(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024070835
(43)【公開日】2024-05-23
(54)【発明の名称】照明アニメーション装置
(51)【国際特許分類】
A63H 33/22 20060101AFI20240516BHJP
A63H 5/00 20060101ALI20240516BHJP
A63H 37/00 20060101ALI20240516BHJP
G03B 21/14 20060101ALI20240516BHJP
【FI】
A63H33/22 E
A63H5/00 C
A63H37/00
G03B21/14 Z
【審査請求】有
【請求項の数】20
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023190581
(22)【出願日】2023-11-08
(31)【優先権主張番号】18/054,693
(32)【優先日】2022-11-11
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.ブルートゥース
(71)【出願人】
【識別番号】523386924
【氏名又は名称】ライトアップトイズドットコム エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】110002424
【氏名又は名称】ケー・ティー・アンド・エス弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】ジョシュア シー, ケリー
(72)【発明者】
【氏名】クリストファー ディー, ケリー
(72)【発明者】
【氏名】マックス アルメンダリス ララマ
【テーマコード(参考)】
2C150
2K203
【Fターム(参考)】
2C150BC10
2C150CA04
2C150DD04
2C150DF33
2C150DG13
2C150DG23
2C150DK01
2C150ED42
2C150EF15
2C150EF29
2C150FA01
2C150FA02
2C150FB04
2K203FA17
2K203FA44
2K203FA54
2K203GA43
2K203GA52
2K203GA59
2K203KA07
2K203KA14
2K203KA17
2K203KA50
2K203KA75
2K203MA21
(57)【要約】 (修正有)
【課題】画像が切り込まれたフィルムを通して様々なLEDを照明することでアニメーションを作り出す装置。
【解決手段】フィルムは、カットされた画像を含む。この装置は、フィルムを壁によりベースに接続することにより形成されたハウジング区画を有するハウジングを備える。ハウジング区画内に固定されているのは、区画を第1および第2のチャンバに分割する仕切りである。プリント回路基板が区画内に固定され、この基板は第1および第2のLEDを含み、第1のLEDは第1のチャンバ内に固定され、第2のLEDは第2のチャンバ内に固定される。マイクロコントローラユニットが、マイクロホンまたはスピーカのいずれかからの音と連動して、第1および第2のLEDの照明を制御することで、フィルムに切り込まれた画像をアニメーション化する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ベースとフィルムとを備え、これらが、その間に延在する壁を介して一体に固定されていてハウジング区画を形成しているハウジングであって、前記フィルムはフィルム中に切り出された画像を含んでいるハウジングと、
前記ハウジング区画を第1および第2のチャンバに分割する、前記区画内に固定された仕切りと、
前記区画内で前記ベースに固定されたプリント回路基板であって、第1および第2のLEDを備え、第1のLEDが前記第1のチャンバ内に固定され、第2のLEDが第2のチャンバ内に固定されている、プリント回路基板と、
前記ベースに固定され、前記プリント回路基板に電気的に接続されたマイクロコントローラユニットであって、マイクロホンを備えたマイクロコントローラユニットと、
前記マイクロコントローラユニットに電気的に接続された電源と、
を備える照明アニメーション装置。
【請求項2】
ブラケット固定システムが、壁の外側表面に固定される、
請求項1に記載の照明アニメーション装置。
【請求項3】
前記画像は、スマイリーフェースの顔であり、前記仕切りは、前記顔の口のU字形状に対応するように湾曲されていることで、前記顔の両目と口の上部とは、前記第1のLEDによって照明され、前記口の下部は、前記第2のLEDによって照明される、
請求項1に記載の照明アニメーション装置。
【請求項4】
前記第1のLEDは、前記の電源を入れたときに連続的に点灯される、
請求項1に記載の照明アニメーション装置。
【請求項5】
前記ベースに固定され、前記マイクロコントローラユニットに電気的に接続されたスピーカをさらに備える、
請求項1に記載の照明アニメーション装置。
【請求項6】
前記装置は、ストラップに取り付け可能である、
請求項1に記載の照明アニメーション装置。
【請求項7】
前記区画内に固定され、前記マイクロコントローラユニットに電気的に接続された少なくとも1つの追加LEDをさらに備える、
請求項1に記載の照明アニメーション装置。
【請求項8】
前記マイクロコントローラユニットが、前記照明アニメーション装置を遠隔起動するための受信機をさらに備える、
請求項1に記載の照明アニメーション装置。
