(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024066968
(43)【公開日】2024-05-16
(54)【発明の名称】プリント回路基板
(51)【国際特許分類】
H05K 3/46 20060101AFI20240509BHJP
【FI】
H05K3/46 L
H05K3/46 N
H05K3/46 Q
【審査請求】未請求
【請求項の数】16
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023072513
(22)【出願日】2023-04-26
(31)【優先権主張番号】10-2022-0144591
(32)【優先日】2022-11-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.BLUETOOTH
2.Ajinomoto Build-up Film
(71)【出願人】
【識別番号】594023722
【氏名又は名称】サムソン エレクトロ-メカニックス カンパニーリミテッド.
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(72)【発明者】
【氏名】李 珍旭
(72)【発明者】
【氏名】韓 淵圭
(72)【発明者】
【氏名】朴 眞吾
(72)【発明者】
【氏名】池 容完
(72)【発明者】
【氏名】李 用悳
(72)【発明者】
【氏名】金 銀善
【テーマコード(参考)】
5E316
【Fターム(参考)】
5E316AA15
5E316AA22
5E316AA32
5E316AA43
5E316CC09
5E316CC10
5E316CC31
5E316CC32
5E316CC33
5E316CC34
5E316CC37
5E316CC38
5E316CC39
5E316DD32
5E316DD33
5E316EE31
5E316FF05
5E316FF07
5E316FF09
5E316FF10
5E316FF13
5E316FF14
5E316GG15
5E316GG16
5E316GG17
5E316HH40
5E316JJ02
(57)【要約】
【課題】電子部品及びチップなどを実装するためのプリント回路基板において、信号経路の上下連結を多様にすることができるプリント回路基板を提供する。
【解決手段】本発明は、第1絶縁層、第1絶縁層に配置される第1金属層、第1金属層上に配置され、ブリッジ絶縁層及びブリッジ回路層を含むブリッジ、第1絶縁層上に配置され、ブリッジの少なくとも一部を覆う第2絶縁層、第2絶縁層上に配置される第2金属層、及び第1金属層と上記第2金属層とを連結するようにブリッジ及び第2絶縁層を貫通する連結ビアを含み、連結ビアはブリッジ回路層と接しないプリント回路基板に関する。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1絶縁層と、
前記第1絶縁層に配置される第1金属層と、
前記第1金属層上に配置され、ブリッジ絶縁層及びブリッジ回路層を含むブリッジと、
前記第1絶縁層上に配置され、前記ブリッジの少なくとも一部を覆う第2絶縁層と、
前記第2絶縁層上に配置される第2金属層と、
前記第1金属層と前記第2金属層とを連結するように前記ブリッジ及び前記第2絶縁層を貫通する連結ビアと、を含み、
前記連結ビアは前記ブリッジ回路層と接しない、プリント回路基板。
【請求項2】
前記第1金属層と前記第2金属層とを連結するように前記第2絶縁層を貫通する第1ビアをさらに含み、
前記第1ビアは前記ブリッジと接しない、請求項1に記載のプリント回路基板。
【請求項3】
前記連結ビアの深さと前記第1ビアの深さは同一である、請求項2に記載のプリント回路基板。
【請求項4】
前記連結ビアは、前記第2金属層に延びて前記第2金属層と一体をなす、請求項1に記載のプリント回路基板。
【請求項5】
前記ブリッジと前記第1金属層との間に介在する接着層をさらに含む、請求項1に記載のプリント回路基板。
【請求項6】
前記第2絶縁層上に配置されるパッドと、
前記パッドと前記ブリッジ回路層とを連結するように前記第2絶縁層を貫通するパッドビアと、をさらに含む、請求項1に記載のプリント回路基板。
【請求項7】
前記第2金属層及び前記パッド上に配置される第1電子部品及び第2電子部品をさらに含む、請求項6に記載のプリント回路基板。
【請求項8】
前記第1電子部品の少なくとも一部は、前記パッド上に配置されて前記ブリッジと電気的に連結され、
前記第2電子部品の少なくとも一部は、前記パッド上に配置されて前記ブリッジと電気的に連結される、請求項7に記載のプリント回路基板。
【請求項9】
前記第1電子部品は、前記第2金属層及び前記連結ビアを介して前記第1金属層と連結される、請求項7に記載のプリント回路基板。
【請求項10】
前記第2絶縁層上に配置される第3絶縁層と、
前記第3絶縁層上に配置される第3金属層と、
前記第3絶縁層上に配置されるパッドと、
前記第3金属層と前記第2金属層とを連結するように前記第3絶縁層を貫通する第2ビアと、
前記パッドと前記ブリッジ回路層とを連結するように前記第2絶縁層及び前記第3絶縁層を貫通するパッドビアと、をさらに含む、請求項1に記載のプリント回路基板。
【請求項11】
前記第1絶縁層と前記第2絶縁層との間に配置され、キャビティを有する第3絶縁層をさらに含み、
前記ブリッジは、前記第3絶縁層の前記キャビティに実装される、請求項1に記載のプリント回路基板。
【請求項12】
前記ブリッジ回路層の回路密度は、前記第1金属層の回路密度より高い、請求項1に記載のプリント回路基板。
【請求項13】
第1絶縁層と、
前記第1絶縁層の一面に配置され、ブリッジ絶縁層及びブリッジ回路層を含むブリッジと、
前記第1絶縁層の他面側に埋め込まれた第1金属層と、
前記第1絶縁層の一面に配置され、前記ブリッジの少なくとも一部を覆う第2絶縁層と、
前記第2絶縁層の一面上に配置される第2金属層と、
前記第1金属層と前記第2金属層とを連結するように前記ブリッジ、前記第1絶縁層、及び前記第2絶縁層を貫通する連結ビアと、を含み、
前記連結ビアは前記ブリッジ回路層と接しない、プリント回路基板。
【請求項14】
前記第1絶縁層の一面に配置された中間金属層と、
前記第1金属層と前記中間金属層とを連結するように前記第1絶縁層を貫通する第1ビアと、
前記第2金属層と前記中間金属層とを連結するように前記第2絶縁層を貫通する第2ビアと、をさらに含み、
前記第1ビア及び前記第2ビアは前記ブリッジと接しない、請求項13に記載のプリント回路基板。
【請求項15】
前記連結ビアの深さは、前記第1ビアの深さ及び前記第2ビアの深さより深い、請求項14に記載のプリント回路基板。
【請求項16】
前記第1金属層上に配置された金属ポストをさらに含み、
前記連結ビアは、前記金属ポストを介して第1金属層と連結される、請求項14に記載のプリント回路基板。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プリント回路基板に関する。
【背景技術】
【0002】
最近、人工知能(Artificial Intelligence、AI)技術などの発達により、指数関数的に増加したデータを処理するためのHBM(High Bandwidth Memory)などのメモリチップ及びCPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などのプロセッサチップなどを含むマルチチップパッケージが使用されている。様々なチップを基板上に実装する基板構造において、チップ連結及び信号経路を単純化し、多様化しながらも信頼性を向上させるための研究が続いている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の様々な目的の一つは、電子部品及びチップなどを実装するためのプリント回路基板において、信号経路の上下連結を多様にすることができるプリント回路基板を提供することである。
