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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024066729
(43)【公開日】2024-05-16
(54)【発明の名称】製袋充填包装機
(51)【国際特許分類】
   B65B 9/073 20120101AFI20240509BHJP
【FI】
B65B9/073
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022176367
(22)【出願日】2022-11-02
(71)【出願人】
【識別番号】000148162
【氏名又は名称】株式会社川島製作所
(74)【代理人】
【識別番号】110000442
【氏名又は名称】弁理士法人武和国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】佐久間 康裕
(72)【発明者】
【氏名】三好 聖一
【テーマコード(参考)】
3E050
【Fターム(参考)】
3E050AA02
3E050AB02
3E050BA11
3E050CA01
3E050CB03
3E050CB07
3E050CC08
3E050DB02
3E050DC02
3E050DC08
3E050DD03
3E050DE01
3E050DF01
3E050FA01
3E050FB01
3E050FB07
3E050GB05
3E050HA08
(57)【要約】
【課題】帯状包装材の性状や運転条件によって、テンション機構が帯状包装材に付与するテンションを適切に調整可能な製袋充填包装機を提供する。
【解決手段】製袋充填包装機は、送り装置による帯状包装材の送り出し速度が加速している加速期間に、テンション機構が帯状包装材に付与するテンションを基準値より増加させる第1制御と、加速期間に、テンション機構が帯状包装材に付与するテンションを基準値より減少させる第2制御とのどちらを実行するかを、切り替え可能に構成されている。
【選択図】図7
【特許請求の範囲】
【請求項1】
帯状包装材から成形した袋に製品を充填する製袋充填包装機であって、
帯状包装材が巻回された巻取ロールと、
前記巻取ロールから帯状包装材を送り出す送り装置と、
前記巻取ロールから前記送り装置に至る帯状包装材の送り経路上に配置されて、テンションサーボモータによって前記巻取ロールから送り出された帯状包装材にテンションを付与するテンション機構と、
前記送り装置によって送り出された帯状包装材の幅方向の両端部を重ね合わせて筒状に成形する製筒器と、
前記製筒器で重ね合わされた帯状包装材の両端部をシールする第1シール装置と、
前記第1シール装置で筒状に成形された帯状包装材のうち、製品を内包した袋の頂部及び底部に相当する部分をシールする第2シール装置と、
前記送り装置及び前記テンション機構の動作を制御する制御装置とを備え、
前記制御装置は、
前記送り装置による帯状包装材の送り出し速度が加速している加速期間に、前記テンション機構が帯状包装材に付与するテンションを基準値より増加させる第1制御と、
前記加速期間に、前記テンション機構が帯状包装材に付与するテンションを前記基準値より減少させる第2制御とのどちらを実行するかを、切り替え可能に構成されていることを特徴とする製袋充填包装機。
【請求項2】
請求項1に記載の製袋充填包装機において、
前記制御装置は、前記送り装置による帯状包装材の送り出し速度が減速している減速期間に、前記第1制御及び前記第2制御のどちらを実行するかを、さらに切り替え可能に構成されていることを特徴とする製袋充填包装機。
【請求項3】
請求項2に記載の製袋充填包装機において、
前記制御装置は、前記加速期間及び前記減速期間の間の定速期間に、前記テンション機構が帯状包装材に付与するテンションを前記基準値にする基準制御を実行することを特徴とする製袋充填包装機。
【請求項4】
請求項2に記載の製袋充填包装機において、
前記加速期間及び前記減速期間それぞれにおいて、前記第1制御及び前記第2制御のどちらを実行するかを指示する操作を受け付ける操作装置を備え、
前記制御装置は、前記加速期間及び前記減速期間それぞれにおいて、前記操作装置を通じて受け付けた制御を実行することを特徴とする製袋充填包装機。
【請求項5】
請求項4に記載の製袋充填包装機において、
前記操作装置は、前記第1制御におけるテンションの増加量、前記第2制御におけるテンションの減少量を指示する操作を受け付け、
前記制御装置は、
前記第1制御において、前記操作装置を通じて受け付けた前記増加量だけ前記基準値よりテンションを増加させ、
前記第2制御において、前記操作装置を通じて受け付けた前記減少量だけ前記基準値よりテンションを減少させることを特徴とする製袋充填包装機。
【請求項6】
請求項1に記載の製袋充填包装機において、
前記制御装置は、
前記送り装置が備える送りサーボモータの回転速度を増減することによって、袋の長さに相当する帯状包装材を所定の時間で送り出す送出処理を間欠的に繰り返し、
