(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024069196
(43)【公開日】2024-05-21
(54)【発明の名称】再使用可能オイルフィルタを含むシステム
(51)【国際特許分類】
B01D 24/48 20060101AFI20240514BHJP
B01D 29/11 20060101ALI20240514BHJP
F01M 11/03 20060101ALI20240514BHJP
B01D 29/66 20060101ALI20240514BHJP
【FI】
B01D29/36 C
B01D29/10 510C
B01D29/10 520B
B01D29/10 530B
F01M11/03 B
B01D29/38 510C
B01D29/38 520A
【審査請求】有
【請求項の数】20
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2024017763
(22)【出願日】2024-02-08
(62)【分割の表示】P 2020550858の分割
【原出願日】2019-03-19
(31)【優先権主張番号】62/644,901
(32)【優先日】2018-03-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】515251355
【氏名又は名称】アールピーエム インダストリーズ,エルエルシー
【氏名又は名称原語表記】RPM INDUSTRIES,LLC
(74)【代理人】
【識別番号】110001438
【氏名又は名称】弁理士法人 丸山国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】アポストリデス,ジョン,ケイ.
(57)【要約】 (修正有)
【課題】長期的なコスト削減を実現できる、洗浄して再使用できるオイルフィルタを備えるシステムを提供する。
【解決手段】システムは、再使用可能オイルフィルタ10、第1のポート、第2のポート、及びバルブアセンブリ26を含む。再使用可能オイルフィルタは入口16及び出口24を有しており、ハウジング12と、ハウジング内に配置されたフィルタエレメント14とを含む。バルブアセンブリは、再使用可能オイルフィルタ、第1のポート及び第2のポートと選択的に流体連通する。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
入口及び出口を有する再使用可能オイルフィルタであって、ハウジングと、前記ハウジング内に配置されたフィルタエレメントとを備える再使用可能オイルフィルタと、
第1のポートと、
第2のポートと、
前記再使用可能オイルフィルタ、前記第1のポート及び前記第2のポートと選択的に流体連通するバルブアセンブリと、
を備えるシステム。
【請求項2】
前記ハウジングは金属で構成されている、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記フィルタエレメントは金属で構成されている、請求項1に記載のシステム。
【請求項4】
前記フィルタエレメントはナノ粒子で構成されている、請求項1に記載のシステム。
【請求項5】
前記バルブアセンブリは前記ハウジング内に配置されている、請求項1に記載のシステム。
【請求項6】
前記バルブアセンブリは、
前記再使用可能オイルフィルタの清浄側への洗浄流体の送達と、
前記再使用可能オイルフィルタの汚れ側への新しいオイルの送達と、
前記再使用可能オイルフィルタの汚れ側からの汚れたオイルの排出と、
を選択的に制御するように構成されている、請求項1に記載のシステム。
【請求項7】
前記再使用可能オイルフィルタの清浄側の流体が前記再使用可能オイルフィルタの出口から出ることを選択的に妨げるように構成されている遮断要素を更に備える、請求項1に記載のシステム。
【請求項8】
前記遮断要素は前記ハウジング内に配置されている、請求項7に記載のシステム。
【請求項9】
前記再使用可能オイルフィルタ内のオイルのパラメータを測定するように構成された1又は複数の検出デバイスを更に含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項10】
前記1又は複数の検出デバイスのうちの少なくとも1つが前記ハウジング内に配置されている、請求項9に記載のシステム。
【請求項11】
前記ハウジング内に配置された移動要素を更に備えており、前記移動要素は、前記再使用可能オイルフィルタの清浄側に沿って移動するように構成されている、請求項1に記載のシステム。
【請求項12】
前記第1のポートに結合可能である第1のクイックディスコネクトと、
前記第2のポートに結合可能である第2のクイックディスコネクトと、
を更に備える、請求項1に記載のシステム。
【請求項13】
入口及び出口を有する再使用可能オイルフィルタであって、ハウジングと、前記ハウジング内に配置されたフィルタエレメントとを備える再使用可能オイルフィルタと、
第1のポートと、
第2のポートと、
前記再使用可能オイルフィルタと流体連通するバルブアセンブリと、
検出デバイスと、
を備えており、
