(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024069493
(43)【公開日】2024-05-21
(54)【発明の名称】チャイルドキャリア
(51)【国際特許分類】
A47D 13/02 20060101AFI20240514BHJP
【FI】
A47D13/02
【審査請求】有
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024040739
(22)【出願日】2024-03-15
(62)【分割の表示】P 2021122412の分割
【原出願日】2019-04-18
(31)【優先権主張番号】201810355370.5
(32)【優先日】2018-04-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】201810549110.1
(32)【優先日】2018-05-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】517042092
【氏名又は名称】ワンダーランド スイツァーランド アーゲー
(74)【代理人】
【識別番号】110002871
【氏名又は名称】弁理士法人坂本国際特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】范 美鳳
(57)【要約】
【課題】柔軟且つ便利に使えるチャイルドキャリアを提供する。
【解決手段】本発明のチャイルドキャリアは、キャリーハーネスと、キャーハーネスと連結され、胴体サポート部を含む子供サポート部と、胴体サポート部とキャーハーネスとの間の底部距離を調節するように動作可能な拡張可能部であって、子供サポート部とキャーハーネスとの間の接続部に隣接する領域においてキャーハーネスまたは子供サポート部に固定された第1の端部と、該第1の端部から離れた位置において子供サポート部に固定された第2の端部とを有する、拡張可能部とを備える。拡張可能部は、底部距離を減少させるために第1の端部と第2の端部とを互いに向かって変位させるように折り畳み可能であり、底部距離を増加させるために第1の端部と第2の端部とを互いに離れて変位させるように伸張される。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
キャリーハーネスと、
前記キャーハーネスと連結され、胴体サポート部を含む子供サポート部と、
前記胴体サポート部と前記キャーハーネスとの間の底部距離を調節するように動作可能な拡張可能部であって、該拡張可能部は、前記子供サポート部と前記キャーハーネスとの間の接続部に隣接する領域において前記キャーハーネスまたは前記子供サポート部に固定された第1の端部と、該第1の端部から離れた位置において前記子供サポート部に固定された第2の端部とを有する、拡張可能部と、を備え、
前記拡張可能部は、前記底部距離を減少させるために前記第1の端部と前記第2の端部とを互いに向かって変位させるように折り畳み可能であり、前記底部距離を増加させるために前記第1の端部と前記第2の端部とを互いに離れて変位させるように伸張される、
チャイルドキャリア。
【請求項2】
前記拡張可能部は前記胴体サポート部を前記キャリーハーネスに連結する調節可能な有効長さを有し、該調節可能な有効長さは前記胴体サポート部と前記キャリーハーネスとの間の最大底部距離を定義する、請求項1に記載のチャイルドキャリア。
【請求項3】
前記拡張可能部は、締結状態及び非締結状態を有する締結構造に接続され、前記拡張可能部は前記締結構造が締結状態にある場合に前記拡張可能部の有効長さを小さくするために折り畳まれ、前記拡張可能部は前記締結構造が非締結状態にある場合に前記拡張可能部の有効長さを大きくするために拡張できる、請求項1に記載のチャイルドキャリア。
【請求項4】
前記締結構造は、ジップ締結システム、ボタンファスナー、スナップファスナー、バックルファスナー、又はフック・ループファスナーを含む、請求項3に記載のチャイルドキャリア。
【請求項5】
前記締結構造は、前記拡張可能部の長さ方向に沿って互いに離間し、前記チャイルドキャリアの子供サポート部の幅方向に沿って延在する2列の突出歯を含むジップファスナーを含む、請求項3に記載のチャイルドキャリア。
【請求項6】
前記2列の突出歯は互いに係合し且つ互いから外れることができ、前記2列の突出歯が互いに係合している場合、前記締結構造は締結状態にあり、前記2列の突出歯が互いから外れている場合、前記締結構造は非締結状態にある、請求項5に記載のチャイルドキャリア。
【請求項7】
前記締結構造は、前記胴体サポート部と前記キャリーハーネスとの間で3つ以上の最大底部距離を所望により設定できるように複数の締結位置を含む、請求項3に記載のチャイルドキャリア。
【請求項8】
前記拡張可能部は、パネル、ストリップ、あるいは、帯である、請求項1に記載のチャイルドキャリア。
【請求項9】
前記子供サポート部は、ヒップサポート部を含み、前記拡張可能部は、前記ヒップサポート部の上方に延びている、請求項1に記載のチャイルドキャリア。
【請求項10】
前記拡張可能部の第1の端部と第2の端部との間の伸縮可能な部分の一部が、前記ヒップサポート部から離れて伸縮可能である、請求項9に記載のチャイルドキャリア。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、2018年5月31日に出願された中国特許出願第201810549110.1号及び2018年4月19日に出願された中国特許出願第201810355370.5号の優先権を主張する。
【0002】
本発明はチャイルドキャリア(child carriers)に関する。
【背景技術】
【0003】
チャイルドキャリア製品は、介護者と密接した状態で小さな子供を介護者が手を使うことなく便利に担いで運ぶことができるようにする。市場で入手可能な様々な種類のチャイルドキャリアは、例えば小さい子供を運搬人の前で臥位で又は前向き若しくは後ろ向きで担ぐか又は運搬人の後ろで担ぐ等、子供の担ぎ方の点で異なり得る。チャイルドキャリアは例えば1人用、2人用等機能の面でも異なり得る。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
運搬人にストレスが集中するのを回避するために、また望ましくない屈曲又は圧力が子供にかかることなく子供の腰、胴、首及び頭を適切に支持できる快適な環境を提供するためにチャイルドキャリアのデザインは人間工学に基づいたものでなければならない。残念ながら、市場で入手可能なチャイルドキャリアは依然として現在のニーズを満たさないことがある。例えば、大半のチャイルドキャリアは子供を座らせるための空間容量は固定された構成であり、様々な大きさの子供を異なる位置で座らせるというニーズに適合されていない場合がある。
【0005】
したがって、より柔軟で便利に用いることができ、少なくとも前述の問題に対処できる改善されたチャイルドキャリアに対するニーズがある。
【0006】
本願は、柔軟且つ便利に使えるチャイルドキャリアを説明する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
一実施形態によれば、チャイルドキャリアはキャリーハーネスと、キャリーハーネスに接続されるとともにヒップサポート部を含む子供サポート部と、ヒップサポート部に設けられるヒップサポート調節機構であって、該ヒップサポート調節機構は前記ヒップサポート部の幅を変更するよう動作可能である、ヒップサポート調節機構と、を含む。
【0008】
