(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024069843
(43)【公開日】2024-05-22
(54)【発明の名称】商品識別シール及びそれを用いたセット商品
(51)【国際特許分類】
G09F 3/02 20060101AFI20240515BHJP
B65D 25/20 20060101ALI20240515BHJP
G09F 3/00 20060101ALI20240515BHJP
G09F 3/10 20060101ALI20240515BHJP
【FI】
G09F3/02 M
B65D25/20 Q
G09F3/00 M
G09F3/02 G
G09F3/10 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】12
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022180083
(22)【出願日】2022-11-10
(71)【出願人】
【識別番号】000253503
【氏名又は名称】キリンホールディングス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100132207
【弁理士】
【氏名又は名称】太田 昌孝
(72)【発明者】
【氏名】中谷 正樹
(72)【発明者】
【氏名】永谷 明子
【テーマコード(参考)】
3E062
【Fターム(参考)】
3E062AA09
3E062AB02
3E062AC02
3E062BA08
3E062BB02
3E062BB10
3E062DA02
3E062DA07
(57)【要約】
【課題】販売時に誤った識別子を読み取ることを防止する商品識別シール及びセット商品を提供する。
【解決手段】第1商品及び第2商品からなるセット商品に貼り付けるための商品識別シールは、前記セット商品の識別子が印刷され、前記第1商品に貼り付けられる識別子印刷部と、前記識別子印刷部に連接され、前記第2商品に貼り付けられる情報印刷部とを含む。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1商品及び第2商品からなるセット商品に貼り付けるための商品識別シールであって、
前記セット商品の識別子が印刷され、前記第1商品に貼り付けられる識別子印刷部と、
前記識別子印刷部に連接され、前記第2商品に貼り付けられる情報印刷部と
を含むことを特徴とする商品識別シール。
【請求項2】
前記識別子印刷部及び前記情報印刷部は、遮光性材料により構成されていることを特徴とする請求項1に記載の商品識別シール。
【請求項3】
前記識別子印刷部及び前記情報印刷部は、アルミ蒸着フィルムにより構成されていることを特徴とする請求項1に記載の商品識別シール。
【請求項4】
前記識別子印刷部と前記情報印刷部との間に切り取り線が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の商品識別シール。
【請求項5】
前記識別子印刷部と前記情報印刷部との間には、前記切り取り線に向かうように切欠き部が設けられていることを特徴とする請求項4に記載の商品識別シール。
【請求項6】
前記識別子印刷部及び前記情報印刷部の裏面には、粘着剤層が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の商品識別シール。
【請求項7】
前記情報印刷部の裏面の一部には、前記粘着剤層が形成されていないことを特徴とする請求項6に記載の商品識別シール。
【請求項8】
前記識別子印刷部に連接する広告印刷部をさらに有することを特徴とする請求項1又は2に記載の商品識別シール。
【請求項9】
前記第1商品がアルコール飲料であり、前記第2商品が清涼飲料であることを特徴とする請求項1又は2に記載の商品識別シール。
【請求項10】
前記識別印刷部は、前記第1商品に付されている第1識別子の全体寸法よりも大きく、
前記情報印刷部は、前記第2商品に付されている第2識別子の全体寸法よりも大きいことを特徴とする請求項1又は2に記載の商品識別シール。
【請求項11】
第1識別子を有する第1商品と、
第2識別子を有する第2商品と、
前記第1識別子及び前記第2識別子を被覆するように貼り付けられた請求項1又は2に記載の商品識別シールと
を備えることを特徴とするセット商品。