前記バルブアセンブリ及び前記検出デバイスの少なくとも一方が前記ハウジング内に配置されている、システム。
【請求項14】
前記バルブアセンブリは、
前記再使用可能オイルフィルタの清浄側への洗浄流体の送達と、
前記再使用可能オイルフィルタの汚れ側への新しいオイルの送達と、
前記再使用可能オイルフィルタの汚れ側からの汚れたオイルの排出と、
を選択的に制御するように構成されている、請求項13に記載のシステム。
【請求項15】
前記再使用可能オイルフィルタの清浄側の流体が前記再使用可能オイルフィルタの出口から出ることを選択的に妨げるように構成されている遮断要素を更に備える、請求項13に記載のシステム。
【請求項16】
前記バルブアセンブリは前記遮断要素を備える、請求項15に記載のシステム。
【請求項17】
前記ハウジング内に配置された移動要素を更に備えており、前記移動要素は、前記再使用可能オイルフィルタの清浄側に沿って移動するように構成されている、請求項13に記載のシステム。
【請求項18】
前記第1のポートに結合可能である第1のクイックディスコネクトと、
前記第2のポートに結合可能である第2のクイックディスコネクトと、
を更に備える、請求項13に記載のシステム。
【請求項19】
入口と、
前記入口に流体連結された出口と、
ハウジングと、
前記ハウジング内に配置されており、外面及び内面を規定するフィルタエレメントと、
第1のポートと、
第2のポートと、
前記ハウジング内に配置されたバルブアセンブリと、
を備えており、
前記バルブアセンブリは、
前記フィルタエレメントの外面に隣接する第1の容積と、
前記フィルタエレメントの内面に隣接する第2の容積と、
前記第1のポートと、
前記第2のポートと、
に選択的に流体連通する、再使用可能オイルフィルタ。
【請求項20】
前記ハウジング内に配置された検出デバイスを更に備える、請求項19に記載のシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[関連出願の相互参照]
本願は、2018年3月19日に出願された米国仮特許出願第62/644,901号、発明の名称「SYSTEM INCLUDING A REUSEABLE OIL FILTER」の出願日について、35 U.S.C.§119(e)に基づく利益を主張するものであり、その内容は全体として、参照により本明細書の一部となる。
【背景技術】
【0002】
オイルフィルタは、多くの様々な種類の装置で利用されている。一般的に、従来のオイルフィルタは、ハウジングと、ハウジング内に配置されたフィルタエレメントとを含む。従来のオイルフィルタでは、
図1にその一つを示しているが、未濾過の又は汚れたオイルは加圧されてオイルフィルタの入口に入り、ハウジングとフィルタエレメントの外面との間を流れて、フィルタエレメントを通過する。フィルタエレメントは、オイル中の粒子を捕捉するように働く。フィルタエレメントを通ったオイルは、濾過されたオイル又は浄化されたオイルと見做され、加圧されたままであって、その後オイルフィルタの出口を出る。
図1に示されている矢線は、オイルが移動する経路を表している。時間の経過に伴い、フィルタエレメントは捕捉された粒子によってますます目詰まりを起こし、最終的にオイルフィルタが交換されなければならない段階に至る。
【発明の概要】
【0003】
一般的に、オイルフィルタを交換しなければならない場合、多くの費用が発生する。例えば、代わりのオイルフィルタの費用、古いオイルフィルタを取り外して新しいオイルフィルタを取り付けるために必要な人件費、オイルフィルタを使用する装置のダウンタイムに関連する費用、装置をサービス施設に運ぶ費用、交換オイルの費用、廃棄費用、清掃費用などは全て、オイルフィルタを交換する際に発生し得る費用である。従って、オイルフィルタを分離したり、取り外すことなく、洗浄して再使用できるオイルフィルタを利用することで、長期的なコスト削減を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0004】
本明細書に記載された態様の新規な特徴は、添付の特許請求の範囲に特に記載されている。しかしながら、それらの態様は、機構及び動作方法の両方に関して、添付の図面と併せて以下の説明を参照することにより、より良く理解できる。
【0005】
【
図1】
図1は、従来技術のオイルフィルタの断面を示す。
【0006】
【
図2】
図2は、様々な態様に従った再使用可能オイルフィルタの断面を示す。
【0007】
【
図3】
図3は、
図2の再使用可能オイルフィルタの移動要素の様々な態様を示す。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明の図及び説明の少なくとも一部は、本発明の明確な理解に関連する要素を説明するために簡略化されているが、明確化を目的として、本発明の一部を構成する可能性があると当業者が理解するであろう他の要素も排除していることは理解されるであろう。しかしながら、そのような要素は当技術分野で周知であり、本発明のより良い理解を助けないことから、そのような要素の説明は本明細書では提供されない。
【0009】
