IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 株式会社ハーマンの特許一覧 ▶ 株式会社ノーリツの特許一覧

特開2024-67829加熱調理システム、加熱調理器、加熱調理方法及びプログラム
<>
  • 特開-加熱調理システム、加熱調理器、加熱調理方法及びプログラム 図1
  • 特開-加熱調理システム、加熱調理器、加熱調理方法及びプログラム 図2
  • 特開-加熱調理システム、加熱調理器、加熱調理方法及びプログラム 図3
  • 特開-加熱調理システム、加熱調理器、加熱調理方法及びプログラム 図4
  • 特開-加熱調理システム、加熱調理器、加熱調理方法及びプログラム 図5
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024067829
(43)【公開日】2024-05-17
(54)【発明の名称】加熱調理システム、加熱調理器、加熱調理方法及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   F24C 15/00 20060101AFI20240510BHJP
【FI】
F24C15/00 M
【審査請求】未請求
【請求項の数】11
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022178187
(22)【出願日】2022-11-07
(71)【出願人】
【識別番号】301071893
【氏名又は名称】株式会社ハーマン
(71)【出願人】
【識別番号】000004709
【氏名又は名称】株式会社ノーリツ
(74)【代理人】
【識別番号】110000796
【氏名又は名称】弁理士法人三枝国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】松井 良和
(72)【発明者】
【氏名】宮崎 守
(72)【発明者】
【氏名】藤井 拓
(72)【発明者】
【氏名】山口 雄一郎
(72)【発明者】
【氏名】角田 達哉
(72)【発明者】
【氏名】大下 剛史
(72)【発明者】
【氏名】田中 寛子
(72)【発明者】
【氏名】西村 宏美
(72)【発明者】
【氏名】横山 綾子
(57)【要約】
【課題】ユーザの操作によって、調理容器の温度をリアルタイムで把握できること。
【解決手段】加熱調理システム100は、調理容器を加熱する加熱部7と、調理容器の温度を検出する温度検出部8と、温度検出部8による検出結果が入力される制御部9と、ユーザによって操作可能であり、操作に応じた電気信号を制御部9に出力する操作部4と、制御部9によって表示が制御される表示部6と、を備える。制御部9は、操作部4によって現在温度表示モードが指示されると、温度検出部8によって検出された調理容器の現在の温度を表示部6に表示させる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
調理容器を加熱する加熱部と、
前記調理容器の温度を検出する温度検出部と、
前記温度検出部による検出結果が入力される制御部と、
ユーザによって操作可能であり、操作に応じた電気信号を前記制御部に出力する操作部と、
前記制御部によって表示が制御される表示部と、
を備え、
前記制御部は、前記操作部によって現在温度表示モードが指示されると、前記温度検出部によって検出された前記調理容器の現在の温度を前記表示部に表示させる、
加熱調理システム。
【請求項2】
前記制御部は、前記操作部によって前記現在温度表示モードが指示されると、前記現在温度表示モードを実行中であることの表示を前記表示部に表示させる、
請求項1に記載の加熱調理システム。
【請求項3】
前記制御部は、前記加熱部による前記調理容器への加熱量を制御可能であり、
前記制御部は、前記現在温度表示モードを実行している状態で、前記操作部によって温度維持モードが指示されると、前記温度維持モードが指示された時の前記調理容器の温度を維持するように前記加熱部を制御する、
請求項1に記載の加熱調理システム。
【請求項4】
前記操作部は、前記温度維持モードで維持されている温度の変更を指示する温度変更部を有し、
前記制御部は、前記温度維持モードを実行している状態で、前記温度変更部が操作されると、前記温度変更部による操作に応じて、前記温度維持モードによって維持される温度を変更するように前記加熱部を制御する、
請求項3に記載の加熱調理システム。
【請求項5】
前記操作部は、前記加熱部の加熱時間を設定するタイマー設定部を有する、
請求項1から3のいずれか一項に記載の加熱調理システム。
【請求項6】
前記操作部は、前記加熱部の加熱時間を設定するタイマー設定部を有し、
前記制御部は、前記温度維持モードを実行している状態で、前記タイマー設定部が操作されると、前記タイマー設定部で設定された加熱時間を前記表示部に表示させる、
請求項3又は4に記載の加熱調理システム。
【請求項7】
前記操作部は、前記タイマー設定部により設定した加熱時間を変更可能な時間変更部を含み、
