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特開2024-6812紙幣処理システム、紙幣処理装置及びその方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024006812
(43)【公開日】2024-01-17
(54)【発明の名称】紙幣処理システム、紙幣処理装置及びその方法
(51)【国際特許分類】
   G07D 11/20 20190101AFI20240110BHJP
【FI】
G07D11/20
【審査請求】未請求
【請求項の数】11
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022108052
(22)【出願日】2022-07-04
(71)【出願人】
【識別番号】504373093
【氏名又は名称】日立チャネルソリューションズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001689
【氏名又は名称】青稜弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】跡治 昌吉
(72)【発明者】
【氏名】西野 陽
(72)【発明者】
【氏名】水野 康生
【テーマコード(参考)】
3E141
【Fターム(参考)】
3E141AA01
3E141AA02
3E141BA03
3E141CA06
3E141DA05
3E141EA06
3E141FG18
3E141FJ05
(57)【要約】
【課題】ユーザに応じて紙幣の混在または非混在を可能とする。
【解決手段】
紙幣処理システムは、同じ金種の紙幣を所定枚数毎に結束して結束紙幣を作成する結束ユニットを有する結束装置12と、紙幣の結束に関する管理情報を保持する管理テーブル320と、管理テーブルを参照して、異なる属性の紙幣を含んで紙幣を結束する第1モードまたは異なる属性の紙幣を含まないで紙幣を結束する第2モードの何れかのモードで、結束ユニットにおける紙幣の結束を制御する制御部16,123と、を有する。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
同じ金種の紙幣を所定枚数毎に結束して結束紙幣を作成する結束ユニットを有する結束装置と、
紙幣の結束に関する管理情報を保持する管理テーブルと、
該管理テーブルを参照して、異なる属性の紙幣を含んで紙幣を結束する第1モード、または異なる属性の紙幣を含まないで紙幣を結束する第2モードの何れかのモードで、前記結束ユニットにおける紙幣の結束を制御する制御部と、を有する
紙幣処理システム。
【請求項2】
前記結束装置は、複数の異なるユーザから回収された紙幣を処理することができ、
前記管理テーブルは、前記属性に関して、異なるユーザから回収された紙幣が前記結束紙幣に混在することを許容する第1のユーザと、異なるユーザから回収された紙幣が前記結束紙幣に混在することを許容しない第2のユーザとを区別して管理し、
前記制御部は、前記第1のユーザに対しては前記第1モードで制御し、前記第2のユーザに対しては前記第2モードで制御する、
請求項1に記載の紙幣処理システム。
【請求項3】
前記制御部に接続されて、紙幣の結束の管理を行う管理コンピュータを有し、
該管理コンピュータは、結束の管理のためのデータ処理を行う処理部と、データを記憶する記憶部と、入力部と、表示部を有し、
前記記憶部は、前記第1のユーザについては紙幣の混在許容を示すフラグ、前記第2のユーザについては紙幣の混在不許容を示すフラグを予め登録した前記管理テーブルを保管し、
前記処理部は、あるユーザから回収された紙幣が現金センタで受付けられる時に、該ユーザに対応して、紙幣の金種、金種対応の紙幣枚数、および該ユーザおよび該金種を示す処理IDの入力を前記入力部より受付けて、
受付けられた前記紙幣の金種、金種対応の紙幣枚数、および該ユーザおよび該金種を示す処理IDを、前記管理テーブルの前記ユーザに対応する箇所に登録する
請求項2に記載の紙幣処理システム。
【請求項4】
前記管理コンピュータおよび前記制御部に接続され、かつ前記結束装置において紙幣を取り扱うオペレータにより操作される、データ処理を行う処理部と、記憶部と、入力部と、表示部を有する端末を有し、
前記端末は、前記結束装置で処理される、紙幣の前記結束紙幣の束数と、前記所定枚数に満たない該紙幣の端数を表示する第1の画面を前記表示部に表示し、
続いて、前記第1のユーザとは異なるユーザから受け入れられた紙幣が処理される場合、前記制御部は、前記管理テーブルを参照して、該異なるユーザが前記第2のユーザである場合、前記第1のユーザからの紙幣の処理を終了する旨の表示を有する第2の画面を前記表示部に表示する
