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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024069852
(43)【公開日】2024-05-22
(54)【発明の名称】水平器
(51)【国際特許分類】
   A63B 53/00 20150101AFI20240515BHJP
   A63B 57/00 20150101ALI20240515BHJP
   G01C 9/00 20060101ALI20240515BHJP
   A63B 102/32 20150101ALN20240515BHJP
【FI】
A63B53/00 F
A63B57/00
G01C9/00 Z
A63B102:32
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022180101
(22)【出願日】2022-11-10
(71)【出願人】
【識別番号】522117842
【氏名又は名称】株式会社海達商事
(74)【代理人】
【識別番号】100134072
【弁理士】
【氏名又は名称】白浜 秀二
(72)【発明者】
【氏名】金海 文傑
【テーマコード(参考)】
2C002
【Fターム(参考)】
2C002ZZ02
(57)【要約】
【課題】持ち運びが容易で演算処理が複雑でなくても、グリーンの傾斜角度を正確に知らせることができる水平器を得る。
【解決手段】本体裏面を設置面に置き設置面の傾斜角度を測定し表示する水平器10は、本体表面に設けられた表示部15と、傾斜角度及び傾斜方向を生成するセンサ30と、制御部40とを備える。制御部40は、傾斜角度及び傾斜方向を読み込み、傾斜角度に応じた傾斜方向及び矢印の本数を生成し、表示部15に表示させる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体裏面を設置面に置き設置面の傾斜角度を測定し表示する水平器であって、
本体表面に設けられた表示器と、傾斜角度及び傾斜方向を生成するセンサと、制御部とを備え、
前記制御部は、前記傾斜角度及び傾斜方向を読み込み、当該傾斜角度に応じた傾斜方向及び矢印の本数を生成し、前記表示器に表示させることを特徴とする水平器。
【請求項2】
前記表示器は中央部から第1表示領域、第2表示領域に分断され、矢印の方向は前記傾斜方向が高い方から低い方に向かい、第1表示領域が低い場合は第1表示領域の矢印が表示され、第2表示領域が低い場合には第2表示領域に矢印が表示されることを特徴とする請求項1記載の水平器。
【請求項3】
前記制御部は、傾斜角度が水平のときは矢印を表示せず、傾斜角度が0より大きく1度以下のときは1本の矢印を表示し、傾斜角度が1度より大きく2度以下のときは2本の矢印を表示し、傾斜角度が2度より大きく3度以下のときは3本の矢印を表示し、傾斜角度が3度より大きく4度以下のときは4本の矢印を表示し、4度より大きい場合には4本すべてが点滅するように制御を行うことを特徴とする請求項2記載の水平器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、水平器に関する。
【背景技術】
【0002】
ゴルフ場のグリーンは、起伏があり、微妙に傾斜している。このため、カップまでのラインを読み取ることは容易ではない。また、全体に傾斜していると、どの方向に傾斜しているか分からず、錯覚することもある。
【0003】
このため、上り斜面ではショートしたり、下り斜面では、カップをオーバーしてグリーンの外に出ることも珍しくない。
【0004】
また、下り斜面や上り斜面においても、右傾斜や左傾斜においても、その傾斜に応じてパッティングの強さや方向を読み取らないといけない。
【0005】
パッティングのラインを解析する場合の代表的なものを以下に列挙する。
(1)グリーンの傾斜角度。
(2)グリーンの傾斜の向き、最大傾斜線の方向。
(3)カップとボールとの距離。
(4)グリーンの速さ。
(5)カップインするときのボールの勢い。
【0006】
特に、傾斜について重要である。このため、近年はグリーン上の傾斜をプレーヤに知らせる水平器が市販されたりしている。
【0007】
例えば、特許文献1のパッティングの支援装置の明細書には、円盤状の液体内蔵の水準器が開示されている。この水準器は、周囲に角度を刻印し、上面に角度の等高線を刻印している。
【0008】
そして、グリーン上にこの水準器を置くと、気泡が傾斜角度の等高線に位置するというものである。
【0009】
特許文献2の明細書には、水準器本体がスタンド型であり、その内部に傾斜の度合いに応じてその傾斜方向の上流側へと液体中を移動するため、気泡を存在させ、表側に基準線と、「アップ」、「ダウン」、「フックライン」、及び「スライスライン」を印字して、グリーンの傾斜の方向を示す表示ができることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【特許文献1】特許第6714800号公報
