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特開2024-6827高さを調整できる河川用水力発電システム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024006827
(43)【公開日】2024-01-17
(54)【発明の名称】高さを調整できる河川用水力発電システム
(51)【国際特許分類】
   F03B 17/06 20060101AFI20240110BHJP
   E02B 9/04 20060101ALI20240110BHJP
   E02B 9/00 20060101ALI20240110BHJP
【FI】
F03B17/06
E02B9/04 A
E02B9/00 Z
【審査請求】有
【請求項の数】9
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2022114370
(22)【出願日】2022-06-29
(71)【出願人】
【識別番号】519315213
【氏名又は名称】藤沼 伊代子
(72)【発明者】
【氏名】金田 幸徳
【テーマコード(参考)】
3H074
【Fターム(参考)】
3H074AA08
3H074AA12
3H074BB30
3H074CC01
3H074CC11
3H074CC28
(57)【要約】
【課題】小水力発電の適地を増やすための方法を提供すること。そのために、水門の開閉以外の方法によって水力発電機を濁流から守るための手段を提供すること。つまり、小水力発電機を河川の水流から離すための方法を提供したり、小水力発電機の高さを調整するための方法を提供したりすること。
【解決手段】浮又は舟のいずれかと小水力発電機とを一体化したり、「前記小水力発電機」と橋脚又は柱又は橋下駄又は杭又は錨のいずれかとを「ワイヤー又はロープ又はチェーンのいずれかによって繋いだり、アームを設置したり、巻き揚げ機を設置したりする。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
水力発電システムにおいて、
横軸プロベラ水車式水力発電機又は開放周流形水車式水力発電機のいずれかと、
浮又は舟のいずれかと、
ワイヤー又はロープ又はチェーンのいずれかと、
を備え、
「前記浮又は舟のいずれか」と「前記横軸プロベラ水車式水力発電機又は開放周流形水車式水力発電機のいずれか」とが一体化しており、
「前記横軸プロベラ水車式水力発電機又は開放周流形水車式水力発電機のいずれか」と「橋脚又は柱又は橋下駄又は杭又は錨のいずれか」とが「前記ワイヤー又はロープ又はチェーンのいずれか」によって繋がっている
河川用の浮体式小水力発電システム。
【請求項2】
水力発電システムにおいて、
ユニット化され、川幅や水量の如何に応じて「前記ユニット」が連結している
上記請求項1に記載の河川用の浮体式小水力発電システム。
【請求項3】
水力発電システムにおいて、
浮又は舟の浮力を増やし、工場又は市場又はホテル又はレストラン又はレーダー・サイトのいずれか組み込まれている上記請求項2に記載の河川用の浮体式小水力発電システム。
【請求項4】
水力発電システムにおいて、
横軸プロベラ水車式水力発電機又は開放周流形水車式水力発電機のいずれかと、
浮又は舟のいずれかと、
ワイヤー又はロープ又はチェーンのいずれかと、
フック又はリングのいずれかと、
巻き揚げ機と、
を備え、
「前記浮又は舟のいずれか」と「前記横軸プロベラ水車式水力発電機又は開放周流形水車式水力発電機のいずれか」とが一体化しており、
「前記フック又はリングのいずれか」が「「橋脚又は柱又は橋下駄又は杭」又は「前記横軸プロベラ水車式水力発電機又は開放周流形水車式水力発電機のいずれか」に設置されており、
「「前記フック又はリングのいずれか」が「前記橋脚又は柱又は橋下駄又は杭のいずれか」に設置されている場合」は「前記巻き揚げ機」が「前記横軸プロベラ水車式水力発電機又は開放周流形水車式水力発電機のいずれか」に設置されており、
「「前記フック又はリングのいずれか」が「前記横軸プロベラ水車式水力発電機又は開放周流形水車式水力発電機のいずれか」に設置されている場合」は「前記巻き揚げ機」が「前記橋脚又は柱又は橋下駄又は杭のいずれか」に設置されており、
「前記フック又はリングのいずれか」と「前記巻き揚げ機」とが「前記ワイヤー又はロープ又はチェーンのいずれか」によって繋がっており、
「前記横軸プロベラ水車式水力発電機又は開放周流形水車式水力発電機のいずれか」が「前記巻き揚げ機」によっても動く
河川用の浮体式小水力発電システム。
【請求項5】
水力発電システムにおいて、
横軸プロベラ水車式水力発電機又は開放周流形水車式水力発電機のいずれかと、
浮又は舟のいずれかと、
アームと、
電動機又はジャッキのいずれかと、
を備え、
「前記浮又は舟のいずれか」と「前記横軸プロベラ水車式水力発電機又は開放周流形水車式水力発電機のいずれか」とが一体化しており、
「前記横軸プロベラ水車式水力発電機又は開放周流形水車式水力発電機のいずれか」と「橋脚又は柱又は橋下駄又は杭のいずれか」とが「前記アーム」を介して繋がっており、
「前記アーム」が「前記電動機又はジャッキのいずれか」によっても動く
河川用の浮体式小水力発電システム。
【請求項6】
水力発電システムにおいて、
横軸プロベラ水車式水力発電機又は開放周流形水車式水力発電機のいずれかと、
浮又は舟のいずれかと、
ワイヤー又はロープ又はチェーンのいずれかと、
アームと、
フック又はリングのいずれかと、
巻き揚げ機と、
を備え、
「前記浮又は舟のいずれか」と「前記横軸プロベラ水車式水力発電機又は開放周流形水車式水力発電機のいずれか」とが一体化しており、
「前記横軸プロベラ水車式水力発電機又は開放周流形水車式水力発電機のいずれか」と「橋脚又は柱又は橋下駄又は杭のいずれか」とが「前記アーム」を介して繋がっており、
「前記フック又はリングのいずれか」が「「前記橋脚又は柱又は橋下駄又は杭」又は「前記アーム」のいずれか」に設置されており、
「「前記フック又はリングのいずれか」が「前記橋脚又は柱又は橋下駄又は杭のいずれか」に設置されている場合」は「前記巻き揚げ機」が「前記アーム」に設置されており、
