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▶ 株式会社ジャクエツの特許一覧

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024071072
(43)【公開日】2024-05-24
(54)【発明の名称】遊具用連結ユニットおよび遊具。
(51)【国際特許分類】
   A63B 17/00 20060101AFI20240517BHJP
   F16B 7/18 20060101ALI20240517BHJP
【FI】
A63B17/00 C
F16B7/18 D
F16B7/18 C
F16B7/18 E
F16B7/18 A
【審査請求】有
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022181812
(22)【出願日】2022-11-14
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2023-03-15
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 令和3年11月16日~18日福岡タワー及び福岡県福岡市早良区百道浜2丁目3-26において開催された福岡総合展で発表
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 令和3年11月16日~18日神戸国際展示場及び兵庫県神戸市中央区港島中町6丁目11-1において開催された神戸総合展で発表
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 令和3年11月23日~25日浅草橋ヒューリックホール&ヒューリックカンファレンス及び東京都台東区浅草橋1丁目22-16ヒューリック浅草橋ビルにおいて開催された東京総合展で発表
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 令和3年11月24日~26日広島県立広島産業会館及び広島県広島市南区比治山本町12-18において開催された広島総合展で発表
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 令和3年11月30日~12月2日ジャクエツさいたま店及び埼玉県さいたま市大宮区三橋3丁目228-3において開催されたさいたま総合展で発表
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 令和3年11月30日~12月2日ジャクエツ大阪店及び大阪府大阪市西淀川区御幣島3丁目11-3において開催された大阪総合展で発表
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 令和3年12月7日~9日ヴィラ・デ・マリアージュ宇都宮及び栃木県宇都宮市西原町3558-1において開催された宇都宮総合展で発表
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 令和3年12月14日~16日名古屋国際会議場及び愛知県名古屋市熱田区熱田西町1丁目1において開催された名古屋総合展で発表
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 令和3年12月15日~17日石川県産業展示館2号館及び石川県金沢市袋畠南193において開催された金沢総合展で発表
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 令和4年1月27日しおどめ保育園稲城及び東京都稲城市坂浜943番において販売
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 令和4年3月17日さみどり保育園及び福井県敦賀市本町1丁目7-7において販売
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 令和4年3月31日あいあい保育園及び徳島県板野郡藍住町富吉字穂実71番地1において販売
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 令和4年6月7日~9日パシフィコ横浜Cホール及び神奈川県横浜市西区みなとみらい1-1-1において開催されたこども環境サミット2022で発表
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 令和4年6月8日ウェブサイトのアドレスの「https://kodomosummit.info/#section2」及び「https://www.youtube.com/watch?v=Flpngi4AvkY」において開催された展示会ウェブサイト・YouTubeで発表
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 令和4年6月17日ウェブサイトのアドレスの「https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000077852.html」において開催されたプレスリリースで発表
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 令和4年6月21日ウェブサイトのアドレスの「https://www.axismag.jp/posts/2022/06/476629.html」において開催されたAXISウェブマガジンで発表