別の実施形態によれば、チャイルドキャリアはキャリーハーネスと、キャリーハーネスに接続されるとともに、互いに接続されたヒップサポート部及び胴体サポート部を含む子供サポート部と、ヒップサポート部の上に配置される拡張可能部であって、該拡張可能部は胴体サポート部と前記キャリーハーネスとの間の最大底部距離を調節するために動作可能である、拡張可能部と、を含む。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】
図1は、チャイルドキャリアの一実施形態を示す概略前面図である。
【
図2】
図2は、
図1のチャイルドキャリアの別の状態を示す概略前面図である。
【
図3】
図3は、
図2のチャイルドキャリアを示す概略前面図であり、チャイルドキャリアのネックサポート部が
図2に示すものとは異なる垂直位置に調節されている。
【
図4】
図4は、
図3のチャイルドキャリアを示す概略前面図であり、ヒップサポート部の幅を小さくするためにチャイルドキャリアのヒップサポート調節機構が締結状態にある。
【
図5】
図5は、外に展開されたヘッドカバーを有する
図3のチャイルドキャリアの概略前面図である。
【
図6】
図6は、チャイルドキャリアの子供サポート部が下方に押し下げされた
図1のチャイルドキャリアを示す概略図である。
【
図7】
図7は、
図1のチャイルドキャリアの概略背面図である。
【
図8】
図8は、2つのストラップ締結アセンブリを通じて互いに連結された2つのショルダーストラップを含む
図1のチャイルドキャリアのさらなる詳細を示す概略図である。
【
図9】
図9は、締結されていない状態にあるショルダーストラップの2つのストラップ締結アセンブリを示す概略図である。
【
図10】
図10は、チャイルドキャリアの変形構成を示す概略図である。
【
図11】
図11は、ヒップサポート調節機構を隠すためのポケットを含むチャイルドキャリアの変形構成を示す概略図である。
【
図12】
図12は、ヒップサポート調節機構を隠すためのポケットを含むチャイルドキャリアの変形構成を示す概略図である。
【
図13】
図13は、チャイルドキャリアの一実施形態で設けられ得る別の特徴を示す概略図である。
【
図14】
図14は、チャイルドキャリアの一実施形態で設けられ得る別の特徴を示す概略図である。
【
図15】
図15は、チャイルドキャリアの一実施形態で設けられ得る別の特徴を示す概略図である。
【
図16】
図16は、チャイルドキャリアの一実施形態で適用され得る別の変形構成を示す概略図である。
【
図17】
図17は、胴体サポート部からネックサポート部が取り外された状態の
図16のチャイルドキャリアを示す概略図である。
【
図18】
図18は、
図16のチャイルドキャリアに設けられたネックサポート部のさらなる構成の詳細を示す概略拡大図である。
【
図19】
図19は、
図18に示すネックサポート部の外に展開されたヘッドカバーを示す概略拡大図である。
【
図20】
図20は、ネックサポート部に設置された胸当てを含むチャイルドキャリアの一実施形態を示す概略図である。
【
図22】
図22は、チャイルドキャリアの胴体サポート部とキャリーハーネスとの間の最大底部距離を調節可能な拡張可能部を含むチャイルドキャリアの一実施形態を示す概略図である。
【
図24】
図24は、
図22に示すチャイルドキャリアの拡張可能部の例示の調節を示す概略図である。
【
図25】
図25は、
図24に示すチャイルドキャリアの調節された拡張可能部を示す概略拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1~
図9を参照して、チャイルドキャリア100を説明する。チャイルドキャリア100はキャリーハーネス110及び子供サポート部120を含むことができる。チャイルドキャリアは、介護者の身体の近くで子供を担いで運ぶのに好適であり得る。
【0011】
図1~
図9を参照して、子供を運ぶためにチャイルドキャリア100を据え付けて用いる場合にキャリーハーネス110を介護者の身体の周りに巻き付けることができる。キャリーハーネス110はウエストストラップ111及び2つのショルダーストラップ112を含むことができる。2つのショルダーストラップ112のそれぞれは、ウエストストラップ111に固定接続される固定端112a(
図6及び
図7でより分かり易く示す)と、ウエストストラップ111又は(後で説明する)子供サポート部120に取り外し可能に締結できる遠位端112b(
図1及び
図6でより分かり易く示す)とを有することができる。
【0012】
子供サポート部120はキャリーハーネス110に接続できる。より具体的には、子供サポート部120は、子供サポート部120の2つの反対側の端部でショルダーストラップ112及びウエストストラップ111にそれぞれ接続することができる。一実施形態によれば、子供サポート部120は、ネックサポート部121と、お互いが反対側にある内面122a(
図6でより分かり易く示す)及び外面122b(
図1~
図3でより分かり易く示す)を含む胴体サポート部122と、ヒップサポート部123と、2つの大腿部サポート部124とを含むことができる。ネックサポート部121、胴体サポート部122、ヒップサポート部123及び大腿部サポート部124で構成される子供サポート部120は、限定されないがファブリック、織物類等を含み得る可撓性材料を含み得る。ヒップサポート部123はウエストストラップ111及び胴体サポート部122の間に配置されるとともに、それらにそれぞれ接続される。2つの大腿部サポート部124は腰サポート部123の左側及び右側でそれぞれ互いに反対側に横方向に配置され、それぞれヒップサポート部123に接続される。一構成例によれば、2つの大腿部サポート部124はヒップサポート部123に対して傾斜してそれぞれ配置され、ウエストストラップ111の方に折ることができる。さらに、各大腿部サポート部124は、2つの両側のテーパー端及び2つのテーパー端よりも厚く例えば三日月状の中間部分を含む湾曲形状を有し得る。大腿部サポート部124の中間部分は、例えば厚さを増やすために充填材を含み得る。使用の際、ヒップサポート部123及び2つの大腿部サポート部124は、ウエストストラップ111に対して折ることはでき、子供を座らせるための受容空間を少なくとも部分的に定めることができる。各大腿部サポート部124の厚さがより大きい中間部分は、膝の高さが股関節にある姿勢(position with the knees level with the hip joint)で子供が座ることができるように大腿部に対して好適な支持を提供でき、腰の自然な発育を促進できるより健康的な着座姿勢を提供できる。胴体サポート部122は腰サポート部123に対して折ることができ、子供の胴体に支持を提供できる。ネックサポート部121は胴体サポート部122の上部に接続され、該上部に折り曲げることができ、子供の頭を支持するのを支援するために子供の首に隣接して位置することができる。
【0013】
図1~
図5を参照して、チャイルドキャリア100はヒップサポート部123に設けられたヒップサポート調節機構(hip support adjustment)130を含むことができる。ヒップサポート調節機構130は、子供の大きさ及び/又は着座構成に従ってヒップサポート部123の幅を変更できる。ヒップサポート部123の幅は、一例として2つの大腿部サポート部124の間の横方向距離として定義され得る。しかしながら、係る幅は横方向に沿ったヒップサポート部123の任意の2つの点の間の任意の距離であってもよい。一構成例によれば、ヒップサポート調節機構130は、ヒップサポート部123に接続された調節部131を含むことができる。調節部131は、紐、ストラップ、帯、パネル等を含み得る。調節部131に好適な材料の例としてはファブリック、弾性バンド等が挙げられる。調節部131は、ヒップサポート部123の幅方向に沿って横方向に延在でき、ヒップサポート部123の幅を小さくするためにヒップサポート部123が横方向に縮小させる。例えば、調節部131は、ヒップサポート部123の幅を調節するためにピップサポート部123の1つ以上の所定の接続位置に取り外し可能に締結する少なくとも1つの遠位端を有し得る。