「「前記フック又はリングのいずれか」が「前記アーム」に設置されている場合」は「前記巻き揚げ機」が「前記橋脚又は柱又は橋下駄又は杭のいずれか」に設置されており、
「前記フック又はリングのいずれか」と「前記巻き揚げ機」とが「前記ワイヤー又はロープ又はチェーンのいずれか」によって繋がっており、
「前記アーム」が「前記巻き揚げ機」によっても動く
河川用の浮体式小水力発電システム。
【請求項7】
水力発電システムにおいて、
「バッテリー及び発信機」又は「太陽光パネル及び発信機」又は「バッテリー及び太陽光パネル及び発信機」のいずれか、
を備え、
外部から電力が供給されなくても信号を発信できる
上記請求項1又は上記請求項2又は上記請求項3又は上記請求項4又は上記請求項5又は上記請求項6に記載の河川用の浮体式小水力発電システム。
【請求項8】
水力発電システムにおいて、
「バッテリー」又は「太陽光パネル」又は「バッテリー及び太陽光パネル」のいずれかと、逆変換器と、
スイッチと、
を備え、
「前記スイッチ」が入ることによって「前記「バッテリー」又は「太陽光パネル」又は「バッテリー及び太陽光パネル」のいずれか」から出力される電力が「前記逆変換器」に供給され、
「前記逆変換器」によって前記「バッテリー」又は「太陽光パネル」又は「バッテリー及び太陽光パネル」のいずれか」から出力される電力が交流電力に変換され、
「前記交流電力」が固定子に供給されることによっても「前記固定子」に回転磁界が発生する
上記請求項1又は上記請求項2又は上記請求項3又は上記請求項4に又は上記請求項5又は上記請求項6又は上記請求項7に記載の河川用の浮体式小水力発電システム。
【請求項9】
水力発電システムにおいて、
舵及び受信機を備え、
「前記舵」が「前記受信機」を経てから操舵されることによって、「前記舵」を遠隔操作できる上記請求項8に記載の河川用の浮体式小水力発電システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、小水力発電機、中でも必ずしも河川の水流の向きをノズルや堰によって人為的に変える必要がない横軸プロベラ水車式及び開放周流形水車式に関するものである。
尚、当件においては、(1)横軸プロベラ水車式の小水力発電機及び開放周流形水車式の小水力発電機を小水力発電機と定義し、(2)「前記小水力発電機」には「河川の水流を「回転子を回転させるための動力」に変換する部分」であるプロペラ水車部分や開放周流形水車部分が含まれるものとし、(3)「コイル又は永久磁石が回転することによって起電力を発生させる部分」を「固定子や回転子がある部分」と定義し、(4)「小水力発電機の「プロベラ水車部分又は開放周流形水車部分のいずれか」」と「川底」との間の距離」を「小水力発電機の高さ」と省略し、(5)基本的に「橋脚又は柱橋下駄又は杭のいずれか」は「川底」の上にあるものとし、(6)「川岸又は堤防又は堤防の外のいずれか」にある「橋脚又は柱橋下駄又は杭のいずれか」については「川岸又は堤防又は堤防の外いずれかにある場合は・・・」と表現し、(7)変速機や電線については言うまでもないこととし、(8)「水密化されていない巻き揚げ機よりも、水密化されている巻き揚げ機の方が、錆や故障に強い」という意味において「巻き揚げ機が水密化されている方が好ましい」ことについても言うまでもないこととし、(9)「水密化されていない固定子や回転子がある部分よりも、水密化されている固定子や回転子がある部分の方が、錆や故障に強い」という意味において「固定子や回転子がある部分が水密化されている方が好ましい」ことについても言うまでもないこととし、(10)河川用の浮体式小水力発電機システムのユニット化も言うまでもないこととし、(11)川幅や水量の如何に応じて「ユニット化された河川用の浮体式小水力発電機システム」を繋げて河川用のメガ浮体式小水力発電所にすることも言うまでもないこととする。それから、「本件の文脈が「水門の開閉以外の手段によって水力発電機を濁流から守るための手段を提供する」という課題である以上、「河川の水流から離す」という表現よりも「回収する」という表現の方が伝達可能性を高められる」と思われるが、「某氏の講演に議員として反対することは、言論統制的であり得ても、断じて言論弾圧ではない。だから、この反対表明を言論弾圧と論評することは、名誉毀損に該当する。」という準恫喝訴訟とも言うべき論理が罷り通っている現代日本社会の状況を鑑み、あえて「河川の水流から離す」と表現する。
【背景技術】
【0002】
ダムの適地は限られている。ダムの適地より多いものの、水門の開閉によって水力発電機を濁流から守れるという意味の小水力発電の適地も、限られている。しかし、もし水門の開閉以外の手段によって小水力発電機を濁流から守れるのならば、総発電量における水力発電の占める割合を増やせる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
小水力発電の適地を増やすための方法を提供すること。そのために、水門の開閉以外の方法によって水力発電機を濁流から守るための手段を提供すること。つまり、小水力発電機を河川の水流から離すための方法を提供したり、小水力発電機の高さを調整するための方法を提供したりすること。言うまでもないことであると思われるが、「川底に横軸プロベラ水車式又は開放周流形水車式の小水力発電機を接触させると、砂利が堆積し、延いては横軸プロベラ水車又は開放周流形水車の回転が妨げられることがある」故に、小水力発電機の高さを調整するための方法を提供することもまた、小水力発電機の適地を増やす方法の一つになる。
【課題を解決するための手段】
【0004】
橋脚又は柱のいずれかにラックを設置し、小水力発電機にピニオン及び電動機を設置し、「前記ラック」に沿って「前記小水力発電機」が動くようにし、「前記電動機」が「前記ピニオン」を動かすようにし、「前記電動機」によって「「前記水力発電機」の高さ」を調整し、「「「前記橋脚又は柱のいずれか」の高さ」及び「「前記ラック」の高さ」が濁流発生時の水位よりも高い場合、かつ、濁流発生時の水位よりも「前記小水力発電機の最低地上高」を引き上げられる場合」においてはさらに「前記水力発電機」を河川の水流から離す。
【0005】