繰り返し実行する前記送出処理それぞれの前記加速期間に、前記第1制御または前記第2制御を実行することを特徴とする製袋充填包装機。
【請求項7】
請求項6に記載の製袋充填包装機において、
前記送り装置による帯状包装材の送り量を検知する送り量センサをさらに備え、
前記制御装置は、第1袋に対する前記送出処理で前記送り量センサによって検知した送り量の遅れを取り戻すために前記送りサーボモータの回転速度を増加させた場合に、前記第1袋の直後の第2袋に対する前記送出処理の前記加速期間において、前記第1制御におけるテンションの増加量を減じることを特徴とする製袋充填包装機。
【請求項8】
請求項6に記載の製袋充填包装機において、
前記送り装置による帯状包装材の送り量を検知する送り量センサをさらに備え、
前記制御装置は、第1袋に対する前記送出処理で前記送り量センサによって検知した送り量の行き過ぎを吸収するために前記送りサーボモータの回転速度を減少させた場合に、前記第1袋の直後の第2袋に対する前記送出処理の前記加速期間において、前記第2制御におけるテンションの減少量を減じることを特徴とする製袋充填包装機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、帯状包装材に付与するテンションを調整可能な製袋充填包装機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、帯状フィルムが巻回された巻取ロールと、巻取ロールから帯状フィルムを送り出す送り装置とを少なくとも備え、送り装置によって送り出された帯状フィルムを袋状に成形して製品を充填する製袋充填包装機が知られている。
【0003】
上記構成の製袋充填包装機において、送り装置による帯状フィルムの送り出し速度が増加すると帯状フィルムが引っ張られ、送り出し速度が減少すると帯状フィルムが緩む。そこで、帯状フィルムに所定のテンションを付与するテンション機構を備える製袋充填包装機がある(例えば、特許文献1、2を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2016-175672号公報
【特許文献2】特開2006-027765号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1では、エアシリンダを用いて帯状フィルムにテンションを付与するので、テンションの微調整が難しいという課題がある。また、特許文献2では、送り出し速度が増加する加速期間にテンションを減少させ、送り出し速度が減少する減速期間にテンションを増大させることによって、帯状フィルムに付与されるテンションを一定に維持するものである。しかしながら、フィルムの性状や運転条件によっては、加速期間にテンションを減少させると、帯状フィルムの適切に送り出すことができない可能性がある。
【0006】
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、帯状包装材の性状や運転条件によって、テンション機構が帯状包装材に付与するテンションを適切に調整可能な製袋充填包装機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、前記課題を解決するため、帯状包装材から成形した袋に製品を充填する製袋充填包装機であって、帯状包装材が巻回された巻取ロールと、前記巻取ロールから帯状包装材を送り出す送り装置と、前記巻取ロールから前記送り装置に至る帯状包装材の送り経路上に配置されて、テンションサーボモータによって前記巻取ロールから送り出された帯状包装材にテンションを付与するテンション機構と、前記送り装置によって送り出された帯状包装材の幅方向の両端部を重ね合わせて筒状に成形する製筒器と、前記製筒器で重ね合わされた帯状包装材の両端部をシールする第1シール装置と、前記第1シール装置で筒状に成形された帯状包装材のうち、製品を内包した袋の頂部及び底部に相当する部分をシールする第2シール装置と、前記送り装置及び前記テンション機構の動作を制御する制御装置とを備え、前記制御装置は、前記送り装置による帯状包装材の送り出し速度が加速している加速期間に、前記テンション機構が帯状包装材に付与するテンションを基準値より増加させる第1制御と、前記加速期間に、前記テンション機構が帯状包装材に付与するテンションを前記基準値より減少させる第2制御とのどちらを実行するかを、切り替え可能に構成されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、帯状包装材の性状や運転条件によって、テンション機構が帯状包装材に付与するテンションを適切に調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】縦型製袋充填包装機の全体斜視図である。
図2】縦型製袋充填包装機の側面図である。
図3】テンション機構の概略図である。
図4】フィルム送り装置の概略図である。
図5】縦型製袋充填包装機のハードウェア構成図である。
図6】テンション設定画面の表示例である。
