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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024067056
(43)【公開日】2024-05-17
(54)【発明の名称】浴槽
(51)【国際特許分類】
   A47K 3/02 20060101AFI20240510BHJP
   A61H 33/00 20060101ALI20240510BHJP
【FI】
A47K3/02
A61H33/00 310C
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022176846
(22)【出願日】2022-11-04
(71)【出願人】
【識別番号】000182373
【氏名又は名称】酒井医療株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001933
【氏名又は名称】弁理士法人 佐野特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】田中 謙次
【テーマコード(参考)】
2D132
4C094
【Fターム(参考)】
2D132AA00
2D132AA11
2D132AA12
2D132AA18
2D132AB00
2D132AB02
4C094AA01
4C094BC01
(57)【要約】
【課題】外装の変形を抑制できる浴槽を提供する。
【解決手段】浴槽は有底筒状の湯船と、前記湯船の外周の少なくとも一部に着脱可能に取り付けられる外壁部と、を有する。前記湯船は、前記側壁部の上端に接続する浴槽縁部を有する。前記浴槽縁部は、前記側壁部の外周上端から外方に拡がる環状のフランジ部と、前記フランジ部の外縁から下方に延びる垂下部と、前記垂下部よりも内側に配置される保持部と、を有する。前記保持部の下部は、前記垂下部と隙間を開けて対向するとともに上方に向かうにつれて前記垂下部に接近する傾斜部を有する。 前記外壁部が前記湯船に取り付けられたとき、前記外板部及び前記係合部の少なくとも一方が前記垂下部と接触するとともに前記係合部と前記保持部の前記傾斜部とが接触する。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
水を溜めることができる湯船と、
前記湯船の外周の少なくとも一部に着脱可能に取り付けられる外壁部と、を有し、
前記湯船は、
底部の辺縁部から上方に延びる筒状の側壁部と、
前記側壁部の上端に接続する浴槽縁部と、を有し、
前記浴槽縁部は、
前記側壁部の外周上端から外方に拡がる環状のフランジ部と、
前記フランジ部の外縁から下方に延びる垂下部と、
前記垂下部よりも内側に配置される保持部と、を有し、
前記保持部の下部は、前記垂下部と隙間を開けて対向するとともに上方に向かうにつれて前記垂下部に接近する傾斜部を有し、
前記外壁部は、
前記垂下部の下方に配置される外板部と、
前記外板部の上方かつ内側に配置される係合部と、を有し、
前記外壁部が前記湯船に取り付けられたとき、前記外板部及び前記係合部の少なくとも一方が前記垂下部と接触するとともに前記係合部と前記保持部の前記傾斜部とが接触する浴槽。
【請求項2】
前記外壁部が前記湯船に取り付けられたとき、前記外板部の上端が前記垂下部の下端と接触するとともに前記係合部の上端部と前記保持部の前記傾斜部とが接触する請求項1に記載の浴槽。
【請求項3】
前記浴槽縁部は、前記垂下部に沿って並んだ複数個の前記保持部を有する請求項1に記載の浴槽。
【請求項4】
前記係合部は、前記傾斜部と接触する部分が、前記傾斜部と面接触するように傾斜した斜面部を有する請求項1に記載の浴槽。
【請求項5】
前記係合部は、前記傾斜部と接触する部分が、前記傾斜部に合わせて傾斜した斜面部を有し、
前記斜面部の上端は、前記係合部の上端から下方に凹んでいる請求項1から請求項4のいずれかに記載の浴槽。
【請求項6】
前記外壁部は、前記係合部の上端から外側に突出する返し部をさらに有し、
前記外壁部が前記湯船に取り付けられたとき、前記返し部の自由端が前記垂下部の内面と接触する請求項1から請求項4のいずれかに記載の浴槽。
【請求項7】
前記外板部が固定可能なステーをさらに有し、
前記ステーの少なくとも一つは、前記湯船に配置される請求項1から請求項4のいずれかに記載の浴槽。
【請求項8】
前記外板部が固定可能なステーをさらに有し、
前記湯船は、底部をフレームに支持されており、前記ステーの少なくとも一部は前記フレームに配置される請求項1から請求項4のいずれかに記載の浴槽。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、浴槽に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、浴槽の側面にはエプロンが取り付けられる。このようなエプロンの浴槽への取り付けは、例えば、特許文献1に記載されている。特許文献1に記載の浴槽では、エプロンは、上部に係合部を有する。係合部は、エプロンの上部を2段階で折り曲げて上方に延びる係合部を有する。
