(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024070007
(43)【公開日】2024-05-22
(54)【発明の名称】電源装置及び電源装置の制御方法
(51)【国際特許分類】
H02M 3/155 20060101AFI20240515BHJP
H02M 3/28 20060101ALI20240515BHJP
【FI】
H02M3/155 P
H02M3/28 P
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022180331
(22)【出願日】2022-11-10
(71)【出願人】
【識別番号】000002037
【氏名又は名称】新電元工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】郭 中為
(72)【発明者】
【氏名】鎌倉 輝男
(72)【発明者】
【氏名】小林 貴之
(72)【発明者】
【氏名】木下 孝志
【テーマコード(参考)】
5H730
【Fターム(参考)】
5H730AS01
5H730AS04
5H730BB14
5H730BB27
5H730BB37
5H730BB57
5H730DD03
5H730DD04
5H730DD16
5H730EE04
5H730EE07
5H730EE13
5H730FD01
5H730FF09
5H730FG05
(57)【要約】
【課題】応答を高速化し、かつ安定動作を実現すること。
【解決手段】電源装置は、コンバータと、出力電圧指令信号に基づいてコンバータの動作を制御する制御部と、を含む。制御部は、コンバータから出力された出力電圧信号に含まれるリプル成分を除去するフィルタ処理と、出力電圧指令信号と、リプル成分が除去された出力電圧信号とに基づく第1フィードバック制御と、出力電圧指令信号と、出力電圧信号との差が所定の電圧変動値を超えていた場合に、出力電圧指令信号と、出力電圧信号との差に基づく第2フィードバック制御と、を実行する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンバータと、
出力電圧指令信号に基づいて前記コンバータの動作を制御する制御部と、を含み、
前記制御部は、
前記コンバータから出力された出力電圧信号に含まれるリプル成分を除去するフィルタ処理と、
前記出力電圧指令信号と、前記リプル成分が除去された前記出力電圧信号とに基づく第1フィードバック制御と、
前記出力電圧指令信号と、前記出力電圧信号との差が所定の電圧変動値を超えていた場合に、前記出力電圧指令信号と、前記出力電圧信号との差に基づく第2フィードバック制御と、を実行する、
電源装置。
【請求項2】
前記コンバータは、チョッパ回路であり、
前記制御部は、前記第1フィードバック制御と、前記第2フィードバック制御とにおいて、デューティ比制御信号を出力する、
請求項1に記載の電源装置。
【請求項3】
前記コンバータは、絶縁型双方向DAB(Dual Active Bride)回路であり、
前記制御部は、前記第1フィードバック制御と、前記第2フィードバック制御とにおいて、位相差制御信号を出力する、
請求項1に記載の電源装置。
【請求項4】
前記制御部は、電流指令信号と、直流電源の入出力電流の検出結果とに基づく電流フィードバック制御を実行する、
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電源装置。
【請求項5】
前記制御部は、後段に接続されているインバータの交流電圧周期の1/2の整数倍期間における前記コンバータの出力電圧の移動平均演算を実行し、前記リプル成分を除去する、
請求項1に記載の電源装置。
【請求項6】
コンバータを含む電源装置の制御方法であって、
コンバータから出力された出力電圧信号に含まれるリプル成分を除去するステップと、
出力電圧指令信号と、前記リプル成分が除去された前記出力電圧信号とに基づく第1フィードバック制御を実行するステップと、
前記出力電圧指令信号と、前記出力電圧信号との差が所定の電圧変動値を超えていた場合に、前記出力電圧指令信号と、前記出力電圧信号との差に基づく第2フィードバック制御を実行するステップと、
を含む、電源装置の制御方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、電源装置及び電源装置の制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、帯域阻止フィルタを設けてコンバータの出力電圧にインバータの出力周波数成分を応答させない技術が開示されている。特許文献2には、電圧フィードバック制御に加え、電流検出値によるフィードフォワード制御を行う技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006-295998号公報
