(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024071368
(43)【公開日】2024-05-24
(54)【発明の名称】流体接続アセンブリの確認装置
(51)【国際特許分類】
F16L 37/098 20060101AFI20240517BHJP
F16L 37/088 20060101ALI20240517BHJP
【FI】
F16L37/098
F16L37/088
【審査請求】有
【請求項の数】20
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023193253
(22)【出願日】2023-11-13
(31)【優先権主張番号】63/383,604
(32)【優先日】2022-11-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】519147290
【氏名又は名称】オエティカ エヌワイ インク
【氏名又は名称原語表記】Oetiker NY, Inc.
【住所又は居所原語表記】4437 Walden Avenue, Lancaster, New York, U.S.A
(74)【代理人】
【識別番号】110002675
【氏名又は名称】弁理士法人ドライト国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】アンダーソン, トーマス エー.
【テーマコード(参考)】
3J106
【Fターム(参考)】
3J106AA04
3J106AA05
3J106AB01
3J106BA02
3J106BB01
3J106BC04
3J106BD01
3J106BE22
3J106BE25
3J106EA03
3J106EB04
3J106EB05
3J106EC01
3J106EC06
3J106EC07
3J106ED04
3J106ED14
3J106EE02
3J106EE11
3J106EF04
(57)【要約】 (修正有)
【課題】流体接続アセンブリの接続状態の容易な確認を可能にする確認装置を含む流体接続アセンブリを提供する。
【解決手段】第1の面と、第2の面と、前記第1の面に接続され前記第1の面から延びる少なくとも1つのラッチフィンガ26とを含むリテーナ20と、リング部102と、前記リング部に接続され前記リング部から延びる少なくとも1つのアーム130と、前記リング部に枢動可能に接続された少なくとも1つの指示器タブ116とを含む確認装置100と、を含む流体接続アセンブリ10用の確認アセンブリ12。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
リテーナであって、
第1の面と、
第2の面と、
前記第1の面に接続され前記第1の面から延びる少なくとも1つのラッチフィンガと、
を備えるリテーナと、
確認装置であって、
リング部と、
前記リング部に接続され前記リング部から延びる少なくとも1つのアームと、
前記リング部に枢動可能に接続された少なくとも1つの指示器タブと、
を備える確認装置と、を備える、
流体接続アセンブリ用の確認アセンブリ。
【請求項2】
前記確認装置は、前記リテーナに対して前記確認装置を付勢可能に構成された少なくとも1つのテンショナをさらに備える、
請求項1に記載の確認アセンブリ。
【請求項3】
前記少なくとも1つのアームは、
フランジを備える遠位端と、
前記リング部に接続された近位端と、
前記遠位端と前記近位端との間に配置された突起と、を備える、
請求項1に記載の確認装置。
【請求項4】
非トリガ状態では、前記突起は、前記第1の面と係合する、
請求項3に記載の確認装置。
【請求項5】
前記フランジは、前記少なくとも1つのラッチフィンガと係合する、
請求項3に記載の確認装置。
【請求項6】
非トリガ状態では、前記少なくとも1つの指示器タブは、前記リテーナと係合し、
トリガ状態では、前記少なくとも1つの指示器タブは、前記リテーナと係合していない、
請求項1に記載の確認装置。
【請求項7】
非トリガ状態において、前記少なくとも1つの指示器タブは、前記リテーナに配置された開口部と係合する、
請求項1に記載の確認装置。
【請求項8】
前記少なくとも1つの指示器は、トリガ位置に向かって付勢される、
請求項1に記載の確認装置。
【請求項9】
前記確認装置は、前記リテーナと係合可能に構成された少なくとも1つの位置合わせピンを備える、
請求項1に記載の確認装置。
【請求項10】
前記少なくとも1つのラッチフィンガは、前記確認アセンブリを前記流体接続アセンブリに接続可能に構成される、
請求項1に記載の確認装置。
【請求項11】
前記指示器タブは、機械可読コードを備える、
請求項1に記載の確認装置。
【請求項12】
前記指示器タブは、無線周波数識別タグを備える、
請求項1に記載の確認装置。
【請求項13】
確認装置であって、
リング部と、
前記リング部に接続され前記リング部から延びる少なくとも1つのアームと、
前記リング部に枢動可能に接続され、トリガ位置に向かって付勢された少なくとも1つの指示器タブと、
前記リング部に接続されたテンショナと、
を含む確認装置を備える、
流体接続アセンブリ用の確認アセンブリ。
【請求項14】
前記少なくとも1つのアームは、前記リング部から第1の軸方向に延び、前記トリガ位置では、前記指示器タブは、前記第1の軸方向と反対の第2の軸方向に前記リング部から延びる、