(71)【出願人】
【識別番号】500068865
【氏名又は名称】株式会社ジャクエツ
(74)【代理人】
【識別番号】100128923
【弁理士】
【氏名又は名称】納谷 洋弘
(74)【代理人】
【識別番号】100180297
【弁理士】
【氏名又は名称】平田 裕子
(72)【発明者】
【氏名】坊 正明
(72)【発明者】
【氏名】本荘 栄司
(72)【発明者】
【氏名】藤井 康介
【テーマコード(参考)】
3J039
【Fターム(参考)】
3J039AA01
3J039AA07
3J039BB01
3J039GA03
3J039GA07
(57)【要約】
【課題】新たな形態の遊具に用いられる支柱を連結することが可能な遊具用連結ユニット、及び、この遊具用連結ユニットを用いた新たな形態の遊具を提供する。
【解決手段】弧状の第1の支柱12を接続可能な遊具用連結ユニット30であって、第1の平面部322を有するベース部材32と、第1の支柱12とベース部材32とを接続する第1連結部材33とを備える。第1連結部材33は、第1の平面部322と直交する方向を回転中心としてベース部材32に対して回転可能に、弧状の第1の支柱12と接続可能に構成されている。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
弧状の支柱を接続可能な遊具用連結ユニットであって、
平面部を有するベース部材と、
前記弧状の支柱と前記ベース部材とを接続する連結部材と、
を備え、
前記連結部材は、
前記平面部と直交する方向を回転中心として前記ベース部材に対して回転可能に、前記弧状の支柱と接続可能に構成されている、
遊具用連結ユニット。
【請求項2】
弧状の第1の支柱及び弧状の第2の支柱が接続されることで、前記第1の支柱と前記第2の支柱とを連結することが可能な遊具用連結ユニットであって、
第1の平面部及び第2の平面部を有するベース部材と、
前記第1の支柱と前記ベース部材とを連結する第1連結部材と、
前記第2の支柱と前記ベース部材とを連結する第2連結部材と、
を備え、
前記第1連結部材は、
前記第1の平面部と直交する方向を回転中心として前記ベース部材に対して回転可能に、前記第1の支柱と接続可能であり、
前記第2連結部材は、
前記第2の平面部と直交する方向を回転中心として前記ベース部材に対して回転可能に、前記第2の支柱と接続可能に構成されている、
遊具用連結ユニット。
【請求項3】
弧状の支柱を含む複数の支柱と、前記弧状の支柱を接続可能な連結ユニットと、を備える遊具であって、
前記連結ユニットは、
平面部を有するベース部材と、
前記弧状の支柱と前記ベース部材とを接続する連結部材と、
を備え、
前記連結部材は、
前記平面部と直交する方向を回転中心として前記ベース部材に対して回転可能に、前記弧状の支柱と接続可能に構成されている、
遊具。
【請求項4】
前記弧状の支柱は、
前記連結部材に接続される側の端部に、当該弧状の支柱と前記連結部材とが接続されたときに、前記平面部と直交する直状部を有する、
請求項3に記載の遊具。
【請求項5】
弧状の第1の支柱及び弧状の第2の支柱を含む複数の支柱と、前記第1の支柱及び前記第2の支柱が接続されることで、前記第1の支柱と前記第2の支柱とを連結することが可能な連結ユニットと、を備える遊具であって、
前記連結ユニットは、
第1の平面部及び第2の平面部を有するベース部材と、
前記第1の支柱と前記ベース部材とを連結する第1連結部材と、
前記第2の支柱と前記ベース部材とを連結する第2連結部材と、
を備え、
前記第1連結部材は、
前記第1の平面部と直交する方向を回転中心として前記ベース部材に対して回転可能に、前記第1の支柱と接続可能であり、
前記第2連結部材は、
前記第2の平面部と直交する方向を回転中心として前記ベース部材に対して回転可能に、前記第2の支柱と接続可能に構成されている、
遊具。
【請求項6】
前記第1の支柱は、
前記第1連結部材に接続される側の端部に、当該第1の支柱と前記第1連結部材とが接続されたときに、前記第1の平面部と直交する第1直状部を有し、
前記第2の支柱は、
前記第2連結部材に接続される側の端部に、当該第2の支柱と前記第2連結部材とが接続されたときに、前記第2の平面部と直交する第2直状部を有する、
請求項5に記載の遊具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、例えば、新たな形態の遊具に用いられる支柱を連結することが可能な遊具用連結ユニット、及び、この遊具用連結ユニットを用いた新たな形態の遊具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、複数の支柱を有する遊具が知られている。例えば特許文献1には、直線状の連結支柱と同径をなす鉄製環状体(リング体)のジョイント金具が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第4392053号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、近年、さまざまな形態の遊具が提案されている。例えば特許文献1に開示されるジョイント金具は、直線状の支柱を連結するためには適しているが、近年提案されている新たな遊具に用いられる支柱を連結するものとしては、必ずしも適しているとは言い難い。
【0005】
本発明は、そのような点に鑑みてなされたものであり、新たな形態の遊具に用いられる支柱を連結することが可能な遊具用連結ユニット、及び、この遊具用連結ユニットを用いた新たな形態の遊具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本開示に係る遊具用連結ユニットは、
