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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024066837
(43)【公開日】2024-05-16
(54)【発明の名称】ロボットビジョンシステム
(51)【国際特許分類】
   B25J 13/08 20060101AFI20240509BHJP
【FI】
B25J13/08 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022176575
(22)【出願日】2022-11-02
(71)【出願人】
【識別番号】000005197
【氏名又は名称】株式会社不二越
(74)【代理人】
【識別番号】100120400
【弁理士】
【氏名又は名称】飛田 高介
(74)【代理人】
【識別番号】100124110
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 大介
(72)【発明者】
【氏名】矢野 誠人
【テーマコード(参考)】
3C707
【Fターム(参考)】
3C707AS07
3C707AS08
3C707BS12
3C707KT02
3C707KT05
3C707NS17
(57)【要約】
【課題】画像に複数の物体が含まれている場合であっても対象の物体を正確に検出することができ、且つ画像処理の負荷を軽減することによりビジュアルフィードバック制御の高速処理を実現することを可能とする。
【解決手段】ケーブルの先端とレセプタクルとが両方入った状態の画像を取得し、ケーブルの先端が含まれる第1領域と、レセプタクルが含まれる第2領域を設定し、ケーブルの先端とレセプタクルとをそれぞれ検出し、第1領域をケーブルの先端の輪郭が含まれる範囲で縮小して第1縮小領域を設定し、第2領域をレセプタクルの輪郭が含まれる範囲で縮小して第2縮小領域を設定し、アームの移動に応じて第1縮小領域または第2縮小領域も移動させつつケーブルの先端およびレセプタクルを検出するビジュアルフィードバック制御を行い、ケーブルの先端とレセプタクルの位置合わせを行う。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ロボットと、
ロボットのアームの先端に取り付けられたマニピュレータと、
前記マニピュレータで把持したケーブルの先端および基板上のレセプタクルを撮影する視覚装置と、
前記視覚装置の映像に基づいて前記アームの動作を制御する制御部を備え、
前記制御部は、
前記レセプタクルが前記視覚装置の撮像範囲に入る位置まで前記アームを移動させ、
前記ケーブルの先端と前記レセプタクルとが両方入った状態の画像を取得し、
前記ケーブルの先端が含まれる第1領域と、前記レセプタクルが含まれる第2領域を設定し、
前記ケーブルの先端と前記レセプタクルとをそれぞれ検出し、
前記第1領域を前記ケーブルの先端の輪郭が含まれる範囲で縮小して第1縮小領域を設定し、
前記第2領域を前記レセプタクルの輪郭が含まれる範囲で縮小して第2縮小領域を設定し、
前記アームの移動に応じて前記第1縮小領域または前記第2縮小領域も移動させつつ前記ケーブルの先端および前記レセプタクルを検出するビジュアルフィードバック制御を行い、
前記ケーブルの先端と前記レセプタクルの位置合わせを行うことを特徴とするロボットビジョンシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ロボットのアームの先端に取り付けられたマニピュレータ、および視覚装置を備えるロボットビジョンシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、工場等の生産現場において、ロボットアームやマニピュレータ等の産業用機械が用いられている。例えば特許文献1に、「対象物を視認可能な視覚装置が取り付けられたマニュピュレータを、前記対象物まで移動させる移動制御を行う情報処理装置が実行する情報処理方法」が開示されている。
【0003】
特許文献1には、視覚装置が取り付けられたマニュピュレータを用いて、対象物となる複数のボルト穴の内、所定のボルト穴にボルトを捻じ込む際の情報処理方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特許5318727号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、マニュピュレータを対象物まで移動させる手法として、上記説明した特許文献1にも開示されているようにカメラ等の視覚装置を用いて対象物を含む視覚情報を取得し、取得した視覚情報に基づいてアームひいてはマニピュレータの動作を制御するビジュアルフィードバック制御を用いる手法が周知である。
【0006】
