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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024067745
(43)【公開日】2024-05-17
(54)【発明の名称】携帯端末用カバー
(51)【国際特許分類】
   H04M 1/11 20060101AFI20240510BHJP
   A45C 11/00 20060101ALI20240510BHJP
【FI】
H04M1/11 Z
A45C11/00 E
【審査請求】有
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022178058
(22)【出願日】2022-11-07
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2023-07-06
(71)【出願人】
【識別番号】522435034
【氏名又は名称】木村 勝隆
(74)【代理人】
【識別番号】100185270
【弁理士】
【氏名又は名称】原田 貴史
(74)【代理人】
【識別番号】100225347
【弁理士】
【氏名又は名称】鬼澤 正徳
(72)【発明者】
【氏名】木村 勝隆
【テーマコード(参考)】
3B045
5K023
【Fターム(参考)】
3B045BA26
3B045CE08
3B045CE09
3B045DA22
3B045FC04
3B045FC06
3B045LB08
5K023AA07
5K023DD06
5K023EE04
5K023MM03
5K023MM25
5K023PP02
5K023PP05
5K023PP12
5K023PP13
5K023QQ02
5K023QQ05
(57)【要約】
【課題】イヤホンケースがカバー本体に取り付けられているかどうかを、カバー本体の外部から目視することの可能な携帯端末用カバーを提供する。
【解決手段】スマートフォン11に取り付け及び取り外しできるカバー本体12を有するスマートフォンカバー10であって、カバー本体12は、イヤホンケース13を着脱でき、かつ、カバー本体12の外部からイヤホンケース13を外部から目視可能なガイド溝22を有し、イヤホンケース13に設けられた係合部23が、ガイド溝22に沿って移動できるスマートフォンカバー10を構成した。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
携帯端末に取り付け及び取り外しできるカバー本体を有する携帯端末用カバーであって、
前記カバー本体は、イヤホンケースを着脱でき、かつ、前記カバー本体の外部から前記イヤホンケースを外部から目視可能な着脱部を有する、携帯端末用カバー。
【請求項2】
請求項1記載の携帯端末用カバーにおいて、
前記着脱部は、前記カバー本体に対して前記イヤホンケースを移動可能に支持する、携帯端末用カバー。
【請求項3】
請求項2記載の携帯端末用カバーにおいて、
前記着脱部は、前記カバー本体に設けられたガイド溝を含む、携帯端末用カバー。
【請求項4】
請求項2記載の携帯端末用カバーにおいて、
前記着脱部は、前記カバー本体に設けられた永久磁石を含む、携帯端末用カバー。
【請求項5】
請求項2記載の携帯端末用カバーにおいて、
前記着脱部は、前記カバー本体に設けられた取付穴を含む、携帯端末用カバー。
【請求項6】
請求項2記載の携帯端末用カバーにおいて、
前記着脱部は、前記カバー本体に設けられた係合部を含む、携帯端末用カバー。
【請求項7】
請求項2記載の携帯端末用カバーにおいて、
前記着脱部は、前記カバー本体に設けられた雌ねじ穴を含む、携帯端末用カバー。
【請求項8】
請求項2記載の携帯端末用カバーにおいて、
前記着脱部は、前記カバー本体に設けられた嵌合軸を含む、携帯端末用カバー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、携帯端末、例えば、スマートフォン、携帯電話、タブレット端末等を保護するための携帯端末用カバーに関する。
【背景技術】
【0002】
携帯端末の普及に伴い、外出中に携帯端末を利用して音楽等を楽んだり、携帯端末の電話機能を利用して他の携帯端末との間で通話を行うため、携帯端末及びイヤホンの両方を所持することが一般化している。一方、携帯端末の利用者は、イヤホンの所持を忘れることがあり、また、イヤホンを自分のバッグへ入れて所持しているものの、イヤホンがバッグ内のどこにあるか分からずに戸惑うことがある。このような不都合を解消するため、利用者が、携帯端末とイヤホンとをセットで所持できる技術の一例が、特許文献1及び非特許文献1に記載されている。
【0003】
特許文献1に記載されている携帯端末用カバーであるスマートフォンカバーは、長方形板状のスマートフォンの背面側を覆ってスマートフォンを固定可能に設けられた内カバーと、内カバーに固定したスマートフォンの正面側の画面を被覆可能に設けられた外カバーと、を有する。また、特許文献1には、スマートフォンカバーは、内カバーの側面に、ワイヤレスイヤホン・タッチペン・電源延長コードなどを収納可能に備え、内面にはスマートフォン用テレビアンテナを収納可能に備えていてもよい、と記載されている。さらに、イヤホンケースを収納可能なスマートフォンケース(ジッパーポーチ型ケース)の一例は、非特許文献1にも開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特許第6537047号公報