【請求項9】
前記第1および第2のLEDの照明は、前記マイクロホンによって検出される音を介して音声作動される、
請求項1に記載の照明アニメーション装置。
【請求項10】
筐体を備え、
前記筐体は、
ベースとフィルムとを備え、これらが、その間に延在する壁を介して一体に固定されていてハウジング区画を形成しているハウジングであって、前記フィルムはフィルム中に切り出された画像を含んでいるハウジングと、
前記ハウジング区画を第1および第2のチャンバに分割する、前記区画内に固定された仕切りと、
前記区画内で前記ベースに固定されたプリント回路基板であって、第1および第2のLEDを備え、第1のLEDが前記第1のチャンバ内に固定され、第2のLEDが第2のチャンバ内に固定されている、プリント回路基板と、
前記ベースに固定され、前記プリント回路基板に電気的に接続されたマイクロコントローラユニットであって、マイクロホンとスイッチとを備えたマイクロコントローラユニットと、
前記マイクロコントローラユニットに電気的に接続された電源と、
を備える、照明アニメーション装置。
【請求項11】
前記筐体の不透明度が、約50~80%の不透明度、好ましくは約70%の不透明度である、
請求項10に記載の照明アニメーション装置。
【請求項12】
前記画像は、スマイリーフェースの顔であり、前記仕切りは、前記顔の口のU字形状に対応するように湾曲されていることで、前記顔の両目と口の上部とは、前記第1のLEDによって照明され、前記口の下部は、前記第2のLEDによって照明される、
請求項10に記載の照明アニメーション装置。
【請求項13】
前記第1のLEDは、前記装置の電源を入れたときに連続的に点灯される、
請求項10に記載の照明アニメーション装置。
【請求項14】
前記マイクロコントローラユニットに電気的に接続されたスピーカをさらに備え、周囲または前記スピーカから前記マイクロホンが検出し音を介して、前記第1および第2のLEDの照明が音声作動される、
請求項10に記載の照明アニメーション装置。
【請求項15】
前記マイクロコントローラユニットが、前記照明アニメーション装置を遠隔起動するための受信機をさらに備える、
請求項10に記載の照明アニメーション装置。
【請求項16】
前記区画内に固定され、前記マイクロコントローラユニットに電気的に接続された少なくとも1つの追加LEDをさらに備える、
請求項10に記載の照明アニメーション装置。
【請求項17】
筐体を備え、
前記筐体は、
ベースとフィルムとを備え、これらが、その間に延在する壁を介して一体に固定されていてハウジング区画を形成しているハウジングであって、前記フィルムはフィルム中に切り出されたスマイリーフェースの顔の画像を含んでいるハウジングと、
前記ハウジング区画を第1および第2のチャンバに分割する、前記区画内に固定された仕切りと、
前記区画内で前記ベースに固定されたプリント回路基板であって、第1および第2のLEDを備え、第1のLEDが前記第1のチャンバ内に固定され、第2のLEDが第2のチャンバ内に固定されていて、前記仕切りは、前記顔の口のU字形状に対応するように湾曲されていることで、前記顔の両目と口の上部とは、前記第1のLEDによって照明され、前記口の下部は、前記第2のLEDによって照明される、プリント回路基板と、
前記ベースに固定され、前記プリント回路基板に電気的に接続されたマイクロコントローラユニットであって、マイクロホンとスイッチとを備えたマイクロコントローラユニットと、
前記マイクロコントローラユニットに電気的に接続されたスピーカと、
前記マイクロコントローラユニットに電気的に接続された電源と、
を備えた、照明アニメーション装置。
【請求項18】
前記第1のLEDは、前記装置の電源を入れたときに連続的に点灯される、
請求項17に記載の照明アニメーション装置。
【請求項19】
周囲または前記スピーカから前記マイクロホンが検出した音を介して、前記第1および第2のLEDの照明が音声作動される、
請求項17に記載の照明アニメーション装置。
【請求項20】
前記区画内に固定され、前記マイクロコントローラユニットに電気的に接続された少なくとも1つの追加LEDをさらに備える、
請求項17に記載の照明アニメーション装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2021年6月1日に出願された米国特許出願第17/335,447号の一部継続出願であり、この一部継続出願の優先権を主張し、2021年11月12日に出願された米国特許仮出願第63/263,994号および2022年3月22日に出願された米国特許仮出願第63/269,724号の優先権をさらに主張する。本明細書において言及される全ての刊行物、特許および特許出願は、その全体が参照として組み込まれる。
【0002】
本発明は、フィルムを通して照明することでアニメーションを生成する玩具に関する。より具体的には、照明は、音声作動し(sound activated)、そのため、アニメーションは、音と連動して生成される。
【背景技術】
【0003】
アニメーションを生成するために装置の種々のチャンバ内に発光ダイオード(「LED」)を配置して使用する装置(デバイス)が存在する。しかし、これらの既存の装置では、アニメーションの生成時にクリアなイメージが作成されない。さらに、これらの装置は、異なる玩具に容易に固定することができない。さらに、これらの装置は、様々なアニメーションを生成する異なる画像を有する交換可能なフィルムを有していない。
【0004】
