(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024006980
(43)【公開日】2024-01-17
(54)【発明の名称】近距離無線通信を利用した座席ライブラリペアリング方法及びシステム
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/10 20120101AFI20240110BHJP
H04M 11/00 20060101ALI20240110BHJP
【FI】
G06Q50/10
H04M11/00 302
【審査請求】有
【請求項の数】15
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023078877
(22)【出願日】2023-05-11
(31)【優先権主張番号】10-2022-0081737
(32)【優先日】2022-07-04
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】320009901
【氏名又は名称】ハイブ カンパニー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】HYBE Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】Yongsan Trade Center,42,Hangang-daero,Yongsan-gu,Seoul,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】110000408
【氏名又は名称】弁理士法人高橋・林アンドパートナーズ
(72)【発明者】
【氏名】チェ,ボユン
(72)【発明者】
【氏名】ジョン,ソンジュ
(72)【発明者】
【氏名】キム,ヒョング
(72)【発明者】
【氏名】ソ,ダヘ
【テーマコード(参考)】
5K201
5L049
【Fターム(参考)】
5K201AA05
5K201AA09
5K201BA05
5K201CB13
5K201CC04
5K201DC02
5K201EB07
5K201EC06
5K201ED04
5L049CC18
(57)【要約】
【課題】発光機能を搭載した応援棒と近距離無線通信を利用して座席ライブラリをペアリングする方法及びシステムを提供すること。
【解決手段】本発明の実施形態に係る近距離無線通信を利用した座席ライブラリペアリング方法は、キオスクの少なくとも1つのプロセッサによって実行されるアプリケーションが近距離無線通信を利用した座席ライブラリペアリングサービスを行う方法であって、チケット前売り情報を検出するステップと、前記検出されたチケット前売り情報から公演場の座席の位置を含む座席情報を抽出するステップと、前記抽出された座席情報にマッチングする座席ライブラリを決定するステップと、前記決定された座席ライブラリを格納する応援棒をペアリングするように制御するステップと、前記ペアリングされた応援棒に前記座席ライブラリを送信するように制御するステップとを含む。
【選択図】
図8
【特許請求の範囲】
【請求項1】
キオスクの少なくとも1つのプロセッサによって実行されるアプリケーションが近距離無線通信を利用した座席ライブラリペアリングサービスを行う方法であって、
チケット前売り情報を検出するステップと、
前記検出されたチケット前売り情報から公演場の座席の位置を含む座席情報を抽出するステップと、
前記抽出された座席情報にマッチングする座席ライブラリを決定するステップと、
前記決定された座席ライブラリを格納する応援棒をペアリングするように制御するステップと、
前記ペアリングされた応援棒に前記座席ライブラリを送信するように制御するステップと、
を含む近距離無線通信を利用した座席ライブラリペアリング方法。
【請求項2】
前記チケット前売り情報を検出するステップは、
イメージセンサを基にチケットを撮影してチケットイメージを取得するステップと、
前記取得されたチケットイメージに対する光学文字認識を行うステップと、
前記チケットイメージに含まれた所定のテキストを抽出するステップと、
を含む請求項1に記載の近距離無線通信を利用した座席ライブラリペアリング方法。
【請求項3】
前記チケット前売り情報を検出するステップは、
アカウント認証デバイスからユーザアカウント情報を取得するステップと、
前記取得されたユーザアカウント情報とマッチングする前記チケット前売り情報を検出するステップと、
を含み、
前記取得されたユーザアカウント情報とマッチングするチケット前売り情報を検出するステップは、
公演管理サーバと通信するステップと、
前記公演管理サーバのデータベースに格納された少なくとも1つのチケット前売り情報のうち、前記取得されたユーザアカウント情報にマッチングされたチケット前売り情報を検出するステップと、
前記検出されたチケット前売り情報を前記公演管理サーバから受信するステップと、
を含む請求項1に記載の近距離無線通信を利用した座席ライブラリペアリング方法。
【請求項4】
前記アカウント認証デバイスからユーザアカウント情報を取得するステップは、
NFCアカウントタグモジュールにタギングされた前記アカウント認証デバイスを認識するステップと、
前記認識されたアカウント認証デバイスからNFC通信を介してユーザアカウント情報を読み出すステップと、
をさらに含む請求項3に記載の近距離無線通信を利用した座席ライブラリペアリング方法。
【請求項5】
前記検出されたチケット前売り情報に含まれた座席情報を抽出するステップは、
前記検出されたチケット前売り情報が複数である場合、ユーザ入力によって選択された1つのチケット前売り情報を決定し、前記決定されたチケット前売り情報に対する座席情報を抽出するステップをさらに含む請求項1に記載の近距離無線通信を利用した座席ライブラリペアリング方法。
【請求項6】
前記抽出された座席情報による座席ライブラリを決定するステップは、
公演用意データを各座席情報毎にマッチングした複数の座席ライブラリを格納するステップと、
予め格納された前記複数の座席ライブラリの座席情報と前記抽出された座席情報とを比較するステップと、
前記複数の座席ライブラリのうち、前記抽出された座席情報にマッチングする座席ライブラリを検出して決定するステップと、
を含む請求項1に記載の近距離無線通信を利用した座席ライブラリペアリング方法。
【請求項7】
前記公演用意データは、少なくとも1つの発光パターン、ライブラリデータ、及びシナリオを含む請求項6に記載の近距離無線通信を利用した座席ライブラリペアリング方法。
【請求項8】
前記ライブラリデータは、
各ライブラリを識別する識別コード及び前記発光パターンの構成要素を既設定した値である発光パターン設定値を含み、
前記シナリオは、
各シナリオを識別する識別コード及び前記ライブラリデータの動作時間を既設定した値であるライブラリ設定値を含む請求項7に記載の近距離無線通信を利用した座席ライブラリペアリング方法。
【請求項9】
前記複数の座席ライブラリは、
前記ライブラリを識別する識別コード及び前記シナリオを識別する識別コードは同一であり、
座席情報別に前記発光パターン設定値及び前記ライブラリ設定値が互いに異なるように定義された請求項6に記載の近距離無線通信を利用した座席ライブラリペアリング方法。
【請求項10】
前記座席ライブラリを格納する応援棒をペアリングするステップは、
ブルートゥース(登録商標)通信を介して前記応援棒ペアリングモジュールに隣接した応援棒と近距離通信を行うステップを含む請求項1に記載の近距離無線通信を利用した座席ライブラリペアリング方法。
【請求項11】
前記取得されたユーザアカウント情報とマッチングするチケット前売り情報を検出するステップは、
キオスクのメモリに予め格納された少なくとも1つ以上のチケット前売り情報のうち、前記取得されたユーザアカウント情報とマッチングされたチケット前売り情報を検出するステップと、
前記検出されたチケット前売り情報を前記キオスクのメモリから読み出すステップと、
をさらに含み、
前記キオスクは、
前記公演管理サーバと通信するオンラインタイプと、
前記キオスクのメモリに予め格納された情報を読み出すオフラインタイプとのうち1つのタイプで動作する請求項4に記載の近距離無線通信を利用した座席ライブラリペアリング方法。
【請求項12】
ライブラリペアリングサービスコンテンツを出力する少なくとも1つ以上のディスプレイと、
少なくとも1つ以上のメモリと、
少なくとも1つ以上のプロセッサと、
を備えるキオスクと、
前記キオスクの前記メモリに格納され、前記プロセッサにより実行されてライブラリペアリングシステムを提供する少なくとも1つのアプリケーションは、
チケット前売り情報を検出し、
前記検出されたチケット前売り情報から公演場の座席の位置を含む座席情報を抽出し、
前記抽出された座席情報にマッチングされる座席ライブラリを決定し、
前記決定された座席ライブラリを格納する応援棒をペアリングするように制御し、
前記ペアリングされた応援棒に前記座席ライブラリを送信するように制御する近距離無線通信を利用した座席ライブラリペアリングシステム。
【請求項13】
所定のデータによって発光する応援棒と、
前記応援棒を用いようとするユーザの個人情報を含むアカウント認証デバイスと、
少なくとも1つのディスプレイ、メモリ、及びプロセッサを備えるユーザ端末と、
前記ユーザ端末の前記メモリに格納され、前記プロセッサにより実行されてライブラリペアリングシステムを提供する少なくとも1つのアプリケーションは、
少なくとも1つのアカウント認証デバイスを登録し、
前記登録された少なくとも1つのアカウント認証デバイスのうち、活性化する前記アカウント認証デバイスを選択し、
観覧しようとする公演に使用する応援棒を登録し、
前記登録された応援棒に座席ライブラリを送信する近距離無線通信を利用した座席ライブラリペアリングシステム。
【請求項14】
前記所定のデータは、
前記応援棒に予め格納された発光パターン及び前記送信した座席ライブラリを含み、
前記ユーザ端末は、
前記発光パターンの発光可否、色相、明るさ、及び発光効果のうち、少なくとも1つを手動で制御する請求項13に記載の近距離無線通信を利用した座席ライブラリペアリングシステム。
【請求項15】
前記キオスクは、
ハウジング内にアカウントタグモジュール及び応援棒ペアリングモジュールが設けられた一体型タイプと、
前記アカウントタグモジュール及び前記応援棒ペアリングモジュールがハウジングと分離されて個別的に設けられた分離型タイプとのうち1つのタイプで実現された請求項12に記載の近距離無線通信を利用した座席ライブラリペアリングシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、近距離無線通信を利用した座席ライブラリペアリング方法及びシステムに関する。より詳細には、発光機能を搭載した応援棒(ペンライト)と近距離無線通信を利用して座席ライブラリをペアリングする方法及びシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、応援棒(ペンライト)は、蛍光物質を塗布するか、別途電池を備えて照明効果を得る棒形状の物をいう。(応援棒は、夜光棒とも呼ばれる。)
【0003】
夜光棒は、夜間活動、登山、各種イベント、応援などに使用されており、特に、様々な色を表示するように製作することができ、コンサート場をはじめとする様々な公演場の暗い室内で観客等の応援ツールとして使用されており、多数の観客が所持した夜光棒を用いて歌手の名前を作ったり、特定の形状を作る公演演出の1つとしても使用されている。
【0004】
従来技術によれば、夜光棒を用いた公演演出を行うために、各ユーザは、応援するチームまたはアーティストのシグネチャー色や歌のリズムに合うように夜光棒の発光を、予め設定したライブラリを予めダウンロードして応援棒に適用させることができた。
【0005】
しかし、時間不足や操作方法の未熟知などのため、ユーザがライブラリを予めダウンロードできなかった場合、全体的に制御される公演演出に参加できず、手動で応援棒を操作しなければならないという不便さを甘んじなければならなかった。
【0006】
また、ユーザがライブラリを予めダウンロードしようとするには、ペアリングアプリを別途ダウンロードして事前ペアリングを行う過程が必須的に求められ、観覧しようとする公演が多いほど、ペアリングに要する時間が増加して、面倒かつ不便であるという問題がある。
【0007】
また、各ユーザが種々の公演を数回観覧して、複数のライブラリをダウンロードする場合、応援棒に格納されたライブラリのデータ容量が過度になり、エラーが発生する確率が増加する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】韓国特許公開第10-2015-0136023号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、上記のような従来技術の問題点を解決するために案出されたものであって、近距離無線通信を利用した座席ライブラリペアリング方法及びシステムを提供することを目的の一つとする。
【0010】
また、本発明は、多数の応援棒全体を統合演出するために、公演の前に、応援棒に近距離無線通信を利用して座席ライブラリを格納させるペアリング方法及びシステムを提供することを目的の一つとする。
【0011】
また、本発明は、直感的なユーザ経験を有する近距離無線通信を利用した座席ライブラリペアリング方法及びシステムを提供しようとする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明の実施形態に係る近距離無線通信を利用した座席ライブラリペアリング方法は、キオスクの少なくとも1つのプロセッサによって実行されるアプリケーションが近距離無線通信を利用した座席ライブラリペアリングサービスを行う方法であって、チケット前売り情報を検出するステップと、前記検出されたチケット前売り情報から公演場の座席の位置を含む座席情報を抽出するステップと、前記抽出された座席情報にマッチングする座席ライブラリを決定するステップと、前記決定された座席ライブラリを格納する応援棒をペアリングするように制御するステップと、前記ペアリングされた応援棒に前記座席ライブラリを送信するように制御するステップと、を含む。
【0013】
このとき、前記ユーザアカウント情報は、ユーザの名前、生年月日、携帯電話番号、電子メール、及びプラットフォームIDのうち、少なくとも1つ以上の情報を含み、前記チケット前売り情報は、チケットを前売りした者の名前、生年月日、チケットサイトID、携帯電話番号、公演名、公演日時、公演場所、予約番号、前売りチケット数、及び座席情報のうち、少なくとも1つ以上の情報を含む。
【0014】
また、前記チケット前売り情報を検出するステップは、イメージセンサを基にチケットを撮影してチケットイメージを取得するステップと、前記取得されたチケットイメージに対する光学文字認識(OCR)を行うステップと、前記チケットイメージに含まれた所定のテキストを抽出するステップとを含む。
【0015】
また、前記チケット前売り情報を検出するステップは、アカウント認証デバイスからユーザアカウント情報を取得するステップと、前記取得されたユーザアカウント情報とマッチングする前記チケット前売り情報を検出するステップとを含む。
【0016】
