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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024068489
(43)【公開日】2024-05-20
(54)【発明の名称】冷却器、電力変換装置
(51)【国際特許分類】
   H02M 7/48 20070101AFI20240513BHJP
   H05K 7/20 20060101ALI20240513BHJP
   H01L 23/473 20060101ALI20240513BHJP
【FI】
H02M7/48 Z
H05K7/20 N
H01L23/46 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022178990
(22)【出願日】2022-11-08
(71)【出願人】
【識別番号】000005234
【氏名又は名称】富士電機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110003177
【氏名又は名称】弁理士法人旺知国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 祐司
(72)【発明者】
【氏名】藤本 裕地
【テーマコード(参考)】
5E322
5F136
5H770
【Fターム(参考)】
5E322AA05
5E322AA11
5E322DA04
5E322FA01
5E322FA04
5F136BA03
5F136CB06
5F136DA27
5F136FA02
5F136FA03
5F136GA02
5H770AA21
5H770DA03
5H770PA17
5H770PA42
5H770QA06
5H770QA28
(57)【要約】
【課題】安定した冷却性能を確保することができる冷却器を提案すること。
【解決手段】冷却器1は、本体部を備え、本体部は、第2面222を有する第1基部22と、第2面222に間隔をあけて対向する第4面232を含む第2基部23と、第4面232から第2面222に向かって突出し、互いに離間する複数の隔壁24と、を備え、本体部内は、第1基部22、第2基部23、および複数の隔壁24によって形成される複数の冷却流路R3を含み、第2面222は、複数の凹部220を有し、複数の凹部220内にはろう材6が配置され、複数の隔壁24の少なくとも一部は、ろう材6により複数の凹部220に接合される。
【選択図】図8
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1方向に延在する本体部を備え、
前記本体部は、
前記第1方向に延在し、第1面、および前記第1面と反対側の第2面を有する第1基部と、
前記第1方向に延在する第2基部であって、発熱体を冷却する第3面、および、前記第3面の反対側において前記第2面に間隔をあけて対向する第4面を含む第2基部と、
前記第4面から前記第2面に向かって突出し、前記第1方向と交差する第2方向に延在し、互いに離間する前記複数の隔壁と、を備え、
前記本体部内は、前記第1基部、前記第2基部、および前記複数の隔壁によって形成される複数の冷却流路を含み、
前記第2面は、複数の凹部を有し、
前記複数の凹部内には、接合材が配置され、
前記複数の隔壁の少なくとも一部は、前記接合材により前記複数の凹部に接合される、
ことを特徴とする冷却器。
【請求項2】
前記複数の隔壁のそれぞれは、前記第4面に接続される第1部分と、前記第1部分の幅よりも小さく、前記接合材により前記複数の凹部に接合される第2部分と、を有する、
請求項1に記載の冷却器。
【請求項3】
前記第2部分の幅は、前記第1部分からの距離が増加するにつれて減少する、
請求項2に記載の冷却器。
【請求項4】
前記凹部の底面は、平坦であり、
前記複数の隔壁の各先端は、平坦である、
請求項2または3に記載の冷却器。
【請求項5】
前記凹部の底面は、湾曲している、
請求項2または3に記載の冷却器。
【請求項6】
前記複数の隔壁の先端の少なくとも一部は、前記凹部の底面に接触している、
請求項1に記載の冷却器。
【請求項7】
前記複数の隔壁の先端の少なくとも一部は、前記接合材を介して前記凹部に接合される、
請求項1に記載の冷却器。
【請求項8】
前記複数の凹部の少なくとも一部は、前記複数の隔壁に対応するように沿って設けられ、
前記複数の隔壁の少なくとも一部は、前記凹部内に配置され、前記接合材により前記複数の凹部に接合される、
請求項1に記載の冷却器。
【請求項9】
請求項1に記載の冷却器を備える、
電力変換装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、冷却器およびそれを備える電力変換装置に関する。
【背景技術】
【0002】
直流電力を交流電力に変換する電力変換装置等の半導体装置が知られている。当該半導体装置には、発熱体の熱を放散させるための冷却器が搭載されている。当該冷却器としては、複数の矩形状または円形状の孔で構成された複数の流路を有するものが知られている。かかる複数の流路を有する冷却器の例として、特許文献1に記載の冷却器が挙げられる。