請求項13に記載の確認アセンブリ。
【請求項15】
前記少なくとも1つのアームは、
フランジを備える遠位端と、
前記リング部に接続された近位端と、
前記遠位端と前記近位端との間に配置された突起と、
を備える、
請求項13に記載の確認アセンブリ。
【請求項16】
前記リング部から軸方向に延びる少なくとも1つの位置合わせピンをさらに備える、
請求項13に記載の確認アセンブリ。
【請求項17】
前記指示器タブは、機械可読コードおよび無線周波数識別タグのうちの少なくとも1つを備える、
請求項13に記載の確認アセンブリ。
【請求項18】
リテーナであって、
第1の面と、
第2の面と、
前記第1の面から延び、前記少なくとも1つのアームが係合可能に構成された少なくとも1つのラッチフィンガと、
を含むリテーナをさらに備える、
請求項13に記載の確認装置。
【請求項19】
前記少なくとも1つの指示器タブは、
非トリガ位置で前記リテーナと係合し、
前記トリガ位置で前記リテーナと係合しない、
請求項18に記載の確認装置。
【請求項20】
前記テンショナは、前記第2の面と係合し、前記テンショナは、前記リテーナに対して軸方向に前記確認装置を付勢する、
請求項18に記載の確認装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願への相互参照
この出願は、米国特許法第119条(e)の下で、2022年11月14日に出願された仮出願第63/383,604号に基づく利益を主張し、この出願は、参照によりその全体が本出願に組み入れられる。
【0002】
本開示は、流体コネクタに関し、より詳細には、流体接続アセンブリが完全に接続されていることを容易に確認することを促進する確認装置を含む流体接続アセンブリに関する。
【背景技術】
【0003】
流体コネクタ、流体接続、および流体接続アセンブリは、多くの用途、特に自動車用途にとって一体的な構成要素である。自動車システムはラジエーター、トランスミッション、エンジンなどのさまざまな構成要素で構成されているため、流体は、各構成要素内だけでなく、構成要素間を移動できる必要がある。構成要素間を移動する流体の例は、トランスミッション流体の温度を下げるためにトランスミッションからトランスミッションオイルクーラーに移動するトランスミッション流体である。構成要素間を移動する流体の別の例は、冷媒を運ぶ冷却導管である。冷媒は、ヒートポンプや冷凍サイクルで使用される物質または混合物(通常は流体)であり、危険な場合がある。したがって、冷媒が放出されないように、冷却導管の流体コネクタが適切に固定されていることが重要である。
【0004】
流体は主に、流体コネクタによって各構成要素に接続された柔軟なまたは硬いホースを介して構成要素間を移動する。このような流体コネクタは、通常、チューブがコネクタ本体に完全に挿入されたときにチューブの肩に係合する保持機構を含んでいてもよい。ただし、チューブがコネクタ本体に挿入されても保持機構によって固定されていない可能性があり、その結果、流体が損失し、構成要素が故障する可能性がある。
【0005】
したがって、流体接続アセンブリの接続状態の容易な確認を可能にする確認装置を含む流体接続アセンブリに対する長年の切実なニーズがある。
【発明の概要】
【0006】
本明細書に示される態様によれば、リテーナであって、第1の面と、第2の面と、第1の面に接続され第1の面から延びる少なくとも1つのラッチフィンガと、を備えるリテーナと、確認装置であって、リング部と、リング部に接続されリング部から延びる少なくとも1つのアームと、リング部に枢動可能に接続された少なくとも1つの指示器タブと、を備える確認装置と、を備える、流体接続アセンブリ用の確認アセンブリが提供される。
【0007】
例示的な実施形態では、確認装置は、リテーナに対して確認装置を付勢可能に構成された少なくとも1つのテンショナをさらに備える。例示的な実施形態では、少なくとも1つのアームは、フランジを備える遠位端と、リング部に接続された近位端と、遠位端と近位端との間に配置された突起と、を備える。例示的な実施形態では、非トリガ状態では、突起は、第1の面と係合する。例示的な実施形態では、フランジは、少なくとも1つのラッチフィンガと係合する。例示的な実施形態では、非トリガ状態では、少なくとも1つの指示器タブは、リテーナと係合し、トリガ状態では、少なくとも1つの指示器タブは、リテーナと係合していない。例示的な実施形態では、非トリガ状態において、少なくとも1つの指示器タブは、リテーナに配置された開口部と係合する。例示的な実施形態では、少なくとも1つの指示器は、トリガ位置に向かって付勢される。例示的な実施形態では、確認装置は、リテーナと係合可能に構成された少なくとも1つの位置合わせピンを備える。例示的な実施形態では、少なくとも1つのラッチフィンガは、確認アセンブリを流体接続アセンブリに接続可能に構成される。例示的な実施形態では、指示器タブは、機械可読コードを備える。例示的な実施形態では、指示器タブは、無線周波数識別タグを備える。
【0008】
本明細書に示される態様によれば、確認装置であって、リング部と、リング部に接続されリング部から延びる少なくとも1つのアームと、リング部に枢動可能に接続され、トリガ位置に向かって付勢された少なくとも1つの指示器タブと、リング部に接続されたテンショナと、を含む確認装置を備える、流体接続アセンブリ用の確認アセンブリが提供される。