【0004】
本発明の様々な目的の他の一つは、信号経路をより単純に実現することができるプリント回路基板を提供することである。
【0005】
本発明の様々な目的の他の一つは、信頼性を向上させることができるプリント回路基板の製造方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明を通じて提案するいくつかの解決手段の一つは、第1絶縁層、第1絶縁層に配置される第1金属層、第1金属層上に配置され、ブリッジ絶縁層及びブリッジ回路層を含むブリッジ、第1絶縁層上に配置され、ブリッジの少なくとも一部を覆う第2絶縁層、第2絶縁層上に配置される第2金属層、及び第1金属層と上記第2金属層とを連結するようにブリッジ及び第2絶縁層を貫通する連結ビアを含み、連結ビアはブリッジ回路層と接しないプリント回路基板を提供するものである。
【0007】
本発明を通じて提案するいくつかの解決手段の他の一つは、第1絶縁層、第1絶縁層の一面に配置され、ブリッジ絶縁層及びブリッジ回路層を含むブリッジ、第1絶縁層の他面側に埋め込まれた第1金属層、第1絶縁層の一面に配置され、ブリッジの少なくとも一部を覆う第2絶縁層、第2絶縁層の一面上に配置される第2金属層、第1金属層と第2金属層とを連結するようにブリッジを貫通する連結ビアを含み、連結ビアは上記ブリッジ回路層と接しないプリント回路基板を提供するものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明の様々な効果のうち一効果として、信号経路の上下連結を多様にすることができるプリント回路基板を提供することができる。
【0009】
本発明の様々な効果のうち他の一効果として、信号経路をより単純に実現することができるプリント回路基板を提供することができる。
【0010】
本発明の様々な効果のうち他の一効果として、信頼性を向上させることができるプリント回路基板を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】電子機器システムの例を概略的に示すブロック図である。
【
図2】電子機器の一例を概略的に示す斜視図である。
【
図3】一例に係るプリント回路基板を概略的に示す断面図である。
【
図4】他の一例に係るプリント回路基板を概略的に示す断面図である。
【
図5】さらに他の一例に係るプリント回路基板を概略的に示す断面図である。
【
図6】さらに他の一例に係るプリント回路基板を概略的に示す断面図である。
【
図7】さらに他の一例に係るプリント回路基板を概略的に示す断面図である。
【
図8】一例に係るプリント回路基板のブリッジ領域を上面から見た平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、添付の図面を参照して本発明について説明する。図面における要素の形状及び大きさなどは、より明確な説明のために誇張又は縮小することができる。
【0013】
電子機器
図1は、電子機器システムの例を概略的に示すブロック図である。
【0014】
図面を参照すると、電子機器1000はメインボード1010を収容する。メインボード1010には、チップ関連部品1020、ネットワーク関連部品1030、及びその他の部品1040などが物理的及び/又は電気的に連結されている。これらは、後述する他の電子部品とも結合されて様々な信号ライン1090を形成する。
【0015】
チップ関連部品1020としては、揮発性メモリ(例えば、DRAM)、不揮発性メモリ(例えば、ROM)、フラッシュメモリなどのメモリチップ;セントラルプロセッサ(例えば、CPU)、グラフィックプロセッサ(例えば、GPU)、デジタル信号プロセッサ、暗号化プロセッサ、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラなどのアプリケーションプロセッサチップ;アナログ-デジタルコンバータ、ASIC(application-specific IC)などのロジックチップなどが含まれるが、これらに限定されるものではなく、これら以外にも、その他の異なる形態のチップ関連電子部品が含まれてもよいことは言うまでもない。また、これらのチップ関連部品1020を互いに組み合わせてもよいことは勿論である。チップ関連部品1020は、上述したチップや電子部品を含むパッケージの形態であってもよい。
【0016】
ネットワーク関連部品1030としては、Wi-Fi(IEEE 802.11ファミリなど)、WiMAX(IEEE 802.16ファミリなど)、IEEE 802.20、LTE(long term evolution)、Ev-DO、HSPA+、HSDPA+、HSUPA+、EDGE、GSM、GPS、GPRS、CDMA、TDMA、DECT、Bluetooth、3G、4G、5G、及びそれ以降のものとして指定された任意の他の無線及び有線プロトコルが含まれるが、これらに限定されるものではなく、これら以外にも、その他の異なる多数の無線又は有線標準やプロトコルのうちの任意のものが含まれてもよい。また、ネットワーク関連部品1030をチップ関連部品1020と併せて互いに組み合わせてもよいことは言うまでもない。
【0017】
その他の部品1040としては、高周波インダクタ、フェライトインダクタ、パワーインダクタ、フェライトビーズ、LTCC(low Temperature Co-Firing Ceramics)、EMI(Electro Magnetic Interference)フィルタ、MLCC(Multi-Layer Ceramic Condenser)などが含まれる。但し、これらに限定されるものではなく、これら以外にも、その他の異なる様々な用途のために使用されるチップ部品形態の受動素子などが含まれてもよい。また、その他の部品1040をチップ関連部品1020及び/又はネットワーク関連部品1030と互いに組み合わせてもよいことは言うまでもない。
【0018】
電子機器1000の種類に応じて、電子機器1000は、メインボード1010に物理的及び/又は電気的に連結されても又はされなくてもよい他の電子部品を含むことができる。他の電子部品の例としては、カメラモジュール1050、アンテナモジュール1060、ディスプレイ1070、バッテリ1080などがある。但し、これらに限定されるものではなく、オーディオコーデック、ビデオコーデック、電力増幅器、羅針盤、加速度計、ジャイロスコープ、スピーカ、大容量記憶装置(例えば、ハードディスクドライブ)、CD(compact disk)、DVD(digital versatile disk)などであってもよい。これら以外にも、電子機器1000の種類に応じて様々な用途のために使用されるその他の電子部品などが含まれてもよいことは言うまでもない。
【0019】
電子機器1000は、スマートフォン(smart phone)、個人用情報端末機(personal digital assistant)、デジタルビデオカメラ(digital video camera)、デジタルスチルカメラ(digital still camera)、ネットワークシステム(network system)、コンピュータ(computer)、モニタ(monitor)、タブレット(tablet)、ラップトップ(laptop)、ネットブック(netbook)、テレビ(television)、ビデオゲーム(video game)、スマートウォッチ(smart watch)、オートモーティブ(Automotive)などであってもよい。但し、これらに限定されるものではなく、これら以外にも、データを処理する任意の他の電子機器であってもよいことは言うまでもない。
