(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024069111
(43)【公開日】2024-05-21
(54)【発明の名称】画像形成装置およびプロセスカートリッジ
(51)【国際特許分類】
G03G 21/18 20060101AFI20240514BHJP
G03G 21/16 20060101ALI20240514BHJP
G03G 15/08 20060101ALI20240514BHJP
【FI】
G03G21/18 114
G03G21/16 133
G03G21/16 147
G03G21/18 132
G03G21/18 153
G03G15/08 341
G03G15/08 348B
G03G15/08 362
【審査請求】未請求
【請求項の数】19
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022179923
(22)【出願日】2022-11-09
(71)【出願人】
【識別番号】000005267
【氏名又は名称】ブラザー工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100103517
【弁理士】
【氏名又は名称】岡本 寛之
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 正吾
【テーマコード(参考)】
2H077
2H171
【Fターム(参考)】
2H077AA03
2H077AA09
2H077AA12
2H077AA18
2H077AA35
2H077AB03
2H077AB13
2H077AB14
2H077AB15
2H077AB18
2H077AC02
2H077AC03
2H077AD06
2H077AD13
2H077EA11
2H171FA02
2H171FA03
2H171FA13
2H171FA14
2H171FA28
2H171GA02
2H171GA03
2H171GA06
2H171GA12
2H171GA29
2H171HA02
2H171HA23
2H171HA24
2H171JA23
2H171JA27
2H171JA29
2H171JA31
2H171JA36
2H171JA38
2H171JA39
2H171JA42
2H171JA45
2H171KA01
2H171KA17
2H171KA22
2H171QA02
2H171QA08
2H171QB03
2H171QB15
2H171QB16
2H171QB32
2H171QB35
2H171QB36
2H171QB52
2H171QC03
2H171QC22
2H171QC36
2H171SA10
2H171SA12
2H171SA18
2H171SA19
2H171SA22
2H171SA26
2H171SA31
2H171WA02
2H171WA06
2H171WA07
2H171WA08
2H171WA11
2H171WA16
(57)【要約】
【課題】現像ユニットにトナーを円滑に補給できる画像形成装置およびプロセスカートリッジを提供する。
【解決手段】
画像形成装置1は、感光ドラム51と、現像ユニット53とを備える。現像ユニット53は、現像筐体531と、現像ローラ532とを有する。現像筐体531は、受入口5310と、斜面S3とを有する。受入口5310は、トナー容器Bからトナーを受入れ可能である。斜面S3は、現像筐体531内において受入口5310の下方に位置する。斜面S3は、第1傾斜部P1と第2傾斜部P2とを有する。第1傾斜部P1は、第1方向において、受入口5310から離れるにつれて下方に傾斜する。第2傾斜部P2は、第2方向において、現像ローラ532に近づくにつれて下方に傾斜する。
【選択図】
図10
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1方向に延びるドラム軸について回転可能な感光ドラムと、
トナーを収容可能な現像筐体と、前記第1方向に延びる現像軸について回転可能であり、前記現像筐体内のトナーを前記感光ドラムに供給可能な現像ローラと、を有する現像ユニットと、
を備え、
前記現像筐体は、
前記現像筐体に補給されるトナーを収容可能なトナー容器からトナーを受入れ可能な受入口であって、前記第1方向と交差する第2方向において前記現像ローラから離れて位置する受入口と、
前記現像筐体内において前記受入口の下方に位置する斜面であって、前記第1方向において前記受入口から離れるにつれて下方に傾斜する第1傾斜部と、前記第2方向において前記現像ローラに近づくにつれて下方に傾斜する第2傾斜部とを有する斜面と
を有する、画像形成装置。
【請求項2】
前記第1傾斜部の斜度は、前記トナーの安息角よりも大きい、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記第2傾斜部の斜度は、前記トナーの安息角よりも大きい、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記現像筐体は、
前記第2方向において前記斜面と前記現像ローラとの間に位置する壁を有する、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記感光ドラムを露光可能な露光装置と、
前記感光ドラム上のトナーをシートに転写するための転写装置と、
前記シートに転写されたトナーを前記シートに定着させるための定着装置と
をさらに備え、
前記受入口は、前記第2方向において、前記露光装置に対して前記定着装置の反対側に位置する、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記受入口は、前記第1方向において、前記現像筐体の中央部に位置する、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記受入口は、前記第1方向において、前記現像筐体の端部に位置する、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記斜面は、
前記第1傾斜部からなる平面である第1斜面と、
前記第2傾斜部からなる平面である第2斜面と
を有する、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記斜面は、前記第1傾斜部と前記第2傾斜部とを含む湾曲面である、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記現像筐体は、
前記受入口を有する第1壁と、
前記第1壁の下方に位置する第2壁と、
前記第2壁から前記第1壁に向かって突出し、側面に前記斜面を有する突出部と、
を有し、
前記突出部の頂部は、前記受入口を通して上方から前記突出部を見たときに、前記受入口内に位置する、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項11】
第1方向に延びるドラム軸について回転可能な感光ドラムと、
トナーを収容可能な現像筐体と、前記第1方向に延びる現像軸について回転可能であり、前記現像筐体内のトナーを前記感光ドラムに供給可能な現像ローラと、を有する現像ユニットと、
を備え、
前記現像筐体は、
前記現像筐体に補給されるトナーを収容可能なトナー容器からトナーを受入れ可能な受入口であって、前記第1方向と交差する第2方向において前記現像ローラから離れて位置する受入口と、
