IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ ブラザー工業株式会社の特許一覧

<>
  • 特開-画像形成装置 図1
  • 特開-画像形成装置 図2
  • 特開-画像形成装置 図3
  • 特開-画像形成装置 図4
  • 特開-画像形成装置 図5
  • 特開-画像形成装置 図6
  • 特開-画像形成装置 図7
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024071890
(43)【公開日】2024-05-27
(54)【発明の名称】画像形成装置
(51)【国際特許分類】
   G03G 21/18 20060101AFI20240520BHJP
【FI】
G03G21/18 153
【審査請求】未請求
【請求項の数】13
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022182382
(22)【出願日】2022-11-15
(71)【出願人】
【識別番号】000005267
【氏名又は名称】ブラザー工業株式会社
(72)【発明者】
【氏名】長屋 宗馬
(72)【発明者】
【氏名】水野 智之
(72)【発明者】
【氏名】早川 咲穂
【テーマコード(参考)】
2H171
【Fターム(参考)】
2H171FA02
2H171FA03
2H171GA12
2H171HA07
2H171JA23
2H171JA29
2H171JA38
2H171JA48
2H171JA52
2H171JA59
2H171KA05
2H171KA17
2H171KA22
2H171KA23
2H171LA13
2H171MA05
2H171QA02
2H171QA08
2H171QB03
2H171QB32
2H171QB35
2H171QC03
2H171SA11
2H171SA14
2H171SA22
2H171SA26
(57)【要約】
【課題】プロセスユニットが、引き出し位置から移動することを規制できる画像形成装置を提供することを目的とする。
【解決手段】
モノクロプリンタ1は、本体筐体10と、本体筐体10に収納可能なプロセスユニットP1であって、トナー補給口300Aを有するプロセスユニットP1と、プロセスユニットP1が、本体筐体10内に位置する収容位置と、トナー補給口300Aが本体筐体10外に位置する引き出し位置と、の間で移動する場合に、プロセスユニットP1を案内するガイド100と、プロセスユニットP1が引き出し位置からさらに本体筐体10の外部に移動することを規制する第1規制部110と、プロセスユニットP1が引き出し位置から収容位置に移動することを規制する第2規制部120と、を備える。
【選択図】 図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体筐体と、
前記本体筐体に収納可能なプロセスユニットであって、トナー補給口を有するプロセスユニットと、
前記プロセスユニットが、前記本体筐体内に位置する収容位置と、前記トナー補給口が前記本体筐体外に位置する引き出し位置と、の間で移動する場合に、前記プロセスユニットを案内するガイドと、
前記プロセスユニットが前記引き出し位置からさらに本体筐体の外部に移動することを規制する第1規制部と、
前記プロセスユニットが前記引き出し位置から前記収容位置に移動することを規制する第2規制部と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記プロセスユニットは、前記ガイドによって案内される第1突起を有し、
前記第1突起が前記第1規制部と接触することで、前記第1規制部は、前記プロセスユニットが前記引き出し位置からさらに本体筐体の外部に移動することを規制することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
さらに支持部を備え、
前記プロセスユニットは、前記第1突起よりも前記トナー補給口の近くに位置する第2突起をさらに有し、
前記プロセスユニットが前記引き出し位置に位置する状態で、前記第2突起は、前記支持部によって支持されることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
トナーを収容するトナー容器であって、前記プロセスユニットに装着可能なトナー容器であり、前記トナー補給口を介して前記プロセスユニットにトナーを補給可能なトナー容器をさらに備え、
前記支持部は、前記トナー容器の装着方向について、前記第2突起を支持することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記第2突起が前記第2規制部と接触することで、前記第2規制部は、前記プロセスユニットが前記引き出し位置から前記収容位置に移動することを規制することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記第2規制部は、前記支持部と一体であることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記プロセスユニットが前記引き出し位置に位置する状態で、前記ガイドは、前記第1突起と接触することで、前記プロセスユニットの回転を規制することを特徴とする請求項4から請求項6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記第2突起は、前記プロセスユニットが前記収容位置に位置する状態で、前記ガイドによって支持されることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記ガイドと前記第2規制部とは、一体であることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記プロセスユニットは、感光ドラムをさらに有し、