しかしながら、ビジュアルフィードバック制御は、視覚装置によって取得した画像全体の視覚情報を用いるため、対象物の周囲に他の物体が存在する場合、他の物体を対象物と誤認識してしまう可能性がある。例えば特許文献1のように対象物として複数のボルト穴が存在し、そのうちの所定のボルト穴にボルトを捻じ込む場合、ボルトを捻じ込むボルト穴と、それ以外のボルト穴とを誤認識してしまうことが起こりうる。
【0007】
また従来のビジュアルフィードバック制御では、視覚装置によって取得した視覚情報の画像全体を処理し、マニピュレータの制御にフィードバックする。しかしながら、視覚情報の画像全体を処理する場合、処理量(処理負荷)が大きいため処理速度が低下してしまうという課題もある。
【0008】
本発明は、このような課題に鑑み、視覚装置によって取得した画像に複数の物体が含まれている場合であっても対象の物体を正確に検出することができ、且つ画像処理の負荷を軽減することによりビジュアルフィードバック制御の高速処理を実現することが可能なロボットビジョンシステムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、本発明にかかるロボットビジョンシステムの代表的な構成は、ロボットと、ロボットのアームの先端に取り付けられたマニピュレータと、マニピュレータで把持したケーブルの先端および基板上のレセプタクルを撮影する視覚装置と、視覚装置の映像に基づいてアームの動作を制御する制御部を備え、制御部は、レセプタクルが視覚装置の撮像範囲に入る位置までアームを移動させ、ケーブルの先端とレセプタクルとが両方入った状態の画像を取得し、ケーブルの先端が含まれる第1領域と、レセプタクルが含まれる第2領域を設定し、ケーブルの先端とレセプタクルとをそれぞれ検出し、第1領域をケーブルの先端の輪郭が含まれる範囲で縮小して第1縮小領域を設定し、第2領域をレセプタクルの輪郭が含まれる範囲で縮小して第2縮小領域を設定し、アームの移動に応じて第1縮小領域または第2縮小領域も移動させつつケーブルの先端およびレセプタクルを検出するビジュアルフィードバック制御を行い、ケーブルの先端とレセプタクルの位置合わせを行う。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、視覚装置によって取得した画像に複数の物体が含まれている場合であっても対象の物体を正確に検出することができ、且つ画像処理の負荷を軽減することによりビジュアルフィードバック制御の高速処理を実現することが可能なロボットビジョンシステムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本実施形態にかかるロボットビジョンシステムの全体の構成を説明する図である。
図2図1のマニピュレータの近傍の拡大図である。
図3図1のロボットビジョンシステムの機能及び構成を説明するブロック図である。
図4図1のロボットビジョンシステムを用いたビジュアルフィードバック制御の動作を説明するフローチャートである。
図5図1の視覚装置によって撮影された画像を例示する図である。
図6図1の視覚装置によって撮影された画像の他の例を例示する図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
【0013】
図1は、本実施形態にかかるロボットビジョンシステム100の全体の構成を説明する図である。図2は、図1のマニピュレータ116の近傍の拡大図である。図1に示すロボット110は、図2に示すケーブル104の先端106を、接続先となる回路基板108のレセプタクル102(コネクタ)に電気的に接続(挿入)する接続作業を行う。ケーブル104としては、例えばFPCやFFCなどの平坦かつ柔軟性がある長尺状のものが挙げられる。
【0014】
図1に示すように、ロボットビジョンシステム100は、ロボット110、およびロボット110に接続された制御部120を含んで構成される。また制御部120に、ティーチングペンダント140が接続されている。ティーチングペンダント140は、ユーザがロボットアーム114に動作をティーチングしたり、ロボットアーム114を手動操作したりするための装置である。
【0015】
ロボット110はロボットアーム114(アーム)を支持する本体部112を有し、ロボットアーム114の先端に、ケーブル104の先端を把持するマニピュレータ116が取り付けられている。なお図1ではロボット110として6軸垂直多関節型を例示しているが、これに限定されるものではなく、6軸以外の垂直多関節型ロボットや水平多関節型ロボットなどであってもよい。
【0016】
図2に示すように、マニピュレータ116に、一対の視覚装置が取り付けられている。尚、視覚装置としては、カメラが挙げられる。よって、以下、カメラ118と称す。カメラ118は、マニピュレータ116で把持したケーブル104の先端106および回路基板108上のレセプタクル102を撮影する。本実施形態では、カメラ118はロボットアーム114に取り付けられているが、これに限らず、接続作業の作業領域を俯瞰可能であれば、ロボット110とは別の位置に配置されていてもよい。またカメラ118は少なくとも1台以上必要だが、2台以上であるとさらに撮像精度が向上するため好ましい。さらにカメラ118は、カラー画像またはモノクロ画像を取得するものであってもよい。
