(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024072106
(43)【公開日】2024-05-27
(54)【発明の名称】厨芥処理装置
(51)【国際特許分類】
B02C 18/00 20060101AFI20240520BHJP
【FI】
B02C18/00 103A
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022182766
(22)【出願日】2022-11-15
(71)【出願人】
【識別番号】000006301
【氏名又は名称】マックス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001254
【氏名又は名称】弁理士法人光陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】田村 篤志
(72)【発明者】
【氏名】野谷 俊介
(72)【発明者】
【氏名】藤本 博之
【テーマコード(参考)】
4D065
【Fターム(参考)】
4D065CA18
4D065CB02
4D065CC04
4D065DD04
4D065EA08
4D065EB17
4D065ED06
4D065ED28
(57)【要約】
【課題】蓋部の裏面に付着した厨芥が、破砕動作の終了時に残存することを抑制できるようにした厨芥処理装置を提供する。
【解決手段】厨芥処理装置100は、厨芥が投入される破砕室101と、破砕室とつながる投入口102と、投入口102に着脱可能に取り付けられる蓋部1Aを備え、蓋部1Aは、破砕室101に面する底部20と、底部20を貫通する第1の孔部21と、第1の孔部21を通過した水を、底部20の裏面20dに沿って誘導する誘導部20eを備える。下蓋部2Aは、底部20の裏面20dが、頂部20bから外周部20aに向けて、鉛直方向の高さが低くなる斜面で構成され、底部20の傾斜によって誘導部20eが構成される。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
一方が開口し、他方に厨芥を破砕する破砕部が設けられる破砕室と、
前記開口に取り付けられ、前記開口に取り付けられたときに前記破砕室に面する裏面と、前記裏面と反対側の面である表面とを含む蓋部と
を備え、
前記蓋部は、前記表面と前記裏面とを連通する孔と、前記表面に液体が供給されて前記孔を通過した前記液体を前記裏面に沿うようにして導く誘導部とを有する
厨芥処理装置。
【請求項2】
前記誘導部は、前記裏面に形成され、前記孔から連続する傾斜部であり、
前記傾斜部は、前記孔から下がる方向に傾斜させた
請求項1に記載の厨芥処理装置。
【請求項3】
前記誘導部は、前記裏面に形成され、前記孔から連続する傾斜部であり、
前記傾斜部は、前記裏面の中心部から前記裏面の外周部に向けて下がる方向に傾斜する
請求項1に記載の厨芥処理装置。
【請求項4】
前記誘導部は、前記孔の内壁に形成された傾斜面であり、
前記傾斜面は、前記裏面の中心部から前記裏面の外周部に向けて下がる方向に傾斜する
請求項1~3の何れか1項に記載の厨芥処理装置。
【請求項5】
前記孔は、前記裏面において、前記中心部から前記外周部までの半径の半分より内側の領域に設けられる
請求項4に記載の厨芥処理装置。
【請求項6】
前記孔は、前記裏面の中心部の周りに複数設けられる
請求項5に記載の厨芥処理装置。
【請求項7】
前記誘導部は、前記裏面に、放射状に延びる凸部または凹部を備えた
請求項6に記載の厨芥処理装置。
【請求項8】
前記誘導部は、前記裏面から突出して前記孔と離間して対向する対向面を有し、
前記対向面は、前記孔を通過した前記液体を前記裏面に導く
請求項1に記載の厨芥処理装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
生ゴミ等の厨芥を破砕処理する厨芥処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
ディスポーザと称す厨芥処理装置は、生ゴミ等の厨芥を、例えば回転駆動される破砕部で破砕して水と共に排出する装置である。厨芥処理装置は、破砕部を有した破砕室につながる投入口に蓋が着脱可能に取り付けられ、蓋に設けた孔を通してシンクから破砕室に水が供給される(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
蓋に設けた孔を通してシンクから破砕室に流れる水により、破砕室の内壁部に付着した厨芥を流すことができる。これに対し、破砕室に面した蓋の裏面に付着した厨芥が、破砕動作の終了時に残存することがあった。