また、前記アカウント認証デバイスからユーザアカウント情報を取得するステップは、NFCアカウントタグモジュールにタギングされた前記アカウント認証デバイスを認識するステップと、前記認識されたアカウント認証デバイスからNFC通信を介してユーザアカウント情報を読み出すステップとをさらに含む。
【0017】
また、前記取得されたユーザアカウント情報とマッチングするチケット前売り情報を検出するステップは、公演管理サーバと通信するステップと、前記公演管理サーバのデータベースに格納された少なくとも1つ以上のチケット前売り情報のうち、前記取得されたユーザアカウント情報にマッチングするチケット前売り情報を検出するステップと、前記検出されたチケット前売り情報を前記公演管理サーバから受信するステップとを含む。
【0018】
また、前記検出されたチケット前売り情報に含まれる座席情報を抽出するステップは、前記検出されたチケット前売り情報が複数である場合、ユーザ入力によって選択された1つのチケット前売り情報を決定し、前記決定されたチケット前売り情報に対する座席情報を抽出するステップをさらに含む。
【0019】
また、前記抽出された座席情報に基づいて座席ライブラリを決定するステップは、公演用意データを座席情報毎に対応付けた複数の座席ライブラリを格納するステップと、予め格納された前記複数の座席ライブラリの座席情報と前記抽出された座席情報とを比較するステップと、前記複数の座席ライブラリのうち、前記抽出された座席情報にマッチングする座席ライブラリを検出して決定するステップとを含む。
【0020】
また、前記公演用意データは、少なくとも1つの発光パターン、ライブラリデータ、及びシナリオを含む。
【0021】
また、前記ライブラリデータは、各ライブラリを識別する識別コード及び前記発光パターンの構成要素を予め設定した値である発光パターン設定値を含み、前記シナリオは、各シナリオを識別する識別コード及び前記ライブラリデータの動作時間を予め設定した値であるライブラリ設定値を含む。
【0022】
また、前記複数の座席ライブラリは、前記ライブラリを識別する識別コード及び前記シナリオを識別する識別コードは同一であり、座席情報別に前記発光パターン設定値及び前記ライブラリ設定値が互いに異なるように定義される。
【0023】
また、前記座席ライブラリを格納する応援棒をペアリングするステップは、ブルートゥース(登録商標)通信を介して応援棒ペアリングモジュールに隣接した応援棒と近距離通信を行うステップを含む。
【0024】
また、前記取得されたユーザアカウント情報とマッチングするチケット前売り情報を検出するステップは、キオスクのメモリに予め格納された少なくとも1つ以上のチケット前売り情報のうち、前記取得されたユーザアカウント情報とマッチングするチケット前売り情報を検出するステップと、前記検出されたチケット前売り情報を前記キオスクのメモリから読み出すステップとをさらに含み、前記キオスクは、前記公演管理サーバと通信するオンライン方式と、前記キオスクのメモリに予め格納された情報を読み出すオフライン方式のうち1つの方式で動作する。
【0025】
一方、本発明の実施形態に係る近距離無線通信を利用した座席ライブラリペアリングシステムは、ライブラリペアリングサービスコンテンツを出力する少なくとも1つのディスプレイと、少なくとも1つのメモリと、少なくとも1つのプロセッサとを備えるキオスクとを含み、前記キオスクの前記メモリに格納され、前記プロセッサにより実行されてライブラリペアリングシステムを提供する少なくとも1つのアプリケーションは、チケット前売り情報を検出し、前記検出されたチケット前売り情報から公演場の座席の位置を含む座席情報を抽出し、前記抽出された座席情報にマッチングする座席ライブラリを決定し、前記決定された座席ライブラリを格納する応援棒をペアリングするように制御し、前記ペアリングされた応援棒に前記座席ライブラリを送信するように制御する。
【0026】
また、所定のデータに従って発光する応援棒と、前記応援棒を用いようとするユーザの個人情報を含むアカウント認証デバイスと、少なくとも1つのディスプレイ、メモリ、及びプロセッサを備えるユーザ端末とを含み、前記ユーザ端末の前記メモリに格納され、前記プロセッサにより実行されてライブラリペアリングシステムを提供する少なくとも1つのアプリケーションは、少なくとも1つのアカウント認証デバイスを登録し、前記登録された少なくとも1つのアカウント認証デバイスのうち、活性化する前記アカウント認証デバイスを選択し、観覧しようとする公演に使用する応援棒を登録し、前記登録された応援棒に座席ライブラリを送信する。
【0027】
また、前記所定のデータは、前記応援棒に予め格納された発光パターン及び前記送信した座席ライブラリを含み、前記ユーザ端末は、前記発光パターンの発光有無、色相、明るさ、及び発光効果のうち、少なくとも1つを手動で制御する。
【0028】
また、前記キオスクは、ハウジング内にアカウントタグモジュール及び応援棒ペアリングモジュールが設けられた一体型タイプと、前記アカウントタグモジュール及び前記応援棒ペアリングモジュールがハウジングと分離されて個別に設けられた分離型タイプとのうち1つのタイプで実現される。
【発明の効果】
【0029】
本発明の一実施形態に係る近距離無線通信を利用した座席ライブラリペアリング方法及びシステムは、多数の応援棒を予め格納された座席ライブラリを介して制御し、多数の応援棒が統一された公演演出を同時に行うことができるという効果がある。
【0030】
また、本発明の一実施形態に係る近距離無線通信を利用した座席ライブラリペアリング方法及びシステムは、当該公演に対する座席ライブラリを格納して、他公演の座席ライブラリとの衝突によるエラーを最小化することができる。
【0031】
また、本発明の一実施形態に係る近距離無線通信を利用した座席ライブラリペアリング方法及びシステムは、直感的なユーザ経験で応援棒とキオスクのペアリングを可能にして、座席ライブラリの格納に要する時間及び不便さを減少させてユーザの利便性が増大するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【
図1】本発明の一実施形態に係る近距離無線通信を利用した座席ライブラリペアリングシステムの概念図である。
【
図2】本発明の一実施形態に係るキオスクの内部ブロック図である。
【
図3A】本発明の一実施形態に係る公演用意データが含む情報を説明する図である。
【
図3B】本発明の一実施形態に係る公演用意データが含む情報を説明する図である。
【
図4】本発明の一実施形態に係るキオスクのタイプの一例である。
【
図5】本発明の一実施形態に係るキオスクのタイプの一例である。
【
図6】本発明の一実施形態に係る応援棒の内部ブロック図である。
【
図7】本発明の一実施形態に係るアカウント認証デバイスの形状を示した一例である。
【
図8】本発明の一実施形態に係る座席ライブラリの提供方法を説明するためのフローチャートである。
【
図9】本発明の一実施形態に係るプロセッサアセンブリが応援棒に座席ライブラリを提供する方法を説明するための詳細なフローチャートである。
【
図10】本発明の一実施形態に係るチケットイメージTIの一例である。
【
図11】本発明の一実施形態に係るユーザ端末が応援棒に座席ライブラリを送信する方法を説明するためのフローチャートである。
【
図12】本発明の一実施形態に係るユーザ端末のペアリングアプリケーションの出力画面を示した一例である。
【
図13】本発明の一実施形態に係るユーザ端末のペアリングアプリケーションの出力画面を示した一例である。
【発明を実施するための形態】
【0033】
本発明は、様々な変換を加えることができ、種々の実施形態を有することができるところ、特定の実施形態を図面に例示し、詳細な説明に詳しく説明しようとする。本発明の効果及び特徴、そして、それらを達成する方法は、図面とともに詳しく後述されている実施形態を参照すれば明確になるであろう。しかし、本発明は、以下において開示される実施形態等に限定されるものではなく、様々な形態で実現されることができる。以下の実施形態において、第1、第2などの用語は、限定的な意味ではなく、1つの構成要素を他の構成要素と区別する目的として使用されている。また、単数の表現は、文脈上、明白に異なるように意味しない限り、複数の表現を含む。また、「含む」または「有する」などの用語は、明細書上に記載された特徴または構成要素が存在することを意味するものであり、1つ以上の他の特徴または構成要素が付加される可能性を予め排除するものではない。また、図面では、説明の都合上、構成要素等は、そのサイズが誇張または縮小されて示されることがある。例えば、図面に示された各構成のサイズ及び厚さは、説明の都合上、任意に示されているので、本発明は必ずしも図示されたところに限定されない。
【0034】
以下、添付された図面を参照して本発明の実施形態を詳しく説明する。図面を参照して説明するとき、同一であるか、対応する構成要素は同様の図面符号を付し、これについての重複する説明を省略する。
【0035】
図1は、本発明の一実施形態に係る近距離無線通信を利用した座席ライブラリペアリングシステムの概念図である。
【0036】
図1に示すように、本発明の一実施形態に係る近距離無線通信を利用した座席ライブラリペアリングシステム(以下、ライブラリペアリングシステム)は、公演場などでの互いに異なる位置の多数の応援棒を介して様々なシナリオの統一された演出を行うために、応援棒に公演の前に格納されなければならないデータである座席ライブラリをペアリングするサービスを提供することができる。
【0037】
ライブラリペアリングサービスとは、特定の機能を実行するように作成及びコンパイルされた機械語の形態で存在するプログラムをデバイス間で送受信するために互いに接続及び連携するサービスを意味することができる。実施形態においてライブラリペアリングは、公演場で複数の応援棒が統一された演出による発光パターンで動作するための座席ライブラリをキオスクで応援棒に送信するために、互いに近距離通信接続及び連携することを意味する。
【0038】
一実施形態において、上記のようなライブラリペアリングサービスを提供するライブラリペアリングシステムは、キオスク100、応援棒200、アカウント認証デバイス300、ユーザ端末400、公演管理サーバ500、及びネットワーク600(Network)を備えることができる。
【0039】
キオスク100は、応援棒200にペアリングされて、応援棒200が位置する座席にマッチングする座席ライブラリを提供することができる。このようなキオスク100は、公演が行われる公演場または公演場周辺に設けられた無人情報端末機であってもよい。
【0040】
応援棒200は、運動競技及びコンサートなどで様々な形態で発光され得る小型応援ツールを意味する。応援棒200は、座席ライブラリに応じて様々な形態の発光パターンで動作することができる。
【0041】
アカウント認証デバイス300は、応援棒200の公演演出を行うプラットフォーム内で前記応援棒200を所有するユーザアカウント情報を含むデバイスを意味する。アカウント認証デバイス300は、ユーザのアカウントをキオスク100やチケット認証機器、グッズなどの販売機器などに遠隔通信を介して認証する機能を実行することができる。
【0042】
このとき、ユーザアカウント情報とは、ユーザが所定のプラットフォーム及びサービス(例えば、ウィバース(Weverse))などに加入及び管理する際に、個人情報提供の同意によって提供したユーザの個人身上と関連した情報であって、ユーザの名前、生年月日、携帯電話番号、電子メール、及びプラットフォーム/サービスIDなどを含むことができる。
【0043】
ユーザ端末400は、応援棒200とアカウント認証デバイス300とを所有したユーザのスマートフォンのような端末を意味する。ユーザ端末400は、ユーザが所持する応援棒200をユーザが個別的に制御したり、応援棒200の座席ライブラリペアリング状態、アカウント認証デバイス300と連動したユーザアカウント情報や公演関連チケット前売り情報などを確認及び管理することができる。
【0044】
公演管理サーバ500は、公演に関連する情報の提供及び作業を行うコンピュータシステムを意味する。例えば、公演管理サーバ500は、ユーザアカウントにマッチングされたチケット前売り情報を管理し、座席別にマッチングされた座席ライブラリをキオスク100を介して応援棒200に提供するなどの役割を果たすことができる。
【0045】
このとき、チケット前売り情報とは、公演を観覧するためのチケットを購入するために、ユーザが所定のチケット前売りサイト(例えば、インターパーク(登録商標)、YES24(登録商標)等)を利用した際に提供したユーザの個人身上及びユーザが購入したチケットに関する情報として、チケットを前売りした者の名前、生年月日、チケットサイトID、携帯電話番号、公演名、公演日時、公演場所、予約番号、前売りチケット数及び座席情報のうち、少なくとも1つを含むことができる。
【0046】
また、チケット前売り情報に含まれる座席情報は、ユーザが観覧しようとする公演のチケットを前売りした情報のうち、ユーザが使用する座席の番号が記されている情報であってもよい。例えば、座席情報は、「1階イ区域3列F席」などの形式であってもよい。
【0047】
このようなキオスク100、応援棒200、アカウント認証デバイス300、ユーザ端末400、及び公演管理サーバ500は、ネットワーク10を介して接続されることができる。
【0048】
ここで、実施形態に係るネットワーク10は、キオスク100、応援棒200、アカウント認証デバイス300、ユーザ端末400、及び公演管理サーバ500などのようなそれぞれのノード相互間で情報交換が可能な接続構造を意味するものであって、このようなネットワーク300の一例には、3GPP(登録商標)(3rd Generation Partnership Project)ネットワーク、LTE(Long Term Evolution)ネットワーク、WIMAX(World Interoperability for Microwave Access)ネットワーク、インターネット(Internet)、LAN(Local Area Network)、無線LAN(Wireless Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、PAN(Personal Area Network)、ブルートゥース(登録商標)(Bluetooth(登録商標))ネットワーク、衛星放送ネットワーク、アナログ放送ネットワーク、DMB(Digital Multimedia Broadcasting)ネットワークなどが含まれるが、これらに限定されるものではない。
【0049】
以下、添付された図面を参照してライブラリペアリングシステムを実現するキオスク100、応援棒200、アカウント認証デバイス300、ユーザ端末400、及び公演管理サーバ500について詳細に説明する。
【0050】
・キオスク(100:KIOSK)
本発明の実施形態に係るキオスク100は、ライブラリペアリングサービスを提供する所定のコンピューティングデバイスであることができる。
【0051】
本発明の実施形態においてライブラリペアリングサービスを提供する所定のコンピューティングデバイスは、キオスク100で実現されることを基準に説明するが、モバイルタイプコンピューティングデバイス及び/又はデスクトップタイプコンピューティングデバイスと、これと連動された周辺機器を介しての実現されることも可能であろう。
