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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024068834
(43)【公開日】2024-05-21
(54)【発明の名称】トイレ装置
(51)【国際特許分類】
   E03D 11/02 20060101AFI20240514BHJP
   E03D 9/08 20060101ALI20240514BHJP
【FI】
E03D11/02 Z
E03D9/08 F
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022179438
(22)【出願日】2022-11-09
(71)【出願人】
【識別番号】504163612
【氏名又は名称】株式会社LIXIL
(74)【代理人】
【識別番号】110000110
【氏名又は名称】弁理士法人 快友国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】町田 雅章
(72)【発明者】
【氏名】紀田 恭一郎
(72)【発明者】
【氏名】久田 高志
(72)【発明者】
【氏名】大和 正実
【テーマコード(参考)】
2D038
2D039
【Fターム(参考)】
2D038JA05
2D038JC15
2D038KA07
2D039AA02
2D039CD00
2D039DB00
(57)【要約】
【課題】使用者洗浄機能を実行する機能部を備えるトイレ装置において詰まりが発生している場合の適切な制御を実行する技術を提供する。
【解決手段】トイレ装置は、使用者を洗浄する使用者洗浄機能を含む1個以上の機能を実行する機能部と、前記機能部を制御する機能制御部と、を備え、前記機能制御部は、便鉢を有する便器本体の詰まりに関する詰まり情報を取得し、取得済みの前記詰まり情報によって前記便器本体に詰まりが発生していることが特定される第1の場合に、前記機能部に、前記1個以上の機能のうちの少なくとも1個の機能の状態を変更させてもよい。
【選択図】図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
便鉢に洗浄水を供給する洗浄水供給部を備える水洗式便器に配置され、使用者を洗浄する使用者洗浄機能を含む1個以上の機能を実行する機能部と、
前記機能部を制御する機能制御部と、を備え、
前記機能制御部は、
便鉢を有する便器本体の詰まりに関する詰まり情報を取得し、
取得済みの前記詰まり情報によって前記便器本体に詰まりが発生していることが特定される第1の場合に、前記機能部に、前記1個以上の機能のうちの少なくとも1個の機能の状態を変更させる、トイレ装置。
【請求項2】
前記機能制御部は、前記第1の場合に、前記機能部の少なくとも1個の機能の実行を禁止する、請求項1に記載のトイレ装置。
【請求項3】
1個以上の機能は、前記便鉢に液体が供給される1個以上の液体供給機能を含み、
前記液体供給機能は、使用者洗浄機能を含み、
前記機能制御部は、前記第1の場合に、前記機能部に、1個以上の前記液体供給機能の状態を変更させる、請求項1及び2のいずれか一項に記載のトイレ装置。
【請求項4】
前記機能部は、使用者洗浄機能において、使用者に向けて洗浄水を射出するノズルであって、伸縮可能な前記ノズルを備え、
前記機能制御部は、
前記使用者洗浄機能が実行されていない場合に前記ノズルを収縮させ、
前記使用者洗浄機能が実行されている場合に前記ノズルを延伸させて、前記ノズルから前記洗浄水を射出させ、
前記第1の場合に、前記ノズルの状態を変更する、請求項1及び2のいずれか一項に記載のトイレ装置。
【請求項5】
前記機能制御部は、前記第1の場合であって、前記ノズルが延伸されている場合に、前記ノズルを収縮させる、請求項4に記載のトイレ装置。
【請求項6】
1個以上の機能は、前記便鉢側に送風する送風機能を含み、
前記機能制御部は、前記第1の場合に、前記送風機能の状態を変更する、請求項1及び2のいずれか一項に記載のトイレ装置。
【請求項7】
前記1個以上の機能は、1個以上の第1種の機能と、1個以上の第2種の機能と、を含み、
前記機能制御部は、前記第1の場合に、前記1個以上の第1種の機能の実行を禁止し、前記1個以上の第2種の機能の実行を許容する、請求項1又は2に記載のトイレ装置。
【請求項8】
前記1個以上の機能は、前記便器本体に詰まりが発生していることを報知する報知機能を含み、
前記第2種の機能は、前記報知機能を含む、請求項7に記載のトイレ装置。
【請求項9】
前記機能制御部は、前記詰まり情報を取得することができない第2の場合に、前記1個以上の機能のうちの少なくとも1個の機能の状態を変更する、請求項1及び2のいずれか一項に記載のトイレ装置。
【請求項10】