【特許文献2】特許第5873535号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
しかしながら、特許文献1のようなパッティングの支援装置は、傾斜角度は正確ではないという問題がある。
【0012】
特許文献2は水準器本体がスタンド型であるので、持ち運びが容易ではないし、かつスタンドを開くための作業が必要である。
【0013】
また、単に気泡の動きが「アップ」、「ダウン」、「フックライン」又は「スライスライン」に位置するかを知らせるだけであるから、傾斜角度は分からない。従って、ゴルフボールとカップとの間のラインを容易に読み取ることができないという問題がある。
【0014】
本発明は以上の課題を解決するためになされたもので、持ち運びが容易で演算処理が複雑でなくても、グリーンの傾斜角度を正確に知らせることができる水平器を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0015】
本発明は以上の問題に鑑みてなされたものであり、請求項1に係る発明は、本体裏面を設置面に置き設置面の傾斜角度を測定し表示する水平器であって、本体表面に設けられた表示器と、傾斜角度及び傾斜方向を生成するセンサと、制御部とを備え、前記制御部は、前記傾斜角度及び傾斜方向を読み込み、当該傾斜角度に応じた傾斜方向及び矢印の本数を生成し、前記表示器に表示させることを特徴とする。
【0016】
請求項2に係る発明は、前記表示器は中央部から第1表示領域、第2表示領域に分断され、矢印の方向は前記傾斜方向が高い方から低い方に向かい、第1表示領域が低い場合は第1表示領域の矢印が表示され、第2表示領域が低い場合には第2表示領域に矢印が表示されることを特徴とする。
【0017】
請求項3に係る発明は、前記制御部は、傾斜角度が水平のときは矢印を表示せず、傾斜角度が0より大きく1度以下のときは1本の矢印を表示し、傾斜角度が1度より大きく2度以下のときは2本の矢印を表示し、傾斜角度が2度より大きく3度以下のときは3本の矢印を表示し、傾斜角度が3度より大きく4度以下のときは4本の矢印を表示し、4度より大きい場合には4本すべてが点滅するように制御を行うことを特徴とする。
【発明の効果】
【0018】
以上のように本発明によれば、持ち運びが容易で演算処理が複雑でなくても、グリーンの傾斜角度を正確に知らせることができる水平器を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】ゴルフグリーンに置いて使用する水平器の斜視図である。
図2】水平器の上面を説明する説明図である。
図3】(a)及び(b)は水平器の側面図である。
図4】第2表示領域の説明をする説明図である。
図5】水平器の内部の構造を説明する概略構成図である。
図6】水平器の仕様を説明する説明図である。
図7】水平器の使用例を説明する説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、添付図面を参照しながら各実施例について詳細に説明する。以下に示す実施の形態は、発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示したものであって、本発明の技術的思想は、下記のものに特定されるものではない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された事項の範囲内において、種々の変更を加えることができる。特に、図面は模式的なものであり、現実のものとは異なることに留意すべきである。既に公知の技術である部分は説明を省略している。
【0021】
本例でX軸方向という場合は水平器10を正面からみての幅方向をいう。Z軸方向という場合も正面からみて上下方向とする。Y軸方向も正面からみて長さ方向であり、必要に応じて座標で示してある。また、右側という場合は紙面を垂直方向から視て右側を指し、左側という場合は紙面を垂直方向から視て左側を指す。
【0022】
本実施の形態は、デジタル水平器の原理を利用してゴルフコースのグリーン上でボールとカップ間のラインの傾斜を読み取る際のゴルフグリーン上で使用する水平器10(デジタル)である。
【0023】
図1にゴルフグリーンで使用する水平器10の斜視図を示し、図2にはゴルフグリーンで使用する水平器10の上面図を示す。
【0024】
図3にはゴルフグリーンで使用する水平器10の側面図を示す。なお、図3(a)は図2のA方向からの側面図であり、図3(b)は図2のB方向の側面図である。
【0025】
図1において、ゴルフグリーンで使用する水平器10は電源オンオフボタン12(例えば、電源オンの20秒後に自動オフ)と、起動中であることを示すLED(Light Emitting Diode)14とを備えている。このゴルフグリーンで使用する水平器10は、材質はプラスチック又はABS樹脂であり、防水加工(例えば2気圧~5気圧)が施されている。また、内部には小型ボタン電池が2個内蔵されている。
【0026】
ABS樹脂は、乳白色半透明のプラスチックで、アクリロ二トリル、ブタジエン、スチレンから成るポリマー(重合体)で、どの物質がより高い比率で含まれているかによって、ABS樹脂の性質は変化する。