弧状の支柱を接続可能な遊具用連結ユニットであって、
平面部を有するベース部材と、
前記弧状の支柱と前記ベース部材とを接続する連結部材と、
を備え、
前記連結部材は、
前記平面部と直交する方向を回転中心として前記ベース部材に対して回転可能に、前記弧状の支柱と接続可能に構成されている。
【0007】
上記(1)の遊具用連結ユニットによると、支柱が直線状ではなく弧状に湾曲している場合であっても、このような支柱を遊具用連結ユニットに接続することが可能となり、新たな形態の遊具の提供に貢献することが可能となる。
【0008】
なお、後述の(2)~(6)の開示を含めて、遊具用連結ユニットによって複数の支柱を繋ぐ場合を「連結」と称し、遊具用連結ユニットが備える構成に支柱を取り付ける場合を「接続」と称する。
【0009】
(2)本開示に係る遊具用連結ユニットは、
弧状の第1の支柱及び弧状の第2の支柱が接続されることで、前記第1の支柱と前記第2の支柱とを連結することが可能な遊具用連結ユニットであって、
第1の平面部及び第2の平面部を有するベース部材と、
前記第1の支柱と前記ベース部材とを連結する第1連結部材と、
前記第2の支柱と前記ベース部材とを連結する第2連結部材と、
を備え、
前記第1連結部材は、
前記第1の平面部と直交する方向を回転中心として前記ベース部材に対して回転可能に、前記第1の支柱と接続可能であり、
前記第2連結部材は、
前記第2の平面部と直交する方向を回転中心として前記ベース部材に対して回転可能に、前記第2の支柱と接続可能に構成されている。
【0010】
上記(2)の遊具用連結ユニットによると、弧状の第1の支柱と弧状の第2の支柱とを連結することが可能となり、新たな形態の遊具の提供に貢献することが可能となる。とくに、遊具用連結ユニットを用いて弧状の第1の支柱と弧状の第2の支柱とを連結することで、複数の弧状の支柱を、見映えよくアーチ状または螺旋状に連結することが可能となる。
【0011】
(3)本開示に係る遊具は、
弧状の支柱を含む複数の支柱と、前記弧状の支柱を接続可能な連結ユニットと、を備える遊具であって、
前記連結ユニットは、
平面部を有するベース部材と、
前記弧状の支柱と前記ベース部材とを接続する連結部材と、
を備え、
前記連結部材は、
前記平面部と直交する方向を回転中心として前記ベース部材に対して回転可能に、前記弧状の支柱と接続可能に構成されている。
【0012】
上記(3)の遊具によると、弧状に湾曲している支柱を連結することで、新たな形態の遊具を提供することが可能となる。
【0013】
(4)上記(3)の遊具において、
前記弧状の支柱は、
前記連結部材に接続される側の端部に、当該弧状の支柱と前記連結部材とが接続されたときに、前記平面部と直交する直状部を有するようにしてもよい。
【0014】
上記(4)の遊具によると、弧状の支柱と連結部材とを接続する際に、弧状の支柱と平面部とを直交させることができる。そのため、弧状の支柱と連結部材とを接続する際の作業性の向上を図ることが可能となる。
【0015】
(5)本開示に係る遊具は、
弧状の第1の支柱及び弧状の第2の支柱を含む複数の支柱と、前記第1の支柱と前記第2の支柱とを連結させることが可能な連結ユニットと、を備える遊具であって、
前記連結ユニットは、
第1の平面部と、該第1の平面部と平行な第2の平面部とを有するベース部材と、
前記第1の支柱と前記ベース部材とを連結する第1連結部材と、
前記第2の支柱と前記ベース部材とを連結する第2連結部材と、
を備え、
前記第1連結部材は、
前記第1の平面部と直交する方向を回転中心として前記ベース部材に対して回転可能に、前記第1の支柱と接続可能であり、
前記第2連結部材は、
前記第2の平面部と直交する方向を回転中心として前記ベース部材に対して回転可能に、前記第2の支柱と接続可能に構成されている。
【0016】
上記(5)の遊具によると、複数の弧状の支柱を、見映えよくアーチ状または螺旋状に連結した遊具を提供することが可能となる。
【0017】
(6)上記(5)の遊具において、
前記第1の支柱は、
前記第1連結部材に接続される側の端部に、前記第1の平面部と直交する方向と平行な方向に伸びる直進部を有し、
前記第2の支柱は、
前記第2連結部材に接続される側の端部に、前記第2の平面部と直交する方向と平行な方向に伸びる直進部を有する。
【0018】
上記(6)の遊具によると、弧状の第1の支柱と第1連結部材とを接続する際に、弧状の第1の支柱と第1の平面部とを直交させることができるとともに、弧状の第2の支柱と第2連結部材とを接続する際に、弧状の第2の支柱と第2の平面部とを直交させることができる。そのため、第1の支柱と第1連結部材とを接続する際、及び、第2の支柱と第2連結部材とを接続する際において、作業性の向上を図ることが可能となる。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、新たな形態の遊具に用いられる支柱を連結することが可能な遊具用連結ユニット、及び、この遊具用連結ユニットを用いた新たな形態の遊具を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】本実施形態に係る遊具の斜視図の一例である。
図2】本実施形態に係る遊具の平面図の一例である。
図3図2に示される遊具を、図2に示されるX方向に見たときの図の一例である。
図4】弧状に湾曲している2つの支柱と、この2つの支柱を連結する遊具用連結ユニットと、を示す分解斜視図の一例である。
図5】遊具用連結ユニットを構成する部材のうち、ベース部材、連結部材、及び固定金具を示す斜視図の一例である。