前記機能制御部は、前記第1の場合であって前記機能部に異常が発生している場合に、前記機能部に、前記機能部に異常が発生していることを、前記便器本体に詰まりが発生していることよりも優先して報知させる、請求項1及び2のいずれか一項に記載のトイレ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書が開示する技術は、トイレ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、詰まりが発生したことを検出する水位検知部を備える水洗式便器が開示されている。特許文献1では、水位検知部の検出結果に基づいて、自動的に便器洗浄弁が閉止される。便器洗浄弁が閉止されると、便器を洗浄する洗浄水の供給が停止される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2021-46776号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の技術では、使用者洗浄機能を実行する機能部について検討されていない。
【0005】
本明細書では、使用者洗浄機能を実行する機能部を備えるトイレ装置において詰まりが発生している場合の適切な制御を実行する技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書に開示の技術の第1の態様では、トイレ装置は、便鉢に洗浄水を供給する洗浄水供給部を備える水洗式便器に配置され、使用者を洗浄する使用者洗浄機能を含む1個以上の機能を実行する機能部と、前記機能部を制御する機能制御部と、を備え、前記機能制御部は、便鉢を有する便器本体の詰まりに関する詰まり情報を取得し、取得済みの前記詰まり情報によって前記便器本体に詰まりが発生していることが特定される第1の場合に、前記機能部に、前記1個以上の機能のうちの少なくとも1個の機能の状態を変更させてもよい。
【0007】
第2の態様では、上記第1の態様において、前記機能制御部は、前記第1の場合に、前記機能部の少なくとも1個の機能の実行を禁止してもよい。
【0008】
第3の態様では、上記第1から第2の態様のいずれか一つにおいて、1個以上の機能は、前記便鉢に液体が供給される1個以上の液体供給機能を含み、前記液体供給機能は、使用者洗浄機能を含み、前記機能制御部は、前記第1の場合に、前記機能部に、1個以上の前記液体供給機能の状態を変更させてもよい。
【0009】
第4の態様では、上記第1から第3の態様のいずれか一つにおいて、前記機能部は、使用者洗浄機能において、使用者に向けて洗浄水を射出するノズルであって、伸縮可能な前記ノズルを備え、前記機能制御部は、前記使用者洗浄機能が実行されていない場合に前記ノズルを収縮させ、前記使用者洗浄機能が実行されている場合に前記ノズルを延伸させて、前記ノズルから前記洗浄水を射出させ、前記第1の場合に、前記ノズルの状態を変更してもよい。
【0010】
第5の態様では、上記第4の態様において、前記機能制御部は、前記第1の場合であって、前記ノズルが延伸されている場合に、前記ノズルを収縮させてもよい。
【0011】
第6の態様では、上記第1から第5の態様のいずれか一つにおいて、1個以上の機能は、前記便鉢側に送風する送風機能を含み、前記機能制御部は、前記第1の場合に、前記送風機能の状態を変更してもよい。
【0012】
第7の態様では、上記第1から第6の態様のいずれか一つにおいて、前記1個以上の機能は、1個以上の第1種の機能と、1個以上の第2種の機能と、を含み、前記機能制御部は、前記第1の場合に、前記1個以上の第1種の機能の実行を禁止し、前記1個以上の第2種の機能の実行を許容してもよい。
【0013】
第8の態様では、上記第7の態様において、前記1個以上の機能は、前記便器本体に詰まりが発生していることを報知する報知機能を含み、前記第2種の機能は、前記報知機能を含んでもよい。
【0014】
第9の態様では、上記第1から第8の態様のいずれか一つにおいて、前記機能制御部は、前記詰まり情報を取得することができない第2の場合に、前記1個以上の機能のうちの少なくとも1個の機能の状態を変更してもよい。
【0015】
第10の態様では、上記第1から第9の態様のいずれか一つにおいて、前記機能制御部は、前記第1の場合であって前記機能部に異常が発生している場合に、前記機能部に、前記機能部に異常が発生していることを、前記便器本体に詰まりが発生していることよりも優先して報知させてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】実施形態のトイレシステムの斜視図を示す。
図2】実施形態の便器本体の斜視図を示す。
図3】実施形態の機能部の斜視図を示す。
図4】実施形態のトイレシステムの構成を表すブロック図を示す。
図5】詰まり検知処理のフローチャートを示す。
図6】機能制御処理のフローチャートを示す。
【0017】
(実施形態)