前記受入口を上方に向けた状態で前記現像筐体内において前記受入口の下方に位置する斜面であって、前記第1方向において前記受入口から離れるにつれて下方に傾斜する第1傾斜部と、前記第2方向において前記現像ローラに近づくにつれて下方に傾斜する第2傾斜部とを有する斜面と
を有する、プロセスカートリッジ。
【請求項12】
前記第1傾斜部の斜度は、前記トナーの安息角よりも大きい、請求項11に記載のプロセスカートリッジ。
【請求項13】
前記第2傾斜部の斜度は、前記トナーの安息角よりも大きい、請求項11に記載のプロセスカートリッジ。
【請求項14】
前記現像筐体は、
前記第2方向において前記斜面と前記現像ローラとの間に位置する壁を有する、請求項11に記載のプロセスカートリッジ。
【請求項15】
前記受入口は、前記第1方向において、前記現像筐体の中央部に位置する、請求項11に記載のプロセスカートリッジ。
【請求項16】
前記受入口は、前記第1方向において、前記現像筐体の端部に位置する、請求項11に記載のプロセスカートリッジ。
【請求項17】
前記斜面は、
前記第1傾斜部からなる平面である第1斜面と、
前記第2傾斜部からなる平面である第2斜面と
を有する、請求項11に記載のプロセスカートリッジ。
【請求項18】
前記斜面は、前記第1傾斜部と前記第2傾斜部とを含む湾曲面である、請求項11に記載のプロセスカートリッジ。
【請求項19】
前記現像筐体は、
前記受入口を有する第1壁と、
前記受入口を上方に向けた状態で前記第1壁の下方に位置する第2壁と、
前記第2壁から前記第1壁に向かって突出し、前記斜面を有する突出部と、
を有し、
前記突出部の頂部は、前記受入口を上方に向けた状態で前記受入口を通して上方から前記突出部を見たときに、前記受入口内に位置する、請求項11に記載のプロセスカートリッジ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、画像形成装置およびプロセスカートリッジに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、画像形成装置は、感光ドラムと、現像装置とを備える。現像装置は、現像容器と、現像ローラとを有する。現像容器は、トナーを収容可能である。
【0003】
このような画像形成装置において、現像容器にトナーを補給可能な画像形成装置が知られている。詳しくは、現像容器は、補給口を有する。補給口は、現像容器に補給されるトナーを収容するトナーパウチから、トナーを受入れ可能である(下記特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記した特許文献1に記載の画像形成装置では、現像容器にトナーを補給した後、現像容器の長手方向に延びる撹拌部材を駆動させて、補給されたトナーを現像容器全体に行きわたらせている。
【0006】
そのため、補給されたトナーが現像容器全体に行きわたるまでに時間を要し、トナーの補給作業に時間がかかるという不具合がある。
【0007】
そこで、本開示の目的は、現像ユニットにトナーを円滑に補給できる画像形成装置およびプロセスカートリッジを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
(1)本開示の画像形成装置は、感光ドラムと、現像ユニットとを備える。感光ドラムは、ドラム軸について回転可能である。ドラム軸は、第1方向に延びる。現像ユニットは、現像筐体と、現像ローラとを有する。現像筐体は、トナーを収容可能である。現像ローラは、現像軸について回転可能である。現像軸は、第1方向に延びる。現像ローラは、現像筐体内のトナーを感光ドラムに供給可能である。
【0009】
現像筐体は、受入口と、斜面とを有する。
【0010】
受入口は、トナー容器からトナーを受入れ可能である。トナー容器は、現像筐体に補給されるトナーを収容可能である。受入口は、第2方向において、現像ローラから離れて位置する。第2方向は、第1方向と交差する。
【0011】
斜面は、現像筐体内において受入口の下方に位置する。斜面は、第1傾斜部と第2傾斜部とを有する。第1傾斜部は、第1方向において、受入口から離れるにつれて下方に傾斜する。第2傾斜部は、第2方向において、現像ローラに近づくにつれて下方に傾斜する。
【0012】
このような構成によれば、受入口を通って現像筐体内に補給されたトナーは、受入口の下方に位置する斜面により、第1方向において受入口から離れる方向に流れるとともに、第2方向において現像ローラに近づく方向に流れる。
【0013】
そのため、受入口から現像筐体内にトナーを補給すれば、第1方向においてトナーを現像筐体全体に行きわたらせながら、現像ローラに向けてトナーを流すことができる。
【0014】
その結果、トナーを補給した後にトナーを現像筐体全体に行きわたらせる必要が無く、現像ユニットにトナーを円滑に補給できる。
【0015】
(2)第1傾斜部の斜度は、トナーの安息角よりも大きい。
【0016】
このような構成によれば、第1傾斜部によって、トナーを第1方向に流すことができる。
【0017】
(3)第2傾斜部の斜度は、トナーの安息角よりも大きい。
【0018】
このような構成によれば、第2傾斜部によって、トナーを第2方向に流すことができる。
【0019】
(4)現像筐体は、第2方向において斜面と現像ローラとの間に位置する壁を有してもよい。
【0020】
このような構成によれば、斜面によって現像ローラに向かって流されたトナーがその勢いによって現像ローラの周辺から噴出してしまうことを、壁によって抑制できる。
【0021】
(5)画像形成装置は、露光装置と、転写装置と、定着装置とをさらに備える。露光装置は、感光ドラムを露光可能である。転写装置は、感光ドラム上のトナーをシートに転写する。定着装置は、シートに転写されたトナーをシートに定着させる。受入口は、第2方向において、露光装置に対して定着装置の反対側に位置してもよい。
【0022】
(6)受入口は、第1方向において、現像筐体の中央部に位置してもよい。
【0023】
このような構成によれば、現像筐体の中央部から第1方向の両側に向けて、トナーを流すことができる。
【0024】
そのため、第1方向において現像筐体内のトナーの量に偏りが生じることを、抑制できる。
【0025】
(7)受入口は、第1方向において、現像筐体の端部に位置してもよい。
【0026】
(8)斜面は、第1斜面と第2斜面とを有してもよい。第1斜面は、平面である。第1斜面は、第1傾斜部からなる。第2斜面は、平面である。第2斜面は、第2傾斜部からなる。
【0027】
(9)斜面は、湾曲面であってもよい。湾曲面は、第1傾斜部と第2傾斜部とを含む。
【0028】
(10)現像筐体は、第1壁と、第2壁と、突出部とを有してもよい。第1壁は、受入口を有する。第2壁は、第1壁の下方に位置する。突出部は、第2壁から第1壁に向かって突出する。突出部は、斜面を有する。受入口を通して上方から突出部を見たときに、突出部の頂部は、受入口内に位置する。
【0029】
このような構成によれば、受入口を通って現像筐体内に補給されたトナーを、確実に斜面に当てることができる。
【0030】
(11)本発明のプロセスカートリッジは、感光ドラムと、現像ユニットとを備える。
【発明の効果】
【0031】
本開示の画像形成装置およびプロセスカートリッジによれば、現像ユニットにトナーを円滑に補給できる。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【
図2】
図2は、
図1に示すプロセスカートリッジが画像形成装置から取り外された状態を示す。
【
図3】
図3は、トナーの補給作業を説明するための説明図である。
【
図5】