前記第2突起は、前記感光ドラムの軸方向に延び、
前記第2規制部は、本体筐体内において、前記軸方向における前記本体筐体の一端部から、前記軸方向における前記本体筐体の他端部に向けて突出し、
前記第2突起と、前記第2規制部とは、前記軸方向と直交する方向に接触可能であることを特徴とする請求項3から請求項6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
【請求項11】
前記プロセスユニットは、感光ドラムをさらに有し、
前記ガイドは、
前記本体筐体から、前記軸方向に突出する下ガイドと、
前記下ガイドと間隔を空けて位置する上ガイドであって、前記本体筐体から、前記感光ドラムの軸方向に突出する上ガイドと、を含み、
前記第1突起は、前記プロセスユニットが前記収容位置と前記引き出し位置との間を移動する場合に、前記下ガイドと前記上ガイドの間を移動し、
前記第1規制部は、本体筐体内において、前記本体筐体から前記軸方向に突出し、かつ、前記上ガイドと前記下ガイドとつなぐことを特徴とする請求項2から請求項6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
【請求項12】
前記プロセスユニットは、
感光ドラムと、
前記感光ドラムを支持するドラムフレームと、
前記感光ドラムと共に回転可能なカップリングと、
をさらに有し、
前記第1突起は、前記ドラムフレームから前記感光ドラムの軸方向に突出する円筒であり、
前記カップリングは、前記第1突起の内部に位置することを特徴とする請求項2から請求項6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
【請求項13】
前記カップリングは、前記感光ドラムの前記軸方向において、前記プロセスユニットの一端に位置し、
前記トナー補給口は、前記感光ドラムの前記軸方向において、前記プロセスユニットの前記一端と反対の他端に位置することを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、電子写真方式の画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1のように、現像装置を有するプロセスユニットと、プリンタ本体と、プロセスユニットに装着可能なトナー容器と、を備えた画像形成装置が知られている。特許文献1では、現像装置が画像形成装置に装着されている状態のまま、ユーザが補給用のトナーが充填されているトナー容器から現像装置へとトナーを補給する方式が採用されている。また、第3の実施の形態として、プロセスユニットがカートリッジガイドに沿って引き出された位置で、トナー容器を用いて補給口から現像容器にトナーを補給するトナー補給作業行うことができる構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2020-154299号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
プロセスユニットを、引き出した状態でトナー容器を装着するとき、プロセスユニットが、プリンタ本体から引き出された位置から移動してしまうと、トナーパックをプロセスユニットに装着することが難しくなる。
【0005】
本開示の目的は、プロセスユニットが引き出し位置から移動することを規制できる画像形成装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この目的を達成するために、第1態様の画像形成装置は、本体筐体と、本体筐体に収納可能なプロセスユニットであって、トナー補給口を有するプロセスユニットと、プロセスユニットが、本体筐体内に位置する収容位置と、トナー補給口が本体筐体外に位置する引き出し位置と、の間で移動する場合に、プロセスユニットを案内するガイドと、プロセスユニットが引き出し位置からさらに本体筐体の外部に移動することを規制する第1規制部と、プロセスユニットが引き出し位置から収容位置に移動することを規制する第2規制部と、を備える。
【0007】
第1態様の画像形成装置によれば、プロセスユニットが引き出し位置に位置するときに、第2規制部は、プロセスユニットが本体筐体内に移動することを規制できる。
【0008】
第2態様の画像形成装置は、第1態様の画像形成装置であって、プロセスユニットは、ガイドによって案内される第1突起を有し、第1突起が第1規制部と接触することで、第1規制部は、プロセスユニットが引き出し位置からさらに本体筐体の外部に移動することを規制する。
【0009】
第2態様の画像形成装置によれば、第1突起が第1規制部と接触することで、第1規制部は、プロセスユニットが引き出し位置からさらに本体筐体の外部に移動することを規制できる。
【0010】
第3態様の画像形成装置は、第2態様の画像形成装置であって、さらに支持部を備え、プロセスユニットは、第1突起よりもトナー補給口の近くに位置する第2突起をさらに有し、プロセスユニットが引き出し位置に位置する状態で、第2突起は、支持部によって支持される
第3態様の画像形成装置によれば、第2突起が支持部によって支持されることにより、プロセスユニットは、引き出し位置に位置する状態で安定する。
【0011】
第4態様の画像形成装置は、第3態様の画像形成装置であって、トナーを収容するトナー容器であって、プロセスユニットに装着可能なトナー容器であり、トナー補給口を介してプロセスユニットにトナーを補給可能なトナー容器をさらに備え、支持部は、トナー容器の装着方向について、第2突起を支持する。