請求項2または3に記載の紙幣処理システム。
【請求項5】
前記端末は、紙幣を受付けたユーザおよび該オペレータに固有なオペレータIDを入力する第3の画面を前記表示部に表示し、
前記管理コンピュータの前記処理部は、前記第3の画面により入力された前記オペレータIDを前記管理テーブルの前記ユーザに対応する箇所に登録する
請求項4に記載の紙幣処理システム。
【請求項6】
複数の異なるユーザから回収される紙幣を処理する紙幣処理装置であって、
同じ金種の紙幣を所定枚数毎に結束して結束紙幣を作成する結束ユニットを有する結束装置と、
紙幣の回収先となる複数のユーザ、および回収された紙幣に関する情報を管理し、該ユーザに対応して、前記結束紙幣に異なるユーザから回収された紙幣が混在することを許容または不許容を示す所定情報を保持する管理テーブルを有する端末と、
前記結束ユニットにおける紙幣の結束を制御する制御部と、を有し、
前記制御部は、該管理テーブルを参照して、前記所定情報が許容を示しているユーザの場合、あるユーザから回収された紙幣の結束に引き続いて、該ユーザから回収された紙幣の結束を行わせ、
前記所定情報が不許容を示している特定ユーザの場合、あるユーザから回収された紙幣の結束を終了させた後に、該特定ユーザから回収された紙幣について結束紙幣の作成を行なわせる
紙幣処理装置。
【請求項7】
前記端末は、データ処理を行う処理部と、記憶部と、入力部と、表示部を有し、
前記制御部は、紙幣の回収先となるユーザからの紙幣の処理が変わる度に、前記管理テーブルを参照して、前記特定ユーザから回収された紙幣の処理の場合、前記端末の前記表示部に前記特定ユーザである旨を示す画面を表示する
請求項6に記載の紙幣処理装置。
【請求項8】
紙幣をセットするホッパと、該ホッパにセットされた金種の異なる紙幣を金種毎に識別する鑑別部と、前記鑑別部で識別された紙幣を金種毎に収納する複数のポケットとを有して、紙幣の金種毎の仕分処理を行う仕分装置を有し、
前記端末は、紙幣の仕分処理または結束処理の何れかの選択が可能な画面を前記表示部に表示し、
前記制御部は、オペレータの該画面の操作により前記結束処理が選択された場合、前記ホッパにセットされたある金種の紙幣を、搬送路を介して前記結束装置へ搬送するように制御する
請求項6に記載の紙幣処理装置。
【請求項9】
結束ユニットが同じ金種の紙幣を所定枚数毎に結束して結束紙幣を作成する結束ステップと、
管理テーブルが紙幣の結束に関する管理情報を管理するステップと、
制御部が、該管理テーブルを参照して、異なる属性の紙幣を含んで紙幣を結束する第1モード、または異なる属性の紙幣を含まないで紙幣を結束する第2モードの何れかのモードで、前記結束ユニットにおける紙幣の結束を制御するステップと、を有する
紙幣処理方法。
【請求項10】
前記結束装置は、複数の異なるユーザから回収された紙幣を処理することができ、
前記管理テーブルは、前記属性に関して、前記結束紙幣に異なる複数のユーザから回収された紙幣が混在することを許容する第1のユーザと、前記結束紙幣に他のユーザから回収された紙幣が混在することを許容しない第2のユーザとを区別して管理し、
前記制御部は、前記第1のユーザに対しては前記第1モードで制御し、前記第2のユーザに対しては前記第2モードで制御する、
請求項9に記載の紙幣処理方法。
【請求項11】
第1のユーザから回収された紙幣の結束処理の後に、第2のユーザから回収された紙幣の結束処理を行う場合、端末が警告表示の画面を表示する
請求項10に記載の紙幣処理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、紙幣処理システム、紙幣処理装置及びその方法に係り、特に、紙幣を結束して結束紙幣を作成する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
特定の種類の紙幣の枚数を計数して、所定枚数ごとに封帯を施して紙幣を結束する紙幣結束装置が知れている。例えば、現金センタでは、例えば複数の銀行の各拠点(支店やATMの設置場所)から回収した紙幣を計数し、正損仕分け処理を行った後、金種毎に所定枚数例えば100枚毎に紙幣を結束処理する。紙幣の結束処理に関して、例えば、特許文献1には、特定の種類の紙葉類を所定枚数ずつ処理する紙葉類処理を効率よく行う紙葉類処理システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2016-133935号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