【0020】
図2は、電子機器の一例を概略的に示す斜視図である。
【0021】
図面を参照すると、電子機器は、例えば、スマートフォン1100であり得る。スマートフォン1100の内部には、マザーボード1110が収容されており、このようなマザーボード1110には、様々な部品1120が物理的及び/又は電気的に連結されている。また、カメラモジュール1130及び/又はスピーカ1140のようにマザーボード1110に物理的及び/又は電気的に連結されても又はされなくてもよい他の部品が内部に収容されている。部品1120のうち一部は、上述したチップ関連部品であってもよく、例えば、部品パッケージ1121であってもよいが、これに限定されるものではない。 部品パッケージ1121は、能動部品及び/又は受動部品を含む電子部品が表面実装配置されたプリント回路基板の形態であり得る。あるいは、部品パッケージ1121は、能動部品及び/又は受動部品が内蔵されたプリント回路基板の形態であってもよい。一方、電子機器は必ずしもスマートフォン1100に限定されるものではなく、上述したように他の電子機器であってもよいことは言うまでもない。
【0022】
プリント回路基板
図3は、一例に係るプリント回路基板を概略的に示す断面図である。
【0023】
図3を参照すると、一例に係るプリント回路基板は、第1絶縁層111、第1絶縁層111に配置される第1金属層121、第1金属層121上に配置され、ブリッジ絶縁層201及びブリッジ回路層202を含むブリッジ200、第1絶縁層111上に配置され、ブリッジ200の少なくとも一部を覆う第2絶縁層112、第2絶縁層112上に配置される第2金属層122、及び第1金属層121と第2金属層122とを連結するようにブリッジ200及び第2絶縁層112を貫通する連結ビア300を含む。
【0024】
第1絶縁層111は絶縁材料を含むことができる。絶縁材料は、エポキシ樹脂のような熱硬化性樹脂、ポリイミドのような熱可塑性樹脂、又はこのような樹脂と共に、無機フィラー、有機フィラー及び/又はガラス繊維(Glass Fiber、Glass Cloth、and/or Glass Fabric)を含む材料を含むことができる。絶縁材料は、感光性材料及び/又は非感光性材料であり得る。例えば、絶縁材料としては、SR(Solder Resist)、ABF(Ajinomoto Build-up Film)、FR-4、BT(Bismaleimide Triazine)、PPG(Prepreg)、RCC(Resin Coated Copper)の絶縁材、CCL(Copper Clad Laminate)の絶縁材等が用いられてもよいが、これらに限定されるものではなく、それら以外にも、異なるその他の高分子素材が用いられてもよい。
【0025】
第1金属層121は、第1絶縁層111に配置されることができる。すなわち、第1金属層121は、第1絶縁層111の一面上に配置されて第1絶縁層111から突出した構造を有することができるが、これに限定されるものではない。
図3には示していないが、第1金属層121は、第1絶縁層111の一面側に埋め込まれた構造を有してもよい。このとき、突出した構造という意味は、必ずしも第1金属層121の全部が第1絶縁層111の一面上で突出することに限定されるものではなく、第1金属層121の一部が第1絶縁層111に埋め込まれていると共に、他の一部が突出した構造を含むことができる。一方、第1金属層121が第1絶縁層111の一面側に埋め込まれた構造とは、第1金属層121が第1絶縁層111の一面側に埋め込まれて第1金属層121の側面は第1絶縁層111によって覆われながら、第1金属層121の一面は第1絶縁層111の一面に露出する構造を意味する。すなわち、第1金属層121が第1絶縁層111に配置されるとは、第1絶縁層111の一面上に配置されること及び第1絶縁層111の一面側に埋め込まれて配置されることの両方を意味することができる。
【0026】
第1金属層121は金属物質を含む。金属物質は、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、銀(Ag)、錫(Sn)、金(Au)、ニッケル(Ni)、鉛(Pb)、チタン(Ti)、及び/又はこれらの合金などを含むことができ、好ましくは銅(Cu)を含むことができるが、これらに限定されるものではない。第1金属層121は一般的な回路パターンであってもよく、部品が実装されてもよいなど、設計デザインに応じて様々な機能を果たすことができる。第1金属層121は、SAM(Semi Additive Process)、MSAP(Modified Semi Additive Process)、TT(Tenting)又はサブトラクティブ工法のうちいずれか一つで形成されてもよいが、これらに限定されるものではない。
【0027】
第1金属層121は、複数のパターンで形成されてもよく、金属板で形成されてもよく、複数のパターン及び金属板が共に形成されるものとして構成されてもよい。複数のパターン及び金属板は同時に形成されてもよいが、これに限定されず、段階的に形成されてもよい。また、第1金属層121は、他の層にさらに配置される金属層及び回路パターンと電気的に信号を送受信することもできるが、第1金属層121は他のパターンと電気的に短絡して機能を果たすこともできる。例えば、第1金属層121の一部は金属板で構成されており、金属板は放熱機能を果たすこともでき、グランド機能を果たすこともできるが、これに制限されず、他の構成を実装するために平坦化層として用いられることもできる。すなわち、第1金属層121は、複数のパターン及び金属板で形成されることができ、これらはそれぞれ異なる機能を果たすことができる。
【0028】
第2絶縁層112は、第1絶縁層111上に配置されることができる。第2絶縁層112が第1絶縁層111上に配置されることで、第1金属層121の少なくとも一部を覆うことができる。一方、第2絶縁層112は、ブリッジ200の少なくとも一部を覆うことができる。第2絶縁層112は、ブリッジ200の上面を覆うことができ、ブリッジ200の側面を覆うこともできる。
【0029】
第2絶縁層112は絶縁材料を含むことができ、第1絶縁層111と同じ材料を使用することもできるが、これに制限されず、第1絶縁層111と異なる材料を含むことができる。絶縁材料は、エポキシ樹脂のような熱硬化性樹脂、ポリイミドのような熱可塑性樹脂、又はこのような樹脂と共に、無機フィラー、有機フィラー及び/又はガラス繊維(Glass Fiber、Glass Cloth、and/or Glass Fabric)を含む材料を含むことができる。絶縁材料は、感光性材料及び/又は非感光性材料であり得る。例えば、絶縁材料としては、SR(Solder Resist)、ABF(Ajinomoto Build-up Film)、FR-4、BT(Bismaleimide Triazine)、PPG(Prepreg)、RCC(Resin Coated Copper)の絶縁材、CCL(Copper Clad Laminate)の絶縁材等が用いられてもよいが、これらに限定されるものではなく、これら以外にも、異なるその他の高分子素材が用いられてもよい。
【0030】
