(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024006937
(43)【公開日】2024-01-17
(54)【発明の名称】プログラム、情報処理装置、方法及びシステム
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/10 20120101AFI20240110BHJP
G06Q 30/0251 20230101ALI20240110BHJP
G06Q 30/0241 20230101ALI20240110BHJP
G06F 16/9035 20190101ALI20240110BHJP
G16Y 40/30 20200101ALI20240110BHJP
【FI】
G06Q50/10
G06Q30/0251
G06Q30/0241 444
G06Q30/0241 446
G06F16/9035
G16Y40/30
【審査請求】未請求
【請求項の数】34
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023023530
(22)【出願日】2023-02-17
(62)【分割の表示】P 2022104130の分割
【原出願日】2022-06-29
(71)【出願人】
【識別番号】522260517
【氏名又は名称】アイオーティ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002815
【氏名又は名称】IPTech弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】鷹石 ▲恵▼充
(72)【発明者】
【氏名】太田 宏
(72)【発明者】
【氏名】▲今▼橋 景人
【テーマコード(参考)】
5B175
5L049
【Fターム(参考)】
5B175GB05
5B175HA01
5L049BB08
5L049CC11
(57)【要約】
【課題】個人情報を特定せずに個人に対するレコメンドを受ける。
【解決手段】プロセッサ29とメモリ25とを備えるサーバ20を動作させるためのプログラムであって、プログラムは、プロセッサ29に、ユーザからユーザの出生情報に関する第1情報の入力を受け入れるステップと、入力を受け入れるステップで受け入れた第1情報と、所定の日時に関する第2情報とに基づいて、ユーザに関連するキーワードを生成するステップと、キーワードを用いて電子商取引サーバ30を検索し、この検索結果に基づいて電子商取引サーバ30におけるサービスをユーザに提示するステップとを実行させる。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
プロセッサとメモリとを備えるコンピュータを動作させるためのプログラムであって、
前記プログラムは、前記プロセッサに、
ユーザから前記ユーザの出生情報に関する第1情報の入力を受け入れるステップと、
前記入力を受け入れるステップで受け入れた前記第1情報と、所定の日時に関する第2情報とに基づいて、前記ユーザに関連するキーワードを生成するステップと、
前記キーワードを用いてサービスサイトを検索し、この検索結果に基づいて前記サービスサイトにおけるサービスを前記ユーザに提示するステップと
を実行させる、プログラム。
【請求項2】
プロセッサとメモリとを備えるコンピュータを動作させるためのプログラムであって、
前記プログラムは、前記プロセッサに、
ユーザから前記ユーザの顔画像または掌画像の少なくとも一方の入力を受け入れるステップと、
前記顔画像から前記ユーザの顔の特徴部分及びその配置を検出し、及び/または前記掌画像から前記ユーザの掌線及びその配置を検出するステップと、
前記ユーザの前記顔の前記特徴部分及びその配置、及び/または前記ユーザの前記掌線及びその配置に基づいて、前記ユーザに関するキーワードを生成するステップと、
前記キーワードを用いてサービスサイトを検索し、この検索結果に基づいて前記サービスサイトにおけるサービスを前記ユーザに提示するステップと
を実行させる、プログラム。
【請求項3】
前記キーワードは、前記第1情報及び前記第2情報に基づいて一意に定まる前記キーワードである、請求項1に記載のプログラム。
【請求項4】
前記出生情報は、前記ユーザの生年月日に関する情報を必ず含み、前記ユーザの誕生時間に関する情報、前記ユーザの誕生場所の位置情報、前記ユーザの血液型が含まれうる請求項1に記載のプログラム。
【請求項5】
前記キーワードを生成するステップにおいて、複数の前記キーワードを生成する、請求項1または2に記載のプログラム。
【請求項6】
前記キーワードを生成するステップにおいて、それぞれの前記キーワードに対して重み付けをする、請求項5に記載のプログラム。
【請求項7】
前記サービスサイトにおける前記サービスを前記ユーザに提示するステップにおいて、前記重み付けに基づいて、前記サービスサイトに対する検索を行う前記キーワードを選定する、請求項6に記載のプログラム。
【請求項8】
前記サービスサイトにおける前記サービスを前記ユーザに提示するステップにおいて、前記キーワードの属性に基づいて、前記サービスサイトに対する検索を行う前記キーワードを選定する、請求項6に記載のプログラム。
【請求項9】
前記サービスサイトは電子商取引サイトである、請求項1または2に記載のプログラム。
【請求項10】
前記サービスサイトにおける前記サービスを前記ユーザに提示するステップにおいて、前記ユーザの前記電子商取引サイトにおける購買履歴に基づいて、前記サービスを前記ユーザに提示する、請求項9に記載のプログラム。
【請求項11】
前記サービスサイトにおける前記サービスを前記ユーザに提示するステップにおいて、前記ユーザの過去の前記購買履歴と前記キーワードによる前記検索結果とに基づいて、前記電子商取引サイトにおいて販売されている商品または前記サービスに関する情報を前記ユーザに提示する、請求項10に記載のプログラム。
【請求項12】
前記サービスサイトにおける前記サービスを前記ユーザに提示するステップにおいて、前記電子商取引サイトを利用する前記ユーザを含む利用者の前記電子商取引サイトにおける前記購買履歴に基づいて、前記電子商取引サイトにおいて販売されている前記商品または前記サービスに関する情報を前記ユーザに提示する、請求項11に記載のプログラム。
【請求項13】
前記サービスサイトにおける前記サービスを前記ユーザに提示するステップにおいて、前記ユーザの前記出生情報に関する前記第1情報が共通、または前記顔の前記特徴部分及びその配置、及び/または前記掌線及びその配置が共通である利用者の前記電子商取引サイトにおける前記購買履歴と前記キーワードによる前記検索結果とに基づいて、前記電子商取引サイトにおいて販売されている前記商品または前記サービスに関する情報を前記ユーザに提示する、請求項11に記載のプログラム。
【請求項14】
前記サービスサイトにおける前記サービスを前記ユーザに提示するステップにおいて、前記ユーザの前記電子商取引サイトにおける購買履歴に基づくことなく、前記サービスを前記ユーザに提示する、請求項9に記載のプログラム。
【請求項15】
前記キーワードを生成するステップにおいて、それぞれの前記キーワードに対して、前記サービスサイトを検索する際に用いるパラメータを関連付ける、請求項5に記載のプログラム。
【請求項16】
前記サービスサイトにおける前記サービスを前記ユーザに提示するステップにおいて、前記商品または前記サービスに関する前記情報を前記ユーザに提示した結果として前記ユーザが当該商品または前記サービスを購入したら前記パラメータの値を増やし、前記ユーザが当該商品または前記サービスを購入しなかったら前記パラメータの値を減らす、請求項15に記載のプログラム。
【請求項17】
前記サービスサイトにおける前記サービスを前記ユーザに提示するステップにおいて、前記ユーザに提示した前記商品または前記サービスが表示されている前記サービスサイトの滞在時間を検出し、この滞在時間に基づいて前記パラメータの値を増減させる、請求項16に記載のプログラム。
【請求項18】
前記プログラムは、さらに、前記ユーザに関する前記キーワードを生成するステップにおいて生成した前記キーワードに基づいて、前記ユーザを象徴するアバターを仮想空間内に生成するステップを有する、請求項1または2に記載のプログラム。
【請求項19】
前記アバターを前記仮想空間内に生成するステップにおいて、前記アバターの行動パターン及び性格の少なくとも一方を前記キーワードに基づいて設定する、請求項18に記載のプログラム。
【請求項20】
前記メモリには、前記ユーザの前記顔の前記特徴部分及びその配置、及び/または前記ユーザの前記掌線及びその配置を説明変数とし、前記キーワードを目的変数とする学習モデルが格納され、
前記ユーザに関する前記キーワードを生成するステップにおいて、前記学習モデルに前記ユーザの前記顔の前記特徴部分及びその配置、及び/または前記ユーザの前記掌線及びその配置を入力することで前記キーワードを生成する、請求項2に記載のプログラム。
【請求項21】
プロセッサとメモリとを備えるコンピュータを動作させるためのプログラムであって、
前記プログラムは、前記プロセッサに、
ユーザから前記ユーザの出生情報に関する第1情報の入力を受け入れるステップと、
前記入力を受け入れるステップで受け入れた前記第1情報と、所定の日時に関する第2情報とに基づいて、前記ユーザに関連するキーワードを生成するステップと、
前記キーワードをサービスサイトに提示してこのサービスサイトから検索結果を受け取り、この検索結果に基づいて前記サービスサイトにおけるサービスを前記ユーザに提示するステップと
を実行させる、プログラム。
【請求項22】
プロセッサとメモリとを備えるコンピュータを動作させるためのプログラムであって、
前記プログラムは、前記プロセッサに、
ユーザから前記ユーザの顔画像または掌画像の少なくとも一方の入力を受け入れるステップと、
前記顔画像から前記ユーザの顔の特徴部分及びその配置を検出し、及び/または前記掌画像から前記ユーザの掌線及びその配置を検出するステップと、
前記ユーザの前記顔の前記特徴部分及びその配置、及び/または前記ユーザの前記掌線及びその配置に基づいて、前記ユーザに関するキーワードを生成するステップと、
前記キーワードをサービスサイトに提示してこのサービスサイトから検索結果を受け取り、この検索結果に基づいて前記サービスサイトにおけるサービスを前記ユーザに提示するステップと
を実行させる、プログラム。
【請求項23】
プロセッサとメモリとを備えた情報処理装置であって、
前記プロセッサは、
ユーザから前記ユーザの出生情報に関する第1情報の入力を受け入れるステップと、
前記入力を受け入れるステップで受け入れた前記第1情報と、所定の日時に関する第2情報とに基づいて、前記ユーザに関連するキーワードを生成するステップと、
前記キーワードを用いてサービスサイトを検索し、この検索結果に基づいて前記サービスサイトにおけるサービスを前記ユーザに提示するステップと
を実行する、情報処理装置。
【請求項24】
プロセッサとメモリとを備えた情報処理装置であって、
前記プロセッサは、
ユーザから前記ユーザの顔画像または掌画像の少なくとも一方の入力を受け入れるステップと、
前記顔画像から前記ユーザの顔の特徴部分及びその配置を検出し、及び/または前記掌画像から前記ユーザの掌線及びその配置を検出するステップと、
前記ユーザの前記顔の前記特徴部分及びその配置、及び/または前記ユーザの前記掌線及びその配置に基づいて、前記ユーザに関するキーワードを生成するステップと、
前記キーワードを用いてサービスサイトを検索し、この検索結果に基づいて前記サービスサイトにおけるサービスを前記ユーザに提示するステップと
を実行する、情報処理装置。
【請求項25】
プロセッサとメモリとを備えた情報処理装置であって、
前記プロセッサは、
ユーザから前記ユーザの出生情報に関する第1情報の入力を受け入れるステップと、
前記入力を受け入れるステップで受け入れた前記第1情報と、所定の日時に関する第2情報とに基づいて、前記ユーザに関連するキーワードを生成するステップと、
前記キーワードをサービスサイトに提示してこのサービスサイトから検索結果を受け取り、この検索結果に基づいて前記サービスサイトにおけるサービスを前記ユーザに提示するステップと
を実行する、情報処理装置。
【請求項26】
プロセッサとメモリとを備えた情報処理装置であって、
前記プロセッサは、
ユーザから前記ユーザの顔画像または掌画像の少なくとも一方の入力を受け入れるステップと、
前記顔画像から前記ユーザの顔の特徴部分及びその配置を検出し、及び/または前記掌画像から前記ユーザの掌線及びその配置を検出するステップと、
前記ユーザの前記顔の前記特徴部分及びその配置、及び/または前記ユーザの前記掌線及びその配置に基づいて、前記ユーザに関するキーワードを生成するステップと、
前記キーワードをサービスサイトに提示してこのサービスサイトから検索結果を受け取り、この検索結果に基づいて前記サービスサイトにおけるサービスを前記ユーザに提示するステップと
を実行する、情報処理装置。
【請求項27】
プロセッサとメモリとを備えたコンピュータにより実行される方法であって、
前記プロセッサは、
ユーザから前記ユーザの出生情報に関する第1情報の入力を受け入れるステップと、
前記入力を受け入れるステップで受け入れた前記第1情報と、所定の日時に関する第2情報とに基づいて、前記ユーザに関連するキーワードを生成するステップと、
前記キーワードを用いてサービスサイトを検索し、この検索結果に基づいて前記サービスサイトにおけるサービスを前記ユーザに提示するステップと
を実行する、方法。
【請求項28】
プロセッサとメモリとを備えたコンピュータにより実行される方法であって、
前記プロセッサは、
ユーザから前記ユーザの顔画像または掌画像の少なくとも一方の入力を受け入れるステップと、
前記顔画像から前記ユーザの顔の特徴部分及びその配置を検出し、及び/または前記掌画像から前記ユーザの掌線及びその配置を検出するステップと、
前記ユーザの前記顔の前記特徴部分及びその配置、及び/または前記ユーザの前記掌線及びその配置に基づいて、前記ユーザに関するキーワードを生成するステップと、
前記キーワードを用いてサービスサイトを検索し、この検索結果に基づいて前記サービスサイトにおけるサービスを前記ユーザに提示するステップと
を実行する、方法。
【請求項29】
プロセッサとメモリとを備えたコンピュータにより実行される方法であって、
前記プロセッサは、
ユーザから前記ユーザの出生情報に関する第1情報の入力を受け入れるステップと、
前記入力を受け入れるステップで受け入れた前記第1情報と、所定の日時に関する第2情報とに基づいて、前記ユーザに関連するキーワードを生成するステップと、
前記キーワードをサービスサイトに提示してこのサービスサイトから検索結果を受け取り、この検索結果に基づいて前記サービスサイトにおけるサービスを前記ユーザに提示するステップと
を実行する、方法。
【請求項30】
プロセッサとメモリとを備えたコンピュータにより実行される方法であって、
前記プロセッサは、
ユーザから前記ユーザの顔画像または掌画像の少なくとも一方の入力を受け入れるステップと、
前記顔画像から前記ユーザの顔の特徴部分及びその配置を検出し、及び/または前記掌画像から前記ユーザの掌線及びその配置を検出するステップと、
