(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024006815
(43)【公開日】2024-01-17
(54)【発明の名称】簡易ベッド
(51)【国際特許分類】
A47C 19/00 20060101AFI20240110BHJP
【FI】
A47C19/00 B
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022108056
(22)【出願日】2022-07-04
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 公開日 令和4年3月14日 公開場所 梅花堂紙業株式会社 清須ラボ(住所:愛知県名古屋市西区見寄町34) 公開日 令和4年4月13日 公開場所 日本総合研究所 医療防災産業創生協議会主催のビデオ会議(ビデオ会議システム ZOOMを使用) 公開日 令和4年4月25日 公開場所 梅花堂紙業株式会社 清須ラボ(住所:愛知県名古屋市西区見寄町34) 公開日 令和4年5月2日 公開場所 mozoワンダーシティ グローバルワーク店舗内(住所:愛知県名古屋市西区二方町40番) 公開日 令和4年5月12日 公開場所 株式会社パーチ 大野工場(住所:岐阜県揖斐郡大野町野2443-1) 公開日 令和4年5月19日 公開場所 梅花堂紙業株式会社 清須ラボ(住所:愛知県名古屋市西区見寄町34) 公開日 令和4年6月3日 公開場所 梅花堂紙業株式会社 清須ラボ(住所:愛知県名古屋市西区見寄町34) メール送信日時 令和4年6月7日 メールアドレス 株式会社レックの梶谷卓生氏(kajitani@rectoner.com) 株式会社レックの藤原秀幸氏(fujiwara@rectoner.com) 公開日 令和4年6月9日 公開場所 梅花堂紙業株式会社 清須ラボ(住所:愛知県名古屋市西区見寄町34) 公開日 令和4年6月16日 公開場所 帝人株式会社 三島事業所(住所:静岡県駿東郡長泉町上土狩234) ウェブサイトの掲載日 令和4年6月23日 ウェブサイトのアドレス https://www.youtube.com/watch?v=mLnST9VL3F4 ウェブサイトの掲載日 令和4年6月27日 ウェブサイトのアドレス https://youtu.be/lB3v682sLVU メール送信日時 令和4年6月27日 メールアドレス 株式会社レックの梶谷卓生氏(kajitani@rectoner.com) 株式会社レックの藤原秀幸氏(fujiwara@rectoner.com)
(71)【出願人】
【識別番号】504257944
【氏名又は名称】梅花堂紙業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100130074
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 繁元
(72)【発明者】
【氏名】佐野 博政
(57)【要約】
【課題】 保管時に広いスペースを必要とせず、組み立てが容易であると共に、耐久性に優れ、組み立て及び折り畳みを繰り返して使用することができるリターナブルな簡易ベッドを提供する。
【解決手段】 簡易ベッド10は、長方形状の側面1aを備えた一対の帯片1、1と、筒形状であって、対向する一対の側面片2a、2bと、2c、2dの二組を備え、その中の一組の一対の側面片2c、2dが折り曲げ可能に形成された基台2が複数個と、折り曲げ可能に形成された底面片3aと、底面片3aの両端部が折り曲げられてなる一対の側面片3b、3bとを備えた底板3とを有する折り畳み可能な簡易ベッド体4を、複数個有している。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
長方形状の側面を備えた一対の帯片と、
筒形状であって、対向する一対の側面片を二組備え、その中の一組の一対の側面片が折り曲げ可能に形成された基台が複数個と、
折り曲げ可能に形成された底面片と、該底面片の両端部が折り曲げられてなる一対の側面片とを備えた底板と、を有する折り畳み可能な簡易ベッド体を、複数個有してなる簡易ベッドであって、
