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特開2024-69744情報処理装置、プログラム、システム、及び情報処理方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024069744
(43)【公開日】2024-05-22
(54)【発明の名称】情報処理装置、プログラム、システム、及び情報処理方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20240515BHJP
【FI】
G06Q50/10
【審査請求】有
【請求項の数】15
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022177992
(22)【出願日】2022-11-07
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2024-05-14
(71)【出願人】
【識別番号】501440684
【氏名又は名称】ソフトバンク株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】弁理士法人RYUKA国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】可児 裕貴
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 優也
【テーマコード(参考)】
5L049
5L050
【Fターム(参考)】
5L049CC12
5L050CC12
(57)【要約】      (修正有)
【課題】建物を識別する情報処理装置、プログラム、システム及び情報処理方法を提供する。
【解決手段】眼鏡型デバイス及び情報処理装置を備え、ARコンテンツをユーザに違和感なく提示する撮像システムにおいて、情報処理装置300は、建物を識別する建物識別情報と、眼鏡型デバイスの撮像範囲に建物が含まれた場合に、建物に対応する位置に表示されるコンテンツと建物に対応する位置を示す位置情報とを含むコンテンツ登録要求を取得する要求取得部と、位置情報によって示される建物に対応する位置が、建物識別情報によって識別される建物に割り当てられている権利に対応する範囲に含まれるか否かを判定する位置判定部と、建物に対応する位置が権利に対応する範囲に含まれると位置判定部が判定した場合、コンテンツ及び位置情報を建物識別情報に対応付けて登録する登録部と、を備える。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
建物を識別する建物識別情報と、眼鏡型デバイスの撮像範囲に前記建物が含まれた場合に前記建物に対応する位置に表示されるコンテンツと、前記建物に対応する前記位置を示す位置情報とを含む、コンテンツ登録要求を取得する要求取得部と、
前記位置情報によって示される前記建物に対応する前記位置が、前記建物識別情報によって識別される前記建物に割り当てられている権利に対応する範囲に含まれるか否かを判定する位置判定部と、
前記建物に対応する前記位置が前記権利に対応する前記範囲に含まれると前記位置判定部が判定した場合、前記コンテンツ及び前記位置情報を前記建物識別情報に対応付けて登録する登録部と
を備える、情報処理装置。
【請求項2】
前記位置判定部は、前記建物に対応する前記位置が、前記建物が建設されている土地の所有権の権利範囲内の空間に含まれるか否かを判定することによって、前記建物に対応する前記位置が前記権利に対応する範囲に含まれるか否かを判定する、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記位置判定部は、前記建物に対応する前記位置に相当する地図データ上の位置データが、前記建物に相当する前記地図データ上の建物データに割り当てられている権利に対応する前記地図データ上のエリアに含まれるか否かを判定することによって、前記建物に対応する前記位置が前記権利に対応する範囲に含まれるか否かを判定する、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記位置判定部は、前記建物に対応する前記位置が、前記建物の高さに基づいて設定される前記権利に対応する前記範囲に含まれるか否かを判定する、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記建物に対応する前記位置が前記権利に対応する前記範囲に含まれないと前記位置判定部が判定した場合に、前記コンテンツの登録を要求したユーザに通知情報を通知する通知部をさらに備える、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記通知部は、前記権利に対応する前記範囲を示す範囲情報を含む前記通知情報を通知する、請求項5に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記登録部は、前記建物識別情報に対応付けられて登録されている前記コンテンツが表示された場合に、前記コンテンツと前記建物識別情報によって識別される前記建物との間の対応関係を示すオブジェクトである対応関係オブジェクトがさらに表示されるように、前記対応関係オブジェクトを前記建物識別情報に対応付けて登録する、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記建物に対応する前記位置が前記権利に対応する前記範囲に含まれないと前記位置判定部が判定した場合に、前記コンテンツが前記権利に対応する前記範囲内で表示されるように、前記建物に対応する前記位置を調整する調整部をさらに備え、
前記登録部は、前記調整部が前記建物に対応する前記位置を調整した場合に、前記コンテンツ及び調整後の前記建物に対応する位置を示す位置情報を前記建物識別情報に対応付けて登録する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記調整部は、前記眼鏡型デバイスの前記撮像範囲に前記建物が含まれた場合に、前記コンテンツ及び前記建物識別情報に対応付けられて登録されている他のコンテンツが重複することなく前記コンテンツが前記権利に対応する前記範囲内で表示されるように、前記建物に対応する前記位置を調整する、請求項8に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記調整部は、前記眼鏡型デバイスの前記撮像範囲に前記建物及び他の建物が含まれた場合に、前記コンテンツ及び前記他の建物を識別する建物識別情報に対応付けられて登録されている他のコンテンツが重複することなく前記コンテンツが前記権利に対応する前記範囲内で表示されるように、前記建物に対応する前記位置を調整する、請求項8に記載の情報処理装置。
【請求項11】
前記眼鏡型デバイスの前記撮像範囲に前記建物が含まれた場合に、前記建物を識別する前記建物識別情報に対応付けられて登録されている前記コンテンツが、前記建物識別情報に対応付けられて登録されている前記位置情報によって示される前記建物に対応する前記位置で表示されるように、前記コンテンツの前記眼鏡型デバイスによる表示を制御する表示制御部をさらに備える、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項12】
コンピュータを、請求項1から11のいずれか一項に記載の情報処理装置として機能さ
せるためのプログラム。
【請求項13】
請求項1から11のいずれか一項に記載の情報処理装置と、
前記眼鏡型デバイスと
を備える、システム。
【請求項14】
コンピュータによって実行される情報処理方法であって、
建物を識別する建物識別情報と、眼鏡型デバイスの撮像範囲に前記建物が含まれた場合に前記建物に対応する位置に表示されるコンテンツと、前記建物に対応する前記位置を示す位置情報とを含む、コンテンツ登録要求を取得する要求取得段階と、
前記位置情報によって示される前記建物に対応する前記位置が、前記建物識別情報によって識別される前記建物に割り当てられている権利に対応する範囲に含まれるか否かを判定する位置判定段階と、
前記建物に対応する前記位置が前記権利に対応する前記範囲に含まれると前記位置判定段階で判定した場合、前記コンテンツ及び前記位置情報を前記建物識別情報に対応付けて登録する登録段階と
を備える、情報処理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、プログラム、システム、及び情報処理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、AR(Augmented Reality;AR)グラスを装着したユーザが撮像装置の表示画面を観賞した際に、撮像装置による撮像画像に合ったARコンテンツをユーザに違和感なく提示することが可能な撮像システムが記載されている。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1]特開2022-122479号公報
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
本発明の一実施態様によれば、情報処理装置が提供される。前記情報処理装置は、建物を識別する建物識別情報と、眼鏡型デバイスの撮像範囲に前記建物が含まれた場合に前記建物に対応する位置に表示されるコンテンツと、前記建物に対応する前記位置を示す位置情報とを含む、コンテンツ登録要求を取得する要求取得部を備えてよい。前記情報処理装置は、前記位置情報によって示される前記建物に対応する前記位置が、前記建物識別情報によって識別される前記建物に割り当てられている権利に対応する範囲に含まれるか否かを判定する位置判定部を備えてよい。前記情報処理装置は、前記建物に対応する前記位置が前記権利に対応する前記範囲に含まれると前記位置判定部が判定した場合、前記コンテンツ及び前記位置情報を前記建物識別情報に対応付けて登録する登録部を備えてよい。
【0004】
前記位置判定部は、前記建物に対応する前記位置が、前記建物が建設されている土地の所有権の権利範囲内の空間に含まれるか否かを判定することによって、前記建物に対応する前記位置が前記権利に対応する範囲に含まれるか否かを判定してよい。