前記ユーザの前記顔の前記特徴部分及びその配置、及び/または前記ユーザの前記掌線及びその配置に基づいて、前記ユーザに関するキーワードを生成するステップと、
前記キーワードをサービスサイトに提示してこのサービスサイトから検索結果を受け取り、この検索結果に基づいて前記サービスサイトにおけるサービスを前記ユーザに提示するステップと
を実行する、方法。
【請求項31】
ユーザから前記ユーザの出生情報に関する第1情報の入力を受け入れる手段と、
前記第1情報の入力を受け入れる手段で受け入れた前記第1情報と、所定の日時に関する第2情報とに基づいて、前記ユーザに関連するキーワードを生成する手段と、
前記キーワードを用いてサービスサイトを検索し、この検索結果に基づいて前記サービスサイトにおけるサービスを前記ユーザに提示する手段と
を具備する、システム。
【請求項32】
ユーザから前記ユーザの顔画像または掌画像の少なくとも一方の入力を受け入れる手段と、
前記顔画像から前記ユーザの顔の特徴部分及びその配置を検出し、及び/または前記掌画像から前記ユーザの掌線及びその配置を検出する手段と、
前記ユーザの前記顔の前記特徴部分及びその配置、及び/または前記ユーザの前記掌線及びその配置に基づいて、前記ユーザに関するキーワードを生成する手段と、
前記キーワードを用いてサービスサイトを検索し、この検索結果に基づいて前記サービスサイトにおけるサービスを前記ユーザに提示する手段と
を具備する、システム。
【請求項33】
ユーザから前記ユーザの出生情報に関する第1情報の入力を受け入れる手段と、
前記第1情報の入力を受け入れる手段で受け入れた前記第1情報と、所定の日時に関する第2情報とに基づいて、前記ユーザに関連するキーワードを生成する手段と、
前記キーワードをサービスサイトに提示してこのサービスサイトから検索結果を受け取り、この検索結果に基づいて前記サービスサイトにおけるサービスを前記ユーザに提示する手段と
を具備する、システム。
【請求項34】
ユーザから前記ユーザの顔画像または掌画像の少なくとも一方の入力を受け入れる手段と、
前記顔画像から前記ユーザの顔の特徴部分及びその配置を検出し、及び/または前記掌画像から前記ユーザの掌線及びその配置を検出する手段と、
前記ユーザの前記顔の前記特徴部分及びその配置、及び/または前記ユーザの前記掌線及びその配置に基づいて、前記ユーザに関するキーワードを生成する手段と、
前記キーワードをサービスサイトに提示してこのサービスサイトから検索結果を受け取り、この検索結果に基づいて前記サービスサイトにおけるサービスを前記ユーザに提示する手段と
を具備する、システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、プログラム、情報処理装置、方法及びシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
心理テスト等の結果に基づいて、アバターと一般的に称される人工生命体を、コンピュータシステムが構築する仮想空間内に生成し、このアバターに各種行動を起こさせる技術が存在する。
【0003】
上述した技術に関連する技術として、特許文献1、特許文献2に開示された技術がある。
【0004】
特許文献1には、仮想空間提供装置に関する技術が開示されている。仮想空間提供装置は、ユーザから入力される情報に基づいて、そのユーザに対応するアバターに設定するためのDNAを生成する。仮想空間提供装置は、DNAに応じて決定される先天的パーツとユーザの選択指示に応じて選択される後天的パーツとからアバターを生成し、仮想空間内に配置させる。
【0005】
また、特許文献2には、ユーザ本人を照合し、照合したユーザ本人の顔画像を取り込み、血液型性格判断等のデータベースやAI学習機能ソフトを使用することで、取り込んだ顔画像に人格と会話能力を与えてマイクローンを生成するオンデマンドマイクローンシステムに関する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2008-293401号公報
【特許文献2】特開2002-269589号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
これら特許文献1、特許文献2に開示された技術は、いずれも、心理テスト等を用いてアバターの性格や行動を規定するものである。一方、個人情報を特定できる形で提供することなく、ショッピングサイト等においてその個人に好適な商品等をレコメンドするニーズが消費者側にある。
【0008】
そこで、本開示は、上記課題を解決すべくなされたものであって、その目的は、個人情報を特定せずに個人に対するレコメンドを受けることが可能な技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
プロセッサとメモリとを備えるコンピュータを動作させるためのプログラムである。プログラムは、プロセッサに、ユーザからユーザの出生情報に関する第1情報の入力を受け入れるステップと、入力を受け入れるステップで受け入れた第1情報と、所定の日時に関する第2情報とに基づいて、ユーザに関連するキーワードを生成するステップと、キーワードを用いてサービスサイトを検索し、この検索結果に基づいてサービスサイトにおけるサービスをユーザに
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、個人情報を特定せずに個人に対するレコメンドを受けることができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】本開示に係るシステムの動作の概要を説明するための図である。
【
図2】第1実施形態に係るシステムの全体の構成を示す図である。
【
図3】第1実施形態に係る端末装置の機能的な構成を示す図である。
【
図4】第1実施形態に係るサーバの機能的な構成を示す図である。
【
図5】第1実施形態に係る電子商取引サーバの機能的な構成を示す図である。
【
図6】第1実施形態に係るユーザ情報データベースのデータ構造を示す図である。
【
図7】第1実施形態に係るキーワード情報データベースのデータ構造を示す図である。
【
図8】第1実施形態に係るサイト特定情報データベースのデータ構造を示す図である。
【
図9】第1実施形態に係るサイト閲覧情報データベースのデータ構造を示す図である。
【
図10】第1実施形態に係るアバター情報データベースのデータ構造を示す図である。
【
図11】第1実施形態に係るキーワードデータベースのデータ構造を示す図である。
【
図12】第1実施形態に係る購買情報データベースのデータ構造を示す図である。
【
図13】第1実施形態に係るサイト閲覧情報データベースのデータ構造を示す図である。
【
図14】第1実施形態に係るシステムにおける処理流れの一例を示すフローチャートである。
【
図15】第1実施形態に係る端末装置で表示される画面の一例を表す模式図である。
【
図16】第1実施形態に係る端末装置で表示される画面の別の一例を表す模式図である。
【
図17】第1実施形態に係る端末装置で表示される画面のまた別の一例を表す模式図である。
【
図18】第1実施形態に係る端末装置で表示される画面のまた別の一例を表す模式図である。
【
図19】第1実施形態に係る端末装置で表示される画面のまた別の一例を表す模式図である。
【
図20】第1実施形態に係る端末装置で表示される画面のまた別の一例を表す模式図である。
【
図21】第2実施形態に係るサーバの機能的な構成を示す図である。
【
図22】第2実施形態に係るシステムにおける処理流れの一例を示すフローチャートである。
【
図23】第2実施形態に係る端末装置で表示される画面の一例を表す模式図である。
【
図24】第2実施形態に係る端末装置で表示される画面の別の一例を表す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本開示の実施形態について図面を参照して説明する。実施形態を説明する全図において、共通の構成要素には同一の符号を付し、繰り返しの説明を省略する。なお、以下の実施形態は、特許請求の範囲に記載された本開示の内容を不当に限定するものではない。また、実施形態に示される構成要素のすべてが、本開示の必須の構成要素であるとは限らない。また、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。
【0013】
また、以下の説明において、「プロセッサ」は、1以上のプロセッサである。少なくとも1つのプロセッサは、典型的には、CPU(Central Processing Unit)のようなマイクロプロセッサであるが、GPU(Graphics Processing Unit)のような他種のプロセッサでもよい。少なくとも1つのプロセッサは、シングルコアでもよいしマルチコアでもよい。
【0014】
また、少なくとも1つのプロセッサは、処理の一部又は全部を行うハードウェア回路(例えばFPGA(Field-Programmable Gate Array)又はASIC(Application Specific Integrated Circuit))といった広義のプロセッサでもよい。
【0015】
また、以下の説明において、「xxxテーブル」といった表現により、入力に対して出力が得られる情報を説明することがあるが、この情報は、どのような構造のデータでもよいし、入力に対する出力を発生するニューラルネットワークのような学習モデルでもよい。従って、「xxxテーブル」を「xxx情報」と言うことができる。
【0016】
また、以下の説明において、各テーブルの構成は一例であり、1つのテーブルは、2以上のテーブルに分割されてもよいし、2以上のテーブルの全部又は一部が1つのテーブルであってもよい。
【0017】
また、以下の説明において、「プログラム」を主語として処理を説明する場合があるが、プログラムは、プロセッサによって実行されることで、定められた処理を、適宜に記憶部及び/又はインタフェース部などを用いながら行うため、処理の主語が、プロセッサ(或いは、そのプロセッサを有するコントローラのようなデバイス)とされてもよい。
【0018】
プログラムは、計算機のような装置にインストールされてもよいし、例えば、プログラム配布サーバ又は計算機が読み取り可能な(例えば非一時的な)記録媒体にあってもよい。また、以下の説明において、2以上のプログラムが1つのプログラムとして実現されてもよいし、1つのプログラムが2以上のプログラムとして実現されてもよい。
【0019】
また、以下の説明において、種々の対象の識別情報として、識別番号が使用されるが、識別番号以外の種類の識別情報(例えば、英字や符号を含んだ識別子)が採用されてもよい。
【0020】
また、以下の説明において、同種の要素を区別しないで説明する場合には、参照符号(又は、参照符号のうちの共通符号)を使用し、同種の要素を区別して説明する場合は、要素の識別番号(又は参照符号)を使用することがある。
【0021】
また、以下の説明において、制御線や情報線は、説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。全ての構成が相互に接続されていてもよい。
【0022】
<0 システムの概要>
図1は、本開示に係るシステムの動作の概要を示す図である。本開示のシステムは、ユーザからユーザ固有の情報の入力を受け入れ、ユーザ固有の情報に基づいてユーザに関連するキーワードを生成し、このキーワードを用いてサービスサイトを検索し、この検索結果に基づいてサービスサイトにおけるサービスをユーザに提示する。
【0023】
ユーザに対して入力を求める情報には大まかに分けて2系統ある。一つは、ユーザの出生情報に関する第1情報の入力と、所定の日時に関する第2情報とである。ユーザの出生情報に関する第1情報は、ユーザ固有の情報である。第1情報は、ユーザの生年月日に関する情報を必ず含み、ユーザの誕生時間に関する情報、ユーザの誕生場所の位置情報、ユーザの血液型が含まれうる。システムは、これら第1情報及び第2情報に基づいてキーワードを生成する。
【0024】
もう一つは、ユーザの顔画像または掌画像の少なくとも一方である。ユーザの顔画像または掌画像は、やはりユーザ固有の情報である。システムは、顔画像からユーザの顔の特徴部分及びその配置を検出し、及び/または掌画像からユーザの掌線及びその配置を検出し、ユーザの顔の特徴部分及びその配置、及び/またはユーザの掌線及びその配置に基づいて、ユーザに関するキーワードを生成する。
【0025】
本開示に係るシステムにおいて、キーワードは占いエンジンが生成する。一般的に、占いは、出生情報、顔画像、掌画像等を入力データとし、これら入力データが定まることにより結果が導き出される統計処理であると言える。その意味で、占いエンジン毎の個体差は許容されているとはいえ、単体の占いエンジンであれば、入力データが定まれば、占いエンジンが出力するキーワードは一意に定まる。当然のように、本開示に係るシステムにおいて複数の占いエンジンを設けることができるし、単体の占いエンジンが複数のキーワードを出力することも可能である。
【0026】
第1情報を入力とする占いエンジンの場合、第2情報が変われば、占いエンジンが出力するキーワードも変化する。例えば、第2情報がその日の日時に関する情報であれば、占いエンジンがキーワードを出力する日(より詳細には日時)に応じてキーワードが変化しうる。
【0027】
第1情報、第2情報及び顔画像、掌画像の入力形態は任意である。一例として、ユーザが所有するスマートフォン等の端末装置(情報処理装置)に構築される仮想空間内で自立的行動を行うアバターを生成し、このアバターとの会話、テキスト入出力を介して第1情報等の入力をユーザに求め、ユーザから第1情報等を取得する形態があげられる。好ましくは、アバターの行動パターン及び性格の少なくとも一方を、占いエンジンが出力するキーワードに基づいて設定する。生成されたアバターは、本開示に係るシステム全般で利用されてもよい。
【0028】
占いエンジンが出力したキーワードを、後述するマッチングエンジンに入力してもよいが、例えば占いエンジンが多数のキーワードを出力するなどして、マッチングエンジンの負荷が高くなる可能性がある。このため、本開示に係るシステムでは、占いエンジンが出力するキーワードに属性や重み付けを付与し、これら属性及び/または重み付けに基づいて、マッチングエンジンに入力するキーワードを選定してもよい。
【0029】
キーワードに属性を付与する手法は任意であり、特段の限定はない。一例として、本開示に係るシステムがシソーラス辞書を有し、このシソーラス辞書に基づいてキーワードを分類し、カテゴライズして、このカテゴリーに紐付けられた属性をキーワードに付与する手法が挙げられる。同様に、本開示に係るシステムが形態素解析エンジンを有し、形態素解析エンジンの出力として得られるキーワードの品詞分類及び語順を参照して属性をキーワードに付与する手法が挙げられる。このような解析手法は、インターネットコンテンツの検索エンジン等で実施されているものも含まれており、既知のものである。
【0030】
また、重み付けが持つ意味や重み付けを付与する手法についても特段の限定はない。一例として、後述するマッチングエンジンにおいて、ユーザに適切なサービスを提示できるか否か、という観点で重み付けを付与する手法が挙げられる。
【0031】
