(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024006838
(43)【公開日】2024-01-17
(54)【発明の名称】蓄電池による電動建機や電動農機などの効率的な充電の運用方法
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/06 20240101AFI20240110BHJP
H02J 7/00 20060101ALI20240110BHJP
B60L 50/60 20190101ALI20240110BHJP
B60L 53/14 20190101ALI20240110BHJP
【FI】
G06Q50/06
H02J7/00 P
B60L50/60
B60L53/14
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2022115911
(22)【出願日】2022-07-01
(71)【出願人】
【識別番号】593003949
【氏名又は名称】ウエダ産業株式会社
(72)【発明者】
【氏名】杉村 次郎
【テーマコード(参考)】
5G503
5H125
5L049
【Fターム(参考)】
5G503AA07
5G503BA01
5G503BB01
5G503DA04
5G503DA07
5G503FA06
5H125AA12
5H125AA20
5H125AC12
5H125AC24
5H125BC21
5H125DD02
5L049CC06
(57)【要約】 (修正有)
【課題】電動化された建機や農機などは作業現場を一切離れることなく作業ができる蓄電池による電動建機や電動農機などの効率的な充電の運用方法を提供する。
【解決手段】自走式の発電装置付き車両1が、現場へ移動し、その場で発電して現場で充電ケーブル3を接続することで、電動建機2の蓄電池に充電を行う。この際、充電完了後には自動でOFFとなる。また、発電装置付き車両1は、発電用の燃料が減った場合に、単独で移動して燃料補給を行い、その後また現場へ戻る。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
・蓄電池による電動駆動移動式建設機械や電動駆動農業機械などの作業現場から移動しなくても可能な充電方法に関するビジネス・モデル。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
土木、林業や農業などで使用される電動機械への現場での充電方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
2050年の世界的カーボンニュートラルに向けて、油圧建機や農機などが内燃機関エンジンから蓄電池を使用した電動モーター駆動へ移行しようとしています。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
蓄電池からの電力でモーターを駆動していくと、蓄電池から取り出せる電力が減っていき、電池残量がなくなると、その場から建機や農機を動かせなくなります。または、電池残量が減ったときに作業している現場から離れて充電設備のある場所まで移動しなくてはなりません。
これでは、現場での作業時間が減って大変に非効率的です。
現場で働く建機などを電動化するうえで、一番課題となる項目です。
【課題を解決するための手段】
電動建機や農機が作業現場で蓄電池残量がなくなった時や電池残量が減った時でも、その現場から離れることなくその場で充電ができる運用方法。また、作業をしてない時間に現場で充電する方法をビジネスモデルとして提供します。
具体的な方法は、発電装置付き車両でどんな現場へも行きその場で発電して現場で電動建機や農機などの蓄電池に自動で充電します。
充電完了後には自動でOFFとなり、専任の充電作業者は不要です。
発電用のカーボンニュートラル燃料が減った場合には、発電車両のみが移動して燃料補給を行い、その後また現場へ戻ります。
つまり、電動化された建機や農機などは作業現場を一切離れることなく作業ができるようになり、非常に作業効率が向上します。
【発明の効果】
【0004】
このビジネス・モデルが普及すれば、大型の電動建機や電動農機などもどんどんと電動モデルの開発ができ、運用ができるようになります。
つまり、2050年のカーボンニュートラルに貢献できると信じます。
【図面の簡単な説明】
【0005】
【
図1】▲1▼:発電充電車両の例 ▲2▼:現場で働く電動建設機械の例 ▲3▼:充電ケーブルの例
【
図2】▲1▼:発電充電車両の例 ▲2▼:現場で働く電動道路工事車両の例 ▲3▼:充電ケーブルの例
【
図3】▲1▼:発電充電車両の例 ▲2▼:現場で働く電動農業機械の例 ▲3▼:充電ケーブルの例
【発明を実施するための形態】
【実施例0006】
山の上や森の中、畑の中など機械の働く作業現場で電動建機や電動農機などの蓄電池への充電を行うことで現場作業の効率を向上させてカーボンニュートラルに貢献する。