【0005】
前記いずれかの情報処理装置において、前記位置判定部は、前記建物に対応する前記位置に相当する地図データ上の位置データが、前記建物に相当する前記地図データ上の建物データに割り当てられている権利に対応する前記地図データ上のエリアに含まれるか否かを判定することによって、前記建物に対応する前記位置が前記権利に対応する範囲に含まれるか否かを判定してよい。
【0006】
前記いずれかの情報処理装置において、前記位置判定部は、前記建物に対応する前記位置が、前記建物の高さに基づいて設定される前記権利に対応する前記範囲に含まれるか否かを判定してよい。
【0007】
前記いずれかの情報処理装置は、前記建物に対応する前記位置が前記権利に対応する前記範囲に含まれないと前記位置判定部が判定した場合に、前記コンテンツの登録を要求したユーザに通知情報を通知する通知部をさらに備えてよい。
【0008】
前記いずれかの情報処理装置において、前記通知部は、前記権利に対応する前記範囲を示す範囲情報を含む前記通知情報を通知してよい。
【0009】
前記いずれかの情報処理装置において、前記登録部は、前記建物識別情報に対応付けられて登録されている前記コンテンツが表示された場合に、前記コンテンツと前記建物識別情報によって識別される前記建物との間の対応関係を示すオブジェクトである対応関係オブジェクトがさらに表示されるように、前記対応関係オブジェクトを前記建物識別情報に対応付けて登録してよい。
【0010】
前記いずれかの情報処理装置は、前記建物に対応する前記位置が前記権利に対応する前記範囲に含まれないと前記位置判定部が判定した場合に、前記コンテンツが前記権利に対応する前記範囲内で表示されるように、前記建物に対応する前記位置を調整する調整部をさらに備えてよく、前記登録部は、前記調整部が前記建物に対応する前記位置を調整した場合に、前記コンテンツ及び調整後の前記建物に対応する位置を示す位置情報を前記建物識別情報に対応付けて登録してよい。
【0011】
前記いずれかの情報処理装置において、前記調整部は、前記眼鏡型デバイスの前記撮像範囲に前記建物が含まれた場合に、前記コンテンツ及び前記建物識別情報に対応付けられて登録されている他のコンテンツが重複することなく前記コンテンツが前記権利に対応する前記範囲内で表示されるように、前記建物に対応する前記位置を調整してよい。
【0012】
前記いずれかの情報処理装置において、前記調整部は、前記眼鏡型デバイスの前記撮像範囲に前記建物及び他の建物が含まれた場合に、前記コンテンツ及び前記他の建物を識別する建物識別情報に対応付けられて登録されている他のコンテンツが重複することなく前記コンテンツが前記権利に対応する前記範囲内で表示されるように、前記建物に対応する前記位置を調整してよい。
【0013】
前記いずれかの情報処理装置は、前記眼鏡型デバイスの前記撮像範囲に前記建物が含まれた場合に、前記建物を識別する前記建物識別情報に対応付けられて登録されている前記コンテンツが、前記建物識別情報に対応付けられて登録されている前記位置情報によって示される前記建物に対応する前記位置で表示されるように、前記コンテンツの前記眼鏡型デバイスによる表示を制御する表示制御部をさらに備えてよい。
【0014】
本発明の一実施態様によれば、コンピュータを、前記情報処理装置として機能させるためのプログラムが提供される。
【0015】
本発明の一実施態様によれば、システムが提供される。前記システムは、前記情報処理装置を備えてよい。前記システムは、前記眼鏡型デバイスを備えてよい。
【0016】
本発明の一実施態様によれば、コンピュータによって実行される情報処理方法が提供される。前記情報処理方法は、建物を識別する建物識別情報と、眼鏡型デバイスの撮像範囲に前記建物が含まれた場合に前記建物に対応する位置に表示されるコンテンツと、前記建物に対応する前記位置を示す位置情報とを含む、コンテンツ登録要求を取得する要求取得段階を備えてよい。前記情報処理方法は、前記位置情報によって示される前記建物に対応する前記位置が、前記建物識別情報によって識別される前記建物に割り当てられている権利に対応する範囲に含まれるか否かを判定する位置判定段階を備えてよい。前記情報処理方法は、前記建物に対応する前記位置が前記権利に対応する前記範囲に含まれると前記位置判定段階で判定した場合、前記コンテンツ及び前記位置情報を前記建物識別情報に対応付けて登録する登録段階を備えてよい。
【0017】
尚、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】システム10の一例を概略的に示す。
図2】眼鏡型デバイス100の構成の一例を概略的に示す。
図3】情報処理装置300の機能構成の一例を概略的に示す。
図4】制御装置200の機能構成の一例を概略的に示す。
図5】眼鏡型デバイス100によるコンテンツの表示例を概略的に示す。
図6】眼鏡型デバイス100によるコンテンツの他の表示例を概略的に示す。
図7】情報処理装置300の処理の流れの一例を説明するための説明図である。
図8】情報処理装置300として機能するコンピュータ1200のハードウェア構成の一例を概略的に示す。
【発明を実施するための形態】
【0019】
近年、眼鏡型デバイスやスマートフォン等のデバイスに搭載されたカメラやセンサを用いて認識した現実空間に、CG(Computer Graphics)等のコンテンツを重畳表示することによって、コンテンツがあたかも現実空間に存在するかのように、眼鏡型デバイスやスマートフォン等のデバイスのユーザにコンテンツを映し出すAR技術の開発が盛んに行われている。AR技術の活用例の1つとして、デバイスで認識した現実空間に存在するビル等の建物にコンテンツを重畳表示する活用例が挙げられる。本活用例において、重畳表示対象のコンテンツが制限なく自由に登録される場合、当該コンテンツが他のコンテンツや他の建物等を遮蔽する可能性がある。特に、当該コンテンツが大きなサイズのコンテンツや3Dコンテンツである場合、当該コンテンツが他のコンテンツや他の建物等を遮蔽する可能性がより一層高くなる。本実施形態に係るシステム10は、例えば、建物が建設されている土地の所有権の範囲内に収めるというルールに従って、当該建物に重畳表示されるコンテンツを登録する仕組みを採用する。
【0020】
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
【0021】
図1は、システム10の一例を概略的に示す。システム10は、眼鏡型デバイス100及び情報処理装置300を備えてよい。
【0022】
眼鏡型デバイス100は、無線通信機能と、表示部にコンテンツを表示する表示機能とを有している眼鏡型のデバイスであれば、どのようなものであってもよい。眼鏡型デバイス100は、例えば、ARグラスであってよい。
【0023】
コンテンツは、任意のデータ形式であってよい。例えば、コンテンツは、3DのCGデータである。例えば、コンテンツは、静止画である。また、例えば、コンテンツは、動画である。例えば、コンテンツは、テキストである。例えば、コンテンツは、イラストである。コンテンツは、これらを複合的に含んでもよい。
【0024】
眼鏡型デバイス100は、コンテンツを透明又は半透明のグラス上に表示することによって、実空間にコンテンツが配置されている感覚をユーザ102に与えることが可能なデバイスであってよい。すなわち、眼鏡型デバイス100は、いわゆる透過型(シースルー型)のデバイスであってよい。尚、眼鏡型デバイス100は、ビデオパススルー型のデバイスであってもよい。この場合、眼鏡型デバイス100は、ユーザ102の視界に対応する範囲を撮影している撮影画像を非透過型のディスプレイに表示し、コンテンツを重畳表示してよい。
【0025】
情報処理装置300は、建物50に対応するコンテンツを管理する。建物50の例として、ビル、店舗、住宅、倉庫、及び工場等が挙げられるが、これらに限定されない。
【0026】
情報処理装置300は、例えば、建物50に対応するコンテンツの登録を管理する。情報処理装置300は、例えば、建物50に対応するコンテンツが建物50に割り当てられている権利に対応する範囲内で表示されるように、建物50に対応するコンテンツの登録を管理する。建物50に割り当てられている権利に対応する範囲は、例えば、建物50が建設されている土地55の所有権の権利範囲内の空間である。
【0027】
情報処理装置300は、例えば、ネットワーク20を介して、建物50に対応するコンテンツの登録を要求するコンテンツ登録要求を受信する。情報処理装置300は、例えば、建物50に対応するコンテンツの登録を要求するユーザの通信端末400から、ネットワーク20を介して、コンテンツ登録要求を受信する。
【0028】
コンテンツ登録要求は、例えば、建物50を識別する建物識別情報を含む。コンテンツ登録要求は、例えば、眼鏡型デバイス100の撮像範囲に建物50が含まれた場合に建物50に対応する位置に表示されるコンテンツを含む。コンテンツ登録要求は、例えば、建物50に対応する位置を示す位置情報を含む。コンテンツ登録要求は、例えば、コンテンツの登録を要求するユーザを識別するユーザ識別情報を含む。コンテンツ登録要求は、テナントを識別するテナント識別情報を含んでもよい。
【0029】
情報処理装置300は、例えば、コンテンツ登録要求に含まれる位置情報によって示される建物50に対応する位置が、コンテンツ登録要求に含まれる建物識別情報によって識別される建物50に割り当てられている権利に対応する範囲に含まれるか否かを判定する。情報処理装置300は、建物50に対応する位置が建物50に割り当てられている権利に対応する範囲に含まれると判定した場合、コンテンツ及び位置情報を建物識別情報に対応付けて登録してよい。
【0030】
ネットワーク20は、クラウドを含む。ネットワーク20は、移動体通信ネットワークを含んでよい。移動体通信ネットワークは、3G(3rd Generation)通信方式、LTE(Long Term Evolution)通信方式、5G(5th Generation)通信方式、6G(6th Generation)通信方式以降の通信方式のいずれに準拠していてもよい。ネットワーク20は、Wi-Fi(登録商標)通信方式に対応していてよい。ネットワーク20には、Wi-Fiアクセスポイントを介してアクセス可能であってよい。ネットワーク20は、Bluetooth(登録商標)通信方式に対応していてよい。ネットワーク20には、Bluetoothアクセスポイントを介してアクセス可能であってよい。ネットワーク20には、その他の無線通信全般を利用してアクセス可能であってよい。情報処理装置300は、ネットワーク20に有線接続されてよく、無線接続されてもよい。