図7】フィルム送り装置による帯状フィルムの送り速度と、テンション機構が帯状フィルムに付与するテンションとの関係の一例を示す図である。
図8】フィルム送り装置による帯状フィルムの送り速度と、テンション機構が帯状フィルムに付与するテンションとの関係の他の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、実施形態に係る縦型製袋充填包装機1を図面に基づいて説明する。なお、以下に記載する本発明の実施形態は、本発明を具体化する際の一例を示すものであって、本発明の範囲を実施形態の記載の範囲に限定するものではない。従って、本発明は、実施形態に種々の変更を加えて実施することができる。例えば、本発明は、縦型製袋充填包装機1のみならず、横型製袋充填包装機にも適用可能である。
【0011】
図1は、縦型製袋充填包装機1の全体斜視図である。図2は、縦型製袋充填包装機1の側面図である。縦型製袋充填包装機1は、帯状フィルムFw(帯状包装材)を袋Bpに成形すると共に、成形した袋Bpに製品を充填する装置である。縦型製袋充填包装機1は、フィルム供給装置10と、フィルム送り装置20(送り装置)と、製品充填筒30と、縦シール装置40(第1シール装置)と、横シール装置50(第2シール装置)と、制御装置70とを主に備える。
【0012】
帯状フィルムFwは、製品を包装する袋の材料となる帯状の包装材である。帯状フィルムFwは、熱を加えることによって溶着することが可能な膜状の部材であって、例えば、ポリエチレン(PE)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、二軸延伸ポリプロピレン(OPP)、アルミ裏打紙、アルミ蒸着紙などが挙げられる。製品は、例えば、飴、豆菓子、スナック等の粒状の食品を指す。但し、製品の具体例はこれらに限定されず、袋Bpに包装されて出荷されるあらゆる物を含む。
【0013】
フィルム供給装置10は、巻取ロール11に巻き取られた帯状フィルムFwを、フィルム送り装置20に供給する装置である。フィルム供給装置10は、巻取ロール11と、複数の固定ガイドロール12a~12hと、製筒器14と、テンション機構60とを主に備える。
【0014】
巻取ロール11は、フィルム送り装置20が駆動することによって、帯状フィルムFwを繰り出す向きに回転する。固定ガイドロール12a~12hは、巻取ロール11から製筒器14を経てフィルム送り装置20に至る帯状フィルムFwの送り経路上に配置されて、送り経路に沿って送り出される帯状フィルムFwを案内する。テンション機構60は、帯状フィルムFwの送り経路上に配置されて、送り経路に沿って送り出される帯状フィルムFwに、適切なテンションを付与する。
【0015】
製筒器14は、帯状フィルムFwの幅方向の両端部を重ね合わせることによって、帯状フィルムFwを筒状に成形する。また、製筒器14は、筒状に成形した帯状フィルムFwを、製品充填筒30に向けて下方に送り出す。製筒器14によって筒状に成形された帯状フィルムFwは、製品充填筒30の外周面に沿って下方に移動する。
【0016】
巻取ロール11から製筒器14に至る帯状フィルムFwの送り経路に対面して、日付印字装置15及び日付検査装置16が配置されている。日付印字装置15は、フィルム供給装置10によって供給される帯状フィルムFwの所定の位置に、日付(例えば、製造年月日、消費期限、賞味期限など)を印字する。日付検査装置16は、日付印字装置15によって日付が適切に印字されたかを検査する。
【0017】
図3は、テンション機構60の概略図である。テンション機構60は、帯状フィルムFwに付与するテンションを増減する。但し、テンション機構60の具体的な構成は図3の例に限定されない。図3に示すように、テンション機構60は、左右一対のレバー61L、61Rと、複数の可動ガイドロール62、63と、揺動軸64と、テンションサーボモータ65とを主に備える。
【0018】
左右一対のレバー61L、61Rは、帯状フィルムFwの幅方向に離間した位置において、縦型製袋充填包装機1のフレームに揺動可能に支持されている。可動ガイドロール62、63及び揺動軸64は、レバー61L、61Rの延設方向に離間した位置において、レバー61L、61Rに取り付けられている。揺動軸64は、テンションサーボモータ65の駆動力が伝達されて回転することによって、レバー61L、61Rを揺動させる。一例として、図3(A)に示すように、揺動軸64は、テンションサーボモータ65の出力軸に直接接続されていてもよい。他の例として、図3(B)に示すように、揺動軸64は、駆動プーリ66、従動プーリ67、及びベルト68を介してテンションサーボモータ65の出力軸に接続されていてもよい。
【0019】
図1及び図2に示すように、巻取ロール11から繰り出された帯状フィルムFwは、固定ガイドロール12a、12b、可動ガイドロール62、固定ガイドロール12c、可動ガイドロール63、固定ガイドロール12d~12hの順に掛け渡されている。また、レバー61L、61Rは、掛け渡された帯状フィルムFwによって、可動ガイドロール63及び固定ガイドロール12dの距離を減少させる(すなわち、帯状フィルムFwに付与するテンションを減少させる)方向に付勢されている。そして、テンション機構60は、テンションサーボモータ65の回転トルクを制御してレバー61L、61Rを揺動させることによって、可動ガイドロール63及び固定ガイドロール12dの距離を増減させる。これにより、帯状フィルムFwに付与されるテンションが増減する。