【0005】
本発明は、このような課題を解決するためなされたもので、蓋部の裏面に付着した厨芥が、破砕動作の終了時に残存することを抑制できるようにした厨芥処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決するため、本発明は、一方が開口し、他方に厨芥を破砕する破砕部が設けられる破砕室と、開口に取り付けられ、開口に取り付けられたときに破砕室に面する裏面と、裏面と反対側の面である表面とを含む蓋部とを備え、蓋部は、表面と裏面とを連通する孔と、表面に液体が供給されて孔を通過した液体を裏面に沿うようにして導く誘導部とを有する厨芥処理装置である。
【0007】
本発明では、孔を通過した水が、裏面に沿って誘導されることで、裏面に付着した厨芥が、水の流れで破砕室に落下する。
【発明の効果】
【0008】
本発明では、蓋部の裏面に付着した厨芥が、破砕動作の終了時に残存することを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】本実施の形態の厨芥処理装置の一例を示す側断面図である。
【
図2A】本実施の形態の蓋部の一例を示す側断面図である。
【
図2B】本実施の形態の蓋部の一例を示す要部側断面図である。
【
図3】本実施の形態の蓋部の一例を示す分解斜視図である。
【
図4A】本実施の形態の蓋部の一例を示す表面を見た図である。
【
図4B】本実施の形態の蓋部の一例を示す裏面を見た図である。
【
図4C】本実施の形態の蓋部の一例を示す側面図である。
【
図5A】他の実施の形態の蓋部の一例を示す側断面図である。
【
図5B】他の実施の形態の蓋部の一例を示す要部側断面図である。
【
図5C】他の実施の形態の蓋部の一例を示す要部側断面図である。
【
図6A】他の実施の形態の蓋部の一例を示す側断面図である。
【
図6B】他の実施の形態の蓋部の一例を示す裏面を見た図である。
【
図7A】他の実施の形態の蓋部の一例を示す側断面図である。
【
図7B】他の実施の形態の蓋部の一例を示す裏面を見た図である。
【
図8A】他の実施の形態の蓋部の一例を示す側断面図である。
【
図8B】他の実施の形態の蓋部の一例を示す裏面を見た図である。
【
図9A】他の実施の形態の蓋部の一例を示す側断面図である。
【
図9B】他の実施の形態の蓋部の一例を示す斜視図である。
【
図10A】他の実施の形態の蓋部の一例を示す側断面図である。
【
図10B】他の実施の形態の蓋部の一例を示す斜視図である。
【
図11A】他の実施の形態の蓋部の一例を示す側断面図である。
【
図11B】他の実施の形態の蓋部の一例を示す斜視図である。
【
図12A】他の実施の形態の蓋部の一例を示す側断面図である。
【
図12B】他の実施の形態の蓋部の一例を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、図面を参照して本発明の厨芥処理装置の実施の形態について説明する。
【0011】
<本実施の形態の厨芥処理装置の構成例>
図1は、本実施の形態の厨芥処理装置の一例を示す側断面図である。
【0012】
厨芥処理装置100は、生ゴミ等の厨芥が投入される破砕室101を備える。破砕室101は、厨芥処理装置100の上部に形成された投入口102につながる。厨芥処理装置100は、図示しない厨房設備に設けられたシンク200の開口部に投入口102が露出する。
【0013】
厨芥処理装置100は、開口の一例である投入口102に着脱可能に取り付けられる蓋部1Aを備える。厨芥処理装置100は、投入口102が蓋部1Aで閉じられた状態で、シンク200に液体である水が流されると、蓋部1Aを介して破砕室101内へ給水が行われる。
【0014】
厨芥処理装置100は、蓋部1Aが着脱可能位置で投入口102に着脱可能に構成される。また、厨芥処理装置100は、投入口102に取り付けられた蓋部1Aが、着脱可能位置から投入口102の周方向に固定位置まで回転することで、投入口102に対する蓋部1Aの固定及び固定の解除が可能に構成される。
【0015】
蓋部1Aは、投入口102に対する着脱可能位置では、投入口102に対して下方に動かす動作で投入口102に取り付けられる。また、投入口102に取り付けられ蓋部1Aは、着脱可能位置では、投入口102に対して上方に動かす動作で投入口102から外れる。
【0016】
蓋部1Aは、着脱可能位置で投入口102に取り付けられ、一の方向に固定位置まで回転する動作により、投入口102に対して上方に動かす動作では、投入口102から外れない状態に固定される。また、蓋部1Aは、投入口102に固定された固定位置から、一の方向と反対向きの他の方向に着脱可能位置まで回転する動作により、投入口102への固定が解除され、投入口102に対して上方に動かす動作で、投入口102から外すことが可能になる。