【0003】
浴槽の上面の辺縁から下方に垂下した垂下部の裏側に係合部を係合し、垂下部と係合部と接触部を軸にエプロンの下部を浴槽に向けて回転させる。そして、エプロンの裏側に設けられた突起部が浴槽の側面に設けられた支持部材に係合することで、エプロンが浴槽に着脱可能に取り付けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2018-161262号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述した構成においてエプロンに内側に向く力が作用すると、エプロンと浴槽とに隙間が形成される虞がある。
【0006】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、外装部分の変形を抑制できる浴槽を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本発明の一局面による浴槽は、有底筒状の湯船と、前記湯船の外周の少なくとも一部に着脱可能に取り付けられる外壁部と、を有する。前記湯船は、底部の辺縁部から上方に延びる筒状の側壁部と、前記側壁部の上端に接続する浴槽縁部と、を有する。前記浴槽縁部は、前記側壁部の外周上端から外方に拡がる環状のフランジ部と、前記フランジ部の外縁から下方に延びる垂下部と、前記垂下部よりも内側に配置される保持部と、を有する。前記保持部の下部は、前記垂下部と隙間を開けて対向するとともに上方に向かうにつれて前記垂下部に接近する傾斜部を有する。前記外壁部は、前記垂下部の下方に配置される外板部と、前記外板部の上方かつ内側に配置される係合部と、を有する。 前記外壁部が前記湯船に取り付けられたとき、前記外板部及び前記係合部の少なくとも一方が前記垂下部と接触するとともに前記係合部と前記保持部の前記傾斜部とが接触する。
【発明の効果】
【0008】
本発明の構成では、外装部分の変形を抑制できる浴槽を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】入浴装置の斜視図である。
図2】入浴装置の背面図見た図である。
図3】浴槽の斜視図である。
図4】浴槽の浴槽縁部の近傍の断面図である。
図5】湯船の底面図である。
図6】湯船及びフレームを下側から見た斜視図である。
図7】浴槽の下方から見た分解斜視図である。
図8】外壁部の第1カバーを鉛直な面で切断した斜視断面図である。
図9】浴槽から第2カバーを取り外した状態の背面図である。
図10】保持部及び第1カバーの係合部の近傍の概略断面図である。
図11】第1変形例の保持部及び第1カバーの係合部の近傍の概略断面図である。
図12】第2変形例の保持部及び第1カバーの係合部の近傍の概略断面図である。
図13】第2変形例隙間が形成された状態の概略断面図である。
図14】第3変形例の保持部及び第1カバーの係合部を外側から見た図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。本明細書において、浴槽100は、要介助者の入浴介助のために用いられる入浴装置Aに用いられる構成を参照して説明する。以下の説明で参照する図面には、入浴者(すなわち、要介助者)および介助者は図示しない。
【0011】
なお、本明細書では、浴槽100に入浴している入浴者に近い側を内側と定義し、反対側を外側と定義する。また、浴槽100は、平面視長方形状である。浴槽100を構成する部材のうち、平面視長方形状の部材において、長辺を構成する部分をその部材の長辺部と称し、短辺を構成する部分をその部材の短辺部と称する。
【0012】
<入浴装置A>
図1は、入浴装置Aの斜視図である。図2は、入浴装置Aの背面図である。図1に示すように、入浴装置Aは、浴槽100と、搬送装置600とを有する。浴槽100は、平坦な床面FLに設置される。搬送装置600は、床面FLに接地した状態で移動する。以下、床面FLと直交する方向を上下方向と定義する。また、床面FLに対して浴槽100が設置される側を上と定義し、その反対側を下と定義する。
【0013】
図1に示すように、浴槽100は、平面視長方形状である。浴槽100は、入浴者が入ることができる入浴スペース101を有する。浴槽100の長手方向の端部には、シャワー装置200が備えられる。例えば、介助者は、浴槽100に入っている入浴者に対して、シャワー装置200から噴出される湯水かけることができる。また、入浴スペース101に湯水を溜めることができ、入浴者が入浴スペース101に溜まった湯水で半身浴又は全身浴を行うことも可能である。シャワー装置200は、浴槽100の長手方向の両端に配置されてもよいし、一方の端部に配置されてもよい。また、それ以外の場所に配置されてもよい。