別に、歌と同期して照明する装置が存在する。しかしながら、これらの装置は、曲とのLEDの同期が装置内の集積回路に予めプログラムされているので、使用が著しく制限される。したがって、この装置は、装置によって検出される周囲音を介しての音では作動しない。さらに、これらの装置は、後での使用および起動のために、検出される音(サウンド)を装置のメモリ内に格納することはない。したがって、これらの既存装置の汎用性はほとんどない。
【発明の概要】
【0005】
フィルムを通して様々なLEDを照明し、そこに画像を切り込むことでアニメーションを作り出す装置。フィルムは、その中に切り取られた画像を含む。この装置は、フィルムを壁を介してベースに接続することで形成されたハウジング区画を有するハウジングを備える。ハウジング区画内に固定されているのは、区画を第一および第二のチャンバに分割する仕切りである。区画内にはプリント回路基板が固定され、この基板は第1および第2のLEDを含み、第1のLEDは、第1のチャンバ内に固定され、第2のLEDは、第2のチャンバ内に固定されている。マイクロコントローラユニットが、環境から、またはスピーカからの、マイクロホンが検出する音と連動して、第1および第2のLEDの照明を制御し、フィルムに切り取られた画像をアニメート(アニメーション化)する。LEDの照明はまた、マイクロコントローラユニットに予めプログラムされたシーケンスを介してスピーカから発せられる音と連動して作動される。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【
図1】
図1は、照明アニメーション装置の一実施形態の側面斜視図である。
【
図2】
図2は、
図1の照明アニメーション装置の側面斜視分解図である。
【
図3】
図3は、
図1の照明アニメーション装置の背面透視図である。
【
図4a】
図4aは、第1のアニメーション画像を示す、カボチャ筐体内に固定された
図1の照明アニメーション装置の正面図である。
【
図4b】
図4bは、第2のアニメーション画像を示す、カボチャ筐体内に固定された
図1の照明アニメーション装置の正面図である。
【
図5】
図5は、球状の筐体内に固定された
図1の照明アニメーション装置の部分的に開いた側面図である。
【
図6】
図6は、泡生成玩具内に固定可能な
図1の照明アニメーション装置の側面斜視分解図である。
【
図7】
図7は、膨張可能なバルーン玩具内に固定可能な
図1の照明アニメーション装置の側面斜視分解図である。
【
図8】
図8は、ぬいぐるみ(plush toy)内に固定可能な
図1の照明アニメーション装置の部分分解側面図である。
【
図9】
図9は、カボチャ筐体内に固定され、ストラップに取り付けられた
図1の照明アニメーション装置の正面図である。
【
図10】
図10は、
図7に示す膨張可能なバルーン玩具内に固定可能な照明アニメーション装置の電子的機能の一実施形態を示すフローチャートである。
【
図11】
図11は、マイクロコントローラユニットが様々な追加の電子的特徴を含む、
図1の照明アニメーション装置の部分分解図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
図1から
図3は、照明アニメーション装置10を示し、
図4a、
図4b、および
図5から
図9は、照明アニメーション装置が固定される様々な玩具を示す。本アニメーション装置(アニメーションデバイス)は有利には任意の構造物の内部または表面に取り付くので、図示の玩具は制限を意図するものと解釈されるべきではない。
図1から
図3および
図5から
図6に示されるように、本装置を他の構造物の内部または表面に固定する一つの方法は、上部ブラケット33および下部ブラケット34を備えたブラケットシステムを介する方法であり、これらのブラケットは壁22の外面に固定またははんだ付けされている。本装置は、その内部に装置を固定しようとする玩具に特有の任意の適切な方法によって、例えば、ねじまたは接着剤を介して、固定可能である。当業者は、スタンドアロンアニメーション装置について本明細書に記載した特徴が、他の構造物の内部または表面に固定される場合のアニメーション装置の実施形態にも適用されるものとして解釈されることを理解するであろう。或る特定の特徴または要素の配置、例えば、電源の場所は、本装置が他の構造物の内部または表面に固定されるときに変更可能であるものの、本明細書の開示は、すべての実施形態、特に装置の電子的機能および特徴に適用されるものと理解されるべきである。
【0008】
図1から
図3に示すように、照明アニメーション装置10は円筒形のハウジング20を備え、このハウジングは、その前面23に固定された円筒形のカバー30と、その背面26に固定された円筒形のベース(基部)21とを備える。カバーとベースとの間には、ベースからカバーまでに達する円筒形の壁22がある。前面と背面の両面間に壁が達していることで、装置の種々の内部部品が固定されるハウジング区画25を形成している。円筒形のカバーは、内部にスロット31を含み、このスロットは、そこでスライドすると、フィルム28に密着する。
【0009】
図1から
図3、特に
図2に示すように、装置10は、装置の前面23の周囲で壁22に固定されるカバー30を備える。
図1および
図2に示されるように、カバーは切欠37を備え、それは壁の一部を形成する留め具(クラスプ)27に対応しているので、カバーは壁に容易にスナップ留めされる。カバーは、フィルム28がその中にぴったり嵌合するスロット31を備える。例えば、