図6】遊具用連結ユニットに対して、支柱と固定金具とが接続されている状態を示す斜視図の一例である。
図7図6に示される状態を、図6に示されるY方向に見たときの図の一例である。
図8】第1の支柱が有する直状部の端面の模式図の一例である。
図9】複数の弧状の支柱のうち第1の支柱のみが遊具用連結ユニットに接続される状態を示す斜視図の一例である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
(遊具1の概要)
以下、本発明の一例である実施形態について、図面を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る遊具1の斜視図の一例である。図2は、本実施形態に係る遊具1の平面図の一例である。図3は、図2に示される遊具1を、図2に示されるX方向に見たときの図の一例である。図1図3に示される遊具1は、例えば公園やイベント会場等に設置される。
【0022】
図1図3に示されるように、遊具1は、複数の弧状の支柱10と、複数の直線状の支柱20と、遊具用連結ユニット30と、を備える。遊具用連結ユニット30は、複数の支柱10,20のうち二つ以上の支柱10,20を連結するジョイントとして機能するものである。
【0023】
図1図3に示される遊具1は、複数の弧状の支柱10を連結させることで、例えば、曲率半径R(図2参照)、傾斜角度θ(図3参照)の螺旋状に組み立てることができる。
【0024】
このように、複数の弧状の支柱10を、遊具用連結ユニット30を用いて連結することで、アーチ状または螺旋状に遊具を組み立てることができ、これまでにない新たな形態の遊具の提供に貢献することが可能となる。ただし、遊具1をアーチ状または螺旋状に組み立てるにはさまざまな困難を伴う。そこで、本実施形態では、例えばアーチ状または螺旋状といった新たな形態の遊具の提供を可能ならしめる実施形態について説明する。
【0025】
なお、図1図3において、便宜上、複数の弧状の支柱10、複数の直線状の支柱20、及び複数の遊具用連結ユニット30の全部に参照符号を付すのではなく、一部についてのみ符号を付している。
【0026】
また、遊具用連結ユニット30は、必ずしも複数の支柱10,20を連結することは必須でない。例えば、一つの支柱(とくに弧状の支柱10)のみが遊具用連結ユニット30に接続されていてもよい。
【0027】
この明細書において、遊具用連結ユニット30によって複数の支柱10,20を繋ぐ場合を「連結」と称し、遊具用連結ユニット30が備える構成に支柱10,20を取り付ける場合を「接続」と称する。
【0028】
(支柱10,20の概要)
先ず、遊具用連結ユニット30によって連結される支柱の例を説明する。遊具用連結ユニット30は、複数の弧状の支柱10どうしを連結することもできるし、一つまたは複数の弧状の支柱10と、一つ又は複数の直線状の支柱20とを連結することもできる。
【0029】
図4は、弧状に湾曲している2つの支柱10と、この2つの支柱10を連結する遊具用連結ユニット30と、を示す分解斜視図の一例である。図4に示される遊具用連結ユニット30は、複数の弧状の支柱10のうち、第1の支柱12と第2の支柱13とを連結するものとして示している。なお、支柱10は、第1の支柱12及び第2の支柱13を含む上位概念であるため、図4では1つの符号のみが示されている。
【0030】
第1の支柱12は、例えば両端部に(図4では一方の端部のみを図示)、直状部124を有しており、一方の端部の直状部124と他方の端部の直状部124との間に、図1図3に示されるような弧状に湾曲している湾曲部122を有する。湾曲部122と直状部124との間に段差が生じないように、湾曲部122の外径と直状部124の外径とは同じであることが好ましい。直状部124の端面には、この端面と直交するように平板部126が立設されている。この平板部126は、遊具用連結ユニット30(より詳しくは後述の第1連結部材33)に接続される部位であり、後述の第1連結部材33に接続するための取付孔128を有する。湾曲部122及び直状部124は、いずれも断面が円形であるが、断面の形状は円形に限定されず、例えば多角形であってもよい。ただし、遊具1(図1図3参照)の安全面に鑑みると、湾曲部122及び直状部124の断面は円形であることが好ましい。
【0031】
第2の支柱13は、第1の支柱12と同様の形状である。すなわち、第2の支柱13は、例えば両端部に(図4では一方の端部のみを図示)、断面が円柱状のまっすぐな直状部134を有しており、一方の端部の直状部134と他方の端部の直状部134との間に、図1図3に示されるような弧状に湾曲している湾曲部132を有する。湾曲部132と直状部134との間に段差が生じないように、湾曲部132の外径と直状部134の外径とは同じであることが好ましい。直状部134の端面には、この端面と直交するように平板部136が立設されている。この平板部136は、遊具用連結ユニット30(より詳しくは後述の第2連結部材34)に接続される部位であり、後述の第2連結部材34に接続するための取付孔138を有する。湾曲部132及び直状部134は、いずれも断面が円形であるが、断面の形状は円形に限定されず、例えば多角形であってもよい。ただし、遊具1(図1図3参照)の安全面に鑑みると、湾曲部132及び直状部134の断面は円形であることが好ましい。
【0032】