【0020】
より詳細には、テンションサーボモータ65の回転トルクを増加させることにより、レバー61L、61Rは、帯状フィルムFwの付勢力に抗して、可動ガイドロール63及び固定ガイドロール12dの距離を増加させる方向に揺動する。これにより、帯状フィルムFwに付与されるテンションが増加する。一方、テンションサーボモータ65の回転トルクを減少させることにより、レバー61L、61Rは、可動ガイドロール63及び固定ガイドロール12dの距離を減少させる方向に揺動する。これにより、帯状フィルムFwに付与されるテンションが減少する。
【0021】
図4は、フィルム送り装置20の概略図である。フィルム送り装置20は、フィルム供給装置10から供給される帯状フィルムFwを、送り経路に沿って製筒器14、縦シール装置40、横シール装置50の順に通過させる装置である。以下、送り経路に沿ってフィルム供給装置10からテンション機構60、製筒器14、縦シール装置40、横シール装置50に向かう方向を、「帯状フィルムFwの送り方向」、または単に「送り方向」と表記する。図4に示すように、フィルム送り装置20は、一対のガイドシャフト21A、21Bと、一対の送りユニット22L、22Rとを主に備える。
【0022】
一対のガイドシャフト21A、21Bは、上下方向に離間した位置において、各々が左右方向に延設されている。一対の送りユニット22L、22Rは、製品充填筒30を挟んで対向配置されている。また、一対の送りユニット22L、22Rは、互いに接離する方向にスライド可能に一対のガイドシャフト21A、21Bに支持されている。これにより、一対の送りユニット22L、22Rは、製品充填筒30の直径に合わせて位置を変更可能に構成されている。
【0023】
一対の送りユニット22L、22Rそれぞれは、ベースプレート23L、23Rと、駆動プーリ24L、24Rと、従動プーリ25L、25Rと、テンションプーリ26L、26Rと、送りベルト27L、27Rと、送りサーボモータ28L、28Rとを主に備える。一対の送りユニット22L、22Rは、左右が反転しているだけで基本的な構成は共通するので、以下、送りユニット22Rの構成について説明する。
【0024】
ベースプレート23Rは、一対のガイドシャフト21A、21Bにスライド可能に支持されている。駆動プーリ24R、従動プーリ25R、及びテンションプーリ26Rは、互いに離間した位置において、ベースプレート23Rに回転可能に支持されている。より詳細には、駆動プーリ24R及び従動プーリ25Rは、上下方向(すなわち、帯状フィルムFwの送り方向)に離間した位置に配置されている。テンションプーリ26Rは、左右方向に移動可能にベースプレート23Rに支持されている。
【0025】
送りベルト27Rは、駆動プーリ24R、従動プーリ25R、及びテンションプーリ26Rに掛け渡されている。そして、一対のガイドシャフト21A、21Bに沿って送りユニット22Rをスライドさせることによって、送りベルト27Rの駆動プーリ24R及び従動プーリ25Rの間の部分が、製品充填筒30の外周面を覆う帯状フィルムFwに接触する。また、テンションプーリ26Rを移動させることによって、送りベルト27Rにテンションが付与される。
【0026】
送りサーボモータ28Rは、駆動プーリ24Rを回転させる駆動力を発生させるサーボモータである。送りサーボモータ28Rの駆動力によって駆動プーリ24Rが回転すると、駆動プーリ24R、従動プーリ25R、及びテンションプーリ26Rの周りを送りベルト27Rが周回する。そして、送りベルト27Rを帯状フィルムFwに接触させた状態で周回させると、筒状に成形された帯状フィルムFwが製品充填筒30に沿って下方に搬送される。
【0027】
製品充填筒30は、上端及び下端が開放された筒状の部材である。製品充填筒30は、製筒器14と横シール装置50との間において、筒状に成形された帯状フィルムFwの送り方向に沿って上下方向に延設されている。また、製品充填筒30の上端開口には、ホッパ31が取り付けられている。製品充填筒30は、不図示の組合せ計量器(製品供給装置)からホッパ31を通じて供給された製品を、縦シール装置40及び横シール装置50によって成形された袋Bpに下端開口を通じて充填する。
【0028】
縦シール装置40は、製品充填筒30に対面する位置に配置されている。より詳細には、縦シール装置40は、フィルム送り装置20による帯状フィルムFwの送り方向において、製筒器14より下流側で且つ横シール装置50より上流側に配置されている。
【0029】