図2に示すように、カバーは全体的に開口していて、それによりフィルムをスロット内に位置決めすると、フィルムはカバーの中央開口部を包囲する。有利な態様では、フィルムはカバー内にきつく固定され、したがって、装置が上下逆さまにひっくり返されても、フィルムは滑り出ない。さらに、フィルムは、容易に取り外し可能であり、異なる画像を有する別のフィルムと交換可能である。フィルムは、例えば、フィルム上にダイカット(型抜き加工)された画像を有する、マット(艶消し)仕上げの不透明な黒色アセテートシートである。この実施形態では、フィルムは、その中に彫り込まれた第1の画像29を含み、これは、2つの目と口とを有するスマイリーフェース(いわゆる「にこにこマーク」)の顔の画像である。ユーザの仕様に応じて、任意の画像をこのフィルムに彫り込んだり、切り抜いたりすることができる。さらに、所望により、フィルムは、前面の最も外側の部分を形成し、壁に接続するための固定機構を備える(
図11参照)。
【0010】
図1から
図3、特に
図2に示されるように、壁22は、ベース21からカバー30にまで達していて、様々な内部部品が固定されるハウジング区画25を形成している。ハウジング区画は、チャンバの仕切り36によって第1のチャンバ38と第2のチャンバ40とに分割されている。仕切りは、壁の2つの対向する内面に固定またははんだ付けされる。第1の画像29がスマイリーフェースであるので、仕切りは、口のU字形に対応するように湾曲している。仕切りは有利には、口を含んでいるどのような画像も所望のアニメーション効果、すなわち、装置が話しをしている効果(
図4aおよび4bのアニメーション画像12、14を参照)、という利点を得るように配置される。チャンバの数は、フィルム28内にエッチングされる画像、装置10のサイズ、および/または所望のアニメーション効果に応じて変化する。
図3に示すように、フィルムは、両目と口の上部とが第1のチャンバ内に配置され、口の下部は第2のチャンバ内に配置されるように、第1のチャンバおよび第2のチャンバに隣接して固定される。第1および第2のチャンバに隣接した第1の画像の位置をこの特定の位置とすることによって、第1の画像の目的とする、話しているようなアニメーション効果(
図4aおよび4bのアニメーション画像を参照)を生ずるのに役立つ。
【0011】
図2および
図3に示すように、第1のチャンバ38は、その中に固定された第1のLED44を有し、第2のチャンバ40は、その中に固定された第2のLED46を有する。これらのLEDは、1色でもよく、ならびに/または色および/もしくは光度が変化するものであってもよい。LEDの数は、ハウジング20内に存在するチャンバの数、フィルム28内に彫られた画像、および所望のアニメーション効果などの要因によって変化する。両方のLEDは、プリント回路基板(「PCB」)42に固定かつ電気的に接続され、そのPCBは、例えば、ねじ43によってハウジングの背面26内に固定される。
図2に示すように、装置のベース21は、内部にPCBおよびLEDが固定されるコンパートメント47を含むように製造される。LEDは、表面実装技術を用いてPCBに固定される。有利なことに、本発明者らは、画像が投影されているのが別の表面上であるか、または別の表面内であるかにかかわらず、フィルムから離間して固定すべき第1および第2のLEDのフィルムまでの距離について、クリアなアニメーション画像を生成するための正確な距離を発見した。具体的には、クリアで読み取り可能な画像が生ずるように、フィルムを通して投影される画像のサイズおよび位置を制御するには、LEDからフィルムまでの距離が重要である。LEDからフィルムまでの距離は、約5mmから約15mmであり、これによって目に容易に認識可能な鮮明で正確なアニメーション画像を生成する。
【0012】
しかし、他の実施形態では、この距離は、本装置(デバイス)が内部に固定される器具、デバイスのサイズ、LEDの数、およびフィルムにエッチングされる画像によって異なる。例えば、装置10が、
図4a、
図4bから
図6及び
図9に示すような筐体100、101、114内に固定されたとき、フィルムにカットされた画像は、筐体の内面に照らし出されると拡大するので、画像29は、その上に投影されたとフィルムのサイズより大きく見える。
図4a及び
図4bに示すように、装置は、筐体内に固定され、筐体よりもサイズが小さい。しかしながら、装置はまた、筐体の内側から正確な距離に配置されるので、筐体の内面に投影された顔は、筐体の前面を通してはるかに大きく見える一方で、判読可能である。筐体は、光が筐体を通して屈折し、はっきりと見える正確な不透明度である。例えば、
図4aおよび4bに示されるように、口は、第1および第2のLEDの照明に基づいて話しているように見える。さらに、所望のアニメーション効果の生成を支援するために、筐体は、筐体の前面上に、顔のシルエット105を含む。驚くべきことに、顔がフィルムを通してシルエット上に投影されると、アニメーション画像は拡大され、シルエットと完全に整列する。これは、フィルム上に存在する顔のサイズよりも大きな顔の錯覚を有利に作り出すという利点がある。
【0013】
図2および
