IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 株式会社世代の特許一覧

特開2024-70088自動販売機や注文端末の販売画面におけるスクロール型式の販売画面システム
<>
  • 特開-自動販売機や注文端末の販売画面におけるスクロール型式の販売画面システム 図1
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024070088
(43)【公開日】2024-05-22
(54)【発明の名称】自動販売機や注文端末の販売画面におけるスクロール型式の販売画面システム
(51)【国際特許分類】
   G07F 9/00 20060101AFI20240515BHJP
   G07F 9/02 20060101ALI20240515BHJP
【FI】
G07F9/00 112
G07F9/02 102
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022180468
(22)【出願日】2022-11-10
(71)【出願人】
【識別番号】720000236
【氏名又は名称】株式会社世代
(72)【発明者】
【氏名】林泰三
【テーマコード(参考)】
3E044
【Fターム(参考)】
3E044AA01
3E044AA02
3E044AA12
3E044CA02
3E044EA01
3E044EB02
(57)【要約】
【課題】限られた画面サイズで、スクロール表示で商品を選択出来、商品の購入ボタンを見易く表示するための販売画面表示に加え、ついで買いに対する相乗効果を促進する事を目的とする。
【解決手段】
券売機などの自動販売機や注文端末において、販売画面では限られた画面内に商品の購入ボタンを並べて表示する場合が多いが、商品数を増やすと購入ボタンのサイズを小さくする必要があり、商品の購入ボタンサイズによる見やすさと並べられる商品の数に限度がある、スクロール表示システムでは一定の大きさの商品の購入ボタンを確保し、スクロールすることで商品の購入ボタンのサイズの問題と、1つの画面で表示出来る商品数の限度を緩和する事が可能で、更にメニューを3段に分け、1段目のメインメニューを選択した場合に、ついで買いに適した商品が2段目、3段目のサブメニュー1、2に表示され、販売の促進を促す。
【選択図】 図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
10.券売機などのタッチパネルを使用した販売画面にて、11.カテゴリーボタンをタッチする事で販売画面を切り替える機能を持ち、12.メインメニューではカテゴリーボタンに対応する商品を表示し、左右にスクロールする事で商品を切り替えて表示出来る機能を有し、タッチする事で商品を注文できる、13.サイドメニュー1と、14.サイドメニュー2ではメインメニューに連動したついで買いに適した一品料理やドリンクなどの購買意欲を高める商品を表示し、こちらも左右にスクロールする事で商品を切り替えて表示、タッチする事で商品を注文できる機能を有す、これによりメインの商品に加えて、一品料理やドリンクなどのサイドメニュー的な商品を一緒に購入し易くし、販売の促進に繋げることができ、スクロールで商品を切り替える事で多くの商品を配置する事も可能。
【請求項2】
請求項1の10.券売機などのタッチパネルを使用した販売画面において、前記本体は自販機、チケット販売機などの自動で商品やチケットを販売する事が可能な全ての自動販売機および、飲食店での注文やチケット販売、通販などで利用する注文用端末であること。
【請求項3】
請求項1の11.自動販売機や注文端末のタッチパネルを使用した販売画面上において、販売商品のカテゴリーを切り替えるもので、ボタンをタッチする事で対応した商品が12.メインメニューに表示されるもので、カテゴリーボタンの数などに関しての制限は設けない。
カテゴリーボタンは、物理的なスイッチなどを用いてもよい。
【請求項4】
請求項1の12.メインメニューにおいて、11.カテゴリーボタンに対応する商品を表示するもので、タッチパネル上で指をスクロールする事で左右に移動出来るもの。
商品の移動はスクロールではなく、画面上に設けたボタンや、物理的なスイッチなどを用いてもよい。
商品はタッチされる事で注文が出来、一部のみ表示されている商品についても同様に注文を可能とするもの。
【請求項5】
請求項1の13.サイドメニュー1おいて、12.メインメニューに対応した、ついで買いに適した商品を表示するもので、タッチパネル上で指をスクロールする事で左右に移動出来るもの。
商品の移動はスクロールではなく、画面上に設けたボタンや、物理的なスイッチなどを用いてもよい。
商品はタッチされる事で注文が出来、一部のみ表示されている商品についても同様に注文を可能とするもの。
【請求項6】
請求項1の14.サイドメニュー2おいて、12.メインメニューに対応した、ついで買いに適した商品を表示するもので、タッチパネル上で指をスクロールする事で左右に移動出来るもの。
商品の移動はスクロールではなく、画面上に設けたボタンや、物理的なスイッチなどを用いてもよい。
商品はタッチされる事で注文が出来、一部のみ表示されている商品についても同様に注文を可能とするもの。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、券売機などを含む、無人で商品を販売する自動販売機、飲食店での注文やチケット販売、通販などで利用する注文端末全般に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的な自動販売機や注文端末の場合、限られた画面サイズの上に商品を注文する商品ボタンを配置するため、販売する商品が多い場合は商品ボタンのサイズを小さくする必要がある、また商品ボタンを大きくして目立たせようとする場合は1つの画面に配置出来る商品数を少なくする必要がある、商品ボタンのサイズを確保しつつ、多くの商品を配置可能で、更に選択したカテゴリーのついで買いに適したサブメニューを備えたスクロール式販売画面システムを提供する。
