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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024069052
(43)【公開日】2024-05-21
(54)【発明の名称】配線ダクトシステム及び支持部材
(51)【国際特許分類】
   H02G 3/04 20060101AFI20240514BHJP
   H02G 3/38 20060101ALI20240514BHJP
   H01R 25/14 20060101ALI20240514BHJP
【FI】
H02G3/04 050
H02G3/04 037
H02G3/38
H01R25/14 C
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022179828
(22)【出願日】2022-11-09
(71)【出願人】
【識別番号】322003732
【氏名又は名称】パナソニック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002527
【氏名又は名称】弁理士法人北斗特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】近藤 高宣
(72)【発明者】
【氏名】江川 直城
【テーマコード(参考)】
5G357
5G363
【Fターム(参考)】
5G357DA10
5G357DB01
5G357DC02
5G357DD02
5G357DD06
5G357DF02
5G357DF03
5G357DF10
5G363AA07
5G363AA12
5G363BA01
5G363DA11
5G363DB08
5G363DB17
(57)【要約】
【課題】支持部材の強度を向上する。
【解決手段】配線ダクトシステム1は、配線ダクト2と、配線ダクト2を支持する支持部材3と、を備える。配線ダクト2は、第1方向に沿って第1開口部21が設けられ、第1開口部21の第1方向における任意の位置に給電対象が接続可能である。支持部材3の本体30は、第1方向と交差する第2方向において対向する一対の側壁部31、32と、第1方向及び第2方向と交差する第3方向において対向する外壁部33及び内壁部34と、を有する。外壁部33及び内壁部34は、一対の側壁部31、32を接続する。本体30は、内壁部34から見て外壁部33と反対側に第2開口部35を有する。配線ダクト2は、第2開口部35から配線ダクト2の第1開口部21を露出させた状態で、内壁部34及び一対の側壁部31、32で囲まれる空間S2に収容される。
【選択図】図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1方向に沿って第1開口部が設けられ、前記第1開口部の前記第1方向における任意の位置に給電対象が接続可能な配線ダクトと、
前記配線ダクトを支持する支持部材と、を備え、
前記支持部材の本体は、
前記第1方向と交差する第2方向において対向する一対の側壁部と、
前記第1方向及び前記第2方向と交差する第3方向において対向する外壁部及び内壁部と、を有し、
前記外壁部及び前記内壁部は、前記一対の側壁部を接続し、
前記本体は、前記内壁部から見て前記外壁部と反対側に第2開口部を有し、
前記配線ダクトは、前記第2開口部から前記配線ダクトの前記第1開口部を露出させた状態で、前記内壁部及び前記一対の側壁部で囲まれる空間に収容される
配線ダクトシステム。
【請求項2】
前記外壁部及び前記内壁部は、前記第3方向において空間を介して対向している
請求項1に記載の配線ダクトシステム。
【請求項3】
前記配線ダクトは、前記内壁部に固定される
請求項1に記載の配線ダクトシステム。
【請求項4】
前記外壁部は、天井から鉛直方向に吊り下げられた吊り下げ器具の端部が接続される接続部を有する
請求項1に記載の配線ダクトシステム。
【請求項5】
前記内壁部には、電線を通すための貫通孔が設けられる
請求項1に記載の配線ダクトシステム。
【請求項6】
前記外壁部及び前記一対の側壁部のうち少なくとも一つには、電線を通すための貫通孔が設けられる
請求項1に記載の配線ダクトシステム。
【請求項7】
前記一対の側壁部の少なくとも一方は、前記第2方向に沿って内側面から前記配線ダクトに向けて突出するガイド部を有し、
前記ガイド部は、前記第2開口部に前記配線ダクトを収容するときに、前記配線ダクトをガイドする
請求項1に記載の配線ダクトシステム。
【請求項8】
前記配線ダクトは、前記第1方向に沿って配置された第1導電部材及び第2導電部材を有し、
前記第1導電部材は、第1給電部から給電され、
前記第2導電部材は、前記第1給電部と異なる第2給電部から給電される
請求項1に記載の配線ダクトシステム。
【請求項9】
請求項1に記載の配線ダクトシステムが備える