【0052】
また、実施形態によってキオスク100は、ライブラリペアリングサービス環境を提供する所定のサーバ(Server)コンピューティングデバイスをさらに含むこともできる。
【0053】
図2は、本発明の実施形態に係るキオスクの内部ブロック図である。
【0054】
図2に示すように、機能的観点から、キオスク100は、通信プロセッサ110、アカウントタグモジュール120、応援棒ペアリングモジュール130、入出力システム140、メモリ150、及びプロセッサアセンブリ160を備えることができる。
【0055】
通信プロセッサ110は、外部の装置と通信するための1つ以上の装置を含むことができる。このような通信プロセッサ110は、無線または有線ネットワークを介して通信することができる。
【0056】
具体的に、通信プロセッサ110は、ライブラリペアリングサービスを提供するためのコンテンツソースを格納した公演管理サーバ500と通信することができ、ユーザ入力を受けたコントローラのような様々なユーザ入力コンポーネントと通信することができる。
【0057】
一実施形態において、通信プロセッサ110は、ライブラリペアリングサービスと関連した各種データを他の端末及び/又は外部のサーバなどと送受信することができる。
【0058】
このような通信プロセッサ110は、移動通信のための技術標準または通信方式(例えば、LTE(Long Term Evolution)、LTE-A(Long Term Evolution-Advanced)、5G NR(New Radio)、WIFI)などを行うことができる通信装置を介して構築された移動通信網上で基地局、外部の端末、任意のサーバのうち、少なくとも1つと無線でデータを送受信することができ、有線で接続されて通信することもできる。
【0059】
具体的に、実施形態において通信プロセッサ110は、ユーザアカウント情報を送信して公演管理サーバ500からユーザアカウントにマッチングされたチケット前売り情報と、当該公演の着席する座席に対する座席ライブラリなどを受信できる。
【0060】
すなわち、このような通信プロセッサ110を備えるキオスク100は、オンラインタイプで実現され、ユーザアカウント情報及び座席ライブラリをユーザの要請がある場合にのみ公演管理サーバ500を介して提供するので、個人情報流出の恐れを減少させてユーザの個人情報保護に有利であるという効果がある。
【0061】
アカウントタグモジュール120は、タギング(tagging)されたデバイスを感知するための第1の近距離通信プロセッサを備えることができる。ここで、タギングとは、アカウント認証デバイス300がアカウントタグモジュール120に所定の距離内に接近したことを意味し得る。
【0062】
具体的に、アカウントタグモジュール120は、タギングされたデバイス(実施形態においては、アカウント認証デバイス300)の接近の有無を検出し、検出した際、デバイスと近距離通信してデバイスに格納された情報を取得することができる。例えば、アカウントタグモジュール120は、RFID(Radio Frequency Identification)、NFC(Near Field Communitcation)、MST(Magnetic Secure Transmission)、またはNFMI(Near Field Magnetic Induction)、またはブルートゥース(登録商標)通信などで近距離通信を行う通信チップを含むことができる。
【0063】
実施形態においてアカウントタグモジュール120は、NFC機能を実行するNFCリーダー機(例えば、NFCタグパッド)であることができる。
【0064】
また、アカウントタグモジュール120は、ライブラリペアリングサービスと関連した各種データを、NFC機能を基に外部デバイスなどと送受信することができる。
【0065】
このようなアカウントタグモジュール120は、NFC国際標準規格であるISO/IEC 18092(または、ECMA-340、NFCIC-1)及びISO/IEC 21481(または、ECMA-352、NFCIC-2)で定義した通信プロトコルを使用する媒体であって、具体的には、ISO/IEC 14443(Proximity Card)、ISO/IEC 15693(Vicinity Card)、JIS:X6319(FeliCa(登録商標))、MIFAREなどに基づいて外部デバイスとデータを送受信することができる。
【0066】
実施形態においてアカウントタグモジュール120は、アカウント認証デバイス300が所定の距離内に位置することを認識すると、アカウント認証デバイス300と近距離通信を行ってユーザアカウント情報を取得することができる。
【0067】
応援棒ペアリングモジュール130は、タギングされたデバイスを感知するための第2の近距離通信プロセッサを備えることができる。
【0068】
具体的に、応援棒ペアリングモジュール130は、タギング、据置、及び定着されたデバイス(実施形態において、応援棒200)の接近の有無を検出し、検出した際、デバイス(実施形態においては、アカウント認証デバイス300)と通信してデータを送受信することができる。例えば、応援棒ペアリングモジュール130は、近距離通信(例えば、RFID(Radio Frequency Identification)、NFC(Near Field Communitcation)、MST(Magnetic Secure Transmission)、NFMI(Near Field Magnetic Induction)、またはブルートゥース(登録商標)通信などで近距離通信を行う通信チップを含むことができる。
【0069】
また、応援棒ペアリングモジュール130は、ライブラリペアリングサービスと関連した各種データを近距離通信を基に外部デバイスなどと送受信することができる。
【0070】
実施形態において応援棒ペアリングモジュール130は、応援棒200が所定の距離内に位置することを認識すると、応援棒200と近距離通信を行って座席ライブラリを受信するための各種データを送受信することができる。
【0071】
このような応援棒ペアリングモジュール130は、ハードウェア的には、所定の距離内に位置する応援棒200を安定的に固定するために、所定の支持部材を含むことができる。
【0072】
例えば、所定の支持部材は、応援棒200を据え付ける据置台形式、応援棒200を載せるパッド(pad)型、または応援棒200を収納するために内部に空間を備える箱型などで実現されることができる。
【0073】
入出力システム140は、センサシステム、入力システム、及びディスプレイシステムを含むことができる。
【0074】
センサシステムは、イメージセンサ、位置センサ、オーディオセンサ、距離センサ、近接センサ、及び接触センサのうち、少なくとも1つのセンサを含むことができる。
【0075】
ここで、イメージセンサ141は、キオスク100周囲の物理的空間に対するイメージ及び/又は画像をキャプチャすることができる。
【0076】
実施形態において、イメージセンサ141は、ライブラリペアリングサービスと関連したイメージ(例えば、チケットイメージTI等)を撮影して取得することができる。
【0077】
また、イメージセンサ141は、キオスク100の前面又は/及び後面に配置されて、配置された方向側を撮影して画像を取得することができ、キオスク100の外部に向かって配置されたカメラを介して紙類チケットなどを撮影することができる。
【0078】
このようなイメージセンサ141は、イメージセンサ装置と画像処理モジュールとを含むことができる。具体的に、イメージセンサ141は、イメージセンサ装置(例えば、CMOSまたはCCD)により得られる静止画または動画を処理することができる。
【0079】
また、イメージセンサ141は、画像処理モジュール(例えば、OCR)を用いて、イメージセンサ装置を介して取得された静止画または動画を加工して必要な情報を抽出し、抽出された情報をプロセッサに伝達することができる。
【0080】
このようなイメージセンサ141は、少なくとも1つのカメラを含むカメラアセンブリであることができる。
【0081】
また、上記のようなイメージセンサ141は、実施形態によってキオスク100に含まれて動作することができ、外部の装置(例えば、外部のサーバ等)に含まれて、上述した通信プロセッサ110などに基づいた連動を介して動作することもできる。
【0082】
オーディオセンサは、キオスク100周辺の音を認識することができる。
【0083】
具体的に、オーディオセンサは、キオスク100を使用するユーザの音声入力を感知することができるマイクロホンを含むことができる。
【0084】
実施形態においてオーディオセンサは、ライブラリペアリングサービスのために必要な音声データをユーザから受信することができる。
【0085】
一実施形態においてキオスク100は、オーディオセンサを基に入力された音声データを出力するために、スピーカを含むことができる。
【0086】
入力システムは、ライブラリペアリングサービスと関連したユーザの入力(例えば、ジェスチャ、音声コマンド、ボタンの操作、または他のタイプの入力)を感知することができる。
【0087】
具体的に、入力システムは、所定のボタン、タッチセンサ、及び/又はユーザモーション入力を受信するイメージセンサ141などを含むことができる。
【0088】
また、入力システムは、外部コントローラと接続されて、ユーザの入力を受信することができる。
【0089】
ディスプレイシステムは、ライブラリペアリングサービスと関連した様々な情報をグラフィックイメージとして出力し、ライブラリペアリングのためのユーザのタッチ入力を感知する役割を果たすことができる。
【0090】
実施形態として、ディスプレイシステムは、ユーザインターフェース(UI、User Interface)、ライブラリペアリングコンテンツ、及び/又はコンテンツ管理システム(CMS:Content Management System)ベースのデータなどを表示することができる。
【0091】
このようなディスプレイは、液晶ディスプレイ(liquid crystal display、LCD)、薄膜トランジスタ液晶ディスプレイ(thin film transistor-liquid crystal display、TFT LCD)、有機発光ダイオード(organic light-emitting diode、OLED)、フレキシブルディスプレイ(flexible display)、3次元ディスプレイ(3D display)、電子インクディスプレイ(e-ink display)のうち、少なくとも1つを含むことができる。
【0092】
このようなキオスク100のハウジング内には、上記構成要素等が配置することができ、ユーザインターフェースは、ユーザタッチ入力を受信するように構成されたディスプレイ143上にタッチセンサ145を備えることができる。
【0093】
具体的に、ディスプレイシステムは、イメージを出力するディスプレイ143と、ユーザのタッチ入力を感知するタッチセンサ145とを備えることができる。
【0094】
例示的に、ディスプレイ143は、タッチセンサ145と相互レイヤ構造をなすか、一体型で形成されることにより、タッチスクリーンで実現されることができる。このようなタッチスクリーンは、キオスク100とユーザとの間の入力インターフェースを提供するユーザ入力部として機能すると同時に、キオスク100とユーザとの間の出力インターフェースを提供することができる。
【0095】
メモリ150は、ライブラリペアリングサービス環境を提供するための各種アプリケーションプログラム、データ、及び命令語のうち、いずれか1つ以上を格納することができる。
【0096】
実施形態においてメモリ150には、キオスク100を制御するための命令語を含むアプリケーションが格納され得る。
【0097】
また、前記メモリ150は、プログラム領域とデータ領域とを含むことができる。
【0098】
ここで、実施形態に係るプログラム領域は、キオスク100を起動するオペレーティングシステム(OS:Operating System)及び機能要素間に関連付けられることができ、データ領域は、キオスク100の使用によって発生するデータが格納され得る。
【0099】
また、メモリ150は、少なくとも1つ以上の非一時的コンピュータ読み取り可能記憶媒体と、一時的コンピュータ読み取り可能記憶媒体とを含むことができる。
【0100】
例えば、メモリ150は、ROM、EPROM、フラッシュドライブ、ハードドライブなどのような様々な記憶装置であることができ、インターネット(internet)上でメモリ150の記憶機能を果たすウェブストレージ(web storage)を含むことができる。
【0101】
実施形態においてメモリ150は、ライブラリペアリングサービスを行うために必要な情報を予め格納することができる。
【0102】
具体的に、実施形態においてメモリ150は、ライブラリペアリングサービスを行うために、ユーザアカウント情報、チケット前売り情報、座席情報、及び公演用意データを予め格納することができる。
【0103】
公演用意データとは、公演の前に統一された公演演出のために、応援棒200が位置する座席で応援棒200が発光すべき様々な発光パターンを予め定義したデータを意味する。
【0104】
このような公演用意データは、応援棒200が公演開始以前に事前格納しなければならないデータであり、各応援棒200は、互いに異なる座席に配置されるので、座席情報によって互いに異なる公演用意データが格納され得る。
【0105】
また、実施形態において公演用意データは、発光パターン、ライブラリ、及びシナリオを含むことができる。
【0106】
図3A及び
図3Bは、本発明の実施形態に係る公演用意データが含む情報を説明する図である。
【0107】
図3Aに示すように、実施形態において公演用意データ1000は、複数のライブラリデータ1010~1030を含むことができる。
【0108】
発光パターンとは、発光可否(例えば、On/Off)、色相、及び明るさを含む構成要素等によって応援棒200が動作する発光形態を意味する。
【0109】
このような発光パターンは、上記構成要素等が所定の時間内で変化するように設定されて、動的な視覚効果を生成する発光効果も構成要素として含むことができる。
【0110】
例えば、発光効果には、所定の時間内で発光するかどうかが時間帯別に異なるように設定されて、応援棒を速く点滅させる1)ブリンク(Blink)効果と、色相が所定の時間内で時間帯別に異なるように設定されて、発光する色相が次第に変化する2)グラデーション(Gradation)効果と、明るさが時間帯別に異なるように設定されて、明るさが次第に減るか、明るくなる3)フェイドイン/アウト(Fade In/Out)効果などが含まれ得る。
【0111】
ライブラリとは、応援棒200の発光パターンを予め設定したデータであって、識別番号及び発光パターンの構成要素設定値(以下、発光パターン設定値)を含むことができる。
【0112】
例えば、発光パターン設定値に含まれる色相は、RGB色相を表す16進数コードに設定されることができ、発光パターン設定値に含まれる明るさは、値が高いほど、明るさが明るい0~100の間の明度値に設定されることができる。
【0113】