【0003】
特許文献1に記載の冷却器は、複数の冷却流路を有する本体部を備える。本体部は、発熱体が配置される外面を含み第1方向に延在する平板状の外壁と、外壁に離間し、第1方向に延在す平板状の第1隔壁とを有する。また、外壁には、その内面から第1方向に直交する第2方向に延在する平板状の複数の隔壁が設けられる。かかる外壁、第1隔壁、および複数の隔壁によって、互いに独立した複数の冷却流路が形成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特願2022-006363号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1では、複数の隔壁が、壁の平坦面に接続されている。このため、例えば、複数の隔壁を第1隔壁にろう材を介して接合する場合、ろう材量が過剰であると冷却流路にろう材が流れ込むおそれがある。この結果、冷却流路の断面積の極度な縮小または流路の閉塞が発生するおそれがある。よって、発熱体の冷却不良または冷却器の圧力損失の増大を招くおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本開示の好適な態様に係る冷却器は、第1方向に延在する本体部を備え、前記本体部は、前記第1方向に延在し、第1面、および前記第1面と反対側の第2面を有する第1基部と、前記第1方向に延在する第2基部であって、発熱体を冷却する第3面、および、前記第3面の反対側において前記第2面に間隔をあけて対向する第4面を含む第2基部と、前記第4面から前記第2面に向かって突出し、前記第1方向と交差する第2方向に延在し、互いに離間する前記複数の隔壁と、を備え、前記本体部内は、前記第1基部、前記第2基部、および前記複数の隔壁によって形成される複数の冷却流路を含み、前記第2面は、複数の凹部を有し、前記複数の凹部内には、接合材が配置され、
前記複数の隔壁の少なくとも一部は、前記接合材により前記複数の凹部に接合される。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、余剰の接合材による冷却流路の断面積の極度な縮小および流路閉塞のおそれを抑制することができる。このため、発熱体の冷却不良または冷却器の圧力損失の増大を招くおそれを抑制することができ、よって、安定した冷却性能を確保することができる冷却器を提案することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】実施形態の冷却器1および半導体モジュールの分解斜視図である。
図2図1の冷却器および半導体モジュールの平面図である。
図3図2中のA1-A1線の断面図である。
図4図2中のA2-A2線断面図である。
図5図2中のA3-A3線の断面図である。
図6図1に示す導入管および導出管をY1方向にみた図である。
図7図1に示す冷却器内での冷媒の流れを説明するための平面図である。
図8図1に示す冷却流路形成部の一部を拡大した断面図である。
図9図8の第1基部の一部を示す平面図である。
図10】比較例の冷却流路形成部を示す図である。
図11図8に示す冷却流路形成部の拡大図である。
図12】冷却流路形成部の製造について説明するための図である。
図13】冷却流路形成部の製造について説明するための図である。
図14】冷却流路形成部の製造について説明するための図である。
図15】第1変形例の冷却流路形成部を示す図である。
図16】第2変形例の冷却流路形成部を示す図である。
図17】第3変形例の冷却流路形成部を示す図である。
図18】第4変形例の冷却流路形成部を示す図である。
図19】第5変形例の冷却流路形成部を示す図である。
図20】第6変形例の冷却器を示す斜視図である。
図21図19中のB1-B1線の断面図である。
図22】第7変形例の冷却器を示す斜視図である。
図23図21中のB2-B2線の断面図である。
図24】電力変換装置の概略的な内部構造の一例を示す斜視図である
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照しながら本開示に係る好適な実施形態を説明する。なお、本開示の範囲は、以下の説明において特に本開示を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られない。
【0010】
1.実施形態
1-1.冷却器1の概略
図1は、実施形態の冷却器1および半導体モジュール200の分解斜視図である。図2は、図1の冷却器1および半導体モジュール200の平面図である。以下の説明は、便宜上、互いに直交するX軸、Y軸およびZ軸を適宜に用いて行う。また、以下では、X軸に沿う一方向がX1方向であり、X1方向とは反対の方向がX2方向である。Y軸に沿う一方向がY1方向であり、Y1方向とは反対の方向がY2方向である。Z軸に沿う一方向がZ1方向であり、Z1方向とは反対の方向がZ2方向である。また、X軸およびY軸に沿った平面をX-Y平面とする。また、以下では、Z1方向を「上方」とし、Z2方向を「下方」とする。また、以下では、Z1方向またはZ2方向からみることを「平面視」とする。また、Y1方向およびY1方向のそれぞれは、「第1方向」の一例であり、X1方向およびX1方向のそれぞれは、「第2方向」の一例である。