支持部材。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、一般に配線ダクトシステム及び支持部材に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載の配線ダクトは、複数の電極対が所定方向において間隔を空けて設けられ、1つの電極対を構成する2つの導体が、所定方向に垂直な方向において間隔を空けて設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2012-010483号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載されたような複数の電極対を有する配線ダクトは1つの電極対を有する配線ダクトと比較して重量が重くなる可能性があり、このような配線ダクトを支持するための、より強度の高い支持部材を有する配線ダクトシステムが求められていた。
【0005】
本開示は上記事由に鑑みてなされ、配線ダクトを支持する支持部材の強度を向上することのできる配線ダクトシステム、及び、この配線ダクトシステムが備える支持部材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係る配線ダクトシステムは、配線ダクトと、前記配線ダクトを支持する支持部材と、を備える。前記配線ダクトは、第1方向に沿って第1開口部が設けられ、前記第1開口部の前記第1方向における任意の位置に給電対象が接続可能である。前記支持部材の本体は、前記第1方向と交差する第2方向において対向する一対の側壁部と、前記第1方向及び前記第2方向と交差する第3方向において対向する外壁部及び内壁部と、を有する。前記外壁部及び前記内壁部は、前記一対の側壁部を接続する。前記本体は、前記内壁部から見て前記外壁部と反対側に第2開口部を有する。前記配線ダクトは、前記第2開口部から前記配線ダクトの前記第1開口部を露出させた状態で、前記内壁部及び前記一対の側壁部で囲まれる空間に収容される。
【0007】
本開示の一態様に係る支持部材は、前記配線ダクトシステムが備える支持部材である。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、支持部材の強度を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1図1は、本開示の一実施形態に係る配線ダクトシステムの外観図である。
図2図2は、同上の配線ダクトシステムの要部の一部断面図である。
図3図3は、同上の配線ダクトシステムの要部の下面図である。
図4図4は、同上の配線ダクトシステムの要部の上面図である。
図5図5は、同上の配線ダクトシステムの図3及び図4におけるX1-X1断面図である。
図6図6は、同上の配線ダクトシステムの電気的な接続状態を説明するための模式的な回路図である。
図7図7は、同上の配線ダクトシステムの図3及び図4におけるX2-X2断面図である。
図8図8は、変形例1の配線ダクトシステムの要部の断面図である。
図9図9は、変形例2の配線ダクトシステムの要部の断面図である。
図10図10は、変形例3の配線ダクトシステムの要部の上面図である。
図11図11は、変形例4における配線ダクトシステムの使用方法の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本開示の実施形態に係る配線ダクトシステム1について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の実施形態において説明する各図は、模式的な図であり、各図中の各構成要素の大きさ及び厚さそれぞれの比が、必ずしも実際の寸法比を反映しているとは限らない。また、以下に説明する実施形態及び変形例は、本開示の一例に過ぎず、本開示は、実施形態及び変形例に限定されない。この実施形態及び変形例以外であっても、本開示の技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。また、下記の実施形態(変形例を含む)は、適宜組み合わせて実現されてもよい。
【0011】
(1)概要
まず、本実施形態に係る配線ダクトシステム1の概要について図1図3図5図7を参照して説明する。
【0012】
本実施形態における配線ダクトシステム1は、例えば施設において、電気機器等に電力を供給するために用いられる。ここで「施設」は、住宅であってもよいし、非住宅であってもよい。住宅の例は、戸建住宅及び集合住宅等を含み得る。非住宅の例は、オフィスビル、商業施設、宿泊施設、複合施設、倉庫及び工場等を含み得る。
【0013】
以下の説明では、図1に示すように、配線ダクトシステム1が例えば施設の天井C1に複数(例えば2つ)の吊り下げ器具H1を介して接続されているものとする。なお、吊り下げ器具H1の数は2つに限定されず、3つ以上であってもよい。
【0014】
配線ダクトシステム1は、図3図5図7に示すように、配線ダクト2と、配線ダクト2を支持する支持部材3と、を備える。
【0015】
配線ダクト2は、図3及び図5に示すように、第1方向に沿って第1開口部21が設けられ、第1開口部21の第1方向における任意の位置に給電対象P1(図1参照)が接続可能である。