第2金属層122は金属物質を含む。第2金属層122は、第1金属層121と同じ金属物質を含むことができるが、これに制限されるものではない。金属物質は、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、銀(Ag)、錫(Sn)、金(Au)、ニッケル(Ni)、鉛(Pb)、チタン(Ti)、及び/又はこれらの合金などを含むことができ、好ましくは、銅(Cu)を含むことができるが、これらに限定されるものではない。第1金属層121は一般的な回路パターンであってもよく、部品が実装されてもよいなど、設計デザインに応じて様々な機能を果たすことができる。第1金属層121は、SAM(Semi Additive Process)、MSAP(Modified Semi Additive Process)、TT(Tenting)又はサブトラクティブ工法のうちいずれか一つで形成されてもよいが、これらに限定されるものではない。
【0031】
第2金属層122は、複数のパターンで形成されてもよく、金属板で形成されてもよく、複数のパターン及び金属板が共に形成されるものとして構成されてもよい。複数のパターン及び金属板は同時に形成されてもよいが、これに限定されず、段階的に形成されてもよい。また、第2金属層122は、他の層にさらに配置される金属層及び回路パターンと電気的に信号を送受信することもできるが、第2金属層122は、他のパターンと電気的に短絡して機能を果たすこともできる。すなわち、第2金属層122は、第1金属層121と同様に、複数のパターン及び金属板で形成されることができ、これらは、それぞれ異なる機能を果たすことができる。また、第2金属層122は、部品を実装するためのパッドとしての機能を果たすことができる。一方、
図3には示していないが、第2金属層122の一面には電子部品が実装されてもよく、電子部品は公知の能動部品又は受動部品であってもよいが、これに限定されるものではなく、他の基板、例えば、再配線層を含むプリント回路基板が実装されてもよく、基板の間を連結するか、又は基板とチップとの間を連結するインターポーザと連結されてもよい。第2金属層122の一面に電子部品が実装される構成については後述する。
【0032】
一例に係るプリント回路基板は、第1金属層121と第2金属層122とを連結するように第2絶縁層を貫通する第1ビア131をさらに含むことができる。第1ビアはブリッジ200と接しておらず、ブリッジ200とは独立して機能を果たすことができる。
【0033】
第1ビア131は金属物質を含むことができ、第1金属層121及び第2金属層122と同じ金属物質を含むことができるが、これに限定されるものではない。金属物質としては、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、銀(Ag)、錫(Sn)、金(Au)、ニッケル(Ni)、鉛(Pb)、チタン(Ti)、又はこれらの合金などを用いることができる。第1ビア131は、設計デザインに応じて、信号用ビア、グランド用ビア、パワー用ビアなどを含むことができる。第1ビア131は、複数のビアを含むことができ、それぞれビアホールが金属物質で完全に充填されたものであってもよく、又は金属物質がビアホールの壁面に沿って形成されたものであってもよい。第1ビア131も、第1金属層及び第2金属層122のように、めっき工程、例えば、AP、SAP、MSAP、TT等の工程で形成されることができ、無電解めっき層であるシード層と、このようなシード層に基づいて形成される電解めっき層を含むことができる。
【0034】
第1ビア131は、上面の幅が下面の幅より大きくなるようにテーパ形状を有することができるが、これに限定されるものではない。仮に、第2金属層122が第2絶縁層112に埋め込まれるように形成されるか、第1金属層121が第1絶縁層111に埋め込まれるように形成される場合、又はキャリア基板を用いて埋め込み型パターンを製造する、いわゆるコアレス基板の場合には、第1ビア131は、上面の幅が下面の幅より狭くなるようにテーパ形状を有することもできる。また、第1ビア131の幅を一定に形成しても良い。
【0035】
第1ビアは、第2金属層122と一体に形成されてもよいが、これに制限されず、製造工程及び段階に応じて第1金属層121と一体に形成されてもよい。第2絶縁層112を貫通した後に第1ビアを形成する段階で、第2金属層122を共に形成してもよい。
【0036】
一例に係るプリント回路基板はブリッジ200を含むことができる。
【0037】
ブリッジ200は、第1絶縁層111上に配置され、第2絶縁層112に埋め込まれることができる。ブリッジ200は、ブリッジ絶縁層201及びブリッジ回路層202を含むことができる。すなわち、第1絶縁層111の一面が接触するように配置され、ブリッジ200の少なくとも一部が第2絶縁層112によって覆われる構造を有することができる。一方、ブリッジ回路層202は、パッドビア141を介してパッド140と電気的に連結されることができる。
【0038】
ブリッジ200は、一層以上のブリッジ絶縁層201、ブリッジ絶縁層201上にそれぞれ配置されたブリッジ回路層202、及びブリッジ回路層202をそれぞれ貫通し、ブリッジ回路層202とそれぞれ連結されたブリッジビア層を含むことができる。
図3では、ブリッジ絶縁層201の間に境界を別途示していないが、ブリッジ絶縁層201は、それぞれのブリッジ回路層202の数だけ配置されてもよく、ブリッジ絶縁層201及びブリッジ回路層202の層数は、図に示したものより多くてもよく、少なくてもよい。さらに、ブリッジ回路層202は連結ビア300を中心に対称であると示されているが、これは例示に過ぎず、ブリッジ回路層202及びブリッジビア層は様々な形態を有することができる。
【0039】
それぞれのブリッジ絶縁層201の厚さは、第1絶縁層111の厚さ又は第2絶縁層112の厚さより薄くてもよい。また、ブリッジ回路層202の密度は、第1金属層121の密度又は第2金属層122の密度より小さくてもよい。すなわち、ブリッジ200は、プリント回路基板の第1絶縁層111又は第2絶縁層112よりも小さく形成されることができ、ブリッジ200は、第1金属層121又は第2金属層122に比べて相対的に微細な回路パターンを形成することができる。ブリッジビア層の厚さ及び幅も、第1ビア131及び第2ビア132に比べて小さくてもよい。このとき、第1ビア131及び第2ビア132は、ブリッジ200の外部であるプリント回路基板の構成に該当する。ブリッジ200は、微細な回路パターンで構成されたブリッジ回路層202を介して電子部品の間で互いに電気的に連結する機能を果たすことができる。
【0040】
ブリッジ絶縁層201は絶縁物質を含むことができ、このとき、絶縁物質は例えば、PID(Photo Image-able Dielectric)であってもよいが、これに限定されない。例えば、エポキシ樹脂のような熱硬化性樹脂、ポリイミドのような熱可塑性樹脂、又はこれらの樹脂が無機フィラーと混合されるか、又は無機フィラーと共にガラス繊維(Glass Fiber、Glass Cloth、Glass Fabric)に含浸された樹脂、例えば、プリプレグ(prepreg)、ABF(Ajinomoto Build-up Film)、FR-4、BT(Bismaleimide Triazine)などが使用されることもできる。
図3には示されていないが、ブリッジ絶縁層201のそれぞれの層は互いに境界が区分されることもある。これに対し、
図3に示すように、ブリッジ絶縁層201のそれぞれの層は互いに境界が不明瞭であることもある。ブリッジ絶縁層201の材料としてPIDを使用する場合、ブリッジ絶縁層201の厚さを最小化することができ、フォトビアホールを形成することができるため、ブリッジ回路層202とブリッジビア層を容易に高密度に設計することができる。ブリッジ絶縁層201の絶縁物質として上述したPID材料ではない他の物質を使用する場合であっても、ブリッジ回路層202とブリッジビア層は、第1金属層121及び第2金属層122と第1ビア131及び第2ビア132よりも高密度に設計することが好ましい。
