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特開2024-70474作業現場の判定システム及び作業現場の判定方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024070474
(43)【公開日】2024-05-23
(54)【発明の名称】作業現場の判定システム及び作業現場の判定方法
(51)【国際特許分類】
   E02F 9/26 20060101AFI20240516BHJP
【FI】
E02F9/26 B
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022180995
(22)【出願日】2022-11-11
(71)【出願人】
【識別番号】000001236
【氏名又は名称】株式会社小松製作所
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】田川 芳洋
(72)【発明者】
【氏名】谷本 貴頌
(72)【発明者】
【氏名】津村 総一
(72)【発明者】
【氏名】安藤 友起
(72)【発明者】
【氏名】中野 圭
【テーマコード(参考)】
2D015
【Fターム(参考)】
2D015HA03
(57)【要約】
【課題】スロットドージングの実施の適否を判定すること。
【解決手段】作業現場の判定システムは、ブルドーザがスロットドージングする作業現場の現況地形データを受信する現況地形データ受信部と、スロットドージングの掘削レーンの少なくとも一部の傾斜角度に基づいて、スロットドージングの実施の適否を判定する判定部と、を備える。
【選択図】図9
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ブルドーザがスロットドージングする作業現場の現況地形データを受信する現況地形データ受信部と、
前記スロットドージングの掘削レーンの少なくとも一部の傾斜角度に基づいて、前記スロットドージングの実施の適否を判定する判定部と、を備える、
作業現場の判定システム。
【請求項2】
前記判定部は、前記傾斜角度を判定する判定エリアを前記掘削レーンの進行方向に所定距離ごとに変えて、前記判定エリアごとにスロットドージングの実施の適否を判定する、
請求項1に記載の作業現場の判定システム。
【請求項3】
前記傾斜角度は、前記掘削レーンの進行方向の少なくとも一部の傾斜角度を含む、
請求項1に記載の作業現場の判定システム。
【請求項4】
前記掘削レーンにおいて前記進行方向の傾斜角度が閾値以上の第1所定エリアを第1表示形態で表示装置に表示させる表示制御部を備える、
請求項3に記載の作業現場の判定システム。
【請求項5】
前記傾斜角度は、前記掘削レーンの幅方向の少なくとも一部の傾斜角度を含む、
請求項1に記載の作業現場の判定システム。
【請求項6】
前記掘削レーンにおいて前記幅方向の傾斜角度が閾値以上の第2所定エリアを第2表示形態で表示装置に表示させる表示制御部を備える、
請求項5に記載の作業現場の判定システム。
【請求項7】
前記判定部は、前記幅方向の傾斜角度が閾値以上である場合、前記スロットドージングを実施できないと判定する、
請求項5に記載の作業現場の判定システム。
【請求項8】
前記スロットドージングを実施できないと判定されたことを示す不可表示データを表示装置に表示させる表示制御部を備える、
請求項7に記載の作業現場の判定システム。
【請求項9】
ブルドーザがスロットドージングする作業現場の現況地形データを受信することと、
前記スロットドージングの掘削レーンの少なくとも一部の傾斜角度に基づいて、前記スロットドージングの実施の適否を判定することと、を含む、
作業現場の判定方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、作業現場の判定システム及び作業現場の判定方法に関する。
【背景技術】
【0002】
作業機械に係る技術分野において、特許文献1に開示されているようなスロットドージングが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2019-214868号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば作業現場の地形によっては、スロットドージングの実施が困難になる可能性がある。
【0005】
本開示は、スロットドージングの実施の適否を判定することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に従えば、ブルドーザがスロットドージングする作業現場の現況地形データを受信する現況地形データ受信部と、スロットドージングの掘削レーンの少なくとも一部の傾斜角度に基づいて、スロットドージングの実施の適否を判定する判定部と、を備える、作業現場の判定システムが提供される。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、スロットドージングの実施の適否を判定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1図1は、実施形態に係る作業現場の管理システムを模式的に示す図である。