橋脚又は柱のいずれかにレールを設置し、水力発電機に車輪を設置し、「前記水力発電機」が「前記レール」に沿って動くようにし、ジャッキが「前記ピニオン」を動かすようにし、「前記ジャッキ」によって「「前記水力発電機」の高さ」を調整し、「「「前記橋脚又は柱のいずれか」の高さ」及び「「前記レール」の高さ」及び「「前記ジャッキ」の最高到達点」が濁流発生時の水位よりも高い場合、かつ、濁流発生時の水位よりも「前記小水力発電機の最低地上高」を引き上げられる場合」においてはさらに「前記水力発電機」を河川の水流から離す。
【0006】
橋脚又は柱のいずれかにスライド・レールの片方を設置し、水力発電機にスライド・レールのもう片方を設置し、「前記水力発電機」が「前記スライド・レールの片方」に沿って動くようにし、ジャッキによって「前記水力発電機」が動くようにし、「前記ジャッキ」によって「「前記水力発電機」の高さ」を調整し、「「「前記橋脚又は柱のいずれか」の高さ」及び「「前記レール」の高さ」及び「「前記ジャッキ」の最高到達点」が濁流発生時の水位よりも高い場合、かつ、濁流発生時の水位よりも「前記小水力発電機の最低地上高」を引き上げられる場合」においてはさらに「前記水力発電機」を河川の水流から離す。
【0007】
橋脚又は柱又は橋下駄又は杭のいずれかに巻き揚げ機を設置し、小水力発電機にフック又はリングのいずれかを設置し、「前記巻き揚げ機」と「前記フック又はリングのいずれか」とをワイヤー又はロープ又はチェーンのいずれかによって繋ぎ、「「前記橋脚又は柱又は橋下駄又は杭のいずれか」が川岸又は堤防又は堤防の外のいずれかにある場合」においては「前記巻き揚げ機」によって「「前記水力発電機」の高さ」を調整できない場合があるが、「前記巻き揚げ機」によって「「前記水力発電機」の高さ」を調整し、「「前記橋脚又は柱又は橋下駄又は杭のいずれか」が川岸又は堤防又は堤防の外のいずれかにある場合」又は「「「前記橋脚又は柱のいずれか」の高さ」及び「「前記巻き揚げ機」の高さ」が濁流発生時の水位よりも高い場合、かつ、濁流発生時の水位よりも「前記小水力発電機の最低地上高」を引き上げられる場合」においてはさらに「前記水力発電機」を河川の水流から離す。
【0008】
「段落番号0007に記載されている方法」を実施する場合において、「「段落番号0007に記載されている巻き揚げ機」の高さ」は、必ずしも「濁流発生時の水位」よりも高くする必要はない。「濁流発生時の水位」よりも高い箇所に滑車を設置し、「段落番号0007に記載されているワイヤー又はロープ又はチェーンのいずれか」が「前記滑車」に経由してから「段落番号0007に記載されている巻き揚げ機」によって巻かれるようにすればいいだけである。
【0009】
橋脚又は柱又は橋下駄又は杭のいずれかにフック又はリングのいずれかを設置し、小水力発電機に巻き揚げ機を設置し、「前記巻き揚げ機」と「前記フック又はリングのいずれか」とをワイヤー又はロープ又はチェーンのいずれかによって繋ぎ、「「前記橋脚又は柱又は橋下駄又は杭のいずれか」が川岸又は堤防又は堤防の外のいずれかにある場合」においては「前記巻き揚げ機」によって「「前記水力発電機」の高さ」を調整できない場合があるが、「前記巻き揚げ機」によって「「前記水力発電機」の高さ」を調整し、「「前記橋脚又は柱又は橋下駄又は杭のいずれか」が川岸又は堤防又は堤防の外のいずれかにある場合」又は「「「前記橋脚又は柱のいずれか」の高さ」及び「「前記フック又はリングのいずれか」の高さ」が濁流発生時の水位よりも高い場合、かつ、濁流発生時の水位よりも「前記小水力発電機の最低地上高」を引き上げられる場合」においてはさらに「前記水力発電機」を河川の水流から離す。
【0010】
「段落番号0009に記載されている方法」を実施する場合において、「「段落番号0009に記載されているフック又はリングのいずれか」の高さ」は、必ずしも「濁流発生時の水位」よりも高くする必要はない。「濁流発生時の水位」よりも高い箇所に滑車を設置し、「段落番号0009に記載されているワイヤー又はロープ又はチェーンのいずれか」が「前記滑車」に経由してから「段落番号0009に記載されているフック又はリングのいずれか」に繋がっているようにすればいいだけである。
【0011】
川底や川岸や堤防に埋没しない大きさ及び形状の車輪である必要があるが、「「段落番号0007及び0009に記載されている方法」を実施する場合、かつ、「段落番号0007及び0009に記載されている橋脚又は柱又は橋下駄又は杭のいずれか」が川岸又は堤防又は堤防の外のいずれかにある場合」においては、「段落番号0007及び0009に記載されている小水力発電機」の底部に車輪を設置することによって、「段落番号0007及び0009に記載されている小水力発電機」を川岸又は堤防又は堤防の外のいずれかに引き上げ易くなる。何故なら、「段落番号0007及び0009に記載されている小水力発電機」と「川岸又は堤防又は堤防の外のいずれか」との間の摩擦抵抗を減らせるからである。
【0012】
「段落番号0011に記載されている車輪」を電動機によって動かすことによって、より小水力発電機を河川の水流から離すことが容易になる。少なくとも車輪が設置されているだけの小水力発電機よりは。より堤防から引き上げる場合において必要となる最小限の力を小さくできる故に。
【0013】
「段落番号0012に記載されている電動機」を「「段落番号0012に記載されている小水力発電機」の「固定子や回転子がある部分」」に担わせることによって、より「前記小水力発電機」を河川の水流から離すことが容易になる。少なくとも、「段落番号0012に記載されている電動機」を「「段落番号0012に記載されている小水力発電機」の「固定子や回転子がある部分」」に担わせない場合よりは。より重量が軽くなる故に。勿論、「段落番号0012に記載されている電動機の重量」が、「「段落番号0012に記載されている電動機」を「「段落番号0012に記載されている小水力発電機」の「固定子や回転子がある部分」」に担わせる場合において必要となるクラッチ及びスイッチの合計重量」よりも大きい場合に限られるが。
【0014】