例えば、第1のライブラリ1010は、第1のライブラリ1010を識別するための識別番号0001と、発光ON、第1の色相、第1の明るさ、及び第1の発光効果に設定されたデータを意味し得る。
【0114】
図3Aに示された一例を参照すると、第1のライブラリ1010は、(0001/ON/255,0,0/50、Blink)という発光パターン設定値を表す2進数配列であることができる。また、第3のライブラリ1030は、(0003/ON/0,0,255/10/Grad)という発光パターン設定値を表す2進数配列であることができる。一方、第2のライブラリ1020は、発光可否がオフ(OFF)であるので、色相、明るさ、及び発光効果に該当する発光パターン設定値が未設定であり得る。
【0115】
すなわち、公演場で複数のライブラリ1010~1030を格納した応援棒200に第1のライブラリ1010を実行しろという制御信号のみを送ると、応援棒200は、255,0,0に該当する赤色である第1の色相、50段階の明るさである第1の明るさ及び輝くブリンク(Blink)効果である第1の発光効果で動作し、発光することができる。
【0116】
シナリオとは、所定の時間の間、少なくとも1つのライブラリの動作時間(以下、ライブラリ設定値)を設定して、予め設定された時間の間、応援棒200の発光パターンを変更し、動作させるためのデータであって、各シナリオを識別するためのシナリオ識別番号を含むことができる。
【0117】
このようなシナリオは、例えば、歌一曲に対応することができる。すなわち、1つのシナリオの動作時間は、歌一曲の再生時間と同一であって、歌が再生される間、応援棒200は、ライブラリ設定値に応じて発光パターンを変更し、動作することができる。
【0118】
例えば、第1のシナリオ1100は、識別番号001を有し、5秒間、第1のライブラリで動作し、その後、3秒間、第2のライブラリで動作し、その後、2秒間、第3のライブラリで動作するように定義されたデータであることができる。
【0119】
図3Bにさらに示すように、実施形態において公演用意データ1000は、複数のシナリオ1100及び1200を含むことができる。
【0120】
具体的に、
図3Bに示された一例を参照すると、第1のシナリオ1100は、(001、0001-5sec/0002-3sec/0003-2sec)というライブラリ設定値を含むことができる。また、第2のシナリオ1200は、(002、0005-8sec/0002-30sec/0003-14sec)というライブラリ設定値を含むことができる。
【0121】
すなわち、公演場で複数のシナリオ1100及び1200を格納した応援棒200に第1のシナリオ1100で動作しろという低容量の制御信号のみ送ると、該応援棒200は、5秒間は、第1のライブラリ1010による第1の発光パターンで、その後、3秒間は、第2のライブラリ1020による第2の発光パターンで、その後、2秒間は、第3のライブラリ1030による第3の発光パターンで動作することができる。
【0122】
このようなライブラリ及びシナリオは、応援棒200が配置される座席別に識別番号は同一であるが、発光パターン設定値及びライブラリ設定値が相違して、それによって互いに異なるように発光することができる。
【0123】
具体的に、例えば、第1のライブラリ1010を格納する第1の座席に配置される第1の応援棒及び第2の座席に配置される第2の応援棒は、識別番号が0001と同じ第1のライブラリ1010を格納しても、第1のライブラリ1010に設定された発光パターン設定値が互いに異なることができる。
【0124】
例えば、第1のライブラリ1010は、第1の座席に対する第1のライブラリである第1の座席-第1のライブラリと、第2の座席-第1のライブラリ~し第nの座席-第1のライブラリとを含むことができる。
【0125】
このとき、第1~第nの座席に配置された応援棒が全体的に見て、特定形態を有し、統一された公演演出を行うように、第1の座席-第1のライブラリ~第nの座席-第1のライブラリはそれぞれの発光パターン設定値として定義されることができる。したがって、公演演出家は、第1のライブラリを動作させさえすれば、各座席の応援棒は、座席に該当して、格納された第1のライブラリを読み出して発光パターン設定値に応じて動作することにより、統一された公演演出を行うことができる。
【0126】
同様に、同じ第1のシナリオ1100を格納する第1の座席に配置される第1の応援棒及び第2の座席に配置される第2の応援棒は、識別番号が001と同じ第1のシナリオ1100を格納しても、該第1のシナリオ1100に指定されたライブラリ設定値は異なることができる。
【0127】
すなわち、公演管理者は、座席別に異なる設定値を有する第1のライブラリ及び第1のシナリオを利用して、各座席に配置された応援棒200が同時に動作するものの、互いに異なる発光パターンで発光させることにより、観客席と離れた位置から見たとき、特定の形態や形状とみえるようにする公演演出を行うことができる。
【0128】
再び戻って、公演用意データは、各座席毎に相違した発光パターンを演出するために、各座席とマッピングされて座席数と対応する個数でメモリ150に格納されることができる。すなわち、それぞれの座席及び公演用意データは、互いに対応するマッピングテーブルの形態で実現されることができるが、これに限定するものではない。一実施形態によって、共通した発光パターンで動作される座席をグループ化して、各グループ毎に発光パターン設定値を定義させて、公演用意データを生成することもできる。
【0129】
これにより、応援棒200は、公演時に配置される各座席に対応する公演用意データを予め格納しなければならず、キオスク100は、このような過程をライブラリペアリングサービスを提供することによってユーザに案内することができる。これについての詳細な内容は後述する。
【0130】
以下では、応援棒200が配置される1つの座席に対応する公演用意データ1000を座席ライブラリと称して説明する。
【0131】
すなわち、ライブラリペアリングサービスを行うための上述した複数のデータを格納するメモリ150を備えるキオスク100は、オフラインタイプで実現されることができる。オフラインタイプのキオスク100は、ユーザと関連した情報を予め格納して保管しているので、キオスク100の通信機能を構築するのにかかる費用を削減することができ、通信インフラが円滑でない所に設けられることができるので、キオスク活用可能地域を拡張させるという効果がある。
【0132】
プロセッサアセンブリ160は、ライブラリペアリングサービス環境を生成するための様々なタスクを行うために、メモリ150に格納されたアプリケーションの命令を実行できる少なくとも1つ以上のプロセッサを備えることができる。
【0133】
実施形態においてプロセッサアセンブリ160は、ライブラリペアリングサービスを提供するために、メモリ150のアプリケーションを介して構成要素の全般的な動作をコントロールすることができる。
【0134】
このようなプロセッサアセンブリ160は、中央処理装置(CPU)及び/又はグラフィック処理装置(GPU)などが含まれたキオスク100に適したシステムオンチップ(SOC)であることができ、メモリ150に格納されたオペレーティングシステム(OS)及び/又はアプリケーションプログラムなどを実行することができ、キオスク100に搭載された各構成要素を制御することができる。
【0135】
また、プロセッサアセンブリ160は、各構成要素と内部でシステムバス(System Bus)により通信を行うことができ、ローカルバス(Local Bus)をはじめとする所定のバス構造を1つ以上含むことができる。
【0136】
また、プロセッサアセンブリ160は、ASICs(application specific integrated circuits)、DSPs(digital signal processors)、DSPDs(digital signal processing devices)、PLDs(programmable logic devices)、FPGAs(field programmable gate arrays)、コントローラ(controllers)、マイクロコントローラ(micro-controllers)、マイクロプロセッサ(microprocessors)、その他、機能を実行するための電気的ユニットのうち、少なくとも1つを含んで実現されることができる。
【0137】
実施形態においてプロセッサアセンブリ160は、アカウントタグモジュール120及び応援棒ペアリングモジュール130に基づいて近距離無線通信を利用してアカウント認証デバイス300及び応援棒200を認識することができる。
【0138】
また、実施形態においてプロセッサアセンブリ160は、通信プロセッサ110に基づいて認識したアカウント認証デバイス300に含まれたユーザアカウント情報を取得することができる。
【0139】
また、実施形態においてプロセッサアセンブリ160は、取得したユーザアカウント情報にマッチングされたチケット前売り情報を検出することができる。
【0140】
また、実施形態においてプロセッサアセンブリ160は、検出されたチケット前売り情報に含まれた座席情報を抽出することができる。
【0141】
また、実施形態においてプロセッサアセンブリ160は、抽出された座席情報による座席ライブラリを決定することができる。
【0142】
また、実施形態においてプロセッサアセンブリ160は、決定された座席ライブラリを送信するための応援棒200をペアリングすることができる。
【0143】
また、実施形態においてプロセッサアセンブリ160は、ペアリングされた応援棒200に決定された座席ライブラリを送信することができる。
【0144】
すなわち、実施形態において、上記のようなステップを行うプロセッサアセンブリ160は、キオスク100及びユーザの応援棒200をペアリングして、ユーザの座席による座席ライブラリを提供する過程全般を処理することができる。
【0145】
また、実施形態によってキオスク100は、後述される公演管理サーバ500で行う機能動作の少なくとも一部をさらに行うこともできる。
【0146】
上述した複数の構成を含むキオスク100は、ハードウェア的には、一体型タイプまたは分離型タイプで実現されることができる。
【0147】
図4及び
図5は、本発明の実施形態に係るキオスクの形状を示した一例である。
【0148】
図4は、アカウントタグモジュール120及び応援棒ペアリングモジュール130がキオスク100のハウジング内に設けられた一体型タイプであり、
図5は、アカウントタグモジュール120及び応援棒ペアリングモジュール130がハウジングと分離されて個別に設けられた分離型タイプを示した図である。
【0149】
図4に示すように、実施形態によってキオスク100が一体型タイプである場合、キオスク100は、ハウジング内にアカウントタグモジュール120及び応援棒ペアリングモジュール130を含むことができる。
【0150】
このとき、アカウントタグモジュール120及び応援棒ペアリングモジュール130は、ユーザが応援棒200を据え置くか、アカウント認証デバイス300をタギングしやすい位置に設けられることができる。
【0151】
例えば、
図4に示すように、アカウントタグモジュール120及び応援棒ペアリングモジュール130は、ディスプレイ143の下端一側に設けられることができる。
【0152】
また、実施形態において、アカウントタグモジュール120は、アカウント認証デバイス300をタギングすることができるパッド形式でキオスク100の外面に設けられることができる。
【0153】
また、実施形態において応援棒ペアリングモジュール130は、応援棒200を収容及び据置できるように、内部に空間が備えられた箱形態で設けられることもできる。
【0154】
また、実施形態において応援棒ペアリングモジュール130は、内部に収容された応援棒200を固定するために、内部空間に設けられた所定の据置台131を含むか、内部に収容された応援棒200の離脱を防止し、電波を遮断するための蓋132を備えることもできる。
【0155】
また、アカウントタグモジュール120及び応援棒ペアリングモジュール130は、複数のモジュールに所定の装置(例えば、応援棒200及びアカウント認証デバイス300)が正常に認識されたことを知らせる第1のLEDモジュール120-1及び第2のLEDモジュール130-1をさらに含むことができる。
【0156】
具体的に、実施形態においてキオスク100は、アカウントタグモジュール120に正常にアカウント認証デバイス300が認識された場合、第1のLEDモジュール120-1を動作させることができる。
【0157】
また、実施形態においてキオスク100は、応援棒ペアリングモジュール130に正常に応援棒200が認識及び据え置かれた場合、第2のLEDモジュール130-1を動作させることができる。
【0158】
また、第2のLEDモジュール130-1は、応援棒200に所定のデータが送信完了した場合にも動作されることができる。このとき、応援棒ペアリングモジュール130は、第2のLEDモジュール130-1が動作されると同時にユーザに応援棒200を提供するために、蓋132を開放する動作を行うことができる。
【0159】
このような一体型タイプのキオスク100は、キオスク100の他に、付随的な装置を要しないので、設置の簡便さが増大するという効果がある。
【0160】
一方、
図5に示すように、他の実施形態によるキオスク100が分離型タイプである場合、ディスプレイ143、アカウントタグモジュール120、及び応援棒ペアリングモジュール130がキオスク100のハウジングHと分離されて個別に設けられることができる。
【0161】
このとき、ハウジングHには、アカウントタグモジュール120及び応援棒ペアリングモジュール130を除いた上記キオスク100の構成要素等が配置され得る。
【0162】
また、他の実施形態においてキオスク100は、ディスプレイ143、アカウントタグモジュール120、及び応援棒ペアリングモジュール130を個別に設けるための所定の構成(例えば、支持台101及び棚102)をさらに含むことができる。
【0163】
具体的に、他の実施形態においてキオスク100は、ディスプレイ143を地面から所定の高さ離れた位置に固定するための支持台101及びアカウントタグモジュール120、及び応援棒ペアリングモジュール130を据え置くための棚102がさらに設けられ得る。
【0164】
このような支持台101の上端部には、ディスプレイ143が位置してもよく、支持台101の一側には、ハウジングHが位置してもよい。
【0165】
また、棚102は、
図5に示されるように、支持台101の一側に含まれて設けられることができ、支持台101と分離されて机などのような形態で設けられることもできる。
【0166】
また、棚102は、ペアリング進行中のアカウントタグモジュール120及び応援棒ペアリングモジュール130に固定されたアカウント認証デバイス300及び応援棒200の固定状態を維持するために、地面と水平な構造を有することができる。
【0167】
このような分離型タイプのキオスク100は、応援棒200及びアカウント認証デバイス300を据え置いた状態でディスプレイ143を操作することができ、ユーザが装置を操作するのにおいて利便性が増大されるという効果がある。
【0168】
・応援棒(200:Official Light Stick)