以下の詳細な説明において、本願の一部を形成する添付図面が参照される。図面において、同じ符号は、通常、幾つかの図を通じて同じ構成要素を特定するが、文脈がそうでないことを定める場合を除く。発明の詳細な説明、図面及び特許請求の範囲に記載された例示的な態様は、限定を意味するものではない。本明細書に記載された技術の範囲から逸脱することなく、他の態様が利用されてよく、他の変更が加えられてよい。
【0010】
本技術の特定の実施例に関する以下の説明は、その範囲を限定するために使用されるべきではない。本技術の他の実施例、態様、態様、実施形態、及び利点は、以下の説明から、当業者には明らかになるであろうが、当該説明は、例示を目的とした本技術を実施するために予期される最良のモードの1つである。明確に理解されるように、本明細書に記載された技術は、当該技術から逸脱することなく、他の異なる明白な態様を有することが可能である。従って、図面及び説明は、本質的に例示的なものであり、限定するものではないとみなされるべきである。
【0011】
本明細書に記載された教示、表現、態様、実施形態、実施例等のうちの任意の1又は複数は、本明細書に記載された他の教示、表現、態様、実施形態、実施例等のうちの任意の1又は複数と組み合わされてよいことは更に理解される。故に、以下に説明する教示、表現、態様、実施形態、実施例等は、互いに切り離して見られるべきではならない。本明細書の教示が組み合わされ得る様々な好適なやり方は、当業者であれば、本明細書の教示から容易に明らかになるであろう。このような変更及び変形は、特許請求の範囲の技術的範囲に含まれることが意図されている。
【0012】
再使用可能オイルフィルタの様々な態様を詳細に説明する前に、本明細書に開示された様々な態様の用途又は利用は、添付の図面及び説明に示された部分の構造及び配置の詳細に限定されないことは留意すべきである。むしろ、開示された態様は、それらの他の態様、実施形態、変形例、及び変更例に配置され、又は組み込まれてよく、そして、様々なやり方で実行又は実施されてよい。このように、本明細書に開示された再使用可能オイルフィルタの態様は、本質的に例示的であって、その範囲又は用途を限定することを意図していない。更に、別段の記載がない限り、本明細書で用いられている用語及び表現は、態様を説明する目的で読み手の便宜のために選択されたものであって、その範囲を限定することを意図していない。更に、開示された態様、態様の表現、及び/又はその例のうちの任意の1又は複数は、限定されることなく、他の開示された態様、態様の表現、及び/又はその例のうちの任意の1又は複数と組み合わせられ得ることは理解されるべきである。
【0013】
また、以下の説明では、内側、外側、上側、下側、上、下、左、右、内部、外部等の用語は便宜上の言葉であり、限定的な用語として解釈されるべきではないことは理解される。本明細書で使用される用語は、本明細書に記載された装置又はその部分が、他の方向で取り付けられる又は利用される限りにおいて、限定的であることを意図していない。様々な態様は、図面を参照してより詳細に説明される。
【0014】
図2は、再使用可能オイルフィルタ10の様々な態様を示す。再使用可能オイルフィルタ10は、任意の数の様々な装置及びシステムで利用されてよい。例えば、様々な態様に従って、再使用可能オイルフィルタ10は内燃機関で利用されてよい。他の態様に従って、再使用可能オイルフィルタ10は、トランスミッション、油圧機械等で利用されてよい。簡単にするために、再使用可能オイルフィルタ10は、以下、エンジンオイルフィルタの文脈で説明される。しかしながら、再使用可能オイルフィルタ10が内燃機関以外の任意の数の様々な装置及びシステムで利用されてよいことは理解されるであろう。
【0015】
再使用可能オイルフィルタ10は、ハウジング12と、ハウジング12内に配置されたフィルタエレメント14とを含んでいる。
通常動作中、加圧された未濾過の又は汚れたオイルが再使用可能オイルフィルタ10の入口16に入り、ハウジング12とフィルタエレメント14の外面18との間を再使用可能オイルフィルタ10の汚れ側20にて流れて、その後、再使用可能オイルフィルタ10の清浄側22へとフィルタエレメント14を通る点において、再使用可能オイルフィルタ10は、従来のオイルフィルタと似ている。フィルタエレメント14を通ったオイルは、濾過されたオイル又は浄化されたオイルと見做され、加圧されたままであって、その後、再使用可能オイルフィルタ10の出口24を出る。故に、再使用可能オイルフィルタ10の入口16は、再使用可能オイルフィルタ10の出口24に流体的に結合されていると見做される。
図2に示すような円柱形の再使用可能オイルフィルタ10の場合、再使用可能オイルフィルタ10の汚れ側20は、フィルタエレメント14の外面18に隣接する容積であり、再使用可能オイルフィルタ10の清浄側22は、フィルタエレメント14の内面19に隣接する容積である。
【0016】
ハウジング12は、任意の適切な材料から作製されてよい。例えば、ハウジング12は、金属から作製されてよい。同様に、フィルタエレメント14は、任意の適切な材料から作製されてよい。例えば、様々な態様では、フィルタエレメント14は金属から作製される。他の態様によれば、フィルタエレメント14はナノ粒子から作製される。フィルタエレメント14は、普通のフィルタと同様に粒子を捕捉するように構成されている。