【0012】
第4態様の画像形成装置によれば、支持部は、トナー容器の装着方向について、第2突起を支持するので、トナー容器が装着される際に、プロセスユニットが安定する。
【0013】
第5態様の画像形成装置は、第4態様の画像形成装置であって、第2突起が第2規制部と接触することで、第2規制部は、プロセスユニットが引き出し位置から収容位置に移動することを規制する。
【0014】
第5態様の画像形成装置によれば、支持部によって支持される第2突起が第2規制部と接触するので、第2規制部と接触する部品を別で設ける必要がない。
【0015】
第6態様の画像形成装置は、第5態様の画像形成装置であって、第2規制部は、支持部と一体である。
【0016】
第6態様の画像形成装置によれば、第2規制部と支持部が一体で、どちらも第2突起と接触するので、第2突起と別に構成を設ける必要がない。
【0017】
第7態様の画像形成装置は、第4態様から第6態様のいずれかの画像形成装置であって、プロセスユニットが引き出し位置に位置する状態で、ガイドは、第1突起と接触することで、プロセスユニットの回転を規制する。
【0018】
第7態様の画像形成装置によれば、プロセスユニットが引き出し位置に位置する状態で、プロセスユニットが回転しない。
【0019】
第8態様の画像形成装置は、第7態様の画像形成装置であって、第2突起は、プロセスユニットが収容位置に位置する状態で、前記ガイドによって支持される。
【0020】
第8態様の画像形成装置によれば、第2突起は、プロセスユニットが収容位置に位置する状態で、ガイドによって支持されるので、ガイドと別に第2突起を支持するための構成を設ける必要が無い。
【0021】
第9態様の画像形成装置は、第8態様の画像形成装置であって、ガイドと支持部とは、一体である。
【0022】
第9態様の画像形成装置によれば、収容位置で第2突起を支持するガイドと、引き出し位置で第2突起を支持する支持部と、が一体なので、プロセスユニットが収容位置と引き出し位置との間を移動する過程においても、第2突起を支持できる。
【0023】
第10態様の画像形成装置は、第3態様から第6態様のいずれかの画像形成装置であって、プロセスユニットは、感光ドラムをさらに有し、第2突起は、感光ドラムの軸方向に延び、第2規制部は、本体筐体10内において、軸方向における本体筐体の一端部から、軸方向における本体筐体の他端部に向けて突出し、第2突起と、第2規制部とは、軸方向と直交する方向に接触可能である。
【0024】
第10態様の画像形成装置によれば、いずれも感光ドラムの軸方向に延びる第2突起と第2規制部とが、軸方向と直交する方向に接触するので、プロセスユニットが引き出し位置から収容位置に移動することを規制できる。
【0025】
第11態様の画像形成装置は、第2態様から第6態様のいずれかの画像形成装置であって、プロセスユニットは、感光ドラムをさらに有し、ガイドは、本体筐体から、軸方向に突出する下ガイドと、下ガイドと間隔を空けて位置する上ガイドであって、本体筐体から、感光ドラムの軸方向に突出する上ガイドと、を含み、第1突起は、プロセスユニットが収容位置と引き出し位置との間を移動する場合に、下ガイドと上ガイドの間を移動し、第1規制部は、本体筐体内において、本体筐体から軸方向に突出し、かつ、上ガイドと下ガイドとつなぐ。
【0026】
第11態様の画像形成装置によれば、第1規制部は、プロセスユニットを案内するガイドとつながっているので、プロセスユニットが収容位置から引き出し位置に案内された第1突起の移動を規制できる。
【0027】
第12態様の画像形成装置は、第2態様から第6態様のいずれかの画像形成装置であって、プロセスユニットは、感光ドラムと、感光ドラムを支持するドラムフレームと、感光ドラムと共に回転可能なカップリングと、をさらに有し、第1突起は、ドラムフレームから感光ドラムの軸方向に突出する円筒であり、カップリングは、第1突起の内部に位置する。
【0028】
第12態様の画像形成装置によれば、第1突起の内部にカップリングが位置するので、カップリングが内部に位置する円筒と別に第1突起を設ける必要がない。
【0029】
第13態様の画像形成装置は、カップリングは、感光ドラムの軸方向において、プロセスユニットの一端に位置し、トナー補給口は、感光ドラムの軸方向において、プロセスユニットの一端と反対の他端に位置する。
【0030】
第13態様の画像形成装置によれば、カップリングとトナー補給口が離れて位置するので、トナーがカップリングに付着しづらい。
【発明の効果】
【0031】
本開示の画像形成装置によれば、プロセスユニットが引き出し位置から本体筐体内に向けて移動することを規制できる。
【図面の簡単な説明】
【0032】
図1】画像形成装置の一例としての、モノクロプリンタの断面図である。
図2】モノクロプリンタの斜視図であって、プロセスユニットが収容位置に位置する状態の図である。
図3】モノクロプリンタの斜視図であって、プロセスユニットが引き出し位置に位置する状態において、(a)トナー容器が装着される前の図と、(b)トナー容器が装着された状態の図である。
図4】プロセスユニットの斜視図であって、(a)第1方向の一端側から見た斜視図と、(b)第1方向の他端側から見た斜視図である。
図5】第1実施形態における、第1方向における一端側から見たモノクロプリンタの断面図であって、(a)プロセスユニットが収容位置に位置する状態の図と、(b)プロセスユニットが引き出し位置に位置する状態の図である。