前記制御部は、前記タイマー設定部で設定された加熱時間を前記時間変更部による操作に応じて変更する、
請求項5に記載の加熱調理システム。
【請求項8】
前記表示部は、前記調理容器の現在の温度として、温度を示すイメージを表示させる、
請求項1に記載の加熱調理システム。
【請求項9】
調理容器を加熱する加熱部と、
前記調理容器の温度を検出する温度検出部と、
前記温度検出部による検出結果が入力される制御部と、
を備え、
前記制御部は、ユーザが操作した操作部によって現在温度表示モードが指示されると、前記温度検出部によって検出された前記調理容器の現在の温度を表示部に表示させる、
加熱調理器。
【請求項10】
ユーザの操作によって現在温度表示モードを受け付けるステップと、
調理容器の現在の温度を取得するステップと、
前記現在温度表示モードを受け付けたことに応じて、前記調理容器の現在の温度を表示部に表示するステップと、
を含む、
加熱調理器の制御方法。
【請求項11】
1以上のプロセッサに、請求項10に記載の加熱調理器の制御方法の各ステップを実行させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、加熱調理システム、加熱調理器、加熱調理方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、従来の加熱調理器1が開示されている。特許文献1に記載の加熱調理器は、表示部に火力表示を行うように構成されている。特許文献1に記載の加熱調理器は、表示部において、設定温度の表示を行うと共に、油温の上下を棒グラフの点灯数で表示する。これにより、運転時の火力が一目でわかるように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2003-157960号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで特許文献1に記載の加熱調理器では、油温の高低を直感的に知ることができるが、現在の調理容器の温度をリアルタイムで把握することは難しい。このため、調理容器の温度が上昇した後、調理物を入れた場合に、調理容器の温度が変化しても、それを把握することが難しかった。
【0005】
また、特許文献1に記載の加熱調理器では、常時、棒グラフが表示されているため、ユーザは、目標温度や目標加熱量に対する達成度が表示されているのか、現在の調理容器の温度が表示されているのか、わかりにくい。
【0006】
本発明の目的は、ユーザの操作によって、調理容器の温度をリアルタイムで把握できる加熱調理システム、加熱調理器、加熱調理方法及びプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る一態様の加熱調理システムは、調理容器を加熱する加熱部と、前記調理容器の温度を検出する温度検出部と、前記温度検出部による検出結果が入力される制御部と、ユーザによって操作可能であり、操作に応じた電気信号を前記制御部に出力する操作部と、前記制御部によって表示が制御される表示部と、を備え、前記制御部は、前記操作部によって現在温度表示モードが指示されると、前記温度検出部によって検出された前記調理容器の現在の温度を前記表示部に表示させる。
【0008】
本発明に係る一態様の加熱調理器は、調理容器を加熱する加熱部と、前記調理容器の温度を検出する温度検出部と、前記温度検出部による検出結果が入力される制御部と、を備え、前記制御部は、ユーザが操作した操作部によって現在温度表示モードが指示されると、前記温度検出部によって検出された前記調理容器の現在の温度を表示部に表示させる。
【0009】
本発明に係る一態様の加熱調理器の制御方法は、ユーザの操作によって現在温度表示モードを受け付けるステップと、前記調理容器の現在の温度を取得するステップと、前記現在温度表示モードを受け付けたことに応じて、前記調理容器の現在の温度を表示部に表示するステップと、を含む。
【0010】
本発明に係る一態様のプログラムは、1以上のプロセッサに、上記加熱調理器の制御方法を実行させるためのプログラムである。
【発明の効果】
【0011】
本発明に係る上記態様の加熱調理システム、加熱調理器、加熱調理方法及びプログラムは、ユーザの操作によって、調理容器の温度をリアルタイムで把握できる、という利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1図1は、実施形態の加熱調理器の模式斜視図である。
図2図2は、実施形態の加熱調理器の表示パネルの模式図である。
図3図3は、実施形態の加熱調理器のブロック図である。
図4図4は、実施形態の加熱調理器の動作を説明するフローチャートである。
図5図5(A)は、変形例に係る表示部の模式図である。図5(B)は、更なる変形例に係る表示部の模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
<実施形態>