通常、現金センタでは、複数の異なる金融機関から回収された紙幣が処理される。多くの場合、回収先となる金融機関に関係なく、紙幣は所定枚数毎に結束処理される。一方、金融機関のユーザ(特定金融機関)によっては、他の金融機関から回収された紙幣を混在させないで結束紙幣を作成したい、という要求がある。この要求に応えるため、複数の金融機関から回収された紙幣を紙幣結束装置で順次処理する場合、オペレータは、一連の紙幣結束作業においてある金融機関までの紙幣は混在させて結束できるが、その後の特定金融機関から回収された紙幣は混在させないで結束するように、十分に注意して作業をしなければならない。このような状況での作業は面倒であり、操作ミスも誘発して、作業効率の低下を招く。
【0005】
そこで、本発明の目的は、ユーザに応じて紙幣の混在または非混在を可能とする紙幣処理を実現することにある。
本発明の他の目的は、紙幣の結束処理における他ユーザの紙幣の混在または非混在に関するオペレータの作業効率の低下を防止することになる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る紙幣処理システムの好ましい一例は、同じ金種の紙幣を所定枚数毎に結束して結束紙幣を作成する結束ユニットを有する結束装置と、紙幣の結束に関する管理情報を保持する管理テーブルと、該管理テーブルを参照して、異なる属性の紙幣を含んで紙幣を結束する第1モード、または異なる属性の紙幣を含まないで紙幣を結束する第2モードの何れかのモードで、前記結束ユニットにおける紙幣の結束を制御する制御部と、を有する紙幣処理システム、である。
【0007】
本発明に係る紙幣処理装置の好ましい一例は、複数の異なるユーザから回収される紙幣を処理する紙幣処理装置であって、同じ金種の紙幣を所定枚数毎に結束して結束紙幣を作成する結束ユニットを有する結束装置と、紙幣の回収先となる複数のユーザ、および回収された紙幣に関する情報を管理し、該ユーザに対応して、前記結束紙幣に異なるユーザから回収された紙幣が混在することを許容または不許容を示す所定情報を保持する管理テーブルを有する端末と、前記結束ユニットにおける紙幣の結束を制御する制御部と、を有し、
前記制御部は、該管理テーブルを参照して、前記所定情報が許容を示しているユーザの場合、あるユーザから回収された紙幣の結束に引き続いて、該ユーザから回収された紙幣の結束を行わせ、
前記所定情報が不許容を示している特定ユーザの場合、あるユーザから回収された紙幣の結束を終了させた後に、該特定ユーザから回収された紙幣について結束紙幣の作成を行なわせる、紙幣処理装置である。
【0008】
本発明に係る紙幣処理方法の好ましい一例は、結束ユニットが同じ金種の紙幣を所定枚数毎に結束して結束紙幣を作成する結束ステップと、管理テーブルが紙幣の結束に関する管理情報を管理するステップと、制御部が、該管理テーブルを参照して、異なる属性の紙幣を含んで紙幣を結束する第1モード、または異なる属性の紙幣を含まないで紙幣を結束する第2モードの何れかのモードで、前記結束ユニットにおける紙幣の結束を制御するステップと、を有する、紙幣処理方法である。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、ユーザに応じて紙幣の混在または非混在が可能な紙幣処理を実現できる。また、紙幣の混在または非混在に関するオペレータの作業効率の低下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】一実施例に係る紙幣処理装置の構成を示す図である。
図2】紙幣処理装置の制御ブロック図である。
図3】結束ユニットの構成を模式的に示す図である。
図4】管理コンピュータ3の構成を示す図である。
図5】現金管理テーブル320の例を示す図である。
図6】現金センタに対する紙幣の取り扱いの流れを示す図である。
図7A】現金袋およびタグの例を示す図である。
図7B】現金袋およびタグの例を示す図である。
図8A】紙幣処理に係る端末13の表示画面の例を示す図である。
図8B】結束処理に係る端末13の表示画面の例を示す図である。
図8C】結束処理に係る端末13の表示画面の例を示す図である。
図9】結束処理に係る端末13の表示画面の例を示す図である。
図10】結束処理に係る端末13の表示画面の例を示す図である。
図11】結束処理に係る端末13の表示画面の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
【実施例0012】