占いエンジンが出力するキーワードは多種多様であり、サービス提示のためのキーワードとしての適切さの度合いが異なりうる。この適切さの度合いを重み付けの値とする手法が一例として挙げられる。好ましくは、キーワードに付与した属性に基づいて重み付けの値を付与してもよい。あくまで一例であるが、キーワードの属性が行動や場面についてのものであれば重み付けの値を大きくし、キーワードの属性がユーザの性格についてのものであれば重み付けの値を小さくすることが考えられる。つまり、行動や場面についてのキーワードであれば、マッチングエンジンが電子商取引サイトをクロールする(クローリング)ことにより取得するキーワード(以下、サイトキーワードと称する)とのマッチングが良好であるし、サービス提示のためのキーワードとして好適であると考えられる。一方、ユーザの性格についてのキーワードの場合、キーワードとしての抽象度が高く、サイトキーワードとのマッチングが必ずしも良好であるとは限らない。当然、マッチングの結果、どのような好適なサービスを抽出できるかはマッチングエンジンの性能にもよるし、ユーザの性格に関するキーワードに類似するサイトキーワードが抽出できる電子商取引サイトもあり得るので、ユーザの性格に関するキーワードの重み付けの値を必ず低くすることではない。
【0032】
一方、本開示に係るシステムでは、マッチングエンジンが電子商取引サイトをクロールし、この電子商取引サイトに含まれるページからサイトキーワードを抽出する。マッチングエンジンによる電子商取引サイトのクローリングの頻度は任意であり、定期的にクロールする、電子商取引サイトのページ内容の更新を検知して、更新されたら更新されたページをクロールする、占いエンジンからキーワードが出力された(適宜選定された後でもよい)ことを契機にクロールする等、任意のタイミングでクロールすればよい。ページをクロールしてサイトキーワードを抽出する手法は、例えばインターネット検索サイト等において既知であり、ここではこれ以上の説明を省略する。
【0033】
マッチングエンジンは単体で存在してもよいし、電子商取引サイトの一機能として実現されていてもよい。電子商取引サイトの一機能とは、一例として、電子商取引サイトのトップページ等に設けられている検索窓にキーワードを入力すると、このキーワードにマッチしたページが提示される形態を指す。この場合、占いエンジンが出力した(選定済みのものも含む)キーワードを検索窓に入力し、出力されたページに対して特徴的なサイトキーワードを抽出すればよい。
【0034】
電子商取引サイトをユーザが以前から利用している場合、この電子商取引サイトにユーザの購買履歴が残っている場合が多い。マッチングエンジンは、この購買履歴を参照して、取得するキーワードをよりユーザに好ましいものにすることができる。この場合、購買履歴は電子商取引サイト内に通常格納されているので、どのユーザの購買履歴であるかを特定するために、電子商取引サイトにおけるユーザのアカウント情報を、マッチングエンジン及び/または電子商取引サイトが入手しておくことが好ましい。但し、ユーザがユーザ以外の人に商品をプレゼントするなどの状況、あるいは、電子商取引サイトのポリシー等の関係で購買履歴の参照を許可しない場合などでは、ユーザ自身の購買履歴を参照しない態様も可能である。
【0035】
この後、マッチングエンジンは、占いエンジンが出力した(選定済みのものも含む)キーワードと、電子商取引サイトをクロールして取得したサイトキーワードとのマッチングを行い、マッチした率が高いサイトキーワードに基づいて、電子商取引サイト内のサービスをユーザに提示する。
【0036】
キーワードとサイトキーワードのマッチングを行う手法は種々知られており、その手法に特段の限定はない。一例として、キーワードとサイトキーワードとを単純にマッチングし、マッチング率(マッチングスコア)を算出する手法が挙げられる。また、キーワード、サイトキーワードの意味を解釈してそれぞれをクラスタリングし、クラスタ間の距離に基づいてマッチングをする手法もある。一般的にこのような手法をデータマイニングと言う。データマイニングで用いられる手法は一般的にキーワードとサイトキーワードとのマッチングに好適に用いられる。他に、キーワードとサイトキーワードとの単語ベクトルをそれぞれ生成し、単語ベクトル間の距離を類似の度合いとしてマッチングする手法も挙げられる。
【0037】
マッチング率に基づいてユーザにサービスを提示する手法も種々存在し、その手法に特段の限定はない。一例として、マッチング率が高いサイトキーワードが含まれる電子商取引サイト内のページに提示されているサービスを提示する手法が挙げられる。この場合、ユーザに提示する情報としては、電子商取引サイトの該当ページのURL(Uniform Resource Locator)及びページのタイトル情報(ページのHTML(HyperText Markup Language)中のタイトルタグ(<title>)に記述されているページタイトル)が挙げられる。また、ページにサムネイル画像が指定されている場合(HTMLのヘッダ(<head>)に画像に関する記述がある場合はこの画像をサムネイル画像とすればよい)、このサムネイル画像もユーザに提示するとよい。
【0038】
また、マッチング率が高いサイトキーワードが含まれるページそのものをユーザに提示することに加えて、あるいは、その代わりに、サイトキーワードが含まれるページよりも上位の階層に存在し、ページで提供するサービスを端的に示すページをユーザに提示してもよい。
【0039】
マッチングエンジンがユーザにサービスを提示するタイミングも任意であり、例えば、マッチングエンジン、電子商取引サイトにおけるキーワードのクローリングは常時(一定の時間間隔を置いて繰り返し)行い、マッチングも常時行いつつ、ユーザへのサービス提示は、ユーザが活動していると考えられる時間に行うこともできる。一例として、ユーザが所有するスマートフォン等の端末装置を操作したことを検知して、また、いわゆるデイタイムになったことを検知して、検知結果に基づいてサービスを提示してもよい。加えて、上述したアバターとの会話をユーザが行ったことを検知して、サービスを提示してもよい。
【0040】
なお、
図1では、サービスサイトの一例として電子商取引サイトを例に取って説明したが、電子商取引サイト以外のサービスサイト、一例として旅行サイトなどにも本開示に係るシステムを適用することができる。
【0041】
<第1実施形態>
<1 システム全体の構成図>
図2は、システム1の全体構成の例を示すブロック図である。
図2に示すシステム1は、例えば、端末装置10、サーバ20、サービスサイトの一例である電子商取引サーバ30を含む。端末装置10、サーバ20、及び電子商取引サーバ30は、例えば、ネットワーク80を介して通信接続する。
【0042】
図2において、システム1が端末装置10を1台含む例を示しているが、システム1に含まれる端末装置10の数は、1台に限定されない。端末装置10は、この端末を所有する、あるいは使用するユーザが、自身の固有情報である出生情報等を入力し、この固有情報に基づいてサービスの提示を受けることを希望するユーザが所持または利用する端末である。
【0043】
本実施形態において、複数の装置の集合体を1つのサーバとしてもよい。1つ又は複数のハードウェアに対して本実施形態に係るサーバ20を実現することに要する複数の機能の配分の仕方は、各ハードウェアの処理能力及び/又はサーバ20に求められる仕様等に鑑みて適宜決定することができる。
【0044】
図2に示す端末装置10は、例えば、スマートフォン、タブレット等の携帯端末でもよいし、据え置き型のPC(Personal Computer)、ラップトップPCであってもよい。また、HMD(Head Mount Display)、腕時計型端末等のウェアラブル端末であってもよい。
【0045】
端末装置10は、通信IF(Interface)12と、入力装置13と、出力装置14と、メモリ15と、ストレージ16と、プロセッサ19とを備える。
【0046】
通信IF12は、端末装置10が、例えば、サーバ20等のシステム1内の装置と通信するため、信号を入出力するためのインタフェースである。
【0047】
入力装置13は、ユーザからの入力操作を受け付けるための装置(例えば、タッチパネル、タッチパッド、マウス等のポインティングデバイス、キーボード等)である。
【0048】
出力装置14は、ユーザに対して情報を提示するための装置(ディスプレイ、スピーカー等)である。
【0049】
メモリ15は、プログラム、及びプログラム等で処理されるデータ等一時的に記憶するためのものであり、例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性のメモリである。
【0050】
ストレージ16は、データを保存するためのものであり、例えばフラッシュメモリ、HDD(Hard Disc Drive)である。
【0051】
プロセッサ19は、プログラムに記述された命令セットを実行するためのハードウェアであり、演算装置、レジスタ、周辺回路等により構成される。
【0052】
電子商取引サーバ30は、例えば、ネットワーク80に接続されたコンピュータにより実現される。電子商取引サーバ30はいわゆるウェブサーバであり、商品、サービスを提示するページを多数用意し、このページを閲覧したユーザが、ページに提示された商品等の購入を希望する操作入力を受け入れ、この操作入力に基づいて、商品配送、代金決済等を行う。電子商取引サーバ30は、かかる商品購入から商品発送、代金決済までのプラットフォームを提供するサーバであってもよく、この場合、ページに記載された内容の決定、商品発送等、いわゆる電子商取引手続の一部は、電子商取引プラットフォームに参加する個別の販売業者が行うことがある。電子商取引サーバ30は、詳細は後述するが、この電子商取引サーバ30を利用するユーザの過去の購買履歴を有する。
【0053】
図2において、電子商取引サーバ30は単体で設けられているが、複数の装置の集合体を1つの電子商取引サーバ30としてもよい。
【0054】
サーバ20は、端末装置10から提供されたユーザの固有情報に基づいてキーワードを生成し、必要に応じて、生成したキーワードを選定する。そして、サーバ20は、生成したキーワードと電子商取引サーバ30から入手したサイトキーワードとのマッチングを行い、このマッチング結果に基づいて、端末装置10(のユーザ)に、電子商取引サーバ30で提供されている商品、サービスを提示する。
【0055】
本実施形態において、電子商取引サーバ30をクロールしてサイトキーワードを取得する主体はサーバ20であってもよいし、電子商取引サーバ30であってもよいし、サーバ20及び電子商取引サーバ30が共同してクロールしてもよい。サーバ20が電子商取引サーバ30をクロールするタイミング等、詳細については後述する。
【0056】
サーバ20は、例えば、ネットワーク80に接続されたコンピュータ(情報処理装置)により実現される。
図2に示すように、サーバ20は、通信IF22と、入出力IF23と、メモリ25と、ストレージ26と、プロセッサ29とを備える。
【0057】
通信IF22は、サーバ20が、例えば、端末装置10等のシステム1内の装置と通信するため、信号を入出力するためのインタフェースである。
【0058】
入出力IF23は、ユーザからの入力操作を受け付けるための入力装置、及び、ユーザに対して情報を提示するための出力装置とのインタフェースとして機能する。
【0059】
メモリ25は、プログラム、及び、プログラム等で処理されるデータ等を一時的に記憶するためのものであり、例えばDRAM等の揮発性のメモリである。
【0060】
ストレージ26は、データを保存するためのものであり、例えばフラッシュメモリ、HDDである。
【0061】
プロセッサ29は、プログラムに記述された命令セットを実行するためのハードウェアであり、演算装置、レジスタ、周辺回路等により構成される。
【0062】
電子商取引サーバ30のハードウェア構成はサーバ20のハードウェア構成と同一であるので、図示及び説明を省略する。
【0063】
<1.1 端末装置の機能的な構成>
図3は、
図2に示す端末装置10の機能的な構成の例を表すブロック図である。
図3に示す端末装置10は、例えば、PC、携帯端末、またはウェアラブル端末により実現される。
図3に示すように、端末装置10は、通信部120と、入力装置13と、出力装置14と、音声処理部17と、マイク171と、スピーカー172と、カメラ160と、位置情報センサ150と、記憶部180と、制御部190とを備える。端末装置10に含まれる各ブロックは、例えば、バス等により電気的に接続される。
【0064】
通信部120は、端末装置10が他の装置と通信するための変復調処理等の処理を行う。通信部120は、制御部190で生成された信号に送信処理を施し、外部(例えば、サーバ20)へ送信する。通信部120は、外部から受信した信号に受信処理を施し、制御部190へ出力する。
【0065】
入力装置13は、端末装置10を操作するユーザが指示、または情報を入力するための装置である。入力装置13は、例えば、キーボード、マウス、リーダー等により実現されてもよい。端末装置10が携帯端末等である場合には、操作面へ触れることで指示が入力されるタッチ・センシティブ・デバイス131等により実現される。入力装置13は、ユーザから入力される指示を電気信号へ変換し、電気信号を制御部190へ出力する。なお、入力装置13には、例えば、外部の入力機器から入力される電気信号を受け付ける受信ポートが含まれてもよい。
【0066】
出力装置14は、端末装置10を操作するユーザへ情報を提示するための装置である。出力装置14は、例えば、ディスプレイ141等により実現される。ディスプレイ141は、制御部190の制御に応じたデータを表示する。ディスプレイ141は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、または有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等によって実現される。
【0067】
音声処理部17は、例えば、音声信号のデジタル-アナログ変換処理を行う。音声処理部17は、マイク171から与えられる信号をデジタル信号に変換して、変換後の信号を制御部190へ与える。また、音声処理部17は、音声信号をスピーカー172へ与える。音声処理部17は、例えば音声処理用のプロセッサによって実現される。マイク171は、音声入力を受け付けて、当該音声入力に対応する音声信号を音声処理部17へ与える。スピーカー172は、音声処理部17から与えられる音声信号を音声に変換して当該音声を端末装置10の外部へ出力する。
【0068】
カメラ160は、受光素子により光を受光し、撮影信号として出力するためのデバイスである。
【0069】
位置情報センサ150は、端末装置10の位置を検出するセンサであり、例えばGPS(Global Positioning System)モジュールである。GPSモジュールは、衛星測位システムで用いられる受信装置である。衛星測位システムでは、少なくとも3個または4個の衛星からの信号を受信し、受信した信号に基づいて、GPSモジュールが搭載される端末装置10の現在位置を検出する。位置情報センサ150は、端末装置10が接続する無線基地局の位置から、端末装置10の現在の位置を検出してもよい。
【0070】