図6】第1実施形態における、第1方向における他端側から見たモノクロプリンタの断面図であって、(a)プロセスユニットが収容位置に位置する状態の図と、(b)プロセスユニットが引き出し位置に位置する状態の図である。
図7】第2実施形態における、第1方向における一端側から見たモノクロプリンタの断面図であって、プロセスユニットが引き出し位置に位置する状態の図である。
【発明を実施するための形態】
【0033】
初めに、本開示の第1実施形態について説明する。以下の説明では、プロセスユニットP1の感光ドラム41の軸方向を「第1方向」と称する。また、感光ドラム41と転写ローラ94とが向かい合う方向を、「第2方向」と称する。また、モノクロプリンタ1にプロセスユニットP1が装着された状態で、トナー容器200がプロセスユニットP1に着脱される方向を「第3方向」と称する。第1実施形態では、第1方向と第2方向は、直交する。また、第1方向と第3方向は、直交する。
【0034】
1.モノクロプリンタ1の概要
画像形成装置の一例としてのモノクロプリンタ1は、本体筐体10と、プロセスユニットP1と、定着部80と、シート搬送部90と、トナー容器200と、読取装置400と、制御部500と、を備える。
【0035】
図1に示すように、本体筐体10は、プロセスユニットP1を内部に収容可能である。また、本体筐体10は、定着部80やシート搬送部90を内部に収容する。
【0036】
プロセスユニットP1は、プロセス筐体31と、現像ローラ32と、供給ローラ33と、アジテータ34と、感光ドラム41と、帯電ローラ42と、を有する。
【0037】
プロセス筐体31は、トナーを収容可能である。
【0038】
現像ローラ32は、第1方向に延びる現像ローラ軸X1について回転可能である。現像ローラ32は、プロセス筐体31内のトナーを感光ドラム41の表面に供給する。
【0039】
供給ローラ33は、第1方向に延びる供給ローラ軸について回転可能である。供給ローラ33は、プロセス筐体31内のトナーを現像ローラ32の表面に供給する。
【0040】
アジテータ34は、第1方向に延びるアジテータ軸について回転可能である。アジテータ34は、プロセス筐体31内のトナーを攪拌する。
【0041】
感光ドラム41は、第1方向に延びるドラム軸X2について回転可能である。感光ドラム41は、露光ユニットによって作られた静電潜像に、現像ローラ32からトナーの供給を受けてできるトナー像を担持する。感光ドラム41は、転写ローラ94との間でシートSを挟むことで、担持したトナー像をシートSに転写する。
【0042】
帯電ローラ42は、第1方向に延びる帯電ローラ軸について回転可能である。帯電ローラ42は、電圧が印加された状態で感光ドラム41と接触しながら回転することで、感光ドラム41の表面を帯電する。
【0043】
定着部80は、加熱ローラ81と、加圧ローラ82と、を有する。定着部80は、トナーが転写されたシートSを、加熱ローラ81と加圧ローラ82との間で挟むことで、トナーをシートSに定着する。
【0044】
シート搬送部90は、シート収容部91と、給紙ローラ92と,レジローラ93と、転写ローラ94と、排紙ローラ95と、排紙トレイTと、を有する。
【0045】
シート収容部91は、シートSを収容する。
【0046】
給紙ローラ92は、シートSを、シート収容部91から感光ドラム41へ向けて搬送する。
【0047】
レジローラ93は、給紙ローラ92によって、シート収容部91から搬送されたシートSを、感光ドラム41へ向けて搬送する。
【0048】
転写ローラ94は、シートSを感光ドラム41との間で挟みながら、定着部80へ搬送する。
【0049】
排紙ローラ95は、定着部80を通過したシートSを、本体筐体10の外に排出する。排出されたシートSは、排紙トレイTの上に積載される。 読取装置400は、原稿の画像を読み取るための装置である。読取装置400は、トップカバー12と共に移動可能である。
【0050】
制御部500は、例えば、CPU、RAM、ROMおよび入出力回路を備えている。制御部500は、例えば、ROMに記憶されたプログラムなどに基づいて演算処理を行うことによって、モノクロプリンタ1を制御する。
【0051】
図2図3に示すように、本体筐体10は、内部にプロセスユニットP1を収容可能である。本体筐体10は、第1方向の一端側に位置する第1側壁W1と、第1方向の他端側に位置する第2側板W2と、を有する。後述するガイド100は、第1側壁W1と第2側板W2とにそれぞれ設けられる。
【0052】
また、本体筐体10は、フロントカバー11と、トップカバー12と、を有する。フロントカバー11は、筐体開口10Aの一部を開閉可能である。トップカバー12は、本体筐体10の筐体開口10Aの一部を開閉可能である。
【0053】
プロセスユニットP1は、トップカバー12が開いた状態で、本体筐体10内に位置する収容位置と、トナー補給口300Aが本体筐体10外に位置する引き出し位置と、の間を移動可能である。収容位置は、例えば、図1および図2に示される位置である。プロセスユニットP1が収容位置に位置する状態で、感光ドラム41は、転写ローラ94と接触する。引き出し位置は、例えば、図3に示される位置である。
【0054】
図3に示すように、トナー容器200は、プロセスユニットP1が引き出し位置に位置する状態で、プロセスユニットP1に着脱可能である。トナー容器200は、トナーを内部に収容する。トナー容器200がプロセスユニットP1に装着された状態で、後述するプロセスユニットP1のトナー補給口300Aは、トナー容器200からトナーが補給されることを許容する。言い換えると、ユーザは、プロセスユニットP1にトナー容器200を装着した状態で、トナー容器200からプロセスユニットP1にトナーを補給可能である。
【0055】
2.プロセスユニットP1の説明