【請求項12】
前記第1商品がアルコール飲料であり、前記第2商品が清涼飲料であることを特徴とする請求項11に記載のセット商品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、商品識別シール及びそれを用いたセット商品に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、商品または商品のラベルには、その商品を識別するための識別子としてバーコードが設けられている。このバーコードをキャッシュレジスタに接続されたバーコードリーダー等で読み取ることで、その商品の値段等を含む商品に関する情報を確認することができる。
【0003】
商品または商品のラベルにバーコードを設ける方法として、例えば、バーコードが印刷されたバーコードシールを商品等に貼り付ける方法が知られている。このバーコードシールとして、例えば、裏面が接着面であるシール基材の表面にバーコードが印刷され、シール基材に厚さ方向の切り込みが形成されているものが提案されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
近年、アルコール飲料等が充填されたパウチ製品と炭酸水等が充填されたペットボトル製品とをセット商品として販売することが望まれている。パウチ製品とペットボトル製品とのセット商品を販売するにあたり、当該セット商品のバーコードが印刷されたバーコードシールをセット商品に貼り付けることになる。しかしながら、パウチ製品及びペットボトル製品には、それぞれのバーコードが設けられているため、セット商品の販売時に誤ってパウチ製品のバーコードやペットボトル製品のバーコードを読み取ってしまうおそれがある。特に、アルコール飲料の販売時には、20歳未満の飲酒防止を目的として年齢確認が必要であることで、アルコール飲料のバーコードには販売者に対する消費者(購入者)への年齢確認を促すための情報等が含まれているが、セット商品のうちのペットボトル製品のバーコードを誤って読み取ってしまうと、20歳未満の購入者に対して年齢確認をすることなく当該セット商品を販売してしまうおそれがある。
【0006】
上記課題に鑑みて、本発明は、販売時に誤った識別子を読み取ってしまうことを防止する商品識別シール及びセット商品を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明は、第1商品及び第2商品からなるセット商品に貼り付けるための商品識別シールであって、前記セット商品の識別子が印刷され、前記第1商品に貼り付けられる識別子印刷部と、前記識別子印刷部に連接され、前記第2商品に貼り付けられる情報印刷部とを含むことを特徴とする商品識別シールを提供する。
【0008】
また、本発明は、第1識別子を有する第1商品と、第2識別子を有する第2商品と、前記第1識別子及び前記第2識別子を被覆するように貼り付けられた上記商品識別シールとを備えることを特徴とするセット商品を提供する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、販売時に誤った識別子を読み取ってしまうことを防止する商品識別シール及びセット商品を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】
図1は、本発明の一実施形態に係るバーコードシールの概略構成を示す平面図である。
【
図2】
図2は、
図1に示すバーコードシールの概略構成を示す部分切断拡大端面図である。
【
図3】
図3は、本発明の一実施形態に係るバーコードシールの他の態様の概略構成を示す平面図である。
【
図4】
図4は、本発明の一実施形態に係るバーコードシールの他の態様の概略構成を示す平面図である。
【
図5】
図5は、本発明の一実施形態に係る第1商品の概略構成を示す側面図である。
【
図6】
図6は、本発明の一実施形態に係る第2商品の概略構成を示す側面図である。
【
図7A】
図7Aは、本発明の一実施形態に係るセット商品の概略構成を示す側面図である。
【
図7B】
図7Bは、本発明の一実施形態に係るセット商品の概略構成を示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本発明の態様1に係る商品識別シールは、第1商品及び第2商品からなるセット商品に貼り付けるための商品識別シールであって、前記セット商品の識別子が印刷され、前記第1商品に貼り付けられる識別子印刷部と、前記識別子印刷部に連接され、前記第2商品に貼り付けられる情報印刷部とを含む。