【特許文献2】特開2010-161844号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の技術では、フィルタ処理の影響によりフィードバック信号の遅れが発生し、装置を高速に動作することができない可能性がある。特許文献2では、フィードフォワード制御の効果を得るために、フィードバック制御の応答速度を低く設定する必要がある。そのため、特許文献2でも装置を高速に動作することができない可能性がある。また、特許文献1および特許文献2では、負荷の急変時に装置を高速動作することができない可能性があるため、コンバータの出力電圧の変動が大きくなってしまう可能性もある。
【0005】
本開示は、応答を高速化し、かつ安定動作を実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の電源装置は、コンバータと、出力電圧指令信号に基づいて前記コンバータの動作を制御する制御部と、を含み、前記制御部は、前記コンバータから出力された出力電圧信号に含まれるリプル成分を除去するフィルタ処理と、前記出力電圧指令信号と、前記リプル成分が除去された前記出力電圧信号とに基づく第1フィードバック制御と、前記出力電圧指令信号と、前記出力電圧信号との差が所定の電圧変動値を超えていた場合に、前記出力電圧指令信号と、前記出力電圧信号との差に基づく第2フィードバック制御と、を実行する。
【0007】
本開示の電源装置において、前記コンバータは、チョッパ回路であり、前記制御部は、前記第1フィードバック制御と、前記第2フィードバック制御とにおいて、デューティ比制御信号を出力する。
【0008】
本開示の電源装置において、前記コンバータは、絶縁型双方向DAB(Dual Active Bride)回路であり、前記制御部は、前記第1フィードバック制御と、前記第2フィードバック制御とにおいて、位相差制御信号を出力する。
【0009】
本開示の電源装置において、前記制御部は、電流指令信号と、直流電源の入出力電流の検出結果とに基づく電流フィードバック制御を実行する。
【0010】
本開示の電源装置において、前記制御部は、後段に接続されているインバータの交流電圧周期の1/2の整数倍期間における前記コンバータの出力電圧の移動平均演算を実行し、前記リプル成分を除去する。
【0011】
本開示の電源装置の制御方法は、コンバータを含む電源装置の制御方法であって、コンバータから出力された出力電圧信号に含まれるリプル成分を除去するステップと、出力電圧指令信号と、前記リプル成分が除去された前記出力電圧信号とに基づく第1フィードバック制御を実行するステップと、前記出力電圧指令信号と、前記出力電圧信号との差が所定の電圧変動値を超えていた場合に、前記出力電圧指令信号と、前記出力電圧信号との差に基づく第2フィードバック制御を実行するステップと、を含む。
【発明の効果】
【0012】
本開示によれば、応答を高速化し、かつ安定動作を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】
図1は、第1実施形態の第1の例に係るコンバータの構成例を示す図である。
【
図2】
図2は、第1実施形態の第2の例に係るコンバータの構成例を示す図である。
【
図3】
図3は、第1実施形態の第3の例に係るコンバータの構成例を示す図である。
【
図4】
図4は、第1実施形態に係る制御部の構成例を示すブロック図である。
【
図5】
図5は、第1実施形態に係るフィルタ処理を実行する方法を説明するための図である。
【
図6】
図6は、比較例に係る電源装置の応答波形を示す図である。
【
図7】
図7は、第1実施形態に係る電源装置の応答波形を示す図である。
【
図8】
図8は、第2実施形態に係る制御部の構成例を示すブロック図である。
【
図9】
図9は、第3実施形態に係る制御部の構成例を示すブロック図である。
【
図10】
図10は、第4実施形態に係る制御部の構成例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、添付図面を参照して、本開示に係る実施形態を詳細に説明する。なお、この実施形態により本開示が限定されるものではなく、また、以下の実施形態において、同一の部位には同一の符号を付することにより重複する説明を省略する。
【0015】
[第1実施形態]
(第1の例のコンバータ)
図1を用いて、第1実施形態の第1の例に係るコンバータの構成例について説明する。
図1は、第1実施形態の第1の例に係るコンバータの構成例を示す図である。第1実施形態の第1の例に係るコンバータ100は、双方向のチョッパ回路である。コンバータ100は、1次側の電源1から出力されコンデンサ3で平滑化後の出力電圧V1を受けて、出力電圧V2をインバータ120に出力するものとする。インバータ120は、出力電圧V2を交流電圧に変換して、負荷2に出力するものとする。
図1に示す例では、2次側には負荷2が接続されているものとして示しているが、2次側には電源が接続されていてもよい。また、2次側には負荷2と電源の両方が接続されていてもよい。
【0016】
コンデンサ3の一端は、電源1の高電位側に電気的に接続されている。コンデンサ3の他端は、低電位側に電気的に接続されている。
【0017】