【0014】
搬送装置600は、担架601と、ベース部材602と、支柱603と、支持部材604とを有する。ベース部材602は、搬送装置600の下部に配置されベース部材602には、複数の車輪605が取り付けられている。搬送装置600が車輪605を備えることで、介助者は、少ない力で搬送装置600を移動させることができる。なお、車輪605をモータ等の動力でアシストするようにしてもよい。
【0015】
支柱603は、ベース部材602から上方に突出した柱部である。支持部材604は、モータ等の動力源を備えた昇降機構(不図示)によって、支柱603に対して上下方向に移動可能に装着される。支持部材604には、入浴者が乗せられる担架601が固定される。なお、昇降機構として、モータ等の電動の動力源を用いるものであってもよいし、油圧回路等を利用した介助者の力を増幅する装置を用いてもよい。
【0016】
担架601は、支持部材604に固定されてもよいし。着脱可能であってもよい。支持部材604に固定された担架601に対し、入浴者を乗せる作業が行われてもよい。また、支持部材604から取り外された担架601に入浴者を乗せ、その後、入浴者を乗せた担架601を支持部材604に固定してもよい。
【0017】
浴槽100に対して搬送装置600所定位置に移動させることにより、担架601に入浴者を乗せたまま入浴者を浴槽100に入れることが可能となる。例えば、入浴者を担架601に乗せるときには、支持部材604を下方に移動させた状態で、入浴者を担架601に乗せる。このようにすることで、要介助者である入浴者を安全に担架に乗せることができる。また、担架601の位置が低いことで、介助者が要介助者を高く持ち上げなくてもよく、介助者の負担を減らすことができる。
【0018】
そして、担架601に入浴者を乗せた搬送装置600を移動させる、担架601を浴槽100の上部に配置する。搬送装置600を移動するとき担架601が高い位置にある場合、入浴者によっては恐怖を感じる場合がある。また、重心が高くなるため、搬送装置600が不安定になる場合がある。そのため、移動時には、担架601は、ある決められた高さに固定されて移動する。
【0019】
そして、支持部材604を上方に移動させて担架601を浴槽100の上端よりも上方に移動させ、搬送装置600を移動させて、担架601を浴槽100の上部に移動する。最後に、支持部材604を下方に移動させて、浴槽100の入浴スペース101に入浴者が乗った担架601を入れることができる。すなわち、浴槽100に入浴者を入れることができる。
【0020】
<浴槽100>
次に、一実施形態にかかる浴槽100の詳細について図面を参照して説明する。図3は、浴槽100の斜視図である。図4は、浴槽100の浴槽縁部13の近傍の断面図である。図5は、湯船1の底面図である。図6は、湯船1及びフレーム3を下側から見た斜視図である。
【0021】
図3図6に示すように、浴槽100は、湯船1と、外壁部2と、フレーム3と、を有する。湯船1は、有底筒状であり、底部11と、側壁部12と、浴槽縁部13と、を有する。図3等に示すように、底部11は、入浴スペース101の底を構成する。底部11は、平面視において長方形状である。
【0022】
湯船1の側壁部12は、底部11の辺縁部から上方に延び、入浴スペース101の側部を途切れることなく囲む。換言すると、側壁部12は筒状である。底部11と側壁部12とは、水密に接続されている。そのため、湯船1は、有底筒状であり水を溜めることができる形状である。
【0023】
側壁部12の底部11の長手方向一方の辺縁部から突出する部分には、上方に向かうにつれて底部11から離れるように傾斜する背もたれ部121が構成されている。また、湯船1には、底部11から上方に向かう階段状の段差111(図6図7等参照)が設けられる。
【0024】
このような構成とすることで、担架601の入浴者の背中が当たる部分を背もたれに合わせて傾斜させるとともに、担架601膝を曲げることができるように変形させた状態で入浴が可能である。このような状態とすることで、入浴者は、背中を背もたれに預けた状態で入浴することができるため、リラックスしやすい。また、膝が折り曲げられているため、姿勢を維持しやすい。そのため、入浴者が安心して入浴可能であるとともに、介助者も介助がしやすい。なお、底部11の上面は平坦であってもよい。
【0025】
また、側壁部12の背もたれ部121以外の部分は、底部11より略鉛直に伸びる。このように構成されることで、介助者が入浴スペース101の深い場所まで手を入れることができるため、介助者による入浴者の介助がやりやすい。
【0026】