【0017】
様々な態様において、再使用可能オイルフィルタ10はまた、バルブアセンブリ26と、遮断要素28と、2つのポート30及びポート32とを含む。以下に更に詳細に説明するように、バルブアセンブリ26、遮断要素28、並びに2つのポート30及びポート32は、再使用可能オイルフィルタ10をパージし、排出して、再び満たすことを可能としており、これら全てにおいて、再使用可能オイルフィルタ10を取り外す必要はない。バルブアセンブリ26は、ハウジング12内に配置されているように示されているが、他の態様では、バルブアセンブリ26は、ハウジング12の外部に配置されてよいことは理解されるであろう。同様に、遮断要素28は、ハウジング12内に(出口24への導管/経路において再使用可能オイルフィルタ10の清浄側22に)配置されているように示されているが、他の態様では、遮断要素28は、ハウジング12の外部に配置されてよいことは理解されるであろう。更に、遮断要素28は、バルブアセンブリ26から独立して離れているように模式的に示されているが、様々な態様において、遮断要素28は、バルブアセンブリ26の一部を構成してよいことは理解されるであろう。別の言い方をすれば、様々な態様では、バルブアセンブリ26は遮断要素28を備えている。
【0018】
ポート30及びポート32は、任意の適切な種類のポートであってよく、再使用可能オイルフィルタ10を任意の適切な種類のシステムに結合するために使用されてよい。例えば、様々な態様において、ポート30及びポート32は、個別にクイックディスコネクト(図示せず)に結合される。ここで、クイックディスコネクトの一方は、パージ及び補充システムに結合され、クイックディスコネクトの他方は、排出システムに結合される。様々な態様において、クイックディスコネクトは、人の干渉の必要性を最小限にするために、ロボット装置によって個々のシステムに自動的に接続されてよい。
【0019】
バルブアセンブリ26は、(1)再使用可能オイルフィルタ10の清浄側22への空気又はクリーンオイルのような洗浄流体の送達と、(2)再使用可能オイルフィルタ10の汚れ側18への新しいオイルの送達と、(3)再使用可能オイルフィルタ10の汚れ側18からの汚れたオイルの排出とを選択的に制御する/可能とするように構成されている。エンジンサンプ(図示せず)がポート32に結合されている用途では、バルブアセンブリ26はまた、エンジンサンプからの汚れたオイルの排出を選択的に可能にするように構成されている。
【0020】
通常動作とは異なっているパージ動作の間、バルブアセンブリ26は、空気又はクリーンオイルのような洗浄流体が、ポート30を通って再使用可能オイルフィルタ10の清浄側22へと加圧して送達されるように制御される。同時に、遮断要素28は、清浄側22の洗浄流体及びオイルが再使用可能オイルフィルタ10の出口24を通過するのを阻止するように制御される。様々な態様において、洗浄流体は、通常動作下において再使用可能オイルフィルタ10に送達されるオイルの圧力よりも実質的に大きな圧力でポート30に送達されてよい。洗浄流体が再使用可能オイルフィルタ10の清浄側22に達すると、再使用可能オイルフィルタ10の清浄側22の加圧された洗浄流体及びオイルは、フィルタエレメント14を通って再使用可能オイルフィルタ10の汚れ側20に強制的に送られて、通常動作中にフィルタエレメント14によって捕捉された粒子の全てを効果的に取り除く。パージ動作中、バルブアセンブリ26はまた、汚れ側20の洗浄流体、オイル、及び取り除かれた粒子がポート32を通って外部に出ることを防ぐように制御されてよい。上記を踏まえると、パージ動作中における再使用可能オイルフィルタ10内のオイルの流れパターン(清浄側22から汚れ側20)は、通常動作中の再使用可能オイルフィルタ10内のオイルの流れ(汚れ側20から清浄側22)とは反対又は逆であることは理解されるであろう。
【0021】
洗浄流体、オイル及び取り除かれた粒子が再使用可能オイルフィルタ10の汚れ側20にある場合、又はパージ動作と同時に、排出動作が用いられて、洗浄流体、オイル及び取り除かれた粒子を再使用可能オイルフィルタ10の汚れ側20から排出させ、洗浄流体、オイル及び取り除かれた粒子が、ポート32を通じて外部システム(図示せず)に送達されてよい。通常動作とは異なる排出動作中、バルブアセンブリ26は、洗浄流体、オイル及び取り除かれた粒子が加圧されてポート32に送達されることを可能にするように制御される。バルブアセンブリはまた、洗浄流体がポート30を通って吸い込まれるのを防止するように制御される。様々な態様では、遮断要素28は、出口24の上流側にあるオイルが再使用可能オイルフィルタ10の清浄側に吸い込まれるのを防ぐように排出動作中に制御されてよい。
【0022】
