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特開2024-67447プログラム、制御装置、情報処理方法、学習モデルの生成方法、およびシステム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024067447
(43)【公開日】2024-05-17
(54)【発明の名称】プログラム、制御装置、情報処理方法、学習モデルの生成方法、およびシステム
(51)【国際特許分類】
   G01N 21/892 20060101AFI20240510BHJP
   G06T 7/00 20170101ALI20240510BHJP
   B65B 57/10 20060101ALI20240510BHJP
   G01N 21/88 20060101ALI20240510BHJP
【FI】
G01N21/892 Z
G06T7/00 350B
B65B57/10 C
G01N21/88 J
【審査請求】未請求
【請求項の数】11
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022177529
(22)【出願日】2022-11-04
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 令和 4年 1月24日に、ソホビービー株式会社のホームページにて公開 https://www.sohobb.jp/news/monodukuri_subsidy/ 令和 4年 1月24日に、ソホビービー株式会社のメールマガジンにて公開 令和 4年 7月 5日に、ソホビービー株式会社のメールマガジンにて公開 令和 4年10月26日に、第3回 AI・人工知能EXPO〔秋〕にて公開 令和 4年10月21日に、ソホビービー株式会社のホームページにて公開 https://www.sohobb.jp/hampanai-ai/
(71)【出願人】
【識別番号】521206648
【氏名又は名称】ソホビービー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100114557
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 英仁
(74)【代理人】
【識別番号】100078868
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 登夫
(72)【発明者】
【氏名】沈 天毅
【テーマコード(参考)】
2G051
5L096
【Fターム(参考)】
2G051AA28
2G051AB15
2G051EB05
5L096BA03
5L096DA02
5L096FA06
5L096FA08
5L096FA09
5L096FA17
5L096GA34
5L096HA08
5L096HA11
5L096KA04
(57)【要約】
【課題】真空パック製品の外観検査を自動的におこなうプログラム等を提供すること。
【解決手段】プログラムは、搬送装置により搬送される真空パックハムの真空パックハム画像を取得し、真空パックハム画像を入力した場合に、真空パック内のハムおよび真空パックの適否に関する適否情報を出力するよう学習された学習モデルに、取得した真空パックハム画像を入力して、適否情報を出力する処理をコンピュータに実行させる。好適には、プログラムは、近赤外線カメラまたは可視光カメラにより撮像した前記真空パックハム画像を取得する処理をコンピュータに実行させる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
搬送装置により搬送される真空パックハムの真空パックハム画像を取得し、
真空パックハム画像を入力した場合に、真空パック内のハムおよび真空パックの適否に関する適否情報を出力するよう学習された学習モデルに、取得した真空パックハム画像を入力して、適否情報を出力する
処理をコンピュータに実行させるプログラム。
【請求項2】
近赤外線カメラまたは可視光カメラにより撮像した前記真空パックハム画像を取得する
請求項1に記載のプログラム。
【請求項3】
前記真空パックハムは複数のスライスハムが積層されたスライスハム群であり、
前記適否情報は、スライスハムの積層ずれの有無、および、最上層のスライスハムのめくれの有無を含む
請求項1に記載のプログラム。
【請求項4】
前記適否情報は、真空パック内への空気の混入の有無を含む
請求項1に記載のプログラム。
【請求項5】
前記適否情報は、スライスハムの穴の有無、異物の付着の有無、スライスハムの割れの有無、スライスハムの噛みこみの有無、およびスライスハムが脂過多であるか否かを含む
請求項1に記載のプログラム。
【請求項6】
スライスハムの積層ずれがあるか、または、最上層のスライスハムにめくれがある場合に、積層ずれあり、または、最上層のスライスハムにめくれありを示すラベルと真空パックハム画像とを対応付けて記憶する
請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のプログラム。
【請求項7】
制御部を備える制御装置において、
