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  • 特開-ゴミ袋支持体及びゴミ袋支持体セット 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024071985
(43)【公開日】2024-05-27
(54)【発明の名称】ゴミ袋支持体及びゴミ袋支持体セット
(51)【国際特許分類】
   B65F 1/14 20060101AFI20240520BHJP
【FI】
B65F1/14 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022182546
(22)【出願日】2022-11-15
(71)【出願人】
【識別番号】522447037
【氏名又は名称】合同会社こはな社
(74)【代理人】
【識別番号】100104134
【弁理士】
【氏名又は名称】住友 慎太郎
(74)【代理人】
【識別番号】100156225
【弁理士】
【氏名又は名称】浦 重剛
(74)【代理人】
【識別番号】100168549
【弁理士】
【氏名又は名称】苗村 潤
(74)【代理人】
【識別番号】100200403
【弁理士】
【氏名又は名称】石原 幸信
(74)【代理人】
【識別番号】100206586
【弁理士】
【氏名又は名称】市田 哲
(72)【発明者】
【氏名】藤澤 弘和
【テーマコード(参考)】
3E023
【Fターム(参考)】
3E023KA06
3E023KA10
(57)【要約】
【課題】 ゴミ袋の中に容易に入れることができるゴミ袋支持体を提供する。
【解決手段】 ゴミ袋2の中に入れてゴミ袋2を自立させるためのゴミ袋支持体1である。 ゴミ袋支持体1は、矩形状の樹脂板からなる本体3を含んでいる。本体3は、第1方向aに延びる一対の長辺3aと、第1方向aに直交する第2方向bに延びる一対の短辺3bとを有している。短辺3bの少なくとも一方は、本体3の外側に凸となる方向に湾曲する湾曲部4を含んでいる。湾曲部4の第2方向bの長さL1は、短辺3bの長さL2の0.2倍以上である。
【選択図】 図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ゴミ袋の中に入れて前記ゴミ袋を自立させるためのゴミ袋支持体であって、
矩形状の樹脂板からなる本体を含み、
前記本体は、第1方向に延びる一対の長辺と、前記第1方向に直交する第2方向に延びる一対の短辺とを有し、
前記短辺の少なくとも一方は、前記本体の外側に凸となる方向に湾曲する湾曲部を含み、
前記湾曲部の前記第2方向の長さは、前記短辺の長さの0.2倍以上である、
ゴミ袋支持体。
【請求項2】
前記短辺は、前記湾曲部と、前記第2方向に延びる直線部とを含む、請求項1に記載のゴミ袋支持体。
【請求項3】
前記長辺の長さは、前記短辺の長さの2.5~4.0倍である、請求項1に記載のゴミ袋支持体。
【請求項4】
前記本体は、前記ゴミ袋の中に入れられるときに前記第2方向が軸方向となるように円筒状に巻かれた第1状態と、前記ゴミ袋の中で拡径して前記ゴミ袋を内側から押圧する第2状態とに変形自在である、請求項1に記載のゴミ袋支持体。
【請求項5】
前記本体は、前記長辺の一方に設けられた3つの把手部を有し、
前記3つの把手部は、前記第1状態のときに1か所に位置する、請求項4に記載のゴミ袋支持体。
【請求項6】
前記3つの把手部は、前記第2状態のときに互いに対向する2か所に位置する、請求項5に記載のゴミ袋支持体。
【請求項7】
前記3つの把手部は、前記長辺に沿った間隔が、互いに等しい、請求項5に記載のゴミ袋支持体。
【請求項8】
前記本体は、ポリプロピレンで形成される、請求項1に記載のゴミ袋支持体。
【請求項9】