【0016】
支持部材3の本体30は、図5及び図7に示すように、第1方向と交差する第2方向において対向する一対の側壁部31、32と、第1方向及び第2方向と交差する第3方向において対向する外壁部33及び内壁部34と、を有する。
【0017】
外壁部33及び内壁部34は、一対の側壁部31、32を接続する。
【0018】
本体30は、内壁部34から見て外壁部33と反対側に第2開口部35を有する。
【0019】
配線ダクト2は、第2開口部35から配線ダクト2の第1開口部21を露出させた状態で、内壁部34及び一対の側壁部31、32で囲まれる空間S2に収容される。
【0020】
ここにおいて、「給電対象P1が接続可能」とは、給電対象P1が配線ダクト2が備える給電部材(一対の第1導電部材E1及び一対の第2導電部材E2)に直接的又は間接的に電気的に接続された状態で配線ダクト2に取り付けられる状態を含む。また、外壁部33及び内壁部34が「一対の側壁部31、32を接続する」とは、外壁部33及び内壁部34が、側壁部31の少なくとも一部と、側壁部32の少なくとも一部とを機械的に接続することを示す。
【0021】
本実施形態の配線ダクトシステム1によれば、第3方向において対向する外壁部33及び内壁部34が一対の側壁部31、32を機械的に接続しているため、例えば一対の側壁部31、32が外壁部33のみで接続されている場合と比較して、支持部材3の強度を向上することができる。なおここでいう「支持部材3の強度」とは、支持部材3に加わる力に対する本体30の変形しにくさを表している。
【0022】
以下の説明では、配線ダクトシステム1が図1に示す通りに設置された状態での、天井C1に対して垂直な(直交する)方向を「上下方向」とし、上下方向における下方(鉛直)を「下方」として説明する。また本実施形態では、図2図5及び図7に示すように、外壁部33及び内壁部34は上下方向において対向している。つまり、上記の「第3方向」が上下方向に対応する。また、図3に示すように、上下方向と直交し、かつ第1開口部21が延伸する上記の第1方向を左右方向とする。また、図5及び図7に示すように、上下方向及び左右方向に直交し、一対の側壁部31、32が対向する上記の第2方向を前後方向とする。なお、図面中の「上下方向」、「左右方向」、「前後方向」を示す矢印は説明のために表記しているに過ぎず、実体を伴わない。また、これらの方向は配線ダクトシステム1の設置状態を限定する趣旨ではない。
【0023】
また、本開示において「直交する」方向とは、厳密な90°方向のみを意味するのではなく、技術常識に照らし、本実施形態が所期の作用を奏する限り、90°方向と同視しうる方向も含む。
【0024】
(2)構成
以下、配線ダクトシステム1の構成について、詳細に説明する。
【0025】
配線ダクトシステム1は、上述したように、配線ダクト2と、配線ダクト2を支持する支持部材3と、を備える。
【0026】
(2.1)配線ダクト
配線ダクト2は、図2及び図3に示すように、本体20及びフィードイン4を備える。
【0027】
本体20は、図5に示すように、断面が方形状である。また図2及び図3に示すように、本体20は左右方向に延伸する長尺状である。
【0028】
本体20は、図5に示すように、前後方向において対向する側面部201、202と、上下方向において対向する上面部203、下面部204と、を備える。上面部203は、側面部201、202の上端部を機械的に接続している。言い換えると、本体20は、上面部203と、上面部203の左右両側縁からそれぞれ下向きに突出する側面部201、202とで、断面形状がU形に形成されている。
【0029】
本体20の下面部204には、左右方向に沿って延伸する第1開口部21が設けられる。第1開口部21の左右方向における任意の位置には、給電対象P1(図1参照)が接続可能である。給電対象P1は、配線ダクト2に対応するプラグを有する電気機器であり、例えば、照明器具、監視カメラ、人感センサ、リーラーコンセント等である。
【0030】
本体20は、左右方向に沿って配置された一対の第1導電部材E1及び一対の第2導電部材E2を有する。
【0031】
図5に示すように、一対の第1導電部材E1のうち一方は側面部201に、他方は側面部202に、それぞれ設けられている。詳細には、一対の第1導電部材E1のうち一方は側面部201が有する突出部2011の先端に、他方は側面部202が有する突出部2021の先端に、それぞれ設けられている。また、一対の第2導電部材E2のうち一方は側面部201に、他方は側面部202に、それぞれ設けられている。詳細には、一対の第2導電部材E2のうち一方は側面部201が有する突出部2012の先端に、他方は側面部202が有する突出部2022の先端に、それぞれ設けられている。ここで、突出部2012、2022は突出部2011、2021の下方に設けられている。すなわち、一対の第2導電部材E2は、一対の第1導電部材E1の下方に設けられている。
【0032】