【0017】
厨芥処理装置100は、シンク200の下部に設置される本体部103と、破砕室101を構成する破砕部104を備える。
【0018】
本体部103は、破砕部104が取り付けられる取付部103aを備える。取付部103aは、投入口102とつながる略円筒形状の内側の空間で構成される。取付部103aは、投入口102から破砕部104が挿入可能に構成される。また、取付部103aは、投入口102から破砕部104が取り出し可能に構成される。
【0019】
本体部103は、取付部103aの底部103bに、図示しない排水管接続口に向かって下がる方向に傾斜した斜面が設けられる。本体部103は、取付部103aに破砕部104が取り付けられると、破砕部104と底部103bとの間に空間が形成される。これにより、厨芥処理装置100は、破砕部104で破砕された厨芥の破砕物が、破砕部104への給水によって破砕部104から底部103bに流れ、さらに、底部103bの傾斜によって排水管接続口に流れるように構成される。
【0020】
破砕部104は、破砕室101を構成する容器104aと、容器104aに対して回転可能に設けられる回転破砕部104bと、容器104aに設けられる固定破砕部104cを備える。
【0021】
容器104aは、底部104dを有した略円筒形状で、略円筒形状の外形が本体部103の取付部103aに嵌る形状に構成される。また、容器104aは、略円筒形状の内側の空間で破砕室101が構成される。
【0022】
回転破砕部104bは、軸104eを中心に、破砕腕部104b1と共に回転する破砕刃である。本例では
図1に示すように、破砕腕部104b1は、軸104eを中心に、相対する2方向に水平方向に延在し、かつ破砕腕部104b1の端部から鉛直下方向に延在することで、回転破砕部104bと固定破砕部104cとの間で、破砕室101内の厨芥を破砕する。破砕部104は、軸104eに水や厨芥を攪拌するためのターンテーブル104b2が設けられる。
【0023】
固定破砕部104cは、破砕室101内の所定の位置に所定の形状で突出する凸部などで構成される。固定破砕部104cは、容器104aと別の部品を容器104aに取り付ける構成でもよいし、容器104aと一体に構成されていてもよい。
【0024】
厨芥処理装置100は、投入口102から取付部103aに破砕部104が挿入され、取付部103aに破砕部104が取り付け可能に構成される。また、厨芥処理装置100は、取付部103aに取り付けられた破砕部104が、投入口102から取り出し可能に構成され、取付部103aから破砕部104を取り外して、容器104a、回転破砕部104b及び固定破砕部104cなどの清掃が可能である。
【0025】
さらに、厨芥処理装置100は、取付部103aに破砕部104が取り付けられる動作により、軸104eが図示しないモータと連結された軸104fと接続され、また、取付部103aから破砕部104を取り外す動作で、軸104eと軸104eとの接続が解除される。
【0026】
また、厨芥処理装置100は、蓋部1Aの開閉を検知する図示しないセンサで、破砕開始及び破砕停止のスイッチを構成する。厨芥処理装置100は、投入口102に取り付けられた蓋部1Aが、着脱可能位置から固定位置に向けて一の方向に回転する動作により、固定位置まで回転したことが検知されると、図示しないモータが駆動されて回転破砕部104bが回転し、破砕が開始される。また、厨芥処理装置100は、固定位置まで回転したことが検知された蓋部1Aが、固定位置から着脱可能位置に向けて他の方向に回転する動作により非検知になると、図示しないモータの駆動が停止されて回転破砕部104bの回転が停止し、破砕が停止する。
【0027】
<本実施の形態の蓋部の構成例>
図2Aは、本実施の形態の蓋部の一例を示す側断面図、
図2Bは、本実施の形態の蓋部の一例を示す要部側断面図である。また、
図3は、本実施の形態の蓋部の一例を示す分解斜視図である。更に、
図4Aは、本実施の形態の蓋部の一例を示す表面を見た図、
図4Bは、本実施の形態の蓋部の一例を示す裏面を見た図、
図4Cは、本実施の形態の蓋部の一例を示す側面図である。なお、
図2Aは、
図4AをA-A線で切断した側断面図である。
【0028】
蓋部1Aは、水を貯める下蓋部2Aと、下蓋部2Aに取り付けられる上蓋部3を備える。下蓋部2Aは蓋部の一例で、底部20と、底部20を貫通する第1の孔部21と第2の孔部22を備える。
【0029】