請求項1ないし8のいずれか1項に記載のゴミ袋支持体と、前記本体を前記第2方向が軸方向となるように巻かれた状態で保管するためのバンドとを含む、ゴミ袋支持体セット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ゴミ袋の中に入れてゴミ袋を自立させるためのゴミ袋支持体及びゴミ袋支持体セットに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、ゴミ袋の中に入れてゴミ袋を自立させるためのゴミ袋支持体が提案されている。例えば、下記特許文献1は、弾性を有する薄板を丸めて袋の中に入れ、薄板が平らに戻ろうとする力で袋の内面を押し付けて、円筒状の箱として自立させるガラ袋保持スタンドを提案している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2015-057359号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1のガラ袋保持スタンドは、薄板を丸めて袋の中に入れるときに、薄板の上方を把持して入れようとすると、薄板の下方が弾性により広がり角部が袋に引っかかることがあり、袋内にスムーズに入れることができないという問題があった。
【0005】
本発明は、以上のような実状に鑑み案出されたもので、ゴミ袋の中に容易に入れることができるゴミ袋支持体を提供することを主たる目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、ゴミ袋の中に入れて前記ゴミ袋を自立させるためのゴミ袋支持体であって、矩形状の樹脂板からなる本体を含み、前記本体は、第1方向に延びる一対の長辺と、前記第1方向に直交する第2方向に延びる一対の短辺とを有し、前記短辺の少なくとも一方は、前記本体の外側に凸となる方向に湾曲する湾曲部を含み、前記湾曲部の前記第2方向の長さは、前記短辺の長さの0.2倍以上である、ゴミ袋支持体である。
【発明の効果】
【0007】
本発明のゴミ袋支持体において、短辺の少なくとも一方は、本体の外側に凸となる方向に湾曲する湾曲部を含み、湾曲部の第2方向の長さは、短辺の長さの0.2倍以上である。このような湾曲部は、ゴミ袋支持体をゴミ袋に入れるときにゴミ袋に引っかかるおそれがなく、ゴミ袋にスムーズに入れることができる。このため、本発明のゴミ袋支持体は、ゴミ袋の中に容易に入れることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明のゴミ袋支持体の一実施形態を示す平面図である。
図2】ゴミ袋に入れた状態のゴミ袋支持体の斜視図である。
図3】ゴミ袋に入れるときのゴミ袋支持体の模式図である。
図4】保管時のゴミ袋支持体の斜視図である。
図5】他の実施形態のゴミ袋支持体の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき詳細に説明される。
図1は、本実施形態のゴミ袋支持体1を示す平面図であり、図2は、ゴミ袋2に入れた状態のゴミ袋支持体1の斜視図である。図1及び図2に示されるように、本実施形態のゴミ袋支持体1は、ゴミ袋2の中に入れてゴミ袋2を自立させるためのものである。
【0010】
このようなゴミ袋支持体1は、作業者がゴミ袋2を把持することなくゴミ袋2が上側に開口する状態を維持することができるので、ゴミ袋2にゴミを投入するとき、両手を使ってゴミを投入することができる。また、このゴミ袋支持体1は、ゴミ袋2にゴミを投入するときに腰を屈める必要がなく、例えば、植木を剪定したときの枝等のゴミを投入するときにも、ゴミ袋2の上で枝の細断作業を行うことができ、ゴミ回収作業の効率を向上させることができる。
【0011】
ゴミ袋支持体1は、矩形状の樹脂板からなる本体3を含むのが望ましい。本実施形態のゴミ袋支持体1は、本体3のみで構成されている。このようなゴミ袋支持体1は、構成が簡易であり、製造コストを低減することができる。また、このようなゴミ袋支持体1は、ゴミ袋2に植木を剪定したときの枝等のゴミを投入するときにも、ゴミ袋2の破損を抑制することができる。さらに、本実施形態のゴミ袋支持体1は、ゴミ回収時に上側に開口した投入口からゴミを圧縮して入れた場合にもゴミ袋2の破損を抑制することができ、1枚のゴミ袋2に入れるゴミの量を増加させることができる。
【0012】
本実施形態の本体3は、第1方向aに延びる一対の長辺3aと、第1方向aに直交する第2方向bに延びる一対の短辺3bとを有している。短辺3bの少なくとも一方は、本体3の外側に凸となる方向に湾曲する湾曲部4を含むのが望ましい。図1には、短辺3bの一方に湾曲部4が形成された態様が例示されている。