図4に示すように、プロセス筐体31は、現像筐体31Aと、ドラムフレーム31Bと、を含む。現像筐体31Aは、トナーを収容する。ドラムフレーム31Bは、感光ドラム41を支持する。現像筐体31Aは、ドラムフレーム31Bに取り付けられている。
【0056】
現像筐体31Aは、トナー容器200が装着されるトナー補給部300を有する。トナー補給部300は、円筒形状であり、現像筐体31Aから第3方向に突出する。トナー補給部300は、第2方向において、感光ドラム41から離れた端部に位置する。また、現像筐体31Aは、トナー補給部300の内側に位置するトナー補給口300Aを有する。トナー補給口300Aは、現像筐体31Aの内部と外部を連通する。トナー補給口300Aは、トナー容器200がトナー補給部300に装着された状態で、現像筐体31A内にトナーが補給されることを許容する。
【0057】
プロセスユニットP1は、第1突起311、第2突起312と、ハンドル35と、カップリング36と、をさらに有する。
【0058】
第1突起311は、プロセスユニットP1の第1方向における端部に位置する。第1突起311は、ドラムフレーム31Bから、第1方向に突出する。第1突起311は、第1方向における一端側に位置する一端側第1突起311Aと、第1方向における他端側に位置する他端側第1突起311Bと、を含む。一端側第1突起311Aは、ドラムフレーム31Bから第1方向に突出する円筒である。一端側第1突起311Aは、内部にカップリング36を収容する。他端側第1突起311Bは、金属からなるシャフトである。感光ドラム41は、他端側第1突起311Bと電気的に接続されており、プロセスユニットP1が本体筐体10に装着された状態で、他端側第1突起311Bを介して接地される。なお、一端側第1突起311Aの径は、他端側第1突起311Bよりも大きい。
【0059】
以下、第1突起311の説明は、一端側第1突起311Aまたは他端側第1突起311Bと明記しない限り、共通である。
【0060】
第2突起312は、プロセスユニットP1の第1方向における端部に位置する。第2突起312は、ドラムフレーム31Bから、第1方向に突出する。第2突起312は、第1方向における一端側に位置する一端側第2突起312Aと、第1方向における他端側に位置する他端側第2突起312Bと、を含む。第2突起312は、第2方向において、第1突起311よりも、トナー補給部300の近くに位置する。
【0061】
以下、第2突起312の説明は、一端側第2突起312Aまたは他端側第2突起312Bと明記しない限り、共通である。
【0062】
ハンドル35は、ユーザが把持する部分である。ハンドル35は、プロセスユニットP1の第2方向において、感光ドラム41から離れた端部に位置する。ハンドル35は、第1方向から見た時に、トナー補給部300と重なる位置に位置する。
【0063】
カップリング36は、一端側第1突起311Aの内部に位置する。カップリング36は、ドラム軸X2について感光ドラム41と共に回転可能である。カップリング36は、本体筐体10から駆動力を受けた場合、感光ドラム41を回転させる。
【0064】
なお、カップリング36は、プロセスユニットP1の第1方向における一端側に位置し、トナー補給口300Aは、プロセスユニットP1の第1方向における他端側に位置する。言い換えると、トナー補給口300Aは、第1方向において、一端側第1突起311Aよりも他端側第1突起311Bの近くに位置する。
【0065】
3.プロセスユニットP1の移動に関連する構成の説明
3―1.ガイド100
モノクロプリンタ1は、ガイド100を備える。ガイド100は、本体筐体10の第1方向における端部に位置する。より詳しくは、ガイド100は、第1方向における一端側に位置する一端側ガイド100Aと、第1方向における他端側に位置する他端側ガイド100Bと、を含む。一端側ガイド100Aは、本体筐体10の第1方向における一端側から他端側に向けて突出する。他端側ガイド100Bは、本体筐体10の第1方向における他端側から一端側に向けて突出する。一端側ガイド100Aは、一端側第1突起311Aを案内し、他端側ガイド100Bは、他端側第1突起311Bを案内する。以下、ガイド100の説明は、一端側ガイド100Aまたは他端側ガイド100Bと明記しない限り、共通である。
【0066】
図5図6に示すように、ガイド100は、プロセスユニットP1が、本体筐体10内に位置する収容位置と、トナー補給口300Aが本体筐体10外に位置する引き出し位置と、の間で移動する場合に、プロセスユニットP1を案内する。
【0067】
ガイド100は、下ガイド101と、上ガイド102と、を有する。下ガイド101と上ガイド102とは、第3方向において間隔を空けて位置する。後述するように、第1突起311は、下ガイド101と上ガイド102との間を移動可能である。なお、下ガイド101と上ガイド102の間の距離は、第1突起311の幅と同じか、それ以上であればよい。本実施形態では、下ガイド101と上ガイド102の間の距離は、下ガイド101と上ガイド102の間を移動する第1突起311の幅とほぼ同じである。
【0068】
3-2.第1規制部110、第2規制部120、支持部130の説明
モノクロプリンタ1は、第1規制部110と、第2規制部120と、支持部130と、をさらに備える。
【0069】
第1規制部110は、本体筐体10の第1方向における端部に位置する。第1規制部110は、本体筐体10内において、本体筐体10から第1方向に突出する。第1規制部110は、下ガイド101と上ガイド102とをつなぐ。言い換えると、第1規制部110は、ガイド100と一体である。後述するように、第1規制部110は、第1突起311と接触することで、プロセスユニットP1が引き出し位置からさらに本体筐体10の外部に移動することを規制する。