直線状の支柱20は、例えば、一方の端部が遊具用連結ユニット30に接続され、図4において図示されない側の端部(下方側の端部)が地面等に埋め込まれる。直線状の支柱20の一方側の端部の端面には、遊具用連結ユニット30(より詳しくは後述のベース部材32)に接続される平板部242が立設している。この平板部242は、遊具用連結ユニット30に接続するための取付孔244を有する。なお、支柱20は、いずれかの端部が地面等に埋め込まれることは必須でなく、例えば図1図3に示されるように、両側の端部のいずれもが遊具用連結ユニット30に接続されてもよい。
【0033】
(遊具用連結ユニット30の概要)
図4に示されるように、遊具用連結ユニット30は、主に、円板状のベース部材32と、第1連結部材33と、第2連結部材34と、例えば球状の収容体35とを備える。
【0034】
ベース部材32は、2つの平面部(第1の平面部322、第2の平面部324)を有する円板状の部材であり、例えば金属製である。なお、ベース部材32は、金属製に限られず、例えば大きな強度を有する樹脂製であってもよい。また、ベース部材32は、円板状に限定されず、例えば、矩形状の板部材であってもよいし、少なくとも2つの平面部を有していれば板状ではなくブロック体であってもよい。
【0035】
第1連結部材33は、ベース部材32の第1の平面部322に取り付けられ、ベース部材32と、第1の支柱12の平板部126とを接続する部材であり、例えば金属製である。第2連結部材34は、ベース部材32の第2の平面部324に取り付けられ、ベース部材32と、第2の支柱13の平板部136とを接続する部材であり、例えば金属製である。第1連結部材33と第2連結部材34とは同様の形状であるが、第1連結部材33及び第2連結部材34の詳細は図5を参照して後述する。なお、ベース部材32は、金属製に限られず、例えば大きな強度を有する樹脂製であってもよい。
【0036】
球状の収容体35は、上カバー351及び下カバー361を有する例えば樹脂製の部材であり、上カバー351と下カバー361とを上下方向から重ね合わせて両者を取り付けることができる。球状の収容体35は、ベース部材32、第1連結部材33、及び第2連結部材34を、内部に収容することができる。上カバー351は複数の切欠部352を有し、下カバー361は複数の切欠部362及び開口部364を有する。上カバー351及び下カバー361を上下方向から重ね合わせると、1つの切欠部352と1つの切欠部362とで、例えば円形状の開口部が形成される。
【0037】
1つの切欠部352と1つの切欠部362とで形成された開口部には、弧状の支柱10(第1の支柱12、第2の支柱13)、または直線状の支柱20が貫通することができる。ただし、本実施形態では、直線状の支柱20は、下カバー361が有する開口部364を貫通している。
【0038】
本実施形態では、上カバー351及び下カバー361を、上下方向から重ね合わせて両者を取り付けて球状の収容体35を構成しているが、これに限定されず、二つのカバーを左右方向から重ね合わせて両者を取り付ける構成であってもよい。また、カバーの数は2つに限定されず、3つ以上のカバーを組み合わせる構成であってもよい。
【0039】
また、遊具用連結ユニット30は、蓋部材38を備えることが好ましい。そして、この蓋部材38は、上カバー351が有する1つの切欠部352と下カバー361が有する1つの切欠部362とで形成される開口部のうち、いずれの支柱10,20も貫通しない開口部に設けられることが好ましい。蓋部材38は、1つの切欠部352と1つの切欠部362とで形成される開口部に嵌め込まれる円形状の蓋部材であるが、開口部364に設けるようにしてもよい。
【0040】
また、遊具用連結ユニット30は、さらに固定金具37を備えることが好ましい。また、蓋部材38は、凹部382を有することが好ましい。この凹部382には、上記の固定金具37が嵌め込まれることが好ましい。固定金具37及び蓋部材38の詳細については、図9を参照して後述する。
【0041】
(連結部材33,34の詳細)
次に、連結部材33,34の詳細について、図5を参照して説明する。図5は、遊具用連結ユニット30を構成する部材のうち、ベース部材32、連結部材33,34、及び固定金具37を示す斜視図の一例である。なお、第2連結部材34は、第2の平面部324に取り付けられる点において、第1の平面部322に取り付けられる第1連結部材33と異なるものの、形状等の構成は第1連結部材33と同様である。よって、以下では、第1連結部材33の詳細について説明し、第2連結部材34の詳細については説明を省略する。
【0042】
第1連結部材33は、円板状の平面部332と立設部335とを有する。第1連結部材33は、平面部332の中心とベース部材32の中心とが同心である。また、第1連結部材33は、平面部332の中心とベース部材32の中心とを通る中心線を回転中心として、ベース部材32に対して所定角度範囲内で回転できるように、ベース部材32に取り付けられる。すなわち、第1連結部材33は、第1の平面部322に直交する平面部332の中心を回転中心として、ベース部材32に対して所定角度範囲内で回転できるように、ベース部材32に取り付けられる
【0043】
具体的には、平面部332には例えば2つの長穴333が形成されている。図5では、一つの長穴333しか視認できないが、平面部332には、平面部332の中心に対して点対称となる位置にも長穴333が形成されている。例えば2つの長穴333は、平面部332の面上において、平面部332の中心から所定半径(平面部332の外径よりも小さい半径)の円周上に沿って形成された開口部である。この長穴333の長さによって、ベース部材32に対して第1連結部材33を回転させることができる角度範囲が定まる。なお、長穴333の数は2つに限定されず、3つ以上であってもよい。そして、ベース部材32への第1連結部材33の取り付けは、長穴333と、ベース部材32に形成された取付孔326とに例えばボルトを貫通させて行われる。このようにして、第1連結部材33を、ベース部材32に対して回転可能に取り付けられる。なお、第1連結部材33を、ベース部材32に対して回転可能に取り付けることができれば、上述の構成に限定されない。