図5は、
図4に示す第2カバーが第2カバー開位置に位置した状態を示す。
【
図6】
図6は、
図1に示すプロセスカートリッジの平面図である。
【
図7】
図7は、
図6に示すプロセスカートリッジのA-A断面図である。
【
図8】
図8は、
図6に示すプロセスカートリッジの側面図である。
【
図10】
図10は、
図9に示す現像筐体の内部構造を説明するための説明図であって、第1壁が取り外された状態を示す。
【
図11】
図11は、変形例(1)のプロセスカートリッジの平面図である。
【
図13】
図13は、変形例(2)のプロセスカートリッジの現像筐体の内部構造を説明するための説明図であって、第1壁が取り外された状態を示す。
【
図14】
図14は、変形例(3)のプロセスカートリッジを説明するための説明図である。
【
図16】
図16は、変形例(4)のプロセスカートリッジの斜視図である。
【
図17】
図17は、
図16に示すプロセスカートリッジの現像筐体の内部構造を説明するための説明図であって、第1壁が取り外された状態を示す。
【
図18】
図18は、変形例(5)のプロセスカートリッジを説明するための説明図である。
【
図19】
図19は、
図18のC-C断面図であって、シャッタがシャッタ閉位置に位置した状態を示す。
【
図21】
図21は、
図18に示すプロセスカートリッジに対するトナー容器の接続を説明するための説明図である。
【
図22】
図22は、
図21に示すプロセスカートリッジにトナー容器が接続された状態におけるシャッタの開閉を説明するための説明図であって、シャッタがシャッタ閉位置に位置した状態を示す。
【発明を実施するための形態】
【0033】
1.画像形成装置1の概略
図1および
図2を参照して、画像形成装置1の概略について説明する。
【0034】
図1に示すように、画像形成装置1は、本体筐体2と、第1カバー3と、シート収容部4と、プロセスカートリッジ5と、露光装置6と、定着装置7とを備える。
【0035】
1.1 本体筐体2
本体筐体2は、シート収容部4と、プロセスカートリッジ5と、露光装置6と、定着装置7とを収容する。本体筐体2は、開口21(
図2参照)を有する。
【0036】
1.2 第1カバー3
第1カバー3は、第1カバー閉位置(
図1参照)と第1カバー開位置(
図2参照)との間を移動可能である。
図1に示すように、第1カバー3が第1カバー閉位置に位置した状態で、第1カバー3は、開口21を閉じる。
図2に示すように、第1カバー3が第1カバー開位置に位置した状態で、開口21は、開く。
【0037】
1.3 シート収容部4
図1に示すように、シート収容部4は、シートSを収容可能である。シート収容部4内のシートSは、転写ローラ54に向かって搬送される。転写ローラ54については、後で説明する。
【0038】
1.4 プロセスカートリッジ5
プロセスカートリッジ5は、画像形成装置1に装着されている。プロセスカートリッジ5が画像形成装置1に装着された状態で、プロセスカートリッジ5は、本体筐体2内に位置する。
図2に示すように、第1カバー3が第1カバー開位置に位置した状態で、プロセスカートリッジ5は、開口21を通って、画像形成装置に対して着脱可能である。プロセスカートリッジ5は、例えば、プロセスカートリッジ5の交換が必要になった場合に、画像形成装置1から取り外される。
【0039】
図1に示すように、プロセスカートリッジ5は、感光ドラム51と、帯電ローラ52と、現像ユニット53と、転写装置の一例としての転写ローラ54とを有する。つまり、画像形成装置1は、感光ドラム51と、現像ユニット53と、転写装置とを備える。
【0040】
1.4.1 感光ドラム51
感光ドラム51は、ドラム軸A1について回転可能である。ドラム軸A1は、第1方向に延びる。感光ドラム51は、第1方向に延びる。感光ドラム51は、円筒形状を有する。画像形成装置1が水平面に載置され、プロセスカートリッジ5が画像形成装置1に装着された状態で、第1方向は、水平方向である。
【0041】
プロセスカートリッジ5が画像形成装置1に装着された状態で、感光ドラム51は、第2方向において、定着装置7と第1カバー3との間に位置する。第2方向は、第1方向および上下方向と交差する。好ましくは、第2方向は、第1方向および上下方向と直交する。
【0042】
プロセスカートリッジ5が画像形成装置1に装着された状態で、感光ドラム51は、上下方向において、シート収容部4と露光装置6との間に位置する。プロセスカートリッジ5が画像形成装置1に装着された状態で、感光ドラム51は、露光装置6の下側に位置する。
【0043】
1.4.2 帯電ローラ52
帯電ローラ52は、感光ドラム51を帯電させる。なお、画像形成装置1は、帯電ローラ52の代わりに、スコロトロン型の帯電器を備えてもよい。
【0044】
1.4.3 現像ユニット53
現像ユニット53は、感光ドラム51にトナーを供給可能である。プロセスカートリッジ5が画像形成装置1に装着された状態で、現像ユニット53は、第2方向において、感光ドラム51と第1カバー3との間に位置する。プロセスカートリッジ5が画像形成装置1に装着された状態で、現像ユニット53は、上下方向において、露光装置6とシート収容部4との間に位置する。現像ユニット53は、現像筐体531と、現像ローラ532とを有する。
【0045】
現像筐体531は、トナーを収容可能である。現像筐体531は、現像ローラ532を支持する。
【0046】
現像ローラ532は、第2方向における現像筐体531の一端部に位置する。現像ローラ532は、現像筐体531内のトナーを感光ドラム51に供給可能である。現像ローラ532は、感光ドラム51と接触する。現像ローラ532は、感光ドラム51から離間可能であってもよい。現像ローラ532は、現像軸A2について回転可能である。現像軸A2は、第1方向に延びる。
【0047】
1.4.4 転写ローラ54
転写ローラ54は、感光ドラム51上のトナーをシートSに転写する。詳しくは、シート収容部4からのシートSは、転写ローラ54と感光ドラム51との間を通る。このとき、転写ローラ54は、感光ドラム51上のトナーをシートSに転写する。プロセスカートリッジ5が画像形成装置1に装着された状態で、転写ローラ54は、感光ドラム51の下側に位置する。転写ローラ54は、感光ドラム51と接触する。
【0048】
1.5 露光装置6
露光装置6は、感光ドラム51を露光可能である。詳しくは、プロセスカートリッジ5が本体筐体2に装着された状態で、露光装置6は、帯電ローラ52によって帯電された感光ドラム51の表面を露光可能である。現像ユニット53は、露光された感光ドラム51の表面にトナーを供給する。本実施形態では、露光装置6は、レーザースキャンユニットである。露光装置6は、LEDヘッドでもよい。
【0049】
1.6 定着装置7
定着装置7は、第2方向において、第1カバー3から離れて位置する。定着装置7は、シートSに転写されたトナーをシートSに定着させる。本実施形態では、定着装置7は、トナーが転写されたシートSを加熱および加圧することにより、トナーをシートSに定着させる。定着装置7を通過したシートSは、本体筐体2の上面に排出される。
【0050】
2.プロセスカートリッジ5の詳細
図3に示すように、本開示の画像形成装置1では、ユーザーは、プロセスカートリッジ5が画像形成装置1に装着された状態で、プロセスカートリッジ5の現像ユニット53にトナーを補給可能である。
【0051】
詳しくは、
図4に示すように、第1カバー3は、カバー本体31と、第2カバー32とを有する。画像形成装置1は、第1センサ8と、第2センサ9とをさらに備える。
