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  • 特開-樹脂成形品および輸送機器 図1A
  • 特開-樹脂成形品および輸送機器 図1B
  • 特開-樹脂成形品および輸送機器 図2
  • 特開-樹脂成形品および輸送機器 図3
  • 特開-樹脂成形品および輸送機器 図4
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024072209
(43)【公開日】2024-05-27
(54)【発明の名称】樹脂成形品および輸送機器
(51)【国際特許分類】
   C08L 101/00 20060101AFI20240520BHJP
   C08L 1/02 20060101ALI20240520BHJP
   C08K 7/02 20060101ALI20240520BHJP
【FI】
C08L101/00
C08L1/02
C08K7/02
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022182939
(22)【出願日】2022-11-15
(71)【出願人】
【識別番号】000010076
【氏名又は名称】ヤマハ発動機株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】000183484
【氏名又は名称】日本製紙株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100101683
【弁理士】
【氏名又は名称】奥田 誠司
(74)【代理人】
【識別番号】100139930
【弁理士】
【氏名又は名称】山下 亮司
(72)【発明者】
【氏名】大石 武司
(72)【発明者】
【氏名】高橋 宏明
(72)【発明者】
【氏名】角田 惟緒
(72)【発明者】
【氏名】山本 伸彦
【テーマコード(参考)】
4J002
【Fターム(参考)】
4J002AA011
4J002AB012
4J002BB121
4J002FA042
4J002FD012
4J002GN00
(57)【要約】
【課題】セルロースナノファイバーを含む樹脂組成物から形成される樹脂成形品において、十分な強度向上効果と良好な成形性とを両立させる。
【解決手段】樹脂成形品は、熱可塑性樹脂およびセルロースナノファイバーを含む樹脂組成物から形成されている。樹脂組成物のセルロースナノファイバー含有率は5質量%以上であり、樹脂成形品は、2mm以上の厚さを有する部分を含んでいる。
【選択図】図1B
【特許請求の範囲】
【請求項1】
熱可塑性樹脂およびセルロースナノファイバーを含む樹脂組成物から形成された樹脂成形品であって、
前記樹脂組成物のセルロースナノファイバー含有率が5質量%以上であり、
2mm以上の厚さを有する部分を含む、樹脂成形品。
【請求項2】
前記樹脂組成物のセルロースナノファイバー含有率が10質量%以上である、請求項1に記載の樹脂成形品。
【請求項3】
前記樹脂組成物のセルロースナノファイバー含有率が30質量%以下である、請求項1または2に記載の樹脂成形品。
【請求項4】
前記熱可塑性樹脂は、ポリプロピレンである、請求項1または2に記載の樹脂成形品。
【請求項5】
前記セルロースナノファイバーの平均繊維径は、10nm以上100nm以下である、請求項1または2に記載の樹脂成形品。
【請求項6】
セルロースナノファイバーの平均繊維長は10μm以上100μm以下である、請求項1または2に記載の樹脂成形品。
【請求項7】
輸送機器用の部材である、請求項1または2に記載の樹脂成形品。
【請求項8】
請求項7に記載の樹脂成形品を備えた輸送機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、樹脂成形品および輸送機器に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、セルロース繊維をナノサイズまで解繊することで得られるセルロースナノファイバーが注目されている。セルロース繊維は、木材等の植物由来のパルプを原料とするバイオマスであり、これを有効利用することによる環境負荷の低減効果が期待されている。
【0003】
セルロースナノファイバーの用途の1つとして、セルロ―スナノファイバーを樹脂に分散させることで、樹脂材料の強度を向上させることが提案されている。セルロースナノファイバーを含む樹脂組成物は、例えば特許文献1に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2019-131774号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
樹脂組成物がセルロースナノファイバーを含んでいると、強度が向上するものの、溶融時の粘度が高くなってしまうので、成形性(流動性)が低下してしまう。
【0006】