洗浄流体、オイル、及び取り出された粒子がポート32を通って排出されると、再使用可能オイルフィルタ10にクリーンオイルを供給するための補充動作が実行されてよい。通常動作とは異なる補充動作中、特定の態様では、バルブアセンブリ26は、ポート30を通って新しいオイルが再使用可能オイルフィルタ10の汚れ側20に加圧されて供給されることを可能にするように制御される。他の態様では、バルブアセンブリ26は、限外濾過された(ultra-filtered)新しいオイルがポート30を通って再使用可能オイルフィルタ10の清浄側22に加圧されて送達されることを可能にするように、補充動作中に制御される。バルブアセンブリ26はまた、入れられたオイルがポート32を通って外部に出るのを防ぐように制御されてよい。幾つかの態様では、遮断要素28は、入れられたオイルが再使用可能オイルフィルタ10の出口24を通ることを可能にするように制御される。他の態様では、遮断要素28は、入れられたオイルが再使用可能オイルフィルタ10の出口24を時期尚早に通ることを防止するように制御される。
【0023】
上述した構成では、再使用可能オイルフィルタ10が所定の場所に設置されると、再使用可能オイルフィルタ10を取り外す、交換する、及び/又は廃棄する必要は明らかにないはずである。再使用可能オイルフィルタ10を交換する必要が仮に生じた場合、又は、誰かが再使用可能オイルフィルタ10を定期的に交換することを積極的に選択した場合には、交換の間隔は、従来のオイルフィルタに関連するものよりも遙かに大きくなる。
【0024】
様々な態様において、再使用可能オイルフィルタ10は、再使用可能オイルフィルタ10内のオイルの1又は複数のパラメータを測定するように構成された1又は複数の検出デバイス34を更に含む。1又は複数の検出デバイス34は、任意の適切な種類の検出デバイスであってよく、ハウジング12内又はハウジング12外のどこにでも配置されてよい。例えば、様々な態様では、検出デバイス34の少なくとも1つは、再使用可能オイルフィルタ10内のオイルの清浄度を検知又は測定するように構成されている。他の態様では、検出デバイス34の少なくとも1つは、オイルの不透明度を検知又は測定するように構成されている。様々な態様では、検出デバイス34の少なくとも1つは、オイル中の粒子数を検知又は測定するように構成されている。様々な態様では、検出デバイス34の少なくとも1つは、オイルの酸性度を検知又は測定するように構成されている。様々な態様では、一対の検出デバイス34は、オイルの流路の一箇所に配置された検出デバイス34の一方からオイルの流路の別の箇所に配置された検出デバイス34の他方までの圧力降下を検知又は測定するように構成されている。様々な態様では、検出デバイス34の1又は複数は、オイルが再使用可能オイルフィルタ10内に存在している時間量を測定するように構成されている。様々な実施形態によれば、検出デバイス34の1又は複数は、再使用可能オイルフィルタ10に存在するオイルの分光分析を実行するように構成されている。様々な態様では、検出デバイス34の1又は複数の検出デバイス34は、オイルサンプル及び/又は汚染物質を取り込んで分析するように構成されている。1又は複数の検出デバイス34は、上記の実施例よりも他の多くの機能について構成されてもよいことが理解されるであろう。取り込まれたオイルサンプル及び/又は汚染物質は、再使用可能オイルフィルタ10の外部(例えば、実験室で)で分析されてよいことは理解されるであろう。
【0025】
上記のように、パージ動作において、様々な態様では、洗浄流体は、通常動作の下で再使用可能オイルフィルタ10に送られるオイルの圧力よりも実質的に大きい圧力で送られてよい。しかしながら、より高い流れが可能ではない場合、再使用可能オイルフィルタ10の様々な態様は、移動要素36(
図3参照)を更に含んでよい。移動要素36は、ハウジング12内を「上」「下」に移動するように構成されており、フィルタエレメント14のある一つのセクションが清浄であると見做されるまで、当該セクションに洗浄流体の流れを効果的に集中させ、そして、フィルタエレメント14の全てのセクションが洗浄/パージされるまで、同様の手法でセクションごとに移動する。
【0026】
図3は、移動要素36の様々な態様を示している。移動要素36はベース部材38を含んでおり、ベース部材38は、パージ動作中にポート30を通って入る洗浄流体がベース部材38付近を通って再使用可能オイルフィルタ10の出口24に到ることを防ぐように構成されている。様々な態様では、移動要素36は、ベース部材38の中心に接続された螺旋形状要素40を含んでいる。螺旋形状要素40の第1の方向への回転はベース部材38を「上方」に移動させ、螺旋形状要素40の(第1の方向とは反対の)第2の方向への回転はベース部材38を「下方」に移動させる。これによって、フィルタエレメント14をセクションごとに漸増的に清掃できるようになっている。
図2の円柱状の再使用可能オイルフィルタ10では、ベース部材38の「上向き」及び「下向き」の移動は、再使用可能オイルフィルタ10の長手方向軸(図示せず)に沿った長手方向の移動である。他の態様では、移動要素36は、2つの螺旋形状要素40、つまり、ベース部材38の「左」側の一つとベース部材38の「右」側(「左」側とは反対側)の一つ、を含んでいる。螺旋形状要素40以外の任意の数の機構/構成が、ベース部材38又は同様な遮断型構造を、再使用可能オイルフィルタ10の清浄側22で「上向き」及び「下向き」に移動させるために使用されてよいことは理解されるであろう。