前記制御部は、
搬送装置により搬送される真空パックハムの真空パックハム画像を取得し、
真空パックハム画像を入力した場合に、真空パック内のハムおよび真空パックの適否に関する適否情報を出力するよう学習された学習モデルに、取得した真空パックハム画像を入力して、適否情報を出力する
制御装置。
【請求項8】
搬送装置により搬送される真空パックハムの真空パックハム画像を取得し、
真空パックハム画像を入力した場合に、真空パック内のハムおよび真空パックの適否に関する適否情報を出力するよう学習された学習モデルに、取得した真空パックハム画像を入力して、適否情報を出力する
情報処理方法。
【請求項9】
複数のスライスハムが積層されたスライスハム群を真空パックした第1真空パックハム画像および第1ラベルと、複数のスライスハムの最上層のスライスハムが下層のスライスハムからずれた状態で積層されたスライスハム群を真空パックした第2真空パックハム画像および第2ラベルと、複数のスライスハムの最上層のスライスハムが、下層のスライスハムが視認できるようめくれた状態で積層されたスライスハム群を真空パックした第3真空パックハム画像および第3ラベルとを含む訓練データを取得し、
取得した訓練データに基づき、スライスハム群を真空パックした真空パック画像が入力された場合に、第1ラベル、第2ラベル、または第3ラベルに関する情報を出力する学習モデルを生成する
学習モデルの生成方法。
【請求項10】
前記訓練データは、複数のスライスハムを積層した真空パックへの空気の混入がある第4真空パックハム画像および第4ラベルを含む
請求項9に記載の学習モデルの生成方法。
【請求項11】
真空パックハムを搬送する搬送装置と、
搬送装置により搬送される真空パックハムの真空パックハム画像を撮像する撮像装置と、
前記撮像装置により撮像された真空パックハム画像を取得し、真空パックハム画像を入力した場合に、真空パック内のハム及び真空パックの適否に関する適否情報を出力するよう学習された学習モデルに、取得した真空パックハム画像を入力して、適否情報を出力する制御装置と、
前記撮像装置より下流に設けられ、前記制御装置により否と判定された真空パックハムを前記搬送装置から排除する排除機構と
を備えるシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プログラム、制御装置、情報処理方法、学習モデルの生成方法、およびシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
食品工場において、食品の衛生管理または品質管理のために外観検査が実施されている。外観検査は現場の作業員によって実施されるが、近年、ヒューマンエラーの防止および人手不足の解消等を理由に自動化が進んでいる。たとえば、一定の検出精度を維持しつつ食品検査を自動化する技術が開示されている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2021-042955号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1に開示された技術では、真空パック製品の外観検査を自動化することは困難である。
【0005】
一つの側面では、真空パック製品の外観検査を自動的におこなうプログラム等を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一つの側面に係るプログラムは、搬送装置により搬送される真空パックハムの真空パックハム画像を取得し、真空パックハム画像を入力した場合に、真空パック内のハムおよび真空パックの適否に関する適否情報を出力するよう学習された学習モデルに、取得した真空パックハム画像を入力して、適否情報を出力する処理をコンピュータに実行させる。
【発明の効果】
【0007】
一つの側面では、真空パック製品の外観検査を自動的におこなうプログラム等を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】検査システムの構成例を説明する模式図である。
図2】排除板の第1位置および第2位置を説明する模式図である。
図3】制御装置の構成例を示すブロック図である。
図4】撮像装置の構成例を示すブロック図である。
図5】適否情報DBのデータレイアウトを示す説明図である。
図6】真空パックハムの良品および不良品の一例である。
図7】学習モデルの構成例を示す模式図である。
図8】学習モデルの生成処理手順を示すフローチャートである。
図9】表示画面の一例である。
図10】制御装置が実行するプログラムの処理手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
真空パック製品の外観検査の自動化を実現するには、解決しなければならない真空パック製品特有の課題がいくつかある。第1に、フィルム部分の光の反射により、フィルムの傷、空気漏れ、および中身の傷等を検知しにくい。第2に、ハムまたはウィンナー等の肉加工食品を検査する場合、食品の傷みの指標となる油の色を検知しにくい。
【0010】
そこで、外観検査の対象物画像をAI(Artificial Intelligence)に入力し、良品または不良品として判定させる検査システムを用いる。