本発明の実施形態において応援棒200は、ライブラリペアリングサービスを基にキオスク100から受信された座席ライブラリによって発光する所定のデバイスであることができる。
【0169】
図6は、本発明の実施形態に係る応援棒の内部ブロック図である。
【0170】
図6に示すように、このために、実施形態において応援棒200は、近距離通信部210、情報受信部220、発光部230、格納部240、及びプロセッサ250を備えることができる。
【0171】
近距離通信部210は、外部の装置と通信するための1つ以上の装置を含むことができる。このような近距離通信部210は、無線ネットワークを介して通信することができる。
【0172】
実施形態において、近距離通信部210は、ライブラリペアリングサービスと関連した各種データを他の端末及び/又は外部のサーバなどと送受信することができる。
【0173】
具体的に、実施形態において近距離通信部210は、キオスク100の応援棒ペアリングモジュール130を基にペアリングを行って、キオスク100及び応援棒200間の通信を接続し、これにより、ユーザの座席情報及び座席に対応する座席ライブラリを受信することができる。
【0174】
近距離通信部210は、無線通信モジュール(例えば、NFC、RF送受信機、ジグビー、ブルートゥース(登録商標)、及びWIFIモジュールのうち、少なくとも1つ)を含むことができる。
【0175】
実施形態においてこのような近距離通信部210は、ブルートゥース(登録商標)方式で近距離通信して、キオスク100からユーザアカウント情報、ユーザ座席情報、及び座席ライブラリのうち、少なくとも1つのデータを受信することができる。
【0176】
情報受信部220は、キオスク100及び他の装置からブロードキャスティング(Broadcasting)方式で送信された情報を受信することができる。
【0177】
具体的に、実施形態において情報受信部220は、キオスク100及び他の装置から受信者を指定せずに送出された信号を受信することができる。
【0178】
発光部230は、情報受信部220を基に受信した信号に応じて発光する機能を果たすことができる。
【0179】
発光部230は、1つ以上の光源素子を含むことができ、光源としては、発光ダイオード(Light Emitting Diode、LED)を例に挙げることができる。また、発光部230は、互いに異なる色相のLEDを含むことができ、例えば、赤色LED、緑色LED、青色LED、及び白色LEDのうち、少なくとも1つを含むことができる。
【0180】
これらのLEDから各々放出される光を混合すると、広い範囲の色相を作り出すことができ、混合された色は、各LEDから放出される光の強さの比に基づいて決定されるが、各LEDから放出される光の強さは、各LEDの駆動電流に比例することができる。
【0181】
上記では、発光部230の光源としてLEDを例に挙げて説明したが、光源の種類はLEDに限定されるものではない。他の実施形態によれば、光源は、有機発光ダイオード(Organic Light Emitting Diode、OLED)が使用されることもできる。
【0182】
格納部240は、ライブラリペアリングサービス環境を提供するための各種アプリケーションプログラム、アプリケーション、データ、及び命令語のうち、いずれか1つ以上を格納することができる。
【0183】
また、格納部240は、ライブラリペアリングシステムの他の構成要素等から受信されるか、生成されたデータを格納することができる。格納部240は、例えば、ROM、EPROM、フラッシュドライブ、ハードドライブなどのような様々な記憶装置であることができ、メモリ(memory)、キャッシュ(cash)、及びバッファ(buffer)などを備えることができる。
【0184】
実施形態において格納部240は、応援棒200が発光する機能を果たすために必要な情報を予め格納することができる。
【0185】
例えば、格納部240は、発光パターンデータを予め格納することができる。
【0186】
発光パターンデータは、応援棒が実現できる全ての色相及び明るさの各々を表現するために、実施形態において定義した発光パターンの設定値の各々に該当する値を含むデータを意味する。例えば、発光パターンデータは、色相において(0,0,0)、(0,0,1)、(0,0,2)...(n,n,n)の値を有する複数のデータを含むことができる。また、明るさにおいて0、1、2、...nの値を有する複数のデータを含むことができる。
【0187】
すなわち、格納部240は、このような発光パターンデータを予め格納することができ、これにより、ユーザは、座席ライブラリの格納有無とは別に、応援棒200の発光可否、色相、明るさ、及び発光効果を手動で設定することができる。
【0188】
また、実施形態において格納部240は、ライブラリペアリングサービスを行うために必要な情報を格納することができる。
【0189】
例えば、格納部240は、座席ライブラリを格納することができる。このとき、座席ライブラリは、他の装置から受信されて格納部240に格納されることができる。
【0190】
プロセッサ250は、応援棒200の電源供給制御などのような全般的な動作及び応援棒200の内部構成間の信号フローを制御し、データを処理するデータ処理機能を果たすことができる。このようなプロセッサ250は、少なくとも1つのプロセッサを備えることができる。
【0191】
また、プロセッサ250は、各構成要素と内部でシステムバス(System Bus)により通信を行うことができ、ローカルバス(Local Bus)をはじめとする所定のバス構造を1つ以上含むことができる。
【0192】
また、プロセッサ250は、ASICs(application specific integrated circuits)、DSPs(digital signal processors)、DSPDs(digital signal processing devices)、PLDs(programmable logic devices)、FPGAs(field programmable gate arrays)、コントローラ(controllers)、マイクロコントローラ(micro-controllers)、マイクロプロセッサ(microprocessors)、その他の機能を実行するための電気的ユニットのうち、少なくとも1つを含んで実現されることができる。
【0193】
実施形態においてプロセッサ250は、発光部230の各LEDの駆動電流を制御することにより、発光部230から出力される光の発光パターンを制御することができる。
【0194】
これを通じて実施形態において、プロセッサ250は、複数のLEDを含む応援棒200を制御することができ、所定のフレーズやイメージ及び画像などを形成することができる。
【0195】
前述した近距離通信部210及び情報受信部220は、プロセッサ250の少なくとも一部の機能をプロセッサ250の一般的な機能等と区別するために別に図示した機能的な構成であることができる。
【0196】
上述した構成を含む応援棒200は、プロセッサ250の制御により格納部240に格納された少なくとも1つのデータにしたがって動作することができ、複数名のユーザが公演場などで集結することにより、このような応援棒200が複数個整列されて、応援棒200を用いて所定のフレーズやイメージ及び画像などを形成する公演演出を行うことができる。
【0197】
・アカウント認証デバイス(300:Account Authentication Device)
実施形態においてアカウント認証デバイス300は、応援棒200を用いようとするユーザのアカウントを認証する機能を果たすために、近距離通信チップ310、バッテリ320、充電部330、格納モジュール340、及び制御モジュール350を備えることができる。
【0198】
近距離通信チップ310は、NFCカード(NFC card)であることができ、NFCカードリーダ(NFC card reader)で読み出し可能な全ての形態の装置を含むことができる。
【0199】
例えば、NFCカードは、NFCチップとコイル(アンテナ)を含む装置であって、その形態は、カードタイプ、タグ(tag)タイプ、ステッカータイプなど、様々であることができる。
【0200】
実施形態においてこのような近距離通信チップ310は、キオスク100のアカウントタグモジュール120を基にキオスク100と通信してデータを送受信することができる。
【0201】
バッテリ320は、制御モジュール350の制御によって外部及び/又は内部の電源を印加されて、アカウント認証デバイス300の各構成要素に動作に必要な電源を供給することができる。
【0202】
このようなバッテリ320は、需給された電源をシードスプレー300の搭載体が使用できる電圧レベルに変換することができるDC/DCコンバータをさらに含むことができる。
【0203】
また、バッテリ320は、少なくとも1つのバッテリセルを含む。各バッテリセルは、例えば、リチウムイオンセルなどのように繰り返し充放電が可能なものであれば、その種類は特に限定されない。
【0204】
充電部330は、アカウント認証デバイス300の動作に必要な電源を供給する有線及び無線充電プロセスを提供するための有線及び無線充電モジュールを含むことができる。
【0205】
格納モジュール340は、ライブラリペアリングサービス環境を提供するための各種アプリケーションプログラム、アプリケーション、データ、及び命令語のうち、いずれか1つ以上を格納することができる。
【0206】
また、格納モジュール340は、ライブラリペアリングシステムの他の構成要素等から受信されるか、生成されたデータを格納することができる。格納モジュール340は、例えば、ROM、EPROM、フラッシュドライブ、ハードドライブなどのような様々な記憶装置であることができ、メモリ(memory)、キャッシュ(cash)、バッファ(buffer)、及びウェブストレージ(web storage)などを備えることができる。
【0207】
実施形態において格納モジュール340は、ライブラリペアリングサービスを行うために必要な情報を格納することができる。
【0208】
例えば、格納モジュール340は、ユーザ固有NFC ID及びユーザアカウント情報のうち、少なくとも1つを格納することができる。
【0209】
このとき、ユーザ固有NFC IDとは、各アカウント認証デバイス300毎に付与された所定のシリアル番号を含む文字及び数字を意味することができる。
【0210】
一実施形態において格納モジュール340は、ライブラリペアリングシステムの他の構成要素等から座席ライブラリを受信して格納することもできる。
【0211】
制御モジュール350は、前述した構成全般を制御することにより、アカウント認証デバイス300の格納モジュール340に格納された少なくとも1つ以上のデータを送信する機能を果たすことができる。
【0212】
具体的に、制御モジュール350は、格納モジュール340に格納されたユーザアカウント情報をキオスク100に送信することができる。
【0213】
すなわち、実施形態においてこのようなアカウント認証デバイス300は、応援棒200を用いようとするユーザ固有NFC ID及びユーザアカウント情報を送受信することにより、ユーザ個人を認証する役割を果たすことができる。
【0214】
また、実施形態においてこのようなアカウント認証デバイス300は、ユーザが応援するアーティストが複数名である場合に備えて、ユーザ1名当たり、所持できる個数が限定されない。
【0215】
また、アカウント認証デバイス300は、ユーザが携帯しやすいように他の構成と組み合わせて様々な実施形態で実現されることができる。
【0216】
図7は、本発明の実施形態に係るアカウント認証デバイスの形状を示した一例等である。
【0217】
図7の一例を参照すると、アカウント認証デバイス300は、(a)のようなチップタイプであることができる。このようなチップタイプのアカウント認証デバイス300は、上面及び下面が平たい形態を有することができる。
【0218】
また、アカウント認証デバイス300は、他部品と組み合わされてユーザの身体に装着するウェアラブルタイプで実現されることもできる。
【0219】
具体的に、アカウント認証デバイス300は、(b)のように、首にかけることができる第1のストラップ301、及び(c)のように手首に装着することができる第2のストラップ302と組み合わせることができる。
【0220】
上記のような様々なアカウント認証デバイス300の形状は、ユーザが携帯しやすく、同時にペアリングまたはタギングのために、アカウント認証デバイス300を所定の位置に所定の時間の間、保持されやすいようにして、アカウント認証デバイス300の使用においてユーザの利便性を増大するという効果がある。
【0221】
・ユーザ端末(400:User Device)
本発明の実施形態に係るユーザ端末400は、ライブラリペアリングサービスを行うためのアプリケーションが設けられた所定のコンピューティングデバイスであることができる。
【0222】
具体的に、ハードウェア的観点から、ユーザ端末400は、ペアリングアプリケーションがインストールされたモバイルタイプコンピューティング装置及びデスクトップタイプコンピューティング装置などを含むことができる。
【0223】
例えば、モバイルタイプコンピューティング装置は、スマートフォン(smartphone)、携帯電話、デジタル放送用端末、PDA(personal digital assistants)、PMP(portable multimedia player)、タブレットPC(tablet PC)などが含まれ得る。
【0224】
また、デスクトップタイプコンピューティング装置は、アプリケーションがインストールされた固定型デスクトップPC、ノートブックコンピュータ(laptop computer)、ウルトラブック(ultrabook)のようなパーソナルコンピューターなどのように、有/無線通信に基づいてライブラリペアリングサービスを実行するためのプログラムがインストールされた装置などを含むことができる。
【0225】
本発明の実施形態では、説明の都合上、ユーザ端末400がモバイルタイプコンピューティング装置であるスマートフォン(smart phone)で実現された場合を基準に説明することができる。
【0226】
機能的観点から、ユーザ端末400は、メモリ410、プロセッサ420、通信モジュール430、入出力システム440を備えることができる。
【0227】
具体的に、メモリには、応援棒管理アプリケーション411が格納され、応援棒管理アプリケーション411は、ライブラリペアリングサービス環境を提供するための各種アプリケーションプログラム、データ、及び命令語のうち、いずれか1つを格納することができる。
【0228】
すなわち、メモリ410は、ライブラリペアリングサービス環境を生成するために使用されることができる命令及びデータを格納することができる。
【0229】
プロセッサ420は、ライブラリペアリングサービス環境を生成するための様々なタスクを行うために、メモリに格納された応援棒管理アプリケーション411の命令を実行することができる少なくとも1つのプロセッサを備えることができる。
【0230】
実施形態においてプロセッサ420は、ライブラリペアリングサービスを提供するために、メモリの応援棒管理アプリケーション411を介して構成要素の全般的な動作をコントロールすることができる。