縦シール装置40は、帯状フィルムFwの重ね合わされた端部を挟むように配置された一対のシールブロック41、42を備える。一対のシールブロック41、42は、サーボモータの回転が伝達されて接離する。一対のシールブロック41、42それぞれには、ヒータが内蔵されている。そして、一対のシールブロック41、42は、帯状フィルムFwの重ね合わされた端部を挟んで加熱することによって、幅方向の両端部を溶着(シール)する。これにより、帯状フィルムFwは、筒状に成形される。
【0030】
横シール装置50は、縦シール装置40より帯状フィルムFwの送り方向の下流側に配置されている。横シール装置50は、筒状に成形された帯状フィルムFwを所定の間隔毎に溶着(シール)することによって、帯状フィルムFwを袋Bpに成形する。より詳細には、横シール装置50は、縦シール装置40によって筒状に成形された帯状フィルムFwのうち、袋Bpの底部に相当する部分と、袋Bpの頂部に相当する部分とをシールする。また、横シール装置50は、連続する2つの袋Bpの境界部分を切断する。
【0031】
横シール装置50は、一対のシールブロック51、52を備える。一対のシールブロック51、52は、縦シール装置40によって筒状に成形された帯状フィルムFwを挟んで対向配置されている。一対のシールブロック51、52それぞれには、ヒータが内蔵されている。一対のシールブロック51、52は、帯状フィルムFwを挟んで接離する。そして、一対のシールブロック51、52が帯状フィルムFwを挟んで加熱することによって、帯状フィルムFwが溶着される。
【0032】
図5は、縦型製袋充填包装機1のハードウェア構成図である。図5に示すように、制御装置70は、例えば、演算手段であるCPU71(Central Processing Unit)と、記憶手段であるメモリ72とを備える。メモリ72は、例えば、各種プログラムを記憶するROM(Read Only Memory)、CPU71の作業領域となるRAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disc Drive)、またはこれらの組み合わせで構成される。そして、メモリ72に記憶されたプログラムをCPU71が読み出して実行することによって、後述する各処理が実現される。
【0033】
但し、制御装置70の具体的な構成はこれに限定されず、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)などのハードウェアによって実現されてもよい。
【0034】
制御装置70には、送り量センサ73と、操作パネル74とが接続されている。送り量センサ73は、フィルム送り装置20によって送り方向に送り出される帯状フィルムFwの長さを検知し、検知した長さを制御装置70に出力する。操作パネル74は、作業者に情報(画面)を表示するディスプレイと、作業者による操作を受け付ける操作装置(例えば、タッチパネル、押しボタン等)とを備える。
【0035】
図6は、テンション設定画面の表示例である。テンション設定画面は、後述する送出処理の各期間(加速期間A-C、定速期間D、減速期間E-G)に、テンション機構60が帯状フィルムFwに付与するテンションの大きさを設定する画面である。
【0036】
テンション設定画面は、例えば、トルク基準値αの入力を受け付けるテキストボックス81と、加速期間A-Cにおけるテンション制御(後述する第1制御及び第2制御の総称)を選択するラジオボタン82と、加速期間A-Cにおけるテンションの増加量βまたは減少量γの入力を受け付けるテキストボックス83、84と、減速期間E-Gにおけるテンション制御を選択するラジオボタン85と、減速期間E-Gにおけるテンションの増加量βまたは減少量γの入力を受け付けるテキストボックス86、87とを含む。
【0037】
テキストボックス81には、定速期間Dにおいて、帯状フィルムFwに付与するテンションの大きさ(=基準値α)が入力される。ラジオボタン82、85の選択肢[テンションを増加]は、テンションを基準値αより増加させる第1制御を実行することを示す。ラジオボタン82、85の選択肢[テンションを減少]は、テンションを基準値αより減少させる第2制御を実行することを示す。ラジオボタン82、85の選択肢[テンション増減なし]は、第1制御及び第2制御のどちらも実行しないことを示す。テキストボックス83、86には、第1制御におけるテンションの増加量βが入力される。テキストボックス84、87には、第2制御におけるテンションの減少量γが入力される。
【0038】
作業者は、例えば、帯状フィルムFwの性状(例えば、剛性、伸びの程度など)や縦型製袋充填包装機1の運転条件(例えば、1つの袋Bpの長さ、送り速度など)に応じて、テンション設定画面の各項目を設定(入力、選択)する。テンション設定画面を通じた設定は、繰り返し実行される送出処理それぞれに共通して適用される。
【0039】
一例として、剛性の高い帯状フィルムFwの場合は、加速期間A-Cに第1制御を選択し、減速期間E-Gに第2制御を選択すればよい。他の例として、剛性の低い帯状フィルムFwの場合は、加速期間A-Cに第2制御を選択し、減速期間E-Gに第1制御を選択すればよい。但し、加速期間及び減速期間それぞれで実行するテンション制御は、前述の組み合わせに限定されない。
【0040】