一対の第1導電部材E1は、フィードイン4を介して、第1給電部PS11から給電される。また、一対の第2導電部材E2は、フィードイン4を介して、第1給電部PS11と異なる第2給電部PS12から給電される。ここで、図6に示すように、第1給電部PS11及び第2給電部PS12は、例えば単相3線式の商用電源PS1から分岐した2つの分岐回路である。なお商用電源PS1は三相3線式であってもよい。
【0033】
第1給電部PS11及び第2給電部PS12は、一対の第1導電部材E1への給電のオン/オフを制御する遮断スイッチSW1、及び、一対の第2導電部材E2への給電のオン/オフを制御する遮断スイッチSW2をそれぞれ有する。これにより、一対の第1導電部材E1に接続した給電対象P1への給電のオン/オフと、一対の第2導電部材E2に接続した給電対象P1への給電のオン/オフとを独立して制御することができる。このような制御の具体例としては、一対の第1導電部材E1に、常時給電が必要な監視カメラP11(図1参照)等の防犯用の給電対象P1を接続し、一対の第2導電部材E2にはオン/オフを頻繁に行う照明器具P12(図1参照)等の給電対象P1を接続して、それぞれを独立してオン/オフするといった制御が挙げられる。なお、第1給電部PS11及び第2給電部PS12は、一つの電源から分岐した2つの分岐回路に限定されず、互いに電気的に独立した電源回路でもよい。
【0034】
フィードイン4は、第1給電部PS11及び第2給電部PS12から、一対の第1導電部材E1及び一対の第2導電部材E2にそれぞれ給電を行う。
【0035】
フィードイン4は、図2及び図3に示すように、例えば本体20の右端部に接続される。なおフィードイン4は本体20の左端部に接続されてもよい。
【0036】
フィードイン4は、給電部41と、給電部41を収容するカバー42と、を備える。
【0037】
給電部41は、左右方向を長手方向とする直方体状に形成されている。給電部41の右端面411には入線孔N1~N4が設けられる。入線孔N1、N2には、第1給電部PS11に接続された電線W1、W2(図6参照)がそれぞれ挿入される。電線W1、W2は、入線孔N1、N2を介して、一対の第1導電部材E1にそれぞれ接続される。入線孔N3、N4には、第2給電部PS12に接続された電線W3、W4(図6参照)がそれぞれ接続される。電線W3、W4は、入線孔N3、N4を介して、一対の第2導電部材E2にそれぞれ接続される。詳細には、給電部41の内部には、本体20に接続された状態で、一対の第1導電部材E1にそれぞれ接続される一対の第1接触端子と、一対の第2導電部材E2にそれぞれ接続される一対の第2接触端子と、を備えている。また、給電部41の内部には、一対の第1接触端子にそれぞれ電気的に接続される例えば速結形の一対の第1接続端子と、一対の第2接触端子にそれぞれ電気的に接続される例えば速結形の一対の第2接続端子と、を収容している。ここにおいて、電線W1、W2は、入線孔N1、N2から一対の第1接続端子に接続される。これにより電線W1、W2は、一対の第1導電部材E1にそれぞれ電気的に接続される。また、電線W3、W4は、入線孔N3、N4から一対の第2接続端子に接続される。これにより、電線W3、W4は、一対の第2導電部材E2にそれぞれ電気的に接続される。
【0038】
カバー42は、左右方向を長手方向とする中空の直方体状に形成されている。
【0039】
カバー42は、上端部及び左端部が開口しており、右端部は端壁421によって閉塞されている。給電部41は、給電部41の左端部とカバー42の左端部とが左右方向において同位置となるように、カバー42の内部に収容される。ここで、カバー42は、図2及び図3に示すように、左右方向における長さ(端壁421と左端部との間の長さ)が、給電部41の左右方向における長さよりも長くなるように形成されている。つまり、給電部41がカバー42の内部に収容された状態において、給電部41の右端面411とカバー42の端壁421とは空間(配線空間)WS1を介して対向している。入線孔N1、N2に接続された電線W1、W2を含む2芯電線WT1、及び、入線孔N3、N4に接続された電線W3、W4を含む2芯電線WT2は、配線空間WS1から上方に向けて引き出されている。
【0040】
(2.2)支持部材
支持部材3は、図2図5図7に示すように、配線ダクト2を支持する本体30を有する。
【0041】
本体30は、図5及び図7に示すように、前後方向において対向する一対の側壁部31、32と、上下方向において対向する外壁部33及び内壁部34を有する。また、本体30は下面部36を有する。
【0042】
一対の側壁部31、32、外壁部33、内壁部34及び下面部36は、本体30の左右方向の両端間に亘って延伸している。このような構造をもつ本体30は、例えばアルミ等の金属を、ダイス(金型)を用いて押し出し加工することによって形成される。
【0043】
一対の側壁部31、32は左右方向において間隔を空けて対向している。
【0044】
外壁部33は側壁部31、32の各々の上端部を、左右方向に接続している。また、内壁部34は、外壁部33の下方において、外壁部33と間隔を空けて側壁部31、32を接続している。つまり、外壁部33及び内壁部34は、上下方向において空間(第1空間)S1を介して対向している。