【0011】
以下、検査システムを真空パックハムの外観検査に適用する場合を説明する。なお、真空パックハムは外観検査の対象物の一例である。外観検査の対象物は、サラダチキン、豆腐、魚、または肉等の食品であってもよい。
【0012】
図1は、検査システム1の構成例を説明する模式図である。検査システム1は、検査装置2および制御装置10を含む。検査装置2は、制御装置10によって制御されている。なお、検査装置2と制御装置10とが一体のハードウェアに構成されてもよい。
【0013】
[検査装置2の構造]
検査装置2は、撮像装置20、搬送装置30、排除機構40、グラビティコンベア50、照明60、近接センサ70、および足場を備える。撮像装置20、搬送装置30、排除機構40、グラビティコンベア50、照明60、および近接センサ70は、図中に示す足場の上に固定されている。制御装置10は、撮像装置20、排除機構40、および近接センサ70と、有線または無線により接続されている。
【0014】
搬送装置30は、検査対象物を上流から下流へ搬送する搬送コンベアである。図中において、検査対象物が搬送される方向を方向Dで示す。搬送装置30の終端には、図示しない良品箱が設置されている。なお、搬送装置30の終端には、たとえば梱包装置が接続されていてもよい。
【0015】
グラビティコンベア50は、搬送装置30の途中から分岐するように配置されているコンベアである。グラビティコンベア50の終端には、図示しない不良品箱が設置されている。グラビティコンベア50は所定の傾斜角度(たとえば5度)がついており、搬送装置30の長手方向に対して略垂直に配置されている。グラビティコンベア50は、搬送装置30側から不良品箱側に向けて下がるように傾斜している。
【0016】
撮像装置20は、たとえば近赤外線カメラまたは可視光カメラ等であり、搬送装置30の上部に一または二以上設置される。撮像装置20は、グラビティコンベア50が搬送装置30から分岐する場所よりも上流側に配置されている。
【0017】
撮像装置20の撮像領域(視野)は検査対象物を撮像可能な領域であり、図中に撮像領域Rとして破線で示されている。近赤外線カメラの撮影波長は700nmから2500nmであり、可視光カメラの撮影波長は360nmから830nmである。なお、撮像装置20の機能は、制御装置10または排除機構40に内蔵されていてもよい。
【0018】
照明60は、たとえばLED(Light-emitting Diode)ライトであり、撮像領域Rに対して照明光を照射する。照明60は、撮像装置20と足場とを互いに固定するアームに取り付けられてもよい。
【0019】
近接センサ70は、超音波または赤外線等により、自身付近の物体を検出するセンサである。近接センサ70は撮像装置20よりも上流側に配置されており、検査対象物の通過を検知できる位置に設けられている。なお、近接センサ70の代わりに、光電センサを利用してもよい。
【0020】
図2は、排除板41の第1位置および第2位置を説明する模式図である。
【0021】
排除機構40は撮像装置20より下流に設けられ、搬送装置30をはさんでグラビティコンベア50に対向して配置されている。排除機構40は、排除板41、ヒンジ42、およびエアシリンダ43を備える。
【0022】
排除板41は長方形板状であり、排除板41の表面には所定の緩衝材が付してある。排除板41の一方の端部はヒンジ42を介して台座に固定され、排除板41がヒンジ42を基点として時計回りに回動可能に構成される。排除板41の裏面中央には、エアシリンダ43の先端が接続されている。エアシリンダ43の基部は、台座に固定されている。エアシリンダ43は、制御装置10の制御によって、伸縮可能である。
【0023】
検査対象物が搬送される際の最初の状態は、排除板41が第1位置にある。第1位置は、エアシリンダ43が縮んだ状態で、排除板41が搬送装置30の長手方向に対して平行な位置である。排除板41は、緩衝材を搬送装置30に向けた状態で、搬送装置30の外側に配置されている。
【0024】
不良品と判定された検査対象物が排除機構40付近を通過する際、エアシリンダ43が伸びて、排除板41を第1位置から第2位置まで回動させる。第2位置は、エアシリンダ43が伸びた状態で、排除板41がヒンジ42を基点に所定の角度(たとえば45°)回動した位置である。第2位置の状態において、排除板41は、搬送コンベアとは接触せず、検査対象物とは接触するような高さにある。
【0025】
[検査対象物の概要]
以下の説明では、検査対象物が真空パックハムである場合を例にして説明する。
【0026】
真空パックハム100は、複数のスライスハム(たとえば3枚)が積層されたスライスハム群である。不良品として排除されるべき真空パックハム100には、スライスハムの積層ずれがある、最上層のスライスハムにめくれがある、真空パック内に空気が混入している、スライスハムに穴があいている、異物(たとえば髪の毛またはほこり)が付着している、スライスハムが割れている、スライスハムに噛みこみがある、またはスライスハムが脂過多である等の異常な状態が含まれる。真空パックハム100の良品および不良品の具体例は、図6にて後述する。