【0011】
図1に示す冷却器1は、多穴管を有する水冷式の冷却装置である。冷却器1は、半導体モジュール200u、200vおよび200wを冷却する。半導体モジュール200u、200vおよび200wのそれぞれは、「発熱体」の例示である。半導体モジュール200u、200vおよび200wのそれぞれは、例えば、スイッチング素子等のパワー半導体素子を含むパワー半導体チップを樹脂ケースに収容したパワー半導体モジュールである。スイッチング素子としては、例えば、パワーMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)およびIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)等が該当する。なお、以下では、半導体モジュール200u、200vおよび200wを、半導体モジュール200と総称する場合がある。また、冷却器1、半導体モジュール200u、200vおよび200wは、例えば、インバータおよびコンバータ等の任意のパワー半導体装置に搭載される。
【0012】
図1および図2に示すように、冷却器1は、本体部2と、ヘッド部3と、導入管4と、導出管5とを有する。本体部2の外表面には、半導体モジュール200が配置される。また、本体部2は、液状の冷媒を収容する内部空間Sを有する。冷媒としては、特に限定されないが、例えば、水等の水系冷媒が挙げられる。かかる冷却器1では、本体部2内で冷媒を循環させて半導体モジュール200を放熱させる対流熱伝達による冷却方式により半導体モジュール200を冷却させる。
【0013】
1-1a.本体部2
図3は、図2中のA1-A1線の断面図である。図3に示すように、本体部2は、液状の冷媒を収容する内部空間Sを有する。図1に示すように、本体部2は、Z1方向に延在する。本体部2は、ヘッド部3に向けてY2方向に開口している。図1および図3に示すように、本体部2は、筐体21と冷却流路形成部20とを有する。また、本体部2の内部空間Sは、冷媒導入流路R1と、複数の冷却流路R2と冷媒導出流路R3とに区分される。以下、本体部2の各部について順次説明する。
【0014】
1-1a1.筐体21
筐体21は、Y1方向に延び、Z1方向およびY2方向に開口している。筐体21は、底板211と3つの側壁212、213および214と仕切板215とを有する。底板211は、Y1方向に延び、X-Y平面に沿った平板である。3つの側壁212、213および214は、底板211に接続され、底板211からZ1方向に突出する。側壁212および213は、Y-Z平面に沿った平板であり、互いに離間している。側壁214は、X-Z平面に沿った平板であり、側壁212と側壁213とを接続する。仕切板215は、Z1方向に延び、Y-Z平面に沿った平板である。仕切板215は、側壁212と側壁213との間に配置される。仕切板215、側壁212および側壁213は、互いに平行で、互いに離間している。側壁212と仕切板215との間の距離と、側壁213と仕切板215との間の距離とは、ほぼ等しいが特に限定されない。仕切板215のY1方向の端は、側壁214に接続される。
【0015】
なお、底板211、3つの側壁212、213、214、および仕切板215は、一体で形成されてもよいし、別体を接合して形成されてもよい。底板211、3つの側壁212、213、214、および仕切板215のそれぞれは、熱伝導性に優れる材料で形成される。具体的には、底板211、3つの側壁212、213、214、および仕切板215の各材料としては、例えば、銅、アルミニウムまたはこれらのいずれかの合金等の金属が挙げられる。なお、底板211、3つの側壁212、213、214、および仕切板215は、互いに同じ材料で形成されてもよいし、異なる材料で形成されてもよい。
【0016】
かかる筐体21は、冷媒導入流路R1と冷媒導出流路R3とを形成する。具体的には、筐体21の内部が、仕切板215によって、冷媒導入流路R1と冷媒導出流路R3とに区切られている。冷媒導入流路R1は、Y1方向に延び、仕切板215に対してX1方向に設けられる。冷媒導出流路R3は、Y1方向に延び、仕切板215に対してX2方向に設けられる。なお、冷媒導入流路R1が仕切板215に対してX2方向に設けられ、冷媒導出流路R3が仕切板215に対してX1方向に設けられていてもよい。
【0017】
1-1a2.冷却流路形成部20
図1および図3に示すように、冷却流路形成部20は、第1基部22と第2基部23と複数の隔壁24とを有する。
【0018】
第1基部22は、筐体21内に配置されており、筐体21の仕切板215に接続されている。第1基部22は、Y1方向に延在し、X-Y平面に沿った平板状である。第1基部22は、第1面221および第2面222有する。第1面221は、仕切板215に接続される。第2面222は、第1面221と反対側の面である。第1面221および第2面222は、X―Y平面に沿った面である。また、第1基部22のX1方向での中心に、仕切板215が接続されるが特に限定されない。