【非特許文献】
【0005】
【非特許文献1】Rakuten(登録商標)、スマートフォンアクセサリ ララ、品揃え豊富なスマホアクセサリー、[令和4年10月21日検索]、インターネット<URL:https://item.rakuten.co.jp/rara-smart/case188/>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本願発明者は、特許文献1及び非特許文献1に記載されている携帯端末用カバーは、イヤホンケースがカバー本体に取り付けられているかどうかを、カバー本体の外部から目視できにくい、という課題を認識した。
【0007】
本開示の目的は、イヤホンケースがカバー本体に取り付けられているかどうかを、カバー本体の外部から目視することの可能な携帯端末用カバーを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示は、携帯端末に取り付け及び取り外しできるカバー本体を有する携帯端末用カバーであって、前記カバー本体は、イヤホンケースを着脱でき、かつ、前記カバー本体の外部から前記イヤホンケースを外部から目視可能な着脱部を有する。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、イヤホンケースがカバー本体に取り付けられているかどうかを、カバー本体の外部から目視することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】第1実施例の携帯端末セットであり、図1(A)は、携帯端末セットの正面図、図1(B)は、携帯端末セットの背面図である。
図2図1(B)の携帯端末セットをII-II線に沿って破断した側面断面図である。
図3図2の携帯端末セットの平面図である。
図4】第1実施例の携帯端末セットであり、スマートフォンカバーに設けられるガイド溝の向きを変更した背面図である。
図5】第2実施例の携帯端末セットであり、図5(A)は、携帯端末セットの正面図、図5(B)は、図5(A)のV-V線における平面断面図である。
図6】第3実施例の携帯端末セットであり、図6(A)は、携帯端末セットの背面図、図6(B)は、図6(A)の携帯端末セットをVI-VI線に沿って破断した側面断面図である。
図7図7(A)は、図6(A)の携帯端末セットをVII-VII線に沿って破断した平面断面図、図7(B)は、図7(A)のスマートフォンカバーとイヤホンケースとが離れている状態の平面断面図である。
図8】第4実施例の携帯端末セットであり、図8(A)は、携帯端末セットの背面図、図8(B)は、図8(A)の携帯端末セットの側面図である。
図9図9(A)は、図8(A)の携帯端末セットをIX-IX線で破断した平面断面図、図9(B)は、図9(A)のスマートフォンカバーとイヤホンケースとが離れている状態の平面断面図である。
図10】第5実施例の携帯端末セットであり、図10(A)は、携帯端末セットの背面図、図10(B)は、図10(A)の携帯端末セットをX-X線に沿って破断した側面断面図である。
図11図11(A)は、図10(A)の携帯端末セットをXI-XI線で破断した平面断面図、図11(B)は、図11(A)のスマートフォンカバーとイヤホンケースとが離れている状態の平面断面図である。
図12】第6実施例の携帯端末セットを示す背面図である。
図13図13(A)は、図12の携帯端末セットをXII-XII線で破断した平面断面図、図13(B)は、図13(A)のスマートフォンカバーとイヤホンケースとが離れている状態の平面断面図である。
図14】第7実施例の携帯端末セットを示す背面図である。
図15図15(A)は、図14の携帯端末セットをIV-IV線で破断した平面断面図、図15(B)は、図15(A)のスマートフォンカバーとイヤホンケースとが離れている状態の平面断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
(概要)
携帯端末用カバーは、着脱部を有し、イヤホンケースを取り付け及び取り外しすることができる。携帯端末用カバーにイヤホンケースに取り付けられた状態で、利用者は、イヤホンケースの有無を、携帯端末用カバーの外部から目視できる。また、携帯端末用カバー及びイヤホンケースの組み合わせにより、携帯端末セットが構成される。携帯端末カバーの一例であるスマートフォンカバーの複数の実施例は、図面に基づいて説明されている。スマートフォンカバーの実施例を説明するための図において、同一要素には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
【0012】
(第1実施例)