以下、本実施形態に係る加熱調理システム100及び加熱調理器1について、詳細に説明する。本実施形態に係る加熱調理システム100は、システムを構成する複数の機能が1つの装置に集約されており、加熱調理器1を構成する。ただし、加熱調理システム100としては、必ずしも、複数の機能が1つの装置に集約されていることは必須ではない。
【0014】
本明細書では、図1に示すように、設置面(例えば、ワークトップの上面)に直交する方向を「上下方向」として定義する。設置面に平行な面上において、加熱調理器1からユーザ(調理者)に向かう方向を「前方向」として定義し、その反対方向を「後方向」として定義する。本実施形態では、設置面は水平面であるとして説明するが、設置面は、必ずしも水平面に限らない。
【0015】
本明細書において「平行」とは、2つの直線、辺、面等を延長した場合に、互いに交わらない場合だけでなく、仮に交わった場合でも、両者のなす角度が5°以内の範囲である場合も含む。「直交」とは、2つの直線、辺、面等を延長した場合に、互いに90°に交わる場合だけでなく、90°±5°以内の範囲で交わる場合も含む。
【0016】
加熱調理器1は、例えば、ガス、電気等の資源を利用して、加熱調理を行う調理器具である。加熱調理器1としては、例えば、ガスこんろ、電磁調理器(IH(Induction Heating)調理器)、電気こんろ、グリル調理器、オーブン調理器、レンジ、炊飯調理器等が挙げられる。本実施形態では、加熱調理器1の一例として、ガスこんろを挙げて説明する。
【0017】
ガスこんろは、ガスを燃料とするこんろである。ガスこんろは、図1に示すように、機器本体3と、制御部9(図3)と、を備える。本実施形態に係るガスこんろは、キッチンカウンタのワークトップに形成された開口に、機器本体3が落とし込まれるビルトインこんろであるが、設置面(例えば、テーブル、こんろ台等)に載せて使用されるテーブルこんろであってもよい。また、ガスこんろは、グリル装置を有していてもよいし、有していなくてもよい。
【0018】
(機器本体3)
機器本体3は、加熱調理器1の主体を構成する。機器本体3は、トッププレート2と、筐体30と、操作部4と、表示部6と、加熱部7と、温度検出部8と、を備える。加熱部7は、複数のこんろバーナ71を有している。
【0019】
(加熱部7)
加熱部7は、五徳21に載った調理容器を加熱する。加熱部7は、上述したように、複数のこんろバーナ71を備える。こんろバーナ71は、ガスを含む気体の供給を受けて予混合燃焼を行うブンゼンバーナである。各こんろバーナ71による加熱量は、図示しないガス流量調整弁等により制御される。ガス流量調整弁の動作は、制御部9によって、制御される。
【0020】
調理容器は、加熱調理の際に使用する容器である。調理容器としては、例えば、鍋、フライパン、耐熱皿、バーベキュープレート、グリルプレート、焼き網、魚焼き等が挙げられる。
【0021】
(温度検出部8)
温度検出部8は、調理容器の温度を検出する。本実施形態に係る温度検出部8は、調理容器の底面に接触することで、調理容器の温度を検出することができる。ただし、温度検出部8としては、接触式の温度検出センサに限らず、非接触式の温度検出センサを備えてもよい。非接触式の温度検出センサとしては、例えば、赤外線センサ、サーモグラフィ撮像素子等が挙げられる。サーモグラフィを解析することで、調理容器の表面温度を検出できる。
【0022】
温度検出部8は、各こんろバーナ71の中央に配置されている。温度検出部8の上端部には、下方向に移動可能な可動体81を有する。可動体81には、上方向に向かう弾性力が加わっている。可動体81は、五徳21の載置面よりも上方に位置している。したがって、可動体81は、五徳21に載った調理容器によって、下方に押し下げられる。このとき、可動体81は、調理容器の底面を上方向に押す。この可動体81の内部に、温度検出センサが配置されている。
【0023】
温度検出部8は、検出結果を制御部9に出力する。温度検出部8が有する温度検出センサは、制御部9に対し、有線で電気信号を送信可能に接続されている。ただし、温度検出センサと制御部9とは、無線で電気信号を送信可能に接続されてもよい。
【0024】
(トッププレート2)
トッププレート2は、加熱調理器1の最上部の板である。トッププレート2は、略矩形板状に形成されている。トッププレート2には、加熱部7の上端部が通される複数の穴が形成されている。トッププレート2は、筐体30の上端に載るようにして、筐体30に取り付けられている。トッププレート2の材料としては、特に制限はなく、例えば、ガラス板、ホーロー板、アルミニウム板等が挙げられる。
【0025】
(筐体30)
筐体30は、機器本体3において、加熱部7等の機器が収まる箱である。筐体30は、直方体状に形成されており、上面に開口面(不図示)を有している。筐体30の前面は、ユーザに向く化粧パネル31で構成されている。化粧パネル31は、図1に示すように、グリル扉32を通すための開口33と、各こんろバーナ71の点火/消火スイッチ34を通すための開口35と、一対の引出し操作体36と、を備える。