【0044】
立設部335は、平面部332の一方の面から直交する方向に立設する平板状の部材である。この立設部335には、立設部335の面上において、平面部332の中心から所定半径(立設部335の外径よりも小さい半径)の円周上に沿って長穴336が形成されている。この長穴336には、第1の支柱12の平板部126が取り付けられる。
【0045】
(遊具用連結ユニット30と弧状の支柱10との接続)
次に、遊具用連結ユニット30と弧状の支柱10との接続方法について、図6及び図7を参照して説明する。図6は、遊具用連結ユニット30に対して、支柱12,13,20と固定金具37とが接続されている状態を示す斜視図の一例である。図7は、図6に示される状態を、図6に示されるY方向に見たときの図の一例である。なお、図7では、便宜上、球状の収容体35(より詳しくは下カバー361)を二点鎖線で示すとともに、直線状の支柱20の図示を省略している。
【0046】
図6及び図7に示されるように、遊具用連結ユニット30への第1の支柱12の接続は、第1の支柱12と第1連結部材33とを接続することによって行われる。具体的には、立設部335と平板部126とを重ね合わせて、取付孔128(図6参照)及び長穴336(図5参照)に例えばボルト(不図示)を貫通させることによって、遊具用連結ユニット30と第1の支柱12とが接続される。
【0047】
同様に、遊具用連結ユニット30への第2の支柱13の接続は、第2の支柱13と第2連結部材34とを接続することによって行われる。具体的には、立設部345と平板部136とを重ね合わせて、取付孔138(図6参照)及び長穴(不図示)に例えばボルト(不図示)を貫通させることによって、遊具用連結ユニット30と第2の支柱13とが接続される。
【0048】
ところで、本実施形態に係る遊具1は、設置される場所で組み立てられることが多い。そのため、遊具用連結ユニット30に接続される支柱が第1の支柱12及び第2の支柱13のように湾曲していると、例えば図8において実線と二点鎖線とで示されるように平板部126の回転方向位置が一定せずに都度変わる可能性があり、遊具用連結ユニット30と弧状の支柱10との接続作業が困難となるおそれがある。図8は、第1の支柱12が有する直状部124の端面の模式図の一例である。なお、図8に示される中心Oは、断面が円形の直状部124の中心である。
【0049】
上述したように、遊具用連結ユニット30に第1の支柱12を接続する場合、平板部126と立設部335とが重ね合わされる。平板部126と立設部335とを重ね合わせることができるのは、両者が平行に近接する場合である。例えば、立設部335(図6図7参照)が図8において実線で示される平板部126と平行である場合、平板部126が実線で示される位置であれば、平板部126と立設部335とを重ね合わせることができる。一方、立設部335が図8において実線で示される平板部126と平行であって、平板部126が二点鎖線で示される位置であれば、平板部126と立設部335とを重ね合わせることができず、遊具用連結ユニット30に第1の支柱12を接続することが困難となる。
【0050】
この点、本実施形態では、上述したように、第1連結部材33は、ベース部材32に対して回転可能に取り付けられる。よって、第1連結部材33を、中心Oを回転中心とする平板部126の回転方向位置に応じてベース部材32に対して回転させることで、平板部126と立設部335とを重ね合わせて両者を接続することが可能となる。
【0051】
よって、遊具1を設置する現場において、湾曲している弧状の支柱10を遊具用連結ユニット30に接続する場合の作業性を向上させることが可能となる。
【0052】
また、中心Oを回転中心とする平板部126の回転方向位置を変更することにより、遊具1において複数の弧状の支柱10により構成されるアーチまたは螺旋の曲率半径(図2に示される曲率半径R)、及びアーチまたは螺旋の傾斜角度(図3に示される傾斜角度θ)を変更することができる。よって、本実施形態の遊具用連結ユニット30によれば、アーチ状または螺旋状の遊具1を組み立てる場合に、特定の曲率半径Rまたは傾斜角度θによらず任意の曲率半径Rまたは傾斜角度θで、遊具1を組み立てることが可能となる。
【0053】
このように、本実施形態の遊具用連結ユニット30によると、支柱10が直線状ではなく弧状に湾曲している場合であっても、このような支柱10を遊具用連結ユニット30に接続することが可能となり、湾曲している支柱を用いた新たな形態の遊具1の提供に貢献することが可能となる。
【0054】
また、遊具用連結ユニット30を用いて弧状の第1の支柱12と弧状の第2の支柱13とを連結することが可能となるため、複数の弧状の支柱10を、見映えよくアーチ状または螺旋状に連結した遊具1を提供することが可能となる。
【0055】
また、湾曲している弧状の支柱10を遊具用連結ユニット30に接続する場合の作業性をさらに向上させるためには、平板部126,136とベース部材32の平面部322,324とを直交させることが好ましい。
【0056】