【0027】
[検査装置2の検査手順]
複数の真空パックハム100が搬送装置30上を連なって搬送される。照明60は、撮像領域Rに到達した真空パックハム100を照らす。近接センサ70は、真空パックハム100を検知した場合、制御装置10に通知する。制御装置10は、真空パックハム100が撮像領域Rに到達するタイミングで撮像装置20に画像を撮像させる。以上により、真空パックハム画像が撮像される。
【0028】
撮像装置20は、真空パックハム画像を制御装置10に送信する。制御装置10は、取得した真空パックハム画像を後述する学習モデル161に入力する。制御装置10は学習モデル161から出力される適否情報を取得し、真空パックハム100が良品であるか、不良品であるかを判定する。
【0029】
排除機構40は、制御装置10の判定結果に基づいて真空パックハム100の良品と不良品とを仕分ける。制御装置10は、真空パックハム100を不良品であると判定した場合、排除機構40に排除指令を送信する。排除機構40はエアシリンダ43を伸ばし、排除板41を第1位置から第2位置に回動させる。これにより、不良品の真空パックハム100の搬送方向が変わり、グラビティコンベア50側に不良品の真空パックハム100が移される。グラビティコンベア50は、不良品の真空パックハム100を不良品箱に搬送する。
【0030】
制御装置10は、真空パックハム100を良品であると判定した場合、排除機構40に排除指令を送信しない。排除機構40は真空パックハム100の進路をふさがず、良品と判定された真空パックハム100を搬送方向のまま通過させる。これにより、良品の真空パックハム100は良品箱側に流れる。
【0031】
検査システム1は、上述した排除方法のほか、プッシャー選別機、シュート選別機、エアージェット選別機、落下式選別機等の、公知の排除方法により不良品を排除してもよい。
【0032】
図3は、制御装置10の構成例を示すブロック図である。制御装置10は所定の訓練データを学習する機械学習をおこない、後述する学習モデル161を生成する。
【0033】
本実施の形態では、制御装置10が学習モデル161を生成する場合を説明するが、これに限定されない。学習モデル161は、制御装置10とは異なる他の学習装置を用いて生成されてもよく、その場合、他の学習装置で生成された学習モデル161は制御装置10へデプロイされる。
【0034】
制御装置10は、制御部11、主記憶部12、通信部13、入力部14、表示部15、および補助記憶部16を含む。
【0035】
制御部11は一または複数のCPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro-Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)もしくは量子プロセッサ等のプロセッサであり、種々の情報処理を実行する。
【0036】
主記憶部12はSRAM(Static Random Access Memory)またはDRAM(Dynamic Random Access Memory)等の一時記憶領域であり、制御部11が処理を実行するうえで必要なデータを一時的に記憶する。
【0037】
通信部13は、インターネットまたはLAN(Local Area Network)等の通信ネットワークに接続するための通信インタフェースである。
【0038】
入力部14はタッチパネルまたは機械式操作ボタン等の入力インタフェースであり、作業者から操作入力を受け付ける。入力部14は、作業者の音声指令を収集するマイクロフォンであってもよい。
【0039】
表示部15は液晶ディスプレイまたは有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等の表示画面であり、画像を表示する。表示部15は、後述する適否情報に関する結果画面等を表示する。
【0040】
補助記憶部16は、SSD(Solid State Drive)またはHDD(Hard Disk Drive)等のメモリである。補助記憶部16は、制御装置10に処理を実行させるプログラム(プログラム製品)160、学習モデル161、適否情報DB(data base)170、およびその他のデータを記憶している。プログラム160、学習モデル161、および適否情報DB170は、制御装置10とは異なるデータベースサーバまたはクラウドストレージに記憶されていてもよい。
【0041】
なお、制御装置10は可搬型記憶媒体10aを読み取る読取部を備え、可搬型記憶媒体10aからプログラム160を読み込んでもよい。また、制御装置10は、通信ネットワークを介して他のコンピュータからプログラム160をダウンロードしてもよい。
【0042】
プログラム160は、単一のコンピュータ上で、または1つのサイトにおいて配置されるか、もしくは複数のサイトにわたって分散され、通信ネットワークによって相互に接続された複数のコンピュータ上で実行されるように展開できる。
【0043】
図4は、撮像装置20の構成例を示すブロック図である。撮像装置20は、制御部21、記憶部22、通信部23、および撮像部24を含む。
【0044】
制御部21は一または複数のCPU、MPU、GPUもしくは量子プロセッサ等のプロセッサであり、種々の情報処理を実行する。