【0027】
本体(水平器10は本体と表示部から構成されている)の上側には表示部(例えば、液晶表示部)15を備えている。この液晶表示部15は、紙面を垂直から視て、中央部付近から左側となる領域を第1表示領域15aと称し、右側となる領域を第2表示領域15bと称する。
【0028】
図2に示すように、第1表示領域15a及び第2表示領域15bには矢印が表示される。すなわち、液晶表示器15は中央部から第1表示領域15a、第2表示領域15bに分断され、矢印の方向は傾斜方向が高い方から低い方に向かい、第1表示領域15aが低い場合は第1表示領域15aの矢印17a~17dが表示され、第2表示領域15bが低い場合には第2表示領域15bに矢印16a~16dが表示される。
【0029】
液晶表示部15は、後述するマイクロコンピュータによって、傾斜の程度を知らせる矢印を表示させる。例えば、図2に示すように、傾斜角により第2表示領域15bの矢印の16a、16b、16c又は全て表示する。若しくは、図4に示すように、傾斜角により第1表示領域15aの矢印17a、17b、17c又は全て表示する。
【0030】
図2においては、寸法の一例を記載している。図2に示すように、長さLが120.0mm、幅W1が30.0mmであり、図3(a)に示すように厚さW2は10.0mmである。
【0031】
つまり、長尺の板状であって接触面が平坦な形状を有しているので、接触面の接触する距離が長く、かつ、設置面に対して水平に配置することができる。したがって、設置面に対して不安定に接触される卵形状のもの等に比べて、傾斜角をより正確に算出することができる。
【0032】
図5はゴルフグリーン上で使用する水平器10の内部の概略構成図である。同図において、上記と同一符号については説明を省略する。
【0033】
図5に示すように、ゴルフグリーン上で使用する水平器10は、傾斜センサ30と、マイクロコンピュータ40(制御部ともいう)と、液晶駆動部50と、電源部52等を備えている。
【0034】
また、マイクロコンピュータ40は、傾斜算出部42と、矢印決定部44と、タイマ46と、傾斜方向判定部48等を備えている。さらに、マイクロコンピュータ40は、電源オンオフボタン12のオンに伴って、タイマ46の時刻が例えば20秒経過したときに自動的に傾斜センサ30と、マイクロコンピュータ40と、液晶駆動部50等をオフにする手段(図示せず)を有している。
【0035】
傾斜センサ30は、既に公知であり、様々な原理のものがある。本発明では特に限定しないが角度と方向を求められるものなら使用可能である。例えば、重力に基づいて物体の勾配や角度を測定する。 TE Connectivity (TE) の傾斜センサを使用すると、さまざまな用途で勾配、角度、傾斜を正確に測定できるものである。
【0036】
この傾斜センサ30は、ゴルフグリーン水平器10の中央付近に設けられており、傾斜の変化を傾斜算出部42に出力する。
【0037】
なお、傾斜センサ30は、3軸センサでも構わない、この3軸センサは、X、Y、Z軸(方向)の例えば、Y軸を水平に固定とし、回転した場のXとZの変化の出力を電圧値として出力する。
【0038】
傾斜算出部42は、傾斜センサ30の出力である傾斜の変化を入力し、この角度に対応する信号に変換する。例えば、図1に示すように、紙面に垂直な方向から視て左端と、右端とを結ぶY軸と、水平線との角度を求め、この角度が0より大きく1度以下である場合は、左側が高いと判定し、矢印1個に相当する信号を矢印決定部44に出力する。
【0039】
例えば、1度より大きく2度以下である場合は、左側が矢印2個、2度より大きく3度以下である場合は左側が矢印3個、3度より高く4度以下である場合は、矢印4個とする。4度より大きい場合は、これらの判定結果に応じた信号を矢印決定部44に出力する。
【0040】
傾斜方向判定部48は、傾斜センサ30の出力の軸を判定して、右側に傾いている又は左側に傾いていると判定し(以下、傾き方向という)、この判定結果を液晶駆動部50に出力する。具体的には、当該水平器10の中心を原点としたXYZ座標系をメモリに定義し、このXYZ座標系に合成ベクトルを定義する。そして、この合成ベクトルの方向で右に傾斜又は左に傾斜と判定する。
【0041】
矢印決定部44は、傾斜算出部42の出力が0より大きく1度以下と判定した場合は、矢印を一つと決定する。
【0042】
また、1度より大きく2度以下の場合は、矢印を2個と判定する。2度より大きく3度以下の場合は、3個と判定する。
【0043】
3度より大きく4度以下の場合は、4個と判定する。4度より大きい場合は、全部点滅と判定する。
【0044】
そして、これらの判定結果に相当する信号を液晶駆動部50に出力する。これらの矢印数の判定結果を判定矢印数と称する。
【0045】
液晶駆動部50は、傾斜方向判定部48からの判定結果である傾き方向(右側又は左側に傾いている:傾き方向)を一時メモリに保存し、この傾き方向に該当する矢印表示領域(15a又は15b)を駆動状態にする。
【0046】