図2図2は、実施形態に係る作業機械を模式的に示す側面図である。
図3図3は、実施形態に係る3次元センサ及び障害物センサを模式的に示す平面図である。
図4図4は、実施形態に係る作業機械の動作の一例を模式的に示す図である。
図5図5は、実施形態に係る作業機械の判定システムを示すブロック図である。
図6図6は、実施形態に係る現況地形データ記憶部に記憶される記憶データを説明するための図である。
図7図7は、実施形態に係る掘削レーンの傾斜角度の算出方法を説明するための図である。
図8図8は、実施形態に係る障害物の位置算出方法を説明するための図である。
図9図9は、実施形態に係る表示装置に表示された表示データを示す図である。
図10図10は、実施形態に係る作業現場の表示方法を示すフローチャートである。
図11図11は、実施形態に係る作業現場の表示方法を示すフローチャートである。
図12図12は、実施形態に係るコンピュータシステムを示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示に係る実施形態について図面を参照しながら説明するが、本開示は実施形態に限定されない。以下で説明する実施形態の構成要素は適宜組み合わせることができる。また、一部の構成要素を用いない場合もある。
【0010】
[管理システム]
図1は、実施形態に係る作業現場の管理システム1を模式的に示す図である。実施形態において、作業現場は、鉱山である。鉱山とは、鉱物を採掘する場所又は事業所をいう。鉱山として、金属を採掘する金属鉱山、石灰石を採掘する非金属鉱山、又は石炭を採掘する石炭鉱山が例示される。作業現場において、複数の作業機械2が稼働する。実施形態において、作業機械2は、ブルドーザである。作業機械2は、作業現場において所定の作業を実施する。作業機械2が実施する作業として、掘削作業、押土作業、及び整地作業が例示される。
【0011】
管理システム1は、管理装置3と、通信システム4とを備える。管理装置3は、コンピュータシステムを含む。管理装置3は、作業機械2の外部に配置される。管理装置3は、作業現場の管制施設5に設置される。管理装置3は、作業現場及び作業機械2を管理する。管制施設5に管理者が存在する。通信システム4として、インターネット(internet)、携帯電話通信網、衛星通信網、又はローカルエリアネットワーク(LAN:Local Area Network)が例示される。ローカルエリアネットワークとして、無線LANの1つの規格であるWi-Fi(登録商標)が例示される。
【0012】
作業機械2は、制御装置6と、無線通信機4Aとを有する。制御装置6は、コンピュータシステムを含む。無線通信機4Aは、制御装置6に接続される。通信システム4は、制御装置6に接続される無線通信機4Aと、管理装置3に接続される無線通信機4Bとを含む。管理装置3と作業機械2の制御装置6とは、通信システム4を介して無線通信する。
【0013】
[作業機械]
図2は、実施形態に係る作業機械2を模式的に示す側面図である。図2に示すように、作業機械2は、車体7と、走行装置8と、掘削作業機9と、リッパ作業機10と、位置センサ11と、傾斜センサ12と、3次元センサ13と、障害物センサ14とを備える。車体7は、エンジン室15を有する。エンジン室15にエンジン16が収容される。エンジン16は、作業機械2の駆動源である。走行装置8は、車体7を支持して走行する。走行装置8は、一対の履帯17を有する。履帯17が回転することにより、作業機械2が走行する。
【0014】
掘削作業機9は、作業対象の掘削作業、押土作業、又は整地作業を実施する。掘削作業機9は、車体7に取り付けられる。掘削作業機9の少なくとも一部は、車体7の前方に配置される。掘削作業機9は、掘削ブレード18と、リフトフレーム19と、チルトシリンダ20と、リフトシリンダ21とを有する。
【0015】
掘削ブレード18は、車体7の前方に配置される。掘削ブレード18は、切刃18Aを有する。リフトフレーム19は、掘削ブレード18を支持する。リフトフレーム19の一端部は、回動機構を介して掘削ブレード18の背面に連結される。リフトフレーム19の他端部は、回動機構を介して車体7に連結される。なお、リフトフレーム19の他端部は、回動機構を介して走行装置8に連結されてもよい。
【0016】
チルトシリンダ20及びリフトシリンダ21のそれぞれは、掘削ブレード18を動作させる。チルトシリンダ20は、掘削ブレード18をチルト動作させるために駆動する。リフトシリンダ21は、掘削ブレード18を上下動作させるために駆動する。チルトシリンダ20の一端部は、回動機構を介して掘削ブレード18の背面に連結される。チルトシリンダ20の他端部は、リフトフレーム19の上面に接続される。チルトシリンダ20が伸縮することにより、掘削ブレード18のチルト角が変化する。リフトシリンダ21の一端部は、回動機構を介してリフトフレーム19に連結される。リフトシリンダ21の他端部は、回動機構を介して車体7に接続される。リフトシリンダ21が伸縮することにより、掘削ブレード18が上下方向に移動する。
【0017】
