(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024070870
(43)【公開日】2024-05-24
(54)【発明の名称】引き違い窓構造
(51)【国際特許分類】
E06B 3/32 20060101AFI20240517BHJP
E05C 3/04 20060101ALI20240517BHJP
E05C 1/04 20060101ALI20240517BHJP
E05C 21/00 20060101ALI20240517BHJP
E06B 9/52 20060101ALI20240517BHJP
【FI】
E06B3/32 A
E05C3/04 C
E05C1/04 A
E05C21/00 C
E06B9/52 A
【審査請求】有
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022181482
(22)【出願日】2022-11-14
(71)【出願人】
【識別番号】309038731
【氏名又は名称】杉村 昌美
(74)【代理人】
【識別番号】100180149
【弁理士】
【氏名又は名称】庄司 修
(72)【発明者】
【氏名】杉村 昌美
【テーマコード(参考)】
2E014
【Fターム(参考)】
2E014AA03
2E014CA01
2E014CD04
(57)【要約】 (修正有)
【課題】網戸の有無や位置を問わず、外窓と内窓をそれぞれ左右の好きな方向に移動させて使用でき、ロックも支障ない引き違い窓構造を提供する。
【解決手段】網戸3の位置に拘わらず、内窓1と外窓2が互いに左右どちらの位置にも配置自在である。網戸3が左方位置の配置状態で、内窓1の位置に拘わらず外窓2が右方位置に配置されることにより、虫の室内8への侵入を防止できる。内窓1をなす窓枠10の内側から見た左右の各縦枠部11の正面部12に、ロック部材5が設けられている。外窓2を構成する窓枠20の内側から見た左右の各縦枠部21の正面部22に、内窓1のロック部材5でロック可能な被ロック部材6が設けられている。網戸3が左右いずれかかの配置状態で、内窓1と外窓2が互いに左右どちらに配置されても、一対のロック部材5と被ロック部材6により内窓1と外窓2がロック自在である。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
内窓と外窓及び網戸を備えた引き違い窓構造において、
前記網戸の位置に拘わらず、前記内窓と外窓が互いに左右どちらの位置にも配置自在に構成されていること、
を特徴とする引き違い窓構造。
【請求項2】
内窓と外窓及び網戸を備えた引き違い窓構造において、
前記網戸が左方の位置の配置状態で、前記内窓の位置に拘わらず前記外窓が右方の位置に配置されることにより、前記網戸と前記外窓の間に隙間が生じることなく虫の室内への侵入を防止自在に構成されていること、
を特徴とする引き違い窓構造。
【請求項3】
内窓と外窓を備えた引き違い窓構造において、
前記内窓を構成する窓枠の内側から見た左右の各縦枠部の正面部に、ロック部材が設けられていること、
前記外窓を構成する窓枠の内側から見た左右の各縦枠部の正面部に、前記内窓のロック部材でロック可能な被ロック部材が設けられていること、
前記内窓と外窓が互いに左右どちらの位置に配置されても、虫の室内への侵入を防止しつつ、一対の前記ロック部材と被ロック部材によって前記内窓と外窓がロック自在に構成されていること、
を特徴とする引き違い窓構造。
【請求項4】
内窓と外窓及び網戸を備えた引き違い窓構造において、
前記内窓を構成する窓枠の内側から見た左右の各縦枠部の正面部に、ロック部材が設けられていること、
前記外窓を構成する窓枠の内側から見た左右の各縦枠部の正面部に、前記内窓のロック部材でロック可能な被ロック部材が設けられていること、