この点、上述したように、第1の支柱12は端部に直状部124を有する。そのため、第1の支柱12を遊具用連結ユニット30に接続するとき、図7に示されるように、直状部124の軸心124Lとベース部材32の第1の平面部322とが直交する状態、すなわち平板部126と第1の平面部322とが直交する状態で、平板部126と立設部335とを接続することが可能となる。よって、湾曲している弧状の第1の支柱12を遊具用連結ユニット30に接続する場合の作業性をさらに向上させることが可能となる。なお、図7に示されるように、直状部124の軸心124Lは、平板部126と立設部335との当接面に沿っている。また、直状部124の軸心124Lは、ベース部材32の中心と同心である。
【0057】
第2の支柱13についても第1の支柱12と同様である。すなわち、第2の支柱13は端部に直状部134を有する。そのため、第2の支柱13を遊具用連結ユニット30に接続するとき、図7に示されるように、直状部134の軸心134Lとベース部材32の第2の平面部324とが直交する状態、すなわち平板部136と第2の平面部324とが直交する状態で、平板部136と立設部345とを接続することが可能となる。よって、湾曲している弧状の第2の支柱13を遊具用連結ユニット30に接続する場合においても、作業性をさらに向上させることが可能となる。なお、直状部134の軸心134Lは、直状部124の軸心124Lと同様に、平板部136と立設部345との当接面に沿っている。また、直状部134の軸心134Lは、ベース部材32の中心と同心である。
【0058】
また、本実施形態では、直状部124の大部分が球状の収容体35の内部に収容されている。直状部134についても、直状部124と同様に、大部分が球状の収容体35の内部に収容されている。そのため、複数の弧状の支柱10を遊具用連結ユニット30で連結した場合に、例えば図2に示されるように、直状部124,134を把握し難く、綺麗な螺旋状が描かれた遊具1を提供することが可能となる。
【0059】
また、直状部124の軸心124Lとベース部材32の平面部322,324とが直交する状態で、平板部126,136と立設部335,345とを接続することが可能となるため、上カバー351と直状部124,134との間、及び、下カバー361と直状部124,134との間に隙間が生じないようにすることができる。このような隙間が生じないようにすることで、見映えがよくなるだけでなく、遊具1で遊ぶ子供の身体(例えば指)が挟まれることを防止できるといった、安全面にも優れた遊具1を提供することが可能となる。
【0060】
なお、本実施形態では、直状部124,134の大部分が球状の収容体35の内部に収容されているが、直状部124,134の全部が球状の収容体35の内部に収容されるようにしてもよい。
【0061】
(固定金具37及び蓋部材38)
次に、固定金具37及び蓋部材38の詳細について、図9を参照して説明する。図9は、複数の弧状の支柱10のうち一つの弧状の支柱10(図9では第1の支柱12)のみが遊具用連結ユニット30に接続される状態を示す斜視図の一例である。
【0062】
図9に示されるように、複数の弧状の支柱10のうち一つの第1の支柱12のみが遊具用連結ユニット30に接続される場合、第2連結部材34には固定金具37が接続されるようにすることが好ましい。
【0063】
固定金具37は、円板状の平板部372と、平板部372の一方の面から立設する板状の立設部373とを有する。平板部372は蓋部材38の凹部382に嵌合し、立設部373はベース部材32に取り付けられる。ここで、蓋部材38は、上述したように、上カバー351が有する1つの切欠部352と下カバー361が有する1つの切欠部362とで形成される開口部に設けられる。
【0064】
このように、平板部372を蓋部材38の凹部382に嵌合させるとともに、立設部373をベース部材32に取り付けることにより、球状の収容体35(図4参照)の内部におけるガタツキを抑制することが可能となる。すなわち、ベース部材32には、互いに直交する6方向(例えば、上下方向、左右方向、左右方向に直交する前後方向)から支柱10,20を接続することができるが、とくに、第1の支柱12が接続される側とは反対側の第2連結部材34に何ら接続されていない場合、ベース部材32に対して第1の支柱12から力が作用した場合に、第2連結部材34側にガタツキが生じるおそれがある。例えば、遊具1で遊ぶ子供が第1の支柱12に乗った場合に、ベース部材32に対して第1の支柱12から力が作用する場合がある。上述のガタツキが生じると、遊具1で遊ぶ子供がケガをするおそれがある。そこで、第1連結部材33及び第2連結部材34のうちいずれか一方に弧状の支柱10が接続されている場合には、弧状の支柱10が接続されていない他方の連結部材と固定金具37とを接続することで、上述のガタツキを抑制し、安全面に優れた遊具1を提供することが可能となる。
【0065】
以上、本実施形態について説明したが、本発明は、本実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な変更が可能なものである。なお、上述の実施形態は、以下の構成を有する発明を主に説明するものである。
【0066】
(1)弧状の支柱(例えば、第1の支柱12)を接続可能な遊具用連結ユニット(例えば、遊具用連結ユニット30)であって、
平面部(例えば、第1の平面部322)を有するベース部材(例えば、ベース部材32)と、
前記弧状の支柱(例えば、第1の支柱12)と前記ベース部材(例えば、ベース部材32)とを接続する連結部材(例えば、第1連結部材33)と、
を備え、
前記連結部材(例えば、第1連結部材33)は、
前記平面部(例えば、第1の平面部322)と直交する方向を回転中心として前記ベース部材(例えば、ベース部材32)に対して回転可能に、前記弧状の支柱(例えば、第1の支柱12)と接続可能に構成されている、