【0014】
図1~
図5を参照して、調節部131は、一例としてヒップサポート部123に固定される固定端131aと、固定端131aから離れた場所でヒップサポート部123に取り外し可能に締結できる遠位端131bとを有する。調節部131の固定端131aは、2つの大腿部サポート部124のうちの一方に隣接する場所でヒップサポート部123に固定され得る。任意の好適な固定構造を用いて調節部131の遠位端131bをヒップサポート部123に取り外し可能に締結してもよい。例えば、調節部131は、調節部131の固定端131aから離れて位置する開口132を有し、ヒップサポート部123は、調節部131の開口132と係合でき且つ開口132から外すことができるボタン133を有し得る。一構成例によれば、調節部131には1つの開口132のみが設けられる。しかしながら、調節部131は複数の開口132を有してもよい。さらに、調節部131の固定端131aと開口132との間の距離は、ヒップサポート部123の幅より小さくてよい。ボタン133は、ヒップサポート部123の幅方向沿いの調節部131の固定端131aから離れた場所でヒップサポート部123に固定取り付けされる。
【0015】
ヒップサポート調節機構130は、ボタン131を開口132と係合させることにより調節部131の遠位端131bがヒップサポート部123に取り付けられている場合に締結状態にあり、ボタン133を開口132から外すことにより調節部131の遠位端131bがヒップサポート部123から外されている場合に非締結状態にある。ヒップサポート調節機構130が締結状態にある場合、ヒップサポート部123を少なくとも部分的に折り、横方向に縮小させることができ、これによりヒップサポート部123の幅を小さくできる。ヒップサポート調節機構130が非締結状態にある場合、ヒップサポート部123は横方向に拡張し、それによりヒップサポート部123の幅を大きくできる。したがって、ヒップサポート部123の幅は、ヒップサポート調節機構130が非締結状態にある場合よりもヒップサポート調節機構130が締結状態にある場合に小さくできる。これにより、ヒップサポート部123は大きさの異なる子供を受容するために及び/又は異なる着座構成のために調節され得る。
【0016】
ヒップサポート調節機構130の複数の変形構成が可能であることが分かる。例えば、開口132及びボタン133の配置を互いに置き換えてもいいし、開口132をヒップサポート部123に設け、ボタン133を調節部131に設けてもよい。変形構成によれば、固定端でヒップサポート部123に固定接続される構成の調節部131ではなく、調節部131はヒップサポート部123から完全に取り外し可能であってもよい。即ち、調節部131はヒップサポート部123に取り外し可能に接続される2つの端部を有することができる。別の変形構成によれば、調節部131は、バックスファスナー、スナップファスナー、フック・ループファスナー、ジップファスナー、拘束ベルト等を用いることによりヒップサポート部123に締結され得る。
【0017】
図3~
図5を参照して、胴体サポート部122はヘッドカバー1222を受容するように適合された収納ポケット1221を含み得る。収納ポケット1221は、ネックサポート部121の下に配置され、胴体サポート部122の外面122b上で所望により開閉可能な開口を有し得る。例えば、収納ポケット1221の開閉に用いられ得る好適なファスナーとしては、限定されないがジップファスナー、ボタンファスナー、スナップファスナー、フック・ループファスナー等が挙げられる。ヘッドカバー1222は、子供の頭を少なくとも部分的に覆うことができるような形状及び寸法を有し得る。ヘッドカバー1222の好適な材料の例としてはファブリックや織物類等の可撓性材料が挙げられる。ヘッドカバー1222は折り畳んで収納ポケット1221内にしまうことができ、用いる場合は外に展開させることができる。一構成例によれば、ヘッドカバー1222は収納ポケット1221の内部に(例えば縫い付けにより)固定接続され得る端部を有し得る。そのため、ヘッドカバー1222は胴体サポート部122に連結できる。これは、ヘッドカバー1222が不意に無くなることを防ぎ、ヘッドカバー122を胴体サポート部122に接続するための追加のファスナーの必要性を解消し得る。別の構成例によれば、ヘッドカバー1222は必要に応じて胴体サポート部122から分離可能である。
【0018】
図3~
図5を参照して、ヘッドカバー1222が使用のために展開されている場合、ヘッドカバー1222は収納ポケット1221からネックサポート部121に亘って延在し、チャイルドキャリア100の2つのショルダーストラップ112に取り外し可能に締結されて少なくとも部分的に子供の頭を覆い子供の頭を支持するのを助ける。例えば、ヘッドカバー1222は、ショルダーストラップ112に設けられる対応する締結部1122(
図8でより分かり易く示す)とそれぞれ係合可能な複数の締結部1222a(
図5でより分かり易く示す)を有し得る。締結部1222a及び1122は、限定されないがスナップファスナー、ボタンファスナー等を含み得る。一構成例によれば、ヘッドカバー1222は、ヘッドカバー1222の遠位端1222cから突出し得る2つのベルト部1222bに接続され、締結部1222aはベルト部1222bにそれぞれ設けられ得る。使用の間、ヘッドカバー1222は子供の頭を覆うために展開でき、ベルト部1222bはベルト部1222bにある締結部1222aがそれぞれショルダーストラップ112にある締結部1122とそれぞれ係合できるようにショルダーストラップ112の方に広がることができる。ヘッドカバー1222が使用されていない場合、締結部1222a及び1122はお互いから外すことができ、ヘッドカバー1222を折り畳んで収納ポケット1221内にしまうことができる。ベルト部1222b及び締結部1222aは、ヘッドカバー1222と共に収納ポケット1221内にしまわれる。
【0019】
収納ポケット1221は子供サポート部120の他の好適な位置に設けてもよいことが分かる。例えば、収納ポケット1221は、ヘッドカバー1222をネックサポート部121の内部に収容できるようにネックサポート部121に設けられ得る。この場合、ヘッドカバー1222は、ネックサポート部121に、例えばネックサポート部121に設けられる収納ポケット1221の内部に接続され得る。
【0020】
図1~
図4及び
図6を参照して、ネックサポート部121は胴体サポート部122の上部に接続され、該上部に折り畳ねることができる。一構成例によれば、ネックサポート部121は胴体サポート部122の左側から右側へと横方向に延びる接続領域121a(
図6でより分かり易く示す)に沿って胴体サポート部122の上部に固定接続できる。さらに、ネックサポート部121は接続領域121aの方向に沿って互いに横方向の反対側に位置する2つの端部を有することができる。それらの端部には2つの締結部1211がそれぞれ設けられる(