(水洗式便器10の構成の概略:図1図2
トイレシステム2は、水洗式便器10と、詰まり検知ユニット60と、を備える。水洗式便器10は、建物の壁に設置されるライニング100に固定されるいわゆる壁掛け式の大便器である。水洗式便器10は、便器本体12と、トイレ装置30と、洗浄水供給部3と、を備える。
【0018】
便器本体12は、陶器である。図2に示すように、便器本体12は、汚物を受け止める便鉢12aを備える。図1に示すように、洗浄水供給部3は、タンク4とモータ6とを備える。タンク4は、便鉢12aを洗浄する洗浄水を貯める。タンク4は、建物等の壁面に取り付けられるライニング100に収容されている。タンク4は、水洗式便器10の使用者から隠されている。タンク4は、図示省略した洗浄管を介して、便鉢12aに洗浄水を供給する。モータ6は、タンク4及び洗浄管の少なくとも一方に配置されている洗浄弁を駆動させる。モータ6が洗浄弁を駆動することによって、洗浄弁を、タンク4と便鉢12aとが連通する開弁状態と、タンク4と便鉢12aとが遮断される閉弁状態と、のいずれか一方の状態に切り替える。
【0019】
以下では、タンク4と便器本体12とが並ぶ方向を前後方向と称する。タンク4は便器本体12よりも後方に配置される。便器本体12はタンク4よりも前方に配置される。前後方向と直交する水平方向を左右方向と称する。左右方向において、図1の紙面奥側が右であり、紙面手前方向が左である。前後方向と直交する鉛直方向を上下方向と称する。
【0020】
トイレシステム2では、詰まり検知ユニット60が、便鉢12aに詰まりが発生していることを検知する。便鉢12aは、便鉢12aの排水口から排水管を介して、建物側の配管に連通されている。配管は建物外の下水管まで伸びている。便鉢12aから下水管までの間で詰まりが発生すると、便鉢12aに供給される洗浄水等の液体が便鉢12aから適切に排出されない。便鉢12aから下水管までの間に詰まりが発生することを、便器本体12に詰まりが発生すると表現する。詰まり検知ユニット60は、便鉢12aの水位を検出することによって、便鉢12aに詰まりが発生しているか否かを判断する。
【0021】
図2に示すように、詰まり検知ユニット60は、検知制御部62と、検知部64と、を備える。検知部64は、便器本体12の上端に載置される。検知部64は、便器本体12の後端部において、便鉢12aの開口の後端から後方に配置されている。検知部64は、一対の検知電極66と、接続配線68と、を備える。一対の検知電極66は、互いに離れて配置されている。検知電極66は、便鉢12aの内側に延びている。検知電極66の下端は、便鉢12aの内側で、便鉢12aの上端付近に位置している。検知電極66は、便器本体12に詰まりが発生していない場合に、便鉢12a内の液体に接触しない位置に配置される。検知電極66は、便器本体12に詰まりが発生していない場合であっても、タンク4から便鉢12aに洗浄水が供給されている間、一時的に洗浄水に接触する位置に配置されていてもよい。
【0022】
検知電極66は、接続配線68を介して、検知制御部62に電気的に接続されている。検知制御部62は、CPU及びメモリを含む。検知制御部62は、メモリに格納されているコンピュータプログラムに従ってCPUが処理を実行することによって、便器本体12に詰まりが発生していると特定する。
【0023】
具体的には、検知制御部62は、一対の検知電極66が通電するか否かを判断する。一対の検知電極66は、互いに離れて配置されている。検知制御部62は、一方の検知電極66に電圧を印加する。通常では、検知電極66に電圧が印加されても一対の検知電極66には通電しない。検知制御部62は、一対の検知電極66が通電していないと判断される場合に、便器本体12に詰まりが発生していないと特定する。便器本体12に詰まりが発生して、一対の検知電極66が便鉢12a内の液体に浸漬するまで便鉢12aの水位が上昇する場合がある。この場合、一対の検知電極66は、便鉢12a内の液体を介して通電する。検知制御部62は、一対の検知電極66が通電していると判断される場合に、便器本体12に詰まりが発生していると特定する。
【0024】
検知部64の上方には、トイレ装置30が配置されている。図3に示すように、トイレ装置30は、便座38と、便蓋39と、ケーシング36と、を備える。便座38と便蓋39とは、それぞれ、便器本体12の上端において、便器本体12に開閉可能に取り付けられている。
【0025】
図4に示すように、トイレ装置30は、さらに、機能制御部32と、機能部34と、を備える。機能部34は、機能制御部32によって制御されることによって、各機能を実行する。機能部34は、タンク4内の洗浄水の便鉢12aへの供給以外の機能を実行するためのハードウエアを備える。機能部34は、使用者洗浄部40と、通信モジュール44と、報知部46と、送風部48と、洗剤供給部50と、を備える。
【0026】