【0041】
ブリッジ回路層202は、パッドビア141を介してパッド140と互いに電気的に連結される。ブリッジ回路層202は、当該層の設計に応じて様々な機能を果たすことができるが、少なくとも信号パターンと信号パッドとを含む。ブリッジ回路層202は、互いに異なる電子部品を連結する機能を果たすことができるが、これに制限されるものではない。ブリッジ回路層202は、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、銀(Ag)、錫(Sn)、金(Au)、ニッケル(Ni)、鉛(Pb)、チタン(Ti)、又はこれらの合金などの導電性物質、具体的には、金属物質を使用することができる。
図3では、ブリッジ回路層202の最外層がブリッジ絶縁層201から露出していることを示しているが、これに限定されるものではなく、ブリッジ回路層202の最外層がブリッジ絶縁層201に埋め込まれた構造を有することもできる。ブリッジ回路層202の最外層が埋め込まれた構造を有するために、公知のパターン埋め込み方式を用いてブリッジ200を製造することができる。
【0042】
ブリッジビア層は、互いに異なる層に形成されたブリッジ回路層202を電気的に連結させ、その結果、ブリッジ200内に電気的経路を形成させる。ブリッジビア層のそれぞれは、複数のブリッジビアを含むことができる。ブリッジビア層は、ブリッジ回路層202と同じ金属物質で構成されてもよいが、これに制限されるものではない。一方、
図3では、ブリッジビア層がテーパ形状になっておらず、ブリッジ絶縁層201に対して垂直であることが示されているが、これに制限されず、それぞれのブリッジビアはテーパ形状を有することができ、テーパをつける方向も制限なく設計することができる。
【0043】
一例に係るプリント回路基板は、第1金属層121と第2金属層122とを連結する連結ビア300を含む。連結ビア300は、第1金属層121と第2金属層122とを電気的に連結する機能を果たし、ブリッジ200及び第2絶縁層112を貫通することができる。連結ビア300はブリッジ200を貫通するものの、ブリッジ回路層202とは接しなくてもよい。
【0044】
連結ビア300は金属物質を含むことができ、第1金属層121及び第2金属層122と同じ金属物質を含むことができるが、これに限定されるものではない。金属物質としては、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、銀(Ag)、錫(Sn)、金(Au)、ニッケル(Ni)、鉛(Pb)、チタン(Ti)、又はこれらの合金などを用いることができる。連結ビア300は、複数のビアを含むことができ、それぞれビアホールが金属物質で完全に充填されたものであってもよく、又は金属物質がビアホールの壁面に沿って形成されたものであってもよい。連結ビア300は、第1金属層及び第2金属層122のように、めっき工程、例えば、AP、SAP、MSAP、TT等の工程で形成されることができ、無電解めっき層であるシード層と、このようなシード層に基づいて形成される電解めっき層を含むことができる。
【0045】
連結ビア300は、ブリッジ200を貫通してそれぞれブリッジ200の上下に配置される第1金属層121及び第2金属層122を連結する機能を果たす。このとき、連結ビア300は、ブリッジ200を覆う第2絶縁層112を共に貫通することができる。連結ビア300がブリッジ200を貫通して第1金属層121及び第2金属層122を連結するため、第1金属層121と第2金属層122は最短距離で連結されることができ、第1金属層121と第2金属層122とを連結するために信号経路を迂回する必要がなくなる。したがって、第1金属層121と第2金属層122との信号連結経路を単純化することができ、不要な工程及び回路の迂回設計を省略することができるため、コストを削減することができ、信頼性を向上させることができる。
【0046】
一方、連結ビア300はブリッジ200を貫通するものの、ブリッジ回路層202とは接しなくてもよい。連結ビア300がブリッジ回路層202と接しないため、第1金属層121と第2金属層122との信号伝達はブリッジ200の影響を受けないことができる。
【0047】
仮に、連結ビア300がブリッジ回路層202に接するように形成される場合は、ブリッジ回路層202の設計時に連結ビア300を微細に調節してブリッジ回路層202の領域に一致させなければならないため、不良が発生する可能性が高い。また、連結ビア300がブリッジ回路層202と接するように形成される場合には、連結ビア300を形成するための貫通孔の形成段階で、ブリッジ回路層202を共に貫通するため、貫通孔の内部を滑らかに形成することが容易ではない。連結ビア300のための貫通孔の内部が滑らかでないと、連結ビア300の形成時に空隙やクラックが発生する恐れがあり、これは連結ビア300の不良につながる。
【0048】
これに対し、連結ビア300がブリッジ回路層202に接しない場合は、連結ビア300が配置される領域にブリッジ回路層202を迂回するように製造し、当該領域に連結ビア300を配置すれば十分である。したがって、連結ビア300がブリッジ回路層202に接しない場合が、連結ビア300がブリッジ回路層202に接する場合よりも、ブリッジ200の製造段階及び連結ビア300の形成段階で不良率をより減少させることができる効果がある。また、連結ビア300が第1金属層121と第2金属層122とを直接連結するため、連結ビア300に接する第2金属層122が電子部品と連結されるとき、プリント回路基板と直接連結されることができ、ブリッジ200の設計とは関係なく信号伝達及び送信に有利であり得る。
【0049】
連結ビア300は、第2金属層122に延びて第2金属層122と一体をなすことができる。ブリッジ200を含んで第2絶縁層112を貫通する貫通孔を形成した後、めっき等の方法により連結ビア300を形成する段階で、連結ビア300と第2金属層122とが同時に形成されることができるため、連結ビア300は第2金属層122と一体をなすことができる。一方、
図3には示されていないが、連結ビア300及び第2金属層122はシード層を含むことができ、シード層は一体に形成されることができる。連結ビア300を形成する段階は、上述した段階にデスミアを介して残渣を除去するなどの段階をさらに含むこともでき、貫通孔を形成する段階も、公知の貫通孔を形成する工程を制限なく利用できるなど、ビアを形成する段階で必要な工程であれば制限なく利用することができる。
【0050】
連結ビア300の深さは、第1ビア131の深さと実質的に同一であり得る。本発明において、ある構成の深さという概念は、大まかなものを含むことができ、例えば、製造過程又は測定過程における誤差を含むことができる。連結ビア300の深さは、第2金属層と接する領域から第1金属層と接する領域までの垂直距離を意味し、第1ビア131の深さは、第2金属層と接する領域から第1金属層と接する領域までの垂直距離を意味する。本発明において実質的に同一であるとは、大まかなものを含む概念であり、例えば、製造工程上で発生する工程誤差や位置偏差、測定時の誤差などを含んで判断することができる。連結ビア300と第1ビア131は、それぞれ第2絶縁層112を貫通して第1金属層121と第2金属層122とを連結するため、連結ビア300の深さと第1ビア131の深さは実質的に同一であることができる。
【0051】