橋脚又は柱又は橋下駄又は杭のいずれかにレール及び巻き揚げ機を設置し、小水力発電機に「車輪」及び「フック又はリングのいずれか」を設置し、「前記水力発電機」が「前記レール」に沿って動くようにし、「前記巻き揚げ機」と「前記フック又はリングのいずれか」とを「ワイヤー又はロープ又はチェーンのいずれか」によって繋ぎ、「前記巻き揚げ機」によって「「前記水力発電機」の高さ」を調整し、「「「前記橋脚又は柱のいずれか」の高さ」及び「「前記レール」の高さ」及び「「前記巻き揚げ機」の高さ」が濁流発生時の水位よりも高い場合、かつ、濁流発生時の水位よりも「前記小水力発電機の最低地上高」を引き上げられる場合」においてはさらに「前記水力発電機」を河川の水流から離す。
【0015】
「段落番号0014に記載されている方法」を実施する場合において、「「段落番号0014に記載されている巻き揚げ機」の高さ」は、必ずしも「濁流発生時の水位」よりも高くする必要はない。「濁流発生時の水位」よりも高い箇所に滑車を設置し、「段落番号0014に記載されているワイヤー又はロープ又はチェーンのいずれか」が「前記滑車」に経由してから「段落番号0014に記載されている巻き揚げ機」によって巻かれるようにすればいいだけである。
【0016】
橋脚又は柱又は橋下駄又は杭のいずれかに「レール」及び「フック又はリングのいずれか」を設置し、小水力発電機に車輪及び巻き揚げ機を設置し、「前記水力発電機」が「前記レール」に沿って動くようにし、「前記巻き揚げ機」と「前記フック又はリングのいずれか」とを「ワイヤー又はロープ又はチェーンのいずれか」によって繋ぎ、「前記巻き揚げ機」によって「「前記水力発電機」の高さ」を調整し、「「「前記橋脚又は柱のいずれか」の高さ」及び「「前記フック又はリングのいずれか」の高さ」が濁流発生時の水位よりも高い場合、かつ、濁流発生時の水位よりも「前記小水力発電機の最低地上高」を引き上げられる場合」においてはさらに「前記水力発電機」を河川の水流から離す。
【0017】
「段落番号0016に記載されている方法」を実施する場合において、「「段落番号0016に記載されているフック又はリングのいずれか」の高さ」は、必ずしも「濁流発生時の水位」よりも高くする必要はない。「濁流発生時の水位」よりも高い箇所に滑車を設置し、「段落番号0016に記載されているワイヤー又はロープ又はチェーンのいずれか」が「前記滑車」に経由してから「段落番号0016に記載されているフック又はリングのいずれか」に繋がっているようにすればいいだけである。
【0018】
橋脚又は柱のいずれかにスライド・レールの片方及び巻き揚げ機を設置し、水力発電機に「スライド・レールのもう片方」及び「フック又はリングのいずれか」を設置し、「前記水力発電機」が「前記スライド・レールの片方」に沿って動くようにし、「前記巻き揚げ機」と「前記フック又はリングのいずれか」とを「ワイヤー又はロープ又はチェーンのいずれか」によって繋ぎ、「前記巻き揚げ機」によって「「前記水力発電機」の高さ」を調整し、「「「前記橋脚又は柱のいずれか」の高さ」及び「「前記スライド・レールの片方」の高さ」及び「「前記巻き揚げ機」の高さ」が濁流発生時の水位よりも高い場合、かつ、濁流発生時の水位よりも「前記小水力発電機の最低地上高」を引き上げられる場合」においてはさらに「前記水力発電機」を河川の水流から離す。
【0019】
「段落番号0018に記載されている方法」を実施する場合において、「「段落番号0018に記載されている巻き揚げ機」の高さ」は、必ずしも「濁流発生時の水位」よりも高くする必要はない。「濁流発生時の水位」よりも高い箇所に滑車を設置し、「段落番号0018に記載されているワイヤー又はロープ又はチェーンのいずれか」が「前記滑車」に経由してから「段落番号0018に記載されている巻き揚げ機」によって巻かれるようにすればいいだけである。
【0020】
橋脚又は柱のいずれかに「スライド・レールの片方」及び「フック又はリングのいずれか」を設置し、水力発電機にスライド・レールのもう片方及び巻き揚げ機を設置し、「前記水力発電機」が「前記スライド・レールの片方」に沿って動くようにし、「前記巻き揚げ機」と「前記フック又はリングのいずれか」とを「ワイヤー又はロープ又はチェーンのいずれか」によって繋ぎ、「前記巻き揚げ機」によって「「前記水力発電機」の高さ」を調整し、「「「前記橋脚又は柱のいずれか」の高さ」及び「「前記スライド・レールの片方」の高さ」及び「「前記フック又はリングのいずれか」の高さ」が濁流発生時の水位よりも高い場合、かつ、濁流発生時の水位よりも「前記小水力発電機の最低地上高」を引き上げられる場合」においてはさらに「前記水力発電機」を河川の水流から離す。
【0021】
「段落番号0020に記載されている方法」を実施する場合において、「「段落番号0020に記載されているフック又はリングのいずれか」の高さ」は、必ずしも「濁流発生時の水位」よりも高くする必要はない。「濁流発生時の水位」よりも高い箇所に滑車を設置し、「段落番号0020に記載されているワイヤー又はロープ又はチェーンのいずれか」が「前記滑車」に経由してから「段落番号0020に記載されているフック又はリングのいずれか」に繋がっているようにすればいいだけである。
【0022】
橋脚又は柱又は橋下駄又は杭のいずれかと小水力発電機とをアームを介して繋ぎ、電動機又はジャッキのいずれかによって「前記アーム」を動かすようにし、「前記電動機又はジャッキのいずれかに」によって「「前記水力発電機」の高さ」を調整し、「「「前記橋脚又は柱又は橋下駄又は杭のいずれか」の高さ」及び「「前記アーム」の最高到達点」が濁流発生時の水位よりも高い場合、かつ、濁流発生時の水位よりも「前記小水力発電機の最低地上高」を引き上げられる場合」においてはさらに「前記水力発電機」を河川の水流から離す。
【0023】
「「段落番号0022に記載されている方法」を実施する場合、かつ、「「段落番号0022に記載されているアーム」が「段落番号0022に記載されている橋脚又は柱又は橋下駄又は杭のいずれか」に軸着されている高さ」に「段落番号0022に記載されている電動機」を設置する場合」においては、「「段落番号0022に記載されているアーム」が軸着されている高さ」を濁流発生時の水位よりも高くする方が好ましい。濁流に対する当該システムの抵抗を減らせる故に。
【0024】