図6でより分かり易く示す)。胴体サポート部122の左側及び右側のそれぞれは、ネックサポート部121の締結部1211と係合でき且つ締結部1211から外すことができる複数の締結部1223をそれぞれ有することができる。締結部1223は収納ポケット1221の左側及び右側に分布し得る。一構成例によれば、ネックサポート部121に設けられる締結部1211は開口であり、胴体サポート部122に設けられる締結部1223は、締結部1211と係合でき且つ締結部1211から外すことができるボタンであり得る。左側及び右側のそれぞれにある締結部1223は、一例として胴体サポート部122の外面122bに設けられ、子供サポート部120の長手軸と概ね平行な列に配置される。一構成例によれば、胴体サポート部122は4つの締結部1223を含み、2つの締結部1223の組みが胴体サポート部122の左側及び右側のそれぞれに設けられる。
【0021】
ネックサポート部121を胴体サポート部122に折り重ねることにより、子供の大きさに従ってネックサポート部121を胴体サポート部122に対して異なる高さ又は垂直位置にあるように構成可能である。例えば、ネックサポート部121を(
図3及び
図4に示すように)胴体サポート部122に対して第1の折り重ねを行うことにより第1の高さ又は垂直位置を有し、(
図1及び
図2に示すように)第1の折り重ねよりも大きい第2の折り重ねを胴体サポート部122に対して行うことにより、第1の高さ又は垂直位置よりも低い第2の高さ又は垂直位置を有することができる。ネックサポート部121が第1の垂直位置にある場合、ネックサポート部121の両端にある締結部1211は、胴体サポート部122の左側及び右側の締結部1223の2つの上側のものとそれぞれ係合してネックサポート部121を第1の垂直位置で保持する。ネックサポート部121が第2の垂直位置にある場合、ネックサポート部121の両端にある締結部1211は、胴体サポート部122の左側及び右側の締結部1223の2つの下側のものとそれぞれ係合してネックサポート部121を第2の垂直位置で保持する。
【0022】
締結部1211及び1223の複数の変形構成が可能であり得ることが分かる。例えば、ネックサポート部1211に設けられる締結部1211はボタンであり、胴体サポート部122に設けられる締結部1223は開口であってもよい。一変形構成によれば、締結1211及び1223は磁気ファスナー、スナップファスナー、フック・ループファスナー、ジッパーファスナー、拘束ベルト等を含み得る。さらに、胴体サポート部122に対するネックサポート部121の垂直方向の調節は、胴体サポート部122又はネックサポート部121に設けられるヘッドカバー1222のための収納ポケット1221を有する実施形態を含む、チャイルドキャリア100の様々な実施形態に適用可能であり得る。ヘッドカバー1222のための収納ポケット1221がネックサポート部121に設けられる実施形態において場、締結部1211は、ネックサポート部121の収納ポケット1221の左側及び右側に配置され、ネックサポート部121はヘッドカバー1222がネックサポート部121の内部に収納されるか又は外で展開された状態で所望の垂直位置になるように胴体サポート部122に折り重ねられ得る。
【0023】
本願で説明するネックサポート部121は、子供の大きさに従って子供の頭に好適な支持を提供するために便利に調節できる。したがって、ネックサポート部121は子供のために快適で安全な支持の提供に貢献できる。
【0024】
図1~
図7を参照して、子供サポート部120及びショルダーストラップ112は連結アセンブリ140及び150を通じて互いに取り外し可能に締結できる。連結アセンブリ140は互いに係合し且つ互いから外すことができる2組のコネクタ141及び142を含むことができる。例えば、2つのコネクタ141は2つのショルダーストラップ112にそれぞれ連結でき、2つのコネクタ142は2つのベルト部1224を通じて胴体サポート部122の左側及び右側にそれぞれ付加できる。より具体的には、各コネクタ141は、ショルダーストラップ122の固定端112aと遠位端112bとの間の中間位置で対応するショルダーストラップ112に取り付けられ得る。2つのベルト部1224は胴体サポート部122の上部に隣接し且つヒップサポート部123から離れて胴体サポート部122にそれぞれ取り付けられ、各コネクタ142は対応するベルト部1224に連結され得る。一構成例によれば、2つのベルト部1224はそれぞれ胴体サポート部122の上部の近くで胴体サポート部122の内面122aにそれぞれ取り付けられ得る。コネクタ142と胴体サポート部122との間の各ベルト部1224の長さは、チャイルドキャリア100に受容される子供の大きさに従って調節できる。
【0025】
図1~
図4を参照して、連結アセンブリ150は互いに係合し且つ互い外すことができる2組のコネクタ151及び152を含むことができる。例えば、2つのコネクタ151は2つのショルダーストラップ112にそれぞれ連結でき、2つのコネクタ152は、ヒップサポート部123及び調節部131の上で胴体サポート部122にそれぞれ連結できる。より具体的には、各コネクタ151は、ショルダーストラップ112の固定端112aと反対側の対応するショルダーストラップの遠位端112bにそれぞれ付加できる。一構成例によれば、各コネクタ151は、コネクタ151とショルダーストラップ112の固定端112aとの間のショルダーストラップ112の長さを調節可能にするために調節可能にショルダーストラップ112に連結され得る。コネクタ152はヒップサポート部123に隣接して配置され得る。一構成例によれば、各コネクタ152は胴体サポート部122の外面122bに取り付け可能なタブ1226にそれぞれ付加され得る。
【0026】
図1~
図4を参照して、胴体サポート部122の外面122bは2つのガイドループ1225をさらに含み得る。ショルダーストラップ112の2つのコネクタ151は、2つのコネクタ152と係合するためにガイドループ1225を通ることができる。例えば、2つのガイドループ1225はそれぞれ2つの大腿部サポート部124の上で2つのコネクタ152の近くに配置され得る。
【0027】
図示の実施形態によれば、コネクタ141及び142とコネクタ151及び152は、互いに係合可能な雄コネクタ及び雌コネクタを含み得る。いくつかの変形構成によれば、コネクタ141及び142とコネクタ151及び152はスナップファスナー、ボタンファスナー、ジッパーファスナー、フック・ループファスナー等を含み得る。
【0028】
胴体サポート部122をショルダーストラップ112に連結するために、ショルダーストラップ112の遠位端112bは遠位端112bにあるコネクタ151を胴体サポート部122のコネクタ152にそれぞれ係合させることにより胴体サポート部122に接続され得る。さらに、胴体サポート部122のコネクタ142はショルダーストラップ112のコネクタ141にそれぞれ係合できる。所望により、胴体サポート部122の上部とショルダーストラップ112との間の距離は、コネクタ142と胴体サポート部122との間のベルト部1224の長さを調節することにより調節され得る。
【0029】
前述の実施形態は、使用構成において胴体サポート部122に接続されたショルダーストラップ112の遠位端112bを有する。変形実施形態によれば、ショルダーストラップ112の遠位端112bは使用構成において、例えば、同じコネクタ152をウエストストラップ111の好適な位置に設けることによりウエストストラップ111に接続されて介護者の腕を通すための閉ループを形成する。
【0030】
図6~
図9を参照して、チャイルドキャリア100は、2つのショルダーストラップ112の間に接続可能なストラップ規制アセンブリ160をさらに含むことができる。ストラップ規制アセンブリ160は、介護者の肩上に2つのショルダーストラップ112を規制配置することができ、2つのストラップ締結アセンブリ161、162及び連結部163を含み得る。連結部163のための好適な材料の例としては、限定されないがファブリック又は織物類等の可撓性材料が挙げられる。連結部163は2つのショルダーストラップ112の間に配置され、2つのショルダーストラップ112に接続され、ウエストストラップ111に隣接して位置し得る。連結部163はショルダーストラップ112を規制配置するのを支援できる。2つのストラップ締結アセンブリ161及び162は調節のためにそれぞれ2つのショルダーストラップ112に沿って摺動し、ストラップ規制アセンブリ160を締結するか又は外すために互いに係合し且つ互いから外すことができる。