図4図5等に示すように、浴槽縁部13は、側壁部12の外周上端に接続する環状である。浴槽縁部13は、平面視長方形状である。浴槽縁部13は、フランジ部131と、垂下部132と、保持部4とを有する。フランジ部131は、筒状の側壁部12の外周上端から外方に拡がる環状の板部である。垂下部132は、フランジ部131の外縁より下方に延びる。垂下部132は、周方向に連続して設けられており、筒状である。そして、保持部4は、フランジ部131の下面より、下方に延びる。保持部4は、板状であり、垂下部132の内面133と隙間を介して配置される。保持部4の詳細については、後述する。
【0027】
浴槽100の湯船1は樹脂製(たとえば、FRP製)であり、底部11、側壁部12及び浴槽縁部13は一体的に成形される。すなわち、底部11、側壁部12及び浴槽縁部13は同一部材である。
【0028】
湯船1の入浴スペース101は、浴槽100の大きさにもよるが、300リッター程度であることが多い。つまり、湯船1には、大量の水(例えば、一定の温度まで昇温された湯水)を溜めることができ、湯船1には大きな力がかかる場合がある。そのため、浴槽100では、水の重量による湯船1の底部11の変形、破損等を抑制するため、湯船1の下部には、フレーム3が配置される(図4、6参照)。
【0029】
フレーム3は、鉄、鋼、アルミニウム合金等で形成されており、湯船1を形成する樹脂よりも強度が高い。図6に示すように、フレーム3は、一対の第1梁部31と、一対の第2梁部32と、一対の第3梁部33と、複数の脚部34と、を有する。一対の第1梁部31は、底部11の長手方向に沿って延びる長尺状であり、短手方向に間隔をあけて配置される。一対の第1梁部31は、底部11の下面112の長辺部の近傍を支持する。
【0030】
一対の第2梁部32は、一対の第1梁部31の長手方向の端部同士を連結するように、第1梁部31の各端部に固定される。なお、第1梁部31と第2梁部32との固定は、ここでは、ねじを用いたものとしているが、これに限定されない。例えば、溶接、溶着、接着等、第1梁部31と第2梁部32とを強固に固定できる固定方法を広く採用することができる。第2梁部32は、底部11の下面112の短辺部の近傍を支持する。
【0031】
このように、一対の第1梁部31と、一対の第2梁部32とを連結することで矩形の枠体が形成される。フレーム3に下面112を支持されることで、湯船1の底部11の変形、破損等が抑制される。
【0032】
第3梁部33は、第1梁部31の第2梁部32よりも端部側の下面に固定されている。フレーム3において、第3梁部33は、フレーム3の剛性を高めるとともに脚部34を取り付けるための取付部である。つまり、各第3梁部33には、2個の脚部34が配置される。脚部34は、第3梁部33固定されている。脚部34の第3梁部33への固定は、例えば、圧入を挙げることができるが、これに限定されず、ねじ止め、溶接、接着等、脚部34を第3梁部33に強固に固定できる固定方法を広く採用することができる。
【0033】
脚部34の下部には、アジャスタが配置される。アジャスタを調整することで、脚部34の長さを変更できる。アジャスタを調整することで、脚部34の長さをそれぞれ独立して変更できる。これにより、床面FL自体が傾いている場合、段差がある場合でも、浴槽100が水平になるように床面FLに設置することができる。なお、底部11自体、又は、底部11を含む湯船1が十分な強度を有する場合、溜められる水の量が少ない場合等、底部11に大きな力が作用しない場合には、フレーム3を省略してもよい。この場合、脚部34のみが底部11の下面に取り付けられてもよい。
【0034】
次に外壁部2について、図面を参照して説明する。図7は、浴槽100の下方から見た分解斜視図である。図8は、外壁部2の第1カバー21を鉛直な面で切断した斜視断面図である。図9は、浴槽100から第2カバー22を取り外した状態の背面図である。
【0035】
図4に示すように、外壁部2は、湯船1の浴槽縁部13の垂下部132の下端に当接して取り付けられる。外壁部2は、側壁部12の外側を覆うように配置される。外壁部2は、浴槽100の意匠性を高める目的を有する。また、側壁部12と外壁部2との間には、空気の層が形成されるため、浴槽100に貯められた湯水の冷却を抑制する効果も有する。また、浴槽100には、底部11及び側壁部12に照明がついているもの、底部11又は側壁部12から内部に向かって水流を噴出するもの等がある。このような機器を制御するための制御装置が、側壁部12の外面に配置される場合がある。外壁部2は、湯船1からあふれた水が、制御装置に付着することを抑制する効果も有する。
【0036】
図3、7に示すように、外壁部2は、一対の第1カバー21と、一対の第2カバー22とを有する。第1カバー21は、浴槽100の長辺部の長手方向の中間部分に配置される垂下部132の下方に配置される。
【0037】