【0026】
点火/消火スイッチ34は、押し操作されるたびに、こんろバーナ71に対する点火指令と消火指令とを、制御部9に対して繰り返し出力する。点火/消火スイッチ34は、こんろバーナ71が点火すると、化粧パネル31の前面から突出する。化粧パネル31から吐出した状態の点火/消火スイッチ34は、前後方向に平行な回転軸を中心にして、回転可能に構成されている。ユーザは、点火/消火スイッチ34を、回転軸を中心にして回転させることによって、対応するこんろバーナ71の火力の調節を行うことができる。
【0027】
一対の引出し操作体36は、グリル扉32の開口33の両側に配置されている。各引出し操作体36は、化粧パネル31の他の部分よりも前方に突き出た使用位置と、前面が化粧パネル31の他の部分と面一となる収納位置と、に切替え可能に構成されている。引出し操作体36は、使用位置に切り替えられると、操作パネル40が露出する。
【0028】
引出し操作体36の下端は、回転軸を介して、筐体30の底板に取り付けられている。回転軸は、左右方向に延びている。引出し操作体36は、回転軸を中心に回転することで、使用位置と収納位置とに切り替えられる。使用位置にある引出し操作体36の上面には、操作パネル40が取り付けられている。本実施形態に係る引出し操作体36は、いわゆるカンガルーポケット方式の引出し操作体36である。ただし、引出し操作体36としては、カンガルーポケット方式に限らず、前方向にスライドして引き出されるスライド方式であってもよい。なお、操作パネル40は、引出し操作体36によって使用位置と収納位置とに切り替えられなくてもよく、常時、露出してもよい。
【0029】
(操作部4)
操作部4は、ユーザの操作によって操作可能であり、操作に応じた電気信号を制御部9に出力する。操作部4は、操作パネル40に含まれている。ここで、図2には、本実施形態に係る加熱調理器1の操作パネル40の模式図を示す。
【0030】
操作パネル40は、図2に示すように、加熱部7を操作する操作部4(以下、こんろ操作部42)と、グリルを操作する操作部4(以下、グリル操作部41)と、表示部6と、を備える。図2には、一対の引出し操作体36のうち、右側の引出し操作体36が有する操作パネル40が図示されており、当該操作パネル40には、右側のこんろバーナ71の操作部42と、グリル装置の操作部41とが含まれる。左側の引出し操作体36が有する操作パネル40には、左側のこんろバーナ71の操作部4と、中央のこんろバーナ71の操作部4とが含まれる。左側のこんろバーナ71の操作部4と、中央のこんろバーナ71の操作部4は、右側こんろバーナ71の操作部4と同じであってもよいし、異なっていてもよい。本実施形態では、左側の引出し操作体36が有する操作パネル40についての説明は省略する。
【0031】
こんろ操作部42は、図3に示すように、モード指示部43と、温度変更部44と、タイマー設定部45と、時間変更部46と、を備える。なお、モード指示部43と温度変更部44とタイマー設定部45と時間変更部46とは、こんろ操作部42によって実現される機能を示しているに過ぎず、必ずしも実体のある構成を示しているわけではない。
【0032】
モード指示部43は、制御部9に対して、複数の調理モードの指令を含む電気信号を出力する。本実施形態に係る加熱調理器1が有する調理モードとしては、現在温度表示モード、湯沸かしモード、焼きサポートモード、及び温度維持モードがある。
【0033】
現在温度表示モード、湯沸かしモード、及び焼きサポートモードは、図2に示すように、モード設定ボタン51を押すたびに、順に選択可能である。例えば、モード設定ボタン51を1回押すと、現在温度表示モードに設定され、モード設定ボタン51を2回押すと、湯沸かしモードに設定され、モード設定ボタン51を3回押すと、焼きサポートモードに設定される。なお、モード設定ボタン51を4回押すと、モードの設定が解除され、その後、モード設定ボタン51を1回押すと、再び現在温度表示モードが設定される。例えば、現在温度表示モードが設定されると、操作部4の上方の「温度表示」に隣接する発光ランプ61aが点灯し、現在温度表示モードを実行中であることを表示する。このように、「温度表示」「湯沸かし」「焼サポート」の各々に対応する発光ランプが点灯することで、ユーザは、現在設定されている調理モードを把握することができる。
【0034】
また、現在温度表示モードを実行している状態で、温度ボタン52を押すと、温度維持モードを実行することができる。温度維持モードが実行されると、温度ボタン52に隣接する発光ランプ61b,61dが点灯し、温度維持モードを実行中であることを表示する。
【0035】
このように、本実施形態に係るモード指示部43は、モード設定ボタン51と温度ボタン52とで実現される。
【0036】