【0013】
図3は、ゴミ袋2に入れるときのゴミ袋支持体1の模式図である。図1ないし図3に示されるように、湾曲部4は、ゴミ袋支持体1を第2方向bが軸方向となるように円筒状に巻いてゴミ袋2に入れるときに、ゴミ袋支持体1の角部がゴミ袋2に引っかかることを抑制することができる。このため、本実施形態のゴミ袋支持体1は、ゴミ袋2にスムーズに入れることができる。
【0014】
湾曲部4の第2方向bの長さL1は、好ましくは、短辺3bの長さL2の0.2倍以上である。湾曲部4の長さL1が短辺3bの長さL2の0.2倍以上であることで、ゴミ袋支持体1をゴミ袋2に入れるときに引っかかることを確実に抑制することができる。このため、本実施形態のゴミ袋支持体1は、ゴミ袋2の中に容易に入れることができる。
【0015】
このような観点から、より好ましい態様として、湾曲部4の長さL1は、短辺3bの長さL2の0.3倍以上である。このような湾曲部4は、曲率半径を大きくすることができ、ゴミ袋支持体1をゴミ袋2に入れるときに引っかかることをより確実に抑制することができる。
【0016】
本実施形態の短辺3bの一方は、湾曲部4と、第2方向bに延びる直線部5とを含んでいる。短辺3bの他方は、例えば、直線部5を含んでいる。このような直線部5は、本体3の剛性を維持し、円筒状に巻かれたときの端部の反り返りを抑制することができる。なお、短辺3bの他方の直線部5の両端に設けられた小さい円弧部5aは、使用者の怪我やゴミ袋2の破損を防止するためのものであって、本実施形態の湾曲部4とは、機能が異なるものである。また、短辺3bの少なくとも一方は、例えば、湾曲部4が短辺3bの全長さにわたって形成されていてもよい。
【0017】
本実施形態の本体3は、ゴミ袋2の中に入れられるときに第2方向bが軸方向となるように円筒状に巻かれた第1状態と、ゴミ袋2の中で拡径してゴミ袋2を内側から押圧する第2状態とに変形自在である。本実施形態では、図3が第1状態を示し、図2が第2状態を示している。本実施形態の本体3は、第1状態でゴミ袋2の中に入れた後、手を放すことで、第2状態に移行することができる。このような本体3は、短時間でゴミ袋2を自立させることができる。
【0018】
本体3の長辺3aの長さL3は、好ましくは、短辺3bの長さL2の2.5~4.0倍である。長辺3aの長さL3が短辺3bの長さL2の2.5倍以上であることで、ゴミ袋支持体1が第2状態のときに必ず短辺3b近傍が重複し、自立したゴミ袋2を円筒状に保持することができる。長辺3aの長さL3が短辺3bの長さL2の4.0倍以下であることで、ゴミ袋支持体1が第1状態のときに小さい円筒状にすることができ、ゴミ袋2の中にスムーズに入れることに役立つ。
【0019】
本体3の短辺3bの長さL2は、ゴミ袋2の高さよりも小さいのが好ましい。ここで、ゴミ袋2の高さは、ゴミ袋支持体1によりゴミ袋2が自立した状態での最大の高さである。このような本体3は、第2状態において、ゴミ袋2の上縁がゴミ袋支持体1の上側の長辺3aよりも上側に位置させることができ、ゴミ袋2が下垂することを抑制することができる。
【0020】
このようなゴミ袋支持体1は、ゴミ袋2にゴミが入れられた状態で移動させるときにも、ゴミ袋支持体1とゴミ袋2とを同時に把持することができ、スムーズに移動させることができる。また、本実施形態のゴミ袋支持体1は、全体をコンパクトにでき、コスト低減にも役立つ。なお、ゴミ袋2の破損防止の観点から、本体3の短辺3bの長さL2は、ゴミ袋2の高さの0.8倍以上であるのが好ましい。
【0021】
本体3は、好ましくは、0.3~1.0mmの厚さtを有している。本体3の厚さtが0.3mm以上であることで、第2状態のときにゴミ袋2を内側から押圧するのに十分な弾性力を発揮することができ、第2状態の形状維持性能に優れている。このような観点から、本体3の厚さtは、より好ましくは、0.5mm以上である。
【0022】
本体3の厚さtが1.0mm以下であることで、第1状態の形状維持が容易であり、ゴミ袋支持体1をゴミ袋2の中により容易に入れることができる。このような観点から、本体3の厚さtは、より好ましくは、0.8mm以下である。