【0070】
より詳しくは、第1規制部110は、本体筐体10の第1方向における一端側に位置する一端側第1規制部110Aと、本体筐体10の第1方向における他端側に位置する他端側第1規制部110Bと、を含む。一端側第1規制部110Aは、一端側第1突起311Aと接触可能である。他端側第1規制部110Bは、他端側第1突起311Bと接触可能である。
【0071】
第2規制部120は、本体筐体10の第1方向における端部に位置する。第2規制部120は、本体筐体10内において、本体筐体10から第1方向に突出する。第2規制部120は、ガイド100とつながっている。言い換えると、第2規制部120は、ガイド100と一体である。第2方向において、第2規制部120は、第1規制部110よりも、転写ローラ94から離れて位置する。後述するように、第2規制部120は、第2突起312と接触することで、プロセスユニットP1が引き出し位置から収容位置に移動することを規制する。
【0072】
より詳しくは、第2規制部120は、本体筐体10の第1方向における一端側に位置する一端側第2規制部120Aと、本体筐体10の第1方向における他端側に位置する他端側第2規制部120Bと、を含む。一端側第2規制部120Aは、一端側第2突起312Aと接触可能である。他端側第2規制部120Bは、他端側第2突起312Bと接触可能である。
【0073】
支持部130は、本体筐体10の第1方向における端部に位置する。支持部130は、本体筐体10内において、本体筐体10から第1方向に突出する。第2方向において、支持部130は、第2規制部120よりも、転写ローラ94から離れて位置する。支持部130は、第2規制部120とつながっている。言い換えると、支持部130は、第2規制部120と一体である。後述するように、支持部130は、第2突起312と接触することで、プロセスユニットP1を支持する。
【0074】
より詳しくは、支持部130は、本体筐体10の第1方向における一端側に位置する一端側支持部130Aと、本体筐体10の第1方向における他端側に位置する他端側支持部130Bと、を含む。一端側支持部130Aは、一端側第2突起312Aと接触可能である。他端側支持部130Bは、他端側第2突起312Bと接触可能である。
【0075】
4.プロセスユニットP1の移動の動作に関する説明
以下の説明は、注釈の無い限り、第1方向における一端側および他端側について共通である。
【0076】
モノクロプリンタ1で画像形成を行う場合、プロセスユニットP1は、収容位置に位置する。図5(a)および図6(a)に示されるように、プロセスユニットP1が収容位置に位置する状態で、第1突起311は、下ガイド101によって支持される。また、プロセスユニットP1が収容位置に位置する状態で、第2突起312は、上ガイド102によって支持される。これにより、プロセスユニットP1が収容位置に位置する状態で、プロセスユニットP1は、ガイド100によって支持される。
【0077】
プロセスユニットP1にトナーを補給する場合、ユーザは、プロセスユニットP1を、収容位置から引き出し位置に引き出す。これにより、プロセスユニットP1は、収容位置から引き出し位置に移動する。プロセスユニットP1が、収容位置から引き出し位置に移動する過程において、第1突起311は、下ガイド101および上ガイド102と、接触する。これにより、第1突起311は、下ガイド101と上ガイド102の間を移動するように案内される。
【0078】
プロセスユニットP1が引き出し位置に移動すると、図5(b)および図6(b)に示されるように、第1突起311は第1規制部110と接触する。これにより、第1規制部110は、プロセスユニットP1が引き出し位置からさらに本体筐体10の外部に移動することを規制する。
【0079】
プロセスユニットP1が引き出し位置に位置する状態で、第2突起312は、第2規制部120と第2方向に接触する。これにより、第2規制部120は、プロセスユニットP1が引き出し位置から収容位置に移動することを規制する。また、プロセスユニットP1が引き出し位置に位置する状態で、第2突起312は、支持部130と接触する。これにより、支持部130は、第2突起を第3方向に支持することで、プロセスユニットP1を支持する。
【0080】
また、プロセスユニットP1が引き出し位置に位置する状態で、第1突起311は、下ガイド101によって第3方向に支持される。すなわち、プロセスユニットP1は、第1突起311が下ガイド101によって支持され、第2突起312が支持部130によって支持される。言い換えると、プロセスユニットP1は、第2方向において異なる2点で、第3方向に支持される。
【0081】
プロセスユニットP1が引き出し位置に位置する状態で、トナー補給部300は、本体筐体10の外に位置する。これにより、ユーザは、トナー容器200をトナー補給部300に装着しやすい。トナーを補給する場合、ユーザは、トナー容器200をプロセスユニットP1に装着し、その後、トナー容器200をたたく等して、トナー容器200の内部のトナーをプロセスユニットP1に補給する。
【0082】