下蓋部2Aは、略円形の底部20の外周部20aから、略円筒形の側壁部23が第1の方向である上向きに立ち上がる形態である。
【0030】
蓋部1Aは、投入口102に対して固定及び固定解除される回転動作の中心が、本例では底部20の中心O1となる。底部20は、外周部20aから中心O1に向けて、上向きに凸となる形状である。底部20は、中心O1または中心O1を含む所定の領域が凸形状の頂部20bとなる。
【0031】
下蓋部2Aは、蓋部1Aが投入口102に取り付けられた状態では、底部20の表面20cが、頂部20bから外周部20aに向けて、鉛直方向の高さが低くなる斜面で構成される。また、下蓋部2Aは、底部20の裏面20dが、表面20cに倣い、頂部20bから外周部20aに向けて、鉛直方向の高さが低くなる斜面で構成される。
【0032】
下蓋部2Aは、底部20に第1の孔部21を備える。第1の孔部21は、底部20の表面20cから裏面20dまで貫通し、所定の時間で所定の量の水が通ることが可能な大きさの孔で構成される。また、第1の孔部21は、底部20において領域E1内に設けられる。領域E1は、底部20において、中心O1から外周部20aまでの半径R1の半分より内側の領域である。これにより、第1の孔部21は、底部20において外周部20aより頂部20bに近い側に設けられる。
【0033】
下蓋部2Aは、複数の第1の孔部21が、領域E1内において中心O1の同心円上に設けられる。なお、下蓋部2Aは、複数の第1の孔部21が、半径が異なる複数の同心円上に設けられる構成でもよい。
【0034】
下蓋部2Aは、第1の孔部21を通過した水を、裏面20dに沿って誘導する誘導部20eを備える。誘導部20eは傾斜部の一例で、下蓋部2Aは、底部20の表面20c及び裏面20dが、頂部20bから外周部20aに向けて、鉛直方向の高さが低くなり、第1の孔部21から下がる方向に傾斜した斜面で構成される。これにより、下蓋部2Aは、底部20の裏面20dにおいて、第1の孔部21の開口21cが露出する部位より外周側が、第1の孔部21から下がる方向に傾斜する。よって、下蓋部2Aは、底部20の傾斜によって誘導部20eが構成される。
【0035】
また、下蓋部2Aは、底部20に第2の孔部22を備える。第2の孔部22は、底部20の表面20cから裏面20dまで貫通し、所定の時間で所定の量の水が通ることが可能な大きさの孔で構成される。下蓋部2Aは、複数の第2の孔部22が、底部20の外周部20aに沿って設けられる。
【0036】
さらに、下蓋部2Aは、底部20に第3の孔部24を備える。第3の孔部24は、底部20の表面20cから裏面20dまで貫通し、所定の時間で所定の量の水が通ることが可能な大きさの孔で構成される。下蓋部2Aは、1個の第3の孔部24が、第1の孔部21より内側、本例では、蓋部1Aが投入口102に取り付けられると、軸104eの上側となる位置に設けられる。
【0037】
下蓋部2Aは、底部20の裏面20d側で第1の孔部21から流出した水の流れを誘導する流出誘導部21aを備える。また、下蓋部2Aは、底部20の表面20c側で第1の孔部21に流入する水の流れを誘導する流入誘導部21bを備える。
【0038】
流出誘導部21aは、第1の孔部21を通り開口21cから流出する水を、裏面20dの傾斜に沿って、矢印A1で示す底部20の外周部20aに向けて流れるように誘導する。そこで、流出誘導部21aは、第1の孔部21の内壁部21dと、開口21cとの間に、底部20の外周部20aに向けて開口21cが広がる方向に傾斜した斜面を設けて構成される。
【0039】
流入誘導部21bは、底部20の表面20c側において頂部20b付近の水が、表面20cの傾斜に沿って、表面20cに露出する第1の孔部21の開口21eに向けて流れるように誘導する。そこで、流入誘導部21bは、第1の孔部21の内壁部21dと、開口21eとの間に、底部20の内側に向けて開口21eが広がる方向に傾斜した斜面を設けて構成される。
【0040】
上蓋部3は、外周部から中心に向けて、下向きに凹となる形状であり、凹形状の下端部近傍が、下蓋部2Aの頂部20bと対向する位置で、下蓋部2Aの底部20及び側壁部23で囲まれた空間を覆う。上蓋部3は、水が通る孔部30、31を備える。孔部30は、上蓋部3において、凹形状の下端部近傍に設けられる。孔部31は、上蓋部3において、外周側に設けられる。
【0041】
<本実施の形態の厨芥処理装置の作用効果例>
以下に、各図を参照して、本実施の形態の厨芥処理装置100の作用効果例について説明する。
【0042】
厨芥処理装置100は、破砕室101に厨芥が入れられ、投入口102に蓋部1Aが取り付けられる。厨芥処理装置100は、シンク200に所定の水量で水が流されると、シンク200から投入口102に流れる水が、蓋部1Aの上蓋部3の孔部30、31を通過し、下蓋部2Aに貯水される。