【0031】
通信端末400は、ネットワーク20を介して情報処理装置300と通信可能であれば、どのような通信端末であってもよい。通信端末400は、例えば、スマートフォン、タブレット端末、及びPC(Personal Computer)等であってよい。通信端末400は、ARグラスであってもよい。
【0032】
情報処理装置300は、例えば、建物50に対応するコンテンツの表示を管理する。情報処理装置300は、例えば、眼鏡型デバイス100からネットワーク20を介して受信した、眼鏡型デバイス100によって撮像された撮像画像に関連する撮像画像関連情報に基づいて、建物50に対応するコンテンツの表示を管理する。眼鏡型デバイス100は、移動体通信、Wi-Fi通信、Bluetooth通信、その他の無線通信全般によって、ネットワーク20に接続されてよい。
【0033】
撮像画像関連情報は、例えば、眼鏡型デバイス100によって撮像された撮像画像を含む。撮像画像関連情報は、例えば、撮像画像を撮像したときの眼鏡型デバイス100の位置を示す眼鏡型デバイス100の位置情報を含む。撮像画像関連情報は、眼鏡型デバイス100が撮像画像を撮像したときの眼鏡型デバイス100が向いている角度を示す眼鏡型デバイス100の角度情報を含んでもよい。
【0034】
情報処理装置300は、例えば、撮像画像関連情報に基づいて、撮像画像関連情報に含まれる撮像画像を撮像したときの眼鏡型デバイス100の撮像範囲に建物50が含まれているか否かを判定する。眼鏡型デバイス100の撮像範囲は、眼鏡型デバイス100のカメラの撮像範囲であってよい。眼鏡型デバイス100のカメラによる撮像範囲は、ユーザ102の視界に対応する範囲であってよい。カメラの撮像範囲は、ユーザ102の視界よりも広い範囲であってよく、ユーザ102の視界と実質的に同じ範囲であってもよい。
【0035】
情報処理装置300は、眼鏡型デバイス100の撮像範囲に建物50が含まれていると判定した場合、建物50の建物識別情報に対応付けられて登録されているコンテンツの眼鏡型デバイス100による表示を制御してよい。情報処理装置300は、例えば、ネットワーク20を介して、眼鏡型デバイス100による表示を制御する表示制御情報を眼鏡型デバイス100に送信することによって、当該コンテンツの眼鏡型デバイス100による表示を制御する。情報処理装置300は、例えば、当該コンテンツが、当該コンテンツ及び建物識別情報に対応付けられて登録されている位置情報によって示される建物50に対応する位置で表示されるように、当該コンテンツの眼鏡型デバイス100による表示を制御する。
【0036】
本実施形態に係るシステム10において、情報処理装置300は、例えば、コンテンツ登録要求に含まれる位置情報によって示される建物50に対応する位置が、コンテンツ登録要求に含まれる建物識別情報によって識別される建物50に割り当てられている権利に対応する範囲に含まれると判定した場合に、コンテンツ登録要求に含まれるコンテンツ及び位置情報を建物識別情報に対応付けて登録する。これにより、建物50に対応するコンテンツが、建物50に割り当てられている権利に対応する範囲内で重畳表示されるので、本実施形態に係るシステム10は、建物50に対応するコンテンツが他のコンテンツや他の建物等を遮蔽することを防止できる。
【0037】
図2は、眼鏡型デバイス100の構成の一例を概略的に示す。眼鏡型デバイス100は、リム112、ブリッジ114、及びテンプル118を有するフレーム110を備えてよい。
【0038】
眼鏡型デバイス100は、例えば、カメラ120を備える。カメラ120の撮像範囲は、眼鏡型デバイス100を装着しているユーザ102の視界に対応する範囲であってよい。図2におけるカメラ120の配置は一例であり、カメラ120は、他の位置に配置されてもよい。
【0039】
眼鏡型デバイス100は、例えば、センサ122を備える。センサ122は、眼鏡型デバイス100の周囲の環境を測定するためのセンサであってよい。センサ122は、例えば、LiDARを含む。センサ122は、測距センサを含んでもよい。図2では、センサ122がブリッジ114に配置されている場合を例示しているが、図2におけるセンサ122の配置は一例であり、センサ122は、他の位置に配置されてもよい。尚、眼鏡型デバイス100の周囲とは、眼鏡型デバイス100からの距離が予め定められた距離閾値より短い空間である。
【0040】
眼鏡型デバイス100は、例えば、眼鏡型デバイス100における各種制御を実行する制御装置200を備える。図2における制御装置200の配置は一例であり、制御装置200は、フレーム110の他の位置に配置されてもよい。例えば、制御装置200は、フレーム110の外部に配置されてもよい。また、例えば、制御装置200は、テンプル118内に配置されてもよい。具体例として、制御装置200は、テンプル118の先端部、すなわち、モダンに配置されてもよい。制御装置200は、バッテリを備えてよい。制御装置200とバッテリは、別体として、フレーム110の別の位置に配置されてもよい。
【0041】
制御装置200は、例えば、各種入力を受け付ける。制御装置200は、例えば、眼鏡型デバイス100の任意の位置に配置された操作部を介して、ユーザ102からの各種入力を受け付ける。制御装置200は、例えば、フレーム110の任意の位置に配置されたボタン等の入力部を介して、ユーザ102からの各種入力を受け付ける。制御装置200は、スマートフォン、タブレット端末、又はPC等を介して、ユーザ102からの各種入力を受け付けてもよい。眼鏡型デバイス100は、例えば、Wi-Fi、Bluetooth及びZigbee(登録商標)等の短距離無線通信方式を用いて、スマートフォン、タブレット端末、又はPC等と無線接続を確立する。
【0042】
制御装置200は、例えば、ネットワーク20を介した通信を実行する機能を有する。制御装置200は、移動体通信、Wi-Fi通信、Bluetooth通信及びその他の無線通信全般の少なくともいずれかによって、ネットワーク20にアクセスしてよい。制御装置200は、ネットワーク20を介して、情報処理装置300と通信してよい。
【0043】
制御装置200は、例えば、測位機能を用いて、眼鏡型デバイス100の位置を示す位置情報を取得する。制御装置200は、例えば、測位機能を用いて、カメラ120が撮像画像を撮像したときの眼鏡型デバイス100の位置情報を取得する。眼鏡型デバイス100の位置情報は、例えば、眼鏡型デバイス100の三次元位置を示す。
【0044】
制御装置200は、例えば、VPS(Visual Positioning System)機能を用いて、眼鏡型デバイス100の位置情報を取得する。VPSとは、撮像機能を用いて空間をスキャンして生成したスキャンデータと、スキャンした空間を含む予め定められた範囲の地図データとを比較することによって、デバイスの位置や向いている向きを測定する測位システムである。制御装置200は、VPS機能を用いてカメラ120が撮像画像を撮像したときの眼鏡型デバイス100の位置情報を取得する場合、カメラ120が撮像画像を撮像したときの眼鏡型デバイス100の角度情報をさらに取得してもよい。制御装置200は、角度センサによって、カメラ120が撮像画像を撮像したときの眼鏡型デバイス100の角度情報を取得してもよい。
【0045】
制御装置200は、例えば、GNSS(Global Naviagtion Satellite System)機能を用いて、眼鏡型デバイス100の位置情報を取得する。制御装置200は、例えば、GPS(Global Positioning System)機能を用いて、眼鏡型デバイス100の位置情報を取得する。
【0046】
制御装置200は、Wi-FiアクセスポイントからWi-Fiアクセスポイントの設置位置を示す設置位置情報を受信し、受信した設置位置情報に基づいて、眼鏡型デバイス100の位置情報を取得してもよい。制御装置200は、BluetoothアクセスポイントからBluetoothアクセスポイントの設置位置を示す設置位置情報を受信し、受信した設置位置情報に基づいて、眼鏡型デバイス100の位置情報を取得してもよい。
【0047】
制御装置200は、例えば、レンズ116への表示機能を備える。レンズ116は、眼鏡型デバイス100の表示部の一例であってよい。レンズ116は、透明又は半透明のディスプレイであってよく、制御装置200は、レンズ116に各種表示を実行させてよい。すなわち、眼鏡型デバイス100は、透明又は半透明のディスプレイ型のデバイスであってよい。また、制御装置200が、レンズ116に対して表示を投影する機能を有してもよい。すなわち、眼鏡型デバイス100は、投影型のデバイスであってよい。
【0048】
図3は、情報処理装置300の機能構成の一例を概略的に示す。情報処理装置300は、格納部302、要求取得部304、位置判定部306、登録部308、通知部310、調整部312、情報受信部314、撮像範囲判定部316、及び表示制御部318を備える。尚、情報処理装置300がこれらの全ての構成を備えることが必須とは限らない。
【0049】
格納部302は、各種情報を格納する。格納部302は、例えば、建物識別情報を格納する。
【0050】
格納部302は、例えば、建物識別情報によって識別される建物を含む、予め定められた範囲の地図データを格納する。地図データは、例えば、三次元地図データである。
【0051】
地図データは、例えば、地図データのカバー範囲に存在する物体の物体データを含む。物体は、例えば、建物を含む。物体は、例えば、道路標識を含む。物体は、例えば、信号機を含む。物体は、その他の任意のものを含んでもよい。
【0052】
物体データは、例えば、物体を識別する識別データを含む。物体データは、例えば、物体の位置を示す位置データを含む。地図データが三次元地図データである場合、物体データは、物体の形状を示す形状データを含んでよい。格納部302は、地図データとは別に、物体の形状データを格納してもよい。
【0053】