本明細書において、現在温度表示モードは、調理容器の現在の温度を、表示部6に対してリアルタイムに表示する調理モードである。現在温度表示モードでは、調理容器の温度の連続的な変化を表示部6に表示することができる。本明細書における現在の温度とは、数秒程度のタイムラグを含む。すなわち、本明細書でいう「現在の温度」とは、現在から数秒程度過去の時点の温度を表示するものであってよい。また、数秒程度過去から現在までの期間の平均の温度を、「現在の温度」としてもよい。また、数秒程度過去から現在までの期間の温度勾配から現在の時点における推定値を「現在の温度」としてもよい。さらに、調理容器の温度勾配が大きい場合には、上記推定値を用い、温度勾配が小さい場合には、上記数秒程度過去の時点の温度を用いてもよい。ここでいう「数秒程度」は、20秒以下が好ましく、より好ましくは10秒以下であり、更に好ましくは5秒以下である。
【0037】
湯沸かしモードは、湯水が沸騰した際に、音による報知を実行すると共に自動で消火する調理モードである。焼きサポートモードは、加熱量を自動で調整しながら、調理物を裏返すタイミングを報知する調理モードである。温度維持モードは、現在の調理容器の温度を維持するように、制御部9が加熱部7の加熱量を制御する調理モードである。温度維持モードにおいて、維持する調理容器の温度を「維持温度」という。
【0038】
タイマー設定部45は、加熱部7による加熱時間を設定することができる。ユーザがタイマーボタン53を押すと、表示部6にタイマーの表示がされる。この状態で、「+」「-」ボタン54を操作することで、ユーザは所望の加熱時間を選択することができる。これによって、タイマー設定部45は、制御部9に対し、加熱時間の設定の指令を出力することができる。また、タイマー設定部45は、温度維持モードの実行中において、加熱部7による加熱時間を設定することができる。
【0039】
このように、本実施形態に係るタイマー設定部45は、タイマーボタン53と、「+」「-」ボタン54とで実現される。
【0040】
時間変更部46は、温度維持モードの実行中において、タイマー設定部45により設定した加熱時間の変更を行うことができる。温度維持モードの実行中に、加熱時間が設定されている場合において、加熱時間の変更をする際には、タイマーボタン53を押すと、表示部6に現在の設定された加熱時間が表示される。この状態で、「+」「-」ボタン54を操作することで、ユーザは所望の加熱時間に変更することができる。これによって、時間変更部46は、制御部9に対し、加熱時間の変更の指令を出力することができる。
【0041】
このように、本実施形態に係る時間変更部46は、タイマーボタン53と、「+」「-」ボタン54とで実現される。
【0042】
温度変更部44は、温度維持モードの実行中において、維持温度の変更を設定することができる。温度維持モードの実行中において、ユーザがタイマーボタン53を押した後、温度ボタン52を押すと、表示部6に維持温度の表示がされる。この状態で、「+」「-」ボタン54を操作することで、ユーザは所望の維持温度を調節することができる。これによって、温度変更部44は、制御部9に対し、維持温度の変更の指令を出力することができる。
【0043】
このように、本実施形態に係る温度変更部44は、温度ボタン52と、「+」「-」ボタン54とで実現される。
【0044】
温度維持モードを解除するには、温度ボタン52を押す。温度維持モードの実行中で、かつ温度変更部44又はタイマー設定部45による設定中ではない場合に、温度ボタン52を押すことで、温度維持モード及び現在温度表示モードを解除することができる。
【0045】
(表示部6)
表示部6は、温度の表示、加熱時間の表示、調理モードに設定されていることの表示等の各種表示を行う。本実施形態に係る表示部6は、図2に示すように、操作パネル40に含まれるディスプレイ60と、複数の発光ランプ61(61a,61b,61c,61d,61e)と、を含む。表示部6の表示は、制御部9によって制御される。
【0046】
(制御部9)
制御部9は、ガスこんろの運転を制御する。制御部9は、例えば、点火/消火スイッチ34の操作、及び操作部4の操作に応じて、こんろバーナ71の加熱量を調整するように各種の弁を制御することができる。また、制御部9は、操作部4の操作に応じて、自動調理を実行することができる。
【0047】
制御部9は、図3に示すように、モード設定部91と、温度取得部92と、現在温度表示部93と、温度維持部94と、維持温度変更部95と、加熱時間設定部96と、加熱時間表示部97と、加熱時間変更部98と、を備える。制御部9は、ハードウェアとしてのプロセッサ及びメモリを主構成とする。メモリに記録されたプログラムをプロセッサが実行することによって、制御部9としての機能が実現される。プログラムは、メモリに予め記録されていてもよいが、電気通信回線を通じて提供されてもよいし、メモリカード、光学ディスク、ハードディスクドライブ等の非一時的記録媒体に記録されて提供されてもよい。プロセッサは、半導体集積回路(IC)又は大規模集積回路(LSI)を含む1又は複数の電子回路で構成される。複数の電子回路は、1つのチップに集約されていてもよいし、複数のチップに分散して設けられていてもよい。
【0048】