【0231】
通信モジュール430は、外部の装置と通信するための1つ以上の装置を含むことができる。このような通信モジュールは、無線ネットワークを介して通信することができる。
【0232】
具体的に、通信モジュール430は、ライブラリペアリングサービス環境を実現するためのコンテンツソースを格納した端末(実施形態において、キオスク100、応援棒200、及びアカウント認証デバイス300)及び外部のサーバ(実施形態において、チケット販売サーバ及び公演管理サーバ500)と通信することができ、ユーザ入力を受けたコントローラのような様々なユーザ入力コンポーネントと通信することができる。
【0233】
入出力システム440は、センサシステム、入力システム、及びディスプレイシステムを含むことができ、キオスク100において上述した入出力システムの機能と同一であるので、その内容を準用する。
【0234】
上記構成要素は、ユーザ端末400のハウジング内に含まれるように構成されることができる。
【0235】
実施形態において、ユーザ端末400は、所定のプラットフォーム及びサービスサーバと通信することができる。
【0236】
また、実施形態においてユーザ端末400は、所定のプラットフォーム及びサービスサーバからユーザの個人身上(例えば、名前、生年月日、サービスID、携帯電話番号等)と関連した複数の情報を含むユーザアカウント情報を取得できる。
【0237】
このとき、ユーザが所定のプラットフォーム及びサービスに予め加入していない場合、実施形態においてユーザ端末400は、ユーザアカウント情報を生成するための所定の会員加入プロセスを提供することにより、ユーザアカウント情報を取得することもできる。
【0238】
また、ユーザ端末400は、ユーザ端末100にタギングされるアカウント認証デバイス300のユーザ固有NFC IDを取得することができる。
【0239】
このとき、アカウント認証デバイス300が未認識でタギングが不可能な場合、実施形態においてユーザ端末400は、所定の入力プロセスを基にユーザが直接ユーザ固有NFC IDを入力して登録させることにより、ユーザ固有NFC IDを取得することもできる。
【0240】
また、ユーザ端末400は、取得されたユーザ固有NFC IDが複数個である場合、それに対応する個数で応援棒管理アプリケーション411上に複数個のアカウント認証デバイス300を登録することができる。
【0241】
また、ユーザ端末400は、登録された少なくとも1つのアカウント認証デバイス300のうち、ユーザが使用しようとするアカウント認証デバイス300だけを活性化することができる。
【0242】
また、ユーザ端末400は、応援棒200の発光パターンを動作させる所定のモードを選択することができる。
【0243】
例えば、ユーザ端末400は、公演モード及びセルフモードなどのモードを設定できる。このとき、公演モードは、オフライン公演モード及びアンタクト(Un-tact)公演モードを含むことができる。
【0244】
オフライン公演モードが選択されると、ユーザ端末400は、座席ライブラリの格納状態を確認することにより、座席ライブラリが格納された公演を選択するプロセスを提供するか、座席ライブラリを提供するキオスク100の位置を説明するプロセスを提供することができる。
【0245】
アンタクト(Un-tact)公演モードが選択されると、ユーザ端末400は、所定の公演用意データをダウンロードするためのガイドを提供するプロセスを提供することができる。
【0246】
セルフモードが選択されると、ユーザ端末400は、応援棒200に予め格納された発光パターンデータを手動で設定できるプロセスを提供することができる。
【0247】
上記のように、ユーザは、ユーザ端末400上で所定のモードを設定することにより、アカウント認証デバイス300をタギングして公演場または家でペアリングを行うことができ、公演を観覧しない平常時にもムード灯のカラーをコントロールするなどの動作を行うことができる。
【0248】
また、ユーザ端末400は、応援棒管理アプリケーション411を基に公演場内のキオスク100の位置及びグッズ(goods)を販売するブース(booth)の運営時間を案内するか、セルフペアリングガイド画像を出力するなど、ペアリング関連情報を提供することができる。
【0249】
・公演管理サーバ(500:Performance Management Server)
一方、本発明の実施形態に係る公演管理サーバ500は、ライブラリペアリングサービスを提供するための一連のプロセスを行うことができる。
【0250】
具体的に、実施形態において公演管理サーバ500は、キオスク100のような外部の装置でライブラリペアリング提供プロセスが駆動されるようにするために必要なデータを、外部の装置と交換することにより、ライブラリペアリングサービスを提供することができる。
【0251】
より具体的に、実施形態において公演管理サーバ500は、外部の装置でライブラリペアリングサービスを行う複数の装置に設けられた複数のアプリケーションが動作できる環境を提供することができる。
【0252】
このために、公演管理サーバ500は、アプリケーションが動作するためのアプリケーションプログラム、データ、及び/又は命令語などを含むことができ、これに基づいたデータを外部の装置と送受信することができる。
【0253】
また、実施形態において公演管理サーバ500は、外部サーバ(例えば、チケット販売サーバ)と通信して少なくとも1つのチケット前売り情報を取得することができる。
【0254】
このとき、チケット前売り情報は、チケットを前売りした者の名前、生年月日、チケットサイトID、携帯電話番号、公演名、公演日時、公演場所、予約番号、前売りチケット数、及び座席情報などを含むことができる。
【0255】
また、実施形態において公演管理サーバ500は、取得した少なくとも1つのチケット前売り情報のうち、ユーザアカウント情報とマッチングされるチケット前売り情報を外部の装置(実施形態において、キオスク100等)に提供することができる。
【0256】
このとき、実施形態において公演管理サーバ500は、チケット前売り情報及びユーザアカウント情報のマッチング有無を、各情報が互いに共通に含む情報である携帯電話番号を基に判断することができる。これは例示的なものであって、携帯電話番号でない他のユーザ個人情報でマッチング有無を判断する様々な実施形態で実現されることもできる。
【0257】
また、実施形態において公演管理サーバ500は、マッチングされたチケット前売り情報のうち、座席情報を抽出することができる。
【0258】
このとき、実施形態において座席情報は、公演用意データ1000を座席別に区分するために基準となる情報であり、実施形態において公演管理サーバ500は、このような座席情報と公演用意データ1000とをマッチングして複数の座席ライブラリを生成することができる。
【0259】
また、実施形態において座席情報は、座席番号及びピクセル番号のうち、少なくとも1つを含むことができる。
【0260】
実施形態において座席情報がユーザに露出されるときには、例えば、「3階12区域A列1番」の形式で実際の公演場で使用する座席番号として露出されるが、発光パターンを演出する機器では、演出の便宜のために、座席配置図を基にしたピクセル番号として露出されることができる。
【0261】
すなわち、演出者の機器などでピクセル番号で作成された公演用意データは、公演管理サーバ500で座席ライブラリとして生成されるとき、ピクセル番号が座席番号に切り換えられてもよく、このために、それぞれのピクセル番号及び座席番号は、予め対応していてもよい。
【0262】
また、実施形態において公演管理サーバ500は、座席情報別に区分されて生成された複数の座席ライブラリをデータベース530に予め格納し、管理することができる。
【0263】
また、実施形態において公演管理サーバ500は、抽出された座席情報に対応して生成された座席ライブラリを外部の装置(実施形態において、応援棒200及びアカウント認証デバイス300等)に提供することができる。
【0264】
また、実施形態において公演管理サーバ500は、ライブラリペアリングサービスを実現するための各種アプリケーションプログラム、命令語、及び/又はデータなどを格納し、管理することができる。
【0265】
一方、
図1にさらに示すように、実施形態において上記のような公演管理サーバ500は、データ処理のための少なくとも1つのプロセッサモジュール510(Processor Module)と、外部の装置とのデータ交換のための少なくとも1つのコミュニケーションモジュール520(Communication Module)と、ライブラリペアリングサービスの提供のための各種アプリケーションプログラム、データ、及び/又は命令語を格納する少なくとも1つのメモリモジュール530(Memory Module)を含む所定のコンピューティング装置で実現されることができる。
【0266】
ここで、データベース530は、ライブラリペアリングサービスを提供するためのオペレーティングシステム(OS)、各種アプリケーションプログラム、データ、及び命令語のうち、いずれか1つ以上を格納することができる。
【0267】
また、データベース530は、プログラム領域とデータ領域とを含むことができる。
【0268】
ここで、実施形態に係るプログラム領域は、サーバを起動するオペレーティングシステム(OS:Operating System)及び機能要素等間に連係されることができ、データ領域は、サーバの使用によって発生するデータが格納され得る。
【0269】
実施形態において、このようなデータベース530は、ROM、RAM、EPROM、フラッシュドライブ、ハードドライブなどのような様々な記憶装置であることができ、インターネット(internet)上でデータベース530の格納機能を果たすウェブストレージ(web storage)であることもできる。
【0270】
また、データベース530は、サーバ上に脱着可能な形態の記録媒体であることができる。
【0271】
一方、プロセッサモジュール510は、ライブラリペアリングサービスを実現するために、前述した各ユニット(unit)の全般的な動作をコントロールすることができる。
【0272】
このようなプロセッサモジュール510は、中央処理装置(CPU)及び/又はグラフィック処理装置(GPU)などが含まれたサーバに適したシステムオンチップ(SOC)であることができ、データベース530に格納されたオペレーティングシステム(OS)及び/又はアプリケーションプログラムなどを実行することができ、サーバに搭載された各構成要素を制御することができる。
【0273】
また、プロセッサモジュール510は、各構成要素と内部でシステムバス(System Bus)により通信を行うことができ、ローカルバス(Local Bus)をはじめとする所定のバス構造を1つ以上含むことができる。
【0274】
また、プロセッサモジュール510は、ASICs(application specific integrated circuits)、DSPs(digital signal processors)、DSPDs(digital signal processing devices)、PLDs(programmable logic devices)、FPGAs(field programmable gate arrays)、コントローラ(controllers)、マイクロコントローラ(micro-controllers)、マイクロプロセッサ(microprocessors)、その他の機能を実行するための電気的ユニットのうち、少なくとも1つを利用して実現されることができる。
【0275】
以上の説明では、本発明の実施形態に係る公演管理サーバ500が上述したような機能動作を行うと説明したが、実施形態によって公演管理サーバ500で行う機能動作の少なくとも一部を外部の装置(例えば、キオスク100等)で行うことができ、該外部の装置で行う機能動作の少なくとも一部を公演管理サーバ500でさらに行うこともできるなど、様々な実施形態が可能でありうる。
【0276】
・応援棒200に座席ライブラリを提供する方法
以下、本発明の実施形態に係るキオスク100の少なくとも1つ以上のプロセッサが応援棒200に座席ライブラリを提供する方法を添付された
図8~
図10を参照して詳細に説明する。
【0277】
本発明の実施形態においてキオスク100の少なくとも1つのプロセッサは、少なくとも1つのメモリ150に格納された少なくとも1つのアプリケーションを実行したり、バックグラウンド状態で動作させることができる。
【0278】
以下、少なくとも1つのプロセッサが、アプリケーションの命令語を実行するために動作して、上述したライブラリペアリングサービスを提供する方法を行うことをプロセッサアセンブリ160が行うことと短縮して説明する。
【0279】
図8は、本発明の実施形態に係る座席ライブラリの提供方法を説明するためのフローチャートである。
【0280】
図8に示すように、実施形態においてキオスク100のプロセッサアセンブリ160は、応援棒200及びアカウント認証デバイス300のうち、少なくとも1つの端末に座席ライブラリを提供できる。
【0281】
実施形態において応援棒200は、キオスク100から直接座席ライブラリの提供を受けることができる。他の実施形態において、キオスク100から座席ライブラリの提供を受けたアカウント認証デバイス300から間接的に座席ライブラリの提供を受けることもできる。
【0282】
以下の実施形態では、説明の都合上、プロセッサアセンブリ160が応援棒ペアリングモジュール130を制御して、応援棒200に直接座席ライブラリを提供する方法を基準に説明する。
【0283】
図9は、本発明の実施形態に係るプロセッサアセンブリが応援棒に座席ライブラリを提供する方法を説明するための詳細な細部フローチャートである。
【0284】
図9に示すように、実施形態においてキオスク100は、アカウントタグモジュール120を介してユーザアカウント情報を取得することができる。(S101)
【0285】
実施形態においてプロセッサアセンブリ160は、ユーザのアカウント認証デバイス300タギング(tagging)をアカウントタグモジュール120が感知し、認識して取得したユーザアカウント情報の伝達を受けることができる。
【0286】
具体的に、プロセッサアセンブリ160は、キオスク100のアカウントタグモジュール120にタギングされたユーザのアカウント認証デバイス300と近距離通信を行って、タギングされたアカウント認証デバイス300に予め格納されたユーザアカウント情報を取得することができる。
【0287】
このために、ユーザは、観覧しようとする公演に対応するアカウント認証デバイス300をキオスク100のアカウントタグモジュール120に近接させることができる。
【0288】
このとき、実施形態においてプロセッサアセンブリ160は、正常な近距離通信を行うために、アカウント認証デバイス300の認識位置などを案内するガイドを、ディスプレイを制御して出力することができる。
【0289】
また、アカウントタグモジュール120は、NFC機能を基にアカウントタグモジュール120に近接したアカウント認証デバイス300を認識することができる。
【0290】