【0009】
例示的な実施形態では、少なくとも1つのアームは、リング部から第1の軸方向に延び、トリガ位置では、指示器タブは、第1の軸方向と反対の第2の軸方向にリング部から延びる。例示的な実施形態では、少なくとも1つのアームは、フランジを備える遠位端と、リング部に接続された近位端と、遠位端と近位端との間に配置された突起と、を備える。例示的な実施形態では、確認アセンブリは、リング部から軸方向に延びる少なくとも1つの位置合わせピンをさらに備える。例示的な実施形態では、指示器タブは、機械可読コードおよび無線周波数識別タグのうちの少なくとも1つを備える。
【0010】
例示的な実施形態では、確認装置は、リテーナであって、第1の面と、第2の面と、第1の面から延び、少なくとも1つのアームが係合可能に構成された少なくとも1つのラッチフィンガと、を含むリテーナをさらに備える。例示的な実施形態では、少なくとも1つの指示器タブは、非トリガ位置でリテーナと係合し、トリガ位置でリテーナと係合しない。例示的な実施形態では、テンショナは、第2の面と係合し、テンショナは、リテーナに対して軸方向に確認装置を付勢する。
【0011】
本明細書に示される態様によれば、確認装置が提供される。確認装置は、視覚信号および/または電子信号を提供することによって流体接続アセンブリの接続状態を確認する。例示的な実施形態では、確認装置は、ロック保証キャップの上または中に取り付け可能である。例示的な実施形態では、確認装置は、その上にエンコードされたデジタル情報、例えばクイックレスポンス(QR)コードまたは無線周波数識別(RFID)コードを含んでいてもよい。例示的な実施形態では、確認装置は、接続確認および品質保証を記録するための定量的な方法を提供する。例示的な実施形態では、確認装置は、ロック保証キャップに取り付け可能な二次確認装置である。
【0012】
本明細書に示される態様によれば、ロック保証キャップと、接続の二次確認、例えば視覚的確認またはデジタル確認を提供する二次確認装置とを含む装置が提供される。例示的な実施形態では、二次確認装置は、例えば2Dバーコード、3Dバーコード、またはRFIDタグを通じて流体接続アセンブリの接続を文書化する定量的な方法を提供する。例示的な実施形態では、二次確認装置は、フラグ内またはフラグ上に配置されたコードまたはチップを含む移動可能なフラグを備える。非トリガ状態では、フラグは、内側に曲げられ、ロック保証キャップのキャビティに挿入されてもよい。フラグは、リビングヒンジまたは従来の金属バネを介して二次確認装置に接続されてもよい。例示的な実施形態では、二次確認装置は、1つまたは複数の位置合わせピンを備えていてもよく、各ピンは、ロック保証キャップのスペース(例えば、リビングヒンジ)に適合するように個別にサイズ設定される。二次確認装置は、1つまたは複数のアームを備え、各アームは、端部フランジと、ロック保証キャップの本体に取り付けられるロック保証キャップフィンガの基部の円形の凹んだステップ内に位置する突出部とを含む。ロック保証キャップが流体接続アセンブリに適用されると、ロック保証キャップフィンガは、半径方向外側に屈曲し、二次確認装置のアームが半径方向外側に変位する。これにより、突出部が円形の凹んだ段差から外れ、二次確認装置がロック保証キャップに対して軸方向に変位し、フラグが非トリガ状態からトリガ状態に移動し、それによってコードまたはチップが露出して読み取り可能となる。例示的な実施形態では、1つまたは複数のバネが使用されて、ロック保証キャップに対する二次確認装置の軸方向の変位を容易にする。
【0013】
本開示のこれらおよび他の目的、特徴、および利点は、図面および添付の特許請求の範囲を考慮して、本開示の以下の詳細な説明を検討することにより容易に明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0014】
対応の参照符号が対応の部品を指す添付の概略図を参照して、様々な実施形態が例としてのみ開示される。
【0015】
【
図1】確認アセンブリが非トリガ状態にある流体接続アセンブリの側面図である。
【0016】
【
図2】
図1に示される流体接続アセンブリの正面分解斜視図である。
【0017】
【
図3A】
図1に示される確認アセンブリの正面斜視図である。
【0018】
【
図3B】
図1に示される確認アセンブリの背面斜視図である。
【0019】
【
図4A】
図1に示される確認装置の背面斜視図である。
【0020】
【0021】
【
図5】
図1の線5-5に概ね沿う流体接続アセンブリの断面図である。
【0022】
【
図6】トリガ状態における、
図1に示される流体接続アセンブリの正面斜視図である。
【0023】
【
図7A】
図6に示される確認装置の背面斜視図である。
【0024】
【発明を実施するための形態】
【0025】
初めに、異なる図面での同様の図面番号は、同一または機能的に類似の構造要素を特定することを認識されたい。特許請求の範囲は、開示された態様に限定されないことを理解されたい。
【0026】
さらに、本開示は、記載された特定の方法、材料、および変形に限定されず、そのため当然ながら変化しうることを理解されたい。ここで使用される用語は、特定の態様を記述することのみを目的とし、特許請求の範囲を限定する意図がないことも理解されたい。
【0027】