【0043】
厨芥処理装置100は、シンク200に所定の水量で水が流されることで、下蓋部2Aに所定量の水が貯水された状態で、蓋部1Aが着脱可能位置から固定位置に向けて一の方向に回転する動作により、固定位置まで回転したことが検知されると、図示しないモータが駆動されて回転破砕部104bが回転し、破砕が開始される。なお、シンク200への給水と、蓋部1Aからの排水が釣り合う所定貯水線Lを、
図2Aに二点鎖線で示す。表面20cの頂部20bは、所定貯水線Lより低い位置となるように、高さが設定される。
【0044】
蓋部1Aは、下蓋部2Aに貯水された水が、第1の孔部21と第2の孔部22及び第3の孔部24を通り破砕室101に流れる。第1の孔部21を通り開口21cから流出する水は、流出誘導部21aにより、底部20の裏面20dの傾斜に沿って、矢印A1で示す底部20の外周部20aに向けて流れるように誘導される。
【0045】
そして、第1の孔部21を通り開口21cから流出する水は、底部20の裏面20dの傾斜により、裏面20dに沿って矢印A1で示す底部20の外周部20aに向けて流れる方向に誘導される。これにより、破砕動作により下蓋部2Aの裏面20dに付着した厨芥が、第1の孔部21を通過した水の流れによって、破砕室101に落下し、回転破砕部104bと固定破砕部104cによってさらに破砕される。
【0046】
また、蓋部1Aは、下蓋部2Aに貯水された水が、流入誘導部21bにより表面20cの傾斜に沿って、第1の孔部21の開口21eに向けて流れるように誘導される。これにより、第1の孔部21を通り開口21cから流出する水の水量を確保できる。したがって、下蓋部2Aの裏面20dに付着した厨芥が、破砕動作の終了時に残存することを抑制できる。
【0047】
さらに、第2の孔部22を通る水は、矢印A1で示すように、破砕室101の内壁部に沿って流れる。これにより、破砕動作により破砕室101の内壁部に付着した厨芥が、第2の孔部22を通過した水の流れによって落下し、回転破砕部104bと固定破砕部104cによってさらに破砕される。
【0048】
また、第3の孔部24を通る水は、矢印A3で示すように、軸104e及び軸104eの近傍に向かって流れる。これにより、軸104e及び回転破砕部104bの軸104eの近傍に付着した厨芥が、第3の孔部24を通過した水の流れによって落下し、回転破砕部104bと固定破砕部104cによってさらに破砕される。
【0049】
<他の実施の形態の蓋部の構成例>
図5Aは、他の実施の形態の蓋部の一例を示す側断面図、
図5B及び
図5Cは、他の実施の形態の蓋部の一例を示す要部側断面図である。
図5A、
図5Bに示す蓋部1Bは、下蓋部2Bの底部20が、外周部20aから中心O1に向けて上向きに凸となる形状である。下蓋部2Bは蓋部の一例で、底部20の表面20cが、頂部20bから外周部20aに向けて、鉛直方向の高さが低くなる斜面で構成される。また、下蓋部2Bは、底部20の裏面20dが、表面20cに倣い、頂部20bから外周部20aに向けて、鉛直方向の高さが低くなる斜面で構成される。
【0050】
下蓋部2Bは、底部20に第1の孔部21、第2の孔部22及び第3の孔部24を備える。第1の孔部21、第2の孔部22及び第3の孔部24は、蓋部1Aと同じ構成である。
【0051】
下蓋部2Bは、底部20の裏面20d側で第1の孔部21から流出した水の流れを誘導する流出誘導部21a、21fを備える。また、下蓋部2Bは、底部20の表面20c側で第1の孔部21に流入する水の流れを誘導する流入誘導部21bを備える。流出誘導部21aと流入誘導部21bは、蓋部1Aと同じ構成である。
【0052】
流出誘導部21fは、第1の孔部21を通り開口21cから流出する水を、裏面20dの傾斜に沿って、矢印A1で示す底部20の外周部に向けて流れるように誘導する。
【0053】
そこで、流出誘導部21fは、底部20の裏面20dにおいて、第1の孔部21の開口21cの周縁の一部に、水の流れを規制する第1の凸部21f1を設けて構成される。流出誘導部21fは、第1の孔部21の開口21cの周縁において、底部20の中心に向かう側に、裏面20dから下方に突出する形態で第1の凸部21f1が設けられる。
【0054】
また、流出誘導部21fは、第1の孔部21の開口21cと対向する部位に、水の流れを規制する第2の凸部21f2を設けて構成される。流出誘導部21fは、底部20の外周部側に向けて第1の凸部21f1から突出する形態で第2の凸部21f2が設けられる。第2の凸部21f2は、裏面20dから突出して第1の孔部21と離間して対抗する対向面を構成する。