一例に係るプリント回路基板は、第1絶縁層111とブリッジ200との間に介在する接着層400をさらに含むことができる。接着層400は、ブリッジ200を第1絶縁層111の一面に固定する役割を果たすことができ、接着層400の一部は連結ビア300によって貫通されることができる。接着層400の材料はDAF(Die Attach Film)などの材料を用いることができるが、これに限定されるものではなく、公知のテープなどを使用することができる。
【0052】
一方、
図3では、接着層400の側面がブリッジ200の側面と同じ面を構成するものとして表現されているが、これに限定されるものではなく、接着層400の側面はブリッジ200の側面より突出してもよい。この場合、第1金属層121の一面上に接着層400が配置されることができるが、場合によっては、接着層400が第1金属層121の突出した側面を全て覆うこともできる。
【0053】
一例に係るプリント回路基板は、キャビティを含まずに第1絶縁層111の一面にブリッジ200を実装することができる。ブリッジ200の厚さを十分に薄く製造することができるため、第1絶縁層111上に別途の絶縁層を積層してキャビティを形成する段階を追加する必要がないため、製造工程をより単純化することができる。また、絶縁層をさらに積層しないため、連結ビア300のための貫通孔を形成する段階をより単純化することができる。
【0054】
一方、一例に係るプリント回路基板は、第2絶縁層112上に配置されるパッド140及びブリッジ回路層202を連結するように第2絶縁層112を貫通するパッドビア141をさらに含むことができる。
【0055】
パッド140は、ブリッジ200上に配置されてブリッジ回路層202と電気的に連結されるが、これに限定されるものではなく、第2絶縁層112上に配置される第2金属層122と区別することなく使用されてもよい。パッド140は、電子部品を実装して電気的信号の通路の役割を果たし、電子部品とブリッジ200とを連結する機能を果たすことができる。
【0056】
パッド140は金属物質を含むことができる。金属物質は、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、銀(Ag)、錫(Sn)、金(Au)、ニッケル(Ni)、鉛(Pb)、チタン(Ti)、及び/又はこれらの合金などを含むことができ、好ましくは銅(Cu)を含むことができるが、これらに限定されるものではない。パッド140は、設計デザインに応じて様々な機能を果たすことができる。例えば、グランドパッド、パワーパッド、信号パッドなどを含むことができる。ここで、信号パッドは、グランド、パワーなどを除く各種の信号、例えば、データ信号などの電気的連結のためのパッドを含むことができる。第1パッドは、SAM(Semi Additive Process)、MSAP(Modified Semi Additive Process)、TT(Tenting)又はサブトラクティブ工法のうちいずれか一つで形成されてもよいが、これらに限定されるものではない。
【0057】
パッドビア141は、パッド140とブリッジ回路層202とを電気的に連結するように第2絶縁層112を貫通する。パッドビア141の一面はパッド140と連結され、パッドビア141の他面はブリッジ回路層202と連結されることができる。パッドビア141は、パッド140とブリッジ200とを電気的に連結して、パッド140の一面に配置される電子部品の間の電気的連結機能を果たす。
【0058】
一方、一例に係るプリント回路基板は、第1絶縁層の他面に配置される回路パターンをさらに含むことができ、回路パターンと第1金属層とを連結するビアをさらに含むことができる。また、
図3に示す構成に限定されるものではなく、これ以外にも、他の絶縁層、他の回路パターン、貫通ビア、及びキャビティなどのプリント回路基板の一般的な構成をさらに含むことができ、第2絶縁層上に配置される半田レジストをさらに含むこともできる。すなわち、当該技術分野において通常の知識を有する者であれば利用できる構成をさらに含むことができる。
【0059】
図4は、他の一例に係るプリント回路基板を概略的に示す断面図である。
【0060】
図4を参照すると、他の一例に係るプリント回路基板は、第2絶縁層112の一面に配置される第3絶縁層113、第3絶縁層113上に配置される第3金属層123、第3絶縁層上に配置されるパッド140、第3金属層123と第2金属層122とを連結するように第3絶縁層113を貫通する第2ビア132、及びパッド140とブリッジ回路層202とを連結するように第2絶縁層112及び第3絶縁層113を貫通するパッドビア141を含む。
【0061】
第3絶縁層113は、第2絶縁層112の一面に配置されることができる。第3絶縁層113は、第1絶縁層111及び第2絶縁層112と同じ材料で形成されてもよいが、これに限定されるものではなく、これらと異なる材料を含んでもよい。絶縁材料は、上述した第1絶縁層111及び第2絶縁層112の材料のうち一つの材料を含むことができる。第3絶縁層113は、第2絶縁層112の一面に配置され、第2金属層122を埋め込む構造を有することができる。
【0062】
第3金属層123は、第3絶縁層113の一面に配置されることができる。第3金属層123は、第1金属層121及び第2金属層122と同じ材料であってもよく、同じ製造方法により形成されてもよいが、これに限定されるものではない。第3金属層123は複数のパターンで構成されることができ、第3金属層123が部品を実装するためのパッドとしての機能を行うことができる。
【0063】
第2ビア132は、第3金属層123と第2金属層122とを連結するように第3絶縁層113を貫通することができる。第2ビア132は、第1ビア131と同じ材料を含んでもよく、同じ製造方法により形成されてもよいが、これに制限されるものではない。
【0064】
一方、第2絶縁層112の一面に第3絶縁層113が配置されることで、パッド140は第3絶縁層113の一面に配置され、パッドビア141は第2絶縁層112及び第3絶縁層113を貫通することができる。パッド140及びパッドビア141は、第3絶縁層113に配置される点及び第3絶縁層113をさらに貫通する点を除いては、一例に係るプリント回路基板と同様である。なお、第3絶縁層113及び第3金属層123をさらに含む場合でも、連結ビア300は、第2絶縁層112及びブリッジ200を貫通しながらブリッジ回路層202と接しないため、第1金属層121、第2金属層122、及び第3金属層123は、連結ビア300を介して最短距離で連結されることができる。
【0065】
一方、
図4では、ブリッジ回路層202の最外層がブリッジ絶縁層201の最外層に埋め込まれている構成として表現したが、これは一例に係るプリント回路基板の説明にて上述したように、公知のパターン埋め込み方式によって形成することができる。ブリッジ回路層202の最外層がブリッジ絶縁層201の最外層に埋め込まれるためにキャリア基板を用いてブリッジ200を製造することができ、これに限定されずに公知のパターン埋め込み方式を用いてブリッジ200を製造することができる。
【0066】
第3絶縁層113、第3金属層123、及び第2ビア132以外の構成のうち、一例に係るプリント回路基板と同一の構成は、他の一例に係るプリント回路基板にも適用することができるため、これに関する重複説明は省略する。
【0067】
図5は、さらに他の一例に係るプリント回路基板を概略的に示す断面図である。
【0068】
図5を参照すると、さらに他の一例に係るプリント回路基板は、第1絶縁層111と第2絶縁層112との間に配置され、キャビティCを含む第3絶縁層113を含むことができる。