第1実施例のスマートフォンカバーは、図1(A),(B)、図2(A),(B)及び図3に示されている。携帯端末セットは、スマートフォンカバー10及びイヤホンケース13により構成される。スマートフォンカバー10は、カバー本体12を有し、カバー本体12は、スマートフォン11の外面に取り付けられる。スマートフォン11は、画面14、操作ボタン15、カメラ用レンズ16を有する。カバー本体12は、スマートフォン11を保護するための要素であり、スマートフォン11が、物体に接触または衝突して、スマートフォン11に傷が付くことを防止する機能と、スマートフォン11が受ける衝撃を緩和する機能と、を有する。カバー本体12の材質は、例えば、金属、合成樹脂、木材等のうちの何れであってもよい。
【0013】
カバー本体12は、略四角形、具体的には略長方形のプレート部17と、プレート部17の2つの長縁からそれぞれ立ち上げられた側壁部18と、プレート部17の2つの短縁からそれぞれ立ち上げられた側壁部19と、を有する。2つの側壁部18は平行であり、2つの側壁部19は平行である。2つの側壁部18のそれぞれの長さは、2つの側壁部19のそれぞれの長さを超えている。
【0014】
4つの側壁部18,19の内側に収容空間A1が形成される。4つの側壁部18,19は、何れも収容空間A1の外側に向けて弾性変形が可能である。利用者は、4つの側壁部18,19を外側に向けて弾性変形させ、スマートフォンカバー10をスマートフォン11に取り付けること、つまり、スマートフォン11を収容空間A1へ収容することができる。スマートフォンカバー10がスマートフォン11に取り付けられている状態で、利用者が、4つの側壁部18,19を外側に向けて弾性変形させて、スマートフォンカバー10をスマートフォン11から取り外すことができる。スマートフォンカバー10がスマートフォン11に取り付けられている状態で、画面14及び操作ボタン15は、スマートフォンカバー10の外部から目視及び操作することができる。カバー本体12は、プレート部17に開口部20を有している。スマートフォンカバー10がスマートフォン11に取り付けられた状態で、カメラ用レンズ16は、開口部20を介してカバー本体12の外部に露出する。
【0015】
図2のように、カバー本体12及びイヤホンケース13は、着脱機構21を有する。着脱機構21は、イヤホンケース13をスマートフォンカバー10に取り付けること、イヤホンケース13をスマートフォンカバー10から取り外すこと、ができるようにする機構である。着脱機構21は、カバー本体12に設けられたガイド溝22と、イヤホンケース13に設けられた係合部23と、を有する。
【0016】
ガイド溝22は、例えば、カバー本体12の側壁部18に沿って直線状に設けられている。ガイド溝22の長手方向における第1端部に開口部31が設けられ、ガイド溝22の長手方向における第2端部にストッパ24が設けられている。図3のように、ガイド溝22の内壁25同士の間隔は、カバー本体12の厚さ方向において、プレート部17の外面に近づくことに伴い狭くなっている。
【0017】
図2のように、ガイド溝22内において、側壁部18の長手方向で、ストッパ24から所定間隔をおいた箇所に、抜け止め26が設けられている。抜け止め26の材質は、例えば、金属または合成樹脂の何れでもよい。抜け止め26は、弾性部材27によりガイド溝22の外に向けて押されている。弾性部材27は、例えば、金属製のスプリングである。なお、弾性部材27により押される抜け止め26は、ガイド溝22の内壁25に接触するため、抜け止め26がガイド溝22の外部へ出ることはない。
【0018】
イヤホンケース13は、本体28と、本体28に対して開閉される蓋29と、を有する。本体28及び蓋29の材質は、例えば、合成樹脂である。本体28の内部にイヤホン30が収容される。イヤホン30は、例えば、ワイヤレスイヤホンである。係合部23は、本体28の外面から突出されている。係合部23の先端の幅は、ガイド溝22の内壁25の最低幅より大きい。このため、利用者は、係合部23を開口部31からガイド溝22内へ進入させること、係合部23を開口部31からガイド溝22の外へ退出させること、が可能である。利用者は、係合部23がガイド溝22に配置された状態で、イヤホンケース13をガイド溝22の長手方向に沿って移動させることができる。ストッパ24が係合部23に接触することで、イヤホンケース13の移動範囲が制限される。
【0019】
利用者が、イヤホンケース13をスマートフォンカバー10に取り付ける作業例は、次の通りである。イヤホンケース13とスマートフォンカバー10とを近づけ、係合部23を開口部31からガイド溝22へ進入させる。すると、係合部23が抜け止め26に押し付けられ、抜け止め26が弾性部材27の力に抗してガイド溝22の底へ向けて移動され、係合部23が抜け止め26を乗り越える。そして、利用者がイヤホンケース13から手を離すと、係合部23の外面と、ガイド溝22の内壁25との摩擦力、または、係合力により、図1(B)のように、イヤホンケース13はスマートフォンカバー10に対して停止する。
【0020】
イヤホンケース13をスマートフォンカバー10に対して安定して保持及び安定して固定できる。利用者は、イヤホンケース13をスマートフォンカバー10に取り付けた後、イヤホンケース13に対する操作力を解除する。なお、利用者が意図しない力がイヤホンケース13に加わった場合でも、係合部23がストッパ24に接触するか、または、係合部23が抜け止め26に接触することで、イヤホンケース13がスマートフォンカバー10から外れることを防止できる。