【0023】
本体3は、熱可塑性樹脂で形成されるのが望ましい。本実施形態の本体3は、ポリプロピレンで形成されている。このような本体3は、弾性と耐久性とを両立することができ、コストパフォーマンスにも優れている。
【0024】
本実施形態の本体3は、長辺3aの一方に設けられた3つの把手部6を有している。把手部6は、本体3の長辺3aよりも外側に突出するのが望ましい。把手部6は、例えば、第1把手6aと第2把手6bと第3把手6cとを含んでいる。本実施形態の本体3は、湾曲部4が形成されている側に第1把手6aを有している。
【0025】
このようなゴミ袋支持体1は、把手部6を用いてゴミ袋2への出し入れをすることができ、ゴミ袋2の中に容易に入れることができる。なお、把手部6は、このような態様に限定されるものではなく、例えば、把手部6が設けられた側の長辺3aよりも内側(本体3側)に設けられた長孔であってもよい。
【0026】
第1把手6aから湾曲部4が形成された短辺3bまでの距離L4は、好ましくは、長辺3aの長さL3の0.10倍以下である。距離L4が長さL3の0.10倍以下であることで、第1状態の本体3の短辺3bの反り返り量を低減し、ゴミ袋支持体1をゴミ袋2に入れるときに引っかかることをより確実に抑制することができる。
【0027】
第3把手6cと湾曲部4が形成されていない短辺3bまでの距離L5は、第1把手6aから湾曲部4が形成された短辺3bまでの距離L4よりも大きいのが望ましい。このような本体3は、第2状態でゴミ袋2を支持するときに湾曲部4が形成されていない短辺3bで本体3を押圧することができ、ゴミ袋2の形状を保持することに役立つ。
【0028】
本実施形態の3つの把手部6は、同一形状を有している。3つの把手部6は、第1状態のときに1か所に位置するのが望ましい。このような把手部6は、ゴミ袋2の中に入れるときに把手部6を片手で把持することで、他方の片手でゴミ袋2を把持することができ、ゴミ袋支持体1を一人で容易にゴミ袋2の中に入れることができる。
【0029】
3つの把手部6は、第2状態のときに互いに対向する2か所に位置するのが望ましい。第2状態の把手部6は、例えば、第1把手6aと第3把手6cとが同じ場所に位置し、第2把手6bが第1把手6a及び第3把手6cに対向する場所に位置している。このような把手部6は、ゴミ袋2から両手でゴミ袋支持体1を取り出すことができ、必要に応じゴミ袋2の下端を足で固定することで、ゴミ袋支持体1を一人で容易にゴミ袋2から取り出すことができる。
【0030】
本実施形態の3つの把手部6は、長辺3aに沿った間隔L6が、互いに等しい。このような把手部6は、第1状態のときに1か所に位置し、第2状態のときに互いに対向する2か所に位置する状態にすることができ、ゴミ袋支持体1のゴミ袋2への出し入れをスムーズにすることに役立つ。
【0031】
図4は、保管時のゴミ袋支持体1の斜視図である。図4に示されるように、本実施形態のゴミ袋支持体1は、本体3を第2方向bが軸方向となるように巻かれた状態で保管するためのバンド7と共に、ゴミ袋支持体セット8を構成している。
【0032】
すなわち、本実施形態のゴミ袋支持体セット8は、ゴミ袋支持体1と本体3を第2方向bが軸方向となるように巻かれた状態で保管するためのバンド7とを含んでいる。このようなゴミ袋支持体セット8は、ゴミ袋支持体1をコンパクトに保管することができる。
【0033】
本実施形態のゴミ袋支持体1は、保管時に湾曲部4が形成されている短辺3bを内側にして巻かれている。すなわち、保管時のゴミ袋支持体1は、第1状態とは反対向きの湾曲部4が形成されていない短辺3bが外側になるように巻かれてバンド7で保持されるのが望ましい。保管時のゴミ袋支持体1は、第1状態のゴミ袋支持体1と同じか、それよりも小さい直径を有する円筒状であるのが望ましい。このようなゴミ袋支持体1は、コンパクトに保管することができる。
【0034】
バンド7は、例えば、弾性を有する環状体で構成されている。バンド7は、例えば、面ファスナー、フック等の固定手段により環状に変形可能な線状体であってもよい。このようなバンド7は、ゴミ袋支持体1を巻かれた状態で保管するのに適している。
【0035】