図3に示すように、機能部34は、便座38及び便蓋39の後方に配置されているケーシング36に収容されている。ケーシング36は、検知部64の上部に配置されている。ケーシング36は、便座38と便蓋39とのそれぞれを回転可能に支持している。変形例では、使用者洗浄部40、通信モジュール44、報知部46、送風部48及び洗剤供給部50のうち少なくとも1個は、ケーシング36の外側に配置されていてもよい。
【0027】
使用者洗浄部40は、ノズル42とモータと吐水部とを備える。ノズル42は、ケーシング36に収容されている状態(即ち図3の一点鎖線の状態)とケーシング36から便鉢12aまで延伸している状態(即ち図3の実線の状態)との間で、伸縮可能である。ノズル42は、図示省略したモータによって伸縮される。
【0028】
通信モジュール44は、トイレシステム2を管理する管理者によって使用される管理端末とトイレシステム2との通信を実行する。通信モジュール44は、無線及び有線LANの少なくとも一方を利用した通信を実行するためのインターフェイスを含む。通信モジュール44は、便器本体12の外周面及び内部に少なくとも一方に取り付けられている。管理端末は、複数のトイレシステム2と通信可能に接続されていてもよい。
【0029】
報知部46は、ケーシング36の前面に配置されるLEDを備える。報知部46のLEDは、便蓋39が開かれている状態及び閉じられている状態のいずれでも、便器本体12に正対する使用者に対して視認可能に露出している。便座38でも同様である。使用者は、便座38及び便蓋39の少なくとも一方が開いている状態でも閉じている状態でも、報知部46のLEDを視認することができる。
【0030】
送風部48は、ケーシング36に収容されるファンとモータとを備える。ファンは、モータによって駆動される。ファンは、ケーシング36に配置される開口からケーシング36の外側に向けて送風する。ファンからの風は、便座38に着座しているユーザに向けて送られる。送風部48は、ユーザに向けて送風することによって、使用者洗浄機能を利用した使用者に付着した水分を乾燥する乾燥機能を実行する。
【0031】
洗剤供給部50は、ケーシング36に収容される洗剤タンクと、洗剤タンクからケーシング36の外側に連通する吐出口と、を備える。洗剤供給部50は、洗剤タンクに貯留されている洗剤を吐出口から便鉢12aに向かって吐出する。洗剤供給部50は、さらに、吐出口から霧状の水及び洗剤を便鉢12aに供給してもよい。
【0032】
機能部34は、各部40、44、46、48、50以外に、例えば、脱臭機能、暖房機能、開閉機能を備えていてもよい。脱臭機能は、便鉢12周辺の大気を吸引するファンを備えていてもよい。暖房機能は、便座38を加熱する加熱装置を備えていてもよい。開閉機能は、便座38及び便蓋39を便器本体12に対して回転させるモータを備えていてもよい。
【0033】
機能部34は、機能制御部32によって制御される。機能制御部32は、CPU及びメモリを含む。機能制御部32は、メモリに格納されているコンピュータプログラムに従ってCPUが処理を実行することによって、機能部34に各機能を実行させる。具体的には、機能制御部32は、使用者が図示省略した操作部を操作することを監視している。操作部は、例えば、複数のボタンを有しており、壁面に取り付けられている。機能制御部32は、使用者によって実行される操作に応じた機能を実行する。
【0034】
機能制御部32は、使用者による操作が使用者洗浄機能を実行するための操作である場合、使用者洗浄部40のモータを駆動させて、ノズル42を延伸する。機能制御部32は、ノズル42の先端から使用者に向けて洗浄水を射出する。機能制御部32は、使用者によって使用者洗浄機能を停止するための操作が実行されると、ノズル42からの洗浄水の射出を停止し、ノズル42を収縮させてケーシング36に収納する。
【0035】
機能制御部32は、通信モジュール44を用いて、管理端末と通信を実行する。機能制御部32は、トイレシステム2の状態を表す状態情報を管理端末に送信する。例えば、機能制御部32は、便器本体12の詰まりの有無、使用の有無、各機能の実施状態等の状態情報を、管理端末に送信する。機能制御部32は、使用者によって、便座38の設定温度、使用者洗浄機能の洗浄水の設定温度等の設定を変更する操作が実行される場合に、操作によって変更済みの温度を表す情報を、管理端末に送信する。管理者は、管理端末を用いて、トイレシステム2の状態を管理することができる。管理端末が複数のトイレシステム2から送信される状態を受信する場合、管理者は、管理端末を用いて、複数のトイレシステム2を管理することができる。
【0036】
機能制御部32は、使用者によって乾燥機能を実行するための操作が実行される場合、送風部48のモータによってファンを回転させて、使用者に向けて送風する。機能制御部32は、使用者によって乾燥機能を停止するための操作が実行されると、モータによるファンの回転を停止させて、送風を終了する。