記憶部180は、例えば、メモリ15、およびストレージ16等により実現され、端末装置10が使用するデータ、およびプログラムを記憶する。記憶部180は、例えば、アカウント情報181、サイト特定情報182、顔画像等データ183を記憶する。
【0071】
アカウント情報181は、電子商取引サーバ30にログインする際に必要とされる端末装置10のユーザ(のアカウント)を特定するための情報であり、一例として、ユーザID、ユーザパスワードである。
【0072】
サイト特定情報182は、電子商取引サーバ30がユーザを特定するための情報であり、アカウント情報181等を用いて端末装置10のユーザがログインした際に、電子商取引サーバ30から端末装置10に提供される情報である。このようなサイト特定情報182の一例として、HTTP Cookie(クッキー)と呼ばれる情報が知られている。但し、クッキーは個人情報保護の観点からユーザに忌避されることが最近増えてきているので、個人情報との結びつきが薄いサイト特定情報182を用いることが好ましい。
【0073】
顔画像等データ183は、端末装置10のユーザがカメラ160等を用いてユーザ自身の顔や掌を撮像して得られたデータである。
【0074】
制御部190は、プロセッサ19が記憶部180に記憶されるプログラムを読み込み、プログラムに含まれる命令を実行することにより実現される。制御部190は、端末装置10の動作を制御する。制御部190は、プログラムに従って動作することにより、操作受付部191と、送受信部192と、提示制御部193としての機能を発揮する。
【0075】
操作受付部191は、入力装置13から入力される指示、または情報を受け付けるための処理を行う。具体的には、例えば、操作受付部191は、キーボード、マウス等から入力される指示に基づく情報を受け付ける。
【0076】
また、操作受付部191は、マイク171から入力される音声指示を受け付ける。具体的には、例えば、操作受付部191は、マイク171から入力され、音声処理部17でデジタル信号に変換された音声信号を受信する。操作受付部191は、例えば、受信した音声信号を分析して所定の名詞を抽出することで、ユーザからの指示を取得する。
【0077】
送受信部192は、端末装置10が、サーバ20等の外部の装置と、通信プロトコルに従ってデータを送受信するための処理を行う。具体的には、例えば、送受信部192は、ユーザから入力された業務内容をサーバ20へ送信する。また、送受信部192は、ユーザに関する情報を、サーバ20から受信する。
【0078】
提示制御部193は、サーバ20から提供された情報をユーザに対して提示するため、出力装置14を制御する。具体的には、例えば、提示制御部193は、サーバ20から送信される情報をディスプレイ141に表示させる。また、提示制御部193は、サーバ20から送信される情報をスピーカー172から出力させる。
【0079】
<1.2 サーバ20の機能的な構成>
図4は、サーバ20の機能的な構成の例を示す図である。
図4に示すように、サーバ20は、通信部201と、記憶部202と、制御部203としての機能を発揮する。
【0080】
通信部201は、サーバ20が外部の装置と通信するための処理を行う。
【0081】
記憶部202は、例えば、ユーザ情報DB2021と、キーワード情報DB2022と、アカウント情報DB2023と、サイト閲覧情報DB2024と、アバター情報DB2025と、キーワードDB2026等とを有する。
【0082】
ユーザ情報DB2021は、本実施形態のシステム1(特にサーバ20)を利用するユーザ(このユーザは端末装置10のユーザでもある)に関する情報を保持するためのデータベースである。詳細は後述する。
【0083】
キーワード情報DB2022は、サーバ20(特に後述するキーワード生成モジュール2034)が生成したキーワードに関する情報を保持するためのデータベースである。詳細は後述する。
【0084】
アカウント情報DB2023は、端末装置10のユーザが電子商取引サーバ30にアクセスする際に使用するアカウント情報181を保持するためのデータベースである。詳細は後述する。
【0085】
サイト閲覧情報DB2024は、端末装置10のユーザが電子商取引サーバ30を閲覧した履歴情報を保持するためのデータベースである。この履歴情報には電子商取引サーバ30の購買履歴情報も含まれる。詳細は後述する。
【0086】
アバター情報DB2025は、サーバ20が提供する仮想空間内において各種行動を行うアバターに関する情報を保持するためのデータベースである。詳細は後述する。
【0087】
キーワードDB2026は、サーバ20のキーワード生成モジュール2034がキーワードを生成する際に参照するデータベースである。詳細は後述する。
【0088】
制御部203は、プロセッサ29が記憶部202に記憶されるプログラムを読み込み、プログラムに含まれる命令を実行することにより実現される。制御部203は、プログラムに従って動作することにより、受信制御モジュール2031、送信制御モジュール2032、出生情報等取得モジュール2033、キーワード生成モジュール2034、キーワード選定モジュール2035、サイト検索モジュール2036、サービス選定モジュール2037、サービス提示モジュール2038及び、アバター管理モジュール2039として示す機能を発揮する。
【0089】
受信制御モジュール2031は、サーバ20が外部の装置から通信プロトコルに従って信号を受信する処理を制御する。
【0090】
送信制御モジュール2032は、サーバ20が外部の装置に対し通信プロトコルに従って信号を送信する処理を制御する。
【0091】
出生情報等取得モジュール2033は、端末装置10のユーザから、このユーザの固有情報である出生情報(第1情報)、顔画像、掌画像等の入力を受け入れる。そして、出生情報等取得モジュール2033は、受け入れた固有情報のうち出生情報をユーザ情報DB2021に格納するとともに、顔画像、掌画像を記憶部202に一時的に格納する。
【0092】
ここに、出生情報は、ユーザの生年月日に関する情報を必ず含み、ユーザの誕生時間に関する情報、ユーザの誕生場所の位置情報、ユーザの血液型が含まれうる。ユーザの誕生時間を出生情報に含めるのは、後述する占いエンジンであるキーワード生成モジュール2034は、出生情報として誕生時間を含めることで、ユーザ固有の(その意味でユーザに適した)キーワードを出力することができ、後述するサービス選定モジュール2037及びサービス提示モジュール2038により提示するサービスがよりユーザに適したモノになるからである。同様に、ユーザの誕生場所の位置情報についても、サービスがよりユーザに適したものになるために出生情報として含めている。血液型に関する情報は、ユーザを4つの区分にカテゴライズする情報であるが、同様に、サービスがよりユーザに適したものになるために出生情報として含めている。
【0093】
なお、出生情報等取得モジュール2033は、後述するアバター管理モジュール2039が生成するアバターを経由して、出生情報等の入力を受け入れてもよい。一例として、アバター管理モジュール2039が生成するアバターがユーザに対して出生情報等の入力を求める会話を行い、ユーザがアバターに対して出生情報等を回答する(入力する)ことで出生情報等の入力を受け入れてもよい。
【0094】
キーワード生成モジュール2034は、出生情報等取得モジュール2033が入力を受け入れた出生情報等に基づいて、ユーザに関連するキーワードを生成し、生成したキーワードをキーワード情報DB2022に格納する。
【0095】
キーワード生成モジュール2034は、上述した占いエンジンであり、占いが有する手順(アルゴリズムとも言える)に基づいて、出生情報等を入力とすることにより結果が導き出される統計処理を行うエンジンである。その意味で、占いエンジン毎の個体差は許容されているとはいえ、単体の占いエンジンであれば、入力データが定まれば、占いエンジンが出力するキーワードは一意に定まる。当然、キーワード生成モジュール2034が複数の占いエンジンを有し、これら複数の占いエンジンを用いて多数のキーワードを生成することも可能である。また、ユーザに対して占いエンジンの選択入力をさせ、選択された占いエンジンによりキーワードを生成してもよい。
【0096】
あるいは、キーワード生成モジュール2034は、キーワードDB2026を参照して、出生情報等を入力として一意に定められるキーワードを出力する。キーワードDB2026そのものは、上述したアルゴリズムに基づいて出生情報等を入力として事前に複数生成したキーワードを格納することにより生成すればよい。この場合、キーワードDB2026の説明の際にも言及するが、キーワードDB2026では、一つの出生情報等の入力に対して複数個のキーワードが関連付けられていることが好ましい。これにより、キーワード生成モジュール2034は、出生情報等を入力として複数の関連するキーワードを出力することができる。
【0097】
キーワード生成モジュール2034を構成する占いエンジンは、複数のキーワードを生成することができる。キーワード生成モジュール2034が生成した複数のキーワードは、キーワード選定モジュール2035により選定され、電子商取引サーバ30とのマッチングが行われる。
【0098】
ここで、出生情報等取得モジュール2033が出生情報(第1情報)の入力を受け入れる場合、キーワード生成モジュール2034は、第1情報に加えて所定の日時に関する情報(第2情報)を取得し、これら第1情報及び第2情報に基づいてキーワードを生成する。所定の日時の例として挙げられるものの一例としては、キーワード生成モジュール2034によりキーワードを生成する時の現在日時である。他には、提示されるサービスを実際にユーザが利用する(商品を購買する、サービスの提供を受けるなど)日時に関する情報が挙げられる。第2情報を加味してキーワード生成モジュール2034がキーワードを生成することで、例えば同一のユーザが(この場合第1情報は共通である)サービスの提示を受ける場合でも、ユーザが本開示に係るシステム1を利用する日時により、提示されるサービスが異なりうることになり、これにより、ユーザが繰り返し本開示に係るシステム1を利用するインセンティブが生じる。
【0099】
一方、出生情報等取得モジュール2033が顔画像、掌画像の入力を受け入れる場合、占いエンジンがキーワードを出力するためには所定の前処理が必要になる。詳細については、後述する第2実施形態において説明する。
【0100】
キーワード選定モジュール2035は、キーワード生成モジュール2034が生成したモジュールに対して所定の選定作業を行う。
【0101】
キーワード選定モジュール2035による選定作業の詳細に特段の限定はないが、サービス選定モジュール2037によるサービス選定作業を膨大な作業にしないという観点から、キーワード生成モジュール2034が生成する全てのキーワードを選定する(つまりサービス選定モジュール2037が用いるキーワードの個数を削減する、あるいは、優先度に基づいてサービス選定モジュール2037にキーワードを提供する)。
【0102】
一例として、キーワード選定モジュール2035はキーワード生成モジュール2034が生成したキーワードに属性を付与し、付与した属性をキーワードに関連付けてキーワード情報DB2022に格納する。キーワード選定モジュール2035による属性情報の付与の手法については既に説明したが、繰り返せば、記憶部202にシソーラス辞書を格納しておき、このシソーラス辞書に基づいてキーワードを分類し、カテゴライズして、このカテゴリーに紐付けられた属性をキーワードに付与する手法が挙げられる。また、記憶部202に形態素解析エンジンを格納しておき、形態素解析エンジンの出力として得られるキーワードの品詞分類及び語順を参照して属性をキーワードに付与する手法が挙げられる。
【0103】
また、あるいは、キーワード選定モジュール2035はキーワード生成モジュール2034が生成したキーワードに対して重み付けの値を付与し、付与した重み付け値をキーワードに関連付けてキーワード情報DB2022に格納する。キーワード選定モジュール2035による重み付け値の付与の手法についても既に説明したが、繰り返せば、キーワード選定モジュール2035がキーワードに付与した属性に基づいて重み付けの値を付与してもよい。
【0104】
そして、キーワード選定モジュール2035は、自身がキーワードに付与した属性や重み付け値に基づいて、サイト検索モジュール2036が検索を行うキーワードを選定する。選定作業は、上述した属性や重み付け値に基づいて行われることが好ましい。選定作業は、一定数のキーワードに絞り込む手法、一定の選定条件に合致するキーワードに絞り込む手法、等がある。属性等に基づいて選定を行う場合、複数の属性に基づいて選定作業をしてもよい。さらには、複数の属性に基づいて選定作業を行う際に、単純に複数の属性を有するキーワードを選定する手法、複数の属性で階層構造を作り、順次絞り込む手法であってもよい。加えて、属性間の関連性(特定の属性から想起される他の属性といった関連性)を事前に記憶部202に格納しておき、一つの属性を定めてこの属性から想起される属性(複数であってもよい)を抽出し、抽出した属性に基づいて選定作業を行ってもよい。
【0105】
また、重み付け値に基づいてキーワードを選定する場合、重み付け値の大きい順に一定数のキーワードを選定する、重み付け値が所定値以上のキーワードに選定する、など、種々の選定作業が可能である。
【0106】
サイト検索モジュール2036は、電子商取引サーバ30内を検索してキーワードを取得し、検索結果であるサイトキーワードを一時的に記憶部202に格納する。本実施形態のシステム1では、サーバ20が電子商取引サーバ30を検索するパターンと、電子商取引サーバ30自身が検索するパターンとの双方について説明する。いずれのパターンのみ、あるいは双方のパターンを併用するかは、システム1によって定めればよい。サイト検索モジュール2036は、サーバ20が電子商取引サーバ30を検索する際に用いられるモジュールである。サイト検索モジュール2036は、電子商取引サーバ30のユーザのアカウント情報181がアカウント情報DB2023に格納されていれば、このアカウント情報181を用いて電子商取引サーバ30に格納されているユーザ毎の購買履歴情報DB3021及びサイト閲覧情報DB3023(
図5参照)を参照し、過去ユーザが電子商取引サーバ30においてサービスを購買した履歴があるページから、あるいは、このページを優先して、サイトキーワードを取得してもよい。また、電子商取引サーバ30がユーザ毎の購買履歴情報DB3021及びサイト閲覧情報DB3023の参照を許可しない場合などでは、サイト検索モジュール2036は、ユーザの購買履歴を参照せずに電子商取引サーバ30内を検索してキーワードを取得し、検索結果であるサイトキーワードを一時的に記憶部202に格納してもよい。
【0107】
サイト検索モジュール2036による電子商取引サーバ30の検索のタイミングも任意であり、キーワード選定モジュール2035によるキーワード選定のタイミングと同期して検索してもよいし、あるいは非同期で検索してもよい。
【0108】
サービス選定モジュール2037は、マッチングエンジンであり、キーワード選定モジュール2035が選定したキーワードと、サイト検索モジュール2036または電子商取引サーバ30のサイト内検索モジュール3033が電子商取引サーバ30を検索した結果得られたサイトキーワードとのマッチングを行い、マッチングされた(サイト)キーワードに基づいて、電子商取引サーバ30内のサービスを選定する。このようなマッチングも、本実施形態における「キーワードを用いて電子商取引サーバ30を検索する」一態様である。