【0045】
下面部36は、内壁部34から見て外壁部33と反対側に設けられる。下面部36には、左右方向に沿って延伸する第2開口部35が設けられる。換言すると、本体30は、内壁部34から見て外壁部33と反対側に第2開口部35を有する。
【0046】
配線ダクト2は、第2開口部35から第1開口部21を露出させた状態で、内壁部34、一対の側壁部31、32及び下面部36で囲まれる空間(第2空間)S2に収容される。
【0047】
配線ダクト2が第2空間S2に収容された状態で、配線ダクト2の下面部204と支持部材3の下面部36とは上下方向において面一となっている。これにより、配線ダクト2の下面部204に設けられた第1開口部21に給電対象P1を接続する場合に、給電対象P1と支持部材3の下面部36とが干渉する可能性を低減することができる。なお、配線ダクト2の下面部204が支持部材3の下面部36よりも下方に位置していてもよい。
【0048】
また、配線ダクト2が第2空間S2に収容された状態で、配線ダクト2の側面部201と支持部材3の側壁部31とは、前後方向において、第2空間S2の一部である第3空間S3を介して対向している。また、配線ダクト2の側面部202と支持部材3の側壁部32とは、前後方向において、第2空間S2の一部である第4空間S4を介して対向している。なお、第3空間S3及び第4空間S4に電線を配線してもよい。
【0049】
配線ダクト2の上面部203の前後方向における中央部にはねじ穴T1が設けられている。また、内壁部34には、配線ダクト2が第2空間S2に収容された状態で上下方向においてねじ穴T1と重なる位置にねじ穴T2が設けられている。ねじ穴T1に下方から挿入したねじD1をねじ穴T2にねじ込むことによって、配線ダクト2は、第2空間S2に収容された状態で、内壁部34に固定される。
【0050】
外壁部33は、図4及び図5に示すように、天井C1から鉛直方向に吊り下げられた吊り下げ器具H1の端部H2が接続される接続部330を有する。本実施形態では、図1に示すように、本体30には左右方向に所定の間隔を空けて2つの吊り下げ器具H1が接続されるが、2つの吊り下げ器具H1の形状及び本体30への接続方法は共通である。よって、以下の説明では、図1における右側の吊り下げ器具H1と本体30との接続について説明して、図1における左側の吊り下げ器具H1と本体30との接続については説明を省略する。
【0051】
接続部330は、図4及び図5に示すように、外壁部33の前後方向における中央部に設けられる溝部331を有する。溝部331は、外壁部33を上下方向に貫通している。また溝部331は、外壁部33の左右方向の両端間に亘って設けられている。
【0052】
接続部330は、溝部331の下方に設けられる保持部332を更に有する。保持部332は断面形状がU字形状である。保持部332は、外壁部33の左右方向の両端間に亘って設けられている。したがって、図5に示すように、溝部331の下方には、保持部332に囲まれる保持空間S5が外壁部33の左右方向の両端間に亘って形成されている。
【0053】
吊り下げ器具H1の端部H2はT字形状をしている。詳細には、端部H2は、図5に示すように、棒状の軸部H21と、軸部H21と略直交した状態で、中央部が軸部H21の端部と接続される棒状のフック部H22と、を備える。フック部H22は、直径が溝部331の前後方向の幅よりも小さく形成されている。またフック部H22の軸方向の長さは、溝部331の前後方向の幅よりも大きく、保持空間S5の前後方向の幅よりも小さく形成されている。
【0054】
端部H2は、次のような手順で接続部330に接続される。まず、フック部H22が、軸方向が溝部331の延伸方向(左右方向)に沿うようにして、溝部331から保持空間S5に挿入される。フック部H22が保持空間S5に挿入された状態で、軸部H21を回転させることにより、フック部H22は軸方向が左右方向と交差した状態となる。これにより、フック部H22が溝部331から上方に抜けない状態となり、端部H2は接続部330に接続される。ここで、溝部331及び保持部332を含む接続部330は、上述のように、外壁部33の左右方向の両端間に亘って形成されているため、吊り下げ器具H1の端部H2を、接続部330の左右方向における任意の位置に接続することができる。
【0055】
内壁部34には、電線を通すための貫通孔341が設けられる。本実施形態では貫通孔341は、図2図4に示すように、内壁部34の右端部に設けられる。貫通孔341は、例えば、左右方向を長軸方向とする長円形である。なお、図4においては、保持部332及び保持空間S5の図示を省略している。ここで、内壁部34に設けた貫通孔341を第2貫通孔341と言う場合もある。
【0056】
第2貫通孔341には、図2図4図7に示すように、入線孔N1、N2に接続された電線W1、W2を含む2芯電線WT1、及び、入線孔N3、N4に接続された電線W3、W4を含む2芯電線WT2が通っている。詳細には、2芯電線WT1、WT2は、第2空間S2に収容されたカバー42の開口部から、第2貫通孔341を通って、第1空間S1に引き出されている。