他に定義されなければ、ここに使用される技術的および科学的な語すべては、この開示が関連する技術分野の当業者に一般的に理解されるものと同じ意味を有する。ここに記載されるものと類似または同等の方法、装置、または材料が実施形態例の実施または試験に使用されることを理解されたい。
【0028】
「実質的に」の語は、「近く」、「非常に近く」、「約」、「およそ」、「だいたい」、「近似する」、「近い」、「本質的に」、「近隣に」、「近傍に」等のような語と同義語であって、このような語は、明細書および特許請求の範囲に出現する際に互換的に使用されうることを認識されたい。「近接の」の語は、「近くに」、「近い」、「隣接の」、「近隣の」、「直近の」、「隣の」等のような語と同義語であって、このような語は、明細書および特許請求の範囲に出現する際に互換的に使用されうることを理解されたい。「およそ」の語は、指定値の10パーセント以内の値を意味することが意図されている。
【0029】
本出願における「または」の使用は、特に明記しない限り、「非排他的」な取り合わせに関するものであることを理解されたい。例えば、「アイテムxはAまたはBである」という場合、これは次の(1)、(2)のいずれかを意味することが理解される。(1)アイテムxはAおよびBの一方または他方のみである。(2)アイテムxはAとBの両方である。言い換えれば、「または」という言葉は、「排他的なまたは」の取り合わせを定義するためには使用されない。例えば、「アイテムxはAまたはBである」という記載についての「排他的なまたは」の取り合わせは、xがAおよびBのいずれか1つのみであることが必要とされる。さらに、本明細書で使用される「および/または」は、列挙された要素または条件のうちの1つまたは複数が含まれるか、または発生する可能性があることを示すために使用される文法接続詞を意味することを意図する。例えば、第1の要素、第2の要素、および/または第3の要素を備える装置は、以下の構造配置のいずれか1つとして解釈されることが意図される。第1の要素を備える装置、第2の要素を備える装置、第3の要素を備える装置、第1の要素および第2の要素を備える装置、第1の要素および第3の要素を備える装置、第1の要素、第2の要素及び第3の要素を備える装置、または第2の要素および第3の要素を備える装置。
【0030】
ここで使用する「チューブ」という語は、ホース、パイプ、チャネル、導管、チューブ端形成部、または水力学および流体力学で使用される他の任意の適切なパイプ流と同義であることを認識されたい。さらに、「チューブ」という語は、気体または液体の流れを含みかつ許容するのに適した任意の材料の硬いまたは柔軟な導管を意味しうることを認識されたい。
【0031】
ここで図面を参照すると、
図1は、確認アセンブリ12が非トリガ状態にある流体接続アセンブリ10の側面図である。
図2は、流体接続アセンブリ10の正面分解斜視図である。流体接続アセンブリ10は、概して、コネクタ本体40、保持クリップ70、およびチューブ80を備える。例示的な実施形態では、流体接続アセンブリ10は、保証キャップまたは二次リテーナまたはリテーナ20をさらに備える。例示的な実施形態では、流体接続アセンブリ10は、確認装置100をさらに備える。本明細書で言及されるように、確認アセンブリ12は、二次リテーナ20および確認装置100を備えることを認識されたい。
【0032】
チューブ80は、端部82、セクション83、肩87、セクション89、端部94、および貫通孔96を備える。貫通孔96は、端部82から端部94までチューブ80を通って延びる。セクション83は、端部82と肩87との間に配置されており、半径方向外向面84を備える。半径方向外向面84は、実質的に一定の直径を含む。例示的な実施形態では、半径方向外向面84は、近位端82に円錐台状または曲線状のテーパを備える(
図5を参照)。例示的な実施形態では、セクション83は、半径方向外向面84と肩87との間に配置された隆起セクションをさらに備える。肩87は、セクション83とセクション89との間に配置され、半径方向外向面86および面88を備える。示されるように、半径方向外向面86は、半径方向外側面84から面88まで延びる円錐台状の面である。半径方向外向面86は、軸方向AD2に向かうにつれて直径が増加する。例示的な実施形態では、半径方向外向面86は、少なくとも部分的に軸方向AD1に向くアキシャル面である。例示的な実施形態では、チューブ80は、半径方向外向面86と面88との間に配置された一定の直径の半径方向外向面を備える。肩面88は、少なくとも部分的に軸方向AD2に向くアキシャル面である。セクション89は、肩87と端部94との間に配置され、半径方向外向面92を備える。半径方向外向面92は、実質的に一定の直径を含む。例示的な実施形態では、セクション89は、肩面88と半径方向外向面92との間に配置された隆起セクション、すなわち半径方向外向面90をさらに備える。半径方向外向面90は、半径方向外向面92の直径よりも大きい直径を有する。
【0033】
チューブ80は、具体的には端部82を先にしてコネクタ本体40、具体的には貫通孔41に挿入されるように構成される。チューブ80は、セクション83、または半径方向外向面84がシール62(
図5参照)と係合し、肩87が保持クリップ70を軸方向に通過する(すなわち、肩87が