本実施例に係る紙幣処理装置100は例えば金融機関の現金センタに設置される。現金センタは、複数の異なる金融機関(ユーザ)が有する、支店、現金自動預払機(ATM)や窓口用入出金機(TCR)等の現金自動処理機から回収した紙幣を仕分け、計数する業務を行う。現金センタは管理コンピュータを有し、紙幣の仕分け、計数、結束の管理業務に係るデータ処理を行う。仕分け処理の結果、再利用可能な紙幣は、所定枚数単位で結束(または包装)されて、再び金融機関の支店や現金自動処理機に提供されて利用に供される。一方、傷みが酷く再利用不可と判定された紙幣は中央銀行へ戻される。なお、現金センタでは硬貨の処理も行われるが、本実施例では紙幣の処理について述べる。
【0013】
<紙幣処理装置の構成>
図1は、一実施例に係る紙幣処理装置の構成を示す。図2は、紙幣処理装置の制御ブロックを示す。
紙幣処理装置1は、紙幣仕分装置(以下単に仕分装置という)11と、紙幣結束装置(以下単に結束装置という)12とが機構的および電気的に接続されて構成される。(なお、結束装置は束巻装置と言ってもよい。)仕分装置11は、紙幣がセットされるホッパ114と、紙幣の金種や欠損状態等の鑑別ルールに従って紙幣を分類する鑑別部14(図2)と、紙幣を仕分けする仕分け部15(図2)と、複数の紙幣ポケット1121~1124(これらをまとめて112と示すことがある)と、端末13と、仕分装置11内の各機構部および機能部を制御する制御部16(図2)を有する。鑑別部14は鑑別ルールに基づく鑑別の他に金種ごとの枚数を計数する。制御部16は、結束装置12の制御部123と連携しながら制御を行う。制御部16は、ネットワークを介して、紙幣の管理業務を行う管理コンピュータ3と連結して、紙幣の管理処理を行う。
【0014】
ホッパ114はバラ状態の紙幣をセットする。バラ状態とは、紙幣の金種が混在した状態をいう。ホッパ114内の紙幣は搬送機構を通って搬送されて、鑑別部14で金種や欠損状態等の所定の鑑別ルールに従って分類され、枚数が計数される。鑑別部は、例えば一万円、五千円、二千円、千円の金種の紙幣に分類する。金種別に分類されたポケット1121~1124に順次集積される。鑑別不能な紙幣や欠損紙幣(リジェクト紙幣)はリジェクトポケット19(図2)に集積される。ポケット1121~1124に集積された紙幣は結束対象と判別されたものであり、別のフェーズ(結束処理)で仕分装置11から結束装置12へ搬送される。
【0015】
端末13は、例えば、処理部と、メモリと、表示器および入力器を備えたタッチパネル式のタブレット端末であり、紙幣の分類(即ち仕分け)や結束の状況を表示し、およびオペレータによる指示入力を受け付ける。また、端末13は、オペレータに対する操作案内表示等の紙幣処理に関する画面を表示し、また制御部16からの指示に基づき紙幣の分類時に発生したエラーを表示する。端末13はまた、ネットワークを介して管理コンピュータ3に接続されて、管理コンピュータ3で管理される現金管理テーブル320を取得し、および現金管理テーブル320にデータを書き込みおよび変更することができる。
【0016】
結束装置12は、主に、紙幣を所定枚数(例えば100枚)ずつ結束する複数の結束ユニット1211、1212(これらをまとめて121と示すことがある)と、結束ユニット121や結束装置12内の機構部を制御する制御部123有する。制御部123は、制御部16と連携して、複数の結束ユニット121における紙幣の結束の動作を制御する。例えば、制御部16からの結束指示に従って待機中の結束ユニットを動作させ、その結束ユニットにおける結束動作を行なわせる。
【0017】
なお、図1の例では、結束装置12は2つの結束ユニット121を有しているが、3つ以上の結束ユニットを有してもよい。複数の結束ユニット121を備えるのは結束動作の高速化のためであり、各結束ユニット1211,1212を並列に動作させて、それぞれ送り込まれた紙幣を結束して結束紙幣を作成する。
【0018】
図3は、結束ユニット121の概略構成を示す。
各々の結束ユニット121は、仕分装置11から搬送路127を通って搬送されてきた紙幣20を一時収納する一時保留部126と、所定枚数の紙幣(束状紙幣)を紙テープで帯封する帯封機構124(詳細な機構は不図示)と、帯封された結束紙幣が排出される取出口122を有している。一時保留部126の入口には光学センサ(不図示)が設置されていて、一時保留部126に収納される紙幣を計数する。制御部123は、紙幣の計数累積値が結束単位である所定枚数(例えば100枚)に達したかを管理する。制御部123が所定枚数と判定すると、搬送路128を介して、紙幣を結束ユニット121(1211または1212のいずれか待機中の結束ユニット)へ搬送させる。帯封機構124が紙テープを束状紙幣に巻き付けた後、熱圧着して束状紙幣に帯封を施す。帯封された結束紙幣は、押出機構(不図示)により図2の紙面の裏側から表側に押されて、取出口122へ放出される。取出口122の付近には光学センサが設置されていて、制御部123は、光学センサが検知した結束紙幣の束数を監視し、制御部16は、制御部123が検知した束数を順次、端末13の処理部へ通知する。