図11は、装置10のマイクロコントローラユニット50の異なる実施形態を示す。マイクロコントローラユニットのこれらの様々の可能性の指向及び組み合わせは、制限として解釈されるべきではない。マイクロコントローラまたはPCBは、すべての特徴および構造/電子機器/回路を結合する。他の実施形態では、そのような特徴は別々に実施される。PCB42は、配線39を介して、種々の制御回路を含むマイクロコントローラユニット50に電気的に接続される。このような回路は、例えば、集積回路チップ52、マイクロホン56、およびスイッチ54を含む。スイッチは、マイクロホンおよび他の制御回路とは反対側でマイクロコントローラユニットに配置される。回路は、音、LED強度の機能的制御、色温度、色、照明持続時間およびタイミングといった、玩具の所望のアニメーション効果および他の特徴を制御するために使用される。そのような回路はまた、
図6に示される泡生成玩具110のための泡生成の制御など、デバイスが他の玩具内に装着される場合に、様々な他の特徴を制御する。実施形態によっては、第1および第2のLED44、46、および/または存在する他のLEDの光パターンの制御は、ランダムまたは規則的であるか、またはLEDの制御は、連続的なシーケンスまたはパターン、カスタムシーケンスまたはパターン、および/または、一定タイミング、可変タイミングおよび/または調光を組み込んだシーケンスまたはパターンであってもよい。
【0014】
図11に示すように、一実施形態では、配線41を介してマイクロコントローラユニット50に電気的に接続されているのは、スピーカ62、他の音声装置、および/または振動装置である。マイクロコントローラユニットは、増幅器90と、受信機91と、リレー92と、メディアプレーヤ93とを更に含む。従って、そのような回路は、例えば、周波数または振幅変調のような制御変調も含む。
【0015】
図2及び
図11に示すように、マイクロコントローラユニット50は、スイッチ54および/または装置を起動又は停止させる別の回路を含む。デバイスを起動または停止させるためのスイッチまたは他の回路は、トグルスイッチ、押下スイッチ、3位置スイッチなどの多位置スイッチ、および他の同様の機械的起動アセンブリといった機械的なものである。一実施形態では、スイッチまたは他の回路は、埋め込み命令を介した起動、および/または回路によって受信された起動信号の受信を組み込む。例えば、マイクロコントローラは、装置の照明、音、または振動の特徴および/または装置の他の特徴を作動させる信号を受信するための受信機91を含む。スイッチまたは他の回路は、例えば、位置、近接性、または照明、音および/もしくは振動の作動を表示および/もしくは命令する他のワイヤレス命令を感知する、例えばRFIDまたは他のタイプの電子機器などの近接性検出デバイスを組み込む。このようなデバイスは、例えば、送信されたビーコンに対する位置を検出するように動作可能な命令および回路を含む。例えば、デバイスがビーコンを受信すると、装置の照明、および/または音発出、および/または所定の動作の作動を引き起こすような、固有のビーコンを送信している、遊園地内の或るディスプレイ、施設、アトラクション、または他の場所に近づくと、装置が自動的に作動する。
【0016】
さらに、装置10は、様々な事前録音または事前プログラムされた音またはオーディオもしくはビデオファイルを内蔵している、サウンドチップおよび/またはメディアプレーヤ93を含む。これらの音は、例えば、装置がディスプレイに近づくと、予め録音された音がスピーカから再生され、LED44、46がそれに応じて点灯するように、LEDの照明と連動させて予めプログラムされているので、アニメーションが話をしたり、瞬きをしたりするように見える。他の自動化された命令として、色を発すること、デバイスのメモリに格納された、またはデバイスの受信機が受信した所定のオーディオを再生すること、統合された受信機によってストリーミングされ、受信された信号を再生することなどの機能がさらに実施される。たとえば、デバイスは、ブルートゥースビーコン受信機を備えた近接検出を具備する。固有のビーコン信号を受信すると、デバイスは、メモリに格納された命令によって、特定の方法で起動し、および/または特定の予め記録またはストリーミングされたオーディオ信号を再生するようにプログラムされていて、これらのオーディオ信号は、装置の口が歌またはオーディオの再生と同期して会話しているかに見えるように、LEDの照明と共にプログラムされている。別の態様では、装置は、RFID検出器を組み込んでおり、ここで、装置は特定のRFID信号を認識すると、所定のシーケンスの信号の発信を開始する。GPS位置検出および決定などの他の実施策も実施し得る。
【0017】
装置内に存在する第1および第2のLED44、46および/または他のLEDの照明は、音による作動を介して独立して起動および/または点灯される。例えば、マイクロホン56が音を検出すると、マイクロホンはこの信号をPCB42に送信し、LEDを、環境内で検出された周囲音を介して動くように起動させる。集積回路チップ52が、LEDを制御し、光を検出された周囲音と調和させる。また、音による作動は、装置内のサウンドチップに格納したオーディオおよび/またはサウンドを再生するスピーカ62を介して行われる。マイクロホンは、スピーカを通して再生された音により起動され、スピーカは、音で起動されるLEDの点灯を開始させる。さらに、スピーカは、LEDを点灯させるように事前にプログラムされた、事前に録音またはプログラムされた歌またはオーディオを有することができる。これにより、装置は、スピーカを介して再生された音声に同期してアニメーション化する。さらに、スイッチ54が多方向スイッチである場合、装置の1つのモードオプションとして、マイクロホンをオフにすると、スピーカがオンになることが挙げられる。第2のLED照明のようなLEDの光アニメーション機能は、サウンドファイルに従って再生するように予めプログラムされている。