図5に示されるように保持クリップ70の右側に配置される)まで、コネクタ本体40に挿入される。コネクタ本体40内にチューブ80を固定するのは、突出部72A~Cと肩面88との係合である。チューブ80は、ビード、半径方向外側に延びる突出部もしくはフランジ、またはランプ輪郭を備える任意の従来のチューブまたはチューブ端形成部であってもよく、これは、チューブの外側面上で半径方向外側および軸方向に延び、コネクタ本体内にチューブを固定することを認識されたい。例示的な実施形態では、チューブ80は、金属を備える。例示的な実施形態では、チューブ80は、非金属(例えば、ポリマー、ゴム、セラミックなど)を備える。
【0034】
図3Aは、確認アセンブリ12の正面斜視図である。
図3Bは、確認アセンブリ12の背面斜視図である。
図4Aは、確認装置100の背面斜視図である。
図4Bは、確認装置12の側面図である。
図5は、
図1の線5-5に概ね沿う流体接続アセンブリ10の断面図である。
【0035】
コネクタ本体40は、端部42から端部44まで延びる貫通孔41と、半径方向内向面46と、半径方向内向面48と、溝50と、半径方向外向面52と、溝54と、ヘッド58と、半径方向外向面48とを備える。コネクタ本体40は、流体が充填されるか、流体が流れる構成要素に接続されるように構成される。例えば、コネクタ本体40は、雄ねじを備えていてもよい半径方向外向面60を介して、ターボチャージャ、冷凍圧縮機、またはトランスミッションに接続されてもよい。コネクタ本体40は、ヘッド58を介して(例えば、レンチを使用して)構成要素のねじ穴にねじ込まれ、その後、オイル、冷媒、トランスミッション流体、冷却液などが充填されてもよい。例示的な実施形態では、ヘッド58は、六角形であるが、ヘッド58は、コネクタ本体40にトルクを加えるのに適した任意の幾何学的形状を備えていてもよいことを認識されたい。流体コネクタ10、具体的にはコネクタ本体40が取り付けられてもよい別の構成要素は、凝縮器、蒸発器、またはポンプである。流体接続アセンブリ10は、流体接続が望まれる他の様々な構成要素、アセンブリ、およびサブアセンブリに使用されてもよいことを認識されたい。半径方向外向面60は、溝56をさらに備えていてもよい。シールまたはOリングが溝56内に配置され、コネクタ本体40とそれが接続される構成要素との間に液密シールを形成してもよい。
【0036】
シール62は、コネクタ本体40内に配置される。具体的には、シール62は、溝50内に配置される。溝50は、半径方向内向面48に配置される。例示的な実施形態では、シール62は、Oリングである。例示的な実施形態では、半径方向内向面46は、端部44から面47まで延びる円筒面である。半径方向内向面46は、面47を介して半径方向内向面48に接続されている。例示的な実施形態では、面47は、概ね円筒状の半径方向内向面46を概ね円筒状の半径方向内向面48に接続する円錐台状の面である。例示的な実施形態では、面47は、軸方向AD2に向くアキシャル面である。例示的な実施形態では、半径方向内向面48は、端部42から面47まで延びる円筒面である。
【0037】
溝54は、半径方向外向面52に配置されており、アキシャル面54A、半径方向外向面54B、およびアキシャル面54Cを備える。半径方向外向面54Bの直径は、半径方向外向面52の直径よりも小さい。面54Aは、半径方向外向面54Bから半径方向外側に延び、軸方向AD1を向いている。面54Cは、半径方向外向面54Bから半径方向外側に延び、軸方向AD2を向いている。例示的な実施形態では、面54Aおよび54Cは、平行である。溝54は、端部44とヘッド58との間に端部44とヘッド58から間隔を空けて軸方向に配置される。例示的な実施形態では、溝54は、ヘッド58のすぐ隣に配置される。溝54は、その周りに円周方向に配置された開口部55A~Cをさらに備える。開口部55A~Cは、半径方向外向面54Bから貫通孔41まで延びる。溝54は、以下にさらに詳細に説明するように、保持クリップ70および二次リテーナ20と係合可能に構成される。例示的な実施形態では、コネクタ本体40は金属を備える。例示的な実施形態では、コネクタ本体40は、非金属(例えば、ポリマー、セラミック、ゴム)を備える。
【0038】
保持クリップまたは保持リングまたはスナップクリップ/リング70は、本体40の溝54内に配置される。保持クリップ70は、半径方向内側に延びる1つまたは複数の突出部を含むほぼリング形状である。示される実施形態では、保持クリップ70は、突出部72A~Cを備える。突出部72A~Cは、溝54の開口部55A~Cを通って半径方向内側に延びる。突出部72A~Cは、肩87、具体的には面88に係合してチューブ80をコネクタ本体40内に固定するように構成される。保持クリップ70は、弾性変形して元の形状に戻ることができる任意の材料(例えば、金属、ポリマーなど)を備えていてもよい。
【0039】