【0055】
これにより、流出誘導部21fは、第1の孔部21を通り開口21cから流出する水が、底部20の中心側に向かって流れることを第1の凸部21f1により規制し、第1の孔部21を通り開口21cから流出する水を、底部20の外周部に向けて流れるように誘導する。また、流出誘導部21fは、第1の孔部21を通り開口21cから流出する水が、裏面20dの傾斜に沿って、矢印A1で示す底部20の外周部に向けて流れるように、第2の凸部21f2により誘導する。
【0056】
図5Cに示す蓋部1Cは、下蓋部2Cの底部20が、外周部から中心に向けて水平な形状である。下蓋部2Cは蓋部の一例で、底部20の表面20cが、頂部20bから外周部に向けて、鉛直方向に直交する略水平な面で構成される。また、下蓋部2Cは、底部20の裏面20dが、表面20cに倣い、頂部20bから外周部に向けて、鉛直方向に直交する略水平な面で構成される。
【0057】
下蓋部2Cは、底部20に第1の孔部21を備える。第1の孔部21は、底部20の表面20cから裏面20dまで貫通し、所定の時間で所定の量の水が通ることが可能な大きさの孔で構成される。また、第1の孔部21は、底部20において外周部より頂部20bに近い側に設けられる。
【0058】
下蓋部2Cは、底部20の裏面20d側で第1の孔部21から流出した水の流れを誘導する流出誘導部21a、21fを備える。また、下蓋部2Cは、底部20の表面20c側で第1の孔部21に流入する水の流れを誘導する流入誘導部21bを備える。
【0059】
下蓋部2Cにおいて、流出誘導部21fは、下蓋部2Bと同様に、第1の孔部21を通り開口21cから流出する水が、底部20の中心側に向かって流れることを第1の凸部21f1により規制し、第1の孔部21を通り開口21cから流出する水を、底部20の外周部に向けて流れるように誘導する。また、流出誘導部21fは、第1の孔部21を通り開口21cから流出する水が、裏面20dの傾斜に沿って、矢印A1で示す底部20の外周部に向けて流れるように、第2の凸部21f2により誘導する。
【0060】
図6Aは、他の実施の形態の蓋部の一例を示す側断面図、
図6Bは、他の実施の形態の蓋部の一例を示す裏面を見た図である。
図6A、
図6Bに示す蓋部1Dは、下蓋部2Dの底部20が、外周部20aから中心O1に向けて上向きに凸となる形状である。下蓋部2Dは蓋部の一例で、底部20の表面20cが、頂部20bから外周部20aに向けて、鉛直方向の高さが低くなる斜面で構成される。また、下蓋部2Dは、底部20の裏面20dが、表面20cに倣い、頂部20bから外周部20aに向けて、鉛直方向の高さが低くなる斜面で構成される。
【0061】
下蓋部2Dは、底部20に第1の孔部21、第2の孔部22及び第3の孔部24を備える。第1の孔部21、第2の孔部22及び第3の孔部24は、蓋部1Aと同じ構成である。
【0062】
下蓋部2Dは、第1の孔部21を通過した水を、底部20の裏面20dに沿って誘導する凹部20fを備える。凹部20fは誘導部の一例で、底部20の裏面20dに、中心側から外周部20aに向けて放射状に延びる直線状の複数の凹部を設けて構成される。凹部20fは、第1の孔部21を通過した水が、底部20の裏面20dの傾斜に沿って、矢印A1で示す底部20の外周部に向けて流れるように、中心側から外周部20aに向けて放射状に延びる凹部に沿って誘導する。凹部20fは、放射状に延びる曲線状の凹部で構成してもよい。
【0063】
図7Aは、他の実施の形態の蓋部の一例を示す側断面図、
図7Bは、他の実施の形態の蓋部の一例を示す裏面を見た図である。
図7A、
図7Bに示す蓋部1Eは、下蓋部2Eの底部20が、外周部20aから中心O1に向けて上向きに凸となる形状である。下蓋部2Eは蓋部の一例で、底部20の表面20cが、頂部20bから外周部20aに向けて、鉛直方向の高さが低くなる斜面で構成される。また、下蓋部2Eは、底部20の裏面20dが、表面20cに倣い、頂部20bから外周部20aに向けて、鉛直方向の高さが低くなる斜面で構成される。
【0064】
下蓋部2Eは、底部20に第1の孔部21、第2の孔部22及び第3の孔部24を備える。第1の孔部21、第2の孔部22及び第3の孔部24は、蓋部1Aと同じ構成である。
【0065】
下蓋部2Eは、第1の孔部21を通過した水を、底部20の裏面20dに沿って誘導する凸部20gを備える。凸部20gは誘導部の一例で、底部20の裏面20dに、中心側から外周部20aに向けて放射状に延びる曲線状の複数の凸部を設けて構成される。凸部20gは、第1の孔部21を通過した水が、底部20の裏面20dの傾斜に沿って、矢印A1で示す底部20の外周部に向けて流れるように、中心側から外周部20aに向けて放射状に延びる凸部に沿って誘導する。凸部20gは、放射状に延びる直線状の凸部で構成してもよい。