図4、8等に示すように第1カバー21は、外板部211と、係合部212とを有する。外板部211は、正面視長方形状である。係合部212は、外板部211の一方の長辺部の上端に連設される。そして、係合部212は、外板部211の長辺部に沿って延びる長尺状である。係合部212は、外板部211よりも内側に配置されており、係合部212の下端部には、外側に屈曲した屈曲部213が形成されている。そして、屈曲部213は、外板部211の内面の上端に連設される。つまり、第1カバー21において、外板部211と係合部212とは、一体的に形成されている。なお、図8等に示すように、係合部212の上端部214は、曲面状に形成された部分を有する。
【0038】
第2カバー22は浴槽100の短辺部、短辺部の両端の角部及び長辺部の長手方向に配置される垂下部132の下方に配置される。第2カバー22は、短辺カバー部221と、長辺カバー部222と、中間曲面部223とを有する。短辺カバー部221は、浴槽100の短辺部の外壁となる。また、長辺カバー部222は、浴槽100の長辺部の外壁の長手方向の両端部分となる。中間曲面部223は、短辺カバー部221と長辺カバー部222とを連結する。
【0039】
また、第2カバー22の上端には、第1カバー21と同様の構成の係合部224が形成されている。なお、係合部224は、第2カバー22の上端の全体に形成されている。
【0040】
第1カバー21及び第2カバー22は、湯船1と同じ材料及び色である。第1カバー21及び第2カバー22がこのように形成されることで、湯船1と外壁部2との境界が明確になりにくく、意匠性を高めることができる。なお、意図的に異なる材質を用いたり、異なる色としたり、してもよい。また、第1カバー21及び第2カバー22の外面に絵柄を設けてもよい。
【0041】
外壁部2の第1カバー21及び第2カバー22は、湯船1に取り付けられた第1ステー51及びフレーム3に配置された第2ステー52に固定される。ここで、第1ステー51及び第2ステー52について説明する。第1ステー51及び第2ステー52は湯船1及び外壁部2を構成する樹脂よりも強度が高い材料、ここでは、金属で形成される。例えば、第2ステー52が金属で形成される場合、フレーム3とイオン化傾向が近い金属とすることが好ましく、同じ金属であってもよい。また、第1ステー51は第2ステー52と同じ材料で形成されてもよいし、異なる材料で形成されてもよい。
【0042】
図4図7図9に示すように、第1ステー51は、浴槽縁部13のフランジ部131の下面に固定される。フランジ部131の下面には、下方に延びるボスが設けられている。第1ステー51は、ボスに締結具(例えば、ねじ、着脱可能なピン、着脱可能なリベット等)で固定される。第1ステー51がフランジ部131の下面に固定されることで、第1ステー51は、垂下部132の内側で、垂下部132と交差する方向に貫通する板部511を有する。板部511には、垂下部132と交差する方向に貫通する貫通孔512を有する。換言すると、第1ステー51は、板部511の貫通孔512が垂下部132と交差する方向に貫通するように、フランジ部131に固定される。
【0043】
第2ステー52は、フレーム3の第1梁部31に配置される。第2ステー52は、浴槽100の外周面に沿って拡がる板部521を有する。板部521には、浴槽100の外周面と交差する方向に貫通する貫通孔512を有する。第2ステー52は、例えば、ねじ、リベット、溶接等の強固に固定できる固定方法で第1梁部31に固定されてもよいし、第1梁部31の一部を切り起こして形成されてもよい。また、フレーム3の一部を第2ステー52として利用してもよい。
【0044】
図6に示すように、第1ステー51は、浴槽縁部13のフランジ部131の長辺部の長手方向中央部及び両端部に固定される。また、第1ステー51は、フランジ部131の短辺部の両端部に固定される。
【0045】
また、第2ステー52は、第1ステー51のフランジ部131の長辺部の長手方向の両端部の下方に1つずつ設けられている。そして、第2ステー52は、フレーム3は第1梁部31に配置されている。
【0046】
第1カバー21では、上部の両端部及び中央部の3か所が第1ステー51に固定される。第1カバー21と第1ステー51との固定は、第1カバー21に設けられた固定用の貫通孔を貫通した固定具53を第1ステー51の貫通孔512に挿入して固定される。固定具53としては、ねじ、ピン、リベットを挙げることができるが、これらに限定されない。なお、ピン、リベットを用いる場合、ピン、リベットは、着脱可能な構成であってもよい。このように、ねじ、着脱可能なピン、着脱可能なリベットを用いることで、第1カバー21を湯船1に対して着脱できる。
【0047】
また、第1カバー21の下部の両端部は、第2ステー52に固定される。第1カバー21と第2ステー52との固定は、第1ステー51との固定と同様、固定具53を用いて行われる。第1カバー21の第1ステー51及び第2ステー52への固定に用いられる固定具53は、異なる構造であってもよいし、同じ構造であってもよい。固定具53を共通化することで、固定時に固定具53の間違いを抑制でき、作業性が向上する。