リッパ作業機10は、作業対象の切削又は破砕を含むリッピング作業を実施する。リッパ作業機10は、車体7に取り付けられる。リッパ作業機10の少なくとも一部は、車体7の後方に配置される。リッパ作業機10は、シャンク22と、リッパアーム23と、チルトシリンダ24と、リフトシリンダ25と、ビーム26とを有する。シャンク22は、車体7の後方に配置される。シャンク22は、リッパポイント22Aを有する。リッパポイント22Aは、シャンク22の先端部に設けられる。リッパアーム23は、シャンク22を支持する。リッパアーム23は、車体7とシャンク22とを連結する。リッパアーム23の一端部は、回動機構を介して車体7の後部に連結される。リッパアーム23の他端部は、ビーム26に連結される。ビーム26は、リッパアーム23に回動可能に連結される。シャンク22は、ビーム26を介してリッパアーム23に連結される。
【0018】
チルトシリンダ24及びリフトシリンダ25のそれぞれは、シャンク22を動作させる。チルトシリンダ24及びリフトシリンダ25のそれぞれは、車体7に連結される。チルトシリンダ24は、シャンク22をチルト動作させるために駆動する。リフトシリンダ25は、シャンク22を上下動作させるために駆動する。チルトシリンダ24の一端部は、回動機構を介してビーム26に連結される。チルトシリンダ24の他端部は、車体7の後部に連結される。チルトシリンダ24が伸縮することにより、シャンク22のチルト角が変化する。チルトシリンダ24は、シャンク22を前後方向に移動させる。リフトシリンダ25の一端部は、回動機構を介してビーム26に連結される。リフトシリンダ25の他端部は、車体7の後部に連結される。リフトシリンダ25が伸縮することにより、シャンク22が上下方向に移動する。リフトシリンダ25は、シャンク22を上下方向に移動させる。
【0019】
リッパ作業機10は、リッパポイント22Aを作業対象に突き刺す。リッパポイント22Aが作業対象に突き刺された状態で走行装置8が走行することにより、作業対象が切削又は破砕される。走行装置8が走行中に、シャンク22が上下方向及び前後方向に移動されてもよい。
【0020】
位置センサ11は、作業機械2の位置を検出する。作業機械2の位置は、全地球航法衛星システム(GNSS:Global Navigation Satellite System)を利用して検出される。全地球航法衛星システムは、全地球測位システム(GPS:Global Positioning System)を含む。全地球航法衛星システムは、緯度、経度、及び高度の座標データで規定されるグローバル座標系の位置を検出する。グローバル座標系とは、地球に固定された座標系をいう。位置センサ11は、GNSS受信機を含む。位置センサ11は、グローバル座標系における作業機械2の位置を検出する。位置センサ11は、車体7に配置される。
【0021】
傾斜センサ12は、車体7の傾きを検出する。傾斜センサ12は、水平面に対する車体7の傾斜角度を検出する。傾斜センサ12は、慣性計測装置(IMU:Inertial Measurement Unit)を含む。傾斜センサ12は、車体7に配置される。
【0022】
3次元センサ13は、検出対象の3次元形状を検出する。3次元センサ13は、検出対象に非接触で検出対象の3次元形状を検出する。3次元センサ13の検出対象は、作業現場を含む。3次元センサ13は、作業現場の3次元形状を検出する。作業現場の3次元形状は、作業現場の地形を含む。3次元センサ13は、検出対象の表面までの距離を検出する。3次元センサ13は、検出対象の表面の複数の検出点のそれぞれとの相対距離を検出することにより、検出対象の表面の3次元形状を検出する。検出対象の3次元形状を示す3次元データは、複数の検出点からなる点群データを含む。3次元データは、3次元センサ13と検出対象に規定される複数の検出点のそれぞれとの相対距離及び相対位置を含む。3次元データは、複数の検出点のそれぞれの高さデータを含む。3次元センサ13として、レーザ光を射出することにより検出対象を検出するレーザセンサ(LIDAR:Light Detection and Ranging)が例示される。なお、3次元センサ13は、ステレオカメラのような3次元カメラでもよい。3次元センサ13は、車体7に配置される。
【0023】
障害物センサ14は、作業現場に存在する作業機械2の障害物を検出する。障害物センサ14は、障害物に非接触で障害物を検出する。障害物センサ14として、電波を射出することにより障害物を検出するレーダセンサ(RADAR:Radio Detection and Ranging)が例示される。なお、障害物センサ14は、赤外光を射出することにより障害物を検出する赤外線センサでもよい。障害物センサ14は、車体7に配置される。
【0024】
図3は、実施形態に係る3次元センサ13及び障害物センサ14を模式的に示す平面図である。図3に示すように、3次元センサ13は、検出範囲130を有する。3次元センサ13は、検出範囲130に配置された検出対象の3次元データを検出する。実施形態において、3次元センサ13は、車体7の前方の3次元データを検出する3次元センサ13Fと、車体7の後方の3次元データを検出する3次元センサ13Bとを含む。3次元センサ13の検出範囲130は、3次元センサ13Fの検出範囲130Fと、3次元センサ13Bの検出範囲130Bとを含む。検出範囲130Fの少なくとも一部は、掘削作業機9よりも前方に規定される。検出範囲130Bの少なくとも一部は、リッパ作業機10よりも後方に規定される。