【0109】
サービス選定モジュール2037によるキーワードのマッチング作業については既に説明したが、概略を繰り返せば、キーワードそのものの類似の度合いに基づいてマッチングを行う手法、テキストマイニングによりキーワードの類似性を判断する手法、などである。
【0110】
また、サービス選定モジュール2037による、マッチングの結果得られたキーワードに基づくサービスの選定手法にも特段の限定はない。一例として、マッチングされたキーワードが含まれる電子商取引サーバ30のページに記載されたサービスを選定する手法や、キーワードが含まれる電子商取引サーバ30のページが該当するカテゴリーに合致するサービスを選定する手法などが一例として挙げられる。
【0111】
サービス選定モジュール2037は、電子商取引サーバ30のユーザのアカウント情報181がアカウント情報DB2023に格納されていれば、このアカウント情報181を用いて電子商取引サーバ30に格納されているユーザ毎の購買履歴情報DB3021及びサイト閲覧情報DB3023を参照し、この購買履歴に基づいて電子商取引サーバ30内のサービスを選定してもよい。一例として、キーワードとサイトキーワードとのマッチングの結果、複数のサービスが選定できた場合、これらサービスの中にユーザの購買履歴に合致するサービスがあれば、このサービスを優先して、あるいは選択して選定してもよい。
【0112】
加えて、サービス選定モジュール2037は、ユーザの固有情報、好ましくは第1情報である出生情報が共通する他のユーザの購買履歴を参照し、他のユーザの購買履歴に合致するサービスがあれば、このサービスも追加で、あるいは単独で優先して、あるいは選択して選定してもよい。
【0113】
サービス選定モジュール2037によるサービス選定作業のタイミングも任意であり、サイト検索モジュール2036による電子商取引サーバ30の検索が終了したら直ちに行ってもよいし、端末装置10からのトリガがあったらでもよいし、定期的にサービスを選定してよい。
【0114】
サービス提示モジュール2038は、サービス選定モジュール2037が選定した電子商取引サーバ30内のサービスを、キーワード作成の元となる固有情報を入力したユーザが保有する端末装置10に提示する。サービス提示モジュール2038によるサービスの提示形態についても既に説明した通り種々の態様が採用可能である。
【0115】
また、サービス提示モジュール2038は、電子商取引サーバ30のサイト閲覧情報DB2024を参照し、このサイト閲覧情報DB2024に格納されているユーザの電子商取引サーバ30内の閲覧履歴に基づいて、キーワードにパラメータ値を付ける。パラメータ値の付け方は任意であるが、一例として、サービス提示モジュール2038によりユーザにサービスに関する情報を提示した結果として、ユーザがサービス等を購入したらパラメータの値を増やし、ユーザがサービス等を購入しなかったらパラメータの値を減らす。サービス提示モジュール2038は、付与したパラメータ値をキーワード情報DB2022に格納し、パラメータ値を変更したら同様に変更したパラメータ値をキーワード情報DB2022に格納する。
【0116】
同様に、サービス提示モジュール2038は、電子商取引サーバ30のサイト閲覧情報DB2024を参照し、このサイト閲覧情報DB2024に格納されているユーザの電子商取引サーバ30内の閲覧履歴に基づいて、ユーザに提示したサービス等が表示されている電子商取引サーバ(サイト)30の滞在時間を検出する。そして、サービス提示モジュール2038は、この滞在時間に基づいてパラメータの値を増減させる。
【0117】
アバター管理モジュール2039は、サーバ20内に仮想空間を形成し、この仮想空間内において、ユーザ毎のアバターを生成してこのアバターを仮想空間内において行動させる。アバター管理モジュール2039は、アバター情報DB2025を参照して、ユーザ毎のアバターの行動パターン及び性格を決定し、決定した行動パターン及び性格に基づいて仮想空間内において各種行動をさせる。アバター情報DB2025に格納されているユーザ毎のアバターの行動パターン及び性格は、アバター管理モジュール2039が事前に規定値を割り振る形で設定してもよいが、キーワード生成モジュール2034が生成したキーワードに基づいて、アバター管理モジュール2039が決定してもよい。また、ユーザとアバターとの間の会話入力(主にユーザからの入力)に基づいて、アバター管理モジュール2039がアバターの行動パターン及び性格を設定、変更してもよい。
【0118】
<1.3 電子商取引サーバ30の機能的な構成>
図5は、電子商取引サーバ30の機能的な構成の例を示す図である。
図5に示すように、電子商取引サーバ30は、通信部301と、記憶部302と、制御部303としての機能を発揮する。
【0119】
通信部301は、電子商取引サーバ30が外部の装置と通信するための処理を行う。
【0120】
記憶部302は、例えば、購買履歴情報DB3021と、画面ページデータ3022と、サイト閲覧情報DB3023等とを有する。
【0121】
購買履歴情報DB3021は、電子商取引サーバ30を利用するユーザがこの電子商取引サーバ30においてサービス、商品等を購買した履歴に関する情報を保持するためのデータベースである。詳細は後述する。
【0122】
画面ページデータ3022は、電子商取引サーバ30に設けられるページを構成するためのデータである。
【0123】
サイト閲覧情報DB3023は、端末装置10のユーザが電子商取引サーバ30を閲覧した履歴情報を保持するためのデータベースである。この履歴情報には電子商取引サーバ30の購買履歴情報も含まれる。詳細は後述する。
【0124】
制御部303は、電子商取引サーバ30のプロセッサが記憶部302に記憶されるプログラムを読み込み、プログラムに含まれる命令を実行することにより実現される。制御部303は、プログラムに従って動作することにより、受信制御モジュール3031、送信制御モジュール3032、サイト内検索モジュール3033、情報提示モジュール3034、サイト閲覧検出モジュール3035、電子商取引モジュール3036及び、決済モジュール3037として示す機能を発揮する。
【0125】
受信制御モジュール3031は、電子商取引サーバ30が外部の装置から通信プロトコルに従って信号を受信する処理を制御する。
【0126】
送信制御モジュール3032は、電子商取引サーバ30が外部の装置に対し通信プロトコルに従って信号を送信する処理を制御する。
【0127】
サイト内検索モジュール3033は、電子商取引サーバ30内を検索してキーワードを取得し、検索結果であるサイトキーワードを一時的に記憶部302に格納する。サイト内検索モジュール3033は、電子商取引サーバ30が自身の電子商取引サーバ30を検索する際に用いられるモジュールである。サイト内検索モジュール3033は、ユーザの購買履歴情報DB3021及びサイト閲覧情報DB3023を参照し、過去ユーザが電子商取引サーバ30においてサービスを購買した履歴があるページから、あるいは、このページを優先して、サイトキーワードを取得してもよい。
【0128】
サイト内検索モジュール3033による電子商取引サーバ30の検索のタイミングも任意であり、キーワード選定モジュール2035によるキーワード選定のタイミングと同期して検索してもよいし、あるいは非同期で検索してもよい。
【0129】
情報提示モジュール3034は、サーバ20、特にサービス選定モジュール2037からの要求に応じて、マッチングの結果に基づく電子商取引サーバ30内のサービスを選定し、このサービスについての情報をサービス提示モジュール2038に送出する。
【0130】
サイト閲覧検出モジュール3035は、ユーザを含む電子商取引サーバ30内の訪問者が電子商取引サーバ30を閲覧したことを検出し、この閲覧履歴をサイト閲覧情報DB2024に格納する。
【0131】
電子商取引モジュール3036は、電子商取引サーバ30を閲覧(訪問)したユーザを含む訪問者に対して、画面ページデータ3022等を用いて電子商取引のためのページを生成して訪問者の端末(含むユーザの端末装置10)に送信し、訪問者からの操作入力に基づいてページを遷移させ、購買入力があったら入力に係るサービス、商品を訪問者に販売、提供する。電子商取引モジュール3036の動作は公知のものであり、これ以上の説明を省略する。
【0132】
決済モジュール3037は、電子商取引モジュール3036によるサービス等の販売があったら、外部の決済サーバを含めた決済処理を行う。
【0133】
<2 データ構造>
図6~
図13は、サーバ20及び電子商取引サーバ30が記憶するデータベースのデータ構造を示す図である。なお、
図6~
図13は一例であり、記載されていないデータを除外するものではない。
【0134】
図6~
図13に示すデータベースは、リレーショナルデータベースを指し、行と列によって構造的に規定された表形式のテーブルと呼ばれるデータ集合を、互いに関連づけて管理するためのものである。データベースでは、表をテーブル、表の列をカラム、表の行をレコードと呼ぶ。リレーショナルデータベースでは、テーブル同士の関係を設定し、関連づけることができる。
【0135】
通常、各テーブルにはレコードを一意に特定するための主キーとなるカラムが設定されるが、カラムへの主キーの設定は必須ではない。サーバ20及び電子商取引サーバ30の制御部203、303は、各種プログラムに従ってプロセッサ29に、記憶部202、302に記憶された特定のテーブルにレコードを追加、削除、更新を実行させることができる。
【0136】
図6は、ユーザ情報DB2021のデータ構造を示す図である。
図6に示すように、ユーザ情報DB2021のレコードの各々は、例えば、項目「ユーザID」と、項目「ユーザPW」と、項目「誕生日時」とを含む。ユーザ情報DB2021に記憶された情報のうち、項目「ユーザID」「ユーザPW」は、ユーザがはじめて本実施形態のシステム1にユーザ登録した際に制御部203が付与した情報であり、項目「誕生日時」は、サーバ20の出生情報等取得モジュール2033がユーザから取得した情報である。ユーザ情報DB2021が記憶する情報は、適宜変更・更新することが可能である。
【0137】
項目「ユーザID」は、本実施形態のシステム1(特にサーバ20)を利用するユーザを特定するためのIDである。項目「ユーザPW」は、ユーザが本実施形態のシステム1にログインする際に用いるパスワードである。サーバ20は、これら項目「ユーザID」「ユーザPW」と、ログイン時にユーザが入力する情報とを用いてユーザの認証を行う。項目「誕生日時」は、出生情報等取得モジュール2033が取得した第1情報であるユーザの出生情報である。
【0138】
図7は、キーワード情報DB2022のデータ構造を示す図である。
図7に示すように、キーワード情報DB2022のレコードの各々は、例えば、項目「ユーザID」と、項目「生成年月日」と、項目「キーワードID」と、項目「キーワード」と、項目「属性」と、項目「重み付け」と、項目「パラメータ」とを含む。キーワード情報DB2022に記憶された情報のうち、項目「ユーザID」「生成年月日」「キーワードID」「キーワード」は、キーワード生成モジュール2034が、ユーザ情報DB2021を参照して生成した情報であり、項目「属性」「重み付け」は、キーワード選定モジュール2035が生成し、項目「パラメータ」は、サービス選定モジュール2037が生成する。キーワード情報DB2022が記憶する情報は、適宜変更・更新することが可能である。
【0139】
項目「ユーザID」は、ユーザを特定するためのIDであり、ユーザ情報DB2021の項目「ユーザID」と共通である。項目「生成年月日」は、キーワード生成モジュール2034によりキーワードが生成された年月日を示す情報である。項目「キーワードID」は、キーワード生成モジュール2034により生成されたキーワードを特定するための情報である。項目「キーワード」は、キーワードIDにより特定されるキーワードを示す情報である。本実施形態のキーワード情報DB2022において、キーワードはユーザ毎、生成年月日毎に分類されている。よって、仮に「キーワード」が同じ情報であっても、ユーザ、生成年月日が違えば異なるキーワードとして管理される。項目「属性」は、キーワードIDにより特定されるキーワードの属性を示す情報である。項目「重み付け」は、キーワードIDにより特定されるキーワードの重み付けの値を示す情報である。
図7に示す例では、重み付けの値は0を中心に正負の値を取るが、重み付けの値は図示例に限定されない。項目「パラメータ」は、キーワードIDにより特定されるキーワードのパラメータ値を示す情報である。
図7に示す例では、パラメータ値は0以上の値であるが、パラメータ値は図示例に限定されない。
【0140】
図8は、アカウント情報DB2023のデータ構造を示す図である。
図8に示すように、アカウント情報DB2023のレコードの各々は、例えば、項目「ユーザID」と、項目「サイトID」と、項目「電子商取引サイト」と、項目「サイト_ユーザーID」と、項目「サイト_ユーザーPW」とを含む。アカウント情報DB2023に記憶された情報のうち、項目「ユーザID」「サイトID」は制御部203が付与した情報であり、項目「電子商取引サイト」「サイト_ユーザーID」「サイト_ユーザーPW」は、ユーザが端末装置10内にあるアカウント情報181を制御部203に提供することにより取得した情報である。アカウント情報DB2023が記憶する情報は、適宜変更・更新することが可能である。
【0141】
項目「ユーザID」は、ユーザを特定するためのIDであり、ユーザ情報DB2021の項目「ユーザID」と共通である。項目「サイトID」は、アカウント情報181を必要とする電子商取引サーバ(サイト)30を特定するための情報である。項目「電子商取引サイト」は、項目「サイトID」により特定される電子商取引サーバ(サイト)30の名称に関する情報である。項目「サイト_ユーザーID」は、項目「サイトID」により特定される電子商取引サーバ(サイト)30にユーザ名義でログインする際に必要なユーザIDに関する情報である。項目「サイト_ユーザーPW」は、項目「サイトID」により特定される電子商取引サーバ(サイト)30にユーザ名義でログインする際に必要なユーザパスワードに関する情報である。
【0142】
図9は、サイト閲覧情報DB2024のデータ構造を示す図である。
図9に示すように、サイト閲覧情報DB2024のレコードの各々は、例えば、項目「サイトID」と、項目「ユーザID」と、項目「閲覧ページID」と、項目「閲覧ページURL」と、項目「閲覧開始日時」と、項目「閲覧終了日時」と、項目「購買」を含む。サイト閲覧情報DB2024に記憶された情報は、電子商取引サーバ30のサイト閲覧情報DB3023を集約したものであり、電子商取引サーバ30から提供されたサイト閲覧情報DB3023に、電子商取引サーバ(サイト)30を特定するための情報を制御部203が付加した情報である。サイト閲覧情報DB2024が記憶する情報は、適宜変更・更新することが可能である。
【0143】