前記網戸が左右いずれかかの位置の配置状態で、前記内窓と外窓が互いに左右どちらの位置に配置されても、虫の室内への侵入を防止しつつ、一対の前記ロック部材と被ロック部材によって前記内窓と外窓がロック自在に構成されていること、
を特徴とする引き違い窓構造。
【請求項5】
前記内窓と外窓を備えた引き違い窓構造が、アルミサッシで成ること、
を特徴とする請求項1又は2又は3又は4に記載した引き違い窓構造。
【請求項6】
前記内窓のロック部材が、外窓の被ロック部材にかけて正面方向から進入して係止自在な貫通式ロック構造であること、
を特徴とする請求項3又は4に記載した引き違い窓構造。
【請求項7】
前記内窓のロック部材が、外窓の被ロック部材にかけて正面方向から回転して係止自在な回転式ロック構造であること、
を特徴とする請求項3又は4に記載した引き違い窓構造。
【請求項8】
前記内窓と外窓の各縦枠部の左右の外方側面部に凸部が設けられ、前記内窓と外窓が当接する壁に前記凸部が嵌合する凹部が設けられており、前記凸部の前記凹部への嵌合により気密性を保持自在に構成されていること、
を特徴とする請求項1又は2又は3又は4に記載した引き違い窓構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、引き違い窓構造の技術分野に属し、さらに言えば、網戸の有無や位置を問わず、外窓と内窓をそれぞれ左右の好きな方向に移動させて使用でき、ロックも支障ない引き違い窓構造に関する。
【背景技術】
【0002】
アルミサッシ等の引き違い窓構造は、内窓が室内側、外窓が室外側に配置されて使用されるのが一般である。というのも、内窓をなす窓枠における縦枠部の左方側面部に、施錠手段があり、これが外窓をなす窓枠における右方縦枠部に設けた被施錠手段と対をなして施錠と解錠が行われるためである。そのため、施錠(ロック)時には、外窓を左、内窓を右に配置して使用しているのが実情である。
【0003】
そのような引き違い窓構造に関し、例えば下記特許文献1には、同文献の符号を援用すると、左右にスライドさせて開閉させる2枚窓の一方の窓枠体5(内窓)に設けた、窓を施解錠させる回転式錠爪1bの操作片1aに接着させたマグネット2と、上記2枚窓の他方の窓枠体6(外窓)の側縁部6aにマグネット2に近接させて設置され、前記窓枠体5の回転式錠爪1bを窓枠体6の側縁部6aに設けた係合部4に係合して施錠する構成で、窓枠体5、6の閉じた状態で上記回転式錠爪1bの操作片1aの回転位置の変化によって窓の施、解錠を検知する磁力作動型の近接センサー部を内蔵させたワイヤレス送信器3やセキュリティー受信機7を設けたワイヤレス施錠確認システムが開示されている(同文献1の請求項1、
図1参照)。
【0004】
また、
図4Bに示したように通常備わる網戸3を右方に配置し、外窓2を左方に配置すれば、内窓1の位置に拘わらず、虫9は室内8に入り込んでこない。しかし、網戸8を左方に配置する使用態様では、外窓2と内窓1を共に右方に移動させた全開状態にすれば虫9の侵入を防げるが(図示は省略)、
図4Aに示した外窓2を半開状態にしたままでは網戸3と外窓2の間に隙間が生じるので、虫9は点線で示した経路をたどって前記網戸3と外窓2間の隙間から室内8に進入してしまう。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
前記のように、網戸3を左方に配置して使用するときは、外窓2と内窓1の両者を右方に移動させて全開にすれば虫9の室内への侵入を防げるが、施錠(ロック)する際に、網戸3と内窓1に挟まれた外窓2を左方に引き出さなければならず面倒で煩わしい。
これにより、通常は