前記一対の帯片は、側面が対向するようにして、平行に配置され、
前記一対の帯片の間に前記基台が配置されると共に、前記帯片の側面に前記基台の対向する側面片が固定され、
使用時には、
前記底板の底面片の裏面側に前記基台の一方の開口端部が当接するものであり、
折り畳み時には、
前記底板は、前記底面片が折り曲げられ、
前記基台は、前記帯片に固定されていない一対の側面片が中間位置で各々内側に折り曲げられることによって、4個の角部の角度が0度に近づくように変形して折り畳まれることを特徴とする折り畳み可能な簡易ベッド。
【請求項2】
底板の側面片に、基台の側面片が固定されていない側の帯片の側面が固定されていることを特徴とする請求項1に記載の折り畳み可能な簡易ベッド。
【請求項3】
底板の底面片は、長手方向の中間位置が折り曲げ可能であることを特徴とする請求項1に記載の折り畳み可能な簡易ベッド。
【請求項4】
帯片と、基台と、底板は、段ボール板で形成されていることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の折り畳み可能な簡易ベッド。
【請求項5】
隣り合う簡易ベッド体の底板の側面片同士が固定されていることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の折り畳み可能な簡易ベッド。
【請求項6】
簡易ベッドは、着脱可能及び折り畳み可能な天板を有しており、前記天板は段ボール板で形成されているものであって、使用時に、前記天板が、基台の他方の開口端部を覆うように固定されることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の折り畳み可能な簡易ベッド。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、災害時に避難所等で使用する簡易ベッドに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、使用する前は分解した複数のパーツで保管され、使用時には組み立てて使用する簡易ベッドが知られている(特許文献1)。
【0003】
特許文献1に記載の簡易ベッドは、中空構造をなすための立体加工が施されたコア材の表裏両面に平板状の外装材を積層してなる合成樹脂製の中空板材からなり、中空板材から切り出されて矩形状に切り揃えられた複数の横枠構成片と縦枠構成片とを、それぞれに形成されたスリットを咬み合わせて格子状に配置することによって組み立てられた基台の上に、中空板材を切り出してなる天板を載置しているものであった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の簡易ベッドは、基台が格子状に形成されているので、耐久性においては優れているものの、組み立て時には横枠構成片と縦枠構成片に形成されている多数のスリットを咬み合わせる作業に時間を要するものであった。また、不使用時の保管は、通常、分解したパーツを箱等に収容して保管されるものであるが、縦枠構成片や天板が長尺であることから、広いスペースを必要とするものであり、再利用を前提としている簡易ベッドではなかった。
【0006】
本発明は、前記従来の課題を解決するものであり、保管時に広いスペースを必要とせず、組み立てが容易であると共に、耐久性に優れ、一回使用した後、廃棄するのではなく、組み立て及び折り畳みを繰り返して使用することができるリターナブルな簡易ベッドを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記従来の課題を解決するために、請求項1の発明は、長方形状の側面を備えた一対の帯片と、筒形状であって、対向する一対の側面片を二組備え、その中の一組の一対の側面片が折り曲げ可能に形成された基台が複数個と、折り曲げ可能に形成された底面片と、該底面片の両端部が折り曲げられてなる一対の側面片とを備えた底板と、を有する折り畳み可能な簡易ベッド体を、複数個有してなる簡易ベッドであって、前記一対の帯片は、側面が対向するようにして、平行に配置され、前記一対の帯片の間に前記基台が配置されると共に、前記帯片の側面に前記基台の対向する側面片が固定され、使用時には、前記底板の底面片の裏面側に前記基台の一方の開口端部が当接するものであり、折り畳み時には、前記底板は、前記底面片が折り曲げられ、前記基台は、前記帯片に固定されていない一対の側面片が中間位置で各々内側に折り曲げられることによって、4個の角部の角度が0度に近づくように変形して折り畳まれることを特徴としている。