【0027】
様々な態様では、ステーションポンプは、パージ動作中により大きな流量を供給して、バルブアセンブリ26のバルブを所望の位置にシフトさせるようにプログラムされてよく、また、ステーションポンプは、補充動作中により少ない流量を供給してバルブアセンブリ26のバルブをシフトさせず、出口24を塞いで、再使用可能オイルフィルタ10の汚れ側20からのオイルがポート32を出るのを防ぐようにプログラムされてもよい。或いは、制御システムは、排出ポンプ及びパージポンプを同時に作動させて、バルブアセンブリ26のバルブをシフトさせ、パージ動作と排出動作の低圧との組合せのみで、再使用可能オイルフィルタ10の出口24からの流出を防止し、再使用可能オイルフィルタ10の汚れ側20からの流出を可能にするようにプログラムされてよい。
【0028】
上記の観点から、再使用可能オイルフィルタ10が車両又は移動可能機械と共に利用される用途では、車両又は移動可能機械は、ロボットによる給油とオイル交換とのためにサービスステーションに入れられてよいことは理解されるであろう。クイックコネクトがパージ補充システム及び排出システムに結合された後で、パージプロセスが利用されて、上述した逆流加圧プロセスを用いることで、車両/機械の1又は複数の再使用可能オイルフィルタ10が浄化されてよい。取得されたオイルサンプル又は汚染物質は、1又は複数のセンサ34によってリアルタイムで分析されてよく、又は、後に実験室で分析されてよい。
【0029】
パージ工程の完了に続いて又はパージ工程と並行して、排出プロセスが利用されて、再使用可能オイルフィルタ10及び/又は外部サンプ(例えば、エンジンサンプ)から洗浄流体、オイル又は汚染物質が排出されてよい。排出プロセスの完了後、再充填プロセスが利用されて、再使用可能オイルフィルタ10の汚れ側20に新しいオイルが送られてよく、又は、再使用可能オイルフィルタ10の清浄側22に限外濾過されたオイルが送られてよい。充填プロセスのどの変形例でも、(オイルレベルを直ぐに読み取るために)清浄化された再使用可能オイルフィルタ10を予備充填し、新しいオイルを濾過し、エンジン/機械を予備潤滑する。様々な態様では、オイルゲージのオイルレベルがライブ読取り/測定のために検知/測定されて利用され、正しい又は最適なレベルでオイル補充が停止する。他の態様では、例えば、排出ラインに配置された検出デバイスは、正しい又は最適なレベルでオイルの補充を自動的に停止する信号を出力してよい。
【0030】
[実施例]
【0031】
実施例1-システムが提供される。システムは、再使用可能オイルフィルタ、第1のポート、第2のポート、及びバルブアセンブリから構成されている。再使用可能オイルフィルタは入口及び出口を有しており、ハウジングと、ハウジングに配置されたフィルタエレメントとを含む。バルブアセンブリは、再使用可能オイルフィルタと、第1のポート及び第2のポートと選択的に流体連通している。
【0032】
実施例2-ハウジングは金属で構成されている実施例1のシステム。
【0033】
実施例3-フィルタエレメントは金属で構成されている、実施例1又は2のシステム。
【0034】
実施例4-フィルタエレメントはナノ粒子で構成されている、実施例1又は2のシステム。
【0035】
実施例5-バルブアセンブリはハウジングに配置されている、実施例1、2、3又は4のシステム。
【0036】
実施例6-バルブアセンブリは、(1)再使用可能オイルフィルタの清浄側への洗浄流体の送達と、(2)再使用可能オイルフィルタの汚れ側への新しいオイルの送達と、(3)再使用可能オイルフィルタの汚れ側からの汚れたオイルの排出とを選択的に制御するように構成されている、実施例1、2、3、4又は5のシステム。
【0037】
実施例7-再使用可能オイルフィルタの清浄側の流体が再使用可能オイルフィルタの出口から出ることを選択的に遮断するように構成された遮断要素を更に含む、実施例1、2、3、4、5又は6のシステム。
【0038】
実施例8-遮断要素はハウジング内に配置されている、実施例7のシステム。
【0039】
実施例9-再使用可能オイルフィルタにおけるオイルのパラメータを測定するように構成された1又は複数の検出デバイスを更に含む、実施例1、2、3、4、5、6、7又は8のシステム。
【0040】
実施例10-1又は複数の検出デバイスのうちの少なくとも1つがハウジング内に配置されている、実施例9のシステム。
【0041】
実施例11-ハウジング内に配置された移動要素を更に含んでおり、移動要素は、再使用可能オイルフィルタの清浄側に沿って移動するように構成されている、実施例1、2、3、4、5、6、7、8、9又は10のシステム。
【0042】
実施例12-(1)第1のポートに結合可能である第1のクイックディスコネクトと、(2)第2のポートに結合可能である第2のクイックディスコネクトとを更に含む、実施例1、2、3、4、5、6、7、8、9、10又は11のシステム。
【0043】