【0019】
一方、結束処理が中止された場合、制御部123は、帯封機構部124で結束処理を行わずに一時保留部126内の紙幣を非結束状態で取出口122へ放出させる。結束処理の中止は、仕分装置11や結束装置12内で紙幣のジャム等の異常が発生した場合が想定される。本実施例ではとりわけ、オペレータがホッパ114に紙幣をセットして結束処理の作業を行うときに、他ユーザの紙幣を混在させてはならない特定ユーザの紙幣の処理を開始するときに、オペレータが中止を判断して、端末13を操作して結束処理の中止を指示する。
【0020】
<管理コンピュータ>
図4は、管理コンピュータ3の構成例を示す。
管理コンピュータ3は、処理部31、記憶部32、通信部33、入力部34、表示部35、入出力インタフェース(IO I/F)36を有する。処理部31は、プログラムを実行して現金管理業務の処理を行う。記憶部32は、入力部33および受信部101を介して取得したデータや、処理部31で使用される種々のデータ、およびプログラムを記憶する。とりわけ本実施例において、記憶部32は、回収される現金を管理する現金管理テーブル320を保管する。(現金管理テーブル320については、図6を参照して後述する。)入力部34は例えばキーボード、マウスなどの入力器である。表示部35は例えば液晶ディスプレイ等の表示器である。通信部33には、ネットワークインターフェースを介して、端末13が接続される。IO I/F36にはバーコードリーダ37が接続される。バーコードリーダ37は一種の入力部であり、現金袋400に付加されたタグのバーコードを読み取る(図7B(2)参照)。なお、バーコードリーダ37は無くてもよい。
【0021】
<現金管理テーブル>
図5は、現金管理テーブル320の一例を示す。
現金管理テーブル320は、金融機関の支店やATM等から回収される現金(とりわけ紙幣)を管理する。現金管理テーブル320は、紙幣の回収先となるユーザである銀行名、支店名、回収された紙幣の金種、金種ごとの紙幣枚数、混在可否、処理ID、回収先から回収された紙幣の合計枚数である全枚数および全金額、およびオペレータID、等を登録する。
【0022】
紙幣の回収先は、現金センタとの間で契約された銀行等の金融機関であるが、金融機関に限らず、大量の紙幣を扱うデパートやスーパー等のユーザであってもよい。現金管理テーブルには回収先の対象となる全ての銀行名(ユーザ名)が記載されていて、実際に紙幣の回収先となったユーザについては紙幣の金額や枚数等のデータが記録される。
【0023】
混在可否は、他のユーザとの紙幣の混在を許容するか否かを示すフラグである。ユーザとの事前の契約により、特定のユーザ(図5ではC銀行)は他のユーザから回収された紙幣の混在を許容しない、旨を示している。C銀行以外のユーザは混在を許容している。この混在可否のフラグは、例えばユーザの契約時に、現金管理テーブルに予め登録される。
【0024】
処理IDは、回収された紙幣に関する固有の識別情報であり、例えば紙幣の回収先と金種を識別する情報である。回収される紙幣が収納される現金袋400(図7A)には、回収先および金種等が記録されたタグ410が付いている。現金センタで現金袋400を受付ける時に、タグ410の情報が入力器34(またはバーコードリーダ37)から入力された時に、処理IDが生成されて、現金管理テーブル320の回収先のユーザに対応する箇所に記録される。この処理を受付処理ということにする。図5の例では、処理IDが記録済みの、A銀行a1支店からC銀行c1支店までの受付処理が実施されたことを示している。
【0025】
オペレータIDはオペレータに固有の識別情報であり、仕分けや結束の業務を行うオペレータが端末13の入力器から入力する。入力されたオペレータIDはメモリ(不図示)に一時的に保持されていて、1つのユーザの結束処理が終了する度に、該当する箇所に記録される。図5の例では、A銀行a1支店の処理が終了したので、オペレータID「X1」が記録されている様子を示している。図5の例では、オペレータID「X1」のオペレータが、A銀行のa1支店から回収された紙幣の仕分け作業を終わり、次にA銀行のa2支店から回収された紙幣の仕分け作業を開始する状態にある、ことを示している。a1支店からの紙幣の金種別枚数、金額等は図示の通りである。
【0026】