【0037】
機能制御部32は、機能部34が正常に作動しているか否かを監視している。機能制御部32は、機能部34に配置されている電気的負荷の電気的特性値によって、正常に作動しているか否かを判断する。正常に動作していないと判断される場合、機能制御部32は、報知部46に故障報知を実行させる。例えば、機能部34には、便座38の温度、洗浄水の温度、乾燥時の送風される空気の温度等を検出する複数のサーミスタが配置されている。機能制御部32は、複数のサーミスタのそれぞれから例えばサーミスタの抵抗値等の検出値を取得する。機能制御部32は、取得済みの検出値を用いて、各温度を特定する。機能制御部32は、取得済みの検出値が通常検出されるサーミスタの検出値の範囲から外れている場合に、当該検出値が取得されたサーミスタが正常に作動していないと判断する。この場合、機能制御部32は、報知部46のLEDを予めコンピュータプログラムにおいて特定されている回数に亘って点滅させる故障報知を実行させる。同様に、機能制御部32は、機能部34内で断線等によって信号が適切に取得することができない場合に、報知部46のLEDを予めコンピュータプログラムにおいて特定されている回数に亘って点滅させる故障報知を実行させる。
【0038】
機能制御部32は、使用者による操作が洗剤供給機能を実行するための操作である場合、洗剤供給部50の洗剤タンクから吐出口を介して、便鉢に洗剤を吐出させる。機能制御部32は、使用者による操作が便鉢洗浄機能を実行するための操作である場合、洗剤供給部50の吐出口から霧状の水及び霧状の洗剤の少なくとも一方を便鉢12aに供給してもよい。
【0039】
機能制御部32は、脱臭機能、暖房機能、開閉機能等についても同様に、使用者による操作部の操作に応じた機能を実行する。
【0040】
機能制御部32は、機能部34によって実行される複数の機能を、第1種の機能と第2種の機能との2種類に分類している。第1種の機能は、便器本体12に詰まりが発生している状況において、実行が禁止される機能である。第1種の機能は、使用者洗浄機能、洗剤供給機能及び送風機能を含む。第1種の機能は、便器本体12に詰まりが発生しており、便鉢12aの水位が上昇している状況において、便鉢12aから液体が溢れる可能性を高める機能を含む。第2種の機能は、通信機能及び報知機能を含む。第2種の機能は、便器本体12に詰まりが発生しており、便鉢12aの水位が上昇している状況において、便鉢12aから液体が溢れる可能性を高めない機能を含む。脱臭機能、暖房機能及び開閉機能の少なくとも1個の機能は、第2種の機能に含まれていてもよい。機能制御部32は、便器本体12に詰まりが発生している状況において、第1種の機能が実行されることを禁止する第1種の機能禁止フラグを格納している。第1種の機能禁止フラグがオンである場合に、機能制御部32は、第1種の機能の実行を禁止する。第1種の機能禁止フラグがオンであってもオフであっても、機能制御部32は、第2種の機能の実行を許容する。
【0041】
機能制御部32は、モータ6を制御することによって、洗浄弁を開弁状態と閉弁状態とに切り替える。機能制御部32は、使用者が操作部に便鉢洗浄操作を実行すると、洗浄弁を所定期間に亘って閉弁状態から開弁状態に切り替える。これにより、タンク4の洗浄水が便鉢12aに供給され、便鉢12aが洗浄される。機能制御部32は、使用者がトイレシステム2を使用していること及び使用が終了したことを検出する検出機能を有していてもよい。検出機能は、例えば、便座38に使用者が着座したこと及び脱座したことを検出する着座センサを有していてもよい。機能制御部32は、検出機能によって使用者が使用を終了したことが検出される場合に、洗浄弁を開弁状態と閉弁状態とに切り替えて、洗浄水を便鉢12aに供給してもよい。
【0042】
(詰まり検知処理)
図5を参照して、検知制御部62が実行する詰まり検知処理を説明する。検知制御部62は、継続的に詰まり検知処理を実行している。S12では、検知制御部62は、継続的に、詰まりが発生することを監視している。具体的には、検知制御部62は、一対の検知電極66の一方に電圧を印加して、一対の検知電極66が通電するか否かを監視している。便器本体12に詰まりが発生しており、便鉢12aの液体の液位が一対の検知電極66に到達すると、一対の検知電極66が通電する。検知制御部62は、一対の検知電極66が通電する場合、詰まりが発生していると判断する(S12でYES)。
【0043】
検知制御部62は、モータ6と通信可能に接続されている。詰まりが発生していると判断される場合(S12でYES)、S14において、検知制御部62は、モータ6に洗浄弁を閉弁状態に維持する閉弁指示を送信する。モータ6は、閉弁指示が受信されると、洗浄弁を開弁状態から閉弁状態に切り替えて、閉弁状態を維持する。閉弁指示が受信されるタイミングで閉弁状態である場合、閉弁状態が維持される。