【0052】
カバー本体31は、第1方向に延びる。カバー本体31は、第1部分31Aと、第2部分31Bと、開口31Cとを有する。第1カバー3が第1カバー閉位置に位置した状態で、第1部分31Aは、上下方向に延びる。第1カバー3が第1カバー閉位置に位置した状態で、第2部分31Bは、第1部分31Aの上端部に位置する。第1カバー3が第1カバー閉位置に位置した状態で、第2部分31Bは、第2方向に延びる。開口31Cは、第1方向において、第2部分31Bの中央部に位置する。
【0053】
第2カバー32は、第2カバー閉位置(
図4参照)と第2カバー開位置(
図5参照)との間を移動可能である。
図4に示すように、第2カバー32が第2カバー閉位置に位置した状態で、第2カバー32は、開口31Cを閉じる。
図5に示すように、第2カバー32が第2カバー開位置に位置した状態で、開口31Cは、開く。
【0054】
第1センサ8は、第1カバー3が第1カバー閉位置に位置しているか否かを検知する。
【0055】
第2センサ9は、第2カバー32が第2カバー閉位置に位置しているか否かを検知する。
【0056】
画像形成装置1が印刷ジョブを受信し、第1カバー3が第1カバー閉位置に位置していることを第1センサ8が検知し、第2カバー32が第2カバー閉位置に位置していることを第2センサ9が検知した場合、画像形成装置1は、印刷を開始する。
【0057】
一方、画像形成装置1が印刷ジョブを受信していても、第1カバー3が第1カバー閉位置に位置していることを第1センサ8が検知していないか、または、第2カバー32が第2カバー閉位置に位置していることを第2センサ9が検知していない場合、画像形成装置1は、印刷せずに待機する。
【0058】
図3に示すように、現像ユニット53にトナーを補給するには、ユーザーは、プロセスカートリッジ5が画像形成装置1に装着された状態で、第2カバー32を第2カバー開位置に位置させて、トナー容器Bをプロセスカートリッジ5の現像筐体531の受入口5310に接続する。トナー容器Bは、現像筐体531に補給されるトナーを収容可能である。そして、ユーザーは、トナー容器B内のトナーを現像筐体531内に補給する。このとき、第2カバー32は、第2カバー開位置に位置している。そのため、第2センサ9は、第2カバー32が第2カバー閉位置に位置していることを検知しない。そのため、画像形成装置1は、印刷せずに待機する。
【0059】
その後、ユーザーが、トナーの補給を完了し、第2カバー32を第2カバー閉位置に位置させると、画像形成装置1は、所定時間(例えば、2秒)が経過するまで待機した後、印刷を開始する。第2カバー32が第2カバー閉位置に位置した後、所定時間が経過するまでに、現像筐体531内に補給されたトナーは、第1方向において、現像筐体531の全体にいきわたる。
【0060】
以下、
図6から
図10を参照して、プロセスカートリッジ5の詳細について説明する。
【0061】
図6に示すように、プロセスカートリッジ5は、上記した感光ドラム51、帯電ローラ52(
図7参照)、現像ユニット53および転写ローラ54(
図7参照)に加えて、フレーム55を有する。
【0062】
2.1 フレーム55
フレーム55は、感光ドラム51、帯電ローラ52、現像ユニット53および転写ローラ54を支持する。フレーム55は、2つの側板551A,551Bと、廃トナー収容部552と、ドラムクリーニング部材553(
図7参照)とを有する。言い換えると、プロセスカートリッジ5は、廃トナー収容部552と、ドラムクリーニング部材553とを有する。
【0063】
2.1.1 側板551A,551B
図6に示すように、側板551Aは、第1方向におけるフレーム55の一端部に位置する。側板551Aは、感光ドラム51の一端部、および、現像ユニット53の一端部を支持する。
図8に示すように、側板551Aは、第2方向および第3方向に延びる。
【0064】
第3方向は、第1方向および第2方向と交差する。好ましくは、第3方向は、第1方向および第2方向と直交する。プロセスカートリッジ5が画像形成装置1に装着された状態で、第3方向は、上下方向と同じ方向である。プロセスカートリッジ5が画像形成装置1に装着された状態で、第3方向の一方側は、上側であり、第3方向の他方側は、下側である。
【0065】
側板551Aは、2つの貫通穴5511A,5512Aを有する。
【0066】
貫通穴5511Aは、第4方向において、感光ドラム51から離れて位置する。第4方向は、ドラム軸A1と現像軸A2とを結ぶ方向である。貫通穴5511Aは、第4方向に延びる。貫通穴5511Aは、長穴である。現像ユニット53の突起533Aは、貫通穴5511Aに嵌まる。突起533Aについては、後で説明する。
【0067】
貫通穴5512Aは、第4方向において、貫通穴5511Aから離れて位置する。貫通穴5512Aは、第4方向において、感光ドラム51と貫通穴5511Aとの間に位置する。貫通穴5512Aは、第4方向に延びる。貫通穴5512Aは、長穴である。現像ユニット53の突起534Aは、貫通穴5511Aに嵌まる。突起534Aについては、後で説明する。
【0068】
図6に示すように、側板551Bは、第1方向におけるフレーム55の他端部に位置する。側板551Bは、第1方向において、側板551Aから離れて位置する。側板551Bは、第2方向および第3方向に延びる。側板551Bは、感光ドラム51の他端部、および、現像ユニット53の他端部を支持する。側板551Bは、2つの貫通穴5511B,5512Bを有する。
【0069】
貫通穴5511Bは、第4方向(
図8参照)において、感光ドラム51から離れて位置する。貫通穴5511Bは、第4方向に延びる。貫通穴5511Bは、長穴である。現像ユニット53の突起533Bは、貫通穴5511Bに嵌まる。突起533Bについては、後で説明する。
【0070】
貫通穴5512Bは、第4方向において、貫通穴5511Bから離れて位置する。貫通穴5512Bは、第4方向において、感光ドラム51と貫通穴5511Bとの間に位置する。貫通穴5512Bは、第4方向に延びる。貫通穴5512Bは、長穴である。現像ユニット53の突起534Bは、貫通穴5512Bに嵌まる。突起534Bについては、後で説明する。
【0071】
2.1.2 廃トナー収容部552
図6に示すように、廃トナー収容部552は、第1方向において、側板551Aと側板551Bとの間に位置する。廃トナー収容部552は、第1方向に延びる。第1方向における廃トナー収容部552の一端部は、側板551Aと接続する。第1方向における廃トナー収容部552の他端部は、側板551Bと接続する。
図7に示すように、廃トナー収容部552は、開口552Aを有する。廃トナー収容部552は、廃トナーを収容する。
【0072】
2.1.3 ドラムクリーニング部材553
ドラムクリーニング部材553は、廃トナー収容部552に取り付けられる。ドラムクリーニング部材553は、第1方向に延びる。ドラムクリーニング部材553は、板形状を有する。ドラムクリーニング部材553は、感光ドラム51の周面をクリーニングする。詳しくは、ドラムクリーニング部材553のエッジは、感光ドラム51の表面と接触する。感光ドラム51が回転すると、感光ドラム51の表面の廃トナーは、ドラムクリーニング部材553のエッジと接触して、感光ドラム51の表面から除去される。除去された廃トナーは、開口552Aを通って廃トナー収容部552内に収容される。
【0073】
2.2 現像ユニット53の詳細
図6に示すように、現像ユニット53は、第1方向において、側板551Aと側板551Bとの間に位置する。詳しくは、現像筐体531は、第1方向において、側板551Aと側板551Bとの間に位置する。