【0019】
なお、第1基部22は、仕切板215と一体で形成されてもよいし、仕切板215とは別体で形成されてもよい。第1基部22は、熱伝導性に優れる材料で形成される。具体的には、第1基部22の材料としては、特に限定されないが、例えば、銅、アルミニウムまたはこれらのいずれかの合金等の金属が挙げられる。
【0020】
図3に示すように、第2基部23は、筐体21のZ1方向の開口を塞ぐ。また、第2基部23は、第1基部22と離間する。第2基部23は、Y1方向に延在し、X-Y平面に沿った平板状である。第2基部23は、第3面231と第4面232とを有する。第3面231は、半導体モジュール200に熱的に接続されており、半導体モジュール200を冷却する。第4面232は、第3面231とは反対側の面である。第4面232は、第1基部22の第2面222に間隔をあけて対向する。なお、第1基部22と半導体モジュール200とは直接的に接続されていてもよいし、第1基部22と半導体モジュール200との間には伝熱グリース、接着剤または伝熱性の高い熱伝導シート等が介在してもよい。
【0021】
第2基部23は、熱伝導性に優れる材料で形成される。具体的には、第2基部23の材料としては、特に限定されないが、例えば、銅、アルミニウムまたはこれらのいずれかの合金等の金属が挙げられる。
【0022】
図4は、図2中のA2-A2線断面図である。図4に示すように、各隔壁24は、第2基部23に接続され、第2基部23の第4面232から第1基部22の第2面222に向かって突出する。各隔壁24は、X1方向に延在する。複数の隔壁24は、互いに離間し、Y1方向に等間隔で並ぶ。なお、複数の隔壁24は等間隔でなくてもよい。例えば、複数の隔壁24のうちY1方向の端部に近い位置ほど冷媒が流れ難くなるので、Y1方向の端部に近い位置ほど隔壁24の間隔が大きくてもよい。また、図8等を参照しつつ後述するが、各隔壁24は、「接合材」としてのろう材6により第1基部22の第2面222に接合される。
【0023】
なお、各隔壁24は、第2基部23と一体で形成されてもよいし、第2基部23とは別体で形成されてもよい。各隔壁24は、熱伝導性に優れる材料で形成される。具体的には、各隔壁24の材料としては、特に限定されないが、例えば、銅、アルミニウムまたはこれらのいずれかの合金等の金属が挙げられる。
【0024】
かかる第1基部22、第2基部23、および複数の隔壁24は、複数の冷却流路R2を形成する。第1基部22および第2基部23の間の空間が複数の隔壁24によって仕切られることにより、複数の冷却流路R2が形成される。第1基部22、第2基部23および2つの隣り合う隔壁24によって、1つの冷却流路R2が形成される。各冷却流路R2はX1方向に延び、複数の冷却流路R2はY1方向に並ぶ。各冷却流路R2は、冷媒導入流路R1と冷媒導出流路R3とを連通する。具体的には、複数の冷却流路R2のそれぞれの一端は冷媒導入流路R1に接続され、複数の冷却流路R2のそれぞれの他端は冷媒導出流路R3に接続される。図3中の破線の矢印で示すように、冷媒導入流路R1の冷媒は、複数の冷却流路R2を通り、冷媒導出流路R3に流入する。
【0025】
1-1b.ヘッド部3
図5は、図2中のA3-A3線の断面図である。図1および図5に示すように、ヘッド部3は、本体部2に接続される。ヘッド部3の平面視形状はX1方向を長手方向とする矩形であり、ヘッド部3は内部空間を有する箱状をなす。また、ヘッド部3は、筐体21の冷媒導入流路R1に対応する開口と、冷媒導出流路R3に対応する開口を有する。また、ヘッド部3は、後述の導入路R4に対応する開口と導出路R5に対応する開口とを有する。また、図2に示すように、ヘッド部3のX1方向の長さは、本体部2のX1方向の長さよりも大きい。
【0026】
図1および図5に示すように、ヘッド部3は、ヘッド本体31と仕切板32とを有する。ヘッド本体31は、ヘッド部3の外壁を構成する。また、仕切板32は、ヘッド本体31内に配置され、ヘッド本体31に接続される。仕切板32は、Y-Z面に沿った平板状であり、ヘッド本体31内を2つの空間R01と空間R02とに区切る。空間R01は、本体部2の冷媒導入流路R1に接続され、空間R02は、本体部2の冷媒導出流路R3に接続される。
【0027】
ヘッド部3は、熱伝導性に優れる材料で形成される。具体的には、ヘッド部3の材料としては、特に限定されないが、例えば、銅、アルミニウムまたはこれらのいずれかの合金等の金属が挙げられる。なお、ヘッド部3は、例えば、本体部2と同一材料で形成されてもよい、異なる材料で形成されてもよい。
【0028】
1-1c.導入管4および導出管5
図6は、図1に示す導入管4および導出管5をY1方向にみた図である。図1および図2に示すように、導入管4および導出管5のそれぞれは、ヘッド部3に接続され、ヘッド部3からY2方向に延びるパイプである。図1および図6に示すように、導入管4は、本体部2内に冷媒を導入する導入路R4を有する。導出管5は、本体部2内から冷媒を導出する導出路R5を有する。また、導入路R4は、冷媒導入流路R1にヘッド部3の空間R01を介して接続される。導出路R5は、冷媒導出流路R3にヘッド部3の空間R02を介して接続される。また、図示の例では、導入路R4および導出路R5は、円筒状である。