項目「サイトID」は、電子商取引サーバ(サイト)30を特定するための情報であり、アカウント情報DB2023の「サイトID」と共通である。項目「ユーザID」は、ユーザを特定するためのIDであり、ユーザ情報DB2021の項目「ユーザID」と共通である。項目「閲覧ページID」は、電子商取引サーバ(サイト)30内において、ユーザIDにより特定されるユーザが閲覧したページを特定するための情報である。項目「閲覧ページURL」は、項目「閲覧ページID」により特定される電子商取引サーバ(サイト)30のページのURLに関する情報である。項目「閲覧開始日時」は、項目「閲覧ページID」により特定される電子商取引サーバ(サイト)30のページを、ユーザIDにより特定されるユーザが閲覧を開始した日時に関する情報である。項目「閲覧終了日時」は、項目「閲覧ページID」により特定される電子商取引サーバ(サイト)30のページを、ユーザIDにより特定されるユーザが閲覧を終了した日時に関する情報である。項目「購買」は、項目「閲覧ページID」により特定される電子商取引サーバ(サイト)30のページを、ユーザIDにより特定されるユーザが閲覧した結果、このユーザがサービス等を購入したか否かに関する情報である。
【0144】
図10は、アバター情報DB2025のデータ構造を示す図である。
図10に示すように、アバター情報DB2025のレコードの各々は、例えば、項目「ユーザID」と、項目「行動パターン」と、項目「性格」とを含む。アバター情報DB2025に記憶された情報は、アバター管理モジュール2039が生成してアバター情報DB2025に格納した情報である。アバター情報DB2025が記憶する情報は、適宜変更・更新することが可能である。
【0145】
項目「ユーザID」は、ユーザを特定するためのIDであり、ユーザ情報DB2021の項目「ユーザID」と共通である。項目「行動パターン」は、項目「ユーザID」により特定されるユーザを代表するアバターであり、アバター管理モジュール2039が生成するアバターの行動パターンを規定するための情報である。項目「性格」は、項目「ユーザID」により特定されるユーザを代表するアバターであり、アバター管理モジュール2039が生成するアバターの性格を規定するための情報である。アバター管理モジュール2039は、アバター情報DB2025に格納された情報に基づいて、仮想空間内におけるアバターの各種行動を規定し、規定された行動をアバターに起こさせる。
【0146】
図11は、キーワードDB2026のデータ構造を示す図である。
図11に示すように、キーワードDB2026のレコードの各々は、例えば、項目「キーワードID」と、項目「出生情報」と、項目「日時」と、項目「キーワード」とを含む。キーワード情報DB2022に記憶された情報は、キーワード生成モジュール2034が生成した情報である。キーワードDB2026が記憶する情報は、適宜変更・更新することが可能である。
【0147】
項目「キーワードID」は、キーワード生成モジュール2034により生成されたキーワードを特定するための情報である。項目「出生情報」は、キーワードIDにより特定されるキーワードに一意に関連付けられた出生情報である。項目「日付」は、キーワードIDにより特定されるキーワードに一意に関連付けられた日付である。項目「キーワード」は、キーワードIDにより特定されるキーワードを示す情報である。
【0148】
図11に示すように、キーワードDB2026では、一つの出生情報等の入力に対して複数個のキーワードが関連付けられている。これにより、キーワード生成モジュール2034は、出生情報等を入力として複数の関連するキーワードを出力することができる。
【0149】
図12は、購買履歴情報DB3021のデータ構造を示す図である。
図12に示すように、購買履歴情報DB3021のレコードの各々は、例えば、項目「サイト_ユーザーID」と、項目「閲覧ページID」と、項目「閲覧ページURL」と、項目「購入商品」とを含む。購買履歴情報DB3021に記憶された情報は、サイト閲覧検出モジュール3035及び電子商取引モジュール3036が作成し、購買履歴情報DB3021に格納する。購買履歴情報DB3021が記憶する情報は、適宜変更・更新することが可能である。
【0150】
項目「サイト_ユーザーID」は、電子商取引サーバ30におけるユーザを特定するための情報であり、アカウント情報DB2023の項目「サイト_ユーザーID」と共通である。項目「閲覧ページID」は、項目「サイト_ユーザーID」により特定されるユーザが閲覧したページを特定するための情報であり、アカウント情報DB2023の項目「閲覧ページID」と共通である。項目「閲覧ページURL」は、項目「閲覧ページID」により特定される電子商取引サーバ(サイト)30のURLに関する情報であり、アカウント情報DB2023の項目「閲覧ページURL」と共通である。項目「購入商品」は、項目「サイト_ユーザーID」により特定されるユーザが、項目「閲覧ページID」により特定される電子商取引サーバ(サイト)30のページにおいてサービス等を購入した場合、購入したサービス等の名称に関する情報である。
【0151】
図13は、サイト閲覧情報DB3023のデータ構造を示す図である。
図13に示すように、サイト閲覧情報DB3023のレコードの各々は、
図9に示すサイト閲覧情報DB2024のレコードから項目「サイトID」「ユーザID」を除き、代わりに項目「サイト_ユーザーID」を加えたものである。つまり、サイト閲覧情報DB3023は、単体の電子商取引サーバ(サイト)30において、項目「サイト_ユーザーID」により特定されるユーザが電子商取引サーバ(サイト)30内のどのページを閲覧し、閲覧したページにおいてサービス等を購入したか否かを示す履歴に関するものである。レコードの各々については既に説明しているので、ここでの説明は省略する。
【0152】
<3 動作例>
以下、サーバ20の動作の一例について説明する。
【0153】
図14は、サーバ20の動作の一例を表すフローチャートである。
図14は、端末装置10のユーザが、出生情報である第1情報を入力し、この第1情報等に基づいてサーバ20がキーワードを生成して選定し、選定したキーワードと電子商取引サーバ30から取得したサイトキーワードとのマッチングを行い、このマッチング結果に基づいてサーバ20が端末装置10のユーザに対してサービスを提示する際の動作の例を表すフローチャートである。
【0154】
ステップS1400において、制御部203は、端末装置10に対して、端末装置10のユーザの出生情報等の入力を求める画面データを送出する。具体的には、例えば、制御部203は、出生情報等取得モジュール2033により画面データを生成し、生成した画面データをネットワーク80経由で端末装置10に送出する。画面データが送出された端末装置10の制御部190は、例えば、送受信部192、通信部120を介して画面データを受信し、提示制御部193により、受信した画面データに基づいてディスプレイ141に所定の表示画面を生成して表示する。
【0155】
ステップS1401において、制御部203は、端末装置10のユーザによる出生情報等の入力を待ち、ユーザの操作入力を受け入れたら(ステップS1401においてYES)、ステップS1402に進む。具体的には、例えば、端末装置10の制御部190の操作受付部191は、ユーザがタッチ・センシティブ・デバイス131経由で入力した出生情報等の操作入力を受け入れ、入力された出生情報等を、送受信部192、通信部120及びネットワーク80を介してサーバ20に送信する。サーバ20の制御部203は、例えば出生情報等取得モジュール2033により、端末装置10から送信されたユーザの出生情報等を受け入れ、ユーザ情報DB2021に格納する。
【0156】
ステップS1402において、制御部203は、ステップS1401において受け入れた端末装置10のユーザの出生情報等、及び、必要に応じて第2情報である所定の日時(一般的には現在の日時)に基づいてキーワードを生成する。具体的には、例えば、制御部203は、キーワード生成モジュール2034により、端末装置10のユーザの出生情報等、及び、必要に応じて第2情報である所定の日時に基づいてキーワードを生成する。
【0157】
ステップS1403において、制御部203は、ステップS1402で生成したキーワードを、ステップS1402で生成したキーワードの数より少ないキーワードに選定する。具体的には、例えば、制御部203は、キーワード選定モジュール2035によりキーワードを選定する。この際、既に説明したように、キーワード選定モジュール2035は、キーワード生成モジュール2034が生成したキーワードに対して属性、重み付けの値を附与し、付与した属性等をキーワード情報DB2022に格納するとともに、これら属性等に基づいてキーワード選定作業を行う。
【0158】
ステップS1404において、サーバ20の制御部203、及び/または電子商取引サーバ30の制御部303は、電子商取引サーバ(サイト)30内を検索する。具体的には、制御部203、303は、サイト検索モジュール2036及び/またはサイト内検索モジュール3033により、電子商取引サーバ30内を検索する。サイト検索モジュール2036及びサイト内検索モジュール3033のいずれが電子商取引サーバ30を検索するかは任意に選択可能である。
【0159】
ステップS1405において、サーバ20の制御部203、及び/または電子商取引サーバ30の制御部303は、ステップS1404における検索結果に基づいて、サイトキーワードを抽出する。具体的には、制御部203、303は、サイト検索モジュール2036及び/またはサイト内検索モジュール3033により、電子商取引サーバ30内を検索した結果に基づいて、サイトキーワードを抽出する。
【0160】
ステップS1406において、制御部203は、ステップS1403において選定されたキーワードと、ステップS1405において抽出されたサイトキーワードとのマッチングを行う。具体的には、例えば、制御部203は、サービス選定モジュール2037により、キーワードとサイトキーワードとのマッチングを行う。
そして、ステップS1407において、制御部203は、ステップS1406におけるマッチング結果に基づいて、端末装置10のユーザに提示するサービスを選定し、選定したサービスに関する情報を端末装置10に送出する。具体的には、例えば、制御部203は、サービス選定モジュール2037及びサービス提示モジュール2038により、端末装置10のユーザに提示するサービスを選定し、選定したサービスに関する情報を端末装置10に送出する。この際、サービス提示モジュール2038は、電子商取引サーバ30の情報提示モジュール3034から提示された情報も参照して、選定したサービスに関する情報を端末装置10に送出する。
【0161】
<4 画面例>
以下、端末装置10に出力される画面の一例を、
図15~
図20を参照して説明する。
【0162】
図15は、端末装置10のユーザが、本実施形態のシステム1(サーバ20)にログインした際に、端末装置10に表示される画面を示す図である。
【0163】
端末装置10の画面1500には、サーバ20のアバター管理モジュール2039により生成されたアバター1501が表示され、また、このアバター1501からの質問が表示される領域1502が表示されている。領域1502には、端末装置10のユーザの出生情報等の入力をユーザに求めることが記載されている。
【0164】
図16は、
図15に示す画面が表示されたことに引き続いて、端末装置10に表示される画面を示す図である。
【0165】
サーバ20のアバター管理モジュール2039及び出生情報等取得モジュール2033は、端末装置10に対して、
図16に示すような画面1600をそのディスプレイ141に表示させる。画面1600には、引き続きアバター1601が表示されており、このアバター1601からの質問が表示される領域1602が表示されている。領域1502には、ユーザの出生情報等を入力する欄が設けられている。端末装置10のユーザは、領域1602に出生情報等を入力し、入力した出生情報等をサーバ20に送信してよいと判断した場合は、「OK!」1603ボタンをタッチする等して入力操作を行う。一方、ユーザが出生情報等の送信を希望しない場合、ユーザは「キャンセル」ボタン1604をタッチする等して入力操作を行う。「OK!」ボタン1603に対するタッチ等の入力操作があると、端末装置10のユーザの出生情報等がサーバ20に送出され、ユーザ情報DB2021に格納される。
【0166】
図17は、
図16において端末装置10のユーザが「OK!」ボタン1603の入力操作を行ったことを受けて、端末装置10のユーザに対して血液型情報の入力を求めるために端末装置10に表示される画面を示す図である。
【0167】
サーバ20のアバター管理モジュール2039及び出生情報等取得モジュール2033は、端末装置10に対して、
図17に示すような画面1700をそのディスプレイ141に表示させる。画面1700には、引き続きアバター1701が表示されており、このアバター1701からの質問が表示される領域1702が表示されている。領域1702には、ユーザの血液型を入力する欄が設けられている。端末装置10のユーザは、領域1702に血液型を入力し、入力した血液型情報をサーバ20に送信してよいと判断した場合は、「OK!」1703ボタンをタッチする等して入力操作を行う。一方、ユーザが血液型情報の送信を希望しない場合、ユーザーは「キャンセル」ボタン1704をタッチする等して入力操作を行う。「OK!」ボタン1703に対するタッチ等の入力操作があると、端末装置10のユーザの血液型情報がサーバ20に送出され、ユーザ情報DB2021に格納される。
【0168】
図18は、端末装置10のユーザが入力した出生情報等に基づいてキーワード生成モジュール2034がキーワードを生成する際に、どの占いエンジンを用いてキーワードを生成するかをユーザに選択させる画面を示す図である。
【0169】
サーバ20のアバター管理モジュール2039及びキーワード生成モジュール2034は、端末装置10に対して、
図18に示すような画面1700をそのディスプレイ141に表示させる。画面1800には、引き続きアバター1801が表示されており、このアバター1801からの質問が表示される領域1802が表示されている。領域1802には、占いエンジンを端末装置10のユーザに選択させる欄が設けられている。端末装置10のユーザは、領域1802において占いエンジンを選択入力し、選択入力した占いエンジンに関する情報をサーバ20に送信してよいと判断した場合は、「OK!」1803ボタンをタッチする等して入力操作を行う。一方、ユーザが占いエンジンに関する情報の送信を希望しない場合、ユーザは「キャンセル」ボタン1804をタッチする等して入力操作を行う。「OK!」ボタン1803に対するタッチ等の入力操作があると、端末装置10のユーザが選択した占いエンジンに関する情報がサーバ20に送出され、ユーザにより選択された占いエンジンによりキーワード生成モジュール2034がキーワードを生成する。
【0170】
図19は、端末装置10のユーザが入力した出生情報等に基づいてキーワード生成モジュール2034がキーワードを生成し、生成したキーワードに基づいてキーワード選定モジュール2035が選定した結果を表示する画面を示す図である。
【0171】
サーバ20のアバター管理モジュール2039及びキーワード選定モジュール2035は、端末装置10に対して、