【0018】
例えば、使用時には、スイッチは、多方向スイッチ、例えば、双方向スイッチである。ユーザがスイッチを押すか、および/またはスイッチが遠隔で起動されると、第1のチャンバ38内に固定された第1のLED44は、常に点灯したままである。従って、第1チャンバを介して照明される第1画像29の部分、すなわち、両目と口の上部はずっと照明される。第2チャンバ40内に固定された第2のLED46は、常時オンではなく、マイクロコントローラユニット50とPCB42の回路を介して音により作動されるようにプログラムされている。音による作動は、周囲の音および/もしくはスピーカ62から発せられる音を介した、またはプログラムされたシーケンスを介した、マイクロホン56からの発声による。したがって、第2チャンバを介して照明される第1画像の部分、すなわち、口の下部、の照明はオンとオフに切り替わるので、音と同期して口が話しているように見える(
図4aの第1のアニメーション画像12と、
図4bの第2のアニメーション画像14との対比を参照)。第1および第2のLEDの照明は、PCBから受信される信号に応じて両方が作動および停止することもできるので、上の説明は限定を意図したものと解釈すべきではない。たとえば、第1のLEDの照明は、装置が瞬きしているかのように行うこともできる。
【0019】
スイッチが例えば3方向スライドスイッチである場合、スイッチが右に回されると、スイッチは赤外線モードとなる。装置10は、装置内のサウンドチップ内に格納されたオーディオファイルをロック解除するために、送信機から信号を受信する。サウンドチップに予め録音およびプログラムされているオーディオファイルの格納数は、複数、例えば、5つ、である。ユーザが送信機と交信すると、特定の格納されたオーディオがロック解除され、そのロック解除されたオーディオは、その音声またはオーディオと同期して話すように装置をアニメーション化するよう予めプログラムされた方法で、装置のLED(44,46)および/または他のLEDの照明を作動させる。マイクロホンはオフにされるので、LEDは事前に格納されたオーディオに反応し、第2のLEDの点滅または点灯シーケンスは、会話しているアニメーションを作成するように、各オーディオファイルに従って事前にプログラムされている。有利には、装置は、マイクロホンがオフにされたとたんに話すか歌を歌っているように見えるため、いかなる環境ノイズによってもサウンド作動が起こることはない。スイッチを左に回すと、マイクロホンがアクティブになるため、環境ノイズによってLEDの照明がサウンド作動する。さらに、一実施形態では、装置は、その内部に多数の他のLEDを含み、そのため、話しているアニメーションに加えて、ユーザがスイッチを押し下げると起動されるユニークな光のショーが実現される。一実施形態では、装置はプッシュボタンをさらに備え、これが装置の格納されたメモリ機能をロック解除し、ロック解除されたオーディオファイルを再生し回し続ける。
【0020】
別の実施形態では、例えば、スイッチ54に加えて、本装置は、ボタンと、第1および第2のLED(44,46)に加えた種々のLEDを備える。ユーザがボタンを押すと、装置の光、音、および投影が自動的に起動される。ボタンを押し続けることで、様々な異なる照明効果、投影およびサウンド効果によるサイクルが切り替わる (
図10のフローチャートを参照)。さまざまなエフェクト(効果)による点滅の後、エフェクトは自動的にオフになる。加えて、ユーザがボタンを設定された期間または時間、例えば約3秒間押すと、装置のモードが変化する。例えば、色やLEDが変化したり、マイクがオフになったりするなどである。
【0021】
一実施形態では、装置10は、トランシーバ(ウォーキートーキー)を含む対話型ハブを備える。トランシーバのマイクロホンは、近くのスマート・デバイスから発せられる音を拾い上げる。この音は、無線周波数にコード化され、そのトランシーバのアンテナを介して、玩具内に固定されている別のトランシーバに送信される。この信号は、無線信号からデコードされ、玩具内のスピーカを駆動する。この玩具は、マイクロホンをさらに備え、このマイクロホンは、前記の音を検出して、集積回路に信号を送り、この集積回路が、玩具内に固定された様々なLEDの照明を制御する。LEDは、音と同期して点灯し、玩具の表面上で顔をアニメーション化するので、玩具は話しているように見える。
【0022】
有利には、装置10は、任意のものの中または上に容易に固定される。例えば、
図4aから
図6および
図9に示されるように、装置は、さらなる筐体100、101、114の内側にブラケット固定される。この筐体は、例えば、アクリロニトリルブタジエンスチレンのような熱可塑性材料で作られ、約50%から80%の不透明度、好ましくは約70%の不透明度である。フィルム28の照明によって生成される画像をより良く反射するには、筺体の色は白色またはベージュ色である。上記の不透明度が理想的であるのは、筐体の内面に理想的な光量を反射し、そこを通して光を投影することを可能にするので、アニメーション化された画像がよく見えるからである。フィルムにカットされた画像は、照明されると拡大するので、画像が筐体の内面に投影されると、画像29はフィルムのサイズよりも大きく見える。さらに、所望のアニメーション効果の生成を支援するために、筐体は、例えば顔の形の、シルエット105を備え、その上にフィルムを通して照明が投影され、拡大される。これは、フィルム上に存在するスマイリーフェースのサイズよりも大きな顔の錯覚を作り出すという利点がある。さらに、