これにより、アカウントタグモジュール120は、認識されたアカウント認証デバイス300からユーザアカウント情報を受信することができる。
【0291】
また、他の実施形態においてキオスク100は、ユーザが所持したチケットをセンシング(sensing)してユーザアカウント情報を取得することができる。
【0292】
具体的に、他の実施形態においてプロセッサアセンブリ160は、イメージセンサ141を基にユーザが所持したチケットをセンシングし、センシングされたチケットに対する光学文字認識(OCR、Optical Character Recognition)を行うことによってユーザアカウント情報を取得することができる。
【0293】
光学文字認識(OCR)とは、人が書いたり、機械で印刷した文字の画像をイメージスキャナーで取得して機械が読み出すことのできる文字に変換することを意味する。
【0294】
他の実施形態においてプロセッサアセンブリ160は、キオスク100に含まれたイメージセンサ141を用いてユーザが所持したチケットを撮影するように制御することができる。
【0295】
他の実施形態においてプロセッサアセンブリ160は、ユーザが所持したチケットを撮影したイメージであるチケットイメージTIを取得できる。
【0296】
図10は、本発明の実施形態に係るチケットイメージTIの一例である。
【0297】
図10に示すように、他の実施形態においてプロセッサアセンブリ160は、取得したチケットイメージTI内の少なくとも1つ以上のオブジェクト領域601~603を探知することができる。
【0298】
他の実施形態においてオブジェクト領域601~603は、所定のテキスト(text)を含む領域を意味する。本発明の他の実施形態では、日時及び場所情報を含む第1のオブジェクト領域601、ユーザアカウント情報を含む第2のオブジェクト領域602、及び座席情報を含む第3のオブジェクト領域603に区分して説明する。
【0299】
また、他の実施形態においてプロセッサアセンブリ160は、探知されたオブジェクト領域601~603のうち、ターゲットイメージを設定することができる。このとき、ターゲットイメージとは、光学文字認識(OCR)の対象になるイメージを意味する。
【0300】
具体的に、他の実施形態では、取得しようとする情報がユーザアカウント情報であるから、プロセッサアセンブリ160は、チケットイメージTI上、出力された位置を基にユーザアカウント情報を含む第2のオブジェクト領域602をターゲットイメージとして設定することができる。
【0301】
また、他の実施形態においてプロセッサアセンブリ160は、設定されたターゲットイメージに含まれたテキストを抽出することができる。
【0302】
図10を例に挙げると、プロセッサアセンブリ160は、「予約番号:012345」、「前売り者:ホンギルドン(洪吉童)様(ID:hong00)」及び「電話番号:010-1234-5678」というテキストを抽出することができる。
【0303】
すなわち、他の実施形態においてプロセッサアセンブリ160は、前記設定されたターゲットイメージに含まれたテキストを抽出することにより、抽出された複数のテキストを含むユーザアカウント情報を取得することができる。
【0304】
このとき、他の実施形態においてプロセッサアセンブリ160は、抽出された全体テキストのうち、特定の文字を探して、所望のテキストを抽出するための所定の文字抽出関数(FIND、LEFT、MID、RIGHT等)を用いてユーザアカウント情報に含まれた所定の情報を再抽出できる。
【0305】
さらに
図10に示すように、例えば、他の実施形態においてユーザアカウント情報に含まれたユーザの携帯電話番号を再抽出しようとする場合、プロセッサアセンブリ160は、所定の文字抽出関数を用いて「010-1234-5678」というユーザの携帯電話番号602-1を取得することができる。
【0306】
すなわち、他の実施形態においてプロセッサアセンブリ160は、取得したチケットイメージTIに対する光学文字認識プロセスを行い、チケットイメージTIからテキストを抽出することによってユーザアカウント情報を取得することができる。
【0307】
また、他の実施形態においてプロセッサアセンブリ160は、取得したチケットイメージTIに対する光学文字認識(OCR)を行うことによってユーザアカウント情報及びチケット前売り情報を同時に取得することができ、この場合、後述されるS103ステップを省略して、次のステップを行うことができる。
【0308】
さらに他の実施形態においてプロセッサアセンブリ160は、ユーザの手動入力を基にユーザアカウント情報を取得することもできる。
【0309】
このために、さらに他の実施形態においてプロセッサアセンブリ160は、ユーザが入力したサービスID及び携帯電話番号などと一致する情報を検索する検索プロセスを行うことができる。
【0310】
さらに
図9に示すように、実施形態においてプロセッサアセンブリ160は、取得されたユーザアカウント情報とマッチングするチケット前売り情報を検出することができる。(S103)
【0311】
実施形態においてオンラインタイプで実現されたキオスク100のプロセッサアセンブリ160は、公演管理サーバ500を基に外部サーバ(例えば、チケット販売サーバ)と通信することにより取得されたユーザアカウント情報とマッチングするチケット前売り情報を検出できる。このとき、ユーザが同一アカウントで前売りした座席の数によってマッチングするチケット前売り情報は複数個であることができ、公演別にマッチングするチケット前売り情報もさらに含まれることができる。
【0312】
このために、実施形態においてプロセッサアセンブリ160は、外部サーバ(例えば、チケット販売サーバ)と連動して、外部サーバのデータベースに格納された少なくとも1つのチケット前売り情報のうち、ユーザアカウント情報と一致し、キオスク100が設けられた公演場で所定の時間内に開く公演に該当するチケット前売り情報を検出することができる。
【0313】
すなわち、実施形態においてオンラインタイプで実現されたキオスク100のプロセッサアセンブリ160は、他のサーバと連動してユーザアカウント情報にマッチングするチケット前売り情報だけを検出することによって、ユーザの個人情報を保護すると同時に、メモリ150に格納されるデータの容量を減少させることができる。
【0314】
他の実施形態においてオフラインタイプで実現されたキオスク100のプロセッサアセンブリ160は、メモリ150を基に取得されたユーザアカウント情報とキオスク100が設けられた公演場で所定の時間内に開く公演に該当するマッチングするチケット前売り情報を検出することができる。
【0315】
また、他の実施形態においてプロセッサアセンブリ160は、メモリ150に予め格納された複数のチケット前売り情報のうち、ユーザアカウント情報と一致するチケット前売り情報を検出することができる。
【0316】
例えば、プロセッサアセンブリ160は、検索プロセスを実行して複数のチケット前売り情報を含むリストのうち、ユーザアカウント情報と一致するチケット前売り情報を検出することができる。
【0317】
すなわち、他の実施形態においてオフラインタイプで実現されたキオスク100のプロセッサアセンブリ160は、予め格納されたチケット前売り情報のうち、ユーザアカウント情報と一致するチケット前売り情報だけを検出することによってサーバ接続に要する時間及び費用などを減少させることができる。
【0318】
次に、実施形態においてプロセッサアセンブリ160は、検出されたチケット前売り情報に含まれた座席情報を抽出することができる。(S105)
【0319】
このとき、抽出される座席情報は、ユーザが同一アカウントで前売りしたチケット前売りの数によって複数個であることができる。
【0320】
実施形態においてユーザが同じチケットサイトIDで同一公演に対して複数の座席を前売りした場合、プロセッサアセンブリ160は、検出された複数のチケット前売り情報をタッチスクリーンに出力することができる。
【0321】
例えば、プロセッサアセンブリ160は、検出された複数のチケット前売り情報を含むチケットリストをディスプレイを介して提供することができる。
【0322】
このとき、実施形態においてプロセッサアセンブリ160は、ユーザが複数のチケット前売り情報のうち1つのチケット前売り情報を選択できるように、公演日付及び時間を含む公演日時、チケット前売り番号、座席情報などをタッチスクリーンに出力することができる。
【0323】
次いで、ユーザは、タッチスクリーンに出力されたチケットリストのうち1つのチケット前売り情報をタッチすることができ、他の実施形態においてプロセッサアセンブリ160は、ユーザインターフェースを基にユーザタッチ入力を受信することによって当該チケット前売り情報を選択することができる。
【0324】
また、他の実施形態においてプロセッサアセンブリ160は、選択されたチケット前売り情報に含まれた座席情報に応じて応援棒200に送信する座席ライブラリを決定することができる。
【0325】
次いで、実施形態においてプロセッサアセンブリ160は、抽出された座席情報による座席ライブラリを決定することができる。(S107)
【0326】
具体的に、実施形態においてプロセッサアセンブリ160は、チケット前売り情報の座席情報による座席ライブラリを決定することができる。
【0327】
このとき、複数の座席ライブラリは、各々座席情報とマッピングされて、メモリ150またはデータベース530に予め格納されていることができる。
【0328】
実施形態においてプロセッサアセンブリ160は、公演管理サーバ500によりメモリ150またはデータベース530に予め格納された複数の座席ライブラリの座席情報のうち、チケット前売り情報の座席情報を比較することができる。
【0329】
また、実施形態においてプロセッサアセンブリ160は、複数の座席ライブラリのうち、抽出された座席情報と座席情報が一致する1つの座席ライブラリを検出して、これを次のステップで送信する対象である座席ライブラリとして決定することができる。
【0330】
また、実施形態においてプロセッサアセンブリ160は、ユーザに選択された座席を知らせ、正常なペアリングを行えるように、決定された座席ライブラリの座席情報(例えば、座席番号)及び応援棒200ペアリング関連案内ガイドをキオスク100のディスプレイに出力することができる。
【0331】
次に、実施形態においてプロセッサアセンブリ160は、決定された座席ライブラリを送信する応援棒200をペアリング(pairing)することができる。(S109)
【0332】
具体的に、実施形態においてプロセッサアセンブリ160は、決定された座席ライブラリを応援棒200に送信するために、キオスク100の応援棒ペアリングモジュール130及び応援棒200の近距離通信部210を基に近距離通信を行うペアリングを行うことができる。
【0333】
このために、ユーザは、観覧しようとする公演及び座席に対応する応援棒200をキオスク100の応援棒ペアリングモジュール130に接触及び近接させることができる。
【0334】
このとき、実施形態においてプロセッサアセンブリ160は、正常なペアリングを実行するために、応援棒200の据置位置及び据置持続時間などを案内するガイドをタッチスクリーンに出力することができる。
【0335】
これにより、実施形態においてプロセッサアセンブリ160は、応援棒ペアリングモジュール130に接触及び近接した応援棒200を、ブルートゥース(登録商標)通信を介してキオスク100及び応援棒200と連動させることができる。
【0336】
次いで、実施形態においてプロセッサアセンブリ160は、ペアリングされた応援棒200に決定された座席ライブラリを送信することができる。(S111)
【0337】
このとき、実施形態においてキオスク100及び応援棒200は、近距離通信を基に座席ライブラリを送受信するので、決定された座席ライブラリがペアリングされた応援棒200に送信される間、応援棒200が接触及び近接状態を維持すべきことを知らせるガイドをタッチスクリーンに出力することができる。
【0338】
また、送信が完了すると、実施形態においてプロセッサアセンブリ160は、オーディオセンサを基に所定の報知音を出力するか、第1及び第2のLEDモジュール120-1及び130-1を動作させるか、キオスクの蓋132を自動に開放するなどの方法を利用してユーザに座席ライブラリ送信が完了したことを案内することができる。
【0339】
すなわち、実施形態に係るプロセッサアセンブリ160は、ユーザが直接座席番号を入力しなくてもユーザの座席情報を取得することができ、ユーザの座席に対応する座席ライブラリだけをペアリングされた応援棒200に送信することにより、他の公演の座席ライブラリとの衝突によるエラーを最小化することができるという効果がある。
【0340】
・ユーザ端末400がデバイス管理サービスを提供する方法
以下、本発明の実施形態に係るユーザ端末400の少なくとも1つ以上のプロセッサによって実行されるユーザ端末400の応援棒管理アプリケーション411がデバイス管理サービスを提供する方法を添付された
図11~
図13を参照して詳細に説明する。
【0341】
このとき、本発明の実施形態に係る応援棒管理アプリケーション411は、ユーザが携帯する少なくとも1つのデバイス(実施形態において、応援棒200及びアカウント認証デバイス300)を管理及び制御するサービス(以下、デバイス管理サービス)を提供するアプリケーションであって、上述したキオスク100、応援棒200、及びアカウント認証デバイス300に含まれたアプリケーションと区別され、その制御範囲が相違することができる。
【0342】
本発明の実施形態においてユーザ端末400の少なくとも1つのプロセッサは、少なくとも1つのメモリに格納された少なくとも1つの応援棒管理アプリケーション411を実行するか、バックグラウンド状態で動作させることができる。
【0343】
以下、少なくとも1つ以上のプロセッサが、応援棒管理アプリケーション411の命令語を実行するために動作して、上述したデバイス管理サービスを提供する方法を行うことを応援棒管理アプリケーション411が行うことと短縮して説明する。
【0344】
図11は、本発明の実施形態に係るユーザ端末が応援棒に座席ライブラリを送信する方法を説明するためのフローチャートであり、
図12及び
図13は、本発明の実施形態に係るユーザ端末の応援棒管理アプリケーションの出力画面を示した一例である。
【0345】
実施形態において応援棒管理アプリケーション411は、ユーザ端末400にアカウント認証デバイス300を登録することができる。(S301)
【0346】
具体的に、実施形態において応援棒管理アプリケーション411は、近距離通信を基にユーザ端末400にアカウント認証デバイス300を登録することができる。
【0347】
このために、ユーザは、アカウント認証デバイス300及びユーザ端末400を接触及び近接させることができる。
【0348】
また、実施形態において応援棒管理アプリケーション411は、ユーザが所持するアカウント認証デバイス300が複数個である場合、ユーザ端末400に複数個のアカウント認証デバイス300の各々を登録することもできる。
【0349】
このとき、複数個のアカウント認証デバイス300に含まれたユーザアカウント情報は同一であり、各アカウント認証デバイス300毎に課されるユーザ固有NFC IDだけが相違することができる。