図6および
図7に示すように、現像ユニット53は、上記した現像筐体531および現像ローラ532に加えて、2つの突起533A,534A(
図6参照)と、2つの突起533B,534B(
図6参照)と、第1アジテータ535(
図7参照)と、第2アジテータ536(
図7参照)とを有する。
【0074】
2.2.1 現像筐体531の詳細
図9および
図10に示すように、現像筐体531は、2つの側壁5311A,5311Bと、第1壁5312(
図9参照)と、第2壁5313(
図10参照)と、突出部5314(
図10参照)と、第3壁5315と、壁5316(
図7参照)とを有する。
【0075】
2.2.1.1 側壁5311A,5311B
図10に示すように、側壁5311Aは、第1方向における現像筐体531の一端部に位置する。側壁5311Aは、現像ローラ532の一端部を支持する。側壁5311Aは、第2方向および第3方向に延びる。
【0076】
側壁5311Bは、第1方向における現像筐体531の他端部に位置する。側壁5311Bは、第1方向において、側壁5311Aから離れて位置する。側壁5311Bは、現像ローラ532の他端部を支持する。側壁5311Bは、第2方向および第3方向に延びる。
【0077】
2.2.1.2 第1壁5312
図9に示すように、第1壁5312は、第1方向において、側壁5311Aと側壁5311Bとの間に位置する。第1壁5312は、第1方向および第2方向に延びる。第1方向における第1壁5312の一端部は、側壁5311Aと接続される。第1方向における第1壁5312の他端部は、側壁5311Bと接続される。
図7に示すように、第1壁5312は、第3方向における現像筐体531の一端部に位置する。
図7および
図9に示すように、第1壁5312は、受入口5310を有する。言い換えると、現像筐体531は、受入口5310を有する。
【0078】
図9に示すように、受入口5310は、第2方向において、現像ローラ532から離れて位置する。受入口5310は、第2方向における現像筐体531の他端部に位置する。受入口5310は、第1方向において、現像筐体531の中央部に位置する。受入口5310は、限定されない。本実施形態では、受入口5310は、円形状を有する。
【0079】
図1に示すように、プロセスカートリッジ5が画像形成装置1に装着された状態で、受入口5310は、第2方向において、露光装置6に対して定着装置7の反対側に位置する。プロセスカートリッジ5が画像形成装置1に装着された状態で、受入口5310は、上方を向く。
図3に示すように、プロセスカートリッジ5が画像形成装置1に装着され、第2カバー32が第2カバー開位置に位置し、かつ、トナー容器Bが受入口5310に接続された状態で、受入口5310は、トナー容器Bからトナーを受入れ可能である。
【0080】
2.2.1.3 第2壁5313
図7に示すように、第2壁5313は、第3方向において、第1壁5312の他方側に位置する。第2壁5313は、第3方向において、第1壁5312から離れて位置する。プロセスカートリッジ5が画像形成装置1に装着された状態で、第2壁5313は、第1壁5312の下方に位置する。
図10に示すように、第2壁5313は、第1方向において、側壁5311Aと側壁5311Bとの間に位置する。第2壁5313は、第1方向および第2方向に延びる。第1方向における第2壁5313の一端部は、側壁5311Aと接続される。第1方向における第2壁5313の他端部は、側壁5311Bと接続される。第2壁5313は、第1内面S1と、第2内面S2とを有する。
【0081】
第1内面S1は、第2方向における第2壁5313の他端部に位置する。第1内面S1は、第2方向において、現像ローラ532から離れて位置する。第1内面S1は、第1方向に延びる。第1内面S1は、現像ローラ532に近づくにつれて、第1壁5312から離れる。受入口5310が上方を向いた状態で、第1内面S1は、現像ローラ532に近づくにつれて、下方に傾斜する。受入口5310が上方を向いた状態で、第1内面S1の斜度は、トナーの安息角よりも大きい。
【0082】
第2内面S2は、第2方向において、第1内面S1と現像ローラ532との間に位置する。第2内面S2は、第1方向に延びる。第2内面S2は、現像ローラ532に近づくにつれて、第1壁5312から離れる。受入口5310が上方を向いた状態で、第2内面S2は、現像ローラ532に近づくにつれて、下方に傾斜する。受入口5310が上方を向いた状態で、第2内面S2の斜度は、トナーの安息角よりも大きい。受入口5310が上方を向いた状態で、第2内面S2の斜度は、第1内面S1の斜度よりも大きい。
【0083】
2.2.1.4 突出部5314
突出部5314は、現像筐体531内において受入口5310(
図9参照)の下方に位置する。突出部5314は、第3方向において、第2壁5313の第1内面S1から第1壁5312(
図9参照)に向かって突出する。突出部5314は、頂部Tと、斜面S3とを有する。つまり、現像筐体531は、斜面S3を有する。斜面S3は、現像筐体531内において受入口5310の下方に位置する。本実施形態では、斜面S3は、2つの第1斜面S31,S32と、第2斜面S33とを有する。突出部5314は、第1斜面S31,S32と、第2斜面S33とからなる三角錐形状を有する。
【0084】
頂部Tは、第3方向における突出部5314の一端部に位置する。頂部Tは、第3方向において、第2壁5313の第1内面S1から離れて位置する。頂部Tは、第1斜面S31と第1斜面S32とが交わる線L1と、第1斜面S32と第2斜面S33とが交わる線L2と、第1斜面S31と第2斜面S33とが交わる線L3との交点である。
図6に示すように、受入口5310を通して上方から突出部5314を見たときに、頂部Tは、受入口5310内に位置する。
【0085】
図10に示すように、第1斜面S31は、第1方向における突出部5314の一方側の側面である。第1斜面S31は、第1方向において、頂部Tと側壁5311Aとの間に位置する。受入口5310が上方を向いた状態で、第1斜面S31は、頂部Tから側壁5311Aに近づくにつれて下方に傾斜する。言い換えると、受入口5310が上方を向いた状態で、第1斜面S31は、第1方向において、受入口5310から離れるにつれて下方に傾斜する。つまり、斜面S3は、第1方向において受入口5310から離れるにつれて下方に傾斜する第1傾斜部P1を有し、第1斜面S31は、第1傾斜部P1からなる。受入口5310が上方を向いた状態で、第1斜面S31の斜度は、トナーの安息角よりも大きい。すなわち、受入口5310が上方を向いた状態で、第1傾斜部P1の斜度は、トナーの安息角よりも大きい。第1斜面S31は、第2方向に延びる。第1斜面S31は、平面である。第1斜面S31の上端部は、第1斜面S32と接続する。第1斜面S31の下端部は、第2壁5313の第1内面S1と接続する。第2方向における第1斜面S31の一端部は、第2斜面S33と接続する。
【0086】
第1斜面S32は、第1方向における突出部5314の他方側の側面である。第1斜面S32は、第1方向において、頂部Tと側壁5311Bとの間に位置する。受入口5310が上方を向いた状態で、第1斜面S32は、頂部Tから側壁5311Bに近づくにつれて下方に傾斜する。言い換えると、受入口5310が上方を向いた状態で、第1斜面S32は、第1方向において、受入口5310から離れるにつれて下方に傾斜する。第1斜面S32の斜度は、トナーの安息角よりも大きい。第1斜面S32は、第2方向に延びる。第1斜面S32は、平面である。第1斜面S32の上端部は、第1斜面S31と接続する。第1斜面S32の下端部は、第2壁5313の第1内面S1と接続する。第2方向における第1斜面S32の一端部は、第2斜面S33と接続する。