そして、操作パネル74は、テンション設定画面を通じて、加速期間及び減速期間それぞれにおいて、第1制御及び第2制御のどちらを実行するかを指示する操作を受け付ける。また、操作パネル74は、テンション設定画面を通じて、第1制御におけるテンションの増加量β、第2制御におけるテンションの減少量γを指示する操作を受け付ける。そして、制御装置70は、テンション設定画面を通じて受け付けた作業者の指示を、メモリ72に記憶させる。なお、本明細書中のα、β、γ、δは、全て正の値とする。
【0041】
制御装置70は、フィルム供給装置10、フィルム送り装置20、縦シール装置40、及び横シール装置50それぞれのサーボモータの回転速度、回転トルク、または回転量を制御する。より詳細には、制御装置70は、サーボアンプを通じて指令電流(パルス信号)を出力することによって、サーボモータの回転速度、回転トルク、または回転量を制御する。
【0042】
制御装置70は、フィルム供給装置10、フィルム送り装置20、縦シール装置40、及び横シール装置50を連動して動作させることによって、帯状フィルムFwから袋Bpを成形して製品を充填する処理を繰り返し実行する。これにより、縦型製袋充填包装機1は、複数の袋Bpを順番に製造することができる。
【0043】
まず、制御装置70は、フィルム供給装置10及びフィルム送り装置20を駆動して、帯状フィルムFwを送り出す送出処理を実行する。次に、制御装置70は、縦シール装置40を駆動して、帯状フィルムFwの重ね合わされた端部を一対のシールブロック41、42で挟んでシールすることによって、帯状フィルムFwを筒状に成形する。また、制御装置70は、筒状に成形された帯状フィルムFwのうち、第1袋の頂部に相当する部分と、第1袋の直後の第2袋の底部に相当する部分とを、シールブロック51、52で挟んでシールする。さらに、制御装置70は、隣接する袋Bpの境界を切断する。
【0044】
送出処理は、1つの袋Bpの長さに相当する帯状フィルムFwを、所定の時間で送り方向に送り出す処理である。より詳細には、図7及び図8に示すように、送出処理は、帯状フィルムFwの送り速度を加速させる加速期間A-Cと、帯状フィルムFwの送り速度を一定にする定速期間Dと、帯状フィルムFwの送り速度を減速させる減速期間E-Gとを含む。
【0045】
すなわち、制御装置70は、停止した状態の帯状フィルムFwを予め定められた速度パターンに沿って送り出し、1つの袋Bpの長さを送り出したところで送り出しを停止する。また、制御装置70は、1つの袋Bpの長さに相当する帯状フィルムFwが所定の時間で送り出されるように、送り量センサ73で検知される送り量に基づいて、送りサーボモータ28L、28Rの回転速度を増減させる。さらに、制御装置70は、送出処理を間欠的に繰り返し実行する。
【0046】
図7は、フィルム送り装置20による帯状フィルムFwの送り速度と、テンション機構60が帯状フィルムFwに付与するテンションとの関係の一例を示す図である。より詳細には、図7は、加速期間A-Cに第1制御を実行し、減速期間E-Fに第2制御を実行した場合を示す。すなわち、図7に示す処理は、テンション設定画面において、テキストボックス81に基準値α=1.0が入力され、ラジオボタン82で選択肢[テンションを増加]が選択され、テキストボックス83に増加量β=0.2が入力され、ラジオボタン85で選択肢[テンションを減少]が選択され、テキストボックス87に減少量γ=0.3が入力された場合の処理である。
【0047】
制御装置70は、送りサーボモータ28L、28Rを制御することによって、以下の手順で送出処理を実行する。まず、制御装置70は、送り出し速度を加速させながら帯状フィルムFwを送り出す(加速期間A-C)。加速期間A-Cは、加速度が増加する期間Aと、等加速度の期間Bと、加速度が減少する期間Cとを含む。次に、制御装置70は、一定の送り速度で帯状フィルムFwを送り出す(定速期間D)。次に、制御装置70は、送り出し速度を減速させながら帯状フィルムFwを送り出す(減速期間E-G)。減速期間E-Gは、原速度(マイナスの加速度)が増加する期間Eと、等減速度の期間Fと、減速度が減少する期間Gとを含む。
【0048】
また、制御装置70は、送出処理と並行して、テンション機構60が帯状フィルムFwに付与するテンションを調整する。まず、制御装置70は、送出処理を開始する前に、テンション機構60が帯状フィルムFwに付与するテンションを基準値αに設定する。
【0049】
次に、制御装置70は、期間Aにテンションサーボモータ65のトルクを増加させることによって、帯状フィルムFwに付与するテンションを増加させる。次に、制御装置70は、帯状フィルムFwに付与されるテンションが基準値αから増加量βだけ増加したタイミングでテンションサーボモータ65のトルクの増加を停止して一定の値で保持することで、期間Bに帯状フィルムFwに付与するテンション(=α+β)を一定にする。次に、制御装置70は、期間Cにテンションサーボモータ65のトルクを減少させることによって、帯状フィルムFwに付与するテンションを基準値αまで減少させる。この処理が第1制御の一例である。
【0050】
