ162の第二の部分は、アクチュエータシャフト139が、リフティングカム158が支持アセンブリ144をロードセル146との接触を外すように動かして、煽り戸132a、132bが、煽り戸駆動レバー140aに接触している作動アーム152を介して既に開かれている位置まで第一の方向に回転するときを検出する。
【0042】
製品ディスペンサ110は、好ましくは、フライドポテトまたはチキンナゲット等の冷凍食品を、煽り戸の下に配置されているフライバスケット19等の容器内に定量供給するのに用いられる。制御部170によってディスペンシングサイクルを開始できるように、フライバスケット19または他の容器が、それぞれの収容スペース内に置かれていることを検出するために、接触スイッチ、近接センサまたはブレークビームセンサ等のセンサが、前記各収容スペース18内に配置されている。
【0043】
好適な実施形態においては、ホッパー20a、20b、回転可能なドラム24a、24bおよび秤量/ディスペンシングアセンブリ130が二つずつディスペンサ110内に設けられている。しかし、ディスペンサ110は、必要に応じて、単一のホッパー20a、回転可能なドラム24a、および秤量アセンブリ130を含むことができる。さらに、ホッパー、回転ドラムおよび秤量/ディスペンシングアセンブリを含む二つ以上のディスペンシング構成も設けることもできる。
【0044】
一つの好適な構成において、ディスペンシングサイクルは、以下のことを含むことができる。
【0045】
制御部170によって単一の秤量/ディスペンシングモータ136を作動させ、アクチュエータシャフト139を第二の方向に回転させて支持アセンブリ144をロードセル146に接触させるように動かして、ディスペンシングサイクルを始めることであって、ディスペンシングサイクルは、フライバスケットが、ディスペンシングサイクルを始めるために制御部170に信号を送るスイッチ押圧することによって、または他の方法で検出されることによってディスペンシングサイクルを作動させるための、フライバスケットのディスペンサ110の下への配置によって起動できること。
【0046】
回転可能なドラム24aまたは24bを回転させるために、制御部170を介して駆動モータ28aまたは28bを作動させること、および制御部170によって、ロードセル146からの信号を受取ることと、制御部170が、煽り戸132a、132b上に蓄積した食品の重量を判断すること。
【0047】
目的の重量が検出されたときに、制御部170によって、駆動モータ28aまたは28bの動作を停止させること。
【0048】
制御部170によって、単一の秤量/ディスペンシングモータ136を作動させること、および、秤量/ディスペンシングギアボックス138を介してアクチュエータシャフト139を第一の方向に駆動し、ロードセル146との接触を外して支持アセンブリ144を上昇させること、および蓄積された食品が定量供給されるように、一つ以上の煽り戸132a、132bを開くこと。
【0049】
および、制御部170によって、単一の秤量/ディスペンシングモータ136を作動させて、アクチュエータシャフト139を第二の方向に回転させて一つ以上の煽り戸132a、132bを閉じること。好ましくは、単一の秤量/ディスペンシングモータ136は、次のディスペンシングサイクルが開始されるまで、支持アセンブリ144がロードセル146に接触しないように、モータが、
図8に示す中立位置に達したときに、制御部170によって停止される。
【0050】
上記は、限定としてではなく、単に例示として提示されていることは正しく認識されるであろう。記載されている実施形態に対して、本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく、さまざまな代替および変更を行えることが意図されている。本発明をこのように詳細に説明したが、そのうちの一部のみが本発明の詳細な説明において例示されている多くの物理的変更は、本発明に包含されている発明の概念および原理を変更することなく行うことが可能であることは正しく認識すべきであり、当業者には明らかであろう。また、本発明に包含されている好適な実施形態の部分、発明の概念および原理に関して変更しない、好適な実施形態の部分のみを組み込んでいる多くの実施形態が可能であることも正しく認識すべきである。したがって、本実施形態および任意の構成は、すべての点において、典型的でありおよび/または例示的であり、および限定的ではないと考えるべきであり、本発明の範囲は、上記の説明によってではなく、添付した特許請求の範囲によって示されており、したがって、前記クレームの同等の意味および範囲内にある、この実施形態に関するすべての代替的な実施形態および変更例は、本発明に包含されるべきである。
【符号の説明】
【0051】
符号のリスト
10 従来技術による製品ディスペンサ
11 食品
12 ハウジング
14 冷蔵ユニット
16 アクセスドア
18 フライバスケット収容スペース
19 フライバスケット
20a、20b ホッパー
22a、22b ドラムハウジング
24a、24b 回転可能なドラム
26a、26b パドル(またはフィン)
27 ブーツ
28a、28b 駆動モータ
30a、30b 秤量/ディスペンシングアセンブリ
31 取付けプレート
32a、32b 煽り戸
34a、34b 回転可能なシャフト
36 煽り戸モータ
38 煽り戸ギアボックス
39 アクチュエータアーム
40a、40b 煽り戸駆動レバー
42 連結アーム
44 支持アセンブリ
46 ロードセル
48 支持アセンブリリフトモータ
50 支持アセンブリリフトギアボックス
110 製品ディスペンサ
127 ブーツ
130 秤量/ディスペンシングアセンブリ
131 取付けプレート
132a、132b 煽り戸
134a、134b 回転可能なシャフト
135 ベアリング
136 秤量/ディスペンシングモータ
138 秤量/ディスペンシングギアボックス
139 アクチュエータシャフト
140a、140b 煽り戸駆動レバー
142 連結アーム
143 伸縮ばね
144 支持アセンブリ
146 ロードセル
147 重量伝達ピン
152 作動アーム
153 ローラ
154 支持アセンブリ用ガイド
156 取付けプレートの細長い開口
158 リフティングカム
160 ポジションインジケータ
162 フラグ
164 ブレークビームセンサ
170 制御部
【外国語明細書】