【0087】
第2斜面S33は、第2方向における突出部5314の一方側の側面である。第2斜面S33は、第2方向において、頂部Tと現像ローラ532との間に位置する。受入口5310が上方を向いた状態で、第2斜面S33は、頂部Tから現像ローラ532に近づくにつれて下方に傾斜する。つまり、斜面S3は、第2方向において現像ローラ532に近づくにつれて下方に傾斜する第2傾斜部P2を有し、第2斜面S33は、第2傾斜部P2からなる。受入口5310が上方を向いた状態で、第2斜面S33の斜度は、トナーの安息角よりも大きい。すなわち、第2傾斜部P2の斜度は、トナーの安息角よりも大きい。本実施形態では、第2斜面S33の斜度は、第2壁5313の第2内面S2の斜度と同じである。第2斜面S33は、第1方向に延びる。第2斜面S33は、平面である。第1方向における第2斜面S33の一端部は、第1斜面S31と接続する。第1方向における第2斜面S33の他端部は、第1斜面S32と接続する。第2斜面S33の下端部は、第2壁5313の第2内面S2と接続する。
【0088】
2.2.1.5 第3壁5315
第3壁5315は、第2方向における現像筐体531の他端部に位置する。第3壁5315は、第3方向において、第1壁5312と第2壁5313との間に位置する。第3壁5315は、第1方向および第3方向に延びる。
【0089】
2.2.1.6 壁5316
図7に示すように、壁5316は、現像筐体531内に位置する。壁5316は、第2方向において、突出部5314と現像ローラ532との間に位置する。壁5316は、第2方向において、斜面S3と現像ローラ532との間に位置する。受入口5310が上方を向いた状態で、壁5316は、第2壁5313から第1壁5312に向かって上方に突出する。壁5316は、第1方向に延びる。
【0090】
2.2.2 突起533A,534A
図6に示すように、突起533Aは、第4方向(
図8参照)において、感光ドラム51から離れて位置する。突起533Aは、第1方向における現像ユニット53の一端部に位置する。突起533Aは、第1方向に延びる。本実施形態では、突起533Aは、第1方向における現像筐体531の一方の外面から延びる。突起533Aは、第1方向における現像筐体531の一方の外面に取り付けられていてもよい。突起533Aは、円柱形状を有する。突起533Aは、側板551Aの貫通穴5511Aに嵌まる。
【0091】
突起534Aは、第4方向において、感光ドラム51と突起533Aとの間に位置する。突起534Aは、第1方向における現像ユニット53の一端部に位置する。突起534Aは、第1方向に延びる。本実施形態では、突起534Aは、第1方向における現像筐体531の一方の外面から延びる。突起534Aは、第1方向における現像筐体531の一方の外面に取り付けられていてもよい。突起534Aは、円柱形状を有する。突起534Aは、現像ローラ532のシャフトの一端部であってもよい。突起534Aは、側板551Aの貫通穴5512Aに嵌まる。
【0092】
2.2.3 突起533B,534B
突起533Bは、第4方向において、感光ドラム51から離れて位置する。突起533Bは、第1方向における現像ユニット53の他端部に位置する。突起533Bは、第1方向に延びる。本実施形態では、突起533Bは、第1方向における現像筐体531の他方の外面から延びる。突起533Bは、第1方向における現像筐体531の他方の外面に取り付けられていてもよい。突起533Bは、円柱形状を有する。突起533Bは、側板551Bの貫通穴5511Bに嵌まる。
【0093】
突起534Bは、第4方向において、感光ドラム51と突起533Bとの間に位置する。突起534Bは、第1方向における現像ユニット53の他端部に位置する。突起534Bは、第1方向に延びる。本実施形態では、突起534Bは、第1方向における現像筐体531の他方の外面から延びる。突起534Bは、第1方向における現像筐体531の他方の外面に取り付けられていてもよい。突起534Bは、円柱形状を有する。突起534Bは、現像ローラ532のシャフトの他端部であってもよい。突起534Bは、側板551Bの貫通穴5512Bに嵌まる。
【0094】
突起533Aが側板551Aの貫通穴5511Aに嵌まり、突起534Aが側板551Aの貫通穴5512Aに嵌まり、突起533Bが側板551Bの貫通穴5511Bに嵌まり、突起534Bが側板551Bの貫通穴5512Bに嵌まることにより、現像ユニット53は、感光ドラム51に対して移動可能である。
【0095】
2.2.4 第1アジテータ535
図7に示すように、第1アジテータ535は、現像筐体531内に位置する。第1アジテータ535は、第2方向において、突出部5314と壁5316との間に位置する。第1アジテータ535は、第2方向において、斜面S3と現像ローラ532との間に位置する。第1アジテータ535は、現像筐体531内のトナーを現像ローラ532に向けて搬送可能である。
【0096】
2.2.5 第2アジテータ536
第2アジテータ536は、現像筐体531内に位置する。第2アジテータ536は、第2方向において、壁5316と現像ローラ532との間に位置する。第2アジテータ536は、第2方向において、第1アジテータ535と現像ローラ532との間に位置する。第2アジテータ536は、第1アジテータ535とともに、現像筐体531内のトナーを現像ローラ532に向けて搬送可能である。
【0097】
3.効果
(1)画像形成装置1およびプロセスカートリッジ5によれば、
図10に示すように、現像ユニット53は、現像筐体531内において受入口5310(
図9参照)の下方に位置する斜面S3を有する。斜面S3は、第1斜面S31,S32と、第2斜面S33とを有する。第1斜面S31,S32は、第1方向において、受入口5310から離れるにつれて下方に傾斜する。第2斜面S33は、第2方向において、現像ローラ532に近づくにつれて下方に傾斜する。
【0098】
そのため、受入口5310を通って現像筐体531内に補給されたトナーは、受入口5310の下方に位置する斜面S3により、第1方向において受入口5310から離れる方向に流れるとともに、第2方向において現像ローラ532に近づく方向に流れる。
【0099】
これにより、受入口5310から現像筐体531内にトナーを補給すれば、第1方向においてトナーを現像筐体531全体に行きわたらせながら、現像ローラ532に向けてトナーを流すことができる。
【0100】
その結果、トナーを補給した後にトナーを現像筐体531全体に行きわたらせる必要が無く、現像ユニット53にトナーを円滑に補給できる。
【0101】
(2)画像形成装置1およびプロセスカートリッジ5によれば、第1斜面S31,S32の斜度は、トナーの安息角よりも大きい。
【0102】
そのため、第1斜面S31,S32によって、トナーを第1方向に流すことができる。
【0103】
(3)画像形成装置1およびプロセスカートリッジ5によれば、第2斜面S33の斜度は、トナーの安息角よりも大きい。
【0104】
そのため、第2斜面S33によって、トナーを第2方向に流すことができる。
【0105】
(4)画像形成装置1およびプロセスカートリッジ5によれば、
図7に示すように、現像筐体531は、第2方向において、斜面S3と現像ローラ532との間に位置する壁5316を有する。
【0106】