【0057】
なお、第2貫通孔341が設けられる位置は内壁部34の右端部に限定されず、2芯電線WT1、WT2を引き出す位置によって変更されてもよい。また第2貫通孔341の数は、1つに限定されず、複数でもよい。
【0058】
また、図4及び図7に示すように、外壁部33の右端部には、電線を通すための2つの貫通孔333(334、335)が設けられる。貫通孔334、335は、例えば、左右方向を長軸方向とする長円形である。ここで、外壁部33に設けた貫通孔333を第1貫通孔333という場合もある。
【0059】
第1貫通孔334、335は、前後方向において溝部331を介して並んで設けられる。
【0060】
なお、第1貫通孔334、335が設けられる位置は外壁部33の右端部に限定されず、適宜変更されてもよい。また第1貫通孔333の数は、2つに限定されず、1つでもよいし、3つ以上でもよい。
【0061】
前方の第1貫通孔334には、2芯電線WT1、WT2が通っている。詳細には、2芯電線WT1、WT2は、第1空間S1から、第1貫通孔334を通って外壁部33の上方の外部空間に引き出されている。外壁部33の上方の外部空間に引き出された2芯電線WT1、WT2は、例えば、図1に示すように、吊り下げ器具H1に沿って引き上げられ、天井C1の裏側に配線される。ここで、2芯電線WT1、WT2は例えば結束バンドB1等で吊り下げ器具H1に固定されることが好ましい。
【0062】
後方の第1貫通孔335には、例えばLANケーブルのような通信線W5が通っている。通信線W5は、例えば施設内の通信ネットワークに接続されたルータから引き延ばされて、外壁部33の上方の外部空間から、第1貫通孔335を通って第1空間S1に挿入されている。
【0063】
外部空間から第1空間S1に挿入された通信線W5は、図2に示すように、第1空間S1において、左右方向に沿って左方に向かって配線されている。左方に向かって配線された通信線W5は、例えば監視カメラP11(図1参照)に接続される。監視カメラP11は撮影した動画のデータを、通信線W5を介して、施設内の通信ネットワークに接続された監視システムに送信する。なお、監視カメラP11に接続するために通信線W5を第1空間S1から再び外部空間に引き出すには、例えば、外壁部33及び一対の側壁部31、32のうち少なくとも一つの適宜の位置に、通信線W5を通すための貫通孔を設ければよい。
【0064】
なお、第1貫通孔334、335に通す電線の種類は任意に変更可能であり、例えば、第1貫通孔334に通信線W5を通してもよいし、第1貫通孔335に2芯電線WT1、WT2を通してもよい。また、第1貫通孔334、335に2芯電線WT1、WT2及び通信線W5以外の電線を通してもよい。
【0065】
(3)利点
以上説明したように、本実施形態においては、外壁部33及び内壁部34が一対の側壁部31、32を機械的に接続している。また、本実施形態においては、支持部材3の本体30を金属の押し出し加工によって形成することにより、一対の側壁部31、32、外壁部33、内壁部34及び下面部36が本体30の左右方向の両端間に亘って延伸する構造を実現している。これらにより、支持部材3の強度を向上することができる。また、支持部材3の強度が向上することによって、従来品と比較して、天井C1に接続する場合の複数の吊り下げ器具H1の間隔を広くすることができる。換言すると、左右方向において隣り合う2つの吊り下げ器具H1で天井C1に接続することのできる本体30の長さを従来品と比較して長くすることができる。
【0066】
また、本実施形態においては、配線ダクト2が収容される第2空間S2から内壁部34によって隔離されている第1空間S1に通信線W5が配線されるため、通信線W5によって伝送される信号に、第2空間S2に配置された導電部材(第1導電部材E1及び一対の第2導電部材E2)への通電に起因するノイズが乗りにくいという利点がある。
【0067】
(4)変形例
上記実施形態は、本開示の様々な実施形態の一つに過ぎない。上記実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
【0068】
以下、上記実施形態の変形例を列挙する。以下に説明する変形例は、適宜組み合わせて適用可能である。
【0069】
(4.1)変形例1
変形例1に係る配線ダクトシステム1は、図8に示すように、一対の側壁部31、32がガイド部G1、G2をそれぞれ有する点で、上記実施形態と相違する。
【0070】
ガイド部G1、G2は、例えば、本体30の左右方向の両端間に亘って延伸している。
【0071】
側壁部31とガイド部G1とは、例えば一体に形成されている。また、側壁部32とガイド部G2とは、例えば一体に形成されている。なお、側壁部31とガイド部G1とは、別体に形成されて、互いにネジ等で固定されていてもよいし、側壁部32とガイド部G2とは、別体に形成されて、互いにネジ等で固定されていてもよい。
【0072】