コンバータ100は、ブリッジ回路10と、リアクトル20と、制御部110と、を含む。
【0018】
ブリッジ回路10は、トランジスタ11と、トランジスタ12と、を含む。トランジスタ11は、降圧時に制御されるトランジスタである。トランジスタ12は、昇圧時に制御されるトランジスタである。また、トランジスタ11と、トランジスタ12を交互にオン・オフさせることにより昇圧動作と降圧動作をシームレスに変化させることができる。
【0019】
実施形態では、各トランジスタがMOSFETであることとしたが、本開示はこれに限定されない。各トランジスタは、シリコンパワーデバイス、GaNパワーデバイス、SiCパワーデバイス(例えば、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor))などでも良い。
【0020】
各トランジスタは、積極的に電流を流すことができる寄生ダイオード(ボディダイオード)を有する、又は、逆並列にダイオードが接続されている。寄生ダイオードとは、MOSFETのバックゲートとソース及びドレインとの間のpn接合である。
【0021】
各トランジスタが、本開示の「スイッチング素子」の一例に相当する。
【0022】
トランジスタ11のドレインは、インバータ120に電気的に接続されている。トランジスタ11のソースは、トランジスタ12のドレインに電気的に接続されている。トランジスタ12のソースは、電源1の低電位側及びインバータ120の低電位側に電気的に接続されている。
【0023】
リアクトル20の一端は、コンデンサ3の一端に電気的に接続されている。リアクトル20の他端は、トランジスタ11のソースと、トランジスタ12のドレインと電気的に接続されている。
【0024】
コンデンサ4の電圧が、出力電圧V2である。コンデンサ4の一端は、インバータ120に電気的に接続されている。コンデンサ4の他端は、インバータ120に電気的に接続されている。
【0025】
制御部110は、ブリッジ回路10を制御する。制御部110は、例えば、ディジタルPWM(Pulse Width Modulation)回路を内蔵したDSP(Digital Signal Processor)、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)などの情報処理装置と、RAM(Random Access Memory)又はROM(Read Only Memory)などの記憶装置とを有する。制御部110は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積回路により実現されてもよい。制御部110は、ハードウェアと、ソフトウェアとの組み合わせで実現されてもよい。
【0026】
(第2の例のコンバータ)
図2を用いて、第1実施形態の第2の例に係るコンバータの構成例について説明する。
図2は、第1実施形態の第2の例に係るコンバータの構成例を示す図である。第1実施形態の第2の例に係るコンバータ100Aは、DAB(Dual Active Bridge)方式であり、双方向のDC-DCコンバータである。コンバータ100Aは、1次側の電源1から出力されコンデンサ3で平滑化後の出力電圧V1を受けて、出力電圧V2をインバータ120に出力するものとする。インバータ120は、出力電圧V2を交流電圧に変換して、負荷2に出力するものとする。
図1に示す例では、2次側には負荷2が接続されているものとして示しているが、2次側には電源が接続されていてもよい。また、2次側には負荷2と電源の両方が接続されていてもよい。
【0027】
コンバータ100Aは、第1ブリッジ回路10Aと、リアクトル21と、トランス22と、第2ブリッジ回路20Aと、制御部110Aと、を含む。
【0028】
第1ブリッジ回路10Aは、第1アーム31及び第2アーム32を含む単相フルブリッジ回路である。第1アーム31は、トランジスタ11及びトランジスタ12を含む。第2アーム32は、トランジスタ13及びトランジスタ14を含む。
【0029】
トランジスタ11のソースは、トランジスタ12のドレインに電気的に接続されている。トランジスタ11のドレインは、トランジスタ13のドレインに電気的に接続されている。トランジスタ13のソースは、トランジスタ14のドレインに電気的に接続されている。トランジスタ12のソースは、トランジスタ14のソースに電気的に接続されている。
【0030】
トランジスタ11のドレイン及びトランジスタ13のドレインは、電源1の高電位側に電気的に接続されている。トランジスタ12のソース及びトランジスタ14のソースは、電源1の低電位側に電気的に接続されている。
【0031】
トランジスタ11のソース及びトランジスタ12のドレインは、第1ブリッジ回路10Aの一方の出力端子10aに電気的に接続されている。トランジスタ13のソース及びトランジスタ14のドレインは、第1ブリッジ回路10Aの他方の出力端子10bに電気的に接続されている。
【0032】
第2ブリッジ回路20Aは、第1アーム41及び第2アーム42を含む単相フルブリッジ回路である。第1アーム41は、トランジスタ51及びトランジスタ52を含む。第2アーム42は、トランジスタ53及びトランジスタ54を含む。