【0029】
導入管4および導出管5のそれぞれは、熱伝導性に優れる材料で形成される。具体的には、導入管4および導出管5の各材料としては、特に限定されないが、例えば、銅、アルミニウムまたはこれらのいずれかの合金等の金属が挙げられる。なお、導入管4および導出管5は、例えば、本体部2およびヘッド部3と同一材料で形成されてもよい、異なる材料で形成されてもよい。
【0030】
1-2.冷却器1の冷媒の流れ
図7は、図1に示す冷却器1内での冷媒の流れを説明するための平面図である。図7の太線の矢印で示すように、導入管4に導入された冷媒は、導入路R4、ヘッド部3の空間R01、冷媒導入流路R1、複数の冷却流路R2、冷媒導出流路R3、ヘッド部3の空間R02、および導出路R5を通り、導出管5から導出される。このように冷媒が循環することで、複数の冷却流路R2を形成する第2基部23上の半導体モジュール200を効率良く冷却させることができる。
【0031】
1-3.冷却流路形成部20およびろう材6
図8は、図1に示す冷却流路形成部20の一部を拡大した断面図である。図9は、図8の第1基部22の一部を示す平面図である。図8および図9に示すように、第1基部22の第2面222は、複数の凹部220を有する。各凹部220は、第2面222に形成された凹みである。各凹部220は、X1方向に延在する。複数の凹部220は、互いに離間し、Y1方向に等間隔で並ぶが特に限定されない。ただし、複数の凹部220がY1方向に並ぶ間隔は、後述の対応する複数の隔壁24と同じ間隔である。各凹部220は、第1基部22のX1方向の辺からX2方向の辺まで延びる溝である。
【0032】
複数の凹部220は、複数の隔壁24に1対1で対応して形成される。したがって、1つの凹部220には、1つの隔壁24が配置される。複数の凹部220は、複数の隔壁24に対して同数またはそれ以上設けられても良い。また、各凹部220内には、ろう材6が配置される。ろう材6により隔壁24は凹部220に接合される。
【0033】
かかる凹部220は、ろう材溜まり部として機能する。凹部220が設けられていることで、複数の隔壁24と第1基部22とを確実に接合しつつ、複数の隔壁24と第1基部22とをろう付けする際、ろう材6の余剰分が複数の凹部220に留まる。このため、余剰なろう材6が凹部220に留まることにより、余剰なろう材6による冷却流路R2の断面積の極度な縮小および冷却流路R2の閉塞のおそれを抑制することができる。このため、半導体モジュール200の冷却不良または冷却器1の圧力損失の増大を招くおそれを抑制することができる。よって、安定した冷却性能を確保することができる冷却器1を提案することができる。また、複数の隔壁24と第1基部22とが確実に接合されることで、隣り合う2つの冷却流路R2内の冷媒が混ざることを防止することができる。よって、冷却面としての第3面231における冷却性能のバラつきを抑制することができる。
【0034】
なお、ろう材6の材料としては、特に限定されないが、例えば、銀、銅、チタン、またはこれらのいずれかの合金等の金属が挙げられる。なお、複数の隔壁24のそれぞれがろう材6により、対応する凹部220に接合されているが、複数の隔壁24のうちのいくつかの隔壁24だけがろう材6により、対応する凹部220に接合されていてもよい。
【0035】
図10は、比較例の冷却流路形成部20xを示す図である。図10に示す比較例の冷却流路形成部20xの第1基部22xが有する第2面222xは、前述の複数の凹部220を有さない。このため、複数の隔壁24xと第1基部22xとをろう付けする際、溶融した余剰なろう材6の逃げ場がない。このため、比較例の冷却流路形成部20xの場合、余剰なろう材6による冷却流路R2の断面積の極度な縮小および冷却流路R2の閉塞のおそれがある。
【0036】
図11は、図8に示す冷却流路形成部20の拡大図である。図11に示すように、各隔壁24は、第1部分241と第2部分242とを有する。第1部分241は、第2基部23の第4面232に接続される。第2部分242は、第1部分241の幅W1よりも小さい幅W2の部分である。第2部分242は、第1部分241より第1基部22の近くに位置し、ろう材6により凹部220に接合される。第1部分241と第2部分242との境界は、第2面222のうち凹部220を除く上面よりもZ1方向に位置する。なお、当該境界は、当該上面よりもZ2方向に位置してもよい。第2部分242は、先端面2421と側面2422とを有する。図11に示す例では、先端面2421は、X-Y平面に沿った面であって、平坦である。側面2422は、先端面2421に接続される。側面2422は、X1方向を向く面、X2方向を向く面、これら面を接続する第1傾斜面2423および第2傾斜面2424を有する。第1傾斜面2423および第2傾斜面2424は、X1方向に延びる。第1傾斜面2423および第2傾斜面2424は、隔壁24のZ1方向に沿った中心線に対して傾斜する。
【0037】