モード設定部91は、操作部4の操作によって指示されたモードに関する情報を受け付ける。操作部4の操作によって現在温度表示モードが指示されると、モード設定部91がモードに関する情報を受け付け、温度取得部92と現在温度表示部93とによって現在温度表示モードが実行される。現在温度表示モードの実行中に、モード設定部91は、表示部6における発光ランプ61a,61cを点灯する。
【0049】
また、現在温度表示モードの実行中において、温度維持モードが指示されると、モード設定部91がモードに関する情報を受け付け、温度維持部94、維持温度変更部95、加熱時間設定部96、加熱時間表示部97及び加熱時間変更部98によって温度維持モードが実行される。温度維持モードの実行中に、モード設定部91は、発光ランプ61aを消灯し、発光ランプ61b,61dを点灯する。
【0050】
温度取得部92は、温度検出部8による検出結果を取得する。温度取得部92は、モード設定部91によって現在温度表示モードの指令に関する情報を受け取った後、温度検出部8から検出結果を取得してもよいし、常時、温度検出部8から検出結果を取得し続けてもよい。
【0051】
現在温度表示部93は、温度取得部92で取得した温度検出部8による検出結果を表示部6に表示させる。本実施形態に係る現在温度表示部93は、表示部6のディスプレイ60に、例えば「60℃」等のように、数値表示を行う。ただし、現在温度表示部93による温度の表示は、数値表示に限らず、例えば、温度を示すイメージを表示部6に表示させてもよい。温度を示すイメージとしては、例えば、グラフ、色、グラフィック、イラスト等が挙げられる。これについては、後述の<変形例>で詳述する。
【0052】
温度維持部94は、温度維持モードが指示された時の調理容器の温度を維持するようにこんろバーナ71を制御する。温度維持部94は、現在温度表示モードの実行中において、モード指示部43によって温度維持モードが指示されると、そのときの温度を維持温度として記憶する。そして、温度維持部94は、温度検出部8の検知結果を参照しながら、維持温度と、温度検出部8の検知結果とが略一致するように、こんろバーナ71の加熱量の調節をフィードバック制御で制御する。
【0053】
維持温度変更部95は、温度維持モードを実行中において、温度変更部44が操作されると、温度変更部44による操作に応じて維持温度を変更する。維持温度変更部95は、維持温度の変更中の温度と、変更後の温度とを、ディスプレイ60に表示する。維持温度変更部95は、維持温度が変更されると、記憶された変更前の維持温度を更新する。
【0054】
加熱時間設定部96は、温度維持モードを実行中において、こんろバーナ71による加熱時間を設定する。加熱時間設定部96は、温度維持モードの実行中において、ユーザがタイマーボタン53を押すと、発光ランプ61eが点灯し、加熱時間を設定することが可能となる。加熱時間設定部96は、設定中の加熱時間をディスプレイ60に表示する。この状態で、「+」「-」ボタン54を操作することで、ユーザの所望の加熱時間を設定することができる。
【0055】
加熱時間変更部98は、タイマー設定部45で設定された加熱時間を、時間変更部46による操作に応じて変更する。加熱時間変更部98は、変更中の加熱時間をディスプレイ60に表示することができる。加熱時間変更部98は、加熱時間が変更されると、加熱時間設定部96によって設定された変更前の加熱時間を更新する。
【0056】
(フローチャート)
次に、本実施形態に係る加熱調理器1の動作の一例を、図4に示すフローチャートを用いて説明する。
【0057】
ユーザが、こんろバーナ71が消火している状態で点火/消火スイッチ34を操作すると、制御部9は、こんろバーナ71を点火するように制御する(ST1)。ユーザが、モード指示部43を操作し、現在温度表示モードの指令をすると、制御部9は、現在温度表示モードを受け付ける受付ステップを実行する。制御部9は、現在温度表示モードを実行する(ST2)。
【0058】
現在温度表示モードが実行されると、制御部9は、調理容器の現在の温度を取得する温度取得ステップを実行する。制御部9は、温度取得部92によって温度検出部8による検出結果を取得する(ST3)。
【0059】
制御部9は、調理容器の現在の温度を表示部6に表示する表示ステップを実行する。制御部9は、温度検出部8により取得した検出結果に基づき、表示部6に対して現在温度を表示する(ST4)。
【0060】
制御部9は、温度検出部8により取得した検出結果(現在温度)が所定の範囲内にあるかどうかを判定する(ST5)。本実施形態では、制御部9は、現在温度が130℃以上220℃以下の範囲に属するか否かを判定し、現在温度が130℃以上220℃以下の範囲に属する場合、温度維持モードを実行可能であることを報知する。本実施形態では、温度維持モードを実行可能であることの報知として、制御部9は、ブザー報知と、音声報知と、遷移可能ランプの点灯を実行する(ST6、ST7)。「遷移可能ランプ点灯」としては、例えば、発光ランプ61bを点灯すると共に、発光ランプ61dを複数回点滅させた後に消灯させる。これによって、温度維持モードの待機状態(温度維持モードが実行可能な状態)であることをユーザに知らせることができる。