【0033】
トランジスタ51のソースは、トランジスタ52のドレインに電気的に接続されている。トランジスタ51のドレインは、トランジスタ53のドレインに電気的に接続されている。トランジスタ53のソースは、トランジスタ54のドレインに電気的に接続されている。トランジスタ52のソースは、トランジスタ54のソースに電気的に接続されている。
【0034】
トランジスタ51のドレイン及びトランジスタ53のドレインは、インバータ120に電気的に接続されている。トランジスタ52のソース及びトランジスタ54のソースは、インバータ120に電気的に接続されている。
【0035】
トランジスタ51のソース及びトランジスタ52のドレインは、第2ブリッジ回路20Aの一方の出力端子20aに電気的に接続されている。トランジスタ53のソース及びトランジスタ54のドレインは、第2ブリッジ回路20Aの他方の出力端子20bに電気的に接続されている。
【0036】
リアクトル21の一端は、出力端子20aに電気的に接続されている。リアクトル21は、2次側に配置したが、本開示はこれに限定されない。リアクトル21は、1次側に配置してもよいし、1次側及び2次側の両方に配置してもよい。
【0037】
トランス22は、第1巻線22aと、第2巻線22bと、コア22cと、を含む。第1巻線22a及び第2巻線22bは、コア22cに巻回されている。
【0038】
トランス22が、本開示の「変圧器」の一例に該当する。
【0039】
第1巻線22aと第2巻線22bとの巻き数比は、1:1が例示されるが、本開示はこれに限定されない。
【0040】
第1巻線22aの一端は、出力端子10aに電気的に接続されている。第1巻線22aの他端は、出力端子10bに電気的に接続されている。
【0041】
第2巻線22bの一端は、リアクトル21の他端に電気的に接続されている。第2巻線22bの他端は、出力端子20bに電気的に接続されている。
【0042】
制御部110Aは、第1ブリッジ回路10Aおよび第2ブリッジ回路20Aを制御する。制御部110Aは、例えば、ディジタルPWM回路を内蔵したDSP、CPUやMPUなどの情報処理装置と、RAM又はROMなどの記憶装置とを有する。制御部110Aは、例えば、ASICやFPGAなどの集積回路により実現されてもよい。制御部110Aは、ハードウェアと、ソフトウェアとの組み合わせで実現されてもよい。
【0043】
制御部110Aは、第1ブリッジ回路10Aに制御信号を出力し、第1アーム31及び第2アーム32を制御する。具体的には、制御部110Aは、トランジスタ11からトランジスタ14のオン状態と、オフ状態とを制御する。
【0044】
制御部110Aは、第2ブリッジ回路20Aに制御信号を出力し、第1アーム41及び第2アーム42を制御する。具体的には、制御部110Aは、トランジスタ51からトランジスタ54のオン状態と、オフ状態とを制御する。
【0045】
(第3の例のコンバータ)
図3を用いて、第1実施形態の第3の例に係るコンバータの構成例について説明する。
図3は、第1実施形態の第3の例に係るコンバータの構成例を示す図である。第1実施形態の第3の例に係るコンバータ100Bは、DAB方式であり、双方向のDC-DCコンバータである。
【0046】
コンバータ100Bは、第1ブリッジ回路10Bと、第2ブリッジ回路20Bと、リアクトル61と、リアクトル62と、リアクトル63と、トランス70と、制御部110Bと、を含む。
【0047】
第1ブリッジ回路10Bは、第1アーム31と、第2アーム32と、第3アーム33と、を含む。第1ブリッジ回路10Bは、3個のアームを含む3相のブリッジ回路である。第1アーム31は、U相のアームである。第2アーム32は、V相のアームである。第3アーム33は、W相のアームである。第1アーム31と、第2アーム32との間の位相差は、120度である。第2アーム32と、第3アーム33との間の位相差は、120度である。第3アーム33と、第1アーム31との間の位相差は、120度である。
【0048】
第1アーム31は、トランジスタ11と、トランジスタ12と、を含む。第2アーム32は、トランジスタ13と、トランジスタ14と、を含む。第3アーム33は、トランジスタ15と、トランジスタ16と、を含む。
【0049】
トランジスタ11と、トランジスタ13と、トランジスタ15とは、ハイサイドのトランジスタである。トランジスタ12と、トランジスタ14と、トランジスタ16とは、ローサイドのトランジスタである。
【0050】
トランジスタ11のソースは、トランジスタ12のドレインに電気的に接続されている。トランジスタ11のドレインは、トランジスタ13のドレインに電気的に接続されている。トランジスタ12のソースは、トランジスタ14のソースに電気的に接続されている。
【0051】
トランジスタ13のソースは、トランジスタ14のドレインに電気的に接続されている。トランジスタ13のドレインは、トランジスタ15のドレインに電気的に接続されている。トランジスタ14のソースは、トランジスタ16のソースに電気的に接続されている。