【0031】
図8及ぶ
図9を参照して、ストラップ締結アセンブリ161は摺動部1611と、雌ファスナー1613と、摺動部1611及び雌ファスナー1613にそれぞれ接続されるベルト部1612とを含むことができる。摺動部1611は2つのショルダーストラップ112のうちの1つに摺動可能に接続され得る。例えば、ショルダーストラップ112に沿って長さ方向に延在するガイドストリップ1121にはショルダーストラップ112に取り付けられる2つの両端が設けられ、摺動部1611はガイドストリップ1121に摺動可能に取り付けられ得る。ベルト部1612は摺動部1611を通じて巻いて摺動部1611に接続できる(wrap through and connect with the sliding part 1611)ため、ベルト部1612及び摺動部1611はショルダーストラップ112に沿って一緒に摺動できる。雌ファスナー1613はベルト部1612を通じてショルダーストラップ112に付加できる。
【0032】
ストラップ締結アセンブリ162は摺動部1621と、雄ファスナー1623と、摺動部1621及び雄ファスナー1623にそれぞれ接続されたベルト部1622とを含むことができる。摺動部1621は、例えば前で説明したガイドストリップ1121を用いることにより2つのショルダーストラップ112の他方に摺動可能に接続できる。ベルト部1622は摺動部1621を通じて巻いて摺動部1621に接続できる。そのため、ベルト部1622及び摺動部1621は他方のショルダーストラップ112に沿って一緒に摺動できる。雄ファスナー1623はベルト部1622を通じて他方のショルダーストラップ112に調節可能に付加できる。雌ファスナー1613及び雄ファスナー1623は互いに係合し且つお互いから外れることができる。
【0033】
チャイルドキャリア100が介護者の身体に据え付けられた場合、連結部163は介護者の胴体の前に位置し、雌ファスナー1613及び雄ファスナー1623は介護者の背中で互いに係合して2つのショルダーストラップ112を介護者の胴体上で制限的に配置する。
【0034】
図1~
図7を参照して、ウエストストラップ111は介護者の腰の周りにウエストストラップ111を締結するか又は外すために取り付けシステム170を含むことができる。取り付けシステム170は、ウエストストラップ111の両端にそれぞれ設けられる互いに取り外し可能に係合可能な2つの締結部171、172を含むことができる。一構成例によれば、締結部171、172はフック・ループファスナーを含み得る。他の構成例によれば、締結部171、172は相互に係合可能な雄ファスナー及び雌ファスナー、スナップファスナー、ボタンファスナー、ジップファスナー等を含み得る。
【0035】
図7を参照して、ウエストストラップ111はウエストストラップ111を介護者の腰の周りで硬く締めることができる固定ハーネス180をさらに含むことができる。固定ハーネス180は締め付けベルト181と、2つの締結部182、183とを含むことができる。締め付けベルト181はウエストストラップ111に固定接続される一端を有することができ、締結部182は締め付けベルト181に調節可能に接続でき、締結部183はウエストストラップ111に固定接続できる。一構成例によれば、締結部182、183は互いに係合可能な雄バックル部及び雌バックル部を含み得る。使用の際、取り付けシステム170によりウエストストラップ111が介護者の腰の周りに固定された後で、締め付けベルト181の締結部182がウエストストラップ111の締結部183と係合できるように締め付けベルト181を広げてウエストストラップ111の2つの端部に亘って延ばすことができる。これにより、ウエストストラップ111を介護者の腰の周りにきつく固定できる。一構成例によれば、ウエストストラップ111は締結部183とウエストストラップ111の一端との間に配置されるガイドループ111をさらに含むことができる。ガイドループ111は締め付けベルト181の配置を促進し、締め付けベルト181は締結部182を締結部183に係合させるためにガイドループ111を通ることができる。
【0036】
以下、
図1~
図9を参照しながらチャイルドキャリア100の使用例を説明する。チャイルドキャリア100を用いる場合、ショルダーストラップ112の遠位端112bにあるコネクタ151を胴体サポート部122のコネクタ152に締結でき、胴体サポート部122のコネクタ142をショルダーストラップ112のコネクタ141にそれぞれ係合できる。それにより、胴体サポート部122はショルダーストラップ112に連結でき、ショルダーストラップ112は介護者の腕を通すための2つの閉ループをそれぞれ定義できる。さらに、調節部131によりヒップサポート部123の幅が子供の大きさ又は子供の着座構成に従って調節され得る。例えば、子供が前を向いて介護者の方を向かずに座る場合、(
図4に示すように)ヒップサポート部123のボタン133を調節部131の開口132と係合させてヒップサポート部123の幅を小さくすることで、ヒップサポート部123は子供をよりきつく支持できる。子供が介護者に対向して座る場合、ヒップサポート部123は子供の腰のより大きな領域の周りを包むため、(
図3に示すように)ヒップサポート部123のボタン133を調節部131の開口132から外して快適な着座環境のためにヒップサポート部123の幅を大きくすることができる。
【0037】
チャイルドキャリア100のセットアップが完了すると、取り付けシステム170の2つの締結部171及び172を係合させることによりウエストストラップ111を介護者の腰の周りに固定することができる。ウエストストラップ111は締め付けハーネス180により介護者の腰の周りに締め付けられる。その後、子供は介護者の胴体の前で保持され、子供サポート部120が子供の周りを包み、ショルダーストラップ112が介護者の胴体の前側に沿って延びて介護者の肩の周りに巻か付けられるようにショルダーストラップ112及び子供サポート部120は共に上方に引っ張られる。それにより、胴体サポート部122の内面122aは子供が受容されるチャイルドキャリア100の内部容積に面することができ、外面122bは外を向くことができる。そして、2つのストラップ締結アセンブリ161、162は介護者の大きさに従って2つのショルダーストラップ112に沿って調節でき、ストラップ規制アセンブリ160を締結するために互いに係合できる。胴体サポート部122の上部と介護者の身体との間の距離は、ベルト部1224の長さを調節することで所望により調節され得る。
【0038】
図10は、ヒップサポート調節機構130が、前で説明した調節部131の役割を果たし得るジップファスナー134を含むことができるチャイルドキャリア100の変形構成を示す概略図である。ジップファスナー134はヒップサポート部123に接続でき、子供サポート部120の長さ軸と概ね平行に延在できる。一構成例によれば、ジップファスナー134はヒップサポート部123の真ん中に隣接して配置できる。ジップファスナー134はヒップサポート部123の幅を小さくするために閉じることができ、ヒップサポート部123の幅を大きくするために開くことができる。
【0039】