図19に示すような画面1900をそのディスプレイ141に表示させる。画面1800には、引き続きアバター1901が表示されており、このアバター1901からの質問が表示される領域1902が表示されている。領域1902には、キーワード選定モジュール2035により選定されたキーワード(これは占いエンジンによる占いの結果でもある)が表示されており、そして、このキーワードを用いて電子商取引サーバ30内を検索するか否かを問う内容が表示されている。端末装置10のユーザは、領域1902に表示された占い結果に基づいて、サーバ20により電子商取引サーバ30を検索してよいと判断した場合は、「OK!」1903ボタンをタッチする等して入力操作を行う。一方、ユーザがこの占い結果による電子商取引サーバ30の検索を希望しない場合、ユーザは「キャンセル」ボタン1904をタッチする等して入力操作を行う。「OK!」ボタン1903に対するタッチ等の入力操作があると、サイト検索モジュール2036及び/またはサイト内検索モジュール3033により電子商取引サーバ30を検索してサイトキーワードを取得し、キーワード選定モジュール2035が選定したキーワードとサイトキーワードとのマッチング処理をサービス選定モジュール2037が行う。
【0172】
図20は、サービス提示モジュール2038により提示されるサービスを表示する画面を示す図である。
【0173】
サーバ20のアバター管理モジュール2039及びサービス提示モジュール2038は、端末装置10に対して、
図20に示すような画面2000をそのディスプレイ141に表示させる。画面1900には、引き続きアバター2001が表示されており、このアバター2001からのメッセージが表示される領域2002が表示されている。領域2002には、サービス提示モジュール2038からの提示内容である、電子商取引サーバ30内のサービスを示す情報2003が表示されている。
【0174】
<5 第1実施形態の効果>
以上詳細に説明したように、本実施形態のシステム1によれば、端末装置10のユーザからユーザの固有情報である出生情報等の入力を受け入れ、この出生情報等に基づいてユーザに関連するキーワードを生成し、一方、電子商取引サーバ30を検索してサイトキーワードを取得し、これらキーワード及びサイトキーワードのマッチングを行うことにより電子商取引サーバ30におけるサービスを端末装置10のユーザに提示している。これにより、個人情報を特定せずに個人に対するレコメンドを受けることが可能な技術を提供することができる。
【0175】
サーバ20のキーワード生成モジュール2034が生成するキーワードは、ユーザの出生情報等に基づくとはいえ、ユーザの個人情報の大半を捨象した情報に基づくものである。つまり、ユーザは個人を特定する情報である氏名、住所をシステム1に提供することなく、ユーザに関連するキーワードを得ることができ、このキーワードに基づいて電子商取引サーバ30内のサービスの提示を受けることができる。従って、端末装置10のユーザは、氏名、住所等の個人情報をサーバ20及び電子商取引サーバ30に提供することなく、ユーザの性向に合致したサービスの提示を受けることができる。
【0176】
本実施形態のシステム1において生成されるアバターは、いわば端末装置10のユーザの分身として振る舞うことができる。そして、見かけ上、及び実質的に、このアバターが電子商取引サーバ30をクロールして、お勧めのサービスを提示する。しかも、本実施形態のシステム1において、端末装置10のユーザが能動的に電子商取引サーバ30をクロールする必要はなく、一度出生情報等をシステム1に提供すれば、この出生情報等をキーにしてシステム1(サーバ20)は、可能であれば24時間電子商取引サーバ30をクロールすることができ、端末装置10のユーザの手間も省くことができる。
【0177】
<第2実施形態>
<6.1 サーバ20の機能的な構成>
図21は、第2実施形態のサーバ20の機能的な構成の例を示す図である。なお、第2実施形態の説明において、第1実施形態と略同一の構成を有する部分については説明を省略する。
【0178】
本実施形態のサーバ20の記憶部202は、第1実施形態に係る記憶部202に格納されたデータベース(除くキーワードDB2026)に加えて、顔画像等データ2027、教師データ2028及び学習モデル2029を有する。
【0179】
顔画像等データ2027は、顔画像等取得モジュール2040が端末装置10のユーザから取得した顔画像データ、及び/または掌画像データである。教師データ2028は、顔画像から得られるユーザの顔の特徴部分及びその配置、及び/または掌画像から得られる掌線及びその配置と、これら情報に基づいてキーワード生成モジュール2034が生成すべきキーワードとの対応についてのデータである。学習モデル2029は、教師データ2028に基づいて機械学習(深層学習)を行い、ユーザの顔の特徴部分及びその配置、及び/または掌線及びその配置を説明変数とし、キーワードを目的変数とする学習モデル2029である。
【0180】
本実施形態のサーバ20の制御部203は、第1実施形態に係る出生情報等取得モジュール2033の代わりに、顔画像等取得モジュール2040を有する。顔画像等取得モジュール2040は、端末装置10のユーザから、このユーザの固有情報である顔画像、掌画像の入力を受け入れる。そして、顔画像等取得モジュール2040は、受け入れた顔画像、掌画像を記憶部202の顔画像等データ2026に格納する。
【0181】
そして、キーワード生成モジュール2034は、受け入れた顔画像、掌画像に基づいてキーワードを生成する。
【0182】
まず、キーワード生成モジュール2034は、受け入れた顔画像、掌画像から、ユーザの顔の特徴部分及びその配置、及び/または掌画像から得られる掌線及びその配置を検出する。これら顔の特徴部分及びその配置、掌線及びその配置は、いわゆる顔相、手相において占い結果を出力するための入力値である。顔の特徴部分及びその配置、掌線及びその配置は、顔画像、掌画像に対してエッジ検出、特徴量検出等の既知の手法に基づいて取得することができる。従って、具体的な手法の説明はここでは省略する。
【0183】
次いで、キーワード生成モジュール2034は、ユーザの顔の特徴部分及びその配置、及び/または掌画像から得られる掌線及びその配置を学習モデル2029に入力することで、学習モデル2029から出力されるキーワードを取得し、このキーワードを、キーワード生成モジュール2034が生成したキーワードとする。
【0184】
教師データ2028は、既に確立している顔相、手相の占い結果を教師データ2028として具現化したものである。顔相、手相も長年蓄積された統計データに基づく処理であると言うことができ、従って、顔相、手相の知見に基づいて教師データ2028を作成することができる。そして、学習モデル2029は、この教師データ2028を用いて学習したものであるから、顔相、手相エンジンである。
【0185】
当然、キーワード生成モジュール2034は、教師データ2028及び学習モデル2029を用いずに、ユーザの顔の特徴部分及びその配置、及び/または掌線及びその配置に基づいてキーワードを生成してもよい。
【0186】
<7 動作例>
以下、サーバ20の動作の一例について説明する。
【0187】
図22は、第2実施形態に係るサーバ20の動作の一例を表すフローチャートである。
まず、ステップS2200において、制御部203は、端末装置10のユーザに対して顔画像及び/または掌画像の入力を求める。具体的には、例えば、制御部203は、顔画像等取得モジュール2040により画面データを生成し、生成した画面データをネットワーク80経由で端末装置10に送出する。画面データが送出された端末装置10の制御部190は、例えば、送受信部192、通信部120を介して画面データを受信し、提示制御部193により、受信した画面データに基づいてディスプレイ141に所定の表示画面を生成して表示する。
【0188】
ステップS2201において、制御部203は、端末装置10のユーザによる顔画像等の入力を待ち、ユーザの操作入力を受け入れたら(ステップS2201においてYES)、ステップS2202に進む。具体的には、例えば、端末装置10の制御部190の操作受付部191は、ユーザがタッチ・センシティブ・デバイス131経由で入力した顔画像等データ183の選択入力を受け入れ、選択入力された顔画像等データ183等を、送受信部192、通信部120及びネットワーク80を介してサーバ20に送信する。サーバ20の制御部203は、例えば顔画像等取得モジュール2040により、端末装置10から送信されたユーザの顔画像等データを受け入れ、顔画像等データ2027に格納する。
【0189】
ステップS2202において、制御部203は、ステップS2201で取得した顔画像等データ2027に基づいて、ユーザの顔の特徴部分及びその配置、及び/または掌画像から得られる掌線及びその配置を検出する。具体的には、例えば、制御部203は、キーワード生成モジュール2034により、顔画像等データ2027に基づいて、ユーザの顔の特徴部分及びその配置、及び/または掌画像から得られる掌線及びその配置を検出する。
以降のサーバ20の動作は、第1実施形態に係るサーバ20の動作と同様であるので、第1実施形態におけるステップ番号を付すことで、その説明を省略する。
【0190】
<8 画面例>
図23は、端末装置10のユーザが、本実施形態のシステム1(サーバ20)にログインした際に、端末装置10に表示される画面を示す図である。
【0191】
端末装置10の画面2300には、サーバ20のアバター管理モジュール2039により生成されたアバター2301が表示され、また、このアバター2301からの質問が表示される領域2302が表示されている。領域2302には、端末装置10のユーザの顔画像等の入力をユーザに求めることが記載されている。
【0192】
図24は、
図23に示す画面が表示されたことに引き続いて、端末装置10に表示される画面を示す図である。
【0193】
サーバ20のアバター管理モジュール2039及び顔画像等取得モジュール2040は、端末装置10に対して、
図24に示すような画面2400をそのディスプレイ141に表示させる。画面2400には、引き続きアバター2401が表示されており、このアバター2401からの質問が表示される領域2402が表示されている。領域2402には、端末装置10の記憶部180に格納されている顔画像等データ183を選択させる欄2403、及び、端末装置10のカメラ160により新たにユーザの顔や掌を撮像させるためのアイコン2404が設けられている。端末装置10のユーザは、欄2403を用いて顔画像等データ183を選択するか、あるいは、アイコン2404をタッチする等してカメラ160により顔や掌の撮像指示入力を行い、顔画像等データ183を取得する。そして、端末装置10のユーザは、入力した顔画像等データをサーバ20に送信してよいと判断した場合は、「OK!」2405ボタンをタッチする等して入力操作を行う。一方、ユーザが顔写真等データの送信を希望しない場合、ユーザは「キャンセル」ボタン2406をタッチする等して入力操作を行う。「OK!」ボタン2405に対するタッチ等の入力操作があると、端末装置10のユーザの顔画像等データ183がサーバ20に送出され、顔画像等データ2027に格納される。
【0194】
<9 第2実施形態の効果>
従って、第2実施形態に係るシステム1によっても、第1実施形態に係るシステム1と同様の効果を得ることができる。
【0195】
<10 付記>
なお、上記した実施形態は本開示を分かりやすく説明するために構成を詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成に追加、削除、置換することが可能である。
【0196】
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、本発明は、実施例の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードによっても実現できる。この場合、プログラムコードを記録した記憶媒体をコンピュータに提供し、そのコンピュータが備えるプロセッサが記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出す。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施例の機能を実現することになり、そのプログラムコード自体、及びそれを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。このようなプログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、CD-ROM、DVD-ROM、ハードディスク、SSD、光ディスク、光磁気ディスク、CD-R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどが用いられる。
【0197】
また、本実施例に記載の機能を実現するプログラムコードは、例えば、アセンブラ、C/C++、perl、Shell、PHP、Java(登録商標)等の広範囲のプログラム又はスクリプト言語で実装できる。
【0198】
さらに、実施例の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを、ネットワークを介して配信することによって、それをコンピュータのハードディスクやメモリ等の記憶手段又はCD-RW、CD-R等の記憶媒体に格納し、コンピュータが備えるプロセッサが当該記憶手段や当該記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行するようにしてもよい。
【0199】
以上の各実施形態で説明した事項を以下に付記する。
【0200】
(付記1)
プロセッサ(29)とメモリ(25)とを備えるコンピュータ(20)を動作させるためのプログラムであって、プログラムは、プロセッサ(29)に、ユーザからユーザの出生情報に関する第1情報の入力を受け入れるステップ(S1401)と、入力を受け入れるステップ(S1401)で受け入れた第1情報と、所定の日時に関する第2情報とに基づいて、ユーザに関連するキーワードを生成するステップ(S1402)と、キーワードを用いてサービスサイト(30)を検索し、この検索結果に基づいてサービスサイト(30)におけるサービスをユーザに提示するステップ(S1407)とを実行させる、プログラム。
(付記2)
プロセッサ(29)とメモリ(25)とを備えるコンピュータ(20)を動作させるためのプログラムであって、プログラムは、プロセッサ(29)に、ユーザからユーザの顔画像または掌画像の少なくとも一方の入力を受け入れるステップ(S2201)と、顔画像からユーザの顔の特徴部分及びその配置を検出し、及び/または掌画像からユーザの掌線及びその配置を検出するステップ(S2202)と、ユーザの顔の特徴部分及びその配置、及び/またはユーザの掌線及びその配置に基づいて、ユーザに関するキーワードを生成するステップ(S1402)と、キーワードを用いてサービスサイト(30)を検索し、この検索結果に基づいてサービスサイト(30)におけるサービスをユーザに提示するステップ(S1407)とを実行させる、プログラム。
(付記3)
キーワードは、第1情報及び第2情報に基づいて一意に定まるキーワードである、付記1に記載のプログラム。
(付記4)