ユーザがトナー容器200をプロセスユニットP1に装着して補給する際に、トナー容器200の自重や、ユーザによって、プロセスユニットP1のトナー補給部300には、第3方向に力が加わる。言い換えると、トナー容器200がプロセスユニットP1に装着される過程及び装着された状態において、プロセスユニットP1のトナー補給部300は、トナー容器200の装着方向に力を受ける。このとき、支持部130は、トナー容器200の装着方向について、第2突起312を支持することでプロセスユニットP1を支持する。また、このとき、トナー容器200の装着によってプロセスユニットP1が力を受けるトナー補給部300と、支持部130によってプロセスユニットP1が支持される第2突起312が、第2方向において離れているため、第2突起312を中心としてモーメントが生じる。したがって、トナー補給部300がトナー容器200の装着方向に力を受けると、プロセスユニットP1は、第2突起312を中心に回転しようとするが、第1突起311が上ガイド102と接触するため、プロセスユニットP1の回転は規制される。すなわち、ガイド100は、第1突起311と接触することで、プロセスユニットP1の回転を規制する。
【0083】
次に、トナー容器200からプロセスユニットP1へのトナーの補給が完了した場合を説明する。ユーザは、トナー容器200をプロセスユニットP1から取り外した後、プロセスユニットP1の第2突起312を持ち上げるように、プロセスユニットP1を移動させる。言い換えると、第2突起312は、第3方向において、一端側に移動する。これにより、第2突起312は、第2規制部120と非接触の状態となり、プロセスユニットP1は、収容位置に移動可能となる。その状態で、ユーザは、プロセスユニットPを収容位置に向けて移動させる。プロセスユニットP1が、引き出し位置から収容位置に移動する過程において、第1突起311は、下ガイド101および上ガイド102と接触する。これにより、プロセスユニットP1が、引き出し位置から収容位置に移動する過程において、第1突起311は、下ガイド101と上ガイド102の間を移動するように案内される。そして、プロセスユニットP1は、図5(a)および図6(a)に示される収容位置まで移動する。プロセスユニットP1が収容位置に位置する状態で、トップカバー12が閉じると、モノクロプリンタ1は、印刷動作が可能となる。
【0084】
5.作用効果
以上説明した一実施形態によれば、第1規制部110は、プロセスユニットP1の第1突起311と接触することで、プロセスユニットP1が引き出し位置からさらに本体筐体10の外部に移動することを規制できる。また、第2規制部120は、プロセスユニットP1の第2突起312と接触することで、プロセスユニットP1が引き出し位置から本体筐体10内に移動することを規制できる。
【0085】
また、プロセスユニットP1が引き出し位置に位置する状態で、第2突起312は、支持部130に第3方向に接触するため、プロセスユニットP1は、支持される。また、プロセスユニットP1が引き出し位置に位置する状態で、第1突起311は、下ガイド101と第3方向で接触するため、プロセスユニットP1は、支持される。したがって、第2方向において第1突起311と離れて位置する第2突起312と、がそれぞれ第3方向に支持される。これにより、プロセスユニットP1は、第2方向において異なる2点で支持されるので、引き出し位置において安定する。
【0086】
また、支持部130は、第2突起312を第3方向に支持するので、ユーザがトナー容器200をプロセスユニットP1のトナー補給部300に装着する際の、トナー容器200の装着方向の力を、支持部130によって受けることができる。
【0087】
また、支持部130によって支持される第2突起312が、さらに第2規制部120と接触するため、プロセスユニットP1が引き出し位置から収容位置に移動することを規制することと、プロセスユニットP1の支持とが、同一の構成に対して行える。そのため、プロセスユニットP1の位置決めがしやすい。
【0088】
また、第2規制部120と支持部130とが一体なので第2突起312と同時に接触することが容易である。また、第2規制部120と支持部130とを別で設ける必要がなく、構成が少なくすむ。
【0089】
また、プロセスユニットP1が引き出し位置に位置する状態で、第1突起311が上ガイド102と接触するので、プロセスユニットP1が、第2突起312を中心として回転することを規制できる。
【0090】
また、プロセスユニットP1が収容位置に位置する状態で、第2突起は、上ガイド102と接触するので、プロセスユニットP1は、上ガイド102に支持される。また、プロセスユニットP1が収容位置に位置する状態で、第1突起は、下ガイド101と接触するので、プロセスユニットP1は、下ガイド101に支持される。これにより、プロセスユニットP1は、第2方向において異なる2点で支持されるので、収容位置において安定する。
【0091】
また、ガイド100と支持部130が一体なので、プロセスユニットP1が収容位置と引き出し位置との間を移動する過程においても、第2突起312を支持できる。
【0092】
また、第1規制部110は、下ガイド101と上ガイド102とを繋ぐので、下ガイド101と上ガイド102との間を移動する第1突起311を接触できる。第1突起311は、下ガイド101と上ガイド102によって案内されるので、第1規制部110を別の箇所に設ける場合と比較して、第1規制部110と第1突起311との接触が容易である。
【0093】
また、第1突起311の内部にカップリング36が位置するので、カップリング36が内部に位置する円筒と別に第1突起311を設ける必要がなく、構成を少なくすることができる。
【0094】
また、カップリング36とトナー補給口300Aとが、第1方向において離れて位置するので、カップリング36にトナーが付着しづらい。
【0095】
6.変形例
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は、上記した第1実施形態に限定されるものではない。
【0096】