【0012】
本発明の態様2として、上記態様1において、前記識別子印刷部及び前記情報印刷部は、遮光性材料により構成されていてもよい。
【0013】
本発明の態様3として、上記態様1において、前記バーコード印刷部及び前記情報印刷部は、アルミ蒸着フィルムにより構成されていてもよい。
【0014】
本発明の態様4として、上記態様1~3のいずれかにおいて、前記識別子印刷部と前記情報印刷部との間に切り取り線が形成されていてもよい。
【0015】
本発明の態様5として、上記態様4において、前記識別子印刷部と前記情報印刷部との間には、前記切り取り線に向かうように切欠き部が設けられていてもよい。
【0016】
本発明の態様6として、上記態様1~5のいずれかにおいて、前記識別子印刷部及び前記情報印刷部の裏面には、粘着剤層が形成されていてもよい。
【0017】
本発明の態様7として、上記態様6において、前記情報印刷部の裏面の一部には、前記粘着剤層が形成されていなくてもよい。
【0018】
本発明の態様8として、上記態様1~7のいずれかにおいて、前記識別子印刷部に連接する広告印刷部をさらに有してもよい。
【0019】
本発明の態様9として、上記態様1~8のいずれかにおいて、前記第1商品がアルコール飲料であり、前記第2商品が清涼飲料であってもよい。
【0020】
本発明の態様10として、上記態様1~9のいずれかにおいて、前記識別印刷部は、前記第1商品に付されている第1識別子の全体寸法よりも大きく、前記情報印刷部は、前記第2商品に付されている第2識別子の全体寸法よりも大きくてもよい。
【0021】
また、本発明の態様11に係るセット商品は、第1識別子を有する第1商品と、第2識別子を有する第2商品と、前記第1識別子及び前記第2識別子を被覆するように貼り付けられた上記態様1~10のいずれかの商品識別シールとを備える。
【0022】
本発明の態様12として、上記態様11において、前記第1商品がアルコール飲料であり、前記第2商品が清涼飲料であってもよい。
【0023】
以下、本発明の一実施形態に係るバーコードシールについて、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態に係るバーコードシールの概略構成を示す平面図であり、
図2は、
図1に示すバーコードシールの概略構成を示す部分切断端面図である。
【0024】
図1及び
図2に示すように、本実施形態に係るバーコードシール1は、セット商品10のバーコード100が印刷され、第1商品11に貼り付けられるバーコード印刷部2と、第1折り線4を介してバーコード印刷部2に連接され、第2商品12に貼り付けられる情報印刷部3と、第1折り線4の反対側に位置する第2折り線6を介して、バーコード印刷部2に連接する広告印刷部7を含む。
【0025】
本実施形態における第1商品11としては、バーコードシール1のバーコード印刷部2を貼付可能なものであればよく、例えば、パウチ等の容器に充填されているアルコール飲料であればよい(
図5参照)。第1商品11としてのアルコール飲料は、例えば、醸造酒(例えば、日本酒、ワインなどの果実酒、梅酒などのリキュール等)、蒸留酒(例えば、ウイスキー、焼酎、ブランデー等)等であればよい。
【0026】
本実施形態における第2商品12としては、バーコードシール1の情報印刷部3を貼付可能なものであればよく、例えば、プラスチック容器に充填されている清涼飲料であればよい(
図6参照)。特に、第1商品11がアルコール飲料である場合、第2商品12は、当該アルコール飲料を割るためのノンアルコール飲料等であればよい。第2商品12としての清涼飲料は、例えば、ミネラルウォーター、炭酸水等の炭酸飲料、茶飲料(例えば、緑茶、紅茶、ウーロン茶、ブレンド茶等)、野菜飲料(例えば、トマトジュース、にんじんジュース、トマトミックスジュース、にんじんミックスジュース等)、果実飲料(例えば、リンゴジュース、オレンジジュース、果汁入り飲料等)、果実・野菜ミックスジュース、コーヒー飲料、穀物乳(例えば、豆乳、ライスミルク、ココナッツミルク、アーモンドミルク等)、酢飲料(例えば、果実酢飲料等)等であればよい。
【0027】
バーコード印刷部2には、セット商品10のバーコード100が印刷されている。なお、バーコード印刷部2の寸法は、後述する第1バーコード110を被覆可能な大きさであればよく、例えば、