【0052】
トランジスタ15のソースは、トランジスタ16のドレインに電気的に接続されている。
【0053】
トランジスタ11のドレインと、トランジスタ13のドレインと、トランジスタ15のドレインとは、電源1の高電位側に電気的に接続されている。トランジスタ12のソースと、トランジスタ14のソースと、トランジスタ16のソースとは、電源1の低電位側に電気的に接続されている。
【0054】
トランジスタ11のソースと、トランジスタ12のドレインとは、第1ブリッジ回路10Bの1個目の出力端子10aに電気的に接続されている。トランジスタ13のソースと、トランジスタ14のドレインとは、第1ブリッジ回路10Bの2個目の出力端子10bに電気的に接続されている。トランジスタ15のソースと、トランジスタ16のドレインとは、第1ブリッジ回路10Bの3個目の出力端子10cに電気的に接続されている。
【0055】
第2ブリッジ回路20Bは、第1アーム41と、第2アーム42と、第3アーム43と、を含む。第2ブリッジ回路20Bは、3個のアームを含む3相のブリッジ回路である。第1アーム41は、U相のアームである。第2アーム42は、V相のアームである。第3アーム43は、W相のアームである。第1アーム41と、第2アーム42との位相差は、120度である。第2アーム42と、第3アーム43との位相差は、120度である。第3アーム43と、第1アーム41との位相差は、120度である。
【0056】
第1アーム41は、トランジスタ51と、トランジスタ52と、を含む。第2アーム42は、トランジスタ53と、トランジスタ54と、を含む。第3アーム43は、トランジスタ55と、トランジスタ56と、を含む。
【0057】
トランジスタ51と、トランジスタ53と、トランジスタ55とは、ハイサイドのスイッチ素子である。トランジスタ52と、トランジスタ54と、トランジスタ56とは、ローサイドのスイッチ素子である。
【0058】
トランジスタ51のソースは、トランジスタ52のドレインに電気的に接続されている。トランジスタ51のドレインは、トランジスタ53のドレインに電気的に接続されている。トランジスタ52のソースは、トランジスタ54のソースに電気的に接続されている。
【0059】
トランジスタ53のソースは、トランジスタ54のドレインに電気的に接続されている。トランジスタ53のドレインは、トランジスタ55のドレインに電気的に接続されている。トランジスタ54のソースは、トランジスタ56のソースに電気的に接続されている。
【0060】
トランジスタ55のソースは、トランジスタ56のドレインに電気的に接続されている。
【0061】
トランジスタ51のドレインと、トランジスタ53のドレインと、トランジスタ55のドレインとは、インバータ120に接続されている。トランジスタ52のソースと、トランジスタ54のソースと、トランジスタ56のソースとは、インバータ120に接続されている。
【0062】
トランジスタ51のソースと、トランジスタ52のドレインとは、第2ブリッジ回路20Bの1個目の出力端子20aに電気的に接続されている。トランジスタ53のソースと、トランジスタ54のドレインとは、第2ブリッジ回路20Bの2個目の出力端子20bに電気的に接続されている。トランジスタ55のソースと、トランジスタ56のドレインとは、第2ブリッジ回路20Bの3個目の出力端子20cに電気的に接続されている。
【0063】
リアクトル61の一端は、出力端子10aに電気的に接続されている。リアクトル61の他端は、トランス70に電気的に接続されている。
【0064】
リアクトル62の一端は、出力端子10bに電気的に接続されている。リアクトル62の他端は、トランス70に電気的に接続されている。
【0065】
リアクトル63の一端は、出力端子10cに電気的に接続されている。リアクトル63の他端は、トランス70に電気的に接続されている。
【0066】
トランス70は、出力端子20aと電気的に接続されている。トランス70は、出力端子20bと電気的に接続されている。トランス70は、出力端子20cと電気的に接続されている。トランス70は、変圧器の一種である。
【0067】
実施形態において、トランス70は、3相変圧器である。トランス70は、例えば、Y結線方式の3相変圧器や、デルタ結線方式の3相変圧器であってよい。
【0068】
制御部110Bは、第1ブリッジ回路10Bおよび第2ブリッジ回路20Bを制御する。制御部110Bは、例えば、ディジタルPWM回路を内蔵したDSP、CPUやMPUなどの情報処理装置と、RAM又はROMなどの記憶装置とを有する。制御部110Bは、例えば、ASICやFPGAなどの集積回路により実現されてもよい。制御部110Bは、ハードウェアと、ソフトウェアとの組み合わせで実現されてもよい。
【0069】
制御部110Bは、第1ブリッジ回路10Bに制御信号を出力し、第1アーム31から第3アーム33を制御する。具体的には、制御部110Bは、トランジスタ11からトランジスタ16のオン状態と、オフ状態とを制御する。
【0070】