図11は、ポケット125を含み得るチャイルドキャリア100の変形構成を示す概略図である。ポケット125はヒップサポート部123に設けることができ、ヒップサポート調節部130を隠すように構成できる。より具体的には、ヒップサポート調節部130はポケット125の内部に配置され、ポケット125はその上部に又は側部に開口1251を有することができる。開口1251を通じて操作のためにヒップサポート調節部130にアクセスできる。ヒップサポート調節部130をポケット125の内側に隠すことは子供サポート部120の全体的な外観の改善に寄与し得る。
【0040】
図11において、ポケット125内に隠されたヒップサポート調節部130は一例として
図1~
図4に関連して前で説明した調節部131及びボタン133を含むことができる。
図12において、ポケット125内に隠されたヒップサポート調節機構130は一例として
図10に関連して前で説明したジップファスナー134を含むことができる。
【0041】
図13~
図15は、チャイルドキャリア100の一実施形態に設けられ得る別の特徴を示す概略図である。
図13~
図15に示すチャイルドキャリア100は、前で説明した構造のいずれかを有し得る。
図13~
図15を参照して、チャイルドキャリア100はキャリーハーネス110と子供サポート部120との間で延在し、右側及び左側で2つの大腿部サポート部124の近くに設けられる2つの大腿部制限部190をさらに含み得る。一構成例によれば、右側及び左側それぞれの大腿部制限部190及び大腿部サポート部124は、調節可能な制限開口を少なくとも部分的に区画し得る。子供の大腿部は制限開口を通って位置し、大腿部制限部190は大腿部サポート部124の上で延在する。子供の大腿部が制限開口を通った状態で子供がチャイルドキャリア100に設置されると、大腿部制限部190は大腿部の上方への変位を制限できるため、子供を好適に配置するのを支援し、子供がチャイルドキャリア100から横に落ちるのを防止し得る。
【0042】
図13~
図15を参照して、一構成例によれば、大腿部制限部190は、キャリーハーネス110と子供サポート部120との間で延在可能な制限部191を含む。制限部191は細長い形状を有し、可撓性材料で構成され得る。例えば、制限部191は可撓性のストリップ又は帯であり得る。制限部191の好適な材料の例としては、限定されないがファブリック、織物類等が挙げられる。一実施形態によれば、制限部191は大腿部サポート部124とネックサポート部121との間の場所でキャリーハーネス110と子供サポート部120のそれぞれに接続され得る。例えば、制限部191はキャリーハーネス110に取り付けられる固定端191aを有し、ヒップサポート部123に隣接し且つ大腿部サポート部124の上にある場所で胴体サポート部122に取り外し可能に接続できる。一構成例によれば、制限部191の固定端191aはウエストストラップ111に隣接し且つウエストストラップ111の上にある場所でショルダーストラップ112に取り付けられ得る。別の構成例によれば、制限部191の固定端191aはウエストストラップ111に取り付けられ得る。
【0043】
制限部191をキャリーハーネス110及び子供サポート部120にそれぞれ接続する代わりに、制限部191を子供サポート部120の2つの離間した位置に接続してもよい。例えば、制限部191はヒップサポート部123又は大腿部サポート部124に接続される固定端191aを有し、ヒップサポート部123に隣接し且つ大腿部サポート部124の上にある場所で胴体部サポート部122に取り外し可能に接続され得る。
【0044】
制限部191が胴体サポート部122に接続されている場合、制限部191及び大腿部サポート部124は子供の大腿部を配置するための制限開口を少なくとも部分的に区画できる。加えて、制限部191は制限開口の大きさを変更できる。例えば、固定端191aと制限部191が胴体サポート部122と接続される場所との間の制限部191の長さを調節して制限開口の大きさを変更してもよい。
【0045】
一構成例によれば、制限部191は、固定端191aと反対側の制限部191の遠位端191bに隣接して配置される第1の締結部192と、固定端191aに隣接して配置されるとともに第1の締結部192と係合でき且つ第1の締結部192から外すことができる1つ以上の第2の締結部193とを有し得る。第1の締結部192及び第2の締結部193は限定されないがボタンファスナー、スナップファスナー、フック・ループファスナー、バックルファスナー等を含み得る。制限開口を形成するために、制限部191は、大腿部サポート部124の上で胴体サポート部122の外面122bに設けられるガイドループ(例えばガイドループ1225)を通り、第1の締結部192が(
図15に示すように)第2の締結部193の一方と係合するように戻る。使用の構成において、設置された制限部191は大腿部サポート部124の上且つネックサポート部121の下で延在でき、制限開口を通じて位置する子供の大腿部の上方の動きを制限できる。固定端191aと、制限開口を上方に区画できる胴体サポート部122に制限部191が接続する場所(例えばガイドループ1225)との間の制限部191の長さは、締結部192を第2の締結部193のうちの別の方に係合させることにより調節できる。
【0046】
大腿部制限部190は他の構成を有し得ることが分かる。例えば、ひもを用いる方法(lacing method)を用いる代わりに、変形構成では第2の締結部193を胴体サポート部122に配置し、制限部191にある第1の締結部192は胴体サポート部122にある第2の締結部193のいずれかと係合して制限開口を形成できる。
図26に示す別の変形構成によれば、制限部191は、それぞれ開口として形成される複数の第1の締結部192を含み、胴体サポート部122は制限部191の開口のいずれかと選択的に係合して制限開口を形成するボタンの形態の第2の締結部193を含み得る。別の構成によれば、制限部191は、キャリーハーネス110及び胴体サポート部122の一方又は双方に取り外し可能に及び/又は調節可能に締結され得る。
【0047】
図16~
図19はチャイルドキャリア100の一実施形態に適用され得る別の変形構成を示す概略図である。
図16~
図19を参照して、ネックサポート部121は例えばジップファスナー126であり得るファスナーを通じて胴体サポート部122の上部に取り外し可能に接続され得る。ファスナーはネックサポート部121を胴体サポート部122に接続するために係合でき、ネックサポート部121を胴体サポート部122から取り外すために外すことができる。したがって、介護者は必要に応じてネックサポート部121の取り外し及び設置を行うことができる。例えば、ネックサポート部121は掃除又は修理を容易にするために胴体サポート部122から取り外すことができる。
図16~
図19の例ではジップファスナーを用いるが、ネックサポート部121を胴体サポート部122に取り外し可能に接続するのに他の種類のファスナーを用いることができるのが分かる。そのようなファスナーの例としては、限定されないが、スナップファスナー、ボタンファスナー、フック・ループファスナー等が挙げられる。ネックサポート部121が胴体サポート部122に接続されると、前で説明したように胴体サポート部122に対するネックサポート部121の垂直位置を調節するために、ネックサポート部121は(例えばジップファスナー126に沿って)胴体サポート部122に折り重ねられる。ネックサポート部121の垂直位置を保持するのに前で説明した同じ締結部1211、1223を用いることができる。
【0048】
図16~