実施例13-システムが提供される。そのシステムは、再使用可能オイルフィルタと、第1のポートと、第2のポートと、再使用可能オイルフィルタと流体連通するバルブアセンブリと、検出デバイスとから構成されている。再使用可能オイルフィルタは入口及び出口を含んでおり、ハウジングと、ハウジング内に配置されたフィルタエレメントとを備えている。バルブアセンブリ及び検出デバイスの少なくとも1つは、ハウジング内に配置されている。
【0044】
実施例14-バルブアセンブリは、(1)パージ動作中における再使用可能オイルフィルタの清浄側への洗浄流体の送達と、(2)補充動作中における再使用可能オイルフィルタの汚れ側への新しいオイルの送達と、(3)排出動作中における再使用可能オイルフィルタの汚れ側からの汚れたオイルの排出とを選択的に制御するように構成されている、実施例13のシステム。
【0045】
実施例15-再使用可能オイルフィルタの清浄側の流体が、再使用可能オイルフィルタの出口から出ることを選択的に阻止するように構成された遮断要素を更に含む、実施例13又は14のシステム。
【0046】
実施例16-バルブアセンブリは遮断アセンブリを備えている、実施例13、14又は15のシステム。
【0047】
実施例17-ハウジング内に配置された移動要素を更に備えており、移動要素は、再使用可能オイルフィルタの清浄側に沿って移動するように構成されている、実施例13、14、15又は16のシステム。
【0048】
実施例18-(1)第1のポートに結合可能である第1のクイックディスコネクトと、(2)第2のポートに結合可能である第2のクイックディスコネクトとを更に含む、実施例13、14、15、16又は17のシステム。
【0049】
実施例19-再使用可能オイルフィルタが提供される。再使用可能オイルフィルタは、入口と、入口に流体連結された出口と、ハウジングと、フィルタエレメントと、第1のポートと、第2のポートとを備えている。フィルタエレメントは、ハウジング内に配置されて、外面及び内面を規定する。再使用可能オイルフィルタは、更に、ハウジング内に配置されたバルブアセンブリを備えており、バルブアセンブリは、(1)フィルタエレメントの外面に隣接する第1の容積と、(2)フィルタエレメントの内面に隣接する第2の容積と、(3)第1のポートと、(4)第2のポートと選択的に流体連通している。
【0050】
実施例20-ハウジング内に配置された検出デバイスを更に含む、実施例19のシステム。
【0051】
再使用可能オイルフィルタ10の様々な態様が、開示された特定の態様に関連して本明細書に記載されているが、それら態様について多くの変更及び変形が実施されてよい。また、特定の構成要素について材料が開示されている場合には、他の材料が使用されてよい。更に、様々な実施形態において、所与の機能又は機能を実行するために、単一の構成要素が複数の構成要素で置換されてよく、複数の構成要素が単一の構成要素で置換されてよい。前述の説明と添付の特許請求の範囲とは、開示された態様の範囲内に収まるものとして、そのような全ての変更及び変形を包含することを意図している。
【0052】
本発明は、例示的な設計を有するものとして記載されてきたが、記載された発明は、本開示の精神及び範囲内で更に変更されてよい。本願は、故に、その一般的な原理を用いた本発明の任意の変形、使用、又は用途を網羅することを意図している。例えば、本発明は、再使用可能オイルフィルタの文脈で説明されたが、本発明の一般原則は、他のタイプの再使用可能な流体フィルタにも同様に適用可能である。
【0053】
参照により全体又は一部が本明細書の一部となる特許、特許出願、出版物、又は他の開示資料は、組み込まれた資料が、本開示に示された既存の定義、記載、又は他の開示資料と矛盾しない範囲でのみ、本明細書の一部となる。このようにして必要な範囲で、本明細書に明示的に記載されている開示は、参照により本明細書の一部となる矛盾する資料に優先する。参照により本明細書の一部とされるが、本明細書に記載されている既存の定義、記述、又はその他の開示資料と矛盾する資料若しくはその一部は、その組み込まれた資料と既存の開示資料との間に矛盾が生じない範囲内でのみ一部とされる。
【手続補正書】
【提出日】2024-02-26
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
分離される又は取り外されることなく洗浄して再使用されるように構成されたフィルタエレメントを有する再使用可能オイルフィルタと、
前記再使用可能オイルフィルタ、パージシステム、及び補充システムと選択的に流体連通するバルブアセンブリと、
前記再使用可能オイルフィルタ内の流体のパラメータを測定するように構成された検出デバイスと、
を備えており、
前記バルブアセンブリは、前記再使用可能オイルフィルタ内の前記流体の測定されたパラメータに基づいて前記パージシステム及び前記補充システムを選択的に動作させるように構成されており、
前記再使用可能オイルフィルタが所定の場所に設置されると、前記再使用可能オイルフィルタは、取り外されることなく洗浄されて再使用される、システム。
【請求項2】
前記再使用可能オイルフィルタはハウジングを備えており、
前記フィルタエレメントは、前記ハウジング内に配置されて前記ハウジングによって囲まれており、