流体接続アセンブリ10を組立てるには、保持クリップ70は、コネクタ本体40に配置され、それによって、溝54と係合し、突出部72A~Cが開口部55A~Cと係合して貫通孔41内に突出する。次に、チューブ80は、端部82を先にして、コネクタ本体40内に軸方向AD1に挿入される。半径方向外向面84は、シール62と係合し、セクション83は、半径方向内向面48に近接してコネクタ本体40の内側に配置される。肩87が突出部72A~Cと係合すると、保持クリップ70は、半径方向RD1に半径方向外側に拡張する。肩87が突出部72A~Cを通過すると(すなわち、突出部72A~Cと面47との間に軸方向に配置されると)、突出部72A~Cは、半径方向RD2に半径方向内側にスナップバックして接続状態を形成する。接続状態では、肩87は、面47および/または面46に係合するか、または近接して配置される。面47は、肩87、したがってチューブ80が軸方向AD1に変位することを防止し、突起72A~Cは、肩87、したがってチューブ80がコネクタ本体40に対して軸方向AD2に変位することを防止する。このように、リテーナ70とコネクタ本体40およびチューブ80との係合により、コネクタ本体40に対するチューブ80の軸方向AD1およびAD2、並びに半径方向RD1およびRD2への変位が防止される。
【0040】
二次リテーナ20は、面22と、面24と、面22と面24との間に延びる半径方向外向面23と、1つまたは複数のラッチフィンガ26と、1つまたは複数の開口部またはキャビティ30と、1つまたは複数の係合フィンガ28と、を備える。面22は、軸方向AD1に少なくとも部分的に向くアキシャル面である。面24は、軸方向AD2に少なくとも部分的に向くアキシャル面である。例示的な実施形態では、面24は、面22と平行である。例示的な実施形態では、面24は、面22と非平行である。二次リテーナ20は、例えば面24から面22まで貫通して延びる貫通孔21を備える。貫通孔21は、チューブ80、具体的には半径方向外向面92と係合可能に構成された半径方向内向面を形成する。
【0041】
フィンガ26は、面22に接続され、面22から軸方向に延びる。各フィンガ26は、半径方向外向面およびフランジ27を備える。フィンガ26の半径方向外向面は、半径方向外向面23から半径方向内側に配置され、それによって二次リテーナ20に凹部を形成する。以下にさらに詳細に説明するように、確認装置100の突出部138がこの凹部に係合する。フランジ27は、フィンガ26の遠位端に配置され、半径方向RD2に半径方向内側に延びる。フランジ27は、溝54、具体的には面54Aおよび/または54Bと係合して二次リテーナ20をコネクタ本体40に接続可能に構成されている。例示的な実施形態では、フィンガ26は、軸方向AD1に半径方向内側に延び、半径方向外向面23に対して角度βで配置されている。例示的な実施形態では、角度βは、鋭角(例えば、2~15度)である。
【0042】
フィンガ28は、面22に接続され、面22から軸方向に延びる。例示的な実施形態では、フィンガ28は、貫通孔21と位置合わせされる。フィンガ28は、チューブ80、具体的には面88および/または面90と係合可能に構成される。二次リテーナ20がフィンガ26と溝54との係合を介してコネクタ本体40に接続されると、フィンガ26は、コネクタ本体40の貫通孔41内の面88および/または面90と係合して、チューブ80がコネクタ本体40から取り外されるのを防止する。保持クリップ70は、チューブ80がコネクタ本体40から取り外されるのを防ぐために構成された主要な要素であるため、リテーナ20は、二次リテーナと呼ばれる。フィンガ28の長さにより、チューブ80がコネクタ本体40に完全に挿入されない限り(すなわち、肩87が保持クリップ70の右側に配置される)、二次リテーナ20がコネクタ本体40に固定されることが防止される。したがって、二次リテーナ20を流体接続アセンブリ10上に完全に組み立てることができる場合、二次リテーナ20は、保持クリップ70が故障した場合に二次保持装置として機能し、またチューブ80がコネクタ本体40に完全に接続されることを保証する。このように、二次リテーナ20は、保証キャップと呼ぶことができる。
【0043】
例示的な実施形態では、二次リテーナ20は、面22に接続され、面22から延びる1つまたは複数の突出部29をさらに備えていてもよい。突出部29は、端部44と係合し、二次リテーナ20がコネクタ本体40に対して軸方向に変位するのを防止可能に構成される。例えば、二次リテーナ20がコネクタ本体40に接続されるとき、突出部29は、端部44と係合し、フランジ27は、面54Aと係合し、それによって二次リテーナ20がコネクタ本体40に対して軸方向AD1およびAD2に変位するのを防止または制限する。例示的な実施形態では、突起29は、フィンガ28に接続され、フィンガ28から径方向外側に延びる。
【0044】
以下でより詳細に説明するように、開口部30は、面24から延び、指示器タブ116と係合可能に構成される。例示的な実施形態では、開口部30は、部分的に面24から面22まで延びる。例示的な実施形態では、開口部30は、面24から面22まで延びる。開口部30は、半径方向外向面23と貫通孔21との間に半径方向外向面23と貫通孔21から間隔を空けて半径方向に配置される。
【0045】
例示的な実施形態では、二次リテーナ20は、ヒンジ32を介してヒンジ接続された2つのセクションを備える。例示的な実施形態では、ヒンジ32はリビングヒンジである。2つのセクションは、例えば雄コネクタ36と雌コネクタ38との係合を介してしっかりと固定することができる。示されるように、雄コネクタ36は、二次リテーナ20の第1のセクション上に配置され、二次リテーナの第2のセクション上の雌コネクタ38と係合し、2つのセクションがしっかりと固定される。例示的な実施形態では、雄コネクタ36は(半径方向外側の)フック形状であり、溝と突起を含む。溝は、半径方向外向面23に配置される。突起は、溝から半径方向RD1にほぼ半径方向外側に延びる。例示的な実施形態では、突起は、突起と雌コネクタ38、具体的には雌コネクタ38の開口部との係合がより容易に行われることを許容可能に構成された、その上端近くのテーパセクションを備える。突起は、さらにチャネルを備えていてもよい。チャネルは、底部と、底部から延びる2つのテーパ付き側壁部とを備えていてもよい。チャネルは、雄コネクタ36の突起を雌コネクタ38の開口部と適切に位置合わせするために、雌コネクタ38の突起と係合するように構成されている。