橋脚又は柱又は橋下駄又は杭のいずれかに巻き揚げ機を設置し、アームにフック又はリングのいずれかを設置し、「前記橋脚又は柱又は橋下駄又は杭のいずれか」と小水力発電機とを「前記アーム」を介して繋ぎ、「前記巻き揚げ機」と「前記フック又はリングのいずれか」とをワイヤー又はロープ又はチェーンのいずれかを介して繋ぎ、「前記巻き揚げ機」によって「前記アーム」が動くようにし、「前記巻き揚げ機」によって「「前記水力発電機」の高さ」を調整し、「「「前記橋脚又は柱又は橋下駄又は杭のいずれか」の高さ」及び「「前記アーム」の最高到達点」が濁流発生時の水位よりも高い場合、かつ、濁流発生時の水位よりも「前記小水力発電機の最低地上高」を引き上げられる場合」においてはさらに「前記水力発電機」を河川の水流から離す。
【0025】
「段落番号0024に記載されている方法」を実施する場合において、「段落番号0024に記載されている巻き揚げ機」の高さ」は、必ずしも「「段落番号0024に記載されているアーム」が「段落番号0024に記載されている橋脚又は柱又は橋下駄又は杭のいずれか」に軸着されている高さ」よりも高くする必要はない。「「段落番号0024に記載されているアーム」が「段落番号0024に記載されている橋脚又は柱又は橋下駄又は杭のいずれか」に軸着されている高さ」よりも高い箇所に滑車を設置し、「段落番号0024に記載されているワイヤー又はロープ又はチェーンのいずれか」が「前記滑車」に経由してから「段落番号0024に記載されている巻き揚げ機」によって巻かれるようにすればいいだけである。
【0026】
橋脚又は柱又は橋下駄又は杭のいずれかにフック又はリングのいずれかを設置し、アームに巻き揚げ機を設置し、「前記橋脚又は柱又は橋下駄又は杭のいずれか」と小水力発電機とを「前記アーム」を介して繋ぎ、「前記フック又はリングのいずれか」と「前記巻き揚げ機」とをワイヤー又はロープ又はチェーンのいずれかを介して繋ぎ、「前記巻き揚げ機」によって「前記アーム」が動くようにし、「前記巻き揚げ機」によって「「前記水力発電機」の高さ」を調整し、「「「前記橋脚又は柱又は杭又は橋下駄のいずれか」の高さ」及び「「前記アーム」の最高到達点」が濁流発生時の水位よりも高い場合、かつ、濁流発生時の水位よりも「前記小水力発電機の最低地上高」を引き上げられる場合」においてはさらに「前記水力発電機」を河川の水流から離す。
【0027】
「段落番号0026に記載されている方法」を実施する場合において、「段落番号0026に記載されているフック又はリングのいずれか」の高さ」は、必ずしも「「段落番号0026に記載されているアーム」が「段落番号0024に記載されている橋脚又は柱又は橋下駄又は杭のいずれか」に軸着されている高さ」よりも高くする必要はない。「「段落番号0026に記載されているアーム」が「段落番号0026に記載されている橋脚又は柱又は橋下駄又は杭のいずれか」に軸着されている高さ」よりも高い箇所に滑車を設置し、「段落番号0026に記載されているワイヤー又はロープ又はチェーンのいずれか」が「前記滑車」に経由してから「段落番号0026に記載されているフック又はリングのいずれか」に繋がっているようにすればいいだけである。
【0028】
浮又は舟のいずれかと小水力発電機とを一体化する。「浮又は舟のいずれかと一体化している小水力発電機」が河底に接触するまで河川の水位が低下しない限り、「「前記浮又は舟のいずれか」の浮力」が、「「前記小水力発電機」の高さを調整するための手段」になる。
【0029】
「浮又は舟のいずれかと一体化している小水力発電機」に太陽光パネルを設置することによって、発電システムの単位占有面積あたりの発電量を増やせる。しかし、浮力を高める必要があることは無論のこと、出力が不安定になる故に、少なくとも電力系統に連結する場合においては、太陽光パネルを設置しない方が好ましいかもしれない。言うまでもないことであると思われるが、小水力発電は、太陽光発電よりも出力が安定しており、太陽光発電よりも系統安定化コストが安い。
【0030】
浮又は舟のいずれかと小水力発電機とを一体化し、「前記小水力発電機」と橋脚又は柱又は橋下駄又は杭又は錨のいずれかとを「ワイヤー又はロープ又はチェーンのいずれかによって繋ぎ、「「前記浮又は舟のいずれか」の浮力」によって「「前記小水力発電機」の高さ」を調整する。
【0031】
浮又は舟のいずれかと小水力発電機とを一体化し、橋脚又は柱又は橋下駄又は杭のいずれかに巻き揚げ機を設置し、「前記水力発電機」にフック又はリングのいずれかを設置し、「前記フック又はリングのいずれか」と「前記巻き揚げ機」とをワイヤー又はロープ又はチェーンのいずれかによって繋ぎ、「前記巻き揚げ機」によっても「「前記小水力発電機」の高さ」を調整できるし、「「前記巻き揚げ機」及び「「前記浮又は舟のいずれか」の浮力」」によっても「「前記小水力発電機」の高さ」を調整できるが、基本的に「「前記浮又は舟のいずれか」の浮力」によって「「前記小水力発電機」の高さ」を調整し、「「前記橋脚又は柱又は橋下駄又は杭のいずれか」が川岸又は堤防又は堤防の外のいずれかにある場合」又は「「「橋脚又は柱又は橋下駄又は杭のいずれか」の高さ」及び「「前記巻き揚げ機」の高さ」が濁流発生時の水位よりも高い場合、かつ、濁流発生時の水位よりも「前記小水力発電機の最低地上高」を引き上げられる場合」においては「前記巻き揚げ機」によって「前記水力発電機」を河川の水流から離す。
【0032】
「段落番号0031に記載されている方法」を実施する場合において、「「段落番号0031に記載されている巻き揚げ機」の高さ」は、必ずしも「濁流発生時の水位」よりも高くする必要はない。「濁流発生時の水位」よりも高い箇所に滑車を設置し、「段落番号0031に記載されているワイヤー又はロープ又はチェーンのいずれか」が「前記滑車」に経由してから「段落番号0031に記載されている巻き揚げ機」によって巻かれるようにすればいいだけである。
【0033】
因みに、「段落番号0031に記載されている方法」の1実施例を図面にしたものが、図2である。
【0034】