前記流体は、前記再使用可能オイルフィルタの前記ハウジング内に配置される、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記ハウジングは金属で構成されている、請求項2に記載のシステム。
【請求項4】
前記バルブアセンブリは前記ハウジング内に配置されている、請求項2に記載のシステム。
【請求項5】
前記フィルタエレメントは金属で構成されている、請求項1に記載のシステム。
【請求項6】
前記フィルタエレメントはナノ粒子で構成されている、請求項1に記載のシステム。
【請求項7】
前記パージシステムは、前記バルブアセンブリに結合可能である第1のポートを備えており、
前記補充システムは、前記バルブアセンブリに結合可能である第2のポートを備えている、請求項1に記載のシステム。
【請求項8】
前記バルブアセンブリは、
前記第1のポートを通して前記再使用可能オイルフィルタの清浄側に洗浄流体を送達することと、
前記第1のポートを通して前記再使用可能オイルフィルタの汚れ側に新しいオイルを送達することと、
前記第2のポートを通して外部システムに送達するために、前記再使用可能オイルフィルタの汚れ側から汚れたオイルを排出することと、
を選択的に制御するように構成されている、請求項7に記載のシステム。
【請求項9】
前記第1のポートに結合可能である第1のクイックディスコネクトと、
前記第2のポートに結合可能である第2のクイックディスコネクトと、
を更に備えている、請求項8に記載のシステム。
【請求項10】
前記再使用可能オイルフィルタの清浄側の流体が前記再使用可能オイルフィルタの出口から出ることを選択的に妨げるように構成されている遮断要素を更に備える、請求項1に記載のシステム。
【請求項11】
前記再使用可能オイルフィルタ内の前記流体の少なくとも1つの他のパラメータを測定するように構成された1又は複数の更なる検出デバイスを更に備える、請求項1に記載のシステム。
【請求項12】
前記再使用可能オイルフィルタのハウジング内に配置された移動要素を更に備えており、
前記移動要素は、前記再使用可能オイルフィルタの清浄側に沿って移動するように構成されている、請求項1に記載のシステム。
【請求項13】
分離される又は取り外されることなく洗浄して再使用されるように構成された再使用可能オイルフィルタであって、
ハウジングと、
前記ハウジング内に配置されており、前記ハウジングによって囲まれたフィルタエレメントと、
を備える再使用可能オイルフィルタと、
前記再使用可能オイルフィルタと流体連通するバルブアセンブリと、
前記ハウジング内に配置された検出デバイスと、
を備えており、
前記検出デバイスは、前記再使用可能オイルフィルタ内の流体のパラメータを測定するように構成されており、
前記バルブアセンブリは、前記再使用可能オイルフィルタ内の前記流体の前記測定されたパラメータに基づいてパージシステム及び補充システムを選択的に作動させるように構成されており、それによって、前記再使用可能オイルフィルタが所定の場所に設置されると、前記再使用可能オイルフィルタを取り外すことなく洗浄して再使用することができる、システム。
【請求項14】
前記バルブアセンブリは、
パージ動作中に前記再使用可能オイルフィルタの清浄側に洗浄流体を送達することと、
再充填動作中に前記再使用可能オイルフィルタの汚れ側に新しいオイルを送達することと、
外部システムに送達するための排出動作中に前記再使用可能オイルフィルタの汚れ側から汚れたオイルを排出することと、
を選択的に制御するように構成されている、請求項13に記載のシステム。
【請求項15】
前記再使用可能オイルフィルタの清浄側の流体が前記再使用可能オイルフィルタの出口から出ることを選択的に妨げるように構成されている遮断要素を更に備える、請求項13に記載のシステム。
【請求項16】
前記バルブアセンブリは前記遮断要素を備える、請求項15に記載のシステム。
【請求項17】
前記ハウジング内に配置された移動要素を更に備えており、前記移動要素は、前記再使用可能オイルフィルタの清浄側に沿って移動するように構成されている、請求項13に記載のシステム。
【請求項18】
前記再使用可能オイルフィルタの第1のポートに結合可能である第1のクイックディスコネクトと、
前記再使用可能オイルフィルタの第2のポートに結合可能である第2のクイックディスコネクトと、
を更に備える、請求項13に記載のシステム。
【請求項19】
再使用可能オイルフィルタであって、
ハウジングと、
前記ハウジング内に配置されたフィルタエレメントと、
前記ハウジング内に配置されたバルブアセンブリと、
前記再使用可能オイルフィルタ内の流体のパラメータを測定するように構成された検出デバイスと、
を備えており、
前記バルブアセンブリは、前記再使用可能オイルフィルタ内の前記流体の測定されたパラメータに基づいてパージ及び補充動作を選択的に行うように構成されており、
前記再使用可能オイルフィルタが所定の場所に設置されると、前記再使用可能オイルフィルタは、取り外されることなく洗浄して再使用することができる、再使用可能オイルフィルタ。
【請求項20】
前記検出デバイスは前記ハウジング内に配置される、請求項19に記載の再使用可能オイルフィルタ。
【外国語明細書】