なお、現金管理テーブル320は、図5の例に限らず、種々変形して或いは応用して実施可能である。例えば、現金管理テーブル320は、処理IDに対応して、結束処理が完了したことを示す完了フラグを記録するようにしてよい。また、現金管理テーブル320は、図5に示す項目に追加して、紙幣を処理した日時をログとして記録してもよい。記録された日時およびオペレータIDは後にログ検索に役立つ。
【0027】
また、現金管理テーブル320の内容は変更可能(すなわち書き換え可能)である。変更は、管理者OP1が管理コンピュータ3の入力部34から入力して行う。例えば、ユーザからの要求により混在可否が変更されることがある。例えば、当初は混在「可」であったが、その後に混在「否」となることがある。
【0028】
<現金センタ>
図6は、現金センタに係る紙幣の取り扱いの流れを示す。
銀行の支店に設置されたATM等の回収先に溜まった現金は、現金袋400に収納された状態で現金センタに運ばれる。なお、現金センタで扱われる現金には硬貨も含まれるが、本実施例では結束処理の対象となる紙幣の扱いについて述べる。現金センタで、紙幣の仕分け処理が行われ、その結果、再利用可能な紙幣は、所定枚数単位で結束または包装され、銀行の支店やATM等に提供されて再利用される。一方、傷みが酷く再利用不可と判定された貨幣は中央銀行へ戻される。
【0029】
ここで、回収用の現金袋400には、図7Aに示すような、タグ410が付いている。タグ410には、回収先である銀行名、支店名、紙幣の種類および枚数、全金額および全枚数が記載されている。タグ410は、例えば警備会社等の業者が携帯する印刷機能付きの端末で、上記情報を入力、印字することで作成される。
【0030】
現金センタに運ばれた現金袋400は、現金センタの管理者OP1によって受付される。このとき、管理者OP1は、管理コンピュータ3の入力部34を操作して、袋400に付されたタグ410に記載された、回収先の銀行名や袋内の紙幣の種類や金額や枚数に関する情報を管理コンピュータ3に入力する。入力された情報は現金管理テーブル320に記録される。現金が受付処理された後、この現金袋は仕分けや結束の処理のために紙幣処理装置1を操作するオペレータOP2が取り扱う。ここで、現金センタには、複数の紙幣処理装置1が設置され、複数のオペレータOP2が結束処理可能である。この場合、管理者OP1は、ユーザごとすなわち回収先ごとに、複数のオペレータを分けて担当させることができる。例えば、A銀行からD銀行まではオペレータID(X1)に担当させ、E銀行からH銀行まではオペレータID(X2)に担当させ、その他のユーザについてはオペレータID(X3)に担当させるが如きである。
【0031】
なお、タグ410の他の例として、図7B(1)に示すように、袋400とICタグ412を使用してもよい。すなわち、袋400には銀行名と支店名420を記載して、タグ410には紙幣の種類および枚数、全金額および全枚数の情報を記録する。この場合、回収業者が携帯する端末が有するICタグ412の読書機能を用いればよい。この場合、現金センタにおける受付処理では、管理コンピュータ3が備えるICタグリーダを用いればよい。さらに他の例として、図7A(2)に示すようにタグ410の情報を印字するのではなく、図7B(2)に示すように、銀行名と支店名以外の情報は、二次元コード413で印刷してもよい。二次元コードは、管理コンピュータ3のバーコードリーダ37を用いて読み込まれる。このように、ICタグ412や二次元コード413を用いることによりセキュリティを向上させることができる。また他の例として、図7B(3)に示すように、袋400に複数の金種の紙幣が混在して収納されることがある。この場合には、タグ410にはそれぞれの金種の紙幣枚数が記録される。複数の金種の紙幣が混在する場合には、まず、仕分装置11で金種ごとに仕分けされ、その後仕分けされた1の金種ごとに結束処理が行われることになる。
【0032】
<紙幣の処理動作>
次に、図8A乃至図8C以降の表示画面を参照して、紙幣の処理動作について説明する。
端末13は管理コンピュータ3や制御部16,123との間で紙幣の処理に係るやり取りを行い、端末の処理部は紙幣の処理に関する画面の表示部への表示や画面の遷移の制御を行う。また、端末13は管理コンピュータ3の現金管理テーブル320を参照し、表示部に表示される画面の操作により現金管理テーブル320のデータを書き換えすることができる。
【0033】
<メニュー画面>
図8Aは、紙幣処理のメニュー画面の例を示す。
メニュー画面は、端末13の表示器に表示される表示画面であり、紙幣処理装置1で処理可能な、仕分処理、計数処理、結束処理のメニューを有している。仕分処理は、例えば、図7B(3)に示すように、金種混在状態の紙幣を金種毎に仕分けする場合に、同一金種毎に分離、正損を分離、表裏に分離する鑑別処理である。「仕分処理」が選択されると、ホッパ114にセットされた金種混在状態の紙幣が鑑別部14で鑑別されて、金種毎の紙幣が各ポケット112に収納される。