【0350】
上記実施形態は、ユーザ端末400がNFC機能を支援する端末である場合に限り、NFC機能を支援しない端末であるか、動作エラーによって登録が不可な場合、ユーザが直接ユーザ固有NFC IDを手動で入力するプロセスを提供することによってアカウント認証デバイス300を登録することができる。
【0351】
次に、実施形態において応援棒管理アプリケーション411は、ユーザ端末400に登録されたアカウント認証デバイス300のうち、使用しようとするアカウント認証デバイス300を活性化することができる。(S303)
【0352】
実施形態において、登録されたアカウント認証デバイス300が1つである場合、応援棒管理アプリケーション411は、アカウント認証デバイス300を自動的に活性化することができる。
【0353】
一方、他の実施形態において、登録されたアカウント認証デバイス300が複数個である場合、応援棒管理アプリケーション411は、ユーザ端末400に登録された少なくとも1つのアカウント認証デバイス300をディスプレイに出力することができる。
【0354】
図12に示すように、応援棒管理アプリケーション411は、ユーザ端末400に登録された少なくとも1つのアカウント認証デバイス300の個数に対応するように少なくとも1つのアカウント認証デバイスアイコンIC1~IC3をディスプレイに出力することができる。
【0355】
また、ユーザは、所望のアーティスト及び公演日時によって該当する公演観覧の際に必要な1つのアカウント認証デバイス300を決定することができる。
【0356】
次いで、ユーザは、ユーザインターフェースを基に決定されたアカウント認証デバイス300を決定するタッチ入力を行うことができ、これにより、応援棒管理アプリケーション411は、使用しようとするアカウント認証デバイス300を活性化することができる。
【0357】
実施形態において応援棒管理アプリケーション411は、ユーザのタッチ入力実行を基にアカウント認証デバイス300を活性化するために、少なくとも1つの活性化ボタンIC1a~IC3aをディスプレイに出力することができる。
【0358】
このような活性化ボタンIC1a~IC3aは、アカウント認証デバイスアイコンIC1~IC3の下端に出力されることができ、活性化状態に応じてその形状を相違して出力されることができる。
【0359】
例えば、
図12に示された第1の活性化ボタンIC1aの形状は、アカウント認証デバイスアイコンIC1に該当するアカウント認証デバイス300が活性化された状態であることを表し、第2及び第3の活性化ボタンIC2a、IC3aの形状は、アカウント認証デバイスアイコンIC2、IC3に該当するアカウント認証デバイス300が不活性化された状態であることを表すことができる。
【0360】
ユーザは、このような活性化ボタンIC1a~IC3aをタッチすることによってタッチ入力を行うことができ、これにより、実施形態において応援棒管理アプリケーション411は、使用しようとするアカウント認証デバイス300を活性化することにより、ユーザ端末400及びユーザが使用しようとするアカウント認証デバイス300を連動することができる。
【0361】
一方、実施形態においてユーザは、応援棒管理アプリケーション411を基に公演別、チケット前売り番号別に各々マッチングされたアカウント認証デバイス300を活性化させることもできる。
【0362】
このために、応援棒管理アプリケーション411は、アカウント認証デバイス300登録の際、各アカウント認証デバイス300に公演及びチケット前売り番号を予めマッチングすることができる。
【0363】
例えば、応援棒管理アプリケーション411は、ユーザが購買した少なくとも1つの公演を含むリストをディスプレイに出力することができる。
【0364】
また、ユーザが該リストに含まれた1つの公演を選択すると、応援棒管理アプリケーション411は、ユーザ端末400に登録された少なくとも1つのアカウント認証デバイス300のうち、当該公演と予めマッチングされたアカウント認証デバイス300を自動的に活性化することができる。
【0365】
同様に、例えば、応援棒管理アプリケーション411は、ユーザが購買した少なくとも1つのチケット前売り番号を含むリストをディスプレイに出力することができる。
【0366】
また、ユーザが該リストに含まれた1つのチケット前売り番号を選択すると、応援棒管理アプリケーション411は、ユーザ端末400に登録された少なくとも1つのアカウント認証デバイス300のうち、当該チケット前売り番号と予めマッチングされたアカウント認証デバイス300を自動的に活性化することができる。
【0367】
また、実施形態において応援棒管理アプリケーション411は、ユーザ端末400に応援棒200を登録及び連動することができる。(S305)
【0368】
具体的に、実施形態において応援棒管理アプリケーション411は、近距離通信を基にユーザ端末400に応援棒200を登録及び連動することができ、近距離通信を行う内容は、上述したS301及びS303の内容と同一であって、それを準用する。
【0369】
一方、ユーザ端末400に登録される応援棒200は、ユーザが所有した少なくとも1つの応援棒200のうち、ユーザが観覧しようとする公演に対応する1つの応援棒200であることができる。
【0370】
また、実施形態において応援棒管理アプリケーション411は、連動された応援棒200に座席ライブラリを送信することができる。(S307)
【0371】
このために、実施形態において応援棒管理アプリケーション411は、登録されたアカウント認証デバイス300に含まれた情報及びユーザが応援棒管理アプリケーション411ログインの際に入力した情報を基にユーザアカウント情報を取得することができる。
【0372】
また、実施形態において応援棒管理アプリケーション411は、外部サーバ(例えば、チケット販売サーバ)と通信して取得されたユーザアカウント情報とマッチングされるチケット前売り情報を検出することができる。
【0373】
このとき、応援棒管理アプリケーション411は、ユーザが非会員である場合などによってユーザアカウント情報を取得するステップを省略し、ユーザの手動入力を基にチケット前売り情報を取得することもできる。
【0374】
また、実施形態において応援棒管理アプリケーション411は、検出されたチケット前売り情報を基に座席ライブラリを決定することができる。
【0375】
このとき、応援棒管理アプリケーション411は、ユーザが同じサービスIDにて同一公演に対して複数の座席を前売りした場合、検出された複数のチケット前売り情報をユーザ端末400のディスプレイに出力することができる。
【0376】
ユーザは、ユーザ端末400に出力された複数のチケット前売り情報のうち1つのチケット前売り情報を選択することができ、実施形態において応援棒管理アプリケーション411は、選択されたチケット前売り情報に含まれた座席情報を基に座席ライブラリを決定することができる。
【0377】
これにより、実施形態において応援棒管理アプリケーション411は、決定された座席ライブラリを登録及び連動された応援棒200に送信することができる。
【0378】
また、ユーザは、1つのユーザアカウント情報でユーザ端末400上で少なくとも1つの応援棒200を登録及び連動するか、少なくとも1つのチケットを前売りすることができる。
【0379】
これにより、実施形態において応援棒管理アプリケーション411は、1つのユーザアカウント情報当たり、少なくとも1つの応援棒200及びチケット前売り番号を登録することができ、登録されたそれぞれの応援棒200及びチケット前売り番号を確認し、管理することができる。
【0380】
具体的に、例えば、応援棒管理アプリケーション411は、ユーザ端末400に登録された応援棒200のうち、使用しようとする応援棒200を活性化するか、応援棒200に登録された座席ライブラリを確認するなど、登録された応援棒200の各々を管理できる。
【0381】
すなわち、実施形態に係るユーザ端末400の応援棒管理アプリケーション411は、ユーザ端末400上で自ら応援棒200に座席ライブラリを送信できるので、ユーザ輻輳、長い待機時間、及び装置故障などによりキオスク100を利用できない場合やアンタクト(Un-tact)公演を観覧する場合にも、公演場または家でセルフペアリング(self-pairing)を行うようにして、ペアリング実行において時空間の制約を減少させるという効果がある。
【0382】
また、実施形態において応援棒管理アプリケーション411は、近距離通信を基に応援棒200の座席ライブラリ格納可否を確認することができる。
【0383】
また、実施形態において応援棒管理アプリケーション411は、ユーザ端末400上で応援棒200の発光を制御することができる。
【0384】
具体的に、実施形態において応援棒管理アプリケーション411は、所定のモードを設定することによってユーザ端末400上で応援棒200の発光を制御することができる。
【0385】
このために、実施形態において応援棒管理アプリケーション411は、
図13に示されたように、ユーザ端末400に所定のモードを設定するためのモード選択ボタンIC4、IC5をディスプレイに少なくとも1つ出力することができる。
【0386】
また、ユーザは、ユーザインターフェースを基に所定のモードを設定するためのタッチ入力を行うことができる。
【0387】
例えば、
図13に示すように、ユーザが第1のモード選択ボタンIC4をタッチすることによって「公演モード」を選択すると、応援棒管理アプリケーション411は、
図11に示されたS301~S307ステップを順次行うことにより、開始して観覧しようとする公演に必要な座席ライブラリを応援棒200に送信することができる。
【0388】
また、「公演モード」の場合、公演場でペアリングを行うために接続されるモードであるから、ペアリングキオスク100位置案内などと関連した情報を提供することもできる。
【0389】
また、例えば、さらに
図13に示すように、ユーザが第2のモード選択ボタンIC5をタッチすることによって「セルフモード」を選択すると、応援棒管理アプリケーション411は、ユーザが直接発光基礎データを設定することができる発光設定プロセスを提供することができる。
【0390】
これにより、ユーザは、連動された応援棒200の光が発光及び点滅を繰り返す頻度、応援棒200の発光する光の色相及び明るさなど、応援棒200の発光装置が出力する光の属性を設定することができる。
【0391】
したがって、実施形態に係る応援棒管理アプリケーション411を介して、ユーザは、セルフモードを用いて公演開始前や公演場以外の場所でも任意に応援棒200の発光色相をコントロールすることによって応援棒200の使用効率性を高めることができるという効果がある。
【0392】
また、実施形態において応援棒管理アプリケーション411は、ブロードキャスティング方式で送出された発光制御信号及び制御メッセージなどを受信して、連動された応援棒200に予め格納された座席ライブラリを動作させることによって応援棒200の発光を制御することもできる。
【0393】
以上、本発明の実施形態に係る近距離無線通信を利用した座席ライブラリペアリング方法及びシステムは、複数の応援棒を予め格納された座席ライブラリを介して制御し、多数の応援棒が統一された公演演出を同時に行うことができるという効果がある。
【0394】
また、本発明の実施形態に係る近距離無線通信を利用した座席ライブラリペアリング方法及びシステムは、当該公演に対する座席ライブラリを格納して、他の公演の座席ライブラリとの衝突によるエラーを最小化することができる。
【0395】
また、本発明の実施形態に係る近距離無線通信を利用した座席ライブラリペアリング方法及びシステムは、直感的なユーザ経験で応援棒とキオスクのペアリングを可能にして、座席ライブラリ格納にかかる時間及び不便さを減少させてユーザの利便性が増大するという効果がある。
【0396】
また、本発明の実施形態に係る近距離無線通信を利用した座席ライブラリペアリング方法及びシステムは、ユーザ端末上で自体的に応援棒に座席ライブラリを送信できるようにすることにより、利用者暴走、長い待機時間、及び装置故障などによりキオスクを利用できない場合やアンタクト公演を観覧する場合に、公演場または家でセルフペアリングを行ってペアリング実行において時空間の制約を減少させるという効果がある。
【0397】
以上説明された本発明に係る実施形態は、様々なコンピュータ構成要素を介して実行されることができるプログラム命令語の形態で実現されて、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されることができる。コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、プログラム命令語、データファイル、データ構造などを単独で、または組み合わせて含むことができる。コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されるプログラム命令語は、本発明のために特別に設計され、構成されたものであるか、コンピュータソフトウェア分野の当業者に公知されて使用可能なものであることができる。コンピュータ読み取り可能な記録媒体の例には、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、及び磁気テープのような磁気媒体、CD-ROM及びDVDのような光記録媒体、フロプティカルディスク(floptical disk)のような磁気-光媒体(magneto-optical medium)、及びROM、RAM、フラッシュメモリなどのような、プログラム命令語を格納し、実行するように特別に構成されたハードウェア装置が含まれる。プログラム命令語の例には、コンパイラによって作られるような機械語コードだけでなく、インタプリタなどを使用してコンピュータによって実行され得る高級言語コードも含まれる。ハードウェア装置は、本発明に係る処理を行うために、1つ以上のソフトウェアモジュールに変更されることができ、その逆も同様である。
【0398】
本発明において説明する特定の実施等は、一実施形態であって、いかなる方法でも本発明の範囲を限定するものではない。明細書の簡潔さのために、従来電子的な構成、制御システム、ソフトウェア、該システムの他の機能的な側面等の記載は省略されることができる。また、図面に示された構成要素等間の線等の接続または接続部材は、機能的な接続及び/又は物理的または回路的接続を例示的に示したものであって、実際装置では、代替可能であるか、追加の様々な機能的な接続、物理的な接続、または回路接続として表されることができる。また、「必須な」、「重要に」などのように、具体的な言及がなければ、本発明の適用のために必ずしも必要な構成要素でなくてもよい。
【0399】
また、説明した本発明の詳細な説明では、本発明の望ましい実施形態を参照して説明したが、当該技術分野の熟練された当業者または当該技術分野における通常の知識を有する者であれば、後述する特許請求の範囲に記載された本発明の思想及び技術領域から逸脱しない範囲内で本発明を様々に修正及び変更させ得ることが理解できるであろう。したがって、本発明の技術的範囲は、明細書の詳細な説明に記載された内容に限定されるものではなく、特許請求の範囲により決められるべきであろう。