本発明の実施形態は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、セルロースナノファイバーを含む樹脂組成物から形成される樹脂成形品において、十分な強度向上効果と良好な成形性とを両立させることにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本明細書は、以下の項目に記載の樹脂成形品および輸送機器を開示している。
【0008】
[項目1]
熱可塑性樹脂およびセルロースナノファイバーを含む樹脂組成物から形成された樹脂成形品であって、
前記樹脂組成物のセルロースナノファイバー含有率が5質量%以上であり、
2mm以上の厚さを有する部分を含む、樹脂成形品。
【0009】
本発明の実施形態による樹脂成形品は、熱可塑性樹脂およびセルロースナノファイバー(CNF)を含む樹脂組成物から形成されている。本発明の実施形態による樹脂成形品では、樹脂組成物のセルロースナノファイバー含有率と、厚さとが所定の範囲に設定されていることにより、十分な強度向上効果と良好な成形性とを両立させることができる。具体的には、本発明の実施形態による樹脂成形品では、セルロースナノファイバー含有率が5質量%以上であることによって引張強度および曲げ強度が十分に向上するとともに、樹脂成形品が2mm以上の厚さを有する部分を含んでいることによって成形時の流動性を確保することができる。
【0010】
[項目2]
前記樹脂組成物のセルロースナノファイバー含有率が10質量%以上である、項目1に記載の樹脂成形品。
【0011】
引張強度および曲げ強度を向上させる観点からは、樹脂組成物のセルロースナノファイバー含有率は10質量%以上であることが好ましい。
【0012】
[項目3]
前記樹脂組成物のセルロースナノファイバー含有率が30質量%以下である、項目1または2に記載の樹脂成形品。
【0013】
成形性の観点からは、樹脂組成物のセルロースナノファイバー含有率は30質量%以下であることが好ましい。セルロースナノファイバー含有率が30質量%を超えると、成形時に十分な流動性を確保できないおそれがある。
【0014】
[項目4]
前記熱可塑性樹脂は、ポリプロピレンである、項目1から3のいずれかに記載の樹脂成形品。
【0015】
樹脂組成物に含まれる熱可塑性樹脂としては、例えばポリプロピレンを好適に用いることができる。
【0016】
[項目5]
前記セルロースナノファイバーの平均繊維径は、10nm以上100nm以下である、項目1から4のいずれかに記載の樹脂成形品。
【0017】
樹脂組成物に含まれるセルロースナノファイバーの平均繊維径は、好ましくは、10nm以上100nm以下である。
【0018】
[項目6]
セルロースナノファイバーの平均繊維長は10μm以上100μm以下である、項目1から5のいずれかに記載の樹脂成形品。
【0019】
樹脂組成物に含まれるセルロースナノファイバーの平均繊維長は、好ましくは、10μm以上100μm以下である。
【0020】
[項目7]
輸送機器用の部材である、項目1から6のいずれかに記載の樹脂成形品。
【0021】
本発明の実施形態による樹脂成形品は、強度に優れるので、例えば輸送機器用の部材として好適に用いられる。
【0022】
[項目8]
項目7に記載の樹脂成形品を備えた輸送機器。
【発明の効果】
【0023】
本発明の実施形態によると、セルロースナノファイバーを含む樹脂組成物から形成される樹脂成形品において、十分な強度向上効果と良好な成形性とを両立させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
図1A】本発明の実施形態による樹脂成形品100を模式的に示す平面図である。
図1B】樹脂成形品100を模式的に示す断面図であり、図1A中の1B-1B’線に沿った断面を示している。
図2】セルロースナノファイバー含有率と引張強度との関係を示すグラフである。
図3】セルロースナノファイバー含有率と曲げ強度との関係を示すグラフである。
図4】水上オートバイ用のエンジンカバー1およびクロスバー部材10を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態を説明する。なお、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
【0026】
図1Aおよび図1Bを参照しながら、本発明の実施形態による樹脂成形品100を説明する。図1Aは、樹脂成形品100を模式的に示す平面図である。図1Bは、樹脂成形品100を模式的に示す断面図であり、図1A中の1B-1B’線に沿った断面を示している。
【0027】
図1Aおよび図1Bに例示している樹脂成形品100は、平板状である。樹脂成形品100は、熱可塑性樹脂およびセルロースナノファイバー(CNF)を含む樹脂組成物から形成されている。
【0028】