【0066】
図8Aは、他の実施の形態の蓋部の一例を示す側断面図、
図8Bは、他の実施の形態の蓋部の一例を示す裏面を見た図である。
図8A、
図8Bに示す蓋部1Fは、下蓋部2Fの底部20に第3の孔部を設けていないこと以外は、蓋部1Aと同じ構成である。
【0067】
図9Aは、他の実施の形態の蓋部の一例を示す側断面図、
図9Bは、他の実施の形態の蓋部の一例を示す斜視図である。
図9A、
図9Bに示す蓋部1Gは、下蓋部2Gの底部20が、中心O1に対して同心円状に波形となる形状である。下蓋部2Gは蓋部の一例で、底部20の表面20cが、鉛直方向の高さが高くなる部位と、低くなる部位が交互に並ぶ波形面で構成される。また、下蓋部2Gは、底部20の裏面20dが、表面20cに倣い、鉛直方向の高さが高くなる部位と、低くなる部位が交互に並ぶ波形面で構成される。
【0068】
下蓋部2Gは、底部20に第1の孔部21と第2の孔部22及び第4の孔部25を備える。第2の孔部22は、蓋部1Aと同じ構成である。第1の孔部21は、下蓋部2Gの底部20において、波形面の頂部となる鉛直方向の高さが高くなる部位に設けられる。第4の孔部25は、下蓋部2Gの底部20において、波形面の底部となる鉛直方向の高さが低くなる部位に設けられる。
【0069】
下蓋部2Gは、第1の孔部21を通過した水を、底部20の裏面20dに沿って誘導する誘導部20g1を備える。誘導部20g1は、下蓋部2Gの底部20において、波形面の頂部となる鉛直方向の高さが高くなる部位と、波形面の底部となる鉛直方向の高さが低くなる部位との間の斜面で構成される。
【0070】
蓋部1Gは、下蓋部2Gの第1の孔部21を通過する水が、下蓋部2Gの底部20において、誘導部20g1を構成する斜面により、波形面の頂部となる鉛直方向の高さが高くなる部位から、波形面の底部となる鉛直方向の高さが低くなる部位へ、底部20の裏面20dに沿って流れる。
【0071】
これにより、底部20の裏面20dに付着した厨芥が、波形面の頂部となる鉛直方向の高さが高くなる部位から、波形面の底部となる鉛直方向の高さが低くなる部位へ流れる。そして、蓋部1Gは、波形面の底部となる鉛直方向の高さが低くなる部位へ流れた厨芥が、下蓋部2Gの第4の孔部25を通過する水により破砕室101に落下する。
【0072】
図10Aは、他の実施の形態の蓋部の一例を示す側断面図、
図10Bは、他の実施の形態の蓋部の一例を示す斜視図である。
図10A、
図10Bに示す蓋部1Hは、下蓋部2Hの底部20が、中心O1に対して同心円状に波形となる形状である。下蓋部2Hは蓋部の一例で、底部20の表面20cが、鉛直方向の高さが高くなる部位と、低くなる部位が交互に並ぶ波形面で構成される。また、下蓋部2Hは、底部20の裏面20dが、表面20cに倣い、鉛直方向の高さが高くなる部位と、低くなる部位が交互に並ぶ波形面で構成される。
【0073】
下蓋部2Hは、底部20に第1の孔部21と第2の孔部22を備える。第2の孔部22は、蓋部1Aと同じ構成である。第1の孔部21は、下蓋部2Hの底部20において、波形面の頂部となる鉛直方向の高さが高くなる部位に設けられる。第1の孔部21は、円弧状で、底部20の径方向の内側に位置する第1の孔部21より、底部20の径方向の外側に位置する第1の孔部21の方が、円弧の長さが長く構成される。また、第1の孔部21は、放射状に並ぶ。
【0074】
下蓋部2Hは、第1の孔部21を通過した水を、底部20の裏面20dに沿って誘導する曲面部20hを備える。曲面部20hは誘導部の一例で、下蓋部2Hの底部20において、波形面の頂部となる鉛直方向の高さが高くなる部位と、波形面の底部となる鉛直方向の高さが低くなる部位との間の斜面で構成される。
【0075】
蓋部1Hは、下蓋部2Hの第1の孔部21を通過する水が、下蓋部2Hの底部20において、曲面部20hを構成する斜面により、波形面の頂部となる鉛直方向の高さが高くなる部位から、波形面の底部となる鉛直方向の高さが低くなる部位へ、底部20の裏面20dに沿って流れる。また、底部20の裏面20dの波形面により、第1の孔部21を通過する水が、底部20の周方向に流れる。
【0076】
これにより、底部20の裏面20dに付着した厨芥が、波形面の頂部となる鉛直方向の高さが高くなる部位から、波形面の底部となる鉛直方向の高さが低くなる部位へ流れ、破砕室101に落下する。
【0077】
図11Aは、他の実施の形態の蓋部の一例を示す側断面図、
図11Bは、他の実施の形態の蓋部の一例を示す斜視図である。
図11A、