【0021】
利用者が、イヤホンケース13をスマートフォンカバー10から取り外す作業例は、次の通りである。イヤホンケース13をスマートフォンカバー10に対して移動させる操作を行うと、係合部23はガイド溝22内で移動し、係合部23がストッパ24から離間される。そして、係合部23が抜け止め26に押し付けられ、抜け止め26が弾性部材27の力に抗してガイド溝22の底部へ向けて移動し、係合部23が抜け止め26を乗り越える。さらに、利用者がイヤホンケース13を移動させると、係合部23がガイド溝22から退出し、イヤホンケース13はスマートフォンカバー10から取り外される。
【0022】
利用者は、イヤホンケース13がスマートフォンカバー10に取り付けられているかどうかを、スマートフォンカバー10の外部から目視で確認できる。したがって、利用者は、スマートフォンカバー10を所持していれば、イヤホンケース13及びイヤホン30の所持を忘れることを抑制できる。さらに、イヤホン30がバッグ内のどこにあるか分からずに戸惑うことを防止できる。また、イヤホンケース13の紛失を抑制できる。
【0023】
さらに、係合部23とガイド溝22の内壁25との摩擦力または、係合力で、イヤホンケース13が、側壁部18の長手方向に沿った方向の所定位置で、スマートフォンカバー10に対し停止される。このため、利用者は、イヤホンケース13をスマートフォンカバー10に対して任意の位置で停止させることができる。このため、例えば、図2のように、1つの側壁部19及びイヤホンケース13を置き場所B1に置くことにより、スマートフォン11を立てた状態で支持できる。
【0024】
図4は、ガイド溝22を設ける向きを変更した例である。ガイド溝22は、側壁部19に沿った方向に設けられている。抜け止め26とストッパ24とが、側壁部19に沿って方向に間隔をおいて配置されている。図4に示すカバー本体12は、係合部23をガイド溝22に配置した状態で、イヤホンケース13を、スマートフォンカバー10に対して、側壁部19に沿った方向に移動させることができる。図4に示すスマートフォンカバー10においても、図1(A),(B)、図2及び図3に示すスマートフォンカバー10と同様の効果を得ることができる。また、図4に示すスマートフォンカバー10は、イヤホンケース13が側壁部19に沿って方向の何れの位置で停止された場合も、イヤホンケース13の本体28の下面と、側壁部19とが同一平面上に位置するように、側壁部18に沿った方向において、ガイド溝22の配置位置が設定されている。なお、スマートフォンカバー10は、図1(B)、図2及び図3に示すガイド溝22と、図4に示すガイド溝22とを、両方備えていてもよい。この場合、スマートフォンカバー10のプレート部17には、2つのガイド溝22が交差するように、つまり、十字形またはT字形に配置される。
【0025】
(第2実施例)
第2実施例のスマートフォンカバーは、図5(A),(B)に示されている。カバー本体12の材質は、例えば、合成樹脂であり、プレート部17には、収容室32が設けられている。具体的には、プレート部17の外壁17Aと内壁17Bとの間に収容室32が設けられている。収容室32は、プレート部17に設けられた空間であり、永久磁石33が収容室32内に配置されている。永久磁石33は、収容室32内でプレート部17の平面方向に沿って移動可能である。永久磁石33が、イヤホンケース13の本体28の外面に取り付けられている。具体的には、本体28の外面に凹部が設けられ、凹部に永久磁石33が嵌め込まれて固定されている。永久磁石33は、本体28の外面から突出されていない。本体28がプレート部17の外面に接触されると、永久磁石33と永久磁石34とが、プレート部17の外壁17Aを挟んで吸着(吸引)し合う。
【0026】
図5(A),(B)に示すカバー本体12は、永久磁石33と永久磁石34とが、プレート部17の外壁17Aを挟んで吸着し合い、イヤホンケース13をスマートフォンカバー10に取り付けることができる。イヤホンケース13は、永久磁石33及び永久磁石34と、外壁17Aとの摩擦力により、スマートフォンカバー10に対して移動することが防止される。
【0027】
利用者は、イヤホンケース13がスマートフォンカバー10に取り付けられているかどうかを、スマートフォンカバー10の外部から目視で確認できる。したがって、第2実施例のスマートフォンカバー10は、第1実施例のスマートフォンカバー10と同様の効果を得ることができる。また、永久磁石33と永久磁石34とが、プレート部17の外壁17Aを挟んで吸着された状態で、イヤホンケース13をプレート部17の平面方向に移動させることができる。したがって、利用者は、スマートフォンカバー10のプレート部17に対するイヤホンケース13の停止位置を、任意に変更できる。
【0028】
さらに、利用者は、イヤホンケース13をカバー本体12のプレート部17に対して、側壁部18に沿った方向、側壁部19に沿った方向、側壁部18,19に対して交差する方向の何れにも移動させることができる。なお、利用者がイヤホンケース13をカバー本体12から離間させる方向に移動させると、イヤホンケース13は、永久磁石33,34の吸引力に抗してスマートフォンカバー10から取り外される。
【0029】