【0046】
雌コネクタ38は、半径方向外向面23から半径方向内側に延びる開口部を備える。この開口部は、雄コネクタ36の突起と係合して二次リテーナ20の2つのセクションをロック可能に構成される。雌コネクタ38は、少なくとも2つのテーパ面を含む突起をさらに備えていてもよい。突起のテーパ面は、雄コネクタ36のチャネルと係合して、雄コネクタ36の突起を雌コネクタ38の開口部と正確に位置合わせするように構成されている。例示的な実施形態では、雌コネクタ38は、雌コネクタ38の開口部と突起との間に半径方向に配置されたラジアルギャップをさらに備える。ラジアルギャップは、雌コネクタ38の半径方向の変位を許容可能に構成されている。例えば、二次リテーナ20の第1のセクションが二次リテーナ20の第2のセクションに向かって変位すると、雌コネクタ38は、雄コネクタ36の突起と係合し、径方向RD1に径方向外側に変位する。雌コネクタ38の開口部が雄コネクタ36の突起と位置合わせされると、雌コネクタ38は、半径方向RD2に半径方向内側にスナップバックし、それによって二次リテーナ20の第1のセクションと第2のセクションが互いに固定される。ラジアルギャップにより、雌コネクタ38の半径方向の屈曲が増大することが可能になる。
【0047】
確認装置100は、概して、リング部102と、少なくとも1つの指示器タブ116と、少なくとも1つのバネまたはテンショナ122と、1つまたは複数のアーム130と、を備える。リング部102は、面102、面104、半径方向内向面108を形成する貫通孔101、および半径方向外向面110を備える。面102は、軸方向AD1に少なくとも部分的に向くアキシャル面であり、面104は、軸方向AD2に少なくとも部分的に面するアキシャル面である。例示的な実施形態では、面104は、面102に対して平行である。例示的な実施形態では、面104は、面102に対して非平行である。
【0048】
指示器タブ116は、リング部102に旋回可能に接続される。例示的な実施形態では、示されるように、指示器タブ116は、面106に接続され、面106から延びる。
図1~
図5は、非トリガ状態の指示器タブ116を示す。非トリガ状態では、指示器タブ116は、リング部102内に押し込まれるように半径方向内側に折り畳まれる。
図5に示されるように、指示器タブ116は、開口部30との係合を介して非トリガ状態に維持される。指示器タブ116は、
図6~
図7Bに示されるように、ヒンジまたはリビングヒンジ又はバネ装置114によってトリガ状態に向けて付勢される。指示器タブ116は、面118および面120を備える。例示的な実施形態では、面118は、指示要素、例えば、機械可読コード(例えば、バーコードまたはQR)、色、形、記号などの視覚的指示器、RFIDチップなどを備える。したがって、指示器タブ116がトリガされると、人間の肉眼、コードスキャナ、および/またはRFIDリーダーによって指示要素を読み取ることができる。例示的な実施形態では、リング部102は、少なくとも1つのチャネル112をさらに備えていてもよい。チャネル112は、半径方向内向面から半径方向外側に延びる。非トリガ状態では、指示器タブ116は、少なくとも1つのチャネルと少なくとも部分的に係合してもよい。指示器タブ116の動作については、以下でより詳細に説明する。
【0049】
バネ122は、リング部102に接続され、二次リテーナ20の端部24と係合して、確認装置100を二次リテーナ20に対して軸方向AD2に付勢可能に構成される。例示的な実施形態では、バネ122は、半径方向内向面108から半径方向内側に延びる。例示的な実施形態では、バネ122は、面104に対して軸方向AD1に延びる曲面124を備える。例示的な実施形態では、曲面は、軸方向AD1、または二次リテーナ29の軸方向に向く面24に凸である。
【0050】
例示的な実施形態では、確認装置100は、少なくとも1つの位置合わせピン、例えば位置合わせピン126および/または位置合わせピン128をさらに備える。位置合わせピン126および128は、二次リテーナ内のスペースと係合して指示器タブ116を開口部30に位置合わせ可能に構成される。例えば、位置合わせピン128は、雄コネクタ36と雌コネクタ38との間に形成されるスペース35と係合し、位置合わせピン126は、リビングヒンジ32によって形成されるスペース34と係合する。位置合わせピン126は、面104に接続され、面104から軸方向AD1に延びる。例示的な実施形態では、位置合わせピン126は、半径方向内向面108から半径方向内側に延びる。位置合わせピン128は、面104に接続され、面104から軸方向AD1に延びる。例示的な実施形態では、位置合わせピン128は、半径方向内向面108から半径方向内側に延びる。
【0051】