浮又は舟のいずれかと小水力発電機とを一体化し、橋脚又は柱又は橋下駄又は杭のいずれか」に「フック又はリングのいずれかを設置し、「前記小水力発電機」に巻き揚げ機を設置し、「前記巻き揚げ機」と「前記フック又はリングのいずれか」とをワイヤー又はロープ又はチェーンのいずれかによって繋ぎ、「前記巻き揚げ機」によっても「「前記小水力発電機」の高さ」を調整できるし、「「前記巻き揚げ機」及び「「前記浮又は舟のいずれか」の浮力」」によっても「「前記小水力発電機」の高さ」を調整できるが、基本的に「「前記浮又は舟のいずれか」の浮力」によって「「前記小水力発電機」の高さ」を調整し、「「前記橋脚又は柱又は橋下駄又は杭のいずれか」が川岸又は堤防又は堤防の外のいずれかにある場合」又は「「「橋脚又は柱又は橋下駄又は杭のいずれか」の高さ」及び「「前記フック又はリングのいずれか」の高さ」が濁流発生時の水位よりも高い場合、かつ、濁流発生時の水位よりも「前記小水力発電機の最低地上高」を引き上げられる場合」においては「前記巻き揚げ機」によって「前記水力発電機」を河川の水流から離す。
【0035】
「段落番号0034に記載されている方法」を実施する場合において、「「段落番号0034に記載されているフック又はリングのいずれか」の高さ」は、必ずしも「濁流発生時の水位」よりも高くする必要はない。「濁流発生時の水位」よりも高い箇所に滑車を設置し、「段落番号0034に記載されているワイヤー又はロープ又はチェーンのいずれか」が「前記滑車」に経由してから「段落番号0034に記載されているフック又はリングのいずれか」に繋がっているようにすればいいだけである。
【0036】
川底や川岸や堤防に埋没しない大きさ及び形状の車輪である必要があるが、「「段落番号0031及び0034に記載されている方法」を実施する場合、かつ、「段落番号0031及び0034に記載されている橋脚又は柱又は橋下駄又は杭のいずれか」が川岸又は堤防又は堤防の外のいずれかにある場合」においては、「段落番号0031及び0034に記載されている小水力発電機」の底部に車輪を設置することによって、「段落番号0031及び0034に記載されている小水力発電機」を川岸又は堤防又は堤防の外のいずれかに引き上げ易くなる。何故なら、「段落番号0031及び0034に記載されている小水力発電機」と「川岸又は堤防又は堤防の外のいずれか」との間の摩擦抵抗を減らせるからである。
【0037】
「段落番号0036に記載されている車輪」を電動機によって動かすことによって、より小水力発電機を河川の水流から離すことが容易になる。少なくとも車輪が設置されているだけの小水力発電機よりは。より堤防から引き上げる場合において必要となる最小限の力を小さくできる故に。
【0038】
「段落番号0036に記載されている電動機」を「「段落番号0036に記載されている小水力発電機」の「固定子や回転子がある部分」」に担わせることによって、より「前記小水力発電機」を河川の水流から離すことが容易になる。少なくとも、「段落番号0036に記載されている電動機」を「「段落番号0036に記載されている小水力発電機」の「固定子や回転子がある部分」」に担わせない場合よりは。より重量が軽くなる故に。勿論、「段落番号0036に記載されている電動機の重量」が、「「段落番号0036に記載されている電動機」を「「段落番号0036に記載されている小水力発電機」の「固定子や回転子がある部分」」に担わせる場合において必要となるクラッチ及びスイッチの合計重量」よりも大きい場合に限られるが。
【0039】
浮又は舟のいずれかと小水力発電機とを一体化し、「前記小水力発電機」と橋脚又は柱又は橋下駄又は杭のいずれかとをアームを介して繋ぎ、電動機又はジャッキのいずれかによって「前記アーム」を動かすようにし、「前記アーム」によっても「「前記小水力発電機」の高さ」を調整できるし、「「前記アーム」及び「「前記浮又は舟のいずれか」の浮力」」によっても「「前記小水力発電機」の高さ」を調整できるが、基本的に「「前記浮又は舟のいずれか」の浮力」によって「「前記小水力発電機」の高さ」を調整し、「「「前記橋脚又は柱又は橋下駄又は杭のいずれか」の高さ」及び「「前記アーム」の最高到達点」が濁流発生時の水位よりも高い場合、かつ、濁流発生時の水位よりも「前記小水力発電機の最低地上高」を引き上げられる場合」においては「前記電動機又はジャッキのいずれか」によって「前記水力発電機」を河川の水流から離す。
【0040】
「「段落番号0039に記載されている方法」を実施する場合、かつ、「「段落番号0039に記載されているアーム」が「段落番号0039に記載されている橋脚又は柱又は橋下駄又は杭のいずれか」に軸着されている高さ」に「段落番号0039に記載されている電動機」を設置する場合」においては、「「段落番号0022に記載されているアーム」が軸着されている高さ」を濁流発生時の水位よりも高くする方が好ましい。濁流に対する当該システムの抵抗を減らせる故に。
【0041】
因みに、「段落番号0039に記載されている方法」の1実施例を図面にしたものが、図3である。
【0042】
浮又は舟のいずれかと小水力発電機とを一体化し、「前記小水力発電機」と橋脚又は柱又は橋下駄又は杭のいずれかとをアームを介して繋ぎ、「前記橋脚又は柱又は橋下駄又は杭のいずれか」に巻き揚げ機を設置し、「前記小水力発電機」にフック又はリングのいずれかを設置し、「前記フック又はリングのいずれか」と「前記巻き揚げ機」とをワイヤー又はロープ又はチェーンのいずれかによって繋ぎ、「前記巻き揚げ機」によって「前記アーム」が動くようにし、「「前記巻き揚げ機」によっても「「前記小水力発電機」の高さ」を調整できるし、「「前記巻き揚げ機」及び「「前記浮又は舟のいずれか」の浮力」」によっても「「前記小水力発電機」の高さ」を調整できるが、基本的に「「前記浮又は舟のいずれか」の浮力」によって「「前記小水力発電機」の高さ」を調整し、「「「前記橋脚又は柱又は橋下駄又は杭のいずれか」の高さ」及び「「前記アーム」の最高到達点」が濁流発生時の水位よりも高い場合、かつ、濁流発生時の水位よりも「前記小水力発電機の最低地上高」を引き上げられる場合」においては「前記巻き揚げ機」によって「前記水力発電機」を河川の水流から離す。
【0043】
「段落番号0042に記載されている方法」を実施する場合において、「段落番号0042に記載されている巻き揚げ機」の高さ」は、必ずしも「「段落番号0042に記載されているアーム」が「段落番号0042に記載されている橋脚又は柱又は橋下駄又は杭のいずれか」に軸着されている高さ」よりも高くする必要はない。「「段落番号0042に記載されているアーム」が「段落番号0042に記載されている橋脚又は柱又は橋下駄又は杭のいずれか」に軸着されている高さ」よりも高い箇所に滑車を設置し、「段落番号0042に記載されているワイヤー又はロープ又はチェーンのいずれか」が「前記滑車」に経由してから「段落番号0042に記載されている巻き揚げ機」によって巻かれるようにすればいいだけである。