図4Bに示したように網戸3を右方に配置し、外窓2を左方に配置しておけば、内窓1は半開状態でも虫9の室内8への侵入は防ぐことができ、施錠する際には、内窓1を室内8で楽に右方に移動させるといった限定的な使用態様に拘束されざるを得ない。そのため、室内8で家具の配置を変えようとした場合、網戸3を左方に恒常的に配置して使用する形態を採用できない。
もちろん、従来の内窓をなす窓枠における縦枠部の左方側面部に施錠手段がある構造では、内窓が左方に配置された状態で施錠(ロック)することが不可能であるため、内窓が室内の右方、外窓が左方に配置せざるを得ず、内外窓の配置の自由度が制限され、かかる点が解決すべき課題となっている。
【0007】
したがって、本発明は上記課題に鑑みて案出されたものであり、その目的は、虫の室内への侵入を防ぎつつ、外窓と内窓を左右の好きな方向に移動させて使用できる上、必要時にロックでき、更には網戸を左右いずれかに配置したままの状態でも虫の侵入を防止できる引き違い窓構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するための手段として、請求項1に記載した発明は、内窓1と外窓2及び網戸3を備えた引き違い窓構造において、
前記網戸3の位置に拘わらず、前記内窓1と外窓2が互いに左右どちらの位置にも配置自在に構成されていること、
を特徴とする引き違い窓構造である。
【0009】
請求項2に記載した発明は、内窓1と外窓2及び網戸3を備えた引き違い窓構造において、
前記網戸3が左方の位置の配置状態で、前記内窓1の位置に拘わらず前記外窓2が右方の位置に配置されることにより、前記網戸3と前記外窓2の間に隙間が生じることなく虫9の室内8への侵入を防止自在に構成されていること、
を特徴とする引き違い窓構造である。
【0010】
請求項3に記載した発明は、内窓1と外窓2を備えた引き違い窓構造において、
前記内窓1を構成する窓枠10の内側から見た左右の各縦枠部11の正面部12に、ロック部材5が設けられていること、
前記外窓2を構成する窓枠20の内側から見た左右の各縦枠部21の正面部22に、前記内窓1のロック部材5でロック可能な被ロック部材6が設けられていること、
前記内窓1と外窓2が互いに左右どちらの位置に配置されても、虫9の室内8への侵入を防止しつつ、一対の前記ロック部材5と被ロック部材6によって前記内窓1と外窓2がロック自在に構成されていること、
を特徴とする引き違い窓構造である。
【0011】
請求項4に記載した発明は、内窓1と外窓2及び網戸3を備えた引き違い窓構造において、
前記内窓1を構成する窓枠10の内側から見た左右の各縦枠部11の正面部12に、ロック部材5が設けられていること、
前記外窓2を構成する窓枠20の内側から見た左右の各縦枠部21の正面部22に、前記内窓1のロック部材5でロック可能な被ロック部材6が設けられていること、
前記網戸3が左右いずれかかの位置の配置状態で、前記内窓1と外窓2が互いに左右どちらの位置に配置されても、虫9の室内8への侵入を防止しつつ、一対の前記ロック部材5と被ロック部材6によって前記内窓1と外窓2がロック自在に構成されていること、
を特徴とする引き違い窓構造である。
【0012】
請求項5に記載した発明は、前記内窓1と外窓2を備えた引き違い窓構造が、アルミサッシで成ること、
を特徴とする請求項1又は2又は3又は4に記載した引き違い窓構造である。
【0013】
請求項6に記載した発明は、前記内窓1のロック部材5が、外窓2の被ロック部材6にかけて正面方向から進入して係止自在な貫通式ロック構造であること、
を特徴とする請求項3又は4に記載した引き違い窓構造である。
【0014】
請求項7に記載した発明は、前記内窓1のロック部材5が、外窓2の被ロック部材6にかけて正面方向から回転して係止自在な回転式ロック構造であること、
を特徴とする請求項3又は4に記載した引き違い窓構造である。
【0015】