図19を参照して、ヘッドカバー1222を収納するために用いられる収納ポケット1221は、胴体サポート部122ではなく取り外し可能なネックサポート部121に設けられてもよい。例えば、収納ポケット1221はネックサポート部121の中央領域に配置され、ネックサポート部121の締結部1211は収納ポケット1221の左側及び右側に配置され得る。収納ポケットの開口は一例として1つ以上のスナップファスナー1221Aにより開閉され得る。収納ポケット1221を開閉するための他の好適なファスナーとしては、限定されないがジップファスナー、ボタンファスナー、フック・ループファスナー等が挙げられる。一構成例によれば、ヘッドカバー1222は収納ポケット1221の内部に固定接続される端部を有し得る。そのため、ヘッドカバー1222はネックサポート部121に連結される。ヘッドカバー1222は折り畳まれて収納ポケット1221の内部に収納され、使用する場合は外に展開される。子供の頭を覆うためにヘッドカバー1222が展開されている場合、ヘッドカバー1222はチャイルドキャリア100の2つのショルダーストラップ112に取り外し可能に締結されて、子供の頭を支持するのを助ける。例えば、ヘッドカバー1222はショルダーストラップ112に設けられる対応する締結部1122とそれぞれ係合可能な締結部1222aをそれぞれ備えた2つのベルト部1222b(
図16により分かり易く示す)を有し得る。。ヘッドカバー1222が用いられていない場合、ベルト部1222b及び締結部1222aはヘッドカバー1222と共に収納ポケット1221内に収納され得る。
【0049】
図20及び
図21は、チャイルドキャリア100の実施形態に設けられ得る別の特徴を示す概略図である。
図20及び
図21を参照して、チャイルドキャリア100は、ネックサポート部121を少なくとも部分的に覆って保護するために子供サポート部120に設置可能な胸当て127を含み得る。ネックサポート部121は胴体サポート部122に恒久的に取り付けられるか又は取り外し可能に接続され、前で説明したようにネックサポート部121を胴体サポート部122に折り重ねることによって胴体サポート部122に対して複数の垂直位置の間で調節可能である。胸当て127はネックサポート部121に隣接して配置される一方で、ネックサポート部121は胴体サポート部122に対して任意の所望の垂直位置にあることができる。簡便で柔軟な使用のために、胸当て127は必要に応じて子供サポート部120に対して着脱され得る。例えば、胸当て127は子供サポート部120のネックサポート部121及び/又は胴体サポート部122に取り外し可能に締結され得る。
【0050】
一構成例によれば、胸当て127は概ねU字の形状を有し、水平部1271と、水平部1271の両側から突出する2つ側部1272とを含む。胸当て127の好適な材料の例としては、限定されないが、ファブリック、織物類が挙げられる。胸当て127は、胸当て127を子供サポート部120に取り付けるために複数の開口1273を含むことができる。例えば、2つの側部1272が水平部1271と結合する2つの接続領域に隣接して2つの開口1273が前掛け127にそれぞれ配置される。使用の際、胸当て127はネックサポート部121を少なくとも部分的に覆うために配置され、胸当て127を定位置で保持するために胴体サポート部122に設けられる締結部は開口1273とそれぞれ係合できる。胸当て1273の開口1273と係合するために胴体サポート部122に設けられる好適な締結部の例としてはボタンが挙げられる。一実施形態によれば、ネックサポート部121の異なる垂直位置を保持するために胴体サポート部122に設けられる締結部1223も開口1273と係合して胸当て127を定位置で保持する。例えば、締結部1223のうちの2つはネックサポート部121及び胸当て127とそれぞれ係合してネックサポート部121を所望の垂直位置で保持し、胸当て127をネックサポート部121に隣接する位置で保持することができる。胸当て127がネックサポート部121に配置されると、胸当て127の2つの側部1272は締結部1223及び2つのベルト部1224の少なくとも一部を少なくとも部分的に覆うことができる。
【0051】
胴体サポート部122に設けられる前述の締結部の構成に加えて又は代えて、ネックサポート部121も胸当て127を定位置で保持するために胸当て127と係合可能な締結部を有し得ることが分かる。
【0052】
図22~
図26は、チャイルドキャリア100の一実施形態で設けられ得る別の特徴を示す概略図である。
図22~
図26を参照して、チャイルドキャリア100は胴体サポート部122とキャリーハーネス110との間の最大底部距離(greatest bottom distance)、とりわけ一端にある胴体サポート部122と、他端にあるウエストストラップ111、ショルダーストラップ112及び/又は連結部163に隣接する領域との間の最大底面距離を調節可能な拡張可能部(expandable portion)128を含み得る。拡張可能部128はパネル、ストリップ、帯等であり得る。拡張可能部128に好適な材料の例としては、限定されないがファブリック、織物類等の可撓性材料が挙げられる。拡張可能部128はヒップサポート部123の上に配置できる。拡張可能部128の端部128a(
図23でより分かり易く示す)は子供サポート部120とウエストストラップ111との間の接続部分に隣接する領域で子供サポート部120に又はウエストストラップ111に取り付けられ得る。端部128aと反対側の拡張可能部128の別の端部128b(
図23でより分かり易く示す)は胴体サポート部122の底部の近くで、例えば胴体サポート部122とヒップサポート部123との間の接続部分の近くで胴体サポート部122に取り付けられ得る。拡張可能部128は、胴体サポート部122をキャリーハーネス110に連結する調節可能な有効長さを有することができ、係る調節可能な有効長さは胴体サポート部122とキャリーハーネス110との間で許容される最大底部距離を定義できる。例えば、拡張可能部128は、拡張可能部128の有効長さを変更及び調節可能な締結構造1281に接続できる。それにより、胴体サポート部122とキャリーハーネス110との間の最大底部距離を調節できる。締結構造1281が胴体サポート部122とキャリーハーネス110との間の最大底部距離を小さくするように構成されている場合、拡張可能
部128の有効長さは拡張可能部128の2つの端部128a及び128bの間の全長より小さくてもよい。
【0053】
一構成例によれば、締結構造1281は、拡張可能部128の長さ方向に沿って互いに離間し、子供サポート部120の幅方向に沿って延在する2列の突出歯を含むジップファスナーを含み得る。2列の突出歯は互いに係合し且つ互いから外れることができる。2列の突出歯が互いに係合している場合、締結構造1281は締結状態にあり、拡張可能部128は
図25及び
図26に示すように拡張可能部128の有効長さを小さくするために折り畳まれ、胴体サポート部122とキャリーハーネス110との間の最大底部距離を小さくできる。2列の突出歯が互いから外れて場合、締結構造1281は非締結状態にあり、拡張可能部128は
図22に示すように、拡張可能部128の有効長さを大きくするために拡張可能であり、胴体サポート部122とキャリーハーネスとの間の最大底部距離を大きくできる。即ち、胴体サポート部122とキャリーハーネス110との間で許容される最大底部距離は締結構造1281が非締結状態にある場合よりも締結構造1281が締結状態にある場合に小さくなる。使用の間、拡張可能部128は胴体サポート部122と、チャイルドキャリア100を用いて子供を担ぐ介護人の身体との間に好適な底部距離をセットするために子供の大きさに従って調節され得る。
【0054】