【0044】
因みに、「段落番号0042に記載されている方法」の1実施例を図面にしたものが、図1である。
【0045】
浮又は舟のいずれかと小水力発電機とを一体化し、「前記小水力発電機」と橋脚又は柱又は橋下駄又は杭のいずれかとをアームを介して繋ぎ、「前記橋脚又は柱又は橋下駄又は杭のいずれか」にフック又はリングのいずれかを設置し、「前記アーム」に巻き揚げ機を設置し、「前記巻き揚げ機」と「前記フック又はリングのいずれか」とをワイヤー又はロープ又はチェーンのいずれかによって繋ぎ、「前記巻き揚げ機」によって「前記アーム」が動くようにし、「前記巻き揚げ機」によっても「「前記小水力発電機」の高さ」を調整できるし、「「前記巻き揚げ機」及び「「前記浮又は舟のいずれか」の浮力」」によっても「「前記小水力発電機」の高さ」を調整できるが、基本的に「「前記浮又は舟のいずれか」の浮力」によって「「前記小水力発電機」の高さ」を調整し、「「「前記橋脚又は柱又は橋下駄又は杭のいずれか」の高さ」及び「「前記アーム」の最高到達点」が濁流発生時の水位よりも高い場合、かつ、濁流発生時の水位よりも「前記小水力発電機の最低地上高」を引き上げられる場合」においては「前記巻き揚げ機」によって「前記水力発電機」を河川の水流から離す。
【0046】
「段落番号0045に記載されている方法」を実施する場合において、「段落番号0045に記載されているフック又はリングのいずれか」の高さ」は、必ずしも「「段落番号0045に記載されているアーム」が「段落番号0045に記載されている橋脚又は柱又は橋下駄又は杭のいずれか」に軸着されている高さ」よりも高くする必要はない。「「段落番号0045に記載されているアーム」が「段落番号0045に記載されている橋脚又は柱又は橋下駄又は杭のいずれか」に軸着されている高さ」よりも高い箇所に滑車を設置し、「段落番号0045に記載されているワイヤー又はロープ又はチェーンのいずれか」が「前記滑車」に経由してから「段落番号0045に記載されているフック又はリングのいずれか」に繋がっているようにすればいいだけである。
【0047】
脳内試行錯誤しかできない状態にあるが、当発明人にして明細書等の作成者は、「段落番号0042及び0045に記載されている方法」を実施する場合においては、「「段落番号0042及び0045に記載されているワイヤー又はロープ又はチェーンのいずれか」がもつれてからまりあい、巻き揚げ機が正常に作動しなくなる事態」を予見している。
【0048】
「段落番号0047に記載されている事態」は、「段落番号0042及び0045に記載されている巻き揚げ機」にフィードバック機構を追加し、「「段落番号0042及び0045に記載されているワイヤー又はロープ又はチェーンのいずれか」の張力」が、(1)「「段落番号0042及び0045に記載されているワイヤー又はロープ又はチェーンのいずれか」がもつれることが防げる張力以上、(2)「「「「段落番号0042及び0045に記載されている浮又は舟のいずれか」の浮力」によって維持される「「段落番号0042及び0045に記載されている水力発電機」の高さ」よりも「「前記水力発電機」の高さ」が高くなる張力」未満、前記の条件(1)及び(2)を満たせるようにすれば防げる。
【0049】
「段落番号0048に記載されているフィードバック機構」がコストに見合わない場合には、「段落番号0042及び0045に記載されているアーム」にさらに「「フック又はリングのいずれか」を備える弾性体」を設置し、「前記フック又はリングのいずれか」を「段落番号0042及び0045に記載されているワイヤー又はロープ又はチェーンのいずれか」に係着し、「前記弾性体」によって「前記ワイヤー又はロープ又はチェーンのいずれか」を「「前記ワイヤー又はロープ又はチェーンのいずれか」がたわまない程度の力」で引っ張られるようにすればよい。
【0050】
「段落番号0004及び0009及び0016及び0020及び0034に記載されている方法」において、即ち小水力発電機に巻き揚げ機を設置する場合において、「巻き揚げ機用の電動機」を「「前記小水力発電機」の「固定子や回転子がある部分」」に担わせることによって、より「前記小水力発電機」を河川の水流から離すことが容易になる。少なくとも、「「段落番号0012に段落番号0004及び0009及び0016及び0020及び0034に記載されている巻き揚げ機」を巻き揚げ機専用の電動機によって動かす場合」よりは。より重量が軽くなる故に。勿論、「「「段落番号0012に段落番号0004及び0009及び0016及び0020及び0034に記載されている巻き揚げ機」を巻き揚げ機専用の電動機によって動かす場合」における前記電動機の重量」が、「「前記電動機」を「「小水力発電機の「固定子や回転子がある部分」」に担わせる場合において必要となるクラッチ及びスイッチの合計重量」よりも大きい場合に限られるが。
【0051】
「段落番号0022及び0024及び0026及び0039及び0042及び0045に記載されている方法」を実施する場合においては、即ち「橋脚又は柱又は橋下駄又は杭のいずれか」と水力発電機とをアームを介して繋ぐ場合においては、「前記アーム」によって「前記橋脚又は柱又は橋下駄又は杭のいずれか」と「「前記小水力発電機」のプロベラ水車部分又は開放周流形水車部分のいずれか」との間の距離を一定に保てる故に、「前記橋脚又は柱又は橋下駄又は杭のいずれか」に「「前記小水力発電機」の「固定子や回転子がある部分」」を設置すること容易である。少なくとも、「橋脚又は柱又は橋下駄又は杭のいずれか」と水力発電機とがアームを介して繋がっていない場合よりは。但し、「段落番号0022及び0024及び0026及び0039及び0042及び0045に記載されているアーム」に沿わせながら、(1)ベルト、(2)チェーン、(3)シャフト、前記(1)又は(2)又は(3)のいずれかを伝動手段として組み込む必要がある。
【0052】