保管状態のゴミ袋支持体1を使用するときには、ゴミ袋支持体1を保管時とは逆向きに巻かれるのが望ましい。すなわち、使用時のゴミ袋支持体1は、保管時とは逆向きの湾曲部4が形成されていない短辺3bが内側になるように巻かれてゴミ袋2に入れられるのが望ましい。このようなゴミ袋支持体1は、第2状態のときにゴミ袋2を内側から強く押圧することができ、ゴミ袋2の自立を促進することができる。
【0036】
図5は、他の実施形態のゴミ袋支持体10の平面図である。図5に示されるように、この実施形態のゴミ袋支持体10は、上述のゴミ袋支持体1と同様、矩形状の樹脂板からなる本体11を含んでいる。本体11は、上述の本体3と同様、第1方向aに延びる一対の長辺11aと、第2方向bに延びる一対の短辺11bとを有している。
【0037】
この実施形態の一対の短辺11bは、それぞれ、本体11の外側に凸となる方向に湾曲する湾曲部12と、第2方向bに延びる直線部13とを含んでいる。この実施形態の湾曲部12の第2方向bの長さL1は、上述の湾曲部4と同様、短辺11bの長さL2の0.2倍以上である。
【0038】
このような湾曲部12は、上述の湾曲部4と同様、第1状態のときにゴミ袋支持体10の角部がゴミ袋2(図3に示す)に引っかかることを抑制することができる。また、この実施形態の本体11は、一対の短辺11bのそれぞれに湾曲部12が形成されているので、第1状態に巻き取るときに、いずれの方向に巻き取ることも許容される。
【0039】
この実施形態の本体11は、上述の本体3と同様、長辺11aの一方に設けられた3つの把手部14を有している。3つの把手部14は、上述の把手部6と同様、第1状態のときに1か所に位置し、第2状態のときに互いに対向する2か所に位置するのが望ましい。このような把手部14は、ゴミ袋支持体1のゴミ袋2への出し入れをスムーズにすることができる。
【0040】
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は、上述の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施され得る。
【0041】
[付記]
本発明は、次のとおりである。
【0042】
[本発明1]
ゴミ袋の中に入れて前記ゴミ袋を自立させるためのゴミ袋支持体であって、
矩形状の樹脂板からなる本体を含み、
前記本体は、第1方向に延びる一対の長辺と、前記第1方向に直交する第2方向に延びる一対の短辺とを有し、
前記短辺の少なくとも一方は、前記本体の外側に凸となる方向に湾曲する湾曲部を含み、
前記湾曲部の前記第2方向の長さは、前記短辺の長さの0.2倍以上である、
ゴミ袋支持体。
【0043】
[本発明2]
前記短辺は、前記湾曲部と、前記第2方向に延びる直線部とを含む、本発明1に記載のゴミ袋支持体。
【0044】
[本発明3]
前記長辺の長さは、前記短辺の長さの2.5~4.0倍である、本発明1又は2に記載のゴミ袋支持体。
【0045】
[本発明4]
前記本体は、前記ゴミ袋の中に入れられるときに前記第2方向が軸方向となるように円筒状に巻かれた第1状態と、前記ゴミ袋の中で拡径して前記ゴミ袋を内側から押圧する第2状態とに変形自在である、本発明1ないし3のいずれかに記載のゴミ袋支持体。
【0046】
[本発明5]
前記本体は、前記長辺の一方に設けられた3つの把手部を有し、
前記3つの把手部は、前記第1状態のときに1か所に位置する、本発明4に記載のゴミ袋支持体。
【0047】
[本発明6]
前記3つの把手部は、前記第2状態のときに互いに対向する2か所に位置する、本発明5に記載のゴミ袋支持体。
【0048】
[本発明7]
前記3つの把手部は、前記長辺に沿った間隔が、互いに等しい、本発明5又は6に記載のゴミ袋支持体。
【0049】
[本発明8]
前記本体は、ポリプロピレンで形成される、本発明1ないし7のいずれかに記載のゴミ袋支持体。
【0050】
[本発明9]
本発明1ないし8のいずれか1項に記載のゴミ袋支持体と、前記本体を前記第2方向が軸方向となるように巻かれた状態で保管するためのバンドとを含む、ゴミ袋支持体セット。
【符号の説明】
【0051】
1 ゴミ袋支持体
2 ゴミ袋
3 本体
3a 長辺
3b 短辺
4 湾曲部
図1
図2
図3
図4
図5