【0061】
この状態で、温度維持モードの指示があると、制御部9は、温度維持モードを実行する(ST8、ST9)、温度維持モードの指示がない場合、ステップ3に戻る。
【0062】
ステップ5において、現在温度が130℃以上220℃以下の範囲にない場合、遷移ランプが点灯している場合には消灯し、ステップ3に戻る。なお、現在温度が低過ぎる場合(例えば、0℃以下の場合)、表示部6には「L」と表示してもよい。また、現在温度が高過ぎる場合(例えば、250℃以上の場合)、表示部6には「H」と表示してもよい。
【0063】
<変形例>
上記実施形態は、本発明の様々な実施形態の一つに過ぎない。実施形態は、本発明の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。以下、実施形態の変形例を列挙する。以下に説明する変形例は、適宜組み合わせて適用可能である。
【0064】
上記実施形態に係る加熱調理システム100は、システムを構成する複数の機能が1つの装置に集約された加熱調理器1であったが、各機能は分散して位置してもよい。
【0065】
表示部6及び操作部4は、例えば、加熱調理器1に接続された通信端末に含まれてもよい。通信端末としては、スマートフォン、タブレット端末、PC、スマートウォッチ、スマートグラス等が挙げられる。この場合、制御部9は、通信端末に対し、ネットワークを介して通信可能に接続される。ユーザが通信端末を操作することで、加熱調理器1に備わる制御部9が、現在温度表示モードや、温度維持モードを実行することができる。このとき、制御部9は、温度検出部8によって検出された温度を、通信端末のディスプレイに表示させる。通信端末は、ユーザが所有する通信端末であってもよいし、加熱調理器1に付属する端末であってもよい。ネットワークは、有線であってもよいし、無線であってもよい。
【0066】
調理容器の現在の温度の表示としては、上述したように、数値表示に限らない。例えば、図5(A)に示すように、表示部6は複数のランプ55を備え、調理容器の現在の温度に応じて、ランプ55の発光数を変化させてもよい。また、調理容器の現在の温度を示すイメージを表示部6に表示させてもよい。イメージの一例としては、図5(B)に示すように、現在温度をグラフによって表示させることが挙げられる。また、イメージの他例として、現在温度を色で表示してもよい。色による表示として、例えば、0℃から200℃に近づくに従って、寒色系から暖色系の色に変化させてもよい。
【0067】
加熱部7は、こんろバーナ71に限らず、グリルバーナであってもよい。
【0068】
上記実施形態に係る現在温度表示モードでは、調理容器の温度の連続的な変化を表示部6に表示することができたが、一定の時間間隔(例えば、10秒ごと)で取得した調理容器の温度を表示してもよい。
【0069】
上記実施形態では、現在温度表示モードと温度維持モードは、温度ボタン52を押すことで解除するよう構成されたが、解除ボタンを別途設けてもよい。また、温度変更部44による維持温度の変更は、タイマーボタン53を押した後、温度ボタン52を押すことで設定可能であったが、タイマーボタン53を押すことなく、温度ボタン52を押すことで設定可能としてもよい。
【0070】
上記実施形態では、現在温度表示モードの実行中において、現在の調理容器の温度が、130℃以上220℃以下の範囲にない場合には、温度維持モードの実行を禁止したが、この温度範囲は特に限定はない。例えば、100℃以上250℃以下に設定されてもよいし、150℃以上200℃以下に設定されてもよい。
【0071】
<まとめ>
以上説明したように、第1の態様に係る加熱調理システム100は、調理容器を加熱する加熱部7と、調理容器の温度を検出する温度検出部8と、温度検出部8による検出結果が入力される制御部9と、ユーザによって操作可能であり、操作に応じた電気信号を制御部9に出力する操作部4と、制御部9によって表示が制御される表示部6と、を備える。制御部9は、操作部4によって現在温度表示モードが指示されると、温度検出部8によって検出された調理容器の現在の温度を表示部6に表示させる。
【0072】
この態様によれば、現在温度表示モードの操作と共に、加熱中の調理容器の現在の温度を表示部6に表示させることができるので、ユーザの操作によって、調理容器の温度をリアルタイムで把握できる。このため、ユーザによる調理の体験を他者に伝えやすいし、他者の料理体験をユーザの調理に反映させやすい。また、ユーザの操作によって現在温度表示モードを実行するため、ユーザの意思によって、調理容器の温度を知ることができ、表示部6への表示の誤解を軽減できる。また、調理容器ごとに熱伝導率や熱容量が異なるところ、ユーザの固有の調理容器に応じた温度ごとの調理を記録しておくことで、より正確に料理を再現することができる。したがって、ユーザは、固有の調理容器に対する温度感覚が身につきやすく、調理しやすくなる。