【0069】
第3絶縁層113は、第1絶縁層111の一面に配置され、第2絶縁層112の一面に対向する他面に配置されることができる。第3絶縁層113は、第1絶縁層111及び第2絶縁層112と同じ材料で形成されてもよいが、これに限定されるものではなく、これらと異なる材料を含むこともできる。絶縁材料は、上述した第1絶縁層111及び第2絶縁層112の材料のうち一つの材料を含むことができる。第3絶縁層113は、第1絶縁層111の一面に配置されて第1金属層121を埋め込む構造を有することができる。
【0070】
第3絶縁層113はキャビティCを含むことができる。第3絶縁層113がキャビティCを含むとは、第3絶縁層113を貫通するキャビティCが形成されているものと同一であり得る。キャビティCの壁面は第3絶縁層113で構成されてもよく、キャビティCの底面は第1絶縁層111で構成されてもよいが、第1絶縁層111上に配置される第1金属層121であってもよい。一方、第3絶縁層113が完全に貫通されていない場合、キャビティCの底面は第3絶縁層113で構成されてもよいなど、第3絶縁層113を貫通するキャビティCが含まれれば、これに制限されるものではない。この場合、第1金属層121は金属板で構成されることができ、キャビティCを形成するためのストッパ層としての機能を行うこともできる。一方、ブリッジ200は、第3絶縁層113のキャビティCに実装され、第2絶縁層112がキャビティCを満たすことにより、ブリッジ200は第2絶縁層112によって埋め込まれることができる。第3絶縁層113の厚さは、ブリッジ200の厚さより小さくてもよいが、これに限定されるものでなく、ブリッジ200の厚さと実質的に同様に形成されてもよく、又はブリッジ200の厚さより大きくてもよい。
【0071】
なお、
図5には示していないが、第3絶縁層113の一面上に回路パターンをさらに含むこともできる。
【0072】
第3絶縁層113とキャビティC以外の構成のうち、一例に係るプリント回路基板及び他の一例に係るプリント回路基板と同一の構成は、さらに他の一例に係るプリント回路基板にも適用することができるため、これに関する重複説明は省略する。
【0073】
図6は、さらに他の一例に係るプリント回路基板を概略的に示す断面図である。
【0074】
図6を参照すると、さらに他の一例に係るプリント回路基板は、半田レジスト層150、連結部材600、第1電子部品501、及び第2電子部品502をさらに含むことができる。
【0075】
第2絶縁層112の一面には、半田レジスト層150がさらに配置されることができる。半田レジスト層150は、外部からプリント回路基板を保護する。半田レジスト層150は、熱硬化性樹脂と、熱硬化性樹脂に分散した無機フィラーとを含むものの、ガラス繊維は含まなくてもよい。絶縁樹脂は感光性絶縁樹脂であってもよく、フィラーは無機フィラー及び/又は有機フィラーであってもよいが、これに限定されるものではない。但し、半田レジスト層150の材料はこれに限定されるものではなく、必要に応じて、それ以外に、異なるその他の高分子素材が用いられてもよい。半田レジスト層150は、第2金属層122及びパッド140を埋め込むことができるが、これに限定されるものではなく、
図6に示すように、開口を介して第2金属層122の少なくとも一部及びパッド140の少なくとも一部を露出させることができる。一方、
図6には示されていないが、半田レジスト層150の開口を介して第2金属層122及びパッド140が露出する構造を有してもよい。
【0076】
さらに他の一例に係るプリント回路基板は、第2金属層122及びパッド140上に配置される第1電子部品501及び第2電子部品502を含むことができる。第1電子部品501及び第2電子部品502のそれぞれの少なくとも一部は、ブリッジ200を介して互いに電気的に連結される。
【0077】
第1電子部品501及び第2電子部品502は、それぞれ数百~数百万個以上の素子が一つのチップ内に集積化されたIC(Integrated Circuit)ダイ(die)であってもよい。必要に応じて、第1電子部品501及び第2電子部品502は、ICダイの他にもチップ型のインダクタやチップ型のキャパシタなどであってもよく、これに限定されず、受動部品をさらに含んでもよい。
【0078】
第1電子部品501及び第2電子部品502は、連結部材600を介して第2金属層122及びパッド140と電気的に連結されることができ、連結部材600は錫(Sn)や錫(Sn)を含む合金、例えば、半田(Solder)などを含むことができるが、これに制限されるものではなく、銅(Cu)などの金属物質を含むピラー(pillar)で構成されることもできる。すなわち、連結部材600は、第1電子部品501及び第2電子部品502と第2金属層122、パッド140を電気的に連結することができる手段であれば、制限なく利用可能である。
【0079】
第1電子部品501は、連結ビアを介して第1金属層121と直接連結されることができる。この場合、連結ビア300は、必要に応じて、その位置が調整されてもよい。連結ビア300がブリッジ回路層202とは接しないため、ブリッジ200の内部の信号経路を考慮せずとも、第1電子部品501と第1金属層121との間の連結のみを行うことができる。したがって、ブリッジ200、第1金属層121、及び第2金属層122の信号経路を変更せずとも信号経路の単純化をなすことができる。また、第1電子部品501と第1金属層121とが最短経路で連結されることができるため、信号損失を最小化することができ、信頼性を向上させることができる。
【0080】
もし、ブリッジ200を貫通する連結ビア300がない場合、第1電子部品501と第1金属層121との間の連結を行うためには、第1金属層121と連結される第2金属層122のパターン設計を変更しなければならず、第2金属層122をブリッジ200の外部に配置させる構成が必須となる。したがって、ブリッジ200を貫通してブリッジ回路層と接する連結ビア300が含まれない場合には、第1電子部品501、ブリッジ200、第1金属層121及び第2金属層122の設計を変更することが容易でない可能性がある。
【0081】
第1電子部品501が連結ビアを介して第1金属層121と直接連結できる構成は、第1電子部品501だけでなく、第2電子部品502に対しても適用することができ、
図6に示すように、第1電子部品501及び第2電子部品502に同時に適用することもできる。
【0082】
一方、
図6には、電子部品として第1電子部品501及び第2電子部品502が示されており、2つの電子部品を含むものとして表現されているが、これに限定されるものではなく、より多くの電子部品を含んでもよく、これらはそれぞれブリッジ200を介して電気的に連結されてもよく、連結ビア300を介して第1金属層121と連結されてもよいことは言うまでもない。
【0083】
なお、半田レジスト層150、連結部材600、第1電子部品501及び第2電子部品502以外の構成のうち、一例に係るプリント回路基板と同一の構成は、さらに他の一例に係るプリント回路基板にも適用することができるため、これに関する重複説明は省略する。
【0084】
図7は、さらに他の一例に係るプリント回路基板を概略的に示す断面図である。
【0085】
図7を参照すると、さらに他の一例に係るプリント回路基板は、第1金属層121が第1絶縁層111の他面側に埋め込まれ、第1絶縁層111の一面に配置される中間金属層124及び第1金属層121上に配置され、連結ビア300と連結される金属ポスト160をさらに含む。
【0086】