【0048】
また、第2カバー22では、短辺カバー部221の上部の2か所が第1ステー51に固定される。固定方法は、第1カバー21と同じであるため詳細は省略する。また、第2カバー22の長辺カバー部222の下端部が、第1カバー21に固定される。第2カバー22の第1カバー21への固定は、第1カバー21及び第2カバー22の第1ステー51への固定と同様の方法で行われてもよい。第2カバー22の長辺カバー部222が第1カバー21に強固に固定できる固定方法を広く採用することができる。なお、長辺カバー部222の下端部は、第1カバー21とともに、第2ステー52に固定されてもよい。
【0049】
浴槽100において、第1カバー21及び第2カバー22は、浴槽縁部13の垂下部132の下方に、垂下部132と当接して固定される。このとき、垂下部132と第1カバー21及び第2カバー22との間に継ぎ目が形成される。例えば、入浴者が入浴しているとき、入浴スペース101に貯められた湯水が、浴槽縁部13から外部にこぼれる場合がある。このとき、湯水は浴槽縁部13の垂下部132の外面に沿って下方に流れ、継ぎ目に達する。第1カバー21及び第2カバー22を垂下部132に強く押し当てて固定したとしても、湯水は継ぎ目から第1カバー21及び第2カバー22の内面に浸入する場合がある。
【0050】
本実施形態の浴槽100では、第1カバー21の係合部212が、垂下部132の内側に配置して、固定される。同様に、第2カバー22の係合部224が、垂下部132の内側に配置している。このようにすることで、垂下部132と第1カバー21との継ぎ目から水が浸入しても、係合部212で止まり、それ以上内側への水の浸入が防止される。垂下部132と第2カバー22との継ぎ目から浸入する水も同様、係合部224で止まり、それ以上内側への水の浸入が防止される。
【0051】
上述のとおり、第1カバー21の上部の両端部及び中央部が、第1ステー51に固定される。つまり、垂下部132の下方に固定された第1カバー21の固定部分の間隔は、第1カバー21の上部の略半分の長さになる。このような状態で、第1カバー21の固定部分の間に内側に向く力が付与されると、第1カバー21が撓む。第1カバー21が撓むと、第1カバー21と垂下部132とに隙間ができる。このような隙間ができると意匠性が低下するとともに、水が浸入しやすくなる。
【0052】
そこで、浴槽縁部13には、上述のとおり、複数の保持部4が設けられている。第1カバー21を第1ステー51及び第2ステー52に固定したとき、係合部212の上端部214が保持部4に当接することで、係合部212が保持されている。このようにすることで、浴槽縁部13の垂下部132の下方に固定された第1カバー21に内側に向く力が作用しても、第1カバー21が変形しにくい。そのため、第1カバー21と垂下部132とに隙間が形成されることを抑制できる。
【0053】
第2カバー22では、短辺カバー部221の両側に中間曲面部223を挟んで長辺カバー部222が配置される構成を有する。そのため、第2カバー22の短辺カバー部221は、たわみにくい形状となっている。そして、短辺カバー部221が固定される第1ステー51の間隔が短い。そのため、短辺カバー部221に内側に向く力が作用しても撓みにくく、垂下部132との間に隙間ができにくい。そのため、浴槽縁部13の短辺部には、保持部4が配置されなくてもよい。なお、浴槽縁部13の短辺部に保持部4が配置されてもよい。
【0054】
また、長辺カバー部222は、垂下部132に沿う方向の長さが短い。そのため、長辺カバー部222も撓みにくい。そのため、浴槽縁部13の長辺カバー部222が配置される部分にも、保持部4が配置されなくてもよい。
【0055】
ここで、保持部4の詳細について説明するとともに、湯船1に第1カバー21を取り付けるときの、第1カバー21の動作について説明する。図10は、保持部4及び第1カバー21の係合部212の近傍の概略断面図である。
【0056】
図4図10等に示すように、保持部4は、垂下部132と交差する方向に延びる板状である。保持部4は、垂下部132の内側に配置されるとともに、垂下部132と隙間を開けて配置される。保持部4は、下端部に傾斜部41を有する。傾斜部41は、垂下部132と隙間を開けて対向し、上方に向かうにつれて垂下部に接近するように傾斜している。図10に示すように、第1カバー21は、係合部212の上端部214が、保持部4の傾斜部41に接触した状態で、第1カバー21を垂下部132の下方に固定される。
【0057】
図5等に示すように、保持部4は、浴槽縁部13のフランジ部131の長辺部に並んで配置されている。保持部4は、第1カバー21に内側に力が作用したときに、第1カバー21と垂下部132との間の隙間がほとんど形成されない間隔をなすように配置されている。
【0058】