前述のように、第2部分242の幅W2は、第1部分241の幅W1よりも小さい。このため、第1部分241の幅W1が幅W2と同一である場合に比べ、凹部220に溜まるろう材6の量を増加させることができる。よって、余剰なろう材6による冷却流路R2の断面積の極度な縮小および冷却流路R2の閉塞のおそれをより効果的に抑制することができる。
【0038】
第2部分242の幅W2は、第1部分241からの距離が増加するにつれて減少する。したがって、第2部分242のうち凹部220に近い端部における幅が、第2部分242のうち第1部分241に近い端部における幅よりも小さい。
【0039】
第1部分241からの距離が増加するにつれて幅W2が減少することで、幅W2が一定である場合に比べ、各凹部220内にろう材6が配置され易い。具体的には、複数の隔壁24を複数の凹部220にろう付けする際、所定温度で加熱されて溶融したろう材が第1傾斜面2423および第2傾斜面2424に沿って凹部220内に誘導され易くなる。このため、各凹部220内にろう材6が配置され易い。よって、複数の隔壁24と第1基部22とをより確実に接合し、かつ、冷却流路R2の断面積の極度な縮小および冷却流路R2の閉塞のおそれをより効果的に抑制することができる。
【0040】
また、第2部分242の幅W2は、凹部220の幅W0よりも小さい。このため、凹部220内に第2部分242を配置することができる。凹部220内に第2部分242が配置される構成であることで、複数の隔壁24のそれぞれについて、第2部分242を凹部220に安定して接合することができる。
【0041】
図11に示すように、各凹部220は、底面2201と内壁面2202とを有する。底面2201は、X-Y平面に沿った面である。内壁面2202は、底面2201に接続され、Z1方向に沿った面である。
【0042】
凹部220の底面2201には、複数の隔壁24の先端面2421がろう材6を介して接合される。したがって、先端面2421と底面2201との間にはろう材6が介在している。このため、先端面2421が底面2201に直接的に接触している場合に比べ、複数の隔壁24と第1基部22との接合強度をより高めることができる。よって、隣り合う2つの冷却流路R2内の冷媒が混ざることをより確実に防止することができる。なお、複数の隔壁24の先端面2421の全てがろう材6を介して複数の凹部220に接合されなくてもよく、複数の隔壁24の先端面2421の少なくとも一部が複数の凹部220に接合されていればよい。
【0043】
また、図11に示す例では、底面2201は、平坦である。また、先端面2421は、平坦である。第2部分242が平坦な先端面2421を有することで、第2部分242の先端が尖った形状である場合に比べ、凹部220と第2部分242との接合の安定性を高めることができる。
【0044】
なお、凹部220の深さは特に限定されず、例えばろう材6の量によって設定される。また、第2部分242の全てが凹部220内に配置されていてもよいし、第2部分242の一部は凹部220内に位置していなくてもよい。したがって、凹部220のZ1方向に沿った深さは、第2部分242のZ1方向に沿った長さと等しくても、当該長さよりも短くても長くてもよい。
【0045】
1-4.冷却流路形成部20の製造
図12図13および図14のそれぞれは、冷却流路形成部20の製造について説明するための図である。以下、冷却流路形成部20の製造の例示について簡単に説明する。まず、図12に示すように、第1基部22の母材22aにろう材6の母材6aが圧延された平板状のクラッド材7を用意する。次に、図13に示すように、クラッド材7に複数の溝70を形成する。次に、図14に示すように、複数の溝70内に1対1で複数の隔壁24を配置する。次に、所定温度に加熱することにより、ろう材6の母材6aが溶融し、第1基部22の複数の凹部220内に流れ込む。その後、冷却して凹部220内のろう材6が固まり、複数の隔壁24と第2基部23とが接合される。
【0046】
1-5.変形例
前述の実施形態は、例えば、以下に述べる各種の変形が可能である。また、各変形例を適宜組み合わせてもよい。
【0047】
1-5a.第1変形例
図15は、第1変形例の冷却流路形成部20Aを示す図である。図15に示す冷却流路形成部20Aでは、隔壁24が凹部220の底面2201に突き当たっている。すなわち、隔壁24は、底面2201に接触している。隔壁24が底面2201に接触していることで、冷却流路R2のZ1方向の高さを複数の冷却流路R2間で均一にし易い。このため、各冷却流路R2での冷却性能のバラつきを抑制することができる。なお、各隔壁24の先端面2421の全てが底面2201に接触しているが、各先端面2421の一部が底面2201に接触していてもよい。また、複数の隔壁24のそれぞれが対応する底面2201に接触しているが、複数の隔壁24のうちのいくつかの隔壁24だけが対応する底面2201に接触していてもよい。
【0048】
1-5b.第2変形例