【0045】
記憶部22はSRAMまたはDRAM等の一時記憶領域であり、制御部21が処理を実行するうえで必要なデータを一時的に記憶する。
【0046】
通信部23は、インターネットまたはLAN等の通信ネットワークに接続するための通信インタフェースである。
【0047】
撮像部24は、CCD(Charge-Coupled Device)センサまたはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサ等の撮像素子を備えたカメラであり、画像を撮像する。
【0048】
図5は、適否情報DB170のデータレイアウトを示す説明図である。適否情報DB170は、真空パックハムID(Identifier)、判定日時、真空パックハム画像、および真空パックハムの状態のフィールドを記憶するDBである。
【0049】
真空パックハムIDフィールドは、真空パックハム100を識別するための識別情報を記憶する。判定日時フィールドは、真空パックハム100の適否が判定された日時を記憶する。真空パックハム画像フィールドは、真空パックハム100を撮像して得られた画像を記憶する。真空パックハムの状態フィールドは、真空パックハム100の適否情報を示す状態を記憶する。
【0050】
真空パックハム100の適否情報は、良品もしくは不良品の2値出力、良品の確率、または分類結果等である。本明細書では、真空パックハム100の適否情報が分類結果(たとえば「正常」「めくれ」「ずれ」)である場合を説明する。
【0051】
図6は、真空パックハム100の良品および不良品の一例である。真空パックハム100は、製品名および賞味期限等の文字が印字されているシール部と、ハム本体が包装されている包装部分とがある。学習モデルの生成に用いられる訓練データは、真空パックハム画像と当該真空パックハム画像の状態を示すラベルとの組み合わせからなる。真空パックハム100は、以下に説明する第1真空パックハム100aから第5真空パックハム100eを含む。
【0052】
第1真空パックハム100aは、複数のスライスハムが積層されたスライスハム群を真空パックした良品である。制御装置10は、第1真空パックハム100aが撮像された画像(第1真空パックハム画像)に対して第1ラベル(正常ラベル)を付与する。
【0053】
第2真空パックハム100bは、複数のスライスハムの最上層のスライスハムが下層のスライスハムからずれた状態で積層されたスライスハム群を真空パックした不良品である。制御装置10は、第2真空パックハム100bが撮像された画像(第2真空パックハム画像)に対して第2ラベル(ずれラベル)を付与する。
【0054】
第3真空パックハム100cは、複数のスライスハムの最上層のスライスハムが、下層のスライスハムが視認できるようめくれた状態で積層されたスライスハム群を真空パックした不良品である。制御装置10は、第3真空パックハム100cが撮像された画像(第3真空パックハム画像)に対して第3ラベル(めくれラベル)を付与する。
【0055】
第4真空パックハム100dは、複数のスライスハムを積層した真空パックへの空気の混入がある不良品である。制御装置10は、第4真空パックハム100dが撮像された画像に対して第4ラベル(空気混入ラベル)を付与する。
【0056】
上記の第1ラベルから第4ラベルのほか、制御装置10は、スライスハムの穴の有無、異物の付着の有無、スライスハムの割れの有無、スライスハムの噛みこみの有無、スライスハムが脂過多であるか否か、および印字異常の有無に対して、特定のラベルを付与してもよい。なお、噛みこみとは、図6に示す第5真空パックハム100eのように、包装工程において商品のシール部に内容物(ハム)がはさまれた状態のことをいう。
【0057】
印字異常は、たとえば真空パックの印字が不明瞭である、または、真空パックの印字に誤りがある等の状態である。真空パックハム画像の印字異常を判定する際には、搬送装置30上の真空パックハム100を上下方向から撮像して真空パックハム画像を取得すればよい。これにより、真空パックハム100の両面の印字異常を判定できる。
【0058】
印字異常を判定する際には、制御装置10は、真空パックハム画像を入力した場合に真空パックの印字異常を判定するよう学習された学習モデルを生成し、当該学習モデルに真空パックハム画像を入力して印字異常を判定する。判定結果には、たとえば、印字がにじんでいる、印字が不明瞭である、印字がない、または印字に誤りがある等が含まれる。
【0059】
図7は、学習モデル161の構成例を示す模式図である。制御装置10は、複数組の訓練データセットを適否情報DB170に記憶し、当該訓練データセットを用いて学習モデル161を生成する。
【0060】
学習モデル161は、図7に示すように、真空パックハム画像を入力した場合に、真空パック内のハムおよび真空パックの適否に関する適否情報を出力するよう学習された学習モデルである。
【0061】