さらに、カバー本体12の材質が磁性材料、例えば、鉄製であると、永久磁石34がプレート部17に吸着される。この場合、収容室32及び永久磁石33をプレート部17設けずに済む。さらに、プレート部17の外面に永久磁石33を固定し、イヤホンケース13の本体28を磁性材料、例えば、鉄製としてもよい。この場合、永久磁石33は、イヤホンケース13の本体28に吸着される。
【0030】
(第3実施例)
第3実施例のスマートフォンカバー10が、図6(A),(B)、図7(A),(B)に示されている。スマートフォンカバー10及びイヤホンケース13は、着脱機構41を有する。着脱機構41は、2つの取付穴35及び2つの差し込み部37を有する。2つの取付穴35は、プレート部17に設けられている。2つの取付穴35は、側壁部19に沿った方向に間隔をおいて配置されている。2つの取付穴35は、係合爪36をそれぞれ有する。2つの取付穴35は、プレート部17を貫通していない。
【0031】
2つの差し込み部37は、本体28の外面に設けられている。2つの差し込み部37は、共に本体28の外面から突出されている。2つの差し込み部37は、本体28に対して弾性変形が可能である。2つの差し込み部37の先端に、係合爪38がそれぞれ設けられている。本体28の外面において、2つの差し込み部37の間にマウント39が設けられている。マウント39は本体28の外面から突出されている、マウント39が本体28から突出された量は、2つの差し込み部37が本体28からそれぞれ突出された量未満である。マウント39の先端面40は、略平坦である。
【0032】
利用者が、イヤホンケース13をスマートフォンカバー10へ取り付ける作業は、次の通りである。利用者は、2つの差し込み部37を両側から手で掴み、図7(B)のように、2つの差し込み部37をマウント39へ向けて弾性変形させる。そして、利用者は、イヤホンケース13をプレート部17へ近づける。さらに、2つの差し込み部37の先端を、2つの取付穴35へそれぞれ挿入する。その後、先端面40がプレート部17の表面に接触されると、イヤホンケース13が停止する。利用者は、2つの差し込み部37から手を離す。すると、2つの差し込み部37が弾性復元力でマウント39から離れ、かつ、図7(A)のように、2つの差し込み部37が元の位置で停止する。
【0033】
このようにして、利用者が、イヤホンケース13をスマートフォンカバー10へ取り付ける作業が完了する。イヤホンケース13がスマートフォンカバー10へ取り付けられると、係合爪38と係合爪36との係合力により、2つの差し込み部37が、取付穴35から抜けることはない。つまり、イヤホンケース13がスマートフォンカバー10へ取り付けられた状態に保持される。利用者は、イヤホンケース13がスマートフォンカバー10に取り付けられているかどうかを、スマートフォンカバー10の外部から目視で確認できる。したがって、第3実施例のスマートフォンカバー10は、第1実施例のスマートフォンカバー10と同様の効果を得ることができる。また、イヤホンケース13がスマートフォンカバー10へ取り付けられた状態で、マウント39の先端面40がプレート部17の表面に面接触するため、イヤホンケース13がスマートフォンカバー10に対して振動することを抑制できる。
【0034】
利用者が、イヤホンケース13をスマートフォンカバー10から取り外す作業は、次の通りである。利用者は、2つの差し込み部37を両側から手で掴み、2つの差し込み部37をマウント39へ向けて弾性変形させる。そして、利用者は、イヤホンケース13をプレート部17から離間させる。すると、図7(B)のように、2つの差し込み部37が2つの取付穴35からそれぞれ退出する。その後、利用者は、2つの差し込み部37から手を離す。すると、2つの差し込み部37が弾性復元力でマウント39から離れ、かつ、2つの差し込み部37が元の位置で停止する。また、図6(B)のように、1つの側壁部19の表面及び本体28の表面が同一平面に設けられていると、1つの側壁部19の表面及び本体28の表面を置き場所B1に接触させることにより、スマートフォン11を立てた状態で支持できる。
【0035】
第3実施例のスマートフォンカバー10において、マウント39は本体28と一体であってもよいし、別体であってもよい。また、マウント39は合成ゴム製であってもよい。マウント39が合成ゴム製であると、イヤホンケース13がカバー本体12に対して振動することを抑制する機能が向上する。さらに、マウントは、イヤホンケース13に設けられることなく、プレート部17の外面に設けられていてもよい。この場合、マウントは、2つの取付穴35同士の間から突出される。
【0036】
(第4実施例)
第4実施例のスマートフォンカバー10は、図8(A),(B)及び図9(A),(B)に示されている。スマートフォンカバー10及びイヤホンケース13は、着脱機構42を有する。着脱機構42は、2つの係合部43及び2つの係合爪44を有する。2つの係合部43は、プレート部17の外面に間隔をおいて設けられている。2つの係合部43は、共に係合穴45を有する。2つの係合爪44は、本体28に設けられている。2つの係合爪44は、間隔をおいて設けられている。2つの係合爪44は、それぞれ弾性変形が可能である。
【0037】