図16は、第2変形例の冷却流路形成部20Bを示す図である。図16に示す冷却流路形成部20Bが有する各隔壁24Bの第2部分242Bは、前述の底面2201を有さない。第2部分242Bの先端は尖っている。かかる隔壁24Bによっても、前述の実施形態と同様に、複数の隔壁24Bと第1基部22とを確実に接合しつつ、余剰なろう材6による冷却流路R2の断面積の極度な縮小および冷却流路R2の閉塞のおそれを抑制することができる。なお、第2部分242Bの先端は、底面2201にろう材6を介して接合されているが、第1変形例と同様に、底面2201に接触していてもよい。
【0049】
1-5c.第3変形例
図17は、第3変形例の冷却流路形成部20Cを示す図である。図17に示す冷却流路形成部20Cでは、第1基部22Cが有する凹部220Cの底面2201Cが、湾曲している。具体的には、底面2201Cは、隔壁24と離れる方向であるZ2方向に向かって湾曲している。底面2201Cが湾曲していることで、ろう材6を溜まり易くすることができる。よって、余剰なろう材6による冷却流路R2の断面積の極度な縮小および冷却流路R2の閉塞のおそれを効果的に抑制することができる。
【0050】
なお、隔壁24の先端面2421も、底面2201Cの湾曲に応じて湾曲していてもよい。また、底面2201Cは、段差を有していてもよい。また、内壁面2202は、湾曲していてもよし、段差を有していてもよい。
【0051】
1-5d.第4変形例
図18は、第4変形例の冷却流路形成部20Dを示す図である。図18に示す冷却流路形成部20Dでは、各隔壁24Dの幅Wが一定である。なお、幅Wは、凹部220の幅W0よりも小さい。この場合であっても、凹部220が設けられていることで、複数の隔壁24Dと第1基部22Dとを確実に接合しつつ、余剰なろう材6による冷却流路R2の断面積の極度な縮小および冷却流路R2の閉塞のおそれを抑制することができる。
【0052】
なお、各隔壁24Dの幅Wは、隔壁24Dの基端から先端に向かって増加していてもよいし、減少していてもよい。
【0053】
1-5e.第5変形例
図19は、第5変形例の冷却流路形成部20Eを示す図である。図19に示す冷却流路形成部20Eでは、各隔壁24Eの第2部分242Eの幅W2が一定である。この場合であっても、凹部220が設けられていることで、複数の隔壁24Eと第1基部22Eとを確実に接合しつつ、余剰なろう材6による冷却流路R2の断面積の極度な縮小および冷却流路R2の閉塞のおそれを抑制することができる。
【0054】
なお、第1部分241と第1基部22との間に隙間があれば、第1部分241の幅W1は、凹部220の幅W0よりも大きくてもよい。
【0055】
1-5f.第6変形例
図20は、第6変形例の冷却器1Fを示す斜視図である。図21は、図20中の冷却器1FのB1-B1線の断面図である。図20および図21に示すように、冷却器1Fは、本体部2Fと、本体部2Fに接続された導入管4と、本体部2Fに接続された導出管5とを有する。本体部2Fは、第1筐体25と第2筐体26と冷却流路形成部20Fとを有する。
【0056】
第1筐体25および第2筐体26は、Y1方向に延び、互いに独立している。第1筐体25および第2筐体26のそれぞれは、冷却流路形成部20Fに接続される。具体的には、第1筐体25および第2筐体26のそれぞれは、第1基部22および第2基部23Fのそれぞれに接続される。第1筐体25は、冷媒導入流路R1を有する。第2筐体26は、冷媒導出流路R3を有する。
【0057】
冷却流路形成部20Fは、第1筐体25および第2筐体26に対してZ1方向に配置される。冷却流路形成部20Fは、X1方向において、第1筐体25と第2筐体26との間に位置する。また、冷却流路形成部20Fが有する第2基部23Fは、X-Y平面に沿った壁部235と、Y-Z平面に沿った2つの壁部236および壁部237とを有する。壁部236および壁部237は、互いに離間し、壁部235からZ2方向に突出する。壁部236は、第1筐体25に接続される。壁部237は、第2筐体26に接続される。また、複数の隔壁24は、壁部235、236および237に囲まれ、これらに接続される。
【0058】
かかる構成によっても、前述の実施形態と同様に、半導体モジュール200の冷却不良または冷却器1Fの圧力損失の増大を招くおそれを抑制することができる。よって、安定した冷却性能を確保することができる冷却器1Fを提案することができる。
【0059】
1-5g.第7変形例
図22は、第7変形例の冷却器1Gを示す斜視図である。図23は、図22中のB2-B2線の断面図である。図22および図23に示すように、冷却器1Gは、本体部2Gと、本体部2Gに接続された導入管4と、本体部2Gに接続された導出管5とを有する。本体部2Gは、第1筐体27と第2筐体28と冷却流路形成部20Fとを有する。
【0060】
第1筐体27および第2筐体28は、Y1方向に延び、互いに独立している。第1筐体27および第2筐体28のそれぞれは、冷却流路形成部20に接続される。具体的には、第1筐体27および第2筐体28のそれぞれは、第1基部22および第2基部23のそれぞれに接続される。第1筐体27は、冷媒導入流路R1を有する。第2筐体28は、冷媒導出流路R3を有する。冷却流路形成部20は、Z1方向において、第1筐体27および第2筐体28の間に位置する。