そのため、斜面S3によって現像ローラ532に向かって流されたトナーがその勢いによって現像ローラの周辺から噴出してしまうことを、壁5316によって抑制できる。
【0107】
(5)画像形成装置1およびプロセスカートリッジ5によれば、
図9に示すように、受入口5310は、第1方向において、現像筐体531の中央部に位置する。
【0108】
そのため、現像筐体531の中央部から第1方向の両側に向けて、トナーを流すことができる。
【0109】
その結果、第1方向において現像筐体531内のトナーの量に偏りが生じることを、抑制できる。
【0110】
(6)画像形成装置1およびプロセスカートリッジ5によれば、
図6に示すように、受入口5310を通して上方から突出部5314を見たときに、突出部5314の頂部Tは、受入口5310内に位置する。
【0111】
そのため、受入口5310を通って現像筐体531内に補給されたトナーを、確実に斜面S3に当てることができる。
【0112】
4.変形例
図11から
図23を参照して、変形例について説明する。変形例の説明において、上記した実施形態と同様の部材には同じ符号を付し、説明を省略する。
【0113】
(1)
図11に示すように、プロセスカートリッジ5は、廃トナー収容部552内の廃トナーを現像筐体531に回収可能であってもよい。この場合、プロセスカートリッジ5は、回収した廃トナーを現像筐体531内のトナーに混ぜて、再度、画像形成に使用可能である。詳しくは、プロセスカートリッジ5は、廃トナー管56と、搬送部材57と、シール部材58(
図12参照)とを備える。
【0114】
廃トナー管56の一端部は、廃トナー収容部552と接続される。廃トナー管56の他端部は、シール部材58を介して、第1方向における現像筐体531の中央部に接続される。廃トナー管56の他端部は、第2方向において、受入口5310と現像ローラ532との間に位置する。より詳しくは、廃トナー管56の他端部は、第2方向において、受入口5310と壁5316(
図12参照)との間に位置する。
図12に示すように、廃トナー管56は、廃トナー排出口561を有する。廃トナー排出口561は、廃トナー管56内のトナーを排出可能である。廃トナー排出口561は、現像筐体531の廃トナー受入口530と通じる。これにより、廃トナー排出口561から排出された廃トナーは、廃トナー受入口530を通って現像筐体531内に入る。
【0115】
搬送部材57は、廃トナー収容部552および廃トナー管56の内部に位置する。搬送部材57は、廃トナー収容部552内の廃トナーを廃トナー排出口561に向けて搬送する。搬送部材57は、シャフトレス・スクリューである。
【0116】
図12に示すように、シール部材58は、廃トナー管56の他端部と現像筐体531との間に位置する。シール部材58は、廃トナー管56の廃トナー排出口561、および、現像筐体531の廃トナー受入口530の周りに位置する。シール部材58は、廃トナー管56の他端部と現像筐体531との間をシールする。
【0117】
この変形例でも、上記した実施形態と同様の作用効果を得ることができる。また、この変形例によれば、廃トナーを画像形成に再利用することができる。その際、廃トナーが現像ローラ532に直接供給されることが、壁5316によって抑制される。これにより、廃トナーは、トナー受入口5310から供給された新しいトナーと混ざってから現像ローラ532に供給される。そのため、廃トナーが印刷品質に影響することを抑制できる。
【0118】
(2)突出部5314の形状は、限定されない。例えば、
図13に示すように、斜面S3は、湾曲面であってもよい。詳しくは、この変形例では、第2斜面S33は、円錐の表面と同じ形状の湾曲面である。そして、第1斜面S31と第2斜面S33との接続部分、および、第1斜面S32と第2斜面S33との接続部分には、辺が形成されない。つまり、斜面S3は、2つの第1斜面S31,S32と、第2斜面S33とからなる1つの湾曲面として構成される。第1斜面S31,S32は、上記したように、第1方向において、受入口5310から離れるにつれて下方に傾斜する。そのため、斜面S3は、第1傾斜部P1を含む。また、第2斜面S33は、第2方向において、現像ローラ532に近づくにつれて下方に傾斜する。そのため、斜面S3は、第2傾斜部P2を含む。
【0119】
この変形例でも、上記した実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
【0120】
(3)プロセスカートリッジ5が画像形成装置1に装着された状態で、受入口は、上方を向かなくてもよい。
【0121】
例えば、
図14に示すように、トナー容器B2は、本体部101と、本体部101から延びる挿入部102と、排出口103とを有する。挿入部102は、円筒形状を有する。挿入部102は、排出口103を有する。排出口103は、挿入部102が延びる方向と交差する方向に向く。
【0122】
プロセスカートリッジ5は、上記した受入口5310の代わりに、挿入部102を受入れ可能な受入部104を有する。
【0123】
受入部104は、
図15に示すように、第2方向における現像筐体531の他端部に位置する。受入部104は、第1方向において、現像筐体531の中央部に位置する。
図14に示すように、受入部104は、第3方向において、突出部5314の一方側に位置する。受入部104は、第3方向に延びる。受入部104は、円筒形状を有する。受入部104は、受入口105を有する。受入口105は、受入部104内に位置する。受入口105は、現像筐体531の内部空間と通じる。受入口105は、受入部104が延びる方向と交差する方向に向く。より具体的には、受入口105は、第2方向の一方側に向く。トナー容器B2が挿入された状態で、
図14に示すように、トナー容器B2の排出口103と通じる。
【0124】
この変形例でも、上記した実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
【0125】
(4)
図16に示すように、受入口5310は、第1方向において、現像筐体531の端部に位置してもよい。詳しくは、受入口5310は、第1方向における現像筐体531の一端部に位置する。
【0126】
この場合、
図17に示すように、突出部201も、第1方向における現像筐体531の一端部に位置する。突出部201は、第3方向において、受入口5310の他方側に位置する。受入口5310が上方を向いた状態で、突出部201は、受入口5310の下方に位置する。突出部201は、頂部T2と、斜面S4とを有する。受入口5310が上方を向いた状態で、斜面S4は、受入口5310(
図16参照)の下方に位置する。この変形例では、斜面S4は、第1斜面S41と、第2斜面S42とを有する。
【0127】
受入口5310が上方を向いた状態で、第1斜面S41は、第1方向において、受入口5310から離れるにつれて下方に傾斜する。つまり、斜面S4は、第1傾斜部P1を有し、第1斜面S41は、第1傾斜部P1からなる。受入口5310が上方を向いた状態で、第1斜面S41の斜度は、トナーの安息角よりも大きい。
【0128】
受入口5310が上方を向いた状態で、第2斜面S42は、第2方向において現像ローラ532に近づくにつれて下方に傾斜する。つまり、斜面S4は、第2傾斜部P2を有し、第2斜面S33は、第2傾斜部P2からなる。受入口5310が上方を向いた状態で、第2斜面S33の斜度は、トナーの安息角よりも大きい。
【0129】
この変形例でも、上記した実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