【0025】
図3に示すように、障害物センサ14は、検出範囲140を有する。障害物センサ14は、検出範囲140に配置された障害物を検出する。実施形態において、障害物センサ14は、車体7の後方の障害物を検出する。障害物センサ14は、左右方向において車体7の中心よりも左側に配置される障害物センサ14Lと、右側に配置される障害物センサ14Rとを含む。障害物センサ14の検出範囲140は、障害物センサ14Lの検出範囲140Lと、障害物センサ14Rの検出範囲140Rとを含む。検出範囲140Lの少なくとも一部及び検出範囲140Rの少なくとも一部は、車体7の後方に規定される。検出範囲140Lの少なくとも一部は、車体7よりも左方に規定される。検出範囲140Rの少なくとも一部は、車体7よりも右方に規定される。
【0026】
[作業機械の動作]
図4は、実施形態に係る作業機械2の動作の一例を模式的に示す図である。実施形態において、作業機械2は、スロットドージング(slot dozing)を実施することができる。スロットドージングとは、作業対象に形成されたスロット状の掘削レーンに沿って作業機械2が前進と後進とを繰り返しながら作業対象を掘削する施工法をいう。実施形態において、作業機械2は、自動制御によりスロットドージングを実施する。図4に示すように、作業機械2は、現況地形が最終設計面27Zに沿った形状になるように、スロットドージングする。図4に示す例において、作業機械2は、第1回目の掘削において、現況地形が第1中間設計面27Aに沿った形状になるように、掘削開始点27Sから前進しながら掘削作業機9で作業対象を掘削する。第1回目の掘削が終了した後、作業機械2は、掘削開始点27Sに戻るために後進する。作業機械2は、第2回目の掘削において、現況地形が第2中間設計面27Bに沿った形状になるように、掘削開始点27Sから前進しながら掘削作業機9で作業対象を掘削する。作業機械2は、現況地形が最終設計面27Zに沿って形状になるまで、前進と後進とを繰り返す。
【0027】
なお、作業機械2の自動制御は、操作者による手動操作と合わせて実施される半自動制御でもよいし、手動操作無しで実施される完全自動制御でもよい。半自動制御の場合、手動操作のための操作装置が作業機械2に搭載され、作業機械2に搭乗した操作者により搭乗操作されてもよい。手動操作のための操作装置が作業機械2の外部に配置され、作業機械2の外部に存在する操作者により遠隔操作されてもよい。
【0028】
[判定システム]
図5は、実施形態に係る作業機械2の判定システム100を示すブロック図である。管理システム1は、判定システム100を含む。判定システム100は、スロットドージングの実施の適否を判定する。判定システム100は、制御装置6と、位置センサ11と、傾斜センサ12と、3次元センサ13と、障害物センサ14と、管理装置3と、入力装置40と、表示装置41とを有する。制御装置6は、位置データ取得部61と、3次元データ取得部62と、障害物データ取得部63と、現況地形データ作成部64と、現況地形データ記憶部65とを有する。管理装置3は、現況地形データ受信部31と、障害物データ受信部32と、現況地形データ作成部33と、現況地形データ記憶部34と、掘削レーン設定部35と、判定部36と、表示制御部37とを有する。
【0029】
位置データ取得部61は、作業機械2の現況位置を示す位置データを取得する。作業機械2の現況位置は、位置センサ11の検出データを含む。位置データ取得部61は、位置データとして、位置センサ11の検出データを取得する。
【0030】
3次元データ取得部62は、作業機械2が稼働する作業現場の3次元形状を示す3次元データを取得する。作業現場の3次元データは、3次元センサ13の検出データを含む。3次元データ取得部62は、3次元データとして、3次元センサ13の検出データを取得する。位置データ取得部61は、作業機械2の姿勢を示す姿勢データを取得する。作業機械2の姿勢は、傾斜センサ12の検出データを含む。位置データ取得部61は、姿勢データとして、傾斜センサ12の検出データを取得する。
【0031】
障害物データ取得部63は、作業現場に存在する障害物を示す障害物データを取得する。障害物データ取得部63は、作業機械2の周辺に存在する障害物を示す障害物データを取得する。障害物データは、障害物センサ14の検出データを含む。障害物データ取得部63は、障害物データとして、障害物センサ14の検出データを取得する。障害物データは、3次元センサ13の検出対象の3次元形状を示す3次元データを含んでもよい。障害物データ取得部63は、3次元データに含まれる点群データから検出される立駐物の代表点と障害物センサ14の検出データとを統合して求められた位置を、障害物データとして取得してもよい。
【0032】