次に、第1カバー21を取り付けるときの動作について説明する。まず、図10の二点鎖線で示すように、第1カバー21を垂下部132に対して傾斜させた状態で、係合部212を垂下部132の下方から垂下部132の内方に挿入する。そして、係合部212の上端部214を保持部4の傾斜部41に接触させる。このとき、係合部212の上端部214の曲面部が、複数の保持部4それぞれの傾斜部41に接触する。このときの、第1カバー21の位置を、位置P1とする。
【0059】
この状態で、第1カバー21を係合部212の周囲を軸とし、下部が湯船1に接近するように回動する。第1カバー21の回転に伴って、係合部212の上端部214との接触する部分は、傾斜部41の上部に移動する。なお、係合部212の上端部214は、傾斜部41と接触しつつ、傾斜部41の上部に移動する。そして、第1カバー21が、浴槽100の所定の位置(位置P2とする)に配置されたとき、外板部211の上端が垂下部132の下端と接触する。このとき、係合部212の上端部214は、傾斜部41と接触している。なお、第1カバー21が配置される所定の位置とは、第1カバー21を第1ステー51及び第2ステー52に固定できる位置である。
【0060】
すなわち、外壁部2の第1カバー21が湯船1に取り付けられたとき、外板部211の上端が垂下部132の下端と接触するとともに係合部212の上端部214と保持部4の傾斜部41とが接触する。
【0061】
湯船1に取り付けられた第1カバー21に内側に向かう力が作用しても、第1カバー21が撓みにくく、第1カバー21と垂下部132との間に隙間が形成されにくい。これにより、意匠性及び安全性の低下を抑制できる。
【0062】
なお、本実施形態では、保持部4の傾斜部41は保持部4を厚み方向に見たときに、直線状であるがこれに限定されない。例えば、凹曲線状であってもよいし、凸曲線状であってもよい。
【0063】
<第1変形例>
図11は、第1変形例の保持部4及び第1カバー21aの係合部212aの近傍の概略断面図である。図11に示す浴槽100Aの第1カバー21aは、係合部212aの上端部215に斜面部216を有する点で、第1カバー21と異なる。第1カバー21aのこれ以外の部分については、第1カバー21と同じ構成を有する。そのため、浴槽100Aの浴槽100と実質上同じ部分には、同じ符号を付すとともに詳細な説明を省略する。
【0064】
第1カバー21aの係合部212aの上端部215は、曲面状に形成されており、一部が斜面部216となっている。
【0065】
第1カバー21aを垂下部132に対して傾斜させた状態で、係合部212aを垂下部132の下方から垂下部132の内方に挿入する。そして、係合部212aの上端部を保持部4の傾斜部41に接触させる。このとき、係合部212aの上端部の曲面部が、複数の保持部4それぞれの傾斜部41に接触する(位置P1a)。
【0066】
この状態で、第1カバー21aを係合部212aの周囲を軸とし、回動する。第1カバー21aの回転に伴って、係合部212aの上端部215は、曲面部が接触した状態で傾斜部41の上部に移動する。そして、第1カバー21aが、浴槽100の所定の位置(位置P2aとする)に配置されたとき、外板部211の上端が垂下部132の下端と接触する。このとき、係合部212aの上端部215の斜面部216が保持部4の傾斜部41と面接触する(図11参照)。このように、斜面部216が傾斜部41と面接触する。そのため、第1カバー21aが湯船1に配された状態で、内側に向く力が作用したときに、力が分散して伝達される。そのため、より大きな力が作用しても、力を受けることができる。
【0067】
なお、斜面部216の形状は、第1カバー21aを湯船1に取り付けたときに、保持部4の傾斜部41と面接触できる形状を広く採用することができる。
【0068】
<第2変形例>
図12は、第2変形例の保持部4及び第1カバー21bの係合部212bの近傍の概略断面図である。図12に示す浴槽100Bの第1カバー21bは、係合部212bの上端部217から突出する返し部218を有する点で、第1カバー21と異なる。第1カバー21bのこれ以外の部分については、第1カバー21と同じ構成を有する。そのため、浴槽100Bの浴槽100と実質上同じ部分には、同じ符号を付すとともに詳細な説明を省略する。
【0069】
図12に示すように、係合部212bは、上端部217から外側に突出する返し部218を有する。第1カバー21bを湯船1に取り付けたとき、返し部218の先端が、垂下部132の内面133と接触する。このように、返し部218が垂下部132の内面133と接触するように配置されることで、外板部211の上端と垂下部132の下端とのつなぎ目から浸入した湯水のさらに内部への浸入は、返し部218で止められる。これにより、係合部212bに浸入した湯水のさらに内部への浸入を抑制できる。
【0070】