図3に示すように、セット商品10のバーコード100のみを印刷可能な寸法であってもよいし、
図1に示すようにバーコード100と他の情報とを印刷可能な寸法であってもよい。バーコード印刷部11に印刷され得る他の情報としては、例えば、セット商品10、第1商品11及び第2商品12等の広告に関する情報等が挙げられる。
【0028】
情報印刷部3には、例えば、セット商品10、第1商品11及び第2商品12等に関する情報や第1商品11がアルコール飲料である場合、酒マーク等の一般消費者の誤認を抑止するマーク等が印刷されている。なお、情報印刷部3の寸法は、後述する第2バーコード120を被覆する大きさであればよい。情報印刷部3の平面視形状は、例えば、
図4に示すように、平面視において円形の酒マークを情報印刷部3に印刷するために湾曲部31を有していてもよい。
【0029】
バーコード印刷部2及び情報印刷部3の裏面には粘着剤層5が形成されている。粘着剤層5は、
図2に示すように、バーコード印刷部2及び情報印刷部3の裏面に一定の厚さで設けられており、第1商品11及び第2商品12に対する貼付状態を良好に保つことのできる粘着力を有したものである。
【0030】
なお、粘着剤層5は、バーコード印刷部2及び情報印刷部3の裏面全体に形成されていてもよいが、第1バーコード110及び第2バーコード120を確実に被覆可能なようにバーコードシール1を第1商品11及び第2商品12に貼り付けることができればよく、例えば、バーコード印刷部2及び/又は情報印刷部3の裏面の一部に粘着剤層5が形成されていなくてもよい。
【0031】
なお、本実施形態に係るバーコードシール1は、粘着剤層5に接する剥離剤層を含む剥離シート(図示省略)を備えていてもよい。
【0032】
バーコード印刷部2及び情報印刷部3は、バーコードや各種情報を印刷可能な遮光性材料で構成されている。バーコード印刷部2及び情報印刷部3が遮光性材料であることで、第1商品11の第1バーコード110をバーコード印刷部2により被覆し、第2商品12の第2バーコード120を情報印刷部3により被覆するようにバーコードシール1を貼り付けたときに、バーコードシール1により被覆された第1バーコード110及び第2バーコード120を誤って読み取ってしまうことを防止することができる。遮光性材料としては、第1商品11が有する第1バーコード110及び第2商品12が有する第2バーコード120を読取不可能又は読取困難とするものであればよく、例えば、アルミ蒸着フィルム、アルミニウム箔、黒・白ベタ印刷、遮光性ポリエチレン等が挙げられ、これらのうち、アルミ蒸着フィルムにより構成されていることが好ましい。
【0033】
バーコード印刷部2及び情報印刷部3の寸法は、それぞれ第1バーコード110及び第2バーコード120の寸法よりも大きい。遮光性材料で構成されているバーコード印刷部2及び情報印刷部3がこのような寸法であることで、バーコード印刷部2及び情報印刷部3をそれぞれ第1バーコード110及び第2バーコード120上に貼り付けることで、第1バーコード110及び第2バーコード120を被覆することができ、販売時に誤って第1バーコード110や第2バーコード120を読み取ってしまうことを防止することができる。
【0034】
第1折り線4は、バーコード印刷部2と情報印刷部3との間に位置し、バーコード印刷部2を第1バーコード110に、情報印刷部3を第2バーコード120に貼るために蝶番状にバーコードシール1を折り曲げることができる。なお、第1折り線4上には、切り取り線9が形成されていてもよい。切り取り線9が形成されていることで、例えば、セット商品10を購入後の消費者が、第1商品11と第2商品12とを容易に分離することができる。
【0035】
図1に示すように、バーコード印刷部2と情報印刷部3との間には、第1折り線4に向かうように切欠き部8が設けられていてもよい。切欠き部8が設けられていることで、第1商品11と第2商品12とを容易に分離することができる。なお、切欠き部8の形状は特に限定されるものではないが、例えば、三角形、四角形(正方形、長方形、ひし形、平行四辺形、台形等)、半円形、半楕円形、角の丸められた四角形、角部にR面取り加工が施されている四角形、又は角部にC面取り加工が施されている四角形等であってもよい。
【0036】