現況地形データ作成部64は、3次元データ取得部62により取得された3次元データ、位置データ取得部61により取得された作業機械2の現況位置を示す位置データ、及び位置データ取得部61により取得された作業機械2の姿勢を示す姿勢データに基づいて、作業現場の現況地形データを作成する。現況地形データ作成部64は、3次元センサ13の検出データ、位置センサ11の検出データ、及び傾斜センサ12の検出データに基づいて、作業現場の現況地形データを作成する。
【0033】
現況地形データ記憶部65は、現況地形データ作成部64により作成された作業現場の現況地形データを記憶する。
【0034】
現況地形データ受信部31は、現況地形データ記憶部65から通信システム4を介して作業現場の現況地形データを受信する。上述のように、作業現場に複数の作業機械2が存在する。複数の作業機械2のそれぞれは、現況地形データ記憶部65に記憶されている現況地形データを、通信システム4を介して管理装置3に送信する。現況地形データ受信部31は、複数の作業機械2のそれぞれから送信された現況地形データを受信する。
【0035】
障害物データ受信部32は、障害物データ取得部63から通信システム4を介して障害物データを受信する。複数の作業機械2のそれぞれは、障害物データを、通信システム4を介して管理装置3に送信する。障害物データ受信部32は、複数の作業機械2のそれぞれから送信された障害物データを受信する。
【0036】
現況地形データ作成部33は、現況地形データ受信部31により受信された現況地形データに基づいて、作業現場の現況地形データを作成する。現況地形データ作成部33は、複数の作業機械2のそれぞれから送信された現況地形データを統合して、作業現場の現況地形データを作成する。現況地形データ記憶部34は、現況地形データ作成部33により作成された現況地形データを記憶する。複数の作業機械2のそれぞれは、現況地形データを所定の時間間隔で管理装置3に送信する。複数の作業機械2のそれぞれは、例えば1秒ごとに現況地形データを管理装置3に送信する。現況地形データ作成部33は、現況地形データを受信する度に現況地形データを作成する。現況地形データ作成部33が現況地形データを作成する度に、現況地形データ記憶部34に記憶される現況地形データが更新される。
【0037】
掘削レーン設定部35は、スロットドージングの掘削レーンを設定する。上述のように、作業機械2は、作業現場においてスロットドージングを実施することができる。スロットドージングにおいて、作業機械2は、作業対象に形成されたスロット状の掘削レーンに沿って前進と後進とを繰り返しながら作業対象を掘削する。管理者は、入力装置40を操作して、掘削レーンを設定することができる。入力装置40として、コンピュータ用キーボード、タッチパネル、又はマウスが例示される。掘削レーン設定部35は、入力装置40が操作されることにより生成された入力データに基づいて、掘削レーンを設定する。
【0038】
判定部36は、スロットドージングの掘削レーンの少なくとも一部の傾斜角度に基づいて、スロットドージングの実施の適否を判定する。
【0039】
表示制御部37は、現況地形データ受信部31により受信された現況地形データを表示装置41に表示させる。表示装置41として、液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイのようなフラットパネルディスプレイが例示される。
【0040】
[記憶データ]
図6は、実施形態に係る現況地形データ記憶部65に記憶される記憶データを説明するための図である。図6に示すように、作業現場の3次元データは、作業現場の地形の表面に規定される複数の検出点28のそれぞれの高さデータを含む。3次元データが取得されたときの作業機械2の現況位置、作業機械2の姿勢、及び3次元データに基づいて、グローバル座標系における複数の検出点28のそれぞれの位置が定められる。なお、検出点28の位置は、グローバル座標系において規定されてもよいし、作業機械2に設定されたローカル座標系のような所定の座標系において規定されてもよい。複数の検出点28のそれぞれに、時刻を示す時刻データが付与される。時刻データが示す時刻とは、3次元データ取得部62が検出点28を取得した時刻、又は位置データ取得部61が検出点28に対応する位置データを取得した時刻をいう。なお、時刻データの時刻は、3次元センサ13が検出点28を検出した時刻とみなされてもよい。時刻データは、複数の検出点28のそれぞれに対応付けて記憶される。また、複数の検出点28のそれぞれに、属性を示す属性データが付与される。属性データが示す属性とは、検出点28の属性をいう。検出点28の属性は、作業現場の地形に係る属性及び作業現場に存在する障害物に係る属性を含む。属性データは、複数の検出点28のそれぞれに対応付けて記憶される。
【0041】
[掘削レーンの傾斜角度の算出方法]
図7は、実施形態に係る掘削レーン42の傾斜角度の算出方法を説明するための図である。上述のように、掘削レーン42は、管理者によって設定される。判定部36は、掘削レーン42と、掘削レーン42の内側の現況地形データとに基づいて、掘削レーン42の地面の傾斜角度を算出する。掘削レーン42の傾斜角度は、掘削レーン42の進行方向(長手方向)の少なくとも一部の傾斜角度を含む。掘削レーン42の傾斜角度は、掘削レーン42の幅方向(短手方向)の少なくとも一部の傾斜角度を含む。
【0042】