出生情報は、ユーザの生年月日に関する情報を必ず含み、ユーザの誕生時間に関する情報、ユーザの誕生場所の位置情報、ユーザの血液型が含まれうる付記1または2に記載のプログラム。
(付記5)
キーワードを生成するステップ(S1402)において、複数のキーワードを生成する、付記1~4のいずれかに記載のプログラム。
(付記6)
キーワードを生成するステップ(S1402)において、それぞれのキーワードに対して重み付けをする、付記5に記載のプログラム。
(付記7)
サービスサイト(30)におけるサービスをユーザに提示するステップ(S1407)において、重み付けに基づいて、サービスサイト(30)に対する検索を行うキーワードを選定する、付記6に記載のプログラム。
(付記8)
サービスサイト(30)におけるサービスをユーザに提示するステップ(S1407)において、キーワードの属性に基づいて、サービスサイト(30)に対する検索を行うキーワードを選定する、付記6に記載のプログラム。
(付記9)
サービスサイト(30)は電子商取引サイト(30)である、付記1~8のいずれかに記載のプログラム。
(付記10)
サービスサイト(30)におけるサービスをユーザに提示するステップ(S1407)において、ユーザの電子商取引サイト(30)における購買履歴(3021)に基づいて、サービスをユーザに提示する、付記9に記載のプログラム。
(付記11)
サービスサイト(30)におけるサービスをユーザに提示するステップ(S1407)において、ユーザの過去の購買履歴(3021)とキーワードによる検索結果とに基づいて、電子商取引サイト(30)において販売されている商品またはサービスに関する情報をユーザに提示する、付記10に記載のプログラム。
(付記12)
サービスサイト(30)におけるサービスをユーザに提示するステップ(S1407)において、電子商取引サイト(30)を利用するユーザを含む利用者の電子商取引サイト(30)における購買履歴(3021)に基づいて、電子商取引サイト(30)において販売されている商品またはサービスに関する情報をユーザに提示する、付記10または11に記載のプログラム。
(付記13)
サービスサイト(30)におけるサービスをユーザに提示するステップ(S1407)において、第1情報が共通、または顔の特徴部分及びその配置、及び/または掌線及びその配置が共通である利用者の電子商取引サイト(30)における購買履歴(3021)とキーワードによる検索結果とに基づいて、電子商取引サイト(30)において販売されている商品またはサービスに関する情報をユーザに提示する、付記11に記載のプログラム。
(付記14)
サービスサイトにおけるサービスをユーザに提示するステップ(S1407)において、ユーザの電子商取引サイト(30)における購買履歴(3021)に基づくことなく、サービスをユーザに提示する、付記9に記載のプログラム。
(付記15)
キーワードを生成するステップ(S1402)において、それぞれのキーワードに対して、電子商取引サイト(30)を検索する際に用いるパラメータを関連付ける、付記5に記載のプログラム。
(付記16)
サービスサイト(30)におけるサービスをユーザに提示するステップ(S1407)において、商品またはサービスに関する情報をユーザに提示した結果としてユーザが当該商品またはサービスを購入したらパラメータの値を増やし、ユーザが当該商品またはサービスを購入しなかったらパラメータの値を減らす、付記15に記載のプログラム。
(付記17)
サービスサイト(30)におけるサービスをユーザに提示するステップ(S1407)において、ユーザに提示した商品またはサービスが表示されている電子商取引サイト(30)の滞在時間を検出し、この滞在時間に基づいてパラメータの値を増減させる、付記16に記載のプログラム。
(付記18)
プログラムは、さらに、ユーザに関するキーワードを生成するステップ(S1402)において生成したキーワードに基づいて、ユーザを象徴するアバター(1501)を仮想空間内に生成するステップを有する、付記1~17のいずれかに記載のプログラム。
(付記19)
アバターを仮想空間内に生成するステップにおいて、アバター(1501)の行動パターン及び性格の少なくとも一方をキーワードに基づいて設定する、付記18に記載のプログラム。
(付記20)
メモリ(25)には、ユーザの顔の特徴部分及びその配置、及び/またはユーザの掌線及びその配置を説明変数とし、キーワードを目的変数とする学習モデル(2029)が格納され、ユーザに関するキーワードを生成するステップ(S1402)において、学習モデル(2029)にユーザの顔の特徴部分及びその配置、及び/またはユーザの掌線及びその配置を入力することでキーワードを生成する、付記2に記載のプログラム。
(付記21)
プロセッサ(29)とメモリ(25)とを備えるコンピュータ(20)を動作させるためのプログラムであって、プログラムは、プロセッサ(29)に、ユーザからユーザの出生情報に関する第1情報の入力を受け入れるステップ(S1401)と、入力を受け入れるステップ(S1401)で受け入れた第1情報と、所定の日時に関する第2情報とに基づいて、ユーザに関連するキーワードを生成するステップ(S1402)と、キーワードをサービスサイト(30)に提示してこのサービスサイト(30)から検索結果を受け取り、この検索結果に基づいてサービスサイト(30)におけるサービスをユーザに提示するステップ(S1407)とを実行させる、プログラム。
(付記22)
プロセッサ(29)とメモリ(25)とを備えるコンピュータ(20)を動作させるためのプログラムであって、プログラムは、プロセッサ(29)に、ユーザからユーザの顔画像または掌画像の少なくとも一方の入力を受け入れるステップ(S2201)と、顔画像からユーザの顔の特徴部分及びその配置を検出し、及び/または掌画像からユーザの掌線及びその配置を検出するステップ(S2202)と、ユーザの顔の特徴部分及びその配置、及び/またはユーザの掌線及びその配置に基づいて、ユーザに関するキーワードを生成するステップ(S1402)と、キーワードをサービスサイト(30)に提示してこのサービスサイト(30)から検索結果を受け取り、この検索結果に基づいてサービスサイト(30)におけるサービスをユーザに提示するステップ(S1407)とを実行させる、プログラム。
(付記23)
プロセッサ(29)とメモリ(25)とを備えた情報処理装置(20)であって、プロセッサ(29)は、ユーザからユーザの出生情報に関する第1情報の入力を受け入れるステップ(S1401)と、入力を受け入れるステップ(S1401)で受け入れた第1情報と、所定の日時に関する第2情報とに基づいて、ユーザに関連するキーワードを生成するステップ(S1402)と、キーワードを用いてサービスサイト(30)を検索し、この検索結果に基づいてサービスサイト(30)におけるサービスをユーザに提示するステップ(S1407)とを実行する、情報処理装置(20)。
(付記24)
プロセッサ(29)とメモリ(25)とを備えた情報処理装置(20)であって、プロセッサ(29)は、ユーザからユーザの顔画像または掌画像の少なくとも一方の入力を受け入れるステップ(S2201)と、顔画像からユーザの顔の特徴部分及びその配置を検出し、及び/または掌画像からユーザの掌線及びその配置を検出するステップ(S2202)と、ユーザの顔の特徴部分及びその配置、及び/またはユーザの掌線及びその配置に基づいて、ユーザに関するキーワードを生成するステップ(S1402)と、キーワードを用いてサービスサイト(30)を検索し、この検索結果に基づいてサービスサイト(30)におけるサービスをユーザに提示するステップ(S1407)とを実行する、情報処理装置(20)。
(付記25)
プロセッサ(29)とメモリ(25)とを備えた情報処理装置(20)であって、プロセッサ(29)は、ユーザからユーザの出生情報に関する第1情報の入力を受け入れるステップ(S1401)と、入力を受け入れるステップ(S1401)で受け入れた第1情報と、所定の日時に関する第2情報とに基づいて、ユーザに関連するキーワードを生成するステップ(S1402)と、キーワードをサービスサイト(30)に提示してこのサービスサイト(30)から検索結果を受け取り、この検索結果に基づいてサービスサイト(30)におけるサービスをユーザに提示するステップ(S1407)とを実行する、情報処理装置(20)。
(付記26)
プロセッサ(29)とメモリ(25)とを備えた情報処理装置(20)であって、プロセッサ(29)は、ユーザからユーザの顔画像または掌画像の少なくとも一方の入力を受け入れるステップ(S2201)と、顔画像からユーザの顔の特徴部分及びその配置を検出し、及び/または掌画像からユーザの掌線及びその配置を検出するステップ(S2202)と、ユーザの顔の特徴部分及びその配置、及び/またはユーザの掌線及びその配置に基づいて、ユーザに関するキーワードを生成するステップ(S1402)と、キーワードをサービスサイト(30)に提示してこのサービスサイト(30)から検索結果を受け取り、この検索結果に基づいてサービスサイト(30)におけるサービスをユーザに提示するステップ(S1407)とを実行する、情報処理装置(20)。
(付記27)
プロセッサ(29)とメモリ(25)とを備えたコンピュータ(20)により実行される方法であって、プロセッサ(29)は、ユーザからユーザの出生情報に関する第1情報の入力を受け入れるステップ(S1401)と、入力を受け入れるステップ(S1401)で受け入れた第1情報と、所定の日時に関する第2情報とに基づいて、ユーザに関連するキーワードを生成するステップ(S1402)と、キーワードを用いてサービスサイト(30)を検索し、この検索結果に基づいてサービスサイト(30)におけるサービスをユーザに提示するステップ(S1407)とを実行する、方法。
(付記28)
プロセッサ(29)とメモリ(25)とを備えたコンピュータ(20)により実行される方法であって、プロセッサ(29)は、ユーザからユーザの顔画像または掌画像の少なくとも一方の入力を受け入れるステップ(S2201)と、顔画像からユーザの顔の特徴部分及びその配置を検出し、及び/または掌画像からユーザの掌線及びその配置を検出するステップ(S2202)と、ユーザの顔の特徴部分及びその配置、及び/またはユーザの掌線及びその配置に基づいて、ユーザに関するキーワードを生成するステップ(S1402)と、キーワードを用いてサービスサイト(30)を検索し、この検索結果に基づいてサービスサイト(30)におけるサービスをユーザに提示するステップ(S1407)とを実行する、方法。
(付記29)
プロセッサ(29)とメモリ(25)とを備えたコンピュータ(20)により実行される方法であって、プロセッサ(29)は、ユーザからユーザの出生情報に関する第1情報の入力を受け入れるステップ(S1401)と、入力を受け入れるステップ(S1401)で受け入れた第1情報と、所定の日時に関する第2情報とに基づいて、ユーザに関連するキーワードを生成するステップ(S1402)と、キーワードをサービスサイト(30)に提示してこのサービスサイト(30)から検索結果を受け取り、この検索結果に基づいてサービスサイト(30)におけるサービスをユーザに提示するステップ(S1407)とを実行する、方法。
(付記30)
プロセッサ(29)とメモリ(25)とを備えたコンピュータ(20)により実行される方法であって、プロセッサ(29)は、ユーザからユーザの顔画像または掌画像の少なくとも一方の入力を受け入れるステップ(S2201)と、顔画像からユーザの顔の特徴部分及びその配置を検出し、及び/または掌画像からユーザの掌線及びその配置を検出するステップ(S2202)と、ユーザの顔の特徴部分及びその配置、及び/またはユーザの掌線及びその配置に基づいて、ユーザに関するキーワードを生成するステップ(S1402)と、キーワードをサービスサイト(30)に提示してこのサービスサイト(30)から検索結果を受け取り、この検索結果に基づいてサービスサイト(30)におけるサービスをユーザに提示するステップ(S1407)と
を実行する、方法。
(付記31)
ユーザからユーザの出生情報に関する第1情報の入力を受け入れる手段(2033)と、第1情報の入力を受け入れる手段(2033)で受け入れた第1情報と、所定の日時に関する第2情報とに基づいて、ユーザに関連するキーワードを生成する手段(2034)と、キーワードを用いてサービスサイト(30)を検索し、この検索結果に基づいてサービスサイト(30)におけるサービスをユーザに提示する手段(2038)とを具備する、システム(1)。
(付記32)
ユーザからユーザの顔画像または掌画像の少なくとも一方の入力を受け入れる手段(2040)と、顔画像からユーザの顔の特徴部分及びその配置を検出し、及び/または掌画像からユーザの掌線及びその配置を検出する手段(2034)と、ユーザの顔の特徴部分及びその配置、及び/またはユーザの掌線及びその配置に基づいて、ユーザに関するキーワードを生成する手段(2034)と、キーワードを用いてサービスサイト(30)を検索し、この検索結果に基づいてサービスサイト(30)におけるサービスをユーザに提示する手段(2038)とを具備する、システム(1)。
(付記33)
ユーザからユーザの出生情報に関する第1情報の入力を受け入れる手段(2033)と、第1情報の入力を受け入れる手段(2033)で受け入れた第1情報と、所定の日時に関する第2情報とに基づいて、ユーザに関連するキーワードを生成する手段(2034)と、キーワードをサービスサイト(30)に提示してこのサービスサイト(30)から検索結果を受け取り、この検索結果に基づいてサービスサイト(30)におけるサービスをユーザに提示する手段(2038)とを具備する、システム(1)。
(付記34)
ユーザからユーザの顔画像または掌画像の少なくとも一方の入力を受け入れる手段(2040)と、顔画像からユーザの顔の特徴部分及びその配置を検出し、及び/または掌画像からユーザの掌線及びその配置を検出する手段(2034)と、ユーザの顔の特徴部分及びその配置、及び/またはユーザの掌線及びその配置に基づいて、ユーザに関するキーワードを生成する手段(2034)と、キーワードをサービスサイト(30)に提示してこのサービスサイト(30)から検索結果を受け取り、この検索結果に基づいてサービスサイト(30)におけるサービスをユーザに提示する手段(2038)とを具備する、システム(1)。
【符号の説明】
【0201】
1 システム、10 端末装置、20 サーバ、25 メモリ、26 ストレージ、29 プロセッサ、30 電子商取引サーバ、80 ネットワーク、180、202、302 記憶部、181 アカウント情報、182 サイト特定情報、183 顔画像等データ、190、203、303 制御部、2021 ユーザ情報DB、2022 キーワード情報DB、2023 アカウント情報DB、2024 サイト閲覧情報DB、2025 アバター情報DB、2026 キーワードDB、2027 顔画像等データ、2028 教師データ、2029 学習モデル、2033 出生情報等取得モジュール、2034 キーワード生成モジュール、2035 キーワード選定モジュール、2036 サイト検索モジュール、2037 サービス選定モジュール、2038 サービス提示モジュール、2039 アバター管理モジュール、2040 顔画像等取得モジュール、3021 購買履歴情報DB、3023 サイト閲覧情報DB、3033 サイト内検索モジュール、3034 情報提示モジュール、3035 サイト閲覧検出モジュール