【0073】
第2の態様に係る加熱調理システム100では、第1の態様において、制御部9は、操作部4によって現在温度表示モードが指示されると、現在温度表示モードを実行中であることの表示を表示部6に表示させる。
【0074】
この態様によれば、ユーザは、表示部6に表示された温度が、設定値としての温度ではないことを理解することができる。
【0075】
第3の態様に係る加熱調理システム100では、第1又は第2の態様において、制御部9は、加熱部7による調理容器への加熱量を制御可能である。制御部9は、現在温度表示モードを実行している状態で、操作部4によって温度維持モードが指示されると、温度維持モードが指示された時の調理容器の温度を維持するように加熱部7を制御する。
【0076】
この態様によれば、表示部6に表示された温度を確認しながら、調理容器が所望の温度に上昇したことを確認したうえで、調理容器の温度を一定に保つことができる。このため、ユーザは、調理しやすい。温度維持モードによる調理は、例えば、ホットケーキ、ハンバーグ、ステーキ、魚等を調理する際に、焦げ付きを抑制しながら調理を続けることができて好ましい。
【0077】
第4の態様に係る加熱調理システム100では、第3の態様において、操作部4は、温度維持モードで維持されている温度の変更を指示する温度変更部44を有する。制御部9は、温度維持モードを実行している状態で、温度変更部44が操作されると、温度変更部44による操作に応じて、温度維持モードによって維持される温度を変更するように加熱部7を制御する。
【0078】
この態様によれば、ユーザは、維持温度の微調整ができるため、使い勝手がよい。
【0079】
第5の態様に係る加熱調理システム100では、第1~第3のいずれかの態様において、操作部4は、加熱部7の加熱時間を設定するタイマー設定部45を有する。
【0080】
この態様によれば、ユーザは、加熱時間についてのタイマーの設定ができて、使い勝手がよい。
【0081】
第6の態様に係る加熱調理システム100では、第3又は第4の態様において、操作部4は、加熱部7の加熱時間を設定するタイマー設定部45を有する。制御部9は、温度維持モードを実行している状態で、タイマー設定部45が操作されると、タイマー設定部45で設定された加熱時間を表示部6に表示させる。
【0082】
この態様によれば、ユーザは、タイマー設定部45で設定した加熱時間を確認することができるため、調理しやすいし、調理時間の間違いを軽減できる。
【0083】
第7の態様に係る加熱調理システム100では、第5又は第6の態様において、操作部4は、タイマー設定部45により設定した加熱時間を変更可能な時間変更部46を含む。制御部9は、タイマー設定部45で設定された加熱時間を時間変更部46による操作に応じて変更する。
【0084】
この態様によれば、ユーザは、加熱時間の微調整ができるため、使い勝手がよい。
【0085】
第8の態様に係る加熱調理システム100では、第1~7のいずれか1つの態様において、表示部6は、調理容器の現在の温度として、温度を示すイメージを表示させる。
【0086】
この態様によれば、温度をイメージによって理解することができるため、温度の誤認識を軽減することができる。
【0087】
第9の態様に係る加熱調理器1は、調理容器を加熱する加熱部7と、調理容器の温度を検出する温度検出部8と、温度検出部8による検出結果が入力される制御部9と、を備える。制御部9は、ユーザが操作した操作部4によって現在温度表示モードが指示されると、温度検出部8によって検出された調理容器の現在の温度を表示部6に表示させる。
【0088】
この態様によれば、加熱中の調理容器の現在の温度を表示部6に表示させることができるので、ユーザは、固有の調理容器に対する温度感覚が身につきやすく、調理しやすくなるし、料理を再現しやすいし、ユーザによる調理の体験を他者に伝えやすいし、他者の料理体験を調理に反映させやすい。
【0089】
第10の態様に係る加熱調理器1の制御方法は、ユーザの操作によって現在温度表示モードを受け付けるステップと、調理容器の現在の温度を取得するステップと、調理容器の現在の温度を表示部6に表示するステップと、を含む。
【0090】
この態様によれば、加熱中の調理容器の現在の温度を表示部6に表示させることができるので、ユーザは、固有の調理容器に対する温度感覚が身につきやすく、調理しやすくなるし、料理を再現しやすいし、ユーザによる調理の体験を他者に伝えやすいし、他者の料理体験をユーザの調理に反映させやすい。
【0091】
上記態様に限らず、実施形態に係る加熱調理システム100の種々の構成(変形例を含む)は、加熱調理器1の制御方法、(コンピュータ)プログラム、又はプログラムを記録した非一時的記録媒体にて具現化可能である。
【符号の説明】
【0092】
100 加熱調理システム
1 加熱調理器
4 操作部
43 モード指示部
44 温度変更部
45 タイマー設定部
46 時間変更部
6 表示部
7 加熱部
8 温度検出部
9 制御部
図1
図2
図3
図4
図5