進行方向の傾斜角度を算出する場合、傾斜角度を判定する判定エリアが進行方向に設定される。図7に示す例において、判定エリアは、掘削レーン42に設定された第1位置43と第2位置44との間のエリアである。掘削レーン42の進行方向において、第1位置43と第2位置44とは相互に異なる位置に設定される。判定部36は、現況地形データに基づいて、第1位置43と第2位置44との間の傾斜角度を算出する。判定エリアの傾斜角度は、第1位置43の高さと第2位置44の高さの差である。第1位置43と第2位置44との間の判定エリアの傾斜角度を算出した後、判定部36は、判定エリアを進行方向に所定距離Umだけ移動させる。判定部36は、判定エリアを進行方向に所定距離Umだけ移動させた後、移動させた後の判定エリアの傾斜角度を算出する。判定部36は、判定エリアの進行方向の移動と移動後の判定エリアの傾斜角度の算出とを繰り返す。これにより、掘削レーン42の進行方向に設定された複数の判定エリアごとに傾斜角度が算出される。また、判定部36は、掘削レーン42の幅方向の傾斜角度も算出する。判定部36は、進行方向の異なる位置のそれぞれに設定された判定エリアにおける幅方向の傾斜角度を算出する。これにより、掘削レーン42の進行方向及び幅方向のそれぞれについて設定された複数の判定エリアごとに傾斜角度が算出される。
【0043】
判定部36は、掘削レーン42の進行方向及び幅方向のそれぞれの判定エリアごとに算出された傾斜角度に基づいて、スロットドージングの実施の適否を判定する。判定部36は、例えば幅方向の傾斜角度が予め定められた閾値以上である場合、その掘削レーン42でスロットドージングを実施できないと判定する。閾値は、例えば水平面に対して30度である。なお、判定部36は、進行方向の傾斜角度が予め定められた閾値以上である場合、その掘削レーン42でスロットドージングを実施できないと判定してもよい。
【0044】
[障害物の位置算出方法]
図8は、実施形態に係る障害物の位置算出方法を説明するための図である。障害物データ受信部32は、作業現場に存在する障害物を示す障害物データを受信する。障害物データ受信部32は、複数の作業機械2のそれぞれから、障害物データを受信する。障害物データは、障害物の部位の位置を示す。
【0045】
図8に示すように、1つの障害物の複数の部位45が相互に異なる障害物センサ14により検出される可能性がある。図8に示す例において、障害物データ受信部32は、第1の障害物センサ14、又は第1の障害物センサ14及び第1の3次元センサ13により検出された障害物の第1部位45Aを示す障害物データと、第2の障害物センサ14、又は第2の障害物センサ14及び第2の3次元センサ13により検出された障害物の第2部位45Bを示す障害物データと、第3の障害物センサ14、又は第3の障害物センサ14及び第3の3次元センサ13により検出された障害物の第3部位45Cを示す障害物データとを受信する可能性がある。1つの障害物の複数の部位45のそれぞれを示す複数の障害物データを受信した場合、障害物データ受信部32は、複数の障害物データを1つの障害物データに統合する。実施形態において、障害物データ受信部32は、複数の障害物データの相対距離が予め定められた所定値以下である場合、複数の障害物データが示す部位45を1つの位置に統合する。障害物データ受信部32は、複数の障害物データの相対距離が所定値以下である場合、複数の障害物データの重心位置を、障害物の位置として決定する。
【0046】
[表示装置]
図9は、実施形態に係る表示装置41に表示された表示データを示す図である。図9に示すように、表示制御部37は、現況地形データ受信部31により受信された現況地形データを表示装置41に表示させる。表示制御部37は、掘削レーン設定部35により設定された掘削レーン42を現況地形データとともに表示装置41に表示させる。図9に示す例において、第1掘削レーン42Aと第2掘削レーン42Bとが表示装置41に表示される。
【0047】
表示制御部37は、掘削レーン42において進行方向の傾斜角度が閾値以上の第1所定エリア46を第1表示形態で表示装置41に表示させる。図9に示す例において、第1所定エリア46は、第2掘削レーン42Bに存在する。第1所定エリア46は、例えば黄色表示される。また、表示制御部37は、掘削レーン42において幅方向の傾斜角度が閾値以上の第2所定エリア47を第2表示形態で表示装置41に表示させる。図9に示す例において、第2所定エリア47は、第1掘削レーン42Aに存在する。第2所定エリア47は、例えば赤色表示される。
【0048】
第1所定エリア46は、第2掘削レーン42Bに存在する崖であるとみなされる。表示制御部37は、スロットドージングの第2掘削レーン42Bに存在する崖の位置を示す第1シンボル48を現況地形データとともに表示装置41に表示させる。第1シンボル48は、例えば黄色の三角形アイコンでもよい。表示制御部37は、第1シンボル48を第2掘削レーン42Bの幅方向の中心に表示させる。図9に示す例において、第1所定エリア46は、第2掘削レーン42Bの進行方向に複数存在する。表示制御部37は、第2掘削レーン42Bに存在する複数の崖(第1所定エリア46)のうち、スロットドージングの掘削開始点27Sに最も近い崖の位置に第1シンボル48を表示させる。表示制御部37は、第2掘削レーン42Bに存在する崖が1つである場合、その崖の位置に第1シンボル48を表示させてもよい。