前述の例では締結構造1281のためにジップファスナーを提供するが、他の構成も好適であり得ることが分かる。例えば、締結構造1281のための一部の変形構成は、限定されないがボタンファスナー、スナップファスナー、バックルファスナー、フック・ループファスナー等を含み得る。さらに、締結構造1281は胴体サポート部122とキャリーハーネス110との間で3つ以上の最大底部距離を所望により設定できるように複数の締結位置を含み得る。
【0055】
一実施形態によれば、拡張可能部128とヒップサポート調節機構130の双方を含む本願で説明したチャイルドキャリア100は、子供のサイズ及び/又は子供の着座構成に従って子供サポート部120の胴体サポート部122及びヒップサポート部123を調節する上でより多くの柔軟性を提供し得る。したがって、チャイルドキャリア100は子供のためにより快適な環境を提供できる。
【0056】
図16及び
図17を参照して、チャイルドキャリア100の実施形態に設けられる実用的な特徴は、ウエストストラップ111に取り付けられるユーティリティーホルダーバンド(utility holder band)1112を含み得る。ユーティリティーホルダーバンド1112に好適な材料の例としては、限定されないがファブリック及び織物類が挙げられる。ユーティリティーホルダーバンド1112はウエストストラップ111に沿って延在することができ、ウエストストラップ111に固定取り付けされる2つの端部1112a及び1112bを有することができる。2つの端部の1112a及び1112bの間のユーティリティーホルダーバンド1112の中間部1112cはウエストストラップ111から離れるように動かしてウエストストラップ111と中間部1112cとの間に間隙1113を形成することができる。2つ以上の間隙1113を形成する場合、ユーティリティーホルダーバンド1112は、2つの端部1112a及び1112bの間の別の位置1112dでウエストストラップ111にさらに固定取り付けされ得る。それにより、ウエストストラップ111はユーティリティーホルダーバンド1112に引っ掛けられる1つ以上の物体を受容できる。例えば、留め具を有する物体がユーティリティーホルダーバンド1112から吊り下げられ、留め具は間隙1113を通じて少なくとも部分的に受容される。便利な使用のために、ユーティリティーホルダーバンド1112は、ウエストストラップ111上の介護者が容易にアクセスできる場所に位置する。例えば、ユーティリティーホルダーバンド1112はヒップサポート部123に隣接するウエストストラップ111上に位置する。このように、使用の構成において、1つ以上の物体を子供サポート部120により支持される子供の下でユーティリティーホルダーバンド1112から吊り下げることができる。
【0057】
再び
図16及び
図17を参照して、チャイルドキャリア100のさらなる実用的な特徴はウエストストラップ111に設けられる収納コンパートメント1115を含み得る。収納コンパートメント1115は、ユーティリティーホルダーバンド1112から離れてウエストストラップ111に固定取り付けされ得る。例えば、収納コンパートメント1115はウエストストラップ111に直接縫い付けられ得る。収納コンパートメント1115は締結部1116により開閉可能な開口を有し得る。一構成例によれば、締結部1116はジップファスナーであり得る。しかしながら、締結部1116は限定されないがボタンファスナー、スナップファスナー、フック・ループファスナー等を含む他の好適な構成を含み得ることが分かる。介護者は、鍵、カード等の比較的サイズの小さい物又はアイテムを収納コンパートメント1115に入れることができる。一構成例によれば、収納コンパートメント1115は、ウエストストラップ111が介護者の腰の周りに取り付けられた場合に介護者の身体の右側又は左側に対応する位置に配置され得る。
【0058】
本明細書には、下記のようなチャイルドキャリアの発明も開示されている。
【0059】
(1)キャリーハーネスと、
前記キャーハーネスと連結され、胴体サポート部を含む子供サポート部と、
前記胴体サポート部と前記キャーハーネスとの間の底部距離を調節するように動作可能な拡張可能部であって、該拡張可能部は、前記子供サポート部と前記キャーハーネスとの間の接続部に隣接する領域において前記キャーハーネスまたは前記子供サポート部に固定された第1の端部と、該第1の端部から離れた位置において前記子供サポート部に固定された第2の端部とを有する、拡張可能部と、を備え、
前記拡張可能部は、前記底部距離を減少させるために前記第1の端部と前記第2の端部とを互いに向かって変位させるように折り畳み可能であり、前記底部距離を増加させるために前記第1の端部と前記第2の端部とを互いに離れて変位させるように伸張される、
チャイルドキャリア。
【0060】
(2)前記拡張可能部は前記胴体サポート部を前記キャリーハーネスに連結する調節可能な有効長さを有し、該調節可能な有効長さは前記胴体サポート部と前記キャリーハーネスとの間の最大底部距離を定義する、(1)に記載のチャイルドキャリア。
【0061】
(3)前記拡張可能部は、締結状態及び非締結状態を有する締結構造に接続され、前記拡張可能部は前記締結構造が締結状態にある場合に前記拡張可能部の有効長さを小さくするために折り畳まれ、前記拡張可能部は前記締結構造が非締結状態にある場合に前記拡張可能部の有効長さを大きくするために拡張できる、(1)に記載のチャイルドキャリア。
【0062】
(4)前記締結構造は、ジップ締結システム、ボタンファスナー、スナップファスナー、バックルファスナー、又はフック・ループファスナーを含む、(3)に記載のチャイルドキャリア。
【0063】
(5)前記締結構造は、前記拡張可能部の長さ方向に沿って互いに離間し、前記チャイルドキャリアの子供サポート部の幅方向に沿って延在する2列の突出歯を含むジップファスナーを含む、(3)に記載のチャイルドキャリア。
【0064】
(6)前記2列の突出歯は互いに係合し且つ互いから外れることができ、前記2列の突出歯が互いに係合している場合、前記締結構造は締結状態にあり、前記2列の突出歯が互いから外れている場合、前記締結構造は非締結状態にある、(5)に記載のチャイルドキャリア。
【0065】
(7)前記締結構造は、前記胴体サポート部と前記キャリーハーネスとの間で3つ以上の最大底部距離を所望により設定できるように複数の締結位置を含む、(3)に記載のチャイルドキャリア。
【0066】
(8)前記拡張可能部は、パネル、ストリップ、あるいは、帯である、(1)に記載のチャイルドキャリア。
【0067】
(9)前記子供サポート部は、ヒップサポート部を含み、前記拡張可能部は、前記ヒップサポート部の上方に延びている、(1)に記載のチャイルドキャリア。
【0068】
(10)前記拡張可能部の第1の端部と第2の端部との間の伸縮可能な部分の一部が、前記ヒップサポート部から離れて伸縮可能である、(9)に記載のチャイルドキャリア。
【0069】
本願で説明した実施形態及び構成はチャイルドキャリアに有利に適用され得る複数の特徴を提供する。これらの特徴は、チャイルドキャリアの様々な実施形態において必要に応じて個別に又は任意の好適な組み合わせで実施され得る。
【0070】
特定の実施形態の文脈でチャイルドキャリアの実現を説明してきた。これらの実施形態は説明を意図したものであり制限を意図するものではない。多くの変更、変形、追加及び改善が可能である。これらの変更、変形、追加及び改善は、以下の特許請求の範囲で定義される本発明の範囲内に含まれ得る。
【符号の説明】
【0071】
100 チャイルドキャリア
110 キャリーハーネス
120 子供サポート部
121 ネックサポート部
122 胴体サポート部
123 ヒップサポート部
124 大腿部サポート部
130 ヒップサポート調節機構
140、150 連結アセンブリ
160 ストラップ規制アセンブリ
170 取り付けシステム