【0044】
詰まりが発生していない状況では、機能制御部32がモータ6を制御する。詰まりが発生していると判断される場合には、検知制御部62がモータ6を制御して洗浄弁を閉弁状態に維持することができる。検知制御部62が、一旦、機能制御部32に詰まりが発生していることを表す詰まり情報を送信し、機能制御部32がモータ6を制御する構成と比較して、早期に洗浄弁を閉弁状態に切り替えることができる。これにより、洗浄水が便鉢12aから溢れ出ることを抑制することができる。
【0045】
S16では、検知制御部62は、詰まり情報を機能制御部32に送信して、S12に戻る。S12において、詰まりが発生していないと判断される場合(S12でNO)、S18において、検知制御部62は、詰まりが発生しておらず、正常に排水されていることを表す正常情報を機能制御部32に送信して、S12に戻る。検知制御部62は、S12において詰まりが発生しているか否かが継続的に判断され、S14及びS18のいずれか一方において、詰まり情報及び正常情報のいずれか一方が継続的に機能制御部32に送信される。
【0046】
(機能制御処理)
図6を参照して、機能制御部32が実行する機能制御処理を説明する。機能制御部32は、継続的に機能制御処理を実行している。S30では、機能制御部32は、検知制御部62から情報が受信されることを監視している。検知制御部62から情報が受信される場合(S30でYES)、S32において、機能制御部32は、検知制御部62から詰まり情報が受信されたか否かを判断する。詰まり情報が受信されていない場合(S32でNO)、S34において、機能制御部32は、検知制御部62から正常情報が受信されるか否かを判断する。正常情報が受信される場合(S34でYES)、S30に戻る。
【0047】
正常情報が受信されない場合(S34でNO)、S36において、機能制御部32は、検知制御部62から受信される情報が正常でないと判断する。具体的には、検知制御部62から受信される情報は、予め決められたフォーマットに従って作成される。検知制御部62から受信される情報が予め決められたフォーマットに従って作成されている場合、検知制御部62から受信される情報は、正常情報及び詰まり情報のいずれか一方である。言い換えると、検知制御部62から受信される情報が正常情報及び詰まり情報のいずれか一方でない場合(S32及びS34でNO)、検知制御部62から受信される情報が正常でないと判断することができる。S38では、機能制御部32は、報知部46において、機能部34が正常に動作していないことを表す故障報知が実行されているか否かを判断する。故障報知が実行されている場合(S38でYES)、S60に進む。この場合、報知部46は、故障報知を継続して実行する。
【0048】
故障報知が実行されていない場合(S38でNO)、S40において、機能制御部32は、詰まり検知ユニット60が正常に作動していないことを示す検知異常報知を、報知部46に実行させる。検知異常報知は、機能制御部32に格納されるコンピュータプログラムによって予め決められている。
【0049】
S42において、機能制御部32は、通信モジュール44を介して、詰まり検知ユニット60が正常に作動していないことを示す検知異常情報を、管理端末に送信して、S60に進む。管理端末は、検知異常情報が受信されると、管理者に対して、詰まり検知ユニット60が正常に作動していないことを表す報知を実行する。管理者は、詰まり検知ユニット60が正常に作動していないことを認識することができる。
【0050】
S32において詰まり情報が受信された場合(S32でYES)、S52において、通信モジュール44を介して、詰まり情報を、管理端末に送信する。管理端末は、詰まり情報が受信されると、管理者に対して、便器本体12に詰まりが発生していることを表す報知を実行する。管理者は、便器本体12に詰まりが発生していることを認識することができる。
【0051】
S54では、機能制御部32は、モータ6に洗浄弁を閉弁状態に維持する閉弁指示を送信する。機能制御部32によって詰まり情報が受信される状況では、モータ6は、既に、検知制御部62から閉弁指示を受信しているはずである。このため、モータ6は、洗浄弁を開弁状態から閉弁状態に切り替えて、閉弁状態を維持しているはずである。しかしながら、仮に検知制御部62からの閉弁指示をモータ6が受信していない場合、機能制御部32からの閉弁指示によって、モータ6が閉弁状態を維持することができる。
【0052】
S56では、機能制御部32は、S38と同様に、報知部46において、機能部34が正常に動作していないことを表す故障報知が実行されているか否かを判断する。故障報知が実行されている場合(S56でYES)、S60に進む。この場合、報知部46は、故障報知を継続して実行する。
【0053】