【0130】
(5)
図18に示すように、現像筐体531は、受入口5310の代わりに、受入部301を有してもよい。
【0131】
図19に示すように、受入部301は、底壁を有する円筒形状を有する。受入部301は、第3方向に延びる。受入部301は、複数の受入口3011A,3011Bを有する。受入口3011A,3011Bは、受入部301の底壁に位置する。受入口3011A,3011Bは、現像筐体531の内部空間と通じる。
【0132】
プロセスカートリッジ5は、シャッタ302と、係合部材303とを有してもよい。
【0133】
シャッタ302は、受入口3011A,3011Bを開閉する。シャッタ302は、受入部301内に位置する。シャッタ302は、底壁を有する円筒形状を有する。シャッタ302は、第3方向に延びる。
図19および
図20に示すように、シャッタ302は、シャッタ閉位置(
図19参照)と、シャッタ開位置(
図20参照)との間を移動可能である。シャッタ302は、シャッタ閉位置とシャッタ開位置との間を、第3方向に延びる軸A3について回転可能である。
図19に示すように、シャッタ302がシャッタ閉位置に位置する状態で、シャッタ302は、受入口3011A,3011Bを閉じる。
図20に示すように、シャッタ302がシャッタ開位置に位置する状態で、シャッタ302は、受入口3011A,3011Bを開く。
【0134】
詳しくは、
図19に示すように、シャッタ302は、複数のシャッタ開口3021A,3021Bと、複数の溝3022A,3022Bとを有する。
【0135】
シャッタ開口3021A,3021Bは、シャッタ302の底壁に位置する。
図19に示すように、シャッタ302がシャッタ閉位置に位置する状態で、シャッタ開口3021Aは、受入口3011Aから離れ、シャッタ開口3021Bは、受入口3011Bから離れる。
図20に示すように、シャッタ302がシャッタ開位置に位置する状態で、シャッタ開口3021Aは、受入口3011Aと通じ、シャッタ開口3021Bは、受入口3011Bと通じる。
【0136】
溝3022A,3022Bは、シャッタ302の周壁に位置する。溝3022A,3022Bは、シャッタ302の回転方向において、互いに間隔を隔てて並ぶ。
【0137】
図19に示すように、係合部材303は、本体部3031と、突起3032と、溝3033A,3033Bとを有する。
【0138】
本体部3031は、受入部301の周壁と、シャッタ302の周壁との間に位置する。本体部3031は、受入部301の径方向において、受入部301の周壁の内側に位置し、かつ、シャッタ302の周壁の外側に位置する。本体部3031は、リング形状を有する。
【0139】
突起3032は、本体部3031の径方向において、本体部3031の外側に位置する。突起3032は、本体部3031の径方向に延びる。突起3032の先端は、受入部301の周壁よりも外側に位置する。突起3032は、ユーザーによって把持される。
【0140】
溝3033A,3033Bは、本体部3031に位置する。溝3033A,3033Bは、本体部3031の周方向において、互いに間隔を隔てて並ぶ。溝3033Aは、溝3022Aと向かい合い、溝3033Bは、溝3022Bと向かい合う。
【0141】
トナー容器Bは、ボトル本体400と、シャッタ401とを有してもよい。
【0142】
トナー容器Bが受入部301に接続された状態で、ボトル本体400は、上下方向に延びる。ボトル本体400は、トナーを収容する。
図22に示すように、ボトル本体400は、複数の排出口4001A,4001Bを有する。トナー容器Bが受入部301に接続された状態で、排出口4001A,4001Bは、ボトル本体400の下端部に位置する。排出口4001A,4001Bは、ボトル本体400内のトナーを排出可能である。
【0143】
シャッタ401は、排出口4001A,4001Bを開閉する。シャッタ401は、底壁を有する円筒形状を有する。
図22および
図23に示すように、シャッタ401は、シャッタ閉位置(
図22参照)と、シャッタ開位置(
図23参照)との間を移動可能である。トナー容器Bが受入部301に接続された状態で、シャッタ401は、シャッタ閉位置とシャッタ開位置との間を、軸A3について回転可能である。
図22に示すように、シャッタ401がシャッタ閉位置に位置する状態で、シャッタ401は、排出口4001A,4001Bを閉じる。
図23に示すように、シャッタ401がシャッタ開位置に位置する状態で、シャッタ401は、排出口4001A,4001Bを開く。
【0144】
図22に示すように、シャッタ401は、複数のシャッタ開口4011A,4011Bと、複数の突起4012A,4012Bとを有する。
【0145】
シャッタ開口4011A,4011Bは、シャッタ401の底壁に位置する。
図22に示すように、シャッタ401がシャッタ閉位置に位置する状態で、シャッタ開口4011Aは、排出口4001Aから離れ、シャッタ開口4011Bは、排出口4001Bから離れる。
図23に示すように、シャッタ401がシャッタ開位置に位置する状態で、シャッタ開口4011Aは、排出口4001Aと通じ、シャッタ開口4011Bは、排出口4001Bと通じる。
【0146】
突起4012A,4012Bは、シャッタ401の回転方向において、互いに間隔を隔てて並ぶ。突起4012A,4012Bのそれぞれは、シャッタ401の径方向において、シャッタ401の外面に位置する。突起4012A,4012Bのそれぞれは、シャッタ401の径方向に延びる。トナー容器Bが受入部301に接続された状態で、突起4012Aは、シャッタ302の溝3022A、および、係合部材303の溝3033Aに嵌まる。また、トナー容器Bが受入部301に接続された状態で、突起4012Bは、シャッタ302の溝3022B、および、係合部材303の溝3033Bに嵌まる。突起4012Aが溝3022Aおよび溝3033Aに嵌まり、突起4012Bが溝3022Bおよび溝3033Bに嵌まることにより、シャッタ401およびシャッタ302は、係合部材303とともに回転可能になる。そのため、トナー容器Bが受入部301に接続された状態で、ユーザは、係合部材303の突起3032を掴んで、係合部材303を軸A3について回転させることにより、シャッタ401およびシャッタ302を開閉することができる。
【0147】
この変形例でも、上記した実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
【0148】
また、この変形例では、トナー容器Bが受入部301に接続された状態で、シャッタ401およびシャッタ302を開閉することができる。
【0149】
そのため、トナー容器Bを現像筐体531に接続するときに、トナー容器B内のトナーがこぼれてしまうことを抑制できる。
【0150】
(6)現像ユニット53は、プロセスカートリッジ5に対して着脱可能な現像カートリッジであってもよい。
【0151】
(7)上記した実施形態、および、変形例(1)から(6)は、互いに組み合わせることができる。
【符号の説明】
【0152】
1 画像形成装置
5 プロセスカートリッジ
6 露光装置
7 定着装置
51 感光ドラム
53 現像ユニット
54 転写ローラ(転写装置の一例)
531 現像筐体
532 現像ローラ
5310 受入口
5312 第1壁
5313 第2壁
5314 突出部
5316 壁
A1 ドラム軸
A2 現像軸
B トナー容器
P1 第1傾斜部
P2 第2傾斜部
S シート
S3 斜面
S31 第1斜面
S33 第2斜面
T 頂部