【0049】
表示制御部37は、作業現場に存在する障害物の位置を示す第2シンボル49を表示装置41に表示させる。第2シンボル49は、例えば赤色の三角形アイコンでもよい。図8を参照して説明したように、複数の障害物データの相対距離が所定値以下である場合、表示制御部37は、複数の障害物データの重心位置に第2シンボル49を表示させる。表示制御部37は、複数の障害物データの相対距離が所定値以下である場合、複数の障害物データが示す部位45を1つの位置に統合した領域のいずれかの位置に第2シンボル49を表示してもよい。
【0050】
上述のように、判定部36は、掘削レーン42の幅方向の傾斜角度が閾値以上である場合、スロットドージングを実施できないと判定する。図9に示す例において、第1掘削レーン42Aの第2所定エリア47の傾斜角度が閾値以上である場合、判定部36は、第1掘削レーン42Aにおいてスロットドージングを実施できないと判定する。表示制御部37は、スロットドージングを実施できないと判定されたことを示す不可表示データ50を表示装置41に表示させる。図9に示す例において、表示制御部37は、第1掘削レーン42Aにおいてスロットドージングを実施できないことを示す文字データを不可表示データ50として表示装置41に表示させる。図9に示す例において、表示制御部37は、スロットドージングの掘削開始点27Sに最も近い第2所定エリア47の位置に第1シンボル48を表示させてもよい。
【0051】
[表示方法]
図10及び図11のそれぞれは、実施形態に係る作業現場の表示方法を示すフローチャートである。図10に示すように、現況地形データ受信部31は、複数の作業機械2のそれぞれから現況地形データを受信する(ステップSA1)。判定部36は、ステップSA1において受信された現況地形データに基づいて、掘削レーン設定部35により設定された掘削レーン42の傾斜角度を算出する(ステップSA2)。判定部36は、掘削レーン42の進行方向の傾斜角度が閾値以上であるか否かを判定する(ステップSA3)。判定部36は、ステップSA3の処理と並行して、掘削レーン42の幅方向の傾斜角度が閾値以上であるか否かを判定する(ステップSA6)。
【0052】
ステップSA3において、掘削レーン42の進行方向の傾斜角度が閾値以上ではないと判定された場合(ステップSA3:No)、及び、ステップSA6において、掘削レーン42の幅方向の傾斜角度が閾値以上ではないと判定された場合(ステップSA6:No)、ステップSA1の処理に戻る。
【0053】
ステップSA3において、掘削レーン42の進行方向の傾斜角度が閾値以上であると判定された場合(ステップSA3:Yes)、表示制御部37は、進行方向の傾斜角度が閾値以上の第1所定エリア46を第1表示形態で表示装置41に表示させる(ステップSA4)。また、表示制御部37は、掘削レーン42に存在する崖の位置を示す第1シンボル48を表示装置41に表示させる(ステップSA5)。
【0054】
ステップSA6において、掘削レーン42の幅方向の傾斜角度が閾値以上であると判定された場合(ステップSA6:Yes)、表示制御部37は、幅方向の傾斜角度が閾値以上の第2所定エリア47を第2表示形態で表示装置41に表示させる(ステップSA7)。また、表示制御部37は、第2所定エリア47を含む掘削レーン42においてスロットドージングを実施できないと判定されたことを示す不可表示データ50を表示装置41に表示させる(ステップSA8)。また、表示制御部37は、掘削レーン42に存在する崖の位置を示す第1シンボル48を表示装置41に表示させる(ステップSA5)。
【0055】
図11に示すように、障害物データ受信部32は、複数の作業機械2のそれぞれから障害物データを受信する(ステップSB1)。障害物データ受信部32は、作業現場に障害物が存在するか否かを判定する(ステップSB2)。ステップSB2において、障害物が存在しないと判定された場合(ステップSB2:No)、ステップSB1の処理に戻る。ステップSB2において、障害物が存在すると判定した場合(ステップSB2:Yes)、障害物データ受信部32は、複数の障害物データの相対距離が所定値以下であるか否かを判定する(ステップSB3)。ステップSB3において、複数の障害物データの相対距離が所定値以下であると判定された場合(ステップSB3:Yes)、障害物データ受信部32は、複数の障害物データの重心位置を算出する(ステップSB5)。表示制御部37は、複数の障害物データの重心位置に第2シンボル49を表示させる(ステップSB4)。ステップSB3において、複数の障害物データの相対距離が所定値以下ではないと判定された場合(ステップSB3:No)、表示制御部37は、複数の障害物データの位置に基づいて第2シンボル49を表示させる(ステップSB4)。
【0056】
[コンピュータシステム]