図1に示すように、本実施形態に係るバーコードシール1は、バーコード印刷部2を間に挟むようにして第1折り線4の反対側に位置する第2折り線6を介して、バーコード印刷部2に連接する広告印刷部7を有していてもよい。広告印刷部7を設けることで、バーコードシール1における広告面積を増大させることができるとともに、広告情報の視認容易性を向上させ得る。なお、本実施形態におけるバーコードシール1は、広告印刷部14を有しないものであってもよい(
図3等参照)。また、第2折り線6上には、切り取り線9が形成されていてもよい。
【0037】
図7A及び
図7Bは、本発明の一実施形態に係るセット商品の概略構成を示す側面図である。
図7A及び
図7Bに示すように、セット商品10は、第1バーコード110を有する第1商品11(
図5参照)と、第2バーコード120を有する第2商品12(
図6参照)と、第1バーコード110及び第2バーコード120を被覆するように貼り付けられたバーコードシール1とを備える。
【0038】
図5に示すように、第1商品11は、第1バーコード110を有するパウチの内容物収容部111に内容物が充填されている。内容物収容部111に収容される内容物は、特に限定されるものではないが、例えば、アルコール飲料であればよい。アルコール飲料としては、例えば、醸造酒(例えば、日本酒、ワインなどの果実酒、梅酒などのリキュール等)、蒸留酒(例えば、ウイスキー、焼酎、ブランデー等)等が挙げられる。なお、本実施形態における第1商品11のアルコール飲料は、パウチに充填されているが、バーコードシール1を貼り付け得る限りにおいて、特に限定されるものではなく、プラスチックボトルや瓶、缶等に充填されていてもよい。
【0039】
図6に示すように、第2商品は、第2バーコード120を有するラベル121を備えるプラスチックボトルに内容物が充填されている。プラスチックボトルに充填され得る内容物としては、特に限定されるものではないが、例えば、清涼飲料であればよい。清涼飲料として充填され得るものとしては、例えば、ミネラルウォーター、炭酸水等の炭酸飲料、茶飲料(例えば、緑茶、紅茶、ウーロン茶、ブレンド茶等)、野菜飲料(例えば、トマトジュース、にんじんジュース、トマトミックスジュース、にんじんミックスジュース等)、果実飲料(例えば、リンゴジュース、オレンジジュース、果汁入り飲料等)、果実・野菜ミックスジュース、コーヒー飲料、穀物乳(例えば、豆乳、ライスミルク、ココナッツミルク、アーモンドミルク等)、酢飲料(例えば、果実酢飲料等)等が挙げられる。なお、本実施形態における第2商品12の清涼飲料は、プラスチックボトルに充填されているが、バーコードシール1を貼り付け得る限りにおいて、特に限定されるものではなく、瓶、缶等に充填されていてもよい。
【0040】
本実施形態におけるセット商品10においては、第1商品11の第1バーコード110上にバーコードシール1のバーコード印刷部2が貼り付けられ、第2商品12の第2バーコード120上にバーコードシール1の情報印刷部3が貼り付けられている(
図7A及び
図7B参照)。このように、第1商品11の第1バーコード110及び第2商品12の第2バーコード120を被覆するようにバーコードシール1が貼り付けられていることによって販売時に第1バーコード110及び第2バーコード120を誤って読み取ってしまうことを防止し、バーコードシール1のバーコード印刷部2に印刷されているセット商品10のバーコード100を確実に読み取ることが可能になる。また、第1折り線4が第1商品11と第2商品12との間に位置するようにしてバーコードシール1を貼り付けることで、第1商品11と第2商品12とを容易に分離することができる。
【0041】
以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
【0042】
上記実施形態として、バーコード印刷部2にセット商品10のバーコード100が印刷されている態様を例に挙げて説明したが、この態様に限定されるものではない。バーコード印刷部2には、セット商品10の情報を含む識別子が印刷されていればよく、例えば、2次元コード(QRコード(登録商標))、RFIDタグ等が印刷されていてもよい。
【符号の説明】
【0043】
1…バーコードシール
2…バーコード印刷部
3…情報印刷部
4…第1折り線
5…粘着剤層
10…セット商品
100…バーコード
11…第1商品
110…第1バーコード
12…第2商品
121…第2バーコード