制御部110Bは、第2ブリッジ回路20Bに制御信号を出力し、第1アーム41から第3アーム43を制御する。具体的には、制御部110Bは、トランジスタ51からトランジスタ56のオン状態と、オフ状態とを制御する。
【0071】
本実施形態では、コンバータ100、コンバータ100A、およびコンバータ100Bのいずれかが並列に接続して使用される。以下では、コンバータ100が並列に接続されているものとして説明する。コンバータ100Aまたはコンバータ100Bが並列に接続されている場合も、コンバータ100が並列に接続されている場合と同様であるので、説明を省略する。
【0072】
(制御部の構成例)
図4を用いて、第1実施形態に係る制御部の構成例について説明する。
図4は、第1実施形態に係る制御部の構成例を示すブロック図である。
【0073】
図4は、
図1に示すコンバータ100の制御部110の構成例を示す。
【0074】
図4に示すように、制御部110は、フィルタ部140と、減算器141と、減算器142と、第1フィードバック制御部143と、電圧差判定部144と、第2フィードバック制御部145と、加算器146と、駆動パルス生成部147と、パルス駆動部148と、を備える。
【0075】
フィルタ部140は、図示しない電圧センサ等からコンバータ100の出力電圧V2の電圧検出値を受ける。フィルタ部140は、出力電圧V2に対して処理を実行する。フィルタ部140は、出力電圧V2から所定の交流周波数成分を除去する。すなわち、フィルタ部140は、出力電圧V2から所定の交流成分を除去した信号S10を減算器141に出力する。フィルタ部140は、例えば、バンドストップフィルタで実現される。
【0076】
図5は、第1実施形態に係るフィルタ処理を説明する図である。
図5は横軸が時間、縦軸が出力電圧値を示す。波形201は、コンバータ100の出力電圧V2を示す。フィルタ部140は、リプル電圧周期の移動平均の区間Tに対してフィルタ処理を実行する。
【0077】
減算器141は、電圧制御指令値Vrefから信号S10を減算し、電圧制御指令値Vrefと信号S10との差を示す信号S11を第1フィードバック制御部143に出力する。
【0078】
減算器142は、電圧制御指令値Vrefから出力電圧V2を減算し、電圧制御指令値Vrefと出力電圧V2との差を示す信号S12を電圧差判定部144に出力する。
【0079】
第1フィードバック制御部143は、信号S11に基づいて、第1フィードバック制御を行う。第1フィードバック制御は、コンバータ100からの出力電圧V2が定常状態の領域で出力電圧値を制御するための制御であり得る。第1フィードバック制御部143は、例えば、PID(比例積分微分)演算などを実行して、第1フィードバック制御を行う。第1フィードバック制御部143は、第1フィードバック制御後のデューティ比を示す信号S13を加算器146に出力する。
【0080】
電圧差判定部144は、信号S12が示す電圧値が所定の電圧値以下または所定の電圧値以上であるか否かを判定する。電圧差判定部144は、信号S12が示す電圧値が所定の電圧値以下または所定の電圧値以上である場合の、その旨を示す信号S14を第2フィードバック制御部145に出力する。
【0081】
第2フィードバック制御部145は、電圧差判定部144から信号S14を受けた場合に第2フィードバック制御を行う。第2フィードバック制御は、コンバータ100からの出力電圧V2が所定の電圧値以下または所定の電圧値以上の過渡状態の領域で出力電圧値を制御するための制御であり得る。第2フィードバック制御部145は、例えば、PID演算などを実行して、第2フィードバック制御を行う。第2フィードバック制御部145は、第2フィードバック制御後のデューティ比を示す信号S15を加算器146に出力する。
【0082】
加算器146は、第1フィードバック制御部143から受けた信号S13と、第2フィードバック制御部145から受けた信号S15とに基づいて、デューティ比を算出する。加算器146は、信号S13と、信号S15とを加算してデューティ比を算出する。加算器146は、算出したデューティ比を示すデューティ比指令信号S16を駆動パルス生成部147に出力する。
【0083】
駆動パルス生成部147は、デューティ比指令信号S16に基づいて、トランジスタ11およびトランジスタ12のゲートに入力されるパルスを含むパルス信号S17を生成する。駆動パルス生成部147は、パルス信号S17をパルス駆動部148に出力する。
【0084】
パルス駆動部148は、パルス信号S17の電圧レベルを変換し、トランジスタ11およびトランジスタ12のオン状態とオフ状態とを切り替えるための駆動パルスS18を生成する。パルス駆動部148は、トランジスタ11およびトランジスタ12のゲートに駆動パルスS18を出力する。
【0085】
[応答波形]
図6と、
図7とを用いて、電源装置の応答波形について説明する。
図6は、比較例に係る電源装置の応答波形を示す図である。
図7は、第1実施形態に係る電源装置の応答波形を示す図である。
【0086】
図6の1段目は、横軸が時間を示し、縦軸が電流値を示す。波形211は、比較例に係るコンバータ100への入力電流の時間変化を示す。