故障報知が実行されていない場合(S56でNO)、S58において、機能制御部32は、詰まりが発生していることを表す詰まり報知を、報知部46に実行させて、S60に進む。詰まり報知は、機能制御部32に格納されるコンピュータプログラムによって予め決められている。
【0054】
S60では、機能制御部32は、第1種の機能が実行されているか否かを判断する。具体的には、機能制御部32は、使用者洗浄機能、洗剤供給機能及び送風機能のいずれかの機能が実行されているか否かを判断する。使用者洗浄機能、洗剤供給機能及び送風機能のいずれの機能も実行されていない場合、第1種の機能が実行されていないと判断して(S60でNO)、S64に進む。使用者洗浄機能が実行されているか否かについて、機能制御部32は、ノズル42から洗浄水が射出されているか否かを判断する。S60では、機能制御部32は、ノズル42が延伸されている状態か否かは判断しない。
【0055】
使用者洗浄機能、洗剤供給機能及び送風機能のいずれかの機能が実行されている場合、第1種の機能が実行されていると判断して(S60でYES)、S62において、機能制御部32は、第1種の機能を停止する。
【0056】
S60では、機能制御部32は、ノズル42が延伸されている状態であるか否かを判断する。具体的には、使用者洗浄機能において洗浄水が射出される前後では、ノズル42がケーシング36から延びて便鉢12aに到達している場合がある。ノズル42が延伸されている状態でない場合、即ち、ケーシング36に収容されている場合(S64でNO)、S68に進む。ノズル42が延伸されている状態である場合(S64でYES)、S66において、機能制御部32は、ノズル42を収縮させて、ケーシング36に収容して、S68に進む。これにより、ノズル42が便鉢12aに溜まっている洗浄水に浸漬することを抑制することができる。
【0057】
S68では、機能制御部32は、機能制御部32に格納されている第1種の機能禁止フラグをオンに設定して、S32に戻る。これにより、第1種の機能の実行が禁止される。管理者は、詰まりを解消すると、管理端末を用いて、第1種の機能禁止フラグをオンからオフに切り替える切替指示を機能制御部32に送信する。機能制御部32は、切替指示が受信されると、第1種の機能禁止フラグをオンからオフに切り替える。
【0058】
(効果)
トイレ装置30は、詰まり情報が受信される場合に、機能部34の機能を変更させる。トイレ装置30は、詰まり情報が受信されると、第1種の機能の実行を禁止する。これにより、例えば、使用者が第1種の機能を実行するための操作を実行しても、機能制御部32は、第1種の機能を実行しない。これにより、便鉢12aに溜まった洗浄水等の液体が便鉢12aから溢れることを抑制することができる。
【0059】
トイレ装置30は、詰まり情報が受信されても、第2種の機能の実行を禁止せず、許容する。この結果、便鉢12aから液体が溢れる可能性を高めない機能の実行が許容される。通信機能及び報知機能の実行が許容されることによって、便器本体12が詰まっていることを、管理者及び使用者に認識させることができる。変形例では、第1種の機能のうち、少なくとも1個の機能は、第1種の機能に分類されず、第2種の機能に分類されてもよい。例えば、送風機能は、第2種の機能に分類されてもよい。変形例では、第2種の機能のうち、少なくとも1個の機能は、第2種の機能に分類されず、第1種の機能に分類されてもよい。例えば、脱臭機能は、第1種の機能に分類されてもよい。
【0060】
トイレ装置30は、詰まり情報が受信される場合に、ノズル42を延伸されている状態から収縮させてケーシング36に収納させる。これにより、延伸されているノズル42が便鉢12aの液体に浸かることを抑制することができる。
【0061】
トイレ装置30は、検知制御部62から受信される情報が正常でないと判断する場合、即ち、便器本体12の詰まりが正常に検知されないと判断される場合、詰まり情報が受信される場合と同様に、第1種の機能を停止し、第1種の機能の実行を禁止する。便器本体12の詰まりが正常に検知されないと判断されない場合、便器本体12に詰まりが発生していることを特定することができない。トイレ装置30では、第1種の機能を停止し、第1種の機能の実行を禁止することによって、便器本体12に詰まりが発生していることを特定することができない状況において、便器本体12に詰まりが発生している場合に、便鉢12aに溜まった洗浄水等の液体が便鉢12aから溢れることを抑制することができる。
【0062】
トイレ装置30は、便器本体12の詰まりが正常に検知されないと判断される場合、詰まり情報が受信される場合と同様に、ノズル42を延伸されている状態から収縮させてケーシング36に収納させる。これにより、便器本体12に詰まりが発生していることを特定することができない状況において、便器本体12に詰まりが発生している場合に、延伸されているノズル42が便鉢12aの液体に浸かることを抑制することができる。
【0063】