本実施の形態では、ひとつの学習モデル161が適否情報を出力する場合を説明するが、真空パックハム100を撮像するカメラの種類ごとに学習モデルを複数生成し、各学習モデルから適否情報を出力させてもよい。カメラの種類ごとに学習モデルが複数生成された場合、制御装置10は、アンサンブル学習により複数の学習モデルを組み合わせ、出力結果の平均値を算出して最終的な結果を取得する、または、各出力結果を所定の値で重み付けして最終的な結果を取得する。これにより、学習モデル161の分類精度を向上させる。
【0062】
適否情報は、図6にて説明した、正常、ずれあり、めくれあり、空気混入あり、スライスハムの穴の有無、異物の付着の有無、スライスハムの割れの有無、スライスハムの噛みこみの有無、スライスハムが脂過多であるか否か、および印字異常の有無等に関する判定結果である。学習モデル161は、ひとつの真空パックハム画像に対してひとつの判定結果を出力してもよいし、複数の判定結果を出力してもよい。
【0063】
学習モデル161は、たとえば深層学習によって生成されるニューラルネットワークモデルであるCNN(Convolutional Neural Network)またはDNN(Deep Neural Network)で構成され、具体的には、複数のニューロンが相互に結合した構造をなしている。ニューロンは複数の入力に対して演算をおこない、演算結果として一つの値を出力する素子である。ニューロンは、演算に用いられる重み付けの係数および閾値等の情報を有している。
【0064】
学習モデル161は、一または二以上のデータの入力を受け付ける入力層と、入力層にて受け付けたデータに対して演算処理をおこなう中間層と、中間層の演算結果を集約して一または二以上の値を出力する出力層とを備える。
【0065】
制御装置10は、出力層から出力された適否情報と、作業者が入力した正解の適否情報とを比較し、出力層から出力される適否情報が正解の適否情報に近づくよう、たとえば誤差逆伝播法(Backpropagation)により中間層での演算処理に用いるパラメータを最適化する。当該パラメータは、たとえばニューロン間の重み(結合係数)である。
【0066】
入力層は真空パックハム画像に含まれる各画素の画素値の入力を受け付ける複数のニューロンを有し、入力された画素値を中間層に受け渡す。
【0067】
中間層は真空パックハム画像の特徴量を抽出する複数のニューロンを有し、抽出した画像特徴量を出力層に受け渡す。具体的には、中間層は、入力層から入力された各画素の画素値を畳み込むコンボリューション層と、コンボリューション層にて畳み込んだ画素値をマッピングするプーリング層とが交互に連結された構成により、真空パックハム画像の画素情報を圧縮しながら画像特徴量を抽出する。
【0068】
その後、中間層は、誤差逆伝播法によりパラメータが学習された全結合層により、真空パックハム画像に対応する当該真空パックハム画像の適否情報を推定する。推定結果は、複数のニューロンを有する出力層に出力される。
【0069】
以上の処理により、制御装置10は真空パックハム100の適否情報を推定する学習モデル161を生成し、補助記憶部16に記憶しておく。制御装置10は一定期間ごとに上記の処理をおこなうことで学習モデル161を更新し、新たな学習モデル161を記憶してもよい。
【0070】
なお、真空パックハム画像は、交互に連結されたコンボリューション層およびプーリング層を通過して特徴量が抽出された後に、入力層に入力されても良い。
【0071】
なお、学習モデル161はニューラルネットワークの他に、YOLO(You only look once)、トランスフォーマー、U-Net、セグメンテーションニューラルネットワーク、オートエンコーダ、決定木、ランダムフォレスト、勾配ブースティング、またはSVM(Support Vector Machine)等のアルゴリズムを用いて構成されてもよく、複数のアルゴリズムを組み合わせて構成されてもよい。
【0072】
図8は、学習モデル161の生成処理手順を示すフローチャートである。制御装置10の制御部11は、プログラム160に基づいて以下の処理を実行する。
【0073】
制御部11は、真空パックハム画像を取得する(ステップS101)。作業者は、真空パックハム画像に対応する実際の適否情報を入力する。制御部11は、適否情報の入力を受け付ける(ステップS102)。
【0074】
制御部11は、真空パックハム画像と真空パックハム画像に対応する適否情報とを関連付けた訓練データを適否情報DB170に記憶する。制御部11は、多数の真空パックハム画像について同様の処理をおこない、複数の訓練データセットを適否情報DB170に記憶する(ステップS103)。制御部11は、当該訓練データセットを用いて学習モデル161を生成する(ステップS104)。制御部11は、一連の処理を終了する。
【0075】
次に、学習モデル161を使用して真空パックハム100の適否情報を推定する処理について説明する。
【0076】
制御装置10は、連続的に搬送される真空パックハム100の画像を撮像装置20に順次撮像させる。制御装置10は、補助記憶部16から学習モデル161を読み出しておき、取得した真空パックハム画像を学習モデル161に入力して適否情報を取得する。制御装置10は、真空パックハム100および適否情報を対応付けて適否情報DB170に記憶する。制御装置10は作業者からの画面操作を受け、適否情報DB170に記憶してある各種情報を読み出し、以下の図9に示すように、表示部15に表示させる。