【0003】
一般的なタッチパネルを使用した自動販売機や注文端末の販売画面では、利用者は画面内に配置された商品ボタンをタッチする事で注文を行うが、画面の大きさは固定なので、商品ボタンの数を増やす事に反比例して商品ボタンの大きさは小さくなる。しかしながら利用者が年配者の場合は商品ボタンが小さくなると、文字が読めないなどの問題が生じる。
【0004】
商品ボタンの大きさを維持して、商品数を多く配置する為に、商品ボタンをスクロールして表示する事で、年配者でも読める大きさの商品ボタンを利用出来、更に1画面上に多くの商品を表示出来る効果が得られる。
【0005】
メインメニューのついで買いに適した商品をサブメニュー1、サブメニュー2に表示する事で、メインメニューとの関連を強化し、購買意欲を促進し、売上を強化する効果が得られる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2010-102652
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
一般的なタッチパネル搭載の自動販売機や注文端末では、1つの画面上に商品ボタンを多く配置しようとすると、商品ボタンのサイズが小さくなり、その商品ボタン上に表示している文字も小さく読みづらくなる。逆に商品ボタンのサイズを大きくすると、1つの画面上に表示出来る商品ボタンの数が少なくなるといった欠点を持つ。
商品ボタンのサイズをある程度確保しつつ、1つの画面上に多くの商品を配置可能で、更に選択したカテゴリーのついで買いに適したサブメニューを備えたスクロール式販売画面システムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
自動販売機や注文端末のタッチパネルを使用した販売画面上の商品ボタンを可変とし、左右に移動出来る様にする事で、商品ボタンのサイズ確保と、1つの画面上に表示可能な商品ボタンの数を両立する、スクロール画面システムが提供される。
【0009】
上部のカテゴリーボタンと組み合わせる事により、メインメニューは、定食、麺類、丼ものなど設定したカテゴリーに合わせた切り替えが出来、カテゴリー単位で分ける事により、目的の商品を探す為に延々とスクロール操作をする労力も減らす事が出来る。なお、スクロールは最初と最後の商品が連結してループ可能な形で行われる。表示されている範囲(一部分の表示も含む)の商品ボタンはタッチする事で注文を行う事を可能とする。
【0010】
サブメニュー1、サブメニュー2はメインメニューに対応した、ついで買いに適した商品を表示するもので、主にドリンクや一品料理などのメインメニューと組み合わせて販売する事を目的とした商品を配置する。なお、スクロールは最初と最後の商品が連結してループ可能な形で行われる。表示されている範囲(一部分の表示も含む)の商品ボタンはタッチする事で注文を行う事を可能とする。
【発明の効果】
【0011】
自動販売機や注文端末の販売画面におけるスクロール型式の販売画面システムは、商品の表示サイズを見易く、更に1つの画面上に表示可能な数も多く確保できること、メインメニューには切り替え可能な商品を表示でき、サブメニュー1,2にはメインメニューに関連する商品を表示する事で、ついで買いによる購買促進に繋がるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1図1は、実施形態に関わる自動販売機や注文端末の販売画面におけるスクロール型式の販売画面システムの構成例を示す。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、実施形態について図面を参照して説明する。
【0014】
実施形態に関わる自動販売機、注文端末等のタッチパネルを使用した販売画面システムの全体構成の一例について、図1を参照しながら説明する。本実施形態に関わる自動販売機や注文端末のタッチパネルを使用したスクロール方式販売画面システムは、10.券売機などを含む、無人で商品を販売する自動販売機、注文端末全般、11.カテゴリーボタン、12.メインメニュー、13.サブメニュー1、14.サブメニュー2を有する。
【0015】
実施形態に関わる、自動販売機や注文端末等のタッチパネルを使用したスクロール販売画面システムでは、利用者が12.メインメニュー、13.サブメニュー1、14.サブメニュー2の画面を左右にスクロールして商品ボタンを移動させる事が可能で、商品ボタンの最初と最後が接続しているイメージで、商品ボタンの最後まで到達すると、最初の商品ボタンに戻る様になっている。
商品ボタンの移動はスクロールではなく、画面上に配置したボタンや物理的なスイッチなどを利用してもよい。
【0016】
11.カテゴリーボタンをタッチすると、今まで表示されていた12.メインメニューの商品が、対応したカテゴリーの商品に切り替え表示される。
また、タッチしたカテゴリーに適した商品がサイドメニュー1,2に切り替え表示される。これは常に固定でも構わない。
カテゴリーボタンの数などに関しての制限は設けない。
カテゴリーボタンはタッチパネル上ではなく、物理的なスイッチなどを用いてもよい。
【0017】
12.メインメニュー、13.サブメニュー1、14.サブメニュー2の表示されている商品ボタン(一部が表示されている商品ボタンも含む)をタッチする事で、対応する商品の注文が行われる。
【符号の説明】
【0018】
10…券売機などを含む、無人で商品を販売する自動販売機、注文端末全般
11…カテゴリーボタン
12…メインメニュー
13…サブメニュー1
14…サブメニュー2
図1