【0008】
請求項1の発明では、折り畳み時に底板の底面片が折り曲げられ、基台は、帯片に固定されていない一対の側面片が中間位置で各々内側に折り曲げられることによって、4個の角部の角度が0度に近づくように変形して折り畳まれるようにしたので、保管時に広いスペースを必要とせず、組み立てが容易であると共に、耐久性に優れ、一回使用した後、廃棄するのではなく、組み立て及び折り畳みを繰り返して使用することができるリターナブルな簡易ベッドを提供することができる。
【0009】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、底板の側面片に、基台の側面片が固定されていない側の帯片の側面が固定されていることを特徴としている。これにより、簡易な構造でありながら耐久性を確保することができる。
【0010】
請求項3の発明は、請求項1の発明において、底板の底面片は、長手方向の中間位置が折り曲げ可能であることを特徴としている。これにより、折り畳み時における奥行き方向の長さを短くすることができ、従来の簡易ベッドと比較して、保管スペースを小さくすることができる。
【0011】
請求項4の発明は、請求項1~3のいずれかの発明において、帯片と、基台と、底板は、段ボール板で形成されていることを特徴としている。これにより、加工が容易で安価に製造することができると共に、耐久性を備えつつ、軽量であり、不要になった場合の処分も容易に行うことができる。
【0012】
請求項5の発明は、請求項1~3のいずれかの発明において、隣り合う簡易ベッド体の底板の側面片同士が固定されていることを特徴としている。これにより、簡易な構造でありながら耐久性を確保することができる。
【0013】
請求項6の発明は、請求項1~3のいずれかの発明において、簡易ベッドは、着脱可能及び折り畳み可能な天板を有しており、前記天板は段ボール板で形成されているものであって、使用時に、前記天板が、基台の他方の開口端部を覆うように固定されることを特徴としている。これにより、使用時における快適性を確保することができる。
【発明の効果】
【0014】
請求項1の発明は、保管時に広いスペースを必要とせず、組み立てが容易であると共に、耐久性に優れ、一回使用した後、廃棄するのではなく、組み立て及び折り畳みを繰り返して使用することができるリターナブルな簡易ベッドを提供することができる。また、請求項2の発明は、簡易な構造でありながら耐久性を確保することができる。また、請求項3の発明は、従来の簡易ベッドと比較して、保管スペースを小さくすることができる。
【0015】
請求項4の発明は、加工が容易で安価に製造することができると共に、耐久性を備えつつ、軽量であり、不要になった場合の処分も容易に行うことができる。また、請求項5の発明は、簡易な構造でありながら耐久性を確保することができる。また、請求項6の発明は、使用時における快適性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図6】天板を固定した状態の本発明に係る簡易ベッドの斜視図
【
図7】折り畳まれる途中の状態の本発明に係る簡易ベッドの斜視図
【
図8】折り畳まれる途中の状態の本発明に係る簡易ベッドの斜視図
【
図9】折り畳まれた状態の本発明に係る簡易ベッドの斜視図
【
図10】折り畳まれた状態の本発明に係る簡易ベッドの斜視図
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
図1は、本発明に係る簡易ベッドの斜視図であり、
図2は、平面図である。また、
図3は、簡易ベッドを平面方向から視た一部拡大端面図であり、折り畳まれる途中の状態を示している。また、