【0034】
計数処理は、金種毎の紙幣の枚数を計数して合計値(合計枚数及び金額)を出す処理である。例えば、図7A(2)に示すように、同一金種の紙幣を受付けた場合、計数処理を行って枚数及び合計金額を確認する。「計数処理」が選択されると、ホッパ114にセットされた同一金種の紙幣が、鑑別部14で鑑別、計数されて、対応する金種毎のポケット112に収納される。
【0035】
結束処理は、同一金種の紙幣を結束装置12で結束して帯封処理する処理である。この処理では、ホッパ114にセットされた同一金種の紙幣が結束装置12へ搬送して、結束処理される。結束処理では、紙幣の枚数を計数しながら帯封処理を行うことができる。
【0036】
<結束処理動作1>
オペレータOP2が、A銀行のa1支店から回収された紙幣を結束処理すべく、作業を開始する。すなわち、仕分装置11のホッパ114に紙幣(例えば1万円紙幣)をセットし、端末13のメニュー画面のメインメニューから「結束処理」ボタンを選択し、「OK」ボタンを押す(図8A(2))。すると、結束処理における入力画面(図8B(3))が表示される。オペレータが、入力画面(この画面を初期設定画面という)の、オペレータID(X1)、カスタマID(例えば銀行名と支店名(Aa1)、処理ID(Aa1001 JP10K)を入力し、「OK」ボタンを押す(図8B(4))。
【0037】
すると、端末13の処理部が制御部16へ指令を発して、更に制御部16が制御部123へ指令を発して、結束処理動作が実施される。すなわち、仕分装置110のホッパ114にセットされた紙幣が順次、搬送路127を通って結束ユニット121の一時保留部126に一時収納されて、帯封機構124で所定枚数単位(ここでは100枚毎)に帯封される。一例では、紙幣が2つの結束ユニット1211,1212に交互に搬送されて、両者で順次帯封されてそれぞれ結束紙幣が作成される。結束紙幣は、結束ユニット121の対応する取出口122からそれぞれ放出される。ここで、紙幣の搬送中に鑑別部14で紙幣の金種および枚数が鑑別、計数される。制御部123,16は、作成された結束紙幣の個数を順次、端末13の処理部へ通知する。
【0038】
図8C(1)は、結束処理の途中段階の様子を示す表示画面の例である。A銀行a1支店からの紙幣(全1383枚)の内1023枚が処理中で、2つの結束ユニットA,Bでそれぞれ5個ずつ(合計10個)の結束紙幣が作成済み、であることを示している。
【0039】
図8C(2)は、A銀行a1支店からの紙幣の結束処理が完了した時の様子を示す表示画面の例である。A銀行a1支店からの全ての紙幣(全1383枚)が結束ユニット1211,1212へ搬送されて、それぞれ、7個、6個の結束紙幣が作成されて、100枚に満たない枚数(83枚)が端数として結束結束ユニット1211または1212内に残存している、ことを示している。
【0040】
ここで、結束処理を終了する場合、オペレータが表示画面の「終了」ボタンを押すと、端末13の処理部から制御部16,123へ指示が送られて、制御部123が、結束ユニット1211または1212にある一時保留部126を開放するように制御して、端数(83枚)のバラ紙幣を取出口1221または1222から放出させる。これで、A銀行a1支店からの全ての紙幣(全1383枚)の結束処理が完了する。この場合、端末13の処理部は、A銀行a1支店の全ての紙幣の結束処理が完了した旨を、端数およびオペレータIDと共に管理コンピュータ3へ送信する。管理コンピュータ3では現金管理テーブル320の対応する
この後に引き続いて、他銀行の支店から回収された同じ金種の紙幣(例えば1万円紙幣)について、結束処理を行う場合、オペレータは、表示画面の「継続」ボタンを押す。すると、端末13の処理部は、表示画面を、図8B(3)に示す画面を表示部に表示する。オペレータは、A銀行a2支店からの紙幣の結束処理を開始すべく、初期設定画面に、オペレータID(X1)、カスタマID(例えば銀行名と支店名(Aa2)、処理ID(Aa2001 JP10K)を入力する。以後の動作は、上記A銀行a1支店からの紙幣の結束処理と同様であるので、説明を省略する。
【0041】
<結束処理動作2>