【0087】
図6の2段目は、横軸が時間を示し、縦軸が電圧値を示す。波形212は、比較例に係るコンバータ100からの出力電圧の時間変化を示す。
【0088】
図6の3段目は、横軸が時間を示し、縦軸が電流値を示す。波形213は、比較例に係るインバータ120から負荷2への負荷電流を示す。
【0089】
図7の1段目は、横軸が時間を示し、縦軸が電流値を示す。波形221は、第1実施形態に係るコンバータ100への入力電流の時間変化を示す。
【0090】
図7の2段目は、横軸が時間を示し、縦軸が電圧値を示す。波形222は、第1実施形態に係るコンバータ100からの出力電圧の時間変化を示す。
【0091】
図7の3段目は、横軸が時間を示し、縦軸が電流値を示す。波形223は、第1実施形態に係るインバータ120から負荷2への負荷電流を示す。
【0092】
波形211と、波形221とに示すように、コンバータ100には時間t3のタイミングで入力電流が入力される。波形211と、波形221とを比較すると、第1実施形態は、比較例と比べて、高速に応答している。すなわち、第1実施形態は、比較例に比べて、直流入力電流リプルの抑制効果が同等で、応答速度を高速化することができる。
【0093】
波形212と、波形222とに示すように、時間t3のタイミングでコンバータ100から出力電圧が出力される。波形212と、波形222とを比較すると、比較例では出力電圧の変動量は最大で約94Vであることに対し、第1実施形態では出力電圧の変動量は最大で約40Vである。すなわち、第1実施形態は、比較例に比べて、出力電圧の変動量を半分以下にすることができる。
【0094】
波形213と、波形223とに示すように、時間t3のタイミングでインバータ120から負荷2への負荷電流が出力される。波形213と、波形223とを比較すると、比較例と、第1実施形態とでは、負荷電流は同様の特性を示す。
【0095】
上述のとおり、第1実施形態は、入力電流のリプル発生を抑制しつつ、応答を高速化し、かつ安定動作を実現することができる。
【0096】
[第2実施形態]
(制御部の構成例)
図8を用いて、第2実施形態に係る制御部の構成例について説明する。
図8は、第2実施形態に係る制御部の構成例を示すブロック図である。
【0097】
図8は、
図2に示すコンバータ100Aの制御部110Aの構成例を示す。
図3に示すコンバータ100Bの制御部110Bの構成は、制御部110Aの構成と同じなので、説明を省略する。
【0098】
図8に示すように、制御部110Aは、フィルタ部140と、減算器141と、減算器142と、第1フィードバック制御部143と、電圧差判定部144と、第2フィードバック制御部145と、加算器146Aと、駆動パルス生成部147Aと、1次側パルス駆動部149と、2次側パルス駆動部150と、を備える。
【0099】
制御部110Aは、パルス駆動部148の代わりに、1次側パルス駆動部149と、2次側パルス駆動部150とを備える点で、
図4に示す制御部110と異なる。
【0100】
加算器146Aは、信号S13と、信号S15とに基づいて、第1ブリッジ回路10Aと、第2ブリッジ回路20Aとの間の位相差を算出する。加算器146Aは、例えば、信号S13と、信号S15とを加算して、第1ブリッジ回路10Aと、第2ブリッジ回路20Aとの間の位相差を算出する。加算器146Aは、算出した位相差を示す位相差指令信号S19を駆動パルス生成部147Aに出力する。
【0101】
駆動パルス生成部147Aは、位相差指令信号S19に基づいて、トランジスタ11からトランジスタ14に入力されるパルスを含む1次側パルス信号S20を出力する。駆動パルス生成部147Aは、1次側パルス信号S20を1次側パルス駆動部149に出力する。
【0102】
駆動パルス生成部147Aは、位相差指令信号S19に基づいて、トランジスタ51からトランジスタ54に入力されるパルスを含む2次側パルス信号S21を出力する。駆動パルス生成部147Aは、2次側パルス信号S21を2次側パルス駆動部150に出力する。
【0103】
1次側パルス駆動部149は、1次側パルス信号S20の電圧レベルを変換し、トランジスタ11からトランジスタ14のオン状態とオフ状態とを切り替えるための1次側駆動パルスS22を生成する。1次側パルス駆動部149は、トランジスタ11からトランジスタ14のゲートに1次側駆動パルスS22を出力する。
【0104】
2次側パルス駆動部150は、2次側パルス信号S21の電圧レベルを変換し、トランジスタ51からトランジスタ54のオン状態とオフ状態とを切り替えるための2次側駆動パルスS23を生成する。2次側パルス駆動部150は、トランジスタ51からトランジスタ54のゲートに2次側駆動パルスS23を出力する。
【0105】
第2実施形態は、第1実施形態と同様に、応答を高速化し、かつ安定動作を実現することができる。
【0106】
[第3実施形態]
(制御部の構成例)
図9を用いて、第3実施形態に係る制御部の構成例について説明する。
図9は、第3実施形態に係る制御部の構成例を示すブロック図である。
【0107】