利用者が、イヤホンケース13をスマートフォンカバー10へ取り付ける作業は、次の通りである。利用者は、図9(B)のように、イヤホンケース13をプレート部17へ近づける。係合爪44の先端が係合部43に接触されると、係合爪44が本体28から離れる向きで弾性変形した後、係合爪44が係合部43に係合され、イヤホンケース13がスマートフォンカバー10に対して停止される。このようにして、利用者が、イヤホンケース13をスマートフォンカバー10へ取り付ける作業が完了する。イヤホンケース13がスマートフォンカバー10へ取り付けられると、係合爪44と係合部43との係合力により、イヤホンケース13がスマートフォンカバー10へ取り付けられた状態に保持される。
【0038】
利用者は、イヤホンケース13がスマートフォンカバー10に取り付けられているかどうかを、スマートフォンカバー10の外部から目視で確認できる。したがって、第4実施例のスマートフォンカバー10は、第1実施例のスマートフォンカバー10と同様の効果を得ることができる。また、図8(B)のように、1つの側壁部19の表面及び本体28の表面が同一平面に設けられていると、1つの側壁部19の表面及び本体28の表面を置き場所B1に接触させることにより、スマートフォン11を立てた状態で支持できる。
【0039】
利用者が、イヤホンケース13をスマートフォンカバー10から取り外す作業は、次の通りである。利用者は、2つの係合爪44を弾性変形させ、係合部43から解放させる。その後、利用者は、イヤホンケース13をプレート部17から離間させる。
【0040】
(第5実施例)
第5実施例のスマートフォンカバー10は、図10(A),(B)及び図11(A),(B)に示されている。スマートフォンカバー10及びイヤホンケース13は、着脱機構46を有する。着脱機構46は、取り付け軸47及び取付穴48を有する。取り付け軸47は、本体28の外面から突出された円柱である。取り付け軸47の外周面から突出された凸部49が設けられている。
【0041】
取付穴48は、プレート部17に設けられている。取付穴48には、取り付け軸47が出入り可能である。取付穴48の外周につながる切り欠き50が設けられている。切り欠き50につながり、かつ、取付穴48の円周方向の略90度の範囲に亘って配置された溝51が設けられている。図10(A)及び図11(A)のように、取り付け軸47は、取付穴48内で中心線C1を中心として所定角度の範囲内で回転可能である。中心線C1は、取り付け軸47の中心を示す仮想線である。取り付け軸47が取付穴48内で回転されると、凸部49は溝51内で移動される。また、取付穴48内に弾性部材52が設けられている。弾性部材52は、例えば、金属製の圧縮コイルスプリングである。弾性部材52は、プレート部17に固定されている。弾性部材52は、取り付け軸47を取付穴48の外に向けて押す力を生じる。
【0042】
利用者が、イヤホンケース13をスマートフォンカバー10へ取り付ける作業は、次の通りである。利用者は、イヤホンケース13を手で掴み、図11(B)のように、取り付け軸47を取付穴48に向け、かつ、イヤホンケース13をプレート部17へ近づける。また、取り付け軸47の円周方向で、凸部49の位置と、切り欠き50の位置とを一致させる。
【0043】
さらに、利用者は、取り付け軸47を、弾性部材52に押し付け、かつ、弾性部材52の力に抗して取り付け軸47を取付穴48へ進入させ、かつ、凸部49を切り欠き50内へ進入させる。そして、利用者は、イヤホンケース13をスマートフォンカバー10に対して第1方向へ所定角度回転させ、かつ、イヤホンケース13を停止させる。利用者は、イヤホンケース13から手を離す。
【0044】
すると、図10(A),(B)及び図11(A)のように、利用者が、イヤホンケース13をスマートフォンカバー10へ取り付ける作業が完了する。イヤホンケース13がスマートフォンカバー10へ取り付けられると、凸部49とプレート部17との係合力により、イヤホンケース13がスマートフォンカバー10へ取り付けられた状態に保持される。また、凸部49は、弾性部材52の力でプレート部17へ押し付けられているイヤホンケース13がスマートフォンカバー10に対して回転することは、凸部49とプレート部17との摩擦力で抑制される。
【0045】
利用者は、イヤホンケース13がスマートフォンカバー10に取り付けられているかどうかを、スマートフォンカバー10の外部から目視で確認できる。したがって、第5実施例のスマートフォンカバー10は、第1実施例のスマートフォンカバー10と同様の効果を得ることができる。また、図10(A),(B)のように、1つの側壁部19の表面及び本体28の表面が同一平面上に位置されていると、1つの側壁部19の表面及び本体28の表面を置き場所B1に接触させることにより、スマートフォン11を立てた状態で支持できる。
【0046】
利用者が、イヤホンケース13をスマートフォンカバー10から取り外す作業は、次の通りである。利用者は、イヤホンケース13を手で掴み、凸部49とプレート部17との摩擦力に抗して、第1方向とは逆の第2方向へイヤホンケース13を回転させる。そして、利用者は、凸部49と切り欠き50との位置が一致された時点で、イヤホンケース13を停止させる。すると、弾性部材52の力でイヤホンケース13が押され、取り付け軸47が、取付穴48から退出する。このため、図11(B)のように、イヤホンケース13をスマートフォンカバー10から取り外す作業が完了する。