遊具用連結ユニット。
【0067】
(2)弧状の第1の支柱(例えば、第1の支柱12)及び弧状の第2の支柱(例えば、第2の支柱13)が接続されることで、前記第1の支柱(例えば、第1の支柱12)と前記第2の支柱(例えば、第2の支柱13)とを連結することが可能な遊具用連結ユニット(例えば、遊具用連結ユニット30)であって、
第1の平面部(例えば、第1の平面部322)及び第2の平面部(例えば、第2の平面部324)を有するベース部材(例えば、ベース部材32)と、
前記第1の支柱(例えば、第1の支柱12)と前記ベース部材(例えば、ベース部材32)とを連結する第1連結部材(例えば、第1連結部材33)と、
前記第2の支柱(例えば、第2の支柱13)と前記ベース部材(例えば、ベース部材32)とを連結する第2連結部材(例えば、第2連結部材34)と、
を備え、
前記第1連結部材(例えば、第1連結部材33)は、
前記第1の平面部(例えば、第1の平面部322)と直交する方向を回転中心として前記ベース部材(例えば、ベース部材32)に対して回転可能に、前記第1の支柱(例えば、第1の支柱12)と接続可能であり、
前記第2連結部材(例えば、第2連結部材34)は、
前記第2の平面部(例えば、第2の平面部324)と直交する方向を回転中心として前記ベース部材(例えば、ベース部材32)に対して回転可能に、前記第2の支柱(例えば、第2の支柱13)と接続可能に構成されている、
遊具用連結ユニット。
【0068】
(3)弧状の支柱(例えば、第1の支柱12)を含む複数の支柱(例えば、弧状の支柱10,直線状の支柱20)と、前記弧状の支柱(例えば、第1の支柱12)を接続可能な連結ユニット(例えば、遊具用連結ユニット30)と、を備える遊具(例えば、遊具1)であって、
前記連結ユニット(例えば、遊具用連結ユニット30)は、
平面部(例えば、第1の平面部322)を有するベース部材(例えば、ベース部材32)と、
前記弧状の支柱(例えば、第1の支柱12)と前記ベース部材(例えば、ベース部材32)とを接続する連結部材(例えば、第1連結部材33)と、
を備え、
前記連結部材(例えば、第1連結部材33)は、
前記平面部(例えば、第1の平面部322)と直交する方向を回転中心として前記ベース部材(例えば、ベース部材32)に対して回転可能に、前記弧状の支柱(例えば、第1の支柱12)と接続可能に構成されている、
遊具。
【0069】
(4)前記弧状の支柱(例えば、第1の支柱12)は、
前記連結部材(例えば、第1連結部材33)に接続される側の端部に、当該弧状の支柱(例えば、第1の支柱12)と前記連結部材(例えば、第1連結部材33)とが接続されたときに、前記平面部(例えば、第1の平面部322)と直交する直状部(例えば、直状部124)を有する、
(3)に記載の遊具。
【0070】
(5)弧状の第1の支柱(例えば、第1の支柱12)及び弧状の第2の支柱(例えば、第2の支柱13)を含む複数の支柱(例えば、弧状の支柱10、直線状の支柱20)と、前記第1の支柱(例えば、第1の支柱12)及び前記第2の支柱(例えば、第2の支柱13)が接続されることで、前記第1の支柱(例えば、第1の支柱12)と前記第2の支柱(例えば、第2の支柱13)とを連結することが可能な連結ユニット(例えば、遊具用連結ユニット30)と、を備える遊具(例えば、遊具1)であって、
前記連結ユニット(例えば、遊具用連結ユニット30)は、
第1の平面部(例えば、第1の平面部322)及び第2の平面部(例えば、第2の平面部324)を有するベース部材(例えば、ベース部材32)と、
前記第1の支柱(例えば、第1の支柱12)と前記ベース部材(例えば、ベース部材32)とを連結する第1連結部材(例えば、第1連結部材33)と、
前記第2の支柱(例えば、第2の支柱13)と前記ベース部材(例えば、ベース部材32)とを連結する第2連結部材(例えば、第2連結部材34)と、
を備え、
前記第1連結部材(例えば、第1連結部材33)は、
前記第1の平面部(例えば、第1の平面部322)と直交する方向を回転中心として前記ベース部材(例えば、ベース部材32)に対して回転可能に、前記第1の支柱(例えば、第1の支柱12)と接続可能であり、
前記第2連結部材(例えば、第2連結部材34)は、
前記第2の平面部(例えば、第2の平面部324)と直交する方向を回転中心として前記ベース部材(例えば、ベース部材32)に対して回転可能に、前記第2の支柱(例えば、第2の支柱13)と接続可能に構成されている、
遊具。
【0071】
(6)前記第1の支柱(例えば、第1の支柱12)は、
前記第1連結部材(例えば、第1連結部材33)に接続される側の端部に、当該第1の支柱(例えば、第1の支柱12)と前記第1連結部材(例えば、第1連結部材33)とが接続されたときに、前記第1の平面部(例えば、第1の平面部322)と直交する第1直状部(例えば、直状部124)を有し、
前記第2の支柱(例えば、第2の支柱13)は、
前記第2連結部材(例えば、第2連結部材34)に接続される側の端部に、当該第2の支柱(例えば、第2の支柱13)と前記第2連結部材(例えば、第2連結部材34)とが接続されたときに、前記第2の平面部(例えば、第2の平面部324)と直交する第2直状部(例えば、直状部134)を有する、
(5)に記載の遊具。
【符号の説明】
【0072】
1 遊具
12 第1の支柱
13 第2の支柱
30 遊具用連結ユニット
32 ベース部材
33 第1連結部材
34 第2連結部材
124,134 直状部
322 第1の平面部
324 第2の平面部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9