樹脂組成物に含まれる熱可塑性樹脂としては、例えばポリプロピレンを好適に用いることができるが、ポリプロピレン以外の熱可塑性樹脂(例えばナイロン)を用いてもよい。なお、樹脂組成物は、熱可塑性樹脂およびセルロースナノファイバー以外の成分(例えば分散剤)を含んでもよい。
【0029】
セルロースナノファイバーは、セルロース繊維を解繊することによって得られる、ナノサイズの直径を有する繊維である。樹脂組成物に含まれるセルロースナノファイバーの平均繊維径は、好ましくは、10nm以上100nm以下である。また、樹脂組成物に含まれるセルロースナノファイバーの平均繊維長は、好ましくは、10μm以上100μm以下である。
【0030】
本明細書において、セルロースナノファイバーの「平均繊維径」および「平均繊維長」は、それぞれ「数平均繊維径」および「数平均繊維長」を意味する。セルロースナノファイバーの数平均繊維径および数平均繊維長は、例えば、セルロースナノファイバーを電子顕微鏡や原子間力顕微鏡等の顕微鏡で観察することにより測定され得る。
【0031】
本実施形態では、樹脂組成物のセルロースナノファイバー含有率は、5質量%以上である。また、樹脂成形品100は、2mm以上の厚さtを有する部分を含む。図示している例では、樹脂成形品100は、その厚さtが全体にわたって実質的に同じであり、樹脂成形品100の全体にわたって厚さtが2mm以上である(つまり厚さtが2mm未満の部分を含んでいない)。
【0032】
樹脂成形品100は、例えば、樹脂組成物を用いた射出成形により製造され得る。射出成形を行う場合の成形温度や充填圧力は、用いられる熱可塑性樹脂、セルロースナノファイバーの含有率等に応じて適宜設定され得る。
【0033】
本発明の実施形態による樹脂成形品100では、樹脂組成物のセルロースナノファイバー含有率と、樹脂成形品100の厚さtとが所定の範囲に設定されていることにより、十分な強度向上効果と良好な成形性とを両立させることができる。具体的には、樹脂成形品100では、セルロースナノファイバー含有率が5質量%以上であることによって、後に検証結果を示すように、引張強度および曲げ強度が十分に向上する。また、樹脂成形品100が2mm以上の厚さtを有する部分を含んでいることによって、成形時の流動性を確保することができる。これに対し、2mm以上の厚さを有する部分を含んでいない(つまり全体にわたって厚さが2mm未満である)樹脂成形品では、成形時の流動性を確保できないおそれがある。
【0034】
引張強度および曲げ強度を向上させる観点からは、樹脂組成物のセルロースナノファイバー含有率は10質量%以上であることが好ましい。また、成形性の観点からは、樹脂組成物のセルロースナノファイバー含有率は30質量%以下であることが好ましい。セルロースナノファイバー含有率が30質量%を超えると、成形時に十分な流動性を確保できないおそれがある。
【0035】
ここで、実際に樹脂成形品を試作し、樹脂組成物がセルロースナノファイバーを含むことによる強度向上効果を検証した結果を説明する。検証は、以下のようにして行った。
【0036】
樹脂組成物として、市販のポリプロピレン(プライムポリマー社製J-466HP)にセルロースナノファイバーが分散された、ペレット状の樹脂組成物を用意した。セルロースナノファイバーの平均繊維径および平均繊維長は、それぞれ約100nm、約100μmである。用意した樹脂組成物を用いて射出成形を行い、樹脂成形品を得た。得られた樹脂成形品に対し、引張強度試験および曲げ強度試験を行った。
【0037】
図2に、セルロースナノファイバー含有率と引張強度との関係を示す。また、図3に、セルロースナノファイバー含有率と曲げ強度との関係を示す。
【0038】
図2および図3から、セルロースナノファイバー含有率が5質量%以上であることによって、引張強度および曲げ強度の向上効果が得られることがわかる。また、セルロースナノファイバー含有率が10質量%以上であることによって、引張強度および曲げ強度の向上効果が顕著であることがわかる。
【0039】
上述したように、本発明の実施形態による樹脂成形品100では、十分な強度向上効果と良好な成形性とを両立させることができる。
【0040】
なお、図1Aおよび図1Bには、平板状の樹脂成形品100を例示したが、本発明の実施形態による樹脂成形品は、平板状に限定されるものではなく、種々の形状を有し得る。
【0041】
また、上記の説明では、その全体にわたって厚さtが2mm以上である(つまり厚さtが2mm未満の部分を含んでいない)樹脂成形品100を例示したが、本発明の実施形態による樹脂成形品は、厚さが2mm未満の部分を局所的に含んでもよい。例えば、樹脂成形品が、補強のためのリブ(補強リブ)や他の部材を係止するためのリブ(係止リブ)等を有する場合、これらのリブは、2mm未満の厚さを有し得る。ただし、成形性(流動性)を確保する観点からは、樹脂成形品のなるべく多くの部分の厚さが2mm以上であることが好ましく、樹脂成形品の本体部(主たる部分であり、上述したような補強リブや係止リブ等を除いた部分)の厚さが2mm以上であることが好ましい。