ガイド部G1は、第2方向(前後方向)に沿って側壁部31の内側面から配線ダクト2に向けて後方に突出している。また、ガイド部G2は、第2方向(前後方向)に沿って側壁部32の内側面から配線ダクト2に向けて前方に突出している。なお、側壁部31の内側面とは、側壁部31において第2空間S2と対向する面である。また、側壁部32の内側面とは、側壁部32において第2空間S2と対向する面である。
【0073】
ガイド部G1、G2の前後方向における突出量は、配線ダクト2が第2空間S2に収容された状態で、ガイド部G1、G2が配線ダクト2(本体20)の側面部201、202に接触しないように設定される。すなわち、ガイド部G1、G2の前後方向の間隔は、本体20の左右方向の幅よりも大きくなるように設定されている。
【0074】
変形例1の配線ダクトシステム1によれば、配線ダクト2を第2空間S2に収容するときに、ガイド部G1、G2が、配線ダクト2をガイドするため、配線ダクト2を第2空間S2に収容しやすくなる、という利点がある。具体的には、配線ダクト2を第2空間S2に挿入する際に、ガイド部G1、G2の先端が配線ダクト2の側面部201、202にそれぞれ当たることで、前後方向において配線ダクト2の位置が制限される。したがって、配線ダクト2の第2空間S2への収容時には、ガイド部G1、G2の間に配線ダクト2が配置されるように配線ダクト2を挿入すればよく、これにより前後方向において配線ダクト2の位置を位置決めしやすくなる。
【0075】
(4.2)変形例2
上記実施形態においては、外壁部33の右端部に、電線を通すための2つの貫通孔334、335が設けられる。変形例2に係る配線ダクトシステム1は、図9に示すように、側壁部32の右端部に貫通孔333(335A)が設けられる点で上記実施形態と相違する。
【0076】
貫通孔335Aは、側壁部32において、内壁部34よりも上側の位置に設けられている。
【0077】
貫通孔335Aには、例えば、通信線W5が通っている。なお、貫通孔335Aに2芯電線WT1、WT2を通してもよい。
【0078】
変形例2の配線ダクトシステム1によれば、貫通孔335Aが側壁部32に設けられていることによって、例えば通信線W5が本体30の後方の外部空間から引き入れられる場合に、通信線W5を第1空間S1に挿入しやすくなる、いう利点がある。
【0079】
(4.3)変形例3
上記実施形態においては、外壁部33の右端部に、電線を通すための2つの貫通孔334、335が設けられる。変形例3に係る配線ダクトシステム1は、図10に示すように、貫通孔335に代わって、外壁部33に、本体30の左右方向の端部間に亘って開口部335Bが設けられる点で上記実施形態と相違する。開口部335Bは第1空間S1と外部空間とを繋いでいる。
【0080】
変形例3の配線ダクトシステム1によれば、左右方向の任意の位置において電線(例えば通信線W5)を外部空間から第1空間S1へ挿入し、左右方向の任意の位置において電線を第1空間S1から外部空間に引き出すことができるため、電線の配線の自由度を向上することができる。
【0081】
(4.4)変形例4
配線ダクト2に接続される給電対象P1は、監視カメラP11及び照明器具P12等のユーザ(配線ダクトシステム1が設けられる施設の利用者)の上方において動作するものに限らず、例えば電圧の印加の有無によって遮光率が変化する電子シェードSD1(図11参照)等であってもよい。また配線ダクトシステム1の使用方法は、施設の天井C1に吊り下げ器具H1を介して接続するものに限定されない。例えば、配線ダクトシステム1は、第1方向(実施形態における左右方向)が鉛直方向に沿った状態で、施設の壁等に配置されてもよい。また、配線ダクトシステム1は、図11に示すように、鉛直方向に沿って配置した複数の棒状部材PL1の間に架設されてもよい。たとえば、複数の棒状部材PL1を支柱とし、支柱の上部に配線ダクトシステム1(配線ダクト2を収容した支持部材3)を掛け渡すことによって、櫓構造を組んでもよい、これにより、支柱の上部に架設された配線ダクト2に給電対象P1を取り付けることができる。また、隣り合う2本の支柱の間に、平板状の電子シェードSD1を取り付けてもよく、電子シェードSD1の透光率を下げることによって目隠し壁とすることができる。なお、第3方向において対向する外壁部33及び内壁部34が一対の側壁部31、32を機械的に接続している配線ダクトシステム1によれば、隣り合う2つの支柱の間に架設することのできる本体30の長さを、従来品と比較して長くすることができる。
【0082】
(5)まとめ
以上述べたように、第1の態様に係る配線ダクトシステム(1)は、配線ダクト(2)と、配線ダクト(2)を支持する支持部材(3)と、を備える。配線ダクト(2)は、第1方向に沿って第1開口部(21)が設けられ、第1開口部(21)の第1方向における任意の位置に給電対象(P1)が接続可能である。支持部材(3)の本体(30)は、第1方向と交差する第2方向において対向する一対の側壁部(31、32)と、第1方向及び第2方向と交差する第3方向において対向する外壁部(33)及び内壁部(34)と、を有する。外壁部(33)及び内壁部(34)は、一対の側壁部(31、32)を接続する。本体(30)は、内壁部(34)から見て外壁部(33)と反対側に第2開口部(35)を有する。配線ダクト(2)は、第2開口部(35)から配線ダクト(2)の第1開口部(21)を露出させた状態で、内壁部(34)及び一対の側壁部(31、32)で囲まれる空間(S2)に収容される。