図5に示すように、筐体は、アニメーション化された光のショーを作り出すために、本装置と協働して照明する様々なLED102を備える。
【0023】
図9に示されるように、例えば、ストラップ103を用いて首の周りに、またはリストバンドで、ユーザが装置10を身につけてもよい。さらに、別の実施形態では、装置は、ベース21に固定された磁石を備え、この磁石が自立磁石に引き付けられる。したがって、装置は、ユーザの衣服の周りに固定可能である。
【0024】
さらに、
図6に示されるように、装置10は、泡生成玩具110内に固定される。この泡玩具は、出願人によって製造され、その全体が参照により本明細書に組み込まれる米国特許出願第17/335,447号に開示されている泡生成ワンド(魔法の杖)のようなものである。この実施形態では、モードを変更するために、例えば、三方向スライドスイッチ111が、ハンドル112の後ろに設置される。スイッチを右に回すと、泡が玩具の頂部から放出され、本装置が点灯して、球状のハウジング114の内面に投影されるアニメーションを生起させる。3方向スライドスイッチのそばには、音楽を再生および停止する別個の押しボタン116がある。本装置の顔の口部は、その音楽を伴うか、またはその音楽と同期して、アニメーションを作り出す。音楽が停止すると、光のショーは事前にプログラムされた光のショーに戻る。スライドスイッチを左に回すと、他の機能が作動し、口のアニメーションが外部の音波によってトリガーされる。
【0025】
さらに、
図7に示されるように、装置10は、バルーン玩具200内に装着される。この実施形態では、膨張可能なバルーン210の後ろ側は、ホイル(金属箔)または反射性材料で印刷され、一方、バルーンの前側は、アニメーション画像の正確な投影を可能にするためにブランクのままである。玩具のハンドル214上に、ボタン212が配置される。このボタンを押すと、玩具の光、音、および投影機能が自動的に作動される。ボタンを押し続けると、6種類の異なる光の効果、投影およびサウンドが繰り返され、さまざまな効果をすべて点滅させた後に自動的にオフになる。(
図10のフローチャートを参照)。ボタンが、約3秒といった、ある長さの時間だけ長押しされると、モードは変化し、アニメーション機能は、例えば、玩具のシャフト218上で、動作停止する。代わりに、様々なLED216が、膨張可能なバルーンの内側を照らし、バルーンの表面を照らす。ボタンを押し続けると、LEDの色と光度が変化する。あらかじめプログラムされたカラーシーケンスの点滅が終わると、玩具の電源が自動的に切れる。さらに、ハンドルは、IR信号ボタン219備え、これは固定具または玩具のためにIR信号を送信する。
【0026】
図8に示すように、装置10は、ぬいぐるみ300の中にも固定可能である。この実施形態では、ぬいぐるみは、照明アニメーション装置10を入れた閉じた箱である投影ボックス302を備え、画像は、ぬいぐるみ玩具の投影開口部の周りに縫い付けられる。さらに、ぬいぐるみは、その内部に投影ボックスが固定される切り抜き部304をぬいぐるみ上に備える。
【0027】
一実施形態では、アニメーション効果は、異なるやり方で生じさせる。例えば、フィルムは、はるかに厚い材料であり、そのため、口を光としてしか見ることができない。したがって、光は、アニメーションを生起させる影を作り出すために使用される。
【0028】
本明細書に開示された実施形態に対する代替の実施形態もまた、予見可能な代替であれば本開示に包含されることは、当業者には十分に認識される。前述の開示は、実施形態を限定するものと解釈されること、またはそうでなければ、そのような他の実施形態、適応、変形、修正、および同等の構成を除外するものと解釈されること、を意図していない。
【符号の説明】
【0029】
10 照明アニメーション装置
12,14 アニメーション画像
20 ハウジング
21 ベース(基部)
22 壁
23 前面
25 ハウジング区画
26 背面
28 フィルム
29 画像
30 カバー
36 仕切り
38,40 チャンバ
42 PCB(プリント回路基板)
44,46 LED
50 マイクロコントローラユニット
52 集積回路チップ
54 スイッチ
56 マイクロホン
62 スピーカ
91 受信機
100,101,114 筺体
103 ストラップ
【手続補正書】
【提出日】2023-11-08
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ベースとフィルムとを備え、これらが、その間に延在する壁を介して一体に固定されてなるハウジング区画であって、前記フィルムはフィルム中に切り出された画像を含んでいるハウジング区画と、
前記ハウジング区画を第1および第2のチャンバに分割する、前記区画内に固定された仕切りと、
前記区画内で前記ベースに固定されたプリント回路基板であって、第1および第2のLEDを含み、第1のLEDが前記第1のチャンバ内に固定され、第2のLEDが前記第2のチャンバ内に固定されている、プリント回路基板と、
前記ベースに固定され、前記プリント回路基板に電気的に接続されたマイクロコントローラユニットであって、マイクロホンを備えたマイクロコントローラユニットと、
前記マイクロコントローラユニットに電気的に接続された電源と、
を備える照明アニメーション装置。
【請求項2】