第1金属層121は、第1絶縁層111の他面側に埋め込まれることができる。第1金属層121が第1絶縁層111の他面側に埋め込まれた構造とは、第1金属層121が第1絶縁層111の他面側に埋め込まれて第1金属層121の側面は第1絶縁層111によって覆われながら、第1金属層121の一面は第1絶縁層111の他面に露出する構造を意味する。一方、図面には示していないが、第1絶縁層111の他面には、追加的に絶縁層がさらに配置されてもよいことは言うまでもない。
【0087】
第1金属層121は、第1絶縁層111の他面側に埋め込まれる構造を有するため、連結ビア300は、ブリッジ200と第1絶縁層111及び第2絶縁層112を貫通して第1金属層及び第2金属層を連結することができる。この場合にも、連結ビア300はブリッジ回路層202とは接しない。
【0088】
第1絶縁層の一面には、中間金属層124をさらに含むことができる。中間金属層124は、第1金属層121と第2金属層122との間に配置される金属層に該当し、第1金属層121及び第2金属層122と同じ材料であってもよく、同じ製造方法により形されてもよいが、これに制限されるものではない。中間金属層124は複数のパターンで構成されてもよい。中間金属層124は、第1絶縁層111の一面に配置されるが、ブリッジ200が実装される領域には配置されなくてもよい。
【0089】
第1ビア131は第1金属層121と中間金属層124とを連結することができ、第2ビア132は第2金属層122と中間金属層124とを連結することができる。
【0090】
一方、連結ビア300は、ブリッジ200と第1絶縁層111及び第2絶縁層112を貫通して第1金属層121及び第2金属層122を連結するため、連結ビア300の深さは、第1ビア131の深さ及び第2ビア132の深さより深くてもよい。中間金属層124は、ブリッジ200が配置される領域には配置されないため、連結ビア300のための貫通孔がブリッジ200と第1絶縁層111及び第2絶縁層112を一括して貫通することができる。これに対し、中間金属層が配置される領域には、第1絶縁層111を貫通する第1ビア131及び第2絶縁層112を貫通する第2ビアが配置されるため、連結ビア300の深さは、第1ビア131及び第2ビア132のそれぞれの深さより深くてもよい。第1ビア131及び第2ビア132の深さよりも深い連結ビア300を形成する段階でも、連結ビア300はブリッジ回路層202と接しないため、連結ビア300のための貫通孔を形成することが容易であり得る。
【0091】
また、さらに他の一例に係るプリント回路基板は、第1金属層121に配置される金属ポスト160をさらに含むことができる。
【0092】
金属ポスト160は、第1金属層121と同じ金属を含んでもよく、同じ製造方法により形成されてもよいが、これに制限されるものではない。連結ビア300は、金属ポスト160を介して第1金属層121と連結されることができる。金属ポスト160が配置されることにより、第1金属層121と第2金属層122とを連結する連結ビア300が過度に長くなるのを防止することができる。すなわち、金属ポスト160は、第1金属層121上に配置され、連結ビア300を一部代替することができる。但し、金属ポスト160の厚さは第1絶縁層111の厚さより厚くなくてもよいため、連結ビア300が金属ポスト160を介して連結される場合でも、連結ビア300の深さは第1ビア131の深さ及び第2ビア132の深さより深くてもよい。
【0093】
一方、中間金属層124及び金属ポスト160以外の構成のうち、一例に係るプリント回路基板と同一の構成は、さらに他の一例に係るプリント回路基板にも適用することができるため、これに関する重複説明は省略する。
【0094】
図8は、一例に係るプリント回路基板のブリッジ領域を上面から見た平面図である。
【0095】
図8を参照すると、ブリッジ200に含まれるブリッジ回路層202はブリッジ絶縁層201に配置されてもよく、連結ビア300が形成される領域には配置されなくてもよい。連結ビア300が形成される領域にブリッジ回路層202が配置されないため、連結ビア300がブリッジ200を貫通してもブリッジ回路層202とは接しておらず、信号経路の多様化及び単純化をなすことができる。一方、
図8では、一例に係るブリッジを概略的に示したものに過ぎず、図面には示されていないが、一例に係るブリッジは、ブリッジ絶縁層201によってブリッジ回路層202のパターンが埋め込まれた構造を有してもよく、連結ビア300のための領域が複数個形成されてもよい。
【0096】
本発明における断面上における意味は、対象物を垂直に切断したときの断面形状、又は対象物をサイドビューで見たときの断面形状を意味することができる。また、平面上における意味は、対象物を水平に切断したときの形状、又は対象物をトップビュー又はボトムビューで見たときの平面形状であることができる。
【0097】
本発明において、「上側」、「上部」、「上面」などは、便宜上、図面の断面を基準に電子部品が実装可能な面に向かう方向を意味するものとして使用し、「下側」、「下部」、「下面」などは、その反対方向として使用した。但し、これは説明の便宜上、方向を定義したものであって、特許請求の範囲の権利範囲がこのような方向に対する記載によって特に限定されるものではないことは勿論である。
【0098】
本発明において「連結される」とは、直接連結されることだけでなく、接着剤層などを介して間接的に連結されることを含む概念である。また、「電気的に連結される」とは、物理的に連結された場合と、連結されていない場合の両方を含む概念である。さらに、「第1」、「第2」などの表現は、ある構成要素と他の構成要素とを区分するために使用されるものであり、当該構成要素の順序及び/又は重要度などを限定しない。場合によっては、権利範囲を逸脱しない範囲内で、第1構成要素は第2構成要素と命名されてもよく、同様に第2構成要素は第1構成要素と命名されてもよい。
【0099】
本発明において使用された「一例」という表現は、互いに同じ実施形態を意味するものではなく、それぞれ互いに異なる固有の特徴を強調して説明するために提供されたものである。しかし、上記提示された一例は、他の一例の特徴と結合して実現されることを排除しない。例えば、特定の一例に説明されている事項が他の一例に説明されていなくても、他の一例においてその事項と反対又は矛盾する説明がない限り、他の一例に関する説明として理解することができる。
【0100】
本発明において使用された用語は、単に一例を説明するために使用されたものであって、本発明を限定しようとする意図ではない。このとき、単数の表現は、文脈上明らかに異なる意味ではない限り、複数の表現を含む。
【符号の説明】
【0101】
111:第1絶縁層
121:第1金属層
112:第2絶縁層
122:第2金属層
113:第3絶縁層
123:第3金属層
131:第1ビア
132:第2ビア
140:パッド
141:パッドビア
150:半田レジスト層
160:金属ポスト
124:中間金属層
200:ブリッジ
201:ブリッジ絶縁層
202:ブリッジ回路層
300:連結ビア
400:接着層
C:キャビティ
501:第1電子部品
502:第2電子部品
600:連結部材
1000:電子機器
1010:メインボード
1020:チップ関連部品
1030:ネットワーク関連部品
1040:その他の部品
1050:カメラモジュール
1060:アンテナモジュール
1070:ディスプレイ
1080:バッテリ
1090:信号ライン
1100:スマートフォン
1110:スマートフォン内部のメインボード
1120:スマートフォン内部の電子部品
1121:スマートフォン内部のアンテナモジュール
1130:スマートフォン内部のカメラモジュール
1140:スマートフォン内部のスピーカ