【0083】
この態様によれば、外壁部(33)及び内壁部(34)が一対の側壁部(31、32)を接続しているため、例えば一対の側壁部(31、32)が外壁部のみで接続されている場合と比較して支持部材(3)の強度を向上することができる。
【0084】
第2の態様に係る配線ダクトシステム(1)では、第1の態様において、外壁部(33)及び内壁部(34)は、第3方向において空間(S1)を介して対向している。
【0085】
この態様によれば、空間(S1)に電線を配線することができる。また、この態様によれば、空間(S1)に配線された電線を流れる信号に、配線ダクト(2)の通電に起因するノイズが乗りにくい、という利点がある。
【0086】
第3の態様に係る配線ダクトシステム(1)では、第1又は第2の態様において、配線ダクト(2)は、内壁部(34)に固定される。
【0087】
この態様によれば、配線ダクト(2)の支持部材(3)に対する位置を安定させることができる。
【0088】
第4の態様に係る配線ダクトシステム(1)では、第1~第3のいずれかの態様において、外壁部(33)は、天井(C1)から鉛直方向に吊り下げられた吊り下げ器具(H1)の端部(H2)が接続される接続部(330)を有する。
【0089】
この態様によれば、配線ダクト(2)の第1開口部(21)が下側に向けて露出した状態で配線ダクトシステム(1)を天井(C1)から吊り下げることができるため、給電対象(P1)を第1開口部(21)に容易に接続することができる。
【0090】
第5の態様に係る配線ダクトシステム(1)では、第1~第4のいずれかの態様において、内壁部(34)には、電線を通すための貫通孔(341)が設けられる。
【0091】
この態様によれば、空間(S1)と空間(S2)とに亘って電線を配線することができる。
【0092】
第6の態様に係る配線ダクトシステム(1)では、第1~第5のいずれかの態様において、外壁部(33)及び一対の側壁部(31、32)のうち少なくとも一つには、電線を通すための貫通孔(333)が設けられる。
【0093】
この態様によれば、空間(S1)と配線ダクトシステム(1)の外部空間とに亘って電線を配線することができる。
【0094】
第7の態様に係る配線ダクトシステム(1)では、第1~第6のいずれかの態様において、一対の側壁部(31、32)の少なくとも一方は、第2方向に沿って内側面から配線ダクト(2)に向けて突出するガイド部(G1、G2)を有する。ガイド部(G1、G2)は、第2開口部(35)に配線ダクト(2)を収容するときに、配線ダクト(2)をガイドする。
【0095】
この態様によれば、配線ダクト(2)を空間(S2)に収容しやすくなる。
【0096】
第8の態様に係る配線ダクトシステム(1)では、第1~第7のいずれかの態様において、配線ダクト(2)は、第1方向に沿って配置された第1導電部材(E1)及び第2導電部材(E2)を有する。第1導電部材(E1)は、第1給電部(PS11)から給電される。第2導電部材(E2)は、第1給電部(PS11)と異なる第2給電部(PS12)から給電される。
【0097】
この態様によれば、第1給電部(PS11)及び第2給電部(PS12)に、遮断スイッチ(SW1、SW2)をそれぞれ設けることにより、一対の第1導電部材(E1)に接続した給電対象(P1)への給電のオン/オフと、一対の第2導電部材(E2)に接続した給電対象(P1)への給電のオン/オフとを独立して制御することができる。
【0098】
第9の態様に係る支持部材(3)は、第1~第8のいずれかの態様の配線ダクトシステム(1)が備える支持部材である。
【0099】
この態様によれば、外壁部(33)及び内壁部(34)が一対の側壁部(31、32)を接続しているため、例えば一対の側壁部(31、32)が外壁部(33)のみで接続されている場合と比較して支持部材(3)の強度を向上することができる。
【0100】
なお、第2~第8の態様は配線ダクトシステム(1)に必須の構成ではなく、適宜省略が可能である。
【符号の説明】
【0101】
1 配線ダクトシステム
2 配線ダクト
3 支持部材
21 第1開口部
30 本体
31、32 側壁部
33 外壁部
34 内壁部
35 第2開口部
330 接続部
333 貫通孔
341 貫通孔
C1 天井
E1 第1導電部材
E2 第2導電部材
G1、G2 ガイド部
H1 吊り下げ器具
H2 端部
P1 給電対象
PS11 第1給電部
PS12 第2給電部
S1 空間
S2 空間
SW1 遮断スイッチ
SW2 遮断スイッチ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11