図9に示す制御部110aは、
図4に示す制御部110の変形例であり得る。
【0108】
制御部110aは、フィルタ部140と、減算器141と、減算器142と、第1フィードバック制御部143と、電圧差判定部144と、第2フィードバック制御部145と、加算器146Bと、駆動パルス生成部147と、パルス駆動部148と、減算器151と、第3フィードバック制御部152と、を備える。
【0109】
制御部110aは、減算器151と、第3フィードバック制御部152とを備える点で、
図4に示す制御部110と異なる。
【0110】
加算器146Bは、信号S13と、信号S15とに基づいて、コンバータ100から出力すべき電流の電流指令値を算出する。加算器146Bは、例えば、信号S13と、信号S15とを加算して、電流指令値を算出する。加算器146Bは、算出した電流指令値を示す信号S24を減算器151に出力する。
【0111】
減算器151は、電流指令値からコンバータ100からの出力電流の電流検出値を示す出力電流ioutを減算し、電流指令値と出力電流ioutとの差を示す信号S25を第3フィードバック制御部152に出力する。
【0112】
第3フィードバック制御部152は、信号S25に基づいて、第3フィードバック制御を行う。第3フィードバック制御部152は、第3フィードバック制御を行い、デューティ比を算出する。第3フィードバック制御は、コンバータ100からの出力電流ioutの電流値を制御するための制御であり得る。第3フィードバック制御部152は、例えば、PID演算などを実行して、デューティ比を算出する。第3フィードバック制御部152は、算出したデューティ比を示すデューティ比指令信号S26を駆動パルス生成部147に出力する。
【0113】
第3実施形態は、第1実施形態と同様に、応答を高速化し、かつ安定動作を実現することができる。
【0114】
[第4実施形態]
(制御部の構成例)
図10を用いて、第4実施形態に係る制御部の構成例について説明する。
図10は、第4実施形態に係る制御部の構成例を示すブロック図である。
【0115】
図10に示す制御部110Aaは、
図8に示す制御部110Aの変形例であり得る。
【0116】
制御部110Aaは、フィルタ部140と、減算器141と、減算器142と、第1フィードバック制御部143と、電圧差判定部144と、第2フィードバック制御部145と、加算器146Bと、駆動パルス生成部147Aと、1次側パルス駆動部149と、2次側パルス駆動部150と、減算器151と、第3フィードバック制御部152Aと、を備える。
【0117】
制御部110Aaは、減算器151と、第3フィードバック制御部152Aとを備える点で、
図8に示す制御部110Aと異なる。
【0118】
第3フィードバック制御部152Aは、信号S25に基づいて、第3フィードバック制御を行う。第3フィードバック制御部152Aは、第3フィードバック制御を行い、第1ブリッジ回路10Aと、第2ブリッジ回路20Aとの間の位相差を算出する。第3フィードバック制御部152Aは、例えば、PID演算などを実行して、第1ブリッジ回路10Aと、第2ブリッジ回路20Aとの間の位相差を算出する。第3フィードバック制御部152Aは、算出した位相差を示す位相差制御信号S27を駆動パルス生成部147Aに出力する。
【0119】
第4実施形態は、第1実施形態と同様に、応答を高速化し、かつ安定動作を実現することができる。
【0120】
図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。なお、この分散・統合による構成は動的に行われてもよい。
【0121】
以上、本開示の実施形態を説明したが、これら実施形態の内容により本開示が限定されるものではない。また、前述した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、前述した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。さらに、前述した実施形態の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
【符号の説明】
【0122】
1 電源
2 負荷
3,4 コンデンサ
10 ブリッジ回路
10A,10B 第1ブリッジ回路
11から16,51から56 トランジスタ
20A,20B 第2ブリッジ回路
20,21,61,62,63 リアクトル
22,70 トランス
22a 第1巻線
22b 第2巻線
22c コア
31,41 第1アーム
32,42 第2アーム
33,43 第3アーム
100,100A,100B コンバータ
110,110a,110A,110Aa 制御部
120 インバータ
140 フィルタ部
141,142,151 減算器
143 第1フィードバック制御部
144 電圧差判定部
145 第2フィードバック制御部
146,146A,146B 加算器
147,147A 駆動パルス生成部
148 パルス駆動部
149 1次側パルス駆動部
150 2次側パルス駆動部
152,152A 第3フィードバック制御部