第1変形例では、便器本体12の詰まりが正常に検知されないと判断される場合、実行中の第1種の機能を停止しなくてもよい。この場合、機能制御処理では、機能制御部32は、S42の処理以後、S60及びS62の処理をスキップしてもよい。
【0064】
第2変形例では、便器本体12の詰まりが正常に検知されないと判断される場合、ノズル42を延伸されている状態から収縮させなくてもよい。この場合、機能制御処理では、機能制御部32は、S42の処理以後、S64及びS66の処理をスキップしてもよい。
【0065】
第3変形例では、便器本体12の詰まりが正常に検知されないと判断される場合、第1種の機能の実行を禁止しなくてもよい。この場合、機能制御処理では、機能制御部32は、S42の処理以後、S68の処理をスキップしてもよい。
【0066】
上記の第1変形例、第2変形例及び第3変形例のうち、全ての変形例が同時に適用されてもよいし、いずれか2個の変形例が同時に適用されてもよい。例えば全ての変形例が同時に適用される場合、機能制御処理では、機能制御部32は、S42の処理の後、S32に戻ってもよい。
【0067】
トイレシステム2では、機能制御部32が詰まり情報を受信して、詰まり情報に関連して、機能制御処理を実行する。これにより、便器本体12に詰まりが発生している場合に、詰まりに関連する制御を実行する制御部を別に配置せずに済む。機能制御部32を、ケーシング36に収容することによって、詰まりに関連する制御を実行する機能制御部32を配置するスペースを、ケーシング36の外側に設けなくてもよい。
【0068】
詰まり検知ユニット60は、ケーシング36の外側に配置されている。ケーシング36に詰まり検知ユニット60を配置するためのスペースを確保せずに済む。詰まり検知ユニット60は、ライニング100内に配置される。詰まり検知ユニット60が使用者に視認されることを防止することができる。
【0069】
機能制御部32は、検知制御部62から受信される情報が正常でないと判断する場合であって、故障報知が実行されている場合に、検知異常報知を、報知部46に実行させない。即ち、機能制御部32は、検知異常報知よりも故障報知を優先して報知部46に放置させる。これにより、使用者は、機能部34に故障が発生していることを認識することができる。
【0070】
変形例では、機能制御部32は、検知制御部62から受信される情報が正常でないと判断する場合(S36)に、S38の処理をスキップして、40の処理を実行してもよい。
【0071】
(対応関係)
S32でYESの場合が、「第1の場合」の一例である。使用者洗浄機能と洗浄液供給機とが「液体供給機能」の一例である。S34でNOの場合が、「第2の場合」の一例である。
【0072】
以上、本明細書が開示する技術の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。上記の実施例の変形例を以下に列挙する。
【0073】
(変形例1)詰まり検知ユニット60に含まれる検知部64は、一対の検知電極66と異なる検知部を備えていてもよい。例えば、検知部64は、赤外線等を用いた測距センサであってもよく、液面を撮像するカメラであってもよい。
【0074】
(変形例2)機能部34は、使用者洗浄部40、通信モジュール44、報知部46、送風部48及び洗剤供給部50の少なくとも1個のデバイスを備えていてもよい。機能部34は、使用者洗浄機能、通信機能、報知機能、送風機能及び洗剤供給機能の少なくとも1個の機能を実行可能であってもよい。例えば、機能部34は、使用者洗浄部40に加えて、通信モジュール44、報知部46、送風部48及び洗剤供給部50の少なくとも1個のデバイスを備えていてもよい。機能部34は、使用洗浄機能に加えて、通信機能、報知機能、送風機能及び洗剤供給機能の少なくとも1個の機能を実行可能であってもよい。機能制御部32は、詰まり情報が受信される場合に、機能部34が実行可能な少なくとも1個の機能の状態を変更してもよい。例えば、機能制御部32は、詰まり情報が受信される場合に、機能部34が実行可能な少なくとも1個の機能の実行を禁止してもよい。
【0075】
(変形例3)機能部34は、洗剤供給部50に、洗剤に替えて、除菌水等の水を便鉢12aに供給させてもよい。
【0076】
本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
【符号の説明】
【0077】
2:トイレシステム、3:洗浄水供給部、4:タンク、6:モータ、10:水洗式便器、12:便器本体、12a:便鉢、30:トイレ装置、32:機能制御部、34:機能部、36:ケーシング、38:便座、39:便蓋、40:使用者洗浄部、42:ノズル、44:通信モジュール、46:報知部、48:送風部、50:洗剤供給部、60:詰まり検知ユニット、62:検知制御部、64:検知部、66:検知電極
図1
図2
図3
図4
図5
図6