【0047】
(第6実施例)
第6実施例のスマートフォンカバー10は、図12及び図13(A),(B)に示されている。スマートフォンカバー10及びイヤホンケース13は、着脱機構53を有する。着脱機構53は、雄ねじ軸54及び雌ねじ穴55を有する。雄ねじ軸54は、本体28の外面から突出された円柱である。雄ねじ軸54は、イヤホンケース13と共に、中心線C2を中心として回転される。中心線C2は、雄ねじ軸54の中心を示す仮想線である。雌ねじ穴55は、プレート部17に設けられている。雄ねじ軸54が雌ねじ穴55にねじ込まれて、図12及び図13(A)のように、イヤホンケース13がスマートフォンカバー10に固定される。
【0048】
利用者が、イヤホンケース13をスマートフォンカバー10へ取り付ける作業は、次の通りである。利用者は、イヤホンケース13を手で掴み、図13(B)のように、雄ねじ軸54を雌ねじ穴55に向け、かつ、イヤホンケース13をプレート部17へ近づける。さらに、利用者は、雄ねじ軸54の先端を雌ねじ穴55へ進入させ、かつ、イヤホンケース13をスマートフォンカバー10に対して第1方向へ回転させ、かつ、イヤホンケース13の外面が、プレート部17の外面に接触した時点で、イヤホンケース13を停止させる。すると、図12及び図13(A)のように、利用者が、イヤホンケース13をスマートフォンカバー10へ取り付ける作業が完了する。
【0049】
イヤホンケース13がスマートフォンカバー10へ取り付けられると、雄ねじ軸54と、雌ねじ穴55を有するプレート部17との係合力により、イヤホンケース13がスマートフォンカバー10へ取り付けられた状態に保持される。利用者は、イヤホンケース13がスマートフォンカバー10に取り付けられているかどうかを、スマートフォンカバー10の外部から目視で確認できる。したがって、第6実施例のスマートフォンカバー10は、第1実施例のスマートフォンカバー10と同様の効果を得ることができる。また、図12のように、1つの側壁部19の表面及び本体28の表面が同一平面上に位置されていると、1つの側壁部19の表面及び本体28の表面を置き場所B1に接触させることにより、スマートフォン11を立てた状態で支持できる。
【0050】
利用者が、イヤホンケース13をスマートフォンカバー10から取り外す作業は、次の通りである。利用者は、イヤホンケース13を手で掴み、第1方向とは逆の第2方向へイヤホンケース13を回転させる。すると、図13(B)のように、雄ねじ軸54が雌ねじ穴55から退出し、イヤホンケース13をスマートフォンカバー10から取り外す作業が完了する。なお、雄ねじ軸をプレート部17の表面から突出して設け、雌ねじ穴をイヤホンケース13の本体28に設けてもよい。
【0051】
(第7実施例)
第7実施例のスマートフォンカバー10は、図14及び図15(A),(B)に示されている。スマートフォンカバー10及びイヤホンケース13は、着脱機構56を有する。着脱機構56は、接続軸58及び接続部57を有する。接続軸58は、プレート部17の外面から突出された円柱である。接続軸58の材質は、例えば、合成樹脂である。接続軸58の中心線C3は、接続軸58の中心を示す仮想線である。接続軸58の外周面には、環状の突起59が設けられている。
【0052】
接続部57は、本体28の外面から突出された円筒である。接続部57の材質は、例えば、合成樹脂である。接続部57は、取付穴61を有する。取付穴61の内径は、接続軸58の外径より大きい。取付穴61の内径は、突起59の外径より小さい。接続部57の内周面には、環状の溝60が設けられている。接続軸58が取付穴61に嵌合されると、突起59が溝60に嵌まり込み、図14及び図15(A)のように、イヤホンケース13がスマートフォンカバー10に固定される。
【0053】
利用者が、イヤホンケース13をスマートフォンカバー10へ取り付ける作業は、次の通りである。利用者は、イヤホンケース13を手で掴み、図15(B)のように、接続部57を接続軸58に向け、かつ、イヤホンケース13とスマートフォンカバー10とを近づける。そして、接続軸58の先端が取付穴61の入口へ至ると、接続部57が弾性変形して取付穴61の内径が拡大され、突起59が取付穴61へ進入する。そして、図15(A)のように、突起59が溝60へ到達すると、接続部57が弾性変形して取付穴61の内径が縮小される。利用者は、突起59が溝60へ到達したことを触感で認識でき、イヤホンケース13を停止させる。このようにして、利用者が、イヤホンケース13をスマートフォンカバー10へ取り付ける作業が完了する。
【0054】
イヤホンケース13がスマートフォンカバー10へ取り付けられると、突起59と接続部57との係合力により、イヤホンケース13がスマートフォンカバー10へ取り付けられた状態に保持される。利用者は、イヤホンケース13がスマートフォンカバー10に取り付けられているかどうかを、スマートフォンカバー10の外部から目視で確認できる。したがって、第7実施例のスマートフォンカバー10は、第1実施例のスマートフォンカバー10と同様の効果を得ることができる。また、図14のように、1つの側壁部19の表面及び本体28の表面が同一平面上に位置されていると、1つの側壁部19の表面及び本体28の表面を置き場所B1に接触させることにより、スマートフォン11を立てた状態で支持できる。