例えば、加工工程における歪、使用に伴う変形等により、垂下部132と第1カバー21bとの間に隙間Ptが形成される場合がある(図13参照)。このような場合であっても、返し部218によって、水が止められるため、第1カバー21bの内側に水が浸入することを抑制することができる。
【0071】
<第3変形例>
図14は、第3変形例の保持部4及び第1カバー21cの係合部212cを外側から見た図である。図14に示す浴槽100Cの第1カバー21cは、係合部212cの上端部214aに凹部219を有する点で、第1カバー21と異なる。第1カバー21cのこれ以外の部分については、第1カバー21と同じ構成を有する。そのため、浴槽100Cの浴槽100と実質上同じ部分には、同じ符号を付すとともに詳細な説明を省略する。
【0072】
図14に示すように、第1カバー21cの係合部212cの上端部214cは、保持部4と嵌合可能な位置に、凹部219が形成されている。第1カバー21cを湯船1に取り付けたとき、保持部4は凹部219に挿入されるとともに、保持部4の傾斜部41は凹部219の底部に接触する。このように形成されることで、保持部4と係合部212cとが嵌合することで、係合部212cを保持部4に強固に固定することができる。これにより、第1カバー21cに作用する内側に向く力による変形が抑制される。
【0073】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の趣旨の範囲内であれば、実施形態は種々の変形が可能である。
【0074】
<まとめ>
本発明は、以下の構成を有する。
【0075】
(1)有底筒状の湯船と、前記湯船の外周の少なくとも一部に着脱可能に取り付けられる外壁部と、を有し、前記湯船は、底部の辺縁部から上方に延びる筒状の側壁部と、前記側壁部の上端に接続する浴槽縁部と、を有する。前記浴槽縁部は、前記側壁部の外周上端から外方に拡がる環状のフランジ部と、前記フランジ部の外縁から下方に延びる垂下部と、前記垂下部よりも内側に配置される保持部と、を有する。前記保持部の下部は、前記垂下部と隙間を開けて対向するとともに上方に向かうにつれて前記垂下部に接近する傾斜部を有する。前記外壁部は、前記垂下部の下方に配置される外板部と、前記外板部の上方かつ内側に配置される係合部と、を有する。 前記外壁部が前記湯船に取り付けられたとき、前記外板部及び前記係合部の少なくとも一方が前記垂下部と接触するとともに前記係合部と前記保持部の前記傾斜部とが接触する浴槽。
【0076】
(2)前記外壁部が前記湯船に取り付けられたとき、前記外板部の上端が前記垂下部の下端と接触するとともに前記係合部の上端部と前記保持部の前記傾斜部とが接触する請求項1に記載の浴槽。
【0077】
(3)前記浴槽縁部は、前記垂下部に沿って並んだ複数個の前記保持部を有する(1)に記載の浴槽。
【0078】
(4)前記係合部は、前記傾斜部と接触する部分が、前記傾斜部と面接触するように傾斜した斜面部を有する(1)又は(2)に記載の浴槽。
【0079】
(5)前記係合部の上端は、前記保持部の傾斜部が挿入可能に下方に凹んだ凹部を有する(1)から(3)のいずれかに記載の浴槽。
【0080】
(6)前記外壁部は、前記係合部の上端から外側に突出する返し部をさらに有し、前記外壁部が前記湯船に取り付けられたとき、前記返し部の自由端が前記垂下部の内面と接触する(1)から(4)のいずれかに記載の浴槽。
【0081】
(7)前記外板部が固定可能なステーをさらに有し、前記ステーの少なくとも一つは、前記湯船の前記外板部の下端部の両端部を固定可能な位置に配置される(1)から(5)のいずれかに記載の浴槽。
【0082】
(8) 前記外板部が固定可能なステーをさらに有し、
前記湯船は、底部をフレームに支持されており、前記ステーの少なくとも一部は前記フレームに配置される(1)から(7)のいずれかに記載の浴槽。
【符号の説明】
【0083】
A 入浴装置
100、100A、100B、100C 浴槽
101 入浴スペース
200 シャワー装置
600 搬送装置
601 担架
602 ベース部材
603 支柱
604 支持部材
605 車輪
1 湯船
2 外壁部
3 フレーム
4 保持部
11 底部
111 段差
112 下面
12 側壁部
121 背もたれ部
13 浴槽縁部
131 フランジ部
132 垂下部
133 内面
21、21a、21b、21c 第1カバー部
211 外板部
212、212a、212b、212c 係合部
213 屈曲部
214、214a、214c 上端部
215 上端部
216 斜面部
217 上端部
218 返し部
219 凹部
22 第2カバー
221 短辺カバー部
222 長辺カバー部
223 中間曲面部
224 係合部
31 第1梁部
32 第2梁部
33 第3梁部
34 脚部
41 傾斜部
51 第1ステー
52 第2ステー
53 固定具
511 板部
512 貫通孔
521 板部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14