【0017】
図3は、図1のロボットビジョンシステム100の機能及び構成を説明するブロック図である。なお図3では、既に説明したロボット110については説明を省略する。図3に示すように制御部120は、アーム移動部122、撮像部124、画像処理部126、領域設定部128、対象物検出部130および補正量算出部132を含んで構成される。
【0018】
制御部120は、例えばCPU(演算処理装置)であり、演算処理装置として機能し、メモリのRAMやROM、外部記憶装置等(不図示)に格納された各種プログラムを読み出して実行する。このように制御部120は、各種プログラムを実行することによって、ロボット110を動作制御し、各種機能をロボット110に実行させる。特に本実施形態では制御部120は、カメラ118の映像に基づいてロボットアーム114の動作を制御するビジュアルフィードバック制御を実行する。なお本実施形態では、制御部120をロボット110の外部に設けているが、これに限らず、ロボット110の内部に設けてもよい。
【0019】
図4は、図1のロボットビジョンシステム100を用いたビジュアルフィードバック制御の動作を説明するフローチャートであり、図5は、図1の視覚装置によって撮影された画像を例示する図である。図4に示すように本実施形態のロボットビジョンシステム100では、まず制御部120のアーム移動部122は、レセプタクル102がカメラ118の撮像範囲に入る位置までロボットアーム114をティーチング制御で移動させる(S202)。
【0020】
ティーチング制御でロボットアーム114を移動させたら、制御部120の撮像部124は、カメラ118によって画像を撮像する(S204)。画像処理部126は、カメラ118が撮像した図5(a)に示す「ケーブルの先端106とレセプタクル102とが両方入った状態の画像302」を取得する(S206)。
【0021】
領域設定部128は、図5(a)に示す「ケーブルの先端106とレセプタクル102とが両方入った状態の画像302」に対して、ケーブルの先端106が含まれる第1領域302aと、レセプタクル102が含まれる第2領域302bを設定する(S208)。第1領域302aおよび第2領域302bは、ケーブルの先端106またはレセプタクル102が確実に含まれるように、ティーチング制御の精度に応じた大きな面積とする。本実施形態では、幅については画像302の幅とほぼ等しい幅(最大の幅)としている。高さについては、ケーブルの先端106が含まれる第1領域302aは画像302の下半分、レセプタクル102が含まれる第2領域302bは画像302の上半分に設定している。
【0022】
続いて対象物検出部130は、対象物であるケーブルの先端106を第1領域302aから検出し、対象物であるレセプタクル102を第2領域302bから検出する(S210)。対象物であるケーブルの先端106およびレセプタクル102を検出したら、領域設定部128は、図5(b)の画像304に示すように、第1領域302aをケーブルの先端106の輪郭が含まれる範囲で最小限に縮小して第1縮小領域304aを設定し、第2領域302bをレセプタクル102の輪郭が含まれる範囲で最小限に縮小して第2縮小領域304bを設定する(S212)。なお第1縮小領域304aおよび第2縮小領域304bは狭い方が好ましいが、あまりに狭くすると、ロボットアーム114の移動速度と撮像(S220)の頻度との関係によっては、レセプタクル102が第2縮小領域304bから逸脱してしまう。そこで第2縮小領域304bからレセプタクル102が逸脱しないように、第2縮小領域304bをレセプタクル102の輪郭から所定量シフトさせた領域に設定する。
【0023】
補正量算出部132は、第1領域302aの位置と第2領域302bとの位置との差分に基づいて補正量(画像中のケーブルの先端106およびレセプタクル102の位置のずれを、ロボット座標上のアーム移動量に変換した量)を算出する(S214)。制御部120は、補正量が所定の範囲内(誤差範囲内)であれば、図5(c)の画像306に示すようにケーブルの先端106およびレセプタクル102の位置合わせが完了したと判断し(S216のYES)、処理を終了する。補正量が所定の範囲内でなかった場合、制御部120は、ケーブルの先端106およびレセプタクル102の位置合わせが完了していないと判断する(S216のNO)。
【0024】
位置合わせが完了していない場合(S216のNO)、制御部120はロボットアーム114を移動する。詳細にはアーム移動部122は、S214において算出した補正量に基づいてロボットアーム114を移動させる(S218)。ロボットアーム114を移動している間、撮像部124はカメラ118によって画像を撮像する(S220)。この撮像(S220)、補正量算出(S214)、移動(S218)の繰り返しがビジュアルフィードバック制御である。