図11Bに示す蓋部1Jは、下蓋部2Jの底部20が、中心O1に対して同心円状に波形となる形状である。下蓋部2Jは蓋部の一例で、底部20の表面20cが、鉛直方向の高さが高くなる部位と、低くなる部位が交互に並ぶ波形面で構成される。また、下蓋部2Jは、底部20の裏面20dが、表面20cに倣い、鉛直方向の高さが高くなる部位と、低くなる部位が交互に並ぶ波形面で構成される。
【0078】
下蓋部2Jは、底部20に第1の孔部21と第2の孔部22を備える。第2の孔部22は、蓋部1Aと同じ構成である。第1の孔部21は、下蓋部2Jの底部20において、波形面の頂部となる鉛直方向の高さが高くなる部位に設けられる。第1の孔部21は、円弧状で、底部20の径方向の内側に位置する第1の孔部21より、底部20の径方向の外側に位置する第1の孔部21の方が、円弧の長さが長く構成される。また、第1の孔部21は、底部20の径方向に対して一列おきに、底部20の周方向に位置をずらして放射状に並ぶ。
【0079】
下蓋部2Jは、第1の孔部21を通過した水を、底部20の裏面20dに沿って誘導する曲面部20jを備える。曲面部20jは誘導部の一例で、下蓋部2Jの底部20において、波形面の頂部となる鉛直方向の高さが高くなる部位と、波形面の底部となる鉛直方向の高さが低くなる部位との間の斜面で構成される。
【0080】
蓋部1Jは、下蓋部2Jの第1の孔部21を通過する水が、下蓋部2Jの底部20において、曲面部20jを構成する斜面により、波形面の頂部となる鉛直方向の高さが高くなる部位から、波形面の底部となる鉛直方向の高さが低くなる部位へ、底部20の裏面20dに沿って流れる。また、底部20の裏面20dの波形面により、第1の孔部21を通過する水が、底部20の周方向に流れる。
【0081】
これにより、底部20の裏面20dに付着した厨芥が、波形面の頂部となる鉛直方向の高さが高くなる部位から、波形面の底部となる鉛直方向の高さが低くなる部位へ流れ、破砕室101に落下する。
【0082】
図12Aは、他の実施の形態の蓋部の一例を示す側断面図、
図12Bは、他の実施の形態の蓋部の一例を示す斜視図である。
図12A、
図12Bに示す蓋部1Kは、下蓋部2Kの底部20が、外周部20aから中心O1に向けて上向きに凸となる形状である。下蓋部2Kは蓋部の一例で、底部20の表面20cが、頂部20bから外周部20aに向けて、鉛直方向の高さが低くなる斜面で構成される。また、下蓋部2Kは、底部20の裏面20dが、頂部20bから外周部20aに向けて、鉛直方向に直交する略水平な面で構成される。
【0083】
下蓋部2Kは、底部20に第1の孔部21、第2の孔部22及び第3の孔部24を備える。第1の孔部21、第2の孔部22及び第3の孔部24は、蓋部1Aと同じ構成である。第1の孔部21は、頂部20bから外周部20aに向けて、底部20の径方向に沿った複数個所に設けられる。第1の孔部21は、円弧状で、底部20の径方向の内側に位置する第1の孔部21より、底部20の径方向の外側に位置する第1の孔部21の方が、円弧の長さが長く構成される。また、第1の孔部21は、放射状に並ぶ。
【0084】
下蓋部2Kは、底部20の裏面20dにおいて、第1の孔部21が設けられた位置が、底部20の周方向につながる凹部が形成され、この凹部により誘導部21kが構成される。
【0085】
蓋部1Kは、下蓋部2Kの第1の孔部21を通過する水が、底部20の裏面20dの凹凸形状により、底部20の周方向に流れる。これにより、底部20の裏面20dに付着した厨芥が、破砕室101に落下する。
【符号の説明】
【0086】
1A、1B、1C、1D、1E、1F、1G、1H、1J、1K・・・蓋部、2A、2B、2C、2D、2E、2F、2G、2H、2J、2K・・・下蓋部(蓋部)、20・・・底部、20a・・・外周部、20b・・・頂部、20c・・・表面、20d・・・裏面、20e・・・誘導部(傾斜部)、20f・・・凹部(誘導部)、20g・・・凸部(誘導部)、20g1・・・誘導部、20h、20j・・・曲面部(誘導部)、21・・・第1の孔部、21a、21f・・・流出誘導部、21b・・・流入誘導部、21c・・・開口、21d・・・内壁部、21e・・・開口、21f1・・・第1の凸部、21f2・・・第2の凸部(対向面)、21k・・・誘導部、22・・・第2の孔部、23・・・側壁部、24・・・第3の孔部、25・・・第4の孔部、3・・・上蓋部、30、31・・・孔部、100・・・厨芥処理装置、101・・・破砕室、102・・・投入口(開口)、103・・・本体部、103a・・・取付部、103b・・・底部、104・・・破砕部、104a・・・容器、104b・・・回転破砕部、104c・・・固定破砕部、104d・・・底部、104e・・・軸