オペレータが、A銀行a2支店からの紙幣(1万円紙幣)を、仕分装置110のホッパ114にセットして、図8B(4)のように、「OK」ボタンを押すと、端末13の処理部は現金管理テーブル320を参照し、A銀行a1支店およびA銀行a2支店はいずれも紙幣との混在が可能であると判断する。処理部が制御部16へ指示すると、制御部16、123の制御によりホッパ114内の紙幣が結束ユニット121の一時保留部126へ搬送される。結束ユニット1211または1212では、A銀行a1支店からの紙幣の端数83枚に、A銀行a2支店からの紙幣(1072枚)が追加されて、結束処理が行われる。すなわち、A銀行a1支店からの13個の結束紙幣に続いて、14個目の結束紙幣はA銀行a1支店からの83枚の紙幣に、A銀行a2支店からの紙幣17枚が追加されて、作成される。
【0042】
そして、15個目以降の結束紙幣は全てA銀行a2支店からの紙幣で構成され、A銀行a2支店からの紙幣が全て取り込まれた状態(紙幣枚数:1383枚+1072枚=2455枚)では、24個の結束紙幣と55枚の端数として残存する(図9(2))。上述と同様に、ここで結束処理を終了する場合は「終了」ボタンを押すと、端数の55枚のバラ紙幣が取出口1221または1222から放出され、結束処理が終了する。また、他の銀行支店からの紙幣に対しての結束処理を継続して行う場合は「継続」ボタンを押すと、図8B(3)の初期設定画面に移り、上記と同様に結束処理が続く。
【0043】
<結束処理動作3>
その後の結束処理において、例えばC銀行c1支店からの紙幣(1万円紙幣)を処理する場合、オペレータが、図10(1)のように、C銀行c1支店に関する、カスタマIDおよび処理IDを初期設定画面に入力して、「OK」ボタンを押す。端末13の処理部は、現金管理テーブル320を参照し、C銀行c1支店はいずれも紙幣との混在が不可であると判断する。そして、処理部は、図10(2)のような、警告表示1002を含む画面(警告画面)を表示する。この場合、前段階の結束処理を一旦終了する必要があるので、オペレータは警告画面の「戻る」ボタンを押す。すると、処理部が、制御部16,
123を制御して、結束ユニット121の一時保留部126に残存しているA銀行a2支店からの紙幣(端数55枚)を取出口122に排出させる。その後、C銀行c1支店からの紙幣(1万円紙幣)を処理するために、図11に示すように、初期設定画面において、C銀行c1支店からの紙幣(1万円紙幣)に関する、カスタマID,処理ID等を入力する。以後の結束処理の動作は、上記の結束処理動作1と同様である。
【0044】
なお、C銀行についてはC銀行内の他の支店からの紙幣が混在することが許容されるので、その後、C銀行c2 支店からの紙幣の結束処理を行う場合には、C銀行c2支店からの紙幣の結束処理が引き続いて行われる。その動作は、上記の結束処理動作2と同様である
更にその後、C銀行以外からの紙幣、例えばD銀行d1支店等の他の銀行からの紙幣の結束処理を行う場合、C銀行からの紙幣の混在が許容されない。そのため、上記結束処理動作3と同様に、C銀行についての結束処理を一旦終了して、端数の紙幣を排出させた後に、D銀行等の他の銀行からの紙幣の結束処理を行うことになる。
【0045】
上記したように、本実施例によれば、オペレータは、従来のように、ユーザ要求による紙幣の混在または非混在を意識することなく結束作業を行うことができるので、作業ミスが防止でき、結束処理の効率化を図ることができる。
【実施例0046】
<変形例>
以上、一実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されずに、種々変形して実施し得る。
例えば、実施例1では、現金管理テーブル320は現金センタ300の管理コンピュータ3の記憶部に保管されるとして説明したが、これに限らない。例えば、現金管理テーブル320は紙幣処理装置1に対応する端末13のメモリに保管してもよい。また、紙幣の受付処理における入力を端末13の入力器から行い、入力された諸々のデータを端末13が有する現金管理テーブルに記録することができる。
【0047】
また、実施例1では、帯封機構124において所定枚数の紙幣を紙テープで帯封して結束紙幣を作成する、としたが、これに限らない。例えば、所定枚数の紙幣を紙テープで帯封するのではなく、所定枚数の紙幣を封筒の収納する、或いは箱に収納する、ように構成してもよい。
【符号の説明】
【0048】
1:紙幣処理装置
11:紙幣仕分装置,112,1121~1124:ポケット、114:ホッパ
12:紙幣結束装置、121,1211,1212:結束ユニット
122,1221,1222:取出口
13:端末、14:鑑別部、15:仕分け部、16,123:制御部
3:管理コンピュータ、31:処理部、32:記憶部、33:通信部、34:入力部、35:表示部
36:入出力インタフェース、37:バーコードリーダ、320:現金管理テーブル
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7A
図7B
図8A
図8B
図8C
図9
図10
図11