【0025】
ここで、図5(b)から図5(c)への遷移からわかるように、画像処理部126は、ロボットアーム114の移動に応じて画像内における第2縮小領域304bを移動させる(S222)。具体的には、ロボットアーム114のロボット座標上の移動量を画像中の座標に変換し、ロボットアーム114の移動方向の「逆方向」に第2縮小領域304bを移動させる。これにより、ロボットアーム114を移動させても第2縮小領域304bの中にレセプタクル102を収めることができる。
【0026】
なお、図1に示したロボットビジョンシステム100ではカメラ118をマニピュレータ116に取り付けるように説明したので、図5(c)では画像306内のケーブルの先端106は動かず、レセプタクル102のみが移動している。しかし、視覚装置(カメラ)をロボット110に取り付けず、固定設置にした場合には、画像306内ではケーブルの先端106が移動し、レセプタクル102は移動しない。その場合には、画像処理部126は、ロボットアーム114の移動に応じて画像内における第1縮小領域304aを移動させる(S222)。
【0027】
対象物検出部130は、移動させた第2縮小領域304bにおいてレセプタクル102を検出する(S224)。そして制御部120は、ケーブルの先端106およびレセプタクル102の位置合わせが完了(S216のyes)するまで、補正量の算出(S214)からレセプタクルの検出(S224)までのビジュアルフィードバック制御を繰り返す。
【0028】
上記説明したように本実施形態のロボットビジョンシステム100によれば、面積を最小限に縮小した第1縮小領域304aおよび第2縮小領域304bからケーブルの先端106およびレセプタクル102を検出してビジュアルフィードバック制御を行う。したがって、従来のようにカメラで撮像した画像全体からケーブルの先端106およびレセプタクル102を検出する場合に比して、画像処理の負荷を軽減することができ、高速処理を実現することが可能となる。
【0029】
図6は、図1の視覚装置によって撮影された画像の他の例を例示する図である。なお、図4において説明した処理、図5において説明した画像については、同一の符号を付すことにより説明を省略する。
【0030】
S204において制御部120の撮像部124がカメラ118によって撮像した図6(a)の画像302には、対象物であるレセプタクル102およびケーブルの先端106の他に、対象物ではないレセプタクル(以下、非対象物102aと称する)が含まれている。そして第1領域にはレセプタクル102および非対象物102aが含まれていて、第2領域にはケーブルの先端106のみが含まれている。なお非対象物102aには、レセプタクルではないが形状が似ている他の素子や、回路パターン、基板上の印刷なども含まれる。
【0031】
このような場合、対象物検出部130は、対象物であるケーブルの先端106を第1領域302aから検出し、対象物であるレセプタクル102を第2領域302bから検出する(S210)。そして領域設定部128は、図6(b)の画像304に示すように、第1領域302aをケーブルの先端106の輪郭が含まれる範囲で縮小して第1縮小領域304aを設定し、第2領域302bをレセプタクル102の輪郭が含まれる範囲で縮小して第2縮小領域304bを設定する(S212)。
【0032】
上記構成によれば、対象物以外の物体(非対象物102a)が画像に含まれている場合であっても、非対象物102aを除外して第1縮小領域304aと第2縮小領域304bとを参照してビジュアルフィードバック制御が行われる。これにより、カメラ118の画像に非対象物102aが含まれている場合であっても、画像における処理対象から非対象物102aを除外することで誤認識を防止することができる。したがって、対象物を正確に検出することができ、位置合わせの精度を高めることが可能となる。
【0033】
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【産業上の利用可能性】
【0034】
本発明は、ロボットのアームの先端に取り付けられたマニピュレータ、および視覚装置を備えるロボットビジョンシステムとして利用することができる。
【符号の説明】
【0035】
100…ロボットビジョンシステム、102…レセプタクル、102a…非対象物、104…ケーブル、106…ケーブルの先端、108…回路基板、110…ロボット、112…本体部、114…ロボットアーム、116…マニピュレータ、118…カメラ(視覚装置)、120…制御部、122…アーム移動部、124…撮像部、126…画像処理部、128…領域設定部、130…対象物検出部、132…補正量算出部、302…画像、302a…第1領域、302b…第2領域、304…画像、304a…第1縮小領域、304b…第2縮小領域、306…画像
図1
図2
図3
図4
図5
図6