請求項8に記載した発明は、前記内窓1と外窓2の各縦枠部11、21の左右の外方側面部13、23に凸部4が設けられ、前記内窓1と外窓2が当接する壁7に前記凸部4が嵌合する凹部が設けられており、前記凸部4の前記凹部への嵌合により気密性を保持自在に構成されていること、
を特徴とする請求項1又は2又は3又は4に記載した引き違い窓構造である。
【発明の効果】
【0016】
本発明の引き違い窓構造によれば、内窓と外窓を所望位置に配置して使用できる自在性がある。特に、網戸が左右配置状態でも外窓が右方に配置されることにより、内窓の位置を問わず虫の室内への侵入が防止できる自在性に優れている。また、内窓を構成する窓枠の左右の各縦枠部の正面部にロック部材が設けられていると共に、外窓を構成する窓枠の右の各縦枠部の正面部に、前記内窓のロック部材でロック可能な被ロック部材が設けられているので、外窓と内窓を左右の好きな方向に配置してロックできて使い勝手がよく、網戸を左右いずれかの所望位置に配置したままの状態でも、虫の侵入を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【
図1】本発明の引き違い窓構造において、網戸を左方に配置した状態で、外窓が右方配置、内窓が半開状態を平面方向から示した説明図である。
【
図2】網戸を左方に配置した状態での使用例を一部切欠して平面方向から示した説明図で、(A)は内窓が左方配置、外窓が右方配置でのロック状態、(B)は外窓が左方配置、内窓が右方配置でのロックの状態を示している。
【
図3】網戸を右方に配置した状態での使用例を一部切欠して平面方向から示した説明図で、(A)は外窓が左方配置、内窓が右方配置でのロック状態、(B)は内窓が左方配置、外窓が右方配置でのロック状態を示している。
【
図4】(A)は従来の網戸を左方に配置し、外窓が半開状態で、虫の室内への侵入を示した説明図、(B)は従来の網戸を右方に配置した場合、内窓が半開状態でも虫の室内への侵入が防止されることを示した説明図である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
本発明の引き違い窓構造の好適な実施形態を、以下図面にしたがって説明する。
この引き違い窓構造は、内窓1と外窓2を備えたアルミサッシで好適に実施される(但し、アルミサッシに限らない)。網戸3がない形態でも実施可能だが、本実施例では網戸3が屋外の最外側に配置した形態を説明する。
【0019】
本発明の引き違い窓構造は、網戸3の位置に拘わらず、内窓1と外窓2が互いに左右どちらの位置にも配置自在に構成されている。
図1に示した基本的な典型例のように、網戸3が左方の位置の配置状態で、内窓1の位置に拘わらず、外窓2が右方の位置に配置されることにより、虫9の室内8への侵入を防止される構成とされている。内窓1が同
図1に例示した半開状態のように完全に左方に配置されなくても、左方配置の網戸3と右方配置の外窓2との間に隙間は生じないため、虫9が室内に入り込んでくる恐れはない。
【0020】
図2と
図3は、内窓1と外窓2に、それぞれロック部材5と被ロック部材6が対をなして設けた実施形態を示している。内窓1を構成する窓枠10の内側から見た左右の各縦枠部11の正面部12に、ロック部材5が設けられていると共に、外窓2を構成する窓枠20の内側から見た左右の各縦枠部21の正面部22に、前記内窓1のロック部材5でロック可能な被ロック部材6が設けられている。
すなわち、室内8側に配置された内窓1は、
図2Bや
図3Aに示したように右方に配置する従来の配置で、外窓2とロック自在であることはもちろんのこと、
図2Aや
図3Bに示したように左方に配置する使用態様であっても、外窓2とロック自在に構成されている。内窓1のロック部材5が、その左右の各縦枠部11の正面部12に設けられ、かつ外窓2の左右の各縦枠部21の正面部22に、被ロック部材6が設けられているため、室内8の正面方向から真っ直ぐ外方に向けてロックできる。しかも、内外の窓1、2の左右の各縦枠部11、21にロック部材5と被ロック部材6があるので、内窓1と外窓2の位置関係は左右いずれかを問わずロックできる自在性がある。