次に、制御装置70は、定速期間Dにテンションサーボモータ65のトルクの減少を停止して一定に保持することによって、帯状フィルムFwに付与するテンションを基準値αに維持する。この処理が基準制御の一例である。但し、定速期間Dの長さを限りなく0に近づけてもよい。すなわち、加速期間A-Cが終了した直後に減速期間E-Gが始まってもよい。
【0051】
次に、制御装置70は、期間Eにテンションサーボモータ65のトルクを減少させることによって、帯状フィルムFwに付与するテンションを減少させる。次に、制御装置70は、帯状フィルムFwに付与されるテンションが基準値αから減少量γだけ減少したタイミングでテンションサーボモータ65のトルクの減少を停止して一定に保持することによって、期間Fに帯状フィルムFwに付与するテンション(=α-γ)を一定にする。次に、制御装置70は、期間Gにテンションサーボモータ65のトルクを増加させることによって、帯状フィルムFwに付与するテンションを基準値αまで増加させる。この処理が第2制御の一例である。
【0052】
次に、制御装置70は、帯状フィルムFwの送り出しを停止している期間Hに、縦シール装置40及び横シール装置50を駆動する。これにより、製品が充填された袋Bp(第1袋)が成形される。次に、制御装置70は、次の袋Bp(第1袋の直後の第2袋)を成形するために、再び送出処理を実行する。制御装置70は、第2袋に対する送出処理でも、テンション設定画面を通じて設定されたテンション制御(すなわち、加速期間に第1制御、減速期間に第2制御)を実行する。
【0053】
ここで、送出処理では、1つの袋Bpの長さに相当する帯状フィルムFwを所定の時間で送り出すために、予め定められた目標速度パターン(図7の実線)に沿うように、送りサーボモータ28L、28Rを駆動する。しかしながら、帯状フィルムFwの現実の送り速度(図7の破線)は、目標速度パターンから乖離する場合がある。そこで、制御装置70は、送り量センサ73で検知した送り量に基づいて、送りサーボモータ28L、28Rの回転速度を増減させる。
【0054】
例えば図7の第1袋に対する送出処理の期間Aのように、帯状フィルムFwに付与するテンションを増加させた場合は、現実の送り速度が目標速度パターンを下回る可能性がある。この場合、制御装置70は、送りサーボモータ28L、28Rの回転速度を増加させることによって、一時的に現実の送り速度を目標速度パターンより速くする。そして、制御装置70は、遅れた送り量を取り戻したタイミングで、現実の送り速度を目標速度パターンに収束させる。
【0055】
そして、制御装置70は、図7に示すように、第1袋に対する送出処理で送り量の遅れを取り戻すために送りサーボモータ28L、28Rの回転速度を一時的に増加させた場合に、第2袋に対する送出処理の加速期間A-Cにおいて、第1制御におけるテンションの増加量βを補正量δだけ減じる。すなわち、制御装置70は、第2袋に対する送出処理の加速期間A-Cにおける第1制御で、基準値αに増加量βを加算し且つ補正量δを減じたテンション(α+β-δ)を、帯状フィルムFwに付与する。その他の処理は、第1袋に対する送出処理と同様である。これにより、第2袋に対する送出処理において、現実の送り速度を目標速度パターンに近づけることができる。
【0056】
図8は、フィルム送り装置20による帯状フィルムFwの送り速度と、テンション機構60が帯状フィルムFwに付与するテンションとの関係の他の例を示す図である。より詳細には、図8は、加速期間A-Cに第2制御を実行し、減速期間E-Fに第1制御を実行した場合を示す。すなわち、図8に示す処理は、テンション設定画面において、テキストボックス81に基準値α=1.0が入力され、ラジオボタン82で選択肢[テンションを減少]が選択され、テキストボックス84に減少量γ=0.3が入力され、ラジオボタン85で選択肢[テンションを増加]が選択され、テキストボックス86に増加量β=0.2が入力された場合の処理である。
【0057】
制御装置70は、期間Aにテンションサーボモータ65のトルクを減少させることによって、帯状フィルムFwに付与するテンションを減少させる。次に、制御装置70は、帯状フィルムFwに付与されるテンションが基準値αから減少量γだけ減少したタイミングでテンションサーボモータ65のトルクの減少を停止して一定に保持することによって、期間Bに帯状フィルムFwに付与するテンション(=α-γ)を一定にする。次に、制御装置70は、期間Cにテンションサーボモータ65のトルクを増加させることによって、帯状フィルムFwに付与するテンションを基準値αまで増加させる。この処理が第2制御の一例である。
【0058】
また、制御装置70は、期間Eにテンションサーボモータ65のトルクを増加させることによって、帯状フィルムFwに付与するテンションを増加させる。次に、制御装置70は、帯状フィルムFwに付与されるテンションが基準値αから増加量βだけ増加したタイミングでテンションサーボモータ65のトルクの増加を停止して一定に保持することによって、期間Fに帯状フィルムFwに付与するテンション(=α+β)を一定にする。次に、制御装置70は、期間Gにテンションサーボモータ65のトルクを減少させることによって、帯状フィルムFwに付与するテンションを基準値αまで減少させる。この処理が第1制御の一例である。