【0055】
利用者が、イヤホンケース13をスマートフォンカバー10から取り外す作業は、次の通りである。利用者は、スマートフォンカバー10とイヤホンケース13とを、中心線C3に沿った方向に相対移動させる。すると、突起59が取付穴61に食い込み、かつ、接続部57が弾性変形して取付穴61の内径が拡大され、突起59が取付穴61へ進入する。そして、図15(B)のように、突起59が取付穴61から退出すると、接続部57が弾性変形して取付穴61の内径が縮小される。このようにして、イヤホンケース13をスマートフォンカバー10から取り外す作業が完了する。なお、接続軸58が本体28の外面に設けられ、接続部57がプレート部17の外面に設けられていてもよい。
【0056】
(補足説明)
本実施形態に開示された構成の技術的意味の一例は、次の通りである。スマートフォンカバー10は、携帯端末用カバーの一例である。スマートフォン11は、携帯端末の一例である。カバー本体12は、カバー本体の一例である。ガイド溝22、永久磁石33、取付穴35,48、係合部43、雌ねじ穴55、接続軸58は、着脱部の一例である。
【0057】
本実施形態は、図面を用いて開示された実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、携帯端末は、スマートフォン、タブレット端末、携帯電話のうちの何れでもよい。係合部23の形状は、球形状であってもよい。永久磁石33,34の形状は、円板形状、平板形状等のうちの何れであってもよい。弾性部材27,52は、スプリングまたは合成ゴムの何れでもよい。
【0058】
本実施形態には、次の携帯端末セットが記載されている。携帯端末に取り付け及び取り外しできる携帯端末用カバーと、前記携帯端末用カバーによって支持されるイヤホンケースと、を有する携帯端末セットであって、前記イヤホンケースを前記携帯端末用カバーに取り付け及び取り外し可能とする着脱機構が、前記携帯端末用カバー及び前記イヤホンケースに設けられている携帯端末セット。また、前記着脱機構は、携帯端末用カバーに設けられた第1着脱部と、前記イヤホンケースに設けられた第2着脱部と、を含む。ガイド溝22、永久磁石33、取付穴35,48、係合部43、雌ねじ穴55、接続軸58は、第1着脱部の一例である。係合部23、永久磁石34、差し込み部37、係合爪44、取り付け軸47、雄ねじ軸54、接続部57は、第2着脱部の一例である。着脱機構は、係合力、磁気吸引力、摩擦力の何れかにより、携帯端末用カバーとイヤホンケースとを位置決め固定する。
【産業上の利用可能性】
【0059】
本開示は、携帯端末、例えば、スマートフォン、携帯電話、タブレット端末等を保護する携帯端末用カバーとして利用可能である。
【符号の説明】
【0060】
10…スマートフォンカバー、11…スマートフォン、12…カバー本体、22…ガイド溝、33…永久磁石、35,48…取付穴、43…係合部、54…雌ねじ穴、58…接続軸
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
【手続補正書】
【提出日】2023-03-29
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
携帯端末に取り付け及び取り外しできるカバー本体を有する携帯端末用カバーであって、
前記カバー本体は、イヤホンケースを着脱でき、かつ、前記カバー本体の外部から前記イヤホンケースを目視可能な着脱部を有し、
前記着脱部は、前記カバー本体に直線状に設けられたガイド溝を有し、
前記ガイド溝の長手方向における第1端部に開口部が設けられ、かつ、前記ガイド溝の長手方向における第2端部にストッパが設けられ、
前記ガイド溝は、前記イヤホンケースに設けられた係合部が配置された状態で、前記イヤホンケースを、前記開口部と前記ストッパとの間で前記ガイド溝の長手方向に沿って移動可能に支持し、
前記ガイド溝の内壁は、前記係合部との摩擦力または係合力で、前記イヤホンケースを前記ガイド溝の長手方向で前記開口部と前記ストッパとの間で停止させる、携帯端末用カバー。
【請求項2】
請求項1記載の携帯端末用カバーにおいて、
前記カバー本体は、
プレート部と、
前記プレート部の縁から立ち上げられ、かつ、平行に配置された2つの側壁部と、
を有し、
前記ガイド溝は、前記2つの側壁部に沿って配置されている、携帯端末用カバー。
【請求項3】
請求項2記載の携帯端末用カバーにおいて、
前記2つの側壁部は、
平行に配置された2つの第1側壁部と、
平行に配置され、かつ、前記2つの第1側壁部の長さを超える2つの第2側壁部と、
を含み、
前記ガイド溝は、前記2つの第1側壁部に沿って設けられており、
前記ガイド溝は、前記イヤホンケースが前記ガイド溝の長手方向における何れの位置で停止された場合も、前記イヤホンケースの本体の下面と、前記側壁部とが同一平面上に位置させる、携帯端末用カバー。
【請求項4】
請求項1または2記載の携帯端末用カバーにおいて、
前記カバー本体は、互いに交差する2つの前記ガイド溝を有する、携帯端末用カバー。