図12は、実施形態に係るコンピュータシステム1000を示すブロック図である。上述の管理装置3及び制御装置6のそれぞれは、コンピュータシステム1000を含む。コンピュータシステム1000は、CPU(Central Processing Unit)のようなプロセッサ1001と、ROM(Read Only Memory)のような不揮発性メモリ及びRAM(Random Access Memory)のような揮発性メモリを含むメインメモリ1002と、ストレージ1003と、入出力回路を含むインターフェース1004とを有する。上述の管理装置3及び制御装置6のそれぞれの機能は、コンピュータプログラムとしてストレージ1003に記憶されている。プロセッサ1001は、コンピュータプログラムをストレージ1003から読み出してメインメモリ1002に展開し、プログラムに従って上述の処理を実行する。なお、コンピュータプログラムは、ネットワークを介してコンピュータシステム1000に配信されてもよい。
【0057】
コンピュータシステム1000又はコンピュータプログラムは、上述の実施形態に従って、ブルドーザである作業機械2がスロットドージングする作業現場の現況地形データを受信することと、スロットドージングの掘削レーン42の少なくとも一部の傾斜角度に基づいて、スロットドージングの実施の適否を判定することと、を実行することができる。
【0058】
[効果]
以上説明したように、実施形態に係る作業現場の判定システム100は、ブルドーザである作業機械2がスロットドージングする作業現場の現況地形データを受信する現況地形データ受信部31と、スロットドージングの掘削レーン42の少なくとも一部の傾斜角度に基づいて、スロットドージングの実施の適否を判定する判定部36と、を備える。判定システム100は、例えば傾斜角度が閾値以上である場合、スロットドージングの実施が不適であると判定することができる。判定システム100は、例えば傾斜角度が閾値未満である場合、スロットドージングの実施が適切であると判定することができる。
【0059】
[その他の実施形態]
上述の実施形態において、制御装置6の機能の少なくとも一部が、管理装置3に設けられてもよい。管理装置3の機能の少なくとも一部が、制御装置6に設けられてもよい。
【0060】
上述の実施形態において、例えば、位置データ取得部61、3次元データ取得部62、障害物データ取得部63、現況地形データ作成部64、及び現況地形データ記憶部65のそれぞれが、別々のハードウエアにより構成されてもよい。
【0061】
上述の実施形態において、表示制御部37は、3次元センサ13の3次元データに基づいて判定された崖の位置に第1表示形態又は第2表示形態、若しくは第3表示形態で表示装置41に表示させてもよい。制御装置6は、3次元データに含まれる検出点の高さデータに基づいて、地形が一定斜度以上である場合は、その位置は崖であると判定することができる。表示制御部37は、制御装置6によって判定された崖の位置に第1表示形態又は第2表示形態、若しくは第3表示形態で表示装置41に表示させてもよい。表示制御部37は、掘削レーン42に存在する複数の崖(第1所定エリア46、第2所定エリア47、制御装置6によって判定された崖)のうち、スロットドージングの掘削開始点27Sに最も近い崖の位置に第1シンボル48を表示させてもよい。
【0062】
上述の実施形態において、作業機械2は、ブルドーザであることとした。作業機械2は油圧ショベル、ホイールローダ、モータグレーダ等の他の作業機械でもよい。
【符号の説明】
【0063】
1…管理システム、2…作業機械、3…管理装置、4…通信システム、4A…無線通信機、4B…無線通信機、5…管制施設、6…制御装置、7…車体、8…走行装置、9…掘削作業機、10…リッパ作業機、11…位置センサ、12…傾斜センサ、13…3次元センサ、13F…3次元センサ、13B…3次元センサ、14…障害物センサ、14L…障害物センサ、14R…障害物センサ、15…エンジン室、16…エンジン、17…履帯、18…掘削ブレード、18A…切刃、19…リフトフレーム、20…チルトシリンダ、21…リフトシリンダ、22…シャンク、22A…リッパポイント、23…リッパアーム、24…チルトシリンダ、25…リフトシリンダ、26…ビーム、27A…第1中間設計面、27B…第2中間設計面、27S…掘削開始点、27Z…最終設計面、28…検出点、31…現況地形データ受信部、32…障害物データ受信部、33…現況地形データ作成部、34…現況地形データ記憶部、35…掘削レーン設定部、36…判定部、37…表示制御部、40…入力装置、41…表示装置、42…掘削レーン、42A…第1掘削レーン、42B…第2掘削レーン、43…第1位置、44…第2位置、45…部位、45A…第1部位、45B…第2部位、45C…第3部位、46…第1所定エリア、47…第2所定エリア、48…第1シンボル、49…第2シンボル、50…不可表示データ、61…位置データ取得部、62…3次元データ取得部、63…障害物データ取得部、64…現況地形データ作成部、65…現況地形データ記憶部、100…判定システム、130…検出範囲、130F…検出範囲、130B…検出範囲、140…検出範囲、140L…検出範囲、140R…検出範囲、1000…コンピュータシステム、1001…プロセッサ、1002…メインメモリ、1003…ストレージ、1004…インターフェース。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12