【0077】
図9は、表示画面150の一例である。図9Aは、判定結果画面の一例である。図9Bは、履歴画面の一例である。図9Aおよび図9Bは、作業者の画面操作により互いに画面遷移する。
【0078】
図9Aの判定結果画面には、判定結果エリア151、○ボタン151a、×ボタン151b、判定日時エリア152、画像エリア153、バウンディングボックス153a、履歴ボタン154、および設定ボタン155が含まれる。
【0079】
判定結果エリア151は、真空パックハム100の状態を判定した判定結果を表示する。○ボタン151aおよび×ボタン151bは、作業者からのフィードバックを受け付けるための入力ボタンである。判定日時エリア152は、真空パックハム100の状態を判定した判定日時を表示する。画像エリア153は、撮像された真空パックハム画像を表示する。バウンディングボックス153aは、画像上の所定位置を囲む枠線である。
【0080】
履歴ボタン154は、作業者が過去の判定結果を参照する際に選択される。制御装置10は履歴ボタン154の選択を受け付けると、図9Aの判定結果画面から図9Bの履歴画面へ表示を切り替える。設定ボタン155は、作業者が検査システム1の各種設定を変更する際に選択される。
【0081】
制御装置10は、○ボタン151aまたは×ボタン151bを通じて、作業者からのフィードバックの入力を受け付ける。○ボタン151aは、作業者が、学習モデル161が出力した判定結果に対して「正しい」判定結果であると確認した際に選択される。×ボタン151bは、作業者が、学習モデル161が出力した判定結果に対して「誤った」判定結果であると確認した際に選択される。
【0082】
制御装置10が×ボタン151bの選択を受け付けた場合、正しい真空パックハム100の状態を入力するための入力欄(図示省略)を表示し、新しい適否情報の入力を受け付ける。たとえば、制御装置10は、真空パックハム100の各種状態が選択入力できるプルダウンボックスを表示し、作業者からの選択入力を受け付ける。制御装置10は、真空パックハムの状態フィールドのレコードを学習モデル161が出力した情報から作業者が入力した情報(フィードバック情報)に更新する。制御装置10が○ボタン151aの選択を受け付けた場合、学習モデル161の出力結果のまま、補助記憶部16に記憶しておく。
【0083】
なお、制御装置10は、不良品と判定された真空パックハム画像上において、当該画像の異常箇所(図中ではめくれ)をバウンディングボックス153aで囲むとともに、不良品の異常種類を表示してもよい。また、制御装置10は、不良の程度が比較的軽い製品(たとえば穴が小さいまたは脂が少し多い)に対して、注意喚起を示すメッセージ(たとえば「要検討」)を当該製品の画像上に表示してもよい。
【0084】
具体的には、制御装置10は、セグメンテーションニューラルネットワークにより、まず異常箇所(たとえば穴または脂)を特定してピクセル数を測定する。次に、制御装置10は、測定した異常箇所のピクセル数と、あらかじめ設定された異常ごとの閾値とを比較して不良の程度を特定する。つまり、真空パックハム100における異常箇所(穴の面積または脂の量)のピクセル数に応じて、真空パックハム100の適否情報が段階的に出力される。これにより、不良の程度が比較的軽い製品を精査したうえで消費者に提供し、フードロス対策に貢献できる。
【0085】
たとえば、スライスハムの穴の大きさに関する閾値が10ピクセルと設定されているとする。制御装置10は、当該閾値以上であると判定した真空パックハム100に対し、排除機構40に排除指令を送信して不良品箱側に排除させる。一方、制御装置10は、当該閾値未満であると判定した真空パックハム100に対し、排除機構40に排除指令を送信せず良品箱側へ通過させる。なお、制御装置10は、スライスハムの脂の量についても同様にして良品と不良品とを判定する。
【0086】
その他、学習モデル161は、スライスハムの穴の大きさに関して、「大きい」「中程度」「小さい」に分類するよう学習されてもよく、スライスハムの脂の量に関して、「多い」「中程度」「少ない」に分類するよう学習されてもよい。
【0087】
この場合、作業者は、制御装置10を通じて、排除させるスライスハムの穴の大きさの種類を設定可能である。たとえば、排除させる穴の大きさが「大きい」および「中程度」と設定されているとする。制御装置10は、「大きい」または「中程度」と判定した真空パックハム100に対し、排除機構40に排除指令を送信して不良品箱側に排除させる。一方、制御装置10は、「小さい」と判定した真空パックハム100に対し、排除機構40に排除指令を送信せず良品箱側へ通過させる。なお、制御装置10は、スライスハムの脂の量についても同様にして良品と不良品とを判定する。
【0088】
図9Bの履歴画面には、過去の判定結果が一覧表示されており、判定日時バー156、判定結果サムネイル157、履歴ボタン154、および設定ボタン155が含まれる。
【0089】
判定日時バー156は、真空パックハム100の状態を判定した判定日時を表示する。判定結果サムネイル157は選択可能であり、真空パックハム100の判定結果を画像付きで表示する。履歴ボタン154および設定ボタン155は、図9Aにて説明した機能と同様である。