そして、矢印決定部44からの判定矢印数(1本、2本、3本又は全て)が入力する毎に、メモリに保存している傾き方向の矢印表示領域(15a又は15b)に判定矢印数(1本、2本、3本又は全て)の矢印(16a、16b・・又は17a、17b・・)を表示させる。
【0047】
つまり、液晶表示部15の表示領域に対応する表示メモリ(図示せず)を、中心から2分した第1表示領域15a、第2表示領域15bを定義し、この傾き方向に該当する表示領域に矢印を表示させている。
【0048】
図6を参照する。水平器10の仕様は、一例として、サイズは120mm×30mm×10mmで一般生活防水性である。材質はPC、ABSであり、本体カラーは緑色である。電池はボタン電池2個で、液晶はLCD(Liquid Crystal Display)である。使用可能時間は5時間で、スイッチは20秒後に自動オフである。
【0049】
本実施の形態は上記の各構成を備えることによって、図7に示すように、プレーヤAがグリーンGに、ゴルフグリーン上で使用する水平器10をラインを横切る(ラインに直角)ように置いた場合には、左側右側のどっちが高いか分かるので、どの程度のフックライン又はスライスラインかが分かる。
【0050】
具体的には、ゴルフグリーン上で使用する水平器10をグリーン上においた場合、水平器10の左が0より大きく1度以下の場合に液晶の第2表示領域(15b)の矢印が1つ表示される(例えば16a)。
【0051】
また、左が1度より大きく2度以下の場合は第2表示領域15bの矢印が2個目が表示される(16a及び16b)。
【0052】
2度より大きく3度以下の場合は、3個目が表示される(16a、16b及び16c)。3度より大きく4度以下の場合は、4個目が表示される(16a、16b、16c及び16d)、4度より大きい場合は、全部点滅される。
【0053】
一方、水平器の右が高い場合は、ゴルフグリーン水平器10の右が0より大きく1度以下の場合は液晶の第1表示領域15aの矢印が1つ表示される(例えば17a)。
【0054】
また、右が1度より大きく2度以下の場合は、第1表示領域15aの矢印が2個目が表示される(17a及び17b)する。2度より大きく3度以下の場合は、3個目が表示され(17a、17b及び17c)、3度より大きく4度以下の場合は、4個目が表示される(17a、17b、17c及び17d)、4度より大きい場合は、全部点滅される。
【0055】
なお、傾斜がない場合は、いずれの領域の矢印は表示されない。
【0056】
また、上記実施の形態では、カップCと、ボールとの間のラインを横切るように、水平器10を置くとして説明したが、例えば、左側をゴール側に右側をカップ側にして置いてもよい。つまり、どちら側に置いてもカップCまでの傾斜角度が分かる。
【0057】
上記の実施の形態では、矢印を表示するとして説明したが、複数の矢印を所定の色で予め液晶表示器に表示し、傾斜角度が求められたとき、この角度に該当する本数までの矢印を点灯表示させる手段を有してもよい。すなわち、切替自在である。
【0058】
例えば、水平器10をグリーン上においた場合、水平器10の左が0より大きく1度以下の場合は液晶の第2表示領域15bの矢印が1つ点灯する(例えば16a)。
【0059】
また、左が1度より大きく2度以下の場合は、第2表示領域15bの矢印の2個が点灯(16a及び16b)する。2度より大きく3度以下の場合は、3個点灯し(16a、16b及び16c)、3度より大きく4度以下の場合は、4個目が点灯し(16a、16b、16c及び16d)、4度より大きい場合は、全部(16a、16b、16c、16d、17a、17b、17c及び17d)点滅する。
【0060】
一方、水平器の右が高い場合は、水平器10の右が0~1度以下大きい場合に液晶の第1表示領域15aの矢印が1つ点灯する(例えば17a)。
【0061】
また、右が1度より大きく2度以下の場合は、第1表示領域15aの矢印の2個が点灯(17a及び17b)する。2度より大きく3度以下の場合は、3個が点灯し(17a、17b及び17c)、3度より大きく4度以下の場合は、4個が点灯し(17a、17b、17c及び17d)、4度より大きい場合は、全部点滅(16a、16b、16c、16d、17a、17b、17c及び17d)する。
【0062】
なお、傾斜がない場合は、いずれの領域の矢印は点灯しない。
【0063】
以上、本実施形態を説明したが、本実施形態はこれらに限定されるものではなく、本実施形態の要旨の範囲内で種々の変更可能である。
【産業上の利用可能性】
【0064】
本発明の水平器10は、グリーンの設置面の傾斜を測定することが可能である。
【符号の説明】
【0065】
10 水平器
12 電源オンオフボタン
14 LED(Light Emitting Diode)
15 液晶表示部
15a 第1表示領域
15b 第2表示領域
30 傾斜センサ
40 マイクロコンピュータ
42 傾斜算出部
44 矢印決定部
48 傾斜方向判定部
50 液晶駆動部
52 電源部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7