「「ワイヤー又はロープ又はチェーンのいずれか」が切れたり、アームが外れたりした場合」における対策としては、「保険に加入する」という方法や、「より丈夫なものにする」という方法がある。しかし、「浮又は舟のいずれかと一体化している小水力発電機」又は「浮又は舟のいずれかと一体化している「小水力発電機のプロベラ水車部分又は開放周流形水車部分のいずれか」」の場合、「「バッテリー及び発信機」又は「太陽光パネル及び発信機」又は「バッテリー及び太陽光パネル及び発信機」のいずれか」を組み込み、「前記発信機」が発信する信号を捉えることによって場所を特定し、発見し、捕獲する」という方法もある。
【0053】
自力航行できるようにするためにバッテリーを追加するのは、電動化を進めるのならば尚のこと、「バッテリーの無駄遣い」の誹りを免れないであろう。電動化したタグボートの力を借りた方がバッテリーの有効利用になるが故に。しかし、一連の発明として、「浮又は舟のいずれかと一体化している小水力発電機」が自力航行できるようになる法方も提供する。「浮又は舟のいずれかと一体化している小水力発電機」の場合、中でも当件においては最も移動させ易い「段落番号0030に記載されている方法」を実施した場合、(1)「バッテリーを組み込み、かつ、「前記小水力発電機の「固定子や回転子がある部分」を電動機として利用できるようにする」、(2)「太陽光パネルを組み込み、かつ、「前記小水力発電機の「固定子や回転子がある部分」を電動機として利用できるようにする」、(3)「バッテリー及び太陽光パネルを組み込み、かつ、「前記小水力発電機の「固定子や回転子がある部分」を電動機として利用できるようにする」、(4)「バッテリー及び電動機を組み込む」、(5)前記「太陽光パネル及び電動機を組み込む」、(6)「バッテリー及び太陽光パネル及び電動機を組み込む」、前記(1)~(6)のいずれかの方法によって、「浮又は舟のいずれかと一体化している小水力発電機」は、自力航行できるようになる。言うまでもないことであろうが、横軸プロベラ水車式であれ開放周流形水車式であれ、水車を動かせば、推進力が発生するからである。自力航行できるのならば、濁流やフォロロッカが発生する前に、「浮又は舟のいずれかと一体化している小水力発電機」をより安全な場所に避難させることが、容易になる。
【0054】
但し、「段落番号0053に記載されている(1)~(3)の方法」を実施する場合においては、少なくとも固定子が永久磁石から形成されているのでもない限り、「段落番号0053に記載されている小水力発電機の「固定子」」に回転磁界を発生させる必要があり、「前記必要」を満たすために、逆変換器を組み込み、かつ、「前記逆変換器」から出力される電力を「前記固定子」に入力するためのスイッチを組み込み、かつ、「段落番号0053に記載されている「バッテリー」又は「太陽光パネル」又は「バッテリー及び太陽光パネル」のいずれか」から出力される電力を「前記逆変換器」に入力するためのスイッチを組み込む必要がある。「段落番号0053に記載されている(4)~(6)の方法」を実施する場合においては、「段落番号0053の(4)~(6)に記載されている電動機」が発生させる回転力を「「段落番号0053に記載されている小水力発電機」の横軸プロベラ水車開部分又は放周流形水車部分のいずれか」に伝えるためのクラッチを組み込み、かつ、「前記クラッチ」を切り替えるための「電磁石が組み込まれているスイッチ」を組み込み、かつ、「段落番号0053に記載されている「バッテリー」又は「太陽光パネル」又は「バッテリー及び太陽光パネル」のいずれか」から出力される電力を「前記クラッチ」及び「前記電動機」に入力するためのスイッチを組み込む必要がある。
【0055】
「段落番号0053に記載されている方法」を実施する場合において、さらに舵及び受信機を追加すれば、「段落番号0053に記載されている自力航行」を遠隔操作できるようになる。
【0056】
「電気船の電動機を発電機としても使用できる仕様にし、「前記電動機」を発電機に切り替えた上で河川に係留させる」と、「前記電気船」は、「段落番号0053に記載されている「自力移動できる「浮又は舟のいずれかと一体化している小水力発電機」」」と、ほぼ同じになる。
【0057】
念のため、濁流から守るために小水力発電機を水流から離さなくてもいいのならば、即ち「段落番号0030に記載されている方法」でも十分であるのならば、「浮又は舟のいずれかと一体化している小水力発電機」をユニット化し、川幅や水量の如何に応じて「前ユニット」を連結すれば、場合によっては河川用のメガ浮体式小水力発電所にすることができる。河川用の浮体式小水力発電機のメガ化は、日本列島の河川では難しく、例えばナイル川とかでなければ実現できないかもしれないが。
【0058】
因みに、「段落番号0057に記載されている方法」の1実施例を図面にしたものが、図4である。
【0059】
「段落番号0057に記載されている河川用のメガ浮体式小水力発電所」の浮力を高めると、「前記河川用のメガ浮体式小水力発電所」に工場を建設したり、市場を建設したり、ホテルを建設したり、レストランを建設したり、レーダー・サイトを建設したりすることができる。日本列島の河川では難しく、例えばナイル川とかでなければ実現できないだろうが。
【0060】
尚、「段落番号0004~0027に記載されている方法」については、単一性が認められそうにないこと等を理由に、請求しない。但し、当出願が当業者ならば容易に想到できるものと認定されず、かつ、法律で定められている有効期間内に明細書等の作成者でもある発明者の経済的なゆとり及び時間的なゆとりの両方が格段に拡大できた場合には、分割出願するかもしれない。
【図面の簡単な説明】
【0061】
図1】水や川底や電線が省略されているが、図1は、「段落番号0042に記載されている方法」の1実施例である。
図2】水や川底や電線が省略されているが、図2は、「段落番号0031に記載されている方法」の1実施例である。
図3】水や川底や電線が省略されているが、図3は、「段落番号0039に記載されている方法」の1実施例である。
図4】水や川底や電線や錨が省略されているが、図4は、「段落番号0055に記載されている方法」の1実施例である。
【符号の説明】
【0062】
1 水力発電の水車又は「水力発電機のいずれか」
2 浮
3 アーム
4 巻き揚げ機
5 フック
6 ワイヤー
7 橋脚
8 河川の水流の向き
図1
図2
図3
図4