【0090】
制御装置10は、作業者から判定結果サムネイル157の選択を受け付けると、該当する真空パックハムIDを適否情報DB170から検索し、当該真空パックハムIDに対応する判定結果画面を表示する。作業者は過去の判定結果を参照することで、学習モデル161の精度を確認できるほか、不良品の傾向も把握できる。
【0091】
なお、制御装置10は、検査総数、不良品もしくは良品の数、または不良率をそれぞれ算出し、当該算出結果を履歴画面の所定位置(たとえば画面右上)に表示してもよい。
【0092】
図10は、制御装置10が実行するプログラム160の処理手順を示すフローチャートである。制御装置10の制御部11は、プログラム160に基づき以下の処理を実行する。
【0093】
制御部11は、学習モデル161を読み出す(ステップS201)。制御部11は、真空パックハム画像を取得する(ステップS202)。制御部11は、真空パックハム画像を学習モデル161に入力する(ステップS203)。
【0094】
制御部11は、学習モデル161から出力された適否情報を取得する(ステップS204)。制御部11は、取得した適否情報が適であるか否かを判定する(ステップS205)。制御部11は、適否情報が適(良品)であると判定した場合(ステップS205:YES)、排除機構に排除指令は送信せず、ステップS202の処理に戻る。ステップS204の後、制御部11は、適否情報が適ではない(不良品)であると判定した場合(ステップS205:NO)、排除機構に排除指令を送信する(ステップS206)。制御部11は、一連の処理を終了する。
【0095】
[変形例]
本実施の形態において、検査システム1の排除機構が1段階であるものとして説明したが、これに限定されず、2段階以上の排除機構を有してもよい。その場合、学習モデル161が出力する値に応じて、1段階目で排除する真空パックハム100と、2段階目で排除する真空パックハム100とに分ける。
【0096】
たとえば、検査システム1は、不良品である確率が95%以上であると推定された真空パックハム100を1段階目で排除し、不良品である確率が90%から95%の間であると推定された真空パックハム100を2段階目で排除する。2段階目で排除された真空パックハム100を担当者の最終判断を仰ぐために残しておけば、出荷の判断に迷う製品を吟味することができ、フードロス対策となる。
【0097】
撮像装置20の設置位置は、上述した真空パックハム100の上方位置に限定されない。たとえば、真空パックハム画像を両面取得したい場合、搬送装置30を透明の材質で構成するとともに、上方から撮像する撮像装置20と、下方から撮像する撮像装置20とを設置してもよい。これにより、制御装置10は真空パックハム100の両面の印字を取得することができ、印字異常の有無を両面とも判定できる。
【0098】
以上、本実施の形態によれば、AIを用いて真空パック製品の外観検査を好適に実施できる。
【0099】
今回開示された実施の形態はすべての点において例示であり、制限的なものではない。本発明の技術的範囲は上記のように開示された意味ではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて定められ、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内において、すべての変更が含まれる。
【0100】
各実施形態に記載した事項は、相互に組み合わせることができる。また、特許請求の範囲に記載した独立請求項および従属請求項は、引用形式に関わらず全てのあらゆる組み合わせにおいて、相互に組み合わせることができる。さらに、特許請求の範囲には他の2以上のクレームを引用するクレームを記載する形式(マルチクレーム形式)を用いているが、これに限るものではない。マルチクレームを少なくとも一つ引用するマルチクレーム(マルチマルチクレーム)を記載する形式を用いて記載してもよい。
【符号の説明】
【0101】
1 検査システム
2 検査装置
10 制御装置
10a 可搬型記憶媒体
11 制御部
12 主記憶部
13 通信部
14 入力部
15 表示部
150 表示画面
151 判定結果エリア
151a ○ボタン
151b ×ボタン
152 判定日時エリア
153 画像エリア
153a バウンディングボックス
154 履歴ボタン
155 設定ボタン
156 判定日時バー
157 判定結果サムネイル
16 補助記憶部
160 プログラム(プログラム製品)
161 学習モデル
170 適否情報DB
20 撮像装置
21 制御部
22 記憶部
23 通信部
24 撮像部
30 搬送装置
40 排除機構
41 排除板
42 ヒンジ
43 エアシリンダ
50 グラビティコンベア
60 照明
70 近接センサ
100 真空パックハム
100a 第1真空パックハム
100b 第2真空パックハム
100c 第3真空パックハム
100d 第4真空パックハム
100e 第5真空パックハム
R 撮像領域
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10