図4は、簡易ベッドを側面方向から視た一部拡大斜視図であり、折り畳まれる途中の状態を示している。また、
図5は、本発明に係る簡易ベッドの底面図である。これらの図を用いて本発明に係る簡易ベッドの詳細について以下に説明する。
【0018】
本発明に係る簡易ベッド10は、長方形状の側面1aを備えた一対の帯片1、1と、筒形状であって、対向する一対の側面片2a、2bと、2c、2dの二組を備え、その中の一組の一対の側面片2c、2dが折り曲げ可能に形成された基台2が複数個(本実施形態では3個)と、折り曲げ可能に形成された底面片3aと、底面片3aの両端部が折り曲げられてなる一対の側面片3b、3bとを備えた底板3とを有する折り畳み可能な簡易ベッド体4を、複数個(本実施形態では12個)有している。そして、隣り合う簡易ベッド体4、4の底板の側面片3b、3b同士が固定されている。尚、側面片3b、3b同士の固定は接着剤を使用するのが好ましい。
【0019】
また、一対の帯片1、1は、側面1a、1aが対向するようにして、平行に配置され、一対の帯片1、1の間に複数個の基台2が配置される(本実施形態では3個)と共に、帯片の側面1a、1aに基台の対向する側面片2a、2bが固定されている。尚、帯片の側面1a、1aと基台の側面片2a、2bとの固定は接着剤を使用するのが好ましい。また、一対の帯片1、1と、底板3の底面片3aと、一対の側面片3b、3bとは、簡易ベッド体4の長手方向の一方の端部から他方の端部まで延出しており、3個の基台2は、簡易ベッド体4の長手方向の一方の端部側と、他方の端部側と、中央とに各々配置されている。尚、簡易ベッド体4における基台2の個数は3個に限定されるものではなく、簡易ベッド体4の長手方向の長さに対応して4個以上とすることも可能であるが、簡易ベッド体4の長手方向に均等に配置するのが好ましい。
【0020】
そして、使用時には、底板の底面片3aの裏面側に基台2の一方の開口端部が当接するようにしている。また、折り畳み時には、底板3は、底面片3aが折り曲げられ、基台2は、帯片1に固定されていない一対の側面片2c、2dが中間位置の折り曲げ箇所2e、2eで各々内側に折り曲げられる(谷折りされる)ことによって、4個の角部の折り曲げ角度Xが0度に近づくように変形して折り畳まれるようにしている(
図3参照)。尚、4個の角部の折り曲げ角度Xが0度に近づいた状態で対向する折り曲げ箇所2e同士が干渉しないようにするため、側面片2a及び2bの長さは、側面片2c及び2dの長さよりも若干長くなるように基台2が形成されている。
【0021】
これにより、保管時に広いスペースを必要とせず、組み立てが容易であると共に、耐久性に優れ、一回使用した後、廃棄するのではなく、組み立て及び折り畳みを繰り返して使用することができるリターナブルな簡易ベッド10とすることができる。
【0022】
また、底板の側面片3bに、基台の側面片2a、2bが固定されていない側の帯片1の側面が固定されている(
図3参照)。尚、固定は接着剤を使用するのが好ましい。これにより、簡易な構造でありながら耐久性を確保することができる。また、広げた状態の簡易ベッド10では、基台の側面片2c及び2dが直線状とはなっておらず、折り曲げ箇所2eにおいて約150度の角度を形成するように内側に折り曲げられているので、平面方向からの力に対して強度を増加させることができる。
【0023】
また、底板の底面片3aは、長手方向の中間位置の折り曲げ箇所3cが折り曲げ可能となるようにしており(
図4参照)、簡易ベッド10の折り畳み時には、折り曲げ角度Yが小さくなる方向に折り曲げられる。これにより、折り畳み時における奥行き方向の長さを短くすることができ、従来の簡易ベッドと比較して、保管スペースを小さくすることができる。
【0024】
本発明に係る簡易ベッド10を構成する帯片1と、基台2と、底板3は、段ボール板で形成されるのが好ましい。これにより、加工が容易で安価に製造することができると共に、耐久性を備えつつ、軽量であり、不要になった場合の処分も容易に行うことができる。
【0025】