第1実施形態において、プロセスユニットP1は、第2突起312を有していたが、これに限られない。また、モノクロプリンタ1は、第2規制部120は、第2突起312と接触していたが、これに限られない。その一例として、図7に示される第2実施形態のように、プロセス筐体31は、溝330を有し、本体筐体10は、溝330に嵌まる支持板150を有していてもよい。溝330は、第1方向に延び、第3方向に凹んでいる。支持板150は、第1方向に延びる。プロセスユニットP1が引き出し位置に位置する状態で、支持板150は、溝330に嵌まる。支持板150は、第2方向において溝330の内壁と接触可能なため、プロセスユニットP1が、引き出し位置から収容位置に移動することを規制可能である。したがって、第2実施形態においては、支持板150は、プロセスユニットP1が引き出し位置から収容位置に移動することを規制する第2規制部の一例である。また、支持板150は、プロセスユニットP1と接触して、プロセスユニットP1を支持する支持部の一例である。
【0097】
第1実施形態において、支持部130は、ガイド100と一体だったが、これに限られない。例えば、ガイド100と、第2規制部120とは、第2方向に離れた位置で、それぞれ第1筐体から第1方向に突出する構成であってもよい。あるいは、第2実施形態のように、支持部130は、第2方向における本体筐体10の他端部に位置してもよい。
【0098】
第1実施形態において、第1規制部110は、第1突起311と接触していたが、これに限られない。例えば、本体筐体10の第2方向の他端部に位置する一部が、プロセスユニットP1のプロセス筐体31と接触することで、プロセスユニットP1が引き出し位置からさらに本体筐体10の外部に移動することを規制してもよい。この場合、本体筐体10の一部が第1規制部である。
【0099】
第1実施形態において、プロセスユニットP1が引き出し位置に位置する状態で、ガイド100が第1突起311と接触することでプロセスユニットP1の回転を規制していたが、これに限られない。例えば、プロセス筐体31の一部が、本体筐体10と接触することで、プロセスユニットP1の回転を規制してもよい。
【0100】
第1実施形態において、第2突起312は、プロセスユニットP1が収容位置に位置する状態で、ガイド100の上ガイド102によって支持されていたが、これに限られない。例えば、ガイド100の上ガイド102とは別に、本体筐体10から第1方向に突出する突出部を設け、第2突起312は、突出部によって、支持される構成であってもよい。
【0101】
第1実施形態において、ガイド100と第2規制部120は一体だったが、これに限られない。例えば、ガイド100と、第2規制部120とは、別体で第2方向に離れていてもよい。その場合、ガイド100と第2規制部120とは、それぞれ第1筐体から第1方向に突出する構成であってもよい。
【0102】
第1実施形態において、一端側第1突起311Aは、円筒形状であり、内部にカップリング36が位置していたが、これに限られない。例えば、プロセスユニットP1は、一端側第1突起311Aとは別に、カップリング36を内部に収容する円筒を有していてもよい。
【0103】
第1実施形態において、カップリング36は、第1方向におけるプロセスユニットP1の一端側に位置し、トナー補給口300Aは、第1方向におけるプロセスユニットP1の他端側に位置していたが、これに限られない。例えば、カップリング36およびトナー補給口300Aが、いずれも第1方向におけるプロセスユニットP1の一端側に位置していてもよい。
【0104】
第1実施形態において、プロセスユニットP1が引き出し位置に位置する状態で、第1突起311は、下ガイド101によって支持され、第2突起312は、上ガイド102によって支持されていたが、これに限られない。例えば、第1突起と第2突起が、いずれも下ガイド101によって支持される構成であってもよい。
【0105】
第1実施形態において、第1方向と第2方向は直交し、第1方向と第3方向は直交していたが、これに限られない。例えば、第1方向と第2方向は少なくとも交差していればよく、また、第1方向と第3方向も少なくとも交差していればよい。
【0106】
第1実施形態において、プロセスユニットP1は、感光ドラムと現像ローラとを有する、いわゆる一体型のユニットであったがこれに限られない。例えば、プロセスユニットP1のかわりに、感光ドラムを有するドラムカートリッジと、現像ローラを有する現像カートリッジであって、ドラムカートリッジに着脱可能な現像カートリッジと、を備えてもよい。あるいは、感光ドラムを有するドラムカートリッジと、現像ローラを有する現像カートリッジと、がそれぞれ本体筐体に対して個別に着脱可能でもよい。
【0107】
第1実施形態において、画像形成装置は、モノクロプリンタであったがこれに限られず、画像形成装置は、プロセスユニットP1を複数有するカラープリンタであってもよい。
【0108】
モノクロプリンタ1の細部の形状については、本願の各図に示された形状と相違していてもよい。また、上記の実施形態や変形例に登場した各要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
【符号の説明】
【0109】
1 モノクロプリンタ(画像形成装置)
10 本体筐体
31 プロセス筐体
31A 現像筐体
31B ドラムフレーム
32 現像ローラ
36 カップリング
41 感光ドラム
100 ガイド
110 第1規制部
120 第2規制部
130 支持部
200 トナー容器
300A トナー補給口
311 第1突起
312 第2突起
P1 プロセスユニット
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7