【0061】
かかる構成によっても、前述の実施形態と同様に、半導体モジュール200の冷却不良または冷却器1Gの圧力損失の増大を招くおそれを抑制することができる。よって、安定した冷却性能を確保することができる冷却器1Gを提案することができる。
【0062】
2.電力変換装置
図24は、電力変換装置100の概略的な内部構造の一例を示す斜視図である。図24に示す電力変換装置100は、図1等に示された冷却器1および半導体モジュール200と、コンデンサ300と、制御基板400と、筐体500と、入力コネクタ520と、出力コネクタ540とを有する。コンデンサ300は、図示されない直流電源から入力コネクタ520を介して供給される電力を蓄え、半導体モジュール200が有する複数の入力端子間に印加される直流電圧を平滑化する。制御基板400には、半導体モジュール200を制御する制御回路等が設けられる。筐体500は、冷却器1、半導体モジュール200、コンデンサ300および制御基板400等の電力変換装置100の内部部品を収納する。また、筐体500には、入力コネクタ520および出力コネクタ540が設けられている。例えば、図示されない直流電源から入力コネクタ520およびコンデンサ300を介して、半導体モジュール200の複数の入力端子間に直流電圧が印加される。また、例えば、U相、V相およびW相の3相の交流電力が、半導体モジュール200が有する出力端子から出力コネクタ540を介して、図示されない外部装置に出力される。
【0063】
かかる電力変換装置100は、安定した冷却性能を確保することができる前述の冷却器1を有するため、熱による半導体モジュール200の誤動作や故障等のおそれが抑制されている。よって、電力変換装置100は、長期信頼性に優れている。なお、冷却器1の代わりに冷却器1Fまたは1Gを用いた場合も同様である。
【0064】
なお、電力変換装置100の構成は、図24に示される例に限定されない。例えば、本実施形態では、半導体モジュール200が片面から冷却されるため、冷却器1のZ1方向での大きさを小さくすることができる。このため、半導体モジュール200のZ1方向に他の部材等を配置する空間が確保される。例えば、制御基板400は、Z2方向にみて、一部が半導体モジュール200に重なるように配置されてもよい。この場合、電力変換装置100のZ1方向の大きさが大きくなることを抑制しつつ、電力変換装置100のX1方向の大きさを小さくすることができる。
【0065】
以上、本発明について図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明は、これらに限定されるものではない。また、本発明の各部の構成は、前述した実施形態の同様の機能を発揮する任意の構成のものに置換することができ、また、任意の構成を付加することもできる。
【符号の説明】
【0066】
1…冷却器、1F…冷却器、1G…冷却器、2…本体部、2F…本体部、2G…本体部、3…ヘッド部、4…導入管、5…導出管、6…ろう材、6a…母材、7…クラッド材、20…冷却流路形成部、20A…冷却流路形成部、20B…冷却流路形成部、20C…冷却流路形成部、20D…冷却流路形成部、20E…冷却流路形成部、20F…冷却流路形成部、20x…冷却流路形成部、21…筐体、22…第1基部、22C…第1基部、22D…第1基部、22E…第1基部、22a…母材、22x…第1基部、23…第2基部、23F…第2基部、24…隔壁、24B…隔壁、24D…隔壁、24E…隔壁、24x…隔壁、25…第1筐体、26…第2筐体、27…第1筐体、28…第2筐体、31…ヘッド本体、32…仕切板、70…溝、100…電力変換装置、200…半導体モジュール、200u…半導体モジュール、200v…半導体モジュール、211…底板、212…側壁、213…側壁、214…側壁、215…仕切板、220…凹部、220C…凹部、221…第1面、222…第2面、222x…第2面、231…第3面、232…第4面、235…壁部、236…壁部、237…壁部、241…第1部分、242…第2部分、242B…第2部分、242E…第2部分、300…コンデンサ、400…制御基板、500…筐体、520…入力コネクタ、540…出力コネクタ、2201…底面、2201C…底面、2202…内壁面、2421…先端面、2422…側面、2423…第1傾斜面、2424…第2傾斜面、R01…空間、R02…空間、R1…冷媒導入流路、R2…冷却流路、R3…冷媒導出流路、R4…導入路、R5…導出路、S…内部空間。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
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図15
図16
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図19
図20
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図22
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図24