【0042】
[樹脂成形品の具体例]
本発明の実施形態による樹脂成形品は、十分な強度向上効果と良好な成形性とを両立させ得るので、種々の用途に用いられ、例えば、各種の輸送機器の部材(特に従来タルクやガラス繊維等の強化用フィラーを含む樹脂組成物から形成されていた部材の代わり)として好適に用いられ得る。
【0043】
本発明の実施形態による樹脂成形品は、例えば、図4に示すような、水上オートバイ用のクロスバー部材10であり得る。図4には、クロスバー部材10の他に、エンジンの上部に配置されるエンジンカバー1も示されている。クロスバー部材10は、エンジンカバー1の裏側に取り付けられ、エンジンカバー1を支持・補強する部材である。
【0044】
本発明の実施形態による樹脂成形品は、他にも、例えば、水上オートバイ用のインナーエンジンハッチやベースシート、自動二輪車用のアシストグリップやヘルメットボックス、スクータ型自動二輪車用のロアカバーやレッグシールド、船外機用のエンジンカバー等でもあり得る。
【0045】
リサイクル性の点からは、樹脂成形品の他の部材への取り付けは、締結部材(例えばボルト)を用いた締結により行うことが好ましい。樹脂成形品の取り付けを接着剤により行うと、リサイクル時に接着剤が不純物となり、外観や強度への悪影響が懸念される。
【0046】
なお、一般に、樹脂成形品を他の部材にボルトにより締結する場合、クリープ現象による軸力低下を抑制するために、ワッシャーが必要である。これに対し、本発明の実施形態による樹脂成形品を他の部材にボルトにより締結する場合には、セルロースナノファイバーがボルトの軸に絡むことによって軸力低下が抑制されるので、ワッシャーを省略することができる。
【0047】
上述したように、本発明の実施形態による樹脂成形品100は、熱可塑性樹脂およびセルロースナノファイバーを含む樹脂組成物から形成された樹脂成形品100であって、前記樹脂組成物のセルロースナノファイバー含有率が5質量%以上であり、2mm以上の厚さtを有する部分を含む。
【0048】
本発明の実施形態による樹脂成形品100は、熱可塑性樹脂およびセルロースナノファイバー(CNF)を含む樹脂組成物から形成されている。本発明の実施形態による樹脂成形品100では、樹脂組成物のセルロースナノファイバー含有率と、厚さtとが所定の範囲に設定されていることにより、十分な強度向上効果と良好な成形性とを両立させることができる。具体的には、本発明の実施形態による樹脂成形品100では、セルロースナノファイバー含有率が5質量%以上であることによって引張強度および曲げ強度が十分に向上するとともに、樹脂成形品100が2mm以上の厚さtを有する部分を含んでいることによって成形時の流動性を確保することができる。
【0049】
ある実施形態において、前記樹脂組成物のセルロースナノファイバー含有率は10質量%以上である。
【0050】
引張強度および曲げ強度を向上させる観点からは、樹脂組成物のセルロースナノファイバー含有率は10質量%以上であることが好ましい。
【0051】
ある実施形態において、前記樹脂組成物のセルロースナノファイバー含有率は30質量%以下である。
【0052】
成形性の観点からは、樹脂組成物のセルロースナノファイバー含有率は30質量%以下であることが好ましい。セルロースナノファイバー含有率が30質量%を超えると、成形時に十分な流動性を確保できないおそれがある。
【0053】
ある実施形態において、前記熱可塑性樹脂は、ポリプロピレンである。
【0054】
樹脂組成物に含まれる熱可塑性樹脂としては、例えばポリプロピレンを好適に用いることができる。
【0055】
ある実施形態において、前記セルロースナノファイバーの平均繊維径は、10nm以上100nm以下である。
【0056】
樹脂組成物に含まれるセルロースナノファイバーの平均繊維径は、好ましくは、10nm以上100nm以下である。
【0057】
ある実施形態において、セルロースナノファイバーの平均繊維長は10μm以上100μm以下である。
【0058】
樹脂組成物に含まれるセルロースナノファイバーの平均繊維長は、好ましくは、10μm以上100μm以下である。
【0059】
ある実施形態において、本発明の実施形態による樹脂成形品は、輸送機器用の部材である。
【0060】
本発明の実施形態による樹脂成形品は、強度に優れるので、例えば輸送機器用の部材として好適に用いられる。
【0061】
本発明の実施形態による輸送機器は、上述した構成を有する樹脂成形品を備える。
【産業上の利用可能性】
【0062】
本発明の実施形態によると、セルロースナノファイバーを含む樹脂組成物から形成される樹脂成形品において、十分な強度向上効果と良好な成形性とを両立させることができる。本発明の実施形態による樹脂成形品は、例えば、各種の輸送機器の部材として好適に用いられる。
【符号の説明】
【0063】
1 エンジンカバー
10 クロスバー部材
100 樹脂成形品
図1A
図1B
図2
図3
図4