【0059】
次に、制御装置70は、帯状フィルムFwの送り出しを停止している期間Hに、縦シール装置40及び横シール装置50を駆動する。これにより、製品が充填された袋Bp(第1袋)が成形される。次に、制御装置70は、次の袋Bp(第1袋の直後の第2袋)を成形するために、再び送出処理を実行する。制御装置70は、第2袋に対する送出処理でも、テンション設定画面を通じて設定されたテンション制御(すなわち、加速期間に第2制御、減速期間に第1制御)を実行する。
【0060】
ここで、例えば図8の第1袋に対する送出処理の期間Aのように、帯状フィルムFwに付与するテンションを減少させた場合は、現実の送り速度(図8の破線)が目標速度パターン(図8の実線)を上回る可能性がある。この場合、制御装置70は、送りサーボモータ28L、28Rの回転速度を減少させることによって、一時的に現実の送り速度を目標速度パターンより遅くする。そして、制御装置70は、行き過ぎた送り量を吸収したタイミングで、現実の送り速度を目標速度パターンに収束させる。
【0061】
そして、制御装置70は、図8に示すように、第1袋に対する送出処理で送り量の行き過ぎを吸収するために送りサーボモータ28L、28Rの回転速度を一時的に減少させた場合に、第2袋に対する送出処理の加速期間A-Cにおいて、第2制御におけるテンションの減少量γを補正量δだけ減じる。すなわち、制御装置70は、第2袋に対する送出処理の加速期間A-Cにおける第2制御で、基準値αから減少量γを減じ且つ補正量δを加算したテンション(α-γ+δ)を、帯状フィルムFwに付与する。その他の処理は、第1袋に対する送出処理と同様である。これにより、第2袋に対する送出処理において、現実の送り速度を目標速度パターンに近づけることができる。
【0062】
上記の実施形態によれば、例えば以下の作用効果を奏する。
【0063】
上記の実施形態によれば、帯状フィルムFwの性状や縦型製袋充填包装機1の運転条件などによって、加速期間A-Cに第1制御及び第2制御のどちらを実行するかを切り替えるので、帯状フィルムFwの送り出しが不安定になりやすい加速期間A-Cに、帯状フィルムFwに適切なテンションを付与することができる。また、テンションサーボモータ65を用いるので、テンションの微調整が容易になる。
【0064】
また、上記の実施形態によれば、減速期間E-Gに第1制御及び第2制御のどちらを実行するかを切り替えるので、1つの袋Bpに相当する長さを送り出したタイミングで帯状フィルムFwを停止させることができる。これにより、袋Bpを成形するための帯状フィルムFwの過不足が防止されると共に、日付印字装置15による日付の印字位置がズレるのを防止できる。
【0065】
また、上記の実施形態によれば、テンション設定画面を通じて各項目を作業者に設定させるので、所望の結果を得るための適切な設定が可能になる。但し、制御装置70は、テンション設定画面に代えて、巻取ロール11に巻回された帯状フィルムFwの性状をセンサによって検知して、検知した性状に対応する設定をメモリ72から読み出して実行してもよい。
【0066】
また、上記の実施形態によれば、第1袋に対する送出処理での目標速度パターンに対する現実の送り速度の乖離に応じて、第2袋に対する送出処理でのテンションの増加量βまたは減少量γを補正する。これにより、繰り返し実行される送出処理での帯状フィルムFwの送り量を平準化することができる。
【0067】
なお、増加量βまたは減少量γより小さい値であれば、補正量δの決定方法は特に限定されない。一例として、制御装置70は、増加量βまたは減少量γに1未満の係数(例えば、0.1)を乗じて、補正量δを演算してもよい。他の例として、制御装置70は、目標速度パターンに対する現実の送り速度の乖離が大きいほど、補正量δを大きな値にしてもよい。
【符号の説明】
【0068】
1…縦型製袋充填包装機、10…フィルム供給装置、11…巻取ロール、12a~12h…固定ガイドロール、14…製筒器、15…日付印字装置、16…日付検査装置、20…フィルム送り装置、21A,21B…ガイドシャフト、22L,22R…送りユニット、23L,23R…ベースプレート、24L,24R,66…駆動プーリ、25L,25R,67…従動プーリ、26L,26R…テンションプーリ、27L,27R…送りベルト、28L,28R…送りサーボモータ、30…製品充填筒、31…ホッパ、40…縦シール装置、41,42,51,52…シールブロック、50…横シール装置、60…テンション機構、61L,61R…レバー、62,63…可動ガイドロール、64…揺動軸、65…テンションサーボモータ、68…ベルト、70…制御装置、71…CPU、72…メモリ、73…送り量センサ、74…操作パネル、81,83,84,86,87…テキストボックス、82,85…ラジオボタン
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8