壁の外側表面に固定されるブラケット固定システムをさらに備える、
請求項1に記載の照明アニメーション装置。
【請求項3】
前記画像は、口と両目を有するスマイリーフェースの顔であり、前記仕切りは、前記顔の口のU字形状に対応するように湾曲されていることで、前記顔の両目と口の上部とは、前記第1のLEDによって照明され、前記口の下部は、前記第2のLEDによって照明される、
請求項1に記載の照明アニメーション装置。
【請求項4】
前記第1のLEDは、前記の電源を入れたときに連続的に点灯される、
請求項1に記載の照明アニメーション装置。
【請求項5】
前記ベースに固定され、前記マイクロコントローラユニットに電気的に接続されたスピーカをさらに備える、
請求項1に記載の照明アニメーション装置。
【請求項6】
前記装置は、ストラップに取り付け可能である、
請求項1に記載の照明アニメーション装置。
【請求項7】
前記区画内に固定され、前記マイクロコントローラユニットに電気的に接続された少なくとも1つの追加LEDをさらに備える、
請求項1に記載の照明アニメーション装置。
【請求項8】
前記マイクロコントローラユニットが、前記照明アニメーション装置を遠隔起動するための受信機をさらに備える、
請求項1に記載の照明アニメーション装置。
【請求項9】
前記第1および第2のLEDの照明は、前記マイクロホンによって検出される音を介して音声作動される、
請求項1に記載の照明アニメーション装置。
【請求項10】
筐体を備える照明アニメーション装置であって、
前記筐体は、
ベースとフィルムとを備え、これらが、その間に延在する壁を介して一体に固定されてなるハウジング区画であって、前記フィルムはフィルム中に切り出された画像を含んでいるハウジング区画と、
前記ハウジング区画を第1および第2のチャンバに分割する、前記区画内に固定された仕切りと、
前記区画内で前記ベースに固定されたプリント回路基板であって、第1および第2のLEDを含み、第1のLEDが前記第1のチャンバ内に固定され、第2のLEDが前記第2のチャンバ内に固定されている、プリント回路基板と、
前記ベースに固定され、前記プリント回路基板に電気的に接続されたマイクロコントローラユニットであって、マイクロホンを備えたマイクロコントローラユニットと、
前記マイクロコントローラユニットに電気的に接続された電源と、
を備える、照明アニメーション装置。
【請求項11】
前記筐体の不透明度が、約50~80%の不透明度、好ましくは約70%の不透明度である、
請求項10に記載の照明アニメーション装置。
【請求項12】
前記画像は、口と両目を有するスマイリーフェースの顔であり、前記仕切りは、前記顔の口のU字形状に対応するように湾曲されていることで、前記顔の両目と口の上部とは、前記第1のLEDによって照明され、前記口の下部は、前記第2のLEDによって照明される、
請求項10に記載の照明アニメーション装置。
【請求項13】
前記第1のLEDは、前記装置の電源を入れたときに連続的に点灯される、
請求項10に記載の照明アニメーション装置。
【請求項14】
前記マイクロコントローラユニットに電気的に接続されたスピーカをさらに備え、前記マイクロホンまたは前記スピーカが検出した音を介して、前記第1および第2のLEDの照明が音声作動される、
請求項10に記載の照明アニメーション装置。
【請求項15】
前記マイクロコントローラユニットが、前記照明アニメーション装置を遠隔起動するための受信機をさらに備える、
請求項10に記載の照明アニメーション装置。
【請求項16】
前記区画内に固定され、前記マイクロコントローラユニットに電気的に接続された少なくとも1つの追加LEDをさらに備える、
請求項10に記載の照明アニメーション装置。
【請求項17】
筐体を備える照明アニメーション装置であって、
前記筐体は、
ベースとフィルムとを備え、これらが、その間に延在する壁を介して一体に固定されてなるハウジング区画であって、前記フィルムはフィルム中に切り出された、口と両目を有するスマイリーフェースの顔の画像を含んでいるハウジング区画と、
前記ハウジング区画を第1および第2のチャンバに分割する、前記区画内に固定された仕切りと、
前記区画内で前記ベースに固定されたプリント回路基板であって、第1および第2のLEDを含み、第1のLEDが前記第1のチャンバ内に固定され、第2のLEDが前記第2のチャンバ内に固定されていて、前記仕切りは、前記顔の口のU字形状に対応するように湾曲されていることで、前記顔の両目と口の上部とは、前記第1のLEDによって照明され、前記口の下部は、前記第2のLEDによって照明される、プリント回路基板と、
前記ベースに固定され、前記プリント回路基板に電気的に接続されたマイクロコントローラユニットであって、マイクロホンを備えたマイクロコントローラユニットと、
前記マイクロコントローラユニットに電気的に接続されたスピーカと、
前記マイクロコントローラユニットに電気的に接続された電源と、
を備えた、照明アニメーション装置。
【請求項18】
前記第1のLEDは、前記装置の電源を入れたときに連続的に点灯される、
請求項17に記載の照明アニメーション装置。
【請求項19】
前記スピーカまたは前記マイクロホンが検出した音を介して、前記第1および第2のLEDの照明が音声作動される、
請求項17に記載の照明アニメーション装置。
【請求項20】
前記区画内に固定され、前記マイクロコントローラユニットに電気的に接続された少なくとも1つの追加LEDをさらに備える、
請求項17に記載の照明アニメーション装置。