尚、本実施形態の帯片1と、基台2と、底板3に使用される段ボール板として、波状に形成されている1枚の中芯と2枚のライナーを用いて形成される単層段ボール板を使用した例を示しているがこれに限定するものではなく、2枚以上の中芯と、3枚以上のライナーを用いて形成される多層段ボールを使用することも可能であり、その場合には、さらに耐久性を高めることができる。また、段ボール板の厚みも仕様に対応して適宜変更することができる。
【0026】
また、段ボール板の折り曲げ箇所は、
図4の符号2fに示すように、あらかじめ浅い切れ目(リード罫)を形成して折り曲げ易くしておけば、組み立て時及び折り畳み時の作業を一層容易に行うことができる。また、帯片の側面1aと底板の側面片3bを略同一形状の長方形とすることによって、見栄えをよくすることができる。さらに、帯片の幅方向の一方の端面と、底板の側面片3bの幅方向の両端面と、基台2の他方の開口端部側の端面とが同一平面上に位置するようにすれば、見栄えをよくすることができると共に、後述する天板5(
図6参照)又はマットや敷布団を載置した時に平面を維持することができる。
【0027】
図6は、天板を固定した状態の本発明に係る簡易ベッドの斜視図である。天板5は、着脱可能及び折り畳み可能であり、段ボール板で形成されているものであって、使用時に、天板5が、基台2の他方の開口端部を覆うように固定される。天板5は、天面5aと、この天面5aの両端部5d、5dが折り曲げられてなる一対の側面片5b、5bとを備えており、側面片5b、5bの裏面側の2箇所に面ファスナー6、6が固定されており、(
図9、
図10参照)、これに対応する簡易ベッド10の長手方向両端に位置する底板の側面片3b、3bにも面ファスナー6、6が固定されている(
図1参照)。そして、双方の面ファスナー6、6が接合することによって着脱可能に固定される構成としている。これにより、使用時における快適性を確保することができる。また、天板5は、複数の折り曲げ箇所5c(本実施形態では4箇所)で、山折り又は谷折りに折り畳むことができるようにしている。尚、
図1及び
図2の簡易ベッド10に示すように、天板5を使用しないで、基台2他方の開口端部側に直接マットや敷布団を載置して使用することも可能である。
【0028】
図7及び
図8は、折り畳まれる途中の状態の本発明に係る簡易ベッドを示す斜視図であり、
図7は平面側からの状態、
図8は底面側からの状態を示している。
図7に示すように、1個の簡易ベッド体4には、中央と上下の3箇所に変形可能な基台2が設置されている。また、簡易ベッド10の長手方向に沿って配置された12個の簡易ベッド体4は、隣り合う簡易ベッド体の底板の側面片3b、3b同士が固定されており、折り曲げ可能な底面片3aが簡易ベッド10の長手方向に沿って12個配置されている。これにより、隣り合う簡易ベッド体の帯片1の長手方向が平行を維持した状態で簡易ベッド10の長手方向に沿って伸縮させることができる。尚、簡易ベッド体4の個数は12個に限定するものではなく、簡易ベッド10の長手方向の長さに対応させて適宜増減させることができる。
【0029】
図9及び
図10は、折り畳まれた状態の本発明に係る簡易ベッドを示す斜視図であり、
図9は平面側から状態、
図10は底面側からの状態を示している。本発明に係る簡易ベッド10は、
図3に示す基台2の4個の角部の折り曲げ角度Xが0度に近づくように変形して折り畳まれるようにしているので、使用状態の簡易ベッド10の長手方向の長さを、約10分の1以下の長さに縮めることができる。これにより、保管時に広いスペースを必要とせず、1箇所の保管場所に多数の簡易ベッドを収容して緊急時に備えることができる。
【産業上の利用可能性】
【0030】
本発明に係る簡易ベッドは、主に災害時に避難所等で組み立てられて使用される簡易なベッドとして利用される。
【符号の説明】
【0031】
1 帯片
1a 側面
2 基台
2a、2b、2c、2d 側面片
2e 折り曲げ箇所
2f 浅い切れ目(リード罫)
3 底板
3a 底面片
3b 側面片
3c 折り曲げ箇所
4 簡易ベッド体
5 天板
5a 天面
5b 側面片
5c、5d 折り曲げ箇所
6 面ファスナー
10 簡易ベッド
X、Y 折り曲げ角度