アーム130は、リング部102に接続され、リング部102から延びる。各アーム130は、概して、リング部102から軸方向AD1に延び、二次リテーナ20と係合する。例示的な実施形態では、各アーム130は、半径方向内向面134と、半径方向内向面134から半径方向内側に延びるフランジ136と、半径方向内向面134から半径方向内側に延びる突起138と、を備える。フランジ136は、アーム130の遠位端に配置され、フィンガ26、具体的にはフィンガ26の半径方向外向面と係合可能に構成される。突起138は、フランジ136とアーム130の近位端との間に間隔を空けて配置される。突起138は、
図5に最もよく示されるように、確認装置100の非トリガ状態において面22と係合可能に構成される。例示的な実施形態では、アーム130は、部分132をさらに備えていてもよい。部分132は、半径方向外向面110に接続され、半径方向外向面110から半径方向外側に延びる。例示的な実施形態では、アーム130および/または半径方向内向面134は、半径方向外向面110に対して角度αを付けて配置される。角度αは、例えば5~20度の鋭角である。
【0052】
確認アセンブリ12を組み立てるには、指示器タブ116がそれぞれの開口部30と係合し、フランジ136がフィンガ26と係合し、突起138が面22と係合し、バネ122が面24と係合するまで、指示器タブ116は、半径方向内側に押し込まれ、確認装置100は、二次リテーナ20上で軸方向AD1に軸方向にスライドされる。アーム130は、半径方向外向面23を通過するために、組み立て中に半径方向外側に変位してもよい。確認アセンブリ12のこの組立て状態では、
図1~
図5に示されるように、バネ122の面24との係合は、確認装置100を二次リテーナ20に対して軸方向AD2に付勢する。しかしながら、突起138と面22との係合は、確認装置100が二次リテーナに対して軸方向AD2に変位することを防止する。
【0053】
図6は、トリガ状態にある流体接続アセンブリ10の正面斜視図であり、確認アセンブリ12をよりよく示すためにチューブ80が隠されている。
図7Aは、指示器タブ116がトリガ位置または状態にある確認100の背面斜視図である。
図7Bは、指示器タブ116がトリガ位置または状態にある確認装置116の側面図である。
【0054】
確認アセンブリ12としては、コネクタ本体40に向かってチューブ80に沿って軸方向AD1に変位される。フランジ27がコネクタ本体、具体的には端部44に係合すると、フィンガ26は、半径方向RD1に半径方向外側に変位される。フィンガ26が半径方向外側に変位すると、アーム130は、フィンガ26との(すなわち、フランジ136を介した)係合により半径方向外側に変位することになる。アーム130のこのような半径方向外側への変位により、突起138が面22から外れ、その時点でバネ122が二次リテーナ20に対して軸方向AD2に確認装置100を押し込み、指示器タブ116が開口部30から外れてトリガ状態を形成することを可能にする。トリガ状態では、指示器タブ116は、開口部30から解放され、面106から軸方向AD2に延び、これにより、前述のように、面118を半径方向外側に露出させて視認または読み取りできる。前述したように、二次リテーナは、チューブ80がコネクタ本体40に完全に接続されている場合にのみ流体接続アセンブリ100に取り付けることができるため、チューブ80がコネクタ本体40に完全に接続されない限り、確認アセンブリ12をトリガさせることができないことを認識されたい。
【0055】
上記の開示の様々な態様、ならびに他の特徴および機能、あるいはそれらの代替物は、望ましくは、他の多くの異なるシステムまたは用途に組合わせることができることが認識されよう。その中の様々な現在予期しないまたは予期しない代替、変形、変更、または改善は、当業者によって今後行われることがあり、これらも以下の特許請求の範囲に含まれることも意図される。
【符号の説明】
【0056】
10 流体接続アセンブリ
12 確認アセンブリ
20 二次リテーナ
21 貫通孔
22 面
23 半径方向外向面
24 面
26 フィンガ
27 フランジ
28 フィンガ
29 突出部
30 開口部
32 ヒンジ
34 スペース
35 スペース
36 雄コネクタ
38 雌コネクタ
40 コネクタ本体
41 貫通孔
42 端部
44 端部
46 半径方向内向面
47 半径方向内向面
48 半径方向内向面
50 溝
52 半径方向外向面
54 溝
54A 面
54B 面
54C 面
55A 開口部
55B 開口部
55C 開口部
56 溝
58 ヘッド
60 半径方向外向面
62 シール
70 保持クリップ
72A 突出部
72B 突出部
72C 突出部
80 チューブ
82 端部
83 セクション
84 半径方向外向面
86 半径方向外向面
87 肩
88 面
89 セクション
90 半径方向外向面
92 半径方向外向面
94 端部
96 貫通孔
100 確認装置
101 貫通孔
102 リング部
104 面
106 面
108 半径方向内向面
110 半径方向外向面
112 チャネル
114 ヒンジ部
116 指示器タブ
118 面
120 面
122 バネまたはテンショナ
124 面
126 位置合わせ突出部
128 位置合わせ突出部
130 アーム
132 部
134 半径方向内向面
136 フランジ
138 突起
AD1 軸方向
AD2 軸方向
RD1 半径方向
RD2 半径方向
α 角度
β 角度
【外国語明細書】