【0021】
また、網戸3が左右いずれかかの位置の配置状態であっても、前記のように内窓1と外窓2の位置関係は問われないので、内窓1と外窓2が互いに左右どちらの位置に配置されても、内窓1と外窓2はロック可能である。
なお、前記内窓1と外窓2の各縦枠部11、21の左右の外方側面部13、23に各々凸部4(図示省略)を設けると共に、前記内窓1と外窓2が各々当接する壁7の対応位置に前記凸部4が嵌合する凹部(符号及び図示は省略)を設ける形態で好適に実施される。内外の窓1、2の前記凸部4を、左右いずれかの壁7の対応する前記凹部に嵌合させて気密性を保持して確実にロックできる構造である。
【0022】
ロック部材5と被ロック部材6として、例えば、貫通式ロック構造や回転式ロック構造が採用される(詳細図は省略)。
貫通式ロック構造は、前記内窓1のロック部材5が、外窓2の被ロック部材6にかけて正面方向から進入して係止自在な貫通式のロック構造である。すなわち、図示例のロック部材5は、内窓1を構成する窓枠10の左右の各縦枠部11に、内外に直線状に貫通して形成された貫通孔50に対し、挿通され又はねじ込まれるカンヌキ状の棒状体で成る。被ロック部材6は、外窓2を構成する窓枠20の左右の各縦枠部21に、前記貫通孔50に対応する位置に正面方向から形成された雌ねじ穴等の凹部で成る。よって、ロックする際、所望の左右に各々配置された内外の窓1、2の縦枠部11、21が重なる同じ位置で、正面方向からロック部材5を内窓1の貫通孔50に通し、外窓2の被ロック部材6(凹部)に係止すれば難なくロックされる。
回転式ロック構造は、前記内窓1のロック部材5が、外窓2の被ロック部材6にかけて正面方向から回転して係止自在な回転式のロック構造である(詳細な説明は省略)。
【0023】
上述した本引き違い窓構造の使用例を説明する。
<網戸3を左方に配置して使用する場合>
図1のように、網戸3を構成する枠の左方の縦枠部30を左方の壁7に当接させた状態で、外窓2を右方の壁7に当接させる配置とすることにより、網戸3と外窓2との間に隙間が生ずることなく、虫9が室内8に進入してくることがない。このとき、内窓1の配置は問わない。
つづいて、ロックに際しては、
図2(A)のように、内窓1を左方まで完全に移動して壁7に当接した状態で、ロック部材5と被ロック部材6を用いて楽にロックすることができる。また、
図2(B)のように、外窓2が左方、内窓1が右方でも同様にロックできる。
<網戸3を右方に配置して使用する場合>
図3(A)のように、網戸3を構成する枠の右方の縦枠部30を右方の壁7に当接させた状態で、外窓2が左方、内窓1が右方でロックできることはもちろんのこと、
図3(B)のように、外窓2が右方、内窓1が左方でもロックでききる。
かくして、本引き違い窓構造によれば、網戸3を左右いずれかの所望位置に配置したままの状態でも、内窓1と外窓2を左右いずれかの所望の位置に移動させて虫9の室内8への侵入を防げる上、両窓1、2を室内8側から簡単にロックできる。
【0024】
以上、実施例を図面に基づいて説明したが、本発明は、図示例の限りではなく、例えば3枚以上の複数枚の内窓と外窓で構成される引き違い窓でも同様に実施でき、その技術的思想を逸脱しない範囲において、当業者が通常に行う設計変更、応用のバリエーションの範囲を含むことを念のために言及する。
【符号の説明】
【0025】
1 内窓
10 窓枠
11 縦枠部
12 正面部
13 外方側面部
2 外窓
20 窓枠
21 縦枠部
22 正面部
23 外方側面部
3 網戸
30 縦枠部(枠)
4 凸部
5 ロック部材
50 貫通孔
6 被ロック部材
7 壁
8 室内
9 虫