格納部302は、例えば、建物識別情報によって識別される建物に割り当てられている権利に対応する範囲を示す範囲情報を格納する。格納部302は、例えば、範囲情報を建物識別情報に対応付けて格納する。
【0054】
建物に割り当てられている権利は、例えば、建物が建設されている土地の所有権である。建物に割り当てられている権利は、建物に相当する地図データ上の建物データに割り当てられている権利であってよい。
【0055】
建物データに割り当てられている権利に対応する地図データ上のエリアは、建物が建設されている土地の所有権の権利範囲内の空間に対応してよい。建物データに割り当てられている権利に対応する地図データ上のエリアは、建物が建設されている土地の所有権の権利範囲内の空間に対応していなくてもよい。
【0056】
建物に割り当てられている権利に対応する範囲は、例えば、建物の高さに基づいて設定される。例えば、建物に割り当てられている権利に対応する高さとして建物の高さに予め定められた係数を乗じた高さが設定されることによって、建物に割り当てられている権利に対応する範囲が、建物の高さに基づいて設定される。例えば、建物の高さが50mであり、且つ、係数が1.2である場合、建物に割り当てられている権利に対応する高さは、60mである。
【0057】
建物に割り当てられている権利に対応する範囲は、例えば、建物が建設されている土地を仮想的に分割することによって、複数の区画に分割される。建物に割り当てられている権利に対応する範囲は、例えば、建物に入居しているテナント毎に仮想的に分割することによって、複数の区画に分割される。この場合、建物に割り当てられている権利に対応する範囲は、建物内におけるテナントの位置に基づいて、複数の区画に分割される。建物内におけるテナントの位置は、例えば、テナントが入居している階数を含む。例えば、テナントが建物の3階及び4階に入居している場合、当該テナントに割り当てられる区画は、建物に割り当てられている権利に対応する範囲のうち、建物の3階部分及び4階部分に対応する高さの区画である。建物に割り当てられている権利に対応する範囲は、地図データ上の建物データに割り当てられている権利に対応する地図データ上のエリアを仮想的に分割することによって、複数の区画に分割されてもよい。
【0058】
格納部302は、例えば、建物識別情報によって識別される建物に割り当てられている権利に対応する範囲を分割した区画を示す区画情報を格納する。格納部302は、区画情報を建物識別情報に対応付けて格納する。
【0059】
格納部302は、例えば、範囲情報によって示される、建物に割り当てられている権利に対応する範囲にコンテンツを登録する権利を有するユーザのユーザ識別情報を格納する。格納部302は、例えば、区画情報によって示される区画にコンテンツを登録する権利を有するユーザのユーザ識別情報を格納する。格納部302は、例えば、当該ユーザ識別情報を建物識別情報に対応付けて格納する。
【0060】
格納部302は、例えば、範囲情報によって示される、建物に割り当てられている権利に対応する範囲にコンテンツを登録する権利を有するテナントのテナント識別情報を格納する。格納部302は、例えば、区画情報によって示される区画にコンテンツを登録する権利を有するテナントのテナント識別情報を格納する。格納部302は、例えば、当該テナント識別情報を建物識別情報に対応付けて格納する。
【0061】
要求取得部304は、コンテンツ登録要求を取得する。要求取得部304は、例えば、コンテンツの登録を要求するユーザの通信端末400からネットワーク20を介してコンテンツ登録要求を受信することによって、コンテンツ登録要求を取得する。要求取得部304は、情報処理装置300が備える入力デバイスを介して当該ユーザの入力を受け付けることによって、コンテンツ登録要求を取得してもよい。要求取得部304は、取得したコンテンツ登録要求を格納部302に格納してよい。
【0062】
位置判定部306は、要求取得部304が取得したコンテンツ登録要求に含まれる位置情報によって示される建物に対応する位置を判定する。位置判定部306は、例えば、要求取得部304がコンテンツ登録要求を取得したことに応じて、建物に対応する位置を判定する。
【0063】
位置判定部306は、例えば、コンテンツ登録要求に含まれるユーザ識別情報が建物識別情報に対応付けられて格納部302に格納されている場合、建物に対応する位置を判定する。位置判定部306は、コンテンツ登録要求に含まれるテナント識別情報が建物識別情報に対応付けられて格納部302に格納されている場合、建物に対応する位置を判定してもよい。
【0064】
位置判定部306は、例えば、建物に対応する位置が、格納部302に格納されている範囲情報によって示される、建物に割り当てられている権利に対応する範囲に含まれるか否かを判定する。位置判定部306は、例えば、建物に対応する位置が、建物が建設されている土地の所有権の権利範囲内の空間に含まれるか否かを判定することによって、建物に対応する位置が建物に割り当てられている権利に対応する範囲に含まれるか否かを判定する。位置判定部306は、建物に対応する位置に相当する地図データ上の位置データが、建物に相当する地図データ上の建物データに割り当てられている権利に対応する地図データ上のエリアに含まれるか否かを判定することによって、建物に対応する位置が建物に割り当てられている権利に対応する範囲に含まれるか否かを判定してもよい。
【0065】
位置判定部306は、例えば、建物に対応する位置が、コンテンツ登録要求に含まれるユーザ識別情報及び建物識別情報に対応付けられて格納部302に格納されている範囲情報によって示される、建物に割り当てられている権利に対応する範囲に含まれるか否かを判定する。位置判定部306は、建物に対応する位置が、コンテンツ登録要求に含まれるテナント識別情報及び建物識別情報に対応付けられて格納部302に格納されている範囲情報によって示される、建物に割り当てられている権利に対応する範囲に含まれるか否かを判定してもよい。
【0066】
位置判定部306は、例えば、建物に対応する位置が、格納部302に格納されている区画情報によって示される区画に含まれるか否かを判定する。位置判定部306は、建物に対応する位置が建物に割り当てられている権利に対応する範囲に含まれるか否かを判定する場合と同様にして、建物に対応する位置が区画情報によって示される区画に含まれるか否かを判定してよい。
【0067】
位置判定部306は、例えば、建物に対応する位置が、コンテンツ登録要求に含まれるユーザ識別情報及び建物識別情報に対応付けられて格納部302に格納されている区画情報によって示される区画に含まれるか否かを判定する。位置判定部306は、建物に対応する位置が、コンテンツ登録要求に含まれるテナント識別情報及び建物識別情報に対応付けられて格納部302に格納されている区画情報によって示される区画に含まれるか否かを判定してもよい。
【0068】
位置判定部306は、格納部302に格納されている三次元地図データにさらに基づいて、建物に対応する位置を判定してもよい。位置判定部306は、格納部302に格納されている建物の形状データにさらに基づいて、建物に対応する位置を判定してもよい。
【0069】
位置判定部306は、例えば、コンテンツ登録要求に含まれるコンテンツが建物に対応する位置で表示された場合に、当該コンテンツが当該建物に設置されているディスプレイや看板等の情報表示部を遮蔽するか否かを判定する。位置判定部306は、当該コンテンツが建物に対応する位置で表示された場合に、当該コンテンツが道路標識及び信号機のうちの少なくともいずれかを遮蔽するか否かを判定してもよい。
【0070】
登録部308は、要求取得部304が取得したコンテンツ登録要求に含まれるコンテンツ及び位置情報を建物識別情報に対応付けて格納部302に登録する。登録部308は、例えば、位置情報によって示される建物に対応する位置が、格納部302に格納されている範囲情報によって示される、建物識別情報によって識別される建物に割り当てられている権利に対応する範囲に含まれると位置判定部306が判定した場合、コンテンツ及び位置情報を建物識別情報に対応付けて登録する。登録部308は、例えば、建物に対応する位置が、格納部302に格納されている区画情報によって示される区画に含まれると位置判定部306が判定した場合、コンテンツ及び位置情報を建物識別情報に対応付けて登録する。登録部308は、位置判定部306が建物に対応する位置を判定することなく、コンテンツ及び位置情報を建物識別情報に対応付けて登録してもよい。
【0071】
登録部308は、建物に対応する位置が当該建物に割り当てられている権利に対応する範囲に含まれ、且つ、当該コンテンツが建物に対応する位置で表示された場合に当該コンテンツが当該建物に設置されている情報表示部を遮蔽しないと位置判定部306が判定した場合、コンテンツ及び位置情報を建物識別情報に対応付けて登録してもよい。登録部308は、建物に対応する位置が当該建物に割り当てられている権利に対応する範囲に含まれ、且つ、当該コンテンツが建物に対応する位置で表示された場合に当該コンテンツが道路標識及び信号機を遮蔽しないと位置判定部306が判定した場合、コンテンツ及び位置情報を建物識別情報に対応付けて登録してもよい。
【0072】
登録部308は、建物に対応する位置が当該区画に含まれ、且つ、当該コンテンツが建物に対応する位置で表示された場合に当該コンテンツが当該建物に設置されている情報表示部を遮蔽しないと位置判定部306が判定した場合、コンテンツ及び位置情報を建物識別情報に対応付けて登録してもよい。登録部308は、建物に対応する位置が当該区画に含まれ、且つ、当該コンテンツが建物に対応する位置で表示された場合に当該コンテンツが道路標識及び信号機を遮蔽しないと位置判定部306が判定した場合、コンテンツ及び位置情報を建物識別情報に対応付けて登録してもよい。
【0073】
登録部308は、建物識別情報に対応付けて登録されているコンテンツが表示された場合に、当該コンテンツと当該建物識別情報によって識別される建物との間の対応関係を示すオブジェクトである対応関係オブジェクトがさらに表示されるように、対応関係オブジェクトを当該建物識別情報に対応付けて登録してもよい。対応関係オブジェクトは、例えば、矢印形状のオブジェクトである。対応関係オブジェクトは、例えば、引き出し線形状のオブジェクトである。対応関係オブジェクトは、その他の任意の形状のオブジェクトであってもよい。
【0074】
通知部310は、コンテンツの登録を要求したユーザに通知情報を通知する。通知部310は、例えば、ネットワーク20を介して、コンテンツの登録を要求したユーザの通信端末400に通知情報を送信することによって、通知情報を通知する。通知部310は、通知情報を情報処理装置300が備える出力部に出力させることによって、通知情報を通知してもよい。
【0075】
通知情報は、例えば、画像情報である。通知情報は、音声情報であってもよい。
【0076】
通知部310は、例えば、要求取得部304がコンテンツ登録要求を取得した場合に、通知情報を通知する。この場合、通知部310は、コンテンツ登録要求に含まれる建物識別情報に対応付けられて格納部302に格納されている範囲情報を含む通知情報を通知する。通知部310は、建物識別情報に対応付けられて格納部302に格納されている区画情報を含む通知情報を通知してもよい。要求取得部304は、通知情報を確認したユーザによって設定された、眼鏡型デバイス100の撮像範囲に建物が含まれた場合にコンテンツが表示される、建物に対応する位置を示す位置情報を取得してよい。
【0077】
範囲情報は、例えば、3Dデータの形態の情報である。範囲情報は、例えば、文字データの形態の情報である。範囲情報は、その他の任意の形態の情報であってよい。区画情報は、範囲情報と同様の形態の情報であってよい。
【0078】
通知部310は、例えば、登録部308がコンテンツ登録要求に含まれるコンテンツ及び位置情報を建物識別情報に対応付けて登録した場合に、通知情報を通知する。この場合、通知部310は、コンテンツ登録要求に含まれるコンテンツの登録が完了したことを示す登録完了情報を含む通知情報を通知してよい。
【0079】
通知部310は、例えば、コンテンツ登録要求に含まれるユーザ識別情報が建物識別情報に対応付けられて格納部302に格納されていない場合に、通知情報を通知する。通知部310は、例えば、コンテンツ登録要求に含まれるテナント識別情報が建物識別情報に対応付けられて格納部302に格納されていない場合に、通知情報を通知する。これらの場合、通知部310は、コンテンツ登録要求に含まれるコンテンツを登録できないことを示す登録不可情報を含む通知情報を通知してよい。
【0080】
通知部310は、例えば、コンテンツ登録要求に含まれる位置情報によって示される建物に対応する位置が、格納部302に格納されている範囲情報によって示される、建物に割り当てられている権利に対応する範囲に含まれないと位置判定部306が判定した場合に、通知情報を通知する。この場合、通知部310は、例えば、範囲情報を含む通知情報を通知する。通知部310は、登録不可情報を含む通知情報を通知してもよい。
【0081】
通知部310は、例えば、建物に対応する位置が、格納部302に格納されている区画情報によって示される区画に含まれないと位置判定部306が判定した場合に、通知情報を通知する。この場合、通知部310は、例えば、区画情報を含む通知情報を通知する。通知部310は、登録不可情報を含む通知情報を通知してもよい。
【0082】
通知部310は、例えば、コンテンツ登録要求に含まれるコンテンツが建物に対応する位置で表示された場合に当該コンテンツが当該建物に設置されている情報表示部を遮蔽すると位置判定部306判定した場合に、通知情報を通知する。通知部310は、例えば、当該コンテンツが建物に対応する位置で表示された場合に当該コンテンツが道路標識及び信号機のうちの少なくともいずれかを遮蔽すると位置判定部306が判定した場合に、通知情報を通知する。この場合、通知部310は、例えば、登録不可情報を含む通知情報を通知する。
【0083】
調整部312は、コンテンツ登録要求に含まれる位置情報によって示される、建物に対応する位置を調整する。登録部308は、調整部312が建物に対応する位置を調整した場合に、コンテンツ登録要求に含まれるコンテンツ及び調整後の建物に対応する位置を示す位置情報を建物識別情報に対応付けて登録してよい。
【0084】
調整部312は、例えば、建物に対応する位置が、格納部302に格納されている範囲情報によって示される、コンテンツ登録要求に含まれる建物識別情報によって識別される建物に割り当てられている権利に対応する範囲に含まれないと位置判定部306が判定した場合に、コンテンツ登録要求に含まれるコンテンツが当該権利に対応する範囲内で表示されるように、建物に対応する位置を調整する。調整部312は、建物に対応する位置が、格納部302に格納されている区画情報によって示される区画に含まれないと位置判定部306が判定した場合に、当該コンテンツが当該区画内で表示されるように、建物に対応する位置を調整してもよい。
【0085】
調整部312は、例えば、眼鏡型デバイス100の撮像範囲に当該建物が含まれた場合に、当該コンテンツ及び当該建物を識別する建物識別情報に対応付けられて登録されている他のコンテンツが重複することなく当該コンテンツが当該建物に割り当てられている権利に対応する範囲内で表示されるように、建物に対応する位置を調整する。調整部312は、眼鏡型デバイス100の撮像範囲に当該建物が含まれた場合に、当該コンテンツ及び当該他のコンテンツが重複することなく当該コンテンツが当該区画内で表示されるように、建物に対応する位置を調整してもよい。
【0086】
調整部312は、例えば、眼鏡型デバイス100の撮像範囲に当該建物及び他の建物が含まれた場合に、当該コンテンツ及び当該他の建物を識別する建物識別情報に対応付けられて登録されている他のコンテンツが重複することなく当該コンテンツが当該建物に割り当てられている権利に対応する範囲内で表示されるように、建物に対応する位置を調整する。調整部312は、眼鏡型デバイス100の撮像範囲に当該建物及び当該他の建物が含まれた場合に、当該コンテンツ及び当該他のコンテンツが重複することなく当該コンテンツが当該区画内で表示されるように、建物に対応する位置を調整してもよい。
【0087】
調整部312は、格納部302に格納されている三次元地図データにさらに基づいて、建物に対応する位置を調整してもよい。調整部312は、格納部302に格納されている建物の形状データにさらに基づいて、建物に対応する位置を調整してもよい。
【0088】
調整部312は、例えば、当該コンテンツが建物に対応する位置で表示された場合に当該コンテンツが当該建物に設置されている情報表示部を遮蔽しないように、建物に対応する位置を調整する。調整部312は、当該コンテンツが建物に対応する位置で表示された場合に当該コンテンツが道路標識及び信号機を遮蔽しないように、建物に対応する位置を調整してもよい。
【0089】
通知部310は、調整部312が建物に対応する位置を調整可能な場合に、通知情報を通知してもよい。この場合、通知部310は、例えば、調整後の建物に対応する位置を示す位置情報を含む通知情報を通知する。
【0090】
通知部310は、調整部312が建物に対応する位置を調整不可能な場合に、通知情報を通知してもよい。この場合、通知部310は、例えば、登録不可情報を含む通知情報を通知する。
【0091】
情報受信部314は、各種情報を受信する。情報受信部314は、例えば、ネットワーク20を介して、各種情報を受信する。情報受信部314は、定期的に各種情報を受信してもよく、不定期的に各種情報を受信してもよい。情報受信部314は、受信した各種情報を格納部302に格納してよい。
【0092】
情報受信部314は、例えば、眼鏡型デバイスから、各種情報を受信する。情報受信部314は、眼鏡型デバイスと無線接続が確立されているスマートフォン、タブレット端末、又はPC等から、各種情報を受信してもよい。
【0093】
情報受信部314は、例えば、眼鏡型デバイス100の撮像画像関連情報を受信する。情報受信部314は、眼鏡型デバイス100が備えるセンサ122によって測定された、眼鏡型デバイス100の周囲の環境を示す環境情報を受信してもよい。
【0094】
撮像範囲判定部316は、情報受信部314が受信した撮像画像関連情報に基づいて、当該撮像画像関連情報に含まれる撮像画像を撮像したときの眼鏡型デバイス100の撮像範囲に建物が含まれているか否かを判定する。撮像範囲判定部316は、例えば、格納部302に格納されている三次元地図データにさらに基づいて、当該撮像画像を撮像したときの眼鏡型デバイス100の撮像範囲に建物が含まれているか否かを判定する。撮像範囲判定部316は、例えば、格納部302に格納されている建物の形状データにさらに基づいて、当該撮像画像を撮像したときの眼鏡型デバイス100の撮像範囲に建物が含まれているか否かを判定する。撮像範囲判定部316は、情報受信部314が受信した眼鏡型デバイス100の周囲の環境情報にさらに基づいて、当該撮像画像を撮像したときの眼鏡型デバイス100の撮像範囲に建物が含まれているか否かを判定してもよい。
【0095】
表示制御部318は、眼鏡型デバイス100による表示を制御する。表示制御部318は、例えば、情報受信部314が受信した撮像画像関連情報に含まれる撮像画像を撮像したときの眼鏡型デバイス100の撮像範囲に建物が含まれていると撮像範囲判定部316が判定した場合に、眼鏡型デバイス100による表示を制御する。表示制御部318は、例えば、眼鏡型デバイス100の撮像範囲に建物が含まれた場合に、当該建物を識別する建物識別情報に対応付けられて登録されているコンテンツが、当該建物識別情報に対応付けられて登録されている位置情報によって示される建物に対応する位置で表示されるように、当該コンテンツの眼鏡型デバイス100による表示を制御する。
【0096】
表示制御部318は、例えば、ネットワーク20を介して、表示制御情報を眼鏡型デバイス100に送信することによって、当該コンテンツの眼鏡型デバイス100による表示を制御する。表示制御情報は、例えば、当該建物識別情報に対応付けられて登録されている各種情報を含む。表示制御情報は、例えば、コンテンツを含む。表示制御情報は、例えば、コンテンツが表示される建物に対応する位置を示す位置情報を含む。表示制御情報は、例えば、対応関係オブジェクトを含む。表示制御情報は、対応関係オブジェクトが表示される建物に対応する位置を示す位置情報を含んでもよい。対応関係オブジェクトは、例えば、コンテンツと建物との間に表示される。
【0097】
表示制御部318は、コンテンツ登録要求に含まれるコンテンツが、コンテンツ登録要求に含まれる位置情報によって示される建物に対応する位置の位置判定部306による判定が実行されることなく登録部308によって登録されている場合、当該コンテンツ及び建物識別情報に対応付けられて登録されている位置情報と、格納部302に格納されている範囲情報とに基づいて、当該コンテンツの眼鏡型デバイス100による表示を制御してもよい。表示制御部318は、例えば、位置情報によって示される建物に対応する位置が範囲情報によって示される建物に割り当てられている権利に対応する範囲に含まれるセグメント及び当該権利に対応する範囲に含まれないセグメントを含む場合に、当該コンテンツのうち、当該権利に対応する範囲に含まれるセグメントに対応する部分のみを表示するように、当該コンテンツの眼鏡型デバイス100による表示を制御する。表示制御部318は、位置情報によって示される建物に対応する位置が当該権利に対応する範囲に含まれないセグメントを含む場合に、当該コンテンツを表示しないように、眼鏡型デバイス100による表示を制御してもよい。
【0098】
図4は、制御装置200の機能構成の一例を概略的に示す。制御装置200は、格納部202、情報取得部204、情報生成部206、情報送信部208、及び表示制御部210を備える。尚、制御装置200がこれらの全ての構成を備えることが必須とは限らない。
【0099】
格納部202は、各種情報を格納する。格納部202は、例えば、眼鏡型デバイス100が備えるカメラ120によって撮像された撮像画像を格納する。格納部202は、例えば、眼鏡型デバイス100が備えるセンサ122によって測定された眼鏡型デバイス100の周囲の環境情報を格納する。格納部202は、例えば、地図データを格納する。格納部202は、地図データのカバー範囲に存在する物体の形状データを格納してもよい。
【0100】
情報取得部204は、各種情報を取得する。情報取得部204は、例えば、眼鏡型デバイス100が備える操作部を介してユーザ102からの操作を受け付けることによって、各種情報を取得する。情報取得部204は、眼鏡型デバイス100が備える入力部を介してユーザ102からの入力を受け付けることによって、各種情報を取得する。情報取得部204は、スマートフォン、タブレット端末、又はPC等を介してユーザ102からの入力を受け付けることによって、各種情報を取得してもよい。情報取得部204は、取得した各種情報を格納部202に格納してよい。
【0101】
情報取得部204は、例えば、カメラ120によって撮像された撮像画像を取得する。情報取得部204は、例えば、眼鏡型デバイス100が備える測位機能を用いて、カメラ120が撮像画像を撮像したときの眼鏡型デバイス100の位置情報を取得する。情報取得部204は、例えば、カメラ120が撮像画像を撮像したときの眼鏡型デバイス100の角度情報を取得する。情報取得部204は、センサ122によって測定された眼鏡型デバイス100の周囲の環境情報を取得してもよい。
【0102】
情報取得部204は、例えば、情報処理装置300からネットワーク20を介して各種情報を受信することによって、各種情報を取得する。情報取得部204は、例えば、情報処理装置300から表示制御情報を受信する。情報取得部204は、情報処理装置300から通知情報を受信してもよい。
【0103】
情報生成部206は、各種情報を生成する。情報生成部206は、例えば、格納部202に格納されている情報に基づいて、各種情報を生成する。情報生成部206は、情報取得部204によって取得された情報に基づいて、各種情報を生成する。情報生成部206は、例えば、撮像画像関連情報を生成する。情報生成部206は、生成した各種情報を格納部202に格納してよい。
【0104】
情報送信部208は、ネットワーク20を介して、各種情報を情報処理装置300に送信する。情報送信部208は、例えば、格納部202に格納されている情報を送信する。情報送信部208は、例えば、情報取得部204によって取得された情報を送信する。情報送信部208は、例えば、情報生成部206によって生成された情報を送信する。
【0105】
情報送信部208は、例えば、眼鏡型デバイス100の撮像画像関連情報を送信する。情報送信部208は、眼鏡型デバイス100の周囲の環境情報を送信してもよい。
【0106】
表示制御部210は、眼鏡型デバイス100が備える表示部による表示を制御する。表示制御部210は、例えば、情報取得部204が情報処理装置300から受信した表示制御情報に基づいて、表示部による表示を制御する。表示制御部210は、例えば、表示制御情報に含まれるコンテンツを、表示制御情報に含まれるコンテンツの位置情報によって示される建物に対応する位置で表示するように、表示部による表示を制御する。表示制御部210は、例えば、表示制御情報に含まれる対応関係オブジェクトを、表示制御情報に含まれる対応関係オブジェクトの位置情報によって示される建物に対応する位置で表示するように、表示部による表示をさらに制御する。表示制御部210は、情報取得部204が情報処理装置300から受信した通知情報を表示するように、表示部による表示を制御してもよい。
【0107】
図5は、眼鏡型デバイス100によるコンテンツの表示例を概略的に示す。図5では、眼鏡型デバイス100の撮像範囲に建物50が含まれた場合に、建物50が建設されている土地55の所有権の権利範囲内の空間に含まれる建物50に対応する位置に、3DのCGデータであるコンテンツ150が眼鏡型デバイス100の表示部に表示されている場合を例示している。
【0108】
図6は、眼鏡型デバイス100によるコンテンツの他の表示例を概略的に示す。図6では、眼鏡型デバイス100の撮像範囲に建物50及び建物60が含まれた場合に、建物50に割り当てられている権利に対応する範囲に含まれる建物50に対応する位置に、テキストであるコンテンツ150及びコンテンツ150と建物50との間の対応関係を示すイラストである対応関係オブジェクト155が眼鏡型デバイス100の表示部に表示されている場合を例示している。
【0109】
図7は、情報処理装置300の処理の流れの一例を説明するための説明図である。図7では、情報処理装置300がコンテンツ登録要求を取得していない状態を開始状態とする。
【0110】
ステップ(ステップをSと省略して記載する場合がある。)102において、要求取得部304は、コンテンツ登録要求を取得する。S104において、位置判定部306は、S102で要求取得部304が取得したコンテンツ登録要求に含まれるコンテンツが、当該コンテンツ登録要求に含まれる位置情報によって示される建物に対応する位置で表示可能であるか否かを判定する。例えば、位置判定部306は、建物に対応する位置が、格納部302に格納されている範囲情報によって示される、コンテンツ登録要求に含まれる建物識別情報によって識別される建物に割り当てられている権利に対応する範囲に含まれる場合に、当該コンテンツが建物に対応する位置で表示可能であると判定する。一方で、位置判定部306は、建物に対応する位置が、当該権利に対応する範囲に含まれない場合に、当該コンテンツが建物に対応する位置で表示不可能であると判定する。当該コンテンツが建物に対応する位置で表示可能であると位置判定部306が判定した場合、S106に進む。当該コンテンツが建物に対応する位置で表示不可能であると位置判定部306が判定した場合、S110に進む。
【0111】
S106において、登録部308は、S102で要求取得部304が取得したコンテンツ登録要求に含まれるコンテンツ及び位置情報を建物識別情報に対応付けて登録する。S108において、通知部310は、登録完了情報を含む通知情報を通知する。通知部310は、位置情報をさらに含む通知情報を通知してもよい。その後、情報処理装置300が登録要求を取得した場合の処理が終了する。
【0112】
S110において、調整部312は、建物に対応する位置を調整可能であるか否かを判定する。例えば、調整部312は、S102で要求取得部304が取得したコンテンツ登録要求に含まれるコンテンツが、格納部302に格納されている範囲情報によって示される、コンテンツ登録要求に含まれる建物識別情報によって識別される建物に割り当てられている権利に対応する範囲内で表示されるように建物に対応する位置を調整可能であると判定した場合に、建物に対応する位置を調整可能であると判定する。一方で、調整部312は、当該コンテンツが、当該権利に対応する範囲内で表示されるように建物に対応する位置を調整不可能であると判定した場合に、建物に対応する位置を調整不可能であると判定する。建物に対応する位置を調整可能であると調整部312が判定した場合、調整部312が建物に対応する位置を調整した上でS112に進む。建物に対応する位置を調整不可能であると調整部312が判定した場合、S116に進む。
【0113】
S112において、登録部308は、S102で要求取得部304が取得したコンテンツ登録要求に含まれるコンテンツ及びS110で調整部312によって調整された建物に対応する位置を示す位置情報を建物識別情報に対応付けて登録する。S114において、通知部310は、登録完了情報を含む通知情報を通知する。通知部310は、調整後の建物に対応する位置を示す位置情報をさらに含む通知情報を通知してもよい。その後、情報処理装置300が登録要求を取得した場合の処理が終了する。
【0114】
S116において、通知部310は、登録不可情報を含む通知情報を通知する。その後、情報処理装置300が登録要求を取得した場合の処理が終了する。
【0115】
図8は、情報処理装置300として機能するコンピュータ1200のハードウェア構成の一例を概略的に示す。コンピュータ1200にインストールされたプログラムは、コンピュータ1200を、上記実施形態に係る装置の1又は複数の「部」として機能させ、又はコンピュータ1200に、上記実施形態に係る装置に関連付けられるオペレーション又は当該1又は複数の「部」を実行させることができ、及び/又はコンピュータ1200に、上記実施形態に係るプロセス又は当該プロセスの段階を実行させることができる。そのようなプログラムは、コンピュータ1200に、本明細書に記載のフローチャート及びブロック図のブロックのうちのいくつか又はすべてに関連付けられた特定のオペレーションを実行させるべく、CPU1212によって実行されてよい。
【0116】
本実施形態によるコンピュータ1200は、CPU1212、RAM1214、及びグラフィックコントローラ1216を含み、それらはホストコントローラ1210によって相互に接続されている。コンピュータ1200はまた、通信インタフェース1222、記憶装置1224、DVDドライブ1226、及びICカードドライブのような入出力ユニットを含み、それらは入出力コントローラ1220を介してホストコントローラ1210に接続されている。DVDドライブ1226は、DVD-ROMドライブ及びDVD-RAMドライブ等であってよい。記憶装置1224は、ハードディスクドライブ及びソリッドステートドライブ等であってよい。コンピュータ1200はまた、ROM1230及びキーボード1242のようなレガシの入出力ユニットを含み、それらは入出力チップ1240を介して入出力コントローラ1220に接続されている。
【0117】
CPU1212は、ROM1230及びRAM1214内に格納されたプログラムに従い動作し、それにより各ユニットを制御する。グラフィックコントローラ1216は、RAM1214内に提供されるフレームバッファ等又はそれ自体の中に、CPU1212によって生成されるイメージデータを取得し、イメージデータがディスプレイデバイス1218上に表示されるようにする。
【0118】
通信インタフェース1222は、ネットワークを介して他の電子デバイスと通信する。記憶装置1224は、コンピュータ1200内のCPU1212によって使用されるプログラム及びデータを格納する。DVDドライブ1226は、プログラム又はデータをDVD-ROM1227等から読み取り、記憶装置1224に提供する。ICカードドライブは、プログラム及びデータをICカードから読み取り、及び/又はプログラム及びデータをICカードに書き込む。
【0119】
ROM1230はその中に、アクティブ化時にコンピュータ1200によって実行されるブートプログラム等、及び/又はコンピュータ1200のハードウェアに依存するプログラムを格納する。入出力チップ1240はまた、様々な入出力ユニットをUSBポート、パラレルポート、シリアルポート、キーボードポート、マウスポート等を介して、入出力コントローラ1220に接続してよい。
【0120】
プログラムは、DVD-ROM1227又はICカードのようなコンピュータ可読記憶媒体によって提供される。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体から読み取られ、コンピュータ可読記憶媒体の例でもある記憶装置1224、RAM1214、又はROM1230にインストールされ、CPU1212によって実行される。これらのプログラム内に記述される情報処理は、コンピュータ1200に読み取られ、プログラムと、上記様々なタイプのハードウェアリソースとの間の連携をもたらす。装置又は方法が、コンピュータ1200の使用に従い情報のオペレーション又は処理を実現することによって構成されてよい。
【0121】
例えば、通信がコンピュータ1200及び外部デバイス間で実行される場合、CPU1212は、RAM1214にロードされた通信プログラムを実行し、通信プログラムに記述された処理に基づいて、通信インタフェース1222に対し、通信処理を命令してよい。通信インタフェース1222は、CPU1212の制御の下、RAM1214、記憶装置1224、DVD-ROM1227、又はICカードのような記録媒体内に提供される送信バッファ領域に格納された送信データを読み取り、読み取られた送信データをネットワークに送信し、又はネットワークから受信した受信データを記録媒体上に提供される受信バッファ領域等に書き込む。
【0122】
また、CPU1212は、記憶装置1224、DVDドライブ1226(DVD-ROM1227)、ICカード等のような外部記録媒体に格納されたファイル又はデータベースの全部又は必要な部分がRAM1214に読み取られるようにし、RAM1214上のデータに対し様々なタイプの処理を実行してよい。CPU1212は次に、処理されたデータを外部記録媒体にライトバックしてよい。
【0123】
様々なタイプのプログラム、データ、テーブル、及びデータベースのような様々なタイプの情報が記録媒体に格納され、情報処理を受けてよい。CPU1212は、RAM1214から読み取られたデータに対し、本開示の随所に記載され、プログラムの命令シーケンスによって指定される様々なタイプのオペレーション、情報処理、条件判断、条件分岐、無条件分岐、情報の検索/置換等を含む、様々なタイプの処理を実行してよく、結果をRAM1214に対しライトバックする。また、CPU1212は、記録媒体内のファイル、データベース等における情報を検索してよい。例えば、各々が第2の属性の属性値に関連付けられた第1の属性の属性値を有する複数のエントリが記録媒体内に格納される場合、CPU1212は、当該複数のエントリの中から、第1の属性の属性値が指定されている条件に一致するエントリを検索し、当該エントリ内に格納された第2の属性の属性値を読み取り、それにより予め定められた条件を満たす第1の属性に関連付けられた第2の属性の属性値を取得してよい。
【0124】
上で説明したプログラム又はソフトウェアモジュールは、コンピュータ1200上又はコンピュータ1200近傍のコンピュータ可読記憶媒体に格納されてよい。また、専用通信ネットワーク又はインターネットに接続されたサーバシステム内に提供されるハードディスク又はRAMのような記録媒体が、コンピュータ可読記憶媒体として使用可能であり、それによりプログラムを、ネットワークを介してコンピュータ1200に提供する。
【0125】
本実施形態におけるフローチャート及びブロック図におけるブロックは、オペレーションが実行されるプロセスの段階又はオペレーションを実行する役割を持つ装置の「部」を表わしてよい。特定の段階及び「部」が、専用回路、コンピュータ可読記憶媒体上に格納されるコンピュータ可読命令と共に供給されるプログラマブル回路、及び/又はコンピュータ可読記憶媒体上に格納されるコンピュータ可読命令と共に供給されるプロセッサによって実装されてよい。専用回路は、デジタル及び/又はアナログハードウェア回路を含んでよく、集積回路(IC)及び/又はディスクリート回路を含んでよい。プログラマブル回路は、例えば、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、及びプログラマブルロジックアレイ(PLA)等のような、論理積、論理和、排他的論理和、否定論理積、否定論理和、及び他の論理演算、フリップフロップ、レジスタ、並びにメモリエレメントを含む、再構成可能なハードウェア回路を含んでよい。
【0126】
コンピュータ可読記憶媒体は、適切なデバイスによって実行される命令を格納可能な任意の有形なデバイスを含んでよく、その結果、そこに格納される命令を有するコンピュータ可読記憶媒体は、フローチャート又はブロック図で指定されたオペレーションを実行するための手段を作成すべく実行され得る命令を含む、製品を備えることになる。コンピュータ可読記憶媒体の例としては、電子記憶媒体、磁気記憶媒体、光記憶媒体、電磁記憶媒体、半導体記憶媒体等が含まれてよい。コンピュータ可読記憶媒体のより具体的な例としては、フロッピー(登録商標)ディスク、ディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、電気的消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EEPROM)、静的ランダムアクセスメモリ(SRAM)、コンパクトディスクリードオンリメモリ(CD-ROM)、デジタル多用途ディスク(DVD)、ブルーレイ(登録商標)ディスク、メモリスティック、集積回路カード等が含まれてよい。
【0127】
コンピュータ可読命令は、アセンブラ命令、命令セットアーキテクチャ(ISA)命令、マシン命令、マシン依存命令、マイクロコード、ファームウェア命令、状態設定データ、又はSmalltalk(登録商標)、JAVA(登録商標)、C++等のようなオブジェクト指向プログラミング言語、及び「C」プログラミング言語又は同様のプログラミング言語のような従来の手続型プログラミング言語を含む、1又は複数のプログラミング言語の任意の組み合わせで記述されたソースコード又はオブジェクトコードのいずれかを含んでよい。
【0128】
コンピュータ可読命令は、汎用コンピュータ、特殊目的のコンピュータ、若しくは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサ、又はプログラマブル回路が、フローチャート又はブロック図で指定されたオペレーションを実行するための手段を生成するために当該コンピュータ可読命令を実行すべく、ローカルに又はローカルエリアネットワーク(LAN)、インターネット等のようなワイドエリアネットワーク(WAN)を介して、汎用コンピュータ、特殊目的のコンピュータ、若しくは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサ、又はプログラマブル回路に提供されてよい。プロセッサの例としては、コンピュータプロセッサ、処理ユニット、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ等を含む。
【0129】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
【0130】
特許請求の範囲、明細書、及び図面中において示した装置、システム、プログラム、及び方法における動作、手順、ステップ、及び段階などの各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」などと明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、及び図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」などを用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
【符号の説明】
【0131】
10 システム、20 ネットワーク、50 建物、55 土地、60 建物、100 眼鏡型デバイス、102 ユーザ、110 フレーム、112 リム、114 ブリッジ、116 レンズ、118 テンプル、120 カメラ、122 センサ、150 コンテンツ、155 対応関係オブジェクト、200 制御装置、202 格納部、204 情報取得部、206 情報生成部、208 情報送信部、210 表示制御部、300 情報処理装置、302 格納部、304 要求取得部、306 位置判定部、308 登録部、310 通知部、312 調整部、314 情報受信部、316 撮像範囲判定部、318 表示制御部、400 通信端末、1200 コンピュータ、1210 ホストコントローラ、1212 CPU、1214 RAM、1216 グラフィックコントローラ、1218 ディスプレイデバイス、1220 入出力コントローラ、1222 通信インタフェース、1224 記憶装置、1230 ROM、1240 入出力チップ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
【手続補正書】
【提出日】2024-04-01
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
建物を識別する建物識別情報と、眼鏡型デバイスの撮像範囲に前記建物が含まれた場合に前記建物に対応する位置に表示されるコンテンツと、前記建物に対応する前記位置を示す位置情報とを含む、コンテンツ登録要求を取得する要求取得部と、
前記位置情報によって示される前記建物に対応する前記位置が、前記建物識別情報によって識別される前記建物に割り当てられている権利に対応する範囲に含まれるか否かを判定する位置判定部と、
前記建物に対応する前記位置が前記権利に対応する前記範囲に含まれると前記位置判定部が判定した場合、前記コンテンツ及び前記位置情報を前記建物識別情報に対応付けて登録する登録部と
を備え、
前記位置判定部は、前記建物に対応する前記位置に相当する地図データ上の位置データが、前記建物に相当する前記地図データ上の建物データに割り当てられている権利に対応する前記地図データ上のエリアに含まれるか否かを判定することによって、前記建物に対応する前記位置が前記権利に対応する範囲に含まれるか否かを判定する、
報処理装置。
【請求項2】
建物を識別する建物識別情報と、眼鏡型デバイスの撮像範囲に前記建物が含まれた場合に前記建物に対応する位置に表示されるコンテンツと、前記建物に対応する前記位置を示す位置情報とを含む、コンテンツ登録要求を取得する要求取得部と、
前記位置情報によって示される前記建物に対応する前記位置が、前記建物識別情報によって識別される前記建物に割り当てられている権利に対応する範囲に含まれるか否かを判定する位置判定部と、
前記建物に対応する前記位置が前記権利に対応する前記範囲に含まれると前記位置判定部が判定した場合、前記コンテンツ及び前記位置情報を前記建物識別情報に対応付けて登録する登録部と
を備え、
前記位置判定部は、前記建物に対応する前記位置が、前記建物の高さに基づいて設定される前記権利に対応する前記範囲に含まれるか否かを判定する、
情報処理装置。
【請求項3】
建物を識別する建物識別情報と、眼鏡型デバイスの撮像範囲に前記建物が含まれた場合に前記建物に対応する位置に表示されるコンテンツと、前記建物に対応する前記位置を示す位置情報とを含む、コンテンツ登録要求を取得する要求取得部と、
前記位置情報によって示される前記建物に対応する前記位置が、前記建物識別情報によって識別される前記建物に割り当てられている権利に対応する範囲に含まれるか否かを判定する位置判定部と、
前記建物に対応する前記位置が前記権利に対応する前記範囲に含まれると前記位置判定部が判定した場合、前記コンテンツ及び前記位置情報を前記建物識別情報に対応付けて登録する登録部と
を備え、
前記登録部は、前記建物識別情報に対応付けられて登録されている前記コンテンツが表示された場合に、前記コンテンツと前記建物識別情報によって識別される前記建物との間の対応関係を示すオブジェクトである対応関係オブジェクトがさらに表示されるように、前記対応関係オブジェクトを前記建物識別情報に対応付けて登録する、
情報処理装置。
【請求項4】
前記建物に対応する前記位置が前記権利に対応する前記範囲に含まれないと前記位置判定部が判定した場合に、前記コンテンツの登録を要求したユーザに通知情報を通知する通知部をさらに備える、請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記通知部は、前記権利に対応する前記範囲を示す範囲情報を含む前記通知情報を通知する、請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記建物に対応する前記位置が前記権利に対応する前記範囲に含まれないと前記位置判定部が判定した場合に、前記コンテンツが前記権利に対応する前記範囲内で表示されるように、前記建物に対応する前記位置を調整する調整部をさらに備え、
前記登録部は、前記調整部が前記建物に対応する前記位置を調整した場合に、前記コンテンツ及び調整後の前記建物に対応する位置を示す位置情報を前記建物識別情報に対応付けて登録する、
請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記調整部は、前記眼鏡型デバイスの前記撮像範囲に前記建物が含まれた場合に、前記コンテンツ及び前記建物識別情報に対応付けられて登録されている他のコンテンツが重複することなく前記コンテンツが前記権利に対応する前記範囲内で表示されるように、前記建物に対応する前記位置を調整する、請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記調整部は、前記眼鏡型デバイスの前記撮像範囲に前記建物及び他の建物が含まれた場合に、前記コンテンツ及び前記他の建物を識別する建物識別情報に対応付けられて登録されている他のコンテンツが重複することなく前記コンテンツが前記権利に対応する前記範囲内で表示されるように、前記建物に対応する前記位置を調整する、請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記眼鏡型デバイスの前記撮像範囲に前記建物が含まれた場合に、前記建物を識別する前記建物識別情報に対応付けられて登録されている前記コンテンツが、前記建物識別情報に対応付けられて登録されている前記位置情報によって示される前記建物に対応する前記位置で表示されるように、前記コンテンツの前記眼鏡型デバイスによる表示を制御する表示制御部をさらに備える、請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記位置判定部は、前記建物に対応する前記位置が、前記建物が建設されている土地の所有権の権利範囲内の空間に含まれるか否かを判定することによって、前記建物に対応する前記位置が前記権利に対応する範囲に含まれるか否かを判定する、請求項2又は3に記載の情報処理装置。
【請求項11】
コンピュータを、請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置として機能さ
せるためのプログラム。
【請求項12】
請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置と、
前記眼鏡型デバイスと
を備える、システム。
【請求項13】
コンピュータによって実行される情報処理方法であって、
建物を識別する建物識別情報と、眼鏡型デバイスの撮像範囲に前記建物が含まれた場合に前記建物に対応する位置に表示されるコンテンツと、前記建物に対応する前記位置を示す位置情報とを含む、コンテンツ登録要求を取得する要求取得段階と、
前記位置情報によって示される前記建物に対応する前記位置が、前記建物識別情報によって識別される前記建物に割り当てられている権利に対応する範囲に含まれるか否かを判定する位置判定段階と、
前記建物に対応する前記位置が前記権利に対応する前記範囲に含まれると前記位置判定段階で判定した場合、前記コンテンツ及び前記位置情報を前記建物識別情報に対応付けて登録する登録段階と
を備え、
前記位置判定段階は、前記建物に対応する前記位置に相当する地図データ上の位置データが、前記建物に相当する前記地図データ上の建物データに割り当てられている権利に対応する前記地図データ上のエリアに含まれるか否かを判定することによって、前記建物に対応する前記位置が前記権利に対応する範囲に含まれるか否かを判定する、
報処理方法。
【請求項14】
コンピュータによって実行される情報処理方法であって、
建物を識別する建物識別情報と、眼鏡型デバイスの撮像範囲に前記建物が含まれた場合に前記建物に対応する位置に表示されるコンテンツと、前記建物に対応する前記位置を示す位置情報とを含む、コンテンツ登録要求を取得する要求取得段階と、
前記位置情報によって示される前記建物に対応する前記位置が、前記建物識別情報によって識別される前記建物に割り当てられている権利に対応する範囲に含まれるか否かを判定する位置判定段階と、
前記建物に対応する前記位置が前記権利に対応する前記範囲に含まれると前記位置判定段階で判定した場合、前記コンテンツ及び前記位置情報を前記建物識別情報に対応付けて登録する登録段階と
を備え、
前記位置判定段階は、前記建物に対応する前記位置が、前記建物の高さに基づいて設定される前記権利に対応する前記範囲に含まれるか否かを判定する、
情報処理方法。
【請求項15】
コンピュータによって実行される情報処理方法であって、
建物を識別する建物識別情報と、眼鏡型デバイスの撮像範囲に前記建物が含まれた場合に前記建物に対応する位置に表示されるコンテンツと、前記建物に対応する前記位置を示す位置情報とを含む、コンテンツ登録要求を取得する要求取得段階と、
前記位置情報によって示される前記建物に対応する前記位置が、前記建物識別情報によって識別される前記建物に割り当てられている権利に対応する範囲に含まれるか否かを判定する位置判定段階と、
前記建物に対応する前記位置が前記権利に対応する前記範囲に含まれると前記位置判定段階で判定した場合、前記コンテンツ及び前記位置情報を前記建物識別情報に対応付けて登録する登録段階と
を備え、
前記登録段階は、前記建物識別情報に対応付けられて登録されている前記コンテンツが表示された場合に、前記コンテンツと前記建物識別情報によって識別される前記建物との間の対応関係を示すオブジェクトである対応関係オブジェクトがさらに表示されるように、前記対応関係